JPH07110590A - 画像保持体の再生方法 - Google Patents
画像保持体の再生方法Info
- Publication number
- JPH07110590A JPH07110590A JP25690593A JP25690593A JPH07110590A JP H07110590 A JPH07110590 A JP H07110590A JP 25690593 A JP25690593 A JP 25690593A JP 25690593 A JP25690593 A JP 25690593A JP H07110590 A JPH07110590 A JP H07110590A
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- JP
- Japan
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- image
- paper
- peeling
- toner
- roller
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 繰り返し使用したときの耐久性が大きい高分
子材料製の画像剥離隊を用いるコピー紙の再生方法を提
供すること。 【構成】 トナー画像を有する複写紙(給紙トレイ1の
中の紙)に水を含む液体(剥離液7)を含浸させた後
に、画像剥離体(剥離ローラー5)とトナー画像を接
触、加熱(加熱ローラー8)して、このトナー画像を画
像剥離体に転写することによって複写紙を再生する方法
である。この際、剥離ローラー5は熱変形温度が80℃
以上、ガラス転移温度が40℃以上の有機高分子材料で
あることが必要である。
子材料製の画像剥離隊を用いるコピー紙の再生方法を提
供すること。 【構成】 トナー画像を有する複写紙(給紙トレイ1の
中の紙)に水を含む液体(剥離液7)を含浸させた後
に、画像剥離体(剥離ローラー5)とトナー画像を接
触、加熱(加熱ローラー8)して、このトナー画像を画
像剥離体に転写することによって複写紙を再生する方法
である。この際、剥離ローラー5は熱変形温度が80℃
以上、ガラス転移温度が40℃以上の有機高分子材料で
あることが必要である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可撓性(トナー)イン
キよりなる画像を形成している画像支持体の再生方法の
画像剥離体及びそのクリーニングに関する。
キよりなる画像を形成している画像支持体の再生方法の
画像剥離体及びそのクリーニングに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のOA化により、プリンター用紙や
複写用紙が大量に使用されるようになってきた。そのた
めに、森林の伐採による地球環境の悪化の問題まで引き
起こすようになってしまった。従来、この問題に対して
は、一度使用した用紙上のインキ等をとり、潰して再び
すいて、古紙といわれる紙に再生するしか方法がなかっ
た。しかし、最近、一度使用した紙の上の文字画像をク
リーニングにより取り去り、複写あるいはプリンティン
グに再利用することができる方法が開発された。例え
ば、このような方法として、以下の公報に記載されてい
る。
複写用紙が大量に使用されるようになってきた。そのた
めに、森林の伐採による地球環境の悪化の問題まで引き
起こすようになってしまった。従来、この問題に対して
は、一度使用した用紙上のインキ等をとり、潰して再び
すいて、古紙といわれる紙に再生するしか方法がなかっ
た。しかし、最近、一度使用した紙の上の文字画像をク
リーニングにより取り去り、複写あるいはプリンティン
グに再利用することができる方法が開発された。例え
ば、このような方法として、以下の公報に記載されてい
る。
【0003】(1)特開平4−64472号、特開平4
−67043号:未使用の複写紙の表面にシリコーンシ
ール剤などの離型剤を塗布乾燥させ、複写再生用用紙を
作製した後に該離型剤塗布面上に画像形成複写を行う。
該画像形成体を熱溶融性樹脂(画像形成成分のトナー樹
脂)と接着させ画像を除去し、複写再生用用紙を作製す
るものである。しかしながら、この方法によると、 a.離型剤上の画像であるため、当然定着性が悪くな
る。 b.画像形成成分のトナー樹脂と接着させ、加熱状態で
機械的に画像を剥ぎ取る。 従って、紙繊維の目の中に浸透している画像成分のトナ
ー樹脂は、完全に除去することは不可能である。従っ
て、再生効率は非常に悪いものと考える。
−67043号:未使用の複写紙の表面にシリコーンシ
ール剤などの離型剤を塗布乾燥させ、複写再生用用紙を
作製した後に該離型剤塗布面上に画像形成複写を行う。
該画像形成体を熱溶融性樹脂(画像形成成分のトナー樹
脂)と接着させ画像を除去し、複写再生用用紙を作製す
るものである。しかしながら、この方法によると、 a.離型剤上の画像であるため、当然定着性が悪くな
る。 b.画像形成成分のトナー樹脂と接着させ、加熱状態で
機械的に画像を剥ぎ取る。 従って、紙繊維の目の中に浸透している画像成分のトナ
ー樹脂は、完全に除去することは不可能である。従っ
て、再生効率は非常に悪いものと考える。
【0004】c.資源再利用という観点からは、両面コ
ピー、即ち一枚の複写用紙の表・裏両面コピーが重要で
あり、今後、主流となるものと考えられる。このような
状況下では、片面に離型剤を塗布する方法は非常に効率
が悪くなる。 d.たとえ、両面に離型剤を塗布乾燥したとしても、シ
リコーンシール剤では複写紙内に浸透し、結果的に半透
明な複写紙となるであろう。従って、両面コピーは、不
可能(見づらい)となる。 e.イレーザブルペーパーと普通紙とを区別して複写し
なければならず非能率的である。イレーザブルペーパー
と普通紙とを混合し、実情に合った状態では複写するこ
とは困難である。
ピー、即ち一枚の複写用紙の表・裏両面コピーが重要で
あり、今後、主流となるものと考えられる。このような
状況下では、片面に離型剤を塗布する方法は非常に効率
が悪くなる。 d.たとえ、両面に離型剤を塗布乾燥したとしても、シ
リコーンシール剤では複写紙内に浸透し、結果的に半透
明な複写紙となるであろう。従って、両面コピーは、不
可能(見づらい)となる。 e.イレーザブルペーパーと普通紙とを区別して複写し
なければならず非能率的である。イレーザブルペーパー
と普通紙とを混合し、実情に合った状態では複写するこ
とは困難である。
【0005】(2)特開平1−101576号、特開平
1−101577号:画像形成支持体上の画像形成トナ
ー樹脂を溶解させる有機溶剤に、画像を形成した支持体
を浸漬し、超音波処理することにより画像形成した支持
体から画像を除去するというものである。しかしなが
ら、この方法は有機溶剤に画像形成材料を溶解し除去す
るために、有機溶剤を大量に必要とし、処理装置も大型
になり、溶剤の再生処理、可燃性、毒性および公害等の
問題があり、一般のオフィス、家庭などでの使用には難
点がある。
1−101577号:画像形成支持体上の画像形成トナ
ー樹脂を溶解させる有機溶剤に、画像を形成した支持体
を浸漬し、超音波処理することにより画像形成した支持
体から画像を除去するというものである。しかしなが
ら、この方法は有機溶剤に画像形成材料を溶解し除去す
るために、有機溶剤を大量に必要とし、処理装置も大型
になり、溶剤の再生処理、可燃性、毒性および公害等の
問題があり、一般のオフィス、家庭などでの使用には難
点がある。
【0006】(3)特開平1−297294号 画像形成支持体として、プラスチック、金属、液浸透性
の悪い紙あるいはセラミック等で形成されたものを使用
し、該支持体上に形成された画像を熱溶融性剥離体を介
在させて加熱し、画像を支持体から剥ぎとるクリーニン
グ方法が記載されているが、表面に離型処理を施した特
別な用紙(イレーザブルーペーパー)を用いなければな
らず、現在、大量に使用されている一般的な複写用紙、
プリンティング紙などに適用できない難点がある。ま
た、本発明者は、本出願前に疎水性画像(熱可撓性トナ
ー)保持体よりその画像を加熱または加圧接触時、接着
する性質のある画像剥離体と接触させ、画像を剥離体に
転写させることにより、画像を保持体から剥離する方法
を提案した。この画像剥離体としては、画像を形成する
物質と似ているSP値を有する有機の高分子材料、表面
活性エネルギーの高い金属材料、その蒸着膜材料、セラ
ミック材料等の無機材料および表面がポーラスまたは凹
凸のある材料等をシート状、ベルト状、ローラー状等の
形状とした物が好ましいと開示していたが、有機高分子
材料のSP値(溶解性パラメーター)が画像を形成する
トナーの材料のSP値に近い値であると、その熱変形温
度等の熱的性質も類似したものとなり、繰り返し使用し
たときの耐久性が欠けることになる。
の悪い紙あるいはセラミック等で形成されたものを使用
し、該支持体上に形成された画像を熱溶融性剥離体を介
在させて加熱し、画像を支持体から剥ぎとるクリーニン
グ方法が記載されているが、表面に離型処理を施した特
別な用紙(イレーザブルーペーパー)を用いなければな
らず、現在、大量に使用されている一般的な複写用紙、
プリンティング紙などに適用できない難点がある。ま
た、本発明者は、本出願前に疎水性画像(熱可撓性トナ
ー)保持体よりその画像を加熱または加圧接触時、接着
する性質のある画像剥離体と接触させ、画像を剥離体に
転写させることにより、画像を保持体から剥離する方法
を提案した。この画像剥離体としては、画像を形成する
物質と似ているSP値を有する有機の高分子材料、表面
活性エネルギーの高い金属材料、その蒸着膜材料、セラ
ミック材料等の無機材料および表面がポーラスまたは凹
凸のある材料等をシート状、ベルト状、ローラー状等の
形状とした物が好ましいと開示していたが、有機高分子
材料のSP値(溶解性パラメーター)が画像を形成する
トナーの材料のSP値に近い値であると、その熱変形温
度等の熱的性質も類似したものとなり、繰り返し使用し
たときの耐久性が欠けることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、繰り返し使
用したときの耐久性が大きい高分子材料製の画像剥離体
を用いる画像保持体の再生方法を提供しようとするもの
である。
用したときの耐久性が大きい高分子材料製の画像剥離体
を用いる画像保持体の再生方法を提供しようとするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、特許請求の範囲に記載のとおりの画
像保持体の再生方法である。これを具体的に説明すると
トナーによる画像を有する複写紙に水を含む液体を含浸
させた後に、画像剥離手段でトナー画像を紙から剥離す
る複写紙の再生方法において、熱変形温度が80℃以上
の有機高分子材料である画像剥離体とトナー画像を接
触、加熱して、このトナー画像を画像剥離体に転写させ
ることによって複写紙を再生する方法である。
の本発明の構成は、特許請求の範囲に記載のとおりの画
像保持体の再生方法である。これを具体的に説明すると
トナーによる画像を有する複写紙に水を含む液体を含浸
させた後に、画像剥離手段でトナー画像を紙から剥離す
る複写紙の再生方法において、熱変形温度が80℃以上
の有機高分子材料である画像剥離体とトナー画像を接
触、加熱して、このトナー画像を画像剥離体に転写させ
ることによって複写紙を再生する方法である。
【0009】上記有機高分子材料のガラス転移温度が4
0℃以上であると更に好ましい。画像剥離体に用いる有
機高分子材料の熱変形温度が80℃未満であるとトナー
の剥離率が悪く、特に100回使用後には剥離率が50
%に達しない。同じく、ガラス転移温度が40℃未満で
あるとトナーの剥離率が改善されない。本発明の各工程
の作用を図1を参照して説明すると、下記のI〜IIIの
とおりである。
0℃以上であると更に好ましい。画像剥離体に用いる有
機高分子材料の熱変形温度が80℃未満であるとトナー
の剥離率が悪く、特に100回使用後には剥離率が50
%に達しない。同じく、ガラス転移温度が40℃未満で
あるとトナーの剥離率が改善されない。本発明の各工程
の作用を図1を参照して説明すると、下記のI〜IIIの
とおりである。
【0010】(I)トナーによる画像が定着しているい
わゆるコピー済みの紙に、水を含む液体、すなわち剥離
液を含浸させるとトナーと紙との接着強度が低下する。 (II)これを加熱するとトナーが溶融する (III)溶融したトナーに画像剥離体を圧接する。この
画像剥離体は熱変形有機高分子材料であるので、トナー
は紙よりも画像剥離体に親和性がある。したがってトナ
ーは画像剥離体に接着する。こうして画像剥離体と紙と
を離すとトナーは紙から離れる。
わゆるコピー済みの紙に、水を含む液体、すなわち剥離
液を含浸させるとトナーと紙との接着強度が低下する。 (II)これを加熱するとトナーが溶融する (III)溶融したトナーに画像剥離体を圧接する。この
画像剥離体は熱変形有機高分子材料であるので、トナー
は紙よりも画像剥離体に親和性がある。したがってトナ
ーは画像剥離体に接着する。こうして画像剥離体と紙と
を離すとトナーは紙から離れる。
【0011】図2は本発明の方法を実施するのに適した
装置の一例である。給紙トレイ1から供給されるコピー
済の紙が給紙ローラー2、ガイド板3、搬送ローラー4
を経て剥離ローラー5に達する。この剥離ローラー5に
接触した状態で運ばれる過程で剥離液7の含浸、加熱ロ
ーラー8による加熱が行われ、トナーが剥離ローラーに
転写される。こうしてトナー画像が除かれたコピー紙は
分離爪9によって剥離ローラー5と分離され、搬送ロー
ラー11−1を経て乾燥ベルト12で乾燥後、搬送ロー
ラー11−2を経て用紙トレイ13に収容される。剥離
ローラー5に近接して剥離液7の貯槽があり、剥離液7
は給液ローラー6、剥離ローラー5を経て上記コピー済
の紙に含浸される。剥離ローラー5に転写されたトナー
はトナークリーニング部10で剥離ローラ5から掻き取
られ、回収され、剥離ローラー5が再生される。
装置の一例である。給紙トレイ1から供給されるコピー
済の紙が給紙ローラー2、ガイド板3、搬送ローラー4
を経て剥離ローラー5に達する。この剥離ローラー5に
接触した状態で運ばれる過程で剥離液7の含浸、加熱ロ
ーラー8による加熱が行われ、トナーが剥離ローラーに
転写される。こうしてトナー画像が除かれたコピー紙は
分離爪9によって剥離ローラー5と分離され、搬送ロー
ラー11−1を経て乾燥ベルト12で乾燥後、搬送ロー
ラー11−2を経て用紙トレイ13に収容される。剥離
ローラー5に近接して剥離液7の貯槽があり、剥離液7
は給液ローラー6、剥離ローラー5を経て上記コピー済
の紙に含浸される。剥離ローラー5に転写されたトナー
はトナークリーニング部10で剥離ローラ5から掻き取
られ、回収され、剥離ローラー5が再生される。
【0012】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
する。 実施例1〜8および比較例1〜5 通常の複写機(リコー製、FT4525)で画像を形成
させた複写画像紙(リコー製PPC用紙、タイプ600
0)を、純水99.5%、ノニオン系界面活性剤(BT
−7、日光ケミカルズ製)0.5%からなる剥離液に浸
漬した後、図2の剥離ローラー5と加熱ローラー8の間
に送り画像を剥離した。加熱ローラー8の表面温度90
℃、紙送り速度20mm/secとした。剥離ローラー
5の表面の有機高分子材料の種類とその熱変形温度(A
STM−D648による加圧力66psiでの値)、ガ
ラス転移温度等と繰り返し使用後のトナー剥離率との関
係を表1に示す。
する。 実施例1〜8および比較例1〜5 通常の複写機(リコー製、FT4525)で画像を形成
させた複写画像紙(リコー製PPC用紙、タイプ600
0)を、純水99.5%、ノニオン系界面活性剤(BT
−7、日光ケミカルズ製)0.5%からなる剥離液に浸
漬した後、図2の剥離ローラー5と加熱ローラー8の間
に送り画像を剥離した。加熱ローラー8の表面温度90
℃、紙送り速度20mm/secとした。剥離ローラー
5の表面の有機高分子材料の種類とその熱変形温度(A
STM−D648による加圧力66psiでの値)、ガ
ラス転移温度等と繰り返し使用後のトナー剥離率との関
係を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】上記熱変形温度はリコー製FT4525の
定着ユニットの温度を変化させシート状の高分子材料を
通過させたときの熱変形と大体一致していた。上記結果
から熱変形温度が80℃以上であれば、100回使用後
もトナー剥離率が80%以上で、一応用い得ることが判
った。さらにガラス転移温度(ポリマーハンドブックに
よる値)が、40℃以上であればトナー剥離率90%以
上となり、さらに好適であることが判った(実施例1,
2,3,4,8)。なお比較例で示したように、ガラス
転移点が40℃以上でも熱変形温度が80℃より低い高
分子材料ではトナー剥離率が50%以下であり、不適で
あった(比較例1,4)。また、熱変形温度が80℃以
上であれば、ガラス転移点が40℃より低くてもトナー
剥離率が80%以上で、すなわち、以下のような条件で
一応用い得るレベルであった。
定着ユニットの温度を変化させシート状の高分子材料を
通過させたときの熱変形と大体一致していた。上記結果
から熱変形温度が80℃以上であれば、100回使用後
もトナー剥離率が80%以上で、一応用い得ることが判
った。さらにガラス転移温度(ポリマーハンドブックに
よる値)が、40℃以上であればトナー剥離率90%以
上となり、さらに好適であることが判った(実施例1,
2,3,4,8)。なお比較例で示したように、ガラス
転移点が40℃以上でも熱変形温度が80℃より低い高
分子材料ではトナー剥離率が50%以下であり、不適で
あった(比較例1,4)。また、熱変形温度が80℃以
上であれば、ガラス転移点が40℃より低くてもトナー
剥離率が80%以上で、すなわち、以下のような条件で
一応用い得るレベルであった。
【0015】実施例9〜11、比較例6,7 上記実施例1〜8および比較例1〜5における試験の加
熱ローラー8の表面温度を95℃、紙送り速度を10m
m/secとし、その他の条件はそれぞれ実施例5〜7
と同じにした例をそれぞれ実施例9〜11とし、比較例
1と同じにした例を比較例6、比較例4と同じにした例
を比較例7とした。試験の結果は、実施例9〜11のト
ナー剥離率は100%、比較例6および7のトナー剥離
率は60%であった。
熱ローラー8の表面温度を95℃、紙送り速度を10m
m/secとし、その他の条件はそれぞれ実施例5〜7
と同じにした例をそれぞれ実施例9〜11とし、比較例
1と同じにした例を比較例6、比較例4と同じにした例
を比較例7とした。試験の結果は、実施例9〜11のト
ナー剥離率は100%、比較例6および7のトナー剥離
率は60%であった。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、画像剥離体の熱変
形温度が80℃以上と高いので、繰り返しトナー画像剥
離を繰り返した後でもトナー剥離率を高く維持すること
ができる。画像剥離体のガラス転移温度が40℃以上で
あれば、さらに繰り返しトナー画像剥離特性は向上す
る。
形温度が80℃以上と高いので、繰り返しトナー画像剥
離を繰り返した後でもトナー剥離率を高く維持すること
ができる。画像剥離体のガラス転移温度が40℃以上で
あれば、さらに繰り返しトナー画像剥離特性は向上す
る。
【図1】本発明の各工程の作用の説明図、
【図2】本発明を実施するための装置の説明図。
1 給紙トレイ 2 給紙ローラー 3 ガイド板 4 搬送ローラー 5 剥離ローラー 6 給液ローラー 7 剥離液 8 加熱ローラー 9 分離爪 10 トナークリーニング部 11−1 搬送ローラー 11−2 搬送ローラー 12 乾燥ベルト 13 用紙トレイ
Claims (2)
- 【請求項1】 セルロース繊維を主成分とした紙質層の
上に熱可撓性インキ(トナー)よりなる疎水性画像を形
成している画像保持体に水を含む液体を含浸させた後、
疎水性画像を画像剥離手段により紙質層から剥離する画
像保持体の再生方法において、画像剥離手段が、熱変形
温度が80℃以上の有機高分子材料である画像剥離体と
疎水性画像を接触、加熱して、この画像を紙質層から画
像剥離体に転写させて紙質層を再生するものであること
を特徴とする画像保持体の再生方法。 - 【請求項2】 画像剥離体のガラス転移温度が40℃以
上であることを特徴とする請求項1記載の画像保持体の
再生方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25690593A JPH07110590A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 画像保持体の再生方法 |
US08/293,323 US5607534A (en) | 1993-08-20 | 1994-08-22 | Method of recycling support material for image-bearing member |
US08/538,209 US5738759A (en) | 1993-08-20 | 1995-10-02 | Recording material, method of producing the same and method of recycling recording material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25690593A JPH07110590A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 画像保持体の再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07110590A true JPH07110590A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17299021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25690593A Pending JPH07110590A (ja) | 1993-08-20 | 1993-10-14 | 画像保持体の再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07110590A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0852345A2 (en) * | 1997-01-07 | 1998-07-08 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image stripping member, and image stripping apparatus and image stripping method using the image stripping member |
US5897726A (en) * | 1994-05-13 | 1999-04-27 | Ricoh Company, Ltd. | Method of and an apparatus for removing image forming substance from an image supporting body |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP25690593A patent/JPH07110590A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5897726A (en) * | 1994-05-13 | 1999-04-27 | Ricoh Company, Ltd. | Method of and an apparatus for removing image forming substance from an image supporting body |
EP0852345A2 (en) * | 1997-01-07 | 1998-07-08 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image stripping member, and image stripping apparatus and image stripping method using the image stripping member |
EP0852345A3 (en) * | 1997-01-07 | 2000-11-22 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image stripping member, and image stripping apparatus and image stripping method using the image stripping member |
US6696149B2 (en) | 1997-01-07 | 2004-02-24 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image stripping member, and image stripping apparatus and image stripping method using the image stripping member |
US6850729B2 (en) | 1997-01-07 | 2005-02-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image stripping member, and image stripping apparatus and image stripping method using the image stripping member |
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