JP2002508686A - 一体成形歯ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ヘッドと一体的に成形される剛毛を持つヘッド、ハンドルおよびネックを含み、すべてが６ｇ／１０分以上のメルトインデックスを持つ同じプラスチック材料、好ましくはポリオレフィン樹脂で作られている一体成形歯ブラシが提供される。歯ブラシのハンドルの下側表面には少なくともひとつのくぼみが各々の開口部と共に形成されている。別の実施形態では、くぼみとそれらの開口部がネックとヘッドにも存在する。これらの実施形態は、ハンドルの長さを縦断する、また任意にネックとヘッドも縦断する、くぼみ開口部と側面を接する梁を含みうる。構造を強化するために梁と直角に交差部材が形成されている。また、フレーバーあるいはフッ化物供給源のような治療上有効な物質の送達を改善する歯みがき剤と組み合わせて一体成形歯ブラシを含む、歯の衛生用のキットも提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 一体成形歯ブラシ 発明の背景発明の分野 本発明は、既知の一体成形歯ブラシおよび非一体的に製造される伝統的な歯ブ ラシのいずれも上回る利点を提供する、低コストで製造可能な一体成形歯ブラシ に関する。関連技術 世界中の何百万もの人々が貧困ゆえに歯ブラシを持つ余裕がない。工業化され た国々においてさえも、この購入が経済的に困難である人たちが相当数存在する 。 無駄な装飾のない比較的低コストの製品が販売されており、それらは高価なも のと類似してはいるが、剛毛の形状、ハンドルの審美性、口腔内で剛毛タフトが 口にあたる感触などへの細かい配慮は為されていない。剛毛は歯と相補的な形に 作られておらず、ハンドルも人間工学的な特性を与えられていない。しかし、安 価であるか高価であるかにかかわらず、実質的にすべての市販歯ブラシは、剛毛 をハンドル前方のヘッド領域に別途 に付加することによって製造されている。剛毛は常に、ヘッドあるいはハンドル を形成する材質とは異なる材料（たとえばナイロン）でできている。２つの部品 からなる構築は製造コストを大きく上昇させる。剛毛をヘッド領域に植え込むた めには特殊な機械が必要である。またそれによって単位生産が比較的遅くなる。 関連技術を検討すると、一部の航空会社がファーストクラスの乗客にポケット サイズの使い捨て歯ブラシを提供していることがわかった。ＶＡＲＩＧ、ブラジ ル航空は、米国特許第４，４０８，９２０号（Ｗａｌｔｈｅｒら）に記載されて いる歯ブラシを機内で配布している。報じられているところによれば、剛毛とハ ンドルの一部が一緒に射出成形されている。当該特許の中で構築物の材料として ポリエチレン、ナイロン、ポリエステルあるいはポリプロピレンが挙げられてお り、後者が好ましいとされている。使い捨て旅行用歯ブラシは、捻出できる妥当 な価格で一般大衆に低コストの口腔衛生用具を提供するという意味で大きな進歩 である。それでもやはり、これらの製品の機能的および人間工学的側面を改善す るためにさらなる技術的進歩が必要である。 サンパウロ大学によって開発されたさらに一層安価な低密度ポリエチレン歯ブ ラシがブラジル特許第６７００６０３号の中で報告されており、この国の就学年 齢の児童に広く配布されている。安価に製造できるが、剛毛は比較的寿命が短く 、歯に非常に強い力をかけて連続して使用するときには特にそうである。個々の 剛毛の変形と破損が重要な問題である。 いくぶんより洗練されたアプローチが米国特許第３，３０２，２３０号（Ｐｏ ｐｐｅｌｍａｎｎ）に報告されており、この特許は、メルトインデックス（溶融 粘度）が１．５−５ｇ／１０分の範囲であるポリエチレンから形づくられる一体 成形歯ブラシを記載している。特殊な多角形の断面を持つ剛毛の使用を通して、 歯肉の改善されたマッサージと歯みがき剤の良好な保持が達成される。残念なが ら、この特許も他のものと同様に剛毛の破損と変形の問題は取り上げていない。 ハンドルの人間工学についても最適とは言えない。 それ故、単一段階で製造できる一体構造の比較的低コストの歯ブラシを提供す ることが本発明の目的である。 本発明のもうひとつの目的は、破損あるいは変形を生じにくい剛毛を持つ比較 的低コストの歯ブラシを提供することである。 本発明のさらにもうひとつの目的は、歯肉にやさしいが、とどきにくい歯間溝 の食べかすにも有効にとどく剛毛を持った比較的低コストの歯ブラシを提供する ことである。 本発明のさらにもうひとつの目的は、剛毛ヘッドをハンドルに合わせて屈曲さ せ、それによって使用者の手の圧力に人間工学的に適合することができる十分に 柔軟なネックを持った比較的低コストの歯ブラシを提供することである。 本発明のこれらやその他の目的は、以下の要旨と詳細な説明を通してより容易 に明らかになるであろう。 発明の要旨 次のものを含む一体成形歯ブラシが提供される： ヘッドと共に一体的に形成される剛毛を持つヘッド； 第一端部と第二端部を持ち、第一端部がヘッドに接続しているネック；および 前端部と後端部を持ち、前端部がネックの第二端部に接続しており、ハンドル 内にある少なくともひとつのくぼみがハンドルの下側表面にくぼみ開口部を持つ ハンドル、ただしヘッド、ネックおよびハンドルはすべて、６ｇ／１０分以上の メルトインデックスを持つ同一のプラスチック材料で作られているもの である。 本発明のために最も有効なプラスチック材料はポリオレフィン、特に低密度ポ リエチレンである。メルトインデックスは少なくとも６、特に６〜４０の範囲、 好ましくは１０−３０、最適には１５〜２５ｇ／１０分でなければならない。ポ リオレフィンの密度は０．９００〜０．９４０、最適には０．９００〜０．９１ ６の範囲をとりうる。本発明における使用のために例示する樹脂は、Ｃｈｅｖｒ ｏｎ Ｃｈｅｍｉｃａｌ ＣｏｍｐａｎｙからＰＥ １００８．５として市販さ れている、メルトインデックス２２．０ｇ／１０分、密度０．９１５５の低密度 ポリエチレンである。このポリマーは、容易に成形でき、比較的剛性のハンドル と、歯肉とのざらざらした相互作用を最小限に抑えるのに十分なほど柔軟な剛毛 を提供できることから、最適である。 断面では、剛毛は丸い前面と平らな後面を持ちうる。その代わりに、断面は三 角形でもよい。個々の剛毛の上端部を丸くすることによって歯肉へのやさしさが 改善される。 従来の成形およびプラスチック射出装置が本発明に従った歯ブラシの製造に利 用できる。剛毛の成形は、その空洞が剛毛の 外形に合わせて設計されたプレート内で行われる。最も好ましいのは、空洞がホ ウニングされて（研がれて）いる、特に蒸気ホウニングされている場合である。 離型が改善されるだけでなく、ホウニングは生じる剛毛にテクスチャー化（きめ を整えて組織化する）の効果を与える。テクスチャー化によってより良好な清掃 と歯みがき剤の保持が得られる。 本発明の重要な特徴は、ハンドルが、そこから剛毛が突き出しているヘッドの 面と反対側の、ハンドルの下側表面に向かって開いた細長いくぼみを持っていな ければならないことである。 本発明のひとつの実施形態では、歯ブラシはその下側表面に開口部のある複数 のくぼみを持つ。これらのくぼみとその開口部はハンドル、ネックあるいはヘッ ドのいずれに作られていてもよい。最も好ましいのは、くぼみとその開口部が歯 ブラシの３つの部分全部に存在する構造である。 くぼみと開口部の主要な利点は、製品を製造するために必要なプラスチック材 料の量が最小限に抑えられることである。中空でない充実性のハンドル、ネック および／あるいはヘッドはもはや必要ではない。くぼみのさらなる利点は、ハン ドルがより大きな柔軟性を持ち、それによって歯ブラシにより人間工学 的な機能性をもたらすことである。柔軟性が高められ、この屈曲性によってブラ シヘッドが歯肉／歯の丸い輪郭により緊密にアプローチすることが可能になる。 しかし、くぼみが存在することは、歯ブラシの構造的完全性を強化するための他 の手段を必要とすると考えられる。この問題の解決法は、ハンドル、ネックおよ び／あるいはヘッドの長さを縦断する梁によって提供される。好ましくは梁は前 述した３つの領域全部を通ってのびる。梁と直角に形成された一連の交差部材を 通してさらなる安定性が達成されうる。これらの交差部材はハンドルにおいて特 に有用であるが、ネックおよびヘッド領域でも使用できる。梁と交差部材の組合 せがくぼみの開口部を規定する。ハンドル内のどこかに２〜１５、好ましくは３ 〜８の交差部材が存在し、それらが少なくとも等しい数のくぼみおよび／あるい は開口部を規定する。最も好ましくは、これらの開口部は梁と側面を接する両側 に対称に位置する。 本発明の剛毛は通常、先端から底部までの断面寸法は様々である。先端に沿っ て、断面寸法は０．０２ｍｍ〜０．６０ｍｍ、好ましくは０．１０ｍｍ〜０．２ ５ｍｍまでの範囲をとりうる。底部に沿って、寸法は０．６５ｍｍ〜２．６ｍｍ 、好ましくは ０．８０ｍｍ〜１．１ｍｍの範囲をとりうる。市販の一般的なナイロンタイプの 丸い剛毛の寸法は先端から底部までが均一であり、どの方向でも０．８０ｍｍを 越えることはない。 本発明のもうひとつの局面では、一体成形歯ブラシと治療上有効な物質を含む 歯みがき剤との組合せの歯の衛生用キットが提供される。有効成分の中でも特に フッ化物、トリクロサン、グルコン酸ナトリウムあるいはグルコン酸第一スズ、 亜鉛塩(たとえばクエン酸亜鉛)、ポリリン酸塩抗歯石剤（たとえばピロリン酸ナ トリウムおよびピロリン酸カリウム）ならびに過酸化物の供給源が挙げられる。 これらの有効成分の送達は、多くの場合剛毛の形状の結果として、またその他の 場合には剛毛を構成するプラスチック物質（たとえば低密度ポリエチレン）の結 果として高められる。たとえばフッ化物の送達は、典型的なナイロン剛毛と異な って、本発明に従った歯ブラシの形状と低密度ポリエチレン材料の両方を通して 改善されうる。メントールのようなフレーバーの送達も本発明の歯ブラシによっ て高めることができる。 図面の簡単な説明 本発明の上記の特徴、利点および目的は、次のような表を参 照しながら以下に詳述する説明を通してさらに十分に認識されるであろう： 図１は、本発明に従った第一実施形態の底部の透視図である； 図２は、図１に例示した第一実施形態の上部の透視図である； 図３は、図１の実施形態に従ったヘッド部分の拡大側方立面図である； 図４は、本発明に従った第二実施形態の側方立面図である； 図５は、図４に従った第二実施形態の上部平面図である； 図６は、図４に従った第二実施形態の底部平面図である； 図７は、図６の７−７の線に沿った断面図である； 図８は、ブラシヘッド上の剛毛を貫いた断面である；そして 図９は、図８と同様の断面であるが、別のタイプの剛毛の断面である。 発明の詳細な説明 一体成形歯ブラシの製造において、メルトインデックスが６ｇ／１０分または それ以上であるプラスチック材料、特に低密度ポリエチレンの使用を通していく つかの利点が達成できるこ とがわかった。そのようなプラスチック材料の使用により、剛毛の引裂けや変形 に対するより大きな抵抗性が生じる。その上に、このプラスチック材料は歯肉や 歯に対してより良好な感触を与える。 図１は本発明の好ましい実施形態を例示している。かかる歯ブラシは、剛毛３ を持つヘッド２、第一および第二端部６、８を持つネック５、ならびに前端部１ ２と後端部１４を持つハンドル１０を含む。図２は装飾的な擬似パッド１３とグ リップ隆起１５を示す。これらの特徴は好ましいが、本発明の目的のためには必 ずしも存在する必要はない。 図１はまた、歯ブラシの下側表面１８にある細長いくぼみ１６を示している。 くぼみ１６はハンドルの下側表面１８に開口部２０を持つ。この開口部は、剛毛 が突き出しているのと反対の方向に面している。かかるくぼみは、過剰な構築材 料を取り除いて、ブラシヘッドの運動に応じたハンドルの柔軟性を改善すること ができる。 図３はブラシヘッド上の剛毛配置の好ましい実施形態を示している。剛毛３は 、長剛毛２４と短剛毛２６の立ち並んだ列に配置されている。短剛毛の対の間に 長剛毛の対が配置されてい る。従って側面プロフィールでの剛毛配列は少なくとも２つの谷を持ち、図３は より長い剛毛列の間の４つの谷を例示している。 好ましい実施形態における剛毛は三角形の断面を持つ。同じ高さの列の各々の 対内で、１つの列の剛毛の三角形の平坦な側面は隣接する剛毛列の平坦な側面に 向かい合っている。 図４〜６には第二の実施形態が例示されている。この実施形態では、歯ブラシ は、剛毛１０３を持つヘッド１０２、第一および第二端部１０６、１０８を持つ ネック１０５、ならびに前端部と後端部１１２、１１４を持つハンドル１１０を 含む。この場合にもやはり装飾的な擬似パッド１１３とリング１１５が存在する 。 図６は歯ブラシの下側表面１１８にある一連のくぼみ１１６ａ〜ｈを例示して いる。くぼみ１１６ａ〜ｈはそれぞれ相補的な一連のくぼみ開口部１２０ａ〜ｈ によって規定される。ネックに沿って、さらなる一連のくぼみ１２２ａ〜ｃとそ の開口部１２４ａ〜ｃが下側表面１１８に存在する。ヘッド１０２内には、相補 的なくぼみ開口部１２８ａ〜ｂによって規定される一対のくぼみ１２６ａ〜ｂが ある。 梁１３０がハンドル１１０を縦断する。梁１３０に連続して梁１３２と１３４ がそれぞれネックとヘッドを縦断している。交差部材１３６ａ−ｇと交差部材１ ３８ａ−ｂがそれぞれ梁１３０および１３２と直角にハンドルを横断する。 図７は、歯ブラシの下側表面１１８を越えてわずかに突き出した梁１３４を例 示している。また梁１３４のそれぞれの側面に形成されたくぼみ１２６ａと１２ ６ｂも示されている。 図８は、平らな後面１４２と丸い前面１４４を持つ、断面図での剛毛１４０を 例示している。図９は、平らな後面１４８および相交わる角度をなす一対の前面 １５０ａ、１５０ｂを持つ代替バージョンの剛毛１４６を示す。 本発明の歯ブラシは、歯みがき剤と共に包装されたキットとして供給すること ができる。このシステムの利点は、ブラシの独自の形状と材料に基づいて、歯お よび歯肉への有効成分ならびにフレーバーの送達が改善されることである。本発 明の歯みがき剤は通常、湿潤剤、研磨剤、増粘剤、フレーバーおよび治療上有効 な物質を含みうる。 湿潤剤は歯みがき剤組成物の５〜８０重量％の量で存在する。典型的な湿潤剤 はソルビトール、グリセリン、ポリエチレング リコールおよびそれらの混合物を含む。増粘剤は歯みがき剤全体に対して０．０ １〜１０重量％の割合で存在しうる。典型的な増粘剤はカルボキシメチルセルロ ースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキ シエチルセルロース、キサンタンガム、カラゲナン、カルボマー（Ｃａｒｂｏｍ ｅｒ）のようなポリアクリル樹脂およびそれらの組合せを含む。研磨剤は歯みが き剤組成物の１〜６０重量％の量で存在しうる。典型的な研磨剤はシリカ、アル ミナ、重炭酸ナトリウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウムおよびそれらの組合 せを含む。着香剤は歯みかき剤組成物の０．００１〜３重量％の量で存在しうる 。典型的な着香剤はサッカリン、アスパルテーム、アセスルファーム、メントー ル、アネトール、ペパーミント、スペアミント、シナモンおよびそれらの混合物 を含む。 治療上有効な物質は歯みがき剤組成物の０．０００１−１０重量％の割合で存 在しうる。典型的な有効成分は、フッ化物、トリクロサン、グルコン酸塩、クエ ン酸亜鉛のような亜鉛塩、ポリリン酸塩抗歯石剤（たとえばピロリン酸塩）、過 酸化物を放出する物質およびそれらの組合せを含む。有効成分として最 も好ましいのは、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウムおよびフッ 化第一スズを含むフッ化物供給源である。 本発明を特定の好ましい実施形態に関連づけて示し、説明したが、当業者には 本発明の基本的領域と範囲から逸脱することなく容易に様々な変更および修正が 可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ６１Ｋ 7/16 Ａ６１Ｋ 7/16 7/18 7/18 (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ， ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ， ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ Ｄ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ， ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ヘッドと共に一体的に形成される剛毛を持つヘッド； 第一端部と第二端部を持ち、第一端部がヘッドに接続しているネック；および 前端部と後端部を持ち、前端部がネックの第二端部に接続しており、ハンドル 内にある少なくともひとつのくぼみがハンドルの下側表面にくぼみ開口部を持つ ハンドルであり、ただしヘッド、ネックおよびハンドルはすべて、６ｇ／１０分 以上のメルトインデックスを持つ同じプラスチック材料で作られている、一体成 形歯ブラシ。 ２．プラスチック材料が低密度ポリエチレンである、請求項１に記載の歯ブラシ 。 ３．くぼみが細長く、ハンドルの長さの半分以上にわたってハンドルに沿っての びる、請求項１に記載の歯ブラシ。 ４．ネックあるいはヘッド内に追加的にくぼみと開口部が形成されている、請求 項１に記載の歯ブラシ。 ５．ハンドルの長さを縦断する梁をさらに含む、請求項１に記載の歯ブラシ。 ６．ネックの長さを縦断する梁をさらに含む、請求項１に記載の歯ブラシ。 ７．ヘッドの長さを縦断する梁をさらに含む、請求項１に記載の歯ブラシ。 ８．梁と直角に形成された複数の交差部材をさらに含み、くぼみ開口部をさらに 規定する、請求項５に記載の歯ブラシ。 ９．（ｉ）請求項１〜８に記載の一体成形歯ブラシ；および （ｉｉ）湿潤剤； 研磨剤；および 治療上有効な物質 を含む、一体成形歯ブラシと共に包装される歯みかき剤： を含む歯の衛生用キット。 １０．治療上有効な物質が、フッ化物、トリクロサン、グルコン酸塩、亜鉛塩、 ポリリン酸塩抗歯石有効成分、過酸化物の供給源およびそれらの組合せから成る 群から選択される、請求項９に記載のキット。 １１．治療上有効な物質が、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム およびフッ化第一スズから成る群から選択されるフッ化物供給源である、請求項 ９に記載のキット。