JP2002343058A - 磁気テープカートリッジ - Google Patents

磁気テープカートリッジ

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JP2002343058A
JP2002343058A JP2001148601A JP2001148601A JP2002343058A JP 2002343058 A JP2002343058 A JP 2002343058A JP 2001148601 A JP2001148601 A JP 2001148601A JP 2001148601 A JP2001148601 A JP 2001148601A JP 2002343058 A JP2002343058 A JP 2002343058A
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lock
magnetic tape
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rib
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Seiji Tsuyuki
誠治 露木
Hideaki Shiga
英昭 志賀
Daisuke Takahashi
大助 高橋
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    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/041Details
    • G11B23/043Brakes for tapes or tape reels
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/107Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using one reel or core, one end of the record carrier coming out of the magazine or cassette

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールハブ21の外周に磁気テープを巻装し
た単一のリール2がカートリッジケース3内に回転可能
に収容され、リールハブ21の内部に、非使用時にリー
ル2をロックしてこのリール2の回転を禁止するロック
部材4が、ロック位置とロック解除位置との間でリール
2の軸線方向に移動可能に設けられてなる磁気テープカ
ートリッジにおいて、磁気テープカートリッジが縦置き
状態でドライブ装置にセットされる場合のリール2の芯
ずれによるチャッキング不良を防止する。 【解決手段】 リールハブ21の内周面にリール2の軸
線方向に延びる複数のリブ28を形成し、ロック部材4
がロック位置にあるときのこのロック部材4とリブ28
との間のクリアランスc1を、ロック部材4がロック解
除位置にあるときのこのロック部材4とリブ28との間
のクリアランスc2よりも小さい値に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープカート
リッジに関し、特に、磁気テープを巻装した単一のリー
ルがカートリッジケース内に回転可能に収容され、かつ
非不使用時に上記リールをロック状態とするリールロッ
ク機構がリールハブ内に設けられてなる磁気テープカー
トリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ等の外部記憶装置に
用いられる記録媒体として使用されている磁気テープカ
ートリッジとして、単一のリールに磁気テープを巻装
し、このリールをカートリッジケース内に回転可能に収
容したタイプのものが知られている。
【0003】この種の磁気テープカートリッジは、1個
のリールしか備えていないので、カートリッジの落下等
による衝撃で磁気テープが弛んだ場合、それを吸収する
ことができず、磁気テープに傷がついたりする欠点があ
った。
【0004】そこで、非使用時にはリールをロックして
リールの回転を禁止するロック部材を備えたリールロッ
ク機構をリールハブの内部に収容した磁気テープカート
リッジが提案されている。このリールロック機構は、例
えば、特開平11−238352号公報に開示されてい
るように、ロック位置とロック解除位置との間でリール
の軸線方向に移動可能に設けられたロック部材と、この
ロック部材をロック方向に付勢する付勢部材と、上記リ
ールと一体に回転してドライブ側回転駆動手段のチャッ
キング動作に応じて移動して上記ロック部材をロック解
除位置に移動させる解除部材とを備えている。
【0005】そして、上記ロック部材はロック歯を備
え、非使用時にこのロック歯が、リール側に形成されて
いるロック歯と噛合してリールの回転を強制的にロック
し、これにより、カートリッジの落下等による衝撃で磁
気テープが巻き締まったり、弛んだりしないように構成
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の磁
気テープカートリッジは、そのリールハブの軸線が垂直
になるような姿勢でドライブ装置にセットされることが
多いが、例えば多数のカートリッジを備えているオート
ローダの場合、各カートリッジが、そのリールハブの軸
線を水平にした状態でドライブ装置にセットされる、す
なわち縦置き状態でセットされることがある。
【0007】その場合、カートリッジケースはドライブ
装置が備えている位置決め手段によって位置が規定され
るが、リール回転時にリールの外周がカートリッジケー
スの内壁面に接触するのを防止するために、カートリッ
ジケースの内壁面とリールの外周との間には或る程度の
半径方向のクリアランスが設けられている。したがっ
て、カートリッジが縦置きされると、リールが磁気テー
プの重みで上記クリアランスの分だけ下方に移動するこ
とにより、リールハブがドライブ装置の回転駆動部材に
対して芯ずれを生じるから、リールハブに対する回転駆
動部材のチャッキング不良が発生するという問題があっ
た。
【0008】上述の事情に鑑み、本発明は磁気テープカ
ートリッジが縦置き状態でドライブ装置にセットされる
場合のチャッキング不良を防止することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、リールハブの
外周に磁気テープを巻装した単一のリールがカートリッ
ジケース内に回転可能に収容され、上記リールハブの内
部に、非使用時にリールをロックしてこのリールの回転
を禁止するロック部材が、ロック位置とロック解除位置
との間で上記リールの軸線方向に移動可能に設けられて
なる磁気テープカートリッジにおいて、上記リールハブ
の内周面に、上記軸線方向に延びる複数のリブを形成
し、かつ上記ロック部材が上記ロック位置にあるときの
ロック部材とリブとの間のリール半径方向のクリアラン
スを、上記ロック部材が上記ロック解除位置にあるとき
のロック部材とリブとの間のリール半径方向のクリアラ
ンスよりも小さい値に設定したことを特徴とするもので
ある。
【0010】上記構成は、上記リブのリール内周面から
の高さに関し、上記ロック部材のロック解除方向側の部
分が低く、ロック方向側の部分が高くなるように、上記
リブに段差を設けたり、あるいは傾斜を設けることによ
って達成することができる。
【0011】さらに上記ロック部材に、このロック部材
が上記ロック位置にあるときにリールのフランジ内周壁
面に対し僅かなクリアランスを介して近接対向する突縁
部を設けることが好ましい。この突縁部は、上記リブに
対向するロック部材の外周部からなるべくリールの軸線
方向に離れた位置に設けるのが好ましい。例えば、上記
リブに対向するロック部材の外周部からロック解除方向
に周壁を立ち上げ、この周壁の外周面のロック解除方向
側の端部に上記突縁部を設ければよい。そして、上記ロ
ック部材が上記ロック解除位置にあるときには上記突縁
部とフランジ内周壁面との対向関係が解除されるように
すればよい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、上記ロック部材が上記
ロック位置にあるときのこのロック部材と上記リブとの
間のリール半径方向のクリアランスを、上記ロック部材
がロック解除位置にあるときのこのロック部材と上記リ
ブとの間のリール半径方向のクリアランスよりも小さい
値に設定したことにより、磁気テープカートリッジが縦
置き状態でドライブ装置へセットされた場合に、リール
が磁気テープの重みで下方に移動しようとすると、上記
リブが直ちにロック部材の外周に当接してリールの移動
を規制するから、ドライブ装置の回転駆動部材に対する
リールハブの芯ずれ量は無視し得る値に抑えられる。し
たがって、上記芯ずれに起因するチャッキング不良が防
止される。
【0013】また、上記ロック部材がロック解除位置に
あるときにこのロック部材と上記リブとの間に存在する
リール半径方向のクリアランスが、ロック時におけるク
リアランスよりも大きく取られているから、リールの回
転時に上記リブがロック部材に接触する虞れもなくな
る。
【0014】さらに上記ロック部材に、このロック部材
が上記ロック位置にあるときにリールのフランジ内周壁
面に対し僅かなクリアランスを介して近接対向する突縁
部を設けた場合、リールの軸線方向に離れた2位置にお
いてリールの芯ずれを規制することができるから、芯ず
れ防止効果をさらに高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は本発
明による磁気テープカートリッジの第1の実施の形態に
おいて、ドライブ装置側の回転駆動部材がチャッキング
される以前の不使用状態を示す断面図である。また図2
は、図1の磁気テープカートリッジのチャッキング後の
使用状態を示す要部断面図、図3は図2のA−A線に沿
った断面平面図、図4は図2のB−B線に沿った断面平
面図である。
【0016】図1において、磁気テープカートリッジ1
のカートリッジケース3は、上ケース31と、中心部に
開口32aを備えて上記上ケース31にビス等により締
結された下ケース32とからなり、このカートリッジケ
ース3内に、磁気テープ(図示省略)を巻装した単一の
リール2が回転可能に収容され、さらに、リール2の中
心孔内に、非使用時にはリール2をロックしてリールの
回転を禁止するリールロック機構10が収容されてい
る。
【0017】上記リール2は、磁気テープが外周に巻回
される有底円筒状のリールハブ21と、このリールハブ
21の上下端外周からそれぞれ径方向に円盤状に張り出
した下フランジ22および上フランジ23とからなり、
リールハブ21と下フランジ22とは合成樹脂材料によ
り一体成形され、同じく合成樹脂材料からなる上フラン
ジ23は、リールハブ21の上端に嵌着された状態で、
例えば超音波溶着によりリールハブ21に固着されてい
る。
【0018】リールハブ21は中心側下部が底壁21a
により閉塞され、この底壁21aの下面外周部には、ド
ライブ装置側の回転駆動部材11の駆動ギヤ13と噛合
するリールギヤ24が環状に刻設され、このリールギヤ
24より内周側にはマグネット式吸引用の環状金属板か
らなるリールプレート25がインサート成形により取り
付けられている。そして、上記リール2のリールギヤ2
4およびリールプレート25は、カートリッジケース3
の底面の開口32aに臨むように配置されている。な
お、リール2は後述のリールロック機構10の付勢部材
(コイルばね)5により下方に付勢されて、下フランジ
22が下ケース32に押し付けられている。
【0019】一方、ドライブ装置側の回転駆動部材11
は、回転シャフト12の上端に固定された円盤部15の
上面に環状の駆動ギヤ13とマグネット(図示せず)と
を備えている。
【0020】上記回転駆動部材11のチャッキング動作
は、図示しないドライブ装置側のバケットに装填された
磁気テープカートリッジ1が回転シャフト12に向かっ
て下降して、上記駆動ギヤ13が上記リールギヤ24に
噛合するとともに、マグネットにより上記リールプレー
ト25を吸引して噛合状態を保持することによって行な
われる。
【0021】次に、上記リールロック機構10の機構に
ついて、図1の要部拡大断面図である図5(a)、およ
び図2の要部拡大断面図である図5(b)をも参照して
説明する。なお、図5(a),(b)においては、付勢
部材(コイルスプリング)5を省略してある。
【0022】このリールロック機構10は、ロック位置
とロック解除位置との間でリール2の軸線方向に移動可
能なロック部材4と、このロック部材4をロック方向に
付勢する付勢部材(コイルスプリング)5と、上記ロッ
ク部材4をロック解除方向に移動させる解除部材6とを
備えている。
【0023】リール2の底壁21aには、上記リールギ
ヤ24が形成されている部分を上下方向に貫通する3個
の透孔26(図3参照)が同一円周上に等間隔を保って
配設され、さらに、底壁21aの上面には上記透孔26
と透孔26との間の部位に3組6個の係止突起27が同
一円周上に等間隔を保って一体に立設され、この係止突
起27の先端にはロック歯29が形成されている。な
お、上記透孔26および係止突起27は3個或いは3組
以上配置してもよく、係止突起27の先端のロック歯2
9は単一のギヤ歯形状としてもよい。
【0024】合成樹脂材料で形成された上記ロック部材
4は、リール2のリールハブ21内にその底壁21aと
対向して配置された円盤部41を備え、この円盤部41
の下面外周部にはロック歯42が円環状に刻設され、こ
のロック歯42は上記係止突起27上のロック歯29と
噛合可能である。また、上記円盤部41の下面中心部は
凸面状に突出して摺接部41aを形成し、この摺接部4
1aが付勢部材5の付勢力によって後述する解除部材6
の本体部61の上面中心の摺接部61aに接するように
構成されている。
【0025】なお、上記双方のロック歯42およびロッ
ク歯29は、外周部の歯丈が高くなるように円錐状に形
成され、外周側部分が先に噛合するように設けられてい
る。
【0026】上記ロック部材4の円盤部41の上面には
突起部44が上方に延びて形成され、この突起部44に
は上下方向に延びる十字状の係止溝45が形成されてい
る(図4参照)。一方、カートリッジケース3の上ケー
ス31の内面には、上記係止溝45に挿入される支持部
33(回り止め突起)が立設されている。そして、係止
溝45と支持部33の係合により、ロック部材4が回り
止め状態で上下方向に移動可能に配置されている。この
場合、ロック部材4の係止溝45と上ケース31の支持
部33との間のクリアランスは極めて小さく設定されて
いる。
【0027】上記ロック部材4の突起部44より外周側
の円盤部41上面と、上ケース31の支持部33の外周
側のばね受け34との間には、コイルばねからなる付勢
部材5が縮装されていることにより、ロック部材4はそ
のロック歯42がリール2のロック歯29に係合する方
向に付勢されている。
【0028】また、上記解除部材6は、上記ロック部材
4とリールハブ21の底壁21aとの間に上下移動可能
に介装され、略三角形状の板状本体部61の各頂点近傍
下面には下方に延びる円柱状の脚部63が設けられてい
る。各脚部63は、上記リール2の底壁21aに開口し
た透孔26にそれぞれ移動可能に挿通され、その先端は
リール2下面のリールギヤ24の歯部に臨んで位置す
る。その際、上記係止突起27は各脚部63の間で本体
部61の外側に位置する。なお、上記脚部63は角柱
状、楕円柱状等に形成してもよい。
【0029】上記解除部材6の最下降位置(図1および
図5(a))では、脚部63の先端はリールギヤ24か
ら突出し、このリールギヤ24にドライブ装置側の回転
駆動部材11のチャッキング動作により駆動ギヤ13が
噛合するのに伴って解除部材6が上方へ押圧され所定の
ストローク量で押し上げられるようになっている(図2
および図5(b))。そして、駆動ギヤ13によってリ
ール2も若干上方へ押し上げられて、下ケース32から
離れる。上記解除部材6は、脚部63の透孔26への嵌
合によりリール2と一体に回転する。
【0030】上記リール2の内周面には、リール2の軸
線方向に延びる多数のリブ28がリール2の周方向に所
定の間隔を保って形成されている。これらリブ28のう
ちの一部は、解除部材6の脚部63を透孔26に挿入す
る際に解除部材6を挿入方向に案内すべくガイドリブと
して作用し、残りのリブはリールハブ21の補強リブと
して作用する。(図3,図4参照)。図4から明らかな
ように、上記リブ28の先端は、リールハブ21と同心
の円周上にあり、ロック部材4の円盤部41の外周面4
1bに対向している。なお、図4において、3aはカー
トリッジケース3に形成されている円弧状リブである。
【0031】図5(a),(b)から明らかなように、
上下方向に延びるリブ28の先端の途中には、リブ28
の下方部分のリール内周面からの高さが上方部分の高さ
よりも高くなるように段差28aが形成されている。
【0032】次に、上記リールロック機構10の作用を
説明すると、図1および図5(a)に示す磁気テープカ
ートリッジ1の保管時等の不使用状態では、付勢部材5
の付勢力によって、ロック部材4、解除部材6並びにリ
ール2がカートリッジケース3の下ケース32側に移動
しており、下ケース32中心部の開口32aはリール2
によって閉塞される。解除部材6はその下面がリールハ
ブ21の底壁21a上面に当接した最下降状態にあり、
その脚部63は先端部がリールギヤ24の歯先よりに突
出しており、解除部材6の上面に当接しているロック部
材4も下降位置にあり、そのロック歯42が係止突起2
7先端のロック歯29に噛合して不使用時におけるリー
ル2の回転を禁止し、磁気テープの引き出しを阻止する
ロック状態にある。
【0033】そして、このロック状態においては、図5
(a)から明らかなように、ロック位置にあるロック部
材4の円盤部41の外周面41bが、リール2のリブ2
8の段差28aよりも下方部分に対向しているため、ロ
ック部材4の円盤部41の外周面41bとリブ28との
間のクリアランスc1は小さい値となって、リール2の
芯ずれを規制している。
【0034】一方、磁気テープカートリッジ1をドライ
ブ装置に装填した図2および図5(b)のカートリッジ
使用状態では、回転駆動部材11の回転シャフト12先
端の円盤部15がリール2の底面に接近して駆動ギヤ1
3がリールギヤ24に噛合し、リール2を若干上方に移
動させて保持するとともに、上記駆動ギヤ13の歯先が
解除部材6の脚部63の先端に当接してこれを押し上げ
る。これに伴い、解除部材6が付勢部材5の付勢力に抗
して上方へ移動し、この解除部材6と一体にロック部材
4も上方のロック解除方向へ移動する。これによりロッ
ク歯42,29同士の係合が解除され、リール2が回転
自在とされる。そして、ドライブ装置によって磁気テー
プのロード/アンロードが行われる。
【0035】このロック解除状態においては、図5
(b)から明らかなように、ロック部材4の円盤部41
の外周面41bが、リール2のリブ28の段差28aよ
りも上方部分に対向することになるため、ロック部材4
の円盤部41の外周面41bとリブ28との間のクリア
ランスc2はロック状態でのクリアランスc1よりも大
きい値となる。したがって、回転するリール2に若干の
芯ぶれが存在しても、ロック部材4の円盤部41の外周
面41aにリブ28が接触する虞れはなくなる。
【0036】なお、上記リブ28の先端の形状に関し、
リブ28の途中に設けた段差28aには勾配をつけても
よい。この勾配をつけることによってロック部材4の挿
入性が向上する。また、段差28aを設ける代わりに、
例えば図6(a),(b)に示すように、リール内周面
からの高さが上方部分が低く、下方部分が高くなるよう
な傾斜面28bとすることによっても、段差28aを設
けた場合と同様にc1<c2となるクリアランス関係を
保つことができる。そして、リブ28の先端を傾斜面2
8bとすることにより、ロック部材4のの挿入性がさら
に向上する。
【0037】以上の説明で明らかなように、本実施の形
態においては、ロック部材4がロック位置にあるときに
このロック部材4とリブ28との間のリール半径方向の
クリアランスc1を、ロック部材4がロック解除位置に
あるときにこのロック部材4とリブ28との間のリール
半径方向のクリアランスc2よりも小さい値に設定した
ことにより、磁気テープカートリッジ1が縦置き状態で
ドライブ装置へセットされた場合、リール2が磁気テー
プの重みで下方に移動しようとすると、リブ28が直ち
にロック部材4の外周面41bに当接してリール2の移
動が規制されるから、ドライブ装置の回転駆動部材11
に対するリールハブ21の芯ずれ量が無視し得る値に抑
えられる。したがって、上記芯ずれに起因するチャッキ
ング不良が防止される。
【0038】そして、ロック部材4がロック解除位置に
あるときのこのロック部材4とリブ28との間のリール
半径方向のクリアランスc2が、比較的大きい値に設定
されていることにより、リール2の回転時にリブ28が
ロック部材4の外周面41bに接触する虞れもなくな
る。
【0039】次の図7(a),(b)は、本発明による
磁気テープカートリッジの第2の実施の形態を図5
(a),(b)にそれぞれ対応させて示す要部拡大断面
図である。
【0040】本実施の形態においては、図5(a),
(b)に示す構成に加えて、ロック部材4が、上記リブ
28に対向する円盤部41の外周部から上方(ロック解
除方向)に立ち上がる周壁46を一体に備えており、か
つこの周壁46外周面の上端に、放射方向外方に突出す
る突縁部46aが環設されている。
【0041】前述したように、リール2の環状の上フラ
ンジ23は、リールハブ21の上端に例えば超音波溶着
により固着されていて、図7(a),(b)から明らか
なように、上フランジ23の内周面23aがリールハブ
21の内周面よりも内方にオーバーハングしている(オ
ーバーハング量はリブ28の高さよりも少ない)。そし
て、ロック状態においては、図7(a)に示すように、
ロック部材4の上記突縁部46aが、僅かなクリアラン
スc3を介して上フランジ23の内周面23aに近接対
向し、リール2の芯ずれを規制している。
【0042】一方ロック解除状態においては、図7
(b)に示すように、ロック部材4の上記突縁部46a
が、リール2の上フランジ23の上面よりも上方に位置
するため、ロック部材4の周壁46の外周面が上フラン
ジ23の内周面23aに対向することになるため、周壁
46の外周面と上フランジ23の内周面23aとの間の
クリアランスc4はロック状態でのクリアランスc3よ
りも大きい値となる。したがって、回転するリール2に
若干の芯ぶれが存在しても、ロック部材4の周壁46の
外周面に上フランジ23の内周面23aが接触する虞れ
はなくなる。
【0043】このように、本実施の形態においては、リ
ール2の軸線方向に離れた2位置においてリール2の芯
ずれを規制することができるから、芯ずれ防止効果をさ
らに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気テープカートリッジの第1の
実施の形態の不使用状態を示す断面図
【図2】図1の磁気テープカートリッジの使用状態を示
す要部断面図
【図3】図2のA−A線に沿った断面図
【図4】図2のB−B線に沿った要部の拡大断面図
【図5】図5(a)は図1の要部の拡大断面面、図5
(b)は図2の要部の拡大断面面
【図6】図6(a),(b)は図5(a),(b)にお
けるリブの変形例を示す断面図
【図7】図7(a),(b)は本発明による磁気テープ
カートリッジの第2の実施の形態を図5(a),(b)
にそれぞれ対応させて示す断面図
【符号の説明】 1 磁気テープカートリッジ 2 リール 3 カートリッジケース 4 ロック部材 5 付勢部材 6 解除部材 10 リールロック機構 11 回転駆動部材 13 駆動ギヤ 21 リールハブ 24 リールギヤ 27 係止突起 28 リブ 29 ロック歯 41 ロック部材の円盤部 42 ロック歯 46 ロック部材の周壁 46a 突縁部
フロントページの続き (72)発明者 高橋 大助 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールハブの外周に磁気テープを巻装し
    た単一のリールがカートリッジケース内に回転可能に収
    容され、前記リールハブの内部に、非使用時に前記リー
    ルをロックして該リールの回転を禁止するロック部材
    が、ロック位置とロック解除位置との間で前記リールの
    軸線方向に移動可能に設けられてなる磁気テープカート
    リッジにおいて、 前記リールハブの内周面に、前記軸線方向に延びる複数
    のリブを形成し、かつ前記ロック部材が前記ロック位置
    にあるときの該ロック部材と前記リブとの間のリール半
    径方向のクリアランスを、前記ロック部材が前記ロック
    解除位置にあるときの該ロック部材と前記リブとの間の
    リール半径方向のクリアランスよりも小さい値に設定し
    たことを特徴とする磁気テープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記ロック部材に、該ロック部材が前記
    ロック位置にあるときに前記リールのフランジの内周壁
    面に近接対向して前記リールの芯ずれを規制する突縁部
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の磁気テープカ
    ートリッジ。
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