JP2002360013A - 苗植機の苗供給装置 - Google Patents

苗植機の苗供給装置

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JP2002360013A
JP2002360013A JP2001177299A JP2001177299A JP2002360013A JP 2002360013 A JP2002360013 A JP 2002360013A JP 2001177299 A JP2001177299 A JP 2001177299A JP 2001177299 A JP2001177299 A JP 2001177299A JP 2002360013 A JP2002360013 A JP 2002360013A
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Japan
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seedling
seedlings
pot
tray
cup
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JP2001177299A
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English (en)
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Eiichiro Kinoshita
木下  栄一郎
Kosen Kamiya
弘践 上谷
Masakatsu Araki
正勝 荒木
Hajime Odagiri
小田切  元
Masahiro Takemoto
竹本  雅浩
Shigeru Kumakura
成 熊倉
Masami Muranami
村並  昌実
Isao Ishida
石田  伊佐男
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 育苗ポットを配列形成して育苗する苗トレイ
を苗植機に供給して苗植を行わせる形態の苗植機におい
て、苗トレイからのポット苗の取出、及び苗植具への苗
供給を迅速、的確に行わせる。 【解決手段】 育苗ポットを配置した育苗用の苗トレイ
2を受けて供給する苗供給台3と、この苗トレイ2から
ポット苗Nを取出しながらカップコンベア4の苗カップ
5へ供給する苗取出装置6とを有する苗植機において、
この苗取出装置6は、各配列毎の育苗ポットから同時に
取出した多数のポット苗N相互間の苗間隔を拡縮可能に
設けたことを特徴とする苗供給装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、苗植機の苗供給
装置に関するもので、苗トレイの育苗ポットからポット
苗を取出しながらカップコンベアの各苗カップに供給し
て、苗植具による苗植付を行わせるものである。特に野
菜苗や、たばこ苗、い草苗等の移植を行う場合に好適に
利用される。
【0002】
【従来の技術】苗トレイの育苗ポットから多数のポット
苗を取出針で突差して一緒に取出す技術や、これら各ポ
ット苗を取出間隔に対応して配設の植付装置に供給する
技術等は知られている(特開2000ー188913
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような多数の苗取
出装置による苗トレイからのポット苗の取出間隔と、各
苗植付装置の配置乃至植付間隔とが同じに構成される密
植形態の場合は少なく、一般には植付間隔がポット苗の
取出間隔よりも遥かに大きく、この大きい形態には対応
し難い。ポット苗の取出間隔を大きく設定しようとすれ
ば、各植付条毎に一条植の苗トレイと植付装置とを配置
した形態、更には、通常苗植形態のマット苗を収容して
左右に往復移動する苗タンクとこのマット苗を分離して
植付る苗植付装置とからなる多条植形態の田植装置の形
態とすることとなり、構成が煩雑化となり、各育苗ポッ
トからのポット苗の的確な取出が維持し難い。
【0004】この発明は、苗トレイからのポット苗の取
出から苗カップへの供給を速やかに、正確に行わせて、
苗供給性能を高めるものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、育苗ポット1を配置した育苗用の苗トレイ2を受け
て供給する苗供給台3と、この苗トレイ2からポット苗
Nを取出しながらカップコンベア4の苗カップ5へ供給
する苗取出装置6とを有する苗植機において、この苗取
出装置6は、各配列毎の育苗ポット1から同時に取出し
た多数のポット苗N相互間の苗間隔を拡縮可能に設けた
ことを特徴とする苗供給装置の構成とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記苗取出装置
6は、苗トレイ2の同一配列位置から所定育苗ポット1
間隔毎に複数回数にわたって取出位置を移動しながら取
出すことを特徴とするものである。請求項3に記載の発
明は、前記カップコンベア4は、無端体状の回転移動の
一辺部を苗取出装置6の並びに沿わせて設けたことを特
徴とするものである。
【0007】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、ポット苗Nを
育苗した苗トレイ2を苗植機の苗供給台3に供給して苗
植を行わせる。このとき、苗取出装置6によって、苗ト
レイ2に配列の多数の育苗ポット1から各ポット苗Nが
同時に取出されると共に、各ポット苗N毎の相互間隔が
開かれて、カップコンベア4の各苗カップ5に同時に供
給される。このカップコンベア4に供給されたポット苗
Nは苗カップ5毎に植付装置へ搬送されて植付作用を受
ける。このような、各配列のポット苗Nは、同時に一挙
に取出されて、しかも所定の苗カップ5の間隔に開くこ
とができるために、各ポット苗Nを同時にカップコンベ
ア4の一連の苗カップ5に分配供給することができ、ポ
ット苗Nの取出から苗カップ5への供給を速やかに行わ
せる。又、この各ポット苗N相互間の開きに伴って苗葉
の絡みも解離されて正確な供給を行わせることができ
る。
【0008】請求項2に記載の発明は、苗取出装置6の
苗トレイ2の育苗ポット1に対する取出作用位置は、同
じ育苗ポットの配列位置における所定数の育苗ポット1
間隔毎にして行われ、この各取出毎にこれら取出装置6
と苗トレイ2との相対的位置を移動させて、取出位置を
切替えながら同じ配列位置のポット苗Nを全て取出させ
るものである。このため、苗取出装置6の取出配置間隔
が広くなり、間隔の狭い育苗ポット1列に対する苗取出
作用を容易に行わせることができ、所定間隔毎に苗取出
を行わせて、絡み苗の分離を容易にし、正確な苗取出及
び供給を行わせることができる。又、前記カップコンベ
ア4の各苗カップ5の配置間隔に対する間隔調整量を少
なくして、迅速な苗供給を行わせることができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、苗取出装置6
と、これから取出ポット苗Nを受ける苗カップ5の並び
乃至移動方向とが平行状になるため、苗取出装置6によ
るポット苗Nの間歇的取出供給と、カップコンベア4に
よる苗カップ5の連続的搬送との各行程や、作動タイミ
ングの設定が容易であり、苗植装置6とカップコンベア
4との前後方向を短縮して、全体としての構成を簡潔に
することができる。又、このカップコンベア4は苗カッ
プ5を連接して搬送するものであるから、植付装置を複
数条植形態する場合には、この配置構成を容易に設定で
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明は、育苗ポット1を配置
した育苗用の苗トレイ2を受けて供給する苗供給台3
と、この苗トレイ2からポット苗Nを取出しながらカッ
プコンベア4の苗カップ5へ供給する苗取出装置6とを
有する苗植機において、この苗取出装置6は、各配列毎
の育苗ポット1から同時に取出した多数のポット苗N相
互間の苗間隔を拡縮可能に設けたことを特徴とする苗供
給装置に関するもので、畝土壌面や、マルチフィルムを
敷設した土壌面への野菜苗等の苗植付を行う形態の作業
に実施できる。
【0011】ここで、図例に基づいてこの苗植機の概略
構成を説明する。車体10の左右両側には、アクスルハ
ウジング11の回りに上下回動可能の車輪伝動ケース1
2に駆動車輪13を軸装し、この前方には補助輪14を
配置している。機体10の前部に搭載のエンジン15に
よって駆動車輪13を伝動して走行できる。機体10の
後方にはハンドル16を有し、上部には補助苗載台17
を、及び後部には嘴形態の苗植具7を有して昇降する植
付リンク8等を左右両側に設け、この後上部に苗供給の
苗カップ5を無端チエン9に沿って配置したカップコン
ベア4を左右横方向にわたって長くして設けている。該
植付リンク8を前記エンジン15から伝動することによ
って、苗植具7を昇降しながら、上部位置では該苗カッ
プ5からのポット苗Nを受けて、下部位置では土壌面に
苗植穴を形成して苗Nを植付ける。
【0012】20は駆動車輪13を上下動するピッチン
グシリンダ、21は土壌面Eの高さを検出する接地セン
サで、該ピッチングシリンダ20の油圧回路の昇降制御
弁を連動して車体10の土壌面上の高さを一定に維持制
御する。22はローリングシリンダで、車体10の左右
の傾斜を検出する傾斜センサと連動して、車体10を左
右水平状に制御する。23は左右一対の鎮圧輪で、苗植
付後の苗植穴の左右両側部の土壌面を鎮圧して、苗植付
姿勢を固定するものである。
【0013】前記カップコンベア4は、左右方向の供給
フレーム24の両端部に配置のスプロケット25間に掛
け渡すチエン9に、一定の間隔に苗カップ5が取付けら
れて後辺部から前辺部へ移動される。この後辺部に沿っ
て苗取出装置6が配置され、前辺部の下部に苗植具7を
有する植付装置18が設けられる。カップコンベア4の
苗カップ5は底部に開閉ガイド24に摺動して開閉され
るシャッター19を有し、苗植具7の直上部に位置した
苗カップ5のシャター19が開かれて、収容していたポ
ット苗Nを苗植具7へ落下させて保持させることができ
る。
【0014】前記植付装置18の苗植具7は、車体10
中央部の定位置に配置の伝動ケース25に対して植付リ
ンク8によって取付けられて、昇降駆動される。この苗
植具7は、下端の嘴先端部を下側に向けた状態の平行状
態を保持した状態で昇降されて、嘴部は上死点部では閉
鎖してポット苗Nの供給を受けることができ、下死点部
では土壌面に植付穴を形成してから前後に開いて内部に
保持していた苗の植付を行わせる。このように昇降され
る苗植具7下端部の植付軌跡Dは、走行の停止の状態で
は側面視で楕円形状を描かれ、走行状態では合成軌跡と
してrの字乃至vの字状形態に描かれる。
【0015】前記カップコンベア4と後側のハンドルフ
レーム26との間に苗供給台3が配置される。ハンドル
9はこの後方部に設けられる。この苗供給台3は、前下
がりの傾斜に設けられて、上端部から方形状の苗トレイ
2を差込んで供給させることができる。この苗供給台3
には押出しピン27や苗保持針28等からなる苗取出装
置6が配置されて、苗トレイ2の後側底部から前側へ押
出ピン27によって押し出されたポット苗Nを、苗保持
針28で突き差して保持し、この苗Nを苗カップ5ヘ供
給できる。
【0016】該押出ピン27は、櫛形状に形成されて、
左右両端部のガイドロッド68部が苗供給台3のブラッ
ケット69に対して前後に摺動され、苗トレイ2の底部
の横方向に並ぶ各底穴29の配置間隔に一致させて差し
込むことができ、横列方向の各ポット苗Nを同時に前側
へ押し出すことができる。この押出ピン27の押出作動
は回動軸31からクランクリンク67を介して行われ
る。
【0017】苗保持針28はこの櫛状の押出ピン27と
対向するもので、同様の形態に構成されて、苗トレイ2
から押し出される各ポット苗Nのポット状苗床部を受け
て突き差させて保持することができる。この各苗保持針
28は、クロスリンク30によってアコーディオン形態
に連結して相互間隔を拡縮できる。この苗保持針28は
クロスリンク30により連結されるスライダー33に一
体であり、このスライダー33が、前記カップコンベア
4の後辺部の上方を横方向に渡って軸支される回動軸3
1に沿うようにして、かつ横方向のガイドレール32の
ガイド溝59にガイドピン34,60を嵌合させて移動
自在に案内支持されて拡縮移動される。
【0018】これらクロスリンク30は、上下中間部の
交差部のガイドピン60を苗保持針28芯上に位置させ
てガイド溝59に案内させ、上下端部の交差部のガイド
ピン61をこのスライダー33自体に沿って形成のガイ
ド溝62に案内させている。又、これらの各クロスリン
ク30はこれらガイドピン60と61との間の交差部に
おいてもクロスピン63で回動自在に設定している。
【0019】該クロスリンク30によって横方向に拡縮
移動される苗保持針28は、ガイドレール32に一体的
に装着させた状態で、回動軸31によって略90度の角
度域を上下に往復回動して、苗供給台3に対する対向位
置と、下側のカップコンベア4に対する対向位置との間
を、交互に切り替わるように伝動ケース35内のクラン
クリンク36を介して駆動される。
【0020】又、このような苗保持針28のカップコン
ベア4側への回動位置には、回動軸31と平行状の扱き
軸37が軸装されて、前記伝動ケース35内のクランク
リンク38によって往復回動される。この扱き軸37に
は該下動中の各苗保持針28の側部に接近して上下動す
る櫛状の扱き片39を設けている。苗保持針28に突き
差されて取出されてきたポット苗Nを、この上動位置で
待機の扱き片39の下側に位置させて、この扱き片39
の下動で扱いて苗保持針28から抜き外して苗カップ5
内へ正確に供給させる。
【0021】前記ハンドルフレーム26と苗供給台3と
の間にはトレイ受け41を設けて、ポット苗Nの取出さ
れた空トレイ2Kの落下を受けて収容できる。又、前記
苗植具7、苗供給台3、及び苗取出装置6等は、トレッ
ド幅内で、車体10の直後部に設けられるが、カップコ
ンベア4は左側に張り出させている。この右側の伝動ケ
ース35部にはクラッチレバー45が設けられて、苗カ
ップ5に対して苗を手動で供給するときは、苗取出装置
6への伝動を切りにすることができ、このカップコンベ
ア4の張出側の後部Aを随行しながら苗の供給を容易に
行うことができる。
【0022】前記苗トレイ2は、合成樹脂製で適宜の可
撓性を有し、所定深さの小さい育苗ポット1を縦横に整
列して配置形成したもので、全体として方形状に形成し
ている。各育苗ポット1の底部には底穴29を形成して
いる。このような苗トレイ2の各育苗ポット1には床土
等の育苗材を充填して播種育苗することができる。この
育苗されたポット苗Nを有した状態の苗トレイ2を苗植
機の苗供給台3に供給して、苗植作業を行わせるもので
ある。このような苗トレイ2の各育苗ポット1の配置間
隔は密であるが、カップコンベア4の各苗カップ5間の
配置間隔は、この苗カップ5の形態により育苗ポット1
の間隔よりも大きく形成される。
【0023】前記苗供給台3は、この苗トレイ2の底面
を受けて前側下方へ繰り出させる。この左右両側には、
苗トレイ2の両側縁部を嵌合させて案内する溝状のトレ
イガイド42が形成されて、この上端側から苗トレイ2
を差し込むことができる。このトレイガイド42には間
歇駆動の繰出ローラ43が設けられて、前記苗保持針2
8による苗取出後毎にこの繰出ローラ43の駆動よっ
て、苗トレイ2を一ポット幅分のピッチ毎間歇的に繰り
出すことができる。この繰出ローラ43は、伝動ケース
35側から連動される繰出軸46の設けられる。
【0024】前記ガイドレール32に沿う苗保持針28
の拡縮移動は、この苗保持針28のカップコンベア4側
への駆動によって、カム44機構を介して行われる。苗
保持針28が、苗供給台3側に位置するときは最前列の
各ポット苗Nに対向しているが、カップコンベア4側に
回動するときは、一部のスライダー33がカム44によ
って復帰バネ65に抗するロッド64を介して押され
て、クロスリンク30の作用で各スライダー33間の間
隔が順次的に等間隔に拡張されて、各苗保持針28がカ
ップコンベア4の各苗カップ5の上側に対向される。6
6はロッド64のカムローラである。
【0025】育苗された苗トレイ2を補助苗載台17や
苗供給台3に載せた状態で苗植作業を行う。苗取出装置
6では、ロッド40連動で押出ピン27が上動されて、
苗トレイ2の最前列に位置する各育苗ポット1の底穴2
9からポット内へ差し込まれて、各ポット苗Nは前側で
待機する各苗保持針28に差し込まれて保持される。こ
こで、押出ピン27は下動され、苗保持針28は回動軸
31の回動によって下向きに変更される。このとき、カ
ム44によってスライダー33が横方向へ押されて、ガ
イドレール32に沿って移動されて、クロスリンク30
により各苗保持針28の間隔が拡張され、各苗カップ5
の直上部に位置される。
【0026】各苗保持針28は、カップコンベア4の上
側に沿って待機する扱き板39の溝部に嵌合され、この
扱き板39はクランクリンク38による伝動により下動
されて、各苗保持針28から取出苗Nを扱いて外し、各
対向の苗カップ5に落下することができる。この苗Nの
外された苗保持針28は元の苗供給台3との対向位置に
復帰される。
【0027】最前列の育苗ポット1からポット苗Nを取
り出させた苗トレイ2は、繰出ローラ43の間歇駆動に
よって一育苗ポット1幅分だけ繰り出させる。各苗カッ
プ5に供給されたポット苗Nは、カップコンベア4の駆
動によって連続状態に後辺部から前辺部側へ搬送され
て、苗カップ5が苗植具7の直上部に位置したとき、シ
ャッター19の開きによってポット苗Nがこの苗植具7
へ供給されて苗植付される。このようにして苗取出装置
6による苗Nの取出を受けた苗カップ5が全て搬送され
ると、苗取出装置6は次ぎのポット苗Nの取出作用を行
うことにより、カップコンベア4の各苗カップ5には連
続させてポット苗Nを供給して、苗植具7により欠株の
ない苗植付を行わせる。苗取出装置6によりポット苗N
の取り出された空の苗トレイ2Kは、下側のトレイ受け
41に落下される。
【0028】次ぎに、図11において上例と異なる点
は、前記苗植具7を二条植え形態に構成したものであ
る。苗植具7は適宜の間隔を有した左右一対の構成で同
期作動して、カップコンベア4で搬送される苗カップ5
からポット苗Nの供給を受けて植付る。この場合、左右
の苗植具7は、苗Nを収容して連続搬送するカップコン
ベア4から、この苗カップ5一つおきにして苗Nを受け
ることができる。カップコンベア4による苗搬送中、先
に右側の苗植具7に苗Nを供給した苗カップ5は一つお
きに空カップの状態になる。左側の苗植具7はこの残り
の一つおきの苗カップ5で搬送される苗Nの供給を受け
て植付ることができる。同様にして三基の苗植具7を配
置して三条植え形態とする形態ではカップコンベア4の
苗カップ5は二つおきに苗を供給するように構成する。
又、苗植具7の設置条数を増すに伴って片側の車輪1
3,14を移動させて、トレッド幅を拡大することがで
きる。
【0029】図12において、上例と異なる点は、前記
苗取出装置6の苗保持針28を、カップコンベア4の各
苗カップ5の配置間隔に一致するように設定したもので
ある。この形態では、苗トレイ2から苗保持針28で取
出す苗取出間隔と、この苗を受ける苗カップ5の間隔と
が一致するため、各苗保持針28の間隔の拡縮調整は不
要である。又、苗トレイ2では、最前列の育苗ポット1
列で一つとびのポット苗Nが苗保持針28によって取出
されるため、苗保持針28が二回取出作動することによ
って一ポット列の苗全てが取出されることになる。そし
て、二回目の苗保持針28の取出作動時には、苗供給台
3を一ポット幅分だけ横移動させて苗のあるポットを各
苗保持針28に対向位置させる。このような苗保持針2
8による苗トレイ2からのポット苗Nの取出を一つとび
に行わせる形態では、苗取出装置6の構成を簡潔にで
き、苗相互間の絡み合いを少なくすることができる。
又、苗トレイ2の各育苗ポット1の配置間隔を、カップ
コンベア4の各苗カップ5の配置間隔に対して、整数倍
に配置設定している。
【0030】このように苗保持針28は、一つポットと
びや、二つポットとびの間隔のように、複数個ポットと
び間隔毎に苗取出を行わせる形態とすることができる。
図13において、上例と異なる点は、前記苗植具7に対
するアタッチメント47の着脱によって、土壌面Bに形
成する苗植穴Cの形態を修正するものである。苗植具7
は前後に開閉できる一対の嘴片48を有して、円錐形状
に形成される。各嘴片48は取付ブラケット49を介し
て植付リンク8に取付けられる。この取付ブラケット4
9の下端部には外周に張出して苗植穴Cの深さを規制す
る規制縁50を形成し、この規制縁50にアタッチメン
ト47をボルト51締めによって取付けることができ
る。このアタチメント47は前記嘴片48の外側に沿っ
て錐形状に形成されて、この嘴片48の前後面に取付け
ることによって、植付苗Nの大きさ等に応じて苗植穴C
を前後に拡張形成して、大苗N1に応じた拡張苗植穴C
1をうることができる。
【0031】図14〜図16において、上例と異なる点
は、前記補助苗載台17において、車体10の中央上部
に配置するセンタフレーム17Cと、この左右両側下部
に配置のサイドフレーム17Sとから構成される。この
形態では補助苗載台17の苗トレイ2の搭載面積を広く
形成できると共に、重心を低くすることができ、載置さ
れている苗トレイ2の取出を容易にする。このサイドフ
レーム17Sは内側部を支軸52として上側へ回動し
て、空のサイドフレーム17Sを折畳むことができる。
【0032】図17、図18において、上例と異なる点
は、苗トレイ2を受ける苗供給台3を左右横方向へ往復
移動させながら、定位置で作動の苗取出装置6により各
苗トレイ2の育苗ポット1からポット苗Nを取出して苗
植具7に供給する形態の苗植機において、これら苗取出
装置6や、苗供給台3等の伝動を行う伝動クラッチ53
を、チエンケース54の後部の伝動機構部に設けて、外
側に突出のクラッチレバー55で伝動を入り切り操作で
きる。手動操作で苗を直接苗植具7に供給するときはこ
の伝動クラッチ53を切りにする。ここに、メインケー
ス56から植付伝動ケース57とチエンケース54とに
分岐構成し、このチエンケース54に苗供給伝動ケース
58を連結している。これら植付伝動ケース57側から
は苗植具7の植付リンク8が駆動され、苗供給伝動ケー
ス58側からは苗供給台3と苗取出装置6とが伝動され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植機の概略平面図。
【図2】その側面図。
【図3】その苗取出装置部の作動を示す側面図。
【図4】その正面図。
【図5】その一部の拡大斜視図。
【図6】その苗取出装置機構部の側面図。
【図7】その正面図。
【図8】その作用を示す正面図。
【図9】その苗トレイの平面図。
【図10】その一部の拡大平面図と、側断面図。
【図11】一部別実施例を示す苗植機の平面図。
【図12】一部別実施例を示す苗植機の平面図。
【図13】一部別実施例を示す苗植具部の側面図と、一
部の斜視図。
【図14】一部別実施例を示す補助苗載台部の平面図。
【図15】その正面図。
【図16】その側面図。
【図17】一部別実施例を示す苗植機の平面図。
【図18】その側面図。
【符号の説明】
1 育苗ポット 2 苗トレイ 3 苗供給台 4 カップコンベア 5 苗カップ 6 苗取出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田切 元 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 竹本 雅浩 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 熊倉 成 新潟県三条市大字西大崎三丁目12番23号 株式会社井関新潟製造所内 (72)発明者 村並 昌実 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 石田 伊佐男 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B060 AC01 AC04 AC05 AD07 BA03 CB06 CB11 CB23 CC05 2B064 AA01 AB07 AC03 EB05 EB11 EB16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗ポット1を配置した育苗用の苗トレ
    イ2を受けて供給する苗供給台3と、この苗トレイ2か
    らポット苗Nを取出しながらカップコンベア4の苗カッ
    プ5へ供給する苗取出装置6とを有する苗植機におい
    て、この苗取出装置6は、各配列毎の育苗ポット1から
    同時に取出した多数のポット苗N相互間の苗間隔を拡縮
    可能に設けたことを特徴とする苗供給装置。
  2. 【請求項2】 前記苗取出装置6は、苗トレイ2の同一
    配列位置から所定育苗ポット1間隔毎に複数回数にわた
    って取出位置を移動しながら取出すことを特徴とする請
    求項1に記載の苗植機の苗供給装置。
  3. 【請求項3】 前記カップコンベア4は、無端体状の回
    転移動の一辺部を苗取出装置6の並びに沿わせて設けた
    ことを特徴とする請求項1、又は2に記載の苗植機の苗
    供給装置。
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