JP4870590B2 - 作業車両 - Google Patents

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本発明は、エンジンの後部に、ラジエータ、燃料タンク、バッテリー及びステアリングハンドルを支持する取り付けフレーム(コラムブラケット)を配置する作業車両のフレーム構成技術に関する。
従来、トラクターは、例えば作業機としてフロントローダを機体前部に装着する作業車両として良く知られている。このようなフロントローダを装着したトラクターは、土砂の運搬・積み込み、掘り込み、収穫物運搬、又は水田の整地等の多様な農作業を行うことができる。また、トラクターは、一般的に前部のボンネット内にエンジン、後部に操縦席を配置する構成とされている。エンジンを冷却する方式として、後部吸い込み、前部吐き出し方式とした場合、エンジンと操縦席との間には、ラジエータ、燃料タンク、バッテリー、及びステアリングハンドルを支持する取り付けフレームが配置される。
例えば、特許文献1は、取り付けフレームにバッテリーを配置する空間を形成するトラクターを開示している。
特開平11−34924号公報
上述したように、冷却風前方吐き出し式のトラクターは、エンジンルーム後部であって操縦席前部において電気機器や油圧機器等の多くの機器が配置される。これらの機器類は、エンジン振動による弊害を防止するため、強固に固定される必要がある。そのため、機器類は、機体フレームに固設した取り付け部材に固設するのみならず、押さえ板等によって補強して強固に固定されている。しかし、これらの機器類は、各機器に取り付け部材が必要であり、かつ取り付け部材自体が複数に分割される複雑な構成とされているため、取り付けの際に作業時間を労する。また、一つの機器に対して取り付け具及び押さえ板等複数の部材を必要とするため、部品点数が多くなる。すなわち、製造工数及び部品コストが嵩む課題があった。一方、特許文献1に開示される構成は、バッテリーの配置のみしか考慮されていないため、これらの課題が解決されていない。そこで、解決しようとする課題は、エンジンルーム後方において、配置機器の取り付け部材又は押さえ部材を削減することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、エンジン(5)の冷却方式を後部吸い込み・前部吐き出し方式とし、該エンジン(5)の後部に、ラジエータ(6)、燃料タンク(19)、バッテリー(20)、及びステアリングハンドル(9)を支持するコラムブラケット(50)を配置する作業車両(1)において、前記ラジエータ(6)の後部で、燃料タンク(19)の上部にコラムブラケット(50)を配置し、該コラムブラケット(50)は上部(50a)枠、中央部(50b)枠、及び下部(50c)枠により構成し、上部(50a)枠は、前方に配置されたボンネット(4)の形状と略同一となるように、外周が略アーチ形状の三日月状に形成され、中央部(50b)枠は、後面視矩形状に形成されて、中央の左右にそれぞれ矩形状の左開口部(54)と右開口部(55)とを並べて開口する形状とし、下部(50c)枠は、後面視略門型に形成され、両側下部に一対の脚部(57a・57b)を形成し、該脚部(57a・57b)を機体フレーム(14)の上部に固設し、前記左右の開口部(54・55)の内側にオイルクーラー(43)とバッテリー(20)とを左右に併置したものである。
請求項2においては、請求項1記載の作業車両において、前記左右の開口部(54・55)の一方の開口部(55)の下部にバッテリー位置決め部(55a)を形成し、該バッテリー位置決め部(55a)にバッテリー(20)前下部を載置したものである。
請求項3においては、請求項1記載の作業車両において、前記コラムブラケット(50)の下部両側に、少なくとも燃料ポンプ(41)及び燃料フィルタ(42)の燃料供給機器の取り付け部を形成するものである。
請求項4においては、請求項1記載の作業車両において、該上部(50a)枠の左右両側にグリップ取り付け部(53・53)を形成するものである。
請求項5においては、請求項4記載の作業車両において、前記上部(50a)枠の後面内側の外周に沿って電装線類(45)を敷設する溝部(51)を設けたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、コラムブラケットの下部で燃料タンクの上部を押さえる機能を持たせることで、燃料タンクの振動を抑えることができるため、押さえ部材を別途設ける必要がない。つまり、製品の部品点数を削減できる。
また、コラムブラケットでバッテリーとオイルクーラーを左右併置して支持することで、別途オイルクーラーを支持する部材を設ける必要がない。つまり、製品の部品点数を削減できる。
請求項2においては、請求項1記載の効果に加え、コラムブラケットでバッテリーの前下部の位置決めを行うことができる。つまり、製品を組み立てが容易にできるため、製造工数を削減できる。
請求項3においては、請求項1記載の効果に加え、製品組み立て時においてフレームに少なくとも燃料ポンプ、燃料フィルタの燃料供給機器を予め取り付けておくことで、各部品をASSY化できる。つまり、製品組み立てが容易とできるため、製造工数を削減できる。
請求項4においては、請求項1記載の効果に加え、運転部への昇降時に体を支えるためにつかむグリップを強固に取り付けることができる。つまり、作業車両の乗降を楽にできる。
請求項5においては、請求項4記載の効果に加え、電装線を損傷より保護することができる。つまり、製品安全性を向上できる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施例に係るフロントローダを装着するトラクターの全体的な構成を示す側面図、図2はコラムブラケットの全体的な構成を示す背面図、図3は同じく斜視図である。図4は機器類を取り付けた状態のコラムブラケットを示す背面図、図5は同じく左側面図、図6は同じく右側面図である。
まず、図1を用いて、本発明の実施例として、主に農業用に用いられるトラクター1について簡単に説明する。なお、図1のトラクター1は、矢印Aの向きを進行方向として説明する。│
図1に示すように、トラクター1は、機体フレーム14の前部上にエンジン5を搭載してボンネット4内に収納し、機体フレーム14の後部上に操縦部7を配置している。また、機体フレーム14には、前後にそれぞれ前輪2・2および後輪3・3が支承されている。さらに、本実施例のトラクター1は、作業機として、前部にフロントローダ装置28、中央下部にモア装置29が装着されている。これら作業機28・29について、本実施例において詳細な説明は省略する。
ボンネット4には、内部において、機体フレーム14・14上に防振支持されるエンジン5が配置されている。また、エンジン5の後部には、エンジン5冷却用のラジエータ6が配置されている。さらに、ラジエータ6の後部には、本発明の各機器類の取り付け部材としてのコラムブラケット50が配置されている。このコラムブラケット50については、詳しくは後述する。
ボンネット4後部すなわち機体フレーム14略中央部には、上ダッシュボード17及び下ダッシュボード18が配置されている。また、上ダッシュボード17及び下ダッシュボード18は、燃料タンク19、バッテリー20、及びパワステバルブ(図示略)等を被装している。さらに、上ダッシュボード17上面には、計器パネル21、前後進切換レバー22、及びキースイッチ(図示略)等が配置されている。一方、下ダッシュボード18の後下部から側方においては、ステップカバー(図示略)及びステップ23が形成されている。
操縦部7は、機体フレーム14の後部において、前輪2・2と後輪3・3との間に配置されている。操縦席8は、操縦部7において、左右の後輪3・3の間に配置されている。また、操縦席8は、前方にはステアリングハンドル9が配置され、両側には後輪3・3の上方及び前方を被装するフェンダー10・10が形成されている。さらに、フェンダー10・10の上部には、主変速レバー、作業機操作レバー13等が配置される操作パネル11が構成されている。
操縦席8下方であって機体フレーム14後部には、ミッションケース16が配置されている。エンジン5からの動力は、ドライブシャフト15を介してミッションケース16へ伝達され、このミッションケース16によって変速されてリアアクスル(図示略)を介して後輪3・3を駆動する。他方、ミッションケース16から前輪駆動軸等を介して前輪2・2にも駆動力を伝達できるようにし、モア装置29にも動力を伝達可能としている。
ここで、図1乃至図6を用いて、本発明の特徴であるコラムブラケット50について詳細に説明する。なお、図4乃至図6において、コラムブラケット50に取り付けられている機器は、コラムブラケット50に取り付けられる全ての機器を表すものではない。また、図3、図5、及び図6は、矢印Aの向きを進行方向としている。さらに、図2は、紙面奥行きをトラクター1の進行方向としているため、紙面の左右方向は操縦席8から見る左右と同一である。
図1乃至図3に示すように、各機器類の取り付け部材としてのコラムブラケット50は、略矩形に形成されている。コラムブラケット50は、トラクター1の機体フレーム14において、前後略中央部に配置されている。コラムブラケット50は、各機器類を取り付けるための取り付け部材としての役割を担っている。そのため、本実施例のコラムブラケット50は、複雑な形状に成形が可能であるアルミダイキャスト製又は鉄製の構造とされている。しかし、本発明のコラムブラケット50については、特に材質を限定するものではない。
図2及び図3に示すように、コラムブラケット50は、複雑な形状の略矩形にて形成されている。以下、分かり易く説明するために、コラムブラケット50を上部50a、中央部50b、及び下部50cに分けて説明する。
上部50aは、正面視においては前方に配置されるボンネット4の形状と略同一となるように外周が略アーチ形状に形成される三日月状に形成され、かつ側面視においては略L字状に形成されている。ここで、上部50aは、上外周に沿って背面(後側)側が開放する溝部51が形成されている。溝部51は、ハーネス等を収納可能とされている。このため、ハーネス等はエンジン5側からの熱の影響が受けにくい。また、組み立て時又はメンテナンス時において、ハーネスは、作業の邪魔にならない。また、上部50aの左右中央下部には、背面(後面)側に取り付け面が形成されることで、ステアリングコラム取り付け部52が形成されている。ステアリングコラム取り付け部52は、その左右にボルト孔が穿設されることで、ステアリングハンドル9やステアリングバルブ(図示略)等を取り付けるためのステアリングコラムが固定される。さらに、上部50aの両側には、グリップ44(図1又は図4参照)を取り付けるグリップ取り付け部53が形成されている。このグリップ取り付け部53は、上部50aにおける下部水平面の両側の左右対称な位置に取り付け用孔が上下方向に開口されている。
コラムブラケット50は、内側にオイルクーラー43とバッテリー20を併置するように形成されている。中央部50bは、後面視矩形状に形成されて、中央の左右にそれぞれ矩形状の左開口部54と右開口部55とを並べて開口する形状とされている。つまり、中央部50bは、矩形状の枠部内の中央に矩形状の開口部が設けられ、開口部は左右一側寄りに上下方向に仕切り板50dが形成され、該仕切り板50dの左側に左開口部54が、右側に右開口部55が形成されている。左開口部54の左側には、オイルクーラー取り付け部54aが形成されている。オイルクーラー取り付け部54aには、その上下方向にプレートを形成しかつ取り付け用のボルト孔を複数開口して取り付け部54aが設けられている。ただし、取り付け部54aは左開口部54の上部又は下部に設けることも可能である。右開口部55の下端には、バッテリー20の前下部を載置するための載置面55cが形成されている。また、載置面55cの前部には、左右方向にプレート状のバッテリー位置決め部55aが立設されている。さらに、右開口部55の下端の左側には、下枠内に入り込むように凹部55bが形成されている。凹部55bはコラムブラケット50の左右中央に位置され、載置面55cよりも下方に凹むように配置されている。凹部55bは、内部に配線又は配管等が通過できる大きさに形成されている。さらに、中央部50bの左右の枠部には、その他取り付け部が形成されている。左側端部には、油圧ホースや冷却水ホース等を通過させて支持するホースホール58が形成され、右側にはリレーやヒューズ等の電気機器を取り付けるための右背面凹部59が形成されている。
下部50cは、後面視略門型に形成され、両側下部に一対の脚部57a・57bが形成されている。この脚部57a・57bが前記機体フレーム14の中央上部に固設した取り付けステーにボルト等により連結固定されることで、コラムブラケット50が機体フレーム14に立設される。ここで、脚部57aと57bとの間のスペースを下開口部56と定義する。また、下部50cは、前記脚部57a・57bの上外側部において、外側に向けて取り付け面を形成しており、左側に燃料ポンプ取り付け部61が、右側に燃料フィルタ取り付け部62がそれぞれ形成されている。
ここで、図4乃至図6を用いて、コラムブラケット50に押さえられる燃料タンクについて詳細に説明する。図4乃至図6に示すように、燃料タンク19は、下部は機体フレーム14上に支持され、上部はコラムブラケット50の下開口部56に係合されている。つまり、燃料タンク19は上下が機体フレーム14とコラムブラケット50により挟まれるようにして支持されている。燃料タンク19は、エンジン5に供給するための燃料を一時的に貯溜するタンクである。燃料タンク19は、ボンネット4の下後部のスペースに収まり、必要容量を確保するため、後面視略凹状の複雑な形状にて形成されている。
このような構成とすることで、コラムブラケット50は、燃料タンク19の上面を押さえる機能を有する。すなわち、コラムブラケット50は、エンジン振動又は走行振動等で振動する燃料タンク19を上方より押さえることができる。従来、燃料タンク19は、機体フレーム14に配設された上で、押さえ板等で固定して振動対策を行っていた。本実施例は、コラムブラケット50で燃料タンク19を押さえることで、従来用いられていた押さえ板等を用いることなく燃料タンク19の振動対策ができる。つまり、トラクター1の部品点数を削減できるため、部品コスト削減及び製造工数削減を実現できる。
ここで、特記すべき事項として、燃料タンク19の形状について詳細に説明する。燃料タンク19は、略中央において、上部に凹部19a、下部に窪み部19bが形成されている。なお、上凹部19aは、前後方向に渡ってかつ高さ方向において略中央まで凹形状が形成されている。このような構成とすることで、上凹部19aとコラムブラケット50の凹部55bとによって、油圧ホース(図示略)を配置する空間を設けることができる。また、燃料タンク19の窪み部19bによって、ドライブシャフト15の先端を避ける空間を設けることができる。つまり、トラクター1のコンパクト設計を可能としている。
また、図4乃至図6を用いて、コラムブラケット50に取り付けられるオイルクーラー43について詳細に説明する。図4乃至図6に示すように、オイルクーラー43は、コラムブラケット50の左開口部54に取り付けられている。オイルクーラー43は、作業機の作動油やミッションケース内の潤滑油を冷却する装置である。本実施例のオイルクーラー43は、ラジエータ6へ通風する冷却風の上流側に配置して冷却する空冷方式である。
このような構成とすることで、別途オイルクーラー43を支持する部材を設ける必要がない。つまり、トラクター1の部品点数を削減できるため、部品コスト削減及び製造工数削減を実現できる。
さらに、図4乃至図6を用いて、コラムブラケット50に支持されるバッテリー20について詳細に説明する。図4乃至図6に示すように、バッテリー20は、前部下面をコラムブラケット50の右開口部55の載置面55cに載置し、かつ下部前面をバッテリー位置決め部55a及び仕切り板50dに当接し、後下面を燃料タンク19上に載置するように配置されている。また、固定部材となる側面視L字状の固定プレート65をバッテリー20の後上部角に当接する状態にて、固定部材の長ボルト66の一端をコラムブラケット50に係止し、他端を前記固定プレート65に挿入してナットを締め付けることで、バッテリー20を固定する構成としている。
このような構成とすることで、製品組み立て時又はバッテリー20交換時において、バッテリー20を背面側から押し込み、所定の位置にて位置決めを行うことができる。つまり、バッテリー20の取り付けを容易とすることで、製造工数の削減ができる。また、交換や点検する時には、固定プレート65を外すことで、バッテリー20を後方又は斜め後方へ引き出すことが容易にできる。また、バッテリー20の端子の上方空間は空いた状態とされているため、ダッシュボード16・17を外すことによりケーブルの着脱が容易にできる。
さらに、図4乃至図6を用いて、コラムブラケット50に取り付けられる燃料供給機器41・42について詳細に説明する。図4乃至図6に示すように、燃料ポンプ41は、コラムブラケット50の左側下部に形成される燃料ポンプ取り付け部61によって支持されている。つまり、燃料ポンプ取り付け部61はコラムブラケット50の左側前下部の側面にボルト孔又はボルト溝が形成されることで、燃料ポンプ41のブラケットをボルト等で固定できるようにしている。他方、燃料フィルタ42は、コラムブラケット50の右側下部に形成される燃料フィルタ取り付け部62によって支持されている。燃料フィルタ取り付け部62は、燃料ポンプ取り付け部61と同様に構成されることで、ボルト等で燃料フィルタ42を固定できるようにしている。
このような構成とすることで、製品組み立て時において、コラムブラケット50に少なくとも燃料ポンプ41、燃料フィルタ42の燃料供給機器を予め取り付けておくことができる。すなわち、コラムブラケット50を燃料供給機器とASSY化できる。つまり、製品組み立てが容易となって製造工数が削減できる。また、メンテナンスの頻度が高い燃料ポンプ41、燃料フィルタ42がトラクター1の側に配置されることで、メンテナンス性を向上できる。
さらに、図4乃至図6を用いて、コラムブラケット50に取り付けられるグリップ44について詳細に説明する。図4乃至図6に示すように、グリップ44は、後面視略逆U字状に構成され、その両側をコラムブラケット50のグリップ取り付け部53に取り付けられている。また、グリップ44は、ステアリングハンドル9の前方又は上ダッシュボード17の前上部に左右方向に配置されている。なお、グリップ44は、操縦者が運転部への昇降時において、体を支えるために掴む支持材である。
このような構成とすることで、グリップ44の取り付け強度が高められる。すなわち、コラムブラケット50は剛性が保証されているため、コラムブラケット50にグリップ44を取り付けることで、グリップ44全体の強度信頼性を向上できる。また、例えば機体フレーム14にグリップ44を取り付ける構成と比較して、グリップ44の鉛直部分を短く構成できる。つまり、グリップ44の部品コストを低減できる。
さらに、図4を用いて、コラムブラケット50に付設される電装線類45について詳細に説明する。図4に示すように、電装線類45は、上ダッシュボード17上面の計器パネル21等から、コラムブラケット50に形成される溝部51に敷設され、各機器類へ至る構成とされている。
このような構成とすることで、電装線類45を溝部51内に収納することによって、複数の電線を容易に束ねて、垂れ下がることを防止でき、かつ放射熱からも遮ることができる。そして、組み立て作業時等において、電装線類45を引っ掛ける又は損傷することを防止できる。つまり、トラクター1の安全性及び組み立て性を向上できる。
その他特記すべき事項として、コラムブラケット50は、ステアリングコラム取り付け部52にステアリングコラム(図示略)を取り付け、ホースホール58にエンジン5の吸気ホース(図示略)及び油圧ホース(図示略)等を貫通させ、凹部55bに油圧ホースを貫通させる構成とされている。このようにして、本実施例のコラムブラケット50は、従来のフレームとしての機能のみならず多様な機器を取り付ける構成とすることで、部品点数の削減を図っている。
本発明の実施例に係るフロントローダを装着するトラクターの全体的な構成を示す側面図。 コラムブラケットの全体的な構成を示す背面図。 同じく斜視図。 機器類を取り付けた状態のコラムブラケットを示す背面図。 同じく左側面図。 同じく右側面図。
1 トラクター
4 ボンネット
5 エンジン
6 ラジエータ
9 ステアリングハンドル
19 燃料タンク
20 バッテリー
41 燃料ポンプ
42 燃料フィルタ
43 オイルクーラー
44 グリップ
45 電装線類
50 コラムブラケット

Claims (5)

  1. エンジン(5)の冷却方式を後部吸い込み・前部吐き出し方式とし、該エンジン(5)の後部に、ラジエータ(6)、燃料タンク(19)、バッテリー(20)、及びステアリングハンドル(9)を支持するコラムブラケット(50)を配置する作業車両(1)において、前記ラジエータ(6)の後部で、燃料タンク(19)の上部にコラムブラケット(50)を配置し、該コラムブラケット(50)は上部(50a)枠、中央部(50b)枠、及び下部(50c)枠により構成し、上部(50a)枠は、前方に配置されたボンネット(4)の形状と略同一となるように、外周が略アーチ形状の三日月状に形成され、中央部(50b)枠は、後面視矩形状に形成されて、中央の左右にそれぞれ矩形状の左開口部(54)と右開口部(55)とを並べて開口する形状とし、下部(50c)枠は、後面視略門型に形成され、両側下部に一対の脚部(57a・57b)を形成し、該脚部(57a・57b)を機体フレーム(14)の上部に固設し、前記左右の開口部(54・55)の内側にオイルクーラー(43)とバッテリー(20)とを左右に併置したことを特徴とする作業車両。
  2. 請求項1記載の作業車両において、前記左右の開口部(54・55)の一方の開口部(55)の下部にバッテリー位置決め部(55a)を形成し、該バッテリー位置決め部(55a)にバッテリー(20)前下部を載置したことを特徴とする作業車両。
  3. 請求項1記載の作業車両において、前記コラムブラケット(50)の下部両側に、少なくとも燃料ポンプ(41)及び燃料フィルタ(42)の燃料供給機器の取り付け部を形成したことを特徴とする作業車両。
  4. 請求項1記載の作業車両において、該上部(50a)枠の左右両側にグリップ取り付け部(53・53)を形成したことを特徴とする作業車両。
  5. 請求項4記載の作業車両において、前記上部(50a)枠の後面内側の外周に沿って電装線類(45)を敷設する溝部(51)を設けたことを特徴とする作業車両。
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