JP3372811B2 - 加熱定着装置 - Google Patents

加熱定着装置

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JP3372811B2
JP3372811B2 JP03441997A JP3441997A JP3372811B2 JP 3372811 B2 JP3372811 B2 JP 3372811B2 JP 03441997 A JP03441997 A JP 03441997A JP 3441997 A JP3441997 A JP 3441997A JP 3372811 B2 JP3372811 B2 JP 3372811B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複写機、
プリンターあるいはファクシミリ等とされる電子写真方
式・静電記録方式等の作像プロセスを採用した画像形成
装置において、作像プロセス部で転写方式あるいは直接
方式により記録材に形成担持させた目的とする画像情報
の未定着トナーを固着像として熱定着処理する加熱定着
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置における加熱定着装
置としては、熱ローラ方式やフィルム加熱方式の装置が
広く用いられている。特にスタンバイ時に加熱定着装置
に電力を供給せず、消費電力を極力低く押さえた方法、
詳しくはヒータ部と加圧ローラの間にフィルムを介して
記録材上のトナー像を定着するフィルム加熱方式による
加熱定着装置が特開昭63−313182号公報、特開
平2−157878号公報、特開平4−44075号公
報、特開平4−204980号公報等により提案されて
いる。
【0003】図に上記加熱定着装置の要部の概略構成
を示した。即ち図において、この加熱定着装置は、ス
テイホルダー(支持体)42に固定支持された加熱部材
(加熱体、以下「ヒータ」という)41と、このヒータ
41に耐熱性の薄肉フィルム(以下、「定着フィルム」
という)43を挟んで所定のニップ幅のニップ部(定着
ニップ部)Nを形成させて圧接させた弾性加圧ローラ5
0とを有する。
【0004】ヒータ41は通電により所定の温度に加熱
・温調される。定着フィルム43は不図示の駆動手段あ
るいは加圧ローラ50の回転力により、定着ニップ部N
においてヒータ41面に密着・摺動しつつ矢印aの方向
に搬送移動される円筒状あるいはエンドレスベルト状、
もしくはロール巻きの有端ウェブ状の部材である。
【0005】ヒータ41を所定の温度に加熱・温調さ
せ、定着フィルム43を矢印aの方向に搬送移動させた
状態において、定着ニップ部Nの定着フィルム43と加
圧ローラ50との間に被加熱材としての未定着トナー像
tを形成担持させた記録材Pを導入すると、記録材Pは
定着フィルム43の面に密着して定着フィルム43と一
緒に定着ニップ部Nに挟持搬送される。この定着ニップ
部Nにおいて、記録材P、トナー像tがヒータ41によ
り定着フィルム43を介して加熱されて記録材Pにトナ
ー像tが加熱定着される。定着ニップ部Nを通った記録
材部分は定着フィルム43の面から剥離して搬送され
る。
【0006】加熱部材としてのヒータ41には一般にセ
ラミックヒータが使用される。例えば、アルミナ等の電
気絶縁性、良熱伝導性、低熱容量性のセラミック基板4
1aの面(定着フィルム43と対面する側の面)に基板
長手(図面に垂直の方向)に沿って銀パラジウム(Ag
/Pd)、Ta2 N等の通電発熱抵抗層41bをスクリ
ーン印刷等で形成具備させ、更に発熱抵抗層形成面を薄
肉のガラス保護層41cで覆ってなるものである。
【0007】このセラミックヒータ41は通電発熱抵抗
層41bに通電がなされることにより、通電発熱抵抗層
41bが発熱してセラミック基板41a、ガラス保護層
41cを含むヒータ全体が急速昇温する。このヒータ4
1の昇温がヒータ背面に設置された温度検知素子44に
より検知されて不図示の通電制御部へフィードバックさ
れる。通電制御部は温度検知素子44で検知されるヒー
タ温度が所定のほぼ一定温度(定着温度)に維持される
ように通電発熱抵抗層41bに対する給電を制御する。
即ちヒータ41は所定の定着温度に加熱・温調される。
【0008】定着フィルム43は、定着ニップ部Nにお
いてヒータ41の熱を効率よく被加熱材としての記録材
Pに与えるため、厚みは20〜70μmとかなり薄くし
ている。この定着フィルム43はフィルム基層、プライ
マー層、離型性層の3層構成で構成されており、フィル
ム基層側がヒータ41側であり、離型性層が加圧ローラ
50側である。フィルム基層はヒータ41のガラス保護
層41cより絶縁性の高いポリイミド、ポリアミドイミ
ド、PEEK等であり、耐熱性、高弾性を有している。
又、フィルム基層により定着フィルム43全体の引き裂
き強度等の機械的強度を保っている。プライマー層は厚
み2〜6μm程度の薄い層で形成されている。離型性層
は定着フィルム43に対するトナーオフセット防止層で
あり、PFA、PTFE、FEP等のフッ素樹脂を厚み
10μm程度に被覆して形成してある。
【0009】また、ステイホルダー42は、例えば耐熱
性プラスチック性部材より形成され、ヒータ41を保持
すると共に定着フィルム43の搬送ガイドも兼ねてい
る。
【0010】このような定着用の薄いフィルム43を用
いたフィルム加熱方式の加熱定着装置においては、加熱
部材としてのセラミックヒータ41の高い剛性のために
弾性層51を有している加圧ローラ50がこれを圧接さ
せたヒータ41の偏平下面にならって圧接部で偏平にな
って所定幅の定着ニップ部Nを形成し、定着ニップ部N
のみを加熱することでクイックスタートの加熱定着を実
現している。
【0011】以上のフィルム加熱方式の加熱定着装置に
使用されるヒータ41の構成の詳細を更に図10を用い
て説明する。ヒータ41の通電発熱抵抗層41bの幅W
は、定着フィルム43を介して記録材上のトナー像を定
着するための定着ニップ部N内に含まれる。これによ
り、ヒータ41の通電発熱抵抗層41bに通電すること
で発した熱は、定着ニップN間において、定着フィルム
43と加圧ローラ50の間を搬送された記録材Pに与え
られ、記録材P上のトナー像tを溶融し、固着するため
に作用する。
【0012】更に図10に示すように、ヒータ41背面
には、サーミスタ等の温度検知素子44と暴走時にヒー
タ41の通電発熱抵抗層41bへの通電をシャットダウ
ンするための温度ヒューズ、あるいはサーモスイッチ等
のサーモプロテクター45が当接してあり、これらは画
像形成装置が搬送可能な最小幅の記録材Pの搬送域内に
配置されている。
【0013】ここで温度検知素子44については、記録
材P上のトナー像tを定着不良、高温オフセット等の問
題を起こさずに適度な定着温度で加熱定着するために、
上記通電発熱抵抗層41bの幅Wのほぼ中央のヒータ4
1背面に配設されている。一方、サーモプロテクター4
5についても、温度検知素子44と同様に通電発熱抵抗
層41bの幅Wのほぼ中央のヒータ41背面に配設され
ている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のフ
ィルム加熱方式の加熱定着装置では、クイックスタート
性を高めるために、加圧ローラ50、ステイホルダー4
2、ヒータ41等の熱容量をできる限り小さく押さえて
いる。この場合、ヒータ41背面に設けられた温度検知
素子44の性能はいうまでもなく、温度検知素子44の
配設位置は記録材上のトナー像の定着性やオフセット等
への影響が大きく、シビアな設定が必要となる。
【0015】定着ニップNの上流側から下流側のヒータ
41表面の温度分布を測定したところ、図11のグラフ
に示すような温度分布となった。図において、横軸は定
着ニップN中の位置であり、縦軸はヒータ表面の温度で
ある。図からわかるようにヒータ41表面の温度は、通
電発熱抵抗層41bの中央部付近が最も高く、定着ニッ
プN上下流側へいくに従って温度が下がっている。しか
し、定着ニップ上流側は冷えた定着フィルムが突入して
来るのに対して、下流側は十分に加熱された定着フィル
ムが搬出されるため、上流側に比べて下流側の方が高め
の温度分布となっている。
【0016】ここでヒータ41背面に当接した温度検知
素子44の配設位置が上下流に振れた場合、温度検知素
子44の検知温度と実際のヒータの加熱状況が個々の場
合で異なってしまう。よって各々の加熱定着装置におい
て、定着不良や高温オフセット等の問題が起こる可能性
が高くなる。これらの問題を防ぐためには、ヒータ41
背面の温度検知素子44の配設位置がシビアになり、温
度検知素子44の取付け位置の公差を小さく押さえなけ
ればならなかった。よってヒータ41の生産性を上げる
ためには、特に温度検知素子44の当接位置の精度を上
げることが必須となっていた。
【0017】また、ヒータ41の通電発熱抵抗層41b
への通電を制御する制御部、及び安全回路の故障が起こ
ったときに、即ち通電発熱抵抗層41bへの通電が暴走
したときに、温度ヒューズ等のサーモプロテクター45
が通電発熱抵抗層への通電をシャットダウンするべく作
動する。このサーモプロテクターの応答速度は、暴走時
には特に重要であり、よって暴走時に昇温スピードの最
も速い通電発熱抵抗層41bの中央部に相当するヒータ
41背面に当接することが望ましい。よって温度検知素
子44と同様にサーモプロテクター45の当接位置もシ
ビアとなっていた。
【0018】さらに、通電発熱抵抗層41bの中央部に
相当するヒータ41背面にサーモプロテクター45を当
接する場合、通常使用時にも最も温度分布の高い位置に
当接することになるため、サーモプロテクターの動作温
度を通常使用時の最高到達温度以上に設定する必要があ
った。このため、暴走時にサーモプロテクター45が作
動して通電発熱抵抗層41bへの通電をシャットダウン
するまでにかかる応答速度を速くすることは難しかっ
た。
【0019】また上記従来例のように1本の通電発熱抵
抗層1bによって加熱する構成では、図11に示したよ
うな温度分布となり、定着ニップN上下流の温度分布を
変化させることが難しいため、高温オフセットや小サイ
ズの記録材を搬送させたときの非搬送部の昇温に対して
温度分布で対策をとることは難しい。
【0020】さらに、より高速で加熱定着可能な状態に
するためには、通電発熱抵抗層41bへの投入電力を大
きくする必要があるが、この場合、通電発熱抵抗層41
bの抵抗値が小さくなり、フリッカー、高調波歪み等の
問題が発生する。
【0021】従って、本発明の主な目的は、加熱定着装
置の温度検知素子の取付位置の公差を大きくとることの
できる加熱定着装置を提供することである。
【0022】本発明の他の目的は、加熱定着装置のサー
モプロテクターの取付位置の公差を大きくとることので
きる加熱定着装置を提供することである。
【0023】本発明の他の目的は、加熱定着装置のサー
モプロテクターの応答性が良好な加熱定着装置を提供す
ることである。
【0024】
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
加熱定着装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
記録材の搬送方向に対して垂直な方向に細長い加熱用ヒ
ータと、この加熱用ヒータに摺擦しながら移動する薄肉
のフィルムと、過昇温時に通電発熱抵抗層への通電を遮
断するためのサーモプロテクターと、を有し、フィルム
を介した加熱用ヒータの熱で未定着画像が形成された記
録材を加熱する加熱定着装置において、前記加熱用ヒー
タはヒータの長手方向に沿う2本の通電発熱抵抗層を有
し、前記サーモプロテクターの中心は2本の通電発熱抵
抗層の間隙の中心から記録材搬送方向上流側の通電発熱
抵抗層の中心までの間に位置することを特徴とする加熱
定着装置である。
【0026】前記加熱用ヒータの通電発熱抵抗層がその
長手方向端部に折り返し部分を設けて形成されているこ
とが好ましい。
【0027】前記加熱用ヒータの2本の通電発熱抵抗層
は、記録材搬送方向下流側に比べ上流側の方が消費電力
が大きくなるように設定することが好ましい。
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る加熱定着装置
図面に則して更に詳しく説明する。
【0030】参考例 先ず 図1により参考例の画像形成装置について説明す
る。
【0031】図1において、感光ドラム1は、OPC、
アモルファスSe、アモルファスSi等の感光材料がア
ルミニウムやニッケルなどのシリンダ状の基盤上に形成
されている。感光ドラム1は矢印の方向に回転駆動さ
れ、先ず、その表面が帯電装置としての帯電ローラ2に
よって一様帯電される。次に、画像情報に応じてON/
OFF制御されたレーザビーム3による走査露光が施さ
れ、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置
4で現像、可視化される。現像方法としては、ジャンピ
ング現像法、2成分現像法、FEED現像法などが用い
られ、イメージ露光と反転現像とを組合せて用いられる
ことが多い。
【0032】可視化されたトナー像は、転写装置として
の転写ローラ5により、所定のタイミングで搬送された
記録材P上に感光ドラム1上より転写される。このとき
記録材Pは感光ドラム1と転写ローラ5に一定の加圧力
で挟持搬送される。このトナー像が転写された記録材P
は定着装置6へと搬送され、永久画像として定着され
る。一方、感光ドラム1上に残存する転写残りの残留ト
ナーは、クリーニング装置7により感光ドラム1表面よ
り除去される。
【0033】図2に、加熱定着装置6の構成を示す。図
2において、加熱定着装置6は、定着部材10及び加圧
部材20からなり、定着部材10は、加熱用ヒーター1
1、温度検知素子14、断熱ステイホルダー12、及び
定着フィルム13を備えている。
【0034】定着フィルム13は熱容量が小さく、クイ
ックスタートを可能にするために100μm以下の厚み
で耐熱性、熱可塑性を有するポリイミド、ポリアミドイ
ミド、PEEK、PES、PPS、PFA、PTFE、
FEP等のフィルムである。また、長寿命の加熱定着装
置を構成するために十分な強度を持ち、耐久性に優れた
フィルムとして20μm以上の厚みが必要であり、また
100μm以下が最適である。さらにオフセット防止や
記録材の分離性を確保するために表層にはPFA、PT
FE、FEP、シリコーン樹脂等の離型性の良好な耐熱
樹脂を混合ないし単独で被覆したものである。
【0035】また、加熱用ヒータ11は定着フィルム1
3の内部に具備され、記録材上のトナー像を溶融、定着
させるニップ部の加熱を行なう。加熱用ヒータ11の構
成の詳細については後で説明する。
【0036】断熱ステイホルダー12は加熱用ヒータ1
1を保持し、ニップと反対方向への放熱を防ぐためのも
のであり、液晶ポリマー、フェノール樹脂、PPS、P
EEK等により形成されており、定着フィルム13が余
裕をもってルーズに外嵌されていて、矢印の方向に回転
自在に配置されている。
【0037】また、定着フィルム13は内部の加熱用ヒ
ータ11及び断熱ステイホルダー12に摺擦しながら回
転するため、加熱用ヒータ11及び断熱ステイホルダー
12と定着フィルム13の間の摩擦抵抗を小さく抑える
必要がある。このため加熱用ヒータ11及び断熱ステイ
ホルダー12の表面に耐熱性グリース等の潤滑剤を少量
介在させてある。これにより定着フィルム13はスムー
ズに回転することが可能となる。
【0038】加圧部材20は芯金21とその外側に被覆
されたシリコンゴムやフッ素ゴム等の耐熱ゴムあるいは
シリコンゴムを発泡して形成された弾性層22とからな
り、さらにこの上にPFA、PTFE、FEP等の離型
性層23を形成してもよい。
【0039】加圧部材20は定着部材10の方向に不図
示の加圧手段により、長手方向両端部から加熱定着に必
要なニップを形成するべく十分に加圧されており、長手
方向端部から芯金21を介して不図示に回転駆動によ
り、矢印の方向に回転駆動される。これにより定着フィ
ルム13はステイホルダー12の外側を図の矢印方向に
従動回転する。あるいは定着フィルム13の内部に不図
示の駆動ローラを設け、駆動ローラを回転駆動すること
により、定着フィルム13を回転させる。
【0040】加熱用ヒータ11の構成を図3及び図4を
用いて説明する。図3において、加熱用ヒータ11は、
アルミナ等の高絶縁性のセラミックス基板11aの表面
に長手方向に沿って、例えばAg/Pd(銀パラジウ
ム)、RuO2 、Ta2 N等の通電発熱抵抗層11bを
スクリーン印刷等により、厚み10μm程度、幅1〜5
mm程度の線状もしくは細帯状に塗工して形成した通電
加熱用部材である。本実施例では図に示したように通電
発熱抵抗層11bを折り返したパターンで形成してい
る。
【0041】セラミック基板11aの背面には通電発熱
抵抗層11bの発熱に応じて昇温したセラミック基板1
1aの温度を検知するためのサーミスタ等の温度検知素
子14が配設されている。この温度検知素子14の信号
に応じて、長手方向端部にあるAg/Pt(銀・白銀)
で形成された電極部11dから通電発熱抵抗層11bに
印加される電圧のデューティー比や波数等を適切に制御
することで、定着ニップ内での温調温度を略一定に保
ち、記録材上のトナー像を定着するのに必要な加熱を行
なう。温度検知素子14から不図示の温度制御部へのD
C通電はDC通電部14a及びDC電極部14bを介し
て不図示のコネクターにより達成している。
【0042】また、加熱用ヒータ11の通電発熱抵抗層
11bの表面には、電気的に絶縁とし、定着フィルムと
の摺擦に耐えることが可能な薄層のガラスコート等の絶
縁保護層11cを設けている。
【0043】本参考例における加熱用ヒータ11の通電
発熱抵抗層11bと加熱用ヒータ11背面に設けられた
温度検知素子14の位置関係を図4を用いて説明する。
図4に示すように、加熱用ヒータ11の温度検知素子1
4は、その中心線Sが通電発熱抵抗層11bの中心線C
より上流側に間隔dだけずらされて、セラミック基板1
1aを介して通電発熱抵抗層11bに当接している。
【0044】ここで温度検知素子14の当接位置を上下
流側へ振って同じ温度制御を行なってとき、画像に与え
る影響を検討した。画像の評価としては高温オフセッ
ト、定着不良について評価した。評価した加熱定着装置
の加熱用ヒータの構成を以下に示す。
【0045】厚さ500μmのアルミナ上にAg/Pd
(銀パラジウム)の通電発熱抵抗層をスクリーン印刷に
より厚み約10μm、幅1.2mmの折り返しパターン
の細帯状に塗工して形成し、保護層として絶縁ガラスを
厚さ50μmでコートした。通電発熱抵抗層の折り返し
パターンの間隙は0.6mmとした。ここで折り返しパ
ターンの間隙は加熱用ヒータの幅が大きくならないよう
に、また、AC異極間の耐電圧特性が十分に得られるよ
うにするために0.3mm以上1.0mm以下の範囲で
設定するのが良い。又、定着ニップは4mmとなるよう
に加圧部材としての加圧ローラの外径及び硬度を設定
し、加熱用ヒータの通電発熱抵抗層の折り返しパターン
における間隙の中心線Cが定着ニップ部中央に一致する
ように構成した。
【0046】比較のために従来例で示したような、1本
の通電発熱抵抗層のパターンの加熱用ヒータについても
検討した。この場合の通電発熱抵抗層の幅は2.4mm
とし、4mmの定着ニップ中央に位置するように構成し
た。ここで従来例については、加熱用ヒータ背面に当接
した温度検知素子の中心を通電発熱抵抗層の中心に対し
て上下流に振って検討した。本参考例、従来例ともに温
度検知素子の検知温度は180℃と200℃の2種類と
した。また、使用した温度検知素子は、図4で示す幅D
(記録材搬送方向の長さ)が2mmのチップサーミスタ
である。
【0047】検討結果を以下に示す。表中の距離dの値
のプラスは温度検知素子の中心線Sを折り返しパターン
の通電発熱抵抗層の間隙の中心線Cに対して(参考
)、あるいは1本の通電発熱抵抗層の中心線に対して
(従来例)、定着ニップ内で上流側に振ったとき、マイ
ナスは下流側に振ったときを表す(単位はmm)。ま
た、表中の○は問題のないレベル、△は許容レベル、×
は劣悪なレベルを表す。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】以上示したように、従来例では記録材搬送
方向における温度検知素子の配設位置は記録材上の画像
に大きく影響を及ぼすが、本参考例では温度検知素子の
配設位置が多少振れたとしても同等の画像が得られる。
よって折り返しパターンの通電発熱抵抗層を形成した加
熱用ヒータにおいて、折り返しパターンの間隙中に温度
検知素子の中心線Sを含むように構成することで、画像
劣化のない加熱定着が可能となる。特に温度検知素子は
折り返しパターンの通電発熱抵抗層の間隙の中心線に対
して若干上流側に配置することが望ましい。これは以下
の理由による。
【0051】一般に通電発熱抵抗層にACを印加する
と、従来例で示した通電発熱抵抗層の中心付近に温度分
布のピークがあり、上下流にいくに従って表面温度は下
がっていく。よって本参考例のように折り返しパターン
の通電発熱抵抗層11bを形成した場合には、記録材搬
送方向で2つのピークを持つ温度分布となる。
【0052】折り返しパターンの通電発熱抵抗層11b
の上流側と下流側とでは以下に示す違いがある。即ち定
着ニップ部内で上流側では冷やされた定着フィルム13
が突入することにより、加熱用ヒータ11の通電発熱抵
抗層11bの上流側から定着フィルム13に熱が奪われ
る。逆に下流側に暖められた定着フィルム13が定着ニ
ップ外へと搬出される。よって加熱用ヒータ11の通電
発熱抵抗層11bの下流側から定着フィルムへ流れる熱
量は少ない。そのため定着ニップ内の加熱用ヒータ11
の表面の記録材搬送方向の温度分布を測定すると、上流
側に比べて下流側の方がピークの温度が高い。又、通電
発熱抵抗層11bの上流側に相当する部分の方が滑らか
な温度分布となる。よって温度検知素子14は折り返し
パターンの通電発熱抵抗層11bの間隙の中心線に対し
て若干上流側に配置することにより、温度検知素子14
の配設位置が多少上下流側に振れたとしても、同様な加
熱用ヒータの温度制御が可能となる。
【0053】ここで、実際の定着ニップ内の加熱用ヒー
タ11の表面温度を測定した結果を図5のグラフに示
す。図5においては横軸は定着ニップ内の位置を表し、
縦軸は測定されたヒータ表面温度を表す。従来例におけ
る加熱用ヒータの温度分布の測定結果もグラフ中に示
す。図5より従来例では1つのピークを持つ温度分布と
なっていることがわかる。これに対して本参考例では2
つのピークを持ち、上流側に比べて下流側の方が全体的
に高い温度分布となっていることがわかる。
【0054】また、本参考例の方が温度検知素子の当接
領域に亙って同程度の温度分布となっているのに対し、
従来例では温度検知素子の当接位置によって、低い温度
分布の領域や高い温度分布の領域に当接されることにな
る。このことは、従来例では温度検知素子の当接領域が
シビアに設定されなければならないことを示している。
【0055】以上本参考例では、折り返しパターンの通
電発熱抵抗層を形成した加熱用ヒータにおいて、上記折
り返しパターンの間隙中に温度検知素子の中心を含むよ
うに構成することで、多少温度検知素子の配設位置が振
れたとしても、同等の画像劣化のない加熱定着が可能と
なる。よって、温度検知素子の配設位置の公差を大きく
とることができ、加熱用ヒータの生産性も向上する。
【0056】実施例 次に、本発明に係る実施例について図6により説明す
る。装置全体の構成は参考例で示した図1と同様であ
り、加熱定着装置内の構成及び加熱用ヒータの構成も
考例で示した図2及び図3と同様であるため説明を省
く。但し、本実施例では図3におけるサーモプロテクタ
ーの最適な当接位置を提供する。
【0057】本実施例による加熱用ヒータに対するサー
モプロテクターの当接位置の関係を図6を用いて説明す
る。図6に示す符号15は、参考例で示したように、温
度ヒューズ、サーモスイッチ等のサーモプロテクターで
あり、所定の温度に達したときに加熱用ヒータ11上に
形成された通電発熱抵抗層11bへの通電をシャットダ
ウンするための素子である。
【0058】特に加熱用ヒータ11の通電発熱抵抗層1
1bへの通電を制御する制御部、及び安全回路に故障が
起こったときに、即ち通電発熱抵抗層11bへの通電が
暴走したときに、サーモプロテクター15が作動して通
電をシャットダウンすることで、加熱定着装置が過加熱
されて発火したり、各部材を使用不能の状況にすること
を防いでいる。よって暴走時におけるサーモプロテクタ
ー15の作動応答速度は重要であり、加熱用ヒータ11
の背面の最も昇温する部分に当接することが望ましい。
【0059】しかしながら、通常使用時に通電発熱抵抗
層11bへの通電をシャットダウンしないためには、サ
ーモプロテクター15の動作温度Tを通常使用時の最高
到達温度TMAX以上に設定しておく必要がある。よって
通常使用時には最高到達温度TMAXが低く、且つ暴走時
には最も昇温スピードの速い箇所にサーモプロテクター
を当接することが望ましい。これを達成する方法として
は、参考例で示したような通電発熱抵抗層11bを折り
返しパターンで形成し、サーモプロテクター15の中心
の当接位置を加熱用ヒータ11の背面の通電発熱抵抗層
11bの折り返しパターンの間隙の中心から上流側の通
電発熱抵抗層11bの中心までの間に設定する本実施例
の方法がある。
【0060】参考例で示したように、折り返しパターン
の通電発熱抵抗層11bを設けた加熱用ヒータ11を使
用した場合、通常使用時には図5で示したように定着ニ
ップ内において、記録材搬送方向に2つの温度分布のピ
ークを持ち、上流側に比べて下流側の方が温度ピークが
高い。しかし上記暴走時には、通電発熱抵抗層11bの
上流側と下流側では温度ピークにほとんど差がなくな
る。これは以下の理由による。
【0061】つまり、加熱定着装置の定着フィルム13
が回転していないときはいうまでもないが、回転してい
る場合であっても、通電発熱抵抗層11bへの通電が初
期の段階においては、定着フィルムの定着ニップ突入時
と定着ニップからの搬出時で温度差が小さくほとんど差
がない。また、クイックスタートを可能にするために加
圧部材、定着部材の各部材の熱容量をできるだけ押さえ
ているため、暴走時の加熱用ヒータの昇温スピードも急
速であり、上記のように通電発熱抵抗層の下流側のピー
クの方が上流側に比べて高い温度分布になる前にサーモ
プロテクター15が作動する温度まで達してしまう。
【0062】従って、通常使用時には最高到達温度が若
干低く、暴走時には急速に昇温する加熱用ヒータ11背
面の通電発熱抵抗層11bの折り返しパターンの間隙の
中心から上流側の通電発熱抵抗層11bの中心Rまでの
間に、セラミック基板11aを介してサーモプロテクタ
ー15の中心Tを当接することで、暴走時には通電発熱
抵抗層11bへの通電をシャットダウンするまでの応答
速度が速くなる。このことはクイックスタート性やプリ
ントスピードを更に高めた画像形成装置を構成した場合
には、加熱定着装置を定着可能な状態にする速度を速め
るために大きな消費電力を必要とするが、このような場
合にも十分に対応が可能となる。
【0063】実施例 次に、本発明に係る実施例について図7及び図8によ
り説明する。本実施例では図3における通電発熱抵抗層
11bを2つの部分に分けて構成している。
【0064】本実施例による加熱用ヒータにおいては、
図7に示すように、折り返しパターンの通電発熱抵抗層
11bは上流側11b’と下流側11b”に分けられて
いる。そしてAC電極部11d1 と通電発熱抵抗層11
bの折り返し部分11eの間の抵抗値(上流側通電発熱
抵抗層11b’の抵抗)をR1、AC電極部11d2
通電発熱抵抗層11bの折り返し部分11eの間の抵抗
値(下流側通電発熱抵抗層11b”の抵抗)をR2とし
たとき、R1>R2の関係で通電発熱抵抗層11bを形
成する。
【0065】この場合、各通電発熱抵抗層で消費する電
力は、下流側11b”に比べて上流側11b’の方が大
きくなる。よって発熱量も上流側の方が大きくなり、定
着ニップ内の記録材搬送方向の温度分布は参考例と比べ
て上流側11b’の方が高い分布となる。実際の定着ニ
ップ内の加熱用ヒータ表面の温度分布を測定した結果を
図8のグラフに示す。図8より、加熱用ヒータの表面の
温度分布は2つのピークを持ち、下流側に比べて上流側
の方が高いピーク温度であることがわかる。よってトナ
ー像を形成担持した記録材は、定着ニップ部において上
流側で主に加熱され、定着ニップ下流側へ搬送されるに
従い若干冷やされて定着ニップ外に搬出される。このた
め、トナー像は定着ニップ上流側に加熱溶融され、下流
側では記録材上に固着するため、高温オフセット等の画
像劣化を起こしづらくなる。
【0066】また、搬送領域の小さいサイズの記録材を
搬送した場合であっても、定着ニップ下流側が過加熱さ
れるのを防ぐことができる。
【0067】さらに実施例で示したように、所定温度
で通電発熱抵抗層への通電をシャットダウンするサーモ
プロテクターの中心を、加熱用ヒータ11背面の通電発
熱抵抗層の折り返しパターンの間隙の中心から上流側の
通電発熱抵抗層11bの中心までの間に当接することに
より、暴走時のサーモプロテクターの応答速度をさらに
速めることができる。
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、記録材の搬送方向に対して垂直な方向に細長い加熱
用ヒータと、この加熱用ヒータに摺擦しながら移動する
薄肉のフィルムと、過昇温時に通電発熱抵抗層への通電
を遮断するためのサーモプロテクターと、を有し、フィ
ルムを介した加熱用ヒータの熱で未定着画像が形成され
た記録材を加熱する加熱定着装置において、加熱用ヒー
タはヒータの長手方向に沿う2本の通電発熱抵抗層を有
し、サーモプロテクターの中心は2本の通電発熱抵抗層
の間隙の中心から記録材搬送方向上流側の通電発熱抵抗
層の中心までの間に位置する構成とされる。従って、本
発明によれば、所定の温度で前記通電発熱抵抗層への通
電をシャットダウンするサーモプロテクターの中心を、
前記2本の通電発熱抵抗層の間隙の中心から上流側の通
電発熱抵抗層の中心までの間に当接することにより、通
常使用時には加熱用ヒータの下流側に温度分布のピーク
があるため、サーモプロテクターが誤動作して前記通電
発熱抵抗層への通電が停止することがなく、一方、前記
通電発熱抵抗層への通電が暴走したときには、前記加熱
用ヒータの上下流側昇温速度は変わらず、特に各々の前
記通電発熱抵抗層の中央部で昇温するので、サーモプロ
テクターが作動して前記通電発熱抵抗層への通電をシャ
ットダウンする。以上から、通常使用時には温度分布が
低く、暴走時には急速に加熱される部分にサーモプロテ
クタを当接することになり、通常状態での誤作動を抑え
つつ、暴走時には通電発熱抵抗層への通電を遮断するま
での応答速度が速くなり、暴走時の応答性が向上する。
【0074】
【0075】さらに、前記加熱用ヒータの2本の通電発
熱抵抗層において、記録材搬送方向下流側に比べ上流側
の方が消費電力が大きくなるように設定することによ
り、加熱用ヒータの記録材搬送方向における温度分布が
上流側の方が高くなり、下流側にいくに従い滑らかに低
い温度へと移行するため、記録材上のトナー像は上流側
で十分に加熱溶融され、下流側に搬送されるに従い記録
材上に固着するため、高温オフセットを防止することが
容易になる。また、上流側の温度の方が高いことから、
下流側への熱の逃げが少なくなり、特に小サイズの記録
材を搬送した際の、非搬送領域の昇温により定着ニップ
下流側が過加熱されることによる弊害を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の構成図である。
【図2】本発明に係る加熱定着装置の構成図である。
【図3】実施例1の加熱用ヒータの構成を示す説明図で
ある。
【図4】通電発熱抵抗層と温度検知素子の当接位置を示
す説明図である。
【図5】本発明に係る加熱用ヒータの表面温度分布を示
すグラフである。
【図6】実施例2における通電発熱抵抗層とサーモプロ
テクターの当接位置を示す説明図である。
【図7】実施例3の加熱用ヒータの構成を示す説明図で
ある。
【図8】実施例3における加熱用ヒータの表面温度分布
を示すグラフである。
【図9】従来の加熱定着装置の一例を示す要部構成図で
ある。
【図10】従来の加熱用ヒータの一例を示す構成図であ
る。
【図11】図10の加熱用ヒータの表面温度分布を示す
グラフである。
【符号の説明】
10 定着部材 11 加熱用ヒータ 11a セラミック基板 11b 通電発熱抵抗層 11c 絶縁保護層 11e 折り返し部 13 定着フィルム 14 温度検知素子 15 サーモプロテクタ 20 加圧部材 30 制御回路
フロントページの続き (72)発明者 竹田 正美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 堀田 陽三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−266963(JP,A) 特開 平8−69191(JP,A) 特開 平5−281867(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材の搬送方向に対して垂直な方向に
    細長い加熱用ヒータと、この加熱用ヒータに摺擦しなが
    ら移動する薄肉のフィルムと、過昇温時に通電発熱抵抗
    層への通電を遮断するためのサーモプロテクターと、を
    有し、フィルムを介した加熱用ヒータの熱で未定着画像
    が形成された記録材を加熱する加熱定着装置において、 前記加熱用ヒータはヒータの長手方向に沿う2本の通電
    発熱抵抗層を有し、前記サーモプロテクターの中心は2
    本の通電発熱抵抗層の間隙の中心から記録材搬送方向上
    流側の通電発熱抵抗層の中心までの間に位置することを
    特徴とする加熱定着装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱用ヒータの通電発熱抵抗層がそ
    の長手方向端部に折り返し部分を設けて形成されている
    ことを特徴とする請求項1の加熱定着装置
  3. 【請求項3】 前記加熱用ヒータの2本の通電発熱抵抗
    層は、記録材搬送方向下流側に比べ上流側の方が消費電
    力が大きくなるように設定したことを特徴とする請求項
    2の加熱定着装置
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