JPH08194409A - シートクリーニング装置 - Google Patents
シートクリーニング装置Info
- Publication number
- JPH08194409A JPH08194409A JP711995A JP711995A JPH08194409A JP H08194409 A JPH08194409 A JP H08194409A JP 711995 A JP711995 A JP 711995A JP 711995 A JP711995 A JP 711995A JP H08194409 A JPH08194409 A JP H08194409A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- roller
- cleaning
- acid
- cleaning liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cleaning In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 画像が印刷されたシートSにクリーニング液
8を適用し、これにより膨潤した印刷材料を除去手段1
0,11で除去するシートクリーニング装置1に、上記
除去手段10,11で印刷材料を除去した後のシートS
のクリーニング状態を検出する検出センサ51と、この
検出結果に基づきシートSを再クリーニングするために
上記除去手段10,11に返送する返送手段52,5
3,54とを設けている。 【効果】 検出センサ51によってシートSのクリーニ
ング状態を確認し、クリーニング不良が生じた場合には
再クリーニングするので、シートSのクリーニング状態
を常に再利用可能な一定レベルに保つことができる。
8を適用し、これにより膨潤した印刷材料を除去手段1
0,11で除去するシートクリーニング装置1に、上記
除去手段10,11で印刷材料を除去した後のシートS
のクリーニング状態を検出する検出センサ51と、この
検出結果に基づきシートSを再クリーニングするために
上記除去手段10,11に返送する返送手段52,5
3,54とを設けている。 【効果】 検出センサ51によってシートSのクリーニ
ング状態を確認し、クリーニング不良が生じた場合には
再クリーニングするので、シートSのクリーニング状態
を常に再利用可能な一定レベルに保つことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタなど
の画像形成装置で画像印刷された紙、OHPシートなど
にクリーニング液を適用して印刷材料を除去するシート
クリーニング装置に関する。
の画像形成装置で画像印刷された紙、OHPシートなど
にクリーニング液を適用して印刷材料を除去するシート
クリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記クリーニング装置として、例
えば、図13に示すものが特開平6−206358号公
報に開示されている。このクリーニング装置70では、
給紙トレイ71から給紙ローラ72によって装置本体7
3内に送り込まれた、トナー等の印刷材料Tで画像形成
されているシートSは、送りローラ73〜80に巻回さ
れた搬送ベルト81の移動にしたがって、処理槽82に
満たされたクリーニング液83に所定時間浸漬され、こ
こでクリーニング液83の適用により膨潤した印字材料
Tが回転ブラシ84によってシートSから除去される。
印字材料Tが除去されて上記搬送ベルト81に移動に基
づきクリーニング液83から取り出されたシートSは、
乾燥部85で乾燥された後にカレンダローラ対86を介
してカッタ部87に送られ、ここでパンチ穴などの欠損
がある縁部がカットされて本体73外部の排紙トレイ8
8に排出される構成となっている。
えば、図13に示すものが特開平6−206358号公
報に開示されている。このクリーニング装置70では、
給紙トレイ71から給紙ローラ72によって装置本体7
3内に送り込まれた、トナー等の印刷材料Tで画像形成
されているシートSは、送りローラ73〜80に巻回さ
れた搬送ベルト81の移動にしたがって、処理槽82に
満たされたクリーニング液83に所定時間浸漬され、こ
こでクリーニング液83の適用により膨潤した印字材料
Tが回転ブラシ84によってシートSから除去される。
印字材料Tが除去されて上記搬送ベルト81に移動に基
づきクリーニング液83から取り出されたシートSは、
乾燥部85で乾燥された後にカレンダローラ対86を介
してカッタ部87に送られ、ここでパンチ穴などの欠損
がある縁部がカットされて本体73外部の排紙トレイ8
8に排出される構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ク
リーニング装置70では、シートSをクリーニング液8
3に所定時間浸漬して印刷材料Tを膨潤させた後、一定
速度で移動する搬送ベルト81によって搬送されつつ回
転ブラシ84で印刷材料Tを掻き落としている。このた
め、シートSや印刷材料Tの種類、状態等によって印刷
材料Tの膨潤状態やシートSからの剥離のしやすさが異
なることや、長期使用によりクリーニング液83や回転
ブラシ84のクリーニング性能が低下することなどに起
因して、印刷材料Tが完全に除去されることなくクリー
ニング不良を生じる場合がある。かかる場合にも、上記
クリーニング装置70では、そのまま乾燥されて再利用
に堪えないシートSが排出されるという問題があった。
リーニング装置70では、シートSをクリーニング液8
3に所定時間浸漬して印刷材料Tを膨潤させた後、一定
速度で移動する搬送ベルト81によって搬送されつつ回
転ブラシ84で印刷材料Tを掻き落としている。このた
め、シートSや印刷材料Tの種類、状態等によって印刷
材料Tの膨潤状態やシートSからの剥離のしやすさが異
なることや、長期使用によりクリーニング液83や回転
ブラシ84のクリーニング性能が低下することなどに起
因して、印刷材料Tが完全に除去されることなくクリー
ニング不良を生じる場合がある。かかる場合にも、上記
クリーニング装置70では、そのまま乾燥されて再利用
に堪えないシートSが排出されるという問題があった。
【0004】そこで、本発明は上記問題点を解決するた
めになされたもので、クリーニング状態を確認して、ク
リーニング不良のシートを再クリーニングすることによ
り、シートのクリーニング状態を再利用可能な一定レベ
ルに保つことができるシートクリーニング装置を提供す
ることを目的とする。
めになされたもので、クリーニング状態を確認して、ク
リーニング不良のシートを再クリーニングすることによ
り、シートのクリーニング状態を再利用可能な一定レベ
ルに保つことができるシートクリーニング装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、画像が印刷されたシートにクリーニング
液を適用し、膨潤した印刷材料を除去手段で除去するシ
ートクリーニング装置において、上記除去手段で印刷材
料を除去した後のシートのクリーニング状態を検出する
検出手段と、この検出手段による検出結果に基づきシー
トを再クリーニングするために上記除去手段に返送する
返送手段とを備えたものである。
め、本発明は、画像が印刷されたシートにクリーニング
液を適用し、膨潤した印刷材料を除去手段で除去するシ
ートクリーニング装置において、上記除去手段で印刷材
料を除去した後のシートのクリーニング状態を検出する
検出手段と、この検出手段による検出結果に基づきシー
トを再クリーニングするために上記除去手段に返送する
返送手段とを備えたものである。
【0006】上記シートクリーニング装置の返送手段
は、除去手段から搬送されてきたシートを、循環経路を
介して除去手段に返送するものであってもよいし、除去
手段からの搬送経路と同一経路をスイッチバックして返
送するものであってもよい。
は、除去手段から搬送されてきたシートを、循環経路を
介して除去手段に返送するものであってもよいし、除去
手段からの搬送経路と同一経路をスイッチバックして返
送するものであってもよい。
【0007】
【作用】上記シートクリーニング装置では、画像が印刷
されたシートにクリーニング液を適用し、これにより膨
潤した印刷材料が除去手段によってシートから除去され
る。その後、除去手段から搬送されてきたシートのクリ
ーニング状態を検出手段によって検出する。この検出結
果に基づきクリーニング不良と判断されたシートは、返
送手段によって除去手段に返送され、再クリーニングさ
れる。
されたシートにクリーニング液を適用し、これにより膨
潤した印刷材料が除去手段によってシートから除去され
る。その後、除去手段から搬送されてきたシートのクリ
ーニング状態を検出手段によって検出する。この検出結
果に基づきクリーニング不良と判断されたシートは、返
送手段によって除去手段に返送され、再クリーニングさ
れる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。本発明にかかる実施例のシートクリー
ニング装置は、図1に示すように、縦長の箱体からなる
本体2の側面に開口部Iが形成され、表面にトナーで画
像印刷されたシートSが積載される給紙トレイ3が上記
開口部Iから突出して設けられている。なお、図中シー
トSは2点鎖線で示してある。
ついて説明する。本発明にかかる実施例のシートクリー
ニング装置は、図1に示すように、縦長の箱体からなる
本体2の側面に開口部Iが形成され、表面にトナーで画
像印刷されたシートSが積載される給紙トレイ3が上記
開口部Iから突出して設けられている。なお、図中シー
トSは2点鎖線で示してある。
【0009】上記給紙トレイ3に積載された最上のシー
トSの先端部近傍には、上記本体2内部に位置する送り
ローラ4が当接させてある。この送りローラ4の側方に
は給紙ローラ対5が配置されている。上記送りローラ4
が矢印a方向に回転駆動されることにより給紙トレイ3
から1枚づつ送り出されたシートSは、上記給紙ローラ
対5の挾持部を介して給紙経路6に送られるようになっ
ている。
トSの先端部近傍には、上記本体2内部に位置する送り
ローラ4が当接させてある。この送りローラ4の側方に
は給紙ローラ対5が配置されている。上記送りローラ4
が矢印a方向に回転駆動されることにより給紙トレイ3
から1枚づつ送り出されたシートSは、上記給紙ローラ
対5の挾持部を介して給紙経路6に送られるようになっ
ている。
【0010】上記本体2の下部には処理槽7が配設され
ている。この処理槽7は、水平方向の幅Wに対して高さ
が大きい縦型の容器に形成されており、その内部にクリ
ーニング液8(後に詳述する。)が収容されている。こ
のように、処理槽7を縦型に形成して液面8aの面積を
小さくすれば、クリーニング液8の蒸発による減少を少
なくすることができ、液面管理が容易になる利点があ
る。
ている。この処理槽7は、水平方向の幅Wに対して高さ
が大きい縦型の容器に形成されており、その内部にクリ
ーニング液8(後に詳述する。)が収容されている。こ
のように、処理槽7を縦型に形成して液面8aの面積を
小さくすれば、クリーニング液8の蒸発による減少を少
なくすることができ、液面管理が容易になる利点があ
る。
【0011】上記処理槽7に収容されたクリーニング液
8中には、浸漬されたシートSを収納する収納部9が設
けてある。この収納部9の下部9aは一方の側壁を膨出
させて上部に比べて側壁間の間隔を広くしてあり、シー
トSの下方領域が湾曲して収納されるようにしてある。
8中には、浸漬されたシートSを収納する収納部9が設
けてある。この収納部9の下部9aは一方の側壁を膨出
させて上部に比べて側壁間の間隔を広くしてあり、シー
トSの下方領域が湾曲して収納されるようにしてある。
【0012】上記収納部9の上端開口部9bとクリーニ
ング液8の液面8aとの間には、後述するようにシート
Sから膨潤したトナーを除去する除去手段を構成するそ
れぞれ一対のオフセットローラ10、ブラシローラ11
と、一対の搬送ローラ12が順次配置されると共に、各
ローラ10、11、12は処理槽7の奥行き方向(図1
において表裏方向、以下に同じ。)に沿ってそれぞれ平
行に配置されている。上記オフセットローラ10には、
斜め下方に傾斜させて固定されたスクレーパ13の一端
側が、各ローラの外周面に線接触または面接触の状態で
それぞれ圧接されている。
ング液8の液面8aとの間には、後述するようにシート
Sから膨潤したトナーを除去する除去手段を構成するそ
れぞれ一対のオフセットローラ10、ブラシローラ11
と、一対の搬送ローラ12が順次配置されると共に、各
ローラ10、11、12は処理槽7の奥行き方向(図1
において表裏方向、以下に同じ。)に沿ってそれぞれ平
行に配置されている。上記オフセットローラ10には、
斜め下方に傾斜させて固定されたスクレーパ13の一端
側が、各ローラの外周面に線接触または面接触の状態で
それぞれ圧接されている。
【0013】上記オフセットローラ10は、その回転に
基づきシートSを収納部9に一旦収納してクリーニング
液8に所定時間浸漬したのち、反転することによってシ
ートSの端部を一対のローラ間の挾持部でニップして、
シートSを収納部9から取り出すという搬送ローラとし
ての機能を有するとともに、上記挾持部においてシート
と接触しながらクリーニング液の適用によって膨潤した
トナーをシートSから剥離させるオフセット手段として
機能する。このため、オフセットローラ10の少なくと
も外周部は、膨潤したトナーをシートSから効率よく剥
離でき、かつ、クリーニング液で膨潤、変質しないこと
が実験で確認されたシリコンゴム、EPゴム、ステンレ
ス鋼、ポリアセタール系樹脂などの材料で形成するのが
好ましい。
基づきシートSを収納部9に一旦収納してクリーニング
液8に所定時間浸漬したのち、反転することによってシ
ートSの端部を一対のローラ間の挾持部でニップして、
シートSを収納部9から取り出すという搬送ローラとし
ての機能を有するとともに、上記挾持部においてシート
と接触しながらクリーニング液の適用によって膨潤した
トナーをシートSから剥離させるオフセット手段として
機能する。このため、オフセットローラ10の少なくと
も外周部は、膨潤したトナーをシートSから効率よく剥
離でき、かつ、クリーニング液で膨潤、変質しないこと
が実験で確認されたシリコンゴム、EPゴム、ステンレ
ス鋼、ポリアセタール系樹脂などの材料で形成するのが
好ましい。
【0014】上記ブラシローラ11は、その回転によっ
てシートSを摺擦して残留するトナーを掻き落とすもの
である。このブラシローラ11によるクリーニング効果
を高めるには、ブラシ先端の周速、シートSへの圧接
力、ブラシ密度などをアップする方法があり、ブラシ先
端の周速がシートSの搬送速度の約30倍以上になるよ
うにブラシローラ11を回転させるとトナーの除去を良
好に行えることが実験で確認できた。ブラシローラ11
はまた、クリーニング液で膨潤、変質することなく、シ
ートSの表面を傷つけないナイロン、ポリエステルなど
の高分子繊維でブラシ部を形成するのが好ましい。
てシートSを摺擦して残留するトナーを掻き落とすもの
である。このブラシローラ11によるクリーニング効果
を高めるには、ブラシ先端の周速、シートSへの圧接
力、ブラシ密度などをアップする方法があり、ブラシ先
端の周速がシートSの搬送速度の約30倍以上になるよ
うにブラシローラ11を回転させるとトナーの除去を良
好に行えることが実験で確認できた。ブラシローラ11
はまた、クリーニング液で膨潤、変質することなく、シ
ートSの表面を傷つけないナイロン、ポリエステルなど
の高分子繊維でブラシ部を形成するのが好ましい。
【0015】上記搬送ローラ12はシートSの搬送を確
実に行うために、少なくとも一方のローラ外周部をゴム
などの弾性材料で形成するのが好ましい。
実に行うために、少なくとも一方のローラ外周部をゴム
などの弾性材料で形成するのが好ましい。
【0016】上記スクレーパ13は、シートSから剥離
されてオフセットローラ10の外周面に付着した膨潤ト
ナーを掻き落とすもので、ステンレス鋼等の金属、樹脂
またはゴムなどの薄板で形成するのが好ましい。
されてオフセットローラ10の外周面に付着した膨潤ト
ナーを掻き落とすもので、ステンレス鋼等の金属、樹脂
またはゴムなどの薄板で形成するのが好ましい。
【0017】上記オフセットローラ10およびブラシロ
ーラ11は、図2に示すように、それぞれ固定ローラ1
0c,11cと可動ローラ10d,11dとからなって
いる。上記固定ローラ10c,11cの両端は、処理槽
7内部に配置された固定フレーム45,45(一方のみ
図示、以下同じ。)に回動自在に軸支されている。
ーラ11は、図2に示すように、それぞれ固定ローラ1
0c,11cと可動ローラ10d,11dとからなって
いる。上記固定ローラ10c,11cの両端は、処理槽
7内部に配置された固定フレーム45,45(一方のみ
図示、以下同じ。)に回動自在に軸支されている。
【0018】一方、上記可動ローラ10d,11dの両
端は、矢印d,e方向に平行移動可能な可動フレーム4
6,46に回動自在に軸支され、上記オフセットローラ
10の可動ローラ10dは、可動フレーム46,46に
対しても長穴46a,46aを介して水平移動可能にな
っている。また、このローラ10dの両端に突設した軸
には、固定ローラ10cに対して可動ローラ10dを付
勢するとともに可動フレーム46を矢印e方向に移動さ
せるための圧接バネ47が掛けてあり、その両端フック
が可動フレーム46の縁部にそれぞれ係合されている。
端は、矢印d,e方向に平行移動可能な可動フレーム4
6,46に回動自在に軸支され、上記オフセットローラ
10の可動ローラ10dは、可動フレーム46,46に
対しても長穴46a,46aを介して水平移動可能にな
っている。また、このローラ10dの両端に突設した軸
には、固定ローラ10cに対して可動ローラ10dを付
勢するとともに可動フレーム46を矢印e方向に移動さ
せるための圧接バネ47が掛けてあり、その両端フック
が可動フレーム46の縁部にそれぞれ係合されている。
【0019】上記可動フレーム46の背面46bには、
楕円断面を有する回動自在のフレーム移動用カム48が
当接されており、このカム48を回転させることによっ
て可動フレーム46が矢印d,e方向に移動し、オフセ
ットローラ10およびブラシローラ11のシートSに対
する圧接力を調節できるようになっている。
楕円断面を有する回動自在のフレーム移動用カム48が
当接されており、このカム48を回転させることによっ
て可動フレーム46が矢印d,e方向に移動し、オフセ
ットローラ10およびブラシローラ11のシートSに対
する圧接力を調節できるようになっている。
【0020】クリーニング液8の液面8aの上方であっ
て処理槽7の上縁部近傍には、一対の絞りローラ14が
処理槽7の奥行き方向に沿って配設されている。
て処理槽7の上縁部近傍には、一対の絞りローラ14が
処理槽7の奥行き方向に沿って配設されている。
【0021】上記オフセットローラ10、ブラシローラ
11、搬送ローラ12及び絞りローラ14の各ローラ対
の挾持部を結んだ直線上に、上記給紙経路6と合流する
搬送経路16が形成されている。搬送経路16はまた、
給紙経路6との合流位置17から分岐して形成される排
紙経路18に通じている。排紙経路18は本体2内部を
上方に延設され、ヒータを内蔵した乾燥ローラ19と、
排出ローラ20の各ローラ対の挾持部を経て、排紙ロー
ラ20近傍の本体2に形成された開口部Dに通じてい
る。
11、搬送ローラ12及び絞りローラ14の各ローラ対
の挾持部を結んだ直線上に、上記給紙経路6と合流する
搬送経路16が形成されている。搬送経路16はまた、
給紙経路6との合流位置17から分岐して形成される排
紙経路18に通じている。排紙経路18は本体2内部を
上方に延設され、ヒータを内蔵した乾燥ローラ19と、
排出ローラ20の各ローラ対の挾持部を経て、排紙ロー
ラ20近傍の本体2に形成された開口部Dに通じてい
る。
【0022】上記合流位置17の上方の排紙経路18に
は、一対の排紙ローラ50と、排紙経路18を挟んで対
向する一対の検出センサ51が配置されている。この検
出センサ51は、処理槽7から搬送されてきたシートS
のクリーニング状態を確認するためのもので、その確認
方法として、例えば透過センサを用いてシートSの透明
度を検出する方法があるが、この方法に限定されるもの
ではない。また、上記排紙経路18には、検出センサ5
1の上方において排紙経路18から分岐する循環経路5
3が形成されている。循環経路53はループ状の経路を
なし、一対の返送ローラ54の挾持部を介して上記搬送
経路16の合流位置17に連絡している。循環経路53
の排紙経路18からの分岐位置には、ソレノイド等の駆
動手段に連結された切換爪52が設けてあり、この切換
爪52を切り換えることによって、処理槽7から搬送さ
れてきたシートSが乾燥ローラ19に送られるか、また
は循環経路53を介して再び処理槽7に返送されるかが
選択される。
は、一対の排紙ローラ50と、排紙経路18を挟んで対
向する一対の検出センサ51が配置されている。この検
出センサ51は、処理槽7から搬送されてきたシートS
のクリーニング状態を確認するためのもので、その確認
方法として、例えば透過センサを用いてシートSの透明
度を検出する方法があるが、この方法に限定されるもの
ではない。また、上記排紙経路18には、検出センサ5
1の上方において排紙経路18から分岐する循環経路5
3が形成されている。循環経路53はループ状の経路を
なし、一対の返送ローラ54の挾持部を介して上記搬送
経路16の合流位置17に連絡している。循環経路53
の排紙経路18からの分岐位置には、ソレノイド等の駆
動手段に連結された切換爪52が設けてあり、この切換
爪52を切り換えることによって、処理槽7から搬送さ
れてきたシートSが乾燥ローラ19に送られるか、また
は循環経路53を介して再び処理槽7に返送されるかが
選択される。
【0023】本体2の上部外側には、スタートボタン、
表示部等が配置されると共に、シートSの種類に応じた
透明度、再クリーニング機能の解除、クリーニング回数
等を設定する操作パネル15と、上記開口部Dから排出
されるシートSを受ける排紙トレイ21が設けられてい
る。
表示部等が配置されると共に、シートSの種類に応じた
透明度、再クリーニング機能の解除、クリーニング回数
等を設定する操作パネル15と、上記開口部Dから排出
されるシートSを受ける排紙トレイ21が設けられてい
る。
【0024】なお、上記給紙経路6、搬送経路16、排
紙経路18および循環経路53には、これらの経路に沿
ってシートSを搬送するためのガイド(図示せず)が配
置されている。また、各経路の合流位置17には、給紙
経路6、排紙経路18または循環経路53のいずれかの
経路を搬送経路16に選択的に連絡する切換爪等からな
る切換装置を設けるのが好ましい。
紙経路18および循環経路53には、これらの経路に沿
ってシートSを搬送するためのガイド(図示せず)が配
置されている。また、各経路の合流位置17には、給紙
経路6、排紙経路18または循環経路53のいずれかの
経路を搬送経路16に選択的に連絡する切換爪等からな
る切換装置を設けるのが好ましい。
【0025】続いて、上記処理槽7内に設けられた各ロ
ーラ10,11,12,14の駆動系について、図3〜
5を参照して説明する。図3は、オフセットローラ1
0、ブラシローラ11、搬送ローラ12および絞りロー
ラ14の各ローラの回転軸に固定されたギヤ対10a,
10b、11a,11b、12a,12bおよび14
a,14bの連結例を示したものである。なお、図3は
各ローラの回転方向のみを概略的に説明するためのもの
で、各ローラの回転数等を限定するものではない。
ーラ10,11,12,14の駆動系について、図3〜
5を参照して説明する。図3は、オフセットローラ1
0、ブラシローラ11、搬送ローラ12および絞りロー
ラ14の各ローラの回転軸に固定されたギヤ対10a,
10b、11a,11b、12a,12bおよび14
a,14bの連結例を示したものである。なお、図3は
各ローラの回転方向のみを概略的に説明するためのもの
で、各ローラの回転数等を限定するものではない。
【0026】この駆動系では、図3に示すように、図示
しないモータによって駆動される出力ギヤ24が搬送ロ
ーラギヤ12aに連結され、この搬送ローラギヤ12a
がアイドルギヤI1を介してブラシローラギヤ11aに
連結されている。また、ブラシローラギヤ11aがアイ
ドルギヤI2を介してオフセットローラギヤ10aに連
結されている。上記出力ギヤ24はまた、2つのアイド
ルギヤI3、I4を介して、上方に位置する絞りローラ
ギヤ14aにも連結されている。
しないモータによって駆動される出力ギヤ24が搬送ロ
ーラギヤ12aに連結され、この搬送ローラギヤ12a
がアイドルギヤI1を介してブラシローラギヤ11aに
連結されている。また、ブラシローラギヤ11aがアイ
ドルギヤI2を介してオフセットローラギヤ10aに連
結されている。上記出力ギヤ24はまた、2つのアイド
ルギヤI3、I4を介して、上方に位置する絞りローラ
ギヤ14aにも連結されている。
【0027】上記構成からなる駆動系では、シートSを
クリーニング液8に浸入させる際には、出力ギヤ24が
正転(反時計回り方向)することにより、各ローラが図
3(a)に示す矢印方向に回転駆動され、シートSが搬
送経路16を下方に搬送される。一方、シートSをクリ
ーニング液8から取り出す際には、出力ギヤ24が反転
(時計回り方向)して、各ローラが図3(b)に示す矢
印方向に回転駆動され、シートSが搬送経路16を上方
に搬送される。このように、本実施例のシートクリーニ
ング装置1では、クリーニング液8にシートSを侵入さ
せて浸漬したのち、スイッチバックして侵入経路と同じ
経路をたどってクリーニング液8からシートSを取り出
すようになっている。
クリーニング液8に浸入させる際には、出力ギヤ24が
正転(反時計回り方向)することにより、各ローラが図
3(a)に示す矢印方向に回転駆動され、シートSが搬
送経路16を下方に搬送される。一方、シートSをクリ
ーニング液8から取り出す際には、出力ギヤ24が反転
(時計回り方向)して、各ローラが図3(b)に示す矢
印方向に回転駆動され、シートSが搬送経路16を上方
に搬送される。このように、本実施例のシートクリーニ
ング装置1では、クリーニング液8にシートSを侵入さ
せて浸漬したのち、スイッチバックして侵入経路と同じ
経路をたどってクリーニング液8からシートSを取り出
すようになっている。
【0028】なお、上記駆動系としてギヤによる連結を
用いたが、これに限らず、ベルトやリンクなど各ローラ
に回転を伝達できるすべての連結手段が適用可能であ
る。
用いたが、これに限らず、ベルトやリンクなど各ローラ
に回転を伝達できるすべての連結手段が適用可能であ
る。
【0029】上記駆動系における出力ギヤ24の正転ま
たは反転の切り換えは、駆動モータの回転方向を変える
ことなく、図4,5に示すように、第1のクラッチ26
と第2のクラッチ27とを備えたクラッチ機構25で行
なってもよい。なお、図4,5中、一点鎖線は回転の伝
達経路を示している。
たは反転の切り換えは、駆動モータの回転方向を変える
ことなく、図4,5に示すように、第1のクラッチ26
と第2のクラッチ27とを備えたクラッチ機構25で行
なってもよい。なお、図4,5中、一点鎖線は回転の伝
達経路を示している。
【0030】上記第1のクラッチ26は、クラッチ本体
28と、クラッチ本体28に固定されたクラッチ軸29
と、このクラッチ軸29の一端側に空回り可能な状態で
軸支されたクラッチギヤ30と、クラッチ本体28とク
ラッチギヤ30の対向面にそれぞれ固着されたクラッチ
盤31とから構成されている。上記クラッチ軸29の他
端側にはフライス面29aが形成され、ここにクラッチ
本体28側から伝達ギヤ32、入力ギヤ33の順に固定
されており、入力ギヤ33が図示しないモータ軸に固定
した駆動ギヤ34に連結されている。
28と、クラッチ本体28に固定されたクラッチ軸29
と、このクラッチ軸29の一端側に空回り可能な状態で
軸支されたクラッチギヤ30と、クラッチ本体28とク
ラッチギヤ30の対向面にそれぞれ固着されたクラッチ
盤31とから構成されている。上記クラッチ軸29の他
端側にはフライス面29aが形成され、ここにクラッチ
本体28側から伝達ギヤ32、入力ギヤ33の順に固定
されており、入力ギヤ33が図示しないモータ軸に固定
した駆動ギヤ34に連結されている。
【0031】第2のクラッチ27も同様に、クラッチ本
体35、クラッチ軸36、クラッチギヤ37およびクラ
ッチ盤38から構成される。上記クラッチ軸36には、
クラッチギヤ37側の端部に形成したフライス面36a
に上記出力ギヤ24が固定され、他方の端部に形成した
フライス面36bに伝達ギヤ39が固定されている。こ
の伝達ギヤ39は上記第1のクラッチ26のクラッチギ
ヤ30に連結されており、上記クラッチギヤ37はアイ
ドルギヤ40を介して上記第1のクラッチ26の伝達ギ
ヤ32に連結されている。
体35、クラッチ軸36、クラッチギヤ37およびクラ
ッチ盤38から構成される。上記クラッチ軸36には、
クラッチギヤ37側の端部に形成したフライス面36a
に上記出力ギヤ24が固定され、他方の端部に形成した
フライス面36bに伝達ギヤ39が固定されている。こ
の伝達ギヤ39は上記第1のクラッチ26のクラッチギ
ヤ30に連結されており、上記クラッチギヤ37はアイ
ドルギヤ40を介して上記第1のクラッチ26の伝達ギ
ヤ32に連結されている。
【0032】上記構成からなるクラッチ機構25で出力
ギヤ24を正転(反時計回り方向)させる場合、図4に
示すように、第2のクラッチ27をオンし、第1のクラ
ッチ26をオフする。モータにより回転駆動される駆動
ギヤ34の時計回り方向の回転は、入力ギヤ33、クラ
ッチ軸29、伝達ギヤ32およびアイドルギヤ40を順
に介してクラッチギヤ37に反時計回り方向の回転とし
て伝達される。クラッチギヤ37はクラッチ軸36に対
して回動自在となっているため、クラッチギヤ37の回
転はクラッチ盤37、クラッチ本体35およびクラッチ
軸36を順に介して出力ギヤ24に伝達され、反時計回
り方向に回転する。なお、この場合、伝達ギヤ39を介
して回転する第1のクラッチ26のクラッチギヤ30
と、その中心軸であるクラッチ軸29とは、互いに逆方
向に回転する。
ギヤ24を正転(反時計回り方向)させる場合、図4に
示すように、第2のクラッチ27をオンし、第1のクラ
ッチ26をオフする。モータにより回転駆動される駆動
ギヤ34の時計回り方向の回転は、入力ギヤ33、クラ
ッチ軸29、伝達ギヤ32およびアイドルギヤ40を順
に介してクラッチギヤ37に反時計回り方向の回転とし
て伝達される。クラッチギヤ37はクラッチ軸36に対
して回動自在となっているため、クラッチギヤ37の回
転はクラッチ盤37、クラッチ本体35およびクラッチ
軸36を順に介して出力ギヤ24に伝達され、反時計回
り方向に回転する。なお、この場合、伝達ギヤ39を介
して回転する第1のクラッチ26のクラッチギヤ30
と、その中心軸であるクラッチ軸29とは、互いに逆方
向に回転する。
【0033】一方、出力ギヤ24を反転(時計回り方
向)させる場合には、図5に示すように、第1のクラッ
チ26をオンし、第2のクラッチ27をオフする。モー
タにより回転駆動される駆動ギヤ34の時計回り方向の
回転は、入力ギヤ33を介してクラッチ軸29に伝達さ
れる。クラッチ軸29の反時計回り方向の回転は、クラ
ッチ本体28、クラッチ盤31、クラッチギヤ30を順
に介して伝達ギヤ39に時計回り方向の回転として伝達
され、これにより第2のクラッチ27のクラッチ軸36
と共に出力ギヤ24が時計回り方向に回転する。なお、
この場合も第2のクラッチ27のクラッチ軸36とクラ
ッチギヤ37とは互いに逆方向に回転する。
向)させる場合には、図5に示すように、第1のクラッ
チ26をオンし、第2のクラッチ27をオフする。モー
タにより回転駆動される駆動ギヤ34の時計回り方向の
回転は、入力ギヤ33を介してクラッチ軸29に伝達さ
れる。クラッチ軸29の反時計回り方向の回転は、クラ
ッチ本体28、クラッチ盤31、クラッチギヤ30を順
に介して伝達ギヤ39に時計回り方向の回転として伝達
され、これにより第2のクラッチ27のクラッチ軸36
と共に出力ギヤ24が時計回り方向に回転する。なお、
この場合も第2のクラッチ27のクラッチ軸36とクラ
ッチギヤ37とは互いに逆方向に回転する。
【0034】なお、本実施例では、出力ギヤ24の正
転、反転をクラッチ機構25で切り換えるようにした
が、出力ギヤ24をモータに直結してモータ自体を正転
または反転するように制御してもよい。
転、反転をクラッチ機構25で切り換えるようにした
が、出力ギヤ24をモータに直結してモータ自体を正転
または反転するように制御してもよい。
【0035】次に、以上に説明した構成からなるシート
クリーニング装置1の動作について図1,3,6,7,
8を参照して説明する。なお、図6は各ローラの駆動と
停止のタイミイグを示し、図7はオフセットローラ10
近傍の拡大図、図8は検出センサ51によるシートSの
検知領域を示している。トナーで画像印刷されたシート
Sは、図1に示すように、送りローラ4および給紙ロー
ラ対5の回転に基づき1枚づつ給紙トレイ3から給紙経
路6に送り出される。送りローラ4および給紙ローラ5
の回転は、図6に示すように、1枚のシートを給紙経路
6に送り出すのに要する所定時間の経過後、より具体的
にはシートの先端部がローラ14の挾持部を通過後に停
止する。以後、ローラ4、5にはワンウェークラッチが
取り付けられている為、シートにより空転する。
クリーニング装置1の動作について図1,3,6,7,
8を参照して説明する。なお、図6は各ローラの駆動と
停止のタイミイグを示し、図7はオフセットローラ10
近傍の拡大図、図8は検出センサ51によるシートSの
検知領域を示している。トナーで画像印刷されたシート
Sは、図1に示すように、送りローラ4および給紙ロー
ラ対5の回転に基づき1枚づつ給紙トレイ3から給紙経
路6に送り出される。送りローラ4および給紙ローラ5
の回転は、図6に示すように、1枚のシートを給紙経路
6に送り出すのに要する所定時間の経過後、より具体的
にはシートの先端部がローラ14の挾持部を通過後に停
止する。以後、ローラ4、5にはワンウェークラッチが
取り付けられている為、シートにより空転する。
【0036】給紙ローラ5から送り出されたシートS
は、給紙経路6から搬送経路16に沿って矢印b方向に
搬送され、その先端が絞りローラ14でニップされる。
このとき、絞りローラ14およびクリーニング液8中に
ある各ローラ10,11,12は、図3(a)に示す方
向に正転しているが、ブラシローラ11を除く他のロー
ラ10,12,14の送り速度はシートSの湾曲、皺、
破れを防止するため同速にする。
は、給紙経路6から搬送経路16に沿って矢印b方向に
搬送され、その先端が絞りローラ14でニップされる。
このとき、絞りローラ14およびクリーニング液8中に
ある各ローラ10,11,12は、図3(a)に示す方
向に正転しているが、ブラシローラ11を除く他のロー
ラ10,12,14の送り速度はシートSの湾曲、皺、
破れを防止するため同速にする。
【0037】絞りローラ14でニップされたシートS
は、引き続き搬送経路16を下方に搬送されてクリーニ
ング液8に浸入し、搬送ローラ12、ブラシローラ11
およびオフセットローラ10の各ローラ対の挾持部を経
て収納部9に収納される。この際、オフセットローラ1
0の挾持部から収納部9の底面までの長さは、シートS
の長さより若干短く設定してあるため、オフセットロー
ラ10の挾持部から送り出されて収納部9の収納された
シートSの下方領域は、図1に示すように湾曲する。こ
のような形状で収納することで、シートSが有する弾性
によって、その上端部はオフセットローラ10の挾持部
を通過した後も、図7において斜線で示す略三角領域2
2のローラ表面に付勢されて当接することになる。これ
により、オフセットローラ10を反転させたときにシー
トSの上端部が挾持部に誘導されてニップされ、シート
Sが排出される。
は、引き続き搬送経路16を下方に搬送されてクリーニ
ング液8に浸入し、搬送ローラ12、ブラシローラ11
およびオフセットローラ10の各ローラ対の挾持部を経
て収納部9に収納される。この際、オフセットローラ1
0の挾持部から収納部9の底面までの長さは、シートS
の長さより若干短く設定してあるため、オフセットロー
ラ10の挾持部から送り出されて収納部9の収納された
シートSの下方領域は、図1に示すように湾曲する。こ
のような形状で収納することで、シートSが有する弾性
によって、その上端部はオフセットローラ10の挾持部
を通過した後も、図7において斜線で示す略三角領域2
2のローラ表面に付勢されて当接することになる。これ
により、オフセットローラ10を反転させたときにシー
トSの上端部が挾持部に誘導されてニップされ、シート
Sが排出される。
【0038】シートSの後端部がオフセットローラ10
の挾持部を通過した後に、図6に示すように、各ローラ
10,11,12の回転を停止させるが、この場合、オ
フセットローラ10の回転は、シートSの上端部が挾持
部を通過した時から1/4回転以内で停止するのが好ま
しい。それは、オフセットローラ10の回転によって、
図7に斜線で示す略三角領域21からシートSの上端部
が2点鎖線23で示すように押し出されるのを防止し
て、排出時のシート上端部のニップをより確実なものに
するためである。
の挾持部を通過した後に、図6に示すように、各ローラ
10,11,12の回転を停止させるが、この場合、オ
フセットローラ10の回転は、シートSの上端部が挾持
部を通過した時から1/4回転以内で停止するのが好ま
しい。それは、オフセットローラ10の回転によって、
図7に斜線で示す略三角領域21からシートSの上端部
が2点鎖線23で示すように押し出されるのを防止し
て、排出時のシート上端部のニップをより確実なものに
するためである。
【0039】収納部9に収納されたシートSは、クリー
ニング液8に所定時間浸漬される。その間に、シート表
面のトナーが膨潤して可塑性を有するようになる。その
後、図3(b)に示すように、搬送手段15の各ローラ
が反転を開始する。上述したように、オフセットローラ
10の反転によってシートSの上端部がその挾持部に誘
導されてニップされる。なお、上記乾燥ローラ19、排
出ローラ20および排紙ローラ50は、図6に示すよう
に、オフセットローラ10等の各ローラの反転と同時に
その回転を開始する。
ニング液8に所定時間浸漬される。その間に、シート表
面のトナーが膨潤して可塑性を有するようになる。その
後、図3(b)に示すように、搬送手段15の各ローラ
が反転を開始する。上述したように、オフセットローラ
10の反転によってシートSの上端部がその挾持部に誘
導されてニップされる。なお、上記乾燥ローラ19、排
出ローラ20および排紙ローラ50は、図6に示すよう
に、オフセットローラ10等の各ローラの反転と同時に
その回転を開始する。
【0040】オフセットローラ10は反転しながらシー
トSを上方に搬送するとともに、シートSと接触するこ
とにより膨潤したトナーをシートSから剥離して粗方除
去する。オフセットローラ10の外周面に付着したトナ
ーは、スクレーパ13によって掻き取られるので、シー
トSに再付着することはない。オフセットローラ10か
らブラシローラ11の挾持部に送られたシートSは、反
転するブラシ先端で摺擦され、表面に残留するトナーが
掻き落とされる。ブラシローラ11によってシートSか
ら除去されたトナーは、スクレーパ13でオフセットロ
ーラ10から掻き落とされたトナーとともに、処理槽7
の底部に沈殿する。ブラシローラ11でトナーを除去さ
れたシートSは、反転する搬送ローラ12の挾持部を介
してクリーニング液8の液外に排出される。
トSを上方に搬送するとともに、シートSと接触するこ
とにより膨潤したトナーをシートSから剥離して粗方除
去する。オフセットローラ10の外周面に付着したトナ
ーは、スクレーパ13によって掻き取られるので、シー
トSに再付着することはない。オフセットローラ10か
らブラシローラ11の挾持部に送られたシートSは、反
転するブラシ先端で摺擦され、表面に残留するトナーが
掻き落とされる。ブラシローラ11によってシートSか
ら除去されたトナーは、スクレーパ13でオフセットロ
ーラ10から掻き落とされたトナーとともに、処理槽7
の底部に沈殿する。ブラシローラ11でトナーを除去さ
れたシートSは、反転する搬送ローラ12の挾持部を介
してクリーニング液8の液外に排出される。
【0041】トナーを除去されてクリーニング液8から
取り出されたシートSは、絞りローラ14の挾持部を通
過する間に、含まれているクリーニング液8を絞られ
る。引き続き搬送経路16から排紙経路18へと矢印c
方向に搬送されたシートSは、図8に示すように、搬送
方向に沿う所定領域S1(シートSの両面)の透明度等
を検出センサ51によって検出され、その検出値に基づ
きクリーニング状態が確認される。ここで、シートSの
種類によっては元々透明度の低いものもあるため、給
紙経路6にも図示しない透過センサを設け、このセンサ
でクリーニング前のシートSの所定領域S1の透明度を
検出し、その検出値の最小値(最も透明度が低い画像部
における検出値)を記憶しておき、この最小値とクリー
ニング後の検出値とを比較してクリーニング状態を確認
する、ユーザが予め操作パネル15上で、シートSの
種類に応じてシート自体の透明度を設定しておくか、ま
たは、再クリーニング機能をオフする等で対処可能であ
る。OHPシート専用のクリーニング装置の場合には
クリーニングの前にOHPか紙シートかを判別し、紙の
場合にはクリーニング機能を不動作にすることも可能で
ある。つまり、クリーニング前のシートSの透明度を、
送りローラSの直近に設けた透過センサにより検出し、
その検出値が所定値より小さい場合には紙と判定し、ク
リーニング機能をオフし、送りローラ4を停止させる。
なお、例えば、シートSの搬送方向に対して垂直方向に
複数の検出センサ51を線状に配置する等により、シー
トSの全領域についてクリーニング状態を検出できるよ
うしてもよい。
取り出されたシートSは、絞りローラ14の挾持部を通
過する間に、含まれているクリーニング液8を絞られ
る。引き続き搬送経路16から排紙経路18へと矢印c
方向に搬送されたシートSは、図8に示すように、搬送
方向に沿う所定領域S1(シートSの両面)の透明度等
を検出センサ51によって検出され、その検出値に基づ
きクリーニング状態が確認される。ここで、シートSの
種類によっては元々透明度の低いものもあるため、給
紙経路6にも図示しない透過センサを設け、このセンサ
でクリーニング前のシートSの所定領域S1の透明度を
検出し、その検出値の最小値(最も透明度が低い画像部
における検出値)を記憶しておき、この最小値とクリー
ニング後の検出値とを比較してクリーニング状態を確認
する、ユーザが予め操作パネル15上で、シートSの
種類に応じてシート自体の透明度を設定しておくか、ま
たは、再クリーニング機能をオフする等で対処可能であ
る。OHPシート専用のクリーニング装置の場合には
クリーニングの前にOHPか紙シートかを判別し、紙の
場合にはクリーニング機能を不動作にすることも可能で
ある。つまり、クリーニング前のシートSの透明度を、
送りローラSの直近に設けた透過センサにより検出し、
その検出値が所定値より小さい場合には紙と判定し、ク
リーニング機能をオフし、送りローラ4を停止させる。
なお、例えば、シートSの搬送方向に対して垂直方向に
複数の検出センサ51を線状に配置する等により、シー
トSの全領域についてクリーニング状態を検出できるよ
うしてもよい。
【0042】上記検出センサ51の検出結果に基づきク
リーニング不良と判断されたシートSは、図1に示す実
線状態から破線状態に切り換えられた切換爪52によっ
て循環経路53に導入される。返送ローラ54の挾持部
を介して循環経路53から搬送経路16に送られたシー
トSは、それぞれ正転する絞りローラ14等の各ローラ
により再び収納部9に収納され、クリーニング液8に浸
漬される。このときの浸漬時間は1回目と同じでもよい
し、それよりも長く設定してもよく、また、シートSの
汚れ具合に応じて適宜設定されるようにしてもよい。
リーニング不良と判断されたシートSは、図1に示す実
線状態から破線状態に切り換えられた切換爪52によっ
て循環経路53に導入される。返送ローラ54の挾持部
を介して循環経路53から搬送経路16に送られたシー
トSは、それぞれ正転する絞りローラ14等の各ローラ
により再び収納部9に収納され、クリーニング液8に浸
漬される。このときの浸漬時間は1回目と同じでもよい
し、それよりも長く設定してもよく、また、シートSの
汚れ具合に応じて適宜設定されるようにしてもよい。
【0043】その後、シートSは、反転するオフセット
ローラ10によって収納部9から取り出され、再クリー
ニングされる。再クリーニングの方法は、1回目と同じ
処理を行ってもよいが、さらにクリーニング効率を上げ
るために、シートSの搬送速度を遅くしてブラシロー
ラ11によるクリーニング時間を長くする、ブラシロ
ーラ11のみの回転数を上げる、図2に示すフレーム
移動用カム48を回転させてオフセットローラ10およ
びブラシローラ11の圧接力を大きくする等の方法で処
理してもよく、上記〜を適宜組み合わせて処理して
もよい。
ローラ10によって収納部9から取り出され、再クリー
ニングされる。再クリーニングの方法は、1回目と同じ
処理を行ってもよいが、さらにクリーニング効率を上げ
るために、シートSの搬送速度を遅くしてブラシロー
ラ11によるクリーニング時間を長くする、ブラシロ
ーラ11のみの回転数を上げる、図2に示すフレーム
移動用カム48を回転させてオフセットローラ10およ
びブラシローラ11の圧接力を大きくする等の方法で処
理してもよく、上記〜を適宜組み合わせて処理して
もよい。
【0044】再クリーニングされて処理槽7から排出さ
れたシートSは、搬送経路16および排紙経路18を上
方に搬送されて検出センサ51の対向位置にくる。この
とき、ユーザによって操作パネル15上でクリーニング
回数Xが2回に設定されている場合には、検出センサ5
1で再度クリーニング不良が検出されてもシートSは乾
燥ローラ19で乾燥された後、排紙ローラ20の挾持部
を経て開口部Dから排紙トレイ21に排出される。一
方、クリーニング回数Xが3以上の整数に設定されてい
る場合には、検出センサ51でクリーニング状態を再度
確認し、クリーニング不良と判断されれば上記で説明し
た再クリーニング処理を行う。これによりクリーニング
不良が解消されれば乾燥して排出される。最高X回まで
クリーニングを繰り返してクリーニング不良が解消され
ない場合にはそのまま乾燥して排出する。このとき、操
作パネル15の表示部にエラー表示をする、音声やブザ
ー等で注意を喚起するなどして排出するのが好ましい。
なお、クリーニング回数を限定しない場合には、クリー
ニング不良が解消されるまで再クリーニングが繰り返さ
れることになる。
れたシートSは、搬送経路16および排紙経路18を上
方に搬送されて検出センサ51の対向位置にくる。この
とき、ユーザによって操作パネル15上でクリーニング
回数Xが2回に設定されている場合には、検出センサ5
1で再度クリーニング不良が検出されてもシートSは乾
燥ローラ19で乾燥された後、排紙ローラ20の挾持部
を経て開口部Dから排紙トレイ21に排出される。一
方、クリーニング回数Xが3以上の整数に設定されてい
る場合には、検出センサ51でクリーニング状態を再度
確認し、クリーニング不良と判断されれば上記で説明し
た再クリーニング処理を行う。これによりクリーニング
不良が解消されれば乾燥して排出される。最高X回まで
クリーニングを繰り返してクリーニング不良が解消され
ない場合にはそのまま乾燥して排出する。このとき、操
作パネル15の表示部にエラー表示をする、音声やブザ
ー等で注意を喚起するなどして排出するのが好ましい。
なお、クリーニング回数を限定しない場合には、クリー
ニング不良が解消されるまで再クリーニングが繰り返さ
れることになる。
【0045】次に、上記クリーニング動作を制御するC
PUにおける処理の一例を図9〜11を参照して説明す
る。図9に示すように、上記CPU60には、操作パネ
ル15および検出センサ51から信号が入力され、切換
爪52用ソレノイド61、返送ローラ54駆動モータ6
2、処理槽7内の各ローラ10,11,12,14の駆
動系の第1のクラッチ26と第2のクラッチ27、送り
ローラ4,給紙ローラ5用駆動モータ64、排紙ローラ
50,乾燥ローラ19,排出ローラ20用駆動モータ6
5に信号が出力されるようしてある。
PUにおける処理の一例を図9〜11を参照して説明す
る。図9に示すように、上記CPU60には、操作パネ
ル15および検出センサ51から信号が入力され、切換
爪52用ソレノイド61、返送ローラ54駆動モータ6
2、処理槽7内の各ローラ10,11,12,14の駆
動系の第1のクラッチ26と第2のクラッチ27、送り
ローラ4,給紙ローラ5用駆動モータ64、排紙ローラ
50,乾燥ローラ19,排出ローラ20用駆動モータ6
5に信号が出力されるようしてある。
【0046】図10は、CPU処理のメインルーチンを
示したフローチャートであり、まず、一連のクリーニン
グ処理のどの状態にあるかを示すステータスSと、クリ
ーニング回数を示すカウンタCとを、それぞれ0にセッ
トして(100)、内部タイマをスタートする(10
1)。そして、入力処理(102)、出力処理(10
3)を行った後、操作パネル15のスタートボタンが押
されてスタートスイッチがオンされたか否かを判別し
(104)、オンされているときは図11に示すサブル
ーチンの除去処理を開始する(105)。なお、上記ス
タートスイッチは、少なくとも1枚のシートSの除去処
理が完了するまでオン状態を保持する。スタートスイッ
チがオンされていないと判別したとき、または、除去処
理からリターンしたときには内部タイマが終了したか否
かを判別し(106)、終了していないときはその状態
で待機し、終了したときには、再び内部タイマをスター
トさせ(101)、処理を続行する。
示したフローチャートであり、まず、一連のクリーニン
グ処理のどの状態にあるかを示すステータスSと、クリ
ーニング回数を示すカウンタCとを、それぞれ0にセッ
トして(100)、内部タイマをスタートする(10
1)。そして、入力処理(102)、出力処理(10
3)を行った後、操作パネル15のスタートボタンが押
されてスタートスイッチがオンされたか否かを判別し
(104)、オンされているときは図11に示すサブル
ーチンの除去処理を開始する(105)。なお、上記ス
タートスイッチは、少なくとも1枚のシートSの除去処
理が完了するまでオン状態を保持する。スタートスイッ
チがオンされていないと判別したとき、または、除去処
理からリターンしたときには内部タイマが終了したか否
かを判別し(106)、終了していないときはその状態
で待機し、終了したときには、再び内部タイマをスター
トさせ(101)、処理を続行する。
【0047】続いて、上記除去処理(105)を図11
に示すフローチャートにしたがって説明する。除去処理
においては、まずステータスSの設定を判別する(20
0)。ステータスSは最初は0に設定されているので、
上記駆動モータ64と第2のクラッチ27をオン、上記
第1のクラッチ26をオフする信号を出力して、送りロ
ーラ4および給紙ローラ5を回転させるとともに処理槽
7内の各ローラ10,11,12,14を正転させてシ
ートSを処理槽7に搬送し(201)、収納部9に収納
する。そして、タイマT1をスタートさせ(202)、
ステータスSを1に設定して(203)、リターンす
る。
に示すフローチャートにしたがって説明する。除去処理
においては、まずステータスSの設定を判別する(20
0)。ステータスSは最初は0に設定されているので、
上記駆動モータ64と第2のクラッチ27をオン、上記
第1のクラッチ26をオフする信号を出力して、送りロ
ーラ4および給紙ローラ5を回転させるとともに処理槽
7内の各ローラ10,11,12,14を正転させてシ
ートSを処理槽7に搬送し(201)、収納部9に収納
する。そして、タイマT1をスタートさせ(202)、
ステータスSを1に設定して(203)、リターンす
る。
【0048】メインルーチン(図10)の106、10
1〜104の処理をした後、再びステータスSを判別す
る(200)(以下、省略する。)。このときステータ
スSは1に設定されているので、タイマT1の終了を判
別し(204)、終了するまでその状態で待機する。シ
ートSをクリーニング液8に所定時間浸漬してタイマT
1が終了すると、上記第1のクラッチ26をオン、第2
のクラッチ27をオフする信号を出力してオフセットロ
ーラ10等を反転させてシートSのクリーニングを行っ
て処理槽7から排出する(205)。そして、ステータ
スSを2に、カウンタCをC+1にそれぞれ設定して
(206)、リターンする。なお、シートSを処理槽7
から排出する際には、上記駆動モータ65をオンする信
号を出力して、排紙ローラ50、乾燥ローラ19および
排出ローラ20も回転させる。
1〜104の処理をした後、再びステータスSを判別す
る(200)(以下、省略する。)。このときステータ
スSは1に設定されているので、タイマT1の終了を判
別し(204)、終了するまでその状態で待機する。シ
ートSをクリーニング液8に所定時間浸漬してタイマT
1が終了すると、上記第1のクラッチ26をオン、第2
のクラッチ27をオフする信号を出力してオフセットロ
ーラ10等を反転させてシートSのクリーニングを行っ
て処理槽7から排出する(205)。そして、ステータ
スSを2に、カウンタCをC+1にそれぞれ設定して
(206)、リターンする。なお、シートSを処理槽7
から排出する際には、上記駆動モータ65をオンする信
号を出力して、排紙ローラ50、乾燥ローラ19および
排出ローラ20も回転させる。
【0049】その後、検出センサ51から入力される検
出結果に基づきクリーニング不良があるか否かを判別す
る(207)。クリーニング不良がないと判断されたと
きは、シートSを乾燥して排紙し(208)、ステータ
スSおよびカウンタCを0に設定して(209)、リタ
ーンする。
出結果に基づきクリーニング不良があるか否かを判別す
る(207)。クリーニング不良がないと判断されたと
きは、シートSを乾燥して排紙し(208)、ステータ
スSおよびカウンタCを0に設定して(209)、リタ
ーンする。
【0050】一方、クリーニング不良と判断されたとき
は、カウンタCがクリーニングの設定回数Xに達してい
るかを判別する(210)。上記カウンタCが上記Xに
達しているときは、クリーニング不良がない場合と同様
に、208、209の処理を行う。上記カウンタCが上
記Xに達していないときは、切換爪用ソレノイド61お
よび返送ローラ用駆動モータ62をオンする(211)
とともに、上記第1のクラッチ26をオフ、上記第2の
クラッチ27をオンする信号を出力して処理槽7内の各
ローラ10,11,12,14を正転させ、シートSを
循環経路53を介して処理槽7に返送し(212)、収
納部9に収納する。そして、タイマT2をスタートさせ
(213)、ステータスSを1に設定して(214)、
リターンする。なお、上記切換爪用ソレノイド61およ
び返送ローラ用駆動モータ62は、シートSの後端が返
送ローラ54を通過した後にタイマによって自動的にオ
フされる。
は、カウンタCがクリーニングの設定回数Xに達してい
るかを判別する(210)。上記カウンタCが上記Xに
達しているときは、クリーニング不良がない場合と同様
に、208、209の処理を行う。上記カウンタCが上
記Xに達していないときは、切換爪用ソレノイド61お
よび返送ローラ用駆動モータ62をオンする(211)
とともに、上記第1のクラッチ26をオフ、上記第2の
クラッチ27をオンする信号を出力して処理槽7内の各
ローラ10,11,12,14を正転させ、シートSを
循環経路53を介して処理槽7に返送し(212)、収
納部9に収納する。そして、タイマT2をスタートさせ
(213)、ステータスSを1に設定して(214)、
リターンする。なお、上記切換爪用ソレノイド61およ
び返送ローラ用駆動モータ62は、シートSの後端が返
送ローラ54を通過した後にタイマによって自動的にオ
フされる。
【0051】再クリーニング処理では、タイマT2の終
了を判別し(204)、終了すればシートSを処理槽7
から排出(205)してクリーニングを行い、ステータ
スSを2、カウンタCをC+1にそれぞれ設定して(2
06)、リターンする。その後、シートSのクリーニン
グ不良を判別し(207)、上記と同様の処理を行う。
了を判別し(204)、終了すればシートSを処理槽7
から排出(205)してクリーニングを行い、ステータ
スSを2、カウンタCをC+1にそれぞれ設定して(2
06)、リターンする。その後、シートSのクリーニン
グ不良を判別し(207)、上記と同様の処理を行う。
【0052】なお、上記Xを1に設定しておけば、クリ
ーニング不良と判断された場合にもシートSは再クリー
ニングされることなく、乾燥されて排紙される(20
8)。即ち、再クリーニング機能がオフされることにな
る。また、上記Xを0に設定しておけば、クリーニング
不良がないと判断されるまでクリーニングが繰り返され
る。さらに、上述したように、タイマT1とT2の設定
時間は同じであってもよいし、異なってもよい。
ーニング不良と判断された場合にもシートSは再クリー
ニングされることなく、乾燥されて排紙される(20
8)。即ち、再クリーニング機能がオフされることにな
る。また、上記Xを0に設定しておけば、クリーニング
不良がないと判断されるまでクリーニングが繰り返され
る。さらに、上述したように、タイマT1とT2の設定
時間は同じであってもよいし、異なってもよい。
【0053】以上に説明したように、本実施例のシート
クリーニング装置1では、検出センサ51によってシー
トSのクリーニング状態を確認し、クリーニング不良が
生じた場合には再クリーニングするので、シートSのク
リーニング状態を常に再利用可能な一定レベルに保つこ
とができる。
クリーニング装置1では、検出センサ51によってシー
トSのクリーニング状態を確認し、クリーニング不良が
生じた場合には再クリーニングするので、シートSのク
リーニング状態を常に再利用可能な一定レベルに保つこ
とができる。
【0054】また、上記オフセットローラ10およびブ
ラシローラ11は、シートSに対する圧接力を調節可能
に設けてあるので、クリーニング液8の汚れに伴うクリ
ーニング効果の低下を上記圧接力の調節により補償する
ことができ、装置としてのクリーニング性能の維持が図
れる。
ラシローラ11は、シートSに対する圧接力を調節可能
に設けてあるので、クリーニング液8の汚れに伴うクリ
ーニング効果の低下を上記圧接力の調節により補償する
ことができ、装置としてのクリーニング性能の維持が図
れる。
【0055】さらに、本実施例では処理槽7に収容され
たクリーニング液8にシートSを侵入させて浸漬したの
ち、スイッチバックして侵入経路と同じ経路をたどって
シートSをクリーニング液8から排出するので、シート
搬送経路とその経路に沿って通常配置されるローラ、ベ
ルト、ガイド等の搬送装置を簡略化できると共に、処理
槽7の幅Wを小さくできることによって、装置全体の小
型化も可能になる。
たクリーニング液8にシートSを侵入させて浸漬したの
ち、スイッチバックして侵入経路と同じ経路をたどって
シートSをクリーニング液8から排出するので、シート
搬送経路とその経路に沿って通常配置されるローラ、ベ
ルト、ガイド等の搬送装置を簡略化できると共に、処理
槽7の幅Wを小さくできることによって、装置全体の小
型化も可能になる。
【0056】加えて、上記処理槽7を縦型に形成してク
リーニング液面8aの面積を小さくしてあるので、クリ
ーニング液8の蒸発による減少を従来に比べて抑えるこ
とができ、クリーニング液8の無駄が少なくなると共
に、クリーニング液8の補充回数が減ることによって液
面管理が容易になる。
リーニング液面8aの面積を小さくしてあるので、クリ
ーニング液8の蒸発による減少を従来に比べて抑えるこ
とができ、クリーニング液8の無駄が少なくなると共
に、クリーニング液8の補充回数が減ることによって液
面管理が容易になる。
【0057】なお、本実施例では、クリーニング不良の
シートSを循環経路53を介して処理槽7に返送した
が、図12に示すように、循環経路を設けることなく、
排紙ローラ50を処理槽7内の各ローラと同方向かつ等
速度で回転駆動して、シートSを排紙経路18でスイッ
チバックさせて処理槽7に返送するようにしてもよい。
シートSを循環経路53を介して処理槽7に返送した
が、図12に示すように、循環経路を設けることなく、
排紙ローラ50を処理槽7内の各ローラと同方向かつ等
速度で回転駆動して、シートSを排紙経路18でスイッ
チバックさせて処理槽7に返送するようにしてもよい。
【0058】また、本実施例では、シートSへのクリー
ニング液8の適用は、処理槽7に収容したクリーニング
液8にシートSを浸漬して行ったが、これに限るもので
なく、例えば搬送路を搬送されるシートにクリーニング
液をスプレーで吹き付けてもよいし、ローラ等で塗布し
てもよい。
ニング液8の適用は、処理槽7に収容したクリーニング
液8にシートSを浸漬して行ったが、これに限るもので
なく、例えば搬送路を搬送されるシートにクリーニング
液をスプレーで吹き付けてもよいし、ローラ等で塗布し
てもよい。
【0059】上記クリーニング液8について説明する。
複写シート等の記録媒体上に、少なくとも樹脂を含む印
字材料によって可視化された印字面をクリーニングする
クリーニング液は、上記印字材料の樹脂を溶解或いは
膨潤する成分、クリーニングした印字材料が再度紙へ
付着するのを防止するためにクリーニング後の印字材料
を凝集させる作用のある成分、記録材料の一つである
紙を繊維を膨潤させ、印字材料が紙繊維から離脱を起こ
し易い状態にする成分、クリーニング液の印字材料及
び紙への浸透性を高め、クリーニング時間の短縮に寄与
する成分などを必要に応じて配合し製造する。 印字材
料の樹脂を溶解或いは膨潤する成分としては、例えば二
価有機酸モノエステル、グリコールエーテル、その他の
有機溶剤が挙げられる。
複写シート等の記録媒体上に、少なくとも樹脂を含む印
字材料によって可視化された印字面をクリーニングする
クリーニング液は、上記印字材料の樹脂を溶解或いは
膨潤する成分、クリーニングした印字材料が再度紙へ
付着するのを防止するためにクリーニング後の印字材料
を凝集させる作用のある成分、記録材料の一つである
紙を繊維を膨潤させ、印字材料が紙繊維から離脱を起こ
し易い状態にする成分、クリーニング液の印字材料及
び紙への浸透性を高め、クリーニング時間の短縮に寄与
する成分などを必要に応じて配合し製造する。 印字材
料の樹脂を溶解或いは膨潤する成分としては、例えば二
価有機酸モノエステル、グリコールエーテル、その他の
有機溶剤が挙げられる。
【0060】二価有機酸モノエステルについて具体的に
説明すると、二価有機酸のモノエステルの二価有機酸と
しては、飽和あるいは不飽和脂肪酸、例えば、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピ
メリン酸、スベリン酸、マゼライン酸、セバシン酸、マ
レイン酸あるいはフマル酸、または芳香族脂肪酸、例え
ばフタル酸、イソフタル酸およびテレフタル酸等を使用
可能である。これらの中でもシュウ酸、マロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸およびセバシン酸等の飽和脂肪酸が好
ましい。
説明すると、二価有機酸のモノエステルの二価有機酸と
しては、飽和あるいは不飽和脂肪酸、例えば、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピ
メリン酸、スベリン酸、マゼライン酸、セバシン酸、マ
レイン酸あるいはフマル酸、または芳香族脂肪酸、例え
ばフタル酸、イソフタル酸およびテレフタル酸等を使用
可能である。これらの中でもシュウ酸、マロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸およびセバシン酸等の飽和脂肪酸が好
ましい。
【0061】二価有機酸のモノエステルのアルコール成
分としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノール、ペンタノール等の一価アルコール類
(直鎖あるいは分岐鎖であってもよい)、エチレングリ
コール、グリセリン、ペンタエリスリトールおよびソル
ビトール等の多価アルコール類、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレンングリコールおよびポリエチレングリ
コール等のグリコール類またはエチルセロソルブおよび
ブチルセロソルブ等のセロソルブ類が使用可能である。
これらのアルコールは単独であるいは2種以上混合して
使用することができる。
分としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノール、ペンタノール等の一価アルコール類
(直鎖あるいは分岐鎖であってもよい)、エチレングリ
コール、グリセリン、ペンタエリスリトールおよびソル
ビトール等の多価アルコール類、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレンングリコールおよびポリエチレングリ
コール等のグリコール類またはエチルセロソルブおよび
ブチルセロソルブ等のセロソルブ類が使用可能である。
これらのアルコールは単独であるいは2種以上混合して
使用することができる。
【0062】二価有機酸のモノエステルは上記二価有機
酸とアルコールとのエステル化反応によって、もしくは
二価有機酸ジエステルの加水分解反応によって与えられ
る。好ましい二価有機酸のモノエステルは下記一般式:
酸とアルコールとのエステル化反応によって、もしくは
二価有機酸ジエステルの加水分解反応によって与えられ
る。好ましい二価有機酸のモノエステルは下記一般式:
【0063】
【化1】HOOC−(CH2)n−COOR1 (式中、R1は炭素酸1〜5のアルキル基を表し、nは
0〜8の整数を表す)で表されるものである。
0〜8の整数を表す)で表されるものである。
【0064】具体的には、シュウ酸モノエステル(HO
OC−COOR1)、マロン酸モノエステル(HOOC
−CH2−COOR1)、コハク酸モノエステル(HOO
C−(CH2)2−COOR1)、グルタル酸モノエステ
ル(HOOC−(CH2)3−COOR1)、アジピン酸
モノエステル(HOOC−(CH2)4−COOR1)、
ピメリン酸モノエステル(HOOC−(CH2)5−CO
OR1)、スベリン酸モノエステル(HOOC−(C
H2)6−COOR1)、アゼライン酸モノエステル(H
OOC−(CH2)7−COOR1)、セバシン酸モノエ
ステル(HOOC−(CH2)8−COOR1)等を挙げ
ることができる。もちろん二価有機酸モノエステルとし
ては単独であるいは2種以上混合して使用してもよい。
OC−COOR1)、マロン酸モノエステル(HOOC
−CH2−COOR1)、コハク酸モノエステル(HOO
C−(CH2)2−COOR1)、グルタル酸モノエステ
ル(HOOC−(CH2)3−COOR1)、アジピン酸
モノエステル(HOOC−(CH2)4−COOR1)、
ピメリン酸モノエステル(HOOC−(CH2)5−CO
OR1)、スベリン酸モノエステル(HOOC−(C
H2)6−COOR1)、アゼライン酸モノエステル(H
OOC−(CH2)7−COOR1)、セバシン酸モノエ
ステル(HOOC−(CH2)8−COOR1)等を挙げ
ることができる。もちろん二価有機酸モノエステルとし
ては単独であるいは2種以上混合して使用してもよい。
【0065】二価有機酸モノエステルは、カルボン酸基
の存在により、記録材料である紙の繊維を膨潤させ、印
字材料が紙繊維から容易に離脱を起こし易い状態にさせ
る材料である水と相溶するとともに、印字材料への浸透
力に優れ、エステル基の存在により、トナーへの膨潤、
溶解力が確保されていると考えられる。
の存在により、記録材料である紙の繊維を膨潤させ、印
字材料が紙繊維から容易に離脱を起こし易い状態にさせ
る材料である水と相溶するとともに、印字材料への浸透
力に優れ、エステル基の存在により、トナーへの膨潤、
溶解力が確保されていると考えられる。
【0066】クリーニング液全体における添加量は5〜
60重量%、好ましくは20〜40重量%の範囲で使用
する。5重量%未満であると印字材料への膨潤性、溶解
性が劣り、クリーニング効果が無く、60重量%より多
いと、印字材料への溶解力が高まりすぎ、紙へ再付着し
やすくなる。
60重量%、好ましくは20〜40重量%の範囲で使用
する。5重量%未満であると印字材料への膨潤性、溶解
性が劣り、クリーニング効果が無く、60重量%より多
いと、印字材料への溶解力が高まりすぎ、紙へ再付着し
やすくなる。
【0067】次に、グリコールエーテルについて具体的
に説明すると、例えばエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレング
リコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノ
イソアミルエーテル、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
エチルエーテル、トリプロピレンモノメチルエーテル等
が挙げられ、一種類あるいは二種類以上混合して使用し
ても良い。
に説明すると、例えばエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレング
リコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノ
イソアミルエーテル、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
エチルエーテル、トリプロピレンモノメチルエーテル等
が挙げられ、一種類あるいは二種類以上混合して使用し
ても良い。
【0068】グリコールエーテルは紙への浸透性も有す
る。クリーニング液全体における添加量は5〜95重量
%、好ましくは10〜80重量%の範囲で使用する。5
重量%未満であると印字材料への膨潤性、溶解性が劣
り、クリーニング効果が無く、95重量%より多いと、
印字材料への溶解力が高まりすぎ、紙へ再付着しやすく
なる。
る。クリーニング液全体における添加量は5〜95重量
%、好ましくは10〜80重量%の範囲で使用する。5
重量%未満であると印字材料への膨潤性、溶解性が劣
り、クリーニング効果が無く、95重量%より多いと、
印字材料への溶解力が高まりすぎ、紙へ再付着しやすく
なる。
【0069】その他の有機溶剤について具体的に説明す
ると、水と混合せず、かつトナーを溶解もしくは膨潤さ
せるものが挙げられる。例えばベンゼン、トルエン、キ
シレン、ジクロルメタン、メチルエチルケトン、酢酸メ
チル、酢酸エチル、エチルエーテル、プロピルエーテ
ル、ブチルエーテル、ジイソブチルケトン、酢酸ブチ
ル、エチルブチルアセタート、プロピオン酸メチル、プ
ロピオン酸エチル等が好適に用いられる。これらの有機
溶剤は単独でも2種以上混合しても用いられる。クリー
ニング液全体における添加量は10〜70重量%、好ま
しくは20〜60重量%の範囲で使用する。10重量%
未満であると印字材料への膨潤性、溶解性が劣り、クリ
ーニング効果が無く、70重量%より多いと、印字材料
への溶解力が高まりすぎ、紙へ再付着しやすくなる。
ると、水と混合せず、かつトナーを溶解もしくは膨潤さ
せるものが挙げられる。例えばベンゼン、トルエン、キ
シレン、ジクロルメタン、メチルエチルケトン、酢酸メ
チル、酢酸エチル、エチルエーテル、プロピルエーテ
ル、ブチルエーテル、ジイソブチルケトン、酢酸ブチ
ル、エチルブチルアセタート、プロピオン酸メチル、プ
ロピオン酸エチル等が好適に用いられる。これらの有機
溶剤は単独でも2種以上混合しても用いられる。クリー
ニング液全体における添加量は10〜70重量%、好ま
しくは20〜60重量%の範囲で使用する。10重量%
未満であると印字材料への膨潤性、溶解性が劣り、クリ
ーニング効果が無く、70重量%より多いと、印字材料
への溶解力が高まりすぎ、紙へ再付着しやすくなる。
【0070】クリーニングした印字材料が再度紙へ付着
するのを防止するために、クリーニング後のトナー等の
印字材料を凝集させる作用のある成分としては、例えば
界面活性剤、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステルが挙げら
れる。
するのを防止するために、クリーニング後のトナー等の
印字材料を凝集させる作用のある成分としては、例えば
界面活性剤、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステルが挙げら
れる。
【0071】界面活性剤について具体的に説明すると、
陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオ
ン性界面活性剤および両性界面活性剤等が使用できる。
従来より、パルプ化した古紙のクリーニング剤として界
面活性剤が用いられているが、印字材料が樹脂である場
合、界面活性剤を単独で記録媒体に直接作用させてもク
リーニング作用は非常に弱いので本発明では上記したよ
うな樹脂を溶解あるいは膨潤する成分を含むことが好ま
しい。
陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオ
ン性界面活性剤および両性界面活性剤等が使用できる。
従来より、パルプ化した古紙のクリーニング剤として界
面活性剤が用いられているが、印字材料が樹脂である場
合、界面活性剤を単独で記録媒体に直接作用させてもク
リーニング作用は非常に弱いので本発明では上記したよ
うな樹脂を溶解あるいは膨潤する成分を含むことが好ま
しい。
【0072】陰イオン界面活性剤としては脂肪酸塩類、
アルキル硫酸エステル塩類、アルキルベンゼンスルフォ
ン酸塩類、アルキルナフタレンスルフォン酸塩類、アル
キルスルホコハク酸塩類、アルキルジフェニルエーテル
ジスルフォン酸塩類、アルキルスルホコハク酸塩類、ナ
フタリンスルフォン酸ホルマリン縮合物、ポリカルボン
酸高分子界面活性剤等が好適に用いられ得る。
アルキル硫酸エステル塩類、アルキルベンゼンスルフォ
ン酸塩類、アルキルナフタレンスルフォン酸塩類、アル
キルスルホコハク酸塩類、アルキルジフェニルエーテル
ジスルフォン酸塩類、アルキルスルホコハク酸塩類、ナ
フタリンスルフォン酸ホルマリン縮合物、ポリカルボン
酸高分子界面活性剤等が好適に用いられ得る。
【0073】非イオン性界面活性剤としてはポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルアリルエーテル、オキシエチレン−オキシプロピレン
コポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
アルキルアミン等が好適に用いられ得る。
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルアリルエーテル、オキシエチレン−オキシプロピレン
コポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
アルキルアミン等が好適に用いられ得る。
【0074】陽イオン性界面活性剤あるいは両性界面活
性剤としては、アルキルアミン塩、第四級アンモニウム
塩、アルキルベタイン、アミンオキサイド等が好まし
い。上記各界面活性剤は、単独または2種以上混合して
使用できる。特に好ましい界面活性剤は、化学式;RO
(CH2CH2O)nH(式中、RはC21〜C22のア
ルキル基またはアルキルフェニル基、nは1〜10の整
数を表す)で示されるエチレンオキサイド付加型の非イ
オン界面活性剤である。
性剤としては、アルキルアミン塩、第四級アンモニウム
塩、アルキルベタイン、アミンオキサイド等が好まし
い。上記各界面活性剤は、単独または2種以上混合して
使用できる。特に好ましい界面活性剤は、化学式;RO
(CH2CH2O)nH(式中、RはC21〜C22のア
ルキル基またはアルキルフェニル基、nは1〜10の整
数を表す)で示されるエチレンオキサイド付加型の非イ
オン界面活性剤である。
【0075】界面活性剤はクリーニングされた印字材料
を囲み込み、記録媒体に再付着しない効果をもたせる。
さらに、記録媒体が普通紙等の紙である場合、紙の編目
構造に内に入り込んで印字材料を囲み込み、繊維の奥深
く侵入した印字材料のクリーニングを容易にする作用も
ある。さらにまた、印字材料を溶解或いは膨潤する液が
水に不溶であり、かつ水をクリーニング液に使用する場
合は、安定なO/W型エマルジョンのクリーニング液を
つくる作用もある。
を囲み込み、記録媒体に再付着しない効果をもたせる。
さらに、記録媒体が普通紙等の紙である場合、紙の編目
構造に内に入り込んで印字材料を囲み込み、繊維の奥深
く侵入した印字材料のクリーニングを容易にする作用も
ある。さらにまた、印字材料を溶解或いは膨潤する液が
水に不溶であり、かつ水をクリーニング液に使用する場
合は、安定なO/W型エマルジョンのクリーニング液を
つくる作用もある。
【0076】クリーニング液全体における添加量は0.
1〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の範囲で
使用する。0.1重量%未満であると上記効果が得られ
にくく、10重量部より多いと泡などが多くなり、取扱
いが困難である。
1〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の範囲で
使用する。0.1重量%未満であると上記効果が得られ
にくく、10重量部より多いと泡などが多くなり、取扱
いが困難である。
【0077】高級脂肪酸について具体的に説明すると、
例えばカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リシ
ノール酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン
酸、アラキジン酸、アラキドン酸、ベヘニン酸、エルカ
酸、アビエチン酸、ロジン酸、ヤシ油、アマニ油、牛
油、トール脂肪酸、フィチン酸などが例示される。
例えばカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リシ
ノール酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン
酸、アラキジン酸、アラキドン酸、ベヘニン酸、エルカ
酸、アビエチン酸、ロジン酸、ヤシ油、アマニ油、牛
油、トール脂肪酸、フィチン酸などが例示される。
【0078】高級脂肪酸エステルは、上記高級脂肪酸と
ヒドロキシ化合物、例えばメチルアルコール、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール等の
アルコール類、エチレンングリコール、グリセリン、ペ
ンタエリスリトール、ソルビトール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類と
のエステル化合物が好ましい。
ヒドロキシ化合物、例えばメチルアルコール、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール等の
アルコール類、エチレンングリコール、グリセリン、ペ
ンタエリスリトール、ソルビトール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類と
のエステル化合物が好ましい。
【0079】高級脂肪酸及び/又は高級脂肪酸エステル
はクリーニング後の印字材料を凝集させて記録媒体に再
付着させない作用がある。クリーニング液全体における
添加量は5〜95重量%、好ましくは20〜80重量%
の範囲で使用する。5重量%未満であると凝集効果が低
くなり、95重量%より多いと印字材料を溶解或いは膨
潤する液の効果を低下させる。
はクリーニング後の印字材料を凝集させて記録媒体に再
付着させない作用がある。クリーニング液全体における
添加量は5〜95重量%、好ましくは20〜80重量%
の範囲で使用する。5重量%未満であると凝集効果が低
くなり、95重量%より多いと印字材料を溶解或いは膨
潤する液の効果を低下させる。
【0080】記録材料の一つである紙の繊維を膨潤さ
せ、印字材料が紙繊維から離脱を起こし易い状態にさせ
る成分としては、水が挙げられる。水のクリーニング液
全体における添加量はクリーニング液全体の1〜90重
量%、好ましくは30〜80重量%含有させる。水の使
用量が90重量%を越えると紙の繊維を破壊してしま
い、また、クリーニング後の乾燥に労力がかかりすぎる
ため好ましくない。水の使用量が1重量%より少ない場
合には、紙の繊維を広げる効果が得られず、クリーニン
グ液の紙内部への浸透が適当に行われない。樹脂を溶解
或いは膨潤する液の種類によって適当な量の設定をおこ
なう。
せ、印字材料が紙繊維から離脱を起こし易い状態にさせ
る成分としては、水が挙げられる。水のクリーニング液
全体における添加量はクリーニング液全体の1〜90重
量%、好ましくは30〜80重量%含有させる。水の使
用量が90重量%を越えると紙の繊維を破壊してしま
い、また、クリーニング後の乾燥に労力がかかりすぎる
ため好ましくない。水の使用量が1重量%より少ない場
合には、紙の繊維を広げる効果が得られず、クリーニン
グ液の紙内部への浸透が適当に行われない。樹脂を溶解
或いは膨潤する液の種類によって適当な量の設定をおこ
なう。
【0081】クリーニング液の印字材料及び紙への浸透
性を高め、クリーニング時間の短縮に寄与する成分とし
ては、例えば有機酸が挙げられる。具体的には、飽和脂
肪族カルボン酸、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、吉草酸、ピミル酸、カプロン酸、カプリル酸、カプ
リン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸およ
びステアリン酸等、不飽和脂肪族カルボン酸、例えばア
クリル酸、プロピオール酸、メタクリル酸、クロトン
酸、オレイン酸、レノール酸、エルカ酸、リシノール
酸、アビエチン酸、ロジン酸、あるいは芳香族カルボン
酸、例えば安息香酸、トルイル酸、ナフトエ酸、ケイ皮
酸、2−フル酸、ニコチン酸およびイソニコチン酸等が
使用可能である。これらの有機酸は単独であるいは2種
以上混合して使用可能である。これらの中でもラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、リノール酸、エルカ酸、リシノール酸、アビエ
チン酸およびロジン酸等の高級脂肪酸が好ましい。それ
らの高級脂肪酸を含有してなるヤシ油、アマニ油、牛脂
および鯨油等も使用可能である。
性を高め、クリーニング時間の短縮に寄与する成分とし
ては、例えば有機酸が挙げられる。具体的には、飽和脂
肪族カルボン酸、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、吉草酸、ピミル酸、カプロン酸、カプリル酸、カプ
リン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸およ
びステアリン酸等、不飽和脂肪族カルボン酸、例えばア
クリル酸、プロピオール酸、メタクリル酸、クロトン
酸、オレイン酸、レノール酸、エルカ酸、リシノール
酸、アビエチン酸、ロジン酸、あるいは芳香族カルボン
酸、例えば安息香酸、トルイル酸、ナフトエ酸、ケイ皮
酸、2−フル酸、ニコチン酸およびイソニコチン酸等が
使用可能である。これらの有機酸は単独であるいは2種
以上混合して使用可能である。これらの中でもラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、リノール酸、エルカ酸、リシノール酸、アビエ
チン酸およびロジン酸等の高級脂肪酸が好ましい。それ
らの高級脂肪酸を含有してなるヤシ油、アマニ油、牛脂
および鯨油等も使用可能である。
【0082】有機酸はクリーニング液全体の1〜10重
量%含有させることが望ましい。本発明で使用する有機
酸のクリーニング作用における働きは、必ずしも明らか
でないが、本発明のクリーニング液のトナーおよび紙等
への浸透性をよくし、クリーニングの時間を短くし、効
率良くクリーニングする作用があると考えられる。
量%含有させることが望ましい。本発明で使用する有機
酸のクリーニング作用における働きは、必ずしも明らか
でないが、本発明のクリーニング液のトナーおよび紙等
への浸透性をよくし、クリーニングの時間を短くし、効
率良くクリーニングする作用があると考えられる。
【0083】本発明のクリーニング液には本発明の効果
を損なわない範囲で、例えばメタノール、エタノール、
n−ブタノール、イソプロパノール、エトキシエタノー
ル等を加えてもよい。
を損なわない範囲で、例えばメタノール、エタノール、
n−ブタノール、イソプロパノール、エトキシエタノー
ル等を加えてもよい。
【0084】クリーニングを容易にかつ効率的に行うた
めのそれぞれの成分の配合形態として、(二価有機酸モ
ノエステル、有機酸、界面活性剤、水)、(グリコール
エーテル系溶剤、高級脂肪酸及び/又は高級脂肪酸エス
エル、界面活性剤、水)、(有機溶剤、界面活性剤、
水)などが例示できるが、装置との組み合わせにより、
これらに限定されないことはいうまでもない。
めのそれぞれの成分の配合形態として、(二価有機酸モ
ノエステル、有機酸、界面活性剤、水)、(グリコール
エーテル系溶剤、高級脂肪酸及び/又は高級脂肪酸エス
エル、界面活性剤、水)、(有機溶剤、界面活性剤、
水)などが例示できるが、装置との組み合わせにより、
これらに限定されないことはいうまでもない。
【0085】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかるシートクリーニング装置によれば、検出手段によ
ってシートSのクリーニング状態を検知し、クリーニン
グ不良が生じたシートを除去手段に返送して再クリーニ
ングするので、シートのクリーニング状態を常に再利用
可能な一定レベルに保つことができる。
かかるシートクリーニング装置によれば、検出手段によ
ってシートSのクリーニング状態を検知し、クリーニン
グ不良が生じたシートを除去手段に返送して再クリーニ
ングするので、シートのクリーニング状態を常に再利用
可能な一定レベルに保つことができる。
【図1】 シートクリーニング装置の全体の概略構成を
示す図である。
示す図である。
【図2】 オフセットローラおよびブラシローラの圧接
力調節機構の側面図である。
力調節機構の側面図である。
【図3】 オフセットローラ等の各ローラの回転方向を
説明する図である。
説明する図である。
【図4】 オフセットローラ等の各ローラを正転させる
場合の駆動系を示す図である。
場合の駆動系を示す図である。
【図5】 オフセットローラ等の各ローラを反転させる
場合の駆動系を示す図である。
場合の駆動系を示す図である。
【図6】 シートクリーニング装置の各ローラの駆動・
停止のタイミングチャートである。
停止のタイミングチャートである。
【図7】 オフセットローラ近傍の拡大図である。
【図8】 検出センサでクリーニング状態を検出される
シートの領域を示す図である。
シートの領域を示す図である。
【図9】 クリーニング動作を制御するCPUの入出力
図である。
図である。
【図10】 CPUにおける処理のメインルーチンを示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図11】 図10のメインルーチンにおける除去処理
のサブルーチンを示すフローチャートである。
のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図12】 スイッチバックしてシートを処理槽に返送
するシートクリーニング装置の全体概略図である。
するシートクリーニング装置の全体概略図である。
【図13】 従来のシートクリーニング装置の一例を
示す全体概略図である。
示す全体概略図である。
1…シートクリーニング装置、7…処理槽、8…クリー
ニング液、9…収納部、10…オフセットローラ、11
…ブラシローラ、12…搬送ローラ、13…スクレー
パ、14…絞りローラ、51…検出センサ、52…切換
爪、53…循環経路、54…返送ローラ、60…CP
U、S…シート
ニング液、9…収納部、10…オフセットローラ、11
…ブラシローラ、12…搬送ローラ、13…スクレー
パ、14…絞りローラ、51…検出センサ、52…切換
爪、53…循環経路、54…返送ローラ、60…CP
U、S…シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 卓司 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 新子 治彦 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 画像が印刷されたシートにクリーニング
液を適用し、膨潤した印刷材料を除去手段で除去するシ
ートクリーニング装置において、 上記除去手段で印刷材料を除去した後のシートのクリー
ニング状態を検出する検出手段と、 この検出手段による検出結果に基づきシートを再クリー
ニングするために上記除去手段に返送する返送手段とを
備えたことを特徴とするシートクリーニング装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP711995A JPH08194409A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | シートクリーニング装置 |
DE1996101704 DE19601704C2 (de) | 1995-01-20 | 1996-01-18 | Blattreinigungsgerät |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP711995A JPH08194409A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | シートクリーニング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08194409A true JPH08194409A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11657204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP711995A Pending JPH08194409A (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | シートクリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08194409A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002506934A (ja) * | 1998-03-19 | 2002-03-05 | デコピアー・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | 紙のインキ抜きのための方法及び装置 |
JP2012032816A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Toshiba Corp | 消色装置、シート搬送制御方法 |
-
1995
- 1995-01-20 JP JP711995A patent/JPH08194409A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002506934A (ja) * | 1998-03-19 | 2002-03-05 | デコピアー・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | 紙のインキ抜きのための方法及び装置 |
JP2012032816A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Toshiba Corp | 消色装置、シート搬送制御方法 |
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