JP2002341682A - 像加熱装置 - Google Patents

像加熱装置

Info

Publication number
JP2002341682A
JP2002341682A JP2002062142A JP2002062142A JP2002341682A JP 2002341682 A JP2002341682 A JP 2002341682A JP 2002062142 A JP2002062142 A JP 2002062142A JP 2002062142 A JP2002062142 A JP 2002062142A JP 2002341682 A JP2002341682 A JP 2002341682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
power supply
recording material
image
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002062142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002341682A5 (ja
JP4125023B2 (ja
Inventor
Satoru Izawa
悟 伊澤
Shinji Hashiguchi
伸治 橋口
Hiroko Tanaka
裕子 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002062142A priority Critical patent/JP4125023B2/ja
Priority to US10/093,744 priority patent/US6713725B2/en
Publication of JP2002341682A publication Critical patent/JP2002341682A/ja
Publication of JP2002341682A5 publication Critical patent/JP2002341682A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4125023B2 publication Critical patent/JP4125023B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2039Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
    • G03G15/205Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature specially for the mode of operation, e.g. standby, warming-up, error
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2016Heating belt
    • G03G2215/2035Heating belt the fixing nip having a stationary belt support member opposing a pressure member

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】記録材に形成された像を加熱する像加熱装置と
して、非通紙部の過昇温を抑えることができ、また複数
枚の記録材を連続して加熱する際の初期枚数における端
部熱量不足を補えるようにしたものを提供する。 【解決手段】記録材Pに形成された像を加熱する像加熱
装置であり、第1と第2の通電発熱抵抗層11b、11
cを設けた加熱用ヒータ11を具備し、第2の通電発熱
抵抗層11cの端部の単位長さ当たりの抵抗値は、第1
の通電発熱抵抗層11bの端部の単位長さ当たりの抵抗
値より大きく、記録材移動方向において第1の通電発熱
抵抗層11bは第2の通電発熱抵抗層11cよりも上流
側にあることを特徴とする像加熱装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等の画像形成装置に搭載される定着装置、画像の表面性
を改質する装置、等の像加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像加熱装置の一つである定着装置とし
て、内部にハロゲンヒータ41を備えた定着ローラ40
と、この定着ローラとニップNを形成する加圧ローラ5
0と、を有し、ニップで画像を担持する記録材Pを挟持
搬送し画像を記録材に加熱定着する構成に代表されるヒ
ートローラ式のもの(図9)や、セラミック基板に発熱
抵抗層を設けたヒータ61と、このヒータに接触しなが
ら移動する耐熱フィルム63と、フィルムを介してヒー
タとニップNを形成する加圧ローラ53と、を有る構成
に代表されるフィルム式のもの(図10)などが実用化
されている。
【0003】図9の44は定着ローラの温度を検知する
サーミスタ、図10の64はヒータの温度を検知するサ
ー−ミスタ、62はヒータを保持するホルダである。
【0004】特に、フィルム式のものは熱容量が小さい
ので、消費電力が小さくプリント待ち時間も短いという
利点を有し、採用機種が増えている。
【0005】このようなフィルム式の定着装置は、特開
昭63−313182号公報、特開平2−157878
号公報、特開平4−44075号公報、特開平4−20
4980号公報で提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】フィルム加熱方式の加
熱定着装置では、スタンバイ中のヒータへの通電を必要
とせず、画像形成装置がプリント信号を受信してから、
ヒータへの通電を行っても記録材が加熱定着装置に到達
するまでに加熱可能な状態にすることが可能である。よ
って省エネの観点からフィルム加熱方式の加熱定着装置
はエネルギを無駄にしない、優れた加熱定着装置とな
る。
【0007】しかし、定着フィルムを用いた加熱定着装
置ではクイックスタート性を満足するために、出来る限
り熱容量を抑えた構成となっている。このため、長手方
向への熱伝導性が悪く、不均一な温度分布を維持し易
い。特に、フィルム加熱方式の加熱定着装置では、以下
の2つの課題a)とb)がある。それぞれの事象につい
て図12を用いて説明する。
【0008】a)初期温度分布 加熱定着装置が十分に室温状態に近い状態からプリント
動作が開始された場合、装置全体が冷えた状態にあるた
め、加熱用のヒータの通電発熱抵抗層への通電によって
発熱した熱は、定着ニップ部を加熱するが、同時に長手
方向端部へ放熱してしまう。このため、図12に示した
ように初期温度分布としては、長手位置の中央付近(グ
ラフの横軸の0mm付近)では、均一な温度分布が保た
れているにもかかわらず、端部では熱の逃げによって温
度が低くなってしまっている。
【0009】このため、幅広の記録材上の未定着トナー
像を加熱定着する場合、記録材端部の定着性能が中央部
付近の定着性能に対して劣ってしまう等の課題がある。
【0010】これを回避するために、ヒータの発熱領域
を記録材が搬送される幅より広げたり、端部の通電発熱
抵抗層の抵抗を高く設定することで、端部をより発熱さ
せることで対処する方法があるが、通電発熱抵抗層の幅
を広げた場合、装置全体の大きさが大きくなる等の問題
がある。
【0011】また、記録材の搬送領域からはみ出した領
域を広くしたり、端部の発熱量を大きくした場合、プリ
ント開始初期は端部まで十分な定着性能が得られるが、
連続して加熱定着した場合、以下のb)のような課題が
発生する。
【0012】b)連続定着時温度分布 加熱用のヒータの通電発熱抵抗層への通電によって発生
した熱量を定着フィルムを介して記録材に与えるが、記
録材が搬送されている領域と搬送されていない領域で
は、連続加熱定着している場合には、昇温の度合いが異
なる。
【0013】すなわち、記録材が搬送される領域では通
電発熱抵抗層で発した熱は記録材上のトナーを溶融、定
着するために消費されるが、記録材が搬送されない領域
では、ダイレクトに加圧ローラを加熱し、通電発熱抵抗
層で発した熱は記録材によって消費されないため、徐々
に熱量が蓄積し、図12に示すように初期温度分布では
落ち込んでいた長手方向端部も、徐々に加熱され、図の
連続通紙時温度分布のように、中央付近は初期と同様に
ほぼ一定の温度分布であるにもかかわらず、端部におい
ては、異常に昇温した状態となってしまう。
【0014】特に記録材の搬送領域より通電発熱抵抗層
の長さを長くして通電発熱抵抗層のはみ出した領域を広
くしたり、通電発熱抵抗層に抵抗分布を持たせ、端部の
発熱量を増やした場合には、連続加熱時の端部の昇温は
激しくなる。
【0015】さらに、画像形成装置の高速化によって、
通電発熱抵抗層で消費する電力が多くなってくると、記
録材の搬送領域と非搬送領域での温度差はより顕著にな
ってくる。すなわち、一定時間に加熱定着する記録材の
量が画像形成装置の高速化に伴って多くなるため、投入
電力も多く必要になることから、特に高速化に対して、
非搬送部での昇温は大きくなってしまう。
【0016】非通紙部での異常な昇温は、該当部分での
部材の耐熱グレードを高いものにしなくてはならず、ま
た、定着フィルムの内面の劣化や、電極での給電の安定
性を損なう等の問題を招く恐れがある。
【0017】以上、フィルム加熱方式の加熱定着装置で
は、クイックスタート性を重視するために、出来る限り
熱容量を小さく抑えており、長手方向の熱伝導性が悪
く、記録材の搬送される領域と通電発熱抵抗層の発熱領
域の関係から、a)初期は端部での熱不足、b)連続加
熱定着時には、端部での異常昇温が発生してしまう。よ
って今までのところ、クイックスタート性を確保し、か
つ初期の端部定着性能、連続加熱定着時の非搬送部の昇
温防止の全てを達成する手段は見つかっていない。ま
た、画像形成装置の高速化に対して、上記課題がネック
になっている。
【0018】本発明は、上述の課題に鑑み成されたもの
であり、その目的は非通紙部の過昇温を抑えることがで
きる像加熱装置を提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、複数枚の記録材を連
続して加熱する際の初期枚数における端部熱量不足を補
える像加熱装置を提供することにある。
【0020】本発明の更なる目的は添付図面を参照しつ
つ以下の説明を読むことにより明らかになるであろう。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱定着装置である。
【0022】(1)記録材に形成された像を加熱する像
加熱装置であり、第1と第2の通電発熱抵抗層を設けた
加熱用ヒータを具備し、前記第2の通電発熱抵抗層の端
部の単位長さ当たりの抵抗値は、前記第1の通電発熱抵
抗層の端部の単位長さ当たりの抵抗値より大きく、記録
材移動方向において前記第1の通電発熱抵抗層は前記第
2の通電発熱抵抗層よりも上流側にあることを特徴とす
る像加熱装置。
【0023】(2)更に、前記第1と第2の通電発熱抵
抗層に対する通電を制御する通電制御手段を具備し、前
記通電制御手段は、複数枚の記録材を連続して加熱する
とき前記第1の通電発熱抵抗層に対する第2の通電発熱
抵抗層への通電比率を徐々に下げることを特徴とする
(1)に記載の像加熱装置。
【0024】(3)更に、前記第1と第2の通電発熱抵
抗層に対する通電を制御する通電制御手段を具備し、前
記通電制御手段は、記録材の種類に応じて前記第1と第
2の通電発熱抵抗層への通電比率を設定することを特徴
とする(1)に記載の像加熱装置。
【0025】(4)前記通電制御手段は記録材のサイズ
が大きいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率を
高くすることを特徴とする(3)に記載の像加熱装置。
【0026】(5)前記通電制御手段は記録材の表面粗
さが大きいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率
を高くすることを特徴とする(3)に記載の像加熱装
置。
【0027】(6)前記通電制御手段は記録材の厚みが
小さいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率を高
くすることを特徴とする(3)に記載の像加熱装置。
【0028】(7)前記第2の通電発熱抵抗層は前記第
1の通電発熱抵抗層よりも長いことを特徴とする(1)
に記載の像加熱装置。
【0029】(8)前記第1と第2の通電発熱抵抗層は
前記加熱用ヒータの記録材に対向する側の面とは反対面
側に設けられていることを特徴とする(1)に記載の像
加熱装置。
【0030】(9)前記装置は更に、前記加熱用ヒータ
と接触しつつ移動するフィルムを有し、前記加熱用ヒー
タは前記フィルムを介して像を加熱することを特徴とす
る(1)に記載の像加熱装置。
【0031】(10)記録材に形成された像を加熱する
像加熱装置であり、第1と第2の通電発熱抵抗層を設け
た加熱用ヒータを具備し、前記第1の通電発熱抵抗層の
単位長さ当たりの抵抗値は長手方向に略均一であり、前
記第2の通電発熱抵抗層の単位長さ当たりの抵抗値は長
手方向に不均一であり、記録材移動方向において前記第
1の通電発熱抵抗層は前記第2の通電発熱抵抗層よりも
上流側にあることを特徴とする像加熱装置。
【0032】(11)更に、前記第1と第2の通電発熱
抵抗層に対する通電を制御する通電制御手段を具備し、
前記通電制御手段は、複数枚の記録材を連続して加熱す
るとき前記第1の通電発熱抵抗層に対する第2の通電発
熱抵抗層への通電比率を徐々に下げることを特徴とする
(10)に記載の像加熱装置。
【0033】(12)更に、前記第1と第2の通電発熱
抵抗層に対する通電を制御する通電制御手段を具備し、
前記通電制御手段は、記録材の種類に応じて前記第1と
第2の通電発熱抵抗層への通電比率を設定することを特
徴とする(10)に記載の像加熱装置。
【0034】(13)前記通電制御手段は記録材のサイ
ズが大きいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率
を高くすることを特徴とする(12)に記載の像加熱装
置。
【0035】(14)前記通電制御手段は記録材の表面
粗さが大きいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比
率を高くすることを特徴とする(12)に記載の像加熱
装置。
【0036】(15)前記通電制御手段は記録材の厚み
が小さいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率を
高くすることを特徴とする(12)に記載の像加熱装
置。
【0037】(16)前記第2の通電発熱抵抗層は前記
第1の通電発熱抵抗層よりも長いことを特徴とする(1
0)に記載の像加熱装置。
【0038】(17)前記第2の通電発熱抵抗層の単位
長さ当たりの抵抗値は中央部より端部が高いことを特徴
とする(10)に記載の像加熱装置。
【0039】(18)前記第1と第2の通電発熱抵抗層
は前記加熱用ヒータの記録材に対向する側の面とは反対
面側に設けられていることを特徴とする(10)に記載
の像加熱装置。
【0040】(19)前記装置は更に、前記加熱用ヒー
タと接触しつつ移動するフィルムを有し、前記加熱用ヒ
ータは前記フィルムを介して像を加熱することを特徴と
する(10)に記載の像加熱装置。
【0041】(20)記録材に形成された像を加熱する
像加熱装置であり、第1と第2の通電発熱抵抗層を設け
た加熱用ヒータを具備し、前記第1の通電発熱抵抗層は
前記第2の通電発熱抵抗層より長く、記録材移動方向に
おいて前記第1の通電発熱抵抗層は前記第2の通電発熱
抵抗層よりも上流側にあることを特徴とする像加熱装
置。
【0042】(21)更に、前記第1と第2の通電発熱
抵抗層に対する通電を制御する通電制御手段を具備し、
前記通電制御手段は、複数枚の記録材を連続して加熱す
るとき前記第1の通電発熱抵抗層に対する第2の通電発
熱抵抗層への通電比率を徐々に下げることを特徴とする
(20)に記載の像加熱装置。
【0043】(22)更に、前記第1と第2の通電発熱
抵抗層に対する通電を制御する通電制御手段を具備し、
前記通電制御手段は、記録材の種類に応じて前記第1と
第2の通電発熱抵抗層への通電比率を設定することを特
徴とする(20)に記載の像加熱装置。
【0044】(23)前記通電制御手段は記録材のサイ
ズが大きいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率
を高くすることを特徴とする(22)に記載の像加熱装
置。
【0045】(24)前記通電制御手段は記録材の表面
粗さが大きいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比
率を高くすることを特徴とする(22)に記載の像加熱
装置。
【0046】(25)前記通電制御手段は記録材の厚み
が小さいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率を
高くすることを特徴とする(22)に記載の像加熱装
置。
【0047】(26)前記第2の通電発熱抵抗層の単位
長さ当たりの抵抗値は中央部より端部が高いことを特徴
とする(20)に記載の像加熱装置。
【0048】(27)前記第1と第2の通電発熱抵抗層
は前記加熱用ヒータの記録材に対向する側の面とは反対
面側に設けられていることを特徴とする(20)に記載
の像加熱装置。
【0049】(28)前記装置は更に、前記加熱用ヒー
タと接触しつつ移動するフィルムを有し、前記加熱用ヒ
ータは前記フィルムを介して像を加熱することを特徴と
する(20)に記載の像加熱装置。
【0050】(29)記録材に形成された像を加熱する
像加熱装置であり、通電発熱抵抗層を有する加熱用ヒー
タと、前記加熱用ヒータの端部に接離可能な放熱部材を
具備することを特徴とする像加熱装置。
【0051】(30)前記放熱部材は記録材の種類に応
じて移動することを特徴とする(29)に記載の像加熱
装置。
【0052】(31)前記放熱部材は記録材のサイズに
応じて移動することを特徴とする(30)に記載の像加
熱装置。
【0053】(32)前記放熱部材は記録材の表面粗さ
に応じて移動することを特徴とする(30)に記載の像
加熱装置。
【0054】(33)前記放熱部材は記録材の厚みに応
じて移動することを特徴とする(30)に記載の像加熱
装置。
【0055】(34)前記装置は更に、前記加熱用ヒー
タと接触しつつ移動するフィルムを有し、前記加熱用ヒ
ータは前記フィルムを介して像を加熱することを特徴と
する(29)に記載の像加熱装置。
【0056】
【発明の実施の形態】〈第1の実施例〉 (1)画像形成装置例 図1に本実施例における画像形成装置の概略構成図を示
した。
【0057】1は感光ドラムであり、OPC、アモルフ
ァスSe、アモルファスSi等の感光材料がアルミニウ
ムやニッケルなどのシリンダ状の基盤上に形成されてい
る。
【0058】感光ドラム1は矢印の方向に回転駆動さ
れ、まず、その表面は帯電装置としての帯電ローラ2に
よって一様帯電される。
【0059】次に、画像情報に応じてON/OFF制御
されたレーザビーム3による走査露光が施され、静電潜
像が形成される。
【0060】この静電潜像は、現像装置4で現像、可視
化される。現像方法としては、ジャンピング現像法、2
成分現像法、FEED現像法などが用いられ、イメージ
露光と反転現像とを組み合わせて用いられることが多
い。
【0061】可視化されたトナー像は、転写装置として
の転写ローラ5により、所定のタイミングで搬送された
記録材P上に感光ドラム1上より転写される。ここで感
光ドラム1上のトナー像の画像形成位置と記録材の先端
の書き出し位置が合致するようにセンサ8にて記録材P
の先端を検知し、タイミングを合わせている。所定のタ
イミングで搬送された記録材Pは感光ドラム1と転写ロ
ーラ5に一定の加圧力で挟持搬送される。
【0062】このトナー像が転写された記録材Pは加熱
定着装置6へと搬送され、永久画像として定着される。
【0063】一方、感光ドラム1上に残存する転写残り
の残留トナーは、クリーニング装置7により感光ドラム
1表面より除去される。
【0064】(2)加熱定着装置6 図2・図3に本実
施例の加熱定着装置6の構成を示す。図2は横断面模型
図、図3は縦断面模型図である。基本的には前述した図
10の加圧ローラ駆動方式・フィルム加熱方式の加熱定
着装置と同様である。
【0065】10は定着部材であり、定着フィルム1
3、加熱用ヒータ11、断熱ステイホルダー12等の部
材から構成される。20は加圧部材としての弾性加圧ロ
ーラである。
【0066】定着部材10の加熱用ヒータ11を保持す
る断熱ステイホルダー12の端部より加圧バネ17によ
って加熱用ヒータ11と加圧ローラ20間に所定の加圧
力を付与している。これにより、記録材上のトナー像を
加熱溶融させる定着ニップ部Nを形成している。また、
サーミスタ等の温度検知素子14は記録材の大きさに係
わらず、中央付近の記録材が搬送される領域の加熱用ヒ
ータ背面に配置されており、加熱用ヒータ11の温度制
御を行っている。
【0067】.定着フィルム13 定着フィルム13は熱容量の小さなフィルム部材であ
り、クイックスタートを可能にするために総厚100μ
m以下の厚みの耐熱性フィルムである。基層としてポリ
イミド、ポリアミドイミド、PEEK等の耐熱性樹脂、
あるいは耐熱性、高熱伝導性を有するSUS、Al、N
i、Ti、Zn等の金属部材を単独ないし複合して形成
してある。樹脂製の基層の場合には、熱伝導性を向上す
るために、BN、アルミナ、Al等の高熱伝導性粉末を
混入してあっても良い。また、長寿命の定着フィルム1
3を構成するために充分な強度を持ち、耐久性に優れた
基層として、総厚20μm以上の厚みが必要である。よ
って定着フィルム13の総厚みとしては20μm以上1
00μm以下が最適である。
【0068】さらにオフセット防止や記録材の分離性を
確保するために表層にはPTFE(ポリテトラフルオロ
エチレン)、PFA(テトラフルオロエチレンパーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体、FEP(テトラ
フルオロエチレンヘキサフルオロプロピレン共重合
体)、ETFE(エチレンテトラフルオロエチレン共重
合体)、CTFE(ポリクロロトリフルオロエチレ
ン)、PVDF(ポリビニリデンフルオライド)等のフ
ッ素樹脂、シリコーン樹脂等の離型性の良好な耐熱樹脂
を混合ないし単独で離型性層を被覆してある。
【0069】被覆の方法としては、基層の外面をエッチ
ング処理した後に離型性層をディッピング、粉体スプレ
ー等の塗布によるものや、あるいはチューブ状に形成さ
れたものを基層の表面に被せる方式のものであっても良
い。または、基層の外面に接着剤であるプライマー層を
塗布し、離型性層を被覆する方法であっても良い。
【0070】また、加熱用ヒータと接触する定着フィル
ム13内面に潤滑性の高いフッ素樹脂層等を形成してあ
っても良い。
【0071】.加熱用ヒータ11 加熱用ヒータ11は上記定着フィルム基層を基材として
なる定着フィルム13の内部に具備され、定着ニップ部
Nにおいて該加熱用ヒータ11を定着フィルム13の内
面に接触することにより定着ニップ部Nに搬送された記
録材P上のトナー像を溶融、定着させるニップ部の加熱
を行う。本発明に係わる加熱用ヒータ11および定着ニ
ップ部近傍の詳細は(3)項で詳述する。
【0072】.断熱ステイホルダー12 断熱ステイホルダー12は加熱用ヒータ11を保持し、
ニップ部Nと反対方向への放熱を防ぐための部材であ
り、液晶ポリマー、フェノール樹脂、PPS、PEEK
等の耐熱性樹脂により形成されており、定着フィルム1
3が余裕をもってルーズに外嵌されていて、矢印の方向
に回転自在に配置されている。
【0073】また、定着フィルム13は内部の加熱用ヒ
ータ11および断熱ステイホルダー12に摺擦しながら
回転するため、加熱用ヒータ11および断熱ステイホル
ダー12と定着フィルム13の間の摩擦抵抗を小さく抑
える必要がある。このため加熱用ヒータ11および断熱
ステイホルダー12の表面に耐熱性グリース等の潤滑剤
を少量介在させてある。これにより定着フィルム13は
スムーズに回転することが可能となる。
【0074】.加圧ローラ20 加圧部材としての加圧ローラ20は、SUS、SUM、
Al等の金属製芯金21の外側にシリコンゴムやフッ素
ゴム等の耐熱ゴムあるいはシリコンゴムを発泡して形成
された弾性層22からなり、この上にPFA、PTF
E、FEP等の離型性層23を形成してあってもよい。
【0075】加圧ローラ20は上記の定着部材10の方
向に加圧手段17により、長手方向両端部から加熱定着
に必要なニップ部Nを形成するべく十分に加圧されてい
る。また、加圧ローラ20の金属芯金21の長手方向端
部より、不図示の駆動手段により回転駆動される。
【0076】この結果、断熱ステイホルダー12の外周
面に余裕をもってルーズに外嵌されている定着フィルム
13は加圧ローラ20の外周面により摩擦力で従動回転
させられる。
【0077】以上が加熱定着装置6の構成であるが、記
録材Pは不図示の供給手段によって適宜供給され、耐熱
性の定着入口ガイド15に沿って加熱部材10と加圧部
材20によって形成される定着ニップ部N内に搬送され
る。その後、定着ニップ部Nより排出された記録材Pは
耐熱性の不図示の定着排紙ガイドに案内されて不図示の
排出トレイ上に排出される。
【0078】(3)加熱用ヒータ11 ここで本発明に係わる加熱用ヒータ11および定着ニッ
プ部近傍の詳細な構成を図4・図5を用いて説明する。
【0079】本実施例の加熱用ヒータ11は裏面加熱型
の構造である。すなわち、11aはアルミナ・AlN
(窒化アルミ)等のセラミック材料より形成される高熱
伝導性基板であり、加圧ローラ20との間で形成される
定着ニップ部Nの幅より幅が広く形成してある。
【0080】また、高熱伝導基板11aの定着ニップ部
Nと反対側に、長手方向に沿って、例えばAg/Pd
(銀パラジウム)、Ni/Cr、RuO2、Ta2N、T
aSiO2等の導電剤とガラス、ポリイミド等のマトリ
ックス成分からなる少なくとも2系列の通電発熱抵抗層
11bおよび11cをスクリーン印刷、蒸着、スパッタ
リング、メッキ、金属箔等により、厚み10μm程度、
幅1〜5mm程度の線状もしくは細帯状で弓状に塗工し
て形成する。
【0081】また通電発熱抵抗層11bおよび11cの
上には、耐熱性のポリイミド、ポリアミドイミド、PE
EK、ガラス等の絶縁性保護層11dを形成してある。
【0082】また、定着ニップ部N側の定着フィルム1
3と摺擦する部分には、PTFE(ポリテトラフルオロ
エチレン)、PFA(テトラフルオロエチレンパーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体、FEP(テトラ
フルオロエチレンヘキサフルオロプロピレン共重合
体)、ETFE(エチレン テトラフルオロエチレン共
重合体)、CTFE(ポリクロロトリフルオロエチレ
ン)、PVDF(ポリビニリデンフルオライド)等のフ
ッ素樹脂層を単独ないし、混合して被覆するか、あるい
はグラファイト、二硫化モリブデン等からなる乾性被膜
潤滑剤、ガラス、DLC(ダイアモンドライクカーボ
ン)等を薄く塗布あるいは蒸着することによって形成さ
れた摺動層11eを設けてあっても良い。
【0083】これにより、定着フィルム13と加熱用ヒ
ータ11は低摩擦係数で滑らかに摺動することが可能に
なる。
【0084】あるいは、高熱伝導基板11aの定着フィ
ルム13と摺動する面の表面粗さを所定以下に抑え、潤
滑性グリース等により摺動性を確保し、熱抵抗を小さく
抑えることで熱効率を向上させる構成であっても良い。
【0085】以上により形成した加熱用ヒータ11の反
ニップ面側、すなわち通電発熱抵抗層11bおよび11
cが形成された側を断熱ステイホルダー12に接着もし
くは不図示の保持部材で圧接させる。
【0086】また上記加熱用ヒータ11の通電発熱抵抗
層11bおよび11c側には通電発熱抵抗層11bおよ
び11cの発熱に応じて昇温した加熱用ヒータ11の温
度を検知するためのサーミスタ等の温度検知素子14が
加熱用ヒータに所定の加圧力で圧接するよう配設されて
いる。
【0087】この温度検知素子14の信号に応じて、長
手方向端部にある後述する電極部11f・11g・11
hから通電発熱抵抗層11bおよび11cに印加される
電圧のデューティー比や波数等を適切に制御すること
で、定着ニップ部N内での温調温度を略一定に保ち、記
録材P上のトナー像を定着するのに必要な加熱を行う。
【0088】すなわち、温度検知素子14の検知温度が
目標温度を維持するように抵抗層11b、11cへの通
電を制御している。
【0089】図5において、高熱伝導基板11aの上に
形成される通電発熱抵抗層11bおよび11cはそれぞ
れ長さL1、L2で形成され、それぞれの通電発熱抵抗
層11bおよび11cは電極部11f、11g、11h
より不図示の電源より給電されることで独立に発熱す
る。
【0090】すなわち、通電発熱抵抗層11bは電極部
11fおよび電極部11gの間の給電により発熱し、通
電発熱抵抗層11cは電極部11fおよび電極部11h
の間の給電により発熱する。
【0091】またそれぞれの通電発熱抵抗層11bおよ
び11cへの不図示の給電用電源はそれぞれ独立してお
り、通電発熱抵抗層11bおよび11cへの通電比率は
変動可能である。
【0092】また、通電発熱抵抗層11bおよび11c
のうち、記録材搬送方向下流側に配置した通電発熱抵抗
層11cは、長手方向で不均一な抵抗値分布を持ってお
り、端部の単位長さあたりの抵抗値を中央部に比べて高
くなるように形成してある。抵抗層11bの抵抗値分布
は長手方向に亘り均一である。
【0093】すなわち、図5の通電発熱抵抗層11cは
長さL2の両端部L3の長さにおいて、同一ペーストの
通電発熱抵抗層11cの幅を絞ることによって長さL3
だけ中央付近に比べて単位長さあたりの抵抗値を高く設
定してある。
【0094】これにより、抵抗層11cの端部の単位長
さ当たりの抵抗値は抵抗層11bの端部の単位長さ当た
りの抵抗値より大きくなっている。また、抵抗層11c
は抵抗層11bよりも長い。
【0095】なお図5では、幅を変えることによって単
位長さあたりの抵抗値を変えているが、ペーストを変え
ることによって抵抗値分布をもたせても良いことは言う
までもない。
【0096】また、図5において、記録材Pの最大搬送
幅D1に対して通電発熱抵抗層11bはほぼ同等の長さ
で形成してあり、通電発熱抵抗層11cは若干長くなる
ように形成してある。
【0097】サーミスタ等の温度検知素子14は記録材
Pの大きさに係わらず、中央付近の記録材が搬送される
領域の加熱用ヒータ背面に配置されており、加熱用ヒー
タの温度制御を行っている。
【0098】以上の構成で、加熱用ヒータ11の温度分
布を測定した。実験に用いた構成は以下の通りである。
【0099】まず基本的構成として、加熱用ヒータ11
は、その基板11aとして幅10mmの高熱伝導性Al
N基板を用い、AlN基板上の定着ニップ部Nと反対側
に加熱用ヒータ発熱抵抗層11b・11cとしてAg/
Pdの導電剤とマトリックス成分としての燐酸系ガラス
の混合物を有機溶剤、バインダー、分散剤等と混合して
ペースト状にしたものをスクリーン印刷して600℃で
焼成したものを用いた。通電発熱抵抗層11b・11c
は図4・図5に示したように2系列形成し、1系列は長
手方向に渡って単位長さあたりの抵抗値が同一の幅L1
=216mmであり、もう1系列は、長さL2=222
mmで、両端部の距離L3=20mmの単位長さあたり
の抵抗値を中央付近の単位長さあたりの抵抗値に対して
140%に形成した。また、AlN基板11aの定着ニ
ップ部N側には摺動層11eとして燐酸系ガラスを10
μmの厚みでスクリーン印刷により形成した。
【0100】また、それぞれの通電発熱抵抗層11bお
よび11cの抵抗値の比は2:3となるように形成し
た。この結果、同等のディーティー比で通電発熱抵抗層
への通電を行った場合、上流側の通電発熱抵抗層11b
による発熱量と下流側の通電発熱抵抗層11cによる発
熱量の比は3:2となるように構成した。
【0101】また、定着フィルム13は、内径24m
m、厚み50μmの円筒状シームレスポリイミドにプラ
イマー層を5μm、PFA樹脂を10μmディッピング
により塗布することによって外径24.13mmの円筒
状に形成した。
【0102】また、加圧ローラ20は、Al芯金20m
mにシリコンゴム層を厚み5mmで形成し、さらに外層
にはPFAチューブを被覆した。
【0103】実験では、画像形成装置の記録材搬送スピ
ードが200mm/secとなるように設定しており、
各通電発熱抵抗層11bおよび11cへの通電比率を連
続して加熱定着される記録材Pの枚数に応じて下表のよ
うに変動させて、加熱用ヒータ11の温度分布を測定し
た。
【0104】なお、表中の通電比率は長手に渡って単位
長さの抵抗値が同等である通電発熱抵抗層11bの通電
比率に対する通電発熱抵抗層11cへの通電比で示して
いる。すなわち、割合が大きいほど、端部での消費電力
が多い通電発熱抵抗層11cへの通電の度合いが多くな
るため、加熱用ヒータ11の長手方向両端部での発熱量
が多くなる。
【0105】また、加熱定着した記録材Pは図5に示す
ような最大搬送幅D1より若干幅の狭いD2の幅を有す
る厚み200μmの厚手のカット紙である。カット紙は
500枚連続して加熱定着させた。
【0106】
【表1】
【0107】以上の通電比率で連続加熱定着した場合の
加熱用ヒータ11における長手方向の消費電力分布すな
わち、抵抗層11bと11cを合わせた消費電力分布お
よび温度分布測定結果を図6の(a)および(b)に示
す。
【0108】(a)において、横軸は加熱用ヒータ11
の長手方向の位置であり、記録材搬送基準の中心を0m
mとして、左右にそれぞれ108mm、111mmの各
ヒータに対して、消費される単位長さあたりの電力の合
計を縦軸に示している。図の結果より、初期は端部の発
熱量の大きなヒータへの通電比率が高いため、端部にお
いて、消費電力が大きくなっており、一方、連続通紙時
(500枚目)の消費電力では、端部の消費電力が中央
部に対して若干大きくなるように通電されている。
【0109】また、このときの加熱用ヒータ11の温度
分布は(b)に示す。横軸は加熱用ヒータ11の長手方
向の位置であり、記録材搬送基準の中心を0mmとして
左右にそれぞれ5mmおきに120mmまで熱電対にて
測定した。また、縦軸は各測定点における測定温度であ
る。グラフ中の初期温度分布とは、1枚目のカット紙を
加熱定着装置に突入させる際の温度分布であり、一方連
続通紙時温度分布とは、500枚目のカット紙が加熱定
着装置に突入する際の温度分布である。
【0110】図より、初期温度分布では、若干長手方向
端部の温度が下がっているものの、略均一な温度分布を
保っており、端部定着性能も十分であった。また、連続
通紙時の温度分布においても、カット紙が通過しない領
域の昇温を抑えられており、問題の起こらない程度の昇
温に抑えられている。特に従来例の図12と比較する
と、効果は顕著であり、画像形成装置の高速化に伴って
懸念される初期端部定着性確保と連続加熱定着時の端部
異常昇温防止の双方を達成する加熱定着装置を提供する
ことが可能となる。
【0111】また、上述では記録材Pの枚数に応じて各
通電発熱抵抗層11b・11cへの通電比率を変動させ
ることにより、長手方向の温度分布均一化を図っている
が、以下に示す方法でも同様の効果が得られる。
【0112】すなわち図3において、加熱用ヒータ11
の端部背面に設けたサーミスタ等の第2の温度検知素子
18によって加熱用ヒータ端部の温度を監視する。この
温度に応じて、図4・図5に示した2系列の通電発熱抵
抗層11b・11cへの通電比率を変動させる。すなわ
ち、加熱用ヒータ中央付近の第1の温度検知素子14と
加熱用ヒータ端部に配置した第2の温度検知素子18の
温度差より、加熱用ヒータ端部の温度が低い場合には、
端部の発熱量が多い通電発熱抵抗層11cへの通電比率
を高め、一方、端部の温度が高い場合には端部の温度を
所定温度以下に抑えるように端部の発熱量が多い通電発
熱抵抗層11cへの通電比率を下げていく。これによ
り、加熱用ヒータ端部の温度を直接検出することから、
初期の端部定着性を確保し、連続加熱定着時に加熱用ヒ
ータ端部が異常昇温に至ることを確実に回避することが
可能になる。
【0113】また、通電発熱抵抗層11bおよび11c
への通電パターンを変えた場合の加熱用ヒータの幅方向
(記録材搬送方向)の温度分布を測定した。測定結果を
図13に示す。なお、図中の横軸はニップ中心を0と
し、マイナス側が上流側、プラス側が下流側を意味し、
温度制御用のサーミスタ14は1.2mmの場所に配置
してある。
【0114】図より、上流側通電発熱抵抗層11bのみ
通電した場合と11bおよび11c双方に通電した場合
では、加熱用ヒータの幅方向に渡って略均一な温度分布
となっていることがわかる。サーミスタ配置位置の付近
も安定した温度となっている。
【0115】一方下流側に位置した通電発熱抵抗層11
cにのみ通電加熱した場合には、ニップ下流に温度ピー
クがあり、サーミスタ配置位置の付近での温度変化が大
きい。
【0116】また、それぞれの場合に温調温度設定を振
って定着性能および高温オフセットのマージンを確認し
たところ、下流側に位置する11cのみへの通電による
加熱の場合にはマージンがほとんど得られなくなってし
まうことがわかった。
【0117】以上のことから、連続搬送された記録材を
加熱定着する場合に、複数本の通電発熱抵抗層を形成し
た加熱用ヒータでは、通電比率を徐々に下げる通電発熱
抵抗層即ち抵抗層11cは下流側に形成してあった方が
好ましいことがわかる。これは、記録材の搬送により加
熱用ヒータで発生した熱量が下流側へ流されることに起
因する。よって端部の発熱量が大きくなるように形成さ
れた通電発熱抵抗層を他の通電発熱抵抗層より記録材搬
送方向の下流側に配置し、連続搬送された記録材を加熱
定着する場合には、端部の発熱量が大きい通電発熱抵抗
層の通電比率を徐々に下げることが望ましい。
【0118】また、加熱用ヒータ11の構成としては、
図7に示すように少なくとも1系列が端部のみ加熱する
通電発熱抵抗層11c'であっても同様の効果が得られ
る。すなわち図7において、給電用電極11fおよび1
1h間の通電によって発熱される通電発熱抵抗層11
c'を加熱用ヒータ両端部のみ設け、両端部の通電発熱
抵抗層11c'間を導通部11iで接続することによっ
て、両端部のみ加熱される通電発熱抵抗層11c'を形
成する。
【0119】その他、加熱用ヒータ長手方向において、
少なくとも1系列が通電により発熱量の分布を持つ構成
で、端部に発熱量が多くなる構成であり、かつ少なくと
も複数の通電発熱抵抗層への通電によって、加熱用ヒー
タ長手方向に渡って端部の発熱量が中央部に比べて大き
くなる制御モードを有しており、端部の発熱量が多くな
る該通電発熱抵抗層と少なくとも他の1系列の通電発熱
抵抗層への通電との通電比率が変動可能である構成であ
れば、通電発熱抵抗層のパターンはいずれのものでも構
わない。
【0120】例えば、図14に示すように、3系列の通
電発熱抵抗層とし、長手方向で発熱量がほぼ均一となる
通電発熱抵抗層11jを下流側に追加してあっても良
い。この場合、電極部11kと11fの間の通電により
11jに通電することにより発熱させる。端部の発熱量
が大きくなるように形成した通電発熱抵抗層11cは通
電発熱抵抗層11bおよび11jに挟まれた状態とな
る。
【0121】この加熱用ヒータを使用して連続して記録
材を加熱定着する場合、通電発熱抵抗層11cの通電比
率を他の通電発熱抵抗層11bおよび11jへの通電比
率に対し徐々に低下させていく。
【0122】これにより同様の効果が得られる。また、
通電発熱抵抗層11cの通電が少なくなった場合でも上
下流側で通電発熱抵抗層11bおよび11jにより加熱
するため、加熱用ビータの記録材搬送方向の温度分布が
より安定する。
【0123】また、本実施例では、中央基準で記録材を
搬送する画像形成装置で説明したが、片側端部を記録材
搬送基準とする画像形成装置であっても、同様に反基準
側端部の発熱量を多くした通電発熱抵抗層を少なくとも
1系列形成することで、同様の効果を得られる。
【0124】〈第2の実施例〉以下に実施例2について
説明する。装置全体の構成は前記実施例1で示した図1
と同様であり、加熱定着装置6内の構成も前記実施例1
で示した図2と同様であるため再度の説明を省く。
【0125】本実施例では記録材Pの種類に応じて、加
熱用ヒータ11の複数の通電発熱抵抗層11b・11c
への通電比率を変動し、各記録材の条件に合わせて最適
な通電比率とすることで、初期の端部定着性能を確保し
た上で、連続加熱定着時の非搬送部での異常昇温を抑え
る。
【0126】本実施例の詳細を図5を用いて説明する。
図5において、記録材Pの幅D1、D2およびD3に対
して、加熱用ヒータ11の通電発熱抵抗層11bおよび
11cによる発熱により非搬送領域の昇温が異なる。す
なわち、最大搬送幅のD1の場合、加熱用ヒータ11の
広い範囲から熱を与えられるため、非搬送領域での昇温
スピードは比較的遅い。しかし、加熱定着装置6が十分
冷えた状態からのプリント開始初期においては、加熱用
ヒータ11の端部への放熱が無視できず、端部定着性能
が劣化する恐れがある。よって、最大搬送幅の記録材P
を加熱定着装置6が冷えた状態から加熱定着する場合に
は、端部の発熱量が多い通電発熱抵抗層11cの通電比
率を上げる時間を長く取る必要がある。
【0127】また、幅の狭い、例えばD3の幅の記録材
Pを加熱定着する際には、加熱用ヒータ11の通電発熱
抵抗層11bおよび11cの発熱領域は十分に広いの
で、端部への放熱を無視できる。よって例えば図5の通
電発熱抵抗層11bへの通電のみで加熱定着した場合で
も端部が定着不良を起こすことはない。よって、初期か
ら加熱用ヒータ11の端部の発熱量が大きい通電発熱抵
抗層11cへの通電比率を最小限にさげておくことが可
能である。これにより、非搬送領域での異常昇温を抑え
ることが可能になる。
【0128】また、最大搬送幅D1より若干狭い幅D2
を有する記録材Pを加熱定着する場合には、加熱定着装
置が冷えた状態からのプリント初期での端部への放熱は
無視できなくなり、ある程度の比率で端部の発熱量が大
きい通電発熱抵抗層11cへの通電を行う必要がある。
また、連続通紙時には、D2の幅からはみ出す通電発熱
抵抗層11cの幅が大きいので、非搬送部での昇温スピ
ードが速い。このため、端部の発熱量が大きい通電発熱
抵抗層11cへの通電比率を早い段階で下げる必要があ
る。
【0129】以上の確認を行うため以下に示す実験を行
った。実験に用いた装置構成は前記実施例1で示したも
のと同様であるため説明を省く。
【0130】実験に用いた記録材Pは各500枚のカッ
ト紙で幅は、それぞれD1=216mm、D2=210
mm、D3=184.2mmであり、記録材Pの厚みは
200μmで同一とし、記録材Pの表面性は同等の平滑
性とした。
【0131】また、記録材Pの搬送枚数に対する通電比
率の変動方式を3種類設けた。通電比率の変動を変えた
場合の実験結果を以下に示す。
【0132】表中の端部定着性能の欄は、○が問題のな
い定着性、△が許容レベル、×が劣悪を意味する。また
非搬送領域の異常昇温は、○が全く問題のない温度、△
が許容温度、×が劣悪を意味する。
【0133】幅D1およびD2の記録材に関しては、3
4枚/分の枚数でプリントを実施し、幅D3の記録材に
関しては、通電発熱抵抗層がはみ出している領域が広く
非搬送部の昇温が厳しいことから、15枚/分の枚数で
プリントを実施した。
【0134】表中の通電比率は前記実施例1と同様に長
手に渡って単位長さの抵抗値が同等である通電発熱抵抗
層11bの通電比率に対する端部発熱量の多い通電発熱
抵抗層11cへの通電比で示している。
【0135】
【表2】
【0136】以上、実験の結果より加熱定着される記録
材Pの幅により、端部での発熱量が大きい通電発熱抵抗
層への通電比率の変動方法を最適化することで、各記録
材Pに対して端部定着不良および、非搬送領域での異常
昇温を防止した最適な加熱定着が行えることがわかる。
【0137】特に記録材Pの幅が大きいほど端部での発
熱量が大きい通電発熱抵抗層11cへの通電比率を高い
状態で推移させた方が、良好な加熱定着が達成される。
【0138】以上、本実施例では、記録材Pの幅に着目
して通電比率を最適化する方式に関して説明したが、例
えば、記録材Pの表面性、厚み等のパラメータによって
長手方向で発熱分布の異なる通電発熱抵抗層への通電比
率の変動方式を最適化させることは、良好な画像を提供
し、装置の寿命を長くする手段となる。
【0139】特に表面性の良好な記録材(表面粗さ小)
の場合、加熱定着装置6のニップ部Nで記録材Pに熱が
伝わりやすいため、加熱用ヒータ11の消費電力が大き
くなる。一方、表面性が良好なため、定着性能は良好と
なる。よって、端部の発熱量が大きい通電発熱抵抗層1
1cの通電比率を絞ったとしても、記録材Pの端部定着
性能を満足することが可能であり、かつ非搬送領域の昇
温を抑えることが可能になる。
【0140】〈第3の実施例〉以下に実施例3について
説明する。装置全体の構成は前記実施例1で示した図1
と同様であり、加熱定着装置6内の構成も前記実施例1
で示した図2と同様であるため再度の説明を省く。
【0141】本実施例では加熱用ヒータ11の両端部に
おいて異常昇温を防ぐ放熱部材を設ける。
【0142】本実施例の長手方向断面の構成を図8を用
いて説明する。図において、16は加熱用ヒータ11の
端部への接触により余分な過熱を放熱するための放熱部
材であり、熱伝導性の良好な金属部材、セラミック部材
等から形成され、通常は加熱用ヒータ11から離間して
おり、端部温度検知手段18の温度が所定温度以上に達
した時に不図示の電気クラッチ等のスイッチング素子等
により加熱用ヒータ11の端部に密着状態になるように
所定圧力で当接させられる。
【0143】前記実施例1および2の方式で加熱用ヒー
タ11の通電発熱抵抗層11b・11cへの通電比率を
最適化した場合でも、加熱定着される記録材Pの温度が
極度に低い場合等、消費電力を多く必要になる場合に
は、加熱用ヒータ端部での発熱量が中央部に比べて大き
くなる通電発熱抵抗層11cへの通電比率を絞ることに
限界が生じる。
【0144】すなわち、通電発熱抵抗層の抵抗値を小さ
くしすぎると波数制御や位相制御等の温調制御時におけ
る電流の変動が大きくなり、フリッカーや高調波歪み等
の問題が生じるため、ある程度電力を絞る必要がある。
【0145】このような場合、1系列の通電発熱抵抗層
の通電比率を下げすぎると、電力不足となり、温度制御
不能状態となってしまう。
【0146】よってこのような場合には、加熱用ヒータ
端部での発熱量が大きい通電発熱抵抗層11cへの通電
をある程度行わなければならない。このような場合、も
はや加熱用ヒータ11の通電発熱抵抗層11b・11c
の構成および通電比率で非搬送領域の異常昇温を防止す
ることが不可能になる。
【0147】よって本実施例に示すように、端部温度検
知手段18によって所定温度を検知した場合には、放熱
部材16を直接加熱用ヒータ端部に当接させることで、
放熱を行い異常昇温することを防止する。
【0148】上記の各実施例においては、加熱用ヒータ
11は裏面加熱型として、基板11aに対して通電発熱
抵抗層11bおよび11cを定着ニップ部Nと反対側に
形成しているが、加熱用ヒータ11は表面加熱型とし
て、基板11aに対して通電発熱抵抗層11bおよび1
1cを定着ニップ部N側に形成してあっても良い。
【0149】本発明において加熱定着装置には、画像を
担持した記録材を加熱してつや等の表面性を改質する像
加熱装置、仮定着処理する像加熱装置、インクジェット
プリンタ等に用いられる乾燥用の加熱装置等もその範疇
に含まれるものである。
【0150】本発明は上述の実施例にとらわれるもので
はなく技術思想内のあらゆる変形が可能である。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非通紙部の過昇温を抑えることができる像加熱装置を提
供することができる。また、複数枚の記録材を連続して
加熱する際の初期枚数における端部熱量不足を補える像
加熱装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の像加熱装置を搭載したプリンタの概
略構成図
【図2】 加熱定着装置の概略構成図(横断面模型図)
【図3】 加熱定着装置の概略構成図(縦断面模型図)
【図4】 加熱用ヒータの概略構成図(横断面模型図)
【図5】 加熱用ヒータの概略構成図(一部切り欠き裏
面図)
【図6】 (a)は加熱用ヒータの長手方向の消費電力
分布図、(b)は加熱用ヒータの長手方向温度分布図
【図7】 加熱用ヒータの他の構成例の概略図(一部切
り欠き裏面図)
【図8】 実施例3における加熱定着装置の概略構成図
(縦断面模型図)
【図9】 従来例の加熱定着装置(ヒートローラ方式)
の概略構成図
【図10】 従来例の加熱定着装置(フィルム加熱方
式)の概略構成図
【図11】 従来例に係わる加熱用ヒータの概略構成図
【図12】 従来例に係わる加熱用ヒータ長手方向温度
分布図
【図13】 通電する抵抗層を切換えた場合の記録材搬
送方向におけるヒータ温度分布を示した図
【図14】 本発明に適用できる他のヒータの構成図
【符号の説明】
11‥‥加熱用ヒータ 12‥‥断熱ステイホルダー 13‥‥定着フィルム 14‥‥温度検知素子 11aおよび11b‥‥通電発熱抵抗層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 裕子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA03 AA30 BA11 BA12 BA25 BA27 BA30 BE03 CA07 CA16 CA17 CA19 CA30 CA48 3K058 AA64 AA65 BA14 CA12 CB19 DA01 GA06

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材に形成された像を加熱する像加熱
    装置であり、第1と第2の通電発熱抵抗層を設けた加熱
    用ヒータを具備し、前記第2の通電発熱抵抗層の端部の
    単位長さ当たりの抵抗値は、前記第1の通電発熱抵抗層
    の端部の単位長さ当たりの抵抗値より大きく、記録材移
    動方向において前記第1の通電発熱抵抗層は前記第2の
    通電発熱抵抗層よりも上流側にあることを特徴とする像
    加熱装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記第1と第2の通電発熱抵抗層
    に対する通電を制御する通電制御手段を具備し、前記通
    電制御手段は、複数枚の記録材を連続して加熱するとき
    前記第1の通電発熱抵抗層に対する第2の通電発熱抵抗
    層への通電比率を徐々に下げることを特徴とする請求項
    1に記載の像加熱装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記第1と第2の通電発熱抵抗層
    に対する通電を制御する通電制御手段を具備し、前記通
    電制御手段は、記録材の種類に応じて前記第1と第2の
    通電発熱抵抗層への通電比率を設定することを特徴とす
    る請求項1に記載の像加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記通電制御手段は記録材のサイズが大
    きいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率を高く
    することを特徴とする請求項3に記載の像加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記通電制御手段は記録材の表面粗さが
    大きいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率を高
    くすることを特徴とする請求項3に記載の像加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記通電制御手段は記録材の厚みが小さ
    いほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率を高くす
    ることを特徴とする請求項3に記載の像加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の通電発熱抵抗層は前記第1の
    通電発熱抵抗層よりも長いことを特徴とする請求項1に
    記載の像加熱装置。
  8. 【請求項8】 前記第1と第2の通電発熱抵抗層は前記
    加熱用ヒータの記録材に対向する側の面とは反対面側に
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の像加
    熱装置。
  9. 【請求項9】 前記装置は更に、前記加熱用ヒータと接
    触しつつ移動するフィルムを有し、前記加熱用ヒータは
    前記フィルムを介して像を加熱することを特徴とする請
    求項1に記載の像加熱装置。
  10. 【請求項10】 記録材に形成された像を加熱する像加
    熱装置であり、第1と第2の通電発熱抵抗層を設けた加
    熱用ヒータを具備し、前記第1の通電発熱抵抗層の単位
    長さ当たりの抵抗値は長手方向に略均一であり、前記第
    2の通電発熱抵抗層の単位長さ当たりの抵抗値は長手方
    向に不均一であり、記録材移動方向において前記第1の
    通電発熱抵抗層は前記第2の通電発熱抵抗層よりも上流
    側にあることを特徴とする像加熱装置。
  11. 【請求項11】 更に、前記第1と第2の通電発熱抵抗
    層に対する通電を制御する通電制御手段を具備し、前記
    通電制御手段は、複数枚の記録材を連続して加熱すると
    き前記第1の通電発熱抵抗層に対する第2の通電発熱抵
    抗層への通電比率を徐々に下げることを特徴とする請求
    項10に記載の像加熱装置。
  12. 【請求項12】 更に、前記第1と第2の通電発熱抵抗
    層に対する通電を制御する通電制御手段を具備し、前記
    通電制御手段は、記録材の種類に応じて前記第1と第2
    の通電発熱抵抗層への通電比率を設定することを特徴と
    する請求項10に記載の像加熱装置。
  13. 【請求項13】 前記通電制御手段は記録材のサイズが
    大きいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率を高
    くすることを特徴とする請求項12に記載の像加熱装
    置。
  14. 【請求項14】 前記通電制御手段は記録材の表面粗さ
    が大きいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率を
    高くすることを特徴とする請求項12に記載の像加熱装
    置。
  15. 【請求項15】 前記通電制御手段は記録材の厚みが小
    さいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率を高く
    することを特徴とする請求項12に記載の像加熱装置。
  16. 【請求項16】 前記第2の通電発熱抵抗層は前記第1
    の通電発熱抵抗層よりも長いことを特徴とする請求項1
    0に記載の像加熱装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の通電発熱抵抗層の単位長さ
    当たりの抵抗値は中央部より端部が高いことを特徴とす
    る請求項10に記載の像加熱装置。
  18. 【請求項18】 前記第1と第2の通電発熱抵抗層は前
    記加熱用ヒータの記録材に対向する側の面とは反対面側
    に設けられていることを特徴とする請求項10に記載の
    像加熱装置。
  19. 【請求項19】 前記装置は更に、前記加熱用ヒータと
    接触しつつ移動するフィルムを有し、前記加熱用ヒータ
    は前記フィルムを介して像を加熱することを特徴とする
    請求項10に記載の像加熱装置。
  20. 【請求項20】 記録材に形成された像を加熱する像加
    熱装置であり、第1と第2の通電発熱抵抗層を設けた加
    熱用ヒータを具備し、前記第1の通電発熱抵抗層は前記
    第2の通電発熱抵抗層より長く、記録材移動方向におい
    て前記第1の通電発熱抵抗層は前記第2の通電発熱抵抗
    層よりも上流側にあることを特徴とする像加熱装置。
  21. 【請求項21】 更に、前記第1と第2の通電発熱抵抗
    層に対する通電を制御する通電制御手段を具備し、前記
    通電制御手段は、複数枚の記録材を連続して加熱すると
    き前記第1の通電発熱抵抗層に対する第2の通電発熱抵
    抗層への通電比率を徐々に下げることを特徴とする請求
    項20に記載の像加熱装置。
  22. 【請求項22】 更に、前記第1と第2の通電発熱抵抗
    層に対する通電を制御する通電制御手段を具備し、前記
    通電制御手段は、記録材の種類に応じて前記第1と第2
    の通電発熱抵抗層への通電比率を設定することを特徴と
    する請求項20に記載の像加熱装置。
  23. 【請求項23】 前記通電制御手段は記録材のサイズが
    大きいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率を高
    くすることを特徴とする請求項22に記載の像加熱装
    置。
  24. 【請求項24】 前記通電制御手段は記録材の表面粗さ
    が大きいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率を
    高くすることを特徴とする請求項22に記載の像加熱装
    置。
  25. 【請求項25】 前記通電制御手段は記録材の厚みが小
    さいほど前記第2の通電発熱抵抗層への通電比率を高く
    することを特徴とする請求項22に記載の像加熱装置。
  26. 【請求項26】 前記第2の通電発熱抵抗層の単位長さ
    当たりの抵抗値は中央部より端部が高いことを特徴とす
    る請求項20に記載の像加熱装置。
  27. 【請求項27】 前記第1と第2の通電発熱抵抗層は前
    記加熱用ヒータの記録材に対向する側の面とは反対面側
    に設けられていることを特徴とする請求項20に記載の
    像加熱装置。
  28. 【請求項28】 前記装置は更に、前記加熱用ヒータと
    接触しつつ移動するフィルムを有し、前記加熱用ヒータ
    は前記フィルムを介して像を加熱することを特徴とする
    請求項20に記載の像加熱装置。
  29. 【請求項29】 記録材に形成された像を加熱する像加
    熱装置であり、通電発熱抵抗層を有する加熱用ヒータ
    と、前記加熱用ヒータの端部に接離可能な放熱部材を具
    備することを特徴とする像加熱装置。
  30. 【請求項30】 前記放熱部材は記録材の種類に応じて
    移動することを特徴とする請求項29に記載の像加熱装
    置。
  31. 【請求項31】 前記放熱部材は記録材のサイズに応じ
    て移動することを特徴とする請求項30に記載の像加熱
    装置。
  32. 【請求項32】 前記放熱部材は記録材の表面粗さに応
    じて移動することを特徴とする請求項30に記載の像加
    熱装置。
  33. 【請求項33】 前記放熱部材は記録材の厚みに応じて
    移動することを特徴とする請求項30に記載の像加熱装
    置。
  34. 【請求項34】 前記装置は更に、前記加熱用ヒータと
    接触しつつ移動するフィルムを有し、前記加熱用ヒータ
    は前記フィルムを介して像を加熱することを特徴とする
    請求項29に記載の像加熱装置。
JP2002062142A 2001-03-13 2002-03-07 定着装置 Expired - Fee Related JP4125023B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002062142A JP4125023B2 (ja) 2001-03-13 2002-03-07 定着装置
US10/093,744 US6713725B2 (en) 2001-03-13 2002-03-11 Image heating apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-69936 2001-03-13
JP2001069936 2001-03-13
JP2002062142A JP4125023B2 (ja) 2001-03-13 2002-03-07 定着装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002341682A true JP2002341682A (ja) 2002-11-29
JP2002341682A5 JP2002341682A5 (ja) 2007-05-24
JP4125023B2 JP4125023B2 (ja) 2008-07-23

Family

ID=26611119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002062142A Expired - Fee Related JP4125023B2 (ja) 2001-03-13 2002-03-07 定着装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6713725B2 (ja)
JP (1) JP4125023B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004191857A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2006301110A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Canon Inc 画像形成装置
JP2008116578A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Ricoh Co Ltd 定着装置、および画像形成装置
JP2010107577A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Canon Inc 画像形成装置
JP2013076868A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Canon Inc ベルト部材、像加熱装置、及び画像形成装置
US8918001B2 (en) 2011-06-02 2014-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus
JP2015176085A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 キヤノン株式会社 定着装置
JP2017227866A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 株式会社東芝 加熱装置、画像形成装置
US11675294B2 (en) 2016-06-20 2023-06-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Heating device and image forming apparatus
JP7448885B2 (ja) 2020-02-28 2024-03-13 株式会社リコー 画像形成装置

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4054599B2 (ja) * 2002-04-25 2008-02-27 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2004013045A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Canon Inc 像加熱装置及び画像形成装置
JP3977200B2 (ja) 2002-08-23 2007-09-19 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP3990957B2 (ja) 2002-08-28 2007-10-17 キヤノン株式会社 加熱定着装置
KR100472472B1 (ko) * 2002-08-29 2005-03-10 삼성전자주식회사 전자사진 화상형성장치의 정착 장치
JP2004144833A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Canon Inc 加熱装置
JP4095406B2 (ja) * 2002-11-06 2008-06-04 キヤノン株式会社 加熱定着装置
JP2004170950A (ja) * 2002-11-06 2004-06-17 Canon Inc 像加熱装置
JP4630673B2 (ja) * 2004-02-03 2011-02-09 キヤノン株式会社 定着装置
US7215899B2 (en) * 2004-02-27 2007-05-08 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having temperature sensing element for sensing temperature of recording material
EP1569046A1 (en) * 2004-02-27 2005-08-31 Canon Kabushiki Kaisha Image-forming apparatus with a detector unit for detecting the temperature of a recording medium
JP4262119B2 (ja) 2004-02-27 2009-05-13 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2005316443A (ja) 2004-03-30 2005-11-10 Canon Inc 像加熱装置及びこの装置に用いられる搬送ローラ
JP4804038B2 (ja) * 2004-06-21 2011-10-26 キヤノン株式会社 像加熱装置及びこの装置に用いられるヒータ
JP2006023377A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Canon Inc 画像形成装置
JP2006084821A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Canon Inc 加熱定着装置
JP2006251285A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Oki Data Corp 画像記録装置
JP2007212589A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Canon Inc 加熱体、加熱装置及び画像形成装置
JP2009294391A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Canon Inc 像加熱装置及び画像形成装置
US9274470B2 (en) * 2013-07-09 2016-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus and image forming apparatus
JP2016062024A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 キヤノン株式会社 ヒータおよび定着装置
US9658586B1 (en) * 2015-12-30 2017-05-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus with heat equalization of a fixing belt
JP6052447B1 (ja) * 2016-02-18 2016-12-27 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP6828523B2 (ja) * 2017-03-09 2021-02-10 東芝ライテック株式会社 ヒータ及び画像形成装置
US11143996B2 (en) * 2019-12-13 2021-10-12 Ricoh Company, Ltd. Heating device, fixing device and image forming apparatus

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3854801T2 (de) 1987-06-16 1996-06-13 Canon Kk Bildfixiergerät
JP2516886B2 (ja) 1987-06-16 1996-07-24 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2646444B2 (ja) 1988-12-12 1997-08-27 キヤノン株式会社 画像加熱定着装置
US4970219A (en) 1989-06-28 1990-11-13 Hoechst-Roussel Pharmaceuticals Inc. Heteroarylamino- and heteroaryloxypyridinamine compounds which have useful utility in treating skin disorders
DE69117806T2 (de) 1990-06-11 1996-08-22 Canon Kk Heizgerät mit Endlosfilm
JP2884714B2 (ja) 1990-06-11 1999-04-19 キヤノン株式会社 像加熱装置
JP2900604B2 (ja) 1990-11-30 1999-06-02 キヤノン株式会社 像加熱装置
US5210579A (en) 1990-11-30 1993-05-11 Canon Kabushiki Kaisha Image fixing apparatus having a parting resin layer for reducing frictional resistance of the film through which the image is heated
DE69217436T2 (de) 1991-09-24 1997-07-10 Canon Kk Bildheizgerät mit mehreren Temperaturdetektoren
JP2727899B2 (ja) 1992-11-13 1998-03-18 キヤノン株式会社 像加熱装置及び画像形成装置
JP3219518B2 (ja) 1993-01-29 2001-10-15 キヤノン株式会社 画像形成装置
ES2137424T3 (es) * 1994-08-30 1999-12-16 Canon Kk Calentador y dispositivo de fijacion que lo incorpora.
JPH08314312A (ja) 1995-05-22 1996-11-29 Canon Inc 加圧用回転体、加熱装置、及び画像形成装置
US5722026A (en) 1995-08-31 1998-02-24 Canon Kabushiki Kaisha Pressing rotator and heating-fixing apparatus using the same
JP3450623B2 (ja) 1997-01-21 2003-09-29 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP3372811B2 (ja) 1997-02-03 2003-02-04 キヤノン株式会社 加熱定着装置
JPH11133803A (ja) 1997-10-30 1999-05-21 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
JP2000077168A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Toshiba Lighting & Technology Corp 発熱体、定着装置および画像形成装置
US6423941B1 (en) * 1998-08-31 2002-07-23 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus and heater
JP2000162907A (ja) 1998-11-30 2000-06-16 Canon Inc 像加熱装置及び画像形成装置
JP3647290B2 (ja) 1998-11-30 2005-05-11 キヤノン株式会社 像加熱装置及び画像形成装置
JP3848001B2 (ja) 1999-02-15 2006-11-22 キヤノン株式会社 加熱定着装置および画像形成装置
JP2000250340A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Canon Inc 定着装置および画像形成装置
JP2001194936A (ja) * 2000-01-11 2001-07-19 Canon Inc ヒータと定着装置および画像形成装置
JP3754861B2 (ja) * 2000-03-07 2006-03-15 キヤノン株式会社 加熱装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004191857A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Ricoh Co Ltd 定着装置および画像形成装置
JP2006301110A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Canon Inc 画像形成装置
JP2008116578A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Ricoh Co Ltd 定着装置、および画像形成装置
JP2010107577A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Canon Inc 画像形成装置
US8918001B2 (en) 2011-06-02 2014-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus
JP2013076868A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Canon Inc ベルト部材、像加熱装置、及び画像形成装置
JP2015176085A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 キヤノン株式会社 定着装置
JP2017227866A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 株式会社東芝 加熱装置、画像形成装置
US11675294B2 (en) 2016-06-20 2023-06-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Heating device and image forming apparatus
JP7448885B2 (ja) 2020-02-28 2024-03-13 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6713725B2 (en) 2004-03-30
US20030029853A1 (en) 2003-02-13
JP4125023B2 (ja) 2008-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4125023B2 (ja) 定着装置
JP6436812B2 (ja) 定着装置
US20050207770A1 (en) Image heating apparatus having heater for externally heating fixing roller
JP2001324892A (ja) 像加熱装置及びそれを有する画像形成装置
JP2004085698A (ja) 画像形成装置
US10908541B2 (en) Image heating apparatus which attains secure fixing of an unfixed image and reduction of energy to be consumed while securing slidability of a film
JP2002169413A (ja) 画像形成装置
JP2017072781A (ja) 画像加熱装置及び画像形成装置
JP2004170950A (ja) 像加熱装置
JP4810117B2 (ja) 画像形成装置
JP2000206809A (ja) 加熱定着装置および画像形成装置
JP2016218376A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2001222180A (ja) 像加熱用ヒータ、像加熱装置及び画像形成装置
JP2002236426A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2008040082A (ja) 像加熱装置
JP2011048203A (ja) 加熱部材、定着装置、および該定着装置を備える画像形成装置
JP2009186752A (ja) 画像形成装置
JP4387657B2 (ja) 加熱定着装置
JP2009139822A (ja) ヒータ、像加熱装置及び画像形成装置
JP5530160B2 (ja) 定着装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2014041232A (ja) 画像加熱装置
JP2003287978A (ja) 定着装置
JP7271134B2 (ja) 像加熱装置
JP2004012506A (ja) 像加熱装置、画像形成装置、および加熱体
JP2001222174A (ja) 像加熱用ヒータ、像加熱装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050303

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080422

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees