JP2020122939A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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【課題】繰り返しの通紙でも均熱部材は機能を損なわず、経時においても均熱の効果が期待でき、定着性に影響が及ぶ心配がない定着装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】定着部材と、前記定着部材に圧接して、当該定着部材との間を搬送される記録媒体上の未定着画像を定着する加圧部材と、前記定着部材に内部から当接して、前記定着部材と前記加圧部材との接触幅を示す定着ニップを決めるニップ形成部材と、前記定着部材の内部に配設され、前記ニップ形成部材と当接させて支持する支持部材と、前記定着部材の内部に設けられ、熱を輻射する発熱部と、前記支持部材に当接しており、前記発熱部による輻射熱を前記定着部材に対して反射する反射部材と、前記支持部材における前記ニップ形成部材を当接している部分を除く位置に設けられる均熱部材と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式分野の画像形成装置に用いられる定着装置は、定着プロセスの際に高い温度と圧力で現像剤(トナー)を溶かし記録媒体(用紙)に定着させる。
特許文献1には、定着部材の温度を耐熱温度以下に抑えることを目的として、用紙搬送方向に直交する方向を長手方向とする細長い加熱体であるセラミックヒータと、加熱体を支持するヒータ支持部材との間に、均熱部材である高熱伝導部材を設置するようにした技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示の技術によれば、細長いセラミックヒータとヒータ支持部材との間に均熱部材を用いる構成、すなわち長手方向に均熱部材を設置する構成であるために、用紙の大きさによっては均熱部材の変形破損につながる、という課題がある。
具体的には、例えば幅の小さな用紙を通紙すると、まず細長いセラミックヒータに荷重がかかった後に、均熱部材に力が伝わることになる。この際、用紙が通過する箇所と通過しない箇所で荷重に差が生じ、この繰り返しによって、均熱部材が変形もしくは破損する可能性が考えられ、経時には変形により定着性が悪化する懸念がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、繰り返しの通紙でも均熱部材は機能を損なわず、経時においても均熱の効果が期待でき、定着性に影響が及ぶ心配がない定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、定着部材と、前記定着部材に圧接して、当該定着部材との間を搬送される記録媒体上の未定着画像を定着する加圧部材と、前記定着部材に内部から当接して、前記定着部材と前記加圧部材との接触幅を示す定着ニップを決めるニップ形成部材と、前記定着部材の内部に配設され、前記ニップ形成部材と当接させて支持する支持部材と、前記定着部材の内部に設けられ、熱を輻射する発熱部と、前記支持部材に当接しており、前記発熱部による輻射熱を前記定着部材に対して反射する反射部材と、前記支持部材における前記ニップ形成部材を当接している部分を除く位置に設けられる均熱部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、繰り返しの通紙でも均熱部材は機能を損なわず、経時においても均熱の効果が期待でき、定着性に影響が及ぶ心配がない、という効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかるプリンタの一例を示す概略構成図である。 図2は、定着装置の断面を示す図である。 図3は、支持部材を概略的に示す正面図である。 図4は、均熱部材の設置位置を例示的に示す正面図である。 図5は、均熱部材の設置位置の変形例を例示的に示す正面図である。 図6は、均熱部材の設置位置の別の変形例を例示的に示す正面図である。 図7は、第2の実施の形態にかかる定着装置の定着ベルト付近の断面を示す図である。 図8は、第3の実施の形態にかかる定着装置の定着ベルト付近の断面を示す図である。 図9は、第4の実施の形態にかかる定着装置の定着ベルト付近の断面を示す図である。
以下に添付図面を参照して、定着装置および画像形成装置の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる定着装置20が用いられるプリンタ100の一例を示す概略構成図である。
図1に示すように、画像形成装置としてのプリンタ100は、像担持体としての感光体ドラム1を含む作像装置101、定着装置20などを備える。
プリンタ100は、感光体ドラム1の周りに、時計方向の回転方向順に、帯電手段としての帯電ローラ2、ミラー3Aを備えた光書き込み部3、現像ローラ4Aを備えた現像手段4、転写チャージャーを備えた転写手段5、クリーニング手段14等を配置する。
感光体ドラム1は、駆動手段によって時計方向に回転駆動されるとき、帯電ローラ2によって表面が均一に帯電される。プリンタ100は、感光体ドラム1の帯電部分が光書き込み部3に達すると、光書き込み部3によりミラー3Aを介して露光光を照射する。これにより、感光体ドラム1には作成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。形成された静電潜像が現像位置に達すると、プリンタ100は、現像手段4の現像剤(トナー)により静電潜像を可視像化してトナー像とする。
そして、トナー像は、転写手段5が対向する位置に到来する。なお、転写手段5は、転写チャージャーに限らず、転写ローラ、転写ブラシ、転写ベルト等で構成されたものを用いることができる。
プリンタ100は、感光体ドラム1の下方に給紙手段10を配置している。給紙手段10は、シート状の記録媒体としての用紙Pが積載状態で収容される給紙トレイ11と、給紙トレイ11に収容された用紙Pを最上部から順に1枚ずつ分離して送り出す給紙コロ12等を有している。
給紙コロ12によって送り出された用紙Pは、対をなすタイミング搬送ローラ13を介して感光体ドラム1に搬送される。その際、用紙Pはタイミング搬送ローラ13に突き当てられて一旦停止され、姿勢ずれを矯正された後、感光体ドラム1の回転に同期するタイミングで送り出される。すなわち、感光体ドラム1上に形成されたトナー像の先端と用紙Pの搬送方向先端部の所定位置とが一致するタイミングでタイミング搬送ローラ13により転写部102へ送られる。
転写手段5は、転写部102に進入してきた用紙P上に対して、転写バイアス印加により感光体ドラム1上に形成されたトナー像を転写する。トナー像が転写された用紙Pは定着装置20へ向けて搬送される。用紙Pは、定着装置20で定着された後、排紙トレイへ排出・スタックされる。
一方、転写後の感光体ドラム1上には、トナーが残留する。クリーニング手段14は、感光体ドラム1上の残留トナーを、クリーニングブレード15により掻き落として清掃する。
その後、感光体ドラム1上の残留電位が除電手段により除去され、次の作像工程に備えられる。
次に、定着装置20について説明する。
図2は、定着装置20の断面を示す図である。図2に示すように、定着装置20は、定着部材としての定着ベルト21と、対向して配置された該定着ベルト21に圧接して定着ニップSNを形成し、定着ベルト21との間を搬送される用紙P上の未定着画像(トナー像)を定着する加圧部材としての加圧ローラ22とを備える。さらに、定着装置20は、定着ベルト21を内側から加熱する加熱部23を備えている。
加圧ローラ22は、定着ベルト21に対向して回転可能に配置される。加圧ローラ22は、鉄製の芯金22Aと、この芯金22Aの表面に被覆された弾性層22Bを有している。弾性層22Bはシリコンゴムで形成されている。弾性層22Bの表面には、離型性を高めるためにフッ素樹脂層を形成するのが望ましい。なお、加圧ローラ22は、付勢手段により定着ベルト21に圧接されている。
定着ベルト21は、トナー像が転写された用紙Pのトナーを溶かす役割と、加圧ローラ22とともに定着ニップSNを形成する役割と、を担っている。トナー像(未定着画像)が載った用紙Pが定着ニップSNを通過すると、定着ニップSNにおける事前に暖められた定着ベルト21の熱でトナーが溶けるとともに、加圧されることでトナーが用紙Pに定着される。
定着ベルト21は、基体と、この基体の表面に被覆された弾性層とを有している。弾性層はシリコンゴムで形成されている。定着ベルト21の表面には、耐久性を高めて離型性を確保するために、PFAやPTFE等のフッ素系樹脂による離型層が形成されている。なお、定着ベルト21の基体はステンレスに限らず、ニッケルやポリイミドなどからなる基体であってもよい。
加熱部23は、発熱部である抵抗発熱部24と反射部材25とを備えており、定着ベルト21を加熱する。抵抗発熱部24は、照明等の発熱体で構成されている。なお、発熱体は、セラミックヒータ等で構成されていてもよい。この抵抗発熱部24には電源33が接続されており、電源33から抵抗発熱部24に電力が供給されるようになっている。電源33の出力は、外部制御手段32によって制御される。外部制御手段32は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース等を包含するマイクロコンピュータで構成されている。
反射部材25は、例えばアルミニウム素材の板状部材であり、側面視で略くの字形状に形成されている。反射部材25は、抵抗発熱部24の点灯によって輻射される熱を反射して、定着ベルト21に対して熱を効率的に伝える。
また、定着ベルト21の内部には、定着支持部材28が設けられている。定着支持部材28は、定着装置20の側板と接続されて定着ベルト21を支持している。より詳細には、定着支持部材28は、定着ベルト21の断面の形状を決める役割を担っており、定着ベルト21の両端に設けられている。なお、定着ベルト21の両端に設けられた定着支持部材28と定着ベルト21との間に、パイプのような円筒部材を配置し、定着ベルト21の長手方向全域で断面形状を決めるような構成でも良い。
また、定着ベルト21の内部であって定着ニップSNの箇所には、ニップ形成部材50が設置されている。また、定着ベルト21の内部には、ニップ形成部材50に当接させてニップ形成部材50を支持する支持部材26が設置されている。支持部材26は、金属のステー部材によって定着装置20の側板に取り付けられている。支持部材26は、側面視において略コの字型に形成された板金である。
図3は、支持部材26を概略的に示す正面図である。図3に示す支持部材26は、図2におけるA方向からの正面視における正面図である。反射部材25は、略コの字形状の支持部材26の上面であって、用紙Pの搬送方向に直交する方向である長手方向の略中央部分(図3の一点鎖線部分)に、ネジ止めにより固定されている。
ニップ形成部材50は、定着ベルト21の内部から当接し、定着ベルト21と加圧ローラ22との接触幅を示す定着ニップSNを決める役割を果たしている。定着ニップSNの形状は任意であるが、用紙Pの通紙方向に対してフラット、もしくは出口のみ高圧力になるような形状でも良い。また、ニップ形成部材50は、定着ベルト21の内面に接している。そのため、ニップ形成部材50は、断熱性であることが求められており、例えば樹脂で形成されている。したがって、ニップ形成部材50の耐熱温度は、定着ベルト21の内部で最も低いものとなっている。
ここで、従来の問題点(定着ベルト21の内部での耐熱温度超過)について簡単に説明する。
定着装置20は、トナー像(未定着画像)が載った用紙Pが通紙方向に沿って定着ニップSNを通過する前に、抵抗発熱部24を点灯する。抵抗発熱部24の点灯によって、熱が全方位にわたって輻射される。また、反射部材25は、抵抗発熱部24の点灯によって輻射される熱を加熱対象となる定着ベルト21に向けて反射する。
ところで、大量に用紙Pを印刷する場合、抵抗発熱部24が連続で点灯することで、用紙Pが通過することで奪われる熱量を補っている。この時、定着ベルト21の内部の温度は、非常に高温になる。また、反射部材25は、全ての輻射される熱を反射できているわけではなく、熱の対流も含めて反射部材25も非常に高温になる。
上述したように、反射部材25は、略コの字形状の支持部材26の上面の長手方向の略中央部分(図3の一点鎖線部分)にネジ止めされている。そのため、反射部材25の熱がネジ止めされた部分から支持部材26に伝熱すると、最終的にはニップ形成部材50まで熱が伝わることになる。反射部材25の熱がネジ止め部から支持部材26に伝熱すると、支持部材26の温度の分布は、中央が高く、端部が低くなる。この時、支持部材26の中央の温度が高くなりすぎると、定着ベルト21の内部において耐熱温度が低いニップ形成部材50の耐熱温度を超えてしまい、ニップ形成部材50が溶融する問題が生じる。
このような問題は、反射部材25を支持部材26の長手方向の端部にネジ止めにより固定したとしても解決することはできない。仮に、支持部材26の長手方向の端部に反射部材25をネジ止めした場合、支持部材26の中央が高温になることを回避することはできる。しかしながら、幅の小さな用紙Pを通紙した場合に、用紙Pが通過する箇所と通紙していない箇所で奪われる熱量が違うことにより、支持部材26の中央と端部とで定着ベルト21の熱分布が異なる現象が発生する。このように支持部材26の中央と端部とで温度差が大きくなることによって、画質に影響が及ぶ恐れがあり、支持部材26の温度上昇とは別の問題を引き起こす副作用があるため、反射部材25を支持部材26の長手方向の端部でネジ止めする方法は不適切である。
つまり、定着ベルト21の内部での温度上昇による耐熱温度超過の解決には、温度分布をできるだけ平滑化させることが重要になる。そこで、本実施の形態においては、定着ベルト21の内部温度を平滑化する均熱部材27が設けられている。均熱部材27は、支持部材26の長手方向の両端部にわたる1枚の板状部材として形成されている。また、均熱部材27は、高熱伝導材料で形成されている。均熱部材27は、例えば、銅、アルミニウム、またはグラフェン(graphene)で形成されている。グラフェンとは、炭素原子が結合することでできたシート状の物質である。
次に、定着ベルト21の内部温度分布を平滑化する均熱部材27の設置位置について説明する。図4は、均熱部材27の設置位置を例示的に示す図である。
図2および図4に示すように、均熱部材27は、定着ベルト21の内部の加圧ローラ22による圧力を受けない領域であって、支持部材26と反射部材25との間に当接させて設けられる。支持部材26と反射部材25との間に均熱部材27を設けることにより、定着ニップSNを用紙Pが通過したとしても、均熱部材27は荷重の影響を受けないため、繰り返しの荷重で変形するリスクがなくなる。したがって、繰り返しの通紙でも均熱部材27は機能を損なわず、経時においても均熱の効果が期待でき、定着性に影響が及ぶ心配がない。
均熱部材27の装着方法としては、ネジ止めのほか、支持部材26に挿し込むような形態、熱伝導性の高い接着剤など様々あるが、できるだけ均熱効果を得られるよう、支持部材26と密着させることが重要である。
このように本実施の形態によれば、支持部材26におけるニップ形成部材50を当接している部分を除く位置、すなわち支持部材26における加圧ローラ22の圧力の影響を受けない位置に、高熱伝導材料で形成された均熱部材27を設けることで、非通紙領域と通紙領域での繰り返しによる荷重の影響による均熱部材27の変形を防止することができるので、繰り返しの通紙でも均熱部材27は機能を損なわず、経時においても均熱の効果が期待でき、定着性に影響が及ぶ心配がない。
なお、均熱部材27は、支持部材26との当接面以外の面について低摩擦処理を施すようにしてもよい。低摩擦処理は、例えば、フッ素樹脂をコートする処理である。これにより、定着ベルト21の内面と接触するようなことがあった場合に、摺動性を確保することができる。
また、本実施の形態においては、均熱部材27は、支持部材26の長手方向(用紙Pの搬送方向に直交する方向)の両端部にわたって延在する1枚の板状部材として形成されているものとしたが、これに限るものではなく、複数枚に分割されているものであってもよい。
ここで、図5は均熱部材27の設置位置の変形例を例示的に示す正面図である。図5に示す例では、均熱部材27は、支持部材26の長手方向の略中央部付近で2分割された板状部材として形成されている。
均熱部材27は、均熱効果を大きく得るためにも極力長手方向に配置することが望ましい。例えば、支持部材26の長手方向の略中央部(図5の一点鎖線部分)付近においてネジが貫通しているために、支持部材26の長手方向に沿って配置できない場合、支持部材26を長手方向の略中央部(図5の一点鎖線部分)付近で2分割する。
また、図6は均熱部材27の設置位置の別の変形例を例示的に示す正面図である。図6に示す例では、均熱部材27は、片端だけ支持部材26の端部まで延在するような支持部材26の長手方向の所定位置(図6では、一点鎖線で示す略中央部)で2分割された板状部材として形成されている。支持部材26の一方の端部側の温度が他端側に比較して高くなるような場合に、有効である。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態の定着装置20は、均熱部材27を略コの字形状の支持部材26における反射部材25の取付部の外壁側または反射部材25の取付部の内壁側に設置する点が、第1の実施の形態と異なる。以下、第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図7は、第2の実施の形態にかかる定着装置20の定着ベルト21付近の断面を示す図である。図7(a)は、均熱部材27を略コの字形状の支持部材26における反射部材25の取付部26aの外壁側に設置する場合を示し、図7(b)は、均熱部材27を略コの字形状の支持部材26における反射部材25の取付部26aの内壁側に設置する場合を示す。なお、図7においては、定着支持部材28は、説明の簡単のために図示していない。
第1の実施の形態で説明したように、反射部材25は、略コの字形状の支持部材26における反射部材25の取付部26aであって長手方向の略中央部分にネジ止めにより固定されている。したがって、反射部材25の熱がネジ止め部から支持部材26における反射部材25の取付部26aに伝熱すると、最終的にはニップ形成部材50まで熱が伝わることになる。
そこで、図7に示すように、均熱部材27が、定着ベルト21の内部であって、加圧ローラ22による圧力を受けない領域である略コの字形状の支持部材26における反射部材25の取付部26aの外壁側または取付部26aの内壁側に設けられる。すなわち、第2の実施の形態の定着装置20は、反射部材25が支持部材26に当接する位置からニップ形成部材50が支持部材26と当接している位置の間に、均熱部材27を設けている。略コの字形状の支持部材26における反射部材25の取付部26aの外壁側または取付部26aの内壁側に均熱部材27を設けることにより、反射部材25の熱が伝熱した支持部材26における反射部材25の取付部26aにおいて、温度分布を平滑化させることができる。したがって、繰り返しの印刷によって生じる均熱部材27の変形における定着性への影響を無視することができる。
なお、略コの字形状の支持部材26における反射部材25の取付部26a以外の部分に均熱部材27を設けることも考えられるが、熱の伝達ルートを考慮すると、反射部材25の取付部26aに均熱部材27を設けるのが最も効果的である。
このように本実施の形態によれば、支持部材26におけるニップ形成部材50を当接している部分を除く位置、すなわち支持部材26における加圧ローラ22の圧力の影響を受けない位置に、高熱伝導材料で形成された均熱部材27を設けることで、非通紙領域と通紙領域での繰り返しによる荷重の影響による均熱部材27の変形を防止することができるので、繰り返しの通紙でも均熱部材27は機能を損なわず、経時においても均熱の効果が期待でき、定着性に影響が及ぶ心配がない。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態の定着装置20は、支持部材26の形状が、第1の実施の形態と異なる。以下、第3の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図8は、第3の実施の形態にかかる定着装置20の定着ベルト21付近の断面を示す図である。図8(a)は、均熱部材27を支持部材26における反射部材25の取付部26aの外壁側に設置する場合を示し、図8(b)は、均熱部材27を支持部材26における反射部材25の取付部26aの内壁側に設置する場合を示す。なお、図8においては、定着支持部材28は、説明の簡単のために図示していない。
図8に示すように、本実施の形態の支持部材26の形状は、反射部材25の形状に一部を一致させて形成されている。図8に示す例では、支持部材26の形状は、断面が多角形状である。反射部材25の一部は、支持部材26に対して重ねられ、ネジ止めにより固定されている。したがって、反射部材25の熱が支持部材26と重なっている部分から伝熱すると、最終的にはニップ形成部材50まで熱が伝わることになる。
そこで、図8に示すように、均熱部材27が、加圧ローラ22による圧力を受けない領域であり、定着ベルト21の内部において反射部材25が重なっている部分であって、支持部材26における反射部材25の取付部26aの外壁側(図8(a))または取付部26aの内壁側(図8(b))に設けられる。すなわち、第3の実施の形態の定着装置20は、反射部材25が支持部材26に当接する位置からニップ形成部材50が支持部材26と当接している位置の間に、均熱部材27を設けている。反射部材25が重なっている部分である支持部材26における反射部材25の取付部26aの外壁側または取付部26aの内壁側に均熱部材27を設けることにより、反射部材25の熱が伝熱した支持部材26における反射部材25の取付部26aにおいて、温度分布を平滑化させることができる。したがって、繰り返しの印刷によって生じる均熱部材27の変形における定着性への影響を無視することができる。
なお、本実施の形態においては、反射部材25が重なっている部分である支持部材26における反射部材25の取付部26aの外壁側または取付部26aの内壁側に均熱部材27を設けるようにしたが、これに限るものではない。例えば、反射部材25が重なっている支持部材26の面の1面以上に均熱部材27が接していればよい。
このように本実施の形態によれば、支持部材26におけるニップ形成部材50を当接している部分を除く位置、すなわち支持部材26における加圧ローラ22の圧力の影響を受けない位置に、高熱伝導材料で形成された均熱部材27を設けることで、非通紙領域と通紙領域での繰り返しによる荷重の影響による均熱部材27の変形を防止することができる。したがって、繰り返しの通紙でも均熱部材27は機能を損なわず、経時においても均熱の効果が期待でき、定着性に影響が及ぶ心配がない。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態の定着装置20は、支持部材26の形状が、第1の実施の形態と異なる。以下、第4の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一部分の説明については省略し、第1の実施の形態と異なる箇所について説明する。
図9は、第4の実施の形態にかかる定着装置20の定着ベルト21付近の断面を示す図である。図9(a)は、均熱部材27を反射部材25が重なっている支持部材26の一の面に設置する場合を示し、図9(b)は、均熱部材27を反射部材25が重なっている支持部材26の別の一の面に設置する場合を示す。なお、図9においては、定着支持部材28は、説明の簡単のために図示していない。
図9に示すように、本実施の形態の支持部材26の形状は、反射部材25の形状に一致させて形成されている。図9に示す例では、支持部材26の形状は、2つのL字のステーを組み合わせた箱型である。反射部材25は、平面形状である。反射部材25は、支持部材26に対して重ねられ、ネジ止めにより固定されている。したがって、反射部材25の熱が支持部材26における取付部26aから伝熱すると、最終的にはニップ形成部材50まで熱が伝わることになる。
そこで、図9に示すように、加圧ローラ22による圧力を受けない領域であり、定着ベルト21の内部において反射部材25が重なっている支持部材26における取付部26aを含む面に均熱部材27が設けられる。すなわち、第4の実施の形態の定着装置20は、反射部材25が支持部材26に当接する位置からニップ形成部材50が支持部材26と当接している位置の間に、均熱部材27を設けている。反射部材25が重なっている支持部材26における取付部26aの一の面または別の一の面に均熱部材27を設けることにより、反射部材25の熱が伝熱した支持部材26において、温度分布を平滑化させることができる。したがって、繰り返しの印刷によって生じる均熱部材27の変形における定着性への影響を無視することができる。
なお、本実施の形態においては、反射部材25が重なっている支持部材26における取付部26aを含む面に均熱部材27を設けるようにしたが、これに限るものではなく、反射部材25が重なっている支持部材26における取付部26aの面の1面以上に均熱部材27が接していればよい。
このように本実施の形態によれば、支持部材26におけるニップ形成部材50を当接している部分を除く位置、すなわち支持部材26における加圧ローラ22の圧力の影響を受けない位置に、高熱伝導材料で形成された均熱部材27を設けることで、非通紙領域と通紙領域での繰り返しによる荷重の影響による均熱部材27の変形を防止することができる。したがって、繰り返しの通紙でも均熱部材27は機能を損なわず、経時においても均熱の効果が期待でき、定着性に影響が及ぶ心配がない。
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置を、プリンタに適用した例を挙げて説明したが、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機、複写機、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
20 定着装置
21 定着部材
22 加圧部材
24 発熱部
25 反射部材
26 支持部材
27 均熱部材
50 ニップ形成部材
100 画像形成装置
特開2015−219498号公報

Claims (6)

  1. 定着部材と、
    前記定着部材に圧接して、当該定着部材との間を搬送される記録媒体上の未定着画像を定着する加圧部材と、
    前記定着部材に内部から当接して、前記定着部材と前記加圧部材との接触幅を示す定着ニップを決めるニップ形成部材と、
    前記定着部材の内部に配設され、前記ニップ形成部材と当接させて支持する支持部材と、
    前記定着部材の内部に設けられ、熱を輻射する発熱部と、
    前記支持部材に当接しており、前記発熱部による輻射熱を前記定着部材に対して反射する反射部材と、
    前記支持部材における前記ニップ形成部材を当接している部分を除く位置に設けられる均熱部材と、
    を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記均熱部材は、前記反射部材が前記支持部材に当接する位置から前記ニップ形成部材が前記支持部材と当接している位置の間に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記均熱部材は、前記支持部材との当接面以外の面であって低摩擦処理を施された面を有している、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記均熱部材は、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向に延在しており、かつ、1枚ないし複数枚に分割されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 前記均熱部材は、銅、アルミニウム、またはグラフェンである、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の定着装置を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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