JP2007323777A - リール - Google Patents

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Abstract

【課題】フランジの面振れ幅の増大を抑止できるとともに、リールプレートの取付工数の増加を防止できるリールの提供を課題とする。
【解決手段】記録テープTが巻回される有底円筒状のハブ32と、ハブ32の開口側に一体に設けられ、記録テープTの幅方向一端部を保持する第1フランジ34と、ハブ32の底壁38側に設けられ、記録テープTの幅方向他端部を保持する第2フランジ36と、第2フランジ36に設けられ、ドライブ装置側の回転シャフト100に磁力によって吸着されるリールプレート40と、ハブ32の底壁38に突設され、第2フランジ36及びリールプレート40に穿設された貫通孔36B、40Bに挿通されてかしめられることにより、第2フランジ36とリールプレート40をハブ32に取り付ける取付部42と、を有するリール30とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、コンピューター等のデータ保存用として使用される磁気テープ等の記録テープが巻回されるリールに関する。
従来、コンピューター等のデータ記録再生媒体(データバックアップ)として使用される磁気テープ等の記録テープを樹脂製のリールに巻装し、そのリールをケース内に単一で収容してなる記録テープカートリッジが知られている。この記録テープカートリッジのリールは、下フランジとハブが一体成形され、そのハブの上端周縁に、環状とされた上フランジが溶着されて形成される(例えば、特許文献1参照)場合や、底壁を有するハブと上フランジが一体成形され、そのハブの底壁周縁に、環状とされた下フランジが溶着されて形成される(例えば、特許文献2参照)場合などがある。そして、そのリール(ハブ)の底壁には、ドライブ装置側のマグネットで吸着可能な金属製のリールプレートが取り付けられる。
下フランジとハブが一体成形されるリールの場合、そのリールプレートはインサート成形によってハブの底壁に取り付けられるので、工数は増加しない。しかしながら、成形時において、ハブと下フランジの樹脂材の冷却時間が異なることによる収縮等が発生して下フランジが変形し、下フランジの面振れ幅が増大する問題がある。また、記録テープの巻き締まりによってハブが変形すると、ハブに溶着される上フランジが変形するおそれもある。一方、上フランジとハブが一体成形され、下フランジがハブに溶着されるリールの場合、上下フランジにおいて、面振れ幅の増大を抑止できる。しかしながら、下フランジをハブに溶着してから、リールプレートをハブの底壁に取り付けるため、工数や製造コストが増加する問題がある。
特開2001−135063号公報 特開2005−251272号公報
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、フランジの面振れ幅の増大を抑止できるとともに、リールプレートの取付工数の増加を防止できるリールを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のリールは、記録テープが巻回される有底円筒状のハブと、前記ハブの開口側に一体に設けられ、前記記録テープの幅方向一端部を保持する第1フランジと、前記ハブの底壁側に設けられ、前記記録テープの幅方向他端部を保持する第2フランジと、前記第2フランジに設けられ、ドライブ装置側の回転シャフトに磁力によって吸着されるリールプレートと、前記ハブの底壁に突設され、前記第2フランジ及び前記リールプレートに穿設された貫通孔に挿通されてかしめられることにより、該第2フランジと該リールプレートを該ハブに取り付ける取付部と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ハブの開口側に設けられる第1フランジが、ハブと一体に成形され、ハブの底壁側に設けられる第2フランジが、ハブにリールプレートと共に取り付けられるため、第1フランジ及び第2フランジの面振れ幅の増大を抑止することができる。また、第2フランジとリールプレートを一度に(1つの工程で)取り付けることが可能となるので、リールプレートの取付工数の増加を防止することができる。これにより、リールの製造効率を向上させることができる。
また、請求項2に記載のリールは、請求項1に記載のリールにおいて、前記取付部が、複数突設されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、第2フランジ及びリールプレートのハブに対する取付強度を向上させることができる。
そして、請求項3に記載のリールは、請求項2に記載のリールにおいて、前記取付部が、等間隔に設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、第2フランジ及びリールプレートをハブに対して精度よく芯出しして取り付けることが容易にできる。
また、請求項4に記載のリールは、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のリールにおいて、前記底壁の中心と前記第2フランジの中心と前記リールプレートの中心に、前記回転シャフトに設けられた解除突起が挿通される貫通孔が形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、記録テープの巻き締まりによりハブが変形し、そのハブの変形の影響によって底壁の中心が盛り上がるように変形しても、その中心には貫通孔が形成されているので、その変形力を逃がすことができる。よって、第1フランジ及び第2フランジの面振れ幅の増大を抑止することができる。
また、請求項5に記載のリールは、請求項1に記載のリールにおいて、前記取付部が、前記底壁の中心に突設され、前記第2フランジの中心と前記リールプレートの中心に、前記貫通孔が穿設されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、第2フランジ及びリールプレートのハブに対する取付強度を向上させることができるとともに、第2フランジ及びリールプレートをハブに対して精度よく芯出しして取り付けることが更に容易にできる。
以上のように、本発明によれば、フランジの面振れ幅の増大を抑止できるとともに、リールプレートの取付工数の増加を防止できるリールを提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。まず最初に記録テープカートリッジ10の概略構成について説明し、次にリール30について説明する。また、その説明の便宜上、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を矢印Aで示し、それを記録テープカートリッジ10の前方向(前側)とする。そして、矢印A方向と直交する方向を矢印Bで示し、それを記録テープカートリッジ10の右方向(右側)とする。また、以下において「径方向」と言う場合は、ケース12に収容されたリール30の軸心(中心)線から放射状に外方へ向かう方向と平行な方向を指している。
図1〜図3で示すように、記録テープカートリッジ10は、樹脂製のケース12を備えている。ケース12は、上ケース14と下ケース16とを接合して構成されている。具体的には、上ケース14は、平面視略矩形状の天板14Aの外縁に沿って略枠状の周壁14Bが立設されて構成されており、下ケース16は、天板14Aに略対応した形状の底板16Aの外縁に沿って略枠状の周壁16Bが立設されて構成されている。そして、ケース12は、周壁14Bの開口端と周壁16Bの開口端とを突き当てた状態で、超音波溶着やビス止め等によって上ケース14と下ケース16とが接合されて、略矩形箱状に形成されている。
このケース12には、ドライブ装置への装填方向先頭側の隅角部において、天板14A、周壁14B、底板16A、周壁16Bがそれぞれ切り欠かれて、その装填方向に対して傾斜した開口18が形成されている。また、底板16Aの略中央部には、底板16Aを貫通する円形状のギア開口20が設けられており、後述するリールギア44等の露出用とされている。底板16Aにおけるギア開口20の縁部には、環状リブ22がケース12の内方へ向けて突設されており、後述するリール30のガタつき防止用及び防塵用とされている。
また、ケース12の底板16Aの外面における前端近傍には、一対の位置決め穴24、26が開口している。一対の位置決め穴24、26は、底板16Aからケース12内方に立設された突部(図示省略)内に袋状に設けられ、矢印B方向における仮想線上で互いに離隔して配置されている。そして、開口18に近い側の位置決め穴24は、ドライブ装置の位置決めピン(図示省略)に外接する底面視略正方形状とされ、位置決め穴26は、上記仮想線に沿って長手で、かつ幅が位置決めピンの直径に対応する長穴とされている。したがって、記録テープカートリッジ10(ケース12)がドライブ装置に装填されて位置決め穴24、26にそれぞれ位置決めピンが挿入されると、ドライブ装置内で水平方向(左右及び前後)に位置決めされる。
更に、底板16Aにおける位置決め穴24、26周りは、他の部分(意匠面)よりも平滑に仕上げられた基準面24A、26Aとされている。基準面24A、26Aには、位置決め穴24、26に位置決めピンが挿入されたときに、位置決めピン周りに設けられたドライブ装置の基準面(図示省略)が当接するようになっている。これにより、記録テープカートリッジ10(ケース12)のドライブ装置内における鉛直方向の位置決めがなされる構成である。
また、図2、図3で示すように、ケース12内には、後述するリール30が1つだけ回転可能に収容される。このリール30には、情報記録再生媒体としての磁気テープ等の記録テープTが巻装されており、図1で示すように、記録テープTの先端には、リーダー部材としてのリーダーブロック28が取り付けられている。リーダーブロック28は、記録テープカートリッジ10の不使用時には、ケース12の開口18の内側に収容保持されている。そして、この状態で、リーダーブロック28は、開口18を閉塞し、ケース12内への塵埃等の侵入を阻止している。
また、リーダーブロック28は、その先端に係合凹部28Aが形成されており、ドライブ装置内で記録テープTを引き出す際には、係合凹部28Aに係合する引出部材(図示省略)によってケース12から抜き出されてドライブ装置の巻取リール(図示省略)に誘導されるようになっている。更に、リーダーブロック28は、その係合凹部28Aとは反対側の端面が円弧面28Bとされており、巻取リールのリールハブ(図示省略)に嵌入されることにより、記録テープTを巻き取る巻取面の一部を構成するようになっている。
次に、リール30及び不使用時(ドライブ装置に装填されないとき)にリール30の回転を阻止する制動手段について説明する。図4、図5で示すように、リール30は樹脂材で成形され、その軸心部分を構成する有底円筒状のリールハブ32と、リールハブ32の開口側周縁部に一体に延設された環状の上フランジ34と、リールハブ32の底壁38に取り付けられる下フランジ36とで構成されている。そして、この上フランジ34と下フランジ36が、リールハブ32の外周面に巻回された記録テープTの幅方向端部をそれぞれ保持するようになっている。
リールハブ32の底壁38の軸心部(中心)には貫通孔38Aが穿設されており、下フランジ36の軸心部(中心)にも貫通孔38Aと略同径の貫通孔36Aが穿設されている。そして、下フランジ36の下面には、リールハブ32に接合したときに、そのリールハブ32と同軸的な環状となるリールギア44が形成されている。このリールギア44は、後述する圧縮コイルバネ60の付勢力によって、リール30が下ケース16側に押し付けられることにより、下ケース16の略中央に設けられた円形のギア開口20から露出されるようになっており、ドライブ装置側の回転シャフト100に備えられた駆動ギア102と噛合可能とされて、リール30に回転動力を伝達するようになっている。
また、下フランジ36の下面で、リールギア44よりも径方向内側には、環状とされたリールプレート40が、リールハブ32及びリールギア44と同軸的に取り付けられている。このリールプレート40は、磁性材料で成形され、その軸心部(中心)には貫通孔36A、38Aよりも若干(1mm以下)大径とされた貫通孔40Aが穿設されている。また、リールプレート40には、その同心円周上に等間隔に複数(例えば3個)の貫通孔40Bが穿設されており、下フランジ36にも、その同心円周上に等間隔に複数(例えば3個)の貫通孔36Bが穿設されている。そして、リールプレート40を下フランジ36に取り付ける際、貫通孔36Bと貫通孔40Bとが互いに連通するようになっている。
一方、リールハブ32の底壁38の下面には、その同心円周上に等間隔に複数(例えば3個)の取付用ボス42が所定高さで突設されている。この取付用ボス42が、貫通孔36B、40Bに順次挿通され、その先端部が、図示しないホーンから発生される超音波によってかしめられる(潰される)ことにより、リールプレート40及び下フランジ36が、底壁38の下面に一度に(1つの工程で)取り付けられるようになっている。
他方、ドライブ装置側の回転シャフト100において、駆動ギア102と解除突起104(後述)との間には、マグネット106が環状に設けられている。したがって、駆動ギア102とリールギア44とが完全に噛合した状態で、リールプレート40が、そのマグネット106の磁力によって吸着される。つまり、これにより、リール30と回転シャフト100との軸ずれが防止され、リールギア44と駆動ギア102との噛合状態が保持可能とされている。
また、下フランジ36の下面で、リールギア44の外周部には、ドライブ装置内においてリール30の高さ方向の基準面となる環状凸部46が突設されている。この環状凸部46に、回転シャフト100の駆動ギア102よりも外周側に設けられた基準面108が当接することにより、リール30の鉛直方向の位置決めがなされるようになっている。なお、リール30の基準面は、図示の環状凸部46に限定されるものではなく、断続的に突設された凸部等で構成しても構わない。また、環状凸部46の外周側には、環状リブ22が挿入可能な環状凹部47が形成されている。
更に、リールハブ32の底壁38の上面には、リールハブ32と同軸的な環状とされた係合ギア48が形成されており、不使用時にリール30の回転を阻止する制動手段としてのブレーキ部材50の制動ギア52が噛合可能とされている。ブレーキ部材50は、リールハブ32内において、上下方向(リール30の軸線方向)に移動可能に収容される略円板状に形成され、その下面外周部に制動ギア52が環状に設けられている。そして、ブレーキ部材50の上面には、平面視略十字状の溝部54Aを有する係合壁部54が立設されている。
また、上ケース14の天板14A内面中央には、平面視略十字状をなす回転規制リブ62が垂設されている。この回転規制リブ62が係合壁部54の溝部54A内に挿入されることにより、ブレーキ部材50のケース12に対する回転が阻止されるようになっている。つまり、ブレーキ部材50は、後述する圧縮コイルバネ60の付勢力により、その制動ギア52をリールハブ32の係合ギア48に噛合させることにより、不使用時において、リール30の不用意な回転を阻止できる構成になっている。なお、この付勢力により、リール30も下方に付勢されるので、環状凹部47内に環状リブ22が挿入され、リール30の径方向の移動(ガタつき)が規制されるとともに、そこからの塵埃等の侵入が防止されている。
また、ブレーキ部材50の係合壁部54の外側には環状溝部56が設けられている。そして、上ケース14の回転規制リブ62の外側には環状突起64が突設されている。この環状突起64の内側の天板14A内面と環状溝部56との間で、付勢部材としての圧縮コイルバネ60が保持されている。つまり、これにより、ブレーキ部材50と上ケース14との間に、圧縮コイルバネ60が径方向に位置ずれすることなく配設される構成である。
また、ブレーキ部材50の下面中央には、貫通孔38A、36Aに挿通可能な略円柱状の操作突起58が突設されている。この操作突起58は、ドライブ装置側の回転シャフト100の軸心部に突設された解除突起104と当接可能とされている。つまり、記録テープカートリッジ10の使用時(ドライブ装置に装填されたとき)には、その解除突起104が貫通孔40A、36A、38Aから挿通されて操作突起58に当接し、ブレーキ部材50を圧縮コイルバネ60の付勢力に抗して上方へ押し上げる。これにより、制動ギア52と係合ギア48との噛合が解除され、それと同時に、リールギア44と駆動ギア102とが噛合するので、回転シャフト100が、その軸心周りに回転すると、リール30が、これと一体にケース12内で回転可能となる。
なお、回転規制リブ62は、ブレーキ部材50の上下方向の全移動ストロークに亘って溝部54A内に入り込んだ状態が維持されるようになっており、ブレーキ部材50が傾くことなく昇降移動できるようにガイドする機能も果たす構成である。また、図示のリールプレート40の貫通孔40Aは、貫通孔38A、36Aよりも若干(1mm以下)大径とされているが、貫通孔38A、36Aと略同径に形成されていてもよい。ただし、リールプレート40の貫通孔40Aが貫通孔38A、36Aよりも大径になっていると、ドライブ装置側の解除突起104がリールプレート40に干渉するのを確実に回避できるので好ましい。
以上のような構成の記録テープカートリッジ10及びリール30において、次に、その作用について説明する。この記録テープカートリッジ10は、不使用時(ドライブ装置に装填されない、保管時や運搬時等)においては、開口18がリーダーブロック28によって閉塞されている。そして、圧縮コイルバネ60の付勢力によって、ブレーキ部材50が下方へ付勢されて制動ギア52を係合ギア48に噛合させている。つまり、リール30は、その不用意な回転がブレーキ部材50によって阻止されている。
記録テープカートリッジ10を使用する際には、前壁12Aを先頭にして、矢印A方向に沿って、ドライブ装置内へ装填する。記録テープカートリッジ10がドライブ装置内に装填(挿入)されると、記録テープカートリッジ10が所定高さ下降するか、又は位置決めピンが上昇して、各位置決め穴24、26にそれぞれ挿入され、かつ各基準面24A、26Aにドライブ装置の基準面が当接する。これにより、記録テープカートリッジ10のケース12が、ドライブ装置内において、水平方向及び鉛直方向に精度よく位置決めされる。
また、このとき、リールギア44は、底板16Aの外面(下面)から突出することなく、ギア開口20からケース12外に臨んでおり、リールプレート40の貫通孔40Aを通じて貫通孔36A、38Aがギア開口20に臨んでいる。したがって、回転シャフト100がギア開口20から進入すると、解除突起104が貫通孔40A、36A、38A内に挿入される。そして、その解除突起104が操作突起58を上方へ押し上げることにより、係合ギア48と制動ギア52との噛合が解除される。
更に、このとき、回転シャフト100の基準面108が環状凸部46に当接することにより、リール30が鉛直方向に精度よく位置決めされる。そして、この状態で駆動ギア102がリールギア44と噛合し、かつリールプレート40がマグネット106に吸着される。これにより、リール30は、ケース12内で所定高さ浮上し、ケース12の内面と非接触状態で回転可能となる。
一方、ドライブ装置の引出部材が、リーダーブロック28の係合凹部28Aに係合して、そのリーダーブロック28をケース12から引き出す。このとき、記録テープカートリッジ10(ケース12)及びリール30はドライブ装置内において精度よく位置決めされているので、引出部材は確実にリーダーブロック28の係合凹部28Aと係合できる。こうして、記録テープカートリッジ10から引き出されたリーダーブロック28はドライブ装置側の巻取リールのリールハブに形成された嵌入部(図示省略)に収容される。
リーダーブロック28が巻取リールの嵌入部に収容され、その円弧面28Bが記録テープTを巻き取る巻取面の一部を構成すると、回転シャフト100によりリール30と巻取リールとが同期して回転駆動する。これにより、記録テープTは、巻取リールに巻き取られつつ、開口18を通じてケース12内から引き出され、所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッド(図示省略)によって、その記録テープTへデータの記録又はその記録テープTに記録されたデータの再生が行われる。
記録テープTへのデータの記録、又は記録テープTに記録されたデータの再生が終了し、記録テープカートリッジ10をドライブ装置から排出する際には、まず、記録テープTがリール30に巻き戻され、リーダーブロック28が開口18を閉塞する。そして、記録テープカートリッジ10が上昇するか、又は回転シャフト100が下降することにより、リールプレート40からマグネット106が離隔され、貫通孔38A、36A、40A内から解除突起104が抜き出されるとともに、駆動ギア102とリールギア44との噛合が解除される。
このとき、ブレーキ部材50は圧縮コイルバネ60により下方に向かって付勢されているので、解除突起104が貫通孔38A、36A、40A内から抜き出される動作に伴って下方位置に移動し、制動ギア52が係合ギア48と噛合する。これにより、リール30は、再度その不用意な回転が阻止されたロック状態となる。そして、この状態とされた記録テープカートリッジ10は、図示しないイジェクト機構によって、矢印A方向とは反対方向に移動させられ、ドライブ装置内から排出される。
ここで、リール30は、上フランジ34とリールハブ32が一体成形され、そのリールハブ32の底壁38に突設された取付用ボス42が、下フランジ36及びリールプレート40に穿設された貫通孔36B、40Bに挿通されてかしめられることにより、その下フランジ36とリールプレート40が一度に(1つの工程で)リールハブ32に取り付けられるようになっている。したがって、下フランジ36をリールハブ32に溶着した後、リールプレート40をリールハブ32の底壁38に取り付ける従来のリールに比べて、工数を低減することができ、かつ、インサート成形によってリールプレート40を下フランジ36(リールハブ32の底壁38)に固着する従来のリールに比べて、工数が増加する不具合もない。よって、リール30の製造効率を向上させることができる。
また、上フランジ34とリールハブ32が一体成形され、下フランジ36がリールハブ32にリールプレート40と共に取り付けられる(下フランジ36がリールハブ32と一体に成形されていない)構成であるため、上フランジ34及び下フランジ36の面振れ幅の増大を抑止することができる。しかも、リールハブ32の軸心部(中心)には、貫通孔38A、36A、40Aが穿設されているので、記録テープTの巻き締まりによってリールハブ32が変形し、そのリールハブ32の変形の影響によって底壁38の軸心部(中心)が下方に向かって盛り上がるように変形しようとしても、その変形力を逃がすことができる。したがって、上フランジ34及び下フランジ36の面振れ幅(記録テープTの端部に接触するような変形)を低減することができる。
また、リールハブ32の底壁38に同心円周上となるように等間隔に突設された複数(図示のものは3個)の取付用ボス42を、下フランジ36及びリールプレート40にそれぞれ同心円周上となるように等間隔に穿設された複数(図示のものは3個)の貫通孔36B、40Bに挿通させて取り付けるため、リールハブ32に対する下フランジ36及びリールプレート40の芯出しが精度よく容易にできる。更に、取付用ボス42と貫通孔36B、40Bは複数(図示のものは3個ずつ)形成されているため、リールハブ32に対する下フランジ36及びリールプレート40の取付強度を向上させることができる。
次に、別の実施形態のリール30について説明する。なお、上記実施形態と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(作用・効果も含む)は省略する。図6で示すように、このリールハブ32の底壁38の軸心部(中心)には、取付用ボス42よりも大径(貫通孔36Aと略同径)とされた取付用ボス43が所定高さで突設されている。そして、この底壁38の所定位置には、ブレーキ部材50を押し上げるための図示しない解除部材の脚部が挿通される貫通孔38Bが複数(例えば3個)穿設されている。また、下フランジ36に形成されているリールギア44上には、その脚部を挿通させ、下フランジ36の下面から所定高さ突出させるための貫通孔36Cが穿設されている。
このような構成のリール30の場合、ドライブ装置側の回転シャフト100は、駆動ギア102がリールギア44に噛合する動作により、そのリールギア44上から突出している脚部(解除部材)を押し上げ、ブレーキ部材50を押し上げるので、リールハブ32の底壁38の軸心部(中心)には貫通孔38Aが不要となる。したがって、その底壁38の軸心部(中心)に取付用ボス43を突設することが可能となる。つまり、これにより、図7で示すように、リールプレート40と下フランジ36をリールハブ32の底壁38に一度に(1つの工程で)取り付ける際に、取付用ボス42だけではなく、取付用ボス43によっても取り付けることが可能となる。
よって、リールハブ32に対する下フランジ36及びリールプレート40の取付強度を更に向上させることができる。また、取付用ボス43は、リール30の回転中心に突設されているため、リールハブ32に対する下フランジ36及びリールプレート40の芯出しが更に精度よく容易にできる。なお、図6、図7で示すリール30は、取付用ボス43と取付用ボス42の両方が突設されているが、取付強度が確保できれば、取付用ボス43だけで取り付けるようにしてもよい。また、取付用ボス42を設ける場合でも図示の3個に限定されるものではない。
以上、上記実施形態の記録テープカートリッジ10では、リーダー部材としてリーダーブロック28を有する構成としたが、記録テープカートリッジ10は上記実施形態に限定されるものではなく、例えばリーダー部材としてリーダーピン(図示省略)やリーダーテープ(図示省略)を有する構成としてもよく、開口18を開閉する遮蔽部材(所定の直線又は円弧に沿って移動するスライドドア等:図示省略)を有する構成としてもよい。更に、記録テープTは情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるものであれば足り、記録テープカートリッジ10(リール30)が如何なる記録再生方式の記録テープTにも適用可能であることは言うまでもない。
(A)記録テープカートリッジの上方から見た概略斜視図、(B)記録テープカートリッジの下方から見た概略斜視図 リールギアに駆動ギアが噛合する前の状態を示す概略側断面図 リールギアに駆動ギアが噛合した後の状態を示す概略側断面図 リールの概略分解斜視図 リールの概略斜視図 別のリールの概略分解斜視図 別のリールの概略斜視図
符号の説明
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
30 リール
32 リールハブ
34 上フランジ(第1フランジ)
36 下フランジ(第2フランジ)
36A 貫通孔
36B 貫通孔
36C 貫通孔
38 底壁
38A 貫通孔
38B 貫通孔
40 リールプレート
40A 貫通孔
40B 貫通孔
42 取付用ボス(取付部)
43 取付用ボス(取付部)
44 リールギア
46 環状凸部
48 係合ギア
50 ブレーキ部材
52 制動ギア
54 係合壁部
56 環状溝部
58 操作突起
60 圧縮コイルバネ
62 回転規制リブ
64 環状突起
100 回転シャフト
102 駆動ギア
104 解除突起

Claims (5)

  1. 記録テープが巻回される有底円筒状のハブと、
    前記ハブの開口側に一体に設けられ、前記記録テープの幅方向一端部を保持する第1フランジと、
    前記ハブの底壁側に設けられ、前記記録テープの幅方向他端部を保持する第2フランジと、
    前記第2フランジに設けられ、ドライブ装置側の回転シャフトに磁力によって吸着されるリールプレートと、
    前記ハブの底壁に突設され、前記第2フランジ及び前記リールプレートに穿設された貫通孔に挿通されてかしめられることにより、該第2フランジと該リールプレートを該ハブに取り付ける取付部と、
    を有することを特徴とするリール。
  2. 前記取付部が、複数突設されていることを特徴とする請求項1に記載のリール。
  3. 前記取付部が、等間隔に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のリール。
  4. 前記底壁の中心と前記第2フランジの中心と前記リールプレートの中心に、前記回転シャフトに設けられた解除突起が挿通される貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のリール。
  5. 前記取付部が、前記底壁の中心に突設され、前記第2フランジの中心と前記リールプレートの中心に、前記貫通孔が穿設されていることを特徴とする請求項1に記載のリール。
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