JPH04118499U - コピー紙再生装置 - Google Patents

コピー紙再生装置

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JPH04118499U
JPH04118499U JP2768691U JP2768691U JPH04118499U JP H04118499 U JPH04118499 U JP H04118499U JP 2768691 U JP2768691 U JP 2768691U JP 2768691 U JP2768691 U JP 2768691U JP H04118499 U JPH04118499 U JP H04118499U
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JP
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solvent
toner
copy paper
paper
copy
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Application number
JP2768691U
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Inventor
泰雅 弘中
Original Assignee
船井電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コピー機器等から生じる印字済みコピー紙か
らトナーを除去し、コピー紙として循環再利用を図るコ
ピー紙の再生装置において、トナー除去に用いた溶剤を
回収して再利用するようにして溶剤コストの経済効率を
高めると共に、再生紙からの異臭発生を防止し、また、
環境汚染を生じることのないコピー紙の再生装置を提供
する。 【構成】 トナー溶解装置3及び除去装置4によって、
トナーは印字済みコピー紙から分離・除去される。溶剤
回収装置6において、コピー紙に残留、付着した溶剤は
吸引用ポンプ11により吸引されて気化されコピー紙よ
り分離される。この気化された溶剤はその後、液化さ
れ、再生ポンプ15により溶解装置3へ戻され、再使用
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コピー機器等によって生ずる印字済み廃紙の循環再利用を行うコピ ー紙再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置、例えば、コピー機においては、コピー後の書類を可能な 限り保存し得るように、印字成分であるトナーはコピー紙より剥離しないことを 目標に技術開発されてきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来のコピー機は、コピー後の印字済み用紙を再生すること を目標に開発されたものではなく、ミスコピー、過剰コピーは、用紙の劣化程度 に拘わらず再生されることなく廃棄されることが多かった。 ところで、このような使用済みのコピー紙を再利用するために、溶剤を用いて コピー紙上の印字成分であるトナーをコピー紙より剥離するコピー紙再生装置の 開発が望まれる。ところが、このような装置が稼働するとなると、新たに溶剤の 費用負担や、溶剤が再生紙に残留した場合の再生紙からの異臭を除去する必要性 さらには、コピー紙の再生に用いた溶剤をそのまま装置外へ廃棄した場合、環境 が汚染される虞れがあることから、溶剤使用後の処理問題などが重要な課題とし て提起されることになる。 本考案は上記背景下になされたもので、コピー機器等から生じる印字済みコピ ー紙からトナーを除去し、コピー紙として循環再利用を図るコピー紙の再生装置 において、トナー除去に用いた溶剤を回収して、再利用するようにして溶剤コス トの経済効率を高めると共に、再生紙からの異臭発生を防止し、また、環境汚染 を生じることのないコピー紙の再生装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記問題点を解決するために本考案は、コピー機器等によって生ずる印字済み 廃紙を再生するコピー紙再生装置にあって、廃紙に溶剤を付着させてトナーを溶 解するトナー溶解装置と、溶解したトナーを廃紙から除去するトナー除去装置と 、トナーの溶解を終えた溶剤を加温あるいは減圧して蒸発させる加温・減圧手段 と、前記手段により気化した溶剤を液化する液化手段と、液化した溶剤を前記ト ナー溶解装置へ戻す循環手段とを備えたものである。
【0005】
【作用】
上記構成によれば、トナー溶解装置により廃紙に溶剤を付着することによりト ナーを溶解し、溶解したトナーをトナー除去装置により廃紙から除去する。こう して、トナーの溶解を受けた廃紙を加温・減圧手段により加温あるいは減圧処理 して溶剤を蒸発・分離させる。この蒸発・分離された溶剤は液化手段により液化 され溶剤に再生され、循環手段でもって前記溶解装置に戻される。この戻された 溶剤はトナー溶解用有機溶媒として再利用されることになる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例であるコピーイレーサを図面を用いて説明する。 図1は、本発明のコピーイレーサの概略構成を示す。同図において、コピーイ レーサ1は、印字済みコピー紙を装置本体へ送る給紙装置2、溶剤を用いてトナ ーを溶解、遊離する溶解装置3、トナーが溶解したコピー紙を次工程へ送る紙送 り機構4、前記コピー紙から遊離したトナーを除去する除去装置5、溶剤を再生 して前記溶解装置3へ戻す溶剤回収装置6、プレス7a(図2)を有し前記工程 を経たコピー紙の延伸を行う仕上げ装置7、及び仕上げの完了した用紙が排出さ れるストッカ8等で構成されている。
【0007】 溶剤回収装置6部分の詳細構成を図2に示す。同図において、溶剤回収装置6 は、トナーの除去されたコピー紙を加熱することにより溶剤を蒸発気化する加温 手段としてのヒータ10、気化した溶剤を吸引する吸引用ポンプ11、吸引され た溶剤を冷却するラジエター12、再生された溶剤を受ける容器13及び溶剤を 溶解装置3へ戻すパイプ14及び再生用ポンプ15等で構成されている。なお、 上記吸引用ポンプ11及びラジエター12は気化した溶剤を液化させる液化手段 を、また、容器13、パイプ14及び再生用ポンプ15は循環手段をそれぞれ構 成する。
【0008】 次に、本コピーイレーサの処理動作について、図1及び図2を用いて説明する 。コピー機器等から生じた印字済みコピー紙は給紙装置2から溶解装置3へ送ら れる。溶解装置3は、溶剤を印字部分に浸漬、噴霧、あるいは塗布などの方法に より付着させることによりトナーを溶解する。トナーは基本的には、カーボンブ ラック及びこれをコピー紙上に固着させるための接着剤(バインダ)である熱可 塑性樹脂を主成分として構成されている。この熱可塑性樹脂とは、ポリエチレン 、ポリスチレン等の有機溶剤可溶性の樹脂であるため、本実施例においては、溶 剤としてクロロホルム、四塩化炭素等の有機溶媒を用いている。 上記のようにして、溶解装置3で印字の溶解を受けたコピー紙は、紙送り機構 4により除去装置5へ送られ、この除去装置5において溶解トナーが洗浄、吸引 、吸着、電位帯電など、機械的あるいは電気的方法によって剥離される。
【0009】 トナーの除去されたコピー紙は溶剤回収装置6へ送られ、ここでコピー紙をヒ ータ10により下方から加温することにより、溶剤を蒸発気化させる。気化した 溶剤は吸引用ポンプ11により吸引減圧され、ラジエター12にて液化され、溶 剤として再生される。液化、再生された溶剤は容器13に貯留され、必要に応じ てパイプ14を経て再生用ポンプ15により溶解装置3へ戻され再利用される。 容器13では、液化された溶剤中にトナーが混じっていた場合、このトナーは沈 むので、溶剤より分離することができる。また、仕上げ装置7で延伸された用紙 はストッカ8へ排出される。 上記のように溶剤の回収を伴うコピー紙の再生を行うことで、経費等の節減は 勿論、溶剤臭の無い再生紙を得ることができる。また、必要に応じて、装置全体 を減圧して溶剤の拡散防止を図る拡散防止装置を設け、上記効果をより高めるよ うにしてもよい。 なお、本考案は上記実施例構成に限定されることはなく種々の変更が可能であ る。例えば、クロロホルム、四塩化炭素等の有機溶剤は液化し易いのでラジエタ ー12は必ずしも設置する必要はない。
【0010】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、コピー紙よりトナーを除去するために用いた溶 剤を回収する溶剤回収装置を設けたことで、用紙の再生と共に溶剤の再利用を図 ることができる。従って、コピー紙の再利用を図る際、溶剤コストを削減でき、 経済効率を高めることができる。また、溶剤をコピー紙から回収することで再生 紙から異臭を取り除くことができる。さらには、溶剤を廃棄することなく再利用 するため、溶剤の廃棄量も減少し環境保護の点からも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例によるコピーイレーサの構
成図である。
【図2】 同コピーイレーサにおける溶剤回収装置部分
の構成図である。
【符号の説明】
1 コピーイレーサ 3 溶解装置 5 除去装置 6 溶剤回収装置 11 吸引用ポンプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コピー機器等によって生ずる印字済み廃
    紙を再生するコピー紙再生装置にあって、廃紙に溶剤を
    付着させてトナーを溶解するトナー溶解装置と、溶解し
    たトナーを廃紙から除去するトナー除去装置と、トナー
    の溶解を終えた溶剤を加温あるいは減圧して蒸発させる
    加温・減圧手段と、前記手段により気化した溶剤を液化
    する液化手段と、液化した溶剤を前記トナー溶解装置へ
    戻す循環手段とを備えたことを特徴とするコピー紙再生
    装置。
JP2768691U 1991-03-28 1991-03-28 コピー紙再生装置 Pending JPH04118499U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002506934A (ja) * 1998-03-19 2002-03-05 デコピアー・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 紙のインキ抜きのための方法及び装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6279808A (ja) * 1985-10-04 1987-04-13 Nitto Electric Ind Co Ltd 有機溶剤に溶解する物質の抽出方法およびその装置
JPH01101576A (ja) * 1987-10-14 1989-04-19 Tohoku Kako Kk 複写用紙の再生方法とその装置

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960903