JP7240597B2 - 加熱部材、定着装置、画像形成装置 - Google Patents

加熱部材、定着装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、加熱部材、定着装置および画像形成装置に関する。
画像形成装置に設けられた定着装置には、定着ベルト等の定着部材を加熱するための加熱部材が設けられる。加熱部材によって定着ベルトを定着温度まで加熱した後、定着ベルトと加圧ローラとの間の定着ニップに用紙などの記録媒体を搬送し、定着ニップで記録媒体を加熱および加圧して未定着画像を定着させる。
このような定着装置において、定着ニップの出口側、あるいはそれよりも下流側に、加圧部材の側へ突出した凸部を設けることで、下流側での画像の定着性を向上させたり、定着動作後の記録媒体の定着ベルトからの分離性を向上させる技術がある。
例えば特許文献1(特開2001-324886号公報)では、金属板からなる加熱体の基材をヘミング曲げすることにより、基材の定着ニップ出口側に対応する位置に凸部を形成している。これにより、定着ニップ下流側に凸部を設け、画像の定着性を向上させている。
特許文献1のように基材を加工して凸部を形成する方法では、加工上の制約で一定以上の高さでしか凸部を形成することができないため、凸部の高さが高くなりすぎて、摺動抵抗の増加による定着部材等の部材の破損が生じやすくなるという課題があった。
上記の課題を解決するため、本発明は、基材と、前記基材上に設けられた発熱体と、前記基材の表面に設けられた保護層と、を備えた加熱部材であって、定着部材に対向する側の面に、記録媒体搬送方向に延在する平坦部と、 前記基材と別体であって、その一部または全部が前記保護層により設けられ、前記基材上前記発熱体と異なる位置に設けられた凸部と、を有し、加熱部材が定着装置に装着された状態で、前記凸部が、定着ニップ側に突出して設けられ、かつ、前記定着ニップの記録媒体搬送方向下流側に対向する位置に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、所望の高さの凸部を形成することができる。
画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係る定着装置の概略構成を示す断面図である。 抵抗発熱体を直列接続した構成のヒータを示す図で、(A)図が平面図、(B)図が正面図、(C)図が(B)図のA-A断面図である。 (A)~(C)図は、抵抗発熱体を並列接続した構成の各ヒータを示す正面図である。 ヒータへの電力供給回路を示す図である。 本発明の第二実施形態に係るヒータを示す図で、(A)図が平面図、(B)図が正面図、(C)図が(B)図のB-B断面図である。 本発明の第三実施形態に係るヒータを示す図で、(A)図が平面図、(B)図が正面図、(C)図が(B)図のC-C断面図である。 本発明の第四実施形態に係るヒータを示す図で、(A)図が平面図、(B)図が正面図、(C)図が(B)図のD-D断面図である。 本発明の第五実施形態に係るヒータを示す図で、(A)図が平面図、(B)図が正面図、(C)図が(B)図のE1-E1断面図、(D)図が(B)図のE2-E2断面図である。 凸部を定着ニップよりも用紙搬送方向下流側に設けた構成の定着装置の断面図である。 基材の裏面側に抵抗発熱体を設けた構成の定着装置の断面図である。 本発明の第六実施形態に係るヒータを示す図で、(A)図が背面図、(B)図が平面図、(C)図が正面図、(D)図が(C)図のF-F断面図である。 本発明の第七実施形態に係るヒータを示す断面図である。 本発明の第八実施形態に係るヒータを示す断面図である。 凸部と用紙に形成される画像との長手方向の関係を示す図である。 凸部と用紙との長手方向の関係を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1に示すモノクロの画像形成装置1には、感光体ドラム10が設けられている。感光体ドラム10は、表面上に現像剤としてのトナーを担持可能なドラム状の回転体であり、図の矢印方向に回転する。感光体ドラム10の周囲には、感光体ドラム10の表面を一様に帯電させる帯電ローラ11と、感光体ドラム10の表面にトナーを供給する現像ローラ19等を備えた現像装置12と、感光体ドラム10の表面をクリーニングするためのクリーニングブレード13等で構成されている。
プロセスユニット2の上方には、露光部3が配置されている。露光部3が画像データに基づいて発したレーザ光Lbが、ミラー14を介して感光体ドラム10の表面に照射される。
また、感光体ドラム10に対向する位置に配置され、転写チャージャを備えた転写手段15が配置されている。転写手段15は、感光体ドラム10表面上の画像を用紙Pに転写する。
画像形成装置1の下部には給紙部4が位置しており、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙カセット16や、給紙カセット16から用紙Pを搬送路5へ搬出する給紙ローラ17等からなっている。給紙ローラ17の搬送方向下流側にはレジストローラ18が配置されている。
定着装置6は、後述する加熱部材によって加熱される定着ベルト20、その定着ベルト20を加圧可能な加圧ローラ21等を有している。
以下、図1を参照して上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、まず感光体ドラム10が帯電ローラ11によってその表面を帯電される。そして、画像データに基づいて露光部3からレーザービームLbが照射され、照射された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体ドラム10には、現像装置12から表面部分にトナーが供給され、トナー画像(現像剤像)として可視像化される。そして、転写後の感光体ドラム10に残されたトナー等は、クリーニングブレード13によって取り除かれる。
一方、画像形成動作が開始されると、画像形成装置1の下部では、給紙部4の給紙ローラ17が回転駆動することによって、給紙カセット16に収容された用紙Pが搬送路5に送り出される。
搬送路5に送り出された用紙Pは、レジストローラ18によってタイミングを計られ、感光体ドラム10表面上のトナー画像と向かい合うタイミングで転写手段15と感光体ドラム10との対向部である転写部へ搬送され、転写手段15による転写バイアス印加によりトナー画像が転写される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置6へと搬送され、加熱されている定着ベルト20と加圧ローラ21とによって加熱および加圧されて、トナー画像が用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された用紙Pは、定着ベルト20から分離され、定着装置6の下流側に設けられた搬送ローラ対によって搬送され、装置外側に設けられた排紙トレイへと排出される。
続いて、本発明の第一実施形態に係る定着装置の構成について説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る定着装置6は、無端状のベルトから成る、定着部材としての定着ベルト20と、定着ベルト20の外周面に当接して定着ニップ(ニップ部)Nを形成する、加圧部材としての加圧ローラ21と、定着ベルト20を加熱する加熱部材としてのヒータ22と、ヒータ22を保持する保持部材としてのヒータホルダ23と、ヒータホルダ23を支持する支持部材としてのステー24とヒータ22の温度を検知する温度検知手段としてのサーミスタ25を有し、検知した検知温度に応じて、加熱制御手段によってヒータ22に供給する電力を制御することで定着ベルト20の温度を所望の温度に制御する。
定着ベルト20は、例えば外径が25mmで厚みが40~120μmのポリイミド(PI)製の筒状基体を有している。定着ベルト20の最表層には、耐久性を高めて離型性を確保するために、PFAやPTFE等のフッ素系樹脂による厚みが5~50μmの離型層が形成される。基体と離型層の間に厚さ50~500μmのゴム等からなる弾性層を設けてもよい。また、定着ベルト20の基体はポリイミドに限らず、PEEKなどの耐熱性樹脂やニッケル(Ni)、SUSなどの金属基体であってもよい。定着ベルト20の内周面に摺動層としてポリイミドやPTFEなどをコートしてもよい。
加圧ローラ21は、例えば外径が25mmであり、中実の鉄製芯金21aと、この芯金21aの表面に形成された弾性層21bと、弾性層21bの外側に形成された離型層21cとで構成されている。弾性層21bはシリコーンゴムで形成されており、厚みは例えば3.5mmである。弾性層21bの表面は離型性を高めるために、厚みが例えば40μm程度のフッ素樹脂層による離型層21cを形成するのが望ましい。
加圧ローラ21が付勢手段によって定着ベルト20側へ付勢されることで、加圧ローラ21は定着ベルト20を介してヒータ22に圧接される。これにより、定着ベルト20と加圧ローラ21との間に定着ニップNが形成される。また、加圧ローラ21は駆動手段によって回転駆動されるように構成されており、加圧ローラ21が図2の矢印方向に回転すると、これに伴って定着ベルト20が従動回転する。
ヒータ22は、定着ベルト20の幅方向(図2の紙面に垂直な方向で、ヒータ22やヒータホルダ23の長手方向とする)にわたって長手状に設けられた面状の加熱部材であり、平板状の基材30と、基材30上に設けられた抵抗発熱体(発熱体)31と、抵抗発熱体31を被覆する保護層32等で構成されている。また、ヒータ22は、保護層32側で定着ベルト20の内周面に対して接触しており、抵抗発熱体31から発された熱は、保護層32を介して定着ベルト20へと伝達される。
ヒータホルダ23及びステー24は、定着ベルト20の内周側に配置されている。ステー24は、金属製のチャンネル材で構成され、その両端部分が定着装置6の両側板に支持されている。ステー24によってヒータホルダ23及びこれに保持されるヒータ22が支持されていることで、加圧ローラ21が定着ベルト20に加圧された状態で、ヒータ22が加圧ローラ21の押圧力を確実に受けとめて定着ニップNを安定的に形成する。
ヒータホルダ23は、ヒータ22の熱によって高温になりやすいため、耐熱性の材料で形成されることが望ましい。例えば、ヒータホルダ23をLCPなどの低熱伝導性の耐熱性樹脂で形成した場合は、ヒータ22からヒータホルダ23への伝熱が抑制され効率的に定着ベルト20を加熱することができる。また、ヒータ22に対するヒータホルダ23の接触面積を少なくし、ヒータ22からヒータホルダ23へ伝わる熱量を低減するため、ヒータホルダ23はヒータ22の基材30に対して突起部23aを介して接触している。さらに、本実施形態のように、ヒータホルダ23の突起部23aを、基材30の抵抗発熱体31が配置されている箇所の裏側以外、すなわち基材30の温度が高くなりやすい箇所を避けて接触させることで、ヒータホルダ23へ伝わる熱量をさらに低減して効率的に定着ベルト20を加熱できる。
本実施形態に係る定着装置6において、印刷動作が開始されると、加圧ローラ21が回転駆動され、定着ベルト20が従動回転を開始する。また、ヒータ22の抵抗発熱体31に電力が供給されることで、定着ベルト20が加熱される。そして、定着ベルト20の温度が所定の目標温度(定着温度)に到達した状態で、未定着トナー画像が担持された用紙Pが、定着ベルト20と加圧ローラ21との間(定着ニップN)に搬送されることで、未定着トナー画像が加熱及び加圧されて用紙Pに定着される。
次に、ヒータ22の構成について、より詳細に説明する。なお、本実施形態のヒータ22として、図3に示す抵抗発熱体が直列に接続されたものと、図4に示す並列に接続されたものとを説明する。なお、下記で示す抵抗発熱体の配置やその数は一例であり、定着装置に通紙される用紙の種類等に応じて、適宜、変更が可能である。
図3(A)~図3(C)に示すように、長手の板状部材である基材30の表面には、長手方向に延在する2列の抵抗発熱体31、31と、導電体としての給電線33a~33cと、電極部34a、34b等が設けられている。そして、基材30の表面、および、これらの部材を覆うようにして保護層32が設けられる。
基材30の材料としては、アルミナや窒化アルミなどのセラミック、ガラス、マイカ、ポリイミド(PI)等の耐熱性樹脂材料が耐熱性および絶縁性に優れ好ましい本実施形態では、基材30に絶縁性の材料が用いられる。
抵抗発熱体31,31や給電線33a~33cの材料としては、銀(Ag)やパラジウム(Pd)、白金(Pt)、酸化ルテニウム(RuO)などを調合した導電材料からなる。
保護層32としては、アルミナや窒化アルミなどのセラミック、ガラス、マイカ、ポリイミド等の耐熱性樹脂材料により形成することで、保護層32が耐熱性および絶縁性に優れ、好ましい。
各抵抗発熱体31、31は、長手方向一端側で給電線33a、33bを介して電極部34a、34bにそれぞれ接続されている。電極部34a、34bの位置にはコネクタ等が当接し、ヒータ22を外部と電気的に接続する部分である。また、各抵抗発熱体31、31は、その長手方向他端側で、短手方向に延在する給電線33cを介して互いに接続されている。基材30およびこれらの部材は、保護層32によって被覆される。保護層32はこれらの部材を保護すると共に、ヒータ22を定着ベルト20に対して絶縁している。
また、基材30の表面で、その用紙搬送方向下流側には凸部36が設けられる(詳しくは後述する)。
次に、図4を用いて、各抵抗発熱体35が並列に接続された構成のヒータ22について説明する。
図4(A)に示すように、基材30上に、長手方向に複数の(本実施形態では8つの)抵抗発熱体(発熱体)35が配置されている。各抵抗発熱体35は、基材30の短手方向両側に設けられた給電線33d、33eにそれぞれ長手方向の両端が接続されており、各抵抗発熱体35が並列に接続されている。各給電線33d、33eは、その一端側で電極部34d、34cに接続されている。
本実施形態では、各抵抗発熱体35は、正の温度抵抗係数(TCR=Temperature Coefficient of Resistance)を有する材料で構成され、抵抗発熱体35の温度が上昇するほど、その電気抵抗値も大きくなり、その部分におけるヒータ22の出力が低下する特徴を有する。
抵抗発熱体35は、前述の抵抗発熱体31と同様に、銀(Ag)やパラジウム(Pd)、白金(Pt)、酸化ルテニウム(RuO)などを調合した導電材料からなる。
本実施形態では、幅の小さい小サイズ紙が定着装置6に通紙された場合に、定着ベルトの幅方向端部側、および、それに対応する位置の(つまり、ヒータ22の長手方向端部側の)抵抗発熱体35は、用紙Pに熱を奪われず相対的に高温になるため、その抵抗値も相対的に大きくなる。この際、各抵抗発熱体31にかかる電圧は一定のため、長手方向端部側の抵抗発熱体35の出力が相対的に低下し、発熱量が小さくなる。従って、非通紙領域におけるヒータ22の発熱量を抑制し、非通紙領域の定着ベルトが過昇温することを防止できる。
これに対して、例えば図3で示した抵抗発熱体が直列接続されたヒータ22の場合、印刷速度を低下させることで定着ベルトの幅方向端部側の過昇温を防止する必要があったが、抵抗発熱体が並列接続されたヒータ22では、印刷速度の低下を抑制しつつ、定着ベルトの過昇温を防止することができる。
また、図4(B)に示すように、各抵抗発熱体35を傾斜させて略平行四辺形状に設けてもよい。図4(A)のように略矩形状の抵抗発熱体35を配置した場合には、ヒータ22の長手方向において、抵抗発熱体35同士の隙間部分で、その他の部分に比べてヒータ22の発熱量が大きく低下し、温度ムラができてしまう。しかし、本実施形態のように略平行四辺形状とすることで、ヒータ22の長手方向において、隣接する抵抗発熱体35同士をオーバーラップさせることができ、上記の温度ムラを抑制することができる。
さらに、図4(C)に示すように、各抵抗発熱体35を、細長の線部として設け、この線部を折り返し蛇行状に設けた構成とすることもできる。抵抗発熱体35を細長の形状とすることで、抵抗発熱体35に、抵抗値が低い安価な材料を使用しても要求する発熱量を得ることができ、ヒータ22のコストダウンを図ることができる。
また、図4(A)~(C)の各ヒータ22について、基材30の表面には凸部36が設けられる(詳しくは後述する)。
以上のように、本発明のヒータとして、抵抗発熱体が直列接続された直列ヒータと並列接続されたヒータとを用いることができる。以下では、一例として、図3に示す直列式のヒータを用いた場合を例示する。
図5に示すように、本実施形態では、各抵抗発熱体31に電力を供給するため電力供給回路が、交流電源200とヒータ22の電極部34a、34bとを電気的に接続することで構成されている。また、電力供給回路には、供給電力量を制御するトライアック210が設けられている。制御部220は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェース等を包含するマイクロコンピュータで構成される。
本実施形態では、温度検知部材としてのサーミスタ25が、最小通紙幅内であるヒータ22の長手方向中央領域と、ヒータ22の長手方向一端部側とに、それぞれ配置されている。さらに、ヒータ22の長手方向一端部側には、抵抗発熱体31の温度が所定温度以上となった場合に、抵抗発熱体31への電力供給を遮断する電力遮断手段としてのサーモスタット27が配置されている。サーミスタ25及びサーモスタット27は、基材30の裏面(抵抗発熱体31を配置した側とは反対側)に接触して抵抗発熱体31の温度を検知する。
各抵抗発熱体31への供給電力量は、サーミスタ25の検知温度に基づいて制御部220がトライアック210を介して制御する。また、定着装置6への通紙時には、用紙Pに奪われる熱量を考慮して、各抵抗発熱体31への供給電力量が決定される。
次に、基材30の表面上に設けられた凸部についてより詳細に説明する。
図3(A)~(C)に示すように、基材30の表面には、長手方向に延在する凸部36が設けられる。凸部36は、基材30の表面上で、抵抗発熱体31が設けられる部分以外の部分に設けられ、より詳しくは、図3(B)の上側で、基材30の用紙搬送方向下流側に設けられる。凸部36は基材30とは別体で形成され、本実施形態では、保護層32の一部として形成される。
図2に示すように、凸部36は定着ニップNの側(加圧ローラ21の側)に突出して設けられ、本実施形態では、定着ニップNの下流側部分に対応する位置に設けられる。基材30表面上にこのような凸部36が形成されることにより、ヒータ22の用紙搬送方向下流側部分が、中央側に比べて定着ニップN側へ突出して設けられる。なお、ヒータ22の「中央側」とは、ヒータ22を用紙搬送方向に3分割した際の真ん中の領域を指し、「下流側部分」とは、この中央側の領域よりも用紙搬送方向下流側の一部分を指している。
凸部36により、定着ニップNの下流側に加圧ローラ21側に部分的に突出した形状が設けられ、定着動作の後半での用紙Pに対するニップ圧を高めて用紙表面への画像の定着性を向上させることができる。
凸部36は、ニップ形成面のその他の部分(図2では、保護層32の定着ベルト20側の面のうち、凸部36以外の部分)よりも40μm~400μmの範囲で突出させることが好ましい。凸部36の高さをこの範囲に設けることで、定着動作後半での用紙Pに対するニップ圧を十分に高めて定着性を確保することができる。また、凸部36の高さを高くし過ぎると、定着ベルト20の摺動抵抗増大により定着ベルト20の早期破損の原因になったり、加圧ローラ21側への食い込み量が大きくなって加圧ローラ21の早期破損の原因になってしまうが、凸部36を上記範囲に設けることで、これらの部材の早期破損を防止できる。このような部材の早期破損の観点からすると、凸部36は300μm以下であることがより好ましい。
次に、ヒータ22の製造方法について説明する。
まず、板材である基材30の表面上に、前述した抵抗発熱体31や給電線などを構成する各導電材料ペーストを、スクリーン印刷により塗工し、その後の焼成によって形成する。これらの工程を繰り返し積層することで、所望の厚みを形成する。そして、その上から保護層32をコーティングすることにより、ヒータ22を形成することができる。この際、凸部36に相当する部分だけ上記の積層の回数を増やすことで、その他の部分よりも保護層32を部分的に突出させ、凸部36を形成することができる。
例えば本発明と異なる構成として、金属板からなる基材をヘミング曲げして凸部を一体的に形成するような場合、曲げ成形可能な凸部の最小高さは、基材の板厚に依存して決定される。従って、このような場合、板厚によっては凸部の高さを上記範囲に設定することが難しく、部材の早期破損を生じるおそれがある。これに対して本実施形態では、凸部36を基材30と別体で形成することにより、凸部36の高さを所望の高さに設定することができ、上記各部材の早期破損を防止することができる。
また、上記のヘミング曲げのように、基材30の一部を凸部に成形した状態で、上記のスクリーン印刷により抵抗発熱体31等を形成しようとすると、版の浮きやスキージの片当たりにより、抵抗発熱体31の厚みや幅のばらつきが生じてしまう。これにより、抵抗発熱体31に場所による抵抗のムラができて発熱量にバラつきが生じてしまう。また、抵抗発熱体31の厚みや幅が小さくなった箇所で断線しやすくなってしまう。これに対して本実施形態では、凸部36を基材30とは別体で設けるため、スクリーン印刷時には凸部36が形成されておらず、スクリーン印刷の邪魔になることがない。従って、上記の版の浮きやスキージの片当たりによる抵抗発熱体31の厚みや幅のばらつきを防止できる。
次に、上記の実施形態と異なる凸部36を設けた各実施形態のヒータについて、順番に説明する。以下の説明では、上記の第一実施形態と共通する部分については適宜その説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
図6(A)~(C)に示すように、第二実施形態のヒータ22では、給電線(導電部)361、および、保護層32のうち、給電線361の表面を覆う部分362により、凸部36が形成される。図6(B)に示すように、本実施形態では基材30の表面上に抵抗発熱体31が1本だけ設けられており、この抵抗発熱体31と電極部34bをつなぐ給電部として、給電線361が設けられる。このように、電極部34bに電気的に接続された給電線の一部によって凸部36の一部分を構成することもできる。ただし、給電線361は、凸部36が所望の高さになるように、給電線33aよりもその高さが高く設けられている。
以上のように、基材上に設ける凸部を、保護層や給電線の一部として設ける等、本来ヒータ22を構成部材の一部として、基材30上に設けられる部材の一部として設けることができる。しかし本発明はこれに限らず、凸部36をこれらとは別の部材として形成することもできる。
例えば、図7(A)~(C)に示すように、本発明の第三実施形態のヒータ22では、凸部36を、保護層32とは別部材で、かつ、各電極部34a、34bとも電気的に接続されていない部材として設けることができる。
凸部36を構成する材料としては、例えば抵抗発熱体31と同じ材料とすることもできるし、給電線33a~33cと同じ材料としてもよい。凸部36を形成するために、ヒータ22を構成するこれらの部材と同じパターン材料を用いることで、別途の材料を用意することなく凸部36を形成することができる。ただし、ヒータ22を形成する材料とは全く別の材料を用いて凸部36を形成してもよい。
上記のパターン材料を用いて凸部36を形成する場合には、前述のように基材30上に、各導電材料ペーストをスクリーン印刷により繰り返し塗工して層状に形成する際に、凸部36の部分だけ塗工回数を増やすことで、その高さを他の部分よりも高くし、所望の高さに形成することができる。
本実施形態の凸部36は、各電極部34a、34bと電気的に接続されていないため、定着ベルト20と凸部36との間を絶縁する必要がない。従って本実施形態では、図7(C)に示すように、表面に保護層32を設けずに凸部36を形成することが可能である。言い換えると、本実施形態では保護層32が凸部36の一部を構成していない。
ただし、凸部36を保護層32で覆ってもよい(凸部36の一部を保護層32により構成してもよい)。例えば、本発明の第四実施形態のヒータ22では、図8(A)~(C)に示すように、電極部34a、34bと接続されていない突出部361と、保護層32のうち、突出部361の表面を覆う部分362により凸部36を形成されている。凸部36の表面を保護層32の一部で形成することにより、定着ベルト20との摺動性を良くし、両者の間に生じる摩擦力を低減させることができる。
また、以上の実施形態では、ヒータ22の長手方向に延在する一続きの凸部36を形成する場合を示したが、凸部36が長手方向に複数に分割されていてもよい。例えば、本発明の第五実施形態のヒータ22では、図9(A)~(D)に示すように、長手方向に分割された三つの凸部36を設けることができる。
定着ベルト20とヒータ22との間には、両者の間に生じる摩擦を小さくし、定着ベルト20を円滑に周回走行させるためのグリスなどの潤滑剤を介在させる場合がある。そして、本実施形態のように凸部36を長手方向に分割することにより、凸部36同士の隙間Sを、潤滑剤を定着ベルト20の走行方向(図の上下方向)へ流す隙間とすることができ、凸部36によって潤滑剤が詰まってしまうことを防止できる。なお、凸部36を構成する材料は抵抗発熱体31等を構成するものと同じパターン材料を用いることもできるし、ヒータ22を構成する材料とは全く異なる材料であってもよい。
以上の実施形態では、凸部36が用紙搬送方向において定着ニップNの下流側部分に対応する位置に設けられる場合を示した。しかし、図10に示すように、凸部36が、定着ニップNよりもさらに下流側に対応する位置に設けられてもよい。この場合、用紙搬送経路上の定着ニップNよりも下流側に、加圧ローラ21側へ突出した部分が形成されることになり、定着ニップNを通過した後の用紙Pの定着ベルト20からの分離性を向上させることができる。
また、以上の実施形態では、基材30の定着ニップN側の面に抵抗発熱体31を設ける場合を例示したが、本発明はこれに限らない。例えば図11に示す定着装置6では、基材30の定着ニップN側とは反対側(以下、基材30の裏面側とする)の面に抵抗発熱体31が設けられる。以下、このように基材30の裏面側に抵抗発熱体31が設けられるヒータ22に設けられる各形態の凸部36について説明する。
図11および図12(A)~(D)に示すように、本発明の第六実施形態のヒータ22では、基材30の裏面および抵抗発熱体31を覆うようにして、裏面保護層32が設けられる。また、基材30のおもて面側にはおもて面保護層37が設けられる。
裏面保護層32、および、おもて面保護層37としては、アルミナや窒化アルミなどのセラミック、ガラス、マイカ、ポリイミド等の耐熱性樹脂材料により形成することで、保護層32が耐熱性および絶縁性に優れ、好ましい。裏面保護層32は、基材30の裏面および裏面に設けられた各部材を保護すると共に、これらを絶縁している。また、おもて面保護層37は、基材30の定着ベルト20との摺動面側であるおもて面を保護している。
おもて面保護層37は、用紙搬送方向下流側(図12Dの上側)に凸部36を有する。前述した実施形態と同様、この凸部36を定着ニップNの下流側部分に設けた場合(図2参照)には、画像の用紙に対する定着性を向上させることができる。また、凸部36を定着ニップNよりもさらに下流側に設けた場合(図10参照)には、定着動作後の用紙の定着ベルト20からの分離性を向上させることができる。
また、本発明の第七実施形態のヒータ22では、図13に示すように、おもて面側に保護層を設けず、保護層とは別に凸部36を設ける。本実施形態において、凸部36は抵抗発熱体31や給電線33a~33c等を構成する材料と同じパターン材料を用いることもできるし、ヒータ22を構成する材料とは全く異なる材料であってもよい。また、図14に示す本発明の第八実施形態のヒータ22のように、このような方法で形成された突出部361と、保護層37のうち、突出部361を覆う部分362により凸部36を形成してもよい。凸部36の一部でその表面を保護層37により構成することにより、定着ベルト20との摺動性を良くし、両者の間に生じる摩擦力を低減させることができる。
次に、以上で説明した凸部36の、ヒータ22の長手方向における位置関係について説明する。以下では、一例として、図3で説明した基材30のおもて面側に抵抗発熱体31が形成された場合について説明する。
図15に示すように、定着装置6に通紙される用紙のうち最大幅の用紙P1の幅を用紙最大幅W1として、用紙P1に形成され得る最大の画像幅を画像最大幅W2とすると、本実施形態では、ヒータ22の長手方向において、凸部36の長さが画像最大幅W2よりも大きく、かつ、画像最大幅W2全域にわたって設けられる。また本実施形態では、図2で示したように、凸部36は用紙搬送方向において定着ニップNの下流側部分に対応する位置に設けられる。なお、定着装置6に通紙される最大幅の用紙とは、例えば、定着装置6に使用可能な用紙がハガキ、B5、A4サイズ(横置き)の場合、最大幅とはA4横置きでの横幅(297mm)のことである。
本実施形態では、凸部36により、定着ニップNの下流側部分において、画像全域においてニップ圧を高めることができ、画像全体の定着性を向上させることができる。
また上記と異なる実施形態として、図16に示すように、ヒータ22の長手方向において、凸部36の長さを用紙最大幅W1よりも大きく、かつ、用紙最大幅W1全域にわたって設けることもできる。本実施形態では、図10で示したように、凸部36は用紙搬送方向において定着ニップNよりもさらに下流側に設けられる。
本実施形態では、凸部36により、定着動作後の用紙Pの幅方向全域において、定着ベルト20からの分離性を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
以上で説明した基材と凸部とが「別体」とは、基材上に後加工(例えば、溶接や接着、あるいは上記のスクリーン印刷等)で別部材を取り付けて凸部を形成したものを指す。従って、金属板をヘミング曲げする等、基材の一部を変形させる等して凸部を形成する場合とは異なるものである。ただし、必ずしも基材と凸部を構成する材料が異なる必要はない。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すモノクロ画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
記録媒体としては、用紙P(普通紙)の他、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔等が含まれる。
以上の実施形態では、定着装置に本発明の加熱部材を適用する場合を例示した。しかし、本発明の加熱装置は、被乾燥物を乾燥させるための乾燥装置に設けられる加熱部材にも適用することができ、例えばインクジェット式の画像形成装置において、用紙等の記録媒体表面に形成された画像のインクを乾燥させるための乾燥装置に本発明を適用することもできる。
以上の実施形態では、基材30に絶縁性の材料を用いる場合を示したが、導電性の材料を用いてもよい。例えば、導電材料としては、鉄系材料(SUS等)、アルミや銅、銀、グラファイトやグラフェンなど、高熱伝導率の材料は熱伝導の作用によりヒータ全体の温度を均一化することで画像品位を高められるので、より好ましい。ただしこの場合、基材30と抵抗発熱体31や給電線33a~33c等との間に絶縁層を設ける必要がある。このように、本発明において、発熱体や凸部が「基材上に設けられる」とは、基材に直接設けられた場合の他、絶縁層などを介して基材上に設けられた場合も含むものである。
以上の実施形態では、凸部36がヒータ22の長手方向に延在する細長形状である場合を例示したが、例えば、用紙搬送方向の定着ニップNよりもさらに下流側に対応する部分において、長手方向の長さが短い凸部が長手方向に複数設けられた構成とすることもできる。
1 画像形成装置
6 定着装置
20 定着ベルト(定着部材)
21 加圧ローラ(加圧部材)
22 ヒータ(加熱部材)
23 ヒータホルダ(保持部材)
25 サーミスタ(温度検知部材)
30 基材
31 抵抗発熱体(発熱体)
32 保護層
33a~33c 給電線(導電体)
34a、34b 電極部
35 抵抗発熱体(発熱体)
36 凸部
N 定着ニップ(ニップ部)
P 用紙(記録媒体)
W1 用紙最大幅(記録媒体最大幅)
W2 画像最大幅
特開2001-324886号公報

Claims (12)

  1. 基材と、
    前記基材上に設けられた発熱体と、
    前記基材の表面に設けられた保護層と、を備えた加熱部材であって、
    定着部材に対向する側の面に、記録媒体搬送方向に延在する平坦部と、 前記基材と別体であって、その一部または全部が前記保護層により設けられ、前記基材上前記発熱体と異なる位置に設けられた凸部と、を有し、
    加熱部材が定着装置に装着された状態で、前記凸部が、定着ニップ側に突出して設けられ、かつ、前記定着ニップの記録媒体搬送方向下流側に対向する位置に設けられることを特徴とする加熱部材。
  2. 記録媒体搬送方向下流側が、記録媒体搬送方向中央側よりも前記定着ニップ側に突出して設けられる請求項1記載の加熱部材。
  3. 外部と電気的に接続される電極部をさらに有し、
    前記凸部は前記電極部と電気的に接続されていない請求項1または2記載の加熱部材。
  4. 前記発熱体に電気的に接続される導電体をさらに有し、
    前記凸部の全部または一部が、前記導電体と同じ材料によって形成される請求項1からいずれか1項に記載の加熱部材。
  5. 前記凸部の全部または一部が、前記発熱体と同じ材料によって形成される請求項1からいずれか1項に記載の加熱部材。
  6. 前記凸部の全部または一部が、加熱部材のその他の部分を構成する材料とは異なる材料により形成される請求項1からいずれか1項に記載の加熱部材。
  7. 回転可能な中空無端状の前記定着部材と、
    前記定着部材を加圧して当該定着部材との間に定着ニップを形成する加圧部材と、
    前記定着部材の内側に接触して設けられた請求項1からいずれか1項に記載の加熱部材とを備えた定着装置。
  8. 前記凸部は、前記記録媒体搬送方向において、前記定着ニップに対応する位置に設けられる請求項記載の定着装置。
  9. 前記凸部は前記定着部材の幅方向に延在し、当該延在方向の長さが、装置が定着動作を行う画像の幅以上である請求項記載の定着装置。
  10. 前記凸部は、前記記録媒体搬送方向において、前記定着ニップよりも記録媒体搬送方向下流側に設けられる請求項記載の定着装置。
  11. 前記凸部は前記定着部材の幅方向に延在し、当該延在方向の長さが、装置が定着動作を行う記録媒体の最大幅以上である請求項10記載の定着装置。
  12. 請求項7から11いずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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