JP2002347666A - 作業車の運転部構造 - Google Patents
作業車の運転部構造Info
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- JP2002347666A JP2002347666A JP2001153618A JP2001153618A JP2002347666A JP 2002347666 A JP2002347666 A JP 2002347666A JP 2001153618 A JP2001153618 A JP 2001153618A JP 2001153618 A JP2001153618 A JP 2001153618A JP 2002347666 A JP2002347666 A JP 2002347666A
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Abstract
フレームがパイプ状であっても、適切にシール部材及び
天井部材が取り付けられるように構成する。 【解決手段】 上下向きの中空状の縦フレーム10を運
転部の周囲に複数配置して、縦フレーム10の上端部を
塞ぐ蓋部材24を備え、縦フレーム10の上端部に亘っ
て横フレーム14,15を連結する。蓋部材24及び横
フレーム14,15に天井部材26を、間にシール部材
25を挟んで取り付ける。縦フレーム10の上端部の範
囲から出る蓋部材24の延長部に、キャビン用の外装部
品28,34を取り付ける。
Description
ンバイン、油圧ショベル等の作業車において、運転部の
構造に関する。
の縦フレームを運転部の周囲に複数配置して、縦フレー
ムの上端部に亘って横フレームを連結し、横フレームに
天井部材を取り付けて、運転部を覆うキャビンを構成し
たものがある。
を備えた作業車において、縦フレームを中空状(例えば
パイプ部材)に構成して、軽量化及び加工の容易化を図
ったものがある。本発明は作業車の運転部構造におい
て、パイプ状の縦フレームであっても、適切にシール部
材及び天井部材が取り付けられるように構成することを
目的としている。
状に構成した場合、縦フレームの上端部に開口部が生じ
るので、縦フレームの上端部にシール部材を配置し難く
なることがある。請求項1の特徴によると、上下向きの
中空状の縦フレームを運転部の周囲に複数配置し、縦フ
レームの上端部を塞ぐ蓋部材を備えて、縦フレームの上
端部に亘って横フレームを連結し、蓋部材及び横フレー
ムに天井部材を、間にシール部材を挟んで取り付けて、
運転部を覆うキャビンを構成している。
フレームの上端部の開口部が蓋部材によって塞がれるこ
とになり、縦フレームの上端部(蓋部材)及び横フレー
ムをつながった面状に構成することが可能になるので、
縦フレームの上端部(蓋部材)及び横フレームと天井部
材との間に、支障なくシール部材を配置して、天井部材
を取り付けることができる。
ックミラーや作業灯、アンテナ等)を、キャビンに取り
付けることがある。請求項1の特徴によると、縦フレー
ムの上端部を塞ぐ蓋部材を備えた場合、縦フレームの上
端部の範囲から出る延長部を蓋部材に備えて、蓋部材の
延長部にキャビン用の外装部品を取り付けている。
部材の延長部にキャビン用の外装部品を取り付けるよう
に構成して、蓋部材をキャビン用の外装部品の取付部材
に兼用することができるので、キャビン用の外装部品の
専用の取付部材が不要になるか、又はキャビン用の外装
部品の専用の取付部材を備えても小規模のものでよくな
る。
項1の場合と同様に前項[I][II]に記載の「作
用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」
を備えている。請求項2の特徴によると、蓋部材を板状
に構成して、蓋部材を前部の縦フレームの上端部及び後
部の縦フレームの上端部に取り付け可能に構成してい
る。
単純な板状に構成すれば、蓋部材の向きを変えたり上下
逆にしたりして使用することが比較的容易に行えるの
で、蓋部材を前部の縦フレームの上端部に取り付けた
り、蓋部材を後部の縦フレームの上端部に取り付けたり
することが可能になって、蓋部材の種類を少なくするこ
とができる。
1又は2の場合と同様に前項[I]〜[III]に記載
の「作用」を備えており、これに加えて以下のような
「作用」を備えている。作業車では、天井部材に雨水の
回収部やウォッシャーノズル、エアコンやラジオ及びス
テレオを備えることがあり、雨水の回収部やエアコンか
らのドレン用のホース、ウォッシャーノズルへの供給用
のホース、エアコンやラジオ及びステレオの配線等を、
天井部材と機体とに亘って配置する必要がある。
縦フレームの上端部の範囲の部分においてシール部材よ
りも内方側の部分に、切欠部を備えて、天井部材に備え
られた部分又は装置から延出されるホース又は配線を、
蓋部材の切欠部を通して縦フレームの内部に挿入してい
る。請求項3の特徴のように、蓋部材に切欠部を備える
ことにより、天井部材に備えられた部分又は装置から延
出されるホース又は配線を、支障なく縦フレームの内部
に挿入して、機体まで延出することができる。この場
合、蓋部材における縦フレームの上端部の範囲の部分に
おいてシール部材よりも内方側の部分に、切欠部を備え
ているので、蓋部材の切欠部に外方側から雨水等が入り
込むようなことがない。
輪1、右及び左の後輪2で支持された機体の前部にエン
ジン3が備えられ、機体の後部にミッションケース4及
び運転部5が備えられて、作業車の一例である農用トラ
クタが構成されている。運転部5は操縦ハンドル6及び
運転座席7を備えて構成されており、キャビン8によっ
て覆われている。
2,3に示すように、右及び左の前縦フレーム10、右
及び左の中縦フレーム12、右及び左の後縦フレーム1
3が備えられている。図5及び図7に示すように、右及
び左の前縦フレーム10、右及び左の後縦フレーム13
は、パイプ部材を断面がダルマ状のような形状になるよ
うにプレス加工されて中空状に構成されている。図5に
示すように、右及び左の中縦フレーム12は、断面が長
方形状の中空状に構成されている。
第1横フレーム14が、右及び左の前縦フレーム10の
上端部における内横側面に亘って、溶接により連結され
ている。角パイプ状の右及び左の第2横フレーム15
が、右及び左の前縦フレーム10の上端部における後横
側面、右及び左の中縦フレーム12の上端部、右及び左
の後縦フレーム13の上端部における前横側面に亘っ
て、溶接により連結されている。角パイプ状の第3横フ
レーム16が、右及び左の後縦フレーム13の上端部に
おける前横側面に亘って、溶接により連結されている。
縦フレーム10の下端部における後横側面、右及び左の
中縦フレーム12の下端部、右及び左の後縦フレーム1
3の下端部における前横側面に亘って、角パイプ状の右
及び左の下フレーム11が溶接により連結されている。
以上のようにして構成されたキャビン8が、図1及び図
2に示すようにフロア9及び後輪フェンダ48に乗せ付
けられて連結されている。
縦フレーム10及び第1横フレーム14に、透明なフロ
ントガラス17がシール部材18を介して固定されてい
る。図1及び図2に示すように、外周部にシール部材1
9を備えた透明ガラス製の右及び左のドア20が、ヒン
ジ部材21を介して右及び左の中縦フレーム12の縦軸
芯P1周りに開閉自在に支持されている。透明な右及び
左のサイドガラス22が右及び左の後縦フレーム13の
縦軸芯P2周りに開閉自在に支持されている。図9に示
すように、透明なリヤガラス23が第3横フレーム16
の横軸芯P3周りに開閉自在に支持されている。
蓋部材24が用意されており、長方形状のコ字状の切欠
部24a、第1連結孔24b、第2連結孔24c及び一
対の位置決め孔24dが形成されている。4個の蓋部材
24の向きを変えたり上下逆にしたりして、4個の蓋部
材24が互いに対称になるように、右及び左の前縦フレ
ーム10の上端部、右及び左の後縦フレーム13の上端
部に溶接によって固定されている。
び図4に示すように蓋部材24の切欠部24aの部分
を、右及び左の前縦フレーム10の上端部、右及び左の
後縦フレーム13の上端部に溶接によって固定すること
により、右及び左の前縦フレーム10の上端部の範囲
(右及び左の後縦フレーム13の上端部の範囲)から、
前方(後方)に出る延長部が蓋部材24に形成されるこ
とになり、蓋部材24の延長部に第1連結孔24b、第
2連結孔24c及び一対の位置決め孔24dが位置する
状態となっている。
プ状のシール部材25が、第1,2,3横フレーム1
4,15,16の上面、及び蓋部材24の切欠部24a
の外方側の部分に乗せられている。図1,2,8,9に
示すように、樹脂製でブロー成型によって中空状に構成
された天井部材26が用意されており、天井部材26が
第1,2,3横フレーム14,15,16及び蓋部材2
4に乗せ付けられ、シール部材25が間に挟まれた状態
で、天井部材26が第1,2,3横フレーム14,1
5,16に連結されている。
縦フレーム10の上端部に固定された蓋部材24におい
て、第2連結孔24cを中心として位置決め孔24dの
下面を塞ぐように、円筒状のカラー27が蓋部材24の
裏面に溶接によって連結されており、先端にバックミラ
ー28を備えた支持軸29が第2連結孔24c及びカラ
ー27に挿入されて、位置決め孔24dにデテントボー
ル30が挿入されている。支持軸29の上端部に円盤部
材31が取り付けられており、円盤部材31の裏面に一
対の凹部31aが形成されている。支持軸29にリング
部材29aが溶接によって固定され、支持軸29とカラ
ー27との間にリング部材32が配置されており、支持
軸29を下方に付勢するバネ33が蓋部材24とリング
部材32との間に配置されている。
28及び支持軸29を通常の使用姿勢に設定している状
態であり、円盤部材31の凹部31aにデテントボール
30が入り込んで、バネ33の付勢力により、バックミ
ラー28及び支持軸29が通常の使用姿勢に保持されて
いる。この農用トラクタをトラック(図示せず)の荷台
に載せて運搬するような場合には、バックミラー28及
び支持軸29を約90度後方に回転させておけばよい。
縦フレーム10の上端部に固定された蓋部材24におい
て、前向きの作業灯34が第1連結孔24bにボルト及
びナットによって連結されている。図1及び図2に示す
ように、右及び左の後縦フレーム13の上端部に固定さ
れた蓋部材24において、後向きの作業灯34が第1連
結孔24bにボルト及びナットによって連結されてい
る。
ス17及びリヤガラス23に、ワイパー36及びワイパ
ー36を駆動するモータ37が取り付けられて、ウォッ
シャー液を貯留するタンク35がフロア9の左横側部の
裏面に取り付けられている。タンク35の内部にポンプ
38が備えられており、フロントガラス17のワイパー
36に備えられたノズル36aとポンプ38とに亘っ
て、ホース39が接続されている。リヤガラス23にノ
ズル40が取り付けられており、ポンプ38からのホー
ス41が左の後輪フェンダ48の内側、左の中縦フレー
ム12の内部、左の第2横フレーム15の内部及び第3
横フレーム16の内部を通って、ノズル40に接続され
ている。
前部にエアコン42、ラジオ付きのステレオ43が備え
られており、図7及び図8に示すようにエアコン42の
ドレン用のホース44、エアコン42の配線45、ステ
レオ43の配線46及び前向きの作業灯34の配線47
が、蓋部材24の切欠部24aから右及び左の前縦フレ
ーム10の内部を通して機体に延出されている。後向き
の作業灯34の配線(図示せず)及びリヤガラス23の
モータ37の配線(図示せず)が、蓋部材24の切欠部
24aから右及び左の後縦フレーム13の内部を通して
機体に延出されている。
す天井部材26において、上面の周囲に雨水を回収する
溝部を備え、溝部に回収された雨水を排出するホース
(図示せず)を、蓋部材24の切欠部24aから右及び
左の前縦フレーム10の内部、右及び左の後縦フレーム
13の内部を通して、機体の下方に延出するように構成
してもよい。
えた作業車において、天井部材を支持する縦フレームを
中空状に構成した場合、縦フレームの上端部を塞ぐ蓋部
材を備えることにより、間にシール部材を挟んで天井部
材を支障なく取り付けることができるようになって、キ
ャビンの機能性を高めることができた。
にキャビン用の外装部品を取り付けるように構成して、
蓋部材をキャビン用の外装部品の取付部材に兼用してい
るので、キャビン用の外装部品の専用の取付部材が不要
になるか、又はキャビン用の外装部品の専用の取付部材
を備えても小規模のものでよいようにすることができ
て、構造の簡素化及び部品点数の削減の面で有利なもの
となった。
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項2の特徴によると、蓋部材
の向きを変えたり上下逆にしたりして使用することが比
較的容易に行えて、蓋部材を前部の縦フレームの上端部
や後部の縦フレームの上端部に取り付けたりすることを
可能にすることにより、蓋部材の種類を少なくすること
ができるようになって、構造の簡素化及び部品点数の削
減の面で有利なものとなった。
の場合と同様に前述の請求項1又は2の「発明の効果」
を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のよう
な「発明の効果」を備えている。請求項3の特徴による
と、蓋部材に切欠部を備えることにより、天井部材に備
えられた部分又は装置から延出されるホース又は配線
を、支障なく縦フレームの内部に挿入して、機体にまで
延出することができるようになり、縦フレームの外側の
余分なスペースを使用することなく、ホース又は配線を
配置することができるようになった。縦フレームの内部
にホース又は配線を配置することにより、ホース又は配
線の保護と言う面で有利なものとなった。
縦フレームの上端部の範囲の部分においてシール部材よ
りも内方側の部分に、切欠部を備えており、蓋部材の切
欠部に外方側から雨水等が入り込むようなことがないの
で、雨水等の入り込みによるホース又は配線の耐久性の
低下が生じるようなことはない。
1,2,3横フレーム及び下フレーム等を示す全体斜視
図
2,3横フレーム、蓋部材及びシール部材の付近の平面
図
の横断平面図
ール部材の付近の平面図
ール部材の付近の縦断側面図
図
Claims (3)
- 【請求項1】 上下向きの中空状の縦フレームを運転部
の周囲に複数配置し、前記縦フレームの上端部を塞ぐ蓋
部材を備えて、前記縦フレームの上端部に亘って横フレ
ームを連結し、 前記蓋部材及び横フレームに天井部材を、間にシール部
材を挟んで取り付けて、前記運転部を覆うキャビンを構
成すると共に、 前記縦フレームの上端部の範囲から出る延長部を前記蓋
部材に備えて、前記蓋部材の延長部に、前記キャビン用
の外装部品を取り付けてある作業車の運転部構造。 - 【請求項2】 前記蓋部材を板状に構成して、前記蓋部
材を前部の前記縦フレームの上端部及び後部の縦フレー
ムの上端部に取り付け可能に構成してある請求項1に記
載の作業車の運転部構造。 - 【請求項3】 前記蓋部材における縦フレームの上端部
の範囲の部分において前記シール部材よりも内方側の部
分に、切欠部を備えて、 前記天井部材に備えられた部分又は装置から延出される
ホース又は配線を、前記蓋部材の切欠部を通して前記縦
フレームの内部に挿入してある請求項1又は2に記載の
作業車の運転部構造。
Priority Applications (1)
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JP2001153618A JP4321975B2 (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 作業車の運転部構造 |
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Family Applications (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7252585B2 (en) | 2003-06-12 | 2007-08-07 | Kubota Corporation | Work-vehicle cabin having air-conditioning unit |
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JP2020073375A (ja) * | 2019-12-26 | 2020-05-14 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
-
2001
- 2001-05-23 JP JP2001153618A patent/JP4321975B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP4681522B2 (ja) * | 2006-09-26 | 2011-05-11 | 株式会社クボタ | 作業車 |
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JP2020073375A (ja) * | 2019-12-26 | 2020-05-14 | ヤンマー株式会社 | 作業車両 |
JP7144397B2 (ja) | 2019-12-26 | 2022-09-29 | ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 | トラクタ |
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