JPH05171583A - 故繊維回収の酸素粘着除去方法 - Google Patents

故繊維回収の酸素粘着除去方法

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JPH05171583A
JPH05171583A JP14816592A JP14816592A JPH05171583A JP H05171583 A JPH05171583 A JP H05171583A JP 14816592 A JP14816592 A JP 14816592A JP 14816592 A JP14816592 A JP 14816592A JP H05171583 A JPH05171583 A JP H05171583A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 故繊維を含む再循環紙製品の生産のスチッキ
ーの粘着除去の簡単かつ経済的処理方法の開発。 【構成】 故パルプのスチッキーのタッキネスを減少さ
せるため酸素を使用し、任意には最適スチッキー制御に
対しアルカリ及び/又は粘着除去剤と共に使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、故紙から故繊維の回
収、及び特に故紙完成紙料の粘着性汚染物質類の粘着除
去(脱粘着)に関する。
【0002】
【従来の技術】故紙から回収される故繊維は、広汎な種
類の再循環紙製品へ加工される。故紙材料類は、しばし
ば接着剤、バインダー、若干の型式のインキ等を含む変
量の問題となる接着或いは粘着汚染物質類を含有する。
通常“スチッキー”と称されるこれらの粘着汚染物質類
は、パルプ、フォーム全紙、及びハンドル全紙をふるい
分け及び洗浄するため使用される加工装置の各種の部品
に蓄積しかつ操業問題をひき起す。これらの粘着汚染物
質類或いはスチッキーの存在は、最終紙製品の品質に有
害に作用する可能性もある。多くの型式の紙製品の故繊
維の増大する使用は、製紙業者が低級の故紙を加工する
ことを必要にした。このような低級完成紙料は、一層不
均一でありかつ代表的には好ましい高品質故紙により多
いスチッキーを含んでいる。
【0003】従って故繊維類を使用する紙製品の経済的
製造は、脱粘着及び/又はスチッキー除去(通常“粘着
除去”と称される)するため故パルプを処理する有効な
方法を必要とする。スチッキーのタッキネスを除去或い
は減少させる公知の方法の多くは、代表的には生パルプ
を使用する製紙で樹脂状物質沈殿を制御するのに使用さ
れる材料類と同様な材料類の添加を含んでいる。本明細
書では粘着除去(脱粘着)剤と規定されるこの種の材料
類は、表面活性剤、水溶性ポリマー、及び他のイオン水
溶性化合物、ならびに滑石、ケイソウ土、粘土等のよう
な無機材料を含んでいる。これらの材料は、粘着化合物
の分散粒子の表面を改質し、それらの粒子の接触粘着特
性を除去しかつそれによってそれらの粒子をしてより取
扱い易くし、かつより容易に除去させる。アメリカ合衆
国特許第4,710,267号は、故紙パルプの変色及
びタッキネスを減少させるため界面活性第3アミン或い
は第4アンモニウム化合物の使用を開示する。アメリカ
合衆国特許第4,886,575号は、故紙パルプの粘
着除去に対して各種の分子量をもつポリビニルアルコー
ルの適用を開示する。ピー.シー.ミラー(P.C.M
iller)は、1988年パルプ会議のタッピ(TA
PPI)議事録第345〜348頁の“スチッキー制御
に対する化学プログラム”と称される論文でスチッキー
問題及び故パルプに対する化学薬剤添加による粘着除去
に対する多数の提案を論評する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】故パルプの酸素処理或
いは脱リグニンは、公知であるが、しかし一般にスチッ
キーの問題を扱うため使用されなかった。アメリカ合衆
国特許第4,416,727号は、高分子湿潤強度樹脂
を溶解し、次いで洗浄段階で合格繊維を回収するためア
ルカリ溶液で完成紙料をパルプにし、かつ酸素とこのパ
ルプを接触させることによって湿潤強度樹脂塗布故紙完
成紙料から繊維の輝度(白色度)を回復及び維持する方
法を開示する。1986年6月刊行のタッピ議事録第1
00〜103頁の“酸素脱リグニンによる段ボール容器
からパルプの格上げ”と称されるエー.ド.ルボー
(A.De.Ruvo)外による論文は、繊維膨潤及び
リグニン除去に起因する軟化によってより生状特性を再
循環繊維に付与するため酸素粘着除去によりこの繊維を
格上げする方法を説明している。スチッキーの問題は、
同じであったが、しかしこのようなスチッキーの除去が
扱われなかった。1989年12月付タッピ議事録第1
68〜174頁で刊行された“故繊維等級の酸素漂白”
と称される論文ではエル.ディー.マーカム(L.D.
Markam)外は、大ていの型式のダート(ちり)を
除去しかつ再循環パルプの輝度(白色度)及び漂白性を
改良するため有効な酸素漂白法を説明する。スチッキー
に関する酸素漂白法の効果は、調査されかつスチッキー
類が酸素段階で除去或いは分散されないように推断され
た。
【0005】本発明の目的は故繊維回収におけるパルプ
の粘着除去に対する改良されかつ一層経済的な方法の開
発である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、セルロース繊
維及び粘着汚染物質類からなる故パルプを処理する方法
であって、前記パルプが故紙材料からつくられるもので
ある。この方法は、温度、酸素分圧及び粘着汚染物質の
タッキネスを減少させるに十分な接触時間の状況で酸素
含有ガスと前記パルプを接触させ、それによってセルロ
ース繊維の継続加工している間粘着汚染物質によってひ
き起される操業及び製品品質問題を減少し、再循環紙製
品を生じさせることからなる。更に本発明の別の実施例
は故パルプに対する1つ或いはそれ以上のアルカリ化合
物の添加からなる。これらのアルカリ化合物は、水酸化
ナトリウム、硫化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水硫化
ナトリウム、水酸化アンモニウム、チオ硫酸ナトリウ
ム、硫酸ナトリウム、及びそれらの混合物からなる群か
ら選択される。若干のこれらアルカリ化合物は、白液
(水酸化ナトリウム及び硫化ナトリウムを含む水溶
液)、酸化白液(チオ硫酸ナトリウム及び/又は硫酸ナ
トリウムを含む水溶液)、或いは緑液(硫化ナトリウム
及び炭酸ナトリウム)の使用によって酸素とパルプの接
触している間得ることができる。第3実施例は酸素含有
ガスとの接触に続く故パルプに対する粘着除去剤の添加
からなり、この場合前記粘着除去剤は、エトキシル化界
面活性剤、ポリビニルアルコール(PVOH)、アセチ
レン界面活性剤、イオン界面活性剤、滑石、粘土、及び
それらの混合物からなる群から選択される。この第3実
施例の拡張は、酸素含有ガスと接触させることに追加し
て1つ或いはそれ以上のアルカリ化合物及び1つ或いは
それ以上の粘着除去剤の添加からなる。これらのアルカ
リ化合物は、水酸化ナトリウム、硫化ナトリウム、炭酸
ナトリウム、水硫化ナトリウム、水酸化アンモニウム、
チオ硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、及びそれらの混
合物からなる群から選択される。若干のこれらアルカリ
化合物は、白液(水酸化ナトリウム及び硫化ナトリウム
を含む水溶液)、酸化白液(チオ硫酸ナトリウム及び/
又は、硫酸ナトリウムを含む水溶液)、或いは緑液(硫
化ナトリウム及び炭酸ナトリウムを含む水溶液の使用に
よって酸素と故パルプの接触している間に得ることがで
きる。
【0007】本発明は、(a) 水と共に故紙を粉砕して、
セルロース繊維及び粘着汚染物からなるパルプを生成
し;(b) 温度、酸素分圧、及び粘着汚染物質のタッキネ
スを減少させるに十分な接触時間の状況で酸素含有ガス
とこのパルプを接触させ;及び(c) パルプ生成、ふるい
分け、及び抄紙からなる群から選択される1つ或いはそ
れ以上の工程で工程(b) から由来するセルロース繊維パ
ルプを加工し、低級の再循環紙製品を生じさせる諸工程
からなる方法によって粘着汚染物質を含む故紙材料から
つくられる低級再循環紙産物をも含む。任意に、1つ或
いはそれ以上の粘着除去剤は、酸素と接触している間或
いはこの接触に続いてそのパルプに添加することができ
る。
【0008】更に本発明は、(a) 水と故紙を粉砕して、
セルロース繊維及び粘着汚染物質からなるパルプを生成
し;(b) 温度、酸素分圧、及び粘着汚染物質のタッキネ
スを減少させるに十分な接触時間の状況で酸素含有ガス
及び1つ或いはそれ以上のアルカリ化合物と前記パルプ
を接触させ;(c) パルプ生成、ふるい分け、分散、洗
浄、浮選、漂白及び抄紙からなる群から選択される1つ
或いはそれ以上の工程で工程(b) から由来するセルロー
ス繊維パルプを加工し、高級の再循環紙産物を生じさせ
る諸工程からなる方法によって粘着汚染物質を含む故紙
材料からつくられる高級再循環紙産物を含む。任意に1
つ或いはそれ以上の粘着除去剤は、酸素と接触している
間或いはそれに続いて前記パルプに対して添加すること
ができる。
【0009】
【作用】本発明は、再循環紙産物をつくるため故紙材料
の加工でのスチッキーの粘着除去方法である。故紙材料
は、前消費者及び後消費者故紙からなる。前消費者廃棄
物は、ミル損紙及びISRI(スクラップ再循環工業協
会)スクラップ規格による製紙工場損紙及び選別故紙を
含み;後消費者廃棄物は、事務故紙、歩道故紙、新聞、
雑誌、及び特にこれらの型式故紙の混合物を含む。故パ
ルプは、この種故紙材料からつくれるパルプである。粘
着汚染物質とも称されるスチッキーは、本明細書に含む
ものとして規定されるが、しかし感圧接着剤、レーザ印
刷インキ、ピッチ、膠、ホットメルト、ゼロックスイン
キ及びラテックスに限定されない。故紙の回収、洗浄及
び漂白に対する既存プラントでは、種々の型式の故紙材
料は、型式(元帳、新聞紙、厚紙等)に従って分離され
かつ特異比率でブレンドされかつハイドラパルパのよう
なパルプ装置でパルプにされる。パルプ或いは完成紙料
は、その完成紙料源及び特定の所望最終製品に従った下
記の諸工程、即ちふるい分け、洗浄、脱インキ、漂白、
及び洗濯の1つ或いはそれ以上が施される。次いで処理
済パルプは、適当な型式の製紙機械に対して送られ、最
終再循環紙産物を生成させる。故紙型式の入念な分離
は、容易に加工される合理的に粘稠な特性をもつ所望高
品質完成紙料を生じる。この種高品質完成紙料は、使用
される特定型式装置及び所要最終製品特性に従ってある
程度粘着除去及び除去させねばならぬ変量のスチッキー
を含んでいる。故繊維に対する需要が増加するにつれ
て、高品質故紙の供給は、だんだん不十分となり、かつ
より低品質故紙材料によって補足せねばならない。これ
らのより低品質材料類は、一般にその特性がより好まし
い高品質階級の故紙よりも変化し易く、又更に重要なこ
とに、代表的により高い量のスチッキーを含んでいる。
紙製品でスチッキー前駆物質(特に接触接着剤類)の使
用が増加し、又より低品質完成紙料の使用が必要となる
から、故繊維ミルのスチッキーによってひき起される操
作問題の度合は、より厳しくなる。従って粘着除去の改
良及びより経済的方法は、故繊維から紙産物の有効な生
産を確保するため必要とされる。
【0010】本発明は、故パルプの粘着除去に対する若
干の新方法選択(オプション)を規定する。特定のオプ
ションを選択することができ、パルプ加工装置及び最終
紙製品の規格の特定組合せに対し要求される粘着除去度
を生じる。選択される粘着除去度は、粘着除去コストと
パルプ加工装置から蓄積されるスチッキーを除去する休
止時間コストとの間のバランスである。
【0011】本発明では、酸素の存在下水性液とスチッ
キーを形成する接触粘着性接着剤が重要な程度にこの種
材料のタッキネスを減少できることが発見された。接触
段階は、環境温度で、或いは所望のような高温で実施さ
せることができる。これと異なり、粘着性材料と接触す
る酸素とアルカリ性水性液の組合せは、タッキネスをい
っそう更に減少する。このオプションでは、苛性アルカ
リ(水酸化ナトリウム)は、満足なアルカリであり、又
酸化される白液が意外なことにアルカリ溶液中酸素で粘
着除去するアルカリ材料としてより有効ですらあること
が発明された。完全に酸化白液(硫酸ナトリウム溶液)
は、この目的に対するアルカリ源として部分的に酸化白
液より有効であると判明した。別のアルカリ源として硫
化ナトリウム及び炭酸ナトリウムを含む水溶液である緑
液がある。使用できる他のアルカリ化合物類は、水硫化
ナトリウム及び水酸化アンモニウムを含む。粘着除去剤
が加熱される水溶液を使用する処理と組合せて使用され
る場合、更にタッキネスを減少できる。水性液がアルカ
リ性であり、又特にアルカリ度が酸化された白液によっ
てもたらされる場合、タッキネスは、いっそう更に減少
させることができる。
【0012】代表的故繊維操作では、故紙材料類は、ハ
イドラパルパのような分離或いは粉砕装置において、水
に選択的にブレンドされかつパルプにされる。この原故
繊維パルプ或いは完成紙料は、次いで各種の順序及び組
合せにしたふるい分け、洗浄、浮選、脱インキ、及び漂
白のような追加の工程が施され、当業者に公知のような
選択される紙製品へ加工される清潔な故繊維パルプを生
じる。生パルプを処理する追加工程数は、故紙材料源な
らびに最終紙製品の型式及び品質に左右されるだろう。
清潔な、良好に分離される故紙は、古い段ボール容器、
新聞用紙等のようなよりダートかつ高リグニン材料を含
むより低品質故紙製品より少ない加工工程しか必要とし
ない。テイシュ、タオル、印刷用紙、及び筆記用紙とし
て規定される高白色度或いは高品質紙製品は、一定量の
不純物を合格にすることができる厚紙、管材、段ボール
厚紙等のような製品類より高度のふるい分け及び漂白を
要する。前に論議したように、スチッキー類は、故紙に
変量で存在する。最終製紙工程を含む複数の追加工程を
介する直前に故繊維を粘着除去しかつたいていの場合故
繊維からこれらのスチッキーを除去する必要がある。所
要粘着除去度及び粘着除去スチッキーの除去度は、最終
紙製品の特定の加工工程及び型式に左右される。
【0013】本発明は、任意の型式の故繊維回収順序で
スチッキーを粘着除去するため使用できる多数の実施例
を含んでいる。多くの例では、パルプ形成工程で或いは
それに続くプラントの前方端において粘着除去するのが
好ましい。本発明の第1実施例では、生パルプは、約2
5と250℃との間、好ましくは約60と230℃との
間に対しこのパルプを加熱し、又約5と450psig
との間、好ましくは約20と100psigとの間の分
圧で、混合しながら酸素と接触させることによって粘着
除去される。酸素は、空気、酸素濃厚空気、或いは酸素
約95と99.5vol%との間を含有する高純度酸素
のような酸素含有ガスによって供給することができる。
代表的にはこの工程は、約0.1〜120分、好ましく
は約5〜40分の間継続することができ、所要粘着除去
度を生じる。酸素による粘着除去の機構が完全に理解さ
れないとはいえ、それらのスチッキーが化学酸化によっ
て硬化され、従って個々の粒子をしてプラント装置の表
面で凝集及び/又は蓄積する傾向をより少なくさせるよ
うに信じられる。この硬化は、粘着性粒子の表面だけに
影響するよう前に説明される粘着除去剤の使用に対比し
て粒子が後続するパルプ加工工程で剪断によって粘着再
付与される傾向をより少なくにもする。厚紙、及び箱用
板紙の段ボール中間、内部層の生産でのように、高度の
完全粘着除去(脱粘着)スチッキー除去を必要としない
場合では、最終製品を形成する前に最小の後続加工を要
求する。しかしながら、たいていの場合粘着除去(脱粘
着)スチッキーは、ふるい分け、遠心分離、浮選、及び
他の物理的汚染物除去工程で他の不純物と共に除去され
る。
【0014】本発明の第2実施例では、第1実施例の酸
素処理の前、処理している間、処理後そのパルプに対し
て1つ或いはそれ以上のアルカリ化合物を添加する。そ
れらのアルカリ化合物は酸素と組合せて働き、酸素だけ
で達成できる粘着除去度より高いそれを生じる。複数の
操作パラメータは、第1実施例のそれらと同様である。
この組合せは、高度の粘着除去度を要求する場合及び前
記複数の適当なアルカリ化合物が利用できる場合使用で
きる。これらのアルカリ化合物は、水酸化ナトリウム、
硫化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水硫化ナトリウム、
水酸化アンモニウム、チオ硫酸ナトリウム、硫酸ナトリ
ウム、及びそれらの混合物からなる群から選択される。
これらのアルカリ化合物の若干は、酸素と接触している
間の反応装置で白液(水酸化ナトリウム及び/又は硫化
ナトリウムを含む水溶液)、酸化白液(チオ硫酸ナトリ
ウム及び/又は硫酸ナトリウムを含む水溶液)、或いは
緑液(硫化ナトリウム及び炭酸ナトリウムを含む水溶
液)を使用することによって得ることができる。全般用
語酸化白液は、部分的にも又完全にも酸化される白液を
含み;部分酸化白液は、チオ硫酸塩も硫酸塩も含むの
に、完全酸化白液は、硫酸塩しか含まない。他のアルカ
リ化合物類は、望ましい場合使用できる。好ましくは完
全酸化される白液が案外他の型式のアルカリ化合物類よ
り秀れておりかつ利用できる場合粘着除去に対する好ま
しいアルカリであると判明した。このアルカリ化合物類
は、用量乾燥パルプ100lbs当り約0.1〜15l
bs、好ましくは乾燥パルプ100lbs当り約0.5
〜5lbsでこのパルプに添加される。
【0015】本発明の第3実施例は、前述の第2実施例
の拡張である。第3実施例では1つ或いはそれ以上の粘
着除去剤は、酸素及びアルカリでの処理に続いてパルプ
に対して添加され、更にスチッキーの減少を生じる。こ
の実施例は、高度の粘着除去を必要とするが、しかし繊
維損傷を最小にしかつパルプ収量を最大にする必要があ
る一定型式のスチッキー及び完成紙料類で充当してもよ
い。このような場合では、粘着除去剤類の使用は、酸素
及びアルカリの使用を補正しかつ粘着除去加工を一層融
通のきくものにする。粘着除去剤類は、エトキシル化界
面活性剤、ポリビニルアルコール(PVOH)、アセチ
レン界面活性剤、イオン界面活性剤、滑石、粘土及びこ
れらの薬剤の混合物からなる群から選択され、又乾燥パ
ルプに基づいた重量で約1〜10,000ミリオン当り
部(ppm)の容量で使用される。これらの薬剤を添加
する場合、パルプは温度約20〜150℃、好ましくは
約20〜80℃で維持される。
【0016】本発明の第4実施例は、前述の第1実施例
の延長である。この第4実施例では酸素での処理に続い
てパルプに対し1つ或いはそれ以上の粘着除去剤を添加
し、更にスチッキーの減少を生ぜしめ、アルカリを使用
しない。この実施例は、高度の粘着除去を必要とする
が、しかし繊維損傷を最小にしかつパルプ収量を最大に
せねばならぬ一定型式のスチッキー及び完成紙料で充当
してもよい。このような場合、粘着除去剤の使用は、酸
素の使用を補足しかつ粘着除去加工をより融通のきくも
のにする。粘着除去剤、用量、及び温度は、第3実施例
で上述されるように選択される。
【0017】本発明は、本発明の方法によってつくられ
る低級再循環紙製品を含み、この場合低級紙製品なる用
語は、トレー及びカートン、及び管材のような成形され
る厚紙の低級段ボール中間、中部層を含むがそれに対し
限定されない。これらの低級紙は、特定用途に対し適当
な強度をもつが、しかし外観は、高白色度及び光学均質
性を必要としないように重要ではない。本発明は、本発
明の方法によりつくられる高級再循環紙製品をも含み、
この場合高級紙製品なる用語は、新聞紙、タオル、テイ
シュ、印刷用紙、及び筆記用紙を含むが、しかしそれに
対し限定されず、外観が重要でありかつ高い白色度及び
光学均質性が要求される。
【0018】故パルプで見出される代表的なスチッキー
に対する前駆物質である2つの代表的接着材料のタッキ
ネスの減少に対する各種の処理段階を定量化しかつ比較
するため一連の研究室実験を行なった。これらの実験
は、下記の諸実施例で要約される。
【0019】
【実施例】
実施例1 複数のペーパークーポンをビニルアセテートアクリレー
ト感圧接着剤で塗布した。第1群のクーポンは、環境条
件で10分間水道水に浸漬された。第2群のクーポン
は、5.0g/lで溶解されるNaOHを含む水に環境
条件で10分間浸漬された。第3群のクーポンは、完全
に酸化された白液をシュミレートするためNaOH5w
t%及び硫酸ナトリウム2.0wt%を含む水に環境条
件で10分間浸漬された。選択されたクーポンは、水飽
和酸素或いは水飽和窒素で90psigに対し加圧され
る反応器のトレーラックで置かれた。それらのクーポン
は、反応器で45分間85℃或いは130℃で保持さ
れ、それから除去され、又空冷された。苛性アルカリ或
いは白液の溶液に浸漬されかつ窒素或いは酸素で加圧さ
れる反応器で保持されていたクーポンの若干は、更に酸
素粘着除去に先行して洗浄した後クラフトパルプに含ま
れる薬液である生パルプろ液に80℃で45分間の浸漬
によって処理された。この薬液は、代表的に木材セルロ
ース成分なるリグニン1.0wt%を含みかつpH約9
をもつ。この生パルプろ液に対しPVOH540(エア
ー.プロダクツ.アンド.ケミカルス社によって販売さ
れる高分子ポリビニルアルコール)、サーフィノール
(surfynol)485(エアー.プロダクツ.ア
ンド.ケミカルス社によって販売されるアセチレン界面
活性剤)、及びノニルエトキシレート(ユニオン.カー
バイド社によって販売されるノニルエトキシル化グリコ
ール型式界面活性剤)から選択される粘着除去剤40w
tppmが添加される。原塗布クーポンのうち2つは、
同様に生パルプろ液に浸漬されたが、しかし粘着除去剤
で処理されなくてかつ対照として使用された。次いです
べてのクーポンは、水で洗浄されかつ空冷された。
【0020】これらの処理クーポン及び初期処理クーポ
ンの1つは、次いでポリケム.シリーズ(Polyke
m Series)探針タッキテスタを使用してタッキ
ネスに対して試験された。各クーポンは、粘着側を下に
して環状リングの表面上に置かれかつ10gの標準平担
重錐がそのクーポンの頂上に置かれ、そのリングに対し
てそのクーポンを押圧した。平担面をもつピストンは、
環状リングの中央を介して持ち上げられかつクーポンの
粘着面と接触させられた。それからこのピストンが下降
されかつ粘着クーポンからピストン表面を分離するに必
要な力を測定しかつタッキネスをgrams/cm
計算した。これを10回反復しかつ各クーポンに対して
平均を決定した。これらの試験の結果を表1、表2に要
約した。
【0021】残りの塗布クーポンは、対照として使用さ
れたか或いは温度30〜38℃及び接触時間45分で生
パルプろ液に溶解される40wtppm時の粘着除去剤
を用いて処理された。タッキネスは前述のポリスケム探
針タッキテスタを使用して各クーポンに対して測定され
た。これらの試験の結果を表3に要約した。
【0022】
【表1】 処理及び未処理ビニルアセテートアクリレート塗布紙クーポンのタッキネス 初 期 処 理 試 料 水道水 NaOH溶液 酸化白液の溶液 反応器ガス 周囲の状況,温度℃ 原 1 − − − − − 対照1 − − − 空気(1) 25 対照2 − − − N 85 1 Yes − − N 130 2 − Yes − N 85 3 − Yes − N 130 4 − Yes − N 85 5 − Yes − N 130 6 Yes − − O(1) 25 7 Yes − − O(2) 130 8 Yes − − O 130 9 − Yes − O 85 10 − Yes − O 130 11 − Yes − O 130 12 − Yes − O 130 13 − Yes − O 130 14 − − Yes O 130 15 − − Yes O(2) 130 16 − − Yes O 130 17 − − Yes O 130 18 − − Yes O(2) 130 (1) 大気圧:反応器滞留時間3分 (2) 反応器滞留時間60分
【0023】
【表2】 処理及び未処理ビニルアセテートアクリレート塗布紙クーポンのタッキネス 最 終 処 理 試 料 生パルプろ液 粘着除去剤 タッキネスg/cm 原 1 − − 521 対照1 Yes − 498 対照2 Yes − 381 1 − − 356 2 − − 190 3 − − 160 4 Yes PVOH 540 150 5 Yes PVOH 540 144 6 − − 298 7 − − 123 8 − − 124 9 − − 114 10 − − 113 11 Yes PVOH 540 99 12 Yes Surfynol 485 100 13 Yes ノニル 92 エトキシレート 14 − − 58 15 − − 57 16 Yes PVOH 540 54 17 Yes Surfynol 485 47 18 Yes Surfynol 485 46
【0024】
【表3】 処理及び未処理ビニルアセテートアクリレート塗布紙クーポン 粘 着 除 去 処 理 試 料 粘 着 除 去 剤 温 度 ℃ タッキネス g/cm 原 2 − − 523 対照3 − 30 400 対照4 − 60 335 対照5 − 85 389 19 PVOH 540 30 228 20 PVOH 540 60 153 21 PVOH 540 85 203 22 Surfynol 485 60 180 23 Surfynol 485 85 204 24 ノニルフェノールエトキシレート 60 166 25 ノニルフェノールエトキシレート 85 199 26 ドデシルフェノールエトキシレート 60 196 27 ドデシルフェノールエトキシレート 85 202 これらの試験の結果は、これらの粘着除去剤が期待通り
にタッキネスだけを減少することを確立する。60℃が
これらの薬剤にあってはビニルアセテートアクリレート
の粘着除去に対し最適であるのは明らかである。高温苛
性アルカリ溶液だけの使用は、それらの試験状況で粘着
除去剤より粘着除去に対し若干有効である。より高温で
の酸素だけの使用は、驚くべきほどに一層有効であり、
又苛性アルカリ及び粘着除去剤を組合せる場合タッキネ
スを減少することで一層有効ですらある。案外、最も有
効な粘着除去は、酸化白液、酸素、及び粘着除去剤の組
合せによって達成され、タッキネスが58g/cm
いはそれ以下に減少された。 実施例2 紙クーポンがスチレンブタジェンゴム感圧接着剤で塗布
され、又粘着除去試験が第1例の方法を使用してこれら
のクーポンに関して行なわれた。これらの試験の結果
は、表4、表5及び表6に要約される。スチレンブタジ
ェンゴム感圧接着剤に対し、酸素及び酸化白液の使用
は、驚くべきほどに測定可能タッキネスを生ぜず、又こ
の型式の接着剤にとって好ましい粘着除去方法となるだ
ろう。
【0025】
【表4】 処理及び未処理スチレンブタジェンゴム塗布 紙クーポンのタッキネス 初 期 処 理 試 料 水道水 NaOH溶液 酸化白液溶液 ガ ス 反応状況温度℃ 原 1 − − − − − 対照1 − − − N(1) 85 1 Yes − − N 130 2 − Yes − N 85 3 − Yes − N 130 4 − Yes − N 85 5 − Yes − N 130 6 − Yes − O 130 7 − Yes − O 130 8 − Yes − O 130 9 − Yes − O(1) 130 10 − − Yes O(1) 130 11 − − Yes O(1) 130 12 − − Yes O(1) 130 (1) 反応器滞留時間60分
【0026】
【表5】 処理及び未処理スチレンブタジェンゴム塗布 紙クーポンのタッキネス 最 終 処 理 試 料 生パルプろ液 粘着除去剤 タッキネスg/cm 原 1 − − 505 対照1 Yes − 231 1 − − 356 2 − − 156 3 − − 119 4 Yes PVOH 540 125 5 Yes PVOH 540 96 6 − − 64 7 Yes PVOH 540 64 8 Yes Surfynol 485 36 9 Yes Surfynol 485 36 10 − − 0 11 Yes Surfynol 485 0 12 Yes Surfynol 485 0
【0027】
【表6】 処理及び未処理スチレンブタジェンゴム塗布 紙クーポンのタッキネス 粘 着 除 去 処 理 試 料 粘 着 除 去 剤 温 度 ℃ タッキネスg/cm2 原 1 − − 505 対照2 − 30 405 対照3 − 60 314 13 PVOH 540 30 242 14 PVOH 540 60 205 15 Surfynol 485 60 185 16 ノニルフェノール 60 204 エトキシレート 17 ドテシルフェノール 60 225 エトキシレート 実施例3 実施例1のビニルアセテートアクリレートで塗布される
クーポンは、研究所パルパでパルプにされかつこのパル
プが視覚的かつ定量的に観察された。このパルプでの粘
着ポリマー材料及び多数繊維の多数の分散塊は、物理的
に探測されかつこれらのスチッキーは、定性的に高度に
粘着性であると決定された。次いでこのパルプの第一部
分は、研究所反応器において粘稠度10%で用量パルプ
に関して5wt%でNaOHを使用して窒素圧力90p
sigのもとに130℃で60分間加工された。このパ
ルプは、10分毎に一度毎分回転数800で混合され
た。このパルプの第2部分は、窒素の代りに酸素を使用
して同様に加工された。このパルプの第3部分は、処理
されなかった。この3つの試料はそれから定性試験及び
検査に対して個々の手すき紙へつくられた。第1手すき
紙は、未処理パルプからつくられ、大塊の粘着ポリマ及
び繊維を含んで、又2枚の吸取り紙の間でプレスする場
合この手すき紙は、かなりのタッキネスを示した。第2
手すき紙は、窒素雰囲気下で処理されるパルプからつく
られ、前もって粘性材料の部分的に硬化及び粘着除去さ
れる粒子の高度に分散される粒子を含んだ。この手すき
紙は、分散及び部分的に粘着除去される粒子のため第1
手すき紙よりも暗黒色に現れた。2枚の吸取り紙の間で
プレスされる場合、この手すき紙は、第1手すき紙より
はるかに少ないタッキネスを示したが、しかし未だ若干
のタッキネスを保持した。第3手すき紙は、酸素で処理
されるパルプからつくられ、繊維から分離される分散、
硬化、粘着除去粒子を含んだ。更に、その繊維は、最初
の2つの手すき紙と比較して注目に値するほど輝度をも
っていた。2枚の吸取り紙の間でプレスされる場合、第
3手すき紙は、ほとんどタッキネスを示さなかった。 実施例4 実施例2のスチレンブタジェンゴムで塗布されたクーポ
ンは、実施例3の同じ手順が施された。視覚及び定性観
察は、実施例3で達成されると同じ結論をもたらし、又
スチレンブタジェンゴムスチッキーを含むパルプの処理
は、本発明の方法によって有効に粘着除去させることが
できるように証明した。 実施例5 各種の状況での追加試験は、ビニルアセテートアクリレ
ートで塗布される試験クーポンを使用する実施例1の初
期段階に従って行なわれた。前記試験は、反応器を加圧
するため酸素、窒素及び空気を使用し、又アルカリ源と
して白液及び酸化白液と水酸化ナトリウムを比較した。
表7及び表8に示される結果は、窒素だけが有効粘着除
去剤であり、又追加の粘着除去に対する好ましいアルカ
リ源は、完全酸化白液であることが示される。
【0028】
【表7】 処理及び未処理ビニルアセテートアクリレート塗布紙クーポン ガ ス アルカリ 温 度 圧 力 保持時間、 タッキネス ℃ psig 分 g/cm2 --未処理-- − − − 521 空 気 − 25 14.7 3 498 空 気 NaOH 25 14.7 3 205 空 気 WL(1) 25 14.7 3 198 空 気 OWL,T(2) 25 14.7 3 208 空 気 OWL,S(3) 25 14.7 3 198 O − 25 14.7 3 295 O NaOH 25 14.7 3 161 O WL 25 14.7 3 134 O OWL,T 25 14.7 3 137 O OWL,S 25 14.7 3 129 空気 − 85 90 45 381 N NaOH 85 90 45 190 O − 85 90 45 156 NaOH 85 90 45 114 (1) WL−白液 (2) OWL、T−部分酸化白液 (3) OWL、S−完全酸化白液
【0029】
【表8】 処理及び未処理ビニルアセテートアクリレート塗布紙クーポン ガ ス アルカリ 温 度 圧 力 保持時間、 タッキネス ℃ psig 分 g/cm2 空 気 − 356 空 気 NaOH 130 90 45 125 空 気 WL 130 90 45 141 空 気 OWL,T 130 90 45 153 空 気 OWL,S 130 90 45 125 N − 130 90 45 356 N NaOH 130 90 45 160 N WL 130 90 45 123 N OWL,T 130 90 45 109 N OWL,S 130 90 45 103 O − 130 90 45 124 O NaOH 130 90 45 113 O WL 130 90 45 93 O OWL,T 130 90 45 84 OWL,S 130 90 45 57 実施例6 レーザ印刷元帳紙は、研究所の反応器において水で15
分の間パルプにされかつこのパルプの第1部分が手すき
紙へつくられた。該手すき紙は、多数の、レーザインキ
小はん点を含みかつ測定白色度(タッピT217wd−
71)77.5をもった。それらのはん点は、余りに小
さくスチッキー或いは粘着性として物理的に特性化でき
ないが、しかしレーザ印刷インキが故繊維回収のパルプ
処理装置で沈殿するため公知である。残りのパルプの第
2部分は、研究所反応器において窒素(対照として)或
いは酸素雰囲気のもとに90psig及び130℃で6
0分間単独に処理された。このパルプは、毎分回転80
0で10分毎に混合された。複数のパルプ試料が反応器
から除去されかつ各々が複数のスロット幅0.15mm
及び長さ45mmをもつ六カット(6−cut)ソンマ
ービル(Sommerville)振動ふるいを通して
ふるい分けされた。各ふるい分けしたパルプ紙料から多
数の手すき紙が調製され、定性的に観察され、又輝度に
対して試験された。その手順は、酸素で及びNaOH用
量バルブに関し5〜10wtで反復された。更に、第2
試料は、NaOH100g/l及びNaSO40g
/lを含むシュミレートされる酸化白液を使用するNa
OH5wt%で処理された。それらの手すき紙の視覚観
察は、窒素と接触される対照パルプが未処理パルプより
暗黒な紙葉を生じることを示し、レーザインキが更に分
散されかつそれらの繊維が暗黒にされたことを示す。酸
素処理パルプは、ほとんど完全にインキ粒から洗浄さ
れ、改良された輝度をもっていた。これは、レーザ印刷
インキが硬化及び凝集され、従ってふるい分けによる除
去を容易に行なったことを指示する。アルカリ源として
酸化白液の使用は、最も輝度の高い紙葉を生じ、又本発
明の方法によって故パルプからレーザ印刷インキを除去
する好ましいアルカリである。アルカリなしに酸素によ
ってインキ除去を行なうことができるが、しかしアルカ
リで改良輝度が得られる。この方法は、故パルプから任
意の型式のゼロックス或いは静電インキを除去できるよ
うに期待される。これらの試験からのデータの要約を表
9に示す。
【0030】
【表9】 レーザ印刷インキの除去 NaOH用量 使用ガス NaOH源 乾燥パルプに関するwt% 白色度(輝度) 未処理 -- -- 77.5 窒 素 -- -- 73.9 酸 素 -- -- 82.7 酸 素 NaOH 5.0 83.1 酸 素 NaOH 10.0 84.6 酸 素 酸化白液 5.0 86.8 実施例1〜6に説明される粘着除去方法の適用は、本発
明の複数の実施例を示す。実施例1及び2に説明される
定量試験は、複数のスチッキーの前駆物質である各種の
接着材料に対する多数の粘着除去方法の有効性を決定及
び比較するのに有用である。研究所規模でパルプの個々
の粒子或いはパルプに分散されるスチッキー類のタッキ
ネスの現実的な減少を定量することが不可能であるか
ら、実施例3及び4に説明される多数の定性試験は、故
繊維を回収するため加工に先行して故紙材料の新源の粘
着除去特性を便利に評価でき、又特定源から適宜に得ら
れる故紙の特性を品質管理するため有効に監視できる。
【0031】従って、本発明による方法の実施例は、こ
れらの方法で使用される装置のスチッキー沈積によって
ひき起される諸問題を減少させることによって故繊維回
収方法の操作を改良する新規かつ有用な方法である。水
性パルプ分散液を粘着除去する酸素の使用は、簡単、有
効、かつ経済的方法であり、又多くの場合おそらく粘着
除去段階にしか必要としないだろう。特にもし酸素が所
定の繊維プラントで既に入手できるときには、場合によ
って粘着除去剤だけの使用よりも経済的になる可能性が
ある。酸素或いはアルカリの使用は、粘着除去剤の使用
を補足することができ、この組合せは、高パルプ回収及
び最小繊維損傷に加えて高度の粘着除去を要する場合、
もしかすると有効かつ経済的かもしれない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明による酸素粘
着除去方法は、故繊維を含む再循環紙製品生産時それに
含まれるスチッキーのタッキネスを減少させるように酸
素を又選択的にアルカリ及び/又は粘着除去剤と共に使
用するため極めて簡単かつ有効に目的を達成できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロナルド.チャールズ.ナッディオ アメリカ合衆国.19529.ペンシルバニア 州.アール.ディー.ナンバー.ツー.マ ウンテン.スクール(番地なし) (72)発明者 コンスタンティノス.ウリスファス アメリカ合衆国.18102.ペンシルバニア 州.アレンタウン.サウス.フランクリ ン.ストリート.329 (72)発明者 ヴィンセント.ルイス.マグノッタ アメリカ合衆国.18106.ペンシルバニア 州.セリア.ドライヴ.5321

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 故パルプが故紙材料から準備されるセル
    ロース繊維及び粘着汚染物質からなる故パルプの処理方
    法において、温度、酸素分圧、及び前記粘着汚染物質の
    タッキネスを減少させるに十分な接触時間の状況で酸素
    含有ガスと前記パルプと接触させて、前記セルロース繊
    維を継続加工している間、前記粘着汚染物によってひき
    起される操作及び製品品質問題を減少させて再循環紙製
    品を生じることを特徴とする上記方法。
  2. 【請求項2】 前記接触が温度約25〜250℃で行な
    われる請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記接触が温度約60〜130℃で行な
    われる請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 前記接触が酸素分圧約5〜450psi
    gで行なわれる請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 前記接触が接触時間約0.1〜120分
    で行なわれる請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 更に前記パルプに対し1つ或いはそれ以
    上のアルカリ化合物の添加からなる請求項10の方法。
  7. 【請求項7】 前記複数のアルカリ化合物が水酸化ナト
    リウム、チオ硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナ
    トリウム、水硫化ナトリウム、水酸化アンモニウム及び
    それらの混合物からなる群から選択される請求項6の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記複数のアルカリ化合物は、前記酸素
    含有ガスと前記パルプの接触している間,白液(水酸化
    ナトリウム及び硫化ナトリウムを含む水溶液)、酸化白
    液(チオ硫酸ナトリウム及び/又は硫酸ナトリウムを含
    む水溶液)、或いは緑液(硫化ナトリウム及び炭酸ナト
    リウムを含む水溶液)の使用によって得られる請求項7
    の方法。
  9. 【請求項9】 前記1つ或いはそれ以上のアルカリ化合
    物が前記パルプに対し範囲乾燥パルプ100lbs当り
    アルカリ約0.1lbs〜乾燥パルプ100lbs当り
    アルカリ約15lbsで添加される請求項6の方法。
  10. 【請求項10】 更に前記酸素含有ガスと接触に続いて
    前記パルプに対し1つ或いはそれ以上の粘着除去剤の添
    加からなる請求項6の方法。
  11. 【請求項11】 前記1つ或いはそれ以上の粘着除去剤
    は、エトキシル化界面活性剤、ポリビニルアルコール
    (PVOH)、アセチレン界面活性剤、イオン活性剤、
    滑石、粘土及びそれらの混合物からなる群から選択され
    る請求項10の方法。
  12. 【請求項12】 前記1つ或いはそれ以上の粘着除去剤
    が前記パルプに対し総量範囲パルプベース約1〜10,
    000wtppmで添加される請求項10の方法。
  13. 【請求項13】 更に前記酸素含有ガスとの接触に続い
    て前記パルプに対する1つ或いはそれ以上の粘着除去剤
    の添加からなる請求項1の方法。
  14. 【請求項14】 前記1つ或いはそれ以上の粘着除去剤
    がエトキシル化界面活性剤、ポリビニルアルコール(P
    VOH)、アセチレン界面活性剤、イオン界面活性剤、
    滑石、粘土及びそれらの混合物からなる群から選択され
    る請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 前記1つ或いはそれ以上の粘着除去剤
    が前記パルプに対し総量範囲パルプベース約1〜10,
    000wtppmで添加される請求項13の方法。
  16. 【請求項16】(a) セルロース繊維及び粘着汚染物質か
    らなるパルプを形成するため水と共に故紙完成紙料を粉
    砕し、 (b) 温度、酸素分圧、及び前記粘着汚染物質のタッキネ
    スを減少させるに十分な接触時間の状況で酸素含有ガス
    と前記パルプを接触し、 (c) 低級再循環紙製品を生じるためパルプ形成、ふるい
    分け、及び製紙からなる群から選択される1つ或いはそ
    れ以上の工程で工程(b) から生じるセルロース繊維パル
    プを加工する、 ことからなる方法によって粘着汚染物質を含む故紙完成
    紙料からつくられる再循環紙製品。
  17. 【請求項17】(a) セルロース繊維及び汚染物質からな
    るパルプを形成するため水と共に故紙完成紙料を粉砕
    し、 (b) 温度、酸素分圧、及び前記粘着汚染物質のタッキネ
    スを減少させるに十分な接触時間の状況で酸素含有ガス
    及び1つ或いはそれ以上のアルカリ化合物と前記パルプ
    を接触し、 (c) 高級再循環紙製品を生じるためパルプ形成、ふるい
    分け、分散、洗浄、浮選、漂白及び製紙からなる群から
    選択される1つ或いはそれ以上の工程で工程(b) から生
    じるセルロース繊維パルプを加工する、 前記諸工程からなる方法により粘着汚染物質を含む故紙
    完成紙料からつくられる再循環紙製品。
  18. 【請求項18】 前記アルカリ化合物が水酸化ナトリウ
    ム、チオ硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリ
    ウム、水硫化ナトリウム、水酸化アンモニウム及びそれ
    らの混合物からなる群から選択される請求項17の方
    法。
  19. 【請求項19】 前記アルカリ化合物が前記酸素含有ガ
    スと前記パルプの接触している間白液(水酸化ナトリウ
    ム及び硫化ナトリウムを含む水溶液)、酸化白液(チオ
    硫酸ナトリウム及び/又は硫酸ナトリウムを含む水溶
    液)、或いは緑液(硫化ナトリウム及び炭酸ナトリウム
    を含む水溶液)の使用によって得られる請求項18の方
    法。
  20. 【請求項20】 更に前記酸素含有ガスとの接触に続い
    て前記パルプに対し1つ或いはそれ以上の粘着除去剤の
    添加からなる請求項17の方法。
  21. 【請求項21】 前記1つ或いはそれ以上の粘着除去剤
    がエトキシル化界面活性剤。ポリビニルアルコール(P
    VOH)、アセチレン界面活性剤、イオン界面活性剤、
    滑石、粘土及びそれらの混合物からなる群から選択され
    る請求項20の方法。
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