JP2002506934A - 紙のインキ抜きのための方法及び装置 - Google Patents

紙のインキ抜きのための方法及び装置

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JP2002506934A JP2000536918A JP2000536918A JP2002506934A JP 2002506934 A JP2002506934 A JP 2002506934A JP 2000536918 A JP2000536918 A JP 2000536918A JP 2000536918 A JP2000536918 A JP 2000536918A JP 2002506934 A JP2002506934 A JP 2002506934A
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ブハティア,スシル
ピチェル,モーリス
アシュ,ジェイムズ・タボット
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デコピアー・テクノロジーズ・インコーポレーテッド
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    • D21C5/00Other processes for obtaining cellulose, e.g. cooking cotton linters ; Processes characterised by the choice of cellulose-containing starting materials
    • D21C5/02Working-up waste paper
    • D21C5/025De-inking
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 ペーパーシート上のトナーを除去することによって、ペーパーシートからインキ抜きする方法であって、無毒の水溶性インキ抜き液(このインキ抜き液は、ペーパーシートを湿らせてペーパーシートの繊維を膨張させるための水、水の表面張力を低下させて水でシートが濡れやすくなるようにするための水溶性界面活性剤、及びトナーを溶解することなくトナーを軟化し、トナーとシートとの間の結合を破壊するための2以下の水溶性溶媒を含む)でペーパーシートを湿らす工程;軟化したトナーをシートから除去し、トナー粒子を生成する工程;シートを加熱してインキ抜き液を蒸発させ、シートから溶液を除去する工程;及びペーパーシートをカレンダーして直ぐに再使用できるように所定の寸法にシートを戻す工程;を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 関連発明 本出願は、1996年 5月13日に出願された“紙をインキ抜きする方法および装置
”という名称の米国特許出願第08/652,146の継続出願の一部である。
【0002】 本発明の分野 本発明は、紙をインキ抜きする方法および装置に関し、そしてより特定すれば
、水溶性で、無毒性で、無害なインキ抜き用溶液を使用する非‐衝撃(ノンイン
パクト)インキを含む紙をインキ抜きする方法および装置に関する。
【0003】 本発明の背景 米国においては、紙廃棄物は、重量では、住民廃棄物および産業廃棄物全体の
31%に及び、容量では優に半分を超える。事務所でのレーザプリンタ、フォト
コピーおよびファクシミリ装置からの廃棄物は、米国における紙廃棄物の総量の
かなりの部分を構成している。米国では、レーザインキ紙廃棄物は、家庭および
産業廃棄物の全量の、24重量%そして約40容積%になる。
【0004】 紙への印刷は、二種のタイプのインキ、即ち、インパクトインキとノンインパ
クトインキの一つを用いて行われる。インパクトインキとは、例えば、凸版印刷
およびリソグラフィー法で用いられるインキである。インパクトインキは、カー
ボンブラックあるいは染料からなり、そして普通水溶性である。ノンインパクト
インキあるいは“レーザ”インキは、例えば、レーザプリンタ、フォトコピーお
よびファクシミリ装置で用いられるインキである。
【0005】 インパクト印刷では、そのインキは紙に融着しないので、その紙から容易に除
去される。インパクト法で印刷された紙は、長年にわたって上手くインキ抜きさ
れてきた。しかし、ノンインパクトインキ、即ち、トナーは、そのインキ粒子が
紙に、そしてお互いに融着するので除去が困難である。
【0006】 最近、ノンインパクト法で印刷された紙が、製紙工場環境内で、有毒な化学薬
品を用いて、大量に再生されており、その化学薬品は、環境および、その化学薬
品を使って働いている人もしくは、その近くにいる人の脅威になっている。ノン
インパクトインキは、カーボンブラック、顔料、樹脂および酸化鉄からなる。普
通、この紙は、そのトナーを軟化させるために、ケミカルタンクに大量に装填さ
れる。次いでこの紙は、そのトナーを除去するために再パルプ化(repulp)される
。このようなインキによる印刷は、160℃と204℃の間で行われる。同様に
、これらインキの除去には、普通、同程度の温度範囲が必要である。この方法は
、費用がかかり、高品質の再生紙を製造できない。さらに、その紙を再生のため
に、遠く離れた再生場所に紙を輸送するために再生用人件費にかなりのコストが
かかる。
【0007】 この紙の再生を狙った大半の研究は、一方では新規でより優れた化学薬品配合
物の開発に、他方では新規でより優れた再パルプ化プラントの設計に、焦点を当
てている。最近、機械的/化学的組合せ加工装置が開発され、試験されている。
しかし、ペーパー・スラッジからのトナー粒子の分離に関しての問題がまだ存在
している。結果として、多くの有毒でアルカリ性の化学薬品が大量に使用されて
おり、しかも繊維の回収率は約70%に過ぎない。このような化学薬品に含まれ
るのは、繊維の膨潤、トナーの切離しおよび分散のための水酸化ナトリウム;解
こう(peptization) 、アルカリ度および過酸化物安定化のためのケイ酸ソーダ;
アルカリ度、緩衝用および軟水化のための炭酸ソーダ;アルカリ度、解こう、ト
ナー分散および金属イオン捕捉のためのリン酸ソーダ;溶媒和および柔軟化のた
めの溶媒;凝集、分散、湿潤、乳化、可溶化および解こうのための界面活性剤;
分散、再沈殿防止および金属捕捉のための高分子分散剤;漂白および脱色のため
の過酸化水素、硫酸水素ナトリウムおよび塩素、である。これは、普通使用され
ている化学薬品の一部のリストに過ぎず、これらの化学薬品は、再生およびイン
キ抜きの様々な段階で様々な組合せで用いられる。上に考察したように、これら
化学薬品の大半は、有害、有毒で且つアルカリ性であり、そして、それらおよび
その蒸気に接触する人々の健康に深刻な脅威となる。
【0008】 トナーを除去しそしてノンインパクトインキでその上に印刷された紙を再生で
きる、小規模な独自の再生装置が開発されている。このような考案の一つが、米
国特許第5,463,447号明細書[発明者:クロトリ(Kurotori)達]に開示
されており、この特許はフォトコピー機で印刷された紙のシートからのトナーの
除去法を開示している。しかし、この装置は、そのフォトコピー機で用いられた
現像剤が、そのトナー像がその上に形成されている紙から後で除去され得るのに
充分弱いようにそのトナーの付着力が、改質されていることを必要とする。かく
して、この特許の装置は、最初、充分弱い付着力を持った特別のトナーで印刷さ
れていなければ、紙を適切にインキ抜きできない。
【0009】 米国特許第5,528,788号明細書[発明者:ヤマモト(Yamamoto)達]は
、クリーニング業者のリストにある化学薬品を含むインキ抜き用流体を用いるイ
ンキ抜き装置を開示している。正確な化学的組成は仕様化されていないが、少な
くとも8種そして24種のように多い成分からなる流体が開示されている。
【0010】 さらに、その正確な調合は開示されていないとは言え、溶剤を使用しているか
ら、その開示されている物が水溶性でないことは明らかである。加えて、ヤマモ
トにより提示されている化学薬品のリストは、pH6.5〜7.5のインキ抜き
用流体を調製し得ないであろう。
【0011】 最後に、ヤマモトは、界面活性剤は必要でないと教示している。従って、ヤマ
モトは、そのインキ抜き用流体の湿潤性に基本的に重要である界面活性剤のHL
Bを考慮していない。
【0012】 米国特許第5,353,108号明細書[発明者:ツカモト(Tsukamoto)]に開
示されているもう一つの装置は、印刷された紙をクリーニングするために用いら
れる。しかし、この紙は、基材と離型剤を含んでなる消しゴムなどで消すことが
できる紙でなければならない。この紙は、接着ローラーとプラテン(platen:圧板
)との間に供給される。その接着ローラーの表面には、融解状態にある熱可溶性
樹脂が存在し、そして熱源によりその熱可溶性樹脂に加えられた熱が、その消す
ことができる紙の上で、その熱可溶性のインキを樹脂中に包み込むようにし、そ
してその紙の表面から引き剥がす。これらの装置は、適用範囲が限られており、
そして一般に、ノンインパクトインキを含んでいる任意の紙片で用いることはで
きないであろう。即ち、これらの装置は、特定のタイプの紙、例えば、消しゴム
などで消すことができる紙、もしくは、接着力の弱い特定のトナーを使用した紙
でだけ使用できる。
【0013】 紙を再生することの必要性および利益から離れても、プライバシーの保護、お
よび会社もしくは代理店以外に、あるいはまたそのような組織内の限られた小数
の人以外に、開示および流布されることを欲しない情報の保護の必要性が存在す
る。ビジネスの方法および実務は、商売上の秘密であることが多く、その会社に
雇用されている人々以外人に見られること、そしてしばしば限られた小数の人に
見られることは望ましくない。同じことは、政府機関、専門機関および、顧客保
護のための安全保障および国家安全保障のために秘密保持の義務を有する類似の
機関の場合も真である。微妙で、個人的な、または秘密の情報を含んでいる文書
についてなされるそのような要求は、厳格に規定されている。明らかに、このよ
うな文書は再生されるために外部に送られることない。さらに、そのような文書
を細断するとその細断片を復元することにより裏をかかれることがあり得る。従
って、そのような文書を、その中に含まれる情報の安全を危険に曝すことなしに
再生することを可能にする、紙をインキ抜きするための方法と装置に対する需要
が存在している。
【0014】 細断および再生にかかる標準的なコストは、シート当たり2セントのように大
きく、再生収率が非常に低いこともあり得る。同様に在来の再生法は、再生収率
70%でシート当たり1セントである。これは、再生されるべき紙の輸送コスト
を考慮していない。
【0015】 本発明の概要 かくして本発明の一つの目的は、ノンインパクト印刷法で、任意のタイプの紙
の上に印刷されたインキを含む紙をインキ抜きするための方法および装置を提供
することである。
【0016】 本発明のさらなる一つの目的は、小型の、自蔵型(self-contained)密閉式装置
で達成される紙をインキ抜きするための方法および装置を提供することである。 本発明のさらなる一つの目的は、オフィス環境で使用できる、利用者および環
境に対して無毒で無害な、紙をインキ抜きするための方法および装置を提供する
ことである。
【0017】 本発明のさらなる一つの目的は、その再生された紙の品質を改善し、そしてさ
らにその再生された紙を直接再利用できる、紙をインキ抜きするための方法およ
び装置を提供することである。
【0018】 本発明のさらなる一つの目的は、従来の方法より安価な、紙をインキ抜きする
ための方法および装置を提供することである。 本発明のさらなる一つの目的は、紙の劣化に無関係に、紙をインキ抜きするた
めの方法および装置を提供することである。
【0019】 本発明のさらなる一つの目的は、新しい紙を購入するのに比べてコスト的に極
めて有利な、紙をインキ抜きするための方法および装置を提供することである。 本発明のさらなる一つの目的は、除去されるべきトナーを溶解する必要のない
、紙をインキ抜きするための方法および装置を提供することである。
【0020】 本発明のさらなる一つの目的は、除去されたトナーを再生のために捕集する、
インキ抜きするための方法および装置を提供することである。 本発明のさらなる一つの目的は、蒸発されたインキ抜き用溶液を凝縮しそして
再生するために捕集する、インキ抜きするための方法を提供することである。
【0021】 本発明のさらなる一つの目的は、その再生された紙に前に印刷されていた情報
の検出を防ぐことにより、安全保障性を改善する、インキ抜きするための方法お
よび装置を提供することである。
【0022】 本発明は、真に有効で安全でコスト効率の良い、紙のインキ抜き用システムが
、水、水溶性界面活性剤および、その紙を湿潤させ、それにより紙の繊維を完全
に膨潤させ、その上のトナーを軟化させ、そしてトナーを溶解せずにトナーと紙
の間の結合を切断する二種以下の水溶性溶媒を使用することにより、達成できる
ことを認識した結果であり、この系を使用することにより、トナーの除去、捕集
および回収、さらにまた、有毒な化学薬品とヒュームに使用者を曝すことがなく
、インキ抜き用溶液の捕集、凝縮および回収が容易になり、直接再利用するため
の改善された品質の紙を製造し、そしてその上に前に印刷されていた情報が検出
されるのを防ぐことができる。
【0023】 本発明の方法は、紙のシートを湿潤させ、そのシートの繊維を膨潤させるため
の水、そのシートの水による湿潤性を高めるために水の表面張力低下させるため
の水溶性界面活性剤および、トナーを溶解せずにそのトナーを軟化させ、そして
そのトナーとそのシートの間の結合を切断するための、二種以下の水溶性溶媒を
含んでなる、無毒の水溶性インキ抜き用溶液で、紙のシートを湿潤させることに
より、紙の上のトナーを除去することにより紙のシートをインキ抜きすることを
特徴とする。この軟化されたトナーは、シートから除去され、トナー粒子に再生
され、そのシートは、インキ抜き用溶液を蒸発させるために加熱され、インキ抜
き用溶液は、そのシートから除去され、その紙のシートは、直接再使用するため
にカレンダー掛けされる。
【0024】 一つの望ましい態様では、このインキ抜き用溶液中の水と界面活性剤の比は、
10:1である。この界面活性剤は、トリトン(Triton)X‐155 、トリトンX‐
305 、トリトンX‐405 およびBRD2311からなる群から選ばれる。このインキ
抜き用溶液は、溶媒を含んでおり、溶媒:水+界面活性剤の比は3:10でよい
。この溶媒は、C12〜C14の脂肪族炭化水素である。この溶媒はエーテルで
ある。この溶媒はジエチレングリコール・n-ブチルエーテルである。このトナー
粒子は、捕集され、そして再循環される。加熱により生成する蒸気は捕集される
。この蒸気の捕集は、凝縮を含み、その捕集された蒸気は液状のインキ抜き用溶
液に戻され、そしてその凝縮インキ抜き用溶液を再循環する。除去には、トナー
粒子を除去するためにシートをふき取る操作 (wiping) が含まれる。ふき取り操
作には、そのシートからトナー粒子を除去するための回転式コイル状ブラッシが
含まれる。ふき取り操作には、そのコイル状ブラッシからトナー粒子を捕集する
工程が含まれる。捕集工程には、そのブラッシからトナー粒子を除去するための
、コイル状ブラッシをコーミング(combing) する工程が含まれる。コーミング工
程には、回収区画内にそのトナー粒子の付着(depositing)が含まれる。加熱工程
には、シートを乾燥するためにそのシートに加熱空気を吹付ける工程が含まれる
。この加熱空気の温度は、60℃から70℃の範囲である。カレンダー掛け工程
には、加熱したローラーの間にシートを供給する工程が含まれる。このローラー
の温度は、20℃から60℃の範囲である。この水は、このインキ抜き用溶液の
75%から87%を構成する。この界面活性剤は、インキ抜き用溶液の1%〜3
%を構成する。この溶媒は、インキ抜き用溶液の15%〜20%を構成する。こ
のインキ抜き用溶液のpHは、6.5〜7.5である。この溶媒はグリコールエ
ーテルと芳香族炭化水素を含んでなる。このグリコールエーテルは、エチレング
リコールn-ブチルエーテル、ジエチレングリコールn-ブチルエーテル、エチレン
グリコールn-ブチルアセタートおよびジエチレングリコールn-ブチルアセタート
の群から選ばれる。この芳香族炭化水素は、エチル4-メトキシベンゾエート、エ
チル3-メトキシベンゾエートおよび2-メトキシ安息香酸エチルエーテルの群から
選ばれる。
【0025】 本発明はまた、紙のシートを湿潤させ、そのシートの繊維を膨潤させるための
水、そのシートの水による湿潤性を高めるために水の表面張力低下させるための
水溶性界面活性剤および、トナーを溶解せずにそのトナーを軟化させ、そしてそ
のトナーとそのシートの間の結合を切断するための、二種以下の水溶性溶媒を含
んでなる、無毒の水溶性インキ抜き用溶液で、紙のシートを湿潤させる方法を含
んでいる、紙の上のトナーを除去することにより紙のシートをインキ抜きする装
置(システム)を特徴とする。その軟化されたトナーをシートから除去して、ト
ナー粒子を再生する装置、そのインキ抜き用溶液を蒸発させるための加熱装置、
そのシートからその溶液を除去する装置、およびその紙のシートを直接再利用す
るために、そのシートをカレンダー加工する装置が存在する。
【0026】 推奨される一つの態様では、そのインキ抜き用溶液中の水と界面活性剤の比は
、10:1である。この界面活性剤は、トリトン(Triton)X‐155 、トリトンX
‐305 、トリトンX‐405 およびBRD2311からなる群から選ばれる。このイン
キ抜き用溶液は、溶媒を含んでおり、溶媒:水+界面活性剤の比は3:10でよ
い。この溶媒は、C12〜C14の脂肪族炭化水素である。この溶媒はエーテル
である。この溶媒はジエチレングリコールn-ブチルエーテルである。このトナー
粒子を捕集する装置が含まれる。そのトナー粒子を再循環するための装置が含ま
れる。加熱により生成する蒸気を捕集する装置が含まれる。その蒸気を捕集する
装置は、その捕集された蒸気を凝縮させて、液状のインキ抜き用溶液に戻す装置
およびその凝縮インキ抜き用溶液を再循環する装置を含んでいる。除去用装置は
、トナー粒子を除去するためにシートをふき取る装置を含んでいる。このふき取
り装置は、そのシートからトナー粒子を除去するための回転式コイル状ブラッシ
を含んでいる。ふき取り装置は、そのコイル状ブラッシからトナー粒子を捕集す
る装置を含んでいる。このトナー粒子の捕集装置は、そのブラッシからトナー粒
子を除去するための、コイル状ブラッシをコーミングする装置、を含んでいる。
コーミング用装置は、回収区画内でのそのトナー粒子の付着装置を含んでいる。
加熱用装置は、シートを乾燥するためにそのシートに加熱空気を吹付ける装置を
含んでいる。この加熱空気の温度は、60℃から70℃の範囲である。カレンダ
ー掛け装置は、加熱したローラーを含んでいる。このローラーの温度は、20℃
から60℃の範囲である。水は、このインキ抜き用溶液の75%から87%を構
成する。この界面活性剤は、インキ抜き用溶液の1%〜3%を構成する。溶媒は
、インキ抜き用溶液の15%〜20%を構成する。このインキ抜き用溶液のpH
は、6.5〜7.5である。この溶媒はグリコールエーテルおよび芳香族炭化水
素を含んでなる。このグリコールエーテルは、エチレングリコールn-ブチルエー
テル、ジエチレングリコールn-ブチルエーテル、エチレングリコールn-ブチルア
セタートおよびジエチレングリコールn-ブチルアセタートの群から選ばれる。こ
の芳香族炭化水素は、エチル4-メトキシベンゾエート、エチル3-メトキシベンゾ
エートおよび2-メトキシ安息香酸エチルエーテルの群から選ばれる。
【0027】 好適な態様の開示 他の目的、特徴及び利点は、以下の好適な態様及び添付図面の記載から当業者
に理解されるであろう。
【0028】 好適な態様の詳細な説明 図1は、インキ抜き(deink)紙のためのペーパーリサイクルシステム10を 示す。このシステムは、主として、非衝撃インクを含む紙をインキ抜きするため
に設計されているが、同様に、衝撃インクを含む紙をインキ抜きすることにも適
している。非衝撃インクは、例えば、レーザープリンター、フォトコピー及びフ
ァクシミリ機器によって、紙に施されるトナーである。システム10は、コンパ
クトで、自給式の、密閉されたユニットである。このユニットは、38インチの
長さ、23.5インチの幅、38インチの高さを有している。このシステムは、
電源コード以外の外部接続を必要とせず、オフィスの環境に非常に適しており、
安全である。システム10は、使用済みペーパートレー12、クリーニング済み
ペーパートレー14、及びシステム10によってリサイクルされ得ない拒絶(リ
ジェクト)された紙を受けるリジェクト済みペーパートレー16を含む。電子セ
ンサー(図示せず)は、トナーがまだ紙上に残っているか否かを検出するために
、各シートを走査する。もし残っているならば、紙はリジェクト済みペーパート
レー16に送られる。システム10は、コントロールユニット18の制御下で作
動する。コントロールユニット18は、典型的な表示灯(例えば、電源オン、準
備、紙をチェックせよ、インキ抜き液を加えよ、ローラーをクリーニングせよ、
など)、電源をオン及びオフに切り替え、クリーニングプロセスを開始及び停止
するためのスイッチ、及び、シートが完全にクリーニングされたか又は脱コピー
されたこと又は更にクリーニングされるためにシートがシステム10を通過する
べきことを表示するために使用される感応性スライド部、を含んでもよい。
【0029】 湿らし、拭き取り、及び乾燥する場所(本発明によりインキ抜きを達成する場
所であり、図2に示される)は、区画20内に含まれている。ドア23及び24
を有する供給区画22は、化学的保存のために使用されてもよい。システム10
は、車輪25の上に搭載されてもよく、この図では、車輪の2つのみ示されてい
る。
【0030】 図2に詳細に示す区画20は、入口30で、使用済みペーパートレー12(図
示せず)から紙を受け取る。加熱板29は、区画20に入る前にトナーを軟化す
るために、25℃〜60℃の間の温度に紙を加熱する。紙は、ニップローラー3
1及び32によって区画20に供給される。ニップローラーは、個々の使用済み
ペーパーシート(例えば、シート33)を図1のコントロールユニット19の制
御下でインキ抜き液塗布部34に与える。インキ抜き液塗布部34の直ぐ近くで
、シート33は、駆動搬送ベルト36に出合う。このベルトは、使用済みペーパ
ーシートがクリーニング済みペーパートレー14に収納されるまで、使用済みペ
ーパーシートを区画20を通って搬送する。駆動搬送ベルト36は、主ローラー
駆動装置38によって駆動される。この駆動装置38は、主ローラー42を時計
周りの方向に駆動するモーター40を含む。ベルト36は、アイドラーローラー
44〜50によって案内され、主ローラー42によって半時計周りに駆動される
。アイドラーローラー46〜50は、スプリング緊張調整器46a〜50aを含
む。これら調整器は、駆動搬送ベルト36の緊張を調整する。
【0031】 部位34は、第一のローラー52を含む。この第一のローラーも、主ローラー
駆動装置38によって駆動され、時計周りの方向に回転する。中間ローラー54
と組み合わせてローラー52は、インキ抜き液ローラー56を回転する。ローラ
ー56は、槽(トラフ)58に浸される。この槽は、液だめ60から供給される
所定量のインキ抜き液を溜めておく。液だめ60は、例えば写真複写機における
トナーカートリッジのように、取り外し可能なカートリッジであることが好まし
い。液だめ60は、槽58へインキ抜き液をゆっくりと供給する。ローラー56
が回転すると、槽58からインキ抜き液がローラー56によって中間ローラー5
4へと運ばれる。この中間ローラーは、液を順に第一のローラー52へと運ぶ。
ペーパーシートが駆動搬送ベルト上に沿って運ばれると、第一のローラー52か
らの液は、各シートに塗布される。
【0032】 一方、インキ抜き液は、シート33上にスプレーノズル57によって噴霧され
てもよい。スプレーノズル57は、インキ抜き液を、シート33を十分に濡らす
量で、均一に噴霧する。トナーは、60℃で、3〜4秒後に容易に除去できるこ
とが見出されている。この時間は、温度の低下に伴って必然的に増大する。
【0033】 インキ抜き液は、水及び2つの水溶性溶媒からなる。界面活性剤を含ませて、
性能を向上させてもよい。インキ抜き液のpHは、6.5〜7.5の範囲内、特
に6.8であることが知られており、その密度及び沸点は、それぞれ、ほぼ、1
.0及び100℃であり、水に近似している。従って、インキ抜き液は、使用者
及び環境に対して有害ではない。しかも、その成分は水と共に蒸発するので、す
すぎを行う必要がない。
【0034】 液全体における水の量は、75体積%〜87体積%であるべきである。液体が
固体と接触すると、その界面で分子は固体に接着する。分子は、固体上に広がり
、液の表面積は、増大する。この現象は、濡れと呼ばれる。良好な濡れは、紙の
繊維のネットワーク及び繊維−トナー接触領域への化学薬品の速やかな浸入を容
易にする。この濡れ現象は、破壊及び繊維からトナーが分離するのを助ける。も
し、液の総量中の水のパーセントが87%をはっきりと上回るならば、液は、か
なり水性の状態である。この状態は、紙を柔らかくし過ぎて、最小の機械的圧力
下、例えばコイル状ブラシからの圧力、でさえも、紙を破くことになるであろう
。もし、水のパーセントが75%をはっきりと下回るならば、紙の繊維は、物理
的結合形成により硬くなるであろう。炭化水素溶媒は、ある種のセルロース材料
と強固な物理的結合を形成するゆえに、セルロース材料を硬くすることが知られ
ている。しかしながら、紙は完全に濡れないので、トナーは完全に軟化されない
。この場合、ブラシの助けによってトナーを剥がすことは、より困難である。
【0035】 2つの溶媒の体積は通常20%以下10%以上である。ほとんどの印刷インキ
を溶かすことのできる溶媒を使用できる。しかし、そのような溶媒は高価で、対
費用効果的にリサイクルに使用することができない。もう一つの欠点は水との相
溶性である。効果的であるためには、溶媒は低濃度(<1000ppm)におい
て水に非相溶性である必要がある。残念なことに、このような溶媒のほとんどは
水に相溶性である。さらに、環境への懸念のために、EPA規制は幾つかの良溶
媒、特にハロゲン化炭化水素の使用を全く許さない。結果として、通常使用され
ている溶媒のほとんどは脂肪族炭化水素である。驚くべきことに、水と2つの水
に相溶性の溶媒とから構成される薬品(formulation)は、それらの割合と温度 によってはトナーを軟化し、溶かすことさえ可能であることが判明している。し
かし、好ましい態様では、トナーは軟化するのみで、溶解しない。これにより、
脱コピーした紙(decopied paper)の退色と溶液のリサイクルとを妨げる。
【0036】 2つの溶媒は、グリコールエーテルまたはグリコールエステルと芳香族炭化水
素である。グリコールエーテルおよびグリコールエステルの例としてエチレング
リコールn−ブチルエーテル、ジエチレングリコールn−ブチルエーテル、エチ
レングリコールn−ブチルアセテート、およびジエチレングリコールn−ブチル
アセテートが挙げられる。芳香族溶媒は、芳香族エステルおよびアルキルフェノ
ール、例えば4−メトキシ安息香酸エチル、3−メトキシ安息香酸エチル、およ
び2−メトキシ安息香酸エチルエーテルの中から選択することができる。
【0037】 上述した溶媒に加えて、溶媒はC12〜C14脂肪族飽和炭化水素またはエー
テルであってもよい。溶媒は溶媒900、特にジエチレングリコールn−ブチル
エーテルであることが好ましい。もう一つの薬品では、水と界面活性剤とを3:
10の比で混合した物に同じ溶媒を混合してもよい。
【0038】 芳香族溶媒に対する脂肪族溶媒の比は、界面活性剤を含んでいるかどうかに依
存して、典型的には4:1〜5:1の間であり得る。所定の界面活性剤の親水性
−親油性バランス(HLB)は、薬品の温度を変えて、あるいは溶媒を添加して
、あるいはその両方によって、変化させることができる。用いる溶媒のタイプな
らびに量は、所望のHLBを得、あるいは維持するために重要である。本発明で
は、かかる溶媒の比はHLB7〜9を維持しそして得るために重要である。2つ
の溶媒の組み合わせ割合が20%をかなり超えると、溶融とブラシの助けによる
トナー剥離がより困難になるという傾向がある。また、溶媒が多すぎるとシート
へのトナーの固着と汚れ(smear)とを妨げる一方、少なすぎるとトナー−紙結 合の切断ができない。
【0039】 好ましい態様において、インキ抜き溶液中の界面活性剤の総量は5%以下であ
り、好ましくは1〜3%の範囲であってよい。この状況における界面活性剤は水
の表面張力を低下させて主に濡れを向上させるので、典型的には5%を超える必
要はない。界面活性剤が少なすぎると、紙の濡れが不十分となり、多すぎるとト
ナーの汚れを引き起こすであろう。
【0040】 界面活性剤とは、表面を活性化させる物質である。インキ抜きにおいて、界面
活性剤は水の表面張力を低下させて、そしてより効果的に濡れさせる働きをする
。水も溶媒を含むので溶媒はより効果的になる。こうして界面活性剤は表面に吸
着してインキ除去、可溶化、分散および乳化を助ける。従って界面活性剤は主に
インキ抜きの速度を増加させる。いかなるインキ抜き薬品においても界面活性剤
を注意深く選択し、バランスを保つと最も有用である。界面活性剤は油に対して
親和性をもつ(疎水性の)有機物部分と、水に対して親和性をもつ(親水性の)
もう一つの部分とからなる。界面活性剤には非イオン性とイオン性の2つのタイ
プがある。非イオン性界面活性剤では、親水性部分は通常極性の高い置換基であ
り、一方イオン性界面活性剤ではイオン性基である。両タイプの界面活性剤にお
いて、疎水性部分は長鎖炭化水素残基である。界面活性剤化学は複雑で未だ良く
わかっていない。
【0041】 ある1の界面活性剤が特定のトナーおよび特定の等級の紙に効果的であっても
、他のものに対して同様であるとは限らない。界面活性剤と共に使用する溶媒の
タイプは、界面活性剤のHLBを改質することができ、それにより水の表面張力
を低下させる能力に影響する。HLB4〜6のものを用いると、界面活性剤は油
中水滴型乳化剤として作用する。同様にHLB8〜13のものを用いると、界面
活性剤は水中油滴型乳化剤として作用する。13〜15では、界面活性剤は洗剤
として作用し、15〜18では、可溶化剤として作用する。従って本発明のイン
キ抜き溶媒のHLBは7〜9であり、このとき界面活性剤は湿潤剤として作用す
るであろう。通常使用される界面活性剤はエトキシル化アルキルフェノール類、
エトキシル化線状アルコール類、および脂肪酸石けん類である。しかし、その割
合が低いため、ほとんどの界面活性剤がトナーと共に除去されるので、すすぎは
必要ない。
【0042】 界面活性剤は例えばトリトンX−155、トリトンX−305、トリトンX−
405であってよいが、好ましい界面活性剤はBRD−2311である。かかる
界面活性剤の化学組成は、以下の通りである:トリトンX−155 化学組成:メチレンビスジアミル−フェノキシポリエトキシエタノール/679
06−06−3;イソプロパノール/67−63;水/7732−18−5;ポ
リエチレングリコール/25322−68−3 製造者:ユニオンカーバイドトリトンX−305 化学組成:ポリ(オキシ−1,1,3,3−テトラメチルブチル)ペニル−W−
ヒドロキシ−/9036−19−5;ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル、A
−ヒドロ−W−ヒドロキシ−/25322−68−3;水/7732−18−5
製造者:ユニオンカーバイドトリトンX−405 化学組成:オクトキシフェノキシポリエトキシエタノール/9036−19−5
;水/7732−18−5;ポリエチレングリコール/25322−68−3 製造者:ユニオンカーバイドBRD−2311 化学組成:この界面活性剤は、企業秘密である;しかしエトキシル化線状アルコ
ールかエトキシル化アルキルフェノール、あるいはその両方であり、少量のNa + を含むと考えられる。 製造者:バックマン研究所(Buckman Laboratories) 使用することができるさらなる薬品は、水と界面活性剤10:1の比からなる
基本薬品に対して1:33の比で酵素を添加したものが挙げられる。酵素はBU
ZYME2522が好ましい。酵素はBuckman Laboratoriesにより製造され、こ
れも企業秘密である。この薬品は、界面活性剤としてBRD−2311を使用し
たときに最も良く働く。
【0043】 紙の各シートがステーション34を離れた後、そのままとぎれることなくふき
取りステーション64に向かう。代わりに、各シートはステーション62に輸送
されてもよく、そこで運転キャリアベルト(driven carrier belt)36の動き をおよそ10〜15秒間停止させ、系の温度に依存してノンインパクトインキ(
トナー)をインキ抜き溶液で軟化する。ヒーター63でさらに加熱して、先述の
運転ベルトの停止をすることなくトナーの軟化を容易に行うこともできる。
【0044】 非衝撃インキが軟化された後に、紙を、第一次ローラー66を含み、また主ロ
ーラー駆動38によって駆動される拭き取り部署64へ移動させる。第一次ロー
ラーは、表面に剛毛67を含むコイル状ブラシを含んでおり、それは紙が拭き取
り部署64内を通過するときに紙の表面を穏やかに拭い、トナー粒子を除去する
。それらの剛毛は、典型的には、低密度ポリエチレン材料から作られる。櫛ロー
ラー68は、ローラー66の剛毛からトナーインキ粒子を連続的に除去するのに
使用できる。拭き取り部署64は、回収部署65を含んでいる。除去された粒子
は、標準的な写真複写機カートリッジに類似の取除き可能なカートリッジであり
得る回収区画69を含む回収部署65によって捕集される。穏やかな拭いによっ
て、紙の繊維を乱すことなく、トナーの殆どが除去される。ローラー66は、シ
ステム10内の紙シートの移動の方向に回転するように配置形成されているが、
ローラー66は反対方向に回転されてもよい。また。ローラー66は、ローラー
66のコイル状の性質を仮定すれば、トナー粒子を回収区画69aへ向けるため
に図3に示されるように、シート33aに対してある角度で配向されてよい。図
2で、スクレーパー第一次ローラー66の表面からトナーを除く。
【0045】 第2の拭き取り部署72が拭き取り部署64と同様に配置形成されていてよく
、それは第一次ローラー74、剛毛75櫛ローラー76、スクレーパー78及び
回収区画79を含む。この部署は何らかの残留痕跡量のトナーを除くための追加
の拭き取り作用を与えるように作動する。
【0046】 乾燥機部署92は、ブロワー装置94及びダクト96を含み、ダクト96はブ
ロワー94によって発生された加熱空気流を紙シートが乾燥機部署92内を通過
するときに紙シートを乾燥させるために紙シートの表面へむける。シートに突き
当たる空気は、典型的には、60°及び70℃の間の範囲内の温度に加熱される
。インキ抜き溶液は6.5−7.5、典型的には6.8のpH、及び100℃の
沸点を有する水溶性であるので、その溶液成分は、何らの残留物も残さずに気化
し、従ってシートのすすぎは必要ない。
【0047】 流体回収部署88は、ダクト82を通して気化されたインキ抜き溶液を引くフ
ァン80を含む。凝縮手段84は、蒸気を凝縮して液体に戻す凝縮コイルを含み
;その液体は液体回収区画86に捕集される。液体回収区画86は、一杯になっ
た時に取除かれ、別の空の回収区画によって置き換え得る交換可能カートリッジ
を含む。このようにすると、インキ抜き溶液のリサイクルが可能となるばかりで
なく、流体からの蒸気(使用者に非毒性であるが)が大気中へ飛散して、不快な
臭気を発生させることを防止する。回収区画86が一杯になると、それを取り出
して湿潤部署34、返還液溜60のいずれかへ返還することができ、あるいは廃
棄までの予め定められた回数の使用、もしくは他の使用の後に、廃棄され得る。
【0048】 あるいは、凝縮された液体は、液溜60へ直接にフィードバックされてもよい
。本発明のインキ抜き溶液は、トナーを溶解しないので、凝縮されたインキ抜き
溶液は汚染されておらず、従って再使用可能であり、かくして脱コピー機の操作
コストを節約する。従って、回収ダクト86aの中に配置された凝縮コイル84
aは、リサイクル流体の即座の再使用を可能とする。
【0049】 従って、本発明のインキ抜きシステムは、非毒性かつ非苛性のインキ抜き溶液
を与えるのみでなく、さらにはその溶液ならびにトナー粒子がリサイクルされ、
単に廃棄されないので、環境に対して優しい。
【0050】 シート33が乾燥機部署92を退出した後、それは主ローラー駆動38によっ
て駆動され、90−100℃の範囲内の温度に加熱されていてよい圧縮ローラー
98に付される。これによって、シートをさらに乾燥し、存在しうるいずれの皺
も紙から除き、シートをその初期寸法に戻してから、シートを浄化済み紙トレー
14内積み重ねる。このときに、シートは直ちに再使用できるようになっている
。さらには、シートの品質は、インキ抜き溶液の結果として事実、改善される。
溶媒が紙繊維を強化し、炭化水素と紙の繊維素とによって形成される強い物理的
結合の故に、紙の品質を改善する。さらにこれは、紙の寿命を延ばし、1枚のシ
ートにつき5回までの脱印刷処理を許容する。
【0051】 安全(セキュリティ)についての基準は、シートに前に含まれていた情報が検
出され得ないことを要求する。本発明によって脱印刷されたシートについて、ジ
ョージア州フォレストパークの米国陸軍犯罪捜査研究所により行われた赤外試験
は、シートにトナーが残留していないことを明らかにした。この試験は、脱印刷
シートをIR(赤外);紫外(UV)−短及び長波長;ポリライト(polil
ight)及びアルゴンレーザー光へ露出することを含んだ。
【0052】 図4のフローチャート100は、本発明によるインキ抜きの方法を例示する。
工程102において、前述のようにして配合されたインキ抜き溶液は、インキ抜
きされるべき使用済みの紙に適用される。次いで紙は工程104で穏やかに拭か
れて、紙から紙の繊維を乱すことなく、軟化されたトナーを除去する。トナー粒
子は、ブラシから取除かれ、リサイクルのために捕集される。工程106におい
て、インキ抜き溶液は、紙を60°及び70℃の間の温度に加熱することによっ
て除去される。
【0053】 インキ抜きされた紙は工程108で乾燥され、気化されたインキ抜き溶液はリ
サイクルのために捕集されそして凝縮される。乾燥された紙は工程110で圧縮
されて、さらに紙を乾燥させまた、調製中に存在し得る何らかの皺を除去し、工
程112で即座の再使用に備える。
【0054】 本発明のシステム及び方法は、任意の非衝撃インキ印刷法で印刷された非衝撃
インキを含むいずれの年齢のあらゆるタイプの紙からも比較的小規模で効果的に
改善された品質のリサイクル紙コストを作り出す。さらには、インキ抜きされた
シートは、それに前に印刷された情報の痕跡を保持せず、使用者及び環境の両方
に対して安全である。本発明は、シート当たり0.3セントのコストでリサイク
ル材料の100%を生じる。
【0055】 本発明の特定の特徴をいくつかの図面で示し、その他のものを示さなかったが
、これは単に便宜のためだけであり、各特徴は本発明による他の特徴のいずれ、
あるいは全てと、組合せられ得るものである。
【0056】 その他の具体化は、当業者に思い付かれであろうし、請求項の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による、インキ抜き紙のためのペーパーリサイクルシステム
の透視図である。
【図2】 図1のシステムの概略断面図である。
【図3】 図2の上部平面図である。
【図4】 本発明のインキ抜き方法を表すフローチャートである。
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月2日(2001.4.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アシュ,ジェイムズ・タボット アメリカ合衆国マサチューセッツ州01608, ウォースター,オリード・ストリート 14,ナンバー 103 Fターム(参考) 3B201 AA04 AB14 BA02 BA14 BB21 BB92 BB94 BB95 CC12 4L055 AE05 AE10 AG34 AG99 AH29 AH50 CH30 EA20 EA30 EA32 FA21 FA30 GA35 GA50

Claims (53)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙のシートを、その上のトナーを除去することによってイン
    キ抜きする方法であって、 紙のシートを非毒性の水溶性インキ抜き溶液で湿らせること;ここで該溶液が
    、紙のシートを湿らせて該シートの繊維を膨潤させための水;該水の表面張力を
    低下させて水でのシートの湿潤を促進させるための水溶性界面活性剤;トナーを
    溶解させずにトナーを軟化させるため、かつトナーとシートとの間の結合を破壊
    するための2種以下の水溶性溶媒を含み、 軟化したトナーをシートから除去してトナー粒子をつくること、 シートを加熱してインキ抜き溶液を蒸発させること、 溶液をシートから除去すること、及び 紙のシートを圧延して、すぐに再使用するためにそのオリジナルのサイズにシ
    ートを戻すこと を含む前記の方法。
  2. 【請求項2】 水及び界面活性剤がインキ抜き溶液中で10:1の比である
    、請求項1に記載の紙をインキ抜きする方法。
  3. 【請求項3】 インキ抜き溶液が水及び界面活性剤に対して3:10の比で
    溶媒をさらに含む、請求項2に記載の紙をインキ抜きする方法。
  4. 【請求項4】 溶媒が、C12〜C14脂肪族飽和炭化水素である、請求項
    3に記載の紙をインキ抜きする方法。
  5. 【請求項5】 溶媒がエーテルである、請求項3に記載の紙をインキ抜きす
    る方法。
  6. 【請求項6】 溶媒がジエチレングリコール・n−ブチルエーテルである、
    請求項3に記載の紙をインキ抜きする方法。
  7. 【請求項7】 トナー粒子を集めることをさらに含む、請求項1に記載の紙
    をインキ抜きする方法。
  8. 【請求項8】 トナー粒子をリサイクルすることをさらに含む、請求項7に
    記載の紙をインキ抜きする方法。
  9. 【請求項9】 加熱によって生じた蒸気を集めることをさらに含む、請求項
    1に記載の紙をインキ抜きする方法。
  10. 【請求項10】 蒸気を集めることが、集めた蒸気を凝縮させて液体のイン
    キ抜き溶液に戻し、そして凝縮したインキ抜き溶液をリサイクルすることを含む
    、請求項9に記載の紙をインキ抜きする方法。
  11. 【請求項11】 除去が、シートを拭き取ってトナー粒子を除去することを
    含む、請求項1に記載の紙をインキ抜きする方法。
  12. 【請求項12】 拭き取りが、コイルブラシを回転させてトナー粒子をシー
    トから除去することを含む、請求項11に記載の紙をインキ抜きする方法。
  13. 【請求項13】 拭き取りが、トナー粒子をコイルブラシから集めることを
    さらに含む、請求項12に記載の紙をインキ抜きする方法。
  14. 【請求項14】 集めることが、コイルブラシを梳いてブラシからトナー粒
    子を除去することを含む、請求項13に記載の紙をインキ抜きする方法。
  15. 【請求項15】 梳くことが、回収区画においてトナー粒子を堆積させるこ
    とを含む、請求項14に記載の紙をインキ抜きする方法。
  16. 【請求項16】 加熱が、シート上に熱空気を吹きつけてシートを乾燥させ
    ることを含む、請求項1に記載の紙をインキ抜きする方法。
  17. 【請求項17】 熱空気が60〜70℃の温度を有する、請求項16に記載
    の紙をインキ抜きする方法。
  18. 【請求項18】 圧延が、シートを加熱ローラー間に供給することを含む、
    請求項1に記載の紙をインキ抜きする方法。
  19. 【請求項19】 ローラーが20〜60℃の温度を有する、請求項18に記
    載の紙をインキ抜きする方法。
  20. 【請求項20】 水がインキ抜き溶液の75〜87%を構成する、請求項1
    に記載の紙をインキ抜きする方法。
  21. 【請求項21】 界面活性剤がインキ抜き溶液の1〜3%を構成する、請求
    項1に記載の紙をインキ抜きする方法。
  22. 【請求項22】 溶媒がインキ抜き溶液の15〜20%を構成する、請求項
    1に記載の紙をインキ抜きする方法。
  23. 【請求項23】 インキ抜き溶液が6.5〜7.5の範囲のpHを有する、
    請求項1に記載の紙をインキ抜きする方法。
  24. 【請求項24】 溶媒がグリコールエーテル及び芳香族炭化水素を含む、請
    求項1に記載の紙をインキ抜きする方法。
  25. 【請求項25】 グリコールエーテルが、エチレングリコール・n−ブチル
    エーテル、ジエンチレングリコール・n−ブチルエーテル、エチレングリコール
    ・n−ブチルアセテート、及びジエチレングリコール・n−ブチルアセテートよ
    りなる群から選択される、請求項24に記載の紙をインキ抜きする方法。
  26. 【請求項26】 芳香族炭化水素が、4−メトキシ安息香酸エチル、3−メ
    トキシ安息香酸エチル、及び2−メトキシ安息香酸エチルエーテルよりなる群か
    ら選択される、請求項25に記載の紙をインキ抜きする方法。
  27. 【請求項27】 紙のシートを、その上のトナーを除去することによってイ
    ンキ抜きするためのシステムであって、 紙のシートを非毒性の水溶性インキ抜き溶液で湿らせるための手段;ここで該
    溶液が、紙のシートを湿らせて該シートの繊維を膨潤させための水;該水の表面
    張力を低下させて水でのシートの湿潤を促進させるための水溶性界面活性剤;ト
    ナーを溶解させずにトナーを軟化させるため、かつトナーとシートとの間の結合
    を破壊するための2種以下の水溶性溶媒を含み、 軟化したトナーをシートから除去してトナー粒子をつくるための手段、 シートを加熱してインキ抜き溶液を蒸発させ、シートから溶液を除去するため
    の手段、及び 紙のシートを圧延して、すぐに再使用するための予め決定された寸法にシート
    を戻す手段 を含む前記のシステム。
  28. 【請求項28】 水及び界面活性剤がインキ抜き溶液中で10:1の比であ
    る、請求項27に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  29. 【請求項29】 界面活性剤が、Triton X-155、Triton X-305、Triton X-4
    05、及びBRD 2311よりなる群から選択される、請求項27に記載の紙をインキ抜
    きするためのシステム。
  30. 【請求項30】 インキ抜き溶液が水及び界面活性剤に対して3:10の比
    で溶媒をさらに含む、請求項28に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  31. 【請求項31】 溶媒が、C12〜C14脂肪族飽和炭化水素である、請求
    項30に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  32. 【請求項32】 溶媒がエーテルである、請求項30に記載の紙をインキ抜
    きするためのシステム。
  33. 【請求項33】 溶媒がジエチレングリコール・n−ブチルエーテルである
    、請求項30に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  34. 【請求項34】 トナー粒子を集めるための手段をさらに含む、請求項27
    に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  35. 【請求項35】 トナー粒子をリサイクルするための手段をさらに含む、請
    求項34に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  36. 【請求項36】 加熱によって生じた蒸気を集めるための手段をさらに含む
    、請求項27に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  37. 【請求項37】 蒸気を集めるための手段が、集めた蒸気を凝縮させて液体
    のインキ抜き溶液に戻すための手段、及び凝縮したインキ抜き溶液をリサイクル
    する手段を含む、請求項36に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  38. 【請求項38】 除去のための手段が、シートを拭き取ってトナー粒子を除
    去する手段を含む、請求項27に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  39. 【請求項39】 拭き取りのための手段が、コイルブラシを回転させてトナ
    ー粒子をシートから除去するための手段を含む、請求項38に記載の紙をインキ
    抜きするためのシステム。
  40. 【請求項40】 拭き取りのための手段が、トナー粒子をコイルブラシから
    集める手段をさらに含む、請求項39に記載の紙をインキ抜きするためのシステ
    ム。
  41. 【請求項41】 トナー粒子を集めるための手段が、コイルブラシを梳いて
    ブラシからトナー粒子を除去するための手段を含む、請求項40に記載の紙をイ
    ンキ抜きするためのシステム。
  42. 【請求項42】 梳くための手段が、回収区画においてトナー粒子を堆積さ
    せるための手段を含む、請求項41に記載の紙をインキ抜きするためのシステム
  43. 【請求項43】 加熱のための手段が、シート上に熱空気を吹きつけてシー
    トを乾燥させるための手段を含む、請求項27に記載の紙をインキ抜きするため
    のシステム。
  44. 【請求項44】 熱空気が60〜70℃の温度を有する、請求項43に記載
    の紙をインキ抜きするためのシステム。
  45. 【請求項45】 圧延のための手段が、シートを加熱ローラー間に供給する
    ための手段を含む、請求項27に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  46. 【請求項46】 ローラーが20〜60℃の温度を有する、請求項45に記
    載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  47. 【請求項47】 水がインキ抜き溶液の75〜87%を構成する、請求項2
    9記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  48. 【請求項48】 界面活性剤がインキ抜き溶液の1〜3%を構成する、請求
    項27に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  49. 【請求項49】 溶媒がインキ抜き溶液の15〜20%を構成する、請求項
    27に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  50. 【請求項50】 インキ抜き溶液が6.5〜7.5の範囲のpHを有する、
    請求項27に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  51. 【請求項51】 溶媒がグリコールエーテル及び芳香族炭化水素を含む、請
    求項27に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
  52. 【請求項52】 グリコールエーテルが、エチレングリコール・n−ブチル
    エーテル、ジエンチレングリコール・n−ブチルエーテル、エチレングリコール
    ・n−ブチルアセテート、及びジエチレングリコール・n−ブチルアセテートよ
    りなるから選択される、請求項51に記載の紙をインキ抜きするためのシステム
  53. 【請求項53】 芳香族炭化水素が、4−メトキシ安息香酸エチル、3−メ
    トキシ安息香酸エチル、及び2−メトキシ安息香酸エチルエーテルよりなる群か
    ら選択される、請求項52に記載の紙をインキ抜きするためのシステム。
JP2000536918A 1998-03-19 1999-03-19 紙のインキ抜きのための方法及び装置 Pending JP2002506934A (ja)

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