JP4133590B2 - ドライブ装置 - Google Patents

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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/041Details
    • G11B23/044Reels or cores; positioning of the reels in the cassette

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にコンピューター等の記録再生媒体として使用される磁気テープ等の記録テープが巻装された単一のリールをケース内に収容してなる記録テープカートリッジが装填され、その記録テープへの情報の記録・再生が可能なドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コンピューター等のデータ記録再生媒体として使用されている磁気テープを単一のリールに巻装し、そのリールを合成樹脂製のケース内に収容してなる記録テープカートリッジ(磁気テープカートリッジ)が知られている。このような記録テープカートリッジは、不使用時において、リールがケース内で回転しないように、ブレーキ手段を備えている。
【0003】
すなわち、図10で示すように、記録テープカートリッジ150には単一のリール160が収容されている。リール160は、有底円筒状に形成され、外周部に磁気テープTが巻装されるリールハブ162を備えており、リールハブ162の底部168の下面(外側)には、ドライブ装置の回転シャフト200に形成された駆動ギア202と噛合可能なリールギア170が環状に形成されている。一方、底部168の上面(内側)には、係合ギア176が環状に形成されており、底部168の軸心部には貫通孔168Aが設けられている。また、底部168の下面におけるリールギア170の径方向内側には、磁性材より成り、軸心部に貫通孔168Aに略対応した透孔172Aを有する環状のリールプレート172が固着されている。
【0004】
そして、リールハブ162内には、係合ギア176と噛合可能な環状の制動ギア186が下面に設けられた円板状の制動部材180が挿設されている。この制動部材180は樹脂材で成形され、その上面から立設された係合突起184内に、上ケース152の内面から下方へ向かって突設された回転規制リブ194が挿入されて、ケースに対し、回転不能で、かつ上下方向に移動可能とされている。更に、制動部材180の下面軸心部に突設された解除突起188は、リールハブ162の貫通孔168A内に入り込んで、下ケース154の中央部に設けられたギア開口156に臨んでいる。
【0005】
また、上ケース152と制動部材180との間には圧縮コイルスプリング190が配設されており、圧縮コイルスプリング190の一端が上ケース152に突設された環状突起192の内側に、他端が制動部材180の上面に設けられた環状溝182内にそれぞれ当接している。これにより、通常は、制動部材180が圧縮コイルスプリング190の付勢力によって下方に付勢されて、制動ギア186が係合ギア176と噛合するようになっている。したがって、記録テープカートリッジ150は、不使用時(ドライブ装置に装填されないとき)において、リール160のケースに対する回転が阻止された回転ロック状態とされている。なお、リール160は、この付勢力によって下ケース154側に押し付けられつつ、リールギア170をギア開口156から露出させている。
【0006】
一方、ドライブ装置側の回転シャフト200の軸心部には、解除突起188と係合する解除球体204が設けられている。この解除球体204は金属で成形され、樹脂材で成形されたホルダー208の上部に形成された凹部208A内に回転自在に設けられている。なお、凹部208A内における底面は上方に向かって盛り上がっており、解除球体204を所定高さ突出させるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
したがって、記録テープカートリッジ150をドライブ装置に装填すると、駆動ギア202がリールギア170と噛合する動作に伴って、回転シャフト200の軸心部に設けられた解除球体204が、制動部材180の解除突起188に形成された凹部188Aに当接して、これを押圧する。これにより、制動部材180が圧縮コイルスプリング190の付勢力に抗して上方に押し上げられて、制動ギア186と係合ギア176との噛合が解除される。
【0008】
そして、駆動ギア202とリールギア170とが完全に噛合した状態で、リールプレート172が、駆動ギア202と解除球体204との間に設けられた環状のマグネット206の磁力によって吸着されることにより、リール160は、噛合が維持されつつケース内で回転可能となる。つまり、回転シャフト200が、その軸心廻りに回転すると、リール160がこれと一体に回転する。
【0009】
【特許文献1】
米国特許第6452747号明細書
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このとき、制動部材180がケースに対して回転不能であることから、リール160の回転に伴って解除突起188の凹部188Aと解除球体204とホルダー208の凹部208A(特に底面)は互いに摺接する。このため、リール160の回転速度を高速化したり、連続回転時間を長くしたりすると、凹部188A及び凹部208A(特に底面)が摩耗して、凹部188Aと解除球体204と凹部208Aの高さが変動してしまうおそれがあった。また、ホルダー208を回転シャフト200に取り付ける組立時においても、成形上の誤差等により、ホルダー208の高さ(解除球体204の突出高さ)が変動してしまうおそれがあった(製品にばらつきが生じてしまうおそれがあった)。
【0011】
このような高さ変動が生じると、リール160が回転不能となってしまう。すなわち、凹部188A及び凹部208Aが摩耗して、解除ストロークが減少すると(解除球体204の凹部208Aからの突出高さが低くなったりすると)、制動部材180を解除位置まで充分に押し上げることができなくなるため、リール160が回転不能となり、ホルダー208の高さ(解除球体204の突出高さ)が高くなると、リールギア170と駆動ギア202との噛合が充分にできなくなるため、リール160が回転不能となる。
【0012】
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、記録テープカートリッジの不使用時においてリールの回転を阻止(ロック)している制動部材を、その回転ロック位置から回転許容位置へ移動させる回転シャフトにおける解除部、即ち解除用操作部材の突出高さを精度よく構成できるドライブ装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のドライブ装置は、ケース内に収容され、記録テープを巻装したリールハブの底部に係合部が設けられたリールと、前記ケース内に回転不能に設けられ、前記リールハブの底部に対し接離して、前記係合部に係合する回転ロック位置と、該係合部との係合状態を解除する回転許容位置とを取り得る制動部材と、前記リールに形成され、前記ケースに穿設されたギア開口から露出されるリールギアと、を備えた記録テープカートリッジが装填され、前記記録テープへの情報の記録や前記記録テープに記録された情報の再生が可能なドライブ装置であって、前記リールギアに噛合して前記リールを回転させる駆動ギアを備えた回転シャフトに、前記制動部材を前記回転許容位置まで押し上げる操作部材を設けるとともに、該操作部材の突出高さを調節可能に構成したことを特徴としている。
【0014】
請求項1の発明では、記録テープカートリッジ内の制動部材を回転許容位置まで押し上げるドライブ装置側の操作部材の突出高さを調節可能に構成したため、ドライブ装置と記録テープカートリッジ(制動部材)との間に成形上や組み立てる上で寸法誤差等があっても、操作部材は、精度よく、その制動部材を回転許容位置まで押し上げることができる。したがって、記録テープカートリッジをドライブ装置に装填した際に、そのリールが回転不能となるような不具合は一切起きない。
【0015】
また、請求項2に記載のドライブ装置は、請求項1に記載のドライブ装置において、前記リールハブの底部に立設されたガイド壁部内に前記リールと一体回転するように配置され、該リールを回転させる際に前記制動部材と当接しつつ該制動部材を前記回転許容位置に保持する解除部材に、前記操作部材を当接させることを特徴としている。
【0016】
請求項2の発明では、制動部材に当接する解除部材がリールと一体に回転し、その解除部材に操作部材が当接するので、操作部材と解除部材との間には、相対回転が生じない。つまり、操作部材は、リールギアと噛合する駆動ギアが備えられた回転シャフトに設けられているので、リールと一体に回転し、よって、解除部材とも一体に回転する。このため、両者が摩耗するような不具合が生じない。したがって、解除部材に対する操作部材の押し上げストロークが常時一定となり、リールに対する制動部材の回転許容位置への移動が常時好適になる。
【0017】
また、請求項3に記載のドライブ装置は、請求項2に記載のドライブ装置において、前記操作部材の前記解除部材との当接面を平坦面にしたことを特徴としている。
【0018】
請求項3の発明では、操作部材の解除部材との当接面が平坦面であるため、操作部材は解除部材を安定して押し上げることができる。
【0019】
更に、請求項4に記載のドライブ装置は、請求項1乃至3の何れかに記載のドライブ装置において、前記操作部材を高さ調節後に固定する固定手段を備えたことを特徴としている。
【0020】
請求項4の発明では、操作部材は、高さ調節後に固定手段により固定される。したがって、その調節された高さ位置が変動するような不具合は発生しない。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るドライブ装置を図面に基づいて説明するが、まず、最初に、そのドライブ装置へ装填可能な記録テープカートリッジ(磁気テープカートリッジ)10について説明する。なお、説明の便宜上、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を矢印Aで示し、それを記録テープカートリッジ10の前方向(前側)とする。
【0022】
図1乃至図3で示すように、記録テープカートリッジ10は、ケース12を備えている。ケース12は、上ケース14と下ケース16とを接合して構成されている。具体的には、上ケース14は、平面視略矩形状の天板14Aの外縁に沿って略枠状の周壁14Bが立設されて構成されており、下ケース16は、天板14Aに略対応した形状の底板16Aの外縁に沿って周壁16Bが立設されて構成されている。そして、ケース12は、周壁14Bの開口端と周壁16Bの開口端とを突き当てた状態で、超音波溶着やビス止め等によって上ケース14と下ケース16とが接合されて、略箱状に形成されている。
【0023】
このケース12には、ドライブ装置への装填方向先頭側の隅角部において、天板14A、周壁14B、底板16A、周壁16Bがそれぞれ切り欠かれて、その装填方向に対して傾斜した開口18が形成されている。また、底板16Aの略中央部には、底板16Aを貫通する円形状のギア開口20が設けられており、後述するリールギア42の露出用とされている。底板16Aにおけるギア開口20の縁部には、環状リブ22がケース12の内方へ向けて突設されており、後述するリール28の位置決め用及び防塵用とされている。
【0024】
また、ケース12の底板16Aの外面における前端近傍には、一対の位置決め穴24、26が開口している。一対の位置決め穴24、26は、底板16Aからケース12内方に立設された突部(図示省略)内に袋状に設けられ、上記装填方向に直交する仮想線上で互いに離間して配置されている。そして、開口18に近い側の位置決め穴24は、ドライブ装置の位置決めピンに外接する底面視略正方形状とされ、位置決め穴26は、上記仮想線に沿って長手で、かつ幅が位置決めピンの直径に対応する長穴とされている。したがって、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に装填されて位置決め穴24、26にそれぞれ位置決めピンが挿入されると、ドライブ装置内で水平方向(左右及び前後)に正確に位置決めされる構成である。
【0025】
更に、底板16Aにおける位置決め穴24、26廻りは、他の部分(意匠面)よりも平滑に仕上げられた位置決め面24A、26Aとされている。位置決め面24A、26Aは、位置決め穴24、26に位置決めピンが挿入されたときに、位置決めピン廻りに設けられたドライブ装置の位置決め面に当接するようになっている。これにより、記録テープカートリッジ10のドライブ装置内における鉛直方向の位置決めがなされる構成である。
【0026】
以上、説明したケース12内には、図2で示すように、後述するリール28が1つだけ回転可能に収容される。このリール28には、記録テープとしての磁気テープTが巻装されており、磁気テープTの先端には引出部材としてのリーダーブロック30が取り付けられている。リーダーブロック30は、記録テープカートリッジ10の不使用時には、ケース12の開口18の内側に収容保持されている。そして、この状態で、リーダーブロック30は、開口18を閉塞し、ケース12内への塵埃等の侵入を阻止している。
【0027】
また、リーダーブロック30は、その先端に係合凹部30Aが形成されており、ドライブ装置内で磁気テープTを引き出す際には、係合凹部30Aに係合する引出手段によってケース12から抜き出されてドライブ装置の巻取リール(図示省略)に誘導されるようになっている。更に、リーダーブロック30は、その係合凹部30Aとは反対側の端面が円弧面30Bとされており、上記巻取リールに嵌入されて磁気テープTを巻き取る巻取面の一部を構成するようになっている。
【0028】
次に、リール28及び不使用時にリール28の回転を阻止する制動手段について詳細に説明する。図4、図5でも示すように、リール28は、その軸心部を構成するリールハブ32を備えている。リールハブ32は、外周面に磁気テープTが巻装される円筒部34と、円筒部34の下部を閉塞する底部36とを有する略有底円筒状に形成されている。そして、リールハブ32の底部36側端部(下端部)の近傍には、下フランジ38がその径方向外側に同軸的かつ一体に延設されている。
【0029】
一方、リールハブ32の上端部には、上フランジ40が接合されている(図4、図5では省略)。上フランジ40は、その外径が下フランジ38の外径と同径とされるとともに、軸心部に円筒部34の内径に対応する外径の短筒部40Aが設けられており、短筒部40Aが円筒部34の上端近傍に内嵌した状態で超音波溶着によってリールハブ32に同軸的に固着されている。これにより、リール28は、下フランジ38と上フランジ40との対向面間において、リールハブ32の円筒部34の外周面に磁気テープTが巻回されるようになっており、円筒部34は上方に開口している。
【0030】
また、リールハブ32の底部36の下面(外面)における外周近傍には、全体としてリール28と同軸的な環状に形成されたリールギア42が設けられている。リールギア42は、ドライブ装置の回転シャフト100(後述)の先端に設けられた駆動ギア108と噛合可能とされている。このリールギア42は、その歯先が下フランジ38の下面よりも下方へ突出するとともに、歯底が下フランジ38の下面よりも上側に位置しており、かつ各歯の径方向外端部分が歯高方向中央部から歯底にかけて下フランジ38に連続するテーパー部43によって連結されている。
【0031】
一方、リールハブ32の底部36の上面(内面)における外周近傍には、全体としてリール28と同軸的な環状に形成された係合部としての係合ギア44が設けられている。係合ギア44は、底部36の内面より若干隆起した環状の台座部46上に形成されており、後述するブレーキ部材60の制動ギア66と噛合可能とされている。
【0032】
また、係合ギア44(台座部46)の径方向外側には、それぞれリール28の軸線方向に沿って、円筒部34の内面及び底部36の上面に連続する立リブ48が、周方向に等間隔で複数設けられている。この立リブ48の存在により、係合ギア44は、リールギア42よりも径方向内側に位置している(小径の円周に沿って設けられており、本実施の形態では一部オーバーラップしている)。なお、立リブ48については、ブレーキ部材60と共に後述する。
【0033】
更に、リールハブ32の底部36における軸心部には、その底部36を貫通する貫通孔50が設けられている。また、底部36の上面からは、貫通孔50の縁部に沿ってガイド壁部としての短円筒状のクラッチ用ボス部52が立設されている。このクラッチ用ボス部52については、後述するクラッチ部材84と共に説明する。
【0034】
以上、説明したリール28における上フランジ40を除く部分は、樹脂製によって一体に形成されている。そして、リールハブ32の底部36の下面におけるリールギア42の内側には、磁性材料で構成された環状板であるリールプレート54がインサート成形により同軸的かつ一体的に設けられている。リールプレート54の軸心部は透孔54Aとされており、透孔54Aの内径は貫通孔50の内径よりもわずかに小とされている。
【0035】
また、リール28はケース12に収容されて、不使用時には環状リブ22上に載置されるようになっている。具体的には、リール28は、底部36におけるテーパー部43の外側部分(下フランジ38の内縁近傍)が環状リブ22の上端面に当接するようになっており、環状リブ22の上端内縁部がテーパー部43に対応したテーパー面22Aとされることで、径方向の移動が規制されている。そして、そこからの塵埃等の侵入を抑止する構成になっている。
【0036】
この状態で、リール28は、全体としてケース12内に位置してリールギア42、リールプレート54をギア開口20から露出させている(図1(B)参照)。すなわち、リールギア42は、底板16Aの外面(下面)から突出することなく、ギア開口20からケース12外に臨んでいる。また、リールプレート54の透孔54Aを通じて貫通孔50がギア開口20に臨んでいる。
【0037】
これにより、ケース12の外部よりリール28の操作、即ちチャッキング(保持)及び回転駆動が可能とされている。また、この状態で、リール28の円筒部34の上部には、天板14Aから立設された環状の規制リブ56が入り込んでいる。規制リブ56は、その外周面を上フランジ40の短筒部40Aの内周面に近接させており、ケース12内におけるリール28のガタつきを防止する構成である。
【0038】
また、記録テープカートリッジ10は、不使用時にリール28の回転を阻止するための制動手段を備えており、この制動手段は、制動部材としてのブレーキ部材60を備えている。ブレーキ部材60は基部62を有しており、基部62は、筒状壁部としての短円筒状に形成された筒部62Aと、筒部62Aの上端を閉塞する円板部62Bとで、下方に開口した略有底円筒状に形成されている。筒部62Aは、その外径が係合ギア44(台座部46)の内径よりも小で、かつその内径がクラッチ用ボス部52の外径よりも大とされている。
【0039】
基部62(筒部62A)の外周部における軸線方向中間部からは、環状に形成されたリング部64が全周に亘り径方向外側に延設されている。リング部64の下面には、全周に亘り制動ギア66が設けられている。すなわち、制動ギア66は、全体として環状に形成されている。この制動ギア66は、リール28の係合ギア44と噛合可能に構成されている。
【0040】
また、制動ギア66を構成する各歯は、その内端部が筒部62Aによって連結されており、その自由状態とされた外端部がリング部64の外縁よりも若干径方向内側に位置している。換言すれば、リング部64が制動ギア66よりも径方向外側に張出している。より具体的には、リング部64の外径は、係合ギア44の外径よりも若干大であり、制動ギア66の外径は係合ギア44の外径よりも若干小である。更に、リング部64の上面には、その外縁部に沿って環状の補強リブ68が立設されており、リング部64(制動ギア66)の剛性が確保されている。
【0041】
また、基部62の円板部62Bの下面(筒部62A内側)における軸芯部からは、摺接突部70が突設されている。摺接突部70は、その先端部が略球面状に形成されており、後述するクラッチ部材84と略点接触するようになっている。摺接突部70の先端は、筒部62Aの下端面よりも僅かに上方(筒部62A内側)に位置している。一方、円板部62Bの上面からは、内部に平面視略十字状に形成された挿入溝72Aが形成された十字突起72が立設されている。また、円板部62Bには、これを板厚方向に貫通する貫通孔74が設けられている。
【0042】
貫通孔74は、平面視で十字状に形成された挿入溝72Aにおける軸心部(である交差部)を除く径方向外側部分と連通するように、4分割されてそれぞれ矩形状に形成されている。これにより、各貫通孔74は、それぞれ摺接突部70の径方向外側に隣接して位置し、筒部62A内部に開口している。また、基部62の上端外周部には環状のリブ76が立設されており、リブ76と十字突起72との間の円板部62B上面が、後述する圧縮コイルスプリング82の一端部が当接するばね受け面78とされている。
【0043】
以上、説明したブレーキ部材60は、リールハブ32の円筒部34内に、上下方向(リール28の軸線方向)に移動可能かつ略同軸的に挿設されている。すなわち、ブレーキ部材60は、上下方向に移動することで、その制動ギア66をリールハブ32の係合ギア44と噛合する位置(回転ロック位置)と、その噛合を解除する位置(回転許容位置)とを取り得るようになっている。
【0044】
また、ブレーキ部材60の十字突起72の挿入溝72Aには、ケース12の天板14Aから下方へ突設された十字リブ80が入り込むようになっている。十字リブ80は、2つの薄板片を互いに直交するように交差させたような形状とされた回り止め形状とされ、十字突起72(挿入溝72Aの溝壁)と係合することで、ブレーキ部材60のケース12に対する回転を阻止する構成である。したがって、ブレーキ部材60は、その制動ギア66をリールハブ32の係合ギア44と噛合させた状態で、リール28の回転を阻止する。
【0045】
なお、十字リブ80は、ブレーキ部材60の上下方向の全移動ストロークに亘り挿入溝72Aに入り込んだ状態が維持されるようになっており、ブレーキ部材60の移動方向を上下方向にガイドする機能も果たす構成である。更に、十字リブ80は、その下端部におけるブレーキ部材60の各貫通孔74に対応する位置からそれぞれ延設された突片80Aを有している。各突片80Aは、それぞれ貫通孔74の長手寸法に対応して幅(ブレーキ部材60の径方向における長さ)が狭められおり、それぞれ異なる貫通孔74に入り込むことができる構成である。
【0046】
また、各突片80Aは、ブレーキ部材60が回転ロック位置に位置するときには挿入溝72A内に位置し、ブレーキ部材60が解除位置(回転許容位置)に位置するときには、それぞれ貫通孔74に入り込んで円板部62Bの下面から突出する(貫通孔74を貫通する)ようになっている。これにより、十字リブ80は、各突片80Aが延設されることによって、ブレーキ部材60のケース12に対する回転を阻止するのみならず、ブレーキ部材60との係合量(挿入深さ)を大幅に増加し、ブレーキ部材60のケース12に対する傾きを抑制するようになっている。また、この構成の十字リブ80は、ブレーキ部材60の上下方向へのガイド性を向上させる。なお、本実施の形態では、各突片80Aを含む十字リブ80の回転ロック位置に位置するブレーキ部材60との軸線方向における係合量は、ブレーキ部材60の全移動ストロークよりも充分大きく設定されている。
【0047】
また、ブレーキ部材60は、回転ロック位置に位置するときには、リール28の立リブ48によって径方向の移動が規制され、回転許容位置に位置するときには、リール28と共に回転する立リブ48との干渉のおそれがないように構成されている。このため、立リブ48は、回転ロック位置に位置するブレーキ部材60のリング部64の補強リブ68に近接して位置するようになっており、かつ回転許容位置に位置するブレーキ部材60の補強リブ68との間隔が所定値以上となるように、その上部が切り欠かれている。これにより、リール28は、ケース12に直接的に移動規制されるのみならず、その重心位置近傍においてブレーキ部材60を介してケース12に対する径方向の移動が規制されるようになっており、立型(リール28の軸線を水平方向とする)ドライブ装置にも安定して装填可能とされている。
【0048】
また、ブレーキ部材60のばね受け面78と天板14Aとの間には、広義には付勢手段として把握される圧縮コイルスプリング82が配設されている。圧縮コイルスプリング82は、その一端部がばね受け面78に当接するとともに、他端部が天板14Aに当接しており、この他端部は天板14Aにおける十字リブ80の外側から突設された環状壁部83の内側に位置して径方向に位置ずれしないようになっている。
【0049】
この圧縮コイルスプリング82の付勢力によって、ブレーキ部材60が下方に付勢されて、通常は制動ギア66を係合ギア44に噛合させてリール28の不用意な回転を確実に防止する(ブレーキ部材60を回転ロック位置に位置させる)構成である。また、この付勢力によって、係合ギア44においてブレーキ部材60と噛合しているリール28も下方に付勢され、環状リブ22に当接されてケース12内でガタつかないようになっている。
【0050】
また、記録テープカートリッジ10は、ブレーキ部材60によるリール28のロック状態を解除するときに外部から操作される解除部材としてのクラッチ部材84を備えている。クラッチ部材84は、リール28の底部36とブレーキ部材60との間に配設されている。クラッチ部材84は、略円柱状に形成されたクラッチ本体86を有している。クラッチ本体86は、その外径がリールプレート54の透孔54A、即ちクラッチ用ボス部52の内径と一致する貫通孔50の内径よりも若干小とされている。
【0051】
クラッチ本体86は、図6(B)でも示すように、その平坦な軸心部上端面がブレーキ部材60の摺接突部70と常に当接する摺接面86Aとされている。また、クラッチ本体86における下方に開口して設けられた肉抜き穴86B廻りの平坦な下端面が押圧操作面86Cとされている。なお、この肉抜き穴86Bの径R1(図9参照)は2mm〜7mm、好ましくは4mm〜6mm(本実施の形態では5mm)である。そして、クラッチ部材84は、その押圧操作面86Cが押圧されると、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗して上方へ移動し、ブレーキ部材60を回転許容位置へ移動させる構成とされている。
【0052】
また、このクラッチ部材84は、クラッチ本体86の外周面よりも径方向外側に張り出した回転規制リブ88を備えている。回転規制リブ88は、クラッチ本体86の周方向に等間隔で複数(本実施の形態では3つ)設けられ、各回転規制リブ88は平面視で放射状に配置されている。また、各回転規制リブ88は、クラッチ本体86の摺接面86A廻りの上端面と、その上端面近傍の外周面とに跨る(それぞれに連続する)ように、摺接面86Aよりも上方に突出している。
【0053】
各回転規制リブ88は、それぞれクラッチ用ボス部52の内縁部から凹設された回転規制溝90に入り込むようになっている。すなわち、各回転規制溝90は、クラッチ用ボス部52の周方向に等間隔で3つ設けられている。各回転規制溝90は、クラッチ用ボス部52の上端で上方に開口している。これにより、クラッチ部材84は、その回転規制リブ88においてクラッチ用ボス部52の回転規制溝90にガイドされつつ上下方向の移動が可能とされている。
【0054】
また、各回転規制リブ88は、クラッチ部材84が上方に移動してブレーキ部材60を回転許容位置に位置させるときにも、クラッチ用ボス部52の回転規制溝90に入り込んだ状態を維持するようになっている。これにより、クラッチ部材84は、リール28に対する相対回転不能、即ち常にリール28と一体に回転する構成とされている。
【0055】
また更に、各回転規制溝90がクラッチ用ボス部52の下端部において閉塞されていることから、回転規制リブ88と回転規制溝90とによってクラッチ部材84のリールハブ32からの脱落を阻止することもできるが、本実施の形態では、クラッチ部材84は、回転規制リブ88とは別個に、そのリールハブ32からの脱落を阻止する着座リブ92を備えている。
【0056】
着座リブ92は、クラッチ本体86の周方向に等間隔で複数、本実施の形態では、各回転規制リブ88間の周方向中間部に計3つ設けられている。各着座リブ92は、回転規制リブ88と同様に、クラッチ本体86の摺接面86A廻りの上端面と、その上端面近傍の外周面とに跨るように、上方及び径方向外方に突出しており、平面視で放射状に配置されている。
【0057】
各着座リブ92は、それぞれクラッチ用ボス部52の内縁部から凹設されたストッパー溝94に入り込むようになっている。すなわち、各ストッパー溝94は、クラッチ用ボス部52の周方向に等間隔で、各回転規制溝90の周方向中間部に設けられている。各ストッパー溝94は、クラッチ用ボス部52の上端で上方に開口しており、その下端部を閉塞する底部上面がストッパー面94Aとされている。各着座リブ92は、ブレーキ部材60が回転ロック位置にあるときに、着座リブ92の下端面がストッパー面94Aに当接(着座)するようになっている。
【0058】
ここで、クラッチ部材84は、クラッチ本体86と回転規制リブ88と着座リブ92とが樹脂成形によって一体に形成されている。そして、図6(B)で示すように、各回転規制リブ88と各着座リブ92とは、互いの上端面の高さが一致しているが、下端面については回転規制リブ88の方が着座リブ92よりも下に位置するようになっている。また、これに対応して、それぞれクラッチ用ボス部52の上端で開口する回転規制溝90とストッパー溝94とは、上端が一致するが、ストッパー溝94のストッパー面94Aよりも回転規制溝90の底面の方が下に位置している。換言すれば、回転規制リブ88は着座リブ92よりも上下方向に長く、回転規制溝90はストッパー溝94よりも上下方向に深い。
【0059】
これは、回転規制リブ88とクラッチ用ボス部52との係合可能量(回転規制溝90へ挿入できる量)を大きくすることで、リール28の回転時に、リール28から受ける応力を緩和するとともに、クラッチ部材84が上下動するときのガイド性を向上し、かつブレーキ部材60を回転許容位置に位置させているときにもクラッチ部材84のガタつきを抑えるためである。
【0060】
また、図6(A)で示すように、このガタつきを一層抑制するために、回転規制リブ88と回転規制溝90との間の周方向片側におけるクリアランスC1は、クラッチ部材84が上下する際の摺動抵抗が過大とならない程度に小とされている。更に、回転規制リブ88は、その厚み(クラッチ部材84周方向の厚み)が強度上問題とならない範囲で薄肉化されており、樹脂成形による寸法精度が高い構成とされている。このため、上記クリアランスC1を一層小さくすることができる構成となっている。なお、本実施の形態では、回転規制リブ88の厚さD1を1.5mm、クリアランスC1を0.05mmとしている。また、その高さH1(図9参照)を2mm以上、好ましくは3.5mm以上(本実施の形態では3.6mm)としている。
【0061】
一方、着座リブ92は、その厚み(クラッチ部材84周方向の厚み)が回転規制リブ88の厚みよりも充分に大とされている。これにより、着座リブ92は、ストッパー面94Aに当接しているときに、ブレーキ部材60を介して作用する圧縮コイルスプリング82の付勢力に対し、充分な剛性が確保される構成である。また、着座リブ92は、厚肉であることにより、成形時の樹脂流動性が比較的悪いが、上記の通り回転規制リブ88よりも短いことで、その流動性が悪いことの影響を受け難い構成とされている。
【0062】
更に、厚肉に形成されて回転規制リブ88よりも寸法精度の劣る着座リブ92は、クラッチ部材84のガタつき抑制の機能を要求されない構成とされ、ストッパー溝94との周方向におけるクリアランスC2が上記クリアランスC1よりも充分に大とされている。これにより、着座リブ92は、クラッチ部材84が上下する際の摺動抵抗を生じさせないか、あるいは著しく抑制する構成となっている。なお、本実施の形態では、着座リブ92の厚さD2を2mm、クリアランスC2を0.1mmとしている。また、その高さH2(図9参照)を2.7mmとしている。
【0063】
また、各回転規制リブ88、着座リブ92は、クラッチ部材84が上方へ移動してブレーキ部材60を回転許容位置に位置させているときに、ブレーキ部材60の円板部62Bを貫通するケース12の突片80Aに干渉しないように、その高さ(上端の位置)が決められている(図3参照)。すなわち、クラッチ部材84の高さH3(図9参照)は4mm(好ましくは6mm)〜10mm(本実施の形態では6.9mm)とされている。
【0064】
以上、説明したクラッチ部材84は、各回転規制リブ88をそれぞれ異なる回転規制溝90に挿入するとともに、各着座リブ92をそれぞれ異なるストッパー溝94に挿入させた状態で、クラッチ本体86が貫通孔50、透孔54Aの挿通されている。そして、通常は、ブレーキ部材60を介して作用する圧縮コイルスプリング82の付勢力によって各着座リブ92がストッパー面94Aに当接した状態で保持されている。
【0065】
この状態で、各回転規制リブ88の下端面は回転規制溝90の底面から若干離間しており(図6(B)参照)、また、押圧操作面86Cの上下方向の位置は、リールギア42の歯先よりもわずかに(本実施の形態では0.1mm)上方に位置している。そして、クラッチ部材84は、リールギア42がドライブ装置の駆動ギア108に噛合する動作に伴って、ドライブ装置の解除面114Aに押圧されて上方へ移動するようになっている。
【0066】
ここで、そのドライブ装置の回転シャフト100について説明すると、図7、図8で示すように、回転シャフト100は回転軸102を備えており、回転軸102の上端には、その径方向外側に延出したフランジ部102Aが一体に形成されている。また、回転軸102の軸心部には、上方に開口したねじ穴102Bが所定深さ設けられており、その周囲のフランジ部102Aには、上方に開口したねじ穴102Cが、ねじ穴102Bを形成する回転軸102の円筒壁内に所定深さ設けられている。そして、回転軸102の上端には、円板状の回転テーブル104が固定されるようになっている。
【0067】
回転テーブル104の上面からは、その外周部に沿って環状凸部106が突設されており、環状凸部106の上面には記録テープカートリッジ10のリールギア42と噛合可能な駆動ギア108が形成されている。また、回転テーブル104の軸心部は、上面側が若干隆起したマグネット受け部104Aとされるとともに、下面側がフランジ部102Aに対応して凹んだ嵌合凹部104Bとされている。そして、その回転テーブル104の軸心部には貫通孔104Cが穿設されており、マグネット受け部104Aの所定位置には、ねじ穴102Cと同軸となる貫通孔104Dが穿設されている。
【0068】
また、回転テーブル104における環状凸部106(駆動ギア108)の径方向内側には、略円板状に形成されたマグネット110が同軸的に配設されるようになっている。マグネット110の軸心部には、貫通孔110Aが穿設されている。貫通孔110Aは、軸線方向の略中央部に上側を向く段部110Bが形成されており、段部110Bよりも上側が大径、段部110Bよりも下側が小径とされている。そして、その段部110Bに、ねじ穴102C(貫通孔104D)と同軸となる貫通孔110Cが穿設されるとともに、その貫通孔110Cの上部には、取付ねじ116の頭部を埋没させる小段部110Dが形成されている。
【0069】
したがって、回転シャフト100は、回転軸102のフランジ部102Aを回転テーブル104の嵌合凹部104Bに嵌合させるとともに、マグネット110をマグネット受け部104A上に載置した状態で、一対の取付ねじ116を貫通孔110C、104Dを通してねじ穴102Cにねじ込むことにより、マグネット110と回転テーブル104とを回転軸102に固定する構成であり、その取付ねじ116の頭部は、小段部110Dに埋没されて、段部110Bより突出しない構成である。
【0070】
そして更に、この回転シャフト100には、貫通孔110A、104Cを通してねじ穴102Bにねじ込む操作部材112が設けられている。この操作部材112は、図7乃至図9で示すように、例えば六角穴付ボルトとされており、金属製であることが好ましく、ねじ穴102Bにねじ込むスクリュー部112Aと、そのスクリュー部112Aを除く下面が段部110Bと係合可能な頭部114とを有している。なお、頭部114の径R2は5mm〜15mm、好ましくは7mm〜10mm(本実施の形態では8.8mm)とされており、高さH4は1mm〜4mm、好ましくは1.5mm〜2.5mm(本実施の形態では2.2mm)とされている。そして、その頭部114の平坦とされた上面(六角穴廻り)がクラッチ部材84の押圧操作面86Cに当接する解除面114Aとされている。
【0071】
この解除面114Aは、マグネット110の上面と同等以上の平坦度に仕上げられており、これによって、解除面114Aにおいて当接するクラッチ部材84の姿勢が安定し、解除面114Aのうねりによるクラッチ部材84のリール軸線方向に対する傾斜を抑制することが可能である。なお、操作部材112は、図示の六角穴付ボルトに限定されるものではなく、十字穴付ボルトでもよいし、穴が無くて頭部114自体が六角形をした、いわゆる六角ボルトでもよい。何れにしても、クラッチ部材84の押圧操作面86Cが、六角穴や十字穴に掛からないようになっていればよい。つまり、クラッチ部材84の肉抜き穴86Bの径R1よりも六角穴等の径R3が小さければ(2mm〜5mmであれば)よい。
【0072】
また、この操作部材112は、ねじ穴102Bにねじ込むスクリュー部112Aの深さを調節することにより、押圧操作面86Cに対する突出高さを調整できるようになっている。したがって、クラッチ部材84や回転シャフト100等の各部材に成形上あるいは組み立てる上で若干の寸法誤差等があっても、精度よくクラッチ部材84の押圧操作面86Cに対して解除面114Aを当接させることができる。
【0073】
すなわち、記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置に装填されると、下方へ移動して回転シャフト100に相対的に近接するようになっており、これによって、ギア開口20から露出しているリールギア42に回転シャフト100の駆動ギア108が噛合するとともに、リールプレート54が回転シャフト100のマグネット110に若干離間した状態で吸着されて、リール28が回転シャフト100に保持される。
【0074】
そして、この噛合動作に伴って回転シャフト100がケース12に対して上方向に相対移動することで、クラッチ部材84は、その押圧操作面86Cが操作部材112の解除面114A(回転シャフト100におけるリールギア42よりも径方向内側に侵入する部分)によって押圧されて上方へ移動し、ブレーキ部材60を回転許容位置へ移動するようになっている。これにより、リール28は、そのリールギア42に駆動ギア108を噛合させる動作に伴って、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗してケース12内で浮上する(下フランジ38を環状リブ22から離間させる)とともに、ブレーキ部材60による回転阻止(ロック)状態が解除されてケース12内で回転可能となる構成である。
【0075】
なお、クラッチ部材84は、リールギア42が駆動ギア108と噛合している状態では、その押圧操作面86Cにおける解除面114Aとの当接状態が維持されて、ブレーキ部材60を回転許容位置に保持する構成である。そして、リール28の回転時には、リール28と一体に回転するクラッチ部材84とリール28を駆動する回転シャフト100との間には相対回転がなく、押圧操作面86Cと解除面114Aとは互いに摺接することがない構成であり、クラッチ部材84の摺接面86Aと、ケース12に対して回転不能なブレーキ部材60の摺接突部70とが互いに摺接する構成になっている。つまり、回転軸102と、操作部材112と、クラッチ部材84との間には相対回転がないため、解除面114Aや押圧操作面86Cが摩耗されるような不具合はない。
【0076】
また、これにより、回転動作中に操作部材112の突出高さが変わるような不具合もないが、高さを調整した操作部材112を、図示しない固定手段、例えばロックタイトなどのねじ止め用接着剤やイモねじ等によって固定するようにしてもよい。すなわち、操作部材112は、1度高さを決めたら、それを変更することはないため、常時高さを調整可能としておく必要がない。したがって、高さ調整後、上記のような固定手段で固定すれば、ねじ穴102Bへ螺合されるスクリュー部112Aの螺合量(操作部材112の突出高さ)が、回転シャフト100の回転によって変動する可能性を絶無とすることができる。
【0077】
次に、本実施の形態の作用を説明する。上記構成の記録テープカートリッジ10では、不使用時には、圧縮コイルスプリング82の付勢力によって、ブレーキ部材60が回転ロック位置に位置して制動ギア66を係合ギア44に噛合させている。このため、リール28は、ケース12に対する回転が阻止されている。このとき、リール28のリールギア42がギア開口20から露出するとともに、クラッチ部材84のクラッチ本体86が貫通孔50、透孔54Aに挿通されてギア開口20に臨んでいる。
【0078】
一方、磁気テープTを使用する際には、記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿ってドライブ装置のバケット(図示省略)へ装填する。そして、記録テープカートリッジ10がバケットに所定深さまで装填されると、バケットは下降し、ドライブ装置の回転シャフト100がケース12のギア開口20に向って相対的に接近(上方へ移動)してリール28を保持する。具体的には、回転シャフト100は、マグネット110によって非接触でリールプレート54を吸着保持しつつ、その駆動ギア108をリールギア42と噛合させる。
【0079】
このリールギア42と駆動ギア108との噛合、即ちケース12に対する回転シャフト100の軸方向近接側の相対移動に伴って、回転シャフト100の解除面114A(操作部材112)がクラッチ部材84の押圧操作面86Cに当接し、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗してクラッチ部材84を上方に押し上げる。これにより、摺接突部70においてクラッチ部材84に当接しているブレーキ部材60も上方に移動し、ブレーキ部材60の制動ギア66と係合ギア44との噛合が解除される。
【0080】
すなわち、ブレーキ部材60は、リール28に対する相対的な回転許容位置へ達する。なお、このとき、操作部材112は、スクリュー部112Aのねじ穴102Bへの螺合量(ねじ込み深さ)が調節されて、その突出高さが最適位置に調整されているので、解除面114Aを精度よく押圧操作面86Cに当接させることができる。
【0081】
その後、更に回転シャフト100が上方へ相対移動すると、圧縮コイルスプリング82の付勢力に抗して、リール28がクラッチ部材84、ブレーキ部材60と共に(相対位置を変化させないまま)上方に持ち上げられ、ブレーキ部材60が絶対的な(ケース12に対する)回転許容位置へ達するとともに、下フランジ38が環状リブ22(テーパー面22A)から離間する。以上により、リール28は、ケース12内で浮上して、ケース12の内面と非接触状態で回転可能となる。
【0082】
また、このとき、バケット、即ち記録テープカートリッジ10のドライブ装置内での下降によって、ケース12の各位置決め穴24、26にそれぞれドライブ装置の位置決めピンが入り込むとともに、ケース12の各位置決め面24A、26Aにドライブ装置の位置決め面が当接する。これにより、記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置に対する水平方向及び鉛直方向が位置決めされる。
【0083】
すると、ドライブ装置の引出手段が、その引出ピン(図示省略)をリーダーブロック30の係合凹部30Aに係合させつつ、リーダーブロック30をケース12から抜き出してドライブ装置の巻取リールに誘導する。そして更に、リーダーブロック30は、巻取リールに嵌入されて、円弧面30Bが磁気テープTを巻き取る巻取面の一部を構成する。
【0084】
この状態で、リーダーブロック30が巻取リールと一体に回転すると、磁気テープTが巻取リールのリールハブに巻き取られつつ開口18を通じてケース12から引き出される。このとき、記録テープカートリッジ10のリール28は、リールギア42に噛合する駆動ギア108によって伝達される回転シャフト100の回転力によって、巻取リールと同期して回転する。
【0085】
そして、ドライブ装置の所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッドによって、磁気テープTへの情報の記録、又は磁気テープTに記録された情報の再生がなされる。このとき、ケース12に対して回転不能であるブレーキ部材60の摺接突部70は、リール28と共にケース12に対して回転するクラッチ部材84の摺接面86Aと摺接している。
【0086】
一方、磁気テープTがリール28に巻き戻されてリーダーブロック30がケース12の開口18近傍に保持されると、記録テープカートリッジ10が装填されたバケットを上昇させる。すると、リールギア42と駆動ギア108との噛合が解除されるとともに、解除面114Aとクラッチ部材84の摺接面86Aとの当接が解除され、クラッチ部材84が圧縮コイルスプリング82の付勢力によってブレーキ部材60と共に(当接状態を維持しつつ)下方へ移動する。
【0087】
これにより、クラッチ部材84の各着座リブ92がストッパー面94Aに当接するとともに、ブレーキ部材60の制動ギア66が係合ギア44と噛合する。すなわち、ブレーキ部材60がケース12に対してリール28の回転を阻止する回転ロック位置へ復帰する。また、ブレーキ部材60とクラッチ部材84とが圧縮コイルスプリング82の付勢力によって移動する動作に伴って、リール28も下方へ移動して、その下フランジ38を環状リブ22に当接させつつリールギア42をギア開口20から露出させる初期状態に復帰する。この状態で、記録テープカートリッジ10は、バケットから排出される。
【0088】
ここで、クラッチ部材84におけるクラッチ本体86の上側部分、更にはクラッチ用ボス部52が係合ギア44よりも径方向内側に配置されているため、クラッチ部材84を備えた構成において、係合ギア44を連続して環状に形成する構成が実現されている。このため、係合ギア44によるブレーキ部材60のセンターリング機能が向上し、ブレーキ部材60の組み付け時における係合ギア44の歯先への乗り上げが防止されている。また、制動ギア66と係合ギア44との噛合量が増し、ブレーキ部材60によるリール28の制動性が向上している。これにより、制動ギア66と係合ギア44との歯1枚あたりの係合量を減少させて解除ストロークを短くしたり、圧縮コイルスプリング82の付勢力を低減して各部に要求される強度を小さくしたりする(強度に余裕を持たせる)ことも可能である。
【0089】
また、クラッチ部材84は、貫通孔50を貫通してそのクラッチ本体86の一部を底部36の板厚部分に配置しているため、底部36の上面側への突出量が抑えられている。このため、摺接面86Aにおいて常時当接するブレーキ部材60を底部36に近い位置に配置して係合ギア44の高さを低く抑える構成が実現されている。これにより、ブレーキ部材60の制動ギア66とリール28の係合ギア44との噛合位置がリール28の重心付近となり、ブレーキ部材60によるリール28の制動性が一層向上する。更に、係合ギア44が形成される台座部46の肉厚が低減され、樹脂成形より成るリールハブ32成形時の成形性が向上する。
【0090】
また、クラッチ部材84の押圧操作面86Cがリールハブ32の軸心部に位置する貫通孔50、透孔54Aを貫通することにより、マグネット110及びリールプレート54の有効面積を維持しつつ、クラッチ部材84がマグネット110以外の操作部材112(解除面114A)に押圧される構成が実現されている。これにより、回転シャフト100の簡単な構造によって、即ちマグネット110よりも平坦度を確保しやすい頭部114の解除面114Aによって、クラッチ部材84の軸線方向に対する傾斜を抑制しつつ安定してリール28のロック状態を解除する(クラッチ部材84を押し上げる)ことができる。
【0091】
更に、ロック解除の際に、平坦な押圧操作面86Cに平坦な解除面114Aが面接触状態で押圧するため、その押圧によって樹脂側の押圧操作面86Cに摩耗が生じることがない。また、リール28の回転時に、クラッチ部材84が回転シャフト100と共に回転するため、その回転に伴って押圧操作面86Cに摩耗が生じることもない。このため、クラッチ部材84の摩耗による解除ストロークの減少がなく、クラッチ部材84によるロックの解除を確実に行うことができる。なお、本実施の形態では、解除ストロークをリールギア42の歯高と略同等としている。
【0092】
また、ドライブ装置の回転シャフト100に解除面114Aを設ける必要があるが、上記の通り解除面114Aと押圧操作面86Cとは摺接しないため、解除面114Aを樹脂材にて構成する必要がなく、回転シャフト100の構造が複雑化することがない。具体的には、回転軸102にねじ込む(螺合する)操作部材112の頭部114によって解除面114Aを構成しているため、解除面114Aを設けるに当り、部品点数や組付工数が増加することがない。
【0093】
更に、操作部材112は、回転軸102のねじ穴102Bに螺合する(ねじ込む)スクリュー部112Aの螺合量(ねじ込み深さ)を調節することにより、その突出高さを調整できるので、クラッチ部材84や回転シャフト100等において、成形上や組み立てる上で若干の寸法誤差等があっても、精度よく、その解除面114Aを押圧操作面86Cに当接させることができる。しかも、操作部材112は、上側から回転軸102のねじ穴102Bにねじ込まれるため、回転軸102の下端側の構成、即ち回転軸102を回転駆動するモーター等のレイアウト等に制約を与えることもない。
【0094】
なお、操作部材112の最下位置は、頭部114の下面が段部110Bと係合(接触)する位置であることは言うまでもない。また、上記実施の形態では、スクリュー部112Aのねじ穴102Bへの螺合(ねじ込み)によって、操作部材112の突出高さが調節できるように構成したが、操作部材112の突出高さを調節する手段は、これに限定されるものではなく、任意の調節手段を採用して構わない。ただし、その調節手段は、±0.1mm程度の範囲からの調節が可能な手段であることが好ましい。
【0095】
更に、上記実施の形態では、記録テープカートリッジ10がリーダーブロック30を有する構成を示したが、記録テープカートリッジ10はこれに限定されるものではなく、例えば磁気テープTの先端にリーダ部材として小円柱状のリーダピンが取り付けられた構成としてもよく、開口18を開閉する遮蔽部材(所定の直線又は円弧に沿って移動するスライドドア等)を有する構成としてもよい。
【0096】
また、記録テープとして磁気テープTを用いた構成としたが、これに限定されるものではなく、記録テープは情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるものであれば足り、記録テープカートリッジが如何なる記録再生方式の記録テープにも適用可能であることは言うまでもない。
【0097】
【発明の効果】
以上、何れにしても本発明によれば、記録テープカートリッジ内の制動部材を回転許容位置まで移動させるドライブ装置側の操作部材の突出高さが調節可能であるため、ドライブ装置と記録テープカートリッジとの間に寸法誤差等があっても、精度よく、制動部材を回転許容位置へ移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)記録テープカートリッジを上方から見た概略斜視図
(B)記録テープカートリッジを下方から見た概略斜視図
【図2】記録テープカートリッジのリールが回転ロック位置にあるときの概略断面図
【図3】記録テープカートリッジのリールが回転許容位置にあるときの概略断面図
【図4】記録テープカートリッジの制動手段及びドライブ装置の回転シャフトを上方から見た概略分解斜視図
【図5】記録テープカートリッジの制動手段を下方から見た概略分解斜視図
【図6】(A)クラッチ部材のリールへの組付状態を示す概略平面図
(B)クラッチ部材のリールへの組付状態を示す概略断面図
【図7】ドライブ装置の回転シャフトを上方から見た概略分解斜視図
【図8】ドライブ装置の回転シャフトの概略断面図
【図9】(A)操作部材の平面図
(B)操作部材とクラッチ部材の概略断面図
【図10】従来の記録テープカートリッジのリールが回転ロック位置にあるときの概略断面図
【符号の説明】
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
20 ギア開口
28 リール
32 リールハブ
36 底部
42 リールギア
44 係合ギア(係合部)
52 クラッチ用ボス部(ガイド壁部)
60 ブレーキ部材(制動部材)
84 クラッチ部材(解除部材)
100 回転シャフト
104 回転テーブル
108 駆動ギア
110 マグネット
112 操作部材
112A スクリュー部
114A 解除面

Claims (4)

  1. ケース内に収容され、記録テープを巻装したリールハブの底部に係合部が設けられたリールと、
    前記ケース内に回転不能に設けられ、前記リールハブの底部に対し接離して、前記係合部に係合する回転ロック位置と、該係合部との係合状態を解除する回転許容位置とを取り得る制動部材と、
    前記リールに形成され、前記ケースに穿設されたギア開口から露出されるリールギアと、
    を備えた記録テープカートリッジが装填され、前記記録テープへの情報の記録や前記記録テープに記録された情報の再生が可能なドライブ装置であって、
    前記リールギアに噛合して前記リールを回転させる駆動ギアを備えた回転シャフトに、前記制動部材を前記回転許容位置まで押し上げる操作部材を設けるとともに、該操作部材の突出高さを調節可能に構成したことを特徴とするドライブ装置。
  2. 前記リールハブの底部に立設されたガイド壁部内に前記リールと一体回転するように配置され、該リールを回転させる際に前記制動部材と当接しつつ該制動部材を前記回転許容位置に保持する解除部材に、前記操作部材を当接させることを特徴とする請求項1に記載のドライブ装置。
  3. 前記操作部材の前記解除部材との当接面を平坦面にしたことを特徴とする請求項2に記載のドライブ装置。
  4. 前記操作部材を高さ調節後に固定する固定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のドライブ装置。
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