JP2005259245A - 記録テープカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 制動部材がスムーズに上下移動できる記録テープカートリッジを安価で得る。
【解決手段】 クラッチ部材84のクラッチ本体86は、リールプレート54の孔部54A内を孔軸方向(リール28の軸線方向)に移動する。このため、リールプレート54の孔部54Aの内縁角部にR部55を形成し、該内縁角部を角丸めすることで、クラッチ部材84が傾いたとしても、クラッチ本体86がリールプレート54の孔部54Aの周縁部に引っ掛からないようにしている。また、クラッチ部材84のクラッチ本体86では、操作押圧面86Cの角部を面取りし、傾斜部87を設けており、クラッチ本体86がリールプレート54の孔部54Aの孔軸方向へ移動するとき、クラッチ部材84が傾いたとしても、操作押圧面86Cが孔部54Aの周縁部に引っ掛からないようにしている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、磁気テープ等の記録テープが巻装されたリールを回転可能に収容した記録テープカートリッジに関する。
コンピュータ等の外部記録媒体として磁気テープ等の記録テープが用いられている。この記録テープとして、保存時の収容スペースが小さく、大容量の情報が記録できる、記録テープが巻装された単一のリールをケース内に回転可能に収容したいわゆる1リールの記録テープカートリッジが採用されている。
このような記録テープカートリッジでは、不使用時にリールがケース内で回転しないようにブレーキ手段を備えている(例えば、特許文献1参照)。このように、ブレーキ手段を備えた記録テープカートリッジについて、図14に基づいて説明する。
図14に示す記録テープカートリッジ200では、ケース202内に単一のリール204が収容されている。ケース202は、その底板202Aの中央部に設けられたギヤ開口206と、その天板202Bから下方へ突設された回転規制リブ208とを備えている。
リール204は、有底円筒状に形成され外周部に記録テープが巻装されるリールハブ210を備えており、リールハブ210の底部210Aの下面(外側)には、ドライブ装置の回転シャフト212に形成された駆動ギヤ212Aと噛合可能なリールギヤ214が環状に形成されている。
一方、底部210Aの上面(内側)には、係合ギヤ216が環状に形成されている。また、底部210Aの軸心部には貫通孔218が設けられている。さらに、底部210Aの下面におけるリールギヤ214の径方向内側には、磁性材より成り、軸心部に貫通孔218に略対応した孔部219Aを有する環状のリールプレート219が固着されている。
そして、リールハブ210内には、係合ギヤ216と噛合い可能な環状の制動ギヤ220Aが下面に設けられた円板状の制動部材220が挿設されている。この制動部材220は、その上面から立設された係合突起222内にケース202の回転規制リブ208が挿入されて、ケース202に対し回転不能でかつ上下方向に移動可能とされている。さらに、制動部材220の下面軸心部から突設された解除突起223は、リールハブ210の貫通孔218に入り込んでギヤ開口206に臨んでいる。
また、ケース202の天板202Bと制動部材220との間には圧縮コイルスプリング224が配設されており、通常は、制動部材220が圧縮コイルスプリング224の付勢力によって下方に付勢されて制動ギヤ220Aが係合ギヤ216と噛み合うようになっている。
これにより、記録テープカートリッジ200は、その不使用時には、リール204のケース202に対する回転が阻止された回転ロック状態とされている。また、リール204は、この付勢力によってリール204がケース202の底板202A側に押し付けられつつ、リールギヤ214をギヤ開口206から露出させている。
一方、記録テープカートリッジ200をドライブ装置に装填すると、駆動ギヤ212Aがリールギヤ214と噛み合う動作に伴って、回転シャフト212の軸心部から突設された解除部212Bが制動部材220の解除突起223の操作押圧面223Aに当接してこれを押圧する。
これにより、制動部材220が圧縮コイルスプリング224の付勢力に抗して上方に押し上げられて制動ギヤ220Aと係合ギヤ216との噛み合いが解除される。駆動ギヤ212Aとリールギヤ214とが完全に噛み合った状態で、リール204のリールプレート219が回転シャフト212の駆動ギヤ212Aと解除部212Bとの間に設けられた環状のマグネット212Cの磁力にて吸着され、リール204は、上記噛み合いが維持されつつケース202内で回転可能となる。
そして、回転シャフト212がその軸心廻りに回転すると、リール204がこれと一体に回転する。このとき、制動部材220がケース202に対し回転不能であることにより、解除突起223の操作押圧面223Aと解除部212Bとは互いに摺接している。この摺接抵抗を低減するために、樹脂材より成る制動部材220の解除突起223に対し、ドライブ装置側の解除部212Bも樹脂材にて構成している。
しかし、上記構成の記録テープカートリッジ200では、以下のような問題点があった。リールハブ210内をリールハブ210の軸線方向に沿って制動部材220を移動させるため、制動部材220の制動ギヤ220Aの外周面とそれに対面するリールハブ210の内周面との間には、隙間を設けている。
この隙間が制動部材220のガタツキとなり、回転シャフト212の解除部212Bによって制動部材220を上方へ移動させた後、制動部材220が下方へ移動するとき、図15に示すように、制動部材220が傾き、リールプレート219の孔部219Aの内縁角部に引っ掛かってしまう場合がある。
このため、特許文献1では、図16に示すように、リールプレート226の孔部219Aの周縁部に樹脂を回り込ませ、リールハブ228の孔部228Aの周縁角を角丸めすることで、図15に示す制動部材220が貫通孔218内を孔軸方向へ移動するときに、貫通孔218の内縁角部に引っ掛からないようにすることができる。
特開昭63−251983号公報 米国特許第6315230号明細書
しかしながら、図17に示すように、リール232を成形する際、金型225の合わせ面であるパーティングラインPLにおいて、金型225の型締め力や成形条件等によって、図16に示すように、バリ234が発生する場合があり、バリ234が発生した場合、リールハブ228の貫通孔228A内を通過する回転シャフト212の解除部212Bの外周面がバリ234によってかじられてしまう。従って、リールハブ228の成形後、貫通孔228Aのバリ取りを行なわなければならず、コストが増大することになってしまう。
本発明は、上記事実を考慮して、制動部材がスムーズに上下移動できる記録テープカートリッジを安価で得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、記録テープを巻き回した単一のリールをケース内に回転可能に収容する記録テープカートリッジにおいて、前記リールが、前記記録テープが巻き回される中空状のリールハブと、前記リールハブの両端部に設けられリールハブに巻き回された記録テープの幅方向端部を保持する環状のフランジと、前記リールハブの一端部へインサート成形された金属プレートと、で構成され、前記リールハブの内側に形成された係合部と、前記リールハブの軸方向へ移動し、前記係合部と係合して前記リールを回転規制し、係合部との係合状態を解除してリールの回転を許容する制動部材と、前記金属プレートに形成された孔部内へ挿通され、ドライブ装置の解除部が当接する操作部が設けられ、前記解除部が当接すると前記操作部が前記孔部の孔軸方向へ移動し、前記制動部材と前記係合部との係合状態を解除させ、解除部と操作部が非当接になると制動部材と係合部とを係合させる解除部材と、を備え、前記孔部との干渉を防止する傾斜部が前記操作部に形成されたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、記録テープが巻き回される中空状のリールハブの両端部には、環状のフランジを設けており、リールハブに巻き回された記録テープの幅方向端部を保持している。また、リールハブの一端部には、金属プレートをインサート成形しており、ドライブ装置側の解除部のマグネットの磁力にて吸着し、解除部に保持された状態でリールが回転可能となる。
また、記録テープカートリッジには、リールの回転を規制する制動部材を設けている。この制動部材をリールハブの軸方向へ移動可能とし、係合部に係合させてリールの回転を規制し、係合部との係合状態を解除させた状態でリールを回転可能としている。
一方、制動部材と係合部との係合状態を解除させる解除部材を設けており、この解除部材にはドライブ装置の解除部が当接する操作部を設けている。操作部を金属プレートに形成された孔部内へ挿通させ、操作部に解除部を当接させて操作部を孔部の孔軸方向へ移動させる。
すなわち、記録テープカートリッジの不使用時に、制動部材をリールハブに形成された係合部に係合させてリールの回転を規制し、ドライブ装置の解除部によって、解除部材を介して制動部材を上方へ移動させて、係合部から係合解除させた状態でリールを回転可能としている。
ここで、操作部には、金属プレートの孔部との干渉を防止する傾斜部を設けている。これにより、操作部が金属プレートの孔部の孔軸方向へ移動するとき、操作部と金属プレートの孔部の周縁部との干渉を防止し、解除部材が傾いたとしても、操作部が該孔部の周縁部に引っ掛からないようにしている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記金属プレートの孔部の周縁部とリールハブとを非接触としたことを特徴としている。金型を構成する固定側金型と可動側金型の合わせ面であるパーティングラインにおいては、金型の型締め力、成形条件等によりバリが発生しやすいが、請求項2に記載の発明では、金属プレートの孔部の周縁部とリールハブとを非接触とすることで、金属プレートの孔部の周縁部には、金型が型閉めされた状態で固定側金型及び可動側金型が当接する(当接面)ことになる。
このため、固定側金型及び可動側金型に加工された凹凸部によって構成される空間(キャビティ)に充填される樹脂が、該当接面によって堰き止められることとなり、金属プレートの孔部の周縁部には、樹脂が回り込むことはない。従って、金属プレートの孔部の周縁部にバリは発生しない。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記孔部の内縁角部が角丸めされたことを特徴としている。請求項3に記載の発明では、制動部材の操作部が金属プレートの孔部の孔軸方向へ移動するとき、制動部材が傾いたとしても、操作部が該孔部の周縁部に引っ掛からないようにしている。
本発明は、上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、操作部に金属プレートの孔部との干渉を防止する傾斜部を設けることで、操作部が金属プレートの孔部の孔軸方向へ移動するとき、操作部と金属プレートの孔部の周縁部との干渉を防止し、解除部材が傾いたとしても、操作部が該孔部の周縁部に引っ掛からないようにしている。
請求項2に記載の発明では、金属プレートの孔部の周縁部とリールハブとを非接触とすることで、金属プレートの孔部の周縁部には、金型が型閉めされた状態で固定側金型及び可動側金型が当接する(当接面)ことになる。このため、固定側金型及び可動側金型に加工された凹凸部によって構成される空間(キャビティ)に充填される樹脂が、該当接面によって堰き止められることとなり、金属プレートの孔部の周縁部には、樹脂が回り込むことはない。従って、金属プレートの孔部の周縁部にバリは発生しない。
請求項3に記載の発明では、制動部材の操作部が金属プレートの孔部の孔軸方向へ移動するとき、制動部材が傾いたとしても、操作部が該孔部の周縁部に引っ掛からないようにしている。
本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジ10について、図1〜図10に基づいて説明する。
図1(A)には記録テープカートリッジ10を斜め上方から見た斜視図が示されており、図1(B)には記録テープカートリッジ10を斜め下方から見た斜視図が示されている。また、図2には、記録テープカートリッジ10の断面図が示されている。なお、図1に示す矢印Aは、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を示しており、説明の便宜上、矢印Aにて示す側を前側とする。
これらの図に示されるように、記録テープカートリッジ10は、ケース12を備えている。ケース12は、上ケース14と下ケース16とを接合して構成されている。具体的には、上ケース14は、平面視略矩形状の天板14Aの外縁に沿って略枠状の周壁14Bが立設されて構成されており、下ケース16は、天板14Aに略対応した形状の底板16Aの外縁に沿って周壁16Bが立設されて構成されている。そして、ケース12は、周壁14Bの開口端と周壁16Bの開口端とを突き当てた状態で、超音波溶着やビス止め等によって上ケース14と下ケース16とが接合されて、略箱状に形成されている。
このケース12には、そのドライブ装置への装填方向先頭側の角隅部において、天板14A、周壁14B、底板16A、周壁16Bがそれぞれ切り欠かれて、該装填方向に対し傾斜した開口18が形成されている。また、底板16Aの略中央部には、該底板16Aを貫通する円形状のギヤ開口20が設けられており、リールギヤ42の露出用とされている。底板16Aにおけるギヤ開口20の縁部には、環状リブ22がケース12の内方へ向けて突設されており、後述するリール28の位置決め用とされている。
さらに、ケース12の底板16Aの外面における前端近傍には、一対の位置決め孔24、26が開口している。一対の位置決め孔24、26は、底板16Aからケース12内方に立設された突部(図示省略)内に袋状に設けられ、上記装填方向に直交する仮想線上で互いに離間して配置されている。そして、開口18に近い側の位置決め孔24は、ドライブ装置の位置決めピンに外接する底面視略正方形状とされ、位置決め孔26は、上記仮想線に沿って長手でかつ幅が位置決めピンの直径に対応する長孔とされている。
これにより、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に装填されて位置決め孔24、26にそれぞれ位置決めピンが挿入されると、該記録テープカートリッジ10がドライブ装置内で水平方向(左右及び前後)に正確に位置決めされるようになっている。
さらに、底板16Aにおける位置決め孔24、26廻りの部分は、他の部分(意匠面)よりも平滑に仕上げられた位置決め面24A、26Aとされている。位置決め面24A、26Aは、位置決め孔24、26に位置決めピンが挿入されたときに該位置決めピン廻りに設けられたドライブ装置の位置決め面に当接するようになっている。これにより、記録テープカートリッジ10のドライブ装置内における鉛直方向の位置決めも為される構成である。
以上説明したケース12内には、図1(B)及び図2に示すように、一つのリール28が回転可能に収容されている。このリール28には、記録テープとしての磁気テープTが巻装されており、磁気テープTの先端には引出部材としてのリーダブロック30が取り付けられている。
リーダブロック30は、記録テープカートリッジ10の不使用時には、ケース12の開口18の内側に収容保持されるようになっている。この状態で、リーダブロック30は、開口18を閉塞し、ケース12内への塵芥等の侵入を阻止している。また、リーダブロック30は、その先端に係合凹部30Aが形成されており、ドライブ装置内で磁気テープTを引き出す際には、係合凹部30Aに係合する引出手段によってケース12から抜き出されてドライブ装置の巻取リールに誘導されるようになっている。さらに、リーダブロック30は、その係合凹部30Aとは反対側の端面が円弧面30Bとされており、上記巻取リールに嵌入されて磁気テープTを巻き取る巻取面の一部を構成するようになっている。
以下、本発明の要部であるリール28及び不使用時にリール28の回転を阻止する制動手段について詳細に説明する。
図3〜図5に示すように、リール28は、その軸心部を構成するリールハブ32を備えている。リールハブ32は、外周面に磁気テープTが巻装される円筒部34と、該円筒部34の下部を閉塞する底部36とを有する略有底円筒状に形成されている。図6にも示されるように、リールハブ32の底部36側端部(下端部)の近傍には、下フランジ38がその径方向外側に同軸的かつ一体に延設されている。
一方、リールハブ32の上端部には、上フランジ40が接合されている(図6〜図8では図示省略)。上フランジ40は、その外径が下フランジ38の外径と同径とされると共に、軸心部に円筒部34の内径に対応する外径の短筒部40Aが設けられており、短筒部40Aが円筒部34の上端近傍に内嵌した状態で超音波溶着によってリールハブ32に同軸的に固着されている。
これにより、リール28は、下フランジ38と上フランジ40との対向面間において、リールハブ32の円筒部34の外周面に磁気テープTが巻き回されるようになっており、円筒部34は上方に開口している。
また、図6〜図8に示すように、リールハブ32の底部36の下面(外面)における外周近傍には、全体としてリール28と同軸的な環状に形成されたリールギヤ42が設けられている。リールギヤ42は、ドライブ装置の回転シャフト100(後述)の先端に設けられた駆動ギヤ108と噛み合い可能とされている。このリールギヤ42は、その歯先が下フランジ38の下面よりも下方へ突出すると共に歯底が下フランジ38の下面よりも上側に位置しており、かつ各歯の径方向外端部分が歯高方向中央部から歯底にかけて下フランジ38に連続するテーパ部43によって連結されている。
一方、図6及び図8に示すように、リールハブ32の底部36の上面(内面)における外周近傍には、全体としてリール28と同軸的な環状に形成された係合部としての係合ギヤ44が設けられている。係合ギヤ44は、底部36の内面より若干隆起した環状の台座部46上に形成されており、後述するブレーキ部材60の制動ギヤ66と噛合可能とされている。
また、係合ギヤ44(台座部46)の径方向外側には、それぞれリール28の軸線方向に沿い円筒部34の内面及び底部36の上面に連続する立リブ48が、周方向に等間隔で複数設けられている。この立リブ48の存在により、係合ギヤ44は、リールギヤ42よりも径方向内側に位置している(小径の円周に沿って設けられており、本実施の形態では一部オーバーラップしている)。なお、立リブ48の機能については、ブレーキ部材60と共に後述する。
さらに、リールハブ32の底部36における軸心部には、該底部36を貫通する貫通孔50が設けられている。また、底部36の上面からは、貫通孔50の縁部に沿って短円筒状のクラッチ用ボス部52が立設されている。このクラッチ用ボス部52については、後述するクラッチ部材84と共に説明する。
以上説明したリール28における上フランジ40を除く部分は、樹脂成形によって一体に形成されている。そして、リールハブ32の底部36の下面におけるリールギヤ42の内側には、磁性材料より成る環状板であるリールプレート54がインサート成形により同軸的かつ一体に設けられている。
リールプレート54の軸心部には孔部54Aが形成されており、図9(B)に示すように、孔部54Aの内径は貫通孔50の内径よりも若干小さくされている。また、リールプレート54の孔部54Aの周縁部とリールハブ32とを非接触させ、孔部54Aの周縁部を露出させている。さらに、該孔部54Aの内縁角部にR部55を設け、内縁角部を角丸めしている。
一方、図4に示すように、リール28は、ケース12に収容されて不使用時には環状リブ22上に載置されるようになっている。具体的には、リール28は、底部36におけるテーパ部43の外側部分(下フランジ38の内縁近傍)が環状リブ22の上端面に当接するようになっており、環状リブ22の上端内縁部がテーパ部43に対応したテーパ面22Aとされることで、径方向の移動が規制されている。
この状態で、リール28は、全体としてケース12内に位置してリールギヤ42、リールプレート54をギヤ開口20から露出させている(図1(B)参照)。すなわち、リールギヤ42は、底板16Aの外面(下面)から突出することなく、ギヤ開口20からケース12外に臨んでいる。また、リールプレート54の孔部54Aを通じて貫通孔50がギヤ開口20に臨んでいる。
これにより、ケース12の外部よりリール28の操作、すなわちチャッキング(保持)及び回転駆動が可能とされている。またこの状態で、リール28の円筒部34の上部には、天板14Aから立設された環状の規制リブ56が入り込んでいる。規制リブ56は、その外周面を上フランジ40の短筒部40Aの内周面に近接させており、ケース12内におけるリール28のガタつきを防止する構成である。
また、記録テープカートリッジ10は、不使用時にリール28の回転を阻止するための制動手段を備えており、この制動手段は「制動部材」としてのブレーキ部材60を備えている。図4及び図5に示すように、ブレーキ部材60は本体部62を有しており、本体部62は、短円筒状に形成された筒部62Aと、該筒部62Aの上端を閉塞する円板部62Bとで、下方に開口した略有底円筒状に形成されている。
筒部62Aは、その外径が係合ギヤ44(台座部46)の内径よりも小さく、かつその内径がクラッチ用ボス部52の外径よりも大きくされている。この有底円筒状の本体部62の存在により、ブレーキ部材60は、従来のように円板状に形成された場合と比較して高剛性とされている。
本体部62(筒部62A)の外周部における軸線方向中間部からは、環状に形成されたリング部64が全周に亘り径方向外側に延設されている。リング部64の下面には、全周に亘り制動ギヤ66が設けられている。
すなわち、制動ギヤ66は、全体として環状に形成されている。この制動ギヤ66は、リール28の係合ギヤ44と噛み合い可能に構成されている。また、制動ギヤ66を構成する各歯は、その内端部が筒部62Aによって連結されており、その自由状態とされた外端部がリング部64の外縁よりも若干径方向内側に位置している。
換言すれば、リング部64が制動ギヤ66よりも径方向外側に張り出している。より具体的には、リング部64の外径は、係合ギヤ44の外径よりも若干大きく、制動ギヤ66の外径は係合ギヤ44の外径よりも若干小さい。さらに、リング部64の上面には、その外縁部に沿って環状の補強リブ68が立設されており、該リング部64(制動ギヤ66)の剛性が確保されている。
また、本体部62の円板部62Bの下面(筒部62A内側)における軸芯部からは、摺接突部70が突設されている。摺接突部70は、その先端部が略球面状に形成されており、後述するクラッチ部材84と略点接触するようになっている。この摺接突部70の先端は、筒部62Aの下端面よりもわずかに上方(筒部62A内側)に位置している。
一方、図6及び図7に示すように、円板部62Bの上面からは、内部に平面視略十字状に形成された挿入溝72Aが形成された十字突起72が立設されている。また、円板部62Bには、これを板厚方向に貫通する貫通孔74が設けられている。貫通孔74は、平面視で十字状に形成された挿入溝72Aにおける軸心部(である交差部)を除く径方向外側部分と連通するように、4分割されてそれぞれ矩形状に形成されている。これにより、各貫通孔74は、それぞれ摺接突部70の径方向外側に隣接して位置し、筒部62A内部に開口している。
また、本体部62の上端外周部には環状のリブ76が立設されており、該リブ76と十字突起72との間の円板部62B上面は、後述する圧縮コイルスプリング82の一端部が当接するばね受け面78とされている。
以上説明したブレーキ部材60は、リールハブ32の円筒部34内に、上下方向(リール28の軸線方向)に移動可能かつ略同軸的に挿設されている。すなわち、ブレーキ部材60は、上下方向に移動することで、その制動ギヤ66をリールハブ32の係合ギヤ44と噛み合い、リール28の回転を規制する位置(回転ロック位置)と、該噛み合いを解除しリール28の回転を許容する位置(回転許容位置)とを取り得るようになっている。なお、筒部62Aは、ブレーキ部材60が回転ロック位置に位置するときに、その下端面が底部36に当接しないように長さが決められている(図4参照)。
そして、このブレーキ部材60の十字突起72の挿入溝72Aには、ケース12の天板14Aから下方へ突設された十字リブ80(図6及び図7参照)が入り込むようになっている。十字リブ80は、2つの薄板片を互いに直交するように交差させた回り止め形状とされ、該十字突起72(挿入溝72Aの溝壁)と係合することでブレーキ部材60のケース12に対する回転を阻止する構成である。
これにより、ブレーキ部材60は、その制動ギヤ66をリールハブ32の係合ギヤ44と噛み合わせた状態では、リール28の回転を阻止するようになっている。なお、十字リブ80は、ブレーキ部材60の上下方向の全移動ストロークに亘り挿入溝72Aに入り込んだ状態が維持されるようになっており、該ブレーキ部材60の移動方向を上下方向にガイドする機能をも果たす構成である。
さらに、十字リブ80は、その下端部におけるブレーキ部材60の各貫通孔74に対応する位置からそれぞれ延設された突片80Aを有している。各突片80Aは、それぞれ貫通孔74の長手寸法に対応して幅(ブレーキ部材60の径方向における長さ)が狭められおり、それぞれ異なる貫通孔74に入り込むことができる構成である。
これらの突片80Aは、ブレーキ部材60が回転ロック位置に位置するときには挿入溝72A内に位置し、ブレーキ部材60が解除位置に位置するときには、それぞれ貫通孔74に入り込んで円板部62Bの下面から突出する(貫通孔74を貫通する)ようになっている(図5参照)。
これにより、十字リブ80は、各突片80Aが延設されることによって、ブレーキ部材60のケース12に対する回転を阻止するのみならず、ブレーキ部材60との係合量(挿入深さ)を大幅に増加し該ブレーキ部材60のケース12に対する傾きを抑制するようになっている。また、この構成の十字リブ80は、ブレーキ部材60の上下方向へのガイド性を向上させる。そして、本実施の形態では、各突片80Aを含む十字リブ80の回転ロック位置に位置するブレーキ部材60との軸線方向における係合量は、ブレーキ部材60の全移動ストロークよりも十分大きく設定されている(図4参照)。
また、ブレーキ部材60は、回転ロック位置に位置するときには、リール28の立リブ48によって径方向の移動が規制され、回転許容位置に位置するときには、リール28と共に回転する立リブ48との干渉の恐れがないように構成されている。このため、立リブ48は、回転ロック位置に位置するブレーキ部材60のリング部64の補強リブ68に近接して位置する(図4参照)ようになっており、かつ回転許容位置に位置するブレーキ部材60の補強リブ68との間隔が所定値以上となるように、その上部が切り欠かれている(図5参照)。これにより、リール28は、ケース12(テーパ面22Aを有する環状リブ22、規制リブ56)に直接的に移動規制されるのみならず、その重心位置近傍においてブレーキ部材60を介してケース12に対する径方向の移動が規制されるようになっており、立型(リール28の軸線を水平方向とする)ドライブ装置にも安定して装填可能とされている。
また、ブレーキ部材60のばね受け面78と天板14Aとの間には、広義には付勢手段として把握される圧縮コイルスプリング82が配設されている。圧縮コイルスプリング82は、その一端部がばね受け面78に当接すると共に他端部が天板14Aに当接しており、この他端部は天板14Aにおける十字リブ80の外側から突設された環状壁部83の内側に位置して径方向に位置ずれしないようになっている。
この圧縮コイルスプリング82の付勢力によって、ブレーキ部材60が下方に付勢されて、通常は制動ギヤ66を係合ギヤ44に噛み合わせてリール28の不用意な回転を確実に防止する(ブレーキ部材60を回転ロック位置に位置させる)構成である。また、この付勢力によって、係合ギヤ44においてブレーキ部材60と噛み合っているリール28も下方に付勢され、環状リブ22に当接されてケース12内でガタつかないようになっている。
また、図4〜図7に示すように、記録テープカートリッジ10は、ブレーキ部材60によるリール28のロック状態を解除するときに外部から操作される「解除部材」としてのクラッチ部材84を備えている。クラッチ部材84は、リール28の底部36とブレーキ部材60との間に配設されている。以下、具体的に説明する。
クラッチ部材84は、略円柱状に形成されたクラッチ本体86を有している。クラッチ本体86は、その外径がリールプレート54の孔部54Aの内径よりも若干小さく、孔部54Aを通過可能とされている。また、クラッチ本体86は、その平坦な軸心部上端面がブレーキ部材60の摺接突部70と常に当接する摺接面86Aとされている。さらに、クラッチ本体86における下方に開口して設けられた肉抜き孔86B廻りの平坦な下端面が操作押圧面86Cとされており、操作押圧面86Cの角部を面取りし、傾斜部87を設けている。
そして、クラッチ部材84は、その操作押圧面86Cが押圧されると、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗して上方へ移動し、ブレーキ部材60を回転許容位置へ移動させる構成とされている。
このクラッチ部材84は、クラッチ本体86の外周面よりも径方向外側に張り出した回転規制リブ88を備えている。回転規制リブ88は、クラッチ本体86の周方向に等間隔で複数(本実施の形態では、3つ)設けられ、各回転規制リブ88は平面視で放射状に配置されている。また、各回転規制リブ88は、クラッチ本体86の摺接面86A周りの上端面と該上端面近傍の外周面とに跨る(それぞれに連続する)ように、摺接面86Aよりも上方に突出している。
各回転規制リブ88は、それぞれクラッチ用ボス部52の内縁部から凹設された回転規制溝90に入り込むようになっている(図8参照)。すなわち、各回転規制溝90は、クラッチ用ボス部52の周方向に等間隔で3つ設けられている。各回転規制溝90は、クラッチ用ボス部52の上端で上方に開口している。これにより、クラッチ部材84は、その回転規制リブ88においてクラッチ用ボス部52の回転規制溝90にガイドされつつ上下方向の移動が可能とされている。
また、各回転規制リブ88は、クラッチ部材84が上方に移動してブレーキ部材60を回転許容位置に位置させるときにも、クラッチ用ボス部52の回転規制溝90に入り込んだ状態を維持するようになっている。これにより、クラッチ部材84は、リール28に対する相対回転不能、すなわち常にリール28と一体に回転する構成とされている。
さらに、各回転規制溝90がクラッチ用ボス部52の下端部において閉塞されていることから、回転規制リブ88と回転規制溝90とによってクラッチ部材84のリールハブ32からの脱落を阻止することもできるが、本実施の形態では、クラッチ部材84は、回転規制リブ88とは別個に、そのリールハブ32からの脱落を阻止し、かつ回転ロック位置に位置するブレーキ部材60に対し摺接面86Aを当接させるための着座リブ92を備えている。
着座リブ92は、クラッチ本体86の周方向に等間隔で複数、本実施の形態では、各回転規制リブ88間の周方向中間部に計3つ設けられている。各着座リブ92は、回転規制リブ88と同様に、クラッチ本体86の摺接面86A周りの上端面と該上端面近傍の外周面とに跨るように、上方及び径方向外方に突出しており、平面視で放射状に配置されている。
各着座リブ92は、それぞれクラッチ用ボス部52の内縁部から凹設されたストッパ溝94に入り込むようになっている。すなわち、各ストッパ溝94は、クラッチ用ボス部52の周方向に等間隔で、各回転規制溝90の周方向中間部に設けられている。各ストッパ溝94は、クラッチ用ボス部52の上端で上方に開口しており、その下端部を閉塞する底部上面がストッパ面94Aとされている。各着座リブ92は、摺接突部70において摺接面86Aに常に当接するブレーキ部材60が回転ロック位置に位置するときに、その下端面がストッパ面94Aに当接(着座)するようになっている。これにより、リール28の回転ロック状態におけるクラッチ部材84の位置決めがされる構成である。
このように、クラッチ部材84は、回転規制リブ88と着座リブ92とが互いに独立して設けられることにより、そのガイド機能及び回転規制機能と、その軸線方向の移動規制機能とを分けた構成とされている。このクラッチ部材84は、クラッチ本体86と回転規制リブ88と着座リブ92とが樹脂成形によって一体に形成されている。
そして、図9(B)に示すように、各回転規制リブ88と各着座リブ92とは、互いの上端面の高さが一致しているが、下端面については回転規制リブ88の方が着座リブ92よりも下に位置するようになっている。また、これに対応して、それぞれクラッチ用ボス部52の上端で開口する回転規制溝90とストッパ溝94とは、該上端が一致するが、ストッパ溝94のストッパ面94Aよりも回転規制溝90の底面の方が下に位置している。換言すれば、回転規制リブ88は着座リブ92よりも上下方向に長く、回転規制溝90はストッパ溝94よりも上下方向に深い。
これは、回転規制リブ88とクラッチ用ボス部52との係合可能量(回転規制溝90への挿入量)を大きくすることで、リール28の回転時に該リール28から受ける応力を緩和すると共に、クラッチ部材84が上下動するときのガイド性を向上し、かつブレーキ部材60を回転許容位置に位置させているときにもクラッチ部材84のガタつきを抑えるためである。
また、図9(A)に示されるように、このガタつきを一層抑制するために、回転規制リブ88と回転規制溝90との間の周方向片側におけるクリアランスC1は、クラッチ部材84が上下する際の摺動抵抗が過大とならない程度に小とされている。さらに、回転規制リブ88は、その厚み(クラッチ部材84周方向における板厚)が強度上問題とならない範囲で薄肉化されており、樹脂成形による寸法精度が高い構成とされている。このため、上記クリアランスC1を一層小さくすることができる構成となっている。本実施の形態では、回転規制リブ88の厚さt1を1.5mm、クリアランスC1を0.05mmとしている。
ところで、着座リブ92は、その厚みが回転規制リブ88の厚みよりも大とされている。これにより、着座リブ92は、ストッパ面94Aに当接しているときにブレーキ部材60を介して作用する圧縮コイルスプリング82の付勢力に対し、十分な剛性が確保される構成である。
一方、底部36における着座リブ92が当接するストッパ面94A形成部位についても、ストッパ溝94が浅いことにより肉厚が大であり、圧縮コイルスプリング82の付勢力に対する十分な剛性が確保されている。
また、着座リブ92は、厚肉であることにより成形時の樹脂流動性が比較的悪いが、上記の通り回転規制リブ88よりも短いことで、該流動性が悪いことの影響を受け難い(他の部分に流動性の影響を及ぼし難い)構成とされている。
さらに、厚肉に形成され回転規制リブ88よりも寸法精度の劣る着座リブ92は、クラッチ部材84のガイド機能、ガタつき抑制機能を要求されないと構成とされ、ストッパ溝94との周方向におけるクリアランスC2が上記クリアランスC1よりも十分大きくされている。
これにより、着座リブ92は、クラッチ部材84が上下する際のクラッチ用ボス部52との摺動抵抗を生じさせないか或いは著しく抑制する構成となっている。本実施の形態では、着座リブ92の厚さt2を2mm、クリアランスC2を0.1mmとしている。
なお、各回転規制リブ88、着座リブ92は、クラッチ部材84が上方へ移動してブレーキ部材60を回転許容位置に位置させているときに、ブレーキ部材60の円板部62Bを貫通するケース12の突片80Aに干渉しないように、その高さ(上端の位置)が決められている(図5参照)。
以上説明したクラッチ部材84は、各回転規制リブ88をそれぞれ異なる回転規制溝90に挿入すると共に、各着座リブ92をそれぞれ異なるストッパ溝94に挿入させた状態で、クラッチ本体86が貫通孔50、孔部54Aの挿通されている。
そして通常は、ブレーキ部材60を介して作用する圧縮コイルスプリング82の付勢力によって各着座リブ92がストッパ面94Aに当接した状態で保持されている。この状態で、各回転規制リブ88の下端面は回転規制溝90の底面から若干離間しており(図9(B)参照)、また、操作押圧面86Cの上下方向の位置は、リールギヤ42の歯先よりもわずかに(本実施の形態では、0.1mm)上方に位置している。この状態では、図4に示すように、クラッチ部材84の上部とクラッチ用ボス部52とは、ブレーキ部材60の筒部62A内に入り込んでいる。この筒部62Aは、クラッチ用ボス部52とで迷路構造を形成しており、貫通孔50を経由したケース12(リールハブ32)内への塵芥の侵入を抑制するようになっている。また、着座リブ92は、その機能上はストッパ溝94に入り込む必要はないが、該ストッパ溝94に入り込むことでリールハブ32内への塵芥の侵入を阻止している。
そして、このクラッチ部材84は、リールギヤ42がドライブ装置の駆動ギヤ108に噛み合う動作に伴って、該ドライブ装置の解除面114Aに押圧されて上方へ移動するようになっている。この機能を説明する前に、ドライブ装置の回転シャフト100について説明する。
図10に分解斜視図で示すように、回転シャフト100は回転軸102を備えており、回転軸102の上端には、その径方向外側に延出したフランジ部102Aが一体に形成されている。また、回転軸102の軸心部には、上方に開口したねじ孔102Bが設けられており、この回転軸102の上端には、円板状の回転テーブル104が固定されるようになっている。
回転テーブル104の上面からは、その外周部に沿って環状凸部106が突設されており、環状凸部106の上面には記録テープカートリッジ10のリールギヤ42と噛み合い可能な駆動ギヤ108が形成されている。また、図4及び図5に断面図で示すように、回転テーブル104の軸心部は、上面側が若干隆起したマグネット受け部104Aとされると共に、下面側がフランジ部102Aに対応して凹んだ嵌合凹部104Bとされており、孔部104Cが貫通している。
この回転テーブル104における環状凸部106(駆動ギヤ108)の径方向内側には、略円板状に形成されたマグネット110が同軸的に配設されるようになっている。マグネット110の軸心部には、貫通孔110Aが設けられている。貫通孔110Aは、軸線方向の略中央部に上側を向く段部110Bが形成されており、段部110Bよりも上側が大径、段部110Bよりも下側が小径とされている。
図4及び図10に示すように、回転シャフト100は、回転軸102のフランジ部102Aを回転テーブル104の嵌合凹部104Bに嵌合させると共に、マグネット110をマグネット受け部104A上に載置した状態で、押えボルト112をねじ孔102Bにねじ込んで該押えボルト112の頭部114を段部110Bに係合させることで構成されている。すなわち、回転テーブル104とマグネット110とは、回転軸102と頭部114との間に挟み込まれて回転軸102に固定される。これにより、回転シャフト100は、全体として一体に回転する構成である。
押えボルト112は、金属製の六角孔付ボルトとされて本発明における「解除部」を構成しており、その頭部114の平坦とされた上端面(六角孔廻り)がクラッチ部材84の操作押圧面86Cに当接する解除面114Aとされている。解除面114Aは、マグネット110の上面と同等以上の平坦度に仕上げられている。これにより、解除面114Aにおいて当接するクラッチ部材84の姿勢が安定し、該解除面114Aのうねりによるクラッチ部材84のリール軸線方向に対する傾斜を抑制することが可能である。
そして、記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置に装填されると、図5に示すように、下方へ移動して回転シャフト100に相対的に近接するようになっている。これにより、ギヤ開口20から露出しているリールギヤ42に回転シャフト100の駆動ギヤ108が噛み合うと共に、リールプレート54が回転シャフト100のマグネット110に若干離間した状態で吸着されてリール28が回転シャフト100に保持される構成である。
この噛み合い動作に伴って回転シャフト100がケース12に対し上方向に相対移動することで、クラッチ部材84は、その操作押圧面86Cが押えボルト112の解除面114A(回転シャフト100におけるリールギヤ42よりも径方向内側に侵入する部分)によって押圧されて上方へ移動し、ブレーキ部材60を回転許容位置へ移動するようになっている。
これにより、リール28は、そのリールギヤ42に駆動ギヤ108を噛み合わせる動作に伴って、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗してケース12内で浮上する(下フランジ38を環状リブ22から離間させる)と共に、ブレーキ部材60による回転阻止状態が解除されてケース12内で回転可能となるように構成されている。
また、クラッチ部材84は、リールギヤ42が駆動ギヤ108と噛み合っている状態では、その操作押圧面86Cにおける解除面114Aとの当接状態が維持されて、ブレーキ部材60を回転許容位置に保持する構成である。そして、リール28の回転時には、該リール28と一体に回転するクラッチ部材84と該リール28を駆動する回転シャフト100との間には相対回転がなく、操作押圧面86Cと解除面114Aとは摺接することがない構成であり、クラッチ部材84の摺接面86Aと、ケース12に対し回転不能なブレーキ部材60の摺接突部70とが互いに摺接するようになっている。
なお、以上説明したクラッチ部材84において、回転シャフト100に操作可能に露出された操作押圧面86Cを有するクラッチ部材84の下側部分が本発明における「操作部」に相当する。
本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジの作用について説明する。
上記構成の記録テープカートリッジ10では、不使用時には、図6に示すように、圧縮コイルスプリング82の付勢力によって、ブレーキ部材60を回転ロック位置に配置し、制動ギヤ66を係合ギヤ44に噛み合わせ、ケース12に対するリール28の回転を規制している。
一方、磁気テープTを使用する際には、図1(A)に示すように、記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿ってドライブ装置のバケット(図示省略)へ装填する。そして、記録テープカートリッジ10がバケットに所定深さまで装填されると、該バケットは下降し、図5に示すように、ドライブ装置の回転シャフト100がケース12のギヤ開口20に向って相対的に接近(上方へ移動)してリール28を保持する。具体的には、回転シャフト100は、マグネット110によって非接触でリールプレート54を吸着保持しつつ、その駆動ギヤ108をリールギヤ42と噛合わせる。
このリールギヤ42と駆動ギヤ108との噛合い、すなわちケース12に対する回転シャフト100の軸方向近接側の相対移動に伴って、回転シャフト100の解除面114A(押えボルト112)がクラッチ部材84のクラッチ本体86の操作押圧面86Cに当接してこれを押圧する。この押圧力によって、クラッチ部材84は、その回転規制リブ88が回転規制溝90にガイドされつつ、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗してリール28の軸線方向上側に移動する。
これにより、摺接突部70においてクラッチ部材84に当接しているブレーキ部材60も上方に移動し、該ブレーキ部材60の制動ギヤ66と係合ギヤ44との噛み合いが解除される。すなわち、ブレーキ部材60は、リール28に対する相対的な回転許容位置に達する。
回転シャフト100がさらに上方へ相対移動すると、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗して、リール28がクラッチ部材84、ブレーキ部材60と共に(相対位置を変化させないまま)上方に持ち上げられ、ブレーキ部材60が絶対的な(ケース12に対する)回転許容位置へ達すると共に、下フランジ38が環状リブ22(テーパ面22A)から離間する。以上により、リール28は、ケース12内で浮上し該ケース12内面と非接触状態で回転可能となる。
また、上記バケットすなわち記録テープカートリッジ10のドライブ装置内での下降によって、ケース12の各位置決め孔24、26にそれぞれドライブ装置の位置決めピンが入り込むと共に、ケース12の各位置決め面24A、26Aにドライブ装置の位置決め面が当接する。これにより、記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置に対し、水平方向及び鉛直方向に位置決めされる。
すると、ドライブ装置の引出手段が、その引出ピン(図示省略)をリーダブロック30の係合凹部30Aに係合させつつ、該リーダブロック30をケース12から抜き出してドライブ装置の巻取リールに誘導する。さらに、リーダブロック30は、巻取リールに嵌入されて円弧面30Bが磁気テープTを巻き取る巻取面の一部を構成する。
この状態で、リーダブロック30が巻取リールと一体に回転すると、磁気テープTが巻取リールのリールハブに巻き取られつつ開口18を通じてケース12から引き出される。このとき、記録テープカートリッジ10のリール28は、リールギヤ42に噛み合う駆動ギヤ108によって伝達される回転シャフト100の回転力によって、巻取リールと同期して回転する。
そして、ドライブ装置の所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッドによって、磁気テープTへの情報の記録、または磁気テープTに記録された情報の再生が為される。このとき、ケース12に対し回転不能であるブレーキ部材60の摺接突部70は、リール28と共にケース12に対し回転するクラッチ部材84の摺接面86Aと摺接している。
一方、磁気テープTがリール28に巻き戻されてリーダブロック30がケース12の開口18近傍に保持されると、記録テープカートリッジ10が装填されたバケットを上昇させる。すると、リールギヤ42と駆動ギヤ108との噛合が解除されると共に解除面114Aとクラッチ部材84の操作押圧面86Cとの当接が解除され、該クラッチ部材84が圧縮コイルスプリング82の付勢力によってブレーキ部材60と共に(当接状態を維持しつつ)下方へ移動する。
これにより、クラッチ部材84の各着座リブ92がストッパ面94Aに当接すると共に、ブレーキ部材60の制動ギヤ66が係合ギヤ44と噛み合う。すなわち、ブレーキ部材60がケース12に対するリール28の回転を阻止する回転ロック位置へ復帰する。また、ブレーキ部材60とクラッチ部材84とが圧縮コイルスプリング82の付勢力によって移動する動作に伴って、リール28も下方へ移動してその下フランジ38を環状リブ22に当接させつつリールギヤ42をギヤ開口20から露出させる初期状態に復帰する。この状態で、記録テープカートリッジ10は、バケットから排出される。
ここで、図4及び図5に示すように、クラッチ部材84のクラッチ本体86は、リールプレート54の孔部54A内を孔軸方向(リール28の軸線方向)に移動する。このため、図9(B)に示すように、リールプレート54の孔部54Aの内縁角部にR部55を形成し、該内縁角部を角丸めすることで、クラッチ部材84が傾いたとしても、クラッチ本体86がリールプレート54の孔部54Aの周縁部に引っ掛からないようにしている。
また、クラッチ部材84のクラッチ本体86では、操作押圧面86Cの角部を面取りし、傾斜部87を設けており、図5に示すように、クラッチ本体86がリールプレート54の孔部54Aの孔軸方向へ移動するとき、クラッチ部材84が傾いたとしても、操作押圧面86Cが孔部54Aの周縁部に引っ掛からないようにしている。
ところで、図11に示すように、金型116を構成する固定側金型118と可動側金型120の合わせ面であるパーティングラインPLにおいては、金型116の型締め力、成形条件等により、バリが発生しやすいが、図12に示すように、リールプレート54の孔部54Aの周縁部とリールハブ32の底部36とを接触させないようにする。すなわち、リールプレート54の孔部54Aの周縁部には、図11に示すように、金型116が型閉めされた状態で固定側金型118及び可動側金型120を当接させ、孔部54Aの周縁部に樹脂を回さないようにする。
これにより、固定側金型118及び可動側金型120に加工された凹凸部によって構成される空間(キャビティ)124に充填される樹脂が、リールプレート54の孔部54Aの周縁部と固定側金型118及び可動側金型120とが当接する当接面122によって堰き止められることとなり、リールプレート54の孔部54Aの周縁部には、樹脂が回り込むことはない。従って、リールプレート54の孔部54Aの周縁部にバリは発生しない。
なお、上記の実施の形態では、図4及び図5に示すように、クラッチ部材84を備え、クラッチ部材84を介してブレーキ部材60をリール28の軸方向に移動させるようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図13に示すように、ブレーキ部材126の軸心部に操作部128を突設させ、この操作部128の操作押圧面128Aに回転シャフト130の頭部132の解除面132Aを直接当接させても良い。この場合、操作押圧面128Aの角部を面取りし、ブレーキ部材126の操作部128に傾斜部134を設ける。
また、図4及び図5に示すように、クラッチ部材84が操作部としての操作押圧面86Cをリールハブ32の軸心部に配置した好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、クラッチ部材84は、1つまたは複数の操作部をリールハブ32の軸心部以外の部位からギヤ開口20に臨ませて外部から操作可能としても良い。この場合、複数の操作部に対応してリールプレートの孔部を形成するが、この孔部の内縁角部にR部55を形成し、該内縁角部を角丸めする。
また、上記の実施の形態では、クラッチ部材84における操作部であるクラッチ本体86の下部と、回転規制リブ88とを別個に構成したが、本発明はこれに限定されず、クラッチ本体86と回転規制リブ88とを一体に形成しても良い。
さらに、本発明は、クラッチ部材86として、着座リブ92をクラッチ本体86から径方向外側に張り出させる好ましい構成に限定されることはない。したがって、例えば、クラッチ部材84を、平面視略三角形状に形成すると共に、クラッチ本体86と回転規制リブ88とを一体化し、各頂部裏面から垂下する3つの脚部を底部36及びリールプレート54に形成させた孔部内に配置し、その平面視略三角形状の本体部自体をストッパ面94Aに当接させても良い。
また、上記の実施の形態では、回転規制リブ88と着座リブ92とが別個に設けられた好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、回転規制リブ88がクラッチ部材84の位置決め機能をも果たすように構成されても良い。したがって、本発明は、回転規制リブ88の厚みや長さ、着座リブ92の厚みや長さによって限定されることはない。さらに、本発明は、回転規制リブ88、回転規制溝90、着座リブ92の数に限定されないことは言うまでもない。また、着座リブ92がストッパ溝94に入り込む構成に限定されないことは言うまでもない。
また、本発明は、クラッチ部材84が回転シャフト100を構成する頭部114の解除面114Aによって押圧される構成に限定されず、例えば、クラッチ部材84がマグネット110等によって押圧されても良い。
さらにまた、上記の実施の形態では、クラッチ部材84が全体として係合ギヤ44よりも径方向内側に配置される好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、係合ギヤ44を周方向の一部で切り欠いて該切欠き部分にクラッチ部材84の一部が配置される構成としても良い。したがって、本発明は、ブレーキ部材60が筒部62A(本体部62)を有する好ましい構成には限定されず、例えば、円板状部材に制動ギヤ66、十字突起72、摺接突部70を設けてブレーキ部材を構成しても良い。
さらに、上記の実施の形態では、記録テープカートリッジ10がリーダブロック30を有する構成を例示したが、本発明は、ケース12の形状、磁気テープTの引出構造(リーダ部材の構成)、開口18の開閉構造等によって限定されることはない。したがって、例えば、記録テープカートリッジ10は、磁気テープTの先端にリーダ部材として小円柱状のリーダピンが取り付けられた構成としても良く、開口18を開閉する遮蔽部材(所定の直線または円弧に沿って移動するスライドドア等)を有する構成としても良い。
また、上記実施の形態では、係合部をリールギヤ42としたが、ブレーキ部材60と係合することでリール28の回転を規制することができれば良いため、これに限るものでない。この場合、係合部の形状に伴って、ブレーキ部材の形状も変わるのは勿論のことである。
さらにまた、上記の実施の形態では、記録テープとして磁気テープTを用いた構成としたが、本発明はこれに限定されず、記録テープは情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるものであれば足り、本発明に係る記録テープカートリッジが如何なる記録再生方式の記録テープにも適用可能であることは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジの外観を示す図であって、(A)は上方から見た斜視図、(B)は下方から見た斜視図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジにおけるリールの回転規制時の断面図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジにおけるリールの回転許容時の断面図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジにおけるリールの回転規制時の要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジにおけるリールの回転許容時の要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成する制動部材及びドライブ装置の回転シャフトを示す上方から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成する制動部材を示す下方から見た分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成するリールのカット図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成するクラッチ部材のリールへの組付状態を詳細に示す図であって、(A)は平面図、(B)は断面図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジが装填されるドライブ装置の回転シャフトの分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成するリールハブの金型を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジを構成するリールハブを示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る記録テープカートリッジの変形例を示す断面図である。 従来の記録テープカートリッジを示す断面図である(特許文献1)。 従来の記録テープカートリッジを示す断面図である(特許文献1)。 従来の記録テープカートリッジを示す断面図である(特許文献2)。 従来の記録テープカートリッジを構成するリールハブの金型を示す説明図である(特許文献2)。
符号の説明
10 記録テープカートリッジ
28 リール
32 リールハブ(リール)
38 下フランジ(リール)
40 上フランジ(リール)
42 リールギヤ(係合部)
54 リールプレート(金属プレート、リール)
54A 孔部
55 R部
60 ブレーキ部材(制動部材)
84 クラッチ部材(解除部材)
86 クラッチ本体(操作部)
86C 操作押圧面(操作部)
87 傾斜部
126 ブレーキ部材(制動部材)
128 操作部(操作部)
128A 操作押圧面(操作部)
134 傾斜部

Claims (3)

  1. 記録テープを巻き回した単一のリールをケース内に回転可能に収容する記録テープカートリッジにおいて、
    前記リールが、前記記録テープが巻き回される中空状のリールハブと、前記リールハブの両端部に設けられリールハブに巻き回された記録テープの幅方向端部を保持する環状のフランジと、前記リールハブの一端部へインサート成形された金属プレートと、で構成され、
    前記リールハブの内側に形成された係合部と、
    前記リールハブの軸方向へ移動し、前記係合部と係合して前記リールを回転規制し、係合部との係合状態を解除してリールの回転を許容する制動部材と、
    前記金属プレートに形成された孔部内へ挿通され、ドライブ装置の解除部が当接する操作部が設けられ、前記解除部が当接すると前記操作部が前記孔部の孔軸方向へ移動し、前記制動部材と前記係合部との係合状態を解除させ、解除部と操作部が非当接になると制動部材と係合部とを係合させる解除部材と、
    を備え、
    前記孔部との干渉を防止する傾斜部が前記操作部に形成されたことを特徴とする記録テープカートリッジ。
  2. 前記金属プレートの孔部の周縁部とリールハブとを非接触としたことを特徴とする請求項1に記載の記録テープカートリッジ。
  3. 前記孔部の内縁角部が角丸めされたことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録テープカートリッジ。
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