JP6330905B2 - 接続確認システム、接続確認プログラム、接続確認方法、及び接続検出装置 - Google Patents

接続確認システム、接続確認プログラム、接続確認方法、及び接続検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、接続確認システム、接続確認プログラム、接続確認方法、及び接続検出装置に関する。
従来、自装置に接続された機器を検出することが提案されている。例えば、特許文献1に示す音響処理装置は、スピーカにテスト音を出力させ、出力されたテスト音をマイクで収音することにより、自装置に実際に接続されたスピーカを検出している。
特許文献1(特開2006−174094号公報)に示す音響処理装置は、自装置に実際に接続された機器の接続態様に応じて、自装置の接続設定を自動的に補正している。より具体的には、特許文献1に示す音響処理装置は、例えば、自装置にフロントL/Rスピーカ及びサラウンドL/Rスピーカのみが接続されていた場合、それらフロントL/Rスピーカ及びサラウンドL/Rスピーカを検出し、未接続スピーカ(例えばCチャンネル用スピーカ)の設定を無効にする等、各種設定を自動的に補正している。
しかしながら、特許文献1に示す音響処理装置は、実際の接続態様のみに基づいて設定を自動的に補正しているため、補正後の接続態様が利用者の所望とする接続態様に一致しない場合がある。
例えば、利用者がサラウンドバックスピーカを含めた7チャンネルのサラウンドサウンド(FL,FR,C,SL,SR,SBL,及びSBRチャンネル)で音場を生成することを望んでいる場合がある。この場合、利用者がサラウンドバックスピーカを誤って音響処理装置のプレゼンススピーカ用コネクタに接続すると、音響処理装置は、プレゼンススピーカが接続されていると検出し、利用者の設定意図に反してプレゼンススピーカを含めた7チャンネルのサラウンドサウンド(FL,FR,C,SL,SR,PL,及びPRチャンネル)で音場を生成する。
すなわち、この例においては、音響処理装置は、接続されたスピーカの構成が実現不可能な構成(例えば、FLスピーカとSLスピーカのみからなる構成)でない限りにおいて、プレゼンススピーカを含めた接続設定で自動的に音場を生成する。従って、このような音響処理装置は、検出した各スピーカから音を出力させるが、プレゼンススピーカの設置位置から出力されるべき音をサラウンドバックスピーカの設置位置から出力することとなる。その結果、利用者は、所望とする接続態様と実際の接続態様との相違に気が付かない限り、所望の音響効果を得ることができない。
そこで、本発明は、主に、接続された機器の接続態様について、利用者が所望とする接続態様との相違を検出し、報知することができる接続確認システム、接続確認プログラム、接続確認方法、及び接続検出装置を提供することを目的とする。
本発明における接続確認システムは、互いに通信する接続検出装置、及び情報処理装置、からなる接続確認システムであって、前記情報処理装置は、前記接続検出装置に接続されるべき機器の接続態様に関する設定入力を受け付ける受付部、を備え、前記接続検出装置は、実際に接続された機器の接続態様を検出する検出部、を備え、前記検出部が検出した実際の接続態様、及び前記受付部で受け付けられた設定に示す接続態様、の相違を判断する判断部、を前記接続検出装置又は前記情報処理装置に備え、前記情報処理装置は、前記判断部の判断結果に基づいて表示を行う表示部、を備える、ことを特徴とする。
本発明における接続確認プログラムは、情報処理装置に実行される接続確認プログラムであって、接続検出装置に接続されるべき機器の接続態様に関する設定入力を受け付ける受付ステップと、前記接続検出装置が自装置に実際に接続された機器の接続態様を検出した結果である検出結果を取得する取得ステップと、前記受付ステップで受け付けた設定に示す接続態様、及び前記取得ステップで取得した実際の接続態様、の相違を判断する判断ステップと、前記判断ステップの判断結果に基づいて表示を行う表示ステップと、を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする。
本発明における接続確認方法は、接続検出装置、及び情報処理装置を用いて実行する接続確認方法であって、前記接続検出装置に接続されるべき機器の接続態様に関する設定入力を前記情報処理装置に受け付ける受付ステップと、前記接続検出装置に実際に接続された機器の接続態様を検出する検出ステップと、前記受付ステップが受け付けた設定に示す接続態様、及び前記検出ステップが検出した実際の接続態様、の相違を判断する判断ステップと、前記判断ステップの判断結果に基づいて表示を行う表示ステップと、を実行することを特徴とする。
本発明における接続検出装置は、音響処理装置に接続されるべき機器の接続態様に関する設定を取得する取得部と、前記音響処理装置に実際に接続された機器の接続態様を検出する検出部と、前記検出部が検出した実際の接続態様、及び前記取得部が取得した設定に示す接続態様、の相違を判断する判断部と、を備えることを特徴とする。
実施形態1に係る接続確認システムの構成の一部を示したブロック図である。 実施形態1に係るAVレシーバ及び携帯端末の機能ブロック図である。 (A)は携帯端末の動作を示すフローチャートであり、(B)はAVレシーバの動作を示すフローチャートである。 (A)は、利用者の接続例を説明するための出力部及び各スピーカの接続を示す図であり、(B)は、携帯端末の表示例を示す図である。 (A)は、利用者の接続例を説明するための出力部及び各スピーカの接続を示す図であり、(B)は、携帯端末の表示例を示す図である。 (A)は、利用者の接続例を説明するための入力部及び各コンテンツ再生装置の接続を示す図であり、(B)は、携帯端末の表示例を示す図である。 実施形態2に係る接続確認システムの構成の一部を示したブロック図である。 (A)は、スピーカ配置を説明するための出力部及び各スピーカの接続を示す図であり、(B)は、聴取環境における各スピーカの配置を説明するための聴取環境の平面模式図である。 携帯端末の表示例を示す図である。 実施形態3に係る接続確認システムの構成の一部を示したブロック図である。 実施形態3に係るAVレシーバ及び携帯端末の機能ブロック図である。 実施形態1の第1の変形例について説明するための図である。 推奨接続情報の一例を示す図である。 本体設定情報の一例を示す図である。 実施形態1の第2の変形例について説明するための図である。 実施形態1の第2の変形例について説明するための図である。 実施形態2の変形例について説明するための図である。
実施形態1に係る接続確認システム900について、図1、図2、図3(A)、及び図3(B)を用いて説明する。図1は、接続確認システム900の構成の一部を示したブロック図である。図2は、AVレシーバ100及び携帯端末400の機能ブロック図である。図3(A)は携帯端末400の動作を示すフローチャートであり、図3(B)はAVレシーバ100の動作を示すフローチャートである。
まず、接続確認システム900の概要について説明する。接続確認システム900では、利用者は、AVレシーバ100に接続されるべき機器の接続態様について、携帯端末400に設定の操作入力を行う。そして、AVレシーバ100は、自装置に実際に接続された機器を検出することによって求めた実際の接続態様、及び利用者によって設定された接続態様、の相違を判断する。携帯端末400は、その判断結果に基づいた表示を行う。これにより、実施形態1に係る接続確認システム900は、実際の接続に誤りがあるのか否かを利用者に確認させて、利用者の所望通りのAVレシーバ100の接続態様にするものである。
図1に示すように、接続確認システム900は、AVレシーバ100、複数のコンテンツ再生装置200、複数のスピーカ300、及び携帯端末400を備えている。AVレシーバ100は、本発明の接続検出装置に相当する。なお、図1において、物理的なケーブル及び内部配線を介した信号及び情報の送受信を実線に示し、無線通信による情報の送受信を点線に示している。
AVレシーバ100は、入力部101、DSP(;Digital Signal Proceccor)102、CPU103、メモリ104、出力部105、及びRFIC(;Radio Frequency Integrated Circuit)106を備えている。
入力部101は、各コンテンツ再生装置200からコンテンツデータを受信して、当該コンテンツデータから抽出されるオーディオ信号をDSP102に出力する。また、入力部101は、マイク107からの収音信号が入力される。
複数のコンテンツ再生装置200として、本実施形態では、BD(Blu−Ray Disc。)プレーヤ201、PC(;Personal Computer)202、及びビデオカメラ203がAVレシーバ100の入力部101に接続されている。各コンテンツ再生装置200は、HDMIケーブルを介してAVレシーバ100のHDMIコネクタに接続されている。ただし、Blu−Ray Discは、登録商標である。また、HDMIは、登録商標であり、High Definition Multimedia Interfaceの略記である。また、コンテンツ再生装置200の入力部101への接続は、HDMIケーブルに限らず、デジタル光ケーブル、及びアナログケーブル、等の他の物理的なケーブルで行われてもよい。さらに、コンテンツ再生装置200の入力部101への接続は、物理的なケーブルを介した接続だけでなく、オーディオ信号を伝送する無線通信による接続も含んでもよい。無線通信には、無線LAN通信及びBluetooth(登録商標)通信を含む。
メモリ104には、プログラムが記憶されている。このプログラムは、CPU103によって読み出されて実行される。これにより、CPU103は、入力部101、DSP102、出力部105、及びRFIC106の制御を行う。
出力部105は、入力された各オーディオ信号を増幅して、複数のスピーカ300(スピーカ300FL、スピーカ300SL、スピーカ300C、スピーカ300SR、及びスピーカ300FR)に出力する。本実施形態では、各スピーカ300は、スピーカケーブルを介してAVレシーバ100のスピーカコネクタに接続されている。ただし、出力部105は、さらに多くのスピーカが接続可能であり、例えば、7.1チャンネルのマルチチャンネルサラウンドサウンドに対応した複数のスピーカが接続可能である。また、複数のスピーカ300と出力部105との接続は、物理的なスピーカケーブルに限らず、無線通信(例えばBluetooth通信)で接続されてもかまわない。
RFIC106は、CPU103の制御により、無線通信用のアンテナ(不図示)を用いて、携帯端末400と各種情報の送受信を行う。
DSP102は、CPU103の制御に従って、入力部101から入力された各オーディオ信号に所定の処理(例えば音量調整及びイコライザ処理、等)を施す。利用者は、これら処理に関する設定をAVレシーバ100の操作ボタン(例えば音量変更ツマミ、及び周波数変更ツマミ等。ただし不図示。)を用いて行う。AVレシーバ100の操作ボタンは、音響処理に特化したものである。
次に、携帯端末400は、CPU401、LCD402、タッチパネル403、及びRFIC404を備えている。これら構成は、共通のBUSに接続されている。
CPU401は、LCD402、タッチパネル403、及びRFIC404を統括的に制御する。RFIC404は、CPU401の制御により、無線通信用のアンテナ(不図示)を用いて、AVレシーバ100のRFIC106と各種情報の送受信を行う。
LCD402及びタッチパネル403は、重なって配置されている。CPU401は、タッチパネル403で受け付けた利用者のタッチ操作に基づいてLCD402の表示内容を変更する。これにより、携帯端末400は、GUI(;Graphical User Interface)を実現する。
例えば、携帯端末400は、設定開始の操作入力をタッチパネル403で受け付けると、設定のガイダンスメッセージ及びソフトウェアキーボードをLCD402に表示し、設定に関するキー入力操作をタッチパネル403で受け付ける。このように携帯端末400は、GUIを実現しているため、利用者に容易に設定に関する操作入力をさせることができる。
本実施形態では、利用者は、AVレシーバ100の入力部101及び出力部105に接続された機器(複数のコンテンツ再生装置200及び複数のスピーカ300)の接続態様に関する設定を携帯端末400に対して行う。接続態様に関する設定には、各チャンネルへのスピーカ300の接続有無、スピーカシステム構成(例えば2チャンネル及び5チャンネル)、等が含まれる。さらに、接続態様に関する設定には、各コンテンツ再生装置200の接続有無、各コンテンツ再生装置200の接続コネクタ番号、各コンテンツ再生装置200の種類(プレーヤ、PC、及びビデオカメラといった装置の種類)、各コンテンツ再生装置200の製造者、各コンテンツ再生装置200の機種名(プレーヤ、PC、及びビデオカメラの機種名)、等が含まれる。
図2に示すように、AVレシーバ100は、収音部11、検出部12、判断部13、及び通信部14の各機能を実現している。携帯端末400は、通信部41、制御部42、操作入力部43、及び表示部44の各機能を実現している。なお、図2において、情報の送受信を実線に示し、オーディオ信号の送受信を点線に示している。また、上述のように、AVレシーバ100と携帯端末400との間の情報の送受信は、無線通信により行われている。また、収音部11、検出部12、及び判断部13は、入力部101、出力部105、CPU103及びDSP102によって実現されている。
収音部11は、テスト音のオーディオ信号をチャンネル毎に出力する。収音部11は、マイク107から収音信号が入力される。収音部11は、複数のチャンネルに対応した複数の収音信号を収音結果として検出部12に出力する。
検出部12は、収音部11からの収音結果に基づいて、チャンネル毎にスピーカ300が接続されているか否かを検出するものである。より具体的には、検出部12は、チャンネル毎の収音信号のレベルが所定の閾値以上であると、当該チャンネルにいずれかのスピーカ300が接続されていると検出する。検出部12は、チャンネル毎にスピーカ300が接続されているか否かを示す情報を検出結果として判断部13に出力する。この検出結果は、AVレシーバ100に接続された複数のスピーカ300の実際の接続態様に対応する。
また、検出部12は、入力部101の各HDMIコネクタにいずれかのコンテンツ再生装置200が接続されているか否かを検出する。より具体的には、検出部12は、入力部101のHDMIコネクタからHDMI−CEC(;Consumer Electronics Control)フォーマットに適合した検出信号を送信する。検出部12は、HDMI−CECフォーマットに適合した検出結果信号が入力される。検出結果信号には、コンテンツ再生装置200の種類及び機種名、等の情報が含まれる。検出部12は、この検出結果信号に示す検出結果も判断部13に出力する。検出結果信号は、AVレシーバ100に接続された複数のコンテンツ再生装置200の実際の接続態様に対応する。
判断部13は、検出部12に検出結果に示す実際の接続態様と、携帯端末400から取得した設定情報に示す接続態様との相違を判断する。携帯端末400からの設定情報は、通信部14から入力される。判断部13は、接続態様の相違の判断結果を通信部14に出力する。判断結果には、各チャンネルへのスピーカ300の接続有無、スピーカシステム構成、等に相違があるか否かを示す情報が含まれる。さらに、判断結果には、各HDMIコネクタへのコンテンツ再生装置200の接続有無、接続コネクタ番号、種類、製造者、及び機種名、等に相違があるか否かを示す情報が含まれる。
通信部14は、判断部13からの判断結果を携帯端末400の通信部41に送信する。通信部14は、携帯端末400の通信部41から設定情報を受信する。
携帯端末400の制御部42は、AVレシーバ100の入力部101及び出力部105に接続された機器(複数のコンテンツ再生装置200及び複数のスピーカ300)の接続態様に関する設定情報を操作入力部43から取得すると、通信部41を介してAVレシーバ100の通信部14に送信する。制御部42は、通信部41を介してAVレシーバ100の判断部13の判断結果を取得すると、当該判断結果に基づいた表示を表示部44に行わせる。
ただし、携帯端末400は、設定の操作入力及び判断結果に基づいた表示を実現するプログラムを自装置に備えなくてもよい。例えば、AVレシーバ100は、携帯端末400が汎用的なWEBブラウザを介して自装置にアクセスすると、設定入力用のWEBアプリケーションを携帯端末400に実行させて、設定操作入力を取得する。そして、AVレシーバ100は、WEBアプリケーションを介して取得した設定情報に示す接続態様と、検出された実際の接続態様との相違に基づいた表示を、携帯端末400で動作している当該WEBアプリケーションに実行させる。
AVレシーバ100及び携帯端末400の各機能部は、以下のように動作して、利用者にAVレシーバ100に接続された機器の接続態様を確認させる接続確認処理を行う。
図3(A)に示すように、制御部42は、携帯端末400の操作入力部43が利用者から接続態様に関する設定の操作入力を受け付けると(S1)、当該設定情報を通信部41に送信させる(S2)。
すると、図3(B)に示すように、AVレシーバ100の通信部14は、通信部41からの設定情報を受信する(S11)。そして、AVレシーバ100は、複数のスピーカ300の接続有無を検出する(S12)。より具体的には、収音部11は、チャンネル毎にテスト音のオーディオ信号を出力する。収音部11は、対応するチャンネルにいずれかのスピーカ300が接続されていると、当該スピーカ300が出力したテスト音を収音する。検出部12は、各収音信号のレベルが所定の閾値以上であると、当該収音信号に対応するチャンネルにいずれかのスピーカ300が接続されていると検出する。
検出部12は、ステップS12において、HDMI規格で接続された各コンテンツ再生装置200の検出も行う。より具体的には、検出部12は、各HDMIコネクタからHDMI−CECフォーマットに適合した検出信号を出力する。いずれかのコンテンツ再生装置200がHDMIコネクタに接続され、かつHDMI−CECフォーマットの検出信号に応答すると、検出部12は、当該コンテンツ再生装置200からHDMI−CECフォーマットの検出結果信号を受信する。これにより、検出部12は、入力部101の各HDMIコネクタに接続されたコンテンツ再生装置200の接続有無、種類、及び機種名、等の接続態様を検出することができる。ただし、AVレシーバ100は、ステップS12の処理を、ステップS11の処理の前に行ってもよい。
次に、判断部13は、ステップS12で取得された検出結果に示す実際の接続態様と、ステップS11で受信した設定情報に示す接続態様との相違を判断する(S13)。そして、通信部14は、判断部13の判断結果の情報を通信部41に送信する(S14)。すると、携帯端末400の通信部41は、通信部14から送信された判断結果の情報を受信する(S3)。そして、制御部42は、判断結果に基づいた表示を表示部44に行わせる(S4)。
本実施形態1に係る接続確認処理の例を図4(A)及び図4(B)を用いて説明する。図4(A)は、利用者の接続例を説明するための出力部と各スピーカとの接続を示す図であり、図4(B)は、携帯端末の表示例を示す図である。
図4(A)に示す接続例では、利用者は、サラウンドバックスピーカを含めた7チャンネル(FL、FR、C、SL、SR、SBL、及びSBR)のサラウンドサウンドを聴くための接続設定を携帯端末400に対して行っているものとする(S1)。
図4(A)に示す接続例では、スピーカ300FL、スピーカ300FR、スピーカ300SL、スピーカ300SR、及びスピーカ300Cは、対応するチャンネル用のスピーカコネクタ15に接続されているが、サラウンドバック用のスピーカ300SBLは、プレゼンススピーカ用のスピーカコネクタ15PLに接続され、サラウンドバック用のスピーカ300SBRは、プレゼンススピーカ用のスピーカコネクタ15PRに接続されている。プレゼンススピーカであるスピーカ300PL及びスピーカ300PRは、いずれのスピーカコネクタ15にも接続されていない。すなわち、図4(A)に示す接続例は、サラウンドバック用スピーカの接続を利用者が誤っている例である。
図4(A)に示す接続例では、検出部12は、FL、FR、SL、SR、C、PL、及びPRチャンネルにスピーカ300が接続されていると検出する(S2)。検出部12は、FL、FR、SL、SR、C、PL、及びPRチャンネルに接続された各スピーカ300が、スピーカ300FL、スピーカ300FR、スピーカ300SL、スピーカ300SR、スピーカ300C、スピーカ300PL、及びスピーカ300PRであると見做して検出する。従って、判断部13は、設定情報に示す接続態様(サラウンドバックスピーカを含めた7チャンネル)と、検出された実際の接続態様(プレゼンススピーカを含めた7チャンネル)とに相違があると判断する(S13)。
すると、図4(B)に示すように、携帯端末400のLCD402には、接続確認結果として、領域500に示す接続設定、領域501に示す検出結果(実際の接続態様に対応する。)、領域502に示す設定ガイダンスメッセージ、及び領域503に示す参考図が表示される(S4)。なお、領域503に示す参考図は、AVレシーバ100の各種コネクタ群が配置されている面の模式図である。
携帯端末400は、設定情報に示す接続態様と検出結果に示す実際の接続態様とに相違があるため、領域502の設定ガイダンスメッセージに示すように、相違がある旨を表示し、かつ接続の修正を促す旨を表示する(S4)。また、携帯端末400は、領域503内の強調領域504(図4(B)の薄墨に示す範囲)に示すように、相違があるスピーカコネクタを強調して表示するため、正しい接続を利用者に理解させやすくすることができる。
以上のように、接続確認システム900は、設定情報に示す接続態様と、検出結果に示す実際の接続態様との相違を表示する。その結果、利用者は、実際の接続に誤りがあるか否かを確認することができ、所望の接続態様にすることができる。
また、接続確認システム900は、図4(A)に示す接続誤りに限らず、携帯端末400が設定情報に示すチャンネル数と検出したチャンネル数との相違に基づいた表示を行うことにより、利用者に接続忘れ(検出したチャンネル数が設定したチャンネル数より少ない場合)又は余分な接続(検出したチャンネル数が設定したチャンネル数より多い場合)をしていることを確認させることもできる。
また、接続確認システム900は、GUIを実現した携帯端末400に対して利用者が接続設定を行うため、利用者に容易に接続設定を入力させることができる。さらに、利用者は、設定の操作入力を受け付ける携帯端末400が表示を実現するため、設定の操作入力と接続態様の相違の確認を1台の携帯端末400で行うことができる。
次に、図4(A)及び図4(B)に示す例では、利用者によるスピーカ300の接続に誤りがあったが、利用者の設定に誤りがある場合について、図5(A)及び図5(B)を用いて説明する。図5(A)は、利用者の接続例を説明するための出力部と各スピーカとの接続を示す図であり、図5(B)は、携帯端末の表示例を示す図である。
図5(A)に示す接続例では、利用者は、2チャンネルのステレオサウンドを聴くために、スピーカ300FL、及びスピーカ300FRを用いることを望んでいるものとする。図5(A)に示す接続例では、スピーカ300FL及びスピーカ300FRは、それぞれ正しくスピーカコネクタ15FL及びスピーカコネクタ15FRに接続されている。サブウーファ用のスピーカコネクタ15SWには、いずれのスピーカ300も接続されていない。
しかしながら、図5(A)に示す接続例では、利用者は、携帯端末400に対して、スピーカ300FL、スピーカ300FR、及びスピーカ300SW(;Sub Woofer)を用いた2.1チャンネルのサラウンドサウンドを接続態様として設定しているものとする。すなわち、図5(A)及び図5(B)に示す例では、利用者の接続設定に誤りがある。
図5(A)に示す接続例において、検出部12は、実際のスピーカシステム構成を2チャンネルと検出し、FLチャンネル及びFRチャンネルに接続された各スピーカ300をスピーカ300FL及びスピーカ300FRであると見做して検出する。従って、判断部13は、検出結果に示す実際の接続態様と、設定情報に示す接続態様とに相違があると判断する。
そこで、携帯端末400は、図5(B)に示すように、相違がある旨、及び接続の修正又は設定の修正を促す旨を領域502に表示する。これにより、利用者は、自身の接続設定に誤りがあると気付き、設定の修正入力を行うことにより所望の接続態様とすることができる。
以上の例は、各スピーカ300の接続態様について接続確認処理を行っていたが、各コンテンツ再生装置200の接続態様についても接続確認処理を行ってもよい。
図6(A)は、利用者の接続例を説明するための入力部と各コンテンツ再生装置との接続を示す図であり、図6(B)は、携帯端末の表示例を示す図である。
図6(A)に示す接続例では、利用者は、BDプレーヤ201、PC202、及びビデオカメラ203のコンテンツの音を聴きたいと望んでいるものとする。図6(A)に示す接続例では、利用者は、HDMIコネクタ101A(コネクタ番号1)にBDプレーヤ201を接続し、HDMIコネクタ101B(コネクタ番号2)にPC202を接続し、HDMIコネクタ101C(コネクタ番号3)にビデオカメラ203を接続することを接続態様として携帯端末400に設定しているものとする。
図6(A)に示す接続例では、BDプレーヤ201は、正しくHDMIコネクタ101Aに接続され、PC202は、HDMIコネクタ101Bに接続されているが、ビデオカメラ203は、いずれのHDMIコネクタにも接続されていない。すなわち、図6(A)に示す接続例は、利用者がビデオカメラ203の接続を忘れている例である。
従って、HDMI−CECフォーマットの検出結果信号は、BDプレーヤ201及びPC202から返送されるが、ビデオカメラ203から返送されない。これにより、検出部12は、コネクタ番号1にBDプレーヤ201が接続され、コネクタ番号2にPCが接続されていると検出する。
そこで、携帯端末400は、LCD402の領域500に接続設定に示す接続態様を表示し、領域501に検出結果に示す実際の接続態様を表示する。携帯端末400は、HDMI接続について、設定情報に示す接続態様と検出結果に示す実際の接続態様とに相違がある旨、及び接続又は設定の修正を促す旨を領域502に表示する。さらに、携帯端末400は、接続誤りの修正のために、領域503に参考図を表示し、強調領域506に示すように、接続誤りがあると判断したコネクタ番号3のHDMIコネクタを強調表示する。
なお、AVレシーバ100は、スピーカケーブル及びHDMIケーブルを介した接続に限らず、物理的なケーブルを介さない無線通信による接続についても、接続態様を検出してもよい。
例えば、検出部12は、Bluetoothプロファイルを求めることにより、入力部101にBluetooth通信で接続されるべきコンテンツ再生装置200の接続有無及び種類、等を検出する。また、検出部12は、出力部105にBluetooth通信で接続されたスピーカ300を検出してもよい。さらに、検出部12は、Bluetooth通信に限らず、無線LANで接続された機器を検出してもよい。
また、検出部12は、AVレシーバ100に直接接続された機器に限らず、ネットワークを介して接続された機器も検出してもよい。すなわち、検出部12は、AVレシーバ100に論理的に接続された機器を検出してもよい。例えば、検出部12は、ポーリングを行い、入力部101にLAN(;Local Area Network)接続されるべきコンテンツ再生装置200の接続有無及び装置の種類、等を検出する。
また、判断部13の機能は携帯端末400で実現されてもかまわない。すなわち、携帯端末400は、通信部41を介して検出結果を検出部12から取得し、設定情報に示す接続態様と、検出結果に示す実際の接続態様とに相違があるか否かを自装置で判断してもよい。
また、接続確認システム900は、利用者の設定の操作入力を受け付けるために、携帯端末400を備えるに限らず、キーボード及びマウスを有するPCで利用者の設定の操作入力を受け付けてもよい。さらに、接続確認システム900は、表示部を備えず、かつキーボード等の操作受付部のみを備えた装置で操作入力を受け付けて、判断結果に基づいた表示をAVレシーバ100で行ってもよい。
また、接続確認システム900では、接続検出装置としては、AVレシーバ100に限らず、自装置に接続された機器を検出し、かつユーザーインターフェースがシンプルな装置であれば何でもよい。例えば、接続検出装置としては、PAミキサ装置、等の組込装置を用いることができる。
次に、実施形態2に係る接続確認システム900Aについて、図7を用いて説明する。図7は、接続確認システム900Aの構成の一部を示すブロック図である。
接続確認システム900Aは、各スピーカ300の位置を接続態様に含める点において、実施形態1に係る接続確認システム900と相違する。すなわち、接続確認システム900Aでは、利用者は、各スピーカ300の配置に誤りがあるのか、配置の設定に誤りがあるのかを確認することができるため、各スピーカ300の配置を所望の配置にすることができる。接続確認システム900と重複する構成の説明は省略する。
より具体的には、接続確認システム900Aは、AVレシーバ100Aがマイク107A、マイク107X、及びマイク107Yを備える点、マイク107A、マイク107X、及びマイク107Yからの各収音信号が入力部101Aに入力される点、並びに、検出部12Aが各収音信号に基づいて各スピーカ300の位置を検出する点において接続確認システム900と相違する。また、接続確認システム900Aは、携帯端末400に対して各スピーカ300の位置に関する設定の操作入力がされる点において接続確認システム900と相違する。
マイク107A、マイク107X、及びマイク107Y(以下、これらを総括して称する場合は単にマイク107と称す。)は、近接配置されている。より具体的には、マイク107Xは、利用者の聴取位置に配置されたマイク107Aを基準として右方向に所定の距離dだけ離して配置される。マイク107Yは、マイク107Aを基準として前方に所定の距離dだけ離して配置される。ただし、聴取位置からスピーカ300FL及びスピーカ300FRが配置されるべき方向を前方とする。
AVレシーバ100の収音部11Aは、各マイク107から収音信号が入力される。検出部12Aは、各収音信号を収音結果として取得し、音源位置(スピーカ位置)を検出する。
例えば、検出部12Aは、スピーカ300FLの位置(XFL、YFL)をピタゴラスの定理に基づく以下の式によって求める。なお、X軸はマイク107Aの位置からマイク107Xの位置への方位(右方に相当する)に沿い、Y軸はマイク107Aの位置からマイク107Yの位置への方位(前方に相当する)に沿うものとする。
XFL = (d2+r2A_FL−r2X_FL)/2d
YFL = (d2+r2A_FL−r2Y_FL)/2d
ただし、距離dは、上述のように、各マイク107間の距離である。また、距離rA_FLは、スピーカ300FLの位置と、マイク107Aの位置との距離であり、マイク107Aの収音信号に含まれるインパルス応答において、テスト音出力タイミングから直接音が検出されたタイミングまでの時間及び音速に基づいて求められる。同様に、距離rX_FLは、スピーカ300FLの位置と、マイク107Xの位置との距離であり、距離rY_FLは、スピーカ300FLの位置と、マイク107Yの位置との距離である。
同様に、検出部12Aは、収音部11Aがスピーカ300FRからテスト音を出力させた時の収音信号を用いて、スピーカ300FRの位置(XFR、YFR)を検出する。同様に、検出部12Aは、他のチャンネルに接続された各スピーカ300の位置も検出する。
次に、接続確認システム900Aによる接続確認処理の例について図8(A)、図8(B)、図9を用いて説明する。図8(A)は、スピーカ配置を説明するための出力部及び各スピーカの接続を示す図であり、図8(B)は、聴取環境における各スピーカの配置を説明するための聴取環境の平面模式図である。図9は、携帯端末の表示例を示す図である。
図8(A)に示す接続例では、利用者は、プレゼンススピーカを含めた7チャンネル(FL、FR、C、SL、SR、PL、及びPR)のサラウンドサウンドを聴くために、図8(B)に示すように、聴取環境の周囲に各スピーカ300を配置しているものとする。図8(B)に示す例では、プレゼンススピーカであるスピーカ300PL及びスピーカ300PRは、聴取位置の前方に配置され、サラウンドバックスピーカであるスピーカ300SBL及びスピーカ300SBRは、聴取位置の後方に配置されている。
図8(A)に示す接続例では、プレゼンススピーカ用のスピーカコネクタ15PL及びスピーカコネクタ15PRに、誤ってスピーカ300SBL及びスピーカ300SBRが接続されている。プレゼンススピーカであるスピーカ300PL及びスピーカ300PRは、いずれのスピーカコネクタにも接続されていない。
図8(A)に示す接続例では、検出部12は、PLチャンネルのスピーカコネクタ15PLに接続されたスピーカ300SBL、及びPRチャンネルのスピーカコネクタ15PRに接続されたスピーカ300SBRが聴取位置後方に配置されていると見做して検出する。従って、判断部13は、設定情報に示す接続態様(プレゼンススピーカが前方配置される。)と、検出された実際の接続態様(プレゼンススピーカが後方配置されている。)とに相違があると判断する。
そこで、携帯端末400は、図9の表示例に示すように、スピーカ配置について、設定情報に示す接続態様と、検出結果に示す実際の接続態様とに相違がある旨、等をLCD402の領域502に表示する。その結果、利用者は、スピーカ配置に誤りがあると気付き、スピーカ配置について所望の接続態様にすることができる。
また、携帯端末400は、図9の領域503に示す参考図として、検出結果に基づいた各スピーカ300の実際の配置を領域507に表示し、設定情報に基づいた各スピーカ300の配置を領域508に表示している。そして、携帯端末400は、各スピーカ300の配置について、設定上の配置と実際の配置との相違を強調領域509A及び強調領域509Bに表示している。利用者は、携帯端末400が各スピーカ300の配置を図で表示するため、直感的に配置設定に誤りがあるのか、実際の配置に誤りがあるのかを理解することができる。
以上の例では、AVレシーバ100及びAVレシーバ100Aは、自装置に直接的に接続された機器の接続態様について、接続確認処理を行っていたが、以下のように、自装置に間接的に接続された機器の接続態様について接続確認処理を行ってもよい。
図10は、実施形態3に係る接続確認システムの構成の一部を示すブロック図である。図11は、実施形態3に係るAVレシーバ及び携帯端末の機能ブロック図である。実施形態3に係る接続確認システム900Bは、ミキサ204を介して間接的に接続された機器(マイク204B1、及びギター204B2)の接続態様について、利用者からの設定情報と、検出結果に示す実際の接続態様との相違を判断し、携帯端末400が当該相違に基づいた表示を行うものである。
ミキサ204は、オーディオケーブルでAVレシーバ100Bの入力部101Bに接続されている。マイク204B1及びギター204B2は、それぞれオーディオケーブルでミキサ204に接続されている。マイク204B1は、収音して生成したオーディオ信号に機器固有のID情報を重畳してミキサ204に出力する。ギター204B2は、利用者の操作に基づいて楽音を生成し、楽音のオーディオ信号に機器固有のID情報を重畳してミキサ204に出力する。
ミキサ204は、入力された各オーディオ信号からID情報を抽出する。ミキサ204は、入力された各オーディオ信号を混合し、混合したオーディオ信号に対して、抽出したID情報、及び自装置のID情報の組を、自装置が親機(マイク204B1及びギター204B2を子機と見做す)であるとわかるように、重畳する。これにより、重畳された情報には、各機器の接続の親子関係が含まれるようになる。なお、オーディオ信号への情報の重畳は、オーディオ信号で通常使用する帯域より高い帯域(例えば20kHz以上)で行われることが望ましい。
AVレシーバ100Bの検出部12Bは、図11に示すように、複数のID情報が重畳されたオーディオ信号が入力される。検出部12Bは、入力されたオーディオ信号から複数のID情報を抽出する。検出部12Bは、入力されたオーディオ信号には接続の親子関係を示す情報も含まれるため、ミキサ204にマイク204B1及びギター204B2が接続されていると検出する。
これにより、携帯端末400は、利用者が携帯端末400に入力したミキサ204に接続された機器の接続態様と、検出部12Bが検出したミキサ204の実際の接続態様との相違に基づいた表示を行うことができる。
さらに、接続確認システム900Bは、AVレシーバ100Bの入力部101Bに1台のミキサ204ではなく、複数のミキサ204が多段に接続されてもよい。複数のミキサ204が多段に接続された複雑な配線であっても、接続確認システム900Bは、利用者の設定情報に示す接続態様と、検出した実際の接続態様との相違に基づいた表示を行うため、利用者に設定に誤りがあるのか、接続に誤りがあるのかを気付かせることができる。
次に、上記実施形態1の第1の変形例について説明する。図12は、第1の変形例について説明するための図である。具体的には、図12は、当該第1の変形例における携帯端末の処理のフローの概要を示す。なお、下記においては、理解の容易化のため、AVレシーバ100が、HDMI入力としてAV1乃至AV7を有し、HDMI出力としてHDMI OUT1、HDMI OUT2を有する場合を例として説明する。また、ユーザの接続を希望する機器が、BDプレーヤ、STB、テレビモニターである場合について説明する。下記フローの概要は一例であって、本変形例は下記フローの概要に限定されるものではない。
図12に示すように、ユーザは、設定支援アプリケーションがインストールされた携帯端末400の設定画面において、接続を希望するHDMI機器を入力する(S101)。上記例の場合、例えば、ユーザはHDMI入力としてBDプレーヤ、STB、TVモニタの接続を希望していることから、これらの機器を識別するための機器IDを携帯端末400の操作入力部43を用いて入力する。なお、本変形例においては当該設定支援アプリケーションが携帯端末400にインストールされている場合を例として説明するが、本変形例はこれに限られず、当該設定支援アプリケーションは、他の機器にインストールして使用されるように構成してもよい。
携帯端末400は、入力された機器(例えば、機器ID)に基づいて、推奨される接続方法(推奨接続情報)を取得し表示部44に表示する(S102)。具体的には、例えば、当該推奨接続情報は、当該機器の接続がHDMI端子を用いることが推奨であることを表す情報であって、ユーザが接続を希望する機器毎にあらかじめ関連付けられた情報に相当する。より具体的には、上記例の場合、例えば、図13に示すように、BDプレーヤにつきAV1、STBにつきAV3、TVモニタにつきHDMI OUT1を接続する推奨接続方法が登録されている場合には、携帯端末400は、BDプレーヤにつきAV1、STBにつきAV3、TVモニタにつきHDMI OUT1に接続することを表す推奨接続情報を取得し、携帯端末400の画面に表示する。なお、図13に示した推奨接続情報は一例であって、これに限定されるものではない。また、当該推奨接続情報は、例えば、接続されるHDMI機器の組み合わせに基づいて決定されるなど他の方法によって取得されるように構成してもよい。ユーザは、S102で表示された接続方法を参照しつつ、ユーザの所望の接続方法を入力し、携帯端末400は、当該所望の接続方法を表す情報(所望接続情報)を取得する(S103)。当該所望接続情報とは、例えば、図13に示した推奨接続情報と同様に、例えば、機器IDとHDMI端子とを関連付けた情報に相当する。なお、本変形例においては、推奨される接続方法が所望の接続方法に合致するものとして説明するが、ユーザは、推奨される接続方法を変更できるように構成してもよい。そして、ユーザは表示された接続方法を参照しつつ、本体に機器を接続する。
携帯端末400は、所望接続情報に基づいて、AVレシーバ100の設定に関する本体設定情報を取得する(S104)。ここで、例えば、当該本体設定情報は、接続態様に関する設定を表す情報であって、機器毎に入力端子、出力端子等を関連付けた情報に相当する。本変形例においては、例えば、図14に示す2の本体設定情報(SCENE1及びSCENE2)が取得された場合を例として説明する。なお、本体設定情報は、例えば、入力設定、HDMI出力端子、再生モードの設定、その他、トーンコントロールなどの音声設定、各映像コンテンツに応じた音場設定、ビデオモードなどの映像設定などの各種設定を表す情報を含むように構成してもよい。
携帯端末400は、AVレシーバ100が取得したAVレシーバ100の各端子と各HDMI機器間の接続状態を表す接続状態情報を取得する(S105)。具体的には、接続状態情報は、例えば、HDMI入力:AV1にBDプレーヤが接続されていること等を表す情報に相当する。なお、当該接続状態の検出は、AVレシーバ100がHDMI EDID/CECを用いて実現する。また、当該接続状態情報の取得は、携帯端末400からの指示に基づいて行われるように構成してもよい。
携帯端末400は、S104で取得された本体設定情報が表すHDMI端子とHDMI機器の接続関係と、接続状態情報が表すHDMI端子とHDMI機器の接続関係とが一致するか否かを判定する(S106)。当該判定は、例えば、携帯端末400の制御部42により行われる。具体的には、例えば、本体設定情報が図13に示すようにBDプレーヤにつきHDMI端子:AV1の接続関係を表す場合において、接続状態情報がBDプレーヤにつきHDMI端子:AV1に接続されていることを表している場合には一致していると判定する等である。
一致していないと判定した場合には、一致していない接続関係を表す不一致接続関係情報をユーザに通知する(S107)。具体的には、例えば、上記例において、ユーザがBDプレーヤをHDMI入力:AV1に接続したが、誤って、STBをHDMI入力:AV5に接続し、TVモニタをHDMI出力:HDMI OUT2に接続した場合、本体設定情報はSCENE2に示すようにSTBの接続先はHDMI入力:AV3であるので、入力がないこととなる。同様に、TVモニタの接続先は、HDMI OUT1であるので、出力がないこととなる。この場合、不一致接続関係情報は、例えば、STBについて、HDMI入力:AV3の代わりにAV5に接続されていることを表す情報を含む。当該通知は、例えば、不一致接続関係情報を表す情報の表示部44への表示に相当する。
次に、携帯端末400の制御部42は、接続状態情報に基づいて本体設定情報が表す接続関係を変更で対応可能か否か、つまり、接続状態情報に応じて接続関係を変更可能か否か判定する(S108)。例えば、上記例の場合、SCENE2の本体設定情報におけるHDMI出力:HDMI OUT1からHDMI出力:HDMI OUT2に変更すれば対応可能であるので、対応可能であると判定する。一方、例えば、ユーザが誤ってTVモニタをHDMI入力:AV2に接続した場合、入出力が異なり、本体設定情報の変更では対応できないことから対応不可と判定する。なお、上記対応可能か否かの判定は、例示であって、これに限定されるものではない。また、当該判定結果(例えば、本体設定情報の変更で対応可能である旨の表示部44への表示等)についてもユーザに通知されるように構成してもよい。当該判定は、例えば、携帯端末400の制御部42により行われる。
対応可能と判定した場合には、本体設定情報が表す接続関係を変更した本体設定情報を生成する(S109)。具体的には、例えば、上記例の場合、SCENE2の本体設定情報におけるHDMI出力をHDMI出力:HDMI OUT2に変更した本体設定情報を生成する。なお、当該生成は、例えば、制御部42より行われる。
携帯端末400は、本体設定情報をAVレシーバ100に送信する(S110)。具体的には、携帯端末400は、S106で接続関係が一致すると判定された場合にはS104で取得した本体設定情報を、通信部41を介して送信する。または、携帯端末400は、S109で生成された本体設定情報を送信する。AVレシーバ100は、受信した本体設定情報を反映する。そして、処理を終了する。なお、当該送信は、例えば、通信部41を介して行われる。
一方、S108で対応不可と判定した場合、接続の修正をユーザに通知する(S111)。具体的には、例えば、表示部44において、「接続を修正してください」などのメッセージを表示する等である。ここで、上記不一致接続情報が表示されるように構成してもよい。これにより、ユーザは不一致接続情報を参照しつつ、接続を修正することができる。そして、S105に戻る。再度接続関係が一致しているか否か等の判定が行われる。
なお、上記第1の変形例は一例であって、上記第1の変形例と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成等で置き換えてもよい。
例えば、上記においては携帯端末400側でS106やS108の処理等を行う場合について説明したが、下記第2の変形例のように、AVレシーバ100側で行うように構成してもよい。具体的には、図15及び図16を用いて説明する。
図15及び図16は、上記実施形態1の第2の変形例について説明するための図である。図15は、第2の変形例における携帯端末の処理のフローの概要を示し、図16は、第2の変形例におけるAVレシーバの処理のフローの概要を示す。なお、下記においては上記第1の変形例と同様の処理等については説明を省略する。
図15に示すように、ユーザは、携帯端末400の設定支援アプリケーションの設定画面において、接続を希望するHDMI機器を入力する(S201)。携帯端末400は、入力されたHDMI機器に基づいて、推奨される接続方法(推奨接続情報)を取得し画面に表示する(S202)。
ユーザは、S202で表示された接続方法を参照しつつ、ユーザの所望の接続方法を入力し、携帯端末400は、当該所望の接続方法を表す情報(所望接続情報)を取得する(S203)。そして、ユーザは表示された接続方法を参照しつつ、AVレシーバ100にHDMI機器を接続する。
携帯端末400は、取得された接続情報に基づいて、本体設定情報を生成し、AVレシーバ100に送信する(S204)。携帯端末400は、不一致接続情報をAVレシーバ100から取得したか否かを判定する(S205)。当該判定は、例えば、制御部42で行われる。取得したと判定した場合には、不一致接続情報をユーザに通知する(S206)。一方、取得していないと判定した場合には、処理を終了する。具体的には、例えば、S204の本体設定情報送信後、所定期間以内に不一致接続情報を取得しない場合には、取得していないと判定するように構成する。
携帯端末400は、修正通知指示をAVレシーバ100から取得したか否かを判定する(S207)。取得したと判定した場合には、携帯端末400は、接続の修正をユーザに通知する(S208)。そして、S205に戻る。なお、当該通知は、上記と同様に、例えば、表示部44において、「接続を修正してください」などのメッセージの表示等に相当する。一方、取得していないと判定した場合には、処理を終了する。なお、例えば、S205で不一致接続情報を取得してから所定期間内に修正通知指示をAVレシーバ100から取得しなかった場合には、修正通知指示を取得しなかったと判定するように構成する。
次に、本変形例におけるAVレシーバ100の処理のフローの概要について図16で説明する。なお、下記フローの概要については一例であって、本変形例は下記フローの概要に限定されるものではない。
AVレシーバ100は、本体設定情報を取得する(S301)。AVレシーバ100は、HDMI機器とAVレシーバ100のHDMI端子の接続状態を表す接続状態情報を取得する(S302)。
AVレシーバ100は、取得した接続状態情報を携帯端末400に送信する(S303)。AVレシーバ100は、S301で取得した本体設定情報が表すHDMI端子と機器の接続関係と、接続状態情報が表すHDMI端子とHDMI機器の接続関係とが一致するか否かを判定する(S304)。
AVレシーバ100は、一致していないと判定した場合には、一致していない接続関係(不一致接続情報)を携帯端末400に送信する(S305)。AVレシーバ100は、接続状態情報に基づいて本体設定情報が表す接続関係を変更で対応可能か否か判定する(S306)。
AVレシーバ100は、対応可能と判定した場合には、本体設定情報が表す接続関係を変更した本体設定情報を生成する(S307)。AVレシーバ100は、本体設定情報を反映する(S308)。具体的には、S304で接続関係が一致すると判定された場合には、S301で取得した本体設定情報を反映する。または、S307で生成された本体設定情報を反映する。そして、処理を終了する。一方、S306において、接続関係の変更で対応不可と判定した場合には、接続修正通知を行う指示を携帯端末400に送信する(S309)。そして、S302に戻る。
なお、本変形例においては、接続関係の変更で対応可能か否かについてユーザへの通知を行わない場合について説明したが、上記第1の変形例と同様に当該通知を行うように構成してもよい。また、変更した本体設定情報を携帯端末400に送信するように構成してもよい。
上記第1及び第2の変形例によれば、ユーザがHDMI機器とHDMI端子との接続を誤った場合においても、本体設定情報の変更で対応が可能であれば、本体設定情報の変更で対応することができ、ユーザの利便性をより向上させることができる。より具体的には、例えば、HDMI機器とHDMI端子との接続を誤った場合に常にユーザに接続を修正させる必要がなくなる。
本発明は、第1及び第2の変形例に限定されるものではなく、上記第1及び第2の変形例で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。例えば、上記第1及び第2の変形例においては、主に、上記設定支援アプリケーションが携帯端末400にインストールされている場合を例として説明したが、その他の機器、例えば、AVレシーバ100自体にインストールされるように構成してもよい。
次に、上記実施形態2の変形例について説明する。図17は、上記実施形態2の変形例について説明するための図である。具体的には、図17は、実施形態2の変形例2における携帯端末の処理のフローの概要を示す。なお、上記実施形態1の変形例1及び2と同様である点については説明を省略する。また、下記フローの概要については一例であって、本変形例は下記フローの概要に限定されるものではない。
図17に示すように、ユーザは、携帯端末400の設定支援アプリケーションの設定画面において、接続を希望する機器(スピーカを含む)を入力する(S401)。具体的には、例えば、ユーザの入力に応じて、携帯端末400は、機器ID及び各スピーカを表すスピーカIDを取得する。ここで、各スピーカとは、例えば、左フロントスピーカ、右フロントスピーカ、センタースピーカ、左サラウンドスピーカ、右サラウンドスピーカ等に相当する。
携帯端末400は、入力された機器ID及びスピーカIDに基づいて、推奨される接続方法(推奨接続情報)を取得し画面に表示する(S402)。なお、当該推奨接続情報は、機器のAVレシーバ100への接続に加えて、スピーカのAVレシーバ100への接続に関する情報を含む。
ユーザは、S402で表示された推奨接続方法を参照しつつ、ユーザの所望の接続方法を入力し、携帯端末400は、当該所望の接続方法を表す情報(所望接続情報)を取得する(S403)。そして、ユーザは表示された接続方法を参照しつつ、AVレシーバ100の端子に機器及びスピーカを接続する。なお、当該推奨接続方法は、各スピーカとAVレシーバ100の端子との接続関係を表す情報を含む。
携帯端末400は、取得された接続情報に基づいて、AVレシーバ100のあるべき本体設定情報を生成し、AVレシーバ100に送信する(S404)。ここで、本体設定情報は、各スピーカへの出力に関する設定を含む。
携帯端末400は、AVレシーバ100に本体設定情報で特定されるスピーカに対して放音させる放音指示を送信する(S405)。
携帯端末400は、放音指示に応じて放音された音を収音する(S406)。ここで、上記実施形態2においては、AVレシーバ100Aがマイク107A、107X、Yを有する場合について説明したが、本変形例においては、携帯端末400がマイクを有し、当該マイクで放音された音を収音する。この場合、携帯端末400が所定の位置で収音するような位置に携帯端末400を移動させるようユーザに通知するよう構成してもよい。
携帯端末400は、収音結果に基づいてスピーカ位置を検出する(S407)。当該検出は、例えば携帯端末400の制御部42で行われる。また具体的な検出方法については、上記第2の実施形態と同様であるため説明を省略する。
携帯端末400は、検出したスピーカ位置と、所望接続情報が示すスピーカに対応する位置が一致するか否かを判定する(S408)。具体的には、例えば、当該本体設定情報は、スピーカ位置を表す情報を含み、携帯端末400の制御部42が、当該本体設定情報が示すスピーカ位置と、検出したスピーカ位置が一致するか否かを判定する。
携帯端末400は、一致すると判定した場合には、本体設定情報をAVレシーバ100に反映する反映指示を送信する(S409)。当該反映指示に基づいてAVレシーバ100は、当該本体設定情報を反映する。
一方、携帯端末400は、一致しないと判定した場合には、一致していない接続関係を表す不一致接続関係情報をユーザに通知する(S410)。具体的には、例えば、センタースピーカが左サラウンドバックスピーカの接続端子に接続されている等を表す不一致接続関係情報を表示部44に表示する等である。また、当該通知は、例えば、ユーザの接続を修正することを促すメッセージを含むように構成してもよい。そして、当該通知に応じてユーザはスピーカ接続を修正し、S405に戻る。
本発明は、上記実施形態2の変形例に限定されるものではなく、当該変形例で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。
例えば、上記変形例においては、主にスピーカの接続に関して説明したが、上記変形例1及び変形例2と同様に、機器の接続についても接続関係が一致しているか否か等を判定するように構成してもよい。また、上記においては、携帯端末400側でスピーカ位置を検出する構成について説明したが、上記変形例において、実施形態2と同様にスピーカの検出をAVレシーバ100側で行うように構成してもよい。更に、上記においては、スピーカを含めた機器を入力等する場合について説明したが、スピーカのみを入力し、スピーカの接続を検出等するように構成してもよい。
なお、請求の範囲における接続検出装置は、機器等の接続を検出する機能を有する装置に相当する、つまり、当該接続検出装置は、例えば、AVレシーバ100で接続を検出する場合には、AVレシーバ100に相当し、携帯端末400で接続を検出する場合には、携帯端末400に相当する。また、特許請求の範囲における接続態様の設定は、例えば、上記本体設定情報を含む。
上記のように、本発明のある側面は、互いに通信する接続検出装置、及び情報処理装置、からなる接続確認システムであって、前記情報処理装置は、前記接続検出装置に接続されるべき機器の接続態様に関する設定入力を受け付ける受付部、を備え、前記接続検出装置は、実際に接続された機器の接続態様を検出する検出部、を備え、前記検出部が検出した実際の接続態様、及び前記受付部で受け付けられた設定に示す接続態様、の相違を判断する判断部、を前記接続検出装置又は前記情報処理装置に備え、前記情報処理装置は、前記判断部の判断結果に基づいて表示を行う表示部、を備える。
接続検出装置は、例えば、チャンネル毎にオーディオ信号をスピーカに出力する音響処理装置であり、前記接続態様は、音響処理装置と前記スピーカとの接続の態様であり、前記検出部は、前記スピーカにテスト音のオーディオ信号を出力し、マイクで前記テスト音を収音することにより、各チャンネル及び各スピーカの実際の接続態様を検出する。
情報処理装置は、例えば、受付部としてマウス及びキーボードを備えたコンピュータ、並びに、受付部及び表示部としてタッチパネル付き表示器を備えた携帯端末であり、後述する接続確認プログラムを含む各種アプリケーションプログラムを実行する。
接続検出装置への接続とは、ケーブルを介した物理的な接続に限らず、2台の機器間で直接的に無線通信する接続も含む。無線通信とは、例えば無線LAN及びBluetooth(登録商標)通信である。接続態様とは、例えば、接続検出装置の各コネクタへの機器の接続の有無、及び接続された機器の台数である。
例えば、従来の音響処理装置は、実際に接続されたスピーカを自動検出し、電源ボタン及び音量変更ツマミやカーソルキーのみで利用者の操作入力を受け付け、操作入力内容及びスピーカの検出結果をテレビ等に表示させるものが多い。従って、従来の音響処理装置は、利用者が所望とする接続態様の入力を求めず、スピーカの検出結果の表示、及び、より少ない操作入力での操作の完了、に特化したシンプルなユーザーインターフェースを実現している。しかしながら、従来の音響処理装置は、シンプルなユーザーインターフェースを実現しているため、表示内容や入力方法が限られており、利用者が所望するスピーカ接続態様を直接的に受け付けることが難しく、かつ、実際のスピーカの検出結果と、利用者の所望とするスピーカ接続態様と、の相違を表示することが難しい。
その結果、利用者は、誤った接続状態のまま使用してしまい、従来の音響処理装置が有する音響効果を十分に発揮させないままとしてしまう。特に音響処理装置に不慣れな利用者にとっては、誤った接続状態のままで音響処理装置を使用してしまうことが多い。
そこで、本発明のある側面における接続確認システムは、音量変更等の入力に限らず、利用者が所望とする接続態様を受け付けることが可能なインターフェースを、受付部を備える情報処理装置で実現する。そして、表示部は、利用者の所望とする音響処理装置の接続態様と、音響処理装置が検出した実際の接続態様との相違に基づいた表示を行うことで、利用者に当該相違を確認させることができる。
表示部は、音響処理装置に備えられてもよいが、情報処理装置に備えられることが望ましい。表示部が情報処理装置に備えられる場合、本発明のある側面における接続確認システムは、利用者が所望とする接続態様の設定入力、並びに、利用者が所望とする接続態様及び検出された実際の接続態様の相違に基づいた表示が、1台の情報処理装置で実現され、より利用者に当該相違を確認させやすくすることができる。
より具体的には、利用者が所望とする接続態様の入力、並びに、利用者が所望とする接続態様及び検出された実際の接続態様の相違に基づいた表示は、情報処理装置によって実行される接続確認プログラムによって実現される。
情報処理装置によって実行される接続確認プログラム、及び接続検出装置(音響処理装置)を用い、かつサラウンドバックスピーカを含めた7チャンネルのサラウンドサウンド(FL,FR,C,SL,SR,SBL,及びSBRチャンネル)で音場を生成することを利用者が望んでいる例で説明する。この例において、利用者がサラウンドバックスピーカを用いる設定入力を接続確認プログラムに対して行い、かつサラウンドバックスピーカを誤って音響処理装置のプレゼンススピーカ用コネクタに接続すると、音響処理装置は、プレゼンススピーカが接続されていると検出する。音響処理装置は、検出結果に示す接続態様(サラウンドバックスピーカの接続無し、かつプレゼンススピーカの接続有り)と、設定に示す接続態様(サラウンドバックスピーカの接続有り、かつプレゼンススピーカの接続無し)との相違に基づいて情報処理装置が表示を行う。
ただし、設定に示す接続態様と、検出結果に示す接続態様と、の相違は、スピーカ接続の有無に限らず、例えば、接続コネクタ誤り及び余分な接続(設定したチャンネル数よりも多くのチャンネル数のスピーカを検出した場合)も含まれる。
本発明のある側面における接続確認システムは、自動的に接続の設定を補正せず、利用者に所望の接続態様(設定に示す接続態様)と、実際の接続態様との相違を確認させることができる。これにより、利用者は、実際の接続に誤りがあるか否かを確認することができ、所望の接続態様となるように接続を修正することができる。
以上のように、本発明のある側面における接続確認システムでは、利用者は容易に所望通りの接続態様にすることができる。
本発明は、接続確認システムに限らず、情報処理装置によって実行される接続確認プログラムであってもよい。すなわち、接続確認プログラムは、例えば、情報処理装置に実行されるものであって、接続検出装置に接続されるべき機器の接続態様に関する設定入力を受け付ける受付ステップと、前記接続検出装置が自装置に実際に接続された機器の接続態様を検出した結果である検出結果を取得する取得ステップと、前記受付ステップで受け付けた設定に示す接続態様、及び前記取得ステップで取得した実際の接続態様、の相違を判断する判断ステップと、前記判断ステップの判断結果に基づいて表示を行う表示ステップと、を前記情報処理装置に実行させる。
さらには、本発明は、接続確認方法であってもよい。本発明の接続確認方法は、例えば、接続検出装置、及び情報処理装置を用いて実行するものであって、前記接続検出装置に接続されるべき機器の接続態様に関する設定入力を前記情報処理装置に受け付ける受付ステップと、前記接続検出装置に実際に接続された機器の接続態様を検出する検出ステップと、前記受付ステップが受け付けた設定に示す接続態様、及び前記検出ステップが検出した実際の接続態様、の相違を判断する判断ステップと、前記判断ステップの判断結果に基づいて表示を行う表示ステップと、を実行する。
また、本発明は、接続確認システムに限らず、接続検出装置であってもよい。具体的には、例えば、本発明の接続検出装置は、操作入力を受け付ける受付部を備えた情報処理装置と通信する通信部と、自装置に接続されるべき機器の接続態様に関する設定を前記情報処理装置から取得する取得部と、前記自装置に実際に接続された機器の接続態様を検出する検出部と、前記検出部が検出した実際の接続態様、及び前記取得部が取得した設定に示す接続態様、の相違を判断する判断部と、前記判断部の判断結果に基づいて表示を行う表示部、を備える。
また、前記取得部は、前記接続検出装置に間接的に接続されるべき機器の接続態様に関する設定を前記情報処理装置から取得し、前記検出部は、前記接続検出装置に間接的に実際に接続された機器の接続態様を検出し、前記判断部は、前記取得部が取得した設定に示す間接的に接続されるべき機器の接続態様、及び前記検出部が検出した前記接続検出装置に間接的に実際に接続された機器の接続態様、の相違を判断してもよい。
この態様では、利用者は、接続検出装置を親機とし、接続検出装置に接続される機器を子機として接続を行う。子機には、さらに孫機が接続される。取得部は、子機と孫機の接続について、実際の接続態様を検出する。これにより、利用者は、親機と子機の接続態様だけでなく、子機と孫機を含めた接続態様についても、容易に所望通りの接続態様にすることができる。
この発明によれば、利用者は、情報処理装置が受付部を備えるため、接続検出装置に接続された機器の接続態様について設定入力を行うことができ、かつ表示部が設定に示す接続態様及び実際の接続態様の相違に基づいて表示を行うため、接続設定に誤りがあるか否かを確認することができる。
また、本発明のある側面は、接続された機器の接続態様について、利用者が所望とする接続態様との相違を検出し、報知することができる接続確認システム、接続確認プログラム、接続確認方法、及び接続検出装置を提供することを目的とする。利用者がサラウンドバックスピーカを用いる設定入力を情報処理装置に行い、かつサラウンドバックスピーカを誤って音響処理装置のプレゼンススピーカ用コネクタに接続すると、接続検出装置である音響処理装置は、プレゼンススピーカが接続されていると検出する。音響処理装置は、検出結果に示す接続態様(サラウンドバックスピーカの接続無し、かつプレゼンススピーカの接続有り)と、設定に示す接続態様(サラウンドバックスピーカの接続有り、かつプレゼンススピーカの接続無し)との相違に基づいた表示を行う。その結果、利用者は、実際の接続に誤りがあることを確認することができる。

Claims (11)

  1. 互いに通信する接続検出装置、及び情報処理装置、からなる接続確認システムであって、
    前記情報処理装置は、前記接続検出装置に接続されるべきスピーカの接続態様に関するユーザによる設定入力を受け付ける受付部、を備え、
    前記接続検出装置は、実際に接続されたスピーカの接続態様を検出する検出部、を備え、
    前記検出部が検出した実際の接続態様、及び前記受付部で受け付けられた設定に示す接続態様、の相違を判断する判断部、を前記接続検出装置又は前記情報処理装置に備え、
    前記情報処理装置は、前記判断部の判断結果に基づいて表示を行う表示部、を備え
    前記接続態様は、複数チャンネルのそれぞれへのスピーカの接続有無を含み、
    前記判断部は、複数チャンネルのそれぞれへのスピーカの接続有無に相違があるか否かを判断し、
    前記検出部は、前記スピーカにテスト音のオーディオ信号を出力し、マイクで前記テスト音を収音し、前記マイクで収音された前記テスト音のレベルに応じて、複数チャンネルのそれぞれへのスピーカの実際の接続有無を検出する、
    接続確認システム。
  2. 情報処理装置に実行される接続確認プログラムであって、
    接続検出装置に接続されるべきスピーカの接続態様に関するユーザによる設定入力を受け付ける受付ステップと、
    前記接続検出装置が自装置に実際に接続されたスピーカの接続態様を検出した結果である検出結果を取得する取得ステップと、
    前記受付ステップで受け付けた設定に示す接続態様、及び前記取得ステップで取得した実際の接続態様、の相違を判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの判断結果に基づいて表示を行う表示ステップと、
    を前記情報処理装置に実行させる接続確認プログラムであって、
    前記接続態様は、複数チャンネルのそれぞれへのスピーカの接続有無を含み、
    前記判断ステップは、複数チャンネルのそれぞれへのスピーカの接続有無に相違があるか否かを判断し、
    前記取得ステップは、前記スピーカにテスト音のオーディオ信号を出力し、マイクで前記テスト音を収音し、前記マイクで収音された前記テスト音のレベルに応じて、複数チャンネルのそれぞれへのスピーカの実際の接続有無を検出した結果である検出結果を取得する、
    接続確認プログラム
  3. 接続検出装置、及び情報処理装置を用いて実行する接続確認方法であって、
    前記接続検出装置に接続されるべきスピーカの接続態様に関するユーザによる設定入力を前記情報処理装置に受け付ける受付ステップと、
    前記接続検出装置に実際に接続されたスピーカの接続態様を検出する検出ステップと、
    前記受付ステップが受け付けた設定に示す接続態様、及び前記検出ステップが検出した実際の接続態様、の相違を判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの判断結果に基づいて表示を行う表示ステップと、
    を実行する接続確認方法であって、
    前記接続態様は、複数チャンネルのそれぞれへのスピーカの接続有無を含み、
    前記判断ステップは、複数チャンネルのそれぞれへのスピーカの接続有無に相違があるか否かを判断し、
    前記検出ステップは、前記スピーカにテスト音のオーディオ信号を出力し、マイクで前記テスト音を収音し、前記マイクで収音された前記テスト音のレベルに応じて、複数チャンネルのそれぞれへのスピーカの実際の接続有無を検出する、
    接続確認方法
  4. 音響処理装置に接続されるべきスピーカの接続態様に関するユーザによる設定を取得する取得部と、
    前記音響処理装置に実際に接続されたスピーカの接続態様を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した実際の接続態様、及び前記取得部が取得した設定に示す接続態様、の相違を判断する判断部と、
    を備え
    前記接続態様は、複数チャンネルのそれぞれへのスピーカの接続有無を含み、
    前記判断部は、複数チャンネルのそれぞれへのスピーカの接続有無に相違があるか否かを判断し、
    前記検出部は、前記スピーカにテスト音のオーディオ信号を出力し、マイクで前記テスト音を収音し、前記マイクで収音された前記テスト音のレベルに応じて、複数チャンネルのそれぞれへのスピーカの実際の接続有無を検出する、
    接続検出装置。
  5. 前記実際の接続態様に基づいて、前記接続態様に関する設定を変更することを特徴とする請求項4記載の接続検出装置。
  6. 前記判断部が、前記検出部が検出した実際の接続態様と前記取得部が取得した設定に示す接続態様とが相違すると判断した場合に、前記接続態様に関する設定の変更の可否を判断することを特徴とする請求項4記載の接続検出装置。
  7. 前記接続態様に関する設定の変更が可能と判断した場合に、前記接続態様に関する設定を変更することを特徴とする請求項6記載の接続検出装置。
  8. 前記接続検出装置は、更に、前記判断部の判断結果に基づいて表示を行う表示部を含むことを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の接続検出装置。
  9. 前記接続検出装置は、前記音響処理装置に含まれることを特徴とする請求項4乃至8のいずれかに記載の接続検出装置。
  10. 前記接続検出装置は、携帯端末であることを特徴とする請求項4乃至8のいずれかに記載の接続検出装置。
  11. 前記接続検出装置と前記スピーカの接続は、無線通信により行われることを特徴とする請求項1記載の接続確認システム。
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