JP2002372136A - 変速機の油圧制御装置 - Google Patents

変速機の油圧制御装置

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JP2002372136A JP2001182817A JP2001182817A JP2002372136A JP 2002372136 A JP2002372136 A JP 2002372136A JP 2001182817 A JP2001182817 A JP 2001182817A JP 2001182817 A JP2001182817 A JP 2001182817A JP 2002372136 A JP2002372136 A JP 2002372136A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速過渡時のように変速用油圧アクチュエー
タに対する作動油の給排流量が大きいときにも所望の作
動油給排制御を正確に行う。 【解決手段】 ドライブプーリ11、ドリブンプーリ1
6および金属Vベルト15とからなる無段変速機構10
と、ドライブプーリシリンダ室14と、ドリブンプーリ
シリンダ室19と、ドライブおよびドリブン側シフト制
御バルブ60,65とを備える。この装置は、変速要求
に基づく変速に必要な目標制御油圧を設定する基本作動
制御値を算出する基本値算出手段と、変速要求に基づく
変速を行わせるためにプーリシリンダ室に給排される作
動油の給排油量を算出する油量算出手段と、この給排油
量に基づいて基本作動制御値を補正する補正制御値を算
出する補正値算出手段とを備え、基本作動制御値を補正
制御値により補正して得られた作動制御値を用いて変速
制御バルブの作動を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧アクチュエー
タにより変速作動が行われる変速機において油圧アクチ
ュエータに対する作動油の給排油圧制御を行う油圧制御
装置に関し、特に、ベルト式無段変速機構を有して構成
される変速機の油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機は、エンジン(駆動源)から
の回転駆動力をエンジンスロットル開度、車速等に応じ
て変速して伝達するように構成されており、この変速制
御を油圧アクチュエータにより行うものが一般的に知ら
れている。一例を挙げれば、実開昭62−63448号
公報に開示のベルト式無段変速機構を有した自動変速機
があり、この自動変速機においては、駆動(ドライブ)
および従動(ドリブン)プーリシリンダ室(油圧アクチ
ュエータ)への作動油の給排制御を行う変速制御バルブ
が設けられている。
【0003】このような自動変速機において油圧アクチ
ュエータ(ドライブおよびドリブンプーリシリンダ室)
への作動油の給排油圧制御を行う場合、伝達トルクおよ
び目標変速比から各プーリシリンダ室の目標プーリ制御
油圧を設定し、変速制御バルブにより両プーリシリンダ
室に給排する油圧を目標プーリ制御油圧に設定して目標
変速比への変速を行わせるようになっていた。このた
め、変速制御バルブはソレノイドを用いて作動制御が行
われるようになっており、定常状態での変速制御バルブ
のソレノイド制御電流と油圧アクチュエータへの給排油
圧との関係から目標プーリ制御油圧を得るために必要な
ソレノイド制御電流を算出し、このソレノイド制御電流
を用いて変速制御バルブの作動を制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は定常状態での変速制御バルブの作動特性に基づいて制
御電流が設定されていたため、変速過渡時における制御
が不正確になりやすいという問題があった。これは、変
速過渡時にはドライブおよびドリブンプーリシリンダ室
の一方に作動油を供給するとともに他方から作動油を排
出して変速比を変化させる制御となるため、このように
ドライブおよびドリブンプーリシリンダ室に対して給排
される作動油が変速制御バルブを通過して流れ、このと
きのフローフォースが変速制御バルブに作用して目標プ
ーリ制御油圧に対して、供給側の油圧が低下するととも
に排出側の油圧が上昇し、変速制御応答性が低下すると
いった理由による。また、作動油温が低温のときには作
動油の粘性が高くなって変速応答性が低下するという問
題もある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑み、変速過渡
時のように変速用油圧アクチュエータに対する作動油の
給排流量が大きいときにも油圧アクチュエータに対して
所望の作動油給排制御が可能なような構成の変速機の油
圧制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、駆動源(例えば、実施形態にお
けるエンジンENG)からの回転駆動力を変速して伝達
する変速機構(例えば、実施形態における金属Vベルト
機構10、その他の変速機構)と、油圧力を受けて変速
機構により変速作動を行わせる油圧アクチュエータ(例
えば、実施形態におけるドライブおよびドリブンプーリ
シリンダ室、その他の油圧シリンダ、油圧クラッチ、ブ
レーキ等)と、油圧アクチュエータへの作動油の給排油
圧制御を行う変速制御バルブ(例えば、実施形態におけ
るドライブおよびドリブン側シフト制御バルブ60,6
5、その他の変速制御バルブ)とを備えて変速機が構成
され、その油圧制御装置が、運転状態に応じた変速要求
に対して変速要求に基づく変速を行わせるための目標制
御油圧を設定する変速制御バルブの基本作動制御値を算
出する基本値算出手段と、変速要求に基づく変速を行わ
せたときに変速制御バルブを介して油圧アクチュエータ
に給排される給排油量を算出する油量算出手段と、油量
算出手段により算出された給排油量に基づいて基本作動
制御値を補正する補正制御値を算出する補正値算出手段
とを備え、基本作動制御値を補正制御値により補正して
得られた作動制御値を用いて変速制御バルブの作動を制
御するように構成される。
【0007】このような構成の変速機の油圧制御装置を
用いれば、定常状態における変速制御バルブの特性に基
づいて目標制御油圧を設定するための基本作動制御値が
基本値算出手段により算出され、この基本作動制御値が
変速時における油圧アクチュエータに対する給排油量に
基づいて算出された補正制御値により補正されるため、
変速過渡時において油圧アクチュエータに対して給排さ
れる作動油が変速制御バルブを通過して流れて発生する
フローフォースの影響を補正制御値により補正すること
ができ、変速過渡時にも応答遅れのない正確な変速制御
が可能となる。なお、本明細書において用いられる「給
排油量、供給油量および排出油量」という語は、単位時
間当たりの油量すなわち流速に対応する油量を意味す
る。
【0008】もう一つの本発明によれば、プーリ幅可変
のドライブプーリと、プーリ幅可変のドリブンプーリ
と、これら両プーリ間に掛け渡されたベルト手段(例え
ば、実施形態における金属Vベルト15)と、ドライブ
プーリに設けられたドライブプーリシリンダ室と、ドリ
ブンプーリに設けられたドリブンプーリシリンダ室と、
ドライブおよびドリブンプーリシリンダ室への作動油の
給排油圧制御を行う変速制御バルブ(例えば、実施形態
におけるドライブおよびドリブン側シフト制御バルブ6
0,65)とを備えて変速機が構成される。そして、そ
の油圧制御装置が、運転状態に応じた変速要求に対して
この変速要求に基づく変速を行わせるために必要なドラ
イブおよびドリブンプーリシリンダ室の目標制御油圧を
設定する変速制御バルブの基本作動制御値を算出する基
本値算出手段と、変速要求に基づく変速を行わせるため
に変速制御バルブを介してドライブおよびドリブンプー
リシリンダ室に給排される作動油の給排油量を算出する
油量算出手段と、油量算出手段により算出された作動油
の給排油量に基づいて基本作動制御値を補正する補正制
御値を算出する補正値算出手段とを備えて構成され、基
本作動制御値を補正制御値により補正して得られた作動
制御値を用いて変速制御バルブの作動を制御するように
なっている。
【0009】このような構成の変速機の油圧制御装置に
よっても上記の場合と同様に、基本作動制御値が変速時
におけるドライブおよびドリブンプーリシリンダ室に対
する給排油量に基づいて算出された補正制御値により補
正されるため、変速過渡時において両プーリシリンダ室
に対して給排される作動油が変速制御バルブを通過して
流れて発生するフローフォースの影響を補正制御値によ
り補正することができ、変速過渡時にも応答遅れのない
正確な変速制御が可能となる。
【0010】なお、上記の油圧制御装置の油量算出手段
を、変速要求に基づく変速比変化速度を算出し、この変
速比変化速度を得るために変速制御バルブを介してドラ
イブもしくはドリブンプーリシリンダ室に作動油を供給
する必要があるときには、上記変速比変化速度を得るた
めに変速制御バルブからドライブもしくはドリブンプー
リシリンダ室に供給される作動油の給排油量を算出し、
上記変速比変化速度を得るために変速制御バルブを介し
てドライブもしくはドリブンプーリシリンダ室から作動
油を排出する必要があるときには、実際の変速比変化速
度をフィルタ処理して求められた変速比変化速度および
上記変速比変化速度のいずれか小さい方の変速比変化速
度を得るために変速制御バルブを介してドライブもしく
はドリブンプーリシリンダ室から排出される作動油の給
排油量を算出するように構成するのが好ましい。
【0011】変速時、特に変速過渡時にドライブもしく
はドリブンプーリシリンダ室から排出される作動油の排
出速度が大きくなるすぎると、プーリ側圧が低くなりす
ぎてベルトスリップが発生するおそれがあるが、上記の
ように実際の変速比変化速度にフィルタ処理を行って得
られた変速比変化速度と変速要求に基づく変速比変化速
度とのいずれか小さい方の変速比変化速度を用いて変速
制御バルブによる排出側の油圧制御が行われるため、こ
のようなベルトスリップの問題を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について説明する。図1および図2に本
発明に係る油圧制御装置により変速制御が行われるベル
ト式無段変速機CVTを示している。このベルト式無段
変速機CVTは、エンジンENGの出力軸Esとカップ
リング機構CPを介して繋がる変速機入力軸1と、この
変速機入力軸1と平行に配設された変速機カウンタ軸2
と、変速機入力軸1および変速機カウンタ軸2の間を繋
いで配設された金属Vベルト機構10と、変速機入力軸
1上に配設された遊星歯車式の前後進切換機構20と、
変速機カウンタ軸2上に配設された発進クラッチ機構4
0と、出力伝達ギヤ列6a,6b,7a,7bおよびデ
ィファレンシャル機構8とを変速機ハウジングHSG内
に備える。
【0013】まず、金属Vベルト機構10は、変速機入
力軸1上に配設されたドライブプーリ11と、変速機カ
ウンタ軸2上に配設されたドリブンプーリ16と、両プ
ーリ11,16間に巻き掛けられた金属Vベルト15と
から構成される。ドライブプーリ11は、変速機入力軸
1上に回転自在に配設された固定プーリ半体12と、こ
の固定プーリ半体12に対して軸方向に移動可能で一体
回転する可動プーリ半体13とからなり、ドライブプー
リシリンダ室14に供給される油圧力により可動プーリ
半体13を軸方向に移動させる制御がなされる。一方、
ドリブンプーリ16は、変速機カウンタ軸2に固定され
た固定プーリ半体17と、この固定プーリ半体17に対
して軸方向に移動可能で一体回転する可動プーリ半体1
8とからなり、ドリブンプーリシリンダ室19に供給さ
れる油圧力により可動プーリ半体18を軸方向に移動さ
せる制御がなされる。
【0014】このため、上記両プーリシリンダ室14,
19への供給油圧を適宜制御することにより、可動プー
リ半体13,18に作用する軸方向移動力を制御し、両
プーリ11,16のプーリ幅を変化させることができ
る。これにより、金属Vベルト15の両プーリ11,1
6に対する巻き掛け半径を変化させて変速比を無段階に
変化させる制御を行うことができる。
【0015】前後進切換機構20は、変速機入力軸1に
繋がるサンギヤ21と、サンギヤ21と噛合する複数の
ピニオンギヤ22aを回転自在に保持するとともにサン
ギヤ21と同軸上を回転自在なキャリア22と、ピニオ
ンギヤ22aと噛合するとともにサンギヤ21と同軸上
を回転自在なリングギヤ23とを有したシングルピニオ
ンタイプの遊星歯車機構からなり、キャリア22を固定
保持可能な後進ブレーキ25と、サンギヤ21とリング
ギヤ23とを係脱自在に繋げる前進クラッチ30とを備
える。
【0016】このように構成された前後進切換機構20
において、後進ブレーキ25が解放された状態で前進ク
ラッチ30を係合させると、サンギヤ21とリングギヤ
23とが結合されて一体回転する状態となり、サンギヤ
21、キャリア22およびリングギヤ23の全てが変速
機入力軸1と一体回転して、ドライブプーリ11が変速
機入力軸1と同方向(前進方向)に回転駆動される状態
となる。一方、前進クラッチ30を解放させて後進ブレ
ーキ25を係合させると、キャリア22が固定保持さ
れ、リングギヤ23はサンギヤ21と逆の方向に回転さ
れ、ドライブプーリ11が変速機入力軸1とは逆方向
(後進方向)に回転駆動される状態となる。
【0017】なお、前進クラッチ30は油圧作動式の湿
式多板クラッチから構成され、油圧力を受けて係脱制御
がなされる。同様に、後進ブレーキ25は油圧作動式の
湿式多板ブレーキから構成され、油圧力を受けて係脱制
御がなされる。
【0018】以上のようにして、変速機入力軸1の回転
が前後進切換機構20により切換されてドライブプーリ
11が前進方向もしくは後進方向に回転駆動されると、
この回転が金属Vベルト機構10により無段階に変速さ
れて変速機カウンタ軸2に伝達される。変速機カウンタ
軸2には発進クラッチ40が配設されており、この発進
クラッチ40により出力伝達ギヤ6aへの駆動力伝達制
御が行われる。なお、発進クラッチ40は油圧作動式の
湿式多板クラッチから構成され、油圧力を受けて係合制
御がなされる。
【0019】このように発進クラッチ40により制御さ
れて出力伝達ギヤ6aに伝達された回転駆動力は、この
出力伝達ギヤ6aを有する出力伝達ギヤ列6a,6b,
7a,7bおよびディファレンシャル機構8を介して左
右の車輪(図示せず)に伝達される。このため、発進ク
ラッチ40による係合制御を行えば、車輪に伝達される
回転駆動力制御が可能であり、例えば、発進クラッチ4
0により車両発進制御を行うことができる。
【0020】以上のように構成された無段変速機におい
て、金属Vベルト機構10を構成するドライブプーリシ
リンダ室14およびドリブンプーリシリンダ室19への
作動油の給排制御を行って無段変速制御が行われ、前進
クラッチ30もしくは後進ブレーキ25への作動油圧の
供給制御を行って前後進切換制御が行われ、発進クラッ
チ40への係合油圧の供給制御を行って車輪への駆動力
伝達制御が行われる。この制御を行うための油圧制御装
置に本発明が適用されており、これについて図3および
図4を参照して説明する。なお、これらの図において×
印はそのポートがドレンに繋がる、すなわちタンク側に
開放されていることを示している。
【0021】この油圧制御装置においては、オイルタン
クT(例えば、変速機ハウジングHSG内の底部空間)
内の作動油がオイルポンプPから供給され、この作動油
がレギュレータバルブ50により調圧されてライン圧P
Lが作られる。このライン圧PLを有した作動油はライ
ン90および90aを介して、ドライブプーリシリンダ
室14への作動油の給排制御を行うドライブ側シフト制
御バルブ60と、ドリブンプーリシリンダ室19への作
動油の給排制御を行うドリブン側シフト制御バルブ65
とに供給される。
【0022】ドライブ側シフト制御バルブ60にはライ
ン91を介してドライブ制御バルブ70が繋がる。ドラ
イブ制御バルブ70はソレノイド70aを有したリニア
ソレノイドバルブからなり、後述するモジュレータバル
ブ85により作られてライン101を介して供給される
モジュレータ圧PMからソレノイド70aへの制御電流
に応じてドライブ信号圧Pdrを作り出し、このドライブ
信号圧Pdrがライン91を介してドライブ側シフト制御
バルブ60に供給される。ドライブ側シフト制御バルブ
60は、このドライブ信号圧Pdrに応じてライン90,
90aを介して供給されるライン圧PLを有した作動油
をドライブプーリシリンダ室14へ給排する制御を行
う。
【0023】一方、ドリブン側シフト制御バルブ65に
はライン92を介してドリブン制御バルブ71が繋が
る。ドリブン制御バルブ71はソレノイド71aを有し
たリニアソレノイドバルブからなり、ライン101を介
して供給されるモジュレータ圧PMからソレノイド71
aへの制御電流に応じてドリブン信号圧Pdnを作り出
し、このドリブン信号圧Pdnがライン92を介してドリ
ブン側シフト制御バルブ65に供給される。ドリブン側
シフト制御バルブ65は、このドリブン信号圧Pdnに応
じてライン90,90aを介して供給されるライン圧P
Lを有した作動油をドリブンプーリシリンダ室19へ給
排する制御を行う。
【0024】上記ドライブ制御バルブ70により作られ
たドライブ信号圧Pdrおよび上記ドリブン制御バルブ7
1により作られたドリブン信号圧Pdnはそれぞれライン
93,94を介して切換バルブ55にも送られる。切換
バルブ55はスプール56とスプリング57を有して構
成され、ドライブ信号圧Pdrおよびドリブン信号圧Pdn
を図示のようにスプール56の左右両端に受け、これら
信号圧Pdr,Pdnとスプリング57の付勢力とのバラン
スに応じてスプール56を右もしくは左動させる。この
結果、ドライブ信号圧Pdrおよびスプリング付勢力とド
リブン信号圧Pdnのいずれか高い方が選択され、信号圧
供給ライン95を介してレギュレータバルブ50のポー
ト53bに供給される。
【0025】レギュレータバルブ50はスプール51と
スプリング52とを有して構成され、油路90に供給す
るライン圧PLが、スプリング52の付勢力と信号圧供
給ライン95を介して供給される信号圧に対してスプー
ル51を挟んで対抗する油圧に設定される。すなわち、
信号圧供給ライン95を介して供給される信号圧(切換
バルブ55により選択されたドライブ信号圧Pdrおよび
ドリブン信号圧Pdnのいずれか高い方の油圧)に応じて
ライン圧PLが設定される。このことから分かるよう
に、ライン圧PLは信号圧供給ライン95を介して供給
される信号圧に応じて変動し、この信号圧をドライブ制
御バルブ70もしくはドリブン制御バルブ71により可
変設定することによりライン圧PLを所望の圧に可変設
定することができる。
【0026】上記信号圧供給ライン95にはライン96
を介してアキュムレータ75が繋がれている。アキュム
レータ75はスプール76とスプリング77とからな
り、信号圧供給ライン95の油圧変動に対してスプール
76がスプリング77の付勢に抗して移動し、油圧変動
を抑える役割を果たす。なお、信号圧供給ライン95に
はさらに、図示のように第1オリフィス98aおよび第
2オリフィス98bがアキュムレータ75を挟む位置に
設けられている。
【0027】上述のように、切換バルブ55によりドラ
イブ信号圧Pdrおよびドリブン信号圧Pdnのいずれか一
方を選択する作動はスプール56が右もしくは左動され
て行われるのであるが、このとき、スプール56が中間
位置に位置し、信号圧供給ライン95とライン93およ
び94との連通が一時的に遮断される状態が発生する。
これにより信号圧供給ライン95は閉塞された状態にな
り、このままでは(アキュムレータ75がなければ)レ
ギュレータバルブ50のスプール51の僅かな移動によ
って内部圧力が急激に高くなり内部サージ圧が発生する
おそれがある。しかしながら、信号圧供給ライン95に
ライン96を介してアキュムレータ75を繋げているた
め、このような内部サージ圧の発生が抑えられる。この
とき第2オリフィス82がレギュレータバルブ50とア
キュムレータ75との間に設けられているため、この内
部サージ圧抑制効果をより高めることができる。
【0028】また、切換バルブ55により信号圧供給ラ
イン95とライン93,94のいずれか一方とを連通さ
せてドライブ信号圧Pdrおよびドリブン信号圧Pdnのい
ずれか一方をレギュレータバルブ50のポート53bに
供給させる状態のときに、アキュムレータ75はこのよ
うに供給される信号圧(ドライブ信号圧Pdrもしくはド
リブン信号圧Pdn)の変動を抑制する。この結果、レギ
ュレータバルブ50により調圧されて作られるライン圧
PLの変動が抑えられ、このライン圧PLを用いた変速
制御等が安定する。このとき、第1オリフィス81を図
示の位置に配設することにより、信号圧の変動抑制効果
をより高めている。
【0029】一方、レギュレータバルブ50により調圧
されて作られたライン圧PLを有した作動油はライン9
0から分岐したライン90bを介してモジュレータバル
ブ85にも供給される(図4参照)。モジュレータバル
ブ85はスプール86に作用するスプリング87の付勢
力と下流側に位置するライン100の油圧による押圧力
とのバランスに基づいて、ライン100内の油圧を所定
圧以下の圧となるモジュレータ圧PMに調圧する。この
ため、ライン100にはライン圧PLより低圧となるモ
ジュレータ圧PMを有した作動油が供給される。なお、
ライン圧PLが所定圧以下となったときには、ライン圧
PLがそのままモジュレータ圧PMとしてライン100
に供給される。このモジュレータ圧PMを有した作動油
はライン101から前述したドライブ側シフト制御バル
ブ60およびドリブン側シフト制御バルブ65に供給さ
れる。
【0030】さらに、ライン100から分岐するライン
102を介してマニュアルバルブ80にもモジュレータ
圧PMを有した作動油が供給される。マニュアルバルブ
80は、運転席のシフトレバー(図示せず)に連結部8
2を介して繋がってシフトレバーの操作に応じて移動さ
れるスプール81を有し、このスプール81の移動に応
じてモジュレータ圧PMをライン104もしくは105
を介して前進クラッチ30および後進ブレーキ25に供
給する。
【0031】ライン100にはライン103を介して発
進クラッチ制御バルブ72も繋がり、発進クラッチ制御
バルブ72により発進クラッチ40へ供給する作動油の
油圧制御が行われる。発進クラッチ制御バルブ72はソ
レノイド72aを有したリニアソレノイドバルブからな
り、モジュレータ圧PMからソレノイド72aへの制御
電流に応じて発進クラッチ制御圧Pstを作り出す。この
発進クラッチ制御圧Pstが発進クラッチ40に供給され
てその係合制御が行われる。
【0032】以上の構成の油圧制御装置において、シフ
トレバー操作に応じたマニュアルバルブ80の作動に応
じて、ドライブ制御バルブ70のソレノイド70aの通
電制御、ドリブン制御バルブ71のソレノイド71aの
通電制御、発進クラッチ制御バルブ72のソレノイド7
2aの通電制御を行うことにより、前後進切換制御、無
段変速制御、発進クラッチ係合制御を行い、車輪への駆
動力伝達制御が行われる。このための制御装置構成およ
びその制御内容について以下に説明する。
【0033】まず、図5にこの制御装置構成を示してお
り、上記制御はコントロールユニット100から上記ソ
レノイド70a,71a,72aに制御信号を出力して
その作動制御を行う。この制御信号を設定するため、コ
ントロールユニット100には、エンジン回転センサ1
01により検出されたエンジン回転信号NEと、ドライ
ブプーリ回転センサ102により検出されたドライブプ
ーリ11の回転信号NDRと、車速センサ103により検
出された車速信号Vと、スロットルセンサ104により
検出されたエンジンENGのスロットル開度信号θTH
と、走行レンジセンサ105により検出された走行レン
ジ信号RSと、CVT油温センサ106により検出され
た変速機油温信号TCVTと、エンジン水温センサ107
により検出されたエンジン冷却水温信号TENGとが入力
される。
【0034】このような構成の制御装置により前後進切
換制御、無段変速制御、発進クラッチ係合制御が行われ
るのであるが、本発明は変速制御に関するものであるた
め、以下においては無段変速制御について説明する。こ
の無段変速制御は、ドライブ制御バルブ70のソレノイ
ド70aの通電制御およびドリブン制御バルブ71のソ
レノイド71aの通電制御を行って、ドライブおよびド
リブン側シフト制御バルブ60,65の作動を制御し、
ドライブおよびドリブンプーリシリンダ室14,19に
対する作動油の給排油圧制御を行うことによりなされ
る。
【0035】この無段変速制御内容を図6および図7の
フローチャートに基づいて説明する。なお、図6および
図7のフローチャートは丸囲みの文字Aの位置において
繋がるとともに丸囲みの文字Bの位置において繋がって
一つのフローチャートを構成している。このフローチャ
ートに示すフローは所定制御サイクル間隔(例えば、1
0ms)で繰り返し行われる。
【0036】この制御においては、まず実際の変速比を
検出する(ステップS1)。これは例えば、ドライブプ
ーリ回転センサ102により検出されたドライブプーリ
回転信号NDRと、車速センサ103により検出された
車速Vとから、金属Vベルト機構10の入出力回転数比
を算出して求められる。次に、スロットルセンサ104
により検出されたエンジンスロットル開度θTH、車速V
等に基づいて目標変速比を算出するとともに現在の変速
比を目標変速比まで変化させるときの目標変速比変化速
度を算出する(ステップS2)。
【0037】次に、実変速比からこのように算出された
目標変速比変化速度で変速させるために、ドライブおよ
びドリブンプーリシリンダ室14,19に給排すべき作
動油量すなわち目標油量を算出する(ステップS3)。
ドライブおよびドリブンプーリシリンダ室14,19の
サイズは分かっており、且つ目標変速比変化速度を得る
ために可動プーリ半体13,18を移動させる速度も計
算できるため、この速度で可動プーリ半体13,18を
移動させるために必要な目標流量(流速)を算出するも
のである。そして、ステップS4において、実変速比の
時間変化特性を高低二種類の応答性を有したフィルタ
(ローパスフィルタ)処理し、図8に示すように、実変
速比に対して応答性が高い高応答変速比の時間変化特性
(高応答変速比変化速度)と、応答性が低い低応答変速
比の時間変化特性(低応答変速比変化速度)とを求め
る。
【0038】次に、ステップS5に進み、図3および図
4に示した油圧制御装置内の作動油の油温を検出すると
ともに、必要に応じこれを補正する。この油温検出は、
温度センサにより油温を直接検出したり、油の粘性(も
しくは粘性変化に対応する流量抵抗変化特性)から油温
を推定したりして行われるが、この検出誤差の有無をチ
ェックして誤差補正を行う。具体的には、ステップS3
で算出した目標流量とステップS4で算出した高応答変
速比変化速度で変速を行わせるためにプーリシリンダ室
14,19に必要とされる高応答流量との差を算出し、
この差が大きいときには油温検出値に誤差があると考え
られるため、この差に基づいて油温検出値を補正する処
理を行う。
【0039】そして、ステップS6において変速中であ
るか否かの判断を行う。変速中でなく定常走行状態であ
るときには変速比をこのまま保持すればよいため、ステ
ップS7に進み、現在の変速比を維持する制御がなされ
る。この制御は、ドライブおよびドリブンプーリシリン
ダ室14,19のいずれか一方に作用する油圧がベルト
のスリップを防止するに必要なスラスト力を与える値と
なり、他方に作用する油圧が現在の変速比を維持するに
必要なスラスト力を与える値となるようにドライブおよ
びドリブン制御バルブ70,71のソレノイド70a,
71aへ加えるべき制御信号を算出して行われる。
【0040】一方、ステップS6において変速中である
と判断されたときには、ステップS11に進み、この変
速がシフトアップ変速であるか、シフトダウン変速であ
るかを判断する。シフトアップ変速であればドライブプ
ーリ11のプーリ幅を小さくするとともにドリブンプー
リ16のプーリ幅を大きくする制御となり、シフトダウ
ン変速であればドライブプーリ11のプーリ幅を大きく
するとともにドリブンプーリ16のプーリ幅を小さくす
る制御となる。
【0041】ここでプーリ幅を小さくするにはプーリシ
リンダ室14,19へ作動油を供給すれば良く、プーリ
幅を大きくするにはプーリシリンダ室14,19から作
動油を排出すれば良い。このような作動油の供給および
排出は、ドライブおよびドリブン側シフト制御バルブ6
0,65により行われるのであるが、この制御時にスプ
ールに作用するフローフォースの影響について、ドリブ
ン側シフト制御バルブ65によりドリブンプーリシリン
ダ室19に対する作動油の給排を例にして、図9および
図10を参照して説明する。
【0042】図9には、ドリブン側シフト制御バルブ6
5のスプール66が左動された状態を示しており、この
ときライン90aに繋がるポート67aからスプール溝
部66aを通ってドリブンプーリシリンダ室19に繋が
るポート67bに作動油が流れる。この部分を図9
(B)に拡大して示しており、矢印のように作動油が流
れるとスプール溝部66aのコーナー部Pにフローフォ
ースによる負圧が発生する。なお、図においてはスプー
ル66が完全に左動された全開状態を示すが、実際には
ライン92から供給されるドリブン信号圧Pdnによりス
プール66の左動位置を調整してドリブンプーリシリン
ダ室19に供給する作動油の調圧作用が行われる。この
ときにおける作動油の流れによりコーナー部Pにフロー
フォースによる負圧が発生し、この負圧にスプール66
が引っ張られて右方向に移動する。すなわち、このフロ
ーフォースはポート67aを閉じる方向に作用する。
【0043】一方、図10には、ドリブン側シフト制御
バルブ65のスプール66が右動された状態を示してお
り、このときドリブンプーリシリンダ室19に繋がるポ
ート67bからスプール溝部66aを通ってドレン側に
作動油が排出される。この部分を図10(B)に拡大し
て示しており、矢印のように作動油が流れるとスプール
溝部66aのコーナー部Qに負圧が発生し、なお、図に
おいてはスプール66が完全に右動された全開状態を示
すが、実際にはライン92から供給されるドリブン信号
圧Pdnによりスプール66の右動位置を調整してドリブ
ンプーリシリンダ室19からの排出油量を調整し、シリ
ンダ内圧の調圧作用が行われる。このように作動油を排
出するときにおける流れによりコーナー部Qにフローフ
ォースによる負圧が発生し、この負圧にスプール66が
引っ張られて左方向に移動する。すなわち、このフロー
フォースはポート67cを閉じる方向に作用する。
【0044】この変速制御では、このように作用するフ
ローフォースの影響を打ち消して適切な変速制御を行わ
せるようにしており、まず、ステップS11においてシ
フトアップ変速であると判断された場合について説明す
る。このときにはステップS12に進み、ドライブプー
リ11のプーリ幅を小さくさせるようにドライブプーリ
シリンダ室14への作動油供給を行わせるために必要と
されるドライブ制御バルブ70の制御信号を算出する。
【0045】この制御信号の算出方法を図11を参照し
て説明する。ここでは、まず上記ステップS5で検出さ
れて補正された作動油の補正油温から油温に対する粘性
影響を加味するための油温補正係数Ktを求める(ブロ
ックB1〜B3)。このため、予め計測もしくは計算等
により図12に示すように、油温に対して油温補正係数
Ktが予めマップ設定されており、図12のグラフにお
ける供給側油温補正係数を示すマップから補正油温に対
する油温補正係数Ktを求める。なお、図12には供給
側および排出側油温補正係数を示すマップが設定されて
おり、排出側の方の係数が小さく設定されている。これ
は、排出油量が大きくなるとベルトに作用するスラスト
力が低下してベルトスリップが発生するおそれがあるた
め、排出側の係数を小さくして排出油量が過度に補正さ
れないようにするためである。
【0046】一方、ブロックB4〜B6に示すように、
実変速比および目標変速比変化速度から目標流量を算出
する(ステップS1〜S3における目標流量の算出)。
この算出のために、変速比変化速度に対応してこの変速
比変化速度で変速を行わせるために必要となる流量の値
(=流量/変速比変化速度)を、各変速比毎に対応して
テーブル状に表したマップが予め設定記憶されており、
実変速比に対応する(流量/変速比変化速度)値をこの
マップから読み出し、この(流量/変速比変化速度)値
に目標変速比変化速度を乗じて目標流量が算出される。
【0047】次に、この目標流量に対応する流量補正基
準圧Pc1を算出する(ブロックB7,B8)。この流量
補正基準圧Pc1は、通常作動油温の作動油がドライブも
しくはドリブン側シフト制御バルブ60,65を通って
ドライブもしくはドリブンプーリシリンダ室14,19
に流れるときに、図9および図10を用いて説明したフ
ローフォースの影響を相殺させるために必要な補正油圧
であり、予めテストもしくは計算により求められて図1
3に示す流量補正基準圧マップとして流量に対応して設
定されている。なお、図13においてプラス側流量が供
給流量を意味し、マイナス側流量が排出流量を意味す
る。このため、図13のマップから目標流量に対応する
流量補正基準圧Pc1を読みとる。
【0048】このようにして求めた流量補正基準圧Pc1
は通常作動油温の場合の値であり、この流量補正基準圧
Pc1にブロックB3において求めた油温補正係数Ktを
乗じてこのときの油温に対応した流量補正圧Pc2を算出
する(ブロックB9,B10)。
【0049】これと並行して目標流量をドライブプーリ
シリンダ室14に供給するためにドライブ側シフト制御
バルブ60により設定すべき基本制御圧Pb1を算出する
(ブロックB11)。但し、この基本制御圧Pb1は目標
流量がドライブ側シフト制御バルブ60を通過して流れ
るときに発生するフローフォースの影響を考慮していな
い。このため、基本制御圧Pb1にブロックB10におい
て求められた流量補正圧Pc2を加えて(ブロックB1
2)フローフォースの影響分を相殺させる。このように
して求めた制御圧(Pb1+Pc2)をドライブ側シフト制
御バルブ60により設定するように、ドライブ制御バル
ブ70のソレノイド70aに対する制御信号を算出する
(ブロックB13)。
【0050】以上のようにしてステップS12におい
て、ドライブ側制御信号(ソレノイド70aに対する制
御信号)が算出されると、ステップS13に進み、今回
の変速が急変速か否かが判断される。この判断はステッ
プS2で算出された目標変速比変化速度が所定値以上か
否かを判断して行われる。
【0051】今回の変速が急変速ではない、すなわち、
緩変速であると判断されると、ステップS14に進み、
ドリブンプーリ16のプーリ幅を大きくさせるようにド
リブンプーリシリンダ室19から作動油排出を行わせて
緩変速させるためのドリブン制御バルブ71の制御信号
を算出する。
【0052】この制御信号の算出を図14を参照して説
明する。ここでも、まず上記ステップS5で検出されて
補正された作動油の補正油温から油温に対する粘性影響
を加味するための油温補正係数Ktを求める(ブロック
B21〜B23)。この油温補正係数Ktを求める方法
は図11の場合と同様であるが、このときには、図12
のグラフにおける排出側油温補正係数を示すマップから
補正油温に対する油温補正係数Ktを求める。
【0053】一方、ブロックB24〜26に示すよう
に、実変速比を低応答フィルタ処理して低応答変速比変
化速度を求める(図8およびステップS4参照)ととも
にこの低応答変速比変化速度で変速させるためにドリブ
ンプーリシリンダ室19から排出すべき低応答流量を算
出する。低応答変速比変化速度は実変速比を時間で微分
した値を低応答フィルタ処理することに算出される。ま
た、低応答流量の算出は、ブロックB4〜B6における
算出と同様に、実変速比に対応する(流量/変速比変化
速度)値をマップから読み出し、この(流量/変速比変
化速度)値に低応答変速比変化速度を乗じて行われる。
【0054】同時に、ブロックB24、B27,B28
に示すように、実変速比および目標変速比変化速度から
目標流量を算出し(ステップS1〜S3における目標流
量の算出)、この目標流量と上記低応答流量とを比較
し、いずれか小さい方の流量を目標流量として採用する
(ブロックB29)。上述したように、排出油量が大き
くなるとベルトに作用するスラスト力が低下してベルト
スリップが発生するおそれがあるため、いずれか小さい
方の流量を目標流量として設定し排出油量が過度に大き
くならないようにしている。
【0055】そして、このように採用された目標流量に
対応する流量補正基準圧Pc3を算出する(ブロックB3
0,B31)。この流量補正基準圧Pc3は、通常作動油
温の作動油がドライブもしくはドリブン側シフト制御バ
ルブ60,65を通ってドライブもしくはドリブンプー
リシリンダ室14,19から排出されるときに、フロー
フォースの影響を相殺させるために必要な補正油圧であ
り、予めテストもしくは計算により求められて図13と
同様な(但し図示しない)流量補正基準圧マップから目
標流量に対応する値を読みとって算出される。このよう
にして求めた流量補正基準圧Pc3は通常作動油温の場合
の値であり、ブロックB23において求めた油温補正係
数Ktを乗じてこのときの油温に対応した流量補正圧P
c4を算出する(ブロックB32,B33)。
【0056】これと並行して目標流量をドリブンプーリ
シリンダ室19から排出するためにドリブン側シフト制
御バルブ65により設定すべき基本制御圧Pb2を算出す
る(ブロックB34)。但し、この基本制御圧Pb2は目
標流量がドリブン側シフト制御バルブ65を通過して流
れるときに発生するフローフォースの影響を考慮してい
ない。このため、基本制御圧Pb2にブロックB33にお
いて求められた流量補正圧Pc4を加えて(ブロックB3
5)フローフォースの影響分を相殺させる。このように
して求めた制御圧(Pb2+Pc4)をドリブンブ側シフト
制御バルブ65により設定するように、ドリブン制御バ
ルブ71のソレノイド71aに対する制御信号を算出す
る(ブロックB36)。
【0057】以上のようにステップS12およびS14
において算出されたドライブおよびドリブン側制御信号
をドライブおよびドリブン制御バルブ70,71のソレ
ノイド70a,71aに作用させれば、ステップS2に
おいて算出された目標変速比変化速度で目標変速比に向
かって良好な緩シフトアップ変速を行わせることができ
る。
【0058】以上、ステップS13で緩変速と判断され
た場合の制御を説明したが、つぎにステップS13で急
変速であると判断された場合について説明する。この場
合には、ステップS15に進み、ドリブンプーリ16の
プーリ幅を大きくさせるようにドリブンプーリシリンダ
室19から作動油排出を行わせて急変速させるためのド
リブン制御バルブ71の制御信号を算出する。
【0059】この制御信号の算出を図15を参照して説
明する。ここでも、まず上記ステップS5で検出されて
補正された作動油の補正油温から油温に対する粘性影響
を加味するための油温補正係数Ktを図12のグラフに
おける排出側油温補正係数を示すマップから求める(ブ
ロックB41〜B43)。
【0060】一方、ブロックB44〜46に示すよう
に、実変速比を高応答フィルタ処理して高応答変速比変
化速度を求めるとともにこの高応答変速比変化速度で変
速させるためにドリブンプーリシリンダ室19から排出
すべき高応答流量を算出する。なお、この高応答フィル
タ処理および高応答流量の算出は、低応答フィルタ処理
および低応答流量の算出と同様にして行われる。同時
に、ブロックB44、B47,B48に示すように、実
変速比および目標変速比変化速度から目標流量を算出し
(ステップS1〜S3における目標流量の算出)、この
目標流量と上記高応答流量とを比較し、いずれか小さい
方の流量を目標流量として採用する(ブロックB4
9)。排出油量が大きくなるとベルトに作用するスラス
ト力が低下してベルトスリップが発生するおそれがある
ため、ここでも、いずれか小さい方の流量を目標流量と
して設定し排出油量が過度に大きくならないようにして
いる。
【0061】そして、このように採用された目標流量に
対応する流量補正基準圧Pc5を算出する(ブロックB5
0,B51)。この流量補正基準圧Pc5も、流量補正基
準圧マップから目標流量に対応する値を読みとって算出
される。このようにして求めた流量補正基準圧Pc5は通
常作動油温の場合の値であり、ブロックB43において
求めた油温補正係数Ktを乗じてこのときの油温に対応
した流量補正圧Pc6を算出する(ブロックB52,B5
3)。
【0062】これと並行して目標流量をドリブンプーリ
シリンダ室19から排出するためにドリブン側シフト制
御バルブ65により設定すべき基本制御圧Pb3を算出す
る(ブロックB54)。但し、この基本制御圧Pb3は目
標流量がドリブン側シフト制御バルブ65を通過して流
れるときに発生するフローフォースの影響を考慮してい
ない。このため、基本制御圧Pb3にブロックB53にお
いて求められた流量補正圧Pc6を加えて(ブロックB5
5)フローフォースの影響分を相殺させる。このように
して求めた制御圧(Pb3+Pc6)をドリブンブ側シフト
制御バルブ65により設定するように、ドリブン制御バ
ルブ71のソレノイド71aに対する制御信号を算出す
る(ブロックB56)。
【0063】以上のようにステップS12およびS15
において算出されたドライブおよびドリブン側制御信号
をドライブおよびドリブン制御バルブ70,71のソレ
ノイド70a,71aに作用させれば、ステップS2に
おいて算出された目標変速比変化速度で目標変速比に向
かって良好な急シフトアップ変速を行わせることができ
る。
【0064】以上、ステップS11においてシフトアッ
プ変速と判断された場合の変速制御を説明したが、次に
シフトダウン変速と判断された場合の変速制御について
説明する。このときにはステップS21に進み、ドリブ
ンプーリ16のプーリ幅を小さくさせるようにドリブン
プーリシリンダ室19への作動油供給を行わせるために
必要とされるドリブン制御バルブ71の制御信号を算出
する。この制御信号の算出は図11に示す方法に基づい
て行われる。この方法は、ステップS12においてドラ
イブ制御バルブ70への制御信号を算出した方法と同一
であるので、その説明は省略する。
【0065】以上のようにしてステップS21におい
て、ドリブン側制御信号(ソレノイド71aに対する制
御信号)が算出されると、ステップS22に進み、今回
の変速が急変速か否かが判断される。
【0066】今回の変速が急変速ではない、すなわち、
緩変速であると判断されると、ステップS23に進み、
ドライブプーリ11のプーリ幅を大きくさせるようにド
ライブプーリシリンダ室14から作動油排出を行わせて
緩変速させるためのドライブ制御バルブ70の制御信号
を算出する。この制御信号の算出は図14に示す方法に
基づいて行われるが、この方法はステップS14におい
てドリブン制御バルブ71への緩変速用の制御信号を算
出した方法と同一であるので、その説明は省略する。
【0067】以上のようにステップS21およびS23
において算出されたドライブおよびドリブン側制御信号
をドライブおよびドリブン制御バルブ70,71のソレ
ノイド70a,71aに作用させれば、ステップS2に
おいて算出された目標変速比変化速度で目標変速比に向
かって良好な緩シフトダウン変速を行わせることができ
る。
【0068】次に、ステップS22で急変速であると判
断された場合について説明する。この場合には、ステッ
プS24に進み、ドライブプーリ11のプーリ幅を大き
くさせるようにドライブプーリシリンダ室14から作動
油排出を行わせて急変速させるためのドライブ制御バル
ブ70の制御信号を算出する。この制御信号の算出は図
15に示す方法に基づいて行われるが、この方法はステ
ップS15においてドリブン制御バルブ71への緩変速
用の制御信号を算出した方法と同一であるので、その説
明は省略する。
【0069】以上のようにステップS21およびS24
において算出されたドライブおよびドリブン側制御信号
をドライブおよびドリブン制御バルブ70,71のソレ
ノイド70a,71aに作用させれば、ステップS2に
おいて算出された目標変速比変化速度で目標変速比に向
かって良好な急シフトダウン変速を行わせることができ
る。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、第1の本発明によ
れば、定常状態における変速制御バルブの特性に基づい
て目標制御油圧を設定するための基本作動制御値が基本
値算出手段により算出され、この基本作動制御値が変速
時における油圧アクチュエータに対する給排油量に基づ
いて算出された補正制御値により補正されるため、変速
過渡時において油圧アクチュエータに対して給排される
作動油が変速制御バルブを通過して流れて発生するフロ
ーフォースの影響を補正制御値により補正することがで
き、変速過渡時にも応答遅れのない正確な変速制御が可
能となる。
【0071】また、もう一つの本発明によれば、プーリ
幅可変のドライブおよびドリブンプーリ間にベルト手段
を掛け渡して変速機が構成され、ドライブおよびドリブ
ンプーリシリンダ室への作動油の給排油圧制御を変速制
御バルブにより行うように油圧制御装置が構成され、こ
の油圧制御装置によっても上記の場合と同様に、基本作
動制御値が変速時におけるドライブおよびドリブンプー
リシリンダ室に対する給排油量に基づいて算出された補
正制御値により補正されるため、変速過渡時において両
プーリシリンダ室に対して給排される作動油が変速制御
バルブを通過して流れて発生するフローフォースの影響
を補正制御値により補正することができ、変速過渡時に
も応答遅れのない正確な変速制御が可能となる。
【0072】なお、上記の油圧制御装置の油量算出手段
を、変速要求に基づく変速比変化速度を得るために変速
制御バルブを介してドライブもしくはドリブンプーリシ
リンダ室から作動油を排出する必要があるときには、上
記変速比変化速度をフィルタ処理して求められた変速比
変化速度およびフィルタ処理前の変速比変化速度のいず
れか小さい方の変速比変化速度を得るために変速制御バ
ルブを介してドライブもしくはドリブンプーリシリンダ
室から排出される作動油の給排油量を算出するように構
成するのが好ましい。変速時、特に変速過渡時にドライ
ブもしくはドリブンプーリシリンダ室から排出される作
動油の排出速度が大きくなりすぎると、プーリ側圧が低
くなりすぎてベルトスリップが発生するおそれがある
が、上記のようにフィルタ処理を行って得られた変速比
変化速度と処理前の変速比変化速度とのいずれか小さい
方の変速比変化速度を用いて変速制御バルブによる排出
側の油圧制御が行われるため、このようなベルトスリッ
プの問題を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧制御装置により変速制御が行
われるベルト式無段変速機の構成を示す断面図である。
【図2】上記ベルト式無段変速機の動力伝達経路構成を
示す概略図である。
【図3】上記油圧制御装置の構成を示す油圧回路図であ
る。
【図4】上記油圧制御装置の構成を示す油圧回路図であ
る。
【図5】上記油圧制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】上記制御装置による制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図7】上記制御装置による制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図8】実変速比の時間変化特性をフィルタ処理して得
られる高応答および低応答変速比変化特性を示すグラフ
である。
【図9】ドリブン側シフト制御バルブにおいて作動油供
給を行うときの状態を説明する図である。
【図10】ドリブン側シフト制御バルブにおいて作動油
排出を行うときの状態を説明する図である。
【図11】供給側制御信号を算出する方法を示すブロッ
ク図である。
【図12】油温と油温補正係数との関係を示すグラフで
ある。
【図13】流量と流量補正基準圧との関係を示すグラフ
である。
【図14】緩変速の場合での排出側制御信号を算出する
方法を示すブロック図である。
【図15】急変速の場合での排出側制御信号を算出する
方法を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 金属Vベルト機構 11 ドライブプーリ 14 ドリブンプーリシリンダ室 15 金属Vベルト 16 ドリブンプーリ 19 ドライブプーリシリンダ室 60 ドライブ側シフト制御バルブ 65 ドリブン側シフト制御バルブ 70 ドライブ制御バルブ 70a ソレノイド 71 ドリブン制御バルブ 71a ソレノイド ENG エンジン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源からの回転駆動力を変速して伝達
    する変速機構と、油圧力を受けて前記変速機構により変
    速作動を行わせる油圧アクチュエータと、前記油圧アク
    チュエータへの作動油の給排油圧制御を行う変速制御バ
    ルブとを備えて構成される変速機において、 運転状態に応じた変速要求に対し、前記変速要求に基づ
    く変速を行わせるための目標制御油圧を設定する前記変
    速制御バルブの基本作動制御値を算出する基本値算出手
    段と、 前記変速要求に基づく変速を行わせたときに前記変速制
    御バルブを介して前記油圧アクチュエータに給排される
    給排油量を算出する油量算出手段と、 前記油量算出手段により算出された給排油量に基づいて
    前記基本作動制御値を補正する補正制御値を算出する補
    正値算出手段とを備え、 前記基本作動制御値を前記補正制御値により補正して得
    られた作動制御値を用いて前記変速制御バルブの作動を
    制御することを特徴とする変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 プーリ幅可変のドライブプーリと、プー
    リ幅可変のドリブンプーリと、これら両プーリ間に掛け
    渡されたベルト手段と、前記ドライブプーリに設けられ
    たドライブプーリシリンダ室と、前記ドリブンプーリに
    設けられたドリブンプーリシリンダ室と、前記ドライブ
    およびドリブンプーリシリンダ室への作動油の給排油圧
    制御を行う変速制御バルブとを備えて構成される変速機
    において、 運転状態に応じた変速要求に対し、前記変速要求に基づ
    く変速を行わせるために必要な前記ドライブおよびドリ
    ブンプーリシリンダ室の目標制御油圧を設定する前記変
    速制御バルブの基本作動制御値を算出する基本値算出手
    段と、 前記変速要求に基づく変速を行わせるために前記変速制
    御バルブを介して前記ドライブおよびドリブンプーリシ
    リンダ室に給排される作動油の給排油量を算出する油量
    算出手段と、 前記油量算出手段により算出された作動油の給排油量に
    基づいて前記基本作動制御値を補正する補正制御値を算
    出する補正値算出手段とを備え、 前記基本作動制御値を前記補正制御値により補正して得
    られた作動制御値を用いて前記変速制御バルブの作動を
    制御することを特徴とする変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記油量算出手段は、 前記変速要求に基づく変速比変化速度を算出し、 前記変速比変化速度を得るために前記変速制御バルブを
    介して前記ドライブもしくはドリブンプーリシリンダ室
    に作動油を供給する必要があるときには、前記変速比変
    化速度を得るために前記変速制御バルブから前記ドライ
    ブもしくはドリブンプーリシリンダ室に供給される作動
    油の給排油量を算出し、 前記変速比変化速度を得るために前記変速制御バルブを
    介して前記ドライブもしくはドリブンプーリシリンダ室
    から作動油を排出する必要があるときには、実際の変速
    比変化速度をフィルタ処理して求められた変速比変化速
    度および前記変速比変化速度のいずれか小さい方の変速
    比変化速度を得るために前記変速制御バルブを介して前
    記ドライブもしくはドリブンプーリシリンダ室から排出
    される作動油の給排油量を算出することを特徴とする請
    求項2に記載の変速機の油圧制御装置。
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