JPH06274068A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JPH06274068A
JPH06274068A JP8376893A JP8376893A JPH06274068A JP H06274068 A JPH06274068 A JP H06274068A JP 8376893 A JP8376893 A JP 8376893A JP 8376893 A JP8376893 A JP 8376893A JP H06274068 A JPH06274068 A JP H06274068A
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JP
Japan
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parts
heat
heating
paper
film
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JP8376893A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Maruta
秀和 丸田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、非通紙部昇温を確実に抑え、加熱
装置の耐久性の悪化やフィルムの安定した駆動を妨げる
ことのない加熱装置を提供することを目的としている。 【構成】 加熱体をアルミナ基板13上に抵抗材料14
を設けた構成とし、該抵抗材料14の領域a,b,cに
おける抵抗値が異なるような発熱パターンとする。そし
て、各領域にそれぞれ独立にサーミスタを設け、それぞ
れ独立に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被定着像を記録材に加
熱定着する加熱装置、特には固定ヒータと摺動フィルム
を有する加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置では、記
録材上のトナー像の定着方式として、加熱ローラと加圧
ローラとで画像を支持した記録材を挟持搬送する熱ロー
ラ方式が広く用いられている。
【0003】しかし、このような熱ローラ方式では、加
熱ローラの熱容量が大きいため、熱ローラを所定の定着
温度まで加熱するのに要する時間(いわゆるウォームア
ップ時間)が長くかかるという問題があった。
【0004】そこで、本出願人は、瞬時に昇温する低熱
容量のサーマルヘッドと、このサーマルヘッドと摺動す
る薄膜のフィルムを用い、ウォームアップ時間を短縮し
たフィルム定着方式にる加熱装置を特開昭63−313
182号公報、特開平2−157878号公報等におい
て提案した。
【0005】この薄膜フィルムを用いる定着方式は、主
にエンドレスベルト状の定着フィルムを用い、該定着フ
ィルムを介して上記サーマルヘッド等の発熱体に圧接す
るように配設された加圧ローラと共に紙等の記録材を挟
持搬送するものである。
【0006】したがって、小さいサイズの紙等を用いた
場合には、上記定着フィルムと加圧ローラの表面に紙等
と接触しない領域(以下、非通紙部とする)が存在し、
この非通紙部では発熱体の熱が紙等に奪われないため、
いわゆる非通紙部昇温が発生するという問題があった。
【0007】そこで、発熱体の発熱パターンを紙等のサ
イズに応じて切り換える方法(特願昭63−31327
9号)や、発熱体の通電領域を切り換える分岐ヒーター
法(特願平1−282574号)等が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例によれば、いずれも一つの温度検知素子で制御を行
っていたため、全ての紙等のサイズに応じて定着温度及
び非通紙部温度を適切に設定することができなかった。
そのために、通紙のサイズによって、あるいは紙厚によ
って非通紙部温度が変わり、加熱装置の耐久性が悪化し
たり、フィルムの安定した駆動が妨げられることがあっ
た。
【0009】本発明は、上記問題点を解決し、非通紙部
昇温を確実に抑え、加熱装置の耐久性の悪化やフィルム
の安定した駆動を妨げることのない加熱装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、加熱体及び単数または複数の支持体間に張設され
無端移動自在なフィルムと、上記フィルムを介して該加
熱体に圧接するように配設された加圧手段と、上記フィ
ルムと加圧手段の圧接部にて未定着現像剤像を担持した
記録材を挟持搬送せしめて該未定着現像剤像の定着を行
う加熱装置において、上記加熱体は、基材上に抵抗発熱
体を有しており、該抵抗発熱体は、上記圧接部の長手方
向に対して所定領域毎に発熱自在であり、各発熱領域は
それぞれ別個の温度検知素子によって独立に制御されて
いることにより達成される。
【0011】
【作用】本発明によれば、加熱体の抵抗発熱体は、圧接
部における長手方向に対して所定領域毎に発熱自在であ
り、各発熱領域はそれぞれ別個の温度検知素子によって
独立に制御されるので、圧接部に搬送される記録材の大
きさに応じて必要な領域のみ発熱させることにより、非
通紙部昇温を防ぐ。
【0012】
【実施例】本発明の実施例1及び実施例2を図面に基づ
いて説明する。
【0013】〈実施例1〉先ず、本発明の実施例1を図
1ないし図3に基づいて説明する。図1は本発明の実施
例1における定着装置を用いた画像形成装置の断面図で
ある。図1において、1はガラス等の透明部材から成る
原稿載置台で、矢印aの方向に往復動して原稿を走査す
る。この原稿載置台1の直下には短焦点小径結像素子ア
レイ2が配置されていて、原稿載置台1上に置かれた原
稿像は照明ランプ3によって照射され、その反射光像は
上記アレイ2によって感光ドラム4上にスリット露光さ
れる。なお、この感光ドラム4は矢印bの方向に回転す
る。また、5は帯電器であり、例えば、酸化亜鉛感光層
あるいは有機半導体感光層等を被覆した感光ドラム4上
に一様に帯電を行う。この帯電器5により一様に帯電さ
れた感光ドラム4は、上記アレイ2によって画像露光が
行われた静電画像が形成される。この静電画像(静電潜
像)は、現像装置6により加熱で軟化溶融する樹脂等か
ら成る粉体トナーを用いて顕像化される。一方、カセッ
トS内に収納されている記録紙等の記録材Pは、給送ロ
ーラ7と感光ドラム4上の画像と同期するようにタイミ
ングをとって上下方向で圧接して回転される対の搬送ロ
ーラ8によって、感光ドラム4上に送り込まれる。そし
て、転写放電器9によって、感光ドラム4上に形成され
ているトナー像は、記録材P上に転写される。その後、
公知の分離手段によって感光ドラム4から分離された記
録材Pは搬送ガイド10によって定着装置11に導か
れ、加熱定着処理された後にトレイ22上に排出され
る。なお、トナー像を転写後、感光ドラム4上の残留ト
ナーはクリーナ23によって除去される。
【0014】図2は定着装置11の拡大断面図である。
図2において、12は装置に固定された低熱容量の線状
の加熱体であって、例えば、厚み1.0mm、幅20m
m、長手方向長さ350mmのアルミナ基板13に抵抗
材料14を幅1.0mmに塗工したもので、長手方向両
端から通電される。通電は、直流100Vの周期20m
secのパルス状波型で、温度検知素子15によりコン
トロールされた所望の温度とエネルギー放出量に応じた
パルスを、そのパルス幅を変化させて与える。パルス幅
はほぼ0.5〜5msecとなる。
【0015】アルミナ基板13、抵抗材料14、温度検
知素子15は、断熱体53に一体となって耐熱性の両面
テープまたは耐熱性接着剤によって取り付けられてい
る。そして、この断熱体53は、加熱体部を支えるステ
ー52に取り付けられている。このステー52は、加圧
ローラ19によって加圧されても中央部で大きな撓みが
生じないような材質及び構造が必要である。また、温度
検知素子15もアルミナ基板13に、抵抗層とは逆側の
面に取り付けられている。
【0016】このように、温度とエネルギーの制御され
た加熱体12に当接して、図中矢印方向に定着フィルム
16は移動する。この定着フィルム16には、厚み20
μmの耐熱フィルム、例えば、ポリイミド、ポリエーテ
ルイミド、PES、PFAの、少なくとも画像当接面側
に、PTFE、PFA等のフッ素樹脂に導電材を添加し
た離型層を10μmコートしたエンドレスフィルムであ
る。一般的には総厚100μm未満、より好ましくは、
70μm未満にする。この定着フィルム16の駆動は、
駆動ローラ17と従動ローラ18による駆動とテンショ
ンにより、矢印方向に皺なく移動する。
【0017】19は、シリコーンゴム等の離型性のよい
ゴム弾性層を有する加圧ローラで、総圧4〜15kgf
で定着フィルム16を介して加熱体12を加圧し、該フ
ィルム16と圧接回転する。
【0018】記録材P上の未定着トナー20は、入口ガ
イド21により定着部に導かれ、上述の加熱により定着
像を得るものである。
【0019】図3は、本発明を実施した加熱体の長手方
向の図である。この場合は、アルミナ基板13上に三つ
の独立した発熱パターン(A−14a−A’,B−14
b−B’、C−14c−C’)がある。例えば、A−1
4a−A’はa部において発熱するようにパターンが配
され、b,c部はa部に比べて抵抗が小さく、あまり発
熱しない。そして、温度検知素子(サーミスタ)15は
a,b,c部の中央にそれぞれ配置し、それぞれ独立に
制御されている。なお、それぞれのメインの発熱部は、
ニップの範囲になっている。
【0020】本実施例では、アルミナ基板13上に、酸
化ルテニウムや銀パラジウムの抵抗材をパターンとして
配し、それぞれの端部に電極として銀をA,B,C,
A’,B’,C’部に設置し、最後にガラスの保護層
(図示せず)を設けた。また、b=210mm(A4サ
イズの縦送り用)、a,c=45mm(A4サイズの横
送り及びA3の縦送り用)とした。
【0021】本発明を実施した場合、小サイズ(A4縦
サイズ)通紙の場合は、紙がb部を通過し、a部及びc
部は通過しない。しかし、それぞれ独立に温度制御され
るために、非通紙部の極端な昇温や、通紙部の温度低下
等が防げ、安定した定着性及び耐久性が確保された。
【0022】〈実施例2〉次に、本発明の実施例2を図
4ないし図6に基づいて説明する。なお、実施例1との
共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0023】図4は本発明の実施例2における加熱体を
示す図である。実施例1では、小サイズ紙を中央基準で
送る場合であったが、端部基準で通紙する場合には図4
のようなパターン配置にすれば良い。
【0024】なお、本発明は、上記実施例に限られず、
二つあるいはそれ以上の独立した抵抗発熱体を設けるこ
とにより同様の効果が得られた。
【0025】また、図には示さないが、パターン配置
で、主に発熱する部分(A−14a−A’のa部)と、
発熱しない部分(A−14a−A’のb,c部)の抵抗
の差を、実施例1では抵抗発熱体の横方向の幅の差とし
てつけていたが、高さ方向の差としても良い。また、抵
抗値の異なる別材料をそれぞれ用いても良い。例えば、
銀パラジウムと銀単体等を用いることができる。
【0026】図5は、さらに別の例を示す。すなわち、
電極を端部にとらず、アルミナ基板中を通して設けた場
合である。
【0027】図6は、さらに別の例を示す。すなわち、
電極を端部以外に何箇所か設けた場合である。この場合
は特に分割を数多く設ける場合に有効である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
熱体の抵抗発熱体を圧接部の長手方向に対して所定領域
毎に発熱自在とし、各発熱領域をそれぞれ別個の温度検
知素子によって独立に制御することにより、通紙領域及
び非通紙領域に拘らず、設定温度に制御して、非通紙部
昇温を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における複写機の断面図であ
る。
【図2】図1装置の定着装置の断面図である。
【図3】図2装置の加熱体の上面図である。
【図4】本発明の実施例2における加熱体の上面図であ
る。
【図5】本発明の実施例2における他の加熱体の上面図
である。
【図6】本発明の実施例2における他の加熱体の上面図
である。
【符号の説明】 12 加熱体 13 アルミナ基板(基材) 14 抵抗材料(抵抗発熱体) 15 サーミスタ(温度検知素子) 16 フィルム 17 駆動ローラ(支持体) 18 従動ローラ(支持体) 19 加圧ローラ(加圧手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱体及び単数または複数の支持体間に
    張設され無端移動自在なフィルムと、上記フィルムを介
    して該加熱体に圧接するように配設された加圧手段と、
    上記フィルムと加圧手段の圧接部にて未定着現像剤像を
    担持した記録材を挟持搬送せしめて該未定着現像剤像の
    定着を行う加熱装置において、上記加熱体は、基材上に
    抵抗発熱体を有しており、該抵抗発熱体は、上記圧接部
    の長手方向に対して所定領域毎に発熱自在であり、各発
    熱領域はそれぞれ別個の温度検知素子によって独立に制
    御されていることを特徴とする加熱装置。
JP8376893A 1993-03-19 1993-03-19 加熱装置 Pending JPH06274068A (ja)

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JP8376893A JPH06274068A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 加熱装置

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JP8376893A JPH06274068A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 加熱装置

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JPH06274068A true JPH06274068A (ja) 1994-09-30

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ID=13811777

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JP8376893A Pending JPH06274068A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 加熱装置

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JP (1) JPH06274068A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5920757A (en) * 1997-02-03 1999-07-06 Canon Kabushiki Kaisha Heater having an offset temperature detecting element and image heating apparatus having the heater
US6323460B1 (en) * 1994-08-30 2001-11-27 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus in which first and second heating resistors are within a width of a nip through which a recording material passes
US6469279B1 (en) 1996-03-07 2002-10-22 Canon Kabushiki Kaisha Image heating apparatus and heater
JP2015028531A (ja) * 2013-07-30 2015-02-12 キヤノン株式会社 画像加熱装置および画像形成装置

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