JP2002346047A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
に得ることができなかった利益を還元する遊技を実行
し、利益の還元を十分に実感できるようにする。 【解決手段】 特定役の当選時の遊技で特定役に対応す
る特定の図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったと
きの情報値をカウントする特定役非入賞情報値カウント
手段68と、そのカウント値を記憶する特定役非入賞情
報値記憶手段69と、当選した特定役に対応する特定の
図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったために得る
ことができなかった利益を還元する遊技であって、通常
遊技よりメダル獲得枚数期待値の大きい還元遊技を実行
するか否かを、特定役非入賞情報値記憶手段69に記憶
されたカウント値に基づいて決定する還元遊技実行決定
手段70と、その決定に基づいて還元遊技を実行する還
元遊技実行手段71とを備える。
Description
対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止しなか
ったために得ることができなかった利益を還元する遊技
を実行するスロットマシンに関するものである。
役の当選確率を定めた確率テーブルを用いて役の抽選を
行っている。ここで、小役の当選時には、遊技者のスト
ップスイッチの操作や、リールの図柄配列等により、当
選した小役が必ずしも入賞するとは限らなかった。この
ため、実際の遊技における出玉率が理論値を下回る場合
があった。かかる場合に、出玉率の補正を何ら行わない
スロットマシンと、出玉率の補正を行うスロットマシン
とが知られている。
例えば、小役の当選確率を若干変化させた高確率テーブ
ルと低確率テーブルとを設け、実際の出玉率とその理論
値とを対比して、出玉率が理論値に近づくように上記の
2つの確率テーブルを切り替えて使用することにより、
出玉率の補正を行っていた。
を行うスロットマシンでは、小役の当選確率を若干変化
させた確率テーブルを切り替えて使用しているにすぎ
ず、出玉率が顕著に変化するものではない。このため、
遊技者は、低確率テーブルが用いられている状態と、高
確率テーブルが用いられている状態との差を認識するこ
とはできなかった。よって、遊技者は、遊技中に、出玉
率の補正が行われているか否かを実感することはできな
いという問題があった。
題は、当選役を入賞させることができなかったために得
ることができなかった利益を還元する遊技状態を作り出
すとともに、この遊技状態では、遊技者が利益の還元を
十分に実感できるようにすることである。
段によって、上述の課題を解決する。 (請求項1)請求項1の発明は、役の抽選を行う役抽選
手段と、前記役抽選手段で特定役に当選した遊技におい
てその特定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停
止しなかったときに、その当選を無効にする特定役当選
無効手段と、前記役抽選手段で特定役に当選した遊技に
おいてその特定役に対応する特定の図柄の組合せが有効
ラインに停止しなかったときに、所定の情報値をカウン
トする特定役非入賞情報値カウント手段と、前記特定役
非入賞情報値カウント手段によるカウント値を記憶する
特定役非入賞情報値記憶手段と、当選した特定役に対応
する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止しなかった
ために得ることができなかった利益を還元する遊技であ
って、通常遊技よりメダル獲得枚数期待値の大きい還元
遊技を実行するか否かを、前記特定役非入賞情報値記憶
手段に記憶されたカウント値に基づいて決定する還元遊
技実行決定手段と、前記還元遊技実行決定手段の決定結
果に基づいて、還元遊技を実行する還元遊技実行手段と
を備えることを特徴とする。
特定役に当選した遊技においてその特定役に対応する特
定の図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったとき
(特定役の取りこぼし時)には、所定の情報値(例えば
遊技回数やメダルの損失枚数)が特定役非入賞情報値カ
ウント手段によりカウントされるとともに、特定役非入
賞情報値記憶手段によりそのカウント値が記憶される。
非入賞情報値記憶手段に記憶されたカウント値に基づい
て、還元遊技を実行するか否かを決定する。還元遊技
は、当選した特定役に対応する特定の図柄の組合せが有
効ラインに停止しなかったために得ることができなかっ
た利益を還元する遊技であって、通常遊技よりメダル獲
得枚数期待値の大きい遊技である。還元遊技実行決定手
段により還元遊技を実行することに決定されると、還元
遊技実行手段は、還元遊技を実行する。
所定の情報値に基づいて還元遊技が実行されるので、特
定役の取りこぼしによって遊技者が得ることができなか
ったメダルを、還元遊技を通じて還元することができ
る。また、特定役の取りこぼしに関する所定の情報値に
基づいて還元遊技を実行するか否かを決定すれば、適切
な時に還元遊技を実行することができる。
に記載のスロットマシンにおいて、前記役抽選手段で特
定役に当選したときに、当選した特定役に対応する特定
の図柄の組合せを有効ラインに停止させるための情報を
報知するように制御する特定役情報報知制御手段を備
え、前記還元遊技実行手段は、前記特定役情報報知制御
手段による報知を行う還元遊技を実行することを特徴と
する。
行されると、特定役情報報知制御手段は、当選した特定
役に対応する特定の図柄の組合せを有効ラインに停止さ
せるための情報を報知するように制御する。したがっ
て、還元遊技中は、遊技者は、報知された情報を見るこ
と等で、通常遊技時以上に、当選した特定役に対応する
特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させることがで
きるようになる。よって、還元遊技中は、特定役に基づ
くメダル獲得枚数を増加させることができる。
に記載のスロットマシンにおいて、複数の図柄を表示し
た複数のリールと、前記役抽選手段の抽選結果に基づい
てリールを停止制御するリール停止制御手段とを備え、
前記役抽選手段は、複数種類の特定小役を含む役の抽選
を行い、複数種類の特定小役には、それぞれ異なる図柄
の組合せが定められており、少なくとも1つの前記リー
ルは、いずれかの特定小役の当選時に、その当選した特
定小役を構成する図柄を前記リール停止制御手段による
前記リールの停止制御によって有効ラインに停止させる
ことができない位置に、他の種類の特定小役を構成する
図柄の少なくとも1つが配置されるように、複数種類の
特定小役を構成する図柄を配列し、前記特定役情報報知
制御手段は、当選した特定小役に対応する特定の図柄の
組合せに関する情報を報知するように制御することを特
徴とする。
は、特定役情報報知制御手段は、当選した特定小役に対
応する特定の図柄の組合せに関する情報を報知するよう
に制御する。ここで、複数種類の特定小役には、それぞ
れ異なる図柄の組合せが定められており、少なくとも1
つのリールは、いずれかの特定小役の当選時に、その当
選した特定小役を構成する図柄をリール停止制御手段に
よるリールの停止制御によって有効ラインに停止させる
ことができない位置に、他の種類の特定小役を構成する
図柄の少なくとも1つが配置されるようにした。
選時には、当選した特定小役に対応する特定の図柄の組
合せを有効ラインに停止させることができる。これに対
し、還元遊技でないときは、特定小役に当選した場合で
あっても、当選した特定小役に対応する特定の図柄の組
合せに関する情報が報知されないため、当選した特定小
役に対応する特定の図柄の組合せを有効ラインに停止さ
せることが困難となる。よって、還元遊技中は、特定小
役に基づくメダル獲得枚数を増加させることができる。
に記載のスロットマシンにおいて、複数の図柄を表示し
た複数のリールと、各前記リールに対応して設けられ、
前記リールの回転を停止させるときに遊技者が操作する
ストップスイッチと、前記役抽選手段の抽選結果に基づ
いて前記リールを停止制御するとともに、前記役抽選手
段で特定小役に当選した場合において、前記ストップス
イッチが特定の操作順番で操作されたときはリールの停
止可能位置の範囲内において当選した特定小役に対応す
る特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させ、前記ス
トップスイッチが特定の操作順番以外の操作順番で操作
されたときは当選した特定小役に対応する特定の図柄の
組合せを有効ラインに停止させない停止制御を行うリー
ル停止制御手段とを備え、前記特定役情報報知制御手段
は、前記役抽選手段で特定小役に当選したときに、前記
リール停止制御手段により当選した特定小役に対応する
特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させる停止制御
が行われるための前記ストップスイッチの操作順番に関
する情報を報知するように制御することを特徴とする。
は、特定役情報報知制御手段は、当選した特定小役に対
応する特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させる停
止制御が行われるためのストップスイッチの操作順番に
関する情報を報知するように制御する。
の当選時に、特定の操作順番でストップスイッチが操作
されたときには当選した特定小役に対応する特定の図柄
の組合せを有効ラインに停止させる停止制御を行い、ス
トップスイッチが特定の操作順番以外の操作順番で操作
されたときは当選した特定小役に対応する特定の図柄の
組合せを有効ラインに停止させない停止制御を行う。
選時には、当選した特定小役に対応する特定の図柄の組
合せを有効ラインに停止させることができる。これに対
し、還元遊技でないときには、特定小役に当選した場合
であっても、特定の操作順番が報知されないため、当選
した特定小役に対応する特定の図柄の組合せを有効ライ
ンに停止させることが困難となる。よって、還元遊技中
は、特定小役に基づくメダル獲得枚数を増加させること
ができる。
から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、前記特定役非入賞情報値カウント手段は、
前記役抽選手段で特定役に当選した遊技においてその特
定役に対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止
しなかった遊技回数をカウントし、前記特定役非入賞情
報値記憶手段に記憶された遊技回数を超えない範囲で、
還元遊技の遊技回数を決定する還元遊技回数決定手段を
備えることを特徴とする。
情報値カウント手段は、特定役に当選した遊技において
その特定役に対応する特定の図柄の組合せが有効ライン
に停止しなかった遊技回数をカウントする。そして、還
元遊技が実行されるときは、還元遊技回数決定手段によ
り、還元遊技の遊技回数が決定される。ここで、還元遊
技回数決定手段は、特定役非入賞情報値記憶手段に記憶
された遊技回数を超えない範囲で還元遊技の遊技回数を
決定する。したがって、還元遊技の遊技回数を、特定役
の取りこぼし遊技回数以内に設定することができる。こ
れにより、特定役の取りこぼしによって遊技者が得るこ
とができなかった利益の範囲内で、還元遊技でメダルを
獲得させることができる。
から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、前記特定役非入賞情報値カウント手段は、
前記役抽選手段で特定役に当選した遊技においてその特
定役に対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止
しなかった遊技回数をカウントし、前記特定役非入賞情
報値記憶手段は、前記還元遊技実行手段により実行され
る還元遊技の遊技回数が記憶されている遊技回数に満た
ない場合に、記憶されている遊技回数と還元遊技の遊技
回数との差を記憶することを特徴とする。
情報値カウント手段は、特定役に当選した遊技において
その特定役に対応する特定の図柄の組合せが有効ライン
に停止しなかった遊技回数をカウントする。そして、還
元遊技が実行されるときは、特定役非入賞情報値記憶手
段には、それまでに記憶されている遊技回数と、実行さ
れる還元遊技の遊技回数との差が新たに記憶される。
数が特定役の取りこぼし遊技回数を下回った場合であっ
ても、その遊技回数の差が特定役非入賞情報値記憶手段
に新たに記憶され、その遊技回数を初期値として、特定
役の取りこぼし時の遊技回数が特定役非入賞情報値記憶
手段に記憶される。よって、決定された還元遊技の遊技
回数が特定役の取りこぼし遊技回数を大幅に下回った場
合であっても、遊技者に大きな不利益を与えないように
することができる。
から請求項6までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、前記特定役非入賞情報値カウント手段は、
前記還元遊技実行手段による還元遊技の実行中に、前記
役抽選手段で特定役に当選した遊技においてその特定役
に対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止しな
かったときであっても、所定の情報値をカウントしない
ようにすることを特徴とする。
いて特定役に対応する特定の図柄の組合せが有効ライン
に停止しなかったときであっても、特定役非入賞情報値
カウント手段は、所定の情報値をカウントしない。した
がって、遊技者に有利となる遊技以外の遊技だけの特定
役の取りこぼしに関する情報値をカウントし、このカウ
ント値に基づき還元遊技を実行するか否かを決定するこ
とができる。
から請求項7までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、前記役抽選手段で特別役及び特定役以外の
一般役に当選した遊技においてその一般役に対応する図
柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときに、所定
の情報値をカウントする一般役非入賞情報値カウント手
段と、前記一般役非入賞情報値カウント手段によるカウ
ント値を記憶する一般役非入賞情報値記憶手段とを備
え、前記還元遊技実行決定手段は、前記一般役非入賞情
報値記憶手段に記憶されたカウント値に基づいて、還元
遊技を実行するか否かを決定することを特徴とする。
特別役及び特定役以外の一般役に当選した遊技において
その一般役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止
しなかったとき(一般役の取りこぼし時)に、所定の情
報値(例えば遊技回数やメダルの損失枚数)が一般役非
入賞情報値カウント手段によりカウントされるととも
に、一般役非入賞情報値記憶手段によりそのカウント値
が記憶される。そして、特定役非入賞情報値記憶手段に
記憶されたカウント値の他に、一般役非入賞情報値記憶
手段に記憶されたカウント値に基づいて、還元遊技を実
行するか否かが決定される。
ず、一般役の取りこぼしによって遊技者が得ることがで
きなかった利益に基づいて、還元遊技を実行するか否か
を決定することができる。さらに、一般役の取りこぼし
によって遊技者が得ることができなかったメダルを、還
元遊技を通じて還元することができる。
の一実施形態について説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明によるスロットマシン
の第1実施形態の概略を示すブロック図である。スロッ
トマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン1
0の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体
を統括制御する手段である。遊技制御手段60は、演算
等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや
演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各
種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に
記憶しておくRAM等とを備える。
側)には、モータ32が電気的に接続されている。モー
タ32は、リール31を回転させるためのものであり、
リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60
によって制御される。
の外周面に複数種類の図柄(入賞役を構成する図柄等)
を印刷したリールテープを貼付したものである。1つの
リール31には、例えば21図柄が等間隔で設けられ
る。リール31は、本実施形態では並列に3つ設けられ
ている。また、各リール31は、スロットマシン10の
フロントパネルに設けられた表示窓(図示せず)から、
上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。
よって、スロットマシン10の表示窓から、合計9個の
図柄が見えるように配置されている。そして、リール3
1がモータ32によって回転されることで、リール31
上の図柄は、所定の速度で表示窓内で上下方向に移動表
示される。
中、左側)には、遊技者が遊技時に操作する、スタート
スイッチ41及びストップスイッチ42が電気的に接続
されている。スタートスイッチ41は、遊技者がリール
31の回転をスタートさせるときに操作するスイッチで
ある。また、ストップスイッチ42は、各リール31ご
とに独立して3つ並設され、遊技者がそれぞれのリール
31の回転を停止させるときに操作するスイッチであ
る。
のメダルの払出し枚数等、及び確率テーブル62(後
述)における各役の当選確率を示す図である。役のう
ち、特別役は2種類設けられている。特別役は、BB
(ビックボーナス)及びRB(レギュラーボーナス)を
備える。ここで、他の種類の特別役として、SB(シン
グルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けて
いない。また、小役は、3種類(特定小役、小役1及び
2)を備える。さらに、他の役としてリプレイ(再遊技
役)を備える。
れらの全ての役の当選確率を合計したものを引いた確率
が、いずれの役にも当選しない非当選確率である。確率
テーブル62の非当選確率は、約1/18である。すな
わち、確率テーブル62では、特定小役の当選確率は、
1/1.5と最も高く、非当選確率より高く設定されて
いる。
組合せが予め定められている。全てのリール31の停止
時に、役に対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに
停止したときに、その役の入賞となり、役ごとに予め定
められた枚数のメダルが払い出される。
フロントパネルの表示窓を含む部分に表示され、例えば
5本設定されたものである。有効ラインは、5本である
場合には、水平方向の上段、中段及び下段の3本と、右
下がり及び左下がりの斜め方向の2本とから構成されて
いる。
上下に連続する3図柄は、水平方向の上段、中段及び下
段の3本の有効ライン上に位置している。また、この有
効ラインは、投入されたメダル枚数に応じて有効化され
る。投入されたメダルが1枚のときは水平方向中段の1
本の有効ライン、2枚のときは水平方向の3本の有効ラ
イン、3枚のときは5本の全ての有効ラインが有効化さ
れる。
遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させる役であ
る。BB及びRBにそれぞれ対応する特別遊技として、
BBゲーム及びRBゲームが設けられている。BBゲー
ムやRBゲームの終了後は、通常遊技に戻る。
のメダルが払い出される役である。特定小役、小役1又
は小役2が入賞することにより、それぞれ15枚、8枚
又は2枚のメダルが払い出される。ここで、第1実施形
態の特定小役は、当選しただけでは必ずしも特定小役に
対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止すると
は限らず、特定の操作順番でストップスイッチ42が操
作されたときに限って、その特定の図柄の組合せが有効
ラインに停止するように設定されている。したがって、
特定小役の当選時に、当選した特定小役に対応する特定
の図柄の組合せを有効ラインに停止させるための特定の
操作順番でストップスイッチ42が操作されないとき
は、その特定小役に対応する特定の図柄の組合せは有効
ラインに停止しない。
小役に対応する特定の図柄の組合せを有効ラインに停止
させるための特定の操作順番でストップスイッチ42が
操作されたときは、その特定小役に対応する特定の図柄
の組合せが必ず有効ラインに停止するように設定されて
いる。
投入されて入賞したときの払出し枚数が2枚であるが、
3枚のメダルが投入された場合において水平方向中段の
有効ラインにその図柄の組合せが停止して入賞したとき
は払出し枚数が2枚となり、水平方向上段又は下段の有
効ラインにその図柄の組合せが停止して入賞したときは
払出し枚数が4枚となる役である。
って、当該遊技で投入された枚数のメダルが自動投入さ
れて、再遊技を行うことができるようにした役である。
側)には、遊技中に演出を出力するための以下の周辺機
器が電気的に接続されている。ランプ33は、各リール
31の内周側に固定して配置され、表示窓内にあるリー
ル31の図柄を背後から照光するものである。ランプ3
3は、図柄を見やすくするための他、特定のパターンで
発光する演出を出力するものである。
出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサ
ウンドを出力するものである。画像表示装置35は、液
晶ディスプレイやドットディスプレイ等からなるもので
あり、各種の演出画像等を表示するものである。
の画像を表示する演出を行うとともに、特に第1実施形
態では、後述する還元遊技中に特定小役に当選したとき
に、特定小役に対応する特定の図柄の組合せを有効ライ
ンに停止させるためのストップスイッチ42の操作順番
を報知するものである。
明する。遊技制御手段60は、図1に示すように、以下
の各手段を備える。なお、本実施形態における以下の各
手段は例示であり、遊技制御手段60は、本実施形態で
示した手段に限定されるものではない。
選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽
選用の乱数発生手段(ハード乱数等)と、この乱数発生
手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽
出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及
び当選役を判定する判定手段とを備えている。
領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生
させる。乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生し
た乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタ
ートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段
は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する
確率テーブル62と照合することにより、その乱数値が
属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した
乱数値がBB当選領域に属する場合は、BBの当選と判
定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
2に示したように、それぞれ各役の当選確率を定めたも
のである。なお、役の当選確率は、通常、メダルの投入
枚数(1〜3枚)ごと、及び出玉率の設定値ごとに定め
られているが、本実施形態では省略している。
の抽選領域を有するとともに、この抽選領域は、各役の
当選領域及び非当選領域に分けられている。確率テーブ
ル62における抽選領域中の各役の当選領域は、それぞ
れ図2で示した当選確率となるように、所定の割合に設
定されている。
は、役抽選手段61による役の抽選においていずれかの
役に当選し、その遊技でその役に対応する特定の図柄の
組合せが有効ラインに停止しなかったときに、その役の
当選を無効にするか、又は次遊技以降に持ち越すかの処
理を行うものである。本実施形態では、当選役処理手段
63は、役当選無効手段63a及び特別役当選持越し手
段63bを備える。
で特別役以外の役に当選した遊技においてその役に対応
する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったとき
に、その役の当選を無効にするものである。すなわち、
特別役以外の役に当選した遊技で、その役に対応する図
柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときには、そ
の役の当選は、次遊技以降には持ち越されず、その役の
当選は、その遊技の終了時に無効となる。
は、特別役(BB又はRB)に当選した後、有効ライン
に停止した図柄の組合せが予め定められた特別役の図柄
の組合せと一致するまでの遊技、すなわち特別役が入賞
するまでの遊技において、特別役の当選を持ち越すよう
にするものである。さらに、特別役当選持越し手段63
bにより特別役の当選が持ち越されている遊技であって
も、役抽選手段61は、特別役を含めた役の抽選を継続
する。
持ち越されている遊技中は、役抽選手段61による役の
抽選で、仮に抽出した乱数値が特別役の当選領域に属す
る場合であっても、特別役の当選とは判定しないように
するものが知られている。この場合には、特別役が再度
当選することはない。しかし本実施形態では、役抽選手
段61は、特別役の当選後も特別役を含めた役の抽選を
行う。これにより、特別役が複数回当選する場合があ
る。
の抽選において特別役に当選し、特別役当選持越し手段
63bにより特別役の当選を持ち越している遊技中に、
役抽選手段61による役の抽選において特別役に再度当
選したときは、それまでに当選した特別役及び再度当選
した特別役を持ち越すようにする。例えば、最初にBB
に当選し、次にRBに当選したときは、最初に当選した
BB及び次に当選したRBの双方の当選を持ち越すよう
にする。逆の場合も同様である。またBBに当選後、そ
のBBの入賞前に再度BBに当選したときは、2つのB
Bの当選を持ち越すようにする。2つのRBに当選した
ときも同様である。
持越しをカウントするためのカウンター(図示せず)を
備える。例えば、BB又はRBに当選したときには、そ
れぞれBB用又はRB用のカウンターのカウント値に1
が加算される。また、BB又はRBが入賞したときは、
それぞれのカウンターのカウント値が1だけ減算され
る。例えばBB用のカウンターのカウント値が2であ
り、RB用のカウンターのカウント値が1である場合に
おいて、BBが入賞したときは、BB用のカウンターの
カウント値が1減算され、BB用のカウンターのカウン
ト値は1となる。なお、この場合には、RB用のカウン
ターのカウント値は1の状態が維持される。
段64は、遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技
状態、還元遊技状態)と、役抽選手段61の抽選結果
と、ストップスイッチ42がオンされたときのタイミン
グ等とから、リール停止制御テーブル64aを参照して
リール31の停止位置を決定するとともに、モータ32
を駆動制御して、その決定した位置にリール31が停止
するように制御するものである。
手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42
が操作された瞬間のリール31の位置等とから、リール
31の停止位置を定めたものである。役抽選手段61に
よる役の抽選において、いずれの役にも当選していない
ときは、いずれかの役の図柄の組合せが有効ラインに停
止しないように、リール31の停止位置が定められてい
る。また、いずれかの役の当選時は、当選した役の図柄
の組合せが有効ラインに停止可能に、リール31の停止
位置が定められている。
小役やリプレイに当選していない遊技では、特別役に対
応する図柄の組合せができる限り有効ラインに停止する
ように、リール31の停止制御の範囲内で、特別役に係
る図柄の引込み制御が行われる。
中に、小役やリプレイに当選したときは、小役やリプレ
イの入賞が優先される。よって、小役やリプレイの当選
時は、たとえ特別役の当選が持ち越されている場合であ
っても、特別役の図柄の組合せは有効ラインに停止しな
いように、リール31の停止位置が定められている。
御テーブル64aは、複数種類設けられている。複数の
リール停止制御テーブル64aは、役抽選手段61にお
いて特定小役に当選した場合において、特定小役に対応
する特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させるか否
かを、ストップスイッチ42の操作順番に応じて異なる
ように設定したものである。
ブル64aにおいては、特定小役に当選した場合におい
て、特定のストップスイッチ42の操作順番(例えば、
右、中、左の順)で操作されたときは、特定小役に対応
する特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させるよう
に定められており、それ以外の操作順番で操作されたと
きは、特定小役に対応する特定の図柄の組合せを有効ラ
インに停止させないように定められている。
64aにおいては、特定小役に当選した場合において、
他の特定のストップスイッチ42の操作順番(例えば、
左、右、中の順)で操作されたときは特定小役に対応す
る特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させるように
定められており、それ以外の操作順番で操作されたとき
は特定小役に対応する特定の図柄の組合せを有効ライン
に停止させないように定められている。
対応するストップスイッチ42を、左、中、右で表す
と、ストップスイッチ42の操作順番としては、「左、
中、右」、「左、右、中」、「中、左、右」、「中、
右、左」、「右、左、中」、及び「右、中、左」の6通
り挙げられる。そして、各リール停止制御テーブル64
aは、特定小役に当選した場合において、それぞれいず
れか1通りの操作順番でストップスイッチ42が操作さ
れたときは、特定小役に対応する特定の図柄の組合せが
有効ラインに停止するようにし、それ以外の5通りの操
作順番でストップスイッチ42が操作されたときは、特
定小役に対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停
止しないように、リール31の停止位置を定めている。
1の外周面の21個の図柄配列を示す平面図である。図
3では、「ベル」の図柄配列のみを示しており、図中、
空欄になっている部分にも、所定の図柄が表示されてい
るが、ここでは説明を省略する。図3において、各リー
ル31には、「ベル」の図柄は、全て5図柄以内の間隔
で配置されている。そして、「ベル」−「ベル」−「ベ
ル」の図柄の組合せが、特定小役に対応する特定の図柄
の組合せに定められている。
したように、役の当選時は、その役に対応する図柄の組
合せができる限り有効ラインに停止するように、リール
31の停止制御の範囲内で、その役に係る図柄の引込み
制御を行う。すなわち、役の当選時に、ストップスイッ
チ42のオンを検知した位置ではその役に係る図柄が有
効ライン上に停止しないときは、リール31を停止時に
移動制御することにより、有効ライン上にその役に係る
図柄を積極的に停止させることで、当選した役の入賞率
を高めるようにしている。
190ms以下(ストップスイッチ42のオンを検知し
た位置から数えて、5図柄以内)に設定されている。し
たがって、当選した役に係る図柄から数えて5図柄前ま
での図柄のいずれかが特定有効ライン上に位置する時に
ストップスイッチ42をオンすれば、当選した役に係る
図柄は、特定有効ライン上に引込み制御される。
は、全て5図柄以内の間隔で配置されているので、特定
小役の当選時は、どの位置でストップスイッチ42がオ
ンされても、「ベル」の図柄を有効ライン上に引込み制
御することができる。よって、特定小役に対応する特定
の図柄の組合せを構成する「ベル」の図柄は、100%
の引込み率を有する。
停止制御抽選手段64bを備える。リール停止制御抽選
手段64bは、役抽選手段61において特定小役に当選
したときに、複数のリール停止制御テーブル64aのう
ち、いずれか1つのリール停止制御テーブル64aを抽
選によって選択するものである。これにより、特定小役
に当選したときは、いずれか1つのリール停止制御テー
ブル64aが選択されることにより、特定小役に対応す
る特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させるための
ストップスイッチ42の操作順番が決定される。なお、
リール停止制御テーブル64aの選択方法としては、例
えば役抽選手段61で説明したものと同様の乱数発生手
段等を用いることが挙げられる。
ール31の停止時に、いずれかの有効ラインに停止した
図柄の組合せが、予め定められたいずれかの役の図柄の
組合せと一致するか否かを判別するものである。入賞判
別手段65は、例えばモータ32の停止時の角度やステ
ップ数等を検知することにより、有効ラインに位置する
図柄を判別し、これに基づいて、役の入賞の有無を判別
する。
実際に停止してから図柄の組合せを判別するのではな
く、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール3
1の位置から、リール停止制御テーブル64aによって
リール31の停止位置が定められた時に、有効ラインに
停止する図柄の組合せを判別することも可能である。
別手段65により、リール31の停止時に有効ラインに
停止した図柄の組合せがいずれかの役の図柄の組合せと
一致すると判別されたときに、入賞役に応じて所定枚数
のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジット
の加算等の処理を行うものである。なお、リプレイの入
賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入さ
れたメダル枚数を自動投入するように制御する。
7は、特別遊技の開始、特別遊技中の遊技の進行、及び
特別遊技の終了等を制御するものである。特別遊技実行
手段67は、有効ラインに停止した図柄の組合せが予め
定められた特別役の図柄の組合せと一致することを条件
として、通常遊技から特別遊技に移行させる。
特定の図柄の組合せが有効ラインに停止したときには、
通常遊技からBBゲームに移行させる。また、RBに対
応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止したとき
には、通常遊技からRBゲームに移行させる。
行時には、特別遊技に移行する旨を遊技者に知らせるた
めに、ランプ33の点灯、スピーカ34からのサウンド
の出力、画像表示装置35による画像表示等、各種の演
出を行うように制御する。
ム及びRBゲーム中における遊技の進行を制御する。B
Bゲームにおいては、特別遊技実行手段67は、最初に
第1遊技を開始させる。この第1遊技は、通常遊技と同
様に、所定枚数(例えば3枚)以内のメダルを投入して
遊技を行うものである。この第1遊技で役抽選手段61
により抽選される役は、小役及び第2遊技に移行するた
めの移行役である。この第1遊技では、遊技回数の上限
が例えば30回と予め定められている。そして、特別遊
技実行手段67は、第1遊技での遊技回数をカウントし
続ける。
中に、有効ラインに停止した図柄の組合せが、移行役の
図柄の組合せと一致することを条件として、すなわち移
行役の入賞を条件として、第1遊技から第2遊技に移行
させる。
67は、第2遊技中の遊技回数及び所定役の入賞回数を
カウントする。第2遊技は、例えばメダルを1枚のみ投
入可能とし、水平方向中段の有効ラインのみを有効化さ
せ、この有効ラインに、例えば90%程度の高確率で所
定役に対応する特定の図柄の組合せが停止するように制
御される遊技である。そして、第2遊技は、その所定役
の入賞回数が規定回数(例えば8回)に到達するか、又
は遊技回数が規定回数(例えば12回)に到達するまで
継続される。この第2遊技の終了条件を満たすか否かの
判断のため、特別遊技実行手段67は、遊技回数及び所
定役の入賞回数をカウントする。
技の遊技回数又は所定役の入賞回数が規定回数に到達し
たときに、その第2遊技を終了させて、BBゲームの終
了条件を満たしていないことを条件として、再度、第1
遊技に戻るように制御する。
2遊技への移行回数は、規定回数まで(例えば3回)と
上限が定められている。したがって、規定回数目になっ
たときの第2遊技の終了時は、第1遊技に再度移行する
ことなく、BBゲームを終了させるようにする。このた
め、特別遊技実行手段67は、BBゲーム中に、第1遊
技から第2遊技に移行した回数をカウントする。例え
ば、BBゲーム中の第1遊技時に移行役が入賞し、第2
遊技に移行させるときに、移行回数に1を加算する。
の第2遊技を1セット、すなわち所定役に対応する特定
の図柄の組合せが高確率で有効ラインに停止する遊技
を、規定入賞回数又は規定遊技回数に到達するまで行う
ものである。RBゲームにおいては、特別遊技実行手段
67は、遊技回数又は所定役の入賞回数をカウントし続
ける。
特別遊技の終了条件を満たすか否かを判別し続け、特別
遊技の終了条件を満たすと判別されたときに、特別遊技
を終了させるようにする。
遊技の遊技回数が規定回数に到達したとき、又は第1遊
技から第2遊技への移行回数が規定回数に到達したとき
の第2遊技において遊技回数又は所定役の入賞回数が規
定回数に到達したときのいずれか1つを満たすときは、
特別遊技実行手段67は、BBゲームの終了条件を満た
すと判別する。また、特別遊技がRBゲームであるとき
は、遊技回数又は所定役の入賞回数が規定回数に到達し
たときのいずれか1つを満たすときは、特別遊技実行手
段67は、RBゲームの終了条件を満たすと判別する。
定小役非入賞情報値カウント手段68は、役抽選手段6
1で特定小役に当選した遊技において、特定小役に対応
する特定の図柄の組合せ(「ベル」−「ベル」−「ベ
ル」)が有効ラインに停止しなかったときに、所定の情
報値をカウントするものである。本実施形態では、所定
の情報値として、遊技回数をカウントする。
段68は、還元遊技の実行中は、役抽選手段61で特定
小役に当選した遊技において、特定小役に対応する特定
の図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときであ
っても、遊技回数をカウントしないようにする。
役非入賞情報値記憶手段69は、特定小役非入賞情報値
カウント手段68によるカウント値(遊技回数)を記憶
するものであり、RAM等のメモリから構成される。特
定小役に当選し、かつ特定小役に対応する特定の図柄の
組合せが有効ラインに停止しなかったときに、特定小役
非入賞情報値記憶手段69に記憶されている遊技回数に
1が加算される。
定手段70は、還元遊技を実行するか否かを、特定小役
非入賞情報値記憶手段69に記憶されたカウント値(遊
技回数)に基づいて決定するものである。還元遊技実行
決定手段70は、本実施形態では、特定小役非入賞情報
値記憶手段69に記憶された遊技回数(特定小役に当選
した遊技で、特定小役に対応する特定の図柄の組合せが
有効ラインに停止しなかった遊技回数)が500回に到
達した時から、毎遊技、1/100の当選確率で、還元
遊技を実行するか否かを決定する。1/100の抽選に
当選したときは、還元遊技実行決定手段70は、還元遊
技を実行すると決定する。この1/100の抽選は、例
えばソフト乱数を用いて行う。
遊技回数決定手段70aを備える。還元遊技回数決定手
段70aは、還元遊技実行決定手段70により還元遊技
を実行することに決定されたときに、特定小役非入賞情
報値記憶手段69に記憶された遊技回数を超えない範囲
で、還元遊技の遊技回数を決定する。例えば、還元遊技
の遊技回数として、100回、200回、300回、4
00回及び500回の5つの遊技回数を予め設定してお
き、これらの中からいずれか1つをソフト乱数を用いた
抽選によって決定することが挙げられる。
は、全て一律、すなわち100回から500回まで全て
20%の確率で選択されるようにしても良い。あるい
は、遊技回数が多いほど選択確率を低く設定しても良
い。例えば、遊技回数が100回の選択確率を50%と
し、200回の選択確率を20%とし、300回の選択
確率を15%とし、400回の選択確率を10%とし、
500回の選択確率を5%とすること等である。
を実行することに決定されると、特定小役非入賞情報値
記憶手段69に記憶されたカウント値(遊技回数)が更
新される。ここで、還元遊技を実行することに決定され
たときは、カウント値をクリアしても良い(0にしても
良い)が、本実施形態では、還元遊技実行決定手段70
で決定された遊技回数を減算した値が新たに記憶され
る。
ている遊技回数との差が記憶される。例えば、特定小役
非入賞情報値記憶手段69に記憶された遊技回数が55
0回であり、還元遊技の遊技回数が300回に決定され
た場合には、特定小役非入賞情報値記憶手段69に記憶
された遊技回数は、250回に更新される。よって、こ
の250回の値が、還元遊技終了後の特定小役非入賞情
報値記憶手段69に記憶された遊技回数の初期値に設定
される。
決定手段70aにより決定された遊技回数に到達したと
きは、還元遊技実行決定手段70は、還元遊技を終了す
る(通常遊技に移行する)と決定する。さらに、還元遊
技中に、特別役に当選したときは、還元遊技を一時中断
し、特別遊技の終了後に還元遊技を再開する。この場合
に再開される還元遊技の遊技回数は、中断される直前に
残っていた遊技回数となる。このため、還元遊技中に特
別役に当選したときには、還元遊技の遊技回数のカウン
トを中断するとともに、それまでの遊技回数を、RAM
等の所定の記憶手段に記憶しておく。そして、特別遊技
が終了し、還元遊技に再度移行するときに、上記記憶手
段に記憶されている遊技回数を読み出し、還元遊技の遊
技回数をセットする。
1は、還元遊技実行決定手段70の決定結果に基づい
て、還元遊技を実行するものである。還元遊技は、当選
した特定小役に対応する特定の図柄の組合せが有効ライ
ンに停止しなかったために得ることができなかった利益
を還元する遊技であって、通常遊技よりメダル獲得枚数
期待値の大きい遊技である。また、還元遊技実行手段7
1は、還元遊技中は、遊技が行われるごとに、残り遊技
回数の更新処理等を行う。
行手段71は、特定小役情報報知制御手段71aを備え
る。特定小役情報報知制御手段71aは、特定小役に当
選したときに、当選した特定小役に対応する特定の図柄
の組合せを有効ラインに停止させるための情報、すなわ
ちリール停止制御手段64により当選した特定小役に対
応する特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させる停
止制御が行われるためのストップスイッチ42の操作順
番に関する情報を報知するように制御する。そして、還
元遊技実行手段71は、特定小役情報報知制御手段71
aによる報知を行う遊技を実行する。
ずれか1つのリール停止制御テーブル64aが選択され
ると、特定小役情報報知制御手段71aは、そのリール
停止制御テーブル64aに対応する、特定小役に対応す
る特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させるための
ストップスイッチ42の操作順番を判別し、その操作順
番を遊技者に対して報知するように制御する。
種々の周辺機器を用いることができるが、本実施形態で
は、画像表示装置35に画像表示する。例えば、左、
中、右の順にストップスイッチ42を操作すれば、当選
した特定小役に対応する特定の図柄の組合せを有効ライ
ンに停止させることができることができる場合には、画
像表示装置35に例えば「左→中→右」と画像表示す
る。その他のストップスイッチ42の操作順番として
は、左、右、中の順、中、左、右の順、中、右、左の
順、右、左、中の順、右、中、左の順が挙げられるが、
これらについても同様に画像表示する。
定小役情報報知制御手段71aは、スタートスイッチ4
1がオンされた直後に報知するように制御する。このよ
うに制御するのは、以下の理由による。特定小役に当選
したときは、その当選は当該遊技でのみ有効であり、そ
の遊技で特定小役に対応する図柄の組合せが有効ライン
に停止しなかったときは、役当選無効手段63aによ
り、当選した特定小役は無効にされる。
た特定小役に対応する特定の図柄の組合せを有効ライン
に停止させるリール31の停止操作を可能とするため、
スタートスイッチ41がオンされた直後に報知するよう
に制御する。特定小役に対応する特定の図柄の組合せを
有効ラインに停止させるためには、最初に操作すべきス
トップスイッチ42から、所定の操作順番が定められて
いるからである。
は、還元遊技中であるか否かを判別するフラグとして、
還元遊技フラグを備える。還元遊技中は、還元遊技フラ
グはオンにされる。一方、還元遊技でないとき(通常遊
技中、特別役に当選した後の特別役が入賞するまでの遊
技中、及び特別遊技中)は、還元遊技フラグはオフにさ
れる。
2は、特定小役に当選したときに、ストップスイッチ4
2の操作順番を検出するものである。上述したように、
ストップスイッチ42は、各リール31ごとにそれぞれ
設けられているが、第1番目(最初)にオンされたスト
ップスイッチ42が左、中、右のリール31のうち、ど
のリール31に対応するストップスイッチ42である
か、さらに2番目にオンされたストップスイッチ42が
左、中、右のリール31のうち、どのリール31に対応
するストップスイッチ42であるかを検出する。各スト
ップスイッチ42には、それぞれオンされたときに、識
別信号が操作順番検出手段72に送信されるように構成
されている。
順番検出手段72による検出結果に基づいて、選択した
リール停止制御テーブル64aを参照し、リール31の
停止位置を決定し、その位置にリール31を停止制御す
る。
当選したときには、特定小役に対応する特定の図柄の組
合せを有効ラインに停止させるためのストップスイッチ
42の操作順番が報知されるので、遊技者は、この報知
によって特定小役に当選したことを知ることができる。
さらに、報知された順番に従って(スロットマシン10
で指示された順番に従って)ストップスイッチ42をオ
ンすれば、当選した特定小役に対応する特定の図柄の組
合せを有効ラインに停止させ、メダルを獲得することが
できる。すなわち、特定小役に対応する特定の図柄の組
合せを構成する「ベル」の図柄の引込み率は、100%
に設定されているからである。
小役に当選したときであっても、特定小役に対応する特
定の図柄の組合せを有効ラインに停止させるためのスト
ップスイッチ42の操作順番が報知されない。したがっ
て、還元遊技でない場合に特定小役に当選したときに、
特定小役に対応する特定の図柄の組合せを有効ラインに
停止させるためのストップスイッチ42の操作順番と、
遊技者が当該遊技で操作した順番とが一致すれば、特定
小役に対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止
するが、それ以外の操作順番では、特定小役に対応する
特定の図柄の組合せは有効ラインに停止しない。
で、還元遊技でないときは、特定小役に当選したとき
に、特定小役に対応する特定の図柄の組合せが有効ライ
ンに停止する確率は、1/6になる。よって、還元遊技
中と、還元遊技中でないときとでは、特定小役に当選し
たときに、特定小役に対応する特定の図柄の組合せが有
効ラインに停止する確率に、6倍の差がつくことにな
る。
シン10のゲームの流れについて、フローチャートに基
づいて説明する。図4〜図8は、第1実施形態における
遊技の流れを説明するフローチャートである。図5は、
図4に続くフローチャートである。図6は、図4中、
「1」以降に続くフローチャートである。図7は、図4
中、「3」以降に続くフローチャートである。図8は、
図4中、ステップS8のリール停止制御をより詳細に説
明するフローチャートである。
ず)からメダルを投入するか、又はベットスイッチ(図
示せず)を操作することによりスロットマシン10にメ
ダルを投入し、有効ラインを有効化して、スタートスイ
ッチ41をオンする。ステップS1において、遊技制御
手段60は、スタートスイッチ41がオンされたか否か
を検知し続け、オンが検知されたときは、各リール31
を始動させるとともに、次のステップS2に進む。
の抽選を行う。次にステップS3に進み、特別役(BB
又はRB)に当選したか否かが判別され、当選していな
いと判別されたときはステップS4に進み、当選したと
判別されたときは、図中、「1」(図6のステップS3
1)に進む。ステップS4では、特定小役に当選したか
否かが判別され、当選したと判別されたときはステップ
S5に進み、当選していないと判別されたときはステッ
プS8に進む。
段64bは、リール停止制御テーブル64aの抽選を行
い、いずれか1つのリール停止制御テーブル64aを選
択し、ステップS6に進む。ステップS6では、還元遊
技フラグがオンであるか否かが判別され、オンであると
判別されたときはステップS7に進み、オンでないと判
別されたときはステップS8に進む。ステップS7で
は、特定小役情報報知制御手段71aは、特定小役に対
応する特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させる停
止制御が行われるためのストップスイッチ42の操作順
番を報知するように制御する。上述したように、報知に
は、画像表示装置35等が用いられる。そしてステップ
S8に進む。
4は、リール31の停止制御を行う。この処理の詳細
は、後述する。そして、全てのリール31が停止したと
判別されたときはステップS9に進み、入賞判別手段6
5は、特別役であるBB又はRBにそれぞれ対応する図
柄の組合せが有効ラインに停止したか否か、すなわち特
別役が入賞したか否かを判別する。特別役が入賞したと
判別されたときは、図中、「3」(図7のステップS6
1)に進む。これに対し、特別役が入賞していないと判
別されたときは、ステップS10に進み、入賞判別手段
65は、その他の役、すなわち特別役以外の小役やリプ
レイが入賞したか否かを判別する。
入賞したと判別されたときは、ステップS11に進み、
払出し手段66は、入賞役に応じたメダルの払出し等の
処理を行う。小役の入賞時は、その小役に対応する枚数
のメダルの払出し処理等を行い、図5のステップS13
に進む。また、リプレイの入賞時は、当該遊技で投入し
たメダル枚数を維持した再遊技処理を行い、ステップS
13に進む。
いないと判別されたとき、すなわちいずれの役も入賞し
ていないときは、ステップS12に進む。ステップS1
2では、当選役の取りこぼしがあるか否か、すなわち役
に当選し、かつその役に対応する図柄の組合せが有効ラ
インに停止しなかったか否かが判別される。当選役の取
りこぼしがあったと判別されたときは、図5のステップ
S17に進む。これに対し、当選役の取りこぼしがない
と判別されたときは、ステップS13に進む。
ンであるか否かが判別され、オンであると判別されたと
きはステップS14に進み、オンでないと判別されたと
きは、本フローチャートにより処理を終了する。ステッ
プS14では、還元遊技実行手段71は、還元遊技の残
り遊技回数の更新処理を行う。すなわち、還元遊技の残
り遊技回数Pから1を減算し、ステップS15に進む。
ステップS15では、還元遊技実行決定手段70は、還
元遊技の残り遊技回数Pが0になったか否かを判別す
る。0であると判別されたときはステップS16に進
み、0でないと判別されたときは本フローチャートによ
る処理を終了する。
段70は、還元遊技を終了することに決定し、遊技制御
手段60は、還元遊技フラグをオフにする。すなわち、
還元遊技の残り遊技回数が0になったときは、還元遊技
を終了するように制御する。そして、本フローチャート
による処理を終了する。
と、還元遊技フラグがオンであるか否かが判別され、オ
ンであると判別されたときは本フローチャートによる処
理を終了する。これに対し、オンでないと判別されたと
きはステップS18に進み、取りこぼした当選役が特定
小役であるか否かが判別される。取りこぼした当選役が
特定小役であると判別されたときはステップS19に進
み、特定小役でない、すなわち他の役であると判別され
たときはステップS20に進む。
値カウント手段68は、特定小役の取りこぼし遊技回数
に1を加算するとともに、特定小役非入賞情報値記憶手
段69に記憶されているカウント値を更新する(1を加
算した値にする)。そしてステップS20に進む。ステ
ップS20では、特定小役非入賞情報値記憶手段69に
記憶されているカウント値が所定値(本実施形態では5
00回以上)であるか否かが判別される。所定値以上で
あると判別されたときは、ステップS21に進み、所定
値以上でないと判別されたときは、本フローチャートに
よる処理を終了する。
段70により還元遊技を実行するか否かが決定されると
ともに、還元遊技を実行することに決定されたか否かが
判別される。ステップS21で還元遊技を実行すること
に決定されたと判別されたときはステップS22に進
み、還元遊技を実行することに決定されなかったと判別
されたときは、本フローチャートによる処理を終了す
る。ステップS22では、還元遊技フラグがオンにされ
る。次にステップS23に進み、還元遊技回数決定手段
70aは、還元遊技の遊技回数Pを決定する。そして、
本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS31に進むと、BBに当選したか否かが判別
される。BBに当選したと判別されたときはステップS
32に進み、BBに当選していない(RBに当選した)
と判別されたときはステップS33に進む。ステップS
32では、特別役当選持越し手段63bは、BB用のカ
ウンターのカウント値Xに1を加算し(X=X+1)、
ステップS34に進む。また、ステップS33では、特
別役当選持越し手段63bは、RB用のカウンターのカ
ウント値Yに1を加算し(Y=Y+1)、ステップS3
4に進む。
ンであるか否かが判別され、オンであると判別されたと
きはステップS35に進む。ステップS35では、還元
遊技実行手段71は、還元遊技を一時中断するため、還
元遊技の残り遊技回数Pの更新を停止するとともに、そ
れまでの残り遊技回数をRAM等の所定の記憶手段に記
憶しておく。次いでステップS36に進み、遊技制御手
段60は、還元遊技フラグをオフにする。そして、本フ
ローチャートによる処理を終了する。一方、ステップS
34で還元遊技フラグがオンでないと判別されたとき
は、本フローチャートによる処理を終了する。
61に進むと、入賞判別手段65は、BBが入賞したか
否か、すなわちBBに対応する特定の図柄の組合せが有
効ラインに停止したか否かを判別する。BBが入賞した
と判別されたときはステップS62に進み、BBが入賞
していない(RBが入賞した)と判別されたときはステ
ップS65に進む。
段63bは、BB用のカウンターのカウントXから1を
減算し(X=X−1)、ステップS63に進んで、特別
遊技実行手段67は、BBゲームを開始する。BBゲー
ムが開始されると、ステップS64に進み、特別遊技実
行手段67は、BBゲームを進行するとともに、BBゲ
ームの終了条件を満たすか否かを判別し続ける。BBゲ
ームの終了条件を満たすと判別されたときは、ステップ
S68に進む。
選持越し手段63bは、RB用のカウンターのカウント
値から1を減算し(Y=Y−1)、ステップS66に進
んで、特別遊技実行手段67は、RBゲームを開始す
る。RBゲームが開始されると、ステップS67に進
み、特別遊技実行手段67は、RBゲームを進行すると
ともに、RBゲームの終了条件を満たすか否かを判別し
続ける。RBゲームの終了条件を満たすと判別されたと
きは、ステップS68に進む。
は、ステップS35において還元遊技の残り遊技回数P
の更新が停止されているか否かを判別する。この判別
は、ステップS35において還元遊技の残り遊技回数の
更新を停止した時点での残り遊技回数を所定の記憶手段
に記憶したか否かにより行う。還元遊技の残り遊技回数
の更新が停止されていると判別されたときはステップS
69に進む。
は、還元遊技フラグをオンにし、ステップS70に進
む。ステップS70では、特別役(BB又はRB)に当
選する直前における還元遊技の残り遊技回数P、すなわ
ち上述した所定の記憶手段に記憶された残り遊技回数P
をセットする。これにより、次遊技以降で、還元遊技が
再開される。そして、本フローチャートによる処理を終
了する。一方、ステップS68で還元遊技の残り遊技回
数Pの更新が停止されていないと判別されたときは、本
フローチャートによる処理を終了する。
御をより詳細に説明する。ステップS8に進むと、図8
のステップS41に進んでリール31の停止制御を開始
する。先ず、ステップS42で、特定小役に当選したか
否かが判別される。特定小役に当選したと判別されたと
きはステップS43に進み、当選していないと判別され
たときはステップS51に進む。
は、第1(最初の)ストップスイッチ42がオンされた
か否かを検知し続ける。そして、オンが検知されるとス
テップS44に進む。ステップS44では、操作順番検
出手段72は、左、中又は右のいずれのストップスイッ
チ42がオンされたかを検出し、ステップS45に進
む。
64は、ステップS5で選択されたリール停止制御テー
ブル64a、及びステップS44で検出された第1スト
ップスイッチ42に基づいて、第1ストップスイッチ4
2に対応する第1リール31を停止制御する。
60は、第2(2番目の)ストップスイッチ42がオン
されたか否かを検知し続ける。そして、オンが検知され
るとステップS47に進む。ステップS47では、操作
順番検出手段72は、左、中又は右のいずれのストップ
スイッチ42がオンされたかを検出する。そして、ステ
ップS48に進む。ステップS48では、リール停止制
御手段64は、ステップS45と同様に、第2ストップ
スイッチ42に対応する第2リール31を停止制御す
る。
60は、第3(3番目の)ストップスイッチ42がオン
されたか否かを検知し続ける。そして、オンが検知され
るとステップS50に進む。ステップS50では、リー
ル停止制御手段64は、ステップS45及びステップS
48と同様に、第3ストップスイッチ42に対応する第
3リール31を停止制御する。そして、ステップS54
に進んでリール31の停止制御を終了する。ここで、ス
テップS49の後に第3ストップスイッチ42を検出し
ないのは、既に第1及び第2ストップスイッチ42を検
出しているので、第3ストップスイッチ42を判別する
ことができるからである。
S51に進んだときは、特定小役に当選していないの
で、各ストップスイッチ42を検出する必要はない。し
たがって、ステップS51では、遊技制御手段60は、
ストップスイッチ42がオンされたか否かを検知し続
け、オンが検知されたときは、ステップS52に進む。
ステップS52では、リール停止制御手段64は、ステ
ップS2における役抽選手段61での役の抽選結果と、
ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングに
基づいて、リール停止制御テーブル64aを参照してリ
ール31の停止位置を決定するとともに、その決定した
位置にリール31を停止制御する。
0は、全てのリール31が停止したか否かを判別し続
け、全てのリール31が停止したと判別したときはステ
ップS54に進んでリール31の停止制御を終了する。
一方、ステップS53で、全てのリール31が停止して
いないと判別したときは、ステップS51に戻る。
施形態について説明する。図9は、本発明によるスロッ
トマシンの第2実施形態の概略を示すブロック図であ
る。第2実施形態において、第1実施形態と異なる部分
には、符号に「A」を付している。また、第1実施形態
と同一の符号を付したものは、第1実施形態と同様の機
能を有するものである。
柄配列が第1実施形態と異なる。図10は、第2実施形
態における各リール31の外周面の21個の図柄配列を
示す平面図である。リール31に表示された図柄は、
「赤7」、「青7」、「BAR」、「ベル」、「チェリ
ー」、「スイカ」及び「プラム」の7種類から構成され
ている。そして、リール31の図柄の組合せに対応する
各種の役が予め定められている。
1実施形態の確率テーブル62と異なる。図11は、第
2実施形態における各役と、その払出し枚数等、確率テ
ーブル62Aにおける各役の当選確率、及び各役に対応
するリールの図柄の組合せとを示す図である。
施形態の確率テーブル62と異なる。第2実施形態で
は、3種類の特定小役A〜Cが設けられている。特定小
役A〜1Cは、それぞれ当選確率が1/3に設定されて
いる。また、特定小役Aに対応する特定の図柄の組合せ
は、「赤7」−「ベル」−「ベル」であり、特定小役B
に対応する特定の図柄の組合せは、「青7」−「ベル」
−「ベル」であり、特定小役Cに対応する特定の図柄の
組合せは、「BAR」−「ベル」−「ベル」に定められ
ている。
が第1実施形態と異なる。第2実施形態では、還元遊技
中に、いずれかの特定小役A〜Cに当選したときに、当
選した特定小役に対応する特定の図柄の組合せに関する
情報を遊技者に報知するものである。
31の特定小役を構成する図柄である「赤7」、「青
7」及び「BAR」は、それぞれ2番、9番及び16番
に配置されている。すなわち、これらの各図柄は、7つ
の図柄間隔で配置されている。このように配置したの
は、どの特定小役に当選しているかが報知されれば、そ
の特定小役に対応する特定の図柄の組合せが有効ライン
に停止するようにストップスイッチ42を操作すること
ができるようにし、どの特定小役に当選しているかを知
らない場合は、当選した特定小役に対応する特定の図柄
の組合せが必ずしも有効ラインに停止しないようにする
ためである。その詳細を以下に説明する。
施形態と同様のリール31の停止制御が行われる。すな
わち、当選した役に係る図柄から数えて5図柄前までの
図柄のいずれかが特定有効ライン上に位置する時にスト
ップスイッチ42をオンすれば、当選した役に係る図柄
は、特定有効ライン上に引き込み制御される。
図柄の組合せである特定小役Aが当選した場合において
は、左リール31の2番の「赤7」から6番の「プラ
ム」までが特定有効ライン上に位置している瞬間にスト
ップスイッチ42がオンされれば、2番の「赤7」が特
定有効ライン上に停止する。一方、それ以外の位置でス
トップスイッチ42がオンされたときは、たとえ特定小
役Aが当選した場合であっても、入賞することはない。
当選した特定小役の種類を遊技者に報知するので、遊技
者は、当選した特定小役に対応する特定の図柄の組合せ
が有効ライン上に停止するように操作することができ
る。
の当選の有無、及び当選した特定小役の種類が報知され
ないので、遊技者は、還元遊技時の1/3でしか、当選
した特定小役に対応する特定の図柄の組合せをいずれか
の有効ラインに停止させることができない。例えば、遊
技者が、「青7」に係る特定小役Bが当選していると予
測して、特定有効ライン上に「青7」の図柄が停止する
ように左リール31のストップスイッチ42を停止操作
した場合において、現に特定小役Bが当選していれば、
特定小役Bに係る「青7」の図柄は、特定有効ライン上
に停止する。なお、このときは、左リール31の9番か
ら13番までの図柄が特定有効ライン上に位置している
瞬間に、ストップスイッチ42がオンされることが条件
となる。
31の図柄が「赤7」又は「BAR」である特定小役A
又はCが当選しているときは、遊技者がストップスイッ
チ42をオンした位置からは、左リール31の2番の
「赤7」や、16番の「BAR」は、特定有効ライン上
に引き込むことができない。すなわち、2番の「赤7」
が特定有効ライン上に停止するためには、上述の通り、
2番から6番までの図柄が特定有効ライン上に位置する
瞬間にストップスイッチ42がオンされなければならな
いからである。同様に、16番の「BAR」が特定有効
ライン上に停止するためには、16番から20番までの
図柄が特定有効ライン上に位置する瞬間にストップスイ
ッチ42がオンされなければならないからである。
及び右リール31では、「ベル」の図柄は、全て5図柄
以内の間隔で配置されている。したがって、いずれかの
特定小役の当選時は、中リール31及び右リール31に
ついては、どの位置でストップスイッチ42をオンして
も、「ベル」の図柄が有効ラインに停止する。すなわ
ち、特定小役の中リール31及び右リール31の図柄で
ある「ベル」は、100%の引込み率を有する。
止制御手段64Aは、リール停止制御テーブル64cを
備え、第1実施形態と異なり、リール停止制御抽選手段
64bに相当するものは設けられていない。リール停止
制御手段64Aは、第1実施形態のリール停止制御手段
64と同様のものである。また、リール停止制御テーブ
ル64cは、第1実施形態と異なり、ストップスイッチ
42の操作順番に応じて異なる複数種類のものは設けら
れていない。
71bは、還元遊技中に特定小役に当選したときに、3
種類の特定小役A〜Cのうち、当選した特定小役に対応
する特定の図柄の組合せに関する情報を遊技者に対して
報知するように制御するものである。特定小役情報報知
制御手段71bは、画像表示装置35により、当選した
特定小役が特定小役A〜Cのうち、いずれであるかを画
像表示するように制御する。
ール31の図柄のみの情報を遊技者に報知する。3種類
の特定小役A〜Cの図柄の組合せは、それぞれ「赤
7」、「青7」又は「BAR」−「ベル」−「ベル」の
図柄の組合せであり、左リール31の図柄のみが異な
り、中リール31及び右リール31の図柄は、いずれの
特定小役A〜Cであっても「ベル」である。したがっ
て、左リール31の図柄のみを遊技者に報知すれば、遊
技者は、どの特定小役に当選したのかを知ることができ
る。
「ベル」の図柄の組合せからなる特定小役Aに当選した
ときは、特定小役情報報知制御手段71bは、画像表示
装置35に「赤7」の画像等を表示するように制御す
る。同様に、「青7」−「ベル」−「ベル」の図柄の組
合せからなる特定小役Bに当選したときは、「青7」の
画像等を表示するように制御する。さらに同様に、「B
AR」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せからなる特
定小役Cに当選したときは、「BAR」の画像等を表示
するように制御する。
は、第1実施形態の特定小役情報報知制御手段71aと
同様に、特定小役の当選時は、スタートスイッチ41が
オンされた直後に報知するように制御する。
に当選したときは、特定小役の当選が報知されるので、
遊技者は、当選した特定小役に対応する特定の図柄の組
合せを有効ラインに停止させることができる。各特定小
役の当選確率は、1/9であるので、いずれかの特定小
役に当選する確率は、3/9(1/3)になる。これに
より、還元遊技中は、1/3の確率で、いずれかの特定
小役に対応する特定の図柄の組合せを有効ラインに停止
させることが可能になる。
小役の当選が報知されないので、遊技者は、いずれかの
特定小役が1/3の確率で当選することは知っていて
も、当該遊技で特定小役が当選しているか否か、及びい
ずれの特定小役に当選しているのかを知ることはできな
い。よって、還元遊技でないときは、遊技者は、還元遊
技時の1/3でしか、いずれかの特定小役に対応する特
定の図柄の組合せを有効ラインに停止させることができ
ない。よって、還元遊技のときと還元遊技でないときと
では、特定小役の入賞率に3倍の差がつくことになる。
異なり、ストップスイッチ42の操作順番の報知を行わ
ないので、第1実施形態における操作順番検出手段72
は設けられていない。
ン10Aのゲームの流れについて、第1実施形態と異な
る部分について説明する。第2実施形態では、先ず、ス
テップS5の処理(リール停止制御テーブルの選択)は
行わない。第2実施形態では、特定小役に当選したか否
かにかかわらず、リール停止制御テーブル64cが用い
られるからである。よって、ステップS4で特定小役に
当選したと判別されたときは、ステップS6に進む。ま
た、ステップS7では、特定小役情報報知制御手段71
bは、当選した特定小役A〜Cに対応する特定の図柄の
組合せに関する情報を遊技者に報知するように制御す
る。
ては、ステップS42での特定小役に当選したか否かの
判別は行わない。ステップS41でリール31の停止制
御が開始されると、ステップS51からステップS53
までの処理を行い、その後はステップS54に進んでリ
ール31の停止制御を終了する。よって、ステップS4
3〜ステップS50に示したような、ストップスイッチ
42を検出した上でのリール31の停止制御は行わな
い。その他の処理については、第1実施形態と同様であ
る。
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、以下のような種々の変形が可能である。 (1)本実施形態では、2種類の還元遊技の例を挙げた
が、これらの2種類の例に限られるものではない。還元
遊技は、当選した特定役に対応する特定の図柄の組合せ
が有効ラインに停止しなかったために得ることができな
かった利益を還元する遊技であって、通常遊技よりメダ
ル獲得枚数期待値の大きい遊技であれば、どのような態
様の遊技であっても良い。
り還元遊技を中断し、特別遊技の終了後に還元遊技を再
開するようにした。しかし、特別役の当選又は入賞によ
り、(還元遊技の残り遊技回数が0でない場合でも)還
元遊技を終了するようにしても良い。また、還元遊技中
にBBに当選又は入賞したときには還元遊技を終了する
ようにし、RBに当選又は入賞したときには還元遊技を
一時中断してRBゲームの終了後に再開するようにして
も良い。
ぼし遊技回数に基づいて、還元遊技を実行するか否かを
決定した。しかし、特定小役の取りこぼし遊技回数では
なく、特定小役の取りこぼしに基づくメダル損失枚数
(特定小役に当選したが、特定小役に対応する特定の図
柄の組合せが有効ラインに停止しなかったために得るこ
とができなかったメダル枚数)に基づいて、還元遊技を
実行するか否かを決定しても良い。この場合には、特定
小役非入賞情報値カウント手段68は、特定小役の取り
こぼしに基づくメダル損失枚数をカウントし、特定小役
非入賞情報値記憶手段69は、このカウント値を記憶す
るようにすれば良い。
ぼしのみに基づいて、還元遊技を実行するか否かを決定
した。しかし、これに限らず、特定小役の取りこぼし
と、特別役及び特定小役以外の一般役(小役1〜2、及
びリプレイ)の取りこぼしとの双方に基づいて、還元遊
技を実行するか否かを決定しても良い。
一般役の取りこぼし時に、所定の値をカウントする一般
役非入賞情報値カウント手段、及びそのカウント値を記
憶する一般役非入賞情報値記憶手段を設ける。そして、
特定小役を含む特別役以外の全ての役の取りこぼしに基
づいて(例えば、特定小役を含む特別役以外の全ての役
の取りこぼし遊技回数が所定回数に到達したときに)、
還元遊技を実行するか否かを決定しても良い。
や、一般役の取りこぼしに基づくメダル損失枚数を、そ
れぞれ特定小役の取りこぼし遊技回数や、特定小役の取
りこぼしに基づくメダル損失枚数に換算し、特定小役非
入賞情報値記憶手段69に記憶するようにしても良い。
が長く続いた場合(2000ゲームを越した場合)等に
は、特定小役非入賞情報値記憶手段69に記憶されてい
る値が所定値以下であっても、還元遊技を実行するか否
かを決定するようにしても良い。
ぼし遊技回数を超えない範囲で、還元遊技の遊技回数を
決定した。しかし、これに限らず、還元遊技の遊技回数
は、特定小役の取りこぼし遊技回数を超える遊技回数に
設定しても良い。
ることに決定したときに、それまでに特定小役非入賞情
報値記憶手段69に記憶されたカウント値と、決定され
た還元遊技の遊技回数との差を記憶するようにした。し
かし、これに限らず、還元遊技を実行することに決定し
たときには、特定小役非入賞情報値記憶手段69に記憶
されたカウント値をクリアにしても良い。
し遊技回数をカウントしないようにしたが、カウントす
るようにしても良い。また、還元遊技中は、特定小役及
び特別役を除く一般役の取りこぼし遊技回数等のみをカ
ウントし、記憶するようにしても良い。
賞情報値記憶手段69に記憶されている遊技回数をクリ
アにしても良い。また、還元遊技を実行するか否かの決
定は、特別遊技の終了後に行うようにしても良い。この
場合には、それまでに記憶されていたカウント値に基づ
いて、還元遊技を実行するか否かを決定する。
遊技回数決定手段70aにより還元遊技の遊技回数を決
定するようにした。しかし、遊技回数を決定するのでは
なく、還元遊技でのメダル獲得枚数又は純増枚数の上限
値を決定し、そのメダル獲得枚数又は純増枚数の上限値
に到達した時点で、還元遊技を終了するようにしても良
い。
定小役非入賞情報値記憶手段69に記憶されている遊技
回数に基づいて、BBゲームの第1遊技の態様を、還元
遊技と同様の遊技態様としても良い。例えば、払出し率
の高いハイパーBBゲームと、通常の払出し率であるノ
ーマルBBゲームとの2種類を設ける。また、BBゲー
ムの第1遊技中のメイン小役を特定小役に設定する。こ
のとき、ハイパーBBゲームは、第1遊技中に特定小役
に当選したときは、常にその特定小役に対応する特定の
図柄の組合せを有効ラインに停止させるための情報を報
知する遊技態様とする。
に特定小役に当選した場合であっても常に情報を報知し
ない遊技態様とするか、又は特定小役非入賞情報値記憶
手段69に記憶されているカウント値に基づいて情報を
報知する遊技態様とする。このように、本発明の還元遊
技の遊技態様を用いて、複数種類のBBゲームを設定す
ることができる。
遊技回数だけ、還元遊技と同様の遊技(特定小役の当選
時にその特定小役に対応する特定の図柄の組合せを有効
ラインに停止させるための情報を報知する特典遊技)を
実行するようにしても良い。さらには、特定小役非入賞
情報値記憶手段69に記憶されている遊技回数に基づい
て、その特典遊技の遊技回数を増加させるようにしても
良い。
元遊技とするか否かを抽選によって決定しても良い。例
えば、特定小役非入賞情報値記憶手段69に記憶されて
いるカウント値が所定値以上であるときには、1/2の
当選確率で、BBゲームの終了後の遊技を還元遊技とす
るか否かを抽選によって決定することが挙げられる。
合には、当選を持ち越した特別役の入賞条件を設けても
良い。例えば、還元遊技中は、特別役が入賞しないよう
に又は入賞しにくいようにリール31を停止制御すると
ともに、この還元遊技中に特別役に当選したときは、当
選した特別役の全て持ち越すようにする。そして、還元
遊技の終了後に、当選を持ち越している特別役を入賞さ
せることができるようにしても良い。
御テーブル64aを、ストップスイッチ42が特定の操
作順番で操作されたときには、当選を持ち越している特
別役の図柄の組合せが有効ラインに停止しないように定
めたものとしても良い。この場合は、特別役の当選を持
ち越している還元遊技において小役やリプレイに当選し
ていない遊技で、特別役が入賞しない特定の操作順番を
遊技者に報知すれば、遊技者は、特別役の図柄の組合せ
が有効ラインに停止することを避けることができるよう
になる。
応する特定の図柄の組合せを、「ベル」−「ベル」−
「ベル」に設定した。しかし、特定小役に対応する図柄
の組合せは、1種類に限定されるものではない。すなわ
ち、特定小役に対応する図柄の組合せを複数種類設けて
おき、そのうちの1つを特定の図柄の組合せ(「ベル」
−「ベル」−「ベル」)に設定しても良い。この場合
に、特定小役の当選時に、特定小役に対応する他の図柄
の組合せが有効ラインに停止したときには、メダルの払
出し枚数を例えば2枚(特定の図柄の組合せが有効ライ
ンに停止したときの払出し枚数より少ない枚数)に設定
しておく。
順番でストップスイッチ42が操作されたときには特定
の図柄の組合せである「ベル」−「ベル」−「ベル」が
有効ラインに停止するように制御し、特定の操作順番以
外の操作順番で操作されたときには、上記の他の図柄の
組合せが有効ラインに停止するように制御する。このよ
うにすれば、還元遊技では、特定小役の当選時に特定の
操作順番でストップスイッチ42が操作されるので、遊
技者は、15枚のメダルを獲得することができる。これ
に対し、還元遊技でないときに、特定の操作順番以外の
操作順番でストップスイッチ42が操作されたときは、
2枚のメダルしか得ることができないようにすることが
できる。
て、特定小役の当選時に、当選した特定小役に対応する
特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させないように
するときには、特定小役が必ず入賞しないようにするこ
ともできるが、特定小役に対応する他の図柄の組合せが
有効ラインに停止可能に設定することも可能である。
小役を設けたが、2種類又は4種類以上設けても良い。
そして、2種類の特定小役を設ける場合は、両者の特定
小役を構成する図柄を、リール31上で5図柄分以上離
した位置に設ければ良い。
は、異なる特定小役を構成する2つの図柄が5図柄以内
の間隔で配置される場合がある。この場合は、還元遊技
でないときに遊技者が推測した特定小役の図柄でストッ
プスイッチ42をオンした場合において、その特定小役
は当選していないがその5図柄先以内に当選に係る特定
小役の図柄が存在するときは、リール31の停止制御に
より、当選した特定小役に対応する図柄の組合せが偶然
に有効ラインに停止する場合があり得る。例えば、特定
小役を5〜7種類設けたときは、特定小役を構成する図
柄の配列によっては、2〜3個の特定小役を構成する図
柄のいずれも引き込み可能になる場合も考えられる。
に対応する特定の図柄の組合せをほぼ確実に有効ライン
に停止させることが可能であるが、通常遊技時は、少な
くとも還元遊技時よりは、当選した特定小役に対応する
特定の図柄の組合せが有効ラインに停止する確率が低く
なる。したがって、還元遊技時は、通常遊技時以上にメ
ダルの獲得枚数期待値が大きくなるので、特に問題はな
い。
が、特定小役の当選時にその当選した特定小役を構成す
る図柄をリール31の停止制御によって引き込むことが
できない位置に、他の特定小役を構成する図柄の少なく
とも1つが配置されるように、複数種類の特定小役を構
成する図柄を配列したものであれば良い。
役の払出し枚数は、全て15枚としたが、特定小役ごと
に異なる払出し枚数としても良い。
特定役の取りこぼしに関する所定の情報値に基づいて還
元遊技が実行されるので、特定役の取りこぼしによって
遊技者が得ることができなかったメダルを、還元遊技を
通じて還元することができる。また、特定役の取りこぼ
しに関する所定の情報値に基づいて還元遊技を実行する
か否かを決定すれば、適切な時に還元遊技を実行するこ
とができる。
元遊技中は、遊技者は、報知された情報を見ること等
で、通常遊技時以上に、当選した特定役に対応する特定
の図柄の組合せを有効ラインに停止させることができる
ようになる。よって、還元遊技中は、特定役に基づくメ
ダル獲得枚数を増加させることができる。
元遊技では、特定小役の当選時には、当選した特定小役
に対応する特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させ
ることができる。これに対し、還元遊技でないときは、
特定小役に当選した場合であっても、当選した特定小役
に対応する特定の図柄の組合せに関する情報が報知され
ないため、当選した特定小役に対応する特定の図柄の組
合せを有効ラインに停止させることが困難となる。よっ
て、還元遊技中は、特定小役に基づくメダル獲得枚数を
増加させることができる。
元遊技では、特定小役の当選時には、当選した特定小役
に対応する特定の図柄の組合せを有効ラインに停止させ
ることができる。これに対し、還元遊技でないときに
は、特定小役に当選した場合であっても、特定の操作順
番が報知されないため、当選した特定小役に対応する特
定の図柄の組合せを有効ラインに停止させることが困難
となる。よって、還元遊技中は、特定小役に基づくメダ
ル獲得枚数を増加させることができる。
元遊技の遊技回数を、特定役の取りこぼし遊技回数以内
に設定することができる。これにより、特定役の取りこ
ぼしによって遊技者が得ることができなかった利益の範
囲内で、還元遊技でメダルを獲得させることができる。
行される還元遊技の遊技回数が特定役の取りこぼし遊技
回数を下回った場合であっても、その遊技回数の差が特
定役非入賞情報値記憶手段に新たに記憶され、その遊技
回数を初期値として、特定役の取りこぼし時の遊技回数
が特定役非入賞情報値記憶手段に記憶される。よって、
決定された還元遊技の遊技回数が特定役の取りこぼし遊
技回数を大幅に下回った場合であっても、遊技者に大き
な不利益を与えないようにすることができる。
技者に有利となる遊技以外の遊技だけの特定役の取りこ
ぼしに関する情報値をカウントし、このカウント値に基
づき還元遊技を実行するか否かを決定することができ
る。
定役の取りこぼしのみならず、一般役の取りこぼしによ
って遊技者が得ることができなかった利益に基づいて、
還元遊技を実行するか否かを決定することができる。さ
らに、一般役の取りこぼしによって遊技者が得ることが
できなかったメダルを、還元遊技を通じて還元すること
ができる。
概略を示すブロック図である。
出し枚数等、及び確率テーブルにおける各役の当選確率
を示す図である。
個の図柄配列を示す平面図である。
ローチャートである。
ローチャートであり、図4に続くフローチャートであ
る。
ローチャートであり、図4中、「1」以降に続くフロー
チャートである。
ローチャートであり、図4中、「3」以降に続くフロー
チャートである。
ローチャートであり、図4中、ステップS8のリール停
止制御をより詳細に説明するフローチャートである。
概略を示すブロック図である。
1個の図柄配列を示す平面図である。
数等、確率テーブルにおける各役の当選確率、及び各役
に対応するリールの図柄の組合せとを示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 役の抽選を行う役抽選手段と、 前記役抽選手段で特定役に当選した遊技においてその特
定役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなか
ったときに、その当選を無効にする特定役当選無効手段
と、 前記役抽選手段で特定役に当選した遊技においてその特
定役に対応する特定の図柄の組合せが有効ラインに停止
しなかったときに、所定の情報値をカウントする特定役
非入賞情報値カウント手段と、 前記特定役非入賞情報値カウント手段によるカウント値
を記憶する特定役非入賞情報値記憶手段と、 当選した特定役に対応する特定の図柄の組合せが有効ラ
インに停止しなかったために得ることができなかった利
益を還元する遊技であって、通常遊技よりメダル獲得枚
数期待値の大きい還元遊技を実行するか否かを、前記特
定役非入賞情報値記憶手段に記憶されたカウント値に基
づいて決定する還元遊技実行決定手段と、 前記還元遊技実行決定手段の決定結果に基づいて、還元
遊技を実行する還元遊技実行手段とを備えることを特徴
とするスロットマシン。 - 【請求項2】 請求項1に記載のスロットマシンにおい
て、 前記役抽選手段で特定役に当選したときに、当選した特
定役に対応する特定の図柄の組合せを有効ラインに停止
させるための情報を報知するように制御する特定役情報
報知制御手段を備え、 前記還元遊技実行手段は、前記特定役情報報知制御手段
による報知を行う還元遊技を実行することを特徴とする
スロットマシン。 - 【請求項3】 請求項2に記載のスロットマシンにおい
て、 複数の図柄を表示した複数のリールと、 前記役抽選手段の抽選結果に基づいてリールを停止制御
するリール停止制御手段とを備え、 前記役抽選手段は、複数種類の特定小役を含む役の抽選
を行い、 複数種類の特定小役には、それぞれ異なる図柄の組合せ
が定められており、 少なくとも1つの前記リールは、 いずれかの特定小役の当選時に、その当選した特定小役
を構成する図柄を前記リール停止制御手段による前記リ
ールの停止制御によって有効ラインに停止させることが
できない位置に、他の種類の特定小役を構成する図柄の
少なくとも1つが配置されるように、複数種類の特定小
役を構成する図柄を配列し、 前記特定役情報報知制御手段は、当選した特定小役に対
応する特定の図柄の組合せに関する情報を報知するよう
に制御することを特徴とするスロットマシン。 - 【請求項4】 請求項2に記載のスロットマシンにおい
て、 複数の図柄を表示した複数のリールと、 各前記リールに対応して設けられ、前記リールの回転を
停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチ
と、 前記役抽選手段の抽選結果に基づいて前記リールを停止
制御するとともに、前記役抽選手段で特定小役に当選し
た場合において、前記ストップスイッチが特定の操作順
番で操作されたときはリールの停止可能位置の範囲内に
おいて当選した特定小役に対応する特定の図柄の組合せ
を有効ラインに停止させ、前記ストップスイッチが特定
の操作順番以外の操作順番で操作されたときは当選した
特定小役に対応する特定の図柄の組合せを有効ラインに
停止させない停止制御を行うリール停止制御手段とを備
え、 前記特定役情報報知制御手段は、前記役抽選手段で特定
小役に当選したときに、前記リール停止制御手段により
当選した特定小役に対応する特定の図柄の組合せを有効
ラインに停止させる停止制御が行われるための前記スト
ップスイッチの操作順番に関する情報を報知するように
制御することを特徴とするスロットマシン。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
項に記載のスロットマシンにおいて、 前記特定役非入賞情報値カウント手段は、前記役抽選手
段で特定役に当選した遊技においてその特定役に対応す
る特定の図柄の組合せが有効ラインに停止しなかった遊
技回数をカウントし、 前記特定役非入賞情報値記憶手段に記憶された遊技回数
を超えない範囲で、還元遊技の遊技回数を決定する還元
遊技回数決定手段を備えることを特徴とするスロットマ
シン。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
項に記載のスロットマシンにおいて、 前記特定役非入賞情報値カウント手段は、前記役抽選手
段で特定役に当選した遊技においてその特定役に対応す
る特定の図柄の組合せが有効ラインに停止しなかった遊
技回数をカウントし、 前記特定役非入賞情報値記憶手段は、前記還元遊技実行
手段により実行される還元遊技の遊技回数が記憶されて
いる遊技回数に満たない場合に、記憶されている遊技回
数と還元遊技の遊技回数との差を記憶することを特徴と
するスロットマシン。 - 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
項に記載のスロットマシンにおいて、 前記特定役非入賞情報値カウント手段は、前記還元遊技
実行手段による還元遊技の実行中に、前記役抽選手段で
特定役に当選した遊技においてその特定役に対応する特
定の図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときで
あっても、所定の情報値をカウントしないようにするこ
とを特徴とするスロットマシン。 - 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
項に記載のスロットマシンにおいて、 前記役抽選手段で特別役及び特定役以外の一般役に当選
した遊技においてその一般役に対応する図柄の組合せが
有効ラインに停止しなかったときに、所定の情報値をカ
ウントする一般役非入賞情報値カウント手段と、 前記一般役非入賞情報値カウント手段によるカウント値
を記憶する一般役非入賞情報値記憶手段とを備え、 前記還元遊技実行決定手段は、前記一般役非入賞情報値
記憶手段に記憶されたカウント値に基づいて、還元遊技
を実行するか否かを決定することを特徴とするスロット
マシン。
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