JP5245651B2 - トラクタ - Google Patents
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Description
「フロントアクスルブラケット1を鋳造成形とし、同ブラケット底面部2の上周辺には、適宜高さの前壁部3と左右側壁部4,4と後壁部を一体成形して略バケット状に形成する。またこのブラケット底面部2の下部で且つ前記左右側壁部4,4と後壁部下方に位置する箇所に、フロントアクスルハウジングを回動自在に支持する支持壁9を一体成形する。また前記底面部2の上面には、エンジン補器を取り付けるフレーム枠の取付座を突設状に一体形成する。」
と記載され、フロントアクスルブラケット1は、前壁部3と左右側壁部4,4と後壁部を一体成形して略バケット状に形成する構造にして、剛性を高めて、充分な強度を確保できる構成にしたと述べられている。
トラクタ車体(2)の前部に装備するフロントローダ(10)を前記アクスルブラケット(5)を利用して取り付け、
アクスルブラケット(5)の後支持部(5a)を構成する帯板(4),(4)の内面の上側にエンジン(6)を取り付ける構成とし、
該エンジン(6)を取り付けた部位のすぐ下側であって、帯板(4),(4)の外面の取付け面(3)にフロントローダ(10)のブラケット(11)を取り付けて構成したことを特徴とするトラクタとしたものである。
また、トラクタ車体(2)の前部に装備するフロントローダ(10)をアクスルブラケット(5)を利用して取り付けるにあたり、アクスルブラケット(5)の後支持部(5a)を構成する帯板(4),(4)の内面の上側にエンジン(6)を取り付け、このエンジン(6)を取り付けた部位のすぐ下側であって、帯板(4),(4)の外面の取付け面(3)にフロントローダ(10)のブラケット(11)を取り付ける。
また、トラクタ車体(2)の前部に装備するフロントローダ(10)をアクスルブラケット(5)を利用して取り付けるにあたり、アクスルブラケット(5)の後支持部(5a)を構成する帯板(4),(4)の内面の上側にエンジン(6)を取り付け、このエンジン(6)を取り付けた部位のすぐ下側であって、帯板(4),(4)の外面の取付け面(3)にフロントローダ(10)のブラケット(11)を取り付ける構成としたので、フロントローダ(10)を取り付けるための別構成の取付け部を構成する必要がないから、低コストで製作できる利点がある。さらに、帯板(4),(4)の内面の上部側と外面の下部側とにそれぞれエンジン(6)とフロントローダ(10)のブラケット(11)を取り付けて強固に連結することによって、互いに強度が増して安定した支持ができるようになる。併せて、取付け面(3)の幅を下方に広げたから、フロントローダ(10)の重心位置を低くすることが可能になった。
まず、トラクタ13は、図4に示すように、トラクタ車体2の後部に左右一対の駆動用の後輪14,14を軸架し、前部にはステアリングハンドル15によって操舵される左右の前輪16,16を軸架して構成している。そして、トラクタ13は、前記ステアリングハンドル15を装備した運転席23を囲んだキャビン24の前方側をボンネット1で覆い、その内部にエンジン6や該エンジン6の補器、すなわち、ラジエータ17、オイルクーラ18、空調用のコンデンサ19、インタークーラ20、エアクリーナ21、バッテリー22等を内装して搭載した構成としている。
この実施例は、エンジン6の付属機器7に関するもので、アクスルブラケット5に搭載したエンジン6の前側に、前方側から順番にエアクリーナ21、インタークーラ20、エアコンのコンデンサ19、オイルクーラ18、ラジエータ17を搭載し、下側にはバッテリー22を装備した構成としている。これらの各付属機器7は、それぞれを組み込んで取り付けできる特殊なブラケットを製作しておき、予め、サブ組みしておき、メインの組み立てラインに持ち込んで効率的に組立作業を行うものである。したがって、メインの組み立てラインは、アクスルブラケット5にエンジン6を組み立てすると、その前側に、予めサブ組みしたエンジンの付属機器7をまとめて組み立てることが出来て組立作業が効率的にできるものとなった。
従来、トランスミッションケースにオイルブリーザを設けると、ミッションケース内でギヤの回転に伴うオイルの攪拌、オイル温度の上昇によってケース内圧が上がり、ブリーザからオイルが外に噴出する場合があった。特に、トランスミッション内のオイルは、内部に軸架されて高速で回転するギヤによって攪拌され、外に噴出する場合が多く、低温時に高速走行するとき等に多く発生していた。
このように、実施例に係るリヤアクスルハウジングケース37のオイルブリーザ口36は、オイルを攪拌するギヤが存在しないブレーキ室39に開口したから、ギヤの回転に伴うオイルの攪拌作用が起きず、オイルの噴出をほとんどなくすることが出来た。
まず、図12は、左側のピラー56に、ワークランプ等のリレー類57やヒユーズボックス58を配置して取り付けた構成としている。そして、図13に示した実施例は、キャビン24に設置する複数のリレー類59,60を、右側のピラー61に配置して取り付けた構成としている。
図14は、右側フェンダー64を利用して配索した状態を示す斜面図で、一方の端部のハーネス63aは、上方のルーフ右側に延長され、他方の端部63bは、更に、右側に延長される。そして、ハーネス63は、図面に示した如く、専用のハーネスのみの経路65か形成され、更に、ハーネス専用のクランプ66を配置して保持される構成となっている。そして、図15に示した実施例は、ハーネス63の一端部63aを左側のフェンダーに延長し、他方の端63b部分を、上方の左側ルーフに、更に、下端63bを、ステップ68の下側にも延長して配索している。
そして、フード69内のハーネス63の配索は、トラブル発生時のメンテナンスの向上を目的として、1本のハーネス63に限定しており、トラクタ本機側との接続は、一箇所に限定した構成としている。実施例の場合、フード69のハーネス63は、後端部63cの1箇所を,トラクタ本機側のメインハーネスに接続する構成とし、途中部分は、ほとんど鉄板の裏側を通し露出させず、エンジン補器等との接触が無いように配慮した構成としている。80は左右前部にある前照灯を示している。
そして、キャビン24に配索したハーネス63は、フロントピラー部のウインカー、作業灯などへの接続をギボシ端子の構成にしている。このように、ハーネス63は、ギボシにして長さを千鳥にすることによって、ウインカー、作業灯へのブラケットパイプ内を通さなければならないため作業性がよくなる利点がある。又、ハーネス63は、別構成(図20参照)になっているので不具合発生時の点検、交換が容易に行えるものとなっている。
第1実施例は、図21、及び図22に示すように、トラクタに搭載した燃料タンク81の給油口82に設けたキャップ83の上側に、キャビンドア84に一体として取り付けたキャップ保護具85を設けている。そして、該キャップ保護具85は、キャビンドア84を閉めた状態では、常に、前記燃料タンク81の給油口82のキャップ83の上側に位置してキャップ83の開閉ができないように保護する構成としている。
以上のように、第1実施例は、キャビン24のドア84に施錠して閉めておけば、燃料タンク81の給油口82が開かず、燃料の盗難が起きることはない。つぎに、第2実施例は、ネット86を燃料タンク81の給油口82下側に設けたから、ポンプの吸引口がタンク内に挿入できず、燃料が盗難に合うことはない優れた特徴がある。
2 トラクタ車体
3 取付け面
4,4 帯板
5 アクスルブラケット
5a 後支持部
5b 前支持部
6 エンジン
7 付属機器
8 搭載部
10 フロントローダ
11 ローダのブラケット。
17 ラジエータ
18 オイルクーラ
22 バッテリ
Claims (2)
- ボンネット(1)で覆われるトラクタ車体(2)の前部において、左右一対の帯板(4),(4)の取付け面(3)の上下幅を幅広に形成して上側部分と下側部分とに取付けスペースを設け、前記左右一対の帯板(4),(4)を、平面視で略平行に配置して前後方向に延長したアクスルブラケット(5)を構成し、該アクスルブラケット(5)は、エンジン(6)を搭載する後支持部(5a)と、その前側に連続したエンジン(6)の付属機器類(7)を搭載する前支持部(5b)とを構成し、該前支持部(5b)は、前記後支持部(5a)より上縁の搭載部(8)が低い位置になるように下げて形成し、
トラクタ車体(2)の前部に装備するフロントローダ(10)を前記アクスルブラケット(5)を利用して取り付け、
アクスルブラケット(5)の後支持部(5a)を構成する帯板(4),(4)の内面の上側にエンジン(6)を取り付ける構成とし、
該エンジン(6)を取り付けた部位のすぐ下側であって、帯板(4),(4)の外面の取付け面(3)にフロントローダ(10)のブラケット(11)を取り付けて構成したことを特徴とするトラクタ。 - 前記前支持部(5b)には少なくともラジエータ(17)、オイルクーラ(18)、バッテリー(22)を搭載すると共にラジエータ(17)を左右いずれか一方側に寄せて搭載し、他方側にエアコンホース、ハーネス類を配策したことを特徴とする請求項1記載のトラクタ。
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