JP4879850B2 - 記録テープカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、主にコンピューター等の記録再生媒体として使用される磁気テープ等の記録テープをケース内に収容してなる記録テープカートリッジに関する。
従来から、コンピューター等のデータ記録再生媒体(データバックアップ)として使用される磁気テープ等の記録テープを合成樹脂製のリールに巻装し、そのリールをケース内に単一で収容してなる記録テープカートリッジが知られている。このような記録テープカートリッジには、不使用時において、リールがケース内で回転しないように、制動手段が備えられている。
すなわち、リールは、有底円筒状に形成されたリールハブを備えており、そのリールハブ内に制動手段としての制動部材が、ケースに対して回転不能に、かつ下方に向けて付勢された状態で設けられている。この制動部材は樹脂材で成形され、その下面には制動ギアが形成されており、この制動ギアがリールハブの底部上面に形成されている係合ギアと噛合することで、リールの回転を阻止するようになっている。
また、そのリールハブの底部上面と制動部材との間には、樹脂材で成形された平面視略正三角形状の解除部材が設けられており、この解除部材の上面中央に制動部材の下面中央が当接するようになっている。そして、この解除部材の各頂点部分には、リールハブの底部下面に形成されたリールギア上に穿設された貫通孔に挿通されて、リールハブの底部下面から所定高さ突出する脚部が突設されている。
したがって、記録テープカートリッジがドライブ装置に装填されると、ドライブ装置の回転シャフトに形成されている駆動ギアがリールギアに噛合する動作に伴って、その解除部材(脚部)を介して制動部材が押し上げられ、係合ギアに対する制動ギアの噛合が解除される。これにより、リールの回転が許容され、解除部材はリールと共に回転する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−85930号公報
このような構成の記録テープカートリッジにおいて、リールギアの径方向内側には、金属製のリールプレートがインサート成形等によって固着されている。したがって、リールハブの底部上面は、成形(冷却)時の樹脂収縮により、平面性が良好とならない懸念がある。リールハブの底部上面の平面性が良好にならないと、記録テープカートリッジの組立時において、その底部上面に設ける解除部材の安定性(平面性)が確保し難くなり、その解除部材の上面に設ける制動部材の安定性(平面性)が確保し難くなるため、組立後に制動部材が正確に上下動し難くなる不具合が生じる。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、ハブ内に設ける解除部材(制動部材)の安定性を確保できる記録テープカートリッジを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の記録テープカートリッジは、底部外面にリールギアが形成されるとともに、該リールギアの径方向内側に金属製のリールプレートが取り付けられた有底円筒状の樹脂製のハブを有し、該ハブの外周面に記録テープが巻回されたリールと、前記リールを単一で回転可能に収容するケースと、前記ケースに対して回転不能とされるとともに前記ハブ内に設けられ、不使用時に、該ハブの底部内面に形成された係合部と係合して、前記リールの回転を阻止する制動部材と、前記ハブの底部内面と前記制動部材との間に設けられるとともに、前記リールギア上に形成された複数の貫通孔に挿通される複数の脚部を有し、使用時に、ドライブ装置の駆動ギアによって該脚部が押し上げられることにより、該制動部材を押し上げて前記係合部との係合を解除しつつ、前記リールと共に回転する樹脂製の解除部材と、前記ハブの底部外面に周方向に等間隔で3個形成され、樹脂材の注入口とされたゲート跡と、前記ゲート跡と平面視で重なるように、前記ハブの底部内面に周方向に等間隔で3個形成され、前記解除部材の高さを規定する凸部と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ハブの底部内面に、解除部材の高さを規定する凸部を周方向に等間隔で3個形成したので、ハブの底部内面に設ける解除部材の安定性を良好に確保することができる
したがって、組立時において、解除部材の上に設ける制動部材の安定性を確保することができ、組立後において、制動部材を正確に上下動させることができる
また、ゲートの反対側(裏側)に凸部が形成されるので、成形時において、樹脂材の流動性を向上させることができるとともに、その凸部の成形が容易にできる。
また、本発明に係る請求項に記載の記録テープカートリッジは、底部外面にリールギアが形成されるとともに、該リールギアの径方向内側に金属製のリールプレートが取り付けられた有底円筒状の樹脂製のハブを有し、該ハブの外周面に記録テープが巻回されたリールと、前記リールを単一で回転可能に収容するケースと、前記ケースに対して回転不能とされるとともに前記ハブ内に設けられ、不使用時に、該ハブの底部内面に形成された係合部と係合して、前記リールの回転を阻止する制動部材と、前記ハブの底部内面と前記制動部材との間に設けられるとともに、前記リールギア上に形成された複数の貫通孔に挿通される複数の脚部を有し、使用時に、ドライブ装置の駆動ギアによって該脚部が押し上げられることにより、該制動部材を押し上げて前記係合部との係合を解除しつつ、前記リールと共に回転する樹脂製の解除部材と、前記ハブの底部内面における回転中心に1つだけ形成され、樹脂材の注入口とされたゲート跡と、前記ハブの底部内面における前記ゲート跡の周囲に、前記ハブと同軸の環状に形成され、前記解除部材の高さを規定する凸部と、を有することを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、ハブの底部内面における回転中心に1つだけ形成されたゲート跡の周囲に、解除部材の高さを規定する凸部をハブと同軸の環状に形成したので、ハブの底部内面に設ける解除部材の安定性を良好に確保することができる。
したがって、組立時において、解除部材の上に設ける制動部材の安定性を確保することができ、組立後において、制動部材を正確に上下動させることができる
また、リールプレートの中心にゲートを避けるための貫通孔を形成しなくて済むので、成形時において、リールプレートの中心に貫通孔が形成されているものに比べて、ハブの底部内面の平面性を向上させることができる
以上のように、本発明によれば、ハブ内に設ける解除部材(制動部材)の安定性を確保できる記録テープカートリッジを提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図1において、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を矢印Aで示し、それを記録テープカートリッジ10の前方向(前側)とする。そして、矢印Aと直交する矢印B方向を右方向(右側)とする。また、矢印A方向及び矢印B方向と直交する方向を矢印Cで示し、それを記録テープカートリッジ10の上方向(上側)とする。
図1〜図3で示すように、記録テープカートリッジ10は、略矩形箱状のケース12を有している。このケース12は、ポリカーボネート(PC)等の樹脂製の上ケース14と下ケース16とが、それぞれ天板14Aの周縁に立設された周壁14Bと、底板16Aの周縁に立設された周壁16Bとを互いに当接させた状態で、超音波溶着やネジ止め等によって接合されて構成されている。
ケース12の内部には、リール20が1つだけ回転可能に収容される。このリール20は、軸心部を構成する有底円筒状のリールハブ22と、その下端部に設けられる下フランジ26とが一体に成形され、上フランジ24がリールハブ22の上端部に超音波溶着されて構成されている。そして、そのリールハブ22の外周面に、情報記録再生媒体としての磁気テープ等の記録テープTが巻回され、上フランジ24及び下フランジ26によって、その巻回された記録テープTの幅方向の端部が保持されている。
また、リールハブ22の底壁(底部)28の下面(外面)には、リールギア44が環状に形成されており、下ケース16の中央部には、そのリールギア44を外部に露出するためのギア開口40が穿設されている。このギア開口40から露出されるリールギア44が、ドライブ装置の回転シャフト(図示省略)に形成された駆動ギア(図示省略)に噛合されて回転駆動されることにより、ケース12内において、リール20がケース12に対して相対回転可能とされる。
また、底壁28の下面におけるリールギア44の径方向内側には、磁性材料でできた環状金属板であるリールプレート46が、インサート成形により、同軸的かつ一体的に固着されている。すなわち、図5、図6で示すように、リールプレート46には、下面側が上面側よりも大径となるような段差部47Aを内壁に有する小孔47が複数(図示のものは3個)形成されており、金型での成形時に、その段差部47Aに樹脂材が回り込んで固化することにより、リールプレート46が底壁28の下面に固着されるようになっている。そして、このリールプレート46が、ドライブ装置の回転シャフトに設けられた環状のマグネット(図示省略)の磁力によって吸着・保持されるようになっている。
また、このリール20では、リールハブ22と下フランジ26が金型によって一体成形されるが、その成形時における樹脂材の注入口となるゲート(ゲート跡G)は、リールプレート46を固着するための小孔47とされている。つまり、このリールハブ22と下フランジ26は、いわゆる3点ゲートで成形されるようになっている。また、このリール20は、不使用時において、上ケース14及び下ケース16の内面にそれぞれ部分的に突設されて、ギア開口40と同軸的な円形の軌跡上にある内壁としての遊動規制壁42によってガタつかないように保持されるようになっている。
更に、ケース12の右壁12Bには、リール20に巻装された記録テープTを引き出すための開口18が形成されており、この開口18から引き出される記録テープTの自由端部には、ドライブ装置の引出部材(図示省略)によって係止(係合)されつつ引き出し操作されるリーダーピン30が固着されている。リーダーピン30の記録テープTの幅方向端部より突出した両端部には、環状溝32が形成されており、この環状溝32が引出部材のフック等に係止される。これにより、記録テープTを引き出す際に、フック等が記録テープTに接触して傷付けることがない構成である。
また、ケース12の開口18の内側、即ち上ケース14の天板14A内面及び下ケース16の底板16A内面には、ケース12内においてリーダーピン30を位置決めして保持する上下一対のピン保持部36が設けられている。このピン保持部36は、記録テープTの引き出し側が開放された略半円形状をしており、直立状態のリーダーピン30の両端部34は、その開放側からピン保持部36内に出入可能とされている。
また、ピン保持部36の近傍には、板バネ38が固定配置されるようになっており、この板バネ38の二股状の先端部がリーダーピン30の上下両端部34にそれぞれ係合してリーダーピン30をピン保持部36に保持するようになっている。なお、リーダーピン30がピン保持部36に出入する際には、板バネ38の先端部は適宜弾性変形してリーダーピン30の移動を許容する構成である。
また、その開口18は、ドア50によって開閉される。このドア50は、開口18を閉塞可能な大きさの略矩形板状に形成され、ケース12の右壁12Bに沿って移動できるように、開口18内側の天板14A及び底板16Aには、ドア50の上下端部を摺動可能に嵌入させる溝部64が形成されている。
また、ドア50の後端部中央には、シャフト52が突設されており、そのシャフト52には、コイルバネ58が挿嵌されている。そして、シャフト52の後端には、そのコイルバネ58を脱落防止とする拡開部54が形成されている。また、下ケース16には、そのシャフト52に挿嵌されたコイルバネ58の後端を係止する係止部62を有する支持台60が突設されている。
したがって、ドア50は、シャフト52が支持台60上に摺動自在に支持されるとともに、コイルバネ58の後端が係止部62に係止されることにより、そのコイルバネ58の付勢力によって、常時開口18の閉塞方向へ付勢される構成である。なお、開口18の開放時、シャフト52を支持する支持台66を支持台60の後方側に更に突設しておくことが好ましい。
また、ドア50の前端部には、開閉操作用の凸部56が外方に向かって突設されている。この凸部56が、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填に伴い、そのドライブ装置側の開閉部材(図示省略)と係合するようになっている。これにより、ドア50がコイルバネ58の付勢力に抗して開放される構成である。
また、図2、図3で示すように、ケース12の左後部には、記録テープTへの記録可・不可が設定されるライトプロテクト70が左右方向にスライド可能に設けられており、ケース12の後壁には、このライトプロテクト70を人手で操作するための操作突起72を突出させる開孔68が形成されている。この開孔68は、上ケース14と下ケース16とを接合したときに、上ケース14の周壁14Bに形成された切欠部68Aと、下ケース16の周壁16Bに形成された切欠部68Bとによって形成される構成である。
また更に、下ケース16には、ライトプロテクト70の突部74が露出される長孔69が左右方向に長く穿設されており、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に装填されたときに、そのドライブ装置側でライトプロテクト70の位置を検知して、記録テープTへの記録可・不可が自動的に判断されるようにしている。なお、この突部74は下ケース16の下面から突出することはない。
また、図4、図6で示すように、リールハブ22の底壁28の上面周縁には、2個1組とされた係合ギア48が所定の間隙を隔てて(等間隔に)複数(例えば120度間隔で3組)立設されており、その係合ギア48の間で、リールギア44上となる所定位置には、貫通孔29が複数(この場合は120度間隔で3個)穿設されている。そして、リールハブ22の内周面22Aには、上下方向が長手方向とされた複数の立リブ23が、等間隔に複数形成されている。
また、リールハブ22の内部には、樹脂材で成形された円板状の制動部材80が設けられる。図2、図3で示すように、制動部材80の下面80A周縁には、係合ギア48と噛合可能な制動ギア84が環状に形成されており、制動部材80の上面には、上ケース14の天板14A内面から下方へ向かって突設された平面視略十字状の回転規制リブ76が内部に挿入される平面視略十字状の係合突起86が、その回転規制リブ76の高さよりも若干高くなるように立設されている。これにより、制動部材80はケース12(上ケース14)に対して回転不能とされるとともに、リールハブ22内において、上下方向に移動可能とされる。なお、その際、制動部材80は、立リブ23によって径方向の移動が規制されるようになっている。
また、上ケース14と制動部材80との間には圧縮コイルスプリング98が配設される。すなわち、圧縮コイルスプリング98の一端が上ケース14の回転規制リブ76の外側に突設された環状突起78の内側(回転規制リブ76と環状突起78の間)に当接し、他端が制動部材80の上面に設けられた環状溝88内に当接した状態に配設される。この圧縮コイルスプリング98の付勢力により、制動部材80は、常時下方に向かって付勢される。
したがって、記録テープカートリッジ10は、不使用時(ドライブ装置に装填されないとき)において、常時制動ギア84が係合ギア48と噛合する状態とされて、リール20のケース12に対する相対回転が阻止された回転ロック状態とされる。なお、このとき、リール20は、この付勢力によって下ケース16側に押し付けられ、リールギア44をギア開口40から露出させる。
また、リールハブ22の内部で、かつ制動部材80の下側(底壁28と制動部材80との間)には、樹脂材で成形された平面視略正三角形状の解除部材90が設けられる。解除部材90には、図7で詳細に示すように、適宜位置に所定の形状とされた貫通孔92が複数(図示のものは六角形状とされて3つ)穿設されており、解除部材90の軽量化が図られている。
また、解除部材90の上面90A中央には平面状の支持凸部96が形成されており、制動部材80の下面80A中央に突設された略半球状の解除突起82が当接するようになっている(図2、図3参照)。これにより、制動部材80と解除部材90との接触面積が低減され、使用時(リール20の回転時)における摺動抵抗が軽減されるようになっている。
なお、制動部材80の材質としては、例えばポリアセタール(POM)が用いられ、解除部材90の材質としては、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)が用いられる。また、解除部材90には、圧縮コイルスプリング98の付勢力により、制動部材80側から、例えば4.2Nの荷重が掛けられている。
また、解除部材90の下面で、かつ各頂点部分には、貫通孔29に挿通されて底壁28の下面(外面)からリールギア44上に所定高さ突出する脚部94が突設されている。図7で示すように、解除部材90の脚部94は、リールハブ22の内周面22A(図6(A)参照)に対向する外周面94A側が平面とされた平面視略「D」字状に形成されている。そして、その脚部94が挿通される貫通孔29も、リールハブ22の内周面22A側である外周部29Aが直線状とされた平面視略「D」字状に形成されている。
このような構成にすると、リールハブ22の肉厚を内側(リールハブ22の中心)に向かって厚く成形することが可能となるため、リールハブ22の剛性を確保することが可能となり、解除部材90を有する記録テープカートリッジ10でも、記録容量の高容量化に対応することができる。
なお、リールハブ22の肉厚を厚くしても、平面視でリールハブ22の内周面22Aと貫通孔29(外周部29A)との間には多少のマージンM(図6(A)参照)が形成されることが望ましい。このような構成にすれば、解除部材90をリールハブ22内に設けるときの組立適性が確保される。
また、脚部94及び貫通孔29を、このような平面視略「D」字状に形成しても、その脚部94の内周面94B及び貫通孔29の内周部29Bは、平面視で、今まで通りの曲率半径とされた円弧面(曲面)のままなので、金型の加工が容易にでき、成形性(樹脂材の流動性)が損なわれる不具合もない。
このような構成の記録テープカートリッジ10において、次に解除部材90の高さを規定する第1実施例の凸部25について説明する。図4〜図6で示すように、解除部材90が設けられるリールハブ22の底壁(底部)28の上面(内面)には、解除部材90の高さ(貫通孔29から突出する脚部94の長さ)を規定する凸部25が、周方向に所定の間隔を隔てて(等間隔に)複数(図示のものは3個)形成されている。
つまり、解除部材90は、この凸部25により所定の高さ位置に支持され、その下面と底壁28の上面との間には、所定の間隙Sが形成されるようになっている(図5参照)。なお、解除部材90の支持高さは、この凸部25の突出高さを調整することにより精度よく設定可能であり、凸部25の高さ、即ち間隙Sは、S=0.1mm以上とされることが望ましい。また、この凸部25は、ゲート跡G(ゲート)である小孔47の裏面側、即ち底壁28の上面で、かつ平面視で小孔47に重なる部位に突設されている(図6参照)。
つまり、図示のリールハブ22及び下フランジ26は、ゲート跡Gが等間隔に3個形成される、いわゆる3点ゲートで成形されているため、凸部25も等間隔に3個形成されている。このように、凸部25が少なくとも3個(等間隔に)形成されていると、平面を規定できるので望ましいが、凸部25の数量は、3個に限定されるものではない。また、この凸部25は、上面が平面形状とされていれば、図示の平面視略矩形状(長方形状)に限定されるものではなく、例えば平面視円形状等に形成されていてもよい。
以上のような構成のリール20を備えた記録テープカートリッジ10において、次に、その作用について説明する。記録テープカートリッジ10では、不使用時(保管時や運搬時等)には、開口18がドア50によって閉塞されている。そして、圧縮コイルスプリング98の付勢力によって、制動部材80が回転ロック位置に位置して制動ギア84を係合ギア48に噛合させている。このため、リール20は、ケース12に対する回転が阻止されている。
また、解除部材90は、その脚部94をリールギア44上の貫通孔29から底壁28の下面(外面)側へ突出させている。このとき、解除部材90は、周方向に等間隔に配設された凸部25により、その高さが所定高さに規定されている。つまり、この解除部材90は、その下面と底壁28の上面(内面)との間に、所定の間隙Sが形成されるように、凸部25によって支持されている。したがって、解除部材90が支持する制動部材80の高さ位置も規定され、制動ギア84と係合ギア48は正確に噛合されている。
さて、記録テープTを使用する際には、前壁12Aを先頭にして記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿って、ドライブ装置内へ装填する。すると、まず、そのドライブ装置側に設けられた開閉部材が、ドア50の凸部56に係合する。そして、この状態で、記録テープカートリッジ10が更に矢印A方向へ移動すると、開閉部材が凸部56をコイルバネ58の付勢力に抗しつつ相対的に後方へ移動させる。すると、その凸部56が突設されているドア50は、右壁12Bに沿って溝部64内を後側へ摺動し、開口18を開放する。
こうして、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に所定深さ装填され、開口18が完全に開放されると、記録テープカートリッジ10は所定高さ下降し、ドライブ装置の位置決め部材(図示省略)が、下ケース16に形成された位置決め用の穴部(図示省略)に挿入される。これにより、記録テープカートリッジ10がドライブ装置内における所定位置に正確に位置決めされ、ドア50のそれ以上の摺動(後方への移動)が規制される。
また、この記録テープカートリッジ10の下降動作によって、回転シャフトが相対的にギア開口40から進入し、駆動ギアをリールギア44に噛合させる。すると、その駆動ギアがリールギア44と噛合する動作に伴って、リールギア44上に突出している脚部94が、圧縮コイルスプリング98の付勢力に抗して押し上げられ、解除部材90を介して制動部材80が上方へ押し上げられて、制動ギア84と係合ギア48との噛合が解除される。
このとき、解除部材90の高さ位置が凸部25によって規定されているため、脚部94の貫通孔29からの突出量も所定量に規定されている。そのため、回転シャフトの駆動ギアとリールギア44とが噛合することによって押し上げられる解除部材90の上昇量も規定され、これによって、係合ギア48から制動ギア84が確実に離隔できる(噛合が解除される)ようになっている。
こうして、制動ギア84と係合ギア48との噛合が完全に解除され、駆動ギアとリールギア44とが完全に噛合した状態で、リールプレート46が、駆動ギアの径方向内側に設けられた環状のマグネットの磁力によって吸着・保持されることにより、リール20は、駆動ギアに対するリールギア44の噛合が維持されつつ、ケース12内で、そのケース12に対して相対回転可能となるロック解除状態とされる。
一方、開放された開口18からは、ドライブ装置側に設けられた引出部材がケース12内に進入し、ピン保持部36に位置決め保持されたリーダーピン30を把持して引き出す。なお、このとき、記録テープカートリッジ10はドライブ装置内において正確に位置決めされているので、引出部材は確実にリーダーピン30の環状溝32にそのフックを係止させることができる。また、リール20は、その回転ロック状態が解除されているので、リーダーピン30の引出動作に伴って回転できる。
こうして、開口18から抜き出されたリーダーピン30は、図示しない巻取リールに収容される。そして、その巻取リールとリール20とを同期して回転駆動することにより、記録テープTは、巻取リールに巻き取られつつ順次ケース12から引き出され、所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッド(図示省略)によって情報の記録や再生が行われる。
情報の記録や再生が終了した記録テープカートリッジ10をドライブ装置から排出する際には、まず、回転シャフトが逆回転することにより、記録テープTがリール20に巻き戻される。そして、記録テープTがリール20に最後まで巻き戻されて、リーダーピン30がピン保持部36に保持されると、記録テープカートリッジ10は所定高さ上昇し、位置決め部材が位置決め用の穴部から抜き出されるとともに、回転シャフトがギア開口40から抜き出され、リールギア44に対する駆動ギアの噛合が解除される。
すると、圧縮コイルスプリング98の付勢力により、制動部材80及び解除部材90が下方に向かって押圧され、脚部94が貫通孔29に挿通されて底壁28の下面(外面)からリールギア44上に所定量突出するとともに、制動ギア84が係合ギア48に噛合する。これにより、リール20は、再度ケース12内での相対回転が阻止された回転ロック状態となり、その後、記録テープカートリッジ10は、図示しないイジェクト機構によって矢印A方向とは反対方向に移動される。
すると、この移動に伴って、ドア50はコイルバネ58の付勢力によって開口18の閉塞方向へ摺動し、開口18を完全に閉塞する(初期状態に復帰する)。こうして、リール20のケース12に対する相対回転がロックされ、開口18が閉塞された記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置内から完全に排出される。
ここで更に、第1実施例の凸部25が形成されたリール20の作用について説明する。このリール20の底壁28の上面(内面)には、解除部材90の高さを規定する凸部25が形成されている。したがって、記録テープカートリッジ10の組立時において、リールハブ22の底壁28の上面(内面)に設ける解除部材90の装着安定性を確保することができる。そして、これにより、解除部材90の上面に設ける制動部材80の装着安定性を確保することができるので、記録テープカートリッジ10の組立後において、その制動部材80を正確に上下動させることができる。
また、その凸部25は、ゲート(ゲート跡G)の反対側(裏側)に形成される。ここで、ゲート(ゲート跡G)の直上は、ゲートから注入された樹脂材の圧力により盛り上がりやすい部位である。したがって、このゲート(ゲート跡G)の直上における底壁28の上面に凸部25を形成することにより、成形時において、樹脂材の流動性を向上できるとともに、その凸部25の成形が容易にできる。また、その凸部25は、少なくとも3個(等間隔に)形成されているので、記録テープカートリッジ10の組立時において、リールハブ22の底壁28の上面に設けられる解除部材90の安定性を良好に確保することができる。
次に、解除部材90の高さを規定する第2実施例の凸部27について説明する。なお、上記第1実施例と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(共通の作用も含む)は省略する。図8、図9で示すように、このリール20では、リールハブ22と下フランジ26を一体成形するためのゲート(ゲート跡G)が、底壁(底部)28の下面(外面)の中央とされている。
ここで、通常、ゲート跡Gは盛り上がって形成されるため、ゲート跡Gの周囲は、底面視円形状の凹部28Aとされて、そのゲート跡Gが底壁28の下面から突出しないようになっている。また、解除部材90のゲート(ゲート跡G)は、図3、図7で示すように、下面中央に形成され、そのゲート跡Gの周囲には、ゲート跡Gが下面から突出しないように、底面視円形状の凹部95が形成されている。
したがって、図8、図9で示すように、凸部27は、底壁(底部)28の上面(内面)の中央に、リール20の回転中心と同軸の環状で、かつ解除部材90のゲート(ゲート跡G)、即ち凹部95を避けた位置に形成されている。つまり、この凸部27は、ゲート(ゲート跡G)から注入された樹脂材の流動性を向上させるために、ゲート(ゲート跡G)の周囲近傍で、かつ解除部材90の凹部95の周辺における下面を支持できるような内径Rの環状に形成されている。
よって、この場合も、上記第1実施例と同様に、記録テープカートリッジ10の組立時において、リールハブ22の底壁28の上面に設けられる解除部材90の安定性を確保することができる。なお、この凸部27の高さ、即ち解除部材90の下面と底壁28の上面との間にできる間隙Sは、上記第1実施例と同等である。そして、この第2実施例の場合も、解除部材90の支持高さは、凸部27の突出高さを調整することにより精度よく設定可能である。
また、この凸部27の形状は、図示のような連続した環状に限定されるものではなく、例えば断続的な略環状に形成されていてもよい。但し、凸部27が連続した環状に形成されていると、記録テープカートリッジ10の組立時において、リールハブ22の底壁28の上面に設けられる解除部材90の安定性を良好に確保することができるので望ましい。
また、図10で示すように、この第2実施例において、リールハブ22と下フランジ26を一体成形するためのゲート(ゲート跡G)は、リールプレート46が固着されない底壁(底部)28の上面(内面)の中央とされてもよい。この場合は、底壁28の上面のゲート(ゲート跡G)の周囲に、ゲート跡Gが底壁28の上面から突出しないようにするための平面視円形状の凹部28Bが形成される。
このように、ゲート(ゲート跡G)を底壁28の上面に設けると、リールプレート46の中心に、底壁28の変形要因となる(ゲートが底壁28の下面の場合、それを避けるために必要となる)貫通孔46A(図9参照)を形成しなくて済むので、即ち中心に貫通孔46Aが形成されていないリールプレート46をインサート成形することができるので、中心に貫通孔46Aが形成されているリールプレート46をインサート成形したときに比べて、リールハブ22の底壁28の上面における平面性を向上させることができる。
つまり、このような構成にすると、記録テープカートリッジ10の組立時において、リールハブ22の底壁28の上面に設けられる解除部材90の安定性を更に良好に確保することができる。なお、図示しないが、リールハブ22の底壁(底部)28の上面(内面)には、解除部材90の高さを規定する凸部25及び凸部27の両方を共に形成しても構わない。
以上、説明したように、リールハブ22の底壁(底部)28の上面(内面)に、解除部材90の高さを規定する凸部25、27を形成したので、記録テープカートリッジ10の組立時において、解除部材90を安定してリールハブ22内(底壁28の上面)に設けることができる。したがって、制動部材80も安定して設けることができ、記録テープカートリッジ10の組立後において、解除部材90及び制動部材80を安定して上下動させることができる。これにより、制動ギア84と係合ギア48との噛合及び噛合解除が確実にできる。
また、上記実施例の記録テープカートリッジ10では、リーダー部材としてリーダーピン30を有する構成としたが、記録テープカートリッジ10は、上記実施例に限定されるものではなく、例えばリーダー部材としてリーダーテープ(図示省略)を有する構成としてもよい。更に、記録テープTは、情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるものであれば足り、本発明に係る記録テープカートリッジ10が、如何なる記録再生方式の記録テープTにも適用可能であることは言うまでもない。
記録テープカートリッジの概略斜視図 記録テープカートリッジを上方から見た場合の概略分解斜視図 記録テープカートリッジを下方から見た場合の概略分解斜視図 第1実施例のリールハブの底壁上面の構成を示す概略斜視図 解除部材を備えた第1実施例のリールハブの構成を示す概略断面図 (A)第1実施例のリールハブの概略平面図、(B)第1実施例のリールハブの概略底面図 解除部材の概略底面図 第2実施例のリールハブの底壁上面の構成を示す概略斜視図 解除部材を備えた第2実施例のリールハブの構成を示す概略断面図 解除部材を備えるとともにゲートが底壁上面に形成された第2実施例のリールハブの構成を示す概略断面図
符号の説明
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
20 リール
22 リールハブ(ハブ)
24 上フランジ
25 凸部
26 下フランジ
27 凸部
28 底壁(底部)
29 貫通孔
30 リーダーピン
44 リールギア
46 リールプレート
47 小孔
48 係合ギア(係合部)
50 ドア
70 ライトプロテクト
80 制動部材
82 解除突起
84 制動ギア
90 解除部材
92 貫通孔
94 脚部
95 凹部
96 支持凸部
G ゲート跡
T 記録テープ

Claims (2)

  1. 底部外面にリールギアが形成されるとともに、該リールギアの径方向内側に金属製のリールプレートが取り付けられた有底円筒状の樹脂製のハブを有し、該ハブの外周面に記録テープが巻回されたリールと、
    前記リールを単一で回転可能に収容するケースと、
    前記ケースに対して回転不能とされるとともに前記ハブ内に設けられ、不使用時に、該ハブの底部内面に形成された係合部と係合して、前記リールの回転を阻止する制動部材と、
    前記ハブの底部内面と前記制動部材との間に設けられるとともに、前記リールギア上に形成された複数の貫通孔に挿通される複数の脚部を有し、使用時に、ドライブ装置の駆動ギアによって該脚部が押し上げられることにより、該制動部材を押し上げて前記係合部との係合を解除しつつ、前記リールと共に回転する樹脂製の解除部材と、
    前記ハブの底部外面に周方向に等間隔で3個形成され、樹脂材の注入口とされたゲート跡と、
    前記ゲート跡と平面視で重なるように、前記ハブの底部内面に周方向に等間隔で3個形成され、前記解除部材の高さを規定する凸部と、
    を有することを特徴とする記録テープカートリッジ。
  2. 底部外面にリールギアが形成されるとともに、該リールギアの径方向内側に金属製のリールプレートが取り付けられた有底円筒状の樹脂製のハブを有し、該ハブの外周面に記録テープが巻回されたリールと、
    前記リールを単一で回転可能に収容するケースと、
    前記ケースに対して回転不能とされるとともに前記ハブ内に設けられ、不使用時に、該ハブの底部内面に形成された係合部と係合して、前記リールの回転を阻止する制動部材と、
    前記ハブの底部内面と前記制動部材との間に設けられるとともに、前記リールギア上に形成された複数の貫通孔に挿通される複数の脚部を有し、使用時に、ドライブ装置の駆動ギアによって該脚部が押し上げられることにより、該制動部材を押し上げて前記係合部との係合を解除しつつ、前記リールと共に回転する樹脂製の解除部材と、
    前記ハブの底部内面における回転中心に1つだけ形成され、樹脂材の注入口とされたゲート跡と、
    前記ハブの底部内面における前記ゲート跡の周囲に、前記ハブと同軸の環状に形成され、前記解除部材の高さを規定する凸部と、
    を有することを特徴とす記録テープカートリッジ。
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