JP2003109354A - 磁気テープカートリッジ - Google Patents

磁気テープカートリッジ

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JP2003109354A JP2001280277A JP2001280277A JP2003109354A JP 2003109354 A JP2003109354 A JP 2003109354A JP 2001280277 A JP2001280277 A JP 2001280277A JP 2001280277 A JP2001280277 A JP 2001280277A JP 2003109354 A JP2003109354 A JP 2003109354A
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shaped hub
reel
pad
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Seiji Tsuyuki
誠治 露木
Yusuke Ishihara
祐輔 石原
Yasushi Hatano
泰 波多野
Hidetoshi Yamamoto
秀利 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リリースパッドの組付作業を組立ロボットに
よっても確実に行うことができる磁気テープカートリッ
ジを提供する。 【解決手段】 磁気テープを巻装してカートリッジケー
ス内にロック状態で収容されるリール2のロック状態を
解除するリリースパッド5が前記リール2のカップ状ハ
ブ2A内に組み込まれる型式の磁気テープカートリッジ
であって、前記カップ状ハブ2Aの底板部2Bの周辺部
には、前記リリースパッド5の下面に突設された複数の
ロック解除ピン5Bを貫通させる複数の導出孔2Dが開
口されており、前記導出孔2Dに向けて前記ロック解除
ピン5Bを案内可能なガイドリブ2Xが各導出孔2Dに
対応してカップ状ハブ2A内に突設されていることを特
徴とする磁気テープカートリッジ。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープカート
リッジに関し、詳しくは、磁気テープカートリッジの内
部の構成部品の組立性を改善する技術に関する。 【0002】 【従来の技術】コンピュータ等のデータバックアップ用
の外部記録媒体として用いられる磁気テープカートリッ
ジとして、従来、いわゆるLTO(Linear Tape Open)
規格に準拠した磁気テープカートリッジが知られてい
る。この種の磁気テープカートリッジは、下ハーフと上
ハーフとに分割構成されたカートリッジケースの内部
に、磁気テープを巻装した単一のリールを収容したもの
であり、カートリッジケースには、磁気テープのリーダ
ピンが係着される磁気テープ引出し用の開口が設けら
れ、また、カートリッジケースの下ハーフにはリールの
カップ状ハブが露出するリール駆動用の開口が設けられ
ている。 【0003】この種の磁気テープカートリッジが装填さ
れるドライブ装置は、カートリッジケースの磁気テープ
引出し用の開口から前記リーダピンを引き出して磁気テ
ープをリールから巻き出しつつデータの記録・再生を行
い、また、下ハーフのリール駆動用の開口から前記カッ
プ状ハブを回転駆動して磁気テープをリールに巻き戻し
つつデータの記録・再生を行う。その関係で、前記磁気
テープカートリッジは、ドライブ装置に装填されたとき
のみリールが回転し、ドライブ装置から排出されたとき
にはリールが不用意に回転しないように、又、不使用時
の磁気テープのたるみを防止するためにリールをロック
するロックプレートと、リールのロック状態を解除する
リリースパッドとを有するロック機構をリールのカップ
状ハブ内の小さな空間に備えている。 【0004】前記ロックプレートは、リールのカップ状
ハブにおける底板部内面(上面)の周辺部に突設された
係合部に係脱可能なハブ側係合部を下面周辺部に有し、
また、カートリッジケースの上ハーフの内面中央部に突
設された係合部に常時係合するハーフ側係合部を上面中
央部に有する円板状の部材である。このロックプレート
は、上ハーフとの間に介設された圧縮コイルばねの付勢
力によって下面のハブ側係合部がカップ状ハブの底板部
内面(上面)に突設された係合部に係合することによ
り、リールをロック状態に保持する。 【0005】ここで、前記ロック機構が組み付けられる
リールを図23により説明する。従来、カップ状ハブ1
11の底板部111aに連なって下フランジ112が一
体に形成されたフランジ付きハブ110に、前記カップ
状ハブ111の開口端111bから径方向に向けて延び
る中央に円形の穴115aが開口されたリング状の平板
である上フランジ115が固着されて構成されていた。
そして、フランジ付きハブ110と上フランジ115の
中心を合わせるため、上フランジ115の穴115aの
縁には、カップ状ハブ111の内周壁に沿ってこのカッ
プ状ハブ111と嵌合するリブ115bが全周にわたっ
て設けられていた。 【0006】一方、前記リリースパッド120は、リー
ルのカップ状ハブ111の底板部111a内面(上面)
と前記ロックプレート(不図示)との間に介設される概
略三角形、四角形、星形またはプロペラ形などの板状部
材であり、カップ状ハブ111の内周壁の内面近傍に臨
む各角部の下面には、カップ状ハブ111の底板部11
1aを貫通するロック解除ピン121がそれぞれ突設さ
れている。このリリースパッド120は、磁気テープカ
ートリッジが前記ドライブ装置に装填されてカップ状ハ
ブ111がドライブ装置のリール駆動機構(図示省略)
により回転駆動される際、各ロック解除ピン121がロ
ックプレート(不図示)側へ押し込まれることにより、
ロックプレート(不図示)を圧縮コイルばねに抗して上
ハーフ側へ押動し、その下面のハブ側係合部の係合を外
してリールのロック状態を解除する。 【0007】ここで、前記リールのカップ状ハブ111
の開口部側に溶着されているフランジの内周には、リブ
115bが設けられているために、通常、カップ状ハブ
111の内周壁の内面より内側に張り出している。この
ため、磁気テープカートリッジの組立工程においてリー
ルのカップ状ハブ111内にリリースパッド120を組
み付ける際には、フランジの内周(リブ115b)を潜
り抜けるようにリリースパッド120を傾斜させてカッ
プ状ハブ111内に挿入し、この状態でリリースパッド
120の各ロック解除ピン121をカップ状ハブ111
内の底板部111aに開口された各導出孔122に位置
合わせして挿入している。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記カップ
状ハブ111の底板部の周辺部に開口される各導出孔1
22は、LTO規格による所定半径の配列円周に沿って
カップ状ハブ111の内周壁の内面近傍に配列されてい
るため、前記のようにカップ状ハブ111内に傾斜状態
で挿入されたリリースパッド120の各ロック解除ピン
121を前記各導出孔122に確実に位置合わせするの
は難しく、この組付作業を組立ロボットにより行う場合
には、リリースパッド120の組付不良が発生する恐れ
がある。なお、前記フランジの内周がカップ状ハブ11
1の内周壁の内面から張り出しておらず(リブ115b
が存在しない)、リリースパッド120を略水平な姿勢
でカップ状ハブ111内に挿入できる場合においても、
リリースパッド120の各ロック解除ピン121を前記
各導出孔122に確実に位置合わせするのは難しく、こ
の組付作業を組立ロボットにより行う場合には、リリー
スパッド120の組付不良が発生する恐れがある。 【0009】そこで、本発明は、リリースパッド120
の組付作業を組立ロボットによっても確実に行うことが
できる磁気テープカートリッジを提供することを第1の
課題とする。 【0010】また、図23において、上フランジ115
に設けられたリブ115bは、カップ状ハブ111の内
周壁に沿って嵌合されることから、そのリブ115bの
肉厚の分だけカップ状ハブ111の開口部入口の直径は
小さくなる。そのため、カップ状ハブ111の内周壁に
ほとんど沿う大きさで設計されたリリースパッド120
は、カップ状ハブ111の内部に入れて組み付けるのが
困難であった。人手によりこのリリースパッド120を
カップ状ハブ111に組み付ける場合には、リリースパ
ッド120の3つの角のうち2つを先にして、斜めにリ
ブ115bの下に潜り込ませるように入れれば、組み付
けることも可能であるが、ロボット等による自動組立を
行おうとする場合には、複雑な動作を伴い、組立ミスを
生じる要因となっていた。 【0011】そこで、本発明では、このような問題に鑑
み、カップ状ハブ111の内周壁近傍に構成部品が組み
付けられる磁気テープカートリッジのリールにおいて、
カップ状ハブ111内への構成部品の組み付けを容易に
行えるようにすることを第2の課題とし、さらに、リー
ルのカップ状ハブ111内にリリースパッド120等の
構成部品を組み付ける作業が容易になる磁気テープカー
トリッジの組立方法を提供することを第3の課題とす
る。 【0012】さらに、磁気テープカートリッジの組立工
程において、磁気テープカートリッジの組立ステーショ
ンの周辺に、部品の取り出しテーブルを配置し、この取
り出しテーブルからロボットで部品を取り上げてこれを
組立ステーション上に待機されている下ハーフに組み付
けることが検討されているが、下ハーフの平面方向の向
きに対して、組み付けられる部品の平面方向の向きが揃
えられていないと、ロボットによる部品の取り上げが困
難となる。また、取り出しステーションでロボットによ
り部品を取り上げることができても、相手方に対する平
面方向の向きが揃えられていないと、同じく組み付ける
ことが困難となる。そこで、前記組み付け作業を人間に
行わせることが考えられるが、部品又は下ハーフあるい
はリールの向きを変えながら組み付けることは作業者に
とって大きな負担であり、採用することができない。 【0013】このような問題点に鑑み、本発明は、磁気
テープカートリッジにおいて、重ね合わせの際に組み付
け部品同士の平面方向の向きを揃えて両者を係合するこ
とを可能とした磁気テープカートリッジの組み付け部品
の相対位置決め方法を提供することを第4の課題とす
る。 【0014】 【課題を解決するための手段】第1の課題を解決する手
段として、請求項1に記載の磁気テープカートリッジ
は、磁気テープを巻装してカートリッジケース内にロッ
ク状態で収容されるリールのロック状態を解除するリリ
ースパッドが前記リールのカップ状ハブ内に組み込まれ
る型式の磁気テープカートリッジであって、前記カップ
状ハブの底板部の周辺部には、前記リリースパッドの下
面に突設された複数のロック解除ピンを貫通させる複数
の導出孔が開口されており、前記導出孔に向けて前記ロ
ック解除ピンを案内可能なガイドリブが各導出孔に対応
してカップ状ハブ内に突設されていることを特徴とす
る。 【0015】請求項1に記載の磁気テープカートリッジ
では、リールのカップ状ハブの底板部の周辺部に開口さ
れた各導出孔にリリースパッドの各ロック解除ピンを位
置合わせしてリリースパッドをカップ状ハブ内に組み付
ける際、カップ状ハブ内に突設されたガイドリブがリリ
ースパッドの各ロック解除ピンをこれに対応する各導出
孔に向けて案内する。その結果、各ロック解除ピンは各
導出孔に確実に挿入され、リリースパッドが確実にカッ
プ状ハブ内に組み付けられる。 【0016】請求項1に記載の磁気テープカートリッジ
において、前記ガイドリブは、通常、カップ状ハブ内の
底板部の周辺部に突設されるが、カップ状ハブ内の内周
壁の下部に突設されてもよく、あるいは、底板部の周辺
部から内周壁の下部に跨って突設されてもよい。このガ
イドリブは、リリースパッドのロック解除ピンをカップ
状ハブ内の導出孔に円滑に案内できるように、ロック解
除ピンの接近方向側が若干開いた形状とするのが好まし
い。 【0017】第1の課題を解決する他の手段として、本
開示の第2の発明の磁気テープカートリッジは、磁気テ
ープを巻装してカートリッジケース内にロック状態で収
容されるリールのロック状態を解除するリリースパッド
が前記リールのカップ状ハブ内に組み込まれる型式の磁
気テープカートリッジであって、前記リリースパッド
は、前記カップ状ハブの内周壁近傍に臨む複数の角部を
有するパッド本体と、パッド本体の角部の下面に突設さ
れて前記カップ状ハブの底板部を貫通する複数のロック
解除ピンとを備え、前記カップ状ハブの開口部側に配置
される上フランジの内周はカップ状ハブの内周壁から内
側に張り出しており、この上フランジの内周には、前記
リリースパッドを略水平な姿勢としてそのパッド本体の
各角部をリールの軸方向に沿って通過可能とする複数の
切欠き部が設けられていることを特徴とする。 【0018】本開示の第2の発明の磁気テープカートリ
ッジでは、リリースパッドをリールのカップ状ハブ内に
組み付ける際、リリースパッドは略水平な組付け姿勢で
カップ状ハブの上方に保持され、パッド本体の各角部が
上フランジの各切欠き部の上方に位置合わせされる。続
いて、リリースパッドは略水平な組付け姿勢のままリー
ルの軸方向に沿って各ロック解除ピン側からカップ状ハ
ブ内に向けて下降され、パッド本体の各角部が上フラン
ジの各切欠き部を通過することでカップ状ハブ内に挿入
される。そして、このリリースパッドは、カップ状ハブ
の底板部の周辺部に開口された各導出孔に各ロック解除
ピンが位置合わせされて挿入されることにより、カップ
状ハブ内に確実に組み付けられる。すなわち、本開示の
第2の発明に記載の磁気テープカートリッジでは、リリ
ースパッドを傾斜させることなく略水平な組付け姿勢の
ままカップ状ハブ内に挿入できるため、リリースパッド
の組付け作業は組立ロボットによっても確実に行われ
る。 【0019】本開示の第2の発明の磁気テープカートリ
ッジにおいて、カップ状ハブ内に開口する各導出孔に対
応してその上方に前記上フランジの各切欠き部がそれぞ
れ配置されていると、略水平な組付け姿勢のままカップ
状ハブ内に挿入されたリリースパッドは、そのまま下降
させることで各ロック解除ピンが各導出孔に挿入される
ため、リリースパッドの組付け作業が一層容易となる。 【0020】本開示の第2の発明の磁気テープカートリ
ッジにおいては、本発明の第1の課題を解決し、リリー
スパッドをリールのカップ状ハブ内に組み付ける際、リ
リースパッドは略水平な組付け姿勢でカップ状ハブの上
方に保持され、パッド本体の各角部がフランジの各切欠
き部の上方に位置合わせされる。続いて、リリースパッ
ドは略水平な組付け姿勢のままリールの軸方向に沿って
各ロック解除ピン側からカップ状ハブ内に向けて下降さ
れ、パッド本体の各角部がフランジの各切欠き部を通過
することでカップ状ハブ内に挿入される。そして、この
リリースパッドは、カップ状ハブの底板部の周辺部に開
口された各導出孔に各ロック解除ピンが位置合わせされ
て挿入されることにより、カップ状ハブ内に確実に組み
付けられる。すなわち、本発明の磁気テープカートリッ
ジによれば、従来のようにリリースパッドを傾斜させる
ことなく略水平な組付け姿勢のままカップ状ハブ内に挿
入することができるため、リリースパッドの組付け作業
を組立ロボットによっても確実に行うことができる。 【0021】第2の課題を解決する手段として、本開示
の第3の発明の磁気テープカートリッジのリールは、カ
ップ状ハブを有し、前記カップ状ハブの内周壁近傍に磁
気テープカートリッジの構成部品が組み付けられる磁気
テープカートリッジのリールであって、前記カップ状ハ
ブのカップ状の開口端に連なって上フランジが一体に形
成されたフランジ付ハブと、前記カップ状ハブの底板部
側に固着された下フランジとを含んで構成されているこ
とを特徴とする。 【0022】本開示の第3の発明の磁気テープカートリ
ッジのリールによれば、カップ状ハブの開口端に連なっ
て上フランジが一体に形成されているので、開口部の入
口が狭くなることがない。従って、ロック機構等の構成
部品をカップ状ハブ内に組み付ける場合に、部品を斜め
にしてカップ状ハブ内に入れ込む等の複雑な動作を要す
ることなく容易に組み付けることができる。 【0023】第2の課題を解決する他の手段として、本
開示の第4の発明の磁気テープカートリッジのリール
は、カップ状ハブを有し、前記カップ状ハブの内周壁近
傍に磁気テープカートリッジの構成部品が組み付けられ
る磁気テープカートリッジのリールであって、前記カッ
プ状ハブの底板部側の外周に連なってリング状の平板の
下フランジが一体に形成されたフランジ付ハブと、前記
カップ状ハブの開口端側に固着されるリング状の平板の
上フランジとを含んで構成され、前記上フランジは、そ
の内径に沿って前記フランジ付ハブと中心合わせをする
ための前記カップ状ハブに向かう嵌合リブが立設され、
前記カップ状ハブの開口端は、前記嵌合リブが内挿され
る嵌合部を形成するため肉厚が一段薄くなってその内径
が拡径していることを特徴とする。 【0024】本開示の第4の発明の磁気テープカートリ
ッジのリールによれば、カップ状ハブの内径に上フラン
ジから突設された中心合わせのための嵌合リブを内挿し
ても、カップ状ハブの開口端の肉厚が薄くなっているの
で、リールのカップ状ハブの開口部の直径は肉厚を薄く
した分だけ大きくすることができる。そのため、カップ
状ハブの内周に近接した部品を組む場合であっても、容
易に部品を組み立てることができる。 【0025】本開示の第3の発明及び本開示の第4の発
明の磁気テープカートリッジのリールによれば、本発明
の第2の課題を解決し、リールのカップ状ハブ内に構成
部品を容易に組み付けることができる。 【0026】第3の課題を解決する手段として、本開示
の第5の発明の磁気テープカートリッジの組立方法は、
磁気テープが巻装された状態でカートリッジケース内に
収納されるリールは、カップ状ハブの底板部側の外周に
連なってリング状の平板の下フランジが一体に形成され
たフランジ付ハブと、前記カップ状ハブの開口端側に固
着されるリング状の平板の上フランジとを含んで構成さ
れ、前記上フランジには、その内径に沿って形成される
前記フランジ付ハブと中心合わせをするための前記カッ
プ状ハブに向かう嵌合リブが立設され、前記カップ状ハ
ブの内周壁近傍には磁気テープカートリッジの構成部品
が組み付けられる磁気テープカートリッジの組立方法で
あって、前記フランジ付ハブのカップ状ハブ内に前記構
成部品を組み付けた後に、前記カップ状ハブの開口端側
に前記上フランジを固着することを特徴とする。 【0027】本開示の第5の発明の磁気テープカートリ
ッジの組立方法によれば、フランジ付ハブのカップ状ハ
ブの内周壁近傍に磁気テープカートリッジの構成部品を
組み付けた後、このカップ状ハブの開口端側に上フラン
ジをその嵌合リブでフランジ付ハブと中心を合わせて固
着する。そのため、構成部品を組み付ける際に、上フラ
ンジの嵌合リブが組み付け作業の障害となることがな
い。 【0028】本開示の第5の発明の磁気テープカートリ
ッジの組立方法によれば、本発明の第3の課題を解決
し、フランジ付ハブのカップ状ハブの内周壁近傍に構成
部品を組み付けた後で上フランジを固着するので、構成
部品を組み付けるときに上フランジの嵌合リブが邪魔に
ならず、その組み付け作業が容易になる。 【0029】第4の課題を解決する手段として、本開示
の第6の発明の磁気テープカートリッジの組み付け部品
の相対位置決め方法は、互いに重ね合わせて係合する組
み付け部品を有する磁気テープカートリッジにおいて、
組み付け部品の一方の平面方向の向きに対して他方の平
面方向の向きを検出し、該検出値に基づいて他方を中心
軸回りに回動させて両者の平面方向の向きを揃えるよう
にしたことを特徴とする。本開示の第6の発明の磁気テ
ープカートリッジの組み付け部品の相対位置決め方法に
よれば、予め、互いに重ね合わせて嵌合する組み付け部
品同士の平面方向の向きが揃えられているので、次の組
み付け作業を容易なものとすることができる。 【0030】本開示の第6の発明の磁気テープカートリ
ッジの組み付け部品の相対位置決め方法によれば、本発
明の第4の課題を解決し、磁気テープカートリッジにお
いて、互いに重ね合わせて嵌合する組み付け部品の平面
方向の向きを揃えて両者を係合するように構成したの
で、次の組み付け作業を容易なものとすることができ
る。また、係合不良に起因する作業の停滞を防止でき、
生産性を向上することができる。 【0031】 【発明の実施の形態】以下、図面を適宜参照して本発明
の実施の形態を説明する。個々の実施形態を説明する前
に先ず、磁気テープカートリッジの構造について図1を
用いて説明する。 【0032】図1に示す磁気テープカートリッジは、い
わゆるLTO規格に準拠した磁気テープカートリッジで
あり、下ハーフ1Aと上ハーフ1Bとに分割構成された
カートリッジケース1の内部に、予め磁気テープMTが
巻装された単一のリール2、リール2の回転をロックす
るためのロックプレート3および圧縮コイルばね4、リ
ール2のロック状態を解除するためのリリースパッド
5、下ハーフ1Aおよび上ハーフ1Bに跨ってカートリ
ッジケース1に形成された磁気テープ引出口1Cを開閉
するスライドドア6、スライドドア6を磁気テープ引出
口1Cの閉位置に付勢するねじりコイルばね7、誤消去
防止爪8、カートリッジメモリ9などを組み込んで構成
される。 【0033】前記リール2は、上ハーフ1B側に開口す
るカップ状ハブ2Aを中心部に有し、このカップ状ハブ
2A内に前記リリースパッド5、ロックプレート3およ
び圧縮コイルばね4が順次組み付けられる。カップ状ハ
ブ2Aの底板部2Bの外面(下面)は、下ハーフ1Aの
中央部に形成された円形開口1Dからカートリッジケー
ス1の外部に露出しており、この底板部2Bの外面の周
辺部にはフェースギヤ2C(図10等参照)が形成され
ている。このフェースギヤ2Cは、この磁気テープカー
トリッジが装填される図示しないドライブ装置側のリー
ル駆動機構のフェースギヤと噛み合ってリール2を回転
させる。なお、前記底板部2Bの外面のフェースギヤ2
Cの内側には、図示しないドライブ装置側のリール駆動
機構のマグネットにより吸着される金属板2W(図10
等参照)がインサートされている。また、図1において
は、カップ状ハブ2Aの底板部2B側の外周に連なって
径方向に延びるリング状の平板である下フランジ2Hが
一体に成形されて、フランジ付ハブ20が形成されてい
る。 【0034】前記リール2のカップ状ハブ2Aにおける
底板部2Bの周辺部には、後記するリリースパッド5の
パッド本体5Aの下面に突設されたロック解除ピン5B
を導出させる3個(図1では1個のみ図示する。)の導
出孔2Dが形成されている(図3参照)。これらの導出
孔2Dは、LTO規格による所定半径の配列円周に沿っ
てカップ状ハブ2Aの内周壁2Zの内面近傍に等間隔で
配列されており、前記フェースギヤ2Cのギヤ幅内に開
口している。また、カップ状ハブ2Aにおける底板部2
Bの内面(上面)の周辺部には、前記3個の導出孔2D
の中間部の3個所(図1では2箇所のみ図示する。)に
配置して係合部が突設され(図3参照)、各係合部の上
面には、放射状の刃筋を有する断面三角形の凹凸係合面
2Eが形成されている。さらに、カップ状ハブ2Aの内
周壁2Zの内面には、上下に延びる複数の補強用リブ2
Fが前記各導出孔2Dの開口個所をよけて形成されてい
る。 【0035】図1に示すように、前記ロックプレート3
は、リール2のカップ状ハブ2A内に収容可能な円板状
のプレート本体3Aを有し、その下面の周辺部には、カ
ップ状ハブ2A内の前記凹凸係合面2Eに係脱可能な放
射状の刃筋を有する断面三角形の凹凸係合面3Bが形成
されている。また、前記プレート本体3Aの上面中央部
には、前記上ハーフ1Bの内面中央部に突設された図示
しない係合突起が挿入される十字状の係合筒部3Cが突
設されている。そして、このロックプレート3は、係合
筒部3Cに外装されて上ハーフ1Bとの間に介設される
圧縮コイルばね4によって下方に付勢され、その下面の
凹凸係合面3Bがカップ状ハブ2Aの底板部2B上の各
凹凸係合面2Eに係脱自在に係合する。 【0036】前記リリースパッド5は、角部5Yの輪郭
を円弧状とした概略正三角形の板状に形成されて前記カ
ップ状ハブ2Aの底板部2Bの内面(上面)とロックプ
レート3との間に介設されるパッド本体5Aを有し、そ
の各角部5Yの下面には、前記カップ状ハブ2Aの底板
部2Bに形成された3個(図1では1個のみ図示す
る。)の導出孔2Dにそれぞれ挿通される円柱状の3本
(図1では2本のみ図示する。)のロック解除ピン5B
が角部5Yの円弧状周面5Cに連続して突設されてい
る。また、前記パッド本体5Aの中央部には、ロックプ
レート3のプレート本体3Aの下面中央部に形成された
図示しない球面突起に点接触する球面突起5Dが形成さ
れている。そして、パッド本体5Aには、球面突起5D
と各角部5Yとの中間部に配置して3個のチャック挿通
穴5Eが形成される。 【0037】〔第1実施形態(請求項1に対応)〕続い
て、本発明の第1実施形態について図1〜6を参照しな
がら説明する。図2に拡大して示すように、前記リリー
スパッド5のパッド本体5Aには、球面突起5Dと各角
部5Yとの中間部に配置して3個のチャック挿通穴5E
が形成されている。また、パッド本体5Aの周面の上縁
部には、図1に示した前記カップ状ハブ2Aの内周壁2
Zに突設されている補強用リブ2Fとの間に組付クリア
ランスを確保できる傾斜カット面5Fが形成されてい
る。この傾斜カット面5Fの角度は、例えば30〜60
°程度の範囲内で適宜設定される。 【0038】ここで、図1に示すリール2において、カ
ップ状ハブ2Aの開口部側に溶着されている上フランジ
2Gの内周は、図3に二点鎖線の仮想線で示すように、
カップ状ハブ2Aの内周壁2Zの内面より内側に張り出
して前記導出孔2Dの上方に臨んでいる。これに対応し
て、カップ状ハブ2A内への前記リリースパッド5(図
2参照)の組付作業を容易にするため、カップ状ハブ2
A内には、前記導出孔2Dに向けてリリースパッド5の
ロック解除ピン5Bを案内可能なガイドリブ2Xが各導
出孔2Dに対応して突設されている。 【0039】図3に拡大して示すように、前記各ガイド
リブ2Xは、カップ状ハブ2Aの内周壁2Zの周方向に
おいて各導出孔2Dの両側に一対づつ配置されて底板部
2Bに突設されている。各一対のガイドリブ2Xは、前
記ロック解除ピン5B(図2参照)を導出孔2Dに円滑
に案内できるように、ロック解除ピン5Bの接近方向側
である底板部2Bの中心側が相互に離間して開いてい
る。各一対のガイドリブ2Xの高さは、前記ロックプレ
ート3の下面の凹凸係合面3Bと干渉しないように、カ
ップ状ハブ2Aの底板部2B上の各凹凸係合面2Eの位
置より低く設定されている。 【0040】以上のように構成された第1実施形態の磁
気テープカートリッジでは、その組立工程において、図
示しない組立ロボットによりリール2のカップ状ハブ2
A内にリリースパッド5が組み付けられる。この組付作
業において、組立ロボットは、リリースパッド5のパッ
ド本体5Aの上面側から2つのチャック挿通穴5Eに一
対の挟みチャックCHを挿通して閉じ、残りのチャック
挿通穴5Eの近傍に位置する1本のロック解除ピン5B
側を先頭としてパッド本体5Aを把持する(図4参
照)。そして、組立ロボットは、図5に示すように、先
頭の1本のロック解除ピン5B側を低くした傾斜姿勢で
リール2の上フランジ2Gの内周を潜り抜けるようにリ
リースパッド5をカップ状ハブ2A内に挿入する。 【0041】続いて、組立ロボットは、パッド本体5A
の後側を下げてリリースパッド5の傾斜角度を減少さ
せ、先頭の1本のロック解除ピン5Bをカップ状ハブ2
Aの底板部2Bに沿ってその周辺部に開口する導出孔2
Dの1つに接近させる。そして、この1個の導出孔2D
に先頭の1本のロック解除ピン5Bを位置合わせする
(図6参照)。その際、前記1個の導出孔2Dの両側に
配置されて底板部2B上に突設された前記一対のガイド
リブ2Xが先頭の1本のロック解除ピン5Bを導出孔2
Dに案内する。このため、先頭の1本のロック解除ピン
5Bは、これに対応した1個の導出孔2Dに確実に位置
合わせされる。 【0042】その後、組立ロボットは、一対の挟みチャ
ックCHを開いてパッド本体5Aの把持状態を解除し、
リリースパッド5をカップ状ハブ2A内の底板部2B上
に落とし込む。その際、前記1個の導出孔2Dを除く他
の2個の導出孔2Dの両側に一対づつ配置されて底板部
2B上に突設されたガイドリブ2X(図3参照)がパッ
ド本体5Aの後側の2本のロック解除ピン5Bをそれぞ
れ対応する2個の導出孔2Dに案内する。その結果、リ
リースパッド5の3本のロック解除ピン5Bは、それぞ
れ対応する導出孔2Dに確実に挿入され、こうしてリリ
ースパッド5は確実にカップ状ハブ2A内に組み付けら
れる。 【0043】第1実施形態の磁気テープカートリッジに
おいては、リール2のカップ状ハブ2A内の底板部2B
にガイドリブ2Xを突設したが、本発明におけるガイド
リブ2Xは、カップ状ハブ2A内の内周壁に突設されて
いてもよく、あるいは底板部2Bから内周壁2Zに跨っ
て突設されていてもよい。 【0044】また、第1実施形態の磁気テープカートリ
ッジの説明は、カップ状ハブ2Aの開口部側に溶着され
ている上フランジ2Gの内周がカップ状ハブ2Aの内周
壁2Zの内面より内側に張り出していることを前提とし
ているが、磁気テープカートリッジはこれに限定され
ず、リールのカップ状ハブ2Aの開口部にフランジの内
周などが張り出していない磁気テープカートリッジにも
適用することができる。このような磁気テープカートリ
ッジにおいては、リリースパッド5を略水平な姿勢でカ
ップ状ハブ2A内に挿入できるが、この場合にも、本発
明のガイドリブ2Xは、カップ状ハブ2Aの底板部2B
の周辺部に開口する各導出孔2Dに対して上方から接近
するリリースパッド5の各ロック解除ピン5Bを確実に
案内して各導出孔2Dに位置合わせする。その結果、リ
リースパッド5の各ロック解除ピン5Bは、それぞれ対
応する導出孔2Dに確実に挿入され、リリースパッド5
は確実にカップ状ハブ2A内に組み付けられる。このよ
うに、請求項1に記載の磁気テープカートリッジによれ
ば、本発明の第1の課題を解決し、リリースパッドの組
付作業を組立ロボットによっても確実に行うことが可能
となる。 【0045】〔第2実施形態(本開示の第2の発明に対
応)〕続いて、本発明の第2実施形態について図1、図
7〜11を参照しながら説明する。図1に示すように、
前記リール2のカップ状ハブ2Aの開口部側には上フラ
ンジ2Gが溶着されている。この上フランジ2Gの内周
は、カップ状ハブ2Aの内周壁2Zにインロー嵌合され
る関係で(図10参照)、図7に二点鎖線の仮想線で示
すように、カップ状ハブ2Aの内周壁2Zより内側に張
り出して前記導出孔2Dの上方に臨んでいる。また、カ
ップ状ハブ2Aの底板部2Bには、リリースパッド5の
各ロック解除ピン5Bを各導出孔2Dに向けて下方に案
内可能なガイドリブ2Xが各導出孔2Dの両側に一対づ
つ配置されて突設されている。各一対のガイドリブ2X
の高さは、後記するロックプレート3の下面の凹凸係合
面3B(図1参照)と干渉しないように、カップ状ハブ
2Aの底板部2B上の各凹凸係合面2Eの位置より低く
設定されている。 【0046】前記カップ状ハブ2Aの底板部2Bの外面
(下面)は、図1に示す下ハーフ1Aの中央部に形成さ
れた円形開口1Dからカートリッジケース1の外部に露
出している。この底板部2Bの外面(下面)の周辺部に
はフェースギヤ2C(図10参照)が形成され、このフ
ェースギヤ2Cの幅内に前記の各導出孔2Dが開口して
いる。また、フェースギヤ2Cの内側には金属板2Wが
インサートされている。前記フェースギヤ2Cは、第2
実施形態の磁気テープカートリッジが装填される図示し
ないドライブ装置側のリール駆動機構のフェースギヤと
噛み合い、前記金属板2Wはドライブ装置側のリール駆
動機構のマグネットにより吸着される。その際、各導出
孔2Dから突出するリリースパッド5の各ロック解除ピ
ン5Bがロックプレート3側へ押し込まれることによ
り、ロックプレート3が圧縮コイルばね4に抗して上ハ
ーフ1B側へ押動され、リール2のロック状態が解除さ
れる。そして、前記ドライブ装置側のリール駆動機構に
よってリール2が回転駆動される。 【0047】前記リリースパッド5は、前記カップ状ハ
ブ2Aの底板部2Bの内面(上面)とロックプレート3
との間に介設されるパッド本体5Aと、前記底板部2B
に形成された3個の導出孔2D(図7参照)にそれぞれ
挿通される3本のロック解除ピン5Bとを有する。図8
および図9に示すように、前記パッド本体5Aは、各角
部5Yの輪郭が円弧状を呈する概略正三角形の板状に形
成され、前記ロック解除ピン5Bは、パッド本体5Aの
各角部5Yに連続する円柱状に形成されて各角部5Yの
下面に突設されている。また、パッド本体5Aの中央部
には、前記ロックプレート3(図1参照)のプレート本
体3Aの下面中央部に形成された図示しない球面突起に
点接触する球面突起5Dが形成されている。さらに、パ
ッド本体5Aには、球面突起5Dと各角部5Yとの中間
部に配置して3個のチャック挿通穴5Eが形成されてい
る。 【0048】ここで、図1、図10および図11に示す
ように、前記リール2の上フランジ2Gの内周には、前
記リリースパッド5を略水平な姿勢としてそのパッド本
体5Aの各角部5Yをリール2の軸方向に沿って通過可
能とする3個の切欠き部2Kが形成されている。すなわ
ち、上フランジ2Gの内周には、リリースパッド5の組
付け作業に際し、カップ状ハブ2Aの上方に略水平な組
付け姿勢で保持されるリリースパッド5のパッド本体5
Aの各角部5Yを各ロック解除ピン5Bと共に下方のカ
ップ状ハブ2A内に向けて通過可能とする3個の切欠き
部2Kが形成されている。各切欠き部2Kは、前記角部
5Yの輪郭より大きい円弧状の輪郭を有し、カップ状ハ
ブ2A内に開口する前記各導出孔2Dに対応してその真
上にそれぞれ配置されている。 【0049】以上のように構成された第2実施形態の磁
気テープカートリッジでは、その組立工程において、図
示しない組立ロボットによりリール2のカップ状ハブ2
A内にリリースパッド5が組み付けられる。この組付け
作業において、組立ロボットは、リリースパッド5のパ
ッド本体5Aの上面側から2つのチャック挿通穴5Eに
一対の挟みチャックCHを挿通し、この一対の挟みチャ
ックCHを閉じてパッド本体5Aを把持する(図9参
照)。そして、この組立ロボットは、図10に示すよう
に、リリースパッド5をリール2のカップ状ハブ2Aの
真上に移動し、パッド本体5Aを予め略水平な組付け姿
勢としてその各角部5Yが上フランジ2Gの各切欠き部
2Kの真上に位置するように回転方向に位置合わせす
る。 【0050】続いて、組立ロボットは、パッド本体5A
を略水平な組付け姿勢に維持したまま、リリースパッド
5をリール2の軸方向に沿って各ロック解除ピン5B側
からカップ状ハブ2Aに向けて下降させる。この操作に
より、リリースパッド5は、各ロック解除ピン5Bと共
に各角部5Yが上フランジ2Gの各切欠き部2Kを通過
してカップ状ハブ2Aに挿入される(図11参照)。 【0051】更に、組立ロボットは、リリースパッド5
を下降させて各ロック解除ピン5Bを上方からカップ状
ハブ2A内の各導出孔2Dに接近させる。その際、上方
から接近する各ロック解除ピン5Bを各導出孔2Dの両
側に一対づつ配置されたガイドリブ2Xがそれぞれ対応
する導出孔2Dに確実に案内する。 【0052】その後、組立ロボットは、一対の挟みチャ
ックCHを開いてパッド本体5Aの把持状態を解除し、
リリースパッド5をカップ状ハブ2Aの底板部2B上に
落とし込む。こうしてリリースパッド5の3本のロック
解除ピン5Bがそれぞれ対応する導出孔2Dに確実に挿
入され、リリースパッド5は確実にカップ状ハブ2A内
に組み付けられる(図11参照)。 【0053】第2実施形態の磁気テープカートリッジに
おいては、リリースパッド5のパッド本体5Aを概略正
三角形の板状とし、ロック解除ピン5Bを円柱状とした
が、パッド本体の平面形状は概略正三角形に限らず、概
略正四角形、星形またはプロペラ形としてもよいし、ロ
ック解除ピン5Bの断面形状は円形に限らず、楕円形、
三角形、四角形等としてもよい。また、第2実施形態の
磁気テープカートリッジにおいては、上フランジ2Gに
設ける各切欠き部2Kの平面形状を円弧状としたが、そ
の平面形状は、リリースパッド5の角部5Yを通過させ
ることができる限り、特に限定されない。このように、
本開示の第2の発明に記載の磁気テープカートリッジに
よれば、本発明の第1の課題を解決し、リリースパッド
5の組付作業を組立ロボットによっても確実に行うこと
が可能となる。 【0054】〔第3実施形態(本開示の第3の発明に対
応)〕続いて、本発明の第3実施形態について図12、
図13を参照しながら説明する。図12の拡大断面斜視
図に示すように、第3実施形態においては、リール2
は、カップ状ハブ2A上端の開口端に連なって径方向に
リング状の平板である上フランジ2Gが一体に形成され
て、フランジ付ハブ20が形成されている。そして、カ
ップ状ハブ2Aの外周下端には、別の部品として成形さ
れ、その中央に円形の嵌合穴2Vを有するリング状の平
板である下フランジ2Hが外嵌され、超音波溶着により
固着されている。なお、カップ状ハブ2Aの外周下端
は、下フランジ2Hを外嵌して位置決めをするため、前
記嵌合穴2Vの径に合わせて外径を一段細くした位置決
め部2Uが形成されている。第3実施形態のフランジ付
ハブ20を構成部品とした磁気テープカートリッジの構
造を示す分解斜視図を図13に示した。尚、図13にお
いては図1と同様の部材には同符号を付し、その説明を
省略する。 【0055】以上のように構成された第3実施形態の磁
気テープカートリッジを組み立てる手順について図13
を参照して説明を行う。まず、下ハーフ1Aの上にリー
ル2が載せられる。そして、リール2のカップ状ハブ2
Aの内部にロック解除ピン5Bをリール2の導出孔2D
に合わせるようにしてリリースパッド5を組み付ける。
次に、ロックプレート3をカップ状ハブ2Aの内部へ入
れるようにして、リリースパッド5上に所定の向きで配
置する。さらに、圧縮コイルばね4、スライドドア6等
の他の構成部品を組み付けた後、上ハーフ1Bを下ハー
フ1Aに組み付けて図示しないネジにより固定する。 【0056】この組立作業の際、リリースパッド5及び
ロックプレート3はカップ状ハブ2Aの内周壁に接近し
て組み付けられるが、第3実施形態のリール2では、カ
ップ状ハブ2Aの開口端に連なって上フランジ2Gが一
体に形成されていることから、カップ状ハブ2Aと上フ
ランジ2Gの中心合わせのための嵌合が不要であり、カ
ップ状ハブ2Aの開口端内側に、上フランジ2Gの一部
を内挿する必要が無く、開口端の入口が狭くならない。
従って、リリースパッド5及びロックプレート3は斜め
に傾けることなく、上方から組付け状態と同じ姿勢で落
としこむだけで組み込むことができる。そのため、人手
でこれらの組立をするときはもちろん、ロボット等で組
み立てる場合でも簡単な動作で確実に組立を行うことが
できる。 【0057】以上第3実施形態について説明したが、本
発明はこの実施の形態には限定されない。たとえば、カ
ップ状ハブ2Aの内部に組み付けられる部品は、リリー
スパッド5やロックプレート3である必要はなく、カッ
プ状ハブ2Aの内周壁2Z近傍に組み付けられる部品で
あれば、本発明により組立を容易にすることができる。
但し、第3実施形態のようにLTO規格に準拠したコン
ピュータ用の磁気テープカートリッジでは、カップ状ハ
ブ2Aの内周壁2Zのすぐ近くの円周上にロック解除ピ
ン5Bが位置するリリースパッド5を組む必要があるこ
とから、本発明による効果が特に大きいということがで
きる。 【0058】また、カップ状ハブ2Aと下フランジ2H
の固着は、超音波溶着によらずとも、熱溶着等他の溶着
方法や、接着剤による接着、締め代を持たせた圧入、ネ
ジ込み、ネジ止め等、その手段は自由である。このよう
に、本開示の第3の発明の磁気テープカートリッジのリ
ール2によれば、本発明の第2の課題を解決し、カップ
状ハブ2A内への構成部品の組み付けを容易に行うこと
が可能となる。 【0059】〔第4実施形態(本開示の第4の発明に対
応)〕続いて、本発明の第4実施形態について図1、図
14を参照しながら説明を行う。図14の拡大断面斜視
図に示すように、第4実施形態のリール2は、カップ状
ハブ2Aの底板部2B側の外周に連なって径方向に延び
るリング状の平板である下フランジ2H’が一体に成形
されて、フランジ付ハブ20’が形成されている。そし
て、別の部品として成形されたリング状の平板である上
フランジ2G’が、カップ状ハブ2Aの開口端に超音波
溶着により固着されている。上フランジ2G’の中央に
形成された穴の縁には、その内周に沿って全周にわた
り、カップ状ハブ2Aに向けて環状の嵌合リブ2Jが立
設されている。一方、カップ状ハブ2Aの開口端には、
この嵌合リブ2Jの外径に合わせて、カップ状ハブ2A
の内周壁2Zの肉厚が薄くなり、その内径が一段大きく
拡径した嵌合部2Tが形成されている。ここで、嵌合リ
ブ2Jの厚み分だけカップ状ハブ2Aの内周壁2Zの肉
厚を薄くして嵌合部2Tを形成し、この嵌合部2Tの内
周に合わせて、嵌合リブ2Jの直径を大きくすれば、嵌
合リブ2Jの内径とカップ状ハブ2Aの一般部の内径と
が一致し、カップ状ハブ2Aの開口部入口を必要十分に
大きくすることができる。 【0060】なお、カップ状ハブ2Aの開口端の肉厚を
どれだけ薄くして嵌合リブ2Jの内径をどれだけ大きく
するかは、カップ状ハブ2A内の構成部品を組み付ける
位置によって決定するのが望ましい。即ち、カップ状ハ
ブ2Aの一般部の内径より嵌合リブ2Jの内径の方が小
さくても、カップ状ハブ2Aの底板部2Bに嵌合リブ2
Jをカップ状ハブ2Aの開口側からハブの軸に沿って投
影した場合に、この投影した嵌合リブ2Jの内径内に構
成部品の組付け位置が包含されるように、嵌合リブ2J
の内径、肉厚、嵌合部2Tの内径、肉厚を決定するのが
望ましい。このようにすれば、構成部品を斜めにしたり
せずとも、真上から下ろして所定の組付け位置に組み付
ける場合にも組付クリアランスが確保されるので構成部
品を容易に組付けることができる。これを、第4実施形
態の磁気テープカートリッジでいえば、カップ状ハブ2
Aの底板部2Bに嵌合リブ2Jをカップ状ハブ2Aの開
口側からハブの軸に沿って投影した場合に、リール2の
導出孔2Dが、この投影した嵌合リブ2Jの内径内に位
置して組付クリアランスを確保するように嵌合リブ2J
の内径、肉厚、嵌合部2Tの内径、肉厚を設定すれば良
い。 【0061】以上のように構成された第4実施形態の磁
気テープカートリッジでは、次のようにして組立が行わ
れる。まず、下ハーフ1Aの上にリール2が載せられ
る。そして、リール2のカップ状ハブ2Aの内部にロッ
ク解除ピン5Bをリール2の導出孔2Dに合わせるよう
にしてリリースパッド5を組み付ける。次に、ロックプ
レート3をカップ状ハブ2Aの内部へ入れるようにし
て、リリースパッド5上に所定の向きで配置する。さら
に、圧縮コイルばね4、スライドドア6等の他の構成部
品を組み付けた後、上ハーフ1Bを下ハーフ1Aに組み
付けて図示しないネジにより固定する。 【0062】この組立作業の際、リリースパッド5及び
ロックプレート3はカップ状ハブ2Aの内周壁2Zに接
近して組み付けられるが、第4実施形態のリール2で
は、カップ状ハブ2Aの開口端に一段肉厚を薄くして形
成された嵌合部2Tが設けられ、この嵌合部2Tに上フ
ランジ2G’の嵌合リブ2Jを内挿してフランジ付ハブ
20’と上フランジ2G’の中心合わせがなされている
ことから、カップ状ハブ2Aの開口端の肉厚を薄くした
分だけ開口端の直径を大きくすることができる。従っ
て、リリースパッド5及びロックプレート3は斜めに傾
けることなく、上方から組付け状態と同じ姿勢で落とし
こむだけで組み込むことができる。そのため、人手でこ
れらの組立をするときはもちろん、ロボット等で組み立
てる場合でも簡単な動作で確実に組立を行うことができ
る。 【0063】以上第4実施形態について説明したが、本
発明はこの実施形態には限定されない。たとえば、カッ
プ状ハブ2Aの内部に組み付けられる部品は、リリース
パッド5やロックプレート3である必要はなく、カップ
状ハブ2Aの内周壁2Zの近傍に組み付けられる部品で
あれば、本発明により組立を容易にすることができる。
但し、第4実施形態のようにLTO規格に準拠したコン
ピュータ用の磁気テープカートリッジでは、カップ状ハ
ブ2Aの内周壁2Zのすぐ近くの円周上にロック解除ピ
ン5Bが位置するリリースパッド5を組む必要があるこ
とから、本発明による効果が特に大きいということがで
きる。 【0064】また、カップ状ハブ2Aと上フランジ2
G’の固着は、超音波溶着によらずとも、熱溶着等他の
溶着方法や、接着剤による接着、締め代を持たせた圧
入、ネジ込み、ネジ止め等、その手段は自由である。こ
のように、本開示の第4の発明の磁気テープカートリッ
ジのリール2によれば、本発明の第2の課題を解決し、
カップ状ハブ2A内への構成部品の組み付けを容易に行
うことが可能となる。 【0065】〔第5実施形態(本開示の第5の発明に対
応)〕続いて、本発明の第5実施形態について図1、図
15〜17を参照しながら説明する。図15(a)およ
び(b)の拡大断面斜視図に示すように、第5実施形態
のリール2は、カップ状ハブ2Aの底板部2B側の外周
に連なって径方向に延びるリング状の平板である下フラ
ンジ2H’が一体に成形されて、フランジ付ハブ20’
が形成されている。そして、別の部品として成形された
リング状の平板である上フランジ2G’が、カップ状ハ
ブ2Aの開口端に超音波溶着により固着されている。こ
こで、このカップ状ハブ2Aの開口側には、その内周縁
が一段低くなって溶着用当接部2Mが形成されている。
上フランジ2G’の中央に形成された穴の縁には、その
内周に沿って全周にわたり、カップ状ハブ2Aに向けて
環状の嵌合リブ2Jが立設されている。この嵌合リブ2
Jは、フランジ付ハブ20’と上フランジ2G’の中心
を合わせるため、その外径がカップ状ハブ2Aの内周壁
2Zに沿って形成されている。そして、上フランジ2
G’の下面には、その嵌合リブ2J近傍に溶着時に溶け
る部分となる溶着用突起2Lが全周にわたって突設され
ている。なお、図15(a)および(b)において、こ
の溶着用突起2Lは溶けた状態となってカップ状ハブ2
Aの溶着用当接部2Mに溶着している。 【0066】図16に示すように、前記リール2のフラ
ンジ付ハブ20’に上フランジ2G’を固着させる超音
波溶着機Sは、主として、被溶着側のワークであるフラ
ンジ付ハブ20’が載置される受け台10と、受け台1
0との間でリール2を挟みこみ、超音波を発して上フラ
ンジ2G’とフランジ付ハブ20’を溶着する溶着用ホ
ーン30を備えている。 【0067】受け台10は、リール2が上部に載せられ
て超音波溶着時の支持台になるとともに下フランジ2
H’と上フランジ2G’の面振れの測定時には回転して
測定台ともなる回転台11と、回転台11が載せられる
固定台15とから構成される。 【0068】回転台11は、フランジ付ハブ20’のフ
ェースギヤ2Cを支持して溶着時の荷重を受けるととも
に、固定台15の上で摺動回転可能な有底円筒状の座体
12と、座体12の筒内に内挿され、フェースギヤ2C
の内側に接することで位置決めをする位置決め筒13
と、固定台15の回転軸17の回転トルクをスプライン
又はキー等で受ける回転継手91と、これらを一体に結
合するボルト92とから構成されている。そして、位置
決め筒13は、磁力を有する磁性材料から構成されてお
り、前記フランジ付ハブ20’の金属板2Wを磁力によ
り吸いつけることによって、このフランジ付ハブ20’
を回転台11上に固定させている。 【0069】回転軸17の上端は、継手穴17aにより
回転継手91と噛み合って回転台11に回転トルクを伝
えている。また、回転軸17の下端は、さらに下方に設
置される図示しないステッピングモータやサーボモータ
に接続されて、回転制御されるようになっている。 【0070】また、固定台15は、超音波溶着機Sを載
せる台(図示せず)に固定されるベース16と、ベース
16の中心に鉛直に開けられた穴内で、上下のラジアル
ボールベアリング93,93により回転可能に支持され
た回転軸17とから構成される。 【0071】溶着用ホーン30は、超音波を発生してフ
ランジ付ハブ20’と上フランジ2G’を振動させて摩
擦熱により、その溶着用当接部2Mと溶着用突起2Lを
溶着させる装置である。溶着用ホーン30は、上フラン
ジ2G’の穴の周縁部に当接するようにカップ状ハブ2
Aと同等の直径を有しており、作業員の操作によって、
降下、加圧、超音波の発生及び上昇が可能になってい
る。 【0072】次に、磁気テープカートリッジの組立方法
の詳細について説明する。まず、リール2の組立方法に
ついて説明する。図17に示すように、前記超音波溶着
機Sの回転台11上にフランジ付ハブ20’を磁力によ
り固定させる。次に、このフランジ付ハブ20’のカッ
プ状ハブ2A内にリリースパッド5を組み付ける。この
とき、このフランジ付ハブ20’には上フランジ2G’
が組み付けられていないので、このリリースパッド5
は、そのパッド本体5Aを水平にして各ロック解除ピン
5Bをカップ状ハブ2Aの底板部2Bに形成される各導
出孔2Dに合わせた状態で、上から同じ姿勢のまま降ろ
すことにより組み付けられる。そして、このリリースパ
ッド5が組み付けられたフランジ付ハブ20’のカップ
状ハブ2Aの開口部に上フランジ2G’を組み付けて、
前記溶着用ホーン30の超音波によりフランジ付ハブ2
0’と上フランジ2G’を溶着させる。 【0073】このように製造されたリール2は、そのカ
ップ状ハブ2Aの外周面に前記磁気テープMTが巻装さ
れた後、下ハーフ1Aに組み付けられて組立ラインに搬
送される。この組立ラインでは、このリール2が組み付
けられた下ハーフ1A、上ハーフ1Bおよびスライドド
ア6等の各種部品が図示しないベルトコンベア上を移動
する搬送パレットの所定位置にセットされる。そして、
この搬送パレットが各所定位置で止まったときに、図示
しないロボット等により下ハーフ1A内に各種部品が順
番に組み付けられ、最後に上ハーフ1Bが組み付けられ
る。 【0074】以上によれば、第5実施形態において、次
のような効果を得ることができる。リリースパッド5
は、そのパッド本体5Aを水平にして上から同じ姿勢の
まま降ろすことによりカップ状ハブ2A内に組み付けら
れるので、従来のようにリリースパッド5を斜めにして
嵌合リブ2Jの下に潜り込ませる必要がなく、その組み
付け作業が容易になる。さらに、リリースパッド5を上
から降ろすという単純な動作だけで組み付けることがで
きるので、人手でこれらの組立をするときはもちろん、
ロボット等による自動組立を行う場合でも簡単な動作で
確実に組立を行うことができる。 【0075】以上、第5実施形態について説明したが、
本発明はこの実施形態には限定されない。たとえば、カ
ップ状ハブ2Aの内部に組み付けられる部品は、リリー
スパッド5である必要はなく、カップ状ハブ2Aの内周
壁2Zの近傍に組み付けられる部品であれば、本発明に
より組立を容易にすることができる。ただし、本実施形
態のようにLTO規格に準拠したコンピュータ用の磁気
テープカートリッジでは、カップ状ハブ2Aの内周壁2
Zのすぐ近くの円周上にロック解除ピン5Bが位置する
リリースパッド5を組む必要があることから、本発明に
よる効果が特に大きくなる。 【0076】また、フランジ付ハブ20’と上フランジ
2G’の固着は、超音波溶着によらずとも、熱溶着等他
の溶着方法や、接着剤による接着、締め代を持たせた圧
入、ネジ込み、ネジ止め等、その手段は自由である。こ
のように、本開示の第5の発明の磁気テープカートリッ
ジの組立方法によれば、本発明の第3の課題を解決し、
リール2のカップ状ハブ2A内にリリースパッド5等の
構成部品を容易に組み付けることが可能となる。 【0077】〔第6実施形態(本開示の第6の発明に対
応)〕続いて、本発明の第6実施形態について図1、図
18〜22を参照しながら説明する。 (第1の態様)図18は磁気テープカートリッジの組み立
てステーションを示し、図19は図18のリリースパッ
ド5の向き修正装置の構成を示す。図18に示されるよ
うに、組み立てステーションSTには、部品組み立ての
ためのロボットRが設置される。ロボットRは組み立て
ステーションSTに停止されたトレイ50からリリース
パッド5を取り上げて、これを上ハーフ1Bに組み込ま
れたリール2のカップ状ハブ2Aに組み付ける。前記組
み立てステーションSTの近傍にはリリースパッド5の
平面方向の向きを変えるための回転テーブル51と、回
転テーブル51にリリースパッド5を順次、供給するた
めの部品供給装置21と、リリースパッド5の平面方向
の向きを検出する向き検出装置22としての一対の光電
センサ22a,22bとが配置される。 【0078】前記回転テーブル51の中央部には前記部
品供給装置21のシュート21aから供給されたリリー
スパッド5を受け入れて回転テーブル51の中央部に配
置するための凹部51aが設けられる。図19に示され
るように、凹部51aは、凹部51a内で前記リリース
パッド5を前記回転テーブル51の中心軸回りに回転さ
せてリリースパッド5の3個のチャック挿通穴5Eによ
って定まるリリースパッド5の平面方向の向きを自由に
修正できるよう、上方から見て円形に形成されている。
また、組み付け部としてのロック解除ピン5B,5B,
5Bは円周方向においてリリースパッド5に設けられて
いるチャック挿通穴5Eと同じ角度位置に且つ、径方向
の外側位置に設けられる。 【0079】前記凹部51aの底は、前記一対の光電セ
ンサ22a,22bによりリリースパッド5の平面方向
の向きを検出できるよう、硬質アクリル、硬質ガラスな
ど、透光性のよい透明材料で構成されている。一対の光
電センサ22a,22bは前記凹部51aに配置されて
いるリリースパッド5の3個のチャック挿通穴5Eのピ
ッチ円を上下に挟んで回転テーブル51の上方側と下方
側とに配設され、さらに、これら投光側の光電センサ2
2a及び受光側の光電センサ22bは、リリースパッド
5の平面方向の向きが、被組み付け部としてのカップ状
ハブ2Aの3個の導出孔2D(図18参照)によって定
まるリール2の平面方向の向きと合致したとき、一方側
の光電センサ(以下、投光側光電センサという。)22a
から投光されて凹部51aの底を透過した検出光がチャ
ック挿通穴5Eを通過して他方の光電センサ(以下、受
光側光電センサという)22bに受光されるように配置
される。 【0080】前記向き制御装置23はメモリ、I/O、
CPU等を中心とするコンピュータから構成されてお
り、図18に示した部品供給装置21からリリースパッ
ド5の供給信号が出力される毎に、回転テーブル51の
凹部51a内に配置されているリリースパッド5の3個
のチャック挿通孔5E,5E,5Eによって定まる平面
方向の向きが、リール2の平面方向の向きに合致してい
るかどうかを判定し、判定結果に基づいて回転テーブル
51を駆動する駆動モータ24のモータ駆動回路(図示
せず)に制御信号を出力する。 【0081】前記向き制御装置23は、投光側光電セン
サ22aから検出光が投光され、検出光が受光側光セン
サ22bで受光されたときに、前記カップ状ハブ2Aの
3個の導出孔2D,2D,2Dによって定まるリール2
の平面方向の向きに対して、リリースパッド5の平面方
向の向きが一致したときは、リール2の平面方向の向き
にリリースパッド5の平面方向の向きが一致しているも
のと判定し、それ以外は、不一致と判定する。そして、
リール2の平面方向の向きにリリースパッド5の平面方
向の向きが一致したときは、前記ロボットRに対してリ
リースパッド5の組み込みを許可するための組み込み許
可信号を出力し、不一致のときは、受光側光電センサ2
2bに投光側光電センサ22aの検出光が受光されるま
で、駆動モータ24のモータ駆動回路に駆動信号を出力
して駆動モータ24を回転させる。 【0082】向き制御装置23から組み込み許可信号が
出力されたとき、前記ロボットRは、図18に示すよう
に、リリースパッド5の3個のチャック挿通穴5E,5
E,5E上にロボットRの把持部(図示せず)を挿入し
て、リリースパッド5を把持し、次に、回転テーブル5
1からリリースパッド5を取り上げてカップ状ハブ2A
の開口上の組み込み位置 (カップ状ハブ2Aとリリース
パッド5との軸線が合致し、且つ、3個の導出孔2D,
2D,2Dの軸線と3本のロック解除ピン5B,5B,
5Bの軸線とがそれぞれ合致する位置をいう。)に移動
させる。次に、この組み込み位置でリリースパッド5を
下降させてカップ状ハブ2Aの3個の導出孔2D,2
D,2Dにリリースパッド5の下面の円柱状の3本(2
本のみ図示する)のロック解除ピン5Bを嵌合する。そ
して、嵌合が終了した時点で把持部の把持を解除してリ
リースパッド5を切り離し、ロボットRを回転テーブル
51の上方に移動させて、次の組み付けまで待機する。 【0083】(第2の態様)以下、リリースパッド5の組
み付けに適用された本発明の第2の態様を図20〜図2
2を参照して詳述する。なお、第1の態様と同一位置構
成部については、同一符号を付しその詳細な説明は省略
する。図20は磁気テープカートリッジの組み立てステ
ーションSTを示し、図21はトレイ50及びこれに載
置された下ハーフ1A及びリール2の断面を示す。ま
た、図22はトレイ50の上方側より下ハーフ1A及び
リリースパッド5を見た平面図である。なお、リリース
パッド5のロック解除ピン5B,5B,5Bによって定
まるリリースパッド5の平面方向の向きは既知、リール
2のカップ状ハブ2Aの導出孔2D,2D,2Dによっ
て定まるリール2の平面方向の向きは不知であり、図2
1及び図22において、リリースパッド5はロボットR
によって把持され、カップ状ハブ2Aの上方に配置され
ているものとする。 【0084】図21に示すように、トレイ50の上面に
は下ハーフ1Aのフェースギヤ2Cと噛み合ってリール
2を回転するための回転テーブル34が設けられる。回
転テーブル34の上面にはリール2を回転駆動するため
のフェースギヤ34aが設けられており、リール2の下
面に設けられているフェースギヤ2Cと噛み合ってい
る。トレイ50の内部には、前記回転テーブル34を回
転駆動するための駆動モータ25と、カップ状ハブ2A
の導出孔2D,2D,2Dによって定まるリール2の平
面方向の向きを検出するための投光/受光センサ22C
と、向き制御装置26とが内蔵される。 【0085】前記投光/受光センサ22Cは、図18で
説明した投光側光電センサ22aと受光側光電センサ2
2bを一つのセンサとして集約したものであり、自らが
出光した光の反射光を受光する。前記回転テーブル34
は、前記カップ状ハブ2Aの導出孔2D,2D,2Dの
位置を検出するために、硬質アクリルなど透光性のよい
透明樹脂材料で構成されており、投光/受光センサ22
Cは前記回転テーブル34のフェースギヤ34aに噛み
合って支持されているリール2のカップ状ハブ2Aの下
方から検出光を投光するように、そして、この検出光
が、リール2のカップ状ハブ2Aの導出孔2Dを通過す
るようにトレイ50に設置される。前記向き制御装置2
6はメモリ、I/O、CPU等を中心とするマイクロコ
ンピュータから構成されており、前記投光/受光センサ
22Cから投光されている検出光がカップ状ハブ2Aの
導出孔2Dを通過したときは、ロボットRに把持されて
いるロック解除ピン5B,5B,5Bによって定まるリ
リースパッド5の平面方向の向きとリール2のカップ状
ハブ2Aの導出孔2D,2D,2Dによって定まるリー
ル2の平面方向の向きが一致していると判定し、それ以
外は不一致と判定する。 【0086】そして、リリースパッド5の平面方向の向
きに対してリール2の平面方向の向きが一致したとき
は、図20に示すロボットRに対してリリースパッド5
の組み込みを許可するための組み込み許可信号を出力
し、不一致のときは、駆動モータ25のモータ駆動回路
に対して回転駆動信号を出力し、投光/受光センサ22
Cから投光された検出光がこの投光/受光センサ22C
に受光されることのない位置まで駆動モータ24を回転
させる。 【0087】前記向き制御装置26からリリースパッド
5の組み込み許可信号が出力されたときは、図20に示
すように、ロボットRはリリースパッド5を把持した状
態を保持して、下降を開始し、カップ状ハブ2Aの底板
部2Bの3個の導出孔2D,2D,2Dにリリースパッ
ド5の下面の円柱状の3本(2本のみ図示する)のロッ
ク解除ピン5B,5B,5Bを嵌合する。嵌合が終了し
たときは、ロボットRは把持部の把持を解除して把持部
からリリースパッド5を切り離し、次のトレイ50が組
み立てステーションSTに到着するまで、待機する。そ
して、次のトレイ50が組み立てステーションSTに到
着すると、トレイ50上のリリースパッド5上に移動
し、再び、3個のチャック挿通穴5E,5E,5E上に
ロボットRの把持部(図示せず)を挿入しながらリリース
パッド5を把持して部品取り出しテーブル20からリリ
ースパッド5を取り上げる。そして、カップ状ハブ2A
の開口上の組み込み位置に移動して、前記向き制御装置
26からの組み込み許可信号が出力されるまで待機す
る。 【0088】従って、この第2の態様によっても、カッ
プ状ハブ2Aの導出孔2D,2D,2Dにリリースパッ
ド5のロック解除ピン5B,5B,5Bを嵌合させてカ
ップ状ハブ2Aにリリースパッド5が正確に組み付けら
れる。 【0089】なお、前記した第1の態様及び第2の態様
では、投光側光電センサ22a及び受光側光電センサ2
2b、投光/受光センサ22Cによってリリースパッド
5又はリール2の向きを検出し、この検出値に基づいて
リール2の向き又はリリースパッド5の向きを修正し
て、両者の組み込みを可能とする説明をしたが、投光側
光電センサ22a及び受光側光電センサ22b、投光/
受光センサ22Cに代えてCCDカメラ等のイメージセ
ンサを用いてもよい。この場合、リリースパッド5の平
面方向の向きに対するリール2の平面方向の向き又はリ
ール2の平面方向の向きに対するリリースパッド5の平
面方向の向きは、予め、記憶されている基準イメージデ
ータとのマッチング処理によって判定し、マッチング処
理によって得られた位相角θ分、リール2の平面方向の
向きに対するリリースパッド5の平面方向の向き又はリ
リースパッド5の平面方向の向きに対するリール2の平
面方向の向きを修正して両者の位置を揃えるようにして
もよい。 【0090】また、前記した各態様の説明では、前記駆
動モータ24,25としてステッピングモータを用いて
いるが、クラッチモータを用いてもよい。この場合、ク
ラッチモータは、常に駆動電流を供給して回転駆動して
おき、受光側光電センサ22bの検出光が受光されたと
き、投光/受光センサ22Cに受光されないときに、ブ
レーキ装置により、回転テーブル51又は、駆動モータ
24,25の軸に、制動を掛けて停止させ、その結果と
してリリースパッド5の平面方向の向きとリール2の平
面方向の向きを揃えるようにする。さらに、回転テーブ
ル51に凹部51aにリリースパッド5を配置するため
リリースパッド5の位置を振動により修正するための振
動装置を回転テーブル51に取り付けてもよいし、凹部
51aの底にリリースパッド5の下面中央部に検出光を
照射してその反射光によりリリースパッド5の有無を検
出するための光電センサ(図示せず)を取り付け、リリー
スパッド5が凹部51a内に配置されていることが確認
された後に、前記向き制御が実行されるように構成して
もよい。また、リリースパッド5の下面中心部に湾状、
又は円錐状の凹部が設けられているときは、回転テーブ
ル51の中心に凹部を下方から支持する支持部を立設し
て、この支持部にリリースパッド5の凹部を支持させる
とともに、回転テーブル51の上面にロック解除ピン5
B,5B,5Bを支持させるように構成し、この状態で
回転テーブル51の回転により、リリースパッド5の平
面方向の向きを変えるようにしてもよい。このように、
本開示の第6の発明の磁気テープカートリッジの組み付
け部品の相対位置決め方法によれば、本発明の第4の課
題を解決し、重ね合わせの際に組み付け部品同士の平面
方向の向きを揃えて両者を係合することが可能となる。 【0091】 【発明の効果】本発明は前記のように構成したので、以
下に示すような効果を奏する。請求項1に記載の磁気テ
ープカートリッジにおいては、本発明の第1の課題を解
決し、リールのカップ状ハブの底板部の周辺部に開口さ
れた各導出孔にリリースパッドの各ロック解除ピンを位
置合わせしてリリースパッドをカップ状ハブ内に組み付
ける際、カップ状ハブ内に突設されたガイドリブがリリ
ースパッドの各ロック解除ピンをこれに対応する各導出
孔に向けて案内する。従って、本発明の磁気テープカー
トリッジによれば、リリースパッドの各ロック解除ピン
をカップ状ハブ内の各導出孔に確実に挿入することがで
き、リリースパッドの組付作業を組立ロボットによって
も確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】磁気テープカートリッジの構成を示す分解斜視
図である。 【図2】第1実施形態に係るリリースパッドの斜視図で
ある。 【図3】第1実施形態に係るリールのカップ状ハブ内の
構造を示す平面図である。 【図4】第1実施形態に係るリリースパッドの組付作業
における把持状態を示す平面図である。 【図5】第1実施形態に係るリールのカップ状ハブに対
するリリースパッドの組付作業を説明する斜視図であ
る。 【図6】第1実施形態に係るリールのカップ状ハブに対
するリリースパッドの組付作業を説明する平面図であ
る。 【図7】第2実施形態に係るリールのカップ状ハブ内の
構造を示す平面図である。 【図8】第2実施形態に係るリリースパッドの斜視図で
ある。 【図9】第2実施形態に係るリリースパッドの組付け作
業における把持状態を示す平面図である。 【図10】第2実施形態に係るリールのカップ状ハブに
対するリリースパッドの組付け作業を説明する斜視図で
ある。 【図11】第2実施形態に係るリールのカップ状ハブに
対するリリースパッドの組付け作業を説明する平面図で
ある。 【図12】第3実施形態に係るリールの拡大断面斜視図
である。 【図13】第3実施形態に係る磁気テープカートリッジ
の構成を示す分解斜視図である。 【図14】第4実施形態に係るリールの拡大断面斜視図
である。 【図15】第5実施形態に係るリールを示す拡大断面斜
視図(a)と、フランジ付ハブと上フランジが溶着して
いる部分を示す要部拡大図(b)である。 【図16】第5実施形態に係るリールを溶着する超音波
溶着機を示す要部断面図である。 【図17】第5実施形態に係る磁気テープカートリッジ
の組立方法のうちリールの組立方法を示す断面図であ
る。 【図18】第6実施形態(第1の態様)にかかる磁気テ
ープカートリッジの組み立てステーションを示す解説図
である。 【図19】第6実施形態(第1の態様)にかかる磁気テ
ープカートリッジのリリースパッドの向き修正装置を示
し、図18の要部詳細解説図である。 【図20】第6実施形態(第2の態様)にかかる磁気テ
ープカートリッジの組み立てステーションを示す解説図
である。 【図21】第6実施形態(第2の態様)にかかる磁気テ
ープカートリッジのリリースパッドの向き修正装置を示
す解説図である。 【図22】第6実施形態(第2の態様)にかかるトレイ
の上方側より下ハーフ及びリリースパッドを見た平面図
である。 【図23】従来のリールの断面図である。 【符号の説明】 1 :カートリッジケース 1A:下ハーフ 1B:上ハーフ 1C:磁気テープ引出口 1D:円形開口 2 :リール 2A:カップ状ハブ 2B:底板部 2C:フェースギヤ 2D:導出孔 2E:凹凸係合面 2F:補強用リブ 2G:上フランジ 2H:下フランジ 2L:溶着用突起 2M:溶着用当接部 2J:嵌合リブ 2K:切欠き部 2T:嵌合部 2U:位置決め部 2V:嵌合孔 2W:金属板 2X:ガイドリブ 2Z:内周壁 3 :ロックプレート 3A:プレート本体 3B:凹凸係合面 3C:係合筒部 4 :圧縮コイルばね 5 :リリースパッド 5A:パッド本体 5B:ロック解除ピン 5C:円弧状周面 5D:球面突起 5E:チャック挿通穴 5F:傾斜カット面 5Y:角部 6:スライドドア 7:ねじりコイルバネ 8:誤消去防止爪 9:カートリッジメモリ 10:受け台 11:回転台 12:座体 13:位置決め筒 15:固定台 16:ベース 17:回転軸 17a:継手穴 20:フランジ付ハブ 21:部品供給装置 21a:シュート 22:検出装置 22a、22b:光電センサ 22C:投光/受光センサ 23:制御装置 24、25:駆動モータ 26:向き制御装置 30:溶着用ホーン 34:回転テーブル 34a:フェースギヤ 50:トレイ 51:回転テーブル 91:回転継手 92:ボルト 93:ラジアルボールベアリング MT:磁気テープ CH:挟みチャック S:超音波溶接機 ST:組み立てステーション R:ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願2001−209440(P2001−209440) (32)優先日 平成13年7月10日(2001.7.10) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願2001−200354(P2001−200354) (32)優先日 平成13年7月2日(2001.7.2) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願2001−200353(P2001−200353) (32)優先日 平成13年7月2日(2001.7.2) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 波多野 泰 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 山本 秀利 神奈川県小田原市扇町2丁目12番1号 富 士写真フイルム株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 磁気テープを巻装してカートリッジケー
    ス内にロック状態で収容されるリールのロック状態を解
    除するリリースパッドが前記リールのカップ状ハブ内に
    組み込まれる型式の磁気テープカートリッジであって、
    前記カップ状ハブの底板部の周辺部には、前記リリース
    パッドの下面に突設された複数のロック解除ピンを貫通
    させる複数の導出孔が開口されており、前記導出孔に向
    けて前記ロック解除ピンを案内可能なガイドリブが各導
    出孔に対応してカップ状ハブ内に突設されていることを
    特徴とする磁気テープカートリッジ。
JP2001280277A 2001-06-25 2001-09-14 磁気テープカートリッジ Pending JP2003109354A (ja)

Priority Applications (4)

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