JP3394830B2 - 仮植装置 - Google Patents

仮植装置

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JP3394830B2 JP01778095A JP1778095A JP3394830B2 JP 3394830 B2 JP3394830 B2 JP 3394830B2 JP 01778095 A JP01778095 A JP 01778095A JP 1778095 A JP1778095 A JP 1778095A JP 3394830 B2 JP3394830 B2 JP 3394830B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、花卉や野菜の苗の如
く、セル成形苗トレーに播種し、発芽後に4〜6葉程度
の大きさで、仮植トレーに並列配置した仮植ポットに仮
植する為の、仮植装置のセル成形苗の抜取り、植付構成
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、仮植装置の苗抜取り機構に関
する技術は公知とされているのである。例えば、図8の
ように、搬送台61の上の水平面上に楕円コンベア63
を循環移動できるように配置し、該搬送台61の下部の
一側方に苗トレー51を搬送する苗トレーコンベア50
が配置されており、該苗トレー51から、搬送台61上
に配置した苗抜取り機構52によりセル成形苗を1列分
抜取り、該苗抜取り機構52の下方に送り込まれてくる
仮置カップ53内に挿入する。また、搬送台61の下部
の他側方に、仮植ポット55を備えた仮植トレー60を
搬送する仮植トレーコンベア54が配置されている。選
別機構62で選別された後の正常な苗が、仮植トレー6
0の上方で、植付機構により、仮植トレー60内に仮植
される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の仮
植装置においては、次のような不具合があったのであ
る。即ち、搬送台61には、仮置カップ列59を循環搬
送させる楕円コンベア63が水平面上に配置され、該楕
円コンベア63の直線部分に平行に苗トレーコンベア5
0と仮植トレーコンベア54を配置して、それぞれ苗抜
取り機構52と植付機構を配置していたために、大きな
面積が必要となり、搬送台61が相当大きくなってしま
い、必然的に、仮植装置全体が大形化し、搬送のために
占める時間も長くなり、作業効率が悪かったのである。
そこで、本発明は、仮植装置の全体形状に大きく影響す
る、セル成形苗を苗抜取部から植付部まで搬送するため
の苗搬送機構を小型化し、搬送距離も短くしようとす
る。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に上記課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、発芽させたセル成形苗を有
する苗トレーPを搬送する苗トレーコンベア10と、仮
植後に仮植トレーSを搬送する仮植トレーコンベア11
を平行に配置し、該苗トレーコンベア10と仮植トレー
コンベア11に対して直角方向に搬送する苗搬送コンベ
アCを配置し、苗トレーコンベア10と苗搬送コンベア
Cの間に苗抜取部Eを設けて、苗トレーコンベア10の
搬送上手側で苗の抜き取り、苗搬送コンベアC上に苗の
供給を行うと共に、苗搬送コンベアCと仮植トレーコン
ベア11の間に植付部Bを設けて、苗搬送コンベアCに
より供給される苗を仮植トレーコンベア11の搬送下手
側で仮植トレーコンベア11上の仮植トレーSに植付を
行うように構成したものである。 【0005】 【作用】次に作用を説明する。セル成形苗が苗トレーコ
ンベア10によって苗搬送コンベアCまで搬送され、そ
の搬送方向上手側の位置から苗抜取部Eによって苗トレ
ーPの1列分のセル成形苗が取り出されて、苗搬送コン
ベアCのカップ9へ挿入される。そして、苗搬送コンベ
アCによって仮植トレーコンベア11まで直角方向に搬
送されて、仮植トレーコンベア11の搬送方向下手側の
位置で、植付部Bによって苗搬送コンベアCから仮植ト
レーコンベア11上の仮植トレーSに植えつけられる。 【0006】 【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明の仮植
装置の全体側面図、図2は同じく仮植装置の全体平面
図、図3は同じく仮植装置の全体正面図、図4は本発明
の仮植装置の中で苗抜取部Eの正面図一部断面図、図5
は同じく側面断面図、図6は植付部Bの側面図、図7は
仮植装置の他の実施例を示す平面図である。 【0007】セル成形苗を育苗する苗トレーPは播種さ
れる種子の種類に合わせた大きさの穴を数条・数列マト
リクス状に形成し、これらの全ての穴に所定の用土を充
填して播種され、発芽して2〜4葉となるとセル成形苗
が出来上がる。該セル成形苗は余りにも小さく、そのま
ま路地やハウス等で栽培すると枯れる可能性もあるた
め、販売可能な苗とする為には、これよりもやや大きい
仮植ポットTに仮植しなおす必要がある。 【0008】図1・図2・図3において、自動仮植装置
の全体的な構成について説明する。下部にはキャスター
輪を配置したフレーム台Hが設けられている。該フレー
ム台Hの上に、前後方向に苗トレーコンベア10と仮植
トレーコンベア11が平行して左右に配置されている。
該苗トレーコンベア10と仮植トレーコンベア11は、
反対方向に間欠移動すべく構成している。つまり、苗ト
レーコンベア10は、苗トレーPの穴ピッチの間隔で前
方(又は後方)へ間欠移動し、仮植トレーコンベア11
は、仮植トレーSに嵌装した仮植ポットTのピッチの間
隔で後方(又は前方)へ間欠移動する。但し、後述する
ように同方向へ搬送するようにも構成できる。 【0009】該仮植トレーコンベア11と苗トレーコン
ベア10の略中央部において、両コンベアに対して、直
角方向に両コンベアを跨いで、苗搬送コンベアCが配置
されている。該苗搬送コンベアCは、垂直方向に配置し
て左右方向に回動するチェーンコンベアにより構成され
ている。該チェーンコンベアのチェーン(又はベルト)
20は図3に示すように、苗トレーコンベア10と仮植
トレーコンベア11の両外側の上下に駆動スプロケット
35と従動スプロケット36・36・36を正面視長方
形の頂点の位置に配置して、チェーン20を巻回してい
る。この巻回したチェーン20内側を苗トレーコンベア
10と仮植トレーコンベア11が貫通するごとく平行に
配置し、チェーン20上部の高さと、苗トレーコンベア
10及び仮植トレーコンベア11の上面の高さの差が小
さくなるように配置して、高さを抑えて低重心となるよ
うに構成している。 【0010】前記駆動スプロケット35はフレーム台H
に設けたモーターMより電磁クラッチ、減速機、割出し
ユニット、スプロケット、チェーンを介して動力が伝達
され間欠駆動される。また、前記チェーン20外周に、
等しい間隔を置いて、苗移載カップ9・9・・・が固定
されている。該苗移載カップ9は、セル成形苗を挿入す
る楔状の挿入孔を有し、その周囲には後述する植付部B
のチャックの4本の把持杆が把持の為に外から入り込み
可能とする4本の縦溝が構成されている。 【0011】前記苗搬送コンベアCの上方と、苗トレー
Pの上方の間には、前後に移動する苗抜取部Eが設けら
れ、また苗搬送コンベアCと仮植トレーSの上方の間
で、植付部Bが前後動すべく構成されている。フレーム
台H上の柱H1・H2上部の両側に苗取りスライドレー
ル15と植付スライドレール25が前後方向に、側面視
で円弧状に配置され、その下部のそれぞれに前後方向に
ガイドレール23・24が前後方向に配置され、苗取り
支持体22及び植付支持体21の内側面に上下方向のガ
イドレールが配置されている。 【0012】該苗取り支持体22の上部にスライドシリ
ンダー16が連結され、スライドシリンダー16は柱H
2に枢支されて、該スライドシリンダー16を伸縮させ
ることによって、苗取りスライドレール15、ガイドレ
ール23に沿って苗取り支持体22が移動して、苗抜取
部Eが上下動と前後動が同時に行われて、苗搬送コンベ
アCの上方と、苗トレーPの上方の間を往復動できるよ
うにしている。また、植付支持体21も同様に、スライ
ドシリンダー17に連結され、該スライドシリンダー1
7は柱H2に枢支されて、該スライドシリンダー17を
伸縮させることによって、苗取りスライドレール25、
ガイドレール24に沿って植付支持体21が移動して、
植付部Bが上下動と前後動が同時に行われて、苗搬送コ
ンベアCと仮植トレーSの間を往復動できるようにして
いる。このようにして一つのシリンダーで前後方向と上
下方向の移動を同時に行い、簡単な構成で移動速度も短
縮している。 【0013】次に苗抜取部Eの構成を図4、図5にて説
明する。苗抜取部Eは苗トレーPのセル成形苗が挿入さ
れている凹部に斜め上方から、垂直線に対し所定角度で
挿入される2本の抜取爪5・5と、該抜取爪5・5の間
を開閉する開閉カム杆4により構成している。該開閉カ
ム杆4も同じ角度で傾斜しており、開閉カム杆4と抜取
爪5・5は平行に配置している。さらに抜取爪5・5と
相乗作用をして、セル成形苗の抜取を確実にする姿勢固
定爪を設ける場合もある。該抜取爪5・5を上下する爪
突出シリンダ30と、開閉カム杆4を上下する爪開閉シ
リンダ31が支持枠73に設けられ、抜取爪5・5の突
出・収納と開閉カム杆4の伸縮を行っている。 【0014】抜取爪5・5の上部はスライドガイド74
により角度を保持されて上下方向に摺動可能に支持さ
れ、爪突出シリンダ30によるスライドがスムーズに行
われるように構成している。また、開閉カム杆4の上部
もスライドガイド74によってガイドされており、開閉
カム杆4の上部を爪開閉シリンダ31と連結している。
該開閉カム杆4の下端の部分にカムフォロワー44・4
4が左右から接当されており、該開閉カム杆4が爪開閉
シリンダ31によって突出された時にカムフォロワー4
4・44を開げて抜取爪5・5を開き、開閉カム杆4が
セル成形苗の位置で縮小した時に抜取爪5・5が閉じる
ように構成している。 【0015】そして、前記スライドガイド74の上部に
は間隔調整機構を介して苗抜取部Eの全体を上下する昇
降ガイド付シリンダ27が設けられ、前記苗取り支持体
22に支持されている。前記間隔調整機構は昇降シリン
ダ27に取付フレーム70が支持され、該取付フレーム
70に苗移載カップ9の列方向に沿う案内レール72を
介して支持枠73が吊持されている。支持枠73には、
数条(本実施例では14条)の苗トレーPに対応させる
べく、その半分(7組)の苗抜取部E1,E2・・・E
7が一列をなして苗移載カップ9の列方向へ移動自在に
支持され、各々の苗抜取部E1,E2・・・E7はパン
タグラフ機構75によって結合されている。 【0016】一端側の苗抜取部E7は、支持枠73に設
置した第1間隔調整シリンダ77の可動部に結合してあ
り、第1間隔調整シリンダ77の作動によって苗抜取部
E7を列方向へ移動させることにより、パンタグラフ機
構75によって隣り合う抜取体の間隔を均等に保ったま
までその間隔を変更自在に構成している。また支持枠7
3は、取付フレーム70に設置した第2間隔調整シリン
ダ68の可動部に連結してあり、第2間隔調整シリンダ
68の作動によって支持枠73を、つまり、全ての苗抜
取部E1,E2・・・E7を苗トレーPの列方向に並ぶ
セル成形苗の1間隔分だけ列方向へ移動可能に構成して
いる。 【0017】仮植装置が起動されると、苗抜取部Eは苗
トレーPに向けて後退し、第1間隔調節シリンダ77に
より苗トレーPの先頭列の14個並んだセル成形苗に対
してその2間隔分となるように苗抜取部E1,E2・・
・E7の間隔を調節した後、そのセル成形苗に向けて苗
抜取部E1,E2・・・E7が所定位置まで垂直に下降
する。ここから、その先端が開いた状態の抜取爪5,5
の各々を同時にセル成形苗の土塊に向けて斜め上方から
下向きに突き刺し、その先端を閉じてセル成形苗が抜き
取られる。そして、苗抜取部Eが上昇することにより苗
トレーPからセル成形苗が抜き取られる。 【0018】苗抜取部Eを苗搬送コンベアCの上方まで
上昇前進させ、苗移載カップ9の1間隔分となるように
苗抜取部E1,E2・・・E7の間隔を第1間隔調節シ
リンダ77で調節した後に、7組の抜取爪5・5の各々
に捕捉されたセル成形苗を、対応する各々の苗移載カッ
プ9の中に位置させるまで苗抜取部E1,E2・・・E
7を下降し、そして、抜取爪5・5をセル成形苗から斜
め上方へ引き抜くことにより、第1番目から第7番目ま
での苗移載カップ9に対する移載が終了するのである。
この抜取爪5・5をセル成形苗から引き抜く時、図1に
示す、押さえ部材34が苗移載カップ9まで突出し、セ
ル成形苗を押さえて抜取爪5・5と共に上昇することを
防止している。 【0019】ここで、苗搬送コンベアCによる苗移載カ
ップ9の搬送が開始されるのであり、苗移載カップ9が
全体的に7つ搬送されるまでの間に、苗抜取部Eは苗ト
レーPに向けて再び後退し、第1間隔調節シリンダ77
と第2間隔調整シリンダ68により、苗トレーPの先頭
列のうちで残ったセル成形苗の間隔に合わせるように苗
抜取部E1,E2・・・E7の間隔を調節した後、前述
と同様の所作で7組の抜取爪5,5の各々にセル成形苗
を捕捉し、そして、苗抜取部Eを苗搬送コンベアCの上
方まで前進させ、苗移載カップ9の間隔に苗抜取部E
1,E2・・・E7の間隔が合わせられるのである。 【0020】そして、搬送下手側の苗抜取部E7に対し
て空の苗移載カップ9が搬送されて一旦停止した時に、
苗抜取部E1,E2・・・E7が下降して7組の抜取爪
5,5の各々に捕捉されたセル成形苗を対応する苗移載
カップ9の各々の中に位置させ、抜取爪5,5をセル成
形苗から引き抜くことにより、第8番目から第14番目
の苗移載カップ9に対する移載行程が終了するのであ
る。 【0021】また、前記植付支持体21には図6に示す
ように、植付部Bを支持し、植付支持体21は植付スラ
イドレール25及びガイドレール24に沿ってスライド
シリンダー17の伸縮で前後動と上下動を同時に可能と
して、アクチュエーターの数を減らして構成を簡単にし
ている。植付部Bは仮植トレーSの植付ポットTの列の
数に合わせて植付チャック6・6・・・(本実施例では
5個)が設けられ、後述する穴開けロッド8も同数平行
に配置される。 【0022】そして、図10に示すように、搬送方向の
植付部Bより前側に、柱H1に固定した支持フレーム2
6を設けて、該支持フレーム26にガイド付のシリンダ
ー47を垂直方向に配置して、該シリンダー47の下端
に穴開けロッド8を仮植トレーSの仮植ポットTの一列
と同数配置し、仮植トレーコンベア11の搬送に合わせ
てシリンダー47の伸縮によって穴開けロッド8を上下
動して、植付部Bにより植えつける前に、植付ポットT
内にセル成形苗の用土部分の大きさの穴を穿設する。ま
た、図9に示すように、植付支持体21下端にスライド
枠37を固設し、該スライド枠37に苗抜取り部Eと同
様のパンタグラフ機構32を設けている。該パンタグラ
フ機構32はスライド枠37にスライドガイド38・3
8を横架し、該スライドガイド38・38上に仮植アー
ム67・67・・・を摺動自在に外嵌し、隣接する仮植
アーム67・67・・・同士をリンク66・66・・・
で枢結し、一側のスライド枠37の外側に突設したピッ
チ変更シリンダー28のピストンロッド28aを一側の
仮植アーム67に固定している。そして、該仮植アーム
67・67・・・それぞれにスライドシリンダーを垂設
して、該スライドシリンダー下端に枢支体78を設け、
該枢支体78下部に植付チャック6・6・・・を設けて
いる。但し、スライドシリンダーは独立して伸縮でき
る。37aは最大ピッチストッパーである。 【0023】このような構成でピッチ変更シリンダー2
8を伸縮することによって、植付チャック6・6・・・
の間隔を、苗移載カップ9の間隔と、植付ポットTの間
隔に調節可能としている。そして、スライドシリンダの
伸縮時にチャック6が開閉されて、セル成形苗の土塊の
周囲をつかんだり放したりできる。従って、苗移載カッ
プ9の真上の位置に植付部を位置させ、チャック6を開
いて下降し、セル成形苗を捕捉し、その後、スライドシ
リンダを収縮させてセル成形苗を苗移載カップ9から取
り出し、チャック6を植付ポットTの上に移動して下降
し、植付ポットT内にセル成形苗を植付ける。尚、チャ
ック6の各々が独立的に、対応する苗移載カップ9の中
のセル成形苗を捕捉可能に構成してあり、これは、前記
苗抜取部Eが苗トレーPの、欠株や矮小苗のものを含む
全てのセル成形苗を苗移載カップ9に移載するため、植
付部Bへ搬送されてくる苗移載カップ9の中には欠株や
矮小苗のセル成形苗が混じっていることがあり、この異
常なセル成形苗は捕捉しないようにするためである。 【0024】苗移載カップ9に載置されたセル成形苗の
葉部が正常に成長しているか否かは、苗搬送コンベアC
に付設した図示しない苗成長検出器によって検出され
る。セル成形苗の葉部が正常に成長している場合にの
み、植付チャック6・6・・・の各々に独立的に伸長操
作して苗捕捉位置まで移動させ、前述した動作により正
常なセル成形苗のみを苗移載カップ9から取り出し、異
常なセル成形苗は捕捉せず、次に搬送された先頭のセル
成形苗から順次伸縮動作して全ての植付体Bに捕捉さ
せ、植付ポットTに植えつけるのである。異常なセル成
形苗は苗搬送コンベアC右端に設けた回収容器49に落
とされる。このとき苗移載カップ9を洗浄するように構
成することもできる。 【0025】上記のように、苗トレーコンベア10は苗
搬送コンベアCに対して、搬送方向上手側に苗抜取部E
を配置して、苗トレーPからセル成形苗を抜き取り苗搬
送コンベアCのカップ9に入れる。そして、側方へ搬送
して苗搬送コンベアCのカップ9から仮植トレーコンベ
ア11の搬送下手側で植付部Bによって仮植トレーTへ
セル成形苗が植付られる。この苗トレーコンベア10と
仮植トレーコンベア11の搬送方向は図2に示すように
逆方向であるが、図7に示すように、搬送方向を同方向
に構成することもできる。 【0026】即ち、苗トレーコンベア10と苗抜取部E
は前記と同様に構成され、仮植トレーコンベア11は前
記と反対方向、つまり、苗トレーコンベア10と同方向
に搬送駆動され、植付部Bは苗搬送コンベアCに対して
前側、つまり搬送方向下手側に配置して、スライドシリ
ンダー17を駆動植付部Bを前後及び上下動を同時に行
って、前下方への駆動時に植付を行うようにしている。 【0027】 【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、苗トレーコンベア
10と苗搬送コンベアCの間の距離、及び苗搬送コンベ
アCと仮植トレーコンベア11までの距離が短くなっ
て、セル成形苗を搬送するためのストロークを短くする
ことができて、小さいシリンダーを使用することができ
て、全体的にコンパクトに構成できる。また、苗トレー
コンベア10と仮植トレーコンベア11の間隔も短く構
成できるので、幅方向も短くすることができてコンパク
トに構成できる。このように搬送工程を短くできて搬送
時間も短くなり、高速で仮植することも可能となり、作
業効率を向上できる。そして、苗搬送コンベアCのコン
ベアを低く配置できるので、重心が低くなり、安定した
装置となり、本機ベースを小さくでき、搬送等も容易と
なる。 【0028】また、苗抜取部Eにおいて、苗トレーから
セル成形苗を抜き取る時に、苗トレーコンベア10の搬
送方向上手側から下手側に向かって抜く動作となり、ま
た、植付部Bにおいては、仮植トレーコンベア11上の
仮植トレーに植えつけてから戻す時に植付部Bは仮植ト
レーコンベア11の搬送方向上手側へ抜く動作となるの
で、抜取爪及び植付チャックがそれぞれ抜取り前及び植
付後の苗と、干渉することがなく、正確に苗搬送ができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の仮植装置の全体側面図。 【図2】同じく仮植装置の全体平面図。 【図3】同じく仮植装置の全体正面図。 【図4】本発明の仮植装置の中で苗抜取部Eの正面図一
部断面図。 【図5】同じく側面断面図。 【図6】植付部Bの側面図。 【図7】仮植装置の他の実施例を示す平面図。 【図8】従来の仮植装置の苗抜取り機構を示す図面。 【図9】植付部Bの後面図。 【図10】穴開け部正面図。 【符号の説明】 B 植付部 C 苗搬送コンベア E 苗抜取部 H フレーム台 P 苗トレー T 仮植ポット 10 苗トレーコンベア 11 仮植トレーコンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 潔 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マー農機株式会社内 (72)発明者 武野 節生 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マー農機株式会社内 (72)発明者 山田 久也 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マー農機株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−308126(JP,A) 特開 平8−23788(JP,A) 欧州特許出願公開551232(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 9/08 A01C 11/00 - 11/02 303

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 発芽させたセル成形苗を有する苗トレー
    Pを搬送する苗トレーコンベア10と、仮植後に仮植ト
    レーSを搬送する仮植トレーコンベア11を平行に配置
    し、 該苗トレーコンベア10と仮植トレーコンベア11に対
    して直角方向に搬送する苗搬送コンベアCを配置し、 苗トレーコンベア10と苗搬送コンベアCの間に苗抜取
    部Eを設けて、苗トレーコンベア10の搬送上手側で苗
    の抜き取り、苗搬送コンベアC上に苗の供給を行うと共
    に、 苗搬送コンベアCと仮植トレーコンベア11の間に植付
    部Bを設けて、苗搬送コンベアCにより供給される苗を
    仮植トレーコンベア11の搬送下手側で仮植トレーコン
    ベア11上の仮植トレーSに植付を行うことを特徴とす
    る仮植装置。
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