JP6638197B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特にこのような画像形成装置に搭載される加熱方式の定着装置に関するものである。
画像形成装置では、画像情報に基づいて像担持体上にトナー像を形成し、このトナー像を紙やOHPシート等の記録材上に転写し、トナー像を担持した記録材を定着装置に通し、熱と圧力により記録材上にトナー像を定着する。
省エネルギーを実現する定着装置としては、セラミックスやガラス基体に、抵抗発熱体を形成した抵抗ヒータによって、フィルムを加熱する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の定着装置は、薄肉円筒状の耐熱性フィルムに接触する板状加熱体と加圧ローラとで、フィルムと記録材とを密着させるように挟み込み、熱エネルギーを記録材に与える構成である。この定着装置は、アルミナ等のヒータ基板上に抵抗発熱体を形成した板状加熱体によって、薄いフィルムを加熱することで、省エネを実現できる。
しかしながら、特許文献1に記載の板状加熱体は、ヒータ基板の温度を検知するサーミスタが、ヒータ基板上に配置されているところ、抵抗発熱体の温度を適切に検知できない問題がある。
本発明は、省エネを実現すると共に、加熱温度を適切に制御可能な定着装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の定着装置は、
未定着画像に接触して回転するベルト状定着部材と、
前記ベルト状定着部材とで定着ニップ部を形成する押圧部材と、
前記ベルト状定着部材を加熱するヒータ部材と
前記ヒータ部材を保持する保持手段と、
温度検知手段によって検知した情報に基づいて前記ヒータ部材の加熱を制御する加熱制御手段と、を備える定着装置において、
前記ヒータ部材は、前記ベルト状定着部材の長手方向に延びる長尺状の基材と、該基材より定着ニップ部側に形成された発熱体とから構成され、
前記ベルト状定着部材と前記ヒータ部材との間に介在され、定着ニップ部で前記ベルト状定着部材と接触し、前記ヒータ部材からの熱を該ベルト状定着部材に伝熱する伝熱部材と、を有し、
前記伝熱部材は、前記ベルト状定着部材の回転方向の少なくとも一方であって、前記定着ニップ部よりも上流側、又は下流側、又は上流及び下流の両側に延在する延在部を有し、
前記延在部は、前記ベルト状定着部材に少なくとも一部が接触しつつ、前記押圧部材から遠ざかる方向に傾斜する傾斜面状、又は曲面状に形成され、
前記温度検知手段は、前記延在部に設けられていることを特徴とする。
本発明によると、省エネを実現すると共に、加熱温度を適切に制御可能な定着装置を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置を概略的に示す構成図である。 図1に示した画像形成装置の定着装置を概略的に示した構成図である。 図1に示した画像形成装置のニップ形成部材を概略的に示した構成図である。 図1に示した画像形成装置のヒータ部材を示した構成図である。 図1に示した画像形成装置のヒータ部材を説明する説明図である。 図1に示した画像形成装置のヒータ部材の変形例を説明する説明図である。 図1に示した画像形成装置のヒータ部材の変形例を説明する説明図である。 図1に示した画像形成装置のヒータ部材の変形例を説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るニップ形成部材を概略的に示す構成図である。 図9に示した画像形成装置のヒータ部材の変形例を説明する説明図である。
図1に、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのモノクロプリンタを示し、これに基づいて説明するが、当然ながら、本発明は、公知のカラー画像形成装置についても同様に適用可能なものである。モノクロプリンタには、既知のように、像担持体としての感光体8の周囲に画像を形成するのに必要な所定の装置、例えば、帯電手段、露光手段、現像手段等が設けられている。即ち、帯電手段としての帯電ローラ18、露光手段を構成するミラー20、現像手段としての現像ローラ22aを備えた現像装置22、転写装置10、クリーニングブレード24aを備えたクリーニング装置24等が配置されている。そして、帯電ローラ18と現像装置22の間において、ミラー20を介して感光体8上の露光部26に、露光光Lbが照射され、走査されるようになっている。また、プリンタの下部には、給紙手段4が配され、画像形成部への用紙搬送路の途中には、レジストローラ対(位置合わせローラ対)6が設けられている。用紙搬送路の終わりには、定着ベルト28とヒータ部材56と加圧ローラ30を主構成部材とする定着装置12が設けられている。
給紙手段4は、記録媒体としての用紙Pが積載状態で収容される給紙トレイ14や、給紙トレイ14に収容された用紙Pを、最上のものから順に1枚ずつ分離して送り出す給紙コロ16等を有している。給紙コロ16によって送り出された用紙Pは、レジストローラ対6で一旦停止される。そして、姿勢ずれを矯正された後、感光体8の回転に同期するタイミングで、即ち、感光体8上に形成されたトナー像の先端と用紙Pの搬送方向先端部の所定位置とが一致するタイミングで、レジストローラ対6により転写部位Nへ送られる。
本プリンタにおける画像形成動作は、従来と同様に行われる。即ち、感光体8が回転を始めると、感光体8の表面が帯電ローラ18により均一に帯電され、画像情報に基づいて露光光Lbが露光部26に照射、走査されて作成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像は、感光体8の回転により現像装置22の対向位置へ移動し、ここでトナーが供給されて可視像化され、トナー像が形成される。感光体8上に形成されたトナー像は、所定のタイミングで転写部位Nに進入してきた用紙P上に、転写装置10の転写バイアス印加により転写される。未定着画像たるトナー像を担持した用紙Pは、定着装置12へ向けて搬送され、定着装置12で定着された後、機外の排紙トレイへ排出・スタックされる。転写部位Nで転写されずに感光体8上に残った残留トナーは、感光体8の回転に伴ってクリーニング装置24に至る。そして、クリーニング装置24を通過する間に、クリーニングブレード24aにより掻き落とされて清掃される。その後、感光体8上の残留電位が既知の除電手段により除去され、次の作像工程に備えられる。
次に、図2に基づき、本発明の実施形態に係る定着装置の構成を説明する。定着装置12は、可撓性の耐熱性フィルムである無端の定着ベルト(ベルト状定着部材;以下、単に定着ベルトという)28と、その外周面に当接する押圧部材である加圧ローラ30と、ヒータ部材56とを有する。
ヒータ部材56は、定着ベルト28の軸方向(長手方向)の均熱化のための伝熱部材50と共に、加圧ローラ30とで定着ニップ部SNを形成するニップ形成部材の機能を果たしており、加熱パッドとも称される。
伝熱部材50、ヒータ部材56、及びこれを保持する保持手段としてのヒータホルダ57は、装置側板に接続されたステー(支持部材)61に支持される。そのため、加圧ローラ30により圧力を受けるこれらの部材の撓みが防止され、長手方向で均一なニップ幅が得られるようになっている。なお、伝熱部材50と定着ベルト28の内周面との間に、低摩擦シートを介在させていてもよい。
また、定着ベルト28の回転方向において、定着ニップ部SNの下流側であって、ヒータ部材56の上流側に、定着ベルト28の表面温度を検知する温度検知手段としての第1サーミスタ34が設けられている。また、伝熱部材50に、伝熱部材50の温度を検知する温度検知手段としての第2サーミスタ36が設けられている。これらサーミスタの検知情報に基づいて、ヒータ部材56に電力を供給する電源40を制御する加熱制御手段42が備えられている。加熱制御手段42は、CPU,ROM,RAM,I/Oインターフェース等を包含するマイクロコンピュータを意味する。
定着ベルト28は、外径30mm、厚み10〜70μmのニッケル製の基体と、この基体表面に被覆された弾性層と、さらにその表面に形成された離型層を有している。弾性層は、シリコーンゴムで形成され、厚み50〜150μmである。耐久性を高めて離型性を確保する離型層は、PFAやPTFE等のフッ素系樹脂で形成され、厚み5〜50μm厚である。基体は、ニッケルに限られず、SUS等の金属やポリイミド(PI)等の耐熱樹脂材料で形成されていてもよい。
加圧ローラ30は、外径が30mmであり、中実の鉄製の芯金30aと、この芯金30aの表面に形成された弾性層30bとを有している。弾性層30bは、シリコーンゴムで形成され、厚み5mmである。弾性層30bの表面には、離型性を高めるために厚み40μm程度のフッ素樹脂(PFA又はPTFE)層を形成するのが望ましい。加圧ローラ30は、既知のように、付勢手段によって定着ベルト28を介して伝熱部材50やヒータ部材56に圧接されている。加圧ローラ30は、画像形成装置に設けられたモータ等の駆動源からギヤを介して駆動力が伝達され、回転する。この加圧ローラ30により定着ベルト28が連れ回り回転する。
次に、ニップ形成部材について説明する。ニップ形成部材は、図3に示すように、ヒータ部材56と、定着ベルト28の軸方向(長手方向)の均熱化のための伝熱部材50とを有し、加圧ローラ30とで定着ニップ部SNを形成する。
ヒータ部材56は、伝熱部材50を介して定着ベルト28を加熱することで、定着ベルト28の温度を上昇させ、定着ニップ部SNに搬送される未定着画像を加熱して定着する。
ヒータ部材56は、図4に示すように、定着ベルト28の長手方向(軸方向)に延びる長尺状の基材56bと、基材56bより定着ニップ部SN側に配置される発熱体としての抵抗発熱体56aと、から構成される板状の発熱体である。さらに、ガラスやセラミック等で構成される低熱伝導率の基材56bの上に、例えば、酸化ルテニウム等で構成される抵抗発熱体56aを印刷して焼成し、その上にオーバーコート(OC)層56cを形成しても良い。基材56bより定着ニップ部SN側に位置するOC層56cは、ガラス等で形成されているところ、基材56bより薄く、基材56b側への伝熱よりもOC層側56cへ伝熱し易いことから、定着ベルト28の加熱効率を向上できる。
ヒータ部材56を保持する保持手段としてのヒータホルダ57は、装置側板に接続されたステー(支持部材)61に支持され、加圧ローラ30から受ける圧力による部材の撓みが防止され、長手方向で均一なニップ幅が得られるようになっている。ヒータホルダ57は、ヒータ部材56の裏面に接触して、ヒータ部材56を保持している。
ところで、ヒータホルダ57は、ヒータ部材56の熱を受けて高温になり易く、破損する虞がある。そのため、ヒータホルダ57を、LCP等の耐熱性の高い樹脂で形成する。その結果、ヒータホルダ57の破損を防げる。また、ヒータホルダ57は、ヒータ部材56の裏面の少なくとも一部で接触させる。すなわち、ヒータホルダ57は、抵抗発熱体56aと対向しない位置で、ヒータ部材56と接触させる。そのため、ヒータ部材56からヒータホルダ57に流れる熱量を減らし、熱を高熱伝導側の伝熱部材50に、ひいては定着ベルト28に効率的に伝えることができる。
次に、伝熱部材50について説明する。
伝熱部材50は、銅又はアルミ等の高熱伝導材料からなり、ヒータ部材56の熱を、定着ベルト28に効率的に伝熱する。また、伝熱部材50は、ヒータ部材56の長手方向への伝熱性向上にも寄与し、定着ベルト28の長手方向の温度偏差を低減できる。さらに、ヒータ部材56と伝熱部材50との間には、熱伝導グリスや熱伝導シート等が介設されているところ、密着性が向上することから、ヒータ部材56のニップ側面(表面)と反対側面(裏面)よりも、表面側への伝熱性を高め、定着ベルト28の加熱特性の向上を図れる。
また、伝熱部材50は、定着ニップSNにおいて、定着ベルト28に接触する。さらに、本実施形態における伝熱部材50は、定着ベルト28の回転方向において、定着ニップSNの上流側に延設する延在部50aを有し、延在部50aにおいても、定着ベルト28に接触する。定着ニップ部SN以外の範囲、すなわち延在部50aで定着ベルト28に接触することで、定着ベルト28への伝熱時間を確保できる。なお、伝熱部材50の延在部は、この態様に限定されず、定着ベルト28の回転方向において、定着ニップSNの上流側及び/又は下流側に延設されて定着ベルト28に接触しても良い。
伝熱部材50の延在部50aには、伝熱部材50の温度を検知する第2サーミスタ36が設けられている。伝熱部材50に第2サーミスタ36が設けられているところ、第2サーミスタ36が伝熱部材50の温度を直接測定できることから、正確な温度を瞬時に検出できる。さらに、ヒータ部材56は、250℃を超えた高温となるところ、第2サーミスタ36は、ヒータ部材56とは接触しないことから、耐熱性の低い第2サーミスタ36を使用でき、信頼性を向上できる。
次に、ヒータ部材56について詳細に説明する。
ヒータ部材56は、図5に示すように、その長手方向、すなわち用紙搬送方向と直交する方向に、長尺状の抵抗発熱体56aを有する。抵抗発熱体56aには、共通配線Wcomと個別配線W1〜W5とが接続されている。第1の通電電極を構成する共通配線Wcomと、第2の通電電極を構成する個別配線W1〜W5とは、抵抗発熱体56aに対して櫛歯状の導電部を形成する。共通配線Wcomと、個別配線W1〜W5とが櫛歯状の導電部を形成することで、抵抗発熱体56aは複数の加熱領域(H1〜H5)を有することになる。各加熱領域は、個別配線W1〜W5をON/OFFすることで、個別に独立して加熱制御可能である。定着ベルト28の表面温度を検知する第1サーミスタ34や伝熱部材50の温度を検知する第2サーミスタ36は、各加熱領域に対応して配置されている。
各加熱領域は、長手方向中心から左右対称な位置にある加熱領域(H1とH5、H2とH4)を同時にON/OFF可能なように構成しても良い。これにより加熱制御に必要なスイッチ素子、例えばトライアックやFELの数を低減することができる。
なお、ヒータ部材56は、長尺状の抵抗発熱体に対して櫛歯状電極で複数の加熱領域を形成するものに限定されない。例えば、図6に示すように、複数の個別抵抗発熱体56a11〜56a53をヒータ部材56の長手方向に配しても良い。そして、複数の個別抵抗発熱体56a11〜56a53が各加熱領域(H1〜H5)を構成する。個別抵抗発熱体56a11〜56a53は、それぞれ発熱部を構成する。加熱領域H3では、10個の個別抵抗発熱体56a31〜56a310によって10個の発熱部が形成され、該領域H3を加熱する。各個別抵抗発熱体が隣接する間隔は、略一定に保たれている。
このような構成においても、各加熱領域は、長手方向中心から左右対称な位置にある加熱領域(H1とH5、H2とH4)が同時にON/OFF可能なように構成されても良い。これによりON/OFFをするためのトライアックやFET等のスイッチ素子の数が低減される。
なお、上述の実施形態では、加熱領域をH1〜H5の5つに分割しているが、この態様に限定されない。例えば、9分割などより多くに分割したり、3分割など少なく分割することも可能である。複数の加熱領域に分割されていないヒータでも、本願発明は有効であり、これに適用することも可能である。
各加熱領域は、個別配線W1〜W5をON/OFFすることで、個別に独立して加熱制御可能である。サーミスタ34,36の検知情報や通紙サイズ情報に基づいて、加熱制御手段42によって各加熱領域が温度制御され、ヒータ部材の加熱割合を変化させる。通紙サイズ情報にも応じて加熱制御することで、非通紙域の温度が高くなりすぎる事態が回避され、非通紙域の過昇温による部材の破損や画像品質の低下を抑制できる。非通紙域に対応する部位で電力供給を完全に停止(オフ)してもよいが、極端に温度が下がり過ぎると、次の画像領域での定着温度への立ち上がりに間に合わないことがある。このため、定着ベルト28は、画像領域に対応する第1の目標温度よりも低いが室温よりは所定値以上である第2の目標温度に保つように温度制御され、非通紙域に対応する部位へも給電は行われる。
なお、延在部50aは、図7に示すように、伝熱部材50の長手方向の一部領域に形成されても良い。延在部50aが、伝熱部材50の長手方向の一部領域に形成されることで、伝熱部材50の全体の熱容量を小さくでき、温度検知性能も向上する。
なお、伝熱部材50の温度を検知する第2サーミスタ36は、図8に示すように、各加熱領域H1〜H5に対応して、複数の延在部50a1〜50a5に配置されて良い。
続いて、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置について説明する。なお、第1の実施形態に係る画像形成装置と共通する構成については対応する符号を付して詳細な説明を省略し、異なる構成について図面に基づき詳細に説明する。
第2の実施形態では、伝熱部材の形状が異なる点で第1の実施形態と相違する。以下、具体的に説明する。
本実施形態の伝熱部材150は、図9に示すように、定着ニップSNにおいて、定着ベルト28に接触する。さらに、本実施形態における伝熱部材150は、定着ベルト28の回転方向下流側に延設する延在部150aを有し、延在部150aにおいても、定着ベルト28に接触する。伝熱部材150の温度は、定着ベルト28の回転方向において、上流側よりも下流側の方が高くなっているところ、高温部の温度を検知できることから、安全な構成にできる。
また、延在部150aは、図10に示すように、定着ニップSNの下流側先端領域で、定着ベルト28と非接触とする構成にしても良い。延在部150aが定着ベルト28と接触しない領域に、第2サーミスタ36を配置することが望ましい。第2サーミスタ36が、延在部150aの定着ベルト28が非接触の領域に配置されることで、第2サーミスタ36が検知する延在部150aの温度上昇がし易くなり、短時間で温度変化を検出できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、上述の実施形態で紹介した各構成の材質、寸法はあくまで一例であり、本発明の作用を発揮し得る範囲内で様々な材質や寸法を選択可能であることは言うまでもない。
28 定着ベルト(ベルト状定着部材の一例)
30 加圧ローラ(押圧部材の一例)
36 第2サーミスタ(温度検知手段)
42 加熱制御手段
50 伝熱部材
50a 延在部
56 ヒータ部材
56a 抵抗発熱体(発熱体の一例)
56b 基材
57 ヒータホルダ(保持手段の一例)
SN 定着ニップ部
特開平6−95540号公報

Claims (8)

  1. 未定着画像に接触して回転するベルト状定着部材と、
    前記ベルト状定着部材とで定着ニップ部を形成する押圧部材と、
    前記ベルト状定着部材を加熱するヒータ部材と
    前記ヒータ部材を保持する保持手段と、
    温度検知手段によって検知した情報に基づいて前記ヒータ部材の加熱を制御する加熱制御手段と、を備える定着装置において、
    前記ヒータ部材は、前記ベルト状定着部材の長手方向に延びる長尺状の基材と、該基材より定着ニップ部側に形成された発熱体とから構成され、
    前記ベルト状定着部材と前記ヒータ部材との間に介在され、定着ニップ部で前記ベルト状定着部材と接触し、前記ヒータ部材からの熱を該ベルト状定着部材に伝熱する伝熱部材と、を有し、
    前記伝熱部材は、前記ベルト状定着部材の回転方向の少なくとも一方であって、前記定着ニップ部よりも上流側、又は下流側、又は上流及び下流の両側に延在する延在部を有し、
    前記延在部は、前記ベルト状定着部材に少なくとも一部が接触しつつ、前記押圧部材から遠ざかる方向に傾斜する傾斜面状、又は曲面状に形成され、
    前記温度検知手段は、前記延在部に設けられていることを特徴とする、定着装置。
  2. 前記温度検知手段は、前記延在部の前記ベルト状定着部材と接触している領域に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記保持手段は、前記発熱体と対向しない位置で、前記ヒータ部材と接触していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記延在部は、前記ベルト状定着部材の回転方向において、定着ニップ部よりも下流側に延在することを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の定着装置。
  5. 前記延在部は、前記ベルト状定着部材の回転方向において、定着ニップ部よりも上流側に延在することを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の定着装置。
  6. 前記延在部は、前記伝熱部材の長手方向の少なくとも一部領域に形成されていることを特徴とする、請求項1〜の何れか一項に記載の定着装置。
  7. 前記ベルト状定着部材の長手方向に複数の前記延在部を有し、
    前記複数の延在部に、それぞれ前記温度検知手段を有することを特徴とする、請求項6に記載の定着装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の定着装置を備える画像形成装置。
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