JP2005050474A - リール及び記録テープカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 磁力によってドライブ装置の回転シャフトに保持されつつ安定して回転することができるリール、及び該リールを1つだけ備え該リールから安定して記録テープを引き出すことができる記録テープカートリッジを得る。
【解決手段】 記録テープカートリッジ10のリール28は、有底円筒状に形成されたリールハブ32と、リールハブ32の底部36の外面に同軸的に設けられドライブ装置の回転シャフトの駆動ギヤと噛み合う環状のリールギヤ42と、底部36の外側に一体に設けられた基準面50Aと、リールハブ32の開口端から径方向外側に一体に延設された上フランジ40と、リールハブ32の底部36側端部に取り付けられ上フランジ40と対向する下フランジ38と、底部36の外面に固着され回転シャフトのマグネットによって被接触で吸着されるリールプレート52とを備えて構成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、磁気テープ等の記録テープが巻装されたリール、及び該リールをケース内に回転可能に収容した記録テープカートリッジに関する。
コンピュータ等の外部記録媒体として磁気テープ等の記録テープが用いられている。この記録テープとして、保存時の収容スペースが小さく、大容量の情報が記録できる、記録テープが巻装された単一のリールをケース内に回転可能に収容した所謂1リールの記録テープカートリッジが採用されている。
このような記録テープカートリッジでは、リールにおける一対のフランジ間で記録テープが巻き回された有底円筒状のハブの端面にリールギヤが環状に設けられており、リールギヤは、ドライブ装置の回転シャフトに設けられた駆動ギヤと噛み合い可能にケースのギヤ開口から露出している。そして、記録テープをケースから引き出して使用する際には、リールは、リールギヤが駆動ギヤに噛み合わされて軸線方向に位置決めされた状態で、回転シャフトの回転により駆動力が伝達されて回転駆動されるようになっている。
このリールは、リールギヤと駆動ギヤとの噛み合いによって軸線方向の位置決めが為されるようになっている。具体的には、リールギヤの歯と駆動ギヤの歯とは互いの噛合面がテーパ状に形成されており、リールは、これらの各歯の間にバックラッシュがないように噛み合わせた状態で軸線方向に位置決めされるようになっている。このため、リールのドライブ装置内(回転駆動時)における軸線方向の基準面は、例えばリールギヤと駆動ギヤとの噛み合いピッチ面である仮想面とされていた。このため、このようなリールを備えた記録テープカートリッジでは、リールギヤと駆動ギヤとを噛み合わせて得る仮想の基準面に基づいて各部の寸法が決められるため、設計や各部の寸法評価が煩雑であった。
そこで、リールのハブ端面にリールギヤとは別個に基準面を設け、リールギヤをリールの軸線方向の位置決め機能に関与させない構成の記録テープカートリッジが考えられている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、ハブ端面における環状に形成されたリールギヤの径方向外側部分から周方向に等間隔に3つの基準用凸部を突設し、各基準用凸部におけるリール軸線との直交面である基準面を回転シャフトの位置決め面に当接させることで、リールが軸線方向に位置決めされるようになっている。
ところで、リールが回転すると、ハブのリールギヤ等が形成された端面とは反対の開口端側のフランジが該回転に伴う面振れ等によって記録テープに接触し、リールにはリールギヤを駆動ギヤから引き離す方向の力が作用する場合がある。また、上記の如くリールギヤと駆動ギヤとの噛み合い面がテーパ状である場合には、該テーパ面によってリール回転力の一部がリールギヤを駆動ギヤから引き離す方向のスラスト力に変換する。これらの力が作用しても、リールギヤを重力方向(下方)に向けた使用形態では、リール及び記録テープの自重によってリールギヤと駆動ギヤとの噛み合いは維持されるが、これらの力はリールの回転を不安定化させる原因となる。
このため、上記特許文献1記載の構成では、ハブの端面におけるリールギヤの内側に磁性材料より成るリールプレートが固着されており、該リールプレートが回転シャフトに設けたマグネットによって非接触で吸着保持されるようになっている。この吸着力によって、リールの回転の安定化を図るようになっている。
一方、マグネットにより吸着されるリールプレートを備えず、ケース内に設けた圧縮コイルスプリングによってリールを回転シャフト側に付勢する構成の記録テープカートリッジが知られている(例えば、特許文献2参照)。この構成では、圧縮コイルスプリングの付勢力によって、上記リールギヤを駆動ギヤから引き離す方向の力に抗し、リールの回転の安定化を図るようになっている。また、この記録テープカートリッジを構成するリールは、有底円筒状のハブにおける開口端(すなわち、リールギヤ等が形成された端面とは軸線方向反対側の端部)から、一対のフランジのうちの一方を一体に設け、他方のフランジをハブの底部側端部に後付けして構成されている。このリールでは、ハブの開口端側に上記一方のフランジを一体に設けているため、該ハブの強度(剛性)が高い。このため、記録テープの巻き圧等によってハブ及び該ハブに設けたフランジが変形し難く、ハブの変形に伴うフランジの面振れを抑制することが期待できる。
米国特許第6273352号明細書 米国特許第6034850号明細書
しかしながら、記録テープカートリッジに要求される高記録容量化に伴って、記録テープを長尺化しリールの回転速度が高速回転化したり連続運転時間が延長されたりすることが予想され、リールを一層安定して回転駆動することが求められてきている。このため、リールには、安定して回転するために未だ改善の余地がある。
また、特許文献2記載の構成では、上記の如くリールギヤと駆動ギヤとの噛み合いを維持するためにリールとケースとの間に圧縮コイルスプリングを配設しているため、該リールと圧縮コイルスプリングとの相対回転吸収するために高価なベアリングを備える必要があった。
本発明は、上記事実を考慮して、磁力によってドライブ装置の回転シャフトに保持されつつ安定して回転することができるリールを得ることが目的である。また、本発明は、上記リールを1つだけ備え該リールから安定して記録テープを引き出すことができる記録テープカートリッジを得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るリールは、有底円筒状に形成され、外周部に記録テープが巻き回されるハブと、前記ハブの底部外側に同軸的な環状に形成され、ドライブ装置の回転シャフトの駆動ギヤと噛み合わされるリールギヤと、前記底部外側に一体に設けられ、前記回転シャフトの位置決め部に当接して軸線方向の位置決めを行なう基準部と、前記ハブの開口端から径方向外側に一体に延設された第1フランジと、前記ハブの底部側端部に取り付けられ、前記第1フランジに対向する第2フランジと、磁性材料より成り前記底部外側に固着され、前記回転シャフトの磁石によって非接触で吸着される被吸着部材と、を備えている。
請求項1記載のリールでは、記録テープを使用する際にドライブ装置に装填されると、ハブの底部外側に設けた基準部が回転シャフトの位置決め部に当接して該リールが軸線方向に位置決めされる。この状態でリールは、そのリールギヤが回転シャフトの駆動ギヤに噛み合わされると共に、その被吸着部材が回転シャフトの磁石よって被接触で吸着されている。そして、回転シャフトが回転すると、この回転力が駆動ギヤ及びリールギヤによって伝達されてリールが回転し、記録テープが第1及び第2フランジ間を通ってハブから引き出されまたはハブに巻き戻されつつ使用される。
ここで、ハブの開口端から第1フランジを一体に延設しているため、ハブは、強度(剛性)が高く記録テープの巻き圧(巻き締まり)等による変形が抑制される。このため、ハブの開口端側に設けられた第1フランジの変形に伴なう面振れが抑制される。また、第1フランジが基準部を有するハブと一体化されているため、第1フランジにおける記録テープ側(第2フランジと対向する側)の面を、ハブの底部外側に設けた基準部に対して精度良く形成することができる。このため、第1フランジ(の記録テープ側の面)の面振れが一層抑制される。
以上により、第1フランジすなわちリールには、該リールの回転に伴ってフランジ間を走行する記録テープから、リールギヤを駆動ギヤから引き離す方向の力が作用することが抑制されるか、該力が小さくなる。このため、被吸着部材が回転シャフトの磁石によって吸着される吸着力(磁力)によって、上記リールギヤを駆動ギヤから引き離す方向の力に十分に抗することができ、リールは、ドライブ装置の回転シャフトに保持されつつ安定して回転駆動される。
また特に、ハブに取り付けられる第2フランジが別体であり、かつ第1フランジがハブの径方向外側に延設されているため、ハブ及び第1フランジを樹脂成形にて構成する場合、金型に対し略同じ方向を向く基準部と第1フランジの記録テープ側の面とを共通の型(例えば、固定型、可動型、または入れ子等)によって形成することができる。このように構成すれば、第1フランジの記録テープ側の面を基準部に対して、例えば固定型と可動型との位置ずれの影響を受けることなく一層精度良く形成することができ、リールは一層安定して回転駆動される。
このように、請求項1記載のリールでは、磁力によってドライブ装置の回転シャフトに保持されつつ安定して回転することができる。また、リールは、リールギヤの駆動ギヤとの噛み合いに依存しない基準部を有するため、設計及び寸法管理が容易となる。
なお、基準部は、例えば、平坦面または曲面とされて位置決め部と面接触、線接触、または複数の位置決め部と点接触する基準面であっても良く、平坦面である位置決め部に線接触または点接触するものであっても良い。また、ハブの底部外側におけるリールギヤ、基準部、被吸着部材の配置には、特に限定はないが、基準部はリールギヤと同軸的な環状に形成されるか同軸的な円周上に等間隔で設けられることが望ましく、被吸着部材はリールギヤと同軸的な円形状または環状に設けられることが望ましい。
また、上記目的を達成するために、請求項2記載の記録テープカートリッジは、請求項1記載のリールを、前記リールギヤ、基準部及び被吸着部材を露出させた状態で、ケース内に1つだけ回転可能に収容して構成している。
請求項2記載の記録テープカートリッジでは、ケース内に単一のリールが回転可能に収容されており、リールはリールギヤ、基準部、及び被吸着部材を外部に露出させている。これにより、ハブの外周面に巻き回された記録テープがケースによって塵芥等から保護された状態で、リールをドライブ装置の回転シャフトによって駆動可能とされている。
ここで、本記録テープカートリッジでは、使用する際に単一のリールを回転させて記録テープをドライブ装置の(記録テープカートリッジの外部部品である)巻取リールに巻き取らせるが、この単一のリールは、請求項1記載のリールであるため、ドライブ装置の回転シャフトによって安定して回転駆動される。このため、単一のリールに巻き回された記録テープを安定して引き出しまたは巻き戻しながら、情報の記録または再生を行なうことができる。
このように、請求項2記載の記録テープカートリッジでは、上記リールを1つだけ備え該リールから安定して記録テープを引き出すことができる。また、リールが磁力によって回転シャフトに保持されるため、ケース内にリールを回転シャフト側に付勢する圧縮コイルスプリングを設ける必要がない。このため、該圧縮コイルスプリングとリールとの相対回転を吸収するためのベアリング等が不要となり、高価になることもない。
以上説明したように本発明に係るリールは、磁力によってドライブ装置の回転シャフトに保持されつつ安定して回転することができるという優れた効果を有する。また、本発明に係る記録テープカートリッジは、上記リールを1つだけ備え該リールから安定して記録テープを引き出すことができるという優れた効果を有する。
本発明の実施の形態に係るリール28が適用された記録テープカートリッジ10について、図1乃至図4に基づいて説明する。
(記録テープカートリッジの全体構成)
図1(A)には記録テープカートリッジ10を斜め上方から見た斜視図が示されており、図1(B)には記録テープカートリッジ10を斜め下方から見た斜視図が示されている。また、図2及び図3には、それぞれ記録テープカートリッジ10の断面図が示されている。なお、各図に適宜示す矢印Aは、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を示しており、説明の便宜上、矢印Aにて示す側を前側とする。また、矢印Bにて示す方向を上側とする。
これらの図に示される如く、記録テープカートリッジ10は、ケース12を備えている。ケース12は、上ケース14と下ケース16とを接合して構成されている。具体的には、上ケース14は、平面視略矩形状の天板14Aの外縁に沿って略枠状の周壁14Bが立設されて構成されており、下ケース16は、天板14Aに略対応した形状の底板16Aの外縁に沿って周壁16Bが立設されて構成されている。そして、ケース12は、周壁14Bの開口端と周壁16Bの開口端とを突き当てた状態で、超音波溶着やビス止め等によって上ケース14と下ケース16とが接合されて、略箱状に形成されている。
このケース12には、そのドライブ装置への装填方向先頭側の角隅部において、天板14A、周壁14B、底板16A、周壁16Bがそれぞれ切り欠かれて、該装填方向に対し傾斜した開口18が形成されている。また、底板16Aの略中央部には、該底板16Aを貫通する円形状のギヤ開口20が設けられており、後述するリールギヤ42の露出用とされている。底板16Aにおけるギヤ開口20の縁部には、環状リブ22がケース12の内方へ向けて突設されており、後述するリール28の位置決め用とされている。
さらに、ケース12の底板16Aの外面における前端近傍には、一対の位置決め孔24、26が開口している。一対の位置決め孔24、26は、底板16Aからケース12内方に立設された突部(図示省略)内に袋状に設けられ、上記装填方向に直交する仮想線上で互いに離間して配置されている。そして、開口18に近い側の位置決め孔24は、ドライブ装置の位置決めピンに外接する底面視略正方形状とされ、位置決め孔26は、上記仮想線に沿って長手でかつ幅が位置決めピンの直径に対応する長孔とされている。
これにより、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に装填されて位置決め孔24、26にそれぞれ位置決めピンが挿入されると、該記録テープカートリッジ10がドライブ装置内で水平方向(左右及び前後)に正確に位置決めされるようになっている。
さらに、底板16Aにおける位置決め孔24、26廻りの部分は、他の部分(意匠面)よりも平滑に仕上げられた位置決め面24A、26Aとされている。位置決め面24A、26Aは、位置決め孔24、26に位置決めピンが挿入されたときに該位置決めピン廻りに設けられたドライブ装置の位置決め面に当接するようになっている。これにより、記録テープカートリッジ10のドライブ装置内における鉛直方向の位置決めも為される構成である。
以上説明したケース12内には、図2に示される如く、後に詳述するリール28が回転可能に収容されている。リール28は、1つだけ設けられている。このリール28には、記録テープとしての磁気テープTが巻装されており、磁気テープTの先端には引出部材としてのリーダブロック30が取り付けられている。
リーダブロック30は、記録テープカートリッジ10の不使用時には、ケース12の開口18の内側に収容保持されるようになっている。この状態で、リーダブロック30は、開口18を閉塞し、ケース12内への塵芥等の侵入を阻止している。また、リーダブロック30は、その先端に係合凹部30Aが形成されており、ドライブ装置内で磁気テープTを引き出す際には、係合凹部30Aに係合する引出手段によってケース12から抜き出されてドライブ装置の巻取リールに誘導されるようになっている。さらに、リーダブロック30は、その係合凹部30Aとは反対側の端面が円弧面30Bとされており、上記巻取リールに嵌入されて磁気テープTを巻き取る巻取面の一部を構成するようになっている。
(リール等の構成)
次いでリール28について説明する。図2及び図3に示される如く、リール28は、その軸心部を構成するハブとしてのリールハブ32を備えている。リールハブ32は、外周面34Aに磁気テープTが巻き回される円筒部34と、該円筒部34の下部を閉塞する底部36とを有する略有底円筒状に形成されている。リールハブ32における円筒部34の開口端(上端)からは、第1フランジとしての上フランジ40がその径方向外側に同軸的かつ一体に延設されている。開口端側に上フランジ40が一体に形成されることにより、リールハブ32は強度(剛性)が高い構成とされている。
一方、円筒部34の下端部には、上フランジ40に対応して形成された第2フランジとしての下フランジ38が溶着等によって接合されている。具体的には、円筒部34では略階段状に形成された下端部の中間段が接合面34Bとされており、該接合面34Bが下フランジ38の内縁部から立設された接合部38Aに突き当てられた状態で、接合面34Bと接合部38Aとが溶着されている。
これにより、リール28は、下フランジ38と上フランジ40との対向面間において、リールハブ32の円筒部34の外周面34Aに磁気テープTが巻き回されるようになっている。磁気テープTは、下フランジ38または上フランジ40に片寄せられてリールハブ32に巻き回されるが、本実施の形態では、上フランジ40に片寄せられるようになっている(図示省略)。すなわち、上フランジ40における下フランジ38との対向面(下面)40Aが、磁気テープTの当り面とされている。
また、図4にも示される如く、リールハブ32の底部36の下端面(外面)には、全体としてリール28と同軸的な環状に形成されたリールギヤ42が設けられている。リールギヤ42は、ドライブ装置の回転シャフト80(後述)の先端に設けられた駆動ギヤ86と噛み合い可能とされている。一方、リールハブ32の底部36の上面(内面)における外周近傍には、全体としてリール28と同軸的な環状に形成された係合ギヤ44が設けられている。係合ギヤ44は、後述するブレーキ部材54の制動ギヤ58と噛合可能とされている。
さらに、底部36には、その軸心部を板厚(上下)方向に貫通して孔部としての貫通孔46が設けられている。貫通孔46は、円孔とされており、その上縁部が丸められてアール形状とされている。この貫通孔46を規定しアール形状とされた上部を除くストレート部分の内面は、回転シャフト80の凸部90が軸線方向の摺動可能に嵌合する嵌合面46Aとされている。嵌合面46Aは、リール28と同軸的な円筒面とされており、その軸線方向の長さが1mm乃至3mm(好ましくは2mm乃至3mm)とされている。
さらにまた、底部36の下端面からは基準凸部50が突設されており、基準凸部50の下端面は基準部としての基準面50Aとされている。基準凸部50は、本実施の形態では、リールギヤ42の径方向外側に隣接して設けられている。なお、基準凸部50すなわち基準面50Aは、リール28と同軸的な環状に設けられても良く、リール28と同軸的な円周上に等間隔に複数設けられても良い(図1(B)では、環状に図示している)。
以上説明したリール28における下フランジ38を除く部分は、樹脂成形によって一体に形成されている。そして、リールハブ32の底部36の下面におけるリールギヤ42の内側には、磁性材料より成る被吸着部材としてのリールプレート52がインサート成形により同軸的かつ一体に設けられている。リールプレート52は、孔開き円板状に形成されており、その軸心部が貫通孔46よりも大径の透孔52Aとされている。これにより、リールプレート52の内縁が回転シャフトの凸部90に干渉することが防止される構成である。
このリール28は、ケース12に収容されて不使用時には環状リブ22上に載置されるようになっている。具体的には、リール28は、下フランジ38の内縁近傍が環状リブ22に当接する(図2参照)ようになっており、環状リブ22の内側に基準凸部50を入り込ませることで径方向の移動が規制されている。また、本実施の形態では、下フランジ38の内縁部と環状リブ22の上部とを互いに対応するテーパ形状に形成しており、これによってもリール28の径方向の移動を規制するようになっている。
この状態で、リール28は、全体としてケース12内に位置してリールギヤ42、リールプレート52をギヤ開口20から露出させている(図1(B)参照)。すなわち、リールギヤ42は、底板16Aの外面(下面)から突出することなく、ギヤ開口20からケース12外に臨んでいる。これにより、ケース12の外部からのリール28の操作、すなわちチャッキング(保持)及び回転駆動が可能とされている。
また、リール28は、不使用時にはケース12に対する回転が阻止されるようになっている。具体的には、リールハブ32の円筒部34内にはブレーキ部材54が挿設されている。ブレーキ部材54は、略円板状に形成された本体部56の下面外周部に、係合ギヤ44と噛み合い可能な制動ギヤ58が設けられている。さらに、本体部56の下面軸心部からは、解除突起60が突設されている。
一方、本体部56の上面からは、平面視十字形状の係合溝62Aが形成された十字突起62が突設されており、十字突起62の係合溝62Aには天板14Aから突設された十字リブ64が入り込んでいる。これにより、ブレーキ部材54は、ケース12に対し回転不能で、かつ十字リブ64にガイドされつつ上下方向にスライド可能とされている。また、ブレーキ部材54の本体部56上面と天板14Aとの間には圧縮コイルスプリング66が圧縮状態で配設されている。
この圧縮コイルスプリング66に付勢力によって、ブレーキ部材54が下方に付勢され、制動ギヤ58が係合ギヤ44に噛み合わされる構成である。この制動ギヤ58と係合ギヤ44との噛み合いによって、リール28はケース12に対する回転が阻止されたロック状態とされるようになっている。この状態では、解除突起60が貫通孔46内に位置するようになっている。また、リール28は、圧縮コイルスプリング66の付勢力によって環状リブ22に当接するようになっている。
一方、リール28は、ドライブ装置に装填されリールギヤ42に回転シャフト80の駆動ギヤ86が噛み合う動作によって、ブレーキ部材54によるロック状態が解除されるようになっている。
回転シャフト80は、回転軸82の先端に設けられた円板状の回転テーブル84の上面に駆動ギヤ86が同軸的な環状に形成されて構成されている。また、回転テーブル84の上面における駆動ギヤ86の径方向外側部分は、リール28の基準面50Aが当接する位置決め部としての位置決め面88とされている。位置決め面88は、回転シャフト80の軸線との直交面に沿った平坦面とされている。さらに、回転テーブル84上面には、その軸心部からリール28の貫通孔46に進入して嵌合可能な凸部90が突設されている。凸部90は、貫通孔46に進入してブレーキ部材54の解除突起60を押圧し、該ブレーキ部材54を係合ギヤ44との噛み合い状態を解除する位置まで移動可能な高さとされている。また、回転テーブル84の上面における凸部90と駆動ギヤ86との間には、磁石であるマグネット92が取り付けられている。マグネット92は、リール28のリールプレート52を非接触で吸着保持するようになっている。
そして、リール28は、リールギヤ42を駆動ギヤ86に噛み合わせる動作に伴って、解除突起60が凸部90に押圧されてブレーキ部材54が上方に押し上げられると、係合ギヤ44と制動ギヤ58との噛み合いが解除されてケース12に対し回転可能となる。また、リール28は、貫通孔46の嵌合面に凸部90が嵌合することで回転シャフト80に対し心出しされると共に、基準面50Aに回転シャフト80の位置決め面88が当接することで軸線方向に位置決めされるようになっている。この軸線方向の位置決め状態でリール28は、マグネット92によるリールプレート52の吸着力によって回転シャフト80に保持されつつ、ケース12内で浮上し環状リブ22から離間するようになっている。これにより、リール28は、図3に示される如く、ケース12に対し非接触で軸線廻り回転可能となる構成である。
なお、上記の如く基準面50Aが位置決め面88に当接してリール28の回転シャフトに対する軸線方向の位置が決まることにより、リールギヤ42と駆動ギヤ86の間には歯の形状に依らずバックラッシュが生じるため、該リールギヤ42と駆動ギヤ86とは、互いの噛み合い面がテーパ面であって、上記軸線と平行な面であっても良い。後者の構成では、リール28の回転に伴ってリールギヤ42を駆動ギヤ86から離間させる方向のスラスト力が生じることがなく、伝達トルクを向上させることも可能である。この構成を採っても、上記の通り凸部90が貫通孔46に嵌合して心出しを行なうため、リール28の回転シャフト80に対する心出し精度が悪化することは全くない。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
上記構成のリール28を備えた記録テープカートリッジ10では、磁気テープTの不使用時にリール28は、その係合ギヤ44に噛み合っているブレーキ部材54によって不用意な回転を防止されたロック状態とされている。また、開口18はリーダブロック30によって閉塞されている。
一方、磁気テープTを使用する際には、記録テープカートリッジ10をドライブ装置のバケット(図示省略)へ装填する。記録テープカートリッジ10がバケットに装填されると、該バケットが下降し、ドライブ装置の回転シャフト80がケース12に下側から相対的に接近する(ケース12に対し上方に移動する)。すると、回転シャフト80の凸部90がリール28の貫通孔46に進入し嵌合面46Aに嵌合しつつブレーキ部材54の解除突起60を押圧する。これにより、ブレーキ部材54は、圧縮コイルスプリング66の付勢力に抗して上方に押し上げられ、該ブレーキ部材54によるリール28の回転ロック状態が解除される。
回転シャフト80がさらに上方に移動すると、駆動ギヤ86がリールギヤ42に噛み合う。そして、リール28の基準面50Aに回転シャフト80の位置決め面88が当接すると、回転シャフト80はリール28と共にさらに上方へ移動する。そして、バケットが設定ストロークだけ下降して停止すると、回転シャフト80のケース12に対する移動が停止し、リール28は、その軸線方向において、その基準面50Aが位置決め面88に当接すると共にケース12内で浮上した回転可能位置に位置決めされる。
また、上記の通り凸部90が貫通孔46の嵌合面46Aに嵌合することで、リール28は、回転シャフト80に対し心出しされている。この状態で、リール28は、マグネット92がリールプレート52を吸着する吸着力によって、回転シャフト80に保持(チャッキング)されている。
また、上記バケットすなわち記録テープカートリッジ10のドライブ装置内での下降によって、ケース12の各位置決め孔24、26にそれぞれドライブ装置の位置決めピンが入り込むと共に、ケース12の各位置決め面24A、26Aにドライブ装置の位置決め面が当接する。これにより、ケース12がドライブ装置に対し、水平方向及び鉛直方向に位置決めされる。
すると、ドライブ装置の引出手段が、その引出ピン(図示省略)をリーダブロック30の係合凹部30Aに係合させつつ、該リーダブロック30をケース12から抜き出してドライブ装置の巻取リールに誘導する。さらに、リーダブロック30は、巻取リールに嵌入されて円弧面30Bが磁気テープTを巻き取る巻取面の一部を構成する。この状態で、リーダブロック30が巻取リールと一体に回転すると、磁気テープTが巻取リールのリールハブに巻き取られつつ開口18を通じてケース12から引き出される。
このとき、記録テープカートリッジ10のリール28は、リールギヤ42に噛み合う駆動ギヤ86によって伝達される回転シャフト80の回転力によって、巻取リールと同期して回転する。そして、ドライブ装置の所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッドによって、磁気テープTへの情報の記録、または磁気テープTに記録された情報の再生が為される。
一方、磁気テープTがリール28に巻き戻されてリーダブロック30がケース12の開口18近傍に保持されると、記録テープカートリッジ10が装填されたバケットを上昇させる。すると、リールギヤ42と駆動ギヤ86との噛み合い状態が解除されると共に凸部90が貫通孔46から退出して解除突起60と凸部90との当接が解除され、ブレーキ部材54が圧縮コイルスプリング66の付勢力によって制動ギヤ58を係合ギヤ44に噛み合わせる回転ロック位置に復帰する。また、圧縮コイルスプリング66の付勢力によってリール28も下方へ移動してその下フランジ38を環状リブ22に当接させつつリールギヤ42をギヤ開口20から露出させる初期状態に復帰する。この状態で、記録テープカートリッジ10は、バケットから排出される。
ここで、リールハブ32(円筒部34)の開口端から上フランジ40が一体に延設されているため、リールハブ32は、強度(剛性)が高く磁気テープTの巻き圧(巻き締まり)等による変形が抑制される。このため、リールハブ32の開口端側に設けられた上フランジ40は、リールハブ32の変形に伴う変形が抑制され、該変形に伴う面振れが抑制される。また、上フランジ40が基準面50Aを有するリールハブ32と一体化されているため、該上フランジ40の対向面40Aをリールハブ32の底部36の外側に設けた基準面50Aに対し精度良く形成することができる。このため、上フランジ40(の対向面40A)の面振れが一層抑制される。
以上により、上フランジ40すなわちリール28には、該リール28の回転に伴って上下のフランジ40、38間を走行する磁気テープTから、リールギヤ42を駆動ギヤ86から引き離す方向の力が作用することが抑制されるか、該力が小さくなる。このため、リールプレート52がマグネット92によって吸着される吸着力(磁力)によって、上記リールギヤ42を駆動ギヤ86から引き離す方向の力に十分に抗することができ、リール28は、ドライブ装置の回転シャフト80に保持されつつ安定して回転駆動される。また、仮にリールギヤ42と駆動ギヤ86との互いの噛み合い面が軸線方向に対し傾斜するテーパ面であっても、上記の通りリールギヤ42を駆動ギヤ86から引き離す方向の力が小さいため、該テーパ面がリール28の回転にって生じするスラスト力に、上記吸着力によって十分に抗することができる。
さらに、下フランジ38がリールハブ32とは別体として形成され後付けされるため、リールハブ32及び該リールハブから径方向外側に延設された上フランジ40を樹脂成形にて構成する場合、それぞれ下向きの基準面50Aと上フランジ40の対向面40Aとを共通の型(例えば、金型を構成する固定型にそれぞれ一体に設けた部分)によって形成することができる。このように構成すれば、上フランジ40の対向面40Aを基準面50Aに対して、例えば固定型に対する可動型のずれの影響を受けることなく、精度良く形成することができ、リール28をより一層安定して回転駆動することができる。
このように、本実施の形態に係るリール28では、磁力によってドライブ装置の回転シャフト80に保持されつつ安定して回転することができる。また、リール28は、リールギヤ42の駆動ギヤ86との噛み合いに依存しない基準面50Aを有するため、設計及び寸法管理が容易である。
一方、記録テープカートリッジ10では、上記の通りリール28が精度良く位置決め(心出し)されて安定して回転するため、ドライブ装置の磁気テープTをドライブ装置の巻取リールに巻き取らせまたは巻き出させつつ、該磁気テープTを安定して引き出しまたは巻き戻し、情報の記録または再生を行なうことができる。このように、本実施の形態に係る記録テープカートリッジ10では、リール28を1つだけ備え該リール28から安定して記録テープを引き出すことができる。また、記録テープカートリッジ10では、リール28がマグネット92の磁力によって回転シャフト80に保持されるため、ケース12内にリール28を回転シャフト80側に付勢する圧縮コイルスプリングを設ける必要がなく、該圧縮コイルスプリングとリール28との相対回転を吸収するためのベアリング等が不要となり、高価になることもない。
なお、上記の実施の形態では、リールハブ32の底部36におけるリールギヤ42の外側に基準面50Aが形成された基準凸部50が設けられると共に、該リールギヤ42の内側にリールプレート52が設けられた構成を例示したが、本発明は、リールギヤ42、基準部である基準面50A、及び被吸着部材であるリールプレート52の形状や配置によって限定されることはない。したがって、リールギヤ42の外側にリールプレート52を設けても良く、リールギヤ42の内側に基準面50Aを設けても良い。また、本発明における基準部は、リール28の軸線との直交面(対向面40Aとの平行面)である好ましい構成には限定されず、例えば、テーパ状に形成した位置決め面88に対応したテーパ面であっても良く、周方向に複数設けられてそれぞれ位置決め面88に略点接触するものであっても良い。
また、上記の実施の形態では、孔部として底部36を貫通する貫通孔46を備えた好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、貫通孔46を備えない構成としても良く、貫通孔46に代えて底部36の下面に開口し凸部90が嵌合する孔部を設けても良い。これらの構成は、例えば、ブレーキ部材54のロック状態が他の部分の操作される構成(例えば、駆動ギヤ86の歯先で押圧操作される脚部をリールギヤ形成部位で露出させるクラッチ部材を備えた構成や、ドライブ装置の回転シャフト80とは独立した解除部によって操作される操作部をケース12の周壁に設けた窓部から露出させる構成等)の記録テープカートリッジに適用することができる。したがって、本発明が不使用時にリールの回転を阻止するロック手段(ブレーキ部材54、圧縮コイルスプリング66等)の構成によって限定されないことは言うまでもない。
さらに、上記の実施の形態及び各変形例では、リールプレート52がインサート成形される好ましい構成としたが、本発明はこれい限定されず、例えば、リールプレート52をかしめ等によって後付けして構成しても良い。
さらにまた、上記の実施の形態及び各変形例では、リール28がケース12内に1つだけ収容される所謂1リールの記録テープカートリッジ10に適用された好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、巻出し用及び巻取り用の2つのリールを収容する2リールの記録テープカートリッジの一方または双方のリールにリール28を適用しても良い。また、本発明における1リールの記録テープカートリッジは、上記記録テープカートリッジ10に限定されることはなく、例えば、磁気テープTを引き出すためのリーダ部材として、リーダブロック30に代えてリーダテープやリーダピンを備えたものであっても良い。したがって、本発明における記録テープカートリッジは、磁気テープTを引き出すための開口18が不使用時にリーダブロック30によって閉塞される構成に限定されることもなく、開口18に相当する開口がリーダ部材以外の遮蔽部材(スライドドアや回転式ドア等)によって開閉される構成であっても良い。
また、上記の実施の形態では、記録テープとして磁気テープTを用いた構成としたが、本発明はこれに限定されず、記録テープは情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるものであれば足り、本発明に係る記録テープカートリッジが如何なる記録再生方式の記録テープにも適用可能であることは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジの外観を示す図であって、(A)は上方から見た斜視図、(B)は下方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジにおける不使用時の断面図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジにおけるリールの回転駆動時の断面図である。 本発明の実施の形態に係るリールの要部を拡大して見た断面図である。
符号の説明
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
28 リール
32 リールハブ(ハブ)
36 底部
38 下フランジ(第2フランジ)
40 上フランジ(第1フランジ)
42 リールギヤ
50A 基準面(基準部)
52 リールプレート(被吸着部材)
80 回転シャフト
86 駆動ギヤ
88 位置決め面(位置決め部)
92 マグネット(磁石)

Claims (2)

  1. 有底円筒状に形成され、外周部に記録テープが巻き回されるハブと、
    前記ハブの底部外側に同軸的な環状に形成され、ドライブ装置の回転シャフトの駆動ギヤと噛み合わされるリールギヤと、
    前記底部外側に一体に設けられ、前記回転シャフトの位置決め部に当接して軸線方向の位置決めを行なう基準部と、
    前記ハブの開口端から径方向外側に一体に延設された第1フランジと、
    前記ハブの底部側端部に取り付けられ、前記第1フランジに対向する第2フランジと、
    磁性材料より成り前記底部外側に固着され、前記回転シャフトの磁石によって非接触で吸着される被吸着部材と、
    を備えたリール。
  2. 請求項1記載のリールを、前記リールギヤ、基準部及び被吸着部材を露出させた状態で、ケース内に1つだけ回転可能に収容して構成した記録テープカートリッジ。
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