JP2007015319A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 搬送ベルトに付着したインクを清掃する洗浄スポンジのクリーニング液保持容器に浮遊するカビや堆積した不純物が排出口やそれに繋がる排出パイプを詰まらせる心配がないクリーニング液を保持する容器を持つ画像記録装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 洗浄スポンジを洗浄するクリーニング液保持容器の所定の量以上のクリーニング液を外部に排出する排出口のまわりに隔壁を有し、クリーニング液の液面と液底の中間の位置に穴を設け容器と隔壁内とを連通させる。浮遊物や堆積物を隔壁で隔絶し排出口に流れ込むのを防ぐ。
【選択図】 図2
【解決手段】 洗浄スポンジを洗浄するクリーニング液保持容器の所定の量以上のクリーニング液を外部に排出する排出口のまわりに隔壁を有し、クリーニング液の液面と液底の中間の位置に穴を設け容器と隔壁内とを連通させる。浮遊物や堆積物を隔壁で隔絶し排出口に流れ込むのを防ぐ。
【選択図】 図2
Description
本発明は、画像記録装置に関する。
近年、画像記録の分野においてデジタル化の波が急速に押し寄せて来ている。特に、捺染業界では、従来のスクリーン捺染方式よりもクイックレスポンスや小ロット、多品種に適したインクジェット方式の画像記録装置に着目している。同様にサインディスプレイ業界においても、従来のスクリーン印刷やグラビア印刷よりも簡便で安価に画像が形成できるインクジェット方式の画像記録装置に期待をしている。
捺染業界では、剛性の低い布帛を主な記録媒体としており、サインディスプレイ業界でも紙等の他にプラスチック材料(塩化ビニール)で織られた材料が用いられている。そして、このような剛性の低い材料を記録媒体として用いる場合においては、一般に、記録媒体を無端の搬送ベルトで記録ヘッド等よりなる画像記録部に搬送させることが行われている。このような画像記録装置においては、記録ヘッドよりインクを吐出させて画像の記録を行う際に、記録ヘッドから吐出されたインクが搬送ベルトに付着する場合があり、付着したインク等により記録媒体が汚れるという問題が生じる。
搬送ベルトの洗浄を行う画像記録装置としては、搬送ベルト上に吐出されたインクをクリーニング液が含浸した当接部材により除去するベルトクリーニング機構を備える画像記録装置において、所望の位置でベルトに当接された当接部材をベルト移動に同期して順方向に回転させる。ここで、前記当接部材はローラ形状を有しており、前記当接部材はニップ部においてベルト速度より速い速度で順方向に回転する。又、前記当接位置前方にクリーニング液含浸量調整部材が設けられている画像記録装置が提案されている。(例えば、特許文献1)
特開2004−123358号公報
当接部材であるローラはクリーニング液を保持する容器に浸してあり、ローラに付着したインクをクリーニング液で洗浄するので、容器内のクリーニング液は搬送ベルトに付着して少なくなっていくためポンプ手段により別に設けたクリーニング液を保持する容器からクリーニング液を循環させたり、又、クリーニング液は汚れてくるため定期的に交換したりしないと、洗浄によって搬送ベルトを汚して、かえって記録媒体を汚すことになった。そのため、クリーニング液を保持する容器に排水口を設け、古いクリーニング液を排出する方法がとられている。
しかしながら、時間の経過とともにクリーニング液中の不純物が堆積したり、また、カビが発生して浮遊したりするので、排出口をふさいでしまうという問題があった。
そこで本発明は、古いクリーニング液が排出されるときに、クリーニング液保持容器に浮遊するカビや堆積した不純物が排出口やそれに繋がる排出パイプを詰まらせる心配がないクリーニング液を保持する容器を持つ画像記録装置を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
請求項1に係る発明は、
インクを吐出することにより記録媒体に記録を行う画像記録装置において、
前記記録媒体をベルトによって搬送する搬送手段と、
前記記録媒体を搬出した後、前記ベルトを清掃するクリーニング液が含浸した当接部材と、
前記当接部材を洗浄する前記クリーニング液を貯留し、所定の量以上の前記クリーニング液を外部に排出する排出口を有する容器と、
前記排水口のまわりに隔壁と、を有し、
前記隔壁は、前記クリーニング液の液面を隔絶するように設けられていることを特徴とする画像記録装置である。
インクを吐出することにより記録媒体に記録を行う画像記録装置において、
前記記録媒体をベルトによって搬送する搬送手段と、
前記記録媒体を搬出した後、前記ベルトを清掃するクリーニング液が含浸した当接部材と、
前記当接部材を洗浄する前記クリーニング液を貯留し、所定の量以上の前記クリーニング液を外部に排出する排出口を有する容器と、
前記排水口のまわりに隔壁と、を有し、
前記隔壁は、前記クリーニング液の液面を隔絶するように設けられていることを特徴とする画像記録装置である。
請求項2に係る発明は、
前記隔壁は、前記容器の底部を隔絶するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置である。
前記隔壁は、前記容器の底部を隔絶するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置である。
請求項3に係る発明は、
前記当接部材は、ローラ形状であり、前記容器の前記クリーニング液に漬かっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録装置である。
前記当接部材は、ローラ形状であり、前記容器の前記クリーニング液に漬かっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録装置である。
請求項4に係る発明は、
前記容器は、前記クリーニング液を撹拌する撹拌手段を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像記録装置である。
前記容器は、前記クリーニング液を撹拌する撹拌手段を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像記録装置である。
請求項5に係る発明は、
前記撹拌手段は、前記当接部材の同軸上に設けられた水車であることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像記録装置である。
前記撹拌手段は、前記当接部材の同軸上に設けられた水車であることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像記録装置である。
請求項6に係る発明は、
前記容器は、前記クリーニング液を補充する注入口を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像記録装置である。
前記容器は、前記クリーニング液を補充する注入口を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像記録装置である。
請求項1に記載の発明によれば、インクを吐出することにより記録媒体に記録を行う画像記録装置において、
前記記録媒体をベルトによって搬送する搬送手段と、
前記記録媒体を搬出した後、前記ベルトを清掃するクリーニング液が含浸した当接部材と、
前記当接部材を洗浄する前記クリーニング液を貯留し、所定の量以上の前記クリーニング液を外部に排出する排出口を有する容器と、
前記排水口のまわりに隔壁と、を有し、
前記隔壁は、前記クリーニング液の液面を隔絶するように設けられていることにより、前記クリーニング液が排出されるときに、クリーニング液保持容器のカビなどの浮遊物が排出口やそれに繋がる排出パイプを詰まらせるのを防ぐことが可能となる。
前記記録媒体をベルトによって搬送する搬送手段と、
前記記録媒体を搬出した後、前記ベルトを清掃するクリーニング液が含浸した当接部材と、
前記当接部材を洗浄する前記クリーニング液を貯留し、所定の量以上の前記クリーニング液を外部に排出する排出口を有する容器と、
前記排水口のまわりに隔壁と、を有し、
前記隔壁は、前記クリーニング液の液面を隔絶するように設けられていることにより、前記クリーニング液が排出されるときに、クリーニング液保持容器のカビなどの浮遊物が排出口やそれに繋がる排出パイプを詰まらせるのを防ぐことが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、前記隔壁は、前記容器の底部を隔絶するように設けられていることにより、クリーニング液保持容器に堆積した不純物が排出口やそれに繋がる排出パイプを詰まらせるのを防ぐことが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、前記当接部材は、ローラ形状であり、前記容器の前記クリーニング液に漬かっていることにより、前記当接部材の洗浄が可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、前記容器は、前記クリーニング液を撹拌する撹拌手段を有することにより、クリーニング液のカビ発生を抑制することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、前記撹拌手段は、前記当接部材の同軸上に設けられた水車であることにより、前記当接部材の回転とともに前記水車が回転するので簡単な構造で前記クリーニング液の撹拌が可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、前記容器は、前記クリーニング液を補充する注入口を有することにより、前記容器のクリーニング液の減少分を補充することが可能となる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態で例示される搬送装置1は、インクを吐出する記録ヘッド2が記録媒体(例えば、布帛3など)にインクを吐出することで、記録媒体に対して印刷を行うインクジェットプリンタに設けられているものである。この搬送装置1は、記録ヘッド2の印刷領域A(インク吐出範囲)にまで、ロール状に巻かれた布帛3を引き出して、搬送するものであり、布帛3と重なって、布帛3を印刷領域Aまで搬送する環状の搬送ベルト4と、搬送ベルト4を駆動させて案内する駆動部5と、印刷領域Aまで搬送された布帛3を、搬送ベルト4とともに背面側から支持するフラット部6と、フラット部6の下方で、搬送ベルト4をクリーニングするクリーニング部7(清掃手段)と、印刷前の布帛3を支持する支持部8と、印刷された布帛3を乾燥させる布帛乾燥部9と、印刷された布帛3を巻き取る巻き取り部10とが備えられている。
駆動部5には、図1に示すように、印刷領域Aの後方(図では右側)で、搬送ベルト4を駆動させる駆動ローラ11と、駆動ローラ11に搬送ベルト4を押さえつける押さえローラ12と、搬送ベルト4を記録ヘッド2の吐出口に対向させながら、クリーニング部7まで案内する第一ガイドローラ13と、搬送ベルト4をクリーニング部7から駆動ローラ11まで案内する第二ガイドローラ14と、ローラ状に巻かれた布帛3の外周円に接触するように、搬送ベルト4をずらすシフトローラ15と、搬送ベルト4の緊張状態を維持するテンションローラ16とが備えられている。
シフトローラ15は、例えば、バネ等の弾性部材による所定の付勢力で、ロール状の布帛3に押されていて、搬送ベルト4が、ロール状に巻かれた布帛3と重なる際に、布帛3の外周円に接触するように、搬送ベルト4の位置を調節している。具体的には、ロール状に巻かれた布帛3が支持部8に取り付けられた場合、つまり、印刷前であるがゆえに布帛3の外径が大きい場合には、搬送ベルト4に囲まれる領域の内側に向かって(矢印B)移動し、ロール状の布帛3の外周円と搬送ベルト4とを接触させる。そして、印刷が進むにつれ、ロール状の布帛3の外径が小さくなると、それに伴って、シフトローラ15は、搬送ベルト4に囲まれる領域の外側に向かって(矢印C)移動し、ロール状の布帛3の外周円と搬送ベルト4との接触状態を維持させる。
テンションローラ16は、第一ガイドローラ13と第二ガイドローラ14の間に設けられて、例えば、バネ等の弾性部材による所定の付勢力で、搬送ベルト4に囲まれる領域の外側に向かって押されている。そして、シフトローラ15の動作に対応して、搬送ベルト4が一定のテンションを保つように動作するものである。具体的には、シフトローラ15が矢印Bに沿って動作すると、テンションローラ16は矢印Dに沿って動作し、シフトローラ15が矢印Cに沿って動作すると、テンションローラは矢印Eに沿って動作することで、一定のテンションを保ち、搬送ベルト4が撓むことを防止している。
クリーニング部7は、印刷領域Aにおいて印刷された布帛3が搬送ベルト4から剥がされる位置から、印刷前の布帛3が新たに搬送ベルト4に接触する位置までの間に設けられており、搬送ベルト4を洗浄する洗浄部17と、洗浄部17の下流側で、洗浄された搬送ベルト4を脱水する脱水部18と、脱水部18の下流側で、脱水された搬送ベルト4を乾燥するベルト乾燥部19とを備える。
洗浄部17は、第二ガイドローラ14部分に設けられており、搬送ベルト4の洗浄に用いる水を溜めておく容器である洗浄水槽17aと、スポンジ等の吸水性の高い素材で形成された当接部材である洗浄スポンジ17bを備える。洗浄スポンジ17bはローラ状に形成されて回転自在であり、かつ一端が洗浄水槽17aの中の水に浸かり、他の一端が洗浄スポンジ17bと第二ガイドローラ14とで搬送ベルト4を挟むことによって接触するように設置されている。なお、本実施の形態では、クリーニング液として水17c(図2)を用いたが、水17cに限らず、インクを洗浄できる液体であれば良い。
脱水部18には、脱水ベルト18a、ローラ18b、絞り機18c及び排水槽18dが備えられている。脱水ベルト18aは、吸水性の高い素材でベルトに形成され、また搬送ベルト4に接触する様に配置されており、かつローラ18cによって回転自在に設けられている。脱水ベルト18aには絞り機18cが取り付けてあり、脱水ベルト18aに含まれている水分は絞り機18cによって絞られ、排水槽18dに排出される。
ベルト乾燥部19には、送風機が備えられており、搬送ベルト4に風を吹き付ける。
支持部8は、2本の対向する円柱状の軸部20から形成され、ベルト乾燥部19と駆動ローラ11との間に設けられており、前記軸部20によって、ロール状に巻かれた布帛3を支持している。また、前記軸部20の左右には、ロール状に巻かれた布帛3の左右への移動を規制するための規制部材(図示省略)が設けられている。
巻き取り部10は、駆動ローラ11による搬送ベルト4の搬送速度と同速度で搬送ベルト4を巻き取れるように、回転速度が設定されている。
搬送装置1の動作について説明する。
印刷を行う前に、予め布帛3を印刷可能な状態にセットしておく。ここで印刷可能な状態とは、ロール状に巻かれた布帛3を支持部8にセットするとともに、布帛3を搬送ベルト4に重ねて、印刷領域Aに配置し、印刷後に布帛3が巻き取り部10によって巻き取られるように、布帛3の一端を巻き取り部10にセットした状態である。
このとき、ロール状に巻かれた布帛3は、その外径は大きい状態であるので、シフトローラ15は、矢印Bに沿って動作して、搬送ベルト4とロール状の布帛3の外周円とを接触させている。また、シフトローラ15の動作に伴って、テンションローラ16は矢印Dに沿って動作する。
印刷が開始されると、印刷領域では、布帛3に対して記録ヘッド2からインクが吐出されて、布帛3に対する印刷が行われるとともに、前記印刷に対応して布帛3を搬送するように、駆動ローラ11は反時計回りで回転して、搬送ベルト4を駆動させる。これと同時に、布帛3の巻き取りを行うように、巻き取り部10の回転も開始する。
このとき、ロール状に巻かれた印刷前の布帛3は、時計回り(矢印F)で回転しながら、シフトローラ15によって搬送ベルト4に押さえつけられて密着し、矢印G、矢印Hに沿って搬送される。そして、第一ガイドローラ13付近で、搬送ベルト4からはがされると、布帛乾燥部9によって印刷画像が乾燥されて、巻き取り部10に巻き取られる。
印刷が徐々に進むにつれ、ロール状の布帛3の外径は、小さくなっていくので、シフトローラ15は、矢印Cに沿って動作して、布帛3の外周円と搬送ベルト4との接触状態を維持する。そして、このシフトローラ15の動作に伴って、テンションローラ16は矢印Eに沿って動作する。
印刷領域Aを通過した搬送ベルト4には、布帛3から浸透したインクが付着している。クリーニング部7の洗浄部17において、洗浄スポンジ17bは第2ガイドレール14ととも搬送ベルトを挟むように設置されているので、インクが付着した搬送ベルト4は洗浄スポンジ17bに接触する。洗浄スポンジ17bは、洗浄水槽17aの水17cを吸収して湿っており、またここで用いられるインクは水性インクであるため、洗浄スポンジ17bとの接触によって、搬送ベルト4の表面に付着したインクを除去できる。また、洗浄スポンジ17bはローラ状に形成されており、回転自在であるため、洗浄スポンジ17bのインクが付着した面は、回転によって洗浄水槽17aの水の中に浸けられることによってインクは除去される。よって、洗浄スポンジ17bは常に、洗浄されてインクが付着していない面において搬送ベルト4に接触することが出来、より効果的に搬送ベルト4の洗浄を行うことができる。
洗浄部17での洗浄によって搬送ベルト4の表面に付着した水分は、搬送ベルト4に接触する脱水部18の脱水ベルト18aに吸収されることによって脱水される。脱水ベルト18aは、ローラ18bによって回転自在に設置されているので、搬送ベルト4の搬送に伴い、接触によって生じる摩擦によって回転する。脱水ベルト18aの搬送ベルト4の水分を吸収した面は、回転によって絞り機18cまで移動し、吸収した水分は絞られて廃水槽18dに排水される。そして、水分を絞られた面がまた回転によって脱水ベルト4に接触するようになるので、脱水ベルト18aの搬送ベルト4に接触する面は常に絞られた状態であり、充分な水分吸収力を維持することができる。
脱水部18によって脱水された搬送ベルト4は、完全に乾燥しているわけではなく、脱水ベルト18aに吸収されきれなかった水分がまだ表面に残っている。この残留している微量の水分は、ベルト乾燥部19に設けられた送風機によって風を吹き付けることによって完全に乾燥させる。なお、ベルト乾燥部19には、ヒーターを備えることによって、熱風を吹き付けるようにしても良い。このように、布帛3の印刷の後に、搬送ベルト4を洗浄し乾燥することによって、引き続いて新たに搬送される布帛3を付着したインクで汚染してしまうことがなく、また洗浄に用いた水で濡らしてしまうこともないので、搬送ベルト4は良好な状態で布帛3の搬送を連続して行うことができる。また、上記のような方法では、洗浄、脱水及び乾燥の工程において、人手による操作をほとんど必要とせず、よって全印刷工程に要される手間を省くことができる。
本実施の形態では、記録媒体として布帛3を使用したものを例示しているが、ロール状に巻かれた記録媒体であれば如何なるものでもよく、これ以外にも、例えば、紙や不織布等が挙げられる。
図2は、本発明の洗浄部17の詳細を模式的に示した拡大図である。図2を用いて洗浄部17の動作の一例を説明する。
図2(a)は、洗浄部17の上面図である。容器である洗浄水槽17aにはクリーニング液である水17cが貯留してあり、当接部材であるローラ形状の洗浄スポンジ17bの一部が水に浸っている。洗浄水槽17aの一部は隔壁30で囲われているが隔壁30の一部に穴35が空けられており洗浄水槽17aと隔壁内とは連通している。隔壁内には水17cを排出する排出口31が設けられており、排出口31から水17cはあふれ出る構造になっている。隔壁30に設けられた穴35は洗浄水槽17aの水面と底との中間の位置にある。
注入口33は隔壁30から対角線上に設けられており、蒸発や搬送ベルト洗浄のために洗浄スポンジ17b経由でベルトに付着して洗浄水槽17aから運び出された水17cを補充する。
図2(b)は、図2(a)中のL−L断面で切断した断面図である。洗浄スポンジ17bの軸に撹拌手段である水車34が取り付けられており、洗浄スポンジ17bが回転するとともに水車34も矢印Nの方向に回転する。そのため洗浄水槽17aの水17cは撹拌されながら矢印I,J,Kの方向に循環する。そのとき、隔壁内には穴35を通過して流入する。
図2(c)は、図2(a)中のM−M断面で切断した断面図である。水17cには水に含まれる不純物や搬送ベルトが持ってくるゴミやほこり、その他、水に発生したカビが洗浄水槽17aに累積していき、排水口31、や排水口31に繋がる排水チューブ(不図示)を詰まらせる原因となる。これを避けるために水面に浮遊するカビや水底に堆積する不純物、ゴミやほこりを排水口31へ流れ込まないように水面部と水底部を隔絶する隔壁30を設け、図2(c)に示した浮遊物や堆積物が隔壁内に流入するのを防ぐ。
また、洗浄水槽17aに貯留している水17cは静止している場合、カビが発生しやすい。そこで、洗浄スポンジ17bの軸に取り付けた撹拌手段である水車34を洗浄スポンジ17bとともに回転させることで洗浄水槽17aに貯留している水17cを撹拌させると同時に水全体を矢印I,J,Kの方向に緩やかに流水させることでカビの発生を抑制することが可能となる。
以上の発明により、洗浄水槽17aの浮遊物や堆積物を少ない頻度で取り除くことにより頻繁な洗浄水槽17aの清掃の必要のない搬送ベルト4の洗浄が実現できる。
その他、画像記録装置を構成する各構成の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 搬送装置
2 記録ヘッド
3 布帛
4 搬送ベルト
7 クリーニング部
17 洗浄部
17a 洗浄水槽(容器)
17b 洗浄スポンジ(当接部材)
17c 水(クリーニング液)
30 隔壁
31 排出口
33 注入口
34 水車
35 穴
2 記録ヘッド
3 布帛
4 搬送ベルト
7 クリーニング部
17 洗浄部
17a 洗浄水槽(容器)
17b 洗浄スポンジ(当接部材)
17c 水(クリーニング液)
30 隔壁
31 排出口
33 注入口
34 水車
35 穴
Claims (6)
- インクを吐出することにより記録媒体に記録を行う画像記録装置において、
前記記録媒体をベルトによって搬送する搬送手段と、
前記記録媒体を搬出した後、前記ベルトを清掃するクリーニング液が含浸した当接部材と、
前記当接部材を洗浄する前記クリーニング液を貯留し、所定の量以上の前記クリーニング液を外部に排出する排出口を有する容器と、
前記排水口のまわりに隔壁と、を有し、
前記隔壁は、前記クリーニング液の液面を隔絶するように設けられていることを特徴とする画像記録装置。 - 前記隔壁は、前記容器の底部を隔絶するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記当接部材は、ローラ形状であり、前記容器の前記クリーニング液に漬かっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録装置。
- 前記容器は、前記クリーニング液を撹拌する撹拌手段を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像記録装置。
- 前記撹拌手段は、前記当接部材の同軸上に設けられた水車であることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像記録装置。
- 前記容器は、前記クリーニング液を補充する注入口を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像記録装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014136347A (ja) * | 2013-01-16 | 2014-07-28 | Seiko Epson Corp | ベルト洗浄装置及び記録装置 |
EP2756958B1 (en) * | 2013-01-16 | 2019-05-15 | Seiko Epson Corporation | Belt cleaning apparatus and recording apparatus |
EP4424514A1 (en) | 2023-02-28 | 2024-09-04 | Seiko Epson Corporation | Transportation device and recording device |
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2005
- 2005-07-11 JP JP2005201380A patent/JP2007015319A/ja active Pending
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