JPH06127434A - 自動車のフロントボデー構造及びライトユニット構造 - Google Patents

自動車のフロントボデー構造及びライトユニット構造

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JPH06127434A
JPH06127434A JP4303099A JP30309992A JPH06127434A JP H06127434 A JPH06127434 A JP H06127434A JP 4303099 A JP4303099 A JP 4303099A JP 30309992 A JP30309992 A JP 30309992A JP H06127434 A JPH06127434 A JP H06127434A
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automobile
attached
unit
cowl
light unit
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JP4303099A
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English (en)
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Seijirou Koie
成次郎 鯉江
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量小型で軽衝突時のダメージの少ない自動
車のフロント構造及びライトユニット構造を提供する。 【構成】 前面に開口部を設けた箱型形状のカウル部材
30を、開口部を車両前方に向けた状態でその底板部3
0aをフロントスペースに設けられた左右一対のサスペ
ンションタワーの上端に略水平に取り付ける。カウル部
材内に熱交換器ユニット40、空調機ユニット、ブレー
キブースタ等の部品を搭載する。これによりフロントオ
ーバーハングを縮小させることができ、軽量小型で空気
抵抗の小さいフロントボデー構造を実現することができ
る。また、フロントライトユニットをフロントガラスの
客室側の左右両端部に設け、サイドターンシグナルラン
プユニットをフロントドアのガラスフレーム前側付根の
三角コーナー部に取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽量小型で軽衝突時の
ダメージが少ない自動車のフロントボデー構造およびラ
イトユニット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフロントボデー構造は、図14〜
16に示すように、ラジエタサポートアッパ5b及びラ
ジエタサポートロア5cにより支持された熱交換器ユニ
ット2がバンパ1aとエンジンユニット3aの間に配置
される。熱交換器ユニット2は、車両前方よりエアコン
コンデンサ2a、エンジンラジエータ2b、ファン2
c、ファンモータ2d、ファンシュラウド2eにより構
成され、外気はグリル1bより導入されて熱交換器ユニ
ット2を通過後、エンジンユニット3a側へ排出され
る。
【0003】エンジンコンパートメントBには、図15
に示すエンジンユニット3a、ブレーキブースタ3bの
他に、図示省略のバッテリ、エアクリーナ、ABSユニ
ット、冷却水タンク、ウォーシャタンク等が取付けら
れ、フード5aの開閉にてサービスを可能にしている。
フロントサスペンションタワー上面の左右のスプリング
サポート5dには、図15及び図16に示すように、ス
トラットバー5eがボルトにて取付けられている。カウ
ル4はダッシュパネル5fの延長部、水平部、及び左右
フロントピラー5gの前端部を結ぶ面にて上開きの断面
略コ字状の箱型に形成され、左右フロントピラー5gの
クロスメンバとしての機能の他に空調用の外気導入エア
ボックスとしての機能も有す。外気はカウルルーバ4b
の中央穴よりカウル内に導入されて、カウル左側のダク
ト4cより客室へ取込まれる。
【0004】また、従来のフロント側のライトユニット
構造は、図14に示すように、ヘッドライト,フロント
ターンシグナルランプ,車幅灯等を一体化したフロント
ライトユニット6とサイドターンシグナルランプユニッ
ト6g(以下、サイドランプユニットと記す)がそれぞ
れグリル1bの両サイド部及び左右フェンダ5hに取付
けられている。そして、両ランプユニット6,6gは、
フロントサイドハーネス8bにて配線され、グロメット
8dより客室側へ導入されてインスツルメントハーネス
8aに接続されている。そして、フロントライトユニッ
ト6のヘッドライト部は、図17に詳細に示すように、
レンズ6a、リフレクタ6b、ハウジング6c、ヘッド
ライトバルブ6d、エイミングスクリュ6e、玉継手6
h、ゴムカバー6f等にて構成され、ラジエータサポー
トアッパ5bに取り付けられている。また、フロントラ
イトユニット6のヘッドライト部は、防水機能、エイミ
ング調整構造を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユーザーが
空間として利用できないフロントボデー部は、燃費の向
上や操縦性能向上を図るため、軽量小型で空気抵抗の小
さい形状が望まれる。このため、フロントボデー部は、
側面が前方へ絞込まれかつ前端部からフロントガラス面
までがスムーズに立ち上げられて、全体が滑らかな曲面
になるように構成されることが望ましく、このような空
気抵抗の小さいボデーは通常空力ボデーと呼ばれてい
る。また、フロントボデー空間は、最も部品密度の高い
部位であり、かつ衝突し易い部位でもある。それ故、設
計者は生産性向上の為に、組付易いボデー構造にすると
共に、軽衝突時のユーザー修理負担を最小にするボデー
構造にする必要がある。
【0006】しかるに、現在主流となっているFF車の
エンジンコンパートメントBには、フード5aの直下に
大略平面状に部品が配置されており、フロントバンパ1
aとエンジンユニット3aの間に熱交換器ユニット2が
置かれているため、フロントオーバーハングAを切詰め
らることができない。また、上記空力ボデー採用車にお
いては、各種部品を搭載するためのスペースが制限され
るため、更にフロントオーバーハングAを拡大しスペー
スを確保しなければならなくなる。このようにフロント
オーバーハングAを拡大することにより車両の操縦安定
性能,小回り性能が著しく悪化し、空力ボデーの利点を
相殺する結果になる。
【0007】また、熱交換器ユニット2を支持するラジ
エタサポートアッパ5b及びラジエタサポートロア5c
は、左右のフロントサイドメンバ5iにスポット溶接さ
れている為、エンジンコンパートメントBへの部品組付
作業を著しく妨げている。このような部品組付作業を容
易にするために、近年、バンパ1a、バンパリンフォー
ス1c、グリル1b、ラジエタサポートアッパ5b、ラ
ジエタサポートロア5c、熱交換器ユニット2、フロン
トライトユニット6にてフロントエンドモジュールを構
成し、このフロントエンドモジュールを開放されたフロ
ントボデー前端部にボルトにて取り付けたボデー構造
(以下、オープンフロントボデーと記す)を有する車両
も見受けられるが、この場合、コストの上昇及びモジュ
ール重量が重いため大掛かりな自動組付け設備を必要と
するという問題が生じる。また、エンジンコンパートメ
ントBに取付けられた部品は、エンジン熱にさらされる
為、その耐久性能が低下するという問題がある。さら
に、カウル構造においては、左右のフロントピラー5g
のクロスメンバとしての機能のほかに、外気導入用のエ
アボックスとしても機能しているが、占有スペースが大
きくスペース効率上望ましくない。また、サスペンショ
ンタワー上部を拘束するには不向きな構造である為、ス
トラットバー5eを設けることによって操縦安定性を改
善する必要がある。
【0008】ヘッドライト,フロントターンシグンルラ
ンプ,車幅灯等を含むフロントライトユニットは、エン
ジンコンパートメントという過酷な雰囲気内に取り付け
られるため防水構造を必要とし、かつ車両前端という軽
衝突し易い部位に位置するため、ヘッドライトの光軸が
ズレ易くエイミング調整構造を必要とする。このためラ
ンプ部品のコストが高くなる。また、フロントサイドハ
ーネス8bは、エンジンコンパートメントBのフロント
ライトユニット6と接続後、フェンダー5hの裏側へ回
りサイドターンシグナルランプ6gに接続し、グロメッ
ト8dを介して客室内のインスツルメントハーネス8a
へ接続する必要があり、作業性が悪い。また、フロント
ライトユニット6の見切り部は、バンパ1a、グリル1
b、フード5a、フェンダー5hの見切りと共有する
為、建付時に見栄えを良くするために各周辺部品との建
付精度出しに多大な労力を要することになる。そして、
上記したフロントボデー構造及びフロントライト構造を
備えた自動車が一度軽衝突を起こすと、バンパ1aのみ
ならず、フロントライトユニット6、熱交換器ユニット
2、ABSユニット等の交換、フェンダー5hの板金等
多大なユーザー出費を必要とする。本発明は、上記した
種々の問題点を解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、車高が高い
自動車に適したフロントボデー構造であって、前面に略
車両幅の開口部を設けた横長の箱型形状を呈し、同開口
部を車両前方に向けた状態でその底板部を自動車前部の
左右一対のフロントサスペンションタワーの上端に略水
平に一体的に取り付けると共に、その後側垂直部を同自
動車のフロントピラーの前端に配置させてなるカウル部
材を設けたことにある。
【0010】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の自動車のフロントボデー
構造において、カウル部材の底板部に設けた熱交換器ユ
ニット取り付け用の開口と、同開口の周囲に一体的に設
けた送風機用のファンシュラウドとを備えたことにあ
る。
【0011】また、上記請求項3に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の自動車のフロントボデー
構造において、カウル部材の開口部の上下端部間に熱交
換器ユニットを取り付けたことにある。
【0012】また、上記請求項4に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の自動車のフロントボデー
構造において、カウル部材の開口部に同開口部を開閉可
能にするリッドを設けたことにある。
【0013】また、上記請求項5に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の自動車のフロントボデー
構造において、カウル部材の底板部の前端に上端部が支
持され、ダッシュパネル又は左右フロントサイドメンバ
前端を結ぶラジエターサポート部に下端部が支持された
熱交換器ユニットを備えたことにある。
【0014】また、上記請求項6に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の自動車のフロントボデー
構造において、前記カウル部材の底板部の前端にフロン
トバンパ上端部を固定したことにある。
【0015】また、上記請求項7に係る発明の構成上の
特徴は、ヘッドランプ,フロントターンシグナルラン
プ,車幅灯等を備えてなるフロントライトユニットを、
フロントガラスの客室側の左右下端部に設けたことにあ
る。
【0016】また、上記請求項8に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項7に記載のライトユニット構造にお
いて、フロントライトユニットをフロントガラスに接着
剤にて直接結合したことにある。
【0017】また、上記請求項9に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項7又は請求項8に記載のフロントラ
イトユニットに、さらにフロントドアのガラスフレーム
前側付根の三角コーナー部(通常ドアミラー取り付け
部)に取付けたサイドターンシグナルランプユニットを
設けたことにある。
【0018】また、上記請求項10に係る発明の構成上
の特徴は、前記請求項9に記載のサイドターンシグナル
ランプユニットにおいて、そのレンズ部をフロントドア
のガラスフレーム前側付根の三角コーナー部(通常ドア
ミラー取り付け部)に取付け、バルブ及びリフレクタを
インスツルメントパネルに取付けたことにある。
【0019】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、エンジンの上部空間にエンジンコ
ンパートメントとは独立したカウルコンパートメントを
設けることができ、このカウルコンパートメントには、
エンジンコンパートメントに搭載されていた各種部品を
搭載することができる。このため、フロントオーバーハ
ングを縮小させることができるので、軽量かつ小型のフ
ロントボデー構造を実現することができる。独立した両
コンパートメントにまたがるワイヤハーネス及びブレー
キ配管は、カウル部材の底板を貫通することになるが、
カウルコンパートメント内においてエンジン熱の影響を
考慮する必要がないときは、これら貫通口を塞ぐ必要は
ない。ただし、エンジン熱の影響を避ける必要があると
きは、若干のコスト上昇をもたらすがこれら貫通口を塞
げばよい。また、自動車が軽衝突したときカウルコンパ
ートメントに搭載された部品は軽衝突の影響を受けると
がほとんどない。さらに、カウル部材の底板部を自動車
前部の左右一対のフロントサスペンションタワーの上端
に略水平に一体的に取り付けたことにより、フロントボ
デー全体の剛性を向上させることができる。
【0020】また、上記のように構成した請求項2に係
る発明においては、カウル部材の底板部に熱交換器ユニ
ット取り付け用の開口を設け、その周囲に送風機のファ
ンシュラウドを一体的に形成したことにより、開口の周
囲が補強されると共にファンシュラウドの部品コストを
低減させることができる。そして、熱交換器ユニットを
カウル部材に支持することにより、フロントオーバーハ
ングが短縮され、ラジエタサポートを廃止することがで
きるので、フロントボデー構造の軽量化を実現すること
が出来、また容易にオープンフロントボデーが可能とな
る。
【0021】また、上記のように構成した請求項3に係
る発明においては、カウル部材の開口部の上下端部間に
熱交換器ユニットを支持することにより、フロントオー
バーハングを短縮させることができるとともに、ラジエ
タサポートの廃止によるフロントボデーの軽量化を実現
することが出来、また容易にオープンフロントボデーが
可能となる。
【0022】また、上記のように構成した請求項4に係
る発明においては、カウル部材の開口部に設けたリッド
を開放することにより、カウルコンパートメントに搭載
された部品へのサービスが可能になった。
【0023】また、上記のように構成した請求項5に係
る発明においては、熱交換器ユニットが、上端部をカウ
ル部材の底板部の前端に支持されてエンジンコンパート
メント内に取り付けられることにより、サービス性の良
いカウルコンパートメントを有効に使うことができる。
また、フロントオーバーハングが短縮され、ラジエタサ
ポートアッパ又はラジエタサポートアッパとロアの両者
を廃止することができるので、フロントボデー構造の軽
量化を実現することが出来る。
【0024】また、上記のように構成した請求項6に係
る発明においては、フロントオーバーハングの短縮に伴
ってカウル部材の底板部の前端部を見切り部とする一体
バンパを設けるようにした。これにより、エンジンフー
ドの廃止によるコスト低減と軽量化が可能になる。ま
た、フロントバンパは左右フェンダ形状も取込んだ樹脂
一体フロントバンパにすることも可能であり、これによ
りさらなるコスト低減と軽量化が可能となる。
【0025】また、上記のように構成した請求項7に係
る発明においては、フロントライトユニットをフロント
ガラスの左右下端部に客室側より取り付けることによ
り、フロントライトユニットの組付作業及びフロントラ
イトユニットの構造を簡略化できる。すなわち、インス
ツルメントパネルハーネスより引出したコネクタを直接
フロントライトユニットの端子へ接続すればよいので、
フロントサイドハーネスの廃止による大幅なコスト低減
が可能になる。また、インスツルメントパネルに取付く
部品は通常ボデーの外で予め取付を済ませることができ
るので、フロントライトユニットの組付作業環境を改良
することができる。また、フロントライトユニットを雰
囲気の良好な客室側に取り付けることにより、防水構造
が不要になりコスト低減が可能になる。さらに、インス
ツルメントパネルがボデーに対し広いスパンにて取付け
られているため、フロントライトユニットはボデーに対
して精度良く取付け可能となるので、ヘッドライトのエ
イミング調整構造が不要となる。そして、フロントライ
トユニットをフロントガラスの客室側に移動させること
により自動車前面にフロントライトユニットがなくなる
為、周辺部品に対して従来のような建付精度出しに苦労
する必要がない。また、フロントワイパの払拭部にフロ
ントライトユニットを取り付ければ、レンズ部の汚れを
フロントワイパにて払拭できる。さらに、自動車が軽衝
突したときにフロントライトユニットはほとんどダメー
ジを受けることがなく、高価な部品交換が不要になると
共にエイミング調整等も不要となる。
【0026】また、上記のように構成した請求項8に係
る発明においては、フロントライトユニットのレンズ部
がフロントガラスに対して接着材にてシールされるた
め、フロントライトユニットのレンズ部におけるフロン
トガラス内側の汚れに対し配慮する必要がない。
【0027】また、上記のように構成した請求項9に係
る発明においては、サイドランプユニットをフロントド
アのガラスフレーム前端付根の三角コーナー部(通常ド
アミラー取付部)に取り付けることにより、フロントド
アハーネスより引き出したコネクタからサイドランプユ
ニットの端子への直接接続が可能となり、フロントフェ
ンダ裏側よりフロントボデーを貫通し、インスツルメン
トハーネスに接続する必要がない。また、左右フェンダ
まで取り込んだ一体フロントバンパを採用した場合、一
体フロントバンパの脱着作業が容易になる。
【0028】また、上記のように構成した請求項10に
係る発明においては、サイドターンシグナルランプユニ
ットのレンズ部をフロントドアのガラスフレーム前端付
根の三角コーナー部(通常ドアミラー取付部)に取付
け、バルブ及びリフレクタはインスツルメントパネルに
取付けることにより、インスツルメントハーネスより引
き出したコネクタからサイドランプユニットの端子への
直接接続が可能となり、標準仕様でフロントドアハーネ
スを有しない車両に有利である。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図1、図2及び図3は、本発明を適用した車高の高
い自動車を斜視図、中央断面図及びホデーの斜視図によ
り示したものである。本発明に係る自動車のフロントボ
デーは、図2,図3に示すように、ダッシュパネル13
から前方に向けて設けられた左右一対のフロントサイド
メンバ21と、フロントサイドメンバ21に一体的に取
り付けられたフロントサスペンションタワ23を含む左
右一対の側板22を備えている。各フロントサスペンシ
ョンタワ23の上端には本発明の要部であるカウル部材
30が取り付けられている。そして、フロントボデース
ペースは、エンジンコンパートメントEと、その上方に
設けられたカウル部材30によって形成されるカウルコ
ンパートメントCとにより構成されている。
【0030】カウル部材30は、図2,図3に示すよう
に、底板部30aと垂直板部30bと上板部30cと側
板22とにより断面が略コ字状の箱型に形成されてお
り、前面に横長の開口部30eを設けている。そして、
カウル部材30は、底板部30aが各フロントサスペン
ションタワ23の上端部のスプリングサポート23aに
略水平状態にてスポット溶接され、垂直板部30bがフ
ロントピラー12とダッシュパネル13にスポット溶接
され、上板部30cの上端がフロントガラス11の下端
の支持位置に設けられ、かつ底板部30aと垂直板部3
0bの左右両端が側板22にスポット溶接されて固定さ
れている。また、底板部30aの先端及び上板部30c
の上端にはカウルリンフォース31,32がスポット溶
接され、カウル部材30を補強している。
【0031】底板部30aの中央には、図3に示すよう
に、熱交換器取り付け用の開口33が設けられており、
底板部下面の開口33周囲にはファンを取り付けるため
のファンシュラウッド34が一体で設けられている。フ
ァンシュラウッド34は、底板部30aの補強も兼ねて
いる。底板部30aの左側後方には、外気導入ダクトの
出口35が設けられており、また、底板部30aの右側
後方には、ブレ─キブースタ取り付け用の凹部36が設
けられている。また、底板部30aには、カウルに溜ま
った水を排出するため、後述する水抜き溝形状30a1
が設けられており、左右の側板22に設けられた排水口
より車外へ排出する構造になっている。
【0032】また、カウル部材30の開口部30eに
は、図1,図4に示すように、カウルルーバ37が取り
付けられている。カウルルーバ37は、複数のスリット
37a1を有するダクト37aと、ダクト37aの左右
端のヒンジ部37a2を介して回動可能に取り付けられ
たカウルリッド37b,37cとからなり、カウルリッ
ド37b,37cを回動させることにより左右の開口部
30eが開閉されるようになっている。また、ダクト3
7aにはワイパユニット11aが取り付けられている。
【0033】底板部30aの開口33には、図2,図4
に示すように、エアコンコンデンサ41及びエンジンラ
ジエータ42がゴム部材を介してフローティング構造に
より支持されている。エアコンコンデンサ41には冷媒
循環用ホース41aが取り付けられており、エンジンラ
ジエータ42にはエンジンユニットに冷却水を循環供給
させる冷却水ホース42aが取り付けられている。ま
た、底板部30aの下面のファンシュラウッド34に
は、図2に示すように、ファン43及びファンモータ4
4が取り付けられている。
【0034】カウル部材30内部の左カウルリッド37
b側には、図5に示すように、空調用のダクト51が出
口35にかけて設けられている。ダクト51は、左カウ
ルリッド37bを開けることにより、容易に取り外し可
能なフレッシュエアフィルタ51aを内部に設けてい
る。また、ダクト51の下部には外気と共に吸い込んだ
水をカウル部材30の水抜き溝30a1に排出するドレ
ンパイプ51bを備えている。ダクト51は、左カウル
リッド37bのスリット37b1から流入した空気を内
部に取り付けられたフレッシュエアフィルタ51aによ
って清浄にして出口35から客室空調ユニット(図示し
ない)に送風する。
【0035】カウル部材30の右側の凹部36には、図
6に示すように、ブレーキブースタ52が取り付けられ
ている。なお、ブレーキブースタ52は、カウルコンパ
ートメントCをより有効に活用したいようなときには、
図7に示すように、カウル部材30直下のエンジンコン
パートメントEのスペース内に取り付けるようにしても
良い。この場合に、後述するバンパを取り外してブレー
キのフルードタンクの残量をチェックすることは煩雑で
あるが、カウル部材30の底板部30aに、サービス用
開口30a2及び開口を開閉するサービス蓋38を設け
ることにより、サービス用開口の直下のブレーキ用のフ
ルードタンク53内のフルード液の残量を容易に調べる
ことができる。そして、エンジンのオイルレベルゲージ
及びオイルフィラーキャップを近傍に配置したエンジン
ユニット61の直上の底板部30aに同様のサービス用
開口を設けることにより、エンジンオイルに対するサー
ビスを簡単に行うことが可能である。
【0036】エンジンコンパートメントEには、エンジ
ンユニット61が取り付けられており、エンジンコンパ
ートメントEは、左右側面のフェンダを含む一体フロン
トバンパ70によって前側を囲まれている。
【0037】一体フロントバンパ70は、図2に示すよ
うに、前側上端部がカウル30の底板部30aの前端に
ボルトVにて取付けられている。そして、前側下部が左
右フロントサイドメンバ21のクロスメンバとしても機
能するバンパリンフォース71を介してフロントサイド
メンバ21に前側よりボルトにて固定されており、ま
た、一体フロントバンパ70の側部は、上端を側板22
の上端に上方より、そして後側下端をフロントピラ12
に前方よりそれぞれボルトにて固定されている(図示し
ない)。また、一体フロントバンパ70のフロントピラ
ー12側は、一体フロントバンパ70の小型化、成形時
の負角部削減及び脱着時のタイヤ62への干渉を考慮し
て、マッドガード14上端にて見切っている。一体フロ
ントバンパ70は、ダクト37aの区間のボルト締めが
ない為、単独取外しが容易であり、エンジンユニット6
1へのサービスは一体フロントバンパ70の脱着により
前側から行うことができる。また、エンジンユニット6
1へのサービスは基本的に前側からとなる為、サービス
頻度が高い気化器を前側に置くことが望ましい。
【0038】上記のように、本実施例によれば、左右一
対のフロントサスペンンションタワー上端にカウル部材
を一体的に取り付けたことにより、エンジンコンパート
メントEとは独立したカウルコンパートメントCを設け
ることができ、カウルコンパートメントCに熱交換器ユ
ニット、バッテリ(図示省略する)、ブレーキブースタ
等の従来エンジンコンパートメントに搭載されていた部
品を搭載することができるので、エンジンコンパートメ
ントのフロントオーバーハングを大幅に縮小させること
ができ、これによって軽量かつ小型の自動車フロントボ
デー構造を実現することができる。また、エンジンコン
パートメントEの前側両コーナー部に部品を配置する必
要がないため、自動車前部を絞り込み丸みを帯びた空気
抵抗の小さい自動車フロントボデー構造を実現すること
ができる。さらに、フロントーバーハングの短縮により
車の操縦安定性能及び小回り性能が向上する。そして、
従来のラジエータサポートアッパ及びラジエータサポー
トロアの廃止により、フロントボデーの軽量化とオープ
ンフロントボデーの実現によるエンジンコンパートメン
ト及びカウルコンパートメントへの部品組付け性の向上
が可能になる。
【0039】また、カウルコンパーメントがエンジンコ
ンパートメントから独立しているので、カウルコンパー
トメントに搭載された部品がエンジンからの熱によって
劣化する等の影響を受けることがない。また、自動車が
軽衝突したときに、カウルコンパートメントに搭載され
た部品が被害を受けることは少ない。さらに、カウル部
材の底板部を左右一対のフロントサスペンションタワー
の上端に一体的にとりつけたことにより、フロントボデ
ー全体の剛性を向上させることができる。また、カウル
部材の開口部に設けたリッドを開放することにより、カ
ウルコンパートメントに搭載された部品へのサービスが
可能になると共に、カウル部材の底面部に設けたリッド
を開放することにより、カウル部材直下のエンジンコン
パートメント内の部品へのサービスも可能となった。さ
らに、カウル部材の前端部を見切り部とする一体バンパ
を設けるようにしたことより、エンジンフードの廃止に
よるコスト低減と軽量化が可能になる。また、フロント
バンパは左右フェンダ形状も取込んだ樹脂一体フロント
バンパにすることも可能であり、これによりさらなるコ
スト低減と軽量化が可能となる。
【0040】次に、自動車のライトユニットに関して図
8〜図10により説明する。フロント側のライトユニッ
トとしてはフロントヘッドライト,フロントターンシグ
ナルランプ,車幅灯等を一体で組み合わせたフロントラ
イトユニットFとサイドターンシグナルランプユニット
(以下、サイドランプユニットと記す)とがある。
【0041】図8は、フロントライトユニットFをフロ
ントガラス11の左右下端部のインスツルメントパネル
120内に取り付けた状態において、フロントヘッドラ
イト100部分を断面図により示したものである。フロ
ントヘッドライト100は、レンズ101、リフレクタ
102、コネクタ103、バルブ104等によって構成
されており、リフレクタ102の上下端に設けられた取
付フランジ102aによりインスツルメントパネル12
0の裏面にボルト等で取付けられる。レンズ101とリ
フレクタ102は接着剤にて結合されており、レンズ1
01の外周部には、シール105が貼付けられている。
シール105は独泡性のスポンジシーラ若しくはゴムシ
ーラで良く、ガラス内側の汚れを防ぎ、且つフロントガ
ラス11とレンズ101の干渉を防ぐ機能をもつ。ま
た、フロントガラス11の内側には見栄え向上の為、セ
ラミック塗装11bが施されている。バルブ104は、
コネクタ103に差し込むことによりインスツルメント
パネルハーネス122に接続されている。また、インス
ツルメントパネル120のフロントライトユニット取り
付け部は、図9の一部破断斜視図に示すように、バルブ
104のサービス用として開閉可能なサービスリッド1
21を設けている。また、サービスリッド121の裏側
にはスペアバルブ104aが設けられており、突然のバ
ルブ切れに対応できるようになっている。
【0042】上記のように構成したフロントライトユニ
ットFにおいては、フロントヘッドライト等をフロント
ガラスの左右下端部のインスツルメントパネルに取り付
けかつインスツルメントパネルハーネスより引出したコ
ネクタに直接ランプを接続すればよいので、フロントラ
イトユニットの組付作業が非常に簡略化される。また、
フロントサイドハーネスを設ける必要がないので、コス
トを大幅に低減させることができる。さらに、インスツ
ルメントパネルに取付ける部品は、通常ボデーの外で予
め取付を済ませることができるので作業環境を改良する
ことができる。また、インスツルメントパネルがボデー
に対し広いスパンにて取付けられているため、インスツ
ルメントパネルに取り付けられたフロントライトユニッ
トは、ボデーに対して精度良く取り付けることができ、
軽衝突時においては、インスツルメントパネル及びその
取付部に変形をもたらすことがほとんどなくヘッドライ
トの光軸がずれることもない。このため、煩雑なヘッド
ライトのエイミング調整機能が不要となる。そして、フ
ロントライトユニットを雰囲気の良好な客室側に移動さ
せることにより、ランプの防水構造が不要になるためラ
ンプのコストを下げることができる。そして、フロント
ライトユニットFを客室側に移動させることにより自動
車前面にフロントライトユニットがなくなる為、フロン
トライトユニットの周辺部品に対し従来のような建付精
度出しに苦慮する必要がない。また、フロントワイパの
払拭部にフロントライトユニットFを取り付ければ、レ
ンズ部の汚れをフロントワイパにて払拭できる。また、
自動車が軽衝突したときにフロントライトユニットFは
ほとんどダメージを受けることがないので、ユーザは部
品交換による高額の出費を避けることができる。
【0043】図10は、フロントドア130のガラスフ
レーム前側付根の三角コーナー部において、サイドラン
プユニット110のレンズ115をフロントドア130
側に取り付け、バルブ113をインスツルメントパネル
120側に取り付けた状態を断面図により示したもので
ある。サイドランプユニット110は、インスツルメン
トパネル120側取り付けのクリアレンズ111、リフ
レクタ112、バルブ113、コネクタ114及びフロ
ントドア130側取り付けのサイドターンシグナルレン
ズ115等によって構成されている。クリアレンズ11
1は、バルブ113の破損防止及びブルブ113,リフ
レクタ112の汚れ防止の機能を有する。クリアレンズ
111とリフレクタ112は接着剤にて結合されてお
り、リフレクタ112は、前記フロントライトユニット
Fに一体的もしくは独立してインスツルメントパネル1
20に取り付けられる。そして、ドア130側において
は、サイドターンシグナルレンズ115がドアミラーベ
ース131に接着により埋込まれており、ドアミラーベ
ース131はシール材131aを介してドア本体130
にボルトにて取り付けられている。ドアアウタパネル1
32、ドアインナパネル133、及びインナカバー13
4には穴が開けられており、バルブ113からの光路を
妨げない構造になっている。また、ドアミラー本体13
5がサイドターンシグナルランプの視認性を悪くする心
配があるので、ドアミラー本体135及びサイドターン
シグナルレンズ115の外形には十分な配慮が必要であ
る。
【0044】上記のように構成したサイドターンシグナ
ルランプユニットにおいては、バルブ及びリフレクタは
インスツルメントパネルに取付け、バルブの端子をイン
スツルメントパネルハーネスより引出したコネクタに直
接接続すればよいので、ランプユニットの組付作業が非
常に簡略化される。また、フロントサイドハーネスをフ
ロントフェンダの裏側にて配線する必要がないので、自
動車がフロントフェンダ部にて軽衝突したときに、ワイ
ヤーハーネスはほとんどダメージを受けることがない。
また、フロントフェンダ部にサイドランプユニットがな
いため、一体フロントバンパの脱着作業が容易になる。
なお、上記実施例においては、レンズ部をフロントドア
のガラスフレーム前端付根の三角コーナー部(通常ドア
ミラー取付部)に取付け、バルブ及びリフレクタはイン
スツルメントパネルに取付けるようにしているが、両者
を一体としてフロントドアのガラスフレーム前端付根の
三角コーナー部(通常ドアミラー取付部)に取り付ける
ようにしてもよい。この方が上記実施例に比べて組付け
作業が簡単になり、標準仕様でフロントドアにドアワイ
ヤハーネスを有する自動車において有効である。
【0045】次に、フロントボデー構造の変形例につい
て図11及び図12により説明する。第1の変形例は、
図11に示すように、エンジンコンパートメントEのエ
ンジンユニット61の反対側の空間(通常ミッションケ
ースの上部)に熱交換器ユニット40の上端をブラケッ
ト40aによりカウル30の底板部30aの前端部に取
り付け、また下端をダッシュパネル13に支持したもの
である。また、熱交換器ユニット40の下側にはダクト
51が取り付けられており、ダクト51はドレンパイプ
51aを一体に備えて水溜まりを防止している。ただ
し、図11においては、カウルリッド37bは設けず、
通常のエンジンフード38にて構成してある。このよう
に第1の変形例を構成したことにより、カウルコンパー
トメントCの空間を有効に利用することができ、また従
来のラジエータを支持する部材をなくすことによる軽量
化と、フロントオーバーハングの短縮化を実現すること
ができる。
【0046】また、第2の変形例は、図12に示すよう
に、エンジンコンパートメントEのエンジンユニット6
1の反対側の空間(通常ミッションケースの上部)に熱
交換器ユニット20の上端及び下端をそれぞれカウル3
0の底板部30aの前端部及びラジエータサポートロア
54に取り付けたものである。ただし、図12において
は、カウルリッド37bは設けず、通常のエンジンフー
ド38にて構成してある。このように第2の変形例を構
成したことによっても、上記第1の変形例と同様な効果
を得ることが出来る。
【0047】次に、フロントライトユニットの変形例に
ついて図13により説明する。本変形例は、図13に示
すように、フロントヘッドライト100のレンズ101
をフロントガラス11に接着剤にて直接結合させたもの
である。なお、レンズ101及びリフレクタ102には
それぞれガラス面位置決め形状101a及びガラス受け
形状102bが一体で設けられており、予めフロントラ
イトユニットが接着されたフロントガラス11をボデー
に対して精度良く接着することが可能である。このよう
に本変形例を構成したことにより、上記実施例において
説明した効果を得ることが出来ると共に、ヘッドライト
の光軸のズレ及びフロントガラス11の内側の汚れを確
実に防止できる。
【0048】なお、上記実施例においては、サスペンシ
ョンタワーの上端にカウル部材を一体的に取り付けるこ
とにより、エンジンコンパートメント上に部品搭載可能
な独立したカウルコンパートメントを設けることにより
フロントボデー構造を短縮軽量化させることにより種々
の効果を得るようにしているが、これに限るものでな
く、エンジンユニット上部空間に部品搭載を可能にさせ
るボデー構造要素を左右のフロントサスペンションタワ
ーの上端に一体的に取り付けるようにしてもよい。ま
た、本発明は、上記したように車高の高い自動車に採用
するのにより適しているが、通常の車高の自動車に対し
ても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動車のフロント側の
概略構成を示す斜視図である。
【図2】同自動車の左右方向の中心位置におけるフロン
トボデーの概略断面図である。
【図3】同自動車のフロント側ボデー構造の概略を示す
斜視図である。
【図4】同自動車のカウル部を詳細に示す斜視図であ
る。
【図5】同自動車の左右方向の助手席位置におけるフロ
ント側の概略断面図である。
【図6】同自動車の左右方向の運転席位置におけるフロ
ント側の概略断面図である。
【図7】同自動車の左右方向の運転席位置におけるフロ
ント側の概略断面図である。
【図8】本発明の一実施例に係る自動車のフロントライ
トユニットの概略構成を示す断面図である。
【図9】同フロントライトユニットを自動車の室内から
見た一部破断斜視図である。
【図10】本発明の一実施例に係る自動車のサイドター
ンシグナルランプ部を詳細に示す断面図である。
【図11】第1の変形例に係る自動車の左右方向の中心
位置におけるフロントボデーの概略断面図である。
【図12】第2の変形例に係る自動車の左右方向の中心
位置におけるフロントボデーの概略断面図である。
【図13】変形例に係るフロントライトユニットの概略
構成を示す断面図である。
【図14】従来例に係る自動車のフロント側の概略構成
を示す斜視図である。
【図15】従来例に係る自動車の左右方向の中心位置に
おけるフロントボデーの概略断面図である。
【図16】従来例に係る自動車のフロント側ボデー構造
の概略を示す斜視図である。
【図17】従来例に係るフロントライトユニット部断面
図である。
【符号の説明】
11;フロントガラス、12;フロントピラー、13;
ダッシュパネル、21;フロントサイドメンバ、23;
フロントサスペンションタワー、23a;スプリングサ
ポート、30;カウル部材、30e;開口部、33;開
口、34;ファンシュラウド、37;カウルルーバ、3
7a;ダクト、37b:37c;カウルリッド、38;
サービスキャップ、40;熱交換器ユニット、41;エ
アコンコンデンサ、42;エンジンラジエタ、43;フ
ァン、44;ファンモータ、51;空調ダクト、52;
ブレーキブースタ、61;エンジンユニット、70;一
体バンパ、71;バンパリンフォース、100;フロン
トヘッドライト、101;レンズ、102;リフレク
タ、103;コネクタ、104;ヘッドライトバルブ、
110;サイドランプユニット、113;ターンシグナ
ルバルブ、120;インスツルメントパネル、パネル、
122;インスツルメントパネルハーネス、130;フ
ロントドア、135;ドアミラー本体、A;フロントオ
ーバーハング、E;エンジンコンパートメント、C;カ
ウルコンパートメント、F;フロントライトユニット。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に略車両幅の開口部を設けた横長の
    箱型形状を呈し、同開口部を車両前方に向けた状態でそ
    の底板部を自動車前部の左右一対のフロントサスペンシ
    ョンタワーの上端に略水平に一体的に取り付けると共
    に、その後側垂直部を同自動車のフロントピラーの前端
    に配置させてなるカウル部材を設けたことを特徴とする
    自動車のフロントボデー構造。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の自動車のフロント
    ボデー構造において、前記カウル部材の底板部に設けた
    熱交換器ユニット取り付け用の開口と、同開口の周囲に
    一体的に設けた送風機用のファンシュラウドとを備えた
    ことを特徴とする自動車のフロントボデー構造。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の自動車のフロント
    ボデー構造において、前記カウル部材の開口部の上下端
    部間に熱交換器ユニットを取り付けたことを特徴とする
    自動車のフロントボデー構造。
  4. 【請求項4】 前記請求項1に記載の自動車のフロント
    ボデー構造において、前記カウル部材の開口部に同開口
    部を開閉可能にするリッドを設けたことを特徴とする自
    動車のフロントボデー構造。
  5. 【請求項5】 前記請求項1に記載の自動車のフロント
    ボデー構造において、前記カウル部材の底板部の前端に
    上端部が支持され、ダッシュパネル又は左右フロントサ
    イドメンバ前端を結ぶラジエターサポート部に下端部が
    支持された熱交換器ユニットを備えたことを特徴とする
    自動車のフロントボデー構造。
  6. 【請求項6】 前記請求項1に記載の自動車のフロント
    ボデー構造において、前記カウル部材の底板部の前端に
    フロントバンパ上端部を固定したことを特徴とする自動
    車のフロントボデー構造。
  7. 【請求項7】 ヘッドランプ,フロントターンシグナル
    ランプ,車幅灯等を備えてなるフロントライトユニット
    を、フロントガラスの客室側の左右下端部に設けたこと
    を特徴とする自動車のライトユニット構造。
  8. 【請求項8】 前記請求項7に記載のライトユニット構
    造において、前記フロントライトユニットを前記フロン
    トガラスに接着剤にて直接結合したことを特徴とする自
    動車のライトユニット構造。
  9. 【請求項9】 前記請求項7又は請求項8に記載のフロ
    ントライトユニットに、さらにフロントドアのガラスフ
    レーム前側付根の三角コーナー部に取付けたサイドター
    ンシグナルランプユニットを設けたことを特徴とする自
    動車のライトユニット構造。
  10. 【請求項10】 前記請求項9に記載のサイドターンシ
    グナルランプユニットにおいて、そのレンズ部をフロン
    トドアのガラスフレーム前側付根の三角コーナー部に取
    付け、バルブ及びリフレクタをインスツルメントパネル
    に取付けたことを特徴とする自動車のライトユニット構
    造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234510A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Honda Motor Co Ltd 電動車両の車体前部構造
JP2012218642A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Toyota Motor Corp 車両前部構造
US11305821B1 (en) 2021-03-08 2022-04-19 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle body front structure

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