JP2002330498A - スピーカ検出装置 - Google Patents

スピーカ検出装置

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JP2002330498A JP2001133573A JP2001133573A JP2002330498A JP 2002330498 A JP2002330498 A JP 2002330498A JP 2001133573 A JP2001133573 A JP 2001133573A JP 2001133573 A JP2001133573 A JP 2001133573A JP 2002330498 A JP2002330498 A JP 2002330498A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境雑音の影響を受けることなく、オーディ
オシステムに接続されたスピーカを自動検出することが
できるスピーカ検出装置を提供する。 【解決手段】 スピーカ検出装置において、スピーカが
接続されるべき複数の出力端子と、前記出力端子へテス
ト信号を供給するテスト信号供給手段と、前記スピーカ
が設置された音響空間内に設けられ、前記テスト信号に
対応するテスト音を検出するテスト音検出手段と、前記
テスト信号供給手段が前記出力端子へテスト信号を供給
した時に前記テスト音検出手段により検出されたテスト
音の信号レベルを、所定の閾値レベルと比較することに
より、前記出力端子にスピーカが接続されているか否か
を判定するスピーカ有無判定手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のスピーカを
使用して高品位の音場空間を提供するオーディオシステ
ムの技術分野に属し、特にオーディオシステムに対する
スピーカの接続状況を自動的に検出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】高品位の音場空間を提供するオーディオ
システムでは、複数のスピーカを使用して臨場感のある
音場空間を自動的に作り出すことが要求されている。こ
のため、システムで使用するスピーカの構成を予め設定
する必要がある。
【0003】従来は、複数のスピーカをオーディオシス
テムに接続した後、ユーザ自身がスピーカ構成をシステ
ムに対して手入力していた。
【0004】また、スピーカ構成を自動的に検出する方
法としては、システムのアンプ側から見たインピーダン
スの変化を検知することによりスピーカ有無の検出をオ
ーディオシステム側で自動で行うことが考えられる。ス
ピーカが接続されているか否かに応じてシステムのアン
プ側から見たインピーダンスが変化するので、所定のテ
スト信号を出力した場合のインピーダンスの変化をシス
テム側で検出することによりスピーカの有無を検出する
ことが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法で
は、スピーカの有無を検出するための専用ハードウェア
が必要となる。
【0006】本発明は、環境雑音の影響を受けることな
く、オーディオシステムに接続されたスピーカを自動検
出することができるスピーカ検出装置を提供することを
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様は、スピ
ーカ検出装置において、スピーカを駆動する信号が出力
される複数の出力端子と、前記出力端子へテスト信号を
供給するテスト信号供給手段と、前記スピーカが設置さ
れた音響空間内に設けられ、前記テスト信号に対応する
テスト音を検出するテスト音検出手段と、前記テスト信
号供給手段が前記出力端子へテスト信号を供給した時に
前記テスト音検出手段により検出されたテスト音の信号
レベルを、所定の閾値レベルと比較することにより、前
記出力端子にスピーカが接続されているか否かを判定す
るスピーカ有無判定手段と、を備える。
【0008】上記のスピーカ検出装置によれば、スピー
カが接続されるべき出力端子にテスト信号が供給され
る。当該出力端子にスピーカが接続されていれば、その
スピーカを通じてテスト音が発生するが、出力端子にス
ピーカが接続されていなければ、テスト音は発生しな
い。音響空間内に設けられたテスト音検出手段がテスト
音を検出し、その信号レベルを所定の閾値レベルと比較
することにより、出力端子にスピーカが接続されている
か否かが判定される。
【0009】上記のスピーカ検出装置は、前記音響空間
の環境雑音を検出する環境雑音検出手段と、前記環境雑
音のレベルをスペクトラム分析することにより、テスト
信号についての最適帯域を決定する最適帯域決定手段
と、を備え、前記スピーカ有無判定手段は、前記テスト
音検出手段により検出された信号のうち、前記最適帯域
内の信号のレベルを前記所定の閾値レベルと比較するよ
うに構成することができる。これによれば、環境雑音の
スペクトル分析に基づいて最適帯域が決定されるので、
環境雑音の少ない帯域を使用してスピーカ有無判定を行
うことができる。
【0010】また、上記のスピーカ検出装置において、
前記最適帯域決定手段は、音響的S/Nが最も高い帯域
を前記最適帯域に決定することができる。これにより、
スピーカ有無判定の精度が向上する。
【0011】また、上記のスピーカ検出装置において、
前記最適帯域決定手段は、人間の聴感特性を考慮して予
め決定された信号カーブデータを記憶する手段と、前記
環境雑音検出手段により検出された環境雑音のレベルを
複数の帯域毎に検出し、雑音カーブデータを作成する手
段と、前記信号カーブデータと前記雑音カーブデータを
比較することにより、音響的S/Nが最も高い帯域を最
適帯域に決定する手段と、を備えるように構成すること
ができる。これによれば、人間の聴感特性に基づいて決
定された信号カーブデータと、環境雑音カーブデータと
に基づいて最適帯域が決定されるので、音響空間にいる
人間がテスト音により不快感を感じることを防止するこ
とができる。
【0012】また、上記のスピーカ検出装置は、前記最
適帯域内の前記信号カーブデータと前記雑音カーブデー
タの間のあるレベルを前記所定の閾値レベルに設定する
閾値レベル設定手段をさらに備えることができる。これ
により、実際の最適帯域内のS/Nに基づいて適切な閾
値を決定することができる。
【0013】また、上記のスピーカ検出装置は、前記環
境雑音のレベルが所定の基準レベルより大きい場合には
前記最適帯域内の信号レベルに基づいてスピーカ有無判
定手段による判定を行い、前記環境雑音のレベルが所定
の基準レベルより小さい場合には全帯域の信号レベルに
基づいてスピーカ有無判定手段による判定を行うように
構成することができる。これにより、環境雑音が大きい
ときは最適帯域のテスト信号を使用して正確にスピーカ
有無判定を行い、環境雑音のレベルが小さいときは、特
に最適帯域に限定せず、全帯域のテスト信号を使用して
迅速にスピーカ検出を行うことができる。
【0014】また、上記のスピーカ検出装置において、
前記テスト信号供給手段は、前記最適帯域内のテスト信
号成分のみを前記出力端子へ供給することができる。よ
って、最適帯域以外の、判定に寄与しない成分を再生す
ることにより、音響空間内の人が不要な大きい音を聞い
たりして不快感を感じることを防止することができる。
【0015】また、上記のスピーカ検出装置において
は、前記テスト音検出手段と前記環境雑音検出手段は同
一の音響検出手段とすることができる。これにより、ス
ピーカ検出のための構成を単純化することができる。
【0016】また、本発明の他の一態様によれば、コン
ピュータを、スピーカ検出装置として機能させるための
プログラムであって、前記スピーカ検出装置は、スピー
カを駆動する信号が出力される出力端子と、前記出力端
子へテスト信号を供給するテスト信号供給手段と、前記
スピーカが設置された音響空間内に設けられ、前記テス
ト信号に対応するテスト音を検出するテスト音検出手段
と、前記テスト信号供給手段が前記出力端子へテスト信
号を供給した時に前記テスト音検出手段により検出され
たテスト音の信号レベルを、所定の閾値レベルと比較す
ることにより、前記出力端子にスピーカが接続されてい
るか否かを判定するスピーカ有無判定手段と、を備え
る。
【0017】上記プログラムをコンピュータに読み込ん
で実行することにより、該コンピュータを上記のスピー
カ検出装置として機能させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】[1]システム構成 以下、本発明のスピーカ検出装置の実施形態を図面を参
照して説明する。図1は、本実施形態のスピーカ検出装
置を備えたオーディオシステムの構成を示すブロック図
である。
【0019】図1において、オーディオシステム100
は、CD(Compact disc)プレーヤやDVD(Digital
Video Disc又はDigital Versatile Disc)プレーヤ等の
音源1から複数チャンネルの信号伝送路を通じてデジタ
ルオーディオ信号SFL,SFR,SC,SRL,SRR,SW
F,SSBL及びSSBRが供給される信号処理回路2と、テ
スト信号発生器3とを備えている。
【0020】なお、オーディオシステム100は複数チ
ャンネルの信号伝送路を含むが、以下の説明では、図1
の上から順に第1チャンネル〜第8チャンネルと表現す
ることがある。また、信号及び構成要素の表現において
複数チャンネルの全てについて言及する時は参照符号の
添え字を省略する場合がある。また、個別チャンネルの
信号及び構成要素に言及する時はチャンネルを特定する
添え字を参照符号に付す。例えば、「デジタルオーディ
オ信号S」と言った場合は全チャンネルのデジタルオー
ディオ信号SFL〜SSBRを意味し、「デジタルオーディ
オ信号SFL」と言った場合はFLチャンネルのみのデジ
タルオーディオ信号を意味するものとする。
【0021】オーディオシステム100はさらに、信号
処理回路2によりチャンネル毎に信号処理されたデジタ
ル出力DFL〜DSBRをアナログ信号に変換するD/A変
換器4FL〜4SBRと、これらのD/A変換器4FL〜4SBR
から出力される各アナログオーディオ信号を増幅する増
幅器5FL〜5SBRとを備えている。これらの増幅器5で
増幅した各アナログオーディオ信号SPFL〜SPSBR
を、図8に例示するようなリスニングルーム7に配置さ
れた複数チャンネルのスピーカ6FL〜6SBRに供給して
鳴動させるようになっている。
【0022】また、オーディオシステム100は、リス
ニングルーム7内の受聴位置RVにおける再生音を集音
するマイクロホン8と、マイクロホン8から出力される
集音信号SMを増幅する増幅器9と、増幅器9の出力を
デジタルの集音データDMに変換して信号処理回路2に
供給するA/D変換器10とを備えている。
【0023】ここで、本実施形態のオーディオシステム
100は、図8に示すように、オーディオ周波数帯域の
ほぼ全域にわたって再生可能な周波数特性を有する全帯
域型のスピーカ6FL,6FR,6C,6RL,6RRと、所謂
重低音だけを再生するための周波数特性を有する低域再
生専用のスピーカ6WFと、受聴者の背後に配置されるサ
ラウンドスピーカ6SBL及び6SBRを鳴動させることで、
受聴位置RVにおける受聴者に対して臨場感のある音場
空間を提供する。
【0024】各スピーカの配置としては、例えば図8に
示すように、受聴者が好みに応じて、受聴位置RVの前
方に、左右2チャンネルのフロントスピーカ(前方左側
スピーカ、前方右側スピーカ)6FL,6FRとセンタース
ピーカ6Cを配置する。また、受聴位置RVの後方に、
左右2チャンネルのスピーカ(後方左側スピーカ、後方
右側スピーカ)6RL,6RRと左右2チャンネルのサラウ
ンドスピーカ6SBL,6SBRを配置し、更に、任意の位置
に低域再生専用のサブウーハ6WFを配置する。
【0025】信号処理回路2は、デジタルシグナルプロ
セッサ(Digital Signal Processor:DSP)等で形成
されており、図2に示すように、大別して信号処理部2
0と、係数演算部30とから構成される。
【0026】図1に示すオーディオシステム100は、
2つのモードで動作する。1つは、音源再生モードであ
り、図1の音源1から出力されるオーディオ信号を、複
数のスピーカから再生するモードである。もう1つは、
音源再生モードに先立って行われるスピーカ検出モード
である。スピーカ検出モードでは、オーディオシステム
に接続されたスピーカの有無を自動的に判別する。
【0027】音源再生モードでは、信号処理部20はC
D、DVD、その他の各種音楽ソースを再生する音源1
から複数チャンネルのデジタルオーディオ信号を受け取
り、必要な信号処理を行って、デジタル出力信号DFL〜
DSBRを出力する。また、スピーカ検出モードでは、信
号処理部20はテスト信号発生器3からのテスト信号を
各チャンネルの伝送路を通じて出力するとともに、出力
されたテスト信号をマイクロホン8で集音し、信号処理
回路2に戻して処理することによりスピーカの有無を検
出する。
【0028】図3に、信号処理部20の構成を示す。図
3において、第1〜第8のチャンネルFL〜SBRは、
バンドバスフィルタBPF1〜BPF8と、その後段に設
けられた可変増幅器ATG1〜8とを備える。また、信
号処理部2は、スピーカ検出のためのテスト信号を出力
するためのテスト信号発生器3と、各チャンネル毎に設
けられたスイッチSW11〜SW81及びSW12〜SW82
と、テスト信号発生器3からの出力信号DNを各チャン
ネルのバンドパスフィルタへ選択的に供給するためのス
イッチSWNとを備える。
【0029】音源再生モードにおいては、スイッチSW
N及びSW11〜SW81がオフとされ、スイッチSW12〜8
2がオンとされる。これにより音源1からの信号SFL〜
SSBRが対応するバンドパスフィルタBPF1〜BPF8
へ送られる。各バンドパスフィルタは、スルー状態に設
定され、全帯域において入力信号を可変増幅器ATG1
〜8へ送る。可変増幅器ATG1〜8は、係数演算部30
から供給される制御信号SGに従ってチャンネル毎に適
切な増幅度で各チャンネルの信号を増幅し、デジタル信
号DFL〜DSBRとして図1のD/A変換器4FL〜4SBRへ
出力する。なお、音源再生モードにおける各可変増幅器
ATG1〜8の設定は、適切な音場補正処理により決定さ
れるものであるが、その処理自体は本発明とは直接関連
がないので、詳細な説明は行わない。こうして、音源再
生モードでは、音源1からのオーディオ信号がチャンネ
ル毎に再生される。
【0030】一方、スピーカ検出モードでは、スイッチ
SWN及びSW11〜81がオンとされ、スイッチSW12〜8
2がオフとされる。よって、テスト信号DNがテスト信
号発生器3から各バンドパスフィルタBPF1〜BPF8
へ入力され、後述するスピーカ検出処理が実行される。
【0031】図4に係数演算部30の構成を示す。図示
のように、係数演算部30はスペクトラム分析部11
と、レベル検出部12と、システムコントローラMPU
と、バンドパスフィルタ17と、メモリ15とを備え
る。なお、スペクトラム分析部11、レベル検出部12
及びバンドパスフィルタ17はDSP(Digital Proces
sing Unit)を構成する。
【0032】係数演算部30は、スピーカ検出モードに
おいて、信号処理部20内のバンドパスフィルタBPF
1〜8の通過帯域を制御するための制御信号SF1を生成
するとともに、同じく信号処理部20内の可変増幅器A
TG1〜8の増幅度を制御するための制御信号SGを生成
し、信号処理部2へ供給する。
【0033】具体的には、スペクトラム分析部11は、
まず環境雑音測定処理として、スピーカ6FL〜6SBRか
ら何らの信号を再生しない状態で、周囲の音をマイクロ
ホン8で集音して得られた集音データDMを受け取り、
その集音データDMのスペクトラムを分析する。即ち、
集音データDMを所定数の帯域(例えば低域から高域ま
での9個の帯域)に分割し、各帯域のレベルを検出する
ことにより、環境雑音の集音データDMのスペクトラム
を分析する。そして、各帯域のレベルを示すレベルデー
タ21をシステムコントローラMPUへ入力する。
【0034】バンドパスフィルタ17は、集音データD
Mから所定の帯域の成分を抽出し、レベル検出部12へ
供給する。レベル検出部12は、バンドパスフィルタ1
7が選択した帯域における信号レベルを検出し、検出レ
ベルデータ22をシステムコントローラMPUへ供給す
る。
【0035】メモリ15は、後述する閾値レベルTH1
及びTH2、人間の聴覚特性を考慮して定められた信号
カーブ(以下、「Sカーブ」とも呼ぶ。)、スピーカ有
無判定処理により得られた各チャンネルのスピーカ有無
判定結果などを記憶する。
【0036】システムコントローラMPUは、スペクト
ラム分析部11から各帯域のレベルデータ21を受け取
るとともに、バンドパスフィルタ17により抽出された
帯域のレベルを示すレベルデータ22をレベル検出部1
2から受け取り、メモリ15に記憶された閾値レベルT
H1又はTH2などと比較して制御信号SF1及びSG
を生成し、信号処理部2へ供給する。 [2]スピーカ検出モードの処理 次に、スピーカ検出モードにおいて実行されるスピーカ
検出処理について、図5のフローチャートを参照して説
明する。スピーカ検出モードは、例えばユーザが複数の
スピーカをオーディオシステム100に接続した後、オ
ーディオシステム100の図示しない操作部などを操作
して指示を入力することにより開始する。なお、以下に
説明するスピーカ検出処理は、主として信号処理回路2
内のシステムコントローラMPUが信号処理回路2内の
各要素を制御することにより実行される。また、スピー
カ検出処理は、大別して、リスニングルームなどの音場
の環境雑音を測定する処理と、それに続いてスピーカの
有無を判定する処理とにより構成される。なお、図5に
示す例では、これらの処理がチャンネル毎に順に実行さ
れる。
【0037】さて、ユーザによりスピーカ検出処理が指
示されると、まず、チャンネル番号を示す変数xに1を
代入する(ステップS1)。これにより、図1に示す第
1〜第8のスピーカSPFL〜SPSBRのうち、第1のス
ピーカSPFLが選択される。
【0038】次に、信号処理回路2は、オーディオシス
テムが設置されたリスニングルーム7などの音響空間の
環境雑音レベルを検出する(ステップS2)。具体的に
は、マイクロホン8により音場環境の周囲音を集音し、
増幅器9及びA/D変換器10によりデジタルの集音デ
ータDMを生成して図4に示すスペクトラム分析部11
及びレベル検出部12へ供給する。この際、係数演算部
30内のバンドパスフィルタ17はスルー状態に設定さ
れている。レベル検出部12は、入力された集音データ
DMから環境雑音レベルを検出し、レベルデータ22と
してシステムコントローラMPUへ供給する。バンドパ
スフィルタ17がスルー状態に設定されているので、こ
のレベルデータ22は音場の環境雑音の全帯域レベルを
示している。
【0039】システムコントローラMPUは、レベルデ
ータ22として受け取った環境雑音レベルが予め定めら
れた第1の閾値TH1以下であるかを判定する(ステッ
プS3)。ここで、第1の閾値TH1は、音場におい
て、スピーカ検出処理を実行するために必要な音響的S
/Nが確保されているか否かを決定するための基準とな
る雑音レベル値である。
【0040】一方、環境雑音レベルが第1の閾値TH1
より大きい場合は、システムコントローラMPUは、そ
の音場には雑音が多く、必要なS/Nが満たされていな
いと判断し、環境雑音のスペクトラム分析を行う(ステ
ップS4)。即ち、スペクトラム分析部11が集音デー
タDMを複数の帯域に分割し、各帯域毎のレベルを検出
し、帯域毎のレベルを示すレベルデータ21をシステム
コントローラMPUへ供給する(ステップS4)。
【0041】次に、システムコントローラMPUは、レ
ベルデータ21に基づいて、スピーカ検出を行うための
最適帯域を選択する。ここで、「最適帯域」とは、予め
用意された複数の帯域中で、概念的には十分に静かな帯
域であり、より具体的には所定の基準より高い音響的S
/Nを有する帯域である。そして、選択した最適帯域の
S/Nに基づいて第2の閾値TH2を決定し、メモリ1
5に記憶する。なお、最適帯域及び第2の閾値の決定方
法については後に詳細に説明する。
【0042】さらに、先に選択された最適帯域の信号を
通過するように各バンドパスフィルタBPF1〜8の特
性を制御する制御信号SF1を生成して各バンドパスフ
ィルタBPF1〜8に供給するとともに、バンドパスフ
ィルタ17の通過域を同様に最適帯域に設定するための
制御信号SF2を生成してバンドパスフィルタ17へ供
給する。また、最適帯域に対応したゲインを各可変増幅
器ATG1〜8に設定するための制御信号SGを生成し
て各可変増幅器ATG1〜8へ供給する(ステップS
5)。これにより、バンドパスフィルタBPF1〜8及
びバンドパスフィルタ17は最適帯域を通過する特性に
設定される。
【0043】一方、環境雑音レベルが第1の閾値TH1
以下である場合は、システムコントローラMPUはその
音場がスピーカ検出を行うために必要な音響的S/Nを
満たしていると判定する。そして、バンドパスフィルタ
BPF1〜8を全てスルー状態とするように係数を決定
して制御信号SF1として各バンドパスフィルタBPF
1〜8へ入力する。また、各可変増幅器ATG1〜8の
増幅率を、スルー状態に対応する所定のゲイン(予め設
定されている)に設定するための制御信号SGを生成
し、各可変増幅器ATG1〜8へ入力する。さらに、第
2の閾値TH2を所定の値に設定する(ステップS
6)。
【0044】これで音場の環境雑音の測定が完了したこ
とになり、続いてスピーカ有無の判定に入る。
【0045】システムコントローラMPUはスイッチS
WN及びSW11をオンにするとともに、他の全てのスイ
ッチをオフとする。テスト信号発生器3がテスト信号D
Nを発生し、これが第1チャンネルのバンドパスフィル
タBPF1及び可変増幅器ATG1を介してスピーカ6
FLから出力される。マイクロホン8はこのテスト音を集
音し、集音データDMが図4に示すバンドパスフィルタ
17を介してレベル検出部12に供給される。
【0046】ステップS3で環境雑音が第1の閾値TH
1より小さい(即ち、環境雑音が少ない)と判断された
場合は、ステップS6においてバンドパスフィルタ17
がスルー状態に設定されるので、レベル検出部12はテ
スト信号の全帯域のレベルを示すレベルデータ22を受
け取る。一方、ステップS3で環境雑音が第1の閾値T
H1より大きい(即ち、環境雑音が大きい)と判断され
た場合は、バンドパスフィルタ17は先のステップS4
において最適帯域に設定されているので、レベル検出部
12は集音データSMのうちの最適帯域の成分のみを受
け取り、そのレベルを示すレベルデータ22をシステム
コントローラMPUへ供給する。
【0047】そして、システムコントローラMPUは、
受け取ったレベルデータ22を先のステップS5又はS
6で決定された第2の閾値TH2と比較することにより
スピーカ有無の判定を行う(ステップS8)。このスピ
ーカ有無判定処理の詳細を図7に示す。図7において、
レベルデータ22が第2の閾値TH2と比較され、第2
の閾値TH2より大きい場合はそのチャンネルにはスピ
ーカが接続されていると判定する(ステップS21)。
一方、レベルデータ22が第2の閾値TH2より小さい
場合は、そのチャンネルにはスピーカが接続されていな
いと判定する(ステップS22)。その後、処理は図5
に示すメインルーチンへ戻る。
【0048】さて、こうして第1チャンネルのスピーカ
の有無が決定されると、システムコントローラMPUは
その判定結果をメモリ15に記憶する(ステップS
9)。次にチャンネルの変数xを1だけ増加し(ステッ
プS10)、xの値がチャンネル数を超えたか否かを判
定する(ステップS11)。xがチャンネル数を超えて
いない場合は、ステップS2へ戻って次のチャンネルに
ついてのスピーカ判定処理(ステップS2〜S10)を
繰り返す。一方、xがチャンネル数を超えたか否かを判
定し(ステップS11)、超えた場合は全てのチャンネ
ルについてスピーカの有無が検出されたことになるの
で、処理は終了する以上説明したスピーカ検出処理によ
れば、音場の環境雑音が小さい(より正確には、S/N
が大きい)場合は、全帯域のテスト信号を出力し、これ
をマイクロホン8で集音して各チャンネルのスピーカの
有無を検出する。一方、音場の環境雑音が大きい(より
正確には、S/Nが小さい)場合には、最適帯域(即
ち、S/Nが十分に大きい帯域)のテスト信号を用いて
スピーカの有無を検出する。よって、ある帯域において
環境雑音が大きい場合でも、所定基準より高いS/Nを
確保できる最適帯域でテスト信号によるスピーカ有無判
定を行うので、環境雑音が多い音場環境においても正確
にスピーカの有無を自動判定することができる。
【0049】なお、図5に示す処理においては、ステッ
プS5で信号処理部20内の各バンドパスフィルタBP
F1〜8の通過帯域を最適帯域とするように各バンドパ
スフィルタBPF1〜8を制御したが、スピーカ有無判
定の対象となるチャンネル(xで示される)に対応する
バンドパスフィルタBPFのみの通過帯域を制御するよ
うに構成することもできる。
【0050】また、その代わりに、係数演算部30内の
バンドパスフィルタ17のみを最適帯域に設定し、各バ
ンドパスフィルタBPF1〜8はスルー状態(即ち、全
帯域を通過)とすることもできる。これは、テスト信号
再生側のバンドパスフィルタBPF1〜8を全帯域に設
定したとしても、バンドパスフィルタ17を最適帯域に
設定しさえすればレベル検出部12は集音されたテスト
信号の最適帯域成分のみのレベルを検出できるからであ
る。
【0051】但し、最終的にはレベル検出部12が対象
とする帯域のみのテスト信号をスピーカから出力するこ
とになるので、テスト信号再生側の各バンドパスフィル
タBPF1〜8を最適帯域に設定すれば不要な帯域(最
適帯域以外の帯域であるので、環境雑音が多い帯域であ
るといえる)のテスト信号をスピーカから出力する必要
が無くなる。よって、スピーカから出力されるテスト信
号が、スピーカが設置された音場環境内にいる人間にと
って耳障りとなることが防止できる。また、最適帯域の
みのテスト信号を出力すれば足りるので、その分相対的
にスピーカからの出力パワーを増加させることができ、
S/Nがかせげる結果、検出精度が向上するという利点
がある。
【0052】また、図5に示したスピーカ検出処理は、
チャンネル毎にステップS4で最適帯域を決定してスピ
ーカの有無判定を行っているが、その代わりに、最初の
スピーカについて決定した最適帯域を他の全てのスピー
カ有無判定でも使用することもできる。本来はチャンネ
ル毎に最適帯域を決定することが好ましいが、図5の処
理ルーチンに示されるように、通常は各スピーカについ
ての最適帯域の選択及びスピーカ有無判定は比較的短い
時間内に実行されるので、音場空間における環境雑音が
時間的に急激に変化するような場合以外は、最初のスピ
ーカについて決定された最適帯域を使用することによ
り、スピーカ有無検出処理全体を単純化及び迅速化する
こともできる。 [3]最適帯域及び第2の閾値TH2の決定方法 次に、ステップS5における最適帯域の決定方法につい
て説明する。音場の環境雑音が所定レベル(第1の閾値
TH1)より大きい場合は、全帯域でテスト信号を出力
してスピーカの有無を検出しようとしても精度が低い。
よって、特定の帯域に限定してテスト信号を出力し、そ
の帯域のみのレベルを検出することにより、環境雑音の
影響を排除して高精度でスピーカの有無を検出すること
ができる。よって、最適帯域は、予め設定された複数の
帯域(上記の例では9つ)のうち、音響的S/Nが所定
の基準より高い複数の帯域から選択するのが好ましい。
音響的S/Nが所定の基準より高い複数の帯域から1つ
の最適帯域を決定する最も理論的な手法は、最も音響的
S/Nが高い帯域を選択することである。但し、現実的
には音響的S/Nが所定の基準より高いことが確保され
ていれば、その中からS/N以外のパラメータを考慮し
て最適帯域を決定することも可能である。
【0053】本発明では、上記S/Nの評価において、
人間の聴感特性を考慮することに1つの特徴を有する。
一般的に、人間の聴感特性は全ての周波数の音に対して
フラットではなく、聴感感度の高い周波数帯域と聴感感
度の低い周波数帯域とがある。よって、例えば同じレベ
ルのテスト信号をスピーカから出力した場合でも、人間
の聴感感度の高い周波数のテスト信号はユーザにとって
うるさい、耳障りであると感じることがある一方、人間
の聴感感度の低い周波数のテスト信号はユーザにとって
よく聞こえないと感じることもある。
【0054】このような考察に基づき、本発明では、人
間の聴感特性を考慮して複数の周波数帯域毎にテスト信
号の最大許容出力レベルを設定する。この最大許容出力
レベルは、ユーザがテスト信号をうるさい、耳障りであ
るなどと感じない範囲で最も高いレベルに設定され、こ
れを信号カーブとする。信号カーブの例を図6に示す。
図6において、信号カーブ35はテスト信号の最大許容
出力レベルを示す。信号カーブ35は人間の聴感特性カ
ーブに従って予め決定することができ、又は実際に種々
の周波数帯域のテスト信号をスピーカから出力して聴く
ことにより、実験的に決定することができる。そうして
予め決定された信号カーブ35のデータがメモリ17に
記憶される。
【0055】一方、図5に示すステップS2において、
スペクトラム分析部11が音場の環境雑音レベルを各帯
域について検出し、レベルデータ21としてシステムコ
ントローラMPUへ供給する。よって、システムコント
ローラMPUはその結果に基づいて雑音カーブ36を決
定し、同様にメモリ15に記憶する。ステップS5にお
いて最適帯域を選択する際には、システムコントローラ
MPUは、図6に例示的に示す信号カーブ35と雑音カ
ーブ36に基づいてS/Nが所定の基準より大きい(即
ち、信号カーブ35と雑音カーブ36の間の距離38の
大きい)帯域を選択し、その内のS/Nが最も高い帯
域、又は他のパラメータを考慮して決定された1つの帯
域を最適帯域とする。
【0056】さらに、システムコントローラMPUは、
そうして決定された最適帯域の信号カーブ35と雑音カ
ーブ36に基づいてステップS5で第2の閾値TH2を
決定する。第2の閾値TH2は、例えば信号カーブ35
と雑音カーブ36の値の中間値とすることができる。
【0057】このように、人間の聴感特性を考慮した信
号カーブ35を予め決定し、それを利用してS/Nが所
定の基準値より高い帯域から最適帯域を選択することに
より、環境雑音の影響を排除して精度の高いスピーカ有
無検出を行うことが可能となる。
【0058】また、信号カーブ35はテスト信号の許容
出力レベルであり、それ以上の大きなレベルのテスト信
号は出力されないので、スピーカ検出処理の実行中に、
音場内にいるユーザがテスト信号をうるさい又は耳障り
と感じることを防止できる。
【0059】なお、上記実施形態においては本発明に係
る信号処理を信号処理回路により実現する例を示した
が、その代わりに、同一の信号処理をコンピュータ上で
実行されるプログラムとして構成し、コンピュータ上で
実行することにより実現することも可能である。この場
合、該プログラムはCD−ROM、DVDなどの記録媒
体の形態で、又はネットワークなどを利用した通信によ
り供給される。コンピュータとしては、例えばパーソナ
ルコンピュータなどを利用することができ、周辺機器と
して複数のチャンネルに対応するオーディオインターフ
ェース、複数のスピーカ及びマイクなどを接続する。パ
ーソナルコンピュータ上で上記プログラムを実行するこ
とにより、コンピュータ内部又は外部に設けた音源を利
用して測定用信号を発生し、これをオーディオインター
フェース及びスピーカを介して出力し、マイクで集音す
ることにより、コンピュータを使用して図1に示すのと
同様のスピーカ検出装置を実現することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
環境雑音のスペクトラムを調べ、雑音の多い帯域をさけ
てスピーカ有無判定を行うので、環境雑音が大きい環境
でのスピーカ検出精度が向上する。また、テスト信号の
出力側にも最適帯域のみを通過するフィルタを挿入する
ことにより、不要な帯域の音(通常は、雑音が大きい帯
域である)をスピーカから出力する必要がなくなり、音
場にいる人間が不快感を感じることがない。また、最適
帯域のみのテスト信号を出力すれば足りるので、出力パ
ワーを上げることができ、音響空間での環境雑音に対す
るS/Nを向上させることができ、より精度の高いスピ
ーカ検出が実現できる。
【0061】また、例えば自動音場補正機能を有するオ
ーディオシステムに本発明を適用する場合は、自動音場
補正用のハードウェアを利用してスピーカ検出を行うこ
とができるので、スピーカ検出専用のハードウェアを設
ける必要が無く、低コストで自動スピーカ検出機能を取
り入れることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のスピーカ検出装置を適用したオー
ディオシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す信号処理回路の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図2に示す信号処理部の構成を示すブロック図
である。
【図4】図2に示す係数演算部の構成を示すブロック図
である。
【図5】スピーカ検出処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】信号カーブ及び雑音カーブの例を示す図であ
る。
【図7】図5のスピーカ有無判定ステップの処理を示す
フローチャートである。
【図8】本発明のシステムが適用される音響空間におけ
るスピーカ構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…音源 2…信号処理回路 3…テスト信号発生器 8…マイクロホン 9…増幅器 10…A/D変換器 11…スペクトラム分析部 12…レベル検出部 6…スピーカ SW11〜SW82,SWN…スイッチ素子 MPU…システムコントローラ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカを駆動する信号が出力される出
    力端子と、 前記出力端子へテスト信号を供給するテスト信号供給手
    段と、 前記スピーカが設置された音響空間内に設けられ、前記
    テスト信号に対応するテスト音を検出するテスト音検出
    手段と、 前記テスト信号供給手段が前記出力端子へテスト信号を
    供給した時に前記テスト音検出手段により検出されたテ
    スト音の信号レベルを、所定の閾値レベルと比較するこ
    とにより、前記出力端子にスピーカが接続されているか
    否かを判定するスピーカ有無判定手段と、を備えること
    を特徴とするスピーカ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記音響空間の環境雑音を検出する環境
    雑音検出手段と、 前記環境雑音のレベルをスペクトラム分析することによ
    り、テスト信号についての最適帯域を決定する最適帯域
    決定手段と、を備え、 前記スピーカ有無判定手段は、前記テスト音検出手段に
    より検出された信号のうち、前記最適帯域内の信号のレ
    ベルを前記所定の閾値レベルと比較することを特徴とす
    る請求項1に記載のスピーカ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記最適帯域決定手段は、音響的S/N
    が最も高い帯域を前記最適帯域に決定することを特徴と
    する請求項2に記載のスピーカ検出装置。
  4. 【請求項4】 前記最適帯域決定手段は、予め決定され
    た信号カーブデータを記憶する手段と、 前記環境雑音検出手段により検出された環境雑音のレベ
    ルを複数の帯域毎に検出し、雑音カーブデータを作成す
    る手段と、 前記信号カーブデータと前記雑音カーブデータを比較す
    ることにより、音響的S/Nが最も高い帯域を最適帯域
    に決定する手段と、を備えることを特徴とする請求項3
    記載のスピーカ検出装置。
  5. 【請求項5】 前記最適帯域内の前記信号カーブデータ
    と前記雑音カーブデータの間のあるレベルを前記所定の
    閾値レベルに設定する閾値レベル設定手段をさらに備え
    ることを特徴とする請求項4に記載のスピーカ検出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記環境雑音のレベルが所定の基準レベ
    ルより大きい場合には前記最適帯域内の信号レベルに基
    づいてスピーカ有無判定手段による判定を行い、前記環
    境雑音のレベルが所定の基準レベルより小さい場合には
    全帯域の信号レベルに基づいてスピーカ有無判定手段に
    よる判定を行うことを特徴とする請求項2乃至5のいず
    れか一項に記載のスピーカ検出装置。
  7. 【請求項7】 前記テスト信号供給手段は、前記最適帯
    域内のテスト信号成分のみを前記出力端子へ供給するこ
    とを特徴とする3乃至5のいずれか一項に記載のスピー
    カ検出装置。
  8. 【請求項8】 前記テスト音検出手段と前記環境雑音検
    出手段は同一の音響検出手段であることを特徴とする請
    求項2乃至7のいずれか一項に記載のスピーカ検出装
    置。
  9. 【請求項9】 コンピュータを、スピーカ検出装置とし
    て機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記スピーカ検出装置は、 スピーカを駆動する信号が出力される出力端子と、 前記出力端子へテスト信号を供給するテスト信号供給手
    段と、 前記スピーカが設置された音響空間内に設けられ、前記
    テスト信号に対応するテスト音を検出するテスト音検出
    手段と、 前記テスト信号供給手段が前記出力端子へテスト信号を
    供給した時に前記テスト音検出手段により検出されたテ
    スト音の信号レベルを、所定の閾値レベルと比較するこ
    とにより、前記出力端子にスピーカが接続されているか
    否かを判定するスピーカ有無判定手段と、を備えること
    を特徴とするコンピュータプログラム。
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