JP4711247B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、役の抽選によって特別役に当選した後、特別役が入賞するまで、特別役の当選を持ち越すようにしたスロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スロットマシンには役抽選手段が設けられており、例えば遊技の開始時に、役抽選手段によって役の抽選が行われる。役抽選手段は、所定の範囲の乱数を発生させる乱数発生手段と、乱数発生手段により発生した乱数を所定のタイミングで抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段により抽出された乱数値を抽選テーブルと照合することにより、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備える。
【0003】
抽選テーブルは、乱数抽出手段によって抽出される乱数値に対応するそれぞれの役(特別役、小役及び再遊技役等)の当選/非当選を記憶している。判定手段は、例えば抽出した乱数値が特別役当選領域に属する場合は、特別役の当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
【0004】
ここで、例えば、ある遊技において小役やリプレイに当選したときは、その小役等の当選は、当該遊技でのみ有効となり、次遊技以降には、その当選は持ち越されない。
これに対し、特別役に当選したときは、その特別役の当選は、特別役が入賞するまで次遊技以降に持ち越される。特別役に当選したときは、特別役の当選を記憶するフラグがオンにされ、特別役が入賞するまで、そのフラグのオンが維持される。この特別役の当選を記憶するフラグのオン/オフは、各遊技の開始時に判別され、遊技ごとに、特別役の当選が持ち越されているか否かが判別される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来の技術では、一旦、特別役に当選した後は、その特別役の入賞前までの遊技では、特別役についての抽選が行われていなかった。例えば、特別役に当選した後の遊技においては、役抽選手段において抽出された乱数値が特別役の当選領域に属する場合であっても、非当選と判別され、特別役の二重当選とはならなかった。
【0006】
一方、遊技者によって、特別役に当選しているか否かを見極める技量に差があるため、遊技者間で、特別役の当選後、その当選した特別役が入賞するまでの遊技回数に差がつくという問題がある。よって、特別役の当選確率が一定であっても、遊技者の技量によって、例えば1日中遊技を継続した場合は、特別役の当選回数に大きく差がついてしまうという問題があった。
【0007】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、特別役の当選後から、その当選した特別役が入賞するまでの遊技回数に遊技者間で差が生じても、利益に差が生じないようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
(請求項1)
請求項1の発明は、役の抽選を行う役抽選手段と、前記役抽選手段による役の抽選において特別役に当選した後、有効ラインに停止した図柄の組合せが予め定められた特別役の図柄の組合せと一致するまでの遊技において、特別役の当選を持ち越す特別役当選持越し手段とを備えるスロットマシンにおいて、前記役抽選手段は、複数種類の特別役を含む役の抽選を行うとともに、前記特別役当選持越し手段により特別役の当選が持ち越されている遊技であっても、特別役を含めた役の抽選を継続し、前記特別役当選持越し手段は、特別役の当選を持ち越している遊技中に、前記役抽選手段による役の抽選において他の種類の特別役に再度当選したときは、いずれか1つの種類の特別役の当選を持ち越すようにし、前記特別役当選持越し手段により特別役の当選を持ち越している遊技中に、前記役抽選手段による役の抽選において他の種類の特別役に再度当選することにより、当選を持ち越す特別役を入れ替えたときは、その入替えに関する内容を遊技者に対して報知する複数当選時報知手段を備えることを特徴とする。
【0025】
請求項1の発明においては、役抽選手段による役の抽選において、特別役に当選したときは、特別役当選持越し手段によりその特別役の当選が持ち越される。また、特別役当選持越し手段により特別役の当選が持ち越されている場合であっても、役抽選手段は、特別役を含む役の抽選を行う。そして、特別役の入賞前に、再度、他の種類の特別役に当選したときは、特別役当選持越し手段は、いずれか1つの種類の特別役の当選を持ち越すようにする。
【0026】
したがって、最初に当選した特別役が入賞する前に、他の種類の特別役に当選したときは、例えば、当選を持ち越す特別役を後から当選した方の特別役に入れ替えることができる。これにより、遊技者は、例えば、いずれかの特別役に当選した後に、持ち越される特別役がより価値の高い特別役に入れ替えられることを期待することができる。よって、複数の特別役の当選を持ち越すことなく、価値の低い特別役に当選したときであっても、より価値の高い特別役の入賞機会を遊技者に与えることが可能となる。
さらに、複数当選時報知手段は、特別役当選持越し手段により持ち越される特別役が入れ替えられたときは、持ち越される特別役が入れ替えられた旨等を、遊技者に対して報知する。
したがって、遊技者は、この報知により、持ち越される特別役が入れ替えられたことや、入替え後の特別役の種類等を知ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段である。遊技制御手段60は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
【0032】
遊技制御手段60の出力側(図中、右側)には、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60によって制御される。
【0033】
リール31は、リング状のものであり、その外周面には複数種類の図柄(入賞役を構成する図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。1つのリール31には、例えば21図柄が等間隔で設けられる。
リール31は、本実施形態では並列に3つ設けられている。また、各リール31は、スロットマシン10のフロントパネルに設けられた表示窓(図示せず)から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓から、合計9個の図柄が見えるように配置されている。
そして、リール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓内で上下方向に移動表示される。
【0034】
入賞役としては、例えば、複数種類の特別役、複数種類の小役、及びリプレイが挙げられる。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる、遊技者にとって有利となる遊技)に移行させる役であり、例えば、ビックボーナス、レギュラーボーナス、及びシングルボーナスが挙げられる。
【0035】
特別役がビックボーナス(以下、BBと略称する。)であるとき、それに対応する特別遊技であるBBゲームは、以下のような遊技である。
BBゲームは、第1遊技と第2遊技とを有するものであり、通常遊技からBBゲームに移行したときは、最初に第1遊技に移行する。この第1遊技では、特定の役の抽選のみが行われる。そして、第1遊技において所定の条件を満たしたときは、BBゲームの第1遊技から第2遊技(ボーナスゲーム)に移行する。
【0036】
第2遊技とは、所定役が高確率で入賞する遊技を、規定入賞回数又は規定遊技回数に到達するまで行うものである。この第2遊技において、規定入賞回数又は規定遊技回数に到達したときは、再度、第1遊技に戻るようにする。そして、第1遊技の遊技回数が規定回数に到達するか、又は第1遊技から第2遊技への移行回数が規定回数に到達するまで、第1遊技と第2遊技とを繰り返す。第1遊技から第2遊技への移行回数が規定回数目であるときは、その第2遊技の終了によって、BBゲームが終了する。
【0037】
また、特別役がレギュラーボーナス(以下、RBと略称する。)であるとき、それに対応する特別遊技であるRBゲームは、上記の第2遊技(ボーナスゲーム)を1セット、すなわち所定役が高確率で当選する遊技を規定入賞回数又は規定遊技回数に到達するまで行うものである。
さらにまた、特別役がシングルボーナス(以下、SBと略称する。)であるとき、それに対応する特別遊技であるSBゲームは、上記の第2遊技である所定役が高確率で当選する遊技を、1遊技だけ行うものである。
【0038】
さらに、小役とは、予め定めた枚数のメダルが払い出される役である。小役の種類に応じて、メダルの払出し枚数が異なるように設定されている。
また、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技でのメダルの投入枚数(ベット枚数)を維持した再遊技が行えるようにした役である。
【0039】
以上の各種の役に対応する、リール31の図柄の組合せが予め定められている。そして、全てのリール31の停止時に、有効ラインに停止した図柄の組合せが予め定められた役の図柄の組合せと一致するときは、その役の入賞となる。
例えば、特別役であるBBの図柄の組合せが「7」−「7」−「7」に設定されているとすると、全てのリール31の停止時に、いずれかの有効ライン上に、各リール31の「7」の図柄が停止しているときは、BBの入賞となる。
【0040】
ここで、図示しないが、フロントパネルの表示窓を含む部分には、例えば5本の有効ラインが設定されている。この有効ラインは、水平方向の上段、中段及び下段の3本と、右下がり及び左下がりの斜め方向の2本とから構成されている。
そして、各表示窓から見えるリール31の上下に連続する3図柄は、水平方向の上段、中段及び下段の3本の有効ライン上に位置している。
また、この有効ラインは、投入されたメダル枚数に応じて有効化される。投入されたメダルが1枚のときは水平方向中段の1本の有効ライン、2枚のときは水平方向の3本の有効ライン、3枚のときは5本の全ての有効ラインが有効化される。
【0041】
また、ランプ33は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、スロットマシン10には、遊技中の各種の演出を行うために複数のランプ類が設けられているが、図1で示したランプ33は、そのランプ類のうちの1つである。
スピーカ34は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
画像表示装置35は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
【0042】
さらに、遊技制御手段60の入力側(図中、左側)には、以下に示す周辺機器が電気的に接続されている。
スタートスイッチ41は、遊技者がリール31の回転をスタートさせるときに操作するスイッチである。
ストップスイッチ42は、各リール31ごとに独立して3つ並設され、遊技者がそれぞれのリール31の回転を停止させるときに操作するスイッチである。
【0043】
通常遊技では、遊技者は、メダル投入口(図示せず)からメダルを投入するか、又はベットスイッチ(図示せず)を操作して有効ラインを有効化し、スタートスイッチ41をオンする。これにより、全リール31が始動される。そして、遊技者は各ストップスイッチ42を押すことで各リール31の回転を停止させる。全てのリール31の停止時に、有効ライン上のリール31の図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致するときは、その役の入賞となり、成立役に応じてメダルの払出し等が行われる。
【0044】
遊技制御手段60は、以下の各手段を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段60は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
(役抽選手段)
役抽選手段61は、役(特別役、小役又はリプレイ等)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハード乱数等)61aと、この乱数発生手段61aが発生する乱数を抽出する乱数抽出手段61bと、乱数抽出手段61bによって抽出される乱数値に対応するそれぞれの役(特別役、小役及び再遊技役等)の当選/非当選を記憶した抽選テーブル61cと、乱数抽出手段61bが抽出した乱数値及び抽選テーブル61cに基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段61dとを備えている。
【0045】
乱数発生手段61aは、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数抽出手段61bは、乱数発生手段61aによって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段61dは、乱数抽出手段61bにより抽出された乱数値を、抽選テーブル61cと照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が特別役当選領域に属する場合は、特別役の当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
【0046】
(特別役当選持越し手段、フラグ)
特別役当選持越し手段62は、役抽選手段61による役の抽選において特別役に当選した後、有効ラインに停止した図柄の組合せが予め定められた特別役の図柄の組合せと一致するまでの遊技、すなわち特別役が入賞するまでの遊技において、特別役の当選を持ち越すようにするものである。
ここで、役抽選手段61による役の抽選において、小役又はリプレイに当選したときは、その小役等の当選は、当該遊技でのみ有効となり、次遊技以降には、その小役等の当選は持ち越されない。すなわち、小役等に当選した遊技で、その当選した小役等の図柄の組合せが有効ラインに停止して、小役等が入賞しなければ、小役等の当選は、その遊技の終了時に無効となる。
【0047】
これに対し、特別役に当選したときは、その特別役の当選は、特別役が入賞するまで、次遊技以降に持ち越される。本実施形態では、特別役に当選しているか否かを判別するためのフラグ62aが設けられている。フラグ62aは、役抽選手段61による役の抽選において特別役に当選したときは、オフからオンにされ、そのオンの状態は、特別役の図柄の組合せが有効ラインに停止するまで、すなわち特別役が入賞するまで維持される。
【0048】
さらに、特別役当選持越し手段62により特別役の当選が持ち越されている遊技であっても、役抽選手段61は、特別役を含めた役の抽選を継続する。
従来では、特別役に当選し、特別役の当選が持ち越されている遊技中は、役抽選手段61による役の抽選で、仮に抽出した乱数値が特別役当選領域に属する場合であっても、特別役の当選とは判定しないようにしていた。したがって、特別役が再度当選することはなかった。
【0049】
しかし、本実施形態では、役抽選手段61による役の抽選において特別役に当選し、特別役当選持越し手段62により特別役の当選を持ち越している遊技中に、役抽選手段61による役の抽選において特別役に再度当選したときは、最初に当選した特別役及び再度当選した特別役の双方を持ち越すようにする。例えば、最初にBBに当選し、次にRBに当選したときは、BB及びRBの双方の当選を持ち越すようにする。逆の場合も同様である。またBBに当選後、そのBBの入賞前に再度BBに当選したときは、2つのBBの当選を持ち越すようにする。2つのRBに当選したときも同様である。
【0050】
上記の特別役の当選の持越しに対応して、フラグ62aは、各特別役ごとに複数設けられている。例えば、BBの当選の持越し中に再度BBに当選したときは、2つのBB当選用のフラグ62aがオンにされる。同様に、RBの当選の持越し中に再度RBに当選したときは、2つのRB当選用のフラグ62aがオンにされる。また、BBの当選の持越し中にRBに当選したときは、BB当選用のフラグ62a及びRB当選用のフラグ62aの双方がオンにされる。順番が逆の場合も同様である。
なお、各特別役当選用のフラグ62aをそれぞれ1つ設けるとともに、フラグ62aにはカウンタを設け、特別役の当選の持越し中に再度同一の特別役に当選したときは、カウンタ値を加算するようにしても良い。
【0051】
さらに、本実施形態では、特別役当選持越し手段62は、特別役の当選の持越し数の上限値を有しており、その上限値は2に設定されている。したがって、仮に、2つの特別役の当選を持ち越している遊技中に、さらに再度、特別役に当選したときは、この特別役の当選については、持ち越さないようにする。
なお、特別役の当選確率は、例えば数百分の1程度であるので、上記のように設定しても、最初の特別役の当選後から、特別役の入賞前までの複数回の遊技で、さらに2回特別役に当選する確率は極めて低く稀であるので、このように設定しても、特に問題はない。
【0052】
また、特別役当選持越し手段62により複数種類の特別役の当選が持ち越されている場合において、特別役の図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、特別役当選持越し手段62により持ち越されている複数種類の特別役の当選のうち、有効ラインに停止した図柄の組合せに係る特別役の当選の持ち越しが解除される。例えば、特別役当選持越し手段62により、BBとRBとの双方の特別役の当選が持ち越されているときに、RBの図柄の組合せが有効ラインに停止したとき、すなわちRBの入賞時は、RBの当選の持越しが解除され、BBの当選の持越しは維持される。
【0053】
なお、図1では、特別役当選持越し手段62中の一手段として、持越し当選特別役決定手段62bを挙げているが、これは後述する他の実施形態で設けられるものであり、第1実施形態では設けられていない。よって、持越し当選特別役決定手段62bの説明は後述する。
【0054】
(リール停止制御手段)
リール停止制御手段63は、遊技状態(通常遊技状態、特別遊技状態等)と、役抽選手段61の抽選結果と、ストップスイッチ42がオンされたときのタイミング等とから、停止位置決定テーブル63aを参照してリール31の停止位置を決定するとともに、その決定された位置にリール31を停止制御するものである。リール停止制御手段63は、停止位置決定テーブル63aによりリール31の停止位置が決定されると、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にリール31が停止するように制御する。
【0055】
ここで、役抽選手段61で何らかの役が当選したときは、その当選役に対応するリール31の図柄の組合せができる限り有効ラインに停止するように制御される。また、役抽選手段61の抽選で非当選のときは、何らかの役の図柄の組合せが有効ラインに停止しないようにリール31が停止制御される。
【0056】
(停止位置決定テーブル)
停止位置決定テーブル63aは、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置等とから、リール31の停止位置を定めたものである。役抽選手段61による役の抽選において、いずれの役にも当選していないときは、いずれかの役の図柄の組合せが有効ラインに停止しないように、リール31の停止位置が定められている。また、いずれかの役の当選時は、当選した役の図柄の組合せができる限り有効ラインに停止するように、リール31の停止位置が定められている。
【0057】
なお、リール停止制御手段63は、以上のように、停止位置決定テーブル63aを使用せずにリール31の停止位置を決定しても良い。例えば、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果等を参照して停止可能位置を検索し、その停止可能位置の範囲内で、適切な停止位置を決定する停止制御を行うことも可能である。
【0058】
(入賞判別手段)
入賞判別手段64は、リール31の停止時に、いずれかの有効ラインに停止した図柄の組合せが、予め定められたいずれかの役の図柄の組合せと一致するか否かを判別するものである。入賞判別手段64は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判別し、これに基づいて、役の入賞の有無を判別する。
【0059】
(払出し手段)
払出し手段65は、入賞判別手段64により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役の図柄の組合せと一致すると判別されたときに、成立役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。なお、リプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
【0060】
(特別遊技制御手段)
特別遊技制御手段66は、通常遊技から特別遊技への移行、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技から通常遊技への移行等を制御するものである。特別遊技制御手段66は、本実施形態では、特別遊技移行手段66a、特別遊技実行手段66b、終了条件判別手段66c、及び特別遊技終了手段66dを備える。
特別遊技移行手段66aは、有効ラインに停止した図柄の組合せが予め定められた特別役の図柄の組合せと一致することを条件として、通常遊技から特別遊技に移行させるものである。例えば、BBの入賞時は通常遊技からBBゲームに移行させ、RBの入賞時は通常遊技からRBゲームに移行させ、SBの入賞時は通常遊技からSBゲームに移行させる。移行時には、特別遊技に移行する旨を遊技者に知らせるために、ランプ33の点灯、スピーカ34からのサウンドの出力、画像表示装置35による画像表示等、各種の演出を行うように制御する。
【0061】
特別遊技実行手段66bは、特別遊技中の遊技の進行等を制御するものである。特別遊技実行手段66bは、例えば特別遊技の1つであるBBゲームに移行すると、最初に第1遊技を開始させる。この第1遊技は、通常遊技と同様に、所定枚数(例えば3枚)以内のメダルを投入して遊技を行うものであり、この第1遊技で役抽選手段61により抽選される役は、小役、及び第2遊技に移行するための移行役である。
特別遊技実行手段66bは、BBゲームへの移行時には、第1遊技での遊技回数を初期化する。そして、第1遊技中は、各遊技時ごとに、例えば遊技者によりスタートスイッチ41がオンされた時に遊技回数に1を加算し、第1遊技での遊技回数をカウントし続ける。
【0062】
また、特別遊技実行手段66bは、BBゲーム中の第1遊技中に、有効ライン上に停止した図柄の組合せが、第2遊技に移行するための移行役の図柄の組合せと一致することを条件として、すなわち移行役の入賞を条件として、第1遊技から第2遊技に移行させる。第1遊技から第2遊技に移行するときは、それを遊技者に知らせるために、移行役の図柄の組合せが揃った有効ラインをランプ33により点滅等させたり、それまでの第1遊技中とは異なるサウンドをスピーカ34から出力等する処理を行う。
【0063】
第2遊技に移行すると、特別遊技実行手段66bは、第2遊技中の遊技回数及び所定役の入賞回数をカウントする。第2遊技は、例えばメダルを1枚のみ投入可能とし、水平方向中段の有効ラインのみを有効化させ、この有効ラインに、例えば90%程度の高確率で所定役の図柄の組合せが停止する(所定役が入賞する)ように制御される遊技である。そして、第2遊技は、その所定役の入賞回数が規定回数(例えば8回)に到達するか、又は遊技回数が規定回数(例えば12回)に到達するまで継続される。この第2遊技の終了条件を満たすか否かの判断のため、特別遊技実行手段66bは、遊技回数及び所定役の入賞回数をカウントする。
【0064】
特別遊技実行手段66bは、特別遊技中の第2遊技時の遊技回数又は所定役の入賞回数が規定回数に到達したときに、その第2遊技を終了させて、再度、第1遊技に戻るように制御する。特別遊技実行手段66bは、BBゲームの終了条件を満たしていないことを条件として、第1遊技に移行させる。BBゲームでは、第1遊技から第2遊技への移行回数は、規定回数まで(例えば3回)と上限が定められている。このため、規定回数目になったときの第2遊技の終了時は、第1遊技に再度移行することなく、BBゲームを終了させるようにする。
したがって、特別遊技実行手段66bは、BBゲーム中に、第1遊技から第2遊技に移行した回数をカウントする。例えば、BBゲーム中の第1遊技時に、第2遊技に移行させるための移行役が入賞し、第2遊技に移行させるときに、移行回数に1を加算する。
【0065】
また、特別遊技実行手段66bは、特別遊技がRBゲームであるときは、BBゲームの第2遊技に相当する遊技を1セット行わせる。さらにまた、特別遊技実行手段66bは、特別遊技がSBゲームであるときは、BBゲームの第2遊技に相当する遊技を1遊技だけ行わせる。
【0066】
(終了条件判別手段)
終了条件判別手段66cは、特別遊技中に、特別遊技の終了条件を満たすか否かを判別するものである。特別遊技が例えばBBゲームであるときは、第1遊技の遊技回数が規定回数に到達したとき、又は第1遊技から第2遊技への移行回数が規定回数に到達したときの第2遊技において遊技回数又は所定役の入賞回数が規定回数に到達したときのいずれか1つを満たすときは、BBゲームの終了条件を満たすと判別する。また、特別遊技が例えばRBゲームであるときは、遊技回数又は所定役の入賞回数が規定回数に到達したときのいずれか1つを満たすときは、RBゲームの終了条件を満たすと判別する。さらにまた、特別遊技が例えばSBゲームであるときは、当該1遊技が終了したときに、SBゲームの終了条件を満たすと判別する。
【0067】
(特別遊技終了手段)
特別遊技終了手段66dは、終了条件判別手段66cにより特別遊技の終了条件を満たすと判別されたときに、特別遊技を終了させるとともに、特別遊技の終了後の遊技に移行させるようにするものである。
【0068】
(演出出力制御手段)
演出出力制御手段67は、選択された演出パターンに従って、演出の出力を制御するものである。この演出を出力する周辺機器としては、ランプ33、スピーカ34、及び画像表示装置35が挙げられる。
【0069】
演出出力制御手段67は、各演出パターンごとに演出内容を定めたデータテーブルと、演出パターンデータテーブルから抽選によって演出パターンを選択する演出パターン抽選手段とを備える。演出パターン抽選手段は、役抽選手段61で説明したものと同様の乱数発生手段、乱数抽出手段、及び判定手段を用いる。本実施形態では、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選の後、演出パターン抽選手段中の乱数発生手段で発生した乱数を抽出し、その乱数値に基づいて、演出パターンを選択する。なお、乱数を発生させるためのものとしては、ハード乱数に限らず、例えばソフト乱数であっても良い。
【0070】
そして、演出パターン抽選手段によって演出パターンが選択されると、選択された演出パターンに定められた演出内容を出力する。各演出パターンには、例えば、ランプ33の点灯パターン、スピーカ34からのサウンド出力パターン、及び画像表示装置35による出力画像パターンが定められている。
【0071】
(複数当選時報知手段)
複数当選時報知手段67aは、演出出力制御手段67中の一手段であって、特別役当選持越し手段62により特別役の複数の当選を持ち越したときは、その特別役の複数の当選の持越しに関する内容を遊技者に対して報知するものである。報知方法としては、ランプ33の点灯、スピーカ34からのサウンドの出力、画像表示装置35による画像表示等により、各種の演出を出力する。
【0072】
また、本実施形態では、特別遊技の終了時、すなわち特別遊技から通常遊技に移行するときに、特別役の複数の当選の持越しに関する内容を報知する。例えば、特別遊技への移行時には、特別役の複数の当選が持ち越されており、その特別遊技が終了した現在でも、未だ、残りの特別役の当選のフラグ62aがオンになっている旨を知らせるような報知を行う。
なお、特別遊技から通常遊技に移行するときに限らず、特別役の複数の当選を持ち越した時、すなわち特別役の当選の持越し中に特別役に再度当選した時、又はいずれかの特別役が入賞した時に、特別役の複数の当選の持越しに関する内容を報知しても良い。
【0073】
次に、フローチャートに基づき、本実施形態における処理の流れについて説明する。図2及び図3は、第1実施形態における処理の流れを説明するフローチャートである。図3は、図2に続くフローチャートである。
先ず、遊技者は、スロットマシン10にメダルを投入し、有効ラインを有効化して、スタートスイッチ41をオンする。図2のステップS1において、遊技制御手段60は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し続け、オンが検知されたときは、各リール31を始動させるとともに、次のステップS2に進み、役抽選手段61による役の抽選を行う。
【0074】
次のステップS3では、特別役に当選したか否かが判別され、当選したと判別されたときは、ステップS4で、特別役当選持越し手段62は、当選した特別役に係るフラグ62aをオンにし、ステップS5に進む。一方、ステップS3で、特別役に当選していないと判別されたときは、ステップS3からステップS5に進む。
【0075】
遊技者は、スタートスイッチ41のオンによりリール31を始動させた後は、ストップスイッチ42を押すことでリール31の回転を停止させる。ステップS5では、遊技制御手段60は、ストップスイッチ42がオンされたか否かを検知し続け、オンが検知されたときは、ステップS6に進む。ステップS6では、リール停止制御手段63は、ステップS2での役抽選手段61の抽選結果等に基づいて、リール31の停止位置を決定するとともに、その決定した位置にリール31を停止制御する。次のステップS7では、遊技制御手段60は、全てのリール31が停止したか否かを検知し続け、全てのリール31が停止したことを検知したときは、図3のステップS8に進む。一方、ステップS7で、全てのリール31が停止していないと判別されたときは、ステップS5に戻る。
【0076】
図3のステップS8では、入賞判別手段64は、特別役が入賞したか否か、すなわち特別役の図柄の組合せが有効ライン上に停止したか否かを判別する。特別役が入賞したと判別されたときはステップS11に進む。これに対し、特別役が入賞していないと判別されたときは、ステップS9に進み、入賞判別手段64は、特別役以外の小役やリプレイが入賞したか否かを判別する。
【0077】
そして、ステップS9において、小役やリプレイが入賞したと判別されたときは、ステップS10に進み、払出し手段65は、入賞役に応じたメダルの払出し処理を行う。小役の入賞時はメダルの払出し等の所定の処理を行い、本フローチャートによる処理を終了する。また、リプレイの入賞時は、前遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技処理を行い、本フローチャートによる処理を終了する。一方、ステップS9で小役等に入賞していないと判別されたとき、すなわちいずれの役にも入賞していないときは、払出し等の処理を行うことなく、処理を終了する。
【0078】
また、ステップS8で特別役に入賞したと判別され、ステップS11に進むと、特別役当選持越し手段62は、その入賞した特別役に係るフラグ62aをオフにする。ここで、特別役の複数の当選が持ち越されている場合は、入賞した特別役に係るフラグ62a以外のフラグ62aのオンは、維持される。
次に、ステップS12に進み、特別遊技制御手段66の特別遊技移行手段66aは、特別遊技を開始させる。そして、次のステップS13では、特別遊技実行手段66bが特別遊技を進行するとともに、終了条件判別手段66cは、特別遊技の終了条件を満たすか否かを判別し続ける。特別遊技の終了条件を満たすと判別されたときは、処理を終了する。
【0079】
以上の処理において、ステップS3で特別役に当選し、ステップS4でその当選した特別役に係るフラグ62aがオンにされたときであっても、当該遊技で、その特別役に入賞しない場合がある。この場合は、再度、ステップS1から処理が開始されるが、再度、ステップS3で特別役に当選する場合がある。このときは、その当選した特別役に係るフラグ62aがオンにされる。よって、特別役の複数の当選が持ち越される場合がある。
【0080】
特別役の複数の当選が持ち越された状態で特別役が入賞すると、入賞した特別役以外の特別役の当選は持ち越される。この場合は、特別遊技が終了して通常遊技に移行したときに、最初から、特別役当選持越し手段62による特別役の当選が持ち越された状態で遊技が開始される。よって、遊技者は、すぐに、特別役を入賞させることが可能となる。
【0081】
なお、以上の第1実施形態において、BBとRBとの双方の当選が持ち越されている遊技中に、BBが入賞したときは、RBの当選の持越しを解除するようにし、RBが入賞したときは、BBの当選の持越しを維持するようにしても良い。
【0082】
続いて、他の実施形態(第2実施形態〜第5実施形態)について説明する。なお、以下の実施形態では、特別役はBB及びRBのみとし、SBについては説明を省略する。
(第2実施形態)
第2実施形態では、特別役当選持越し手段62により、特別役の単一の当選が持ち越されている状態でその特別役が入賞したときは、一般の特別遊技に移行させ、特別役の複数の当選が持ち越されている状態でいずれかの特別役が入賞したときは、一般の特別遊技とは異なる特別遊技に移行させるようにするものである。
【0083】
第2実施形態では、特別遊技移行手段66aは、特別役当選持越し手段62により特別役の単一の当選が持ち越されている場合において、特別役の図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、第1態様特別遊技に移行させ、特別役当選持越し手段62により特別役の複数の当選が持ち越されている場合において、特別役の図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、第2態様特別遊技に移行させるようにする。
ここで、第1態様特別遊技は、それぞれ入賞した特別役がBB及びRBであるときは、それぞれ第1実施形態で説明したBBゲーム及びRBゲームである。
【0084】
これに対し、第2態様特別遊技は、上記の一般のBBゲーム及びRBゲーム以上に遊技者にとって有利となる特別遊技であり、例えば以下のものが挙げられる。
(1)複数のBBの当選が持ち越された状態、又はBBとRBとの双方の当選が持ち越されている状態で、BBが入賞した場合に移行する第2態様BBゲームの例
第1例として、BBゲーム中の第1遊技において、役抽選手段61による役の抽選で小役に当選したときは、小役が当選したこと及び当選した小役の種類を遊技者に知らせるようにする。例えば、ランプ33、スピーカ34、又は画像表示装置35による画像表示によって、小役の当選を報知することが挙げられる。
【0085】
また、第2例として、第1遊技から第2遊技への規定移行回数を、通常のBBゲームより多くする。例えば、通常のBBゲームにおける第1遊技から第2遊技への規定移行回数を3回とすると、上記の例の場合は、5回とすることが挙げられる。
さらにまた、第3例として、第1遊技の規定遊技回数を、通常のBBゲームより多くする。例えば、通常のBBゲームにおける第1遊技の規定遊技回数を30回とすると、上記の例の場合は、50回とすることが挙げられる。
さらには、第4例として、第2遊技の規定遊技回数又は規定入賞回数を、通常のBBゲームより多くすることが挙げられる。
【0086】
(2)複数のRBの当選が持ち越された状態、又はBBとRBとの双方の当選が持ち越されている状態で、RBが入賞した場合に移行する第2態様RBゲームの例
例えば、RBゲーム中の規定遊技回数や所定役の規定入賞回数を、第1態様RBゲームの倍の数にすることが挙げられる。仮に、通常のRBゲーム中の規定遊技回数を12回、所定役の規定入賞回数を8回とすると、規定遊技回数を24回、所定役の規定入賞回数を16回とすることが挙げられる。
【0087】
図4は、第2実施形態に係る処理の流れの要部を示すフローチャートである。第2実施形態における処理の流れは、第1実施形態のフローチャートにおいて、ステップS11からステップS13までを、図4のステップS21からステップS25までに置き換えたものである。
図4(図3)のステップS8において、入賞判別手段64により、特別役が入賞したか否かが判別され、特別役が入賞したと判別されると、ステップS21に進む。一方、ステップS8で特別役が入賞していないと判別されたときは、図3のステップS9以降に進む。ステップS9以降の処理は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0088】
ステップS21では、遊技制御手段60により、複数のフラグ62aがオンであるか否か、すなわち、複数の特別役の当選が持ち越されているか否かが判別される。そして、複数のフラグ62aがオンであると判別されたときは、ステップS22に進み、特別遊技移行手段66aは、第2態様特別遊技に移行させる。これに対し、ステップS21で複数のフラグ62aがオンでないと判別されたときは、ステップS23に進み、特別遊技移行手段66aは、第1態様特別遊技に移行させる。
【0089】
次に、ステップS22又はステップS23からそれぞれステップS24に進み、特別役当選持越し手段62は、フラグ62aをオフにする。ここで、複数のフラグ62aがオンであるときは、全てのフラグ62aをオフにする。
次にステップS25に進み、終了条件判別手段66cは、特別遊技の終了条件を満たすか否かを判別し続ける。特別遊技の終了条件を満たすと判別されたときは、処理を終了する。
【0090】
第2実施形態において、BBとRBとの双方の当選が持ち越されている場合において、BBが入賞したときと、RBが入賞したときとで、その第2態様特別遊技のメダル獲得枚数に差が生じるようにしても良い。このようにすれば、遊技者は、BBとRBとの双方の当選が持ち越されていることを知った場合は、有利な方を入賞させることができる。
【0091】
(第3実施形態)
第3実施形態では、特別遊技終了手段66dは、特別役当選持越し手段62により特別役の単一の当選が持ち越されている場合に特別役に入賞したときは、特別遊技の終了後に第1態様遊技に移行させ、特別役当選持越し手段62により特別役の複数の当選が持ち越されている場合に特別役に入賞したときは、特別遊技の終了後に第2態様遊技に移行させるものである。
すなわち、特別遊技の終了後に第1態様遊技に移行する場合は、複数の特別役の当選が持ち越されることなく、特別役が入賞した場合である。
【0092】
ここで、第1態様遊技とは、本実施形態では一般的な通常遊技である。
これに対し、第2態様遊技とは、第1態様遊技より遊技者にとって有利となる遊技である。
第2態様遊技の第1例として、所定遊技回数(例えば50ゲーム)は、小役に当選したときは、その旨及び当選した小役の種類を遊技者に報知する遊技態様が挙げられる。このようにすれば、当選した小役を取りこぼすことなく遊技者の技量に応じて入賞させることが可能となり、遊技者は、より多くのメダル獲得が期待できるので、有利となる。
【0093】
また、第2例として、第1態様遊技よりリプレイの当選確率が高くなる遊技態様が挙げられる。例えば、第1態様遊技ではリプレイの当選確率を1/7.3とすると、第2態様遊技では1/1.6程度の当選確率にすることが挙げられる。なお、リプレイ以外の小役等の当選確率は、第1態様遊技と第2態様遊技とで同一である。第2例のようにすれば、リプレイが頻繁に当選し、かつリール31の停止制御により、リプレイが入賞することになる。よって、遊技者は、メダルがほとんど減らない状態、いいかえればメダル枚数が現状維持される状態で遊技を継続することができ、この状態で再度の特別役の当選を待つことができるので、有利となる。
【0094】
なお、本実施形態では、特別遊技の終了後は、複数の特別役の当選が持ち越されているときに特別役が入賞した場合であっても、特別遊技の終了後は、持ち越されている特別役の当選は全て解除される。
【0095】
図5は、第3実施形態に係る処理の流れの要部を示すフローチャートである。第3実施形態における処理の流れは、第1実施形態のフローチャートにおいて、ステップS11からステップS13までを、図5のステップS31からステップS38までに置き換えたものである。
【0096】
図5(図3)のステップS8において、入賞判別手段64により、特別役が入賞したか否かが判別され、特別役が入賞したと判別されると、ステップS31に進む。一方、ステップS8で特別役が入賞していないと判別されたときは、図3のステップS9以降に進む。ステップS9以降の処理は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
ステップS31では、遊技制御手段60は、特別役の当選のフラグ62aが複数オンになっているか否かを判別する。複数のフラグ62aがオンになっていると判別されたときはステップS32に進み、特別遊技の終了後の遊技を第2態様遊技にセットし、ステップS33に進む。ステップS32で第2態様遊技にセットされたことは、所定の記憶手段に記憶される。一方、ステップS31で、複数のフラグ62aがオンになっていないと判別されたときは、ステップS33に進む。
【0097】
ステップS33では、特別役当選持越し手段62は、フラグ62aをオフにする。ここで、複数のフラグ62aがオンであるときは、全てのフラグ62aをオフにする。
次にステップS34に進み、特別遊技制御手段66の特別遊技移行手段66aは、特別遊技を開始させる。そして、特別遊技実行手段66bが特別遊技を進行するとともに、次のステップS35に進み、終了条件判別手段66cは、特別遊技の終了条件を満たすか否かを判別し続ける。特別遊技の終了条件を満たすと判別されたときは、ステップS36に進み、遊技制御手段60は、ステップS32において、特別遊技の終了後の遊技が第2態様遊技にセットされたか否かを判別する。第2態様遊技にセットされたと判別されたときは、ステップS37に進み、特別遊技終了手段66dは、第2態様遊技に移行させ、本フローチャートによる処理を終了する。
【0098】
これに対し、ステップS36で、特別遊技の終了後の遊技が第2態様遊技にセットされなかったと判別されたとき、すなわち単一の特別役の当選が持ち越されて特別遊技に移行したときは、ステップS38に進み、特別遊技終了手段66dは、第1態様遊技に移行させ、本フローチャートによる処理を終了する。
よって、特別役の当選後、その特別役の入賞前に、再度特別役に当選したときは、いずれの特別役が当選した場合であっても、特別遊技の終了後は第2態様遊技に移行するので、遊技者にとって有利となる。
【0099】
なお、以上の第3実施形態では、特別役の複数の当選が持ち越されているときは、特別遊技の終了後に第2態様遊技に移行させるようにしたが、第2態様遊技を、さらに複数種類設けても良い。例えば、2つのBBの当選が持ち越されている場合にBBに入賞したとき、2つのRBの当選が持ち越されている場合にRBに入賞したとき、BBとRBとの双方の当選が持ち越されている場合にBBに入賞したとき、又はBBとRBとの双方の当選が持ち越されている場合にRBに入賞したときとで、特別遊技の終了後の遊技態様を、それぞれ異なるものとしても良い。
【0100】
(第4実施形態)
第4実施形態では、特別役当選持越し手段62は、特別役の当選を持ち越している遊技中に、役抽選手段61による役の抽選において他の種類の特別役に再度当選したときは、いずれか1つの種類の特別役の当選を持ち越すようにするものである。
そして、本実施形態では、特別役の当選を持ち越している遊技中に、特別役に再度当選したときは、一律に、後から当選した方の特別役の当選を持ち越すようにし、それ以前に当選している特別役の当選を解除する。
【0101】
したがって、BBの当選を持ち越している遊技中にRBに当選したときは、そのRBの当選のみが持ち越され、BBの当選の持越しは解除される。なお、このような場合は、一定条件下で、第2実施形態と同様に、第2態様RBゲームに移行するようにしても良い。あるいは、一定条件下で、第3実施形態と同様に、RBゲームの終了後に第2態様遊技に移行するようにしても良い。
【0102】
また、本実施形態において、BBの当選を持ち越している遊技中に再度BBに当選したとき、又はRBの当選を持ち越している遊技中に再度RBに当選したときのように、特別役の当選を持ち越している遊技中に、再度、同一の特別役に当選したときは、持ち越す特別役の入替えは行わない。
【0103】
さらにまた、本実施形態では、複数当選時報知手段67aは、特別役当選持越し手段62により特別役の当選を持ち越している遊技中に、役抽選手段61による役の抽選において他の種類の特別役に再度当選することにより、当選を持ち越す特別役を入れ替えたときは、その入替えに関する内容を遊技者に対して報知する。これにより、遊技者は、持ち越される特別役が入れ替えられたことや、入替え後の特別役の種類等を知ることができる。
【0104】
図6は、第4実施形態に係る処理の流れの要部を示すフローチャートである。第4実施形態における処理の流れは、第1実施形態のフローチャートのステップS4を、図6のステップS41からステップS43までに置き換えたものである。
【0105】
先ず、図6(図2)のステップS3において、特別役に当選したと判別されると、ステップS41に進み、既にフラグ62aがオンであるか否か、すなわち既に特別役の当選が持ち越されているか否かが判別される。そして、オンであるときは、ステップS42に進み、持ち越すべき特別役の入替えを行う。ここでは、既に持ち越されている特別役と、ステップS3で当選した特別役との種類が異なるか否かが判別され、異なると判別されたときは、既に持ち越している特別役に替えて、ステップS3で当選した特別役を持ち越すようにする。
【0106】
例えば、既にRBの当選が持ち越されている場合において、BBに当選したときは、RBの当選の持越しが解除されるとともに、BBの当選が持ち越される。この場合は、RBの当選に係るフラグ62aがオンからオフにされるとともに、BBの当選に係るフラグ62aがオフからオンにされる。
また、既に持ち越されている特別役と、ステップS3で当選した特別役との種類が同一であると判別されたときは、持ち越すべき特別役の入替えは行わないで、ステップS5に進む。
【0107】
これに対し、ステップS41でフラグ62aがオンでないとき、すなわち特別役の当選が持ち越されていないときは、ステップS43に進み、ステップS3で当選した特別役に係るフラグ62aがオンにされ、ステップS5に進む。ステップS5以降の処理は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0108】
(第5実施形態)
第5実施形態では、第4実施形態と同様に、特別役の当選を持ち越している遊技中に、特別役に再度当選したときは、いずれか1つの種類の特別役の当選を持ち越すようにするものである。そして、第5実施形態では、当選を持ち越す特別役の種類を決定するようにしたものである。
【0109】
(持越し当選特別役決定手段)
第5実施形態の場合は、図1において、持越し当選特別役決定手段62bを備える。持越し当選特別役決定手段62bは、特別役当選持越し手段62により特別役の当選を持ち越している遊技中に、役抽選手段61による役の抽選において他の種類の特別役に再度当選したときは、当選を持ち越す特別役の種類を決定するものである。そして、特別役当選持越し手段62は、持越し当選特別役決定手段62bにより決定された方の特別役の当選を持ち越すようにする。
【0110】
持越し当選特別役決定手段62bは、遊技者にとってより有利となる方の特別役の当選を持ち越すように決定する。例えば、RBの当選を持ち越している遊技中にBBに当選したとき、又はBBの当選を持ち越している遊技中にRBに当選したときは、いずれも、BBの当選を持ち越すようにする。これは、RBゲームよりBBゲームの方が多くのメダルの獲得が期待でき、遊技者にとってより有利だからである。
【0111】
なお、本実施形態では、BBの当選を持ち越している遊技中にBBに再度当選したときや、RBの当選を持ち越している遊技中にRBに再度当選したときは、持越し当選特別役決定手段62bは、それぞれBB又はRBの当選(単一の当選)を持ち越すようにする。
【0112】
図7は、第5実施形態に係る処理の流れの要部を示すフローチャートである。第5実施形態における処理の流れは、第1実施形態のフローチャートのステップS4を、図7のステップS51からステップS54までに置き換えたものである。
【0113】
先ず、図7(図2)のステップS3において、特別役に当選したと判別されると、ステップS51に進み、既にフラグ62aがオンであるか否か、すなわち既に特別役の当選が持ち越されているか否かが判別される。既にフラグ62aがオンであると判別されたときはステップS52に進み、持越し当選特別役決定手段62bは、当選を持ち越す特別役の種類を決定する。ここでは、上述のように、遊技者にとって有利な方の特別役に決定する。例えば、既にRBの当選が持ち越されている遊技中にBBに当選したときは、BBの当選の方を持ち越すように決定する。次にステップS53に進み、特別役当選持越し手段62は、ステップS52で決定された特別役の当選を持ち越すようにする。すなわち、決定した特別役に係るフラグ62aをオンにし、それ以外のフラグ62aはオフにする。そして、図2のステップS5に進む。
【0114】
これに対し、ステップS51でフラグ62aがオンでないとき、すなわち特別役の当選が持ち越されていないときは、ステップS54に進み、ステップS3で当選した特別役に係るフラグ62aがオンにされ、ステップS5に進む。ステップS5以降の処理は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する
【0115】
【発明の効果】
(請求項1)
請求項1の発明によれば、最初に当選した特別役が入賞する前に、他の種類の特別役に当選したときは、例えば、当選を持ち越す特別役を後から当選した方の特別役に入れ替えることができる。これにより、遊技者は、例えば、いずれかの特別役に当選した後に、持ち越される特別役がより価値の高い特別役に入れ替えられることを期待することができる。よって、複数の特別役の当選を持ち越すことなく、価値の低い特別役に当選したときであっても、より価値の高い特別役の入賞機会を遊技者に与えることが可能となる。
さらに、遊技者は、報知により、持ち越される特別役が入れ替えられたことや、入替え後の特別役の種類等を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態における処理の流れを説明するフローチャートである。
【図3】第1実施形態における処理の流れを説明するフローチャートであって、図2に続くフローチャートである。
【図4】第2実施形態に係る処理の流れの要部を示すフローチャートである。
【図5】第3実施形態に係る処理の流れの要部を示すフローチャートである。
【図6】第4実施形態に係る処理の流れの要部を示すフローチャートである。
【図7】第5実施形態に係る処理の流れの要部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 スロットマシン
31 リール
32 モータ
33 ランプ
34 スピーカ
35 画像表示装置
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
61a 乱数発生手段
61b 乱数抽出手段
61c 抽選テーブル
61d 判定手段
62 特別役当選持越し手段
62a フラグ
62b 持越し当選特別役決定手段
63 リール停止制御手段
63a 停止位置決定テーブル
64 入賞判別手段
65 払出し手段
66 特別遊技制御手段
66a 特別遊技移行手段
66b 特別遊技実行手段
66c 終了条件判別手段
66d 特別遊技終了手段
67 演出出力制御手段
67a 複数当選時報知手段

Claims (1)

  1. 役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記役抽選手段による役の抽選において特別役に当選した後、有効ラインに停止した図柄の組合せが予め定められた特別役の図柄の組合せと一致するまでの遊技において、特別役の当選を持ち越す特別役当選持越し手段と
    を備えるスロットマシンにおいて、
    前記役抽選手段は、複数種類の特別役を含む役の抽選を行うとともに、前記特別役当選持越し手段により特別役の当選が持ち越されている遊技であっても、特別役を含めた役の抽選を継続し、
    前記特別役当選持越し手段は、特別役の当選を持ち越している遊技中に、前記役抽選手段による役の抽選において他の種類の特別役に再度当選したときは、いずれか1つの種類の特別役の当選を持ち越すようにし、
    前記特別役当選持越し手段により特別役の当選を持ち越している遊技中に、前記役抽選手段による役の抽選において他の種類の特別役に再度当選することにより、当選を持ち越す特別役を入れ替えたときは、その入替えに関する内容を遊技者に対して報知する複数当選時報知手段を備える
    ことを特徴とするスロットマシン。
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