JPH10326454A - 記録ディスク駆動装置及び制御方法 - Google Patents

記録ディスク駆動装置及び制御方法

Info

Publication number
JPH10326454A
JPH10326454A JP13498197A JP13498197A JPH10326454A JP H10326454 A JPH10326454 A JP H10326454A JP 13498197 A JP13498197 A JP 13498197A JP 13498197 A JP13498197 A JP 13498197A JP H10326454 A JPH10326454 A JP H10326454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
turntable
value
drive motor
recording disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13498197A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hayashi
毅 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIMESU KK
Original Assignee
AIMESU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AIMESU KK filed Critical AIMESU KK
Priority to JP13498197A priority Critical patent/JPH10326454A/ja
Publication of JPH10326454A publication Critical patent/JPH10326454A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】データ・ディスクの回転中の振動を防止し、高
速回転とデータの読み取り時間を短縮する。 【解決手段】ターン・テーブル5のうちスピンドル・モ
ータ3の外面に対面する表面には環状の溝が設けられ、
該環状の溝内に該溝内で自由に移動できるように複数個
のバランス・ボール7が入れられていることを特徴とす
る。複数個のバランス・ボールは、上記スピンドル・モ
ータの外面及び上記環状の溝により規定される空間に収
容されている。ターン・テーブル及び上記バランス・ボ
ールは、非磁性材料により形成されている。ターン・テ
ーブルは真鍮又はポリカーボネート樹脂で形成され、そ
して上記バランス・ボールはステンレス合金で形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクト・ディ
スクのような着脱可能な記録ディスクを駆動する装置及
びこの駆動装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】着脱可能なディスクを駆動する装置は、
スピンドル・モータの回転軸に取り付けられディスクの
中心部が載せられるターン・テーブル及びこのターン・
テーブル上に載せられたディスクをターン・テーブルに
固定するためのディスク・クランプを有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンパクト・ディスク
には音楽用ディスクとデータ・ディスクがあり、音楽用
ディスクは、500rpmの回転速度で回転され、そし
てデータ・ディスクは例えば10倍(5000rpm)
の回転速度で高速回転される。コンパクト・ディスクの
回転速度を増大すると、振動又は騒音が生じ、ディスク
からデータを読み取る間にエラーが生じ、又は使用者に
対して不快感を与える。これらの振動又は騒音の原因
は、(1)製造段階で発生する外径と内径の偏心、ディ
スクの厚さの非一様性又はディスクの材料の密度の非一
様性、並びに(2)ディスク駆動装置に取り付けられて
時のスピンドル・モータの回転軸とディスクの中心との
不一致等である。
【0004】従来は、望ましくない振動を除去するため
に、スピンドル・モータは防振ゴムを介してフレームに
装着された。この方法は、発生した振動を軽減するもの
であり、振動自体を発生させないようにするものではな
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、振動の
発生自体を防止又は最小に抑制し、これにより、データ
・ディスクを高速回転させてデータの読み取り時間を短
縮することである。
【0006】本発明に従う記録ディスク駆動装置は、フ
レームに装着された駆動モータと、駆動モータの回転軸
に固定され、着脱可能な記録ディスクの中央部の開口に
嵌合する突出部を有するターン・テーブルと、突出部に
嵌合された記録ディスクをターン・テーブルにクランプ
するディスク・クランプとを有し、ターン・テーブルの
うちスピンドル・モータの外面に対面する表面には環状
の溝が設けられ、この環状の溝内にこの溝内で自由に移
動できるように複数個のバランス・ボールが入れられて
いることを特徴とする。
【0007】そして、複数個のバランス・ボールは、ス
ピンドル・モータの外面及び環状の溝により規定される
空間に収容されていることを特徴とする。
【0008】そして、ターン・テーブル及びバランス・
ボールは、非磁性材料により形成されていることを特徴
とする。
【0009】そして、ターン・テーブルは真鍮又はポリ
カーボネート樹脂で形成され、そしてバランス・ボール
はステンレス合金で形成されていることを特徴とする。
【0010】フレームに装着された駆動モータと、この
駆動モータの回転軸に固定され、着脱可能な記録ディス
クの中央部の開口に嵌合する突出部を有するターン・テ
ーブルと、突出部に嵌合された記録ディスクをターン・
テーブルにクランプするディスク・クランプと、フレー
ムに固定されたショック・センサとを有する記録ディス
ク駆動装置を制御するための本発明に従う方法は、パワ
ー・オンに応答して制動カウンタの値を初期値にリセッ
トし、そして駆動モータを第1回転速度に向けて加速す
る第1ステップと、加速の間ショック・センサがショッ
クを検出したか否かを調べ、ショックを検出しないなら
ば第1信号を発生し、ショックを検出したならば第2信
号を発生する第2ステップと、第1信号に応答して加速
を続ける第3ステップと、第2信号に応答して制動カウ
ンタの値が所定の値よりも大きいか否かを調べ、制動カ
ウンタの値が所定の値よりも大きくなければ第3信号を
発生し、制動カウンタの値が所定の値よりも大きければ
第4信号を発生する第4ステップと、第3信号に応答し
て駆動モータを制動して所定の回転数まで減速し、制動
カウンタの値を歩進し、そして所定の回転数から再び駆
動モータを加速する第5ステップと、第4信号に応答し
て駆動モータの加速を停止して駆動モータの回転数を第
1回転速度よりも低い第2回転速度に向けて減速する第
6ステップとを含む。
【0011】フレームに装着された駆動モータと、駆動
モータの回転軸に固定され、着脱可能な記録ディスクの
中央部の開口に嵌合する突出部を有するターン・テーブ
ルと、突出部に嵌合された記録ディスクをターン・テー
ブルにクランプするディスク・クランプと、フレームに
固定されたショック・センサとを有し、ターン・テーブ
ルのうちスピンドル・モータの外面に対面する表面には
環状の溝が設けられ、環状の溝内にこの溝内で自由に移
動できるように複数個のバランス・ボールが入れられて
いる記録ディスク駆動装置を制御する本発明に従う方法
は、パワー・オンに応答して制動カウンタの値を初期値
にリセットし、そして駆動モータを第1回転速度に向け
て加速する第1ステップと、加速の間ショック・センサ
がショックを検出したか否かを調べ、ショックを検出し
ないならば第1信号を発生し、ショックを検出したなら
ば第2信号を発生する第2ステップと、第1信号に応答
して加速を続ける第3ステップと、第2信号に応答して
制動カウンタの値が所定の値よりも大きいか否かを調
べ、制動カウンタの値が所定の値よりも大きくなければ
第3信号を発生し、制動カウンタの値が所定の値よりも
大きければ第4信号を発生する第4ステップと、第3信
号に応答して駆動モータを制動して所定の回転数まで減
速し、制動カウンタの値を歩進し、そして所定の回転数
から再び駆動モータを加速する第5ステップと、第4信
号に応答して駆動モータの加速を停止して駆動モータの
回転数を第1回転速度よりも低い第2回転速度に向けて
減速する第6ステップとを含む。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に従うコンパクト
・ディスク等の記憶ディスクの駆動装置を示す。スピン
ドル・モータ3は、モータ支持基板2に取り付けられて
いる。このモータ支持基板2は、配線パターンが設けら
れた印刷回路板である。モータ支持基板2はフレーム1
に固定されている。スピンドル・モータの回転軸4に、
非磁性材料例えば真鍮又はポリカーボネート(ポリカル
ボナート)樹脂のターン・テーブル5が固定されてい
る。真鍮は、切削性がよく加工性に優れており、そして
ポリカーボネート樹脂はモールド加工により安価に量産
できるので、これらの材料が望ましい。ターン・テーブ
ル5と対面するスピンドル・モータ3の外側表面は、滑
らかな表面13である。図2(A)及び(B)に示すよ
うに、スピンドル・モータ3の滑らかな表面13と対面
するターン・テーブル5の表面14には、回転軸4及び
ターン・テーブル5の回転の中心点8を中心とし、そし
て断面が半円状の環状の溝6が設けられている。環状の
溝6内にバランス・ウェイトとして働く複数個のバラン
ス・ボール7が置かれ、そして図1に示されるように、
ターン・テーブル5は、環状の溝6と滑らかな表面13
とにより規定される空間内でバランス・ボール7が自由
に移動できるようにモータ回転軸4に固定されている。
ターン・テーブル5のうち環状の溝6と反対側の側には
突出部15が設けられており、着脱可能なディスク例え
ばコンパクト・ディスク11の中心部の開口が突出部1
5に嵌合される。更に、突出部15にディスク・クラン
プ12の凹部が嵌合されて、コンパクト・ディスク11
をターン・テーブル5に固定する。ディスク・クランプ
12のうち突出部15と対面する部分に磁石が埋め込ま
れ、そして突出部15に磁性体が埋め込まれて、磁石に
よりディスク・クランプ12及びコンパクト・ディスク
11は突出部15に固定される。これらの磁性体及び磁
石は図示されていない。
【0013】図2(A)及び(B)は、コンパクト・デ
ィスク11が突出部15に嵌合されてディスク・クラン
プ12により固定され、そしてスピンドル・モータ3が
回転されたときの2つのバランス・ボール7の動作を示
す。図2(A)は、コンパクト・ディスク11の回転の
中心(重心)と回転軸4の中心8とが一致している場合
を示す。この場合には、スピンドル・モータ3の回転の
間、2つのバランス・ボール7は回転の中心8を対象と
した2つの位置にそれぞれ移動され、そして回転の間こ
れらの位置に留まる。
【0014】図2(B)は、コンパクト・ディスク11
の回転の中心(重心)9と回転軸4の中心8とが一致し
ない場合を示す。この場合には、スピンドル・モータ3
の回転の間、2つのバランス・ボール7は回転軸4の中
心8を挟むディスクの中心9の反対側の位置に移動さ
れ、そして回転の間これらの位置に留まる。2つのバラ
ンス・ボール7が図示の位置に移動されることにより、
回転軸4の中心8とディスクの中心9とがあたかも一致
したと同等の効果が得られ、中心8と中心9とのずれに
基づく振動は発生されない。
【0015】バランス・ボール7は、ステンレス合金、
真鍮及び銅等の非磁性材料で形成される。非磁性材料を
使用する理由は、スピンドル・モータ3の磁石の磁界内
に配置されるバランス・ボール7の環状の溝6内におけ
る移動を磁界の影響を受けることなく行わせるためであ
る。更に、ターン・テーブル5が非磁性材料で形成され
ている。このように、ターン・テーブル5及びバランス
・ボール7の両方を非磁性材料で形成することにより、
磁界による影響をなくしこれにより優れたバランス効果
を得ることができる。
【0016】ステンレス合金、真鍮及び銅等のうち、ス
テンレス合金の硬度が最も大きいために磨耗に対する信
頼性を考慮すると、ステンレス合金をバランス・ボール
7の材料として使用することが望ましい。図2(A)及
び(B)では、2つのバランス・ボール7が使用された
が、バランス・ボールの総重量を増大するために個数を
増大することができる。7個のバランス・ボール7を使
用したときに最良のバランス効果が得られた。
【0017】本発明の発明者による実験によると、ディ
スクの物理的な中心とこのディスクの重心とのずれが許
容範囲内のデータ用のコンパクト・ディスクが回転され
たとき、3000rpm程度の回転速度では振動が少な
かった。しかしながら、読み取り速度を上げるために回
転速度を3000rpmよりも高い値に増大すると、振
動が急激に増大して読み取りエラーが生じ又は異常な騒
音が生じた。上述のバランス・ボール7を使用すると共
に、次に図3及び図4を参照して説明する制御方式を併
用した場合には、回転速度が3000rpmの時に振動
を生じたデータ用コンパクト・ディスクを4000rp
mの回転速度にまで増大して読み取り速度を早くできる
確率を増大することができた。
【0018】コンパクト・ディスク駆動装置は、マイク
ロ・コンピュータ等の制御装置、読み取り制御装置、ス
ピンドル・モータ制御装置等に加えて図1に示すショッ
ク・センサ10を有する。このショック・センサ10
は、市販のものであり、所定のレベルの振動が生じたと
きにこれを検出して、制御装置に検出信号を供給するた
めにフレーム1に固定されている。コンパクト・ディス
ク駆動装置は、パワー・オンされてから回転数が所定の
値に到達するまでの開始期間及びこれに続く読み取り期
間を有する。図3の駆動動作が制御装置の制御のもとに
開始期間の間行われる。この駆動動作においては、コン
パクト・ディスク11が加速されている間に振動が生じ
たことを、フレーム1に固定されたショック・センサ1
0が検出して検出信号を生じた時に、スピンドル・モー
タ制御装置がこの検出信号に応答してスピンドル・モー
タ3を瞬間的に制動するような電圧信号を印加する。こ
れによりターン・テーブル5が瞬間的に制動されて、タ
ーン・テーブル5に対するコンパクト・ディスク11の
位置決めの条件が変わり、バランス・ボール7による平
衡機能が達成され易くなる。図3の動作において、制動
が行われた回数即ちカウントを記憶するための制動カウ
ンタが設けられ、そして制御装置はブロック36の判断
を行うために制御カウンタの内容を調べる。
【0019】図3の動作を概略的に説明すると、ブロッ
ク31のパワー・オンに応答して制動カウンタの値を初
期値にリセットし、そして駆動モータ即ちスピンドル・
モータ3を第1回転速度例えば4000rpmに向けて
加速する第1ステップがブロック32で行われる。ブロ
ック32において、制御装置は、スピンドル・モータ制
御装置に送る制御信号の速度値を高回転速度例えば40
00rpmの回転速度にセットする。これにより、図4
の時刻T0にスピンドル・モータ3が回転し始めて加速
され、回転速度が零から次第に増大する。ここで、図4
の縦軸は回転速度を表す。そして、この加速の間ショッ
ク・センサ10がショックを検出したか否かを調べ、シ
ョックを検出しないならば第1信号(ノー)を発生し、
ショックを検出したならば第2信号(イエス)を発生す
る第2ステップがブロック33で行われる。そして、第
1信号に応答して加速を続ける第3ステップがブロック
34で行われる。そして、第2信号に応答して制動カウ
ンタの値が所定の値(例えば値3)よりも大きいか否か
を調べ、制動カウンタの値が値3よりも大きくなければ
第3信号(ノー)を発生し、制動カウンタの値が値3よ
りも大きければ第4信号(イエス)を発生する第4ステ
ップがブロック36で行われる。そして、第3信号に応
答して駆動モータを制動して所定の回転数まで減速し、
制動カウンタの値を歩進し、そしてこの減速された所定
の回転数から再び駆動モータを4000rpmの高回転
速度に向けて加速する第5ステップがブロック35、3
8及び34により行われる。そして、第4信号に応答し
て駆動モータの加速を停止して駆動モータの回転数を第
1回転速度である高回転速度よりも低い第2回転速度
(例えば2700rpm)に向けて減速する第6ステッ
プがブロック37により行われる。
【0020】ブロック32以下の動作を3種類のディス
クA、B及びCについて説明する。ディスクAは、加速
中に振動が生じないディスクであるとする。加速中に振
動が生じないので、ブロック33の答えはノーであり、
動作はブロック34に進み、スピンドル・モータは高回
転速度、即ち4000rpmにまで徐々に加速される。
この加速の間ブロック33において、ショック・センサ
10がショック検出信号を発生したか否かが調べられる
が、ディスクAはショックを生じないので、ブロック3
3の答えなノーであり、そして回転速度は図4に示され
るように4000rpmにまで上昇されて、そして開始
期間の終了後の読み取り期間にディスクAのデータが読
み取られる。
【0021】次にディスクBが装着された場合の動作を
説明する。ディスクBは、1回目及び2回目の加速の間
図4の時刻T1及びT2において振動を生じて、この振
動がショック・センサ10により検出されたが、3回目
の加速の間振動を生じなくなったディスクである。一回
目の加速の間の時刻T1に、ブロック33においてショ
ック・センサ10によりショックが検出され動作はブロ
ック36に進み、そしてここで、制御装置は制動カウン
タのカウント値を調べる。制御カウンタのカウント値は
零であるので、ブロック36の答えはノーであり、動作
はブロック35に進み、そしてここで、制御装置は制動
を指令する制動信号をスピンドル・モータ制御装置に送
り、これによりスピンドル・モータ3は瞬間的に制動さ
れ、従って回転速度は所定の減速値まで低下する。そし
てブロック38で制動カウンタがカウント値1に歩進さ
れる。動作はブロック34に進み、そしてスピンドル・
モータ3は所定の減速値から高回転速度に向けて加速さ
れる。そして時刻T2においてブロック36は、この加
速中に生じた振動即ちショックを検出する。次に、ブロ
ック36において、制動カウンタのカウント値が調べら
れる。この時のカウントは1であるので、動作はブロッ
ク35に進み、再び制動が行われ、そしてブロック38
において制動カウンタの値がカウント値2に歩進され
る。動作はブロック34に進み、そして上述のように再
びスピンドル・モータ3が加速される。そしてこの3回
目の加速の間は、ショックは検出されず、従ってブロッ
ク33の答えはノーであり、スピンドル・モータ3及び
ディスクBの回転速度は、図4に示すように4000r
pmの高回転速度に到達する。
【0022】次にディスクCが装着された場合の動作を
説明する。ディスクCは、1回目乃至5回目の加速の間
図4の時刻T1乃至T5において振動を生じて、この振
動がショック・センサ10より検出されたディスクであ
り、言い換えれば4回制動をかけて、ターン・テーブル
5に対するディスクCの位置決め状態を変更しても振動
の発生を防止できなかったディスクであり、従って、こ
のディスクCに対しては、低回転速度、例えば3000
rpmよりも低い2700rpmが使用される。
【0023】図3の動作では、1回目乃至4回目の加速
の間の図4の時刻T1乃至T4におけるブロック33の
答えはイエスであり、そしてブロック33に続くブロッ
ク36の答えはノーであるので1回目乃至4回目の制動
が行われる。時刻T4で行われるブロック35による4
回目の制動の後、ブロック38で制動カウンタの値はカ
ウント値4に歩進される。動作は再びブロック34に戻
り加速が行われ、時刻T5にブロック33においてショ
ックが検出される。そして、ブロック36において、制
動カウンタの値が3より大きいか否かが調べられる。こ
の時の制動カウンタの値はカウント値4であるので、ブ
ロック36の答えはイエスであり、動作はブロック37
に進む。ブロック37において、制御装置は、スピンド
ル・モータ制御装置に送る制御信号の速度値を低回転速
度例えば3000rpmよりも低い2700rpmの回
転速度にセットする。これにより、図4に示すようにス
ピンドル・モータ3の回転速度は、低回転速度にされ
る。
【0024】
【発明の効果】従来の解決法の目的は、振動が生じたと
きにこの振動が伝わらないように遮断すること又は振動
の伝達を最小にすることに向けられていた。本発明は、
振動の発生自体を防止又は最小にするものであり、これ
により、データ・ディスクは、高速回転されることがで
き、データの読み取り時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うコンパクト・ディスク駆動装置を
示す図である。
【図2】スピンドル・モータの回転軸に取り付けられる
ターン・テーブル及びこのターン・テーブルの環状の溝
内に置かれたバランス・ボールを示す図である。
【図3】本発明に従う駆動方法のブロック図である。
【図4】本発明に従う駆動方法により行われる動作を示
す図である。
【符号の説明】
1・・・フレーム 2・・・モータ支持基板 3・・・スピンドル・モータ 4・・・モータ回転軸 5・・・ターン・テーブル 6・・・環状の溝 7・・・バランス・ボール 10・・・ショック・センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームに装着された駆動モータと、 該駆動モータの回転軸に固定され、着脱可能な記録ディ
    スクの中央部の開口に嵌合する突出部を有するターン・
    テーブルと、 上記突出部に嵌合された上記記録ディスクを上記ターン
    ・テーブルにクランプするディスク・クランプとを有
    し、 上記ターン・テーブルのうち上記スピンドル・モータの
    外面に対面する表面には環状の溝が設けられ、該環状の
    溝内に該溝内で自由に移動できるように複数個のバラン
    ス・ボールが入れられていることを特徴とする記録ディ
    スク駆動装置。
  2. 【請求項2】上記複数個のバランス・ボールは、上記ス
    ピンドル・モータの外面及び上記環状の溝により規定さ
    れる空間に収容されていることを特徴とする請求項1に
    記載の記録ディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】上記ターン・テーブル及び上記バランス・
    ボールは、非磁性材料により形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の記録ディスク駆動装置。
  4. 【請求項4】上記ターン・テーブルは真鍮又はポリカー
    ボネート樹脂で形成され、そして上記バランス・ボール
    はステンレス合金で形成されていることを特徴とする請
    求項3に記載の記録ディスク駆動装置。
  5. 【請求項5】フレームに装着された駆動モータと、該駆
    動モータの回転軸に固定され、着脱可能な記録ディスク
    の中央部の開口に嵌合する突出部を有するターン・テー
    ブルと、上記突出部に嵌合された上記記録ディスクを上
    記ターン・テーブルにクランプするディスク・クランプ
    と、上記フレームに固定されたショック・センサとを有
    する記録ディスク駆動装置の制御方法であって、 パワー・オンに応答して制動カウンタの値を初期値にリ
    セットし、そして上記駆動モータを第1回転速度に向け
    て加速する第1ステップと、 上記加速の間上記ショック・センサがショックを検出し
    たか否かを調べ、上記ショックを検出しないならば第1
    信号を発生し、上記ショックを検出したならば第2信号
    を発生する第2ステップと、 上記第1信号に応答して上記加速を続ける第3ステップ
    と、 上記第2信号に応答して上記制動カウンタの値が所定の
    値よりも大きいか否かを調べ、上記制動カウンタの値が
    上記所定の値よりも大きくなければ第3信号を発生し、
    上記制動カウンタの値が上記所定の値よりも大きければ
    第4信号を発生する第4ステップと、 上記第3信号に応答して上記駆動モータを制動して所定
    の回転数まで減速し、上記制動カウンタの値を歩進し、
    そして上記所定の回転数から再び上記駆動モータを加速
    する第5ステップと、 上記第4信号に応答して上記駆動モータの加速を停止し
    て該駆動モータの回転数を上記第1回転速度よりも低い
    第2回転速度に向けて減速する第6ステップとを含む記
    録ディスク駆動装置の制御方法。
  6. 【請求項6】フレームに装着された駆動モータと、該駆
    動モータの回転軸に固定され、着脱可能な記録ディスク
    の中央部の開口に嵌合する突出部を有するターン・テー
    ブルと、上記突出部に嵌合された上記記録ディスクを上
    記ターン・テーブルにクランプするディスク・クランプ
    と、上記フレームに固定されたショック・センサとを有
    し、上記ターン・テーブルのうち上記スピンドル・モー
    タの外面に対面する表面には環状の溝が設けられ、該環
    状の溝内に該溝内で自由に移動できるように複数個のバ
    ランス・ボールが入れられている記録ディスク駆動装置
    の制御方法であって、 パワー・オンに応答して制動カウンタの値を初期値にリ
    セットし、そして上記駆動モータを第1回転速度に向け
    て加速する第1ステップと、 上記加速の間上記ショック・センサがショックを検出し
    たか否かを調べ、上記ショックを検出しないならば第1
    信号を発生し、上記ショックを検出したならば第2信号
    を発生する第2ステップと、 上記第1信号に応答して上記加速を続ける第3ステップ
    と、 上記第2信号に応答して上記制動カウンタの値が所定の
    値よりも大きいか否かを調べ、上記制動カウンタの値が
    上記所定の値よりも大きくなければ第3信号を発生し、
    上記制動カウンタの値が上記所定の値よりも大きければ
    第4信号を発生する第4ステップと、 上記第3信号に応答して上記駆動モータを制動して所定
    の回転数まで減速し、上記制動カウンタの値を歩進し、
    そして上記所定の回転数から再び上記駆動モータを加速
    する第5ステップと、 上記第4信号に応答して上記駆動モータの加速を停止し
    て該駆動モータの回転数を上記第1回転速度よりも低い
    第2回転速度に向けて減速する第6ステップとを含む記
    録ディスク駆動装置の制御方法。
  7. 【請求項7】上記複数個のバランス・ボールは、上記ス
    ピンドル・モータの外面及び上記環状の溝により規定さ
    れる空間に収容されていることを特徴とする請求項6に
    記載の記録ディスク駆動装置の制御方法。
  8. 【請求項8】上記ターン・テーブル及び上記バランス・
    ボールは、非磁性材料により形成されていることを特徴
    とする請求項6に記載の記録ディスク駆動装置の制御方
    法。
  9. 【請求項9】上記ターン・テーブルは真鍮又はポリカー
    ボネート樹脂で形成され、そして上記バランス・ボール
    はステンレス合金で形成されていることを特徴とする請
    求項8に記載の記録ディスク駆動装置の制御方法。
JP13498197A 1997-05-26 1997-05-26 記録ディスク駆動装置及び制御方法 Pending JPH10326454A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13498197A JPH10326454A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 記録ディスク駆動装置及び制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13498197A JPH10326454A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 記録ディスク駆動装置及び制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10326454A true JPH10326454A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15141140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13498197A Pending JPH10326454A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 記録ディスク駆動装置及び制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10326454A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1258878A2 (en) * 2001-05-17 2002-11-20 Pioneer Corporation Rotational operation mechanism and music playback apparatus using the mechanism
US6813577B2 (en) 2001-04-27 2004-11-02 Pioneer Corporation Speaker detecting device
US7876533B2 (en) 2006-02-10 2011-01-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Stainless steel balancer having recess formed at a side surface, and head stack assembly with the same
US9129639B1 (en) * 2012-11-08 2015-09-08 Western Digital Technologies, Inc. Method of imbalance correction using a grooved disk clamp

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6813577B2 (en) 2001-04-27 2004-11-02 Pioneer Corporation Speaker detecting device
EP1258878A2 (en) * 2001-05-17 2002-11-20 Pioneer Corporation Rotational operation mechanism and music playback apparatus using the mechanism
EP1258878A3 (en) * 2001-05-17 2003-05-21 Pioneer Corporation Rotational operation mechanism and music playback apparatus using the mechanism
US6864879B2 (en) 2001-05-17 2005-03-08 Pioneer Corporation Rotational operation mechanism and music playback apparatus using the mechanism
US7876533B2 (en) 2006-02-10 2011-01-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Stainless steel balancer having recess formed at a side surface, and head stack assembly with the same
US9129639B1 (en) * 2012-11-08 2015-09-08 Western Digital Technologies, Inc. Method of imbalance correction using a grooved disk clamp

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100615466B1 (ko) 디스크장치
US6005749A (en) Rotation drive apparatus
JP2007059040A5 (ja)
JPH10326454A (ja) 記録ディスク駆動装置及び制御方法
JP3744199B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP3699265B2 (ja) モータの自動平衡装置及びこれを備えるモータ
US20020184965A1 (en) Automatic balancing apparatus
JPH10257710A (ja) 回転操作装置
JPH11339379A (ja) ディスク回転駆動機構
JP3355956B2 (ja) ディスク型記憶装置
JP3833037B2 (ja) 自動平衡装置
JP2000030356A (ja) ディスクドライブ機構
US6252841B1 (en) Optical disc apparatus and method for controlling turntable rotation
US20040216153A1 (en) Disk chucking device and disk drive including the same
JP3659612B2 (ja) バランス補正装置及びこれを備えた回転装置
KR100641089B1 (ko) 광디스크드라이버의자동조심장치
JP2005122789A (ja) ディスク保持機構
KR100549665B1 (ko) 흡음재를가지는자동균형장치
JP4082363B2 (ja) ディスク駆動装置
KR100913169B1 (ko) 오토 밸런싱 장치 및 이를 구비한 디스크 척킹 장치
JP3659611B2 (ja) バランス補正装置及びこれを備えた回転装置
JPH1186428A (ja) ディスク装置
KR20000031116A (ko) 디스크 회전계의 발런싱장치
JP2000048474A (ja) ディスクプレーヤーのターンテーブル装置
JP2000215568A (ja) ディスクアンバランス補正機構を備えたディスク装置