JP2014224924A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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一平 藤本
雅裕 醒井
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雅裕 醒井
岸 和人
Kazuto Kishi
和人 岸
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Takeshi Yamamoto
武志 山本
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Abstract

【課題】低コスト化を図りつつ、抵抗発熱体の各発熱部の過剰な発熱に対応して通電を遮断することができる定着装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】回転可能に設けられた定着部材38と、定着部材との間にニップ部を形成する接触部材30と、基材57に設けられ電力が供給されることで発熱する記録材幅方向に複数の発熱部がある抵抗発熱体55を有し、定着部材を加熱する加熱手段56と、抵抗発熱体に配線59a,59bを介して電力を供給する電力供給手段39とを備えた定着装置12において、前記基材の記録紙搬送領域外に、抵抗発熱体の各発熱部と電力供給手段とを繋ぐ配線に両者間で接続され各発熱部と同期して発熱する、個々が近接した複数の搬送領域外発熱体58が設けられており、搬送領域外発熱体の温度に応じて電力供給手段から抵抗発熱体への電力供給を制御する電力供給制御手段81を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に用いられる定着装置、及び、その定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置においては、画像データに基づいて像担持体上に形成された潜像が、現像装置から供給されたトナーによって現像され、像担持体上に顕像としてのトナー像が形成される。この像担持体上のトナー像は転写装置によって記録材に転写され、定着装置によって記録材上に定着される。
特許文献1に記載の定着装置では、回転可能に設けられた加圧ローラと、加圧ローラに対向して設けられた可撓性を有する無端状のベルト部材である定着ベルトとを圧接させることにより、ニップ部が形成される。また、前記ニップ部を形成している定着ベルト部分の内周面側には、定着ベルトの内周面に接触し定着ベルトを加熱する加熱手段である加熱体が設けられている。この加熱体は、基板上に抵抗発熱体が設けられており、電源から配線を介して抵抗発熱体に給電することで抵抗発熱体が発熱し、定着ベルトを加熱する。そして、前記ニップ部に通過させた記録材上の未定着画像を熱と圧力とによって記録材に定着させる。
抵抗発熱体は、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に複数の発熱部を有している。そして、画像データに基づき、用紙上の未定着画像に対応させて各発熱部による加熱領域を変化させ、定着ベルトの未定着画像に対応する部分にのみ熱を加えるよう、加熱体により定着ベルトを加熱する。これにより、前記ニップ部に搬送されてきた用紙上の未定着画像を熱と圧力とによって用紙に定着させる。
このように、定着ベルトの未定着画像に対応する部分にのみ熱を加えて定着温度まで加熱することで、定着ベルトの全体を定着温度まで加熱する場合よりも省エネルギー化を図ることができる。
また、加熱体の基板に接触させて設けられたサーミスタ等の温度センサーによって加熱体の温度が検知されており、その検知温度を基にして加熱体が所定温度以上とならないように、CPUなどを有する制御回路で抵抗発熱体への通電制御を行っている。
一方、前記温度センサーや前記制御回路などが故障した場合には、電源から抵抗発熱体に供給される電力が多くなり過ぎて抵抗発熱体が過剰に発熱し加熱体が異常昇温しても、抵抗発熱体への通電制御を行うことができない。
特許文献1に記載の定着装置では、電源から抵抗発熱体に電力を供給するための配線に接続された温度ヒューズを、加熱体の基板に接触させて設けている。そして、加熱体の基板から熱が伝わり温度ヒューズの温度が溶融温度以上になると温度ヒューズが断線し、電源から抵抗発熱体への通電を遮断できる構成となっている。
しかしながら、特許文献1に記載の定着装置では、抵抗発熱体の用紙幅方向の全長よりも短い温度ヒューズ1つが、基板に設けられているだけである。そのため、抵抗発熱体の温度ヒューズから離れた位置にある発熱部が過剰に発熱しても、すぐには温度ヒューズが断線せず、加熱体の異常昇温した状態が長い間維持されるおそれがある。
抵抗発熱体の各発熱部それぞれの過剰な発熱に対応させるため、抵抗発熱体の用紙幅方向全域をカバー可能なように温度ヒューズの長尺化を行うことは難しく、各発熱部に1つずつ温度ヒューズを設けると、高コスト化を招くといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、低コスト化を図りつつ、抵抗発熱体の各発熱部の過剰な発熱に対応して通電を遮断することができる定着装置、及び、その定着装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、回転可能に設けられた定着部材と、前記定着部材と接触させて該定着部材との間にニップ部を形成する接触部材と、基材に設けられ電力が供給されることで発熱する抵抗発熱体を有し、前記定着部材を加熱する加熱手段と、前記抵抗発熱体に配線を介して電力を供給する電力供給手段とを備え、前記抵抗発熱体は、記録材搬送方向と直交する記録材幅方向に複数の発熱部を有しており、画像データに基づき記録材上の未定着画像に対応させて、各発熱部による加熱領域を変化させ前記定着部材を加熱し、前記ニップ部に通過させた記録材上の未定着画像を少なくとも熱によって該記録材に定着させる定着装置において、前記基材の記録紙搬送領域外に、前記抵抗発熱体の各発熱部と前記電力供給手段とを繋ぐ配線に両者間で接続され各発熱部と同期して発熱する、個々が近接した複数の搬送領域外発熱体が設けられており、前記搬送領域外発熱体の温度に応じて前記電力供給手段から前記抵抗発熱体への電力供給を制御する電力供給制御手段を有することを特徴とするものである。
以上、本発明によれば、低コスト化を図りつつ、抵抗発熱体の各発熱部の過剰な発熱に対応して通電を遮断することができるという優れた効果がある。
(a)加熱体のおもて面側から見た模式図、(b)加熱体の側面図。 実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 実施形態1に係る定着装置の概略構成図。 定着装置の外観図。 画像形成パターンを示す平面図。 画像領域と非画像領域とに対する第一の目標温度と第二の目標温度との関係を示すグラフ。 画像形成パターンを示す平面図。 加熱体の裏面側で搬送領域外発熱体と対向させてサーモパイルアレイを配置した例の説明図。 搬送領域外発熱体の加熱体裏面温度を検知して温度制御を行った場合の温度プロフィール模式図。 搬送領域外発熱体の各発熱部を、定着ベルト回転方向と平行になるように配置した例の説明図。 実施形態2に係る定着装置の概略構成図。 実施形態3に係る定着装置の概略構成図。
図2に、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図を示す。
図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置の一例としてのプリンタは、給紙装置4と、レジストローラ対6と、像担持体としての感光体ドラム8と、転写装置10と、定着装置12等を有している。
給紙装置4は、記録材としての用紙Sが積載状態で収容される給紙トレイ14と、給紙トレイ14に収容された用紙Sを最上のものから順に1枚ずつ分離して送り出す給紙コロ16等を有している。
給紙コロ16によって送り出された用紙Sは、レジストローラ対6で一旦停止され、姿勢ずれを矯正される。その後、感光体ドラム8の回転に同期するタイミングで、すなわち、感光体ドラム8上に形成されたトナー像の先端と、用紙Sの搬送方向先端部の所定位置とが一致するタイミングで、レジストローラ対6により転写部Nへ送られる。
感光体ドラム8の周りには、感光体ドラム回転方向順に、帯電ローラ18と、露光手段の一部を構成するミラー20と、現像ローラ22aを備えた現像装置22と、転写装置10と、クリーニングブレード24aを備えたクリーニング装置24等が配置されている。帯電ローラ18と現像装置22との間において、ミラー20を介して感光体ドラム8上の露光部26に露光光Lbが照射され、走査されるようになっている。
プリンタにおける画像形成動作は従来と同様に行われる。すなわち、感光体ドラム8が回転を始めると、感光体ドラム8の表面が帯電ローラ18により均一に帯電され、画像データに基づいて露光光Lbが露光部26に照射、走査されて作成すべき画像に対応した潜像が形成される。この潜像は、感光体ドラム8の回転により現像装置22と対向する位置まで移動し、ここで現像装置22からトナーが潜像に供給されて可視像化され、トナー像が形成される。
感光体ドラム8上に形成されたトナー像は、所定のタイミングで転写部Nに進入してきた用紙S上に、転写装置10による転写バイアスの印加により転写される。
トナー像が転写された用紙Sは、定着装置12へ向けて搬送され、定着装置12でトナー像が用紙Sに定着された後、図示しない排紙トレイへ排出されスタックされる。
転写部Nで感光体ドラム8から用紙Sに転写されずに感光体ドラム8上に残った残留トナーは、感光体ドラム8の回転に伴ってクリーニング装置24に至り、クリーニングブレード24aによって掻き落とされて、感光体ドラム表面が清掃される。その後、感光体ドラム8上の残留電位が、図示しない除電手段により除去され、次の作像工程に備えられる。
図3は、本構成例に係る定着装置12の概略構成図である。図4は定着装置の外観図である。
定着装置12には、図3に示すように、定着ベルト38や、この定着ベルト38との間で定着ニップ部SNを形成する加圧ローラ30が設けられている。また、セラミックスからなる基材である基板57と、基板57に設けられ電力が供給されることで発熱する抵抗発熱体である搬送領域内発熱体55とを有する、サーマルヒータなどの加熱体56が設けられている。なお、基板57の材料としては、ガラスでも良い。
加圧ローラ30は、回転可能に設けられ定着ベルト38の外周面に接触させて定着ベルト38との間に定着ニップ部SNを形成する接触部材である。なお、本実施形態では加圧ローラ30が、図示しない付勢手段により定着ベルト38に向けて付勢され、定着ベルト38に圧接されている。
加熱体56はステー状部材70に取り付けられ、定着ベルト38の内周面と接触する位置に配置されている。加熱体56を、定着ベルト38の内面面に接触させて設けることで、定着ベルト38の用紙S上のトナー像と接する外周面に、加熱体56によってキズが付くのを防止することができ、定着ベルト38の寿命を延ばすことができる。
加熱体56には、定着ニップ部SNでの用紙搬送方向と直交する用紙幅方向(定着ベルト幅方向)の定着ベルト38における用紙Sの搬送領域内に対応した基板57の部分に、搬送領域内発熱体55が設けられている。そして、図4に示すように、搬送領域内発熱体55は用紙幅方向で6分割されており、発熱部55a,55b,55c,55d,55e,55fは独立して定着ベルト38を加熱可能となっている。
定着ニップ部SNよりも定着ベルト回転方向下流側であり、加熱体56よりも定着ベルト回転方向上流側で、加熱体56の近傍に、定着ベルト38の表面温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ34が設けられている。
定着ニップ部SNよりも定着ベルト回転方向下流側であり、加熱体56よりも定着ベルト回転方向上流側で、加熱体56の近傍に、定着ベルト38の表面温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ34が設けられている。
搬送領域内発熱体55に電力を供給する電源39が設けられており、電源39から搬送領域内発熱体55の発熱部55a,55b,55c,55d,55e,55fに電力が供給されることで発熱する。また、サーミスタ34やサーミスタ36が検知した温度情報に基づいて、制御装置37により電源39を制御して、電源39による搬送領域内発熱体55の発熱部55a,55b,55c,55d,55e,55fへの電力供給が行われる。制御装置37は、搬送領域内発熱体55の分割された発熱部55a,55b,55c,55d,55e,55fの各々において独立に電源39による電力の供給制御が可能である。なお、制御装置37は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース等を包含するマイクロコンピュータである。
定着ベルト38は、外径が40[mm]で厚みが40[μm]のステンレス鋼製の基体38aと、この基体38aの表面に被覆された弾性層38bとを有している。弾性層38bは、シリコーンゴムで形成されており、厚みは100[μm]である。さらに、弾性層38bの表面には、定着ベルト38の耐久性を高めるとともに離型性を確保するため、PFAやPTFE等のフッ素系樹脂による厚みが5[μm]〜50[μm]の離型層38cが形成されている。なお、定着ベルト38の基体38aとしては、ポリイミドでもよい。
定着ベルト38の内側には、加熱体56など以外にも、定着ベルト38を支持するベルト支持部材61や、定着ベルト38を挟んで加圧ローラ30と定着ニップ部SNを形成するニップ形成部材60が設けられている。そして、これら部材は、図示しない装置側板に接続されて支持されている。
ベルト支持部材61は、定着ベルト38の回転方向と直交する方向(軸方向)における両端部に挿入されており、このベルト支持部材61によって定着ベルト38の両端部は回転可能に保持されている。
加圧ローラ30は、外径が40[mm]で厚みが2[mm]の鉄製の芯金30aと、この芯金30aの表面に被覆された弾性層30bとを有している。弾性層30bは、シリコーンゴムで形成されており厚みが5[mm]である。なお、弾性層30bの表面には、離型性を高めるために厚みが40[μm]程度のフッ素樹脂層を形成するのが望ましい。
また、本実施形態においては、加熱体56の定着ベルト38との接触部は略平面である。ここで、加熱体56が円筒状の定着ベルト38の内周面と良好に接触するためには、定着ベルト38の内周面に沿うように、半円柱状に形成すればよいが、曲面に発熱部や配線を高精度に実装し形成することは工程が複雑である。そのため、同一平面状に発熱部や配線部を形成する所謂「平面型」に比べて、精度且つ生産性に劣位である。このことから、本実施形態では、精度及び生産性ともに優れている平面型の発熱体を加熱体56として用いており、実装精度が良いため発熱効率を向上させることができる。
また、定着ベルト38を介して加熱体56と対向する位置には、不図示の付勢手段によって付勢され定着ベルト38を押圧する押圧部材である弾性体ローラ40を設けている。これにより、定着ベルト38が回転しているときであっても、定着ベルト38との接触部が略平面である加熱体56と定着ベルト38との接触状態を良好に保つことができる。
なお、弾性体ローラ40は、外径がφ15[mm]〜30[mm]で、外径がφ8[mm]の鉄製の芯金40aと、この芯金40aの表面に被覆された弾性層40bとを有している。弾性層40bは、シリコーンゴムで形成されており厚みが3.5[mm]〜11[mm]である。弾性層40bの表面には、離型性を高めるために厚みが40[μm]程度のフッ素樹脂層を形成するのが望ましい。
なお、定着ベルト38を介して加熱体56と対向する位置で、定着ベルト38を押圧する押圧部材としては、弾性体ローラ40に限るものではない。例えば、パッド部材やブラシ部材など、定着ベルト38と加熱体56との接触状態が良好に保たれる機構であれば差し支えない。
本実施形態の定着装置12では、制御装置37により用紙Sに画像を形成するための画像データに基づいて、電源39から搬送領域内発熱体55の各発熱部への電力供給を制御することで、省エネルギー化を図っている。この制御動作の一例を以下に示す。
図5(a)は、用紙S上に、用紙搬送方向の先端側から順に、画像領域a、非画像領域b、画像領域a’が存在する画像形成パターンを示したものである。画像領域aと画像領域a’とでは定着が必要であるが、非画像領域bでは定着対象のトナーが存在しないので定着の必要はない。
図示しない画像処理装置から上記画像形成パターンの画像データが制御装置37へ入力される。すると、制御装置37は、定着ベルト38の非画像領域bに対応する部位の温度が、定着ベルト38の画像領域aや画像領域a’に対応する部分の温度よりも低くなるように搬送領域内発熱体55を制御する。すなわち、画像領域a及び画像領域a’に対応する部分では搬送領域内発熱体55に定着温度が得られる電力を供給し、非画像領域bに対応する部分では、搬送領域内発熱体55に定着温度よりも低い温度が得られる電力を供給する。
なお、「画像領域に対応する」や「非画像領域に対応する」とは、定着ベルト38が密着する位置という意味であり、以下、適宜「密着」とも表現する。
図5(b)は、用紙S上に、用紙搬送方向の先端側から順に、画像領域a、非画像領域bが存在する画像形成パターンを示したものである。この場合にも図5(a)と同様に、制御装置37は、定着ベルト38の非画像領域bに対応する部分の温度が、定着ベルト38の画像領域aに対応する部分の温度よりも低くなるように、搬送領域内発熱体55を制御する。すなわち、画像領域aに対応する部分では搬送領域内発熱体55に定着温度が得られる電力を供給し、非画像領域bに対応する部分では、搬送領域内発熱体55に定着温度よりも低い温度が得られる電力を供給する。
ここで、定着ベルト38の非画像領域bに対応する部分で搬送領域内発熱体55への電力供給を完全に停止(オフ)することが考えられるが、定着ベルト38の温度が下がり過ぎると、次の画像領域での定着温度への立ち上がりが間に合わなくなる。このため、本実施形態では、図6に示すような、定着温度である第一の目標温度よりも低く室温よりは高い第二の目標温度となるように、定着ベルト38の温度を保つように制御することが望ましい。このようにして、定着ベルト38の非画像領域bに対応する部分の温度も第二の目標温度で保つようにしている。
これにより、定着ベルト38の非画像領域bに対応する部分でも、搬送領域内発熱体55に給電を行って加熱されることになるが、定着ベルト38の非画像領域bに対応する部分の温度を、第一の目標温度にする場合よりも消費電力を削減することができる。すなわち、図6に示す領域Pの供給電力よりも領域P’での供給電力が小さくなるため、省エネルギー化が可能となる。
図7(a)は、用紙S上に、用紙幅方向に画像領域cと非画像領域dとが混在する画像形成パターンを示したものである。図7(b)は、用紙S上に、用紙搬送方向の先端側から順に、画像領域a、用紙幅方向に画像領域cと非画像領域dとが混在する混在領域hが存在する画像形成パターンを示したものである。
この場合にも同様に、制御装置37は、非画像領域dに対応する定着ベルト38の部分の温度が、画像領域a、画像領域cに対応する定着ベルト38の部位の温度よりも低くなるように搬送領域内発熱体55を制御する。すなわち、画像領域a、画像領域cに対応する部分では搬送領域内発熱体55に定着温度が得られる電力を供給し、非画像領域dに対応する部分では、搬送領域内発熱体55に定着温度よりも低い温度が得られる電力を供給する。
なお、搬送領域内発熱体55により定着ベルト38の画像領域aに対応する部分を加熱する際には、図4に示す搬送領域内発熱体55が有する全ての発熱部55a,55b,55c,55d,55e,55f,55gに電力を供給する。一方、搬送領域内発熱体55により定着ベルト38の画像領域cに対応する部分を加熱する際には、図4に示す加熱領域eに含まれる発熱部55a,55b,55cに電力を供給する。そして、加熱領域fに含まれる発熱部55e,55f,55gには電力の供給を行わない。
また、本実施形態では、搬送領域内発熱体55に電力を供給する際、図5、図7中の斜線部のように、用紙搬送方向で画像領域が定着ニップ部SNに入るよりも前の部分である予備加熱領域gを予備的に加熱するように電源39から電力が供給される。この予備加熱領域gは、主に搬送領域内発熱体55の周方向の発熱長さや、搬送領域内発熱体55自身にも昇温時間が必要となることから必要となる領域である。なお、予備加熱領域gは、省エネルギー化の観点から、できるだけ小さいことが望ましい。
次に、本実施形態に係る定着装置12の特徴部について説明する。
図1(a)は、加熱体56の定着ベルト38と対向する側の面であるおもて面側から見た模式図である。図1(b)は加熱体56の側面図である。
図1(a)に示すように、加熱体56に設けられた搬送領域内発熱体55は、第一発熱部55a、第二発熱部55b、第三発熱部55c、第四発熱部55d、第五発熱部55e及び第六発熱部55fに6分割されている。
また、各発熱部を挟んで図中上側には各発熱部と繋がった共通の配線である共通配線59aが、図中下側には各発熱部それぞれに対応して個々で繋がった個別配線59bがあり、共通配線59a及び個別配線59bを介して電源から各発熱部に電力が供給される。なお、各発熱部を挟んで図中上側と下側との両方を個別配線としてもよい。また、共通配線59aや個別配線59bとしては、例えばAg/Pd、Ta N等の電気抵抗材料をスクリーン印刷等により基板57に線状で塗工して形成したものを用いることができる。
図1(b)に示すように加熱体56には、画像形成装置で搬送可能な最大用紙サイズを含む搬送領域内の基板57の部分に、搬送領域内発熱体55が設けられている。
また、定着ベルト38における用紙Sの搬送領域外に対応した基板57の部分には、搬送領域内発熱体55の各発熱部それぞれに対して1つずつ対応した複数の搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fが設けられている。なお、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fのそれぞれを区別しない場合には、単に搬送領域外発熱体58と記載する。
搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fは、搬送領域内発熱体55の各発熱部と電源39とを繋ぐ個別配線59bに両者間で接続されている。そして、搬送領域内発熱体55の各発熱部と同期して、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fもそれぞれ発熱する。
また、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fは、用紙S上の未定着画像を用紙Sに定着させるのに寄与しない。そのため、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fの個々の大きさを、搬送領域内発熱体55の発熱部55a,55b,55c,55d,55e,55fの大きさよりも小さくすることができる。
そこで、本実施形態では、搬送領域外発熱体58の大きさ(発熱する面積)を、搬送領域内発熱体55の各発熱部それぞれの大きさ(発熱する面積)よりも小さくしている。そして、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fを互いに近接して配置している。
また、図1(a)や図1(b)に示すように、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fの全てをカバーするよう、加熱体56の基板57の定着ベルト38と対向する側とは反対側の面である裏面に線状温度ヒューズ81を設けている。この線状温度ヒューズ81は、搬送領域内発熱体55の各発熱部と電源39とをつなぐ共通配線59aに両者間で接続されている。
線状温度ヒューズ81は、特開2010−129172号公報にも開示されているように、線状温度ヒューズ81の一部が高温にさらされ溶融温度以上になった場合に溶融することで断線する。
搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fは、搬送領域内発熱体55の各発熱部に同期して発熱する。よって、電源39から発熱部に供給される電力が多くなり過ぎた場合には、その発熱部に接続された搬送領域外発熱体58に供給される電力も多くなり過ぎる。そのため、当該発熱部だけではなく、その発熱部に接続された搬送領域外発熱体58も過剰に発熱する。
そして、このように搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fのいずれかが過剰に発熱した際に、基板57を介して線状温度ヒューズ81に熱が伝わり溶融温度以上になると線状温度ヒューズ81が断線する。よって、電源39から供給される電力が多くなり過ぎて、搬送領域内発熱体55のどの発熱部が異常昇温した場合にも共通配線59aの通電を遮断することができる。
したがって、1つの線状温度ヒューズ81で、搬送領域内発熱体55の各発熱部の過剰な発熱を抑制することができ、搬送領域内発熱体55の各発熱部それぞれに対応させて1つずつ温度ヒューズを設ける場合よりも、低コスト化を図ることができる。なお、線状温度ヒューズ81に代えて、サーモスタットを用いても良い。
図8は、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fの温度を検知するため、加熱体56の裏面側で各搬送領域外発熱体58と対向させてサーモパイルアレイ82を配置した例である。なお、サーモパイルアレイ82は制御装置37に接続されている。
この例では、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fの温度を検知するために、サーモパイルアレイ82を用いている。これにより、複数の搬送領域外加熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fの温度を1つの部材で検知することができる。よって、サーモパイルアレイ82の検知結果に基づいて、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fそれぞれの温度に応じて、制御装置37により電源39から搬送領域内発熱体55の各発熱部への電力供給制御を行うことができる。
なお、搬送領域内発熱体55をサーモパイルアレイ82の検知対象とした場合に、次のような問題が生じ得る。すなわち、サーモパイルアレイ82で温度を検知する各発熱部が離れていると、サーモパイルアレイ82と搬送領域内発熱体55との距離を離してサーモパイルアレイ82の検知可能範囲を広くする必要がある。そのため、定着ベルト38の内側のスペースの制約でサーモパイルアレイ82を設置するのが困難であったり、装置の大型化を招いたりしてしまう。
一方、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fをサーモパイルアレイ82の検知対象とすることで、発熱部が近接した狭い範囲を温度検知すればよく、サーモパイルアレイ82を加熱体56の近くに配置することができる。これにより、装置内のスペースの制約でサーモパイルアレイ82の設置が困難であったり、装置の大型化を招いたりするのを抑制することができる。
また、図1(a)では、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fを用紙幅方向(定着ベルト回転方向と直交する定着ベルト幅方向)に並べて配置している。これにより、定着ベルト38と加熱体56との接触状態が、搬送領域内発熱体55と搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fとで近くなる。そのため、より精度よく、各搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fの温度検知により、搬送領域内発熱体55の各発熱部の温度を推定することができる。これは、弾性体ローラ40によって定着ベルト38と加熱体56とを押圧することで、定着ベルト38と加熱体56との接触状態を確保している場合には顕著である。
図9は搬送領域外発熱体58の加熱体裏面温度を検知して温度制御を行った場合の温度プロフィール模式図である。
搬送領域内発熱体55の発熱部の加熱体裏面温度を温度Tbに制御するため、搬送領域外発熱体58の加熱体裏面温度が温度Taになるように、制御装置37によって電源39からの通電量を制御している。
定着ベルト38の搬送領域外の部分では用紙Sによって熱が奪われないため、搬送領域外発熱体58の加熱体裏面温度は搬送領域内発熱体の加熱体裏面温度よりも高くなる。そのため、その温度差を予め実験などによって求めておくことで温度Taと温度Tbとに温度差を設けている。
また、この温度差を制御しやすい大きさにするため、搬送領域外発熱体58の単位面積当たりの発熱量は、搬送領域内発熱体55の発熱部の単位面積あたりの発熱量より小さくすることもできる。
すなわち、定着ベルト38の搬送領域外の部分では用紙Sによって熱が奪われないために温度が高くなってしまうので、その分、搬送領域外発熱体58の単位面積あたりの発熱量を小さくすることで、温度Taと温度Tbとの差を調整することができる。これにより、搬送領域外発熱体58の温度から搬送領域内発熱体55の発熱部の温度の制御を行い易くすることができる。
図10は、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fを、定着ベルト回転方向に配置した例である。
こうすることで、図1(a)に示すように、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fを用紙幅方向(定着ベルト幅方向)に並べて配置した場合に比べて、搬送領域外発熱体58の配置に必要な基板57の長手方向の長さが短くて済む。よって、加熱体56の長手方向の全長を短くすることができ、その分、装置の小型化を図ることができる。
<実施形態2>
次に、本発明を画像形成装置に設けられた定着装置に適用した第2の実施形態について説明する。以下に説明する実施形態2については、実施形態1と同様な構成については、適宜説明を省略する。
図11は、本実施形態に係る定着装置12の概略構成図である。本実施形態においては、定着部材として定着ローラ48を用いており、加熱体56を定着ローラ48の外周面に接触させて設けている。なお、加熱体56の基本的な構成は、実施形態1で図1や図8などを用いて説明した加熱体56と同じため、その説明は省略する。
定着ローラ48は、その厚み方向で内側から芯金48a、接着層48b、弾性層48c、離型層48dを有する層構造で構成されている。なお、接着層48bはプライマーなどで芯金48aと弾性層48cとを接着させるためのものである。また、離型層48dは定着ローラ48の表面層を形成するものであり、トナー離型性を確保することができる。
加圧ローラ30は、回転可能に設けられ定着ローラ48の外周面に接触させて定着ローラ48との間に定着ニップ部SNを形成する接触部材である。なお、本実施形態では加圧ローラ30が、図示しない付勢手段により定着ローラ48に向けて付勢され、定着ベルト38に圧接されている。なお、加圧ローラ30の構成は、実施形態1と同様のため、その説明は省略する。
本実施形態においては、図11に示すように、加熱体56が不図示のステー状部材に取り付けられ、定着ローラ48の外周面と接触する位置に配置されている。なお、加熱体56の定着ローラ48の外周面と接する側の表面には、トナー付着防止のため、フッ素樹脂加工などのコーティングを施すのが望ましい。
定着ニップ部SNよりも定着ローラ回転方向下流側であり、加熱体56よりも定着ローラ回転方向上流側で、加熱体56の近傍に、定着ローラ48の表面温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ34が設けられている。
また、加熱体56の定着ローラ48の内周面と接する側とは反対側の面側に、加熱体56の温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ36が設けられている。
また、加熱体56の基板57に設けられた搬送領域内発熱体55に電力を供給する電源39が設けられている、そして、電源39から搬送領域内発熱体55の複数に分割された各発熱部に配線を介して電力が供給されることで発熱する。
また、サーミスタ34やサーミスタ36が検知した温度情報に基づいて、制御装置37により電源39を制御して、電源39による搬送領域内発熱体55の各発熱部への電力供給が行われる。制御装置37は、搬送領域内発熱体55の分割された各発熱部の各々において独立に電源39による電力の供給制御が可能である。なお、制御装置37は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース等を包含するマイクロコンピュータである。
定着ローラ48の外周面側から加熱し、定着ローラ表面層近傍に蓄熱した熱で用紙S上のトナーを溶融し定着を行うことで、定着ローラ全体を加熱する内部加熱方式に比べて、定着温度までの立ち上がり時間が短く、その分、エネルギーロスを低減することができる。
また、加熱体56を定着ローラ48の外周面に接触させて設けることで、画像領域を狙った定着ローラ外周面の温度立ち上げが早くなる。そのため、省エネルギー化の観点から好適な構成であるとともに、単位時間あたりの印刷枚数が多い高速機に好適な構成である。もちろん、言うまでもなく、本実施形態の定着装置12を、単位時間あたりの印刷枚数が少ない低速機に用いても良い。
そして、本実施形態の定着装置12においても、実施形態1と同様に加熱体56の基板57の搬送領域外に、搬送領域内発熱体55の各発熱部それぞれに対応した複数の搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fを設ける。そして、温度ヒューズやサーモパイルアレイなどを用いて、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fの温度に応じて電源39からから搬送領域内発熱体55の各発熱部への電力供給を制御する。
これにより、搬送領域内発熱体55の各発熱部それぞれに対応させて1つずつ温度ヒューズなどを設ける場合よりも、低コスト化を図りつつ、搬送領域内発熱体55の各発熱部の過剰な発熱に対応して通電を遮断することができる。
<実施形態3>
次に、本発明を画像形成装置に設けられた定着装置に適用した第3の実施形態について説明する。以下に説明する実施形態3については、実施形態1と同様な構成については、適宜説明を省略する。
図12は、加熱体56を定着ニップ部SNの部分に配置する構成を示した図である。
本実施形態の定着装置12では、図12に示すように、回転可能に設けられた加圧ローラ30と、加圧ローラ30に対向して設けられた可撓性を有する無端状のベルト部材である定着ベルト38とを圧接させることにより、定着ニップ部SNが形成される。
なお、本実施形態の定着装置12に設けられた加圧ローラ30や定着ベルト38の構成は、実施形態1と同様のため、その説明は省略する。
また、定着ニップ部SNを形成している定着ベルト部分の内周面側には、定着ベルト38の内周面に接触し、電源39から供給される電力により定着ベルト38を加熱する加熱体56が設けられている。
この加熱体56は、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に長尺で複数の発熱部に分割され、電力が供給されることで発熱する搬送領域内発熱体55を、セラミックスからなる基板に設けている(図1や図8などを参照)。なお、基板の材料としては、ガラスでも良い。
そして、画像データに基づき、用紙S上の未定着画像に対応させて搬送領域内発熱体55の各発熱部による加熱領域を変化させ、定着ベルト38の未定着画像に対応する部分にのみ熱を加えるよう、加熱体56により定着ベルト38を加熱する。これにより、定着ニップ部SNに搬送されてきた用紙S上の未定着画像を熱と圧力とによって用紙Sに定着させる。
定着ベルト38の内側には、加熱体56など以外にも、定着ベルト38を支持するベルト支持部材61が設けられており、ベルト支持部材61は図示しない装置側板に接続されている。ベルト支持部材61は、定着ベルト38の回転方向と直交する方向(軸方向)における両端部に挿入されており、このベルト支持部材61によって定着ベルト38の両端部は回転可能に保持されている。
定着ニップ部SNよりも定着ベルト回転方向上流側で、定着ベルト38の表面温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ34が設けられている。
また、加熱体56の定着ベルト38の内周面と接する側とは反対側の面側に、加熱体56の温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ36が設けられている。
また、加熱体56の搬送領域内発熱体55に電力を供給する電源39が設けられており、電源39から搬送領域内発熱体55の各発熱部に電力が供給される。また、サーミスタ34やサーミスタ36が検知した温度情報に基づいて、制御装置37により電源39を制御して、電源39による搬送領域内発熱体55の各発熱部への電力供給が行われる。
制御装置37は、搬送領域内発熱体55の分割された各発熱部の各々において独立に電源39による電力の供給制御が可能である。なお、制御装置37は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース等を包含するマイクロコンピュータである。
そして、本実施形態の定着装置12においても、実施形態1と同様に加熱体56の基板57の搬送領域外に、搬送領域内発熱体55の各発熱部それぞれに対応した複数の搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fを設ける。そして、温度ヒューズやサーモパイルアレイなどを用いて、搬送領域外発熱体58a,58b,58c,58d,58e,58fの温度に応じて電源39からから搬送領域内発熱体55の各発熱部への電力供給を制御する。
これにより、搬送領域内発熱体55の各発熱部それぞれに対応させて1つずつ温度ヒューズなどを設ける場合よりも、低コスト化を図りつつ、搬送領域内発熱体55の各発熱部の過剰な発熱に対応して通電を遮断することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
回転可能に設けられた定着ベルト38などの定着部材と、定着部材と接触させて定着部材との間にニップ部を形成する加圧ローラ30などの接触部材と、基板57などの基材に設けられ電力が供給されることで発熱する搬送領域内発熱体55などの抵抗発熱体を有し、定着部材を加熱する加熱体56などの加熱手段と、抵抗発熱体に共通配線59aや個別配線59bなどの配線を介して電力を供給する電源39などの電力供給手段とを備え、抵抗発熱体は、記録材搬送方向と直交する記録材幅方向に複数の発熱部を有しており、画像データに基づき記録材上の未定着画像に対応させて、各発熱部による加熱領域を変化させ定着部材を加熱し、前記ニップ部に通過させた記録材上の未定着画像を少なくとも熱によって記録材に定着させる定着装置12などの定着装置において、前記基材の記録紙搬送領域外に、抵抗発熱体の各発熱部と電力供給手段とを繋ぐ配線に両者間で接続され各発熱部と同期して発熱する、個々が近接した複数の搬送領域外発熱体58などの搬送領域外発熱体が設けられており、搬送領域外発熱体の温度に応じて電力供給手段から抵抗発熱体への電力供給を制御する線状温度ヒューズ81などの電力供給制御手段を有する。
(態様A)においては、抵抗発熱体の各発熱部に同期して複数の搬送領域外発熱体が発熱するので、電力供給手段から発熱部に供給される電力が多くなり過ぎた場合には、その発熱部に接続された搬送領域外発熱体に供給される電力も多くなり過ぎる。そのため、当該発熱部だけではなく、その発熱部に接続された搬送領域外発熱体も過剰に発熱する。また、複数の搬送領域外発熱体は、記録体上の未定着画像を記録材に定着させるのに寄与しないため、個々の大きさを抵抗発熱体の各発熱部の大きさよりも小さくすることができる。そして、各搬送領域外発熱体を近接させて配置することで、電力供給手段を複数の搬送領域外発熱体に対応させることが可能となる。これにより、電力供給手段によって、複数の搬送領域外発熱体それぞれの温度に応じて、電力供給手段から各発熱部への電力供給制御を行うことができる。よって、抵抗発熱体の各発熱部それぞれに対応させて1つずつ電力供給手段を設ける場合よりも、低コスト化を図りつつ、抵抗発熱体の各発熱部の過剰な発熱に対応して通電を遮断することができる。
(態様B)
(態様A)において、上記電力供給制御手段は、上記抵抗発熱体の各発熱部と上記電力供給手段とを繋ぐ配線に両者間で接続され、上記基材の上記複数の搬送領域外発熱体と対向する箇所に設けられた線状温度ヒューズ81などの温度ヒューズまたはサーモスタットである。これによれば、上記実施形態について説明したように、少ない部材で複数の加熱領域を検知でき低コスト化を図ることができる。
(態様C)
(態様A)において、上記電力供給制御手段は、上記複数の搬送領域外発熱体に対向させて設けられ複数の搬送領域外発熱体の温度を検知するサーモパイルアレイ82などのサーモパイルアレイを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、少ない部材で複数の加熱領域を検知でき低コスト化を図ることができる。
(態様D)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、上記複数の搬送領域発熱体は、上記記録材幅方向に並んで配置される。これによれば、上記実施形態について説明したように、より精度よく、搬送領域外発熱体の温度検知により、抵抗発熱体の各発熱部の温度を推定することができる。
(態様E)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、上記複数の搬送領域外発熱体は、定着部材回転方向に並んで配置される。これによれば、上記実施形態について説明したように、加熱手段の基板長手方向の全長を短くすることができ、その分、装置の小型化を図ることができる。
(態様F)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)または(態様E)において、上記搬送領域外発熱体の単位面積当たりの発熱量は、上記抵抗発熱体の単位面積あたりの発熱量より少ない。これによれば、上記実施形態について説明したように、搬送領域外発熱体の温度から抵抗発熱体の温度の制御を行い易くすることができる。
(態様G)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)において、上記加熱手段は、記録材上の未定着画像がない非未定着画像領域に対応する定着ベルト部分を、記録材上の未定着画像がある未定着画像領域に対応する定着ベルト部分よりも低い温度で加熱する。これによれば、上記実施形態について説明したように、次の未定着画像領域での定着温度への立ち上がりが間に合わなくなるのを抑制することができる。
(態様H)
感光体ドラム8などの像担持体と、像担持体上にトナー像を形成する現像装置22などのトナー像形成手段と、トナー像を像担持体上から記録媒体上に転写する転写装置10などの転写手段と、記録媒体上に転写されたトナー像を記録媒体に定着させる定着装置12などの定着手段とを備えた画像形成装置において、前記定着手段として、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)、(態様F)または(態様G)の定着装置を用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、低コスト化を図りつつ、抵抗発熱体の各発熱部の過剰な発熱に対応して通電を遮断することができる。
4 給紙装置
6 レジストローラ対
8 感光体ドラム
10 転写装置
12 定着装置
14 給紙トレイ
16 給紙コロ
18 帯電ローラ
20 ミラー
22 現像装置
22a 現像ローラ
24 クリーニング装置
24a クリーニングブレード
26 露光部
30 加圧ローラ
30a 芯金
30b 弾性層
34 サーミスタ
36 サーミスタ
37 制御装置
38 定着ベルト
38a 基体
38b 弾性層
38c 離型層
39 電源
40 弾性体ローラ
40a 芯金
40b 弾性層
48 定着ローラ
48a 芯金
48b 接着層
48c 弾性層
48d 離型層
55 搬送領域内発熱体
55a 第一発熱部
55b 第二発熱部
55c 第三発熱部
55d 第四発熱部
55e 第五発熱部
55f 第六発熱部
56 加熱体
57 基板
58 搬送領域外発熱体
59a 共通配線
59b 個別配線
60 ニップ形成部材
61 ベルト支持部材
70 ステー状部材
81 線状温度ヒューズ
81 電力供給制御手段
82 サーモパイルアレイ
特開平6−95540号公報

Claims (8)

  1. 回転可能に設けられた定着部材と、
    前記定着部材と接触させて該定着部材との間にニップ部を形成する接触部材と、
    基材に設けられ電力が供給されることで発熱する抵抗発熱体を有し、前記定着部材を加熱する加熱手段と、
    前記抵抗発熱体に配線を介して電力を供給する電力供給手段とを備え、
    前記抵抗発熱体は、記録材搬送方向と直交する記録材幅方向に複数の発熱部を有しており、画像データに基づき記録材上の未定着画像に対応させて、各発熱部による加熱領域を変化させ前記定着部材を加熱し、
    前記ニップ部に通過させた記録材上の未定着画像を少なくとも熱によって該記録材に定着させる定着装置において、
    前記基材の記録紙搬送領域外に、前記抵抗発熱体の各発熱部と前記電力供給手段とを繋ぐ配線に両者間で接続され各発熱部と同期して発熱する、個々が近接した複数の搬送領域外発熱体が設けられており、
    前記搬送領域外発熱体の温度に応じて前記電力供給手段から前記抵抗発熱体への電力供給を制御する電力供給制御手段を有することを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1の定着装置において、
    上記電力供給制御手段は、上記抵抗発熱体の各発熱部と上記電力供給手段とを繋ぐ配線に両者間で接続され、上記基材の上記複数の搬送領域外発熱体と対向する箇所に設けられた温度ヒューズまたはサーモスタットであることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1の定着装置において、
    上記電力供給制御手段は、上記複数の搬送領域外発熱体に対向させて設けられ該複数の搬送領域外発熱体の温度を検知するサーモパイルアレイを有することを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1、2または3の定着装置において、
    上記複数の搬送領域発熱体は、上記記録材幅方向に並んで配置されることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1、2または3の定着装置において、
    上記複数の搬送領域外発熱体は、定着部材回転方向に並んで配置されることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5の定着装置において、
    上記搬送領域外発熱体の単位面積当たりの発熱量は、上記抵抗発熱体の単位面積あたりの発熱量より少ないことを特徴とする定着装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の定着装置において、
    上記加熱手段は、記録材上の未定着画像がない非未定着画像領域に対応する定着ベルト部分を、該記録材上の未定着画像がある未定着画像領域に対応する定着ベルト部分よりも低い温度で加熱することを特徴とする定着装置。
  8. 像担持体と、
    像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
    前記トナー像を前記像担持体上から記録媒体上に転写する転写手段と、
    前記記録媒体上に転写されたトナー像を該記録媒体に定着させる定着手段とを備えた画像形成装置において、
    前記定着手段として、請求項1、2、3、4、5、6または7の定着装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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