JP2016218376A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置の回転駆動時に高トルクやスリップが生じないようにするとともに、潤滑剤の漏洩を防止する。
【解決手段】可撓性を有する無端状の定着部材28と、定着部材28との接触により定着ニップSNを形成する加圧部材30と、定着部材28を加熱する熱源56とを備え、定着ニップSNにおいて記録材P上の未定着画像を定着する定着装置12において、定着部材内面に潤滑剤が塗布され、熱源56は、長手方向で複数に分割された個別に制御可能な加熱領域1〜5を有し、定着部材28の回転停止中に、加熱領域のうちの長手方向中央部の加熱領域が加熱されることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置における熱方式の定着装置、及びこの定着装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、像担持体上に画像情報に基づいてトナー像を形成し、該トナー像を紙やOHPシート等の記録材上に転写し、トナー像を担持した記録材を定着装置に通して熱と圧力によりトナー像を記録材上に固定する。
省エネルギーを実現する定着装置としては、ベルト及びフィルム方式のものが用いられており、紙幅サイズに応じた領域を選択的に加熱する技術が提案されている。
「板状ヒータとフィルム方式による紙幅加熱」
例えば特許文献1の定着装置では、薄肉円筒状の耐熱性フィルムと、フィルムに接触する板状加熱体と、加圧ローラとを備え、フィルムと加圧ローラで記録材を密着させるように挟み込み、熱エネルギーを記録材に与える。フィルムが約100μm程度と薄いため、立ち上げのためには実質的に熱容量の小さい板状加熱体を昇温させるだけで済むため、立ち上がり時間を短縮でき、予熱電力を削減可能である。
特許文献2では、電極間に形成された複数の発熱抵抗体の抵抗値と、発熱抵抗体の間隔の少なくとも一方が調整されている。これは、基材がセラミックなどであって熱伝導率が高い構成では有効であるが、加熱特性を向上させるためのガラス製ヒータ基材では、発熱抵抗体間隔が広いと発熱の温度ムラが大きくなり、画質が低下してしまうという問題があった。
従来、定着部材と加圧部材を有し、定着部材内周面と固定された押し当て部材(ニップ形成部材・熱源等)とが接触摺動する方式の定着装置において、その回転駆動トルクを低減させるために定着部材内面にグリスやオイルなどの潤滑剤が塗布されてきた。この潤滑剤は、自身の温度により粘度が変化するものであり、特に低温状態においてはその粘度が高くなる。定着装置の回転駆動を開始する瞬間に静止摩擦係数が高いと、高トルクになり、場合によっては定着部材と加圧部材との間でスリップなどの不具合が発生してしまう。スリップが発生すると、通紙時に記録材が線速通りに送られずジャムが生じたり、周辺部材の擦れた跡が残る異常画像が発生したりする。
そこで、本発明では、定着装置の回転駆動時に高トルクやスリップが生じないようにするとともに、潤滑剤の漏洩を防止することを課題とする。
この課題を解決するため、本発明は、可撓性を有する無端状の定着部材と、前記定着部材との接触により定着ニップを形成する加圧部材と、前記定着部材を加熱する熱源とを備え、前記定着ニップにおいて記録材上の未定着画像を定着する定着装置において、前記定着部材内面に潤滑剤が塗布され、前記熱源は、長手方向で複数に分割された個別に制御可能な加熱領域を有し、前記定着部材の回転停止中に、前記加熱領域のうちの長手方向中央部の加熱領域が加熱されることを特徴とする。
定着装置の回転駆動停止中に定着部材内面に堆積して定着装置の自然冷却・放熱と共に粘度が高まってしまった潤滑剤が加熱され、その粘度を下げることができる。これにより、定着装置の回転駆動開始時のトルクピークを低減し、回転駆動開始時の高トルクに起因する加圧部材と定着部材とのスリップを抑制することができる。また、中央部の加熱領域の加熱により中央部にある潤滑剤粘度を下げ、中央部から端部に渡っては部材内の熱伝導により徐々に自然伝熱してくため、端部における潤滑剤粘度もある程度低下させることができ、ベルト端部からの潤滑剤の漏洩も抑制される。
画像形成装置の断面の概略図である。 実施形態に係る定着装置の断面の概略図である。 図2の部分拡大図である。 ヒータ56の拡大断面図である。 ヒータ56の構成を示す概略図である。 ヒータ56の別な構成を示す概略図である。 連続通紙時のヒータ長手方向の定着ベルトの表面温度とヒータの発熱密度の関係を示すグラフである。 実施形態2に係る定着装置の断面の概略図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、画像形成装置の断面の概略図である。
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタは、給紙手段4と、レジストローラ対6と、像担持体としての感光体ドラム8と、転写手段10と、定着装置12等を有している。
給紙手段4は、記録材としての用紙Pが積載状態で収容される給紙トレイ14と、給紙トレイ14に収容された用紙Pを最上のものから順に1枚ずつ分離して送り出す給紙コロ16等を有している。給紙コロ16によって送り出された用紙Pはレジストローラ対6で一旦停止され、姿勢ずれを矯正される。その後、感光体ドラム8の回転に同期するタイミングで、すなわち、感光体ドラム8上に形成されたトナー像の先端と用紙Pの搬送方向先端部の所定位置とが一致するタイミングで、用紙Pはレジストローラ対6により転写部位Nへ送られる。転写部位Nにて用紙P上にトナー像が形成される。
感光体ドラム8の周りには、図中矢印で示す回転方向順に、クリーニングブレード24aを備えたクリーニング手段24と、帯電手段としての帯電ローラ18と、ミラー20と、現像ローラ22aを備えた現像手段22と、転写手段10等が配置されている。ミラー20は露光手段の一部を構成する。帯電ローラ18と現像手段22の間において、ミラー20を介して感光体ドラム8上の露光部26に露光光Lbが照射され、走査されるようになっている。
プリンタにおける画像形成動作は従来と同様に行われる。
すなわち、感光体ドラム8が回転を始めると、感光体ドラム8の表面が帯電ローラ18により均一に帯電され、画像情報に基づいて露光光Lbが露光部26に照射、走査されて、作成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
この静電潜像は感光体ドラム8の回転により現像手段22へ移動し、ここでトナーが供給されて可視像化され、トナー像が形成される。感光体ドラム8上に形成されたトナー像は、所定のタイミングで転写部位Nに進入してきた用紙P上に、転写手段10による転写バイアス印加によって転写される。
トナー像を担持した用紙Pは定着装置12へ向けて搬送され、定着ベルト28及び加圧ローラ30を有する定着装置12で定着された後、排紙トレイへ排出・スタックされる。
転写部位Nで用紙P上に転写されずに感光体ドラム8上に残った残留トナーは、感光体ドラム8の回転に伴ってクリーニング手段24に至り、このクリーニング手段24を通過する間にクリーニングブレード24aにより掻き落とされて清掃される。
その後、感光体ドラム8上の残留電位が定着装置内に設けられた除電手段により除去され、次の作像工程に備えられる。
図2,3は、実施形態に係る定着装置の断面の概略図である。
<ベルト構成>
定着装置12は、可撓性を有する無端状の定着部材である定着ベルト28と、定着ベルト28との接触により定着ニップSNを形成する加圧部材としての加圧ローラ30を有する。定着ベルト28は、外径が30mm程度で、厚みが10〜70μm程度のニッケル材の基体と、この基体表面に被覆された弾性層を有している。弾性層は、例えば耐熱性に優れたシリコンゴムで形成されており、その厚みは50〜150μm程度である。
定着ベルト28の最表層には、耐久性及び耐熱性を高めてトナー離型性を確保するために、PFAやPTFEといったフッ素系樹脂が離型層として形成され、その厚みは5〜50μm程度である。
また、定着ベルト基体はニッケルに限らず、SUSなどの金属基体もしくはポリイミド(PI)等の耐熱性樹脂であってもよい。
定着ベルト内部には支持部材であるステー61が配置され、ステー61の両端部は装置側板に接続されている。ステー61は加圧ローラ30の押圧力を受けとめ、定着ニップSNを形成している。定着ニップSNの箇所には、押圧部60(図3参照)を有するヒータ保持部材57と加圧ローラ30が設置され、装置側板と接続されて定着ベルト28を支持している。ヒータ保持部材57はステー61に支持されている。
<加圧ローラと定着ニップ>
図2において、加圧部材としての加圧ローラ30は外径が30mm程度であり、中実もしくは中空の鉄製芯金30aと、この芯金30aの表面に形成された弾性層30bを有している。
弾性層30bは例えば耐熱性に優れたシリコンゴムで形成されており、その厚みは5mm程度である。弾性層30bの表面には、離型性を高めるために厚みが40μm程度のフッ素樹脂層を形成するのが望ましい。弾性層を形成するシリコンゴムはソリッドゴムでもよいが、加圧ローラ内部にヒータが無い場合は、スポンジゴムを用いてもよい。スポンジゴムの方が、断熱性が高まり定着ベルト28の熱が奪われにくくなるので、より望ましい。
図3を参照して、加圧ローラ30は、付勢手段により定着ベルト28に圧接されている。加圧ローラ30は、定着ベルト28を介して伝熱部材50に押し当たり、定着ニップSNを形成する。ヒータ56と伝熱部材50は、別な付勢手段により定着ベルト28の表面に押し当てられている。
<ヒータ周り>
図4は、ヒータ56の拡大断面図である。
定着ベルト28を加熱する熱源であるヒータ56は、ガラスやアルミナ等のセラミックスの低熱伝導率基材56bに抵抗発熱体56aを形成した板状発熱体である。より詳細には、低熱伝導率基材56bの上に抵抗発熱体56aをスクリーン印刷して焼成し、オーバーコート(OC)層56cが低熱伝導率基材56b上にさらに形成されている。これにより、抵抗発熱体56aは外部から絶縁されている。定着ベルト28側に位置するOC層56cもガラス等で形成されているが、低熱伝導率基材56bより薄く、基材側への伝熱よりもOC層側へ伝熱し易いため、定着ベルト28の加熱効率が向上する。
ヒータ56と接触して加熱される伝熱部材50を、フィルムやスリーブなどの定着ベルト28内部に接触摺動させることで、伝熱により定着ベルト28の温度を上昇させ、定着ニップSNに搬送される用紙P上の未定着画像を加熱して定着することができる。
伝熱部材50は銅やアルミニウムなどの高熱伝導材料からなり、ヒータ56に接触して熱をヒータ56の表面から定着ベルト28に伝達する。ヒータ56と伝熱部材50には熱伝導グリスや熱伝導シートを介在させることによってその密着性を向上させて、ヒータ裏面への伝熱よりも表面への伝熱性を高めてベルト加熱特性を向上するとともに、ヒータ長手方向の伝熱性を向上して均熱性を確保している。
また、図3において、ヒータ保持部材57はヒータ56の裏面に接触してこれを保持している。ヒータ保持部材57への熱伝導ができるだけ少なくなるように、ヒータ保持部材57は裏面全面には接触しておらず、部分的に接触している。ヒータ保持部材57には、LCPなどの耐熱性樹脂であって熱伝導率の低い材料を用いている。定着ベルト28と伝熱部材50が接触して定着ニップSNを形成しているが、この接触面よりもベルト側に突出した領域が押圧部60によってニップ前後に形成されており、これにより用紙Pの分離が向上する。
伝熱部材50、ヒータ56、ヒータ保持部材57などは、加圧ローラ30と定着ベルト28の間に定着ニップSNを形成するニップ形成部材として機能する。
図5,6はヒータ56の構成を示す概略図である。
図5において、板状のヒータ56は、用紙搬送方向と直角な長手方向に抵抗発熱体56aを有し、抵抗発熱体56aは複数の加熱領域(領域1〜5)を有している。各加熱領域には個別配線[1〜5ch]と共通配線[com.]が接続され、各加熱領域と電源40を接続する5つのスイッチSWのON/OFFにより、各加熱領域は個別に加熱制御が可能である。各加熱領域(領域1〜5)は複数の発熱体からなり、例えば図5の領域3は櫛歯状電極に抵抗発熱体が形成されて10個の発熱体で該領域を加熱する。領域1,5は7個の発熱体で形成されているが、櫛歯状電極の間隔が領域2〜4よりも狭くなっており、区分けされた発熱部も狭くなっており、長手方向での単位長さ当たりの発熱量が高くなっている。
図6に示すヒータ56の変形例では、対向する電極に個別の抵抗発熱体56aを形成することで領域1〜5が形成されている。例えば領域3では10個の抵抗発熱体56aが等間隔に形成されており、領域1,5では3個のより幅の広い抵抗発熱体56aが等間隔に形成されている。これによって、端部の領域1,5では発熱量の密度が高くなり、長手方向での単位長さ当たりの発熱量を高くすることができる。
なお、図6では、3つのスイッチSWにより各加熱領域と電源40を接続している。このようにして、長手方向中心(領域3)から左右対称な位置にある加熱領域(領域1,5と領域2,4)の電源が同時にON/OFFとなるように構成されている。これによりON/OFFをするためのトライアックやFETなどのスイッチ素子の数を低減できる。
図5,6に示すヒータ56では加熱領域を5つに分割しているが、9分割したり3分割したりすることも可能である。
<センサと加熱制御・加圧検知>
図2において、定着装置12は、定着ベルト28の定着ニップSN下流でその表面温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ34と、ヒータ56の温度を検知するヒータ温度検知手段としてのサーミスタ36を有する。また、定着装置12は、ヒータ56に電力を供給する電源40と、サーミスタ34,36の検知情報に基づいて電源40を制御する加熱制御手段42を有している。
外部の加熱制御手段42は、CPU,ROM,RAM,I/Oインターフェース等を包含するマイクロコンピュータを意味する。
また、定着装置12は、加圧ローラ30の表層温度を検知するための温度検知手段としてのサーミスタ39も備える。サーミスタ39は表層に常時接触するタイプであってもよいし、僅かな隙間をあけて設置された非接触タイプであってもよい。接触式のほうが応答性・精度の点で優れるが、サーミスタの接触跡が表層に残ってしまう。また、加圧ローラ30の長手方向に複数のサーミスタを設置すれば、中央部や端部などそれぞれの箇所での温度をより高精度に検知・把握することができ、より高精度なヒータ制御を行うための情報提供が可能となる。
よって、サーミスタ39で検知した加圧ローラ30の温度に応じて、定着ニップSNに設置したヒータ56の加熱制御を行う。通紙直後などの加圧ローラ30が温まっている際には定着ニップ周辺温度もまた高温のため、潤滑剤粘度も低い状態にある。ところが、加圧ローラ温度が低下していくとともに定着ニップ周辺温度も低下していくので、それに応じて潤滑剤粘度も徐々に高まっていく。そこで、徐々に低下していく加圧ローラ温度を検知しておき、その検知温度に応じて、定着ニップに設けたヒータ56(絶縁された基板上に設けられた抵抗発熱体56a)の制御を行う。これにより、定着ベルト28の回転停止中における特に定着装置12が冷えている時のみ加熱して定着ニップ周辺の潤滑剤粘度を下げることができるので、無駄な電力消費が無く、省エネルギー効果を得ることができる。
また、サーミスタ39で検知した加圧ローラ30の温度に応じて、定着ニップSNの長手方向に分割されたヒータ56の中のどの加熱領域を加熱するかを選択し、制御する。例えば加圧ローラ温度が著しく低温である時には、中央部と端部の複数個所の加熱領域で広範囲に渡って加熱を行う。一方、加圧ローラ温度がそれほど低くない時には、中央部の加熱領域でのみ(狭い加熱領域のみに限定して)加熱を行う。サーミスタ39で検知した加圧ローラ温度に応じて、潤滑剤粘度の状況を予測・算出し、それに応じた加熱領域で加熱を行うことで、余分な領域を加熱せず、過不足無く加熱することができるので省エネルギー効果を得ることができる。
また、サーミスタ39で検知した加圧ローラ30の温度勾配に応じて、定着ニップSNの長手方向に分割されたヒータ56の中のどの加熱領域を加熱するかを選択し、制御する。通紙後に加圧ローラ30は徐々に自然放熱し、温度低下していく。時間に対する温度の勾配は、加圧ローラ全体が温まっていた場合(例えば連続通紙後)と、加圧ローラ表層付近のみが温まっていた場合(例えば朝一立ち上げ時からの少数枚通紙後)とで異なる。具体的には、勾配が大きいとき(例えば朝一立ち上げ時からの少数枚通紙後)は、中央部と端部の複数個所の加熱領域で広範囲に渡って加熱を行い、勾配が小さいとき(例えば連続通紙後)は、中央部のみの加熱領域で加熱を行う。この加圧ローラ30の温度勾配に応じて潤滑剤粘度も異なるため、温度勾配に最適な加熱領域の加熱制御を行うことで、無駄な電力消費を回避でき、より省エネルギー効果を得ることができる。
以上のように、加圧ローラ30のサーミスタ39で検知した温度情報を基に、定着ニップに設けられたヒータ56の制御を適正かつ精度良く実施する。
<制御>
図7は、図5や図6のヒータにおける、連続通紙時のヒータ長手方向の定着ベルトの表面温度とヒータの発熱密度の関係を示すグラフである。
ヒータ56の各加熱領域(領域1〜5)は独立に加熱でき、加熱制御手段42は用紙Pの用紙サイズ情報に基づいて、ヒータ56の加熱割合を変化させる。例えば、用紙Pの通紙幅が通紙域aに相当する場合、非通紙域bの温度が高くなりすぎないように通紙域aに対応する加熱領域を加熱する。この用紙サイズ情報に応じた加熱制御により、非通紙部bの過昇温による各部材の破損や画像品質の低下を抑制している。
この際、非通紙域bに対応する加熱領域では電力供給を完全に停止してもよいが、定着ベルト温度が下がり過ぎると、次の画像領域での定着温度への立ち上がりが間に合わないことがある。このため、画像領域に対応する第一の目標温度よりも低いが、室温よりは所定値以上である第二の目標温度に定着ベルトを保つように温度制御され、非通紙域bに対応する部位へも給電は行なわれる。
通紙中は定着ベルト28及び加圧ローラ30は回転駆動しており、同時に定着ニップSNに対応して定着ベルト28内側に設けられたヒータ56により定着ベルト28が加熱されるため、潤滑剤の粘度は低く、摺動抵抗は小さい。ところが、通紙ジョブ終了後に回転停止し、次の通紙ジョブがない待機状態やスリープ状態がしばらく続くと、加圧ローラ温度やニップ周辺温度の低下と共に潤滑剤温度も徐々に低下し、粘度が上昇する。そこで、定着ベルト28の回転停止時に、図5,6に図示した長手方向中央部の領域3のヒータ56を加熱することで、潤滑剤の粘度上昇を抑制することができる。定着ベルト28やニップ周辺の長手方向中央部の温度はやがて両端部へ伝導していき、端部における潤滑剤粘度の上昇も抑制することができる。
定着装置12の回転駆動停止中に定着ベルト内面やニップ形成部材などの定着ニップ周辺に堆積して定着装置の自然冷却・放熱と共に粘度が高まってしまった潤滑剤(グリス・オイル)が加熱され、その粘度を下げることができる。これにより、定着装置の回転駆動開始時のトルクピークを低減し、また、回転駆動開始時の高トルクに起因する加圧ローラ30と定着ベルト28とのスリップを抑制することができる。
長手方向中央部にあるヒータのみ通電して定着ベルトを加熱することで、中央部にある潤滑剤粘度を下げられる。中央部から端部に渡っては部材内の熱伝導により徐々に自然伝熱していき、端部における潤滑剤粘度もある程度低下させることができる。端部の潤滑剤粘度を著しく下げてしまうと、ベルト端部から潤滑剤が漏洩してしまう可能性があるが、中央部でのみ潤滑剤粘度を下げれば、トルクダウン効果と端部からの潤滑剤漏洩とを両立させることができる。
ところで、定着ベルト28及び加圧ローラ30が上下に配置される場合、定着ベルト内面に塗布された潤滑剤は重力の影響で定着ニップSNの近傍に溜まり易い。そこで、ヒータ56は、定着ニップSNに対応して定着ベルト内側に設けられると好ましい。これにより、ヒータ56が粘度が高まってしまった潤滑剤に近づき、潤滑剤をより効率的に加熱することができる。
また、定着ベルト28の回転停止時に、図5,6に図示した長手方向中央部の領域3のヒータ56を先ず加熱し、次いで長手方向端部の領域2,4のヒータ56を加熱し、次いでさらに長手方向端部の領域1,5のヒータ56を加熱してもよい。このように長手方向中央部から端部に向けて順番でヒータを加熱することで、長手方向の熱伝導を助長して中央部から端部への熱伝導を短時間で実施することができ、より効率的で省エネルギーな温度制御が可能となる。この長手方向中央部から端部に向けての加熱制御は、一度だけに留まらず、ある一定期間ごとに繰り返し行ってもよい。長手方向の各箇所での潤滑剤粘度を適正値に保てるように回転駆動停止中に加熱制御を継続しておくことで、次の通紙ジョブがいつ始まっても、高トルクやスリップといった不具合を回避できる。
定着ニップ周辺において、長手方向中央部にあるヒータのみで潤滑剤粘度を下げようとすると、各部材自身の熱伝導や、複数部材間での熱伝達に時間を要し、潤滑剤粘度を下げることにも時間を要する。そこで、中央部にあるヒータを加熱した後に、より端部側に設置したヒータを順番に加熱していくことで、より広範囲で潤滑剤粘度を短時間で下げることができる。このことにより、次ジョブがすぐに来た場合においても潤滑剤粘度は広範囲に渡って低下しているので、広範囲の摺動抵抗を低減させることが可能となり、よりユニットトルクのダウン効果を図ることが可能となる。同時に、摺動抵抗が高すぎることにより発生してしまうスリップ現象を回避することが可能となる。
定着ニップに設置したヒータの加熱領域の分割数や各々の分割領域範囲は図5,6に記載のものに限られず、例えばより多数に分割してもよい。分割数を増やせば、より高精度に定着ベルトの長手方向の温度制御が可能となるとともに、潤滑剤の粘度上昇もより高精度に抑制することが可能となる。
逆に、回転駆動停止中に全てのヒータを一様に加熱制御した場合、長手方向両端部の潤滑剤粘度も必要以上に低下してしまい、低粘度化した潤滑剤が定着ベルトの両端部から漏れ出てしまう虞がある。そのため、潤滑材量が不足し易くなり、摺動抵抗上昇・トルクアップ・スリップといった不具合が生じ易くなってしまう。よって、中央部のみのヒータで加熱したり、中央部から端部に向けて順次加熱したりすることで端部の潤滑剤粘度を必要以上に低下させないことが可能となる。なお、ヒータを中央部から端部に向けて順次加熱する際、先ず中央部の加熱領域を加熱し、これを加熱したまま端部の加熱領域を順次加熱してもよい。また、先ず中央部の加熱領域を加熱し、これをOFFにした後、端部の加熱領域を順次加熱、OFFしてもよい。
次に、図8に基づいて実施形態2としての定着装置12を説明する。
本実施形態における定着装置12では、ヒータ56が、板状基体に抵抗発熱体を載置したサーマルヒータやセラミックヒータなどで構成されている。ヒータ56は、定着ベルト(定着フィルム)28の内部に配置され、その熱で定着ベルト28の温度を上昇させることで、定着ニップSNに搬送される未定着画像を加熱して定着する。
ヒータ56は定着ニップSNよりも回転方向上流側に配置されている。これは、定着ベルト28の内部に配置されたヒータ56からの熱が定着ベルトの表面に達するまでに多少時間がかかることを考慮したものである。
既に図5,6に示したように、板状加熱手段であるヒータ56は、用紙搬送方向と直交方向に分割された複数の加熱領域を有しており、各ヒータ56は独立に加熱制御が可能である。そこで、定着ベルト28の回転停止時に、図5,6に図示した長手方向中央部の領域3のヒータ56を加熱することで、潤滑剤の粘度上昇を抑制することができる。定着ベルト28の長手方向中央部の温度はやがて両端部へ伝導していき、端部における潤滑剤粘度の上昇も抑制することができる。
定着ベルト内部には支持部材であるステー61が配置され、ステー61の両端部は装置側板に接続されている。定着ニップSNの箇所には押圧部材62が設置され、押圧部材60の両端部は装置側板と接続されて定着ベルト28を支持している。
図8において、図2に示した部材と同じ符号を有するものは該部材と同様の機能を有するため、説明を省略する。
画像形成装置は前述の定着装置12を備えることにより、より高画質で省エネルギーな印刷が実現される。
12 定着装置
28 定着ベルト(定着部材)
30 加圧ローラ(加圧部材)
39 サーミスタ(温度検知手段)
56 ヒータ(熱源)
P 用紙(記録材)
SN 定着ニップ
特開平06−95540号公報 特開2012−189806号公報

Claims (7)

  1. 可撓性を有する無端状の定着部材と、前記定着部材との接触により定着ニップを形成する加圧部材と、前記定着部材を加熱する熱源とを備え、前記定着ニップにおいて記録材上の未定着画像を定着する定着装置において、
    前記定着部材内面に潤滑剤が塗布され、
    前記熱源は、長手方向で複数に分割された個別に制御可能な加熱領域を有し、
    前記定着部材の回転停止中に、前記加熱領域のうちの長手方向中央部の加熱領域が加熱されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記熱源は、前記定着ニップに対応して前記定着部材内側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記定着部材の回転停止中に、前記長手方向中央部の加熱領域が先ず加熱され、次いで長手方向端部の加熱領域が加熱されることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記加圧部材の表層温度を検知するための温度検知手段を備え、
    前記温度検知手段で検知した前記加圧部材の温度に応じて、前記熱源の加熱制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 前記温度検知手段で検知した前記加圧部材の温度に応じて、前記加熱領域のうちのいずれを加熱するかを選択することを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記温度検知手段で検知した前記加圧部材の温度勾配に応じて、前記加熱領域のうちのいずれを加熱するかを選択することを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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