JP2533445Y2 - コンバインの刈取スライド装置 - Google Patents
コンバインの刈取スライド装置Info
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- JP2533445Y2 JP2533445Y2 JP3701591U JP3701591U JP2533445Y2 JP 2533445 Y2 JP2533445 Y2 JP 2533445Y2 JP 3701591 U JP3701591 U JP 3701591U JP 3701591 U JP3701591 U JP 3701591U JP 2533445 Y2 JP2533445 Y2 JP 2533445Y2
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- Japan
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- frame
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は脱穀機体前方に刈取部を
装設したコンバインの刈取スラィド装置に関する。
装設したコンバインの刈取スラィド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非回転に固定されためねじに対し
おねじを回転させることにより刈取スライドを行ってい
た。
おねじを回転させることにより刈取スライドを行ってい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら、刈取部に
おいて回転するおねじ部材がむき出しになると、穀稈の
巻き付き等の問題を招くと共に、むき出しのねじ山への
泥付着により刈取スライド不能になる問題があった。
おいて回転するおねじ部材がむき出しになると、穀稈の
巻き付き等の問題を招くと共に、むき出しのねじ山への
泥付着により刈取スライド不能になる問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本考案は、脱穀
機体前方に装設する刈取部を左右にスライドさせるねじ
送り機構を備えた構造において、前記ねじ送り機構は、
回転させるめねじ部材と、摺動させるおねじ部材を備
え、めねじ部材の幅内でおねじ部材を摺動させて刈取部
を左右にスライドさせるように構成したものである。
機体前方に装設する刈取部を左右にスライドさせるねじ
送り機構を備えた構造において、前記ねじ送り機構は、
回転させるめねじ部材と、摺動させるおねじ部材を備
え、めねじ部材の幅内でおねじ部材を摺動させて刈取部
を左右にスライドさせるように構成したものである。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1はねじ送り部の断面図、図2はコンバインの
全体側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行
クローラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は
前記トラックフレーム(1)に架設する機台、(4)は
フィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)などを
内蔵する脱穀部、(7)は刈刃及び穀稈搬送機構なとを
備える2条用の刈取部、(8)はフィードチェン(5)
終端に連結させる排藁チェン(9)の終端を臨ませる排
藁処理部、(10)はコンバインの各部を駆動するエン
ジン、(11)は揚穀筒(12)を臨ませて脱穀部
(4)から取出す穀粒を貯留する籾タンク、(13)は
運転席(14)及び運転操作部(15)を備える運転台
であり、刈取部(7)で穀稈を刈取り、刈取穀稈を脱穀
部(4)で脱穀処理するように構成している。
する。図1はねじ送り部の断面図、図2はコンバインの
全体側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行
クローラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は
前記トラックフレーム(1)に架設する機台、(4)は
フィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)などを
内蔵する脱穀部、(7)は刈刃及び穀稈搬送機構なとを
備える2条用の刈取部、(8)はフィードチェン(5)
終端に連結させる排藁チェン(9)の終端を臨ませる排
藁処理部、(10)はコンバインの各部を駆動するエン
ジン、(11)は揚穀筒(12)を臨ませて脱穀部
(4)から取出す穀粒を貯留する籾タンク、(13)は
運転席(14)及び運転操作部(15)を備える運転台
であり、刈取部(7)で穀稈を刈取り、刈取穀稈を脱穀
部(4)で脱穀処理するように構成している。
【0006】図4乃至図6に示す如く、前記刈取部
(7)は、分草板(16)を介し取入れられる未刈穀稈
を起立させる引起タイン(17)を有する左右引起ケー
ス(18)と、引起された穀稈の稈元側及び穂先側を掻
込む左右スターホイル(19)及び左右掻込ベルト(2
0)と、掻込時穀稈の稈元側を切断する往復刈刃(2
1)と、スターホイル(19)及び掻込ベルト(20)
の掻込側に合流する2条分の穀稈の稈元側及び穂先側を
フィードチェン(5)の送り始端に搬送受継ぎする縦搬
送チェン(22)及び上部搬送タイン(23)を備え、
脱穀部(4)の前側から機台(3)の前端に固設する走
行ミッション(24)と左走行クローラ(2)の間を通
して前方斜め下方に突出させる刈取連結フレーム(2
5)と、その連結フレーム(25)の先端側に設ける刈
取フレーム(26)により脱穀機体の前方に刈取部
(7)を支持している。
(7)は、分草板(16)を介し取入れられる未刈穀稈
を起立させる引起タイン(17)を有する左右引起ケー
ス(18)と、引起された穀稈の稈元側及び穂先側を掻
込む左右スターホイル(19)及び左右掻込ベルト(2
0)と、掻込時穀稈の稈元側を切断する往復刈刃(2
1)と、スターホイル(19)及び掻込ベルト(20)
の掻込側に合流する2条分の穀稈の稈元側及び穂先側を
フィードチェン(5)の送り始端に搬送受継ぎする縦搬
送チェン(22)及び上部搬送タイン(23)を備え、
脱穀部(4)の前側から機台(3)の前端に固設する走
行ミッション(24)と左走行クローラ(2)の間を通
して前方斜め下方に突出させる刈取連結フレーム(2
5)と、その連結フレーム(25)の先端側に設ける刈
取フレーム(26)により脱穀機体の前方に刈取部
(7)を支持している。
【0007】また、前記連結フレーム(25)の上端
(脱穀機体側)両側には機体左右方向に左右刈取入力ケ
ース(27)(28)が同一軸芯上で突出固定され、そ
の刈取入力ケース(27)(28)を機台(3)の前端
に立設固定する受台(29)に回転自在に支持させると
共に、連結フレーム(25)と機台(3)との間に刈取
昇降シリンダ(30)を介設させ、刈取入力ケース(2
7)(28)を支点にして刈取部(7)を昇降させるよ
うに構成している。
(脱穀機体側)両側には機体左右方向に左右刈取入力ケ
ース(27)(28)が同一軸芯上で突出固定され、そ
の刈取入力ケース(27)(28)を機台(3)の前端
に立設固定する受台(29)に回転自在に支持させると
共に、連結フレーム(25)と機台(3)との間に刈取
昇降シリンダ(30)を介設させ、刈取入力ケース(2
7)(28)を支点にして刈取部(7)を昇降させるよ
うに構成している。
【0008】さらに、前記連結フレーム(25)の下端
両側には刈取入力ケース(27)(28)と平行に左右
支持パイプ(31)(32)が同一軸芯上で突出固定さ
れ、その支持パイプ(31)(32)に平行に一体連結
させるガイドフレーム(33)を設け、そのガイドフレ
ーム(33)に刈取フレーム(26)の後部横連結パイ
プ(34)を左右にスライド自在に支持させると共に、
連結フレーム(25)を貫通させて前記支持パイプ(3
1)(32)内に回転自在に嵌合させるめねじ部材であ
る外筒(35)と、その外筒(35)に通すおねじ部材
であるスライドフレーム(36)から成るねじ送り機構
(37)を備え、そのスライドフレーム(36)に前記
刈取フレーム(26)を一体連結させ、刈取部(7)を
ねじ送りにより左右にスライドさせるように構成してい
る。
両側には刈取入力ケース(27)(28)と平行に左右
支持パイプ(31)(32)が同一軸芯上で突出固定さ
れ、その支持パイプ(31)(32)に平行に一体連結
させるガイドフレーム(33)を設け、そのガイドフレ
ーム(33)に刈取フレーム(26)の後部横連結パイ
プ(34)を左右にスライド自在に支持させると共に、
連結フレーム(25)を貫通させて前記支持パイプ(3
1)(32)内に回転自在に嵌合させるめねじ部材であ
る外筒(35)と、その外筒(35)に通すおねじ部材
であるスライドフレーム(36)から成るねじ送り機構
(37)を備え、そのスライドフレーム(36)に前記
刈取フレーム(26)を一体連結させ、刈取部(7)を
ねじ送りにより左右にスライドさせるように構成してい
る。
【0009】図1に示す如く、連結フレーム(25)に
内挿する刈取スライド駆動軸(38)に装着したベベル
ギヤ(39)を前記外筒(35)の外周に固着したベベ
ルギヤ(40)に噛み合せると共に、前記外筒(35)
の内周面に形成しためねじ(41)に前記スライドフレ
ーム(36)の外周に装着したおねじである複数の鋼球
(42)を嵌合し、刈取スライドの際、外筒(35)を
正逆転駆動させ、スラィドフレーム(36)が非回転で
機体左又は右方向に移動するように構成している。
内挿する刈取スライド駆動軸(38)に装着したベベル
ギヤ(39)を前記外筒(35)の外周に固着したベベ
ルギヤ(40)に噛み合せると共に、前記外筒(35)
の内周面に形成しためねじ(41)に前記スライドフレ
ーム(36)の外周に装着したおねじである複数の鋼球
(42)を嵌合し、刈取スライドの際、外筒(35)を
正逆転駆動させ、スラィドフレーム(36)が非回転で
機体左又は右方向に移動するように構成している。
【0010】図1及び図7に示す如く、前記外筒(3
5)に対するめねじ加工を容易化するように、該外筒
(35)は二つに分割した分割めねじ部材である分割外
筒(35a)(35b)に対してめねじ加工を行い、そ
の分割外筒(35a)(35b)を溶接により一体連結
して形成している。
5)に対するめねじ加工を容易化するように、該外筒
(35)は二つに分割した分割めねじ部材である分割外
筒(35a)(35b)に対してめねじ加工を行い、そ
の分割外筒(35a)(35b)を溶接により一体連結
して形成している。
【0011】図1及び図8に示す如く、前記鋼球(4
2)はスライドフレーム(36)の略中央部で前記めね
じ(41)の1ピッチ以内で略等間隔に設けられ、スラ
イドフレーム(36)の略半分の長さに形成した外筒
(35)内周面のめねじ(41)に嵌合し、外筒(3
5)内でこの端から端まで鋼球(42)をスライドフレ
ーム(36)の軸方向に移動させることにより、スライ
ドフレーム(36)の略半分のねじ送り距離で刈取スラ
イドの全ストロークを得るように構成している。
2)はスライドフレーム(36)の略中央部で前記めね
じ(41)の1ピッチ以内で略等間隔に設けられ、スラ
イドフレーム(36)の略半分の長さに形成した外筒
(35)内周面のめねじ(41)に嵌合し、外筒(3
5)内でこの端から端まで鋼球(42)をスライドフレ
ーム(36)の軸方向に移動させることにより、スライ
ドフレーム(36)の略半分のねじ送り距離で刈取スラ
イドの全ストロークを得るように構成している。
【0012】図1及び図9に示す如く、前記外筒(3
5)はメタル(43a)により左右支持パイプ(31)
(32)内周面に回転自在に位置固定され、スライドフ
レーム(36)はメタル(43b)により左右支持パイ
プ(31)(32)内周面に摺動自在に嵌合されると共
に、スライドフレーム(36)と左右支持パイプ(3
1)(32)間はオイルシール(44)にてシールドさ
れている。
5)はメタル(43a)により左右支持パイプ(31)
(32)内周面に回転自在に位置固定され、スライドフ
レーム(36)はメタル(43b)により左右支持パイ
プ(31)(32)内周面に摺動自在に嵌合されると共
に、スライドフレーム(36)と左右支持パイプ(3
1)(32)間はオイルシール(44)にてシールドさ
れている。
【0013】図10及び図11に示す如く、前記左右支
持パイプ(31)(32)とガイドフレーム(33)と
の連結は、支持パイプ(31)(32)から突設するブ
ラケット(45)とガイドフレーム(33)から突設す
るブラケット(46)とをボルト(47)により一体連
結して行っている。
持パイプ(31)(32)とガイドフレーム(33)と
の連結は、支持パイプ(31)(32)から突設するブ
ラケット(45)とガイドフレーム(33)から突設す
るブラケット(46)とをボルト(47)により一体連
結して行っている。
【0014】図1及び図10及び図12に示す如く、前
記後部横連結パイプ(34)の左右側部には左右引起パ
イプ(48)(49)を立設させる下部左右ギヤケース
(50)(51)がブラケット(52)(53)により
一体連結され、その左右ギヤケース(50)(51)間
に前記スライドフレーム(36)を横架し、そのスライ
ドフレーム(36)の両端を左右ギヤケース(50)
(51)にボルト(54)(55)により一体連結さ
せ、左右ギヤケース(50)(51)を連結するフレー
ムをスライド機構(37)のおねじ部材として用いるよ
うに構成している。
記後部横連結パイプ(34)の左右側部には左右引起パ
イプ(48)(49)を立設させる下部左右ギヤケース
(50)(51)がブラケット(52)(53)により
一体連結され、その左右ギヤケース(50)(51)間
に前記スライドフレーム(36)を横架し、そのスライ
ドフレーム(36)の両端を左右ギヤケース(50)
(51)にボルト(54)(55)により一体連結さ
せ、左右ギヤケース(50)(51)を連結するフレー
ムをスライド機構(37)のおねじ部材として用いるよ
うに構成している。
【0015】また図4にも示す如く、前記右引起パイプ
(49)中間部には左刈取入力ケース(27)部から伝
動パイプ(56)を介してエンジン(10)の動力が入
力され、その動力を右引起パイプ(49)に内挿する右
引起駆動軸(57)の上端から右引起ケース(18)部
に、また中間部から右側の掻込部に伝達すると共に、前
記スライドフレーム(36)に刈取部駆動伝動軸(5
8)を内挿し、その伝動軸(58)の右端と前記右引起
駆動軸(57)の下端部とを右ギヤケース(51)内で
一対のベベルギヤ(59)(60)を介して連動連結さ
せ、前記伝動軸(58)の左端と前記左引起パイプ(4
8)に内挿する左引起駆動軸(61)の下端とを左ギヤ
ケース(50)内で一対のベベルギヤ(62)(63)
を介して連動連結させ、その左引起駆動軸(61)の上
端から左引起ケース(18)部に動力を伝達するもの
で、前記ねじ送り機構(37)のおねじ部材を伝動ケー
スとしても用いるように構成している。
(49)中間部には左刈取入力ケース(27)部から伝
動パイプ(56)を介してエンジン(10)の動力が入
力され、その動力を右引起パイプ(49)に内挿する右
引起駆動軸(57)の上端から右引起ケース(18)部
に、また中間部から右側の掻込部に伝達すると共に、前
記スライドフレーム(36)に刈取部駆動伝動軸(5
8)を内挿し、その伝動軸(58)の右端と前記右引起
駆動軸(57)の下端部とを右ギヤケース(51)内で
一対のベベルギヤ(59)(60)を介して連動連結さ
せ、前記伝動軸(58)の左端と前記左引起パイプ(4
8)に内挿する左引起駆動軸(61)の下端とを左ギヤ
ケース(50)内で一対のベベルギヤ(62)(63)
を介して連動連結させ、その左引起駆動軸(61)の上
端から左引起ケース(18)部に動力を伝達するもの
で、前記ねじ送り機構(37)のおねじ部材を伝動ケー
スとしても用いるように構成している。
【0016】なお、図6に示す如く、前記刈取スライド
駆動軸(38)は左右刈取入力ケース(27)(28)
に内挿する刈取入力軸(64)に回転方向切換クラッチ
(65)を介して連結され、前記刈取入力軸(64)の
刈取入力プーリ(66)に入力されて各刈取作業部に伝
達されるエンジン(10)の動力により刈取スライドを
行うように構成している。
駆動軸(38)は左右刈取入力ケース(27)(28)
に内挿する刈取入力軸(64)に回転方向切換クラッチ
(65)を介して連結され、前記刈取入力軸(64)の
刈取入力プーリ(66)に入力されて各刈取作業部に伝
達されるエンジン(10)の動力により刈取スライドを
行うように構成している。
【0017】図10に示す如く、前記後部横連結パイプ
(34)と右ギヤケース(51)とを一体連結する可動
側のブラケット(53)に左スライド用可動ストッパー
(67)を、前記左支持パイプ(31)とガイトフレー
ム(33)とを一体連結させる固定のブラケット(4
6)に右スライド用固定ストッパー(68)を固設し、
刈取スライドの左側のストロークエンドで前記可動スト
ッパー(67)を右支持パイプ(32)とガイドフレー
ム(33)を一体連結させる固定のブラケット(46)
に当接させる一方、右側のストロークエンドで前記固定
ストッパー(68)に後部横連結パイプ(34)と左ギ
ヤケース(50)とを一体連結する可動のブラケット
(52)を当接させるように構成している。
(34)と右ギヤケース(51)とを一体連結する可動
側のブラケット(53)に左スライド用可動ストッパー
(67)を、前記左支持パイプ(31)とガイトフレー
ム(33)とを一体連結させる固定のブラケット(4
6)に右スライド用固定ストッパー(68)を固設し、
刈取スライドの左側のストロークエンドで前記可動スト
ッパー(67)を右支持パイプ(32)とガイドフレー
ム(33)を一体連結させる固定のブラケット(46)
に当接させる一方、右側のストロークエンドで前記固定
ストッパー(68)に後部横連結パイプ(34)と左ギ
ヤケース(50)とを一体連結する可動のブラケット
(52)を当接させるように構成している。
【0018】なお、図11に示す如く、前記ガイドフレ
ーム(33)と後部横連結フレーム(34)間には摺動
を促進させるための滑り部材(69)が設けられてい
る。また図12に示す如く、最左側の刈取フレーム(2
6)の後端を後部横連結フレーム(34)より後方に延
長し、その刈取フレーム(26)後端をブラケット(7
0)を介して左ギヤケース(50)に直結させている。
ーム(33)と後部横連結フレーム(34)間には摺動
を促進させるための滑り部材(69)が設けられてい
る。また図12に示す如く、最左側の刈取フレーム(2
6)の後端を後部横連結フレーム(34)より後方に延
長し、その刈取フレーム(26)後端をブラケット(7
0)を介して左ギヤケース(50)に直結させている。
【0019】本実施例は上記の如く構成しており、左走
行クローラ(2)によって未刈穀稈を踏まないように、
刈取部(7)を図6の実線に示すように左側のスライド
終端位置に位置させて通常の刈取作業を行うもので、中
割作業時、刈取部(7)を図6の仮想線に示すように右
側のスライド終端位置までスライドさせ、左右走行クロ
ーラ(2)によって未刈穀稈を踏むのを防止すると共
に、畦際刈作業時、刈取部(7)を畦側のスライド終端
位置までスライドさせ、畦側の走行クローラ(2)がそ
の畦に乗り上げるのを防止し、また刈取部(7)の左右
スライド調節により未刈穀稈列に対する条合せを行うよ
うにしている。
行クローラ(2)によって未刈穀稈を踏まないように、
刈取部(7)を図6の実線に示すように左側のスライド
終端位置に位置させて通常の刈取作業を行うもので、中
割作業時、刈取部(7)を図6の仮想線に示すように右
側のスライド終端位置までスライドさせ、左右走行クロ
ーラ(2)によって未刈穀稈を踏むのを防止すると共
に、畦際刈作業時、刈取部(7)を畦側のスライド終端
位置までスライドさせ、畦側の走行クローラ(2)がそ
の畦に乗り上げるのを防止し、また刈取部(7)の左右
スライド調節により未刈穀稈列に対する条合せを行うよ
うにしている。
【0020】
【考案の効果】以上実施例から明らかなように本考案
は、脱穀機体前方に装設する刈取部(7)を左右にスラ
イドさせるねじ送り機構(37)を備えた構造におい
て、前記ねじ送り機構(37)は、回転させるめねじ部
材(35)と、摺動させるおねじ部材(36)を備え、
めねじ部材(35)の幅内でおねじ部材(36)を摺動
させて刈取部(7)を左右にスライドさせるように構成
したから、むき出しになるおねじ部材(36)に穀稈が
巻き付くのを防止できると共に、ねじ送り機構(37)
のねじ部がむき出しにならず、該ねじ部への泥付着を防
止でき、泥や藁屑が飛びかう刈取作業環境下で刈取スラ
イドを適正に行うことができ、またおねじ部材(36)
は刈取部(7)のフレームとして兼用できるから、強度
アップと共にフレームが省略でき、軽量化そして泥付着
も防止できるものである。
は、脱穀機体前方に装設する刈取部(7)を左右にスラ
イドさせるねじ送り機構(37)を備えた構造におい
て、前記ねじ送り機構(37)は、回転させるめねじ部
材(35)と、摺動させるおねじ部材(36)を備え、
めねじ部材(35)の幅内でおねじ部材(36)を摺動
させて刈取部(7)を左右にスライドさせるように構成
したから、むき出しになるおねじ部材(36)に穀稈が
巻き付くのを防止できると共に、ねじ送り機構(37)
のねじ部がむき出しにならず、該ねじ部への泥付着を防
止でき、泥や藁屑が飛びかう刈取作業環境下で刈取スラ
イドを適正に行うことができ、またおねじ部材(36)
は刈取部(7)のフレームとして兼用できるから、強度
アップと共にフレームが省略でき、軽量化そして泥付着
も防止できるものである。
【0021】また、めねじ部材(35)は二つに分割し
た分割めねじ部材(35a)(35b)を組合せて形成
したことにより、めねじ部材(35)の内周面に施すめ
ねじ加工の際、めねじの切削長さが短くなり、その分加
工精度を容易に高めることができると共に、作業の難易
度を低下させることができ、部品コストの低下を図るこ
とができるものである。
た分割めねじ部材(35a)(35b)を組合せて形成
したことにより、めねじ部材(35)の内周面に施すめ
ねじ加工の際、めねじの切削長さが短くなり、その分加
工精度を容易に高めることができると共に、作業の難易
度を低下させることができ、部品コストの低下を図るこ
とができるものである。
【図1】ねじ送り部の断面図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】刈取部の正面図。
【図5】刈取部の側面図。
【図6】刈取部の平面図。
【図7】めねじ部材の組立て説明図。
【図8】おねじの取付け説明図。
【図9】ねじ送り部の部分拡大断面図。
【図10】ねじ送り部の平面図。
【図11】ねじ送り部とガイドフレームの連結説明図。
【図12】ねじ送り部に刈取フレームの連結説明図。
【符号の説明】 (7) 刈取部 (35) 外筒(めねじ部材)(35a)(35b) 分割外筒(分割めねじ部材) (36) スライドフレーム(おねじ部材) (37) ねじ送り機構
Claims (2)
- 【請求項1】 脱穀機体前方に装設する刈取部(7)を
左右にスライドさせるねじ送り機構(37)を備えた構
造において、前記ねじ送り機構は、回転させるめねじ部
材(35)と、摺動させるおねじ部材(36)を備え、
めねじ部材(35)の幅内でおねじ部材(36)を摺動
させて刈取部(7)を左右にスライドさせるように構成
したことを特徴とするコンバインの刈取スライド装置。 - 【請求項2】 めねじ部材(35)は少なくとも二つ以
上に分割した分割めねじ部材(35a)(35b)を組
合せて形成したことを特徴とする請求項1に記載のコン
バインの刈取スライド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3701591U JP2533445Y2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | コンバインの刈取スライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3701591U JP2533445Y2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | コンバインの刈取スライド装置 |
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JPH04124037U JPH04124037U (ja) | 1992-11-11 |
JP2533445Y2 true JP2533445Y2 (ja) | 1997-04-23 |
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ID=31918865
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8156600B2 (en) | 1995-11-09 | 2012-04-17 | The Gillette Company | Gum massaging oral brush |
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-
1991
- 1991-04-22 JP JP3701591U patent/JP2533445Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8156600B2 (en) | 1995-11-09 | 2012-04-17 | The Gillette Company | Gum massaging oral brush |
US8584299B2 (en) | 2003-04-23 | 2013-11-19 | The Procter & Gamble Company | Electric toothbrushes |
US8955186B2 (en) | 2003-04-23 | 2015-02-17 | The Procter & Gamble Company | Electric toothbrushes |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04124037U (ja) | 1992-11-11 |
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