JP4862448B2 - オーディオシステム、携帯型情報処理装置、オーディオ装置及び音場補正方法 - Google Patents

オーディオシステム、携帯型情報処理装置、オーディオ装置及び音場補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、音場測定を実施して、聴取位置に所望の音場を生成するためのオーディオ信号の補正値を算出するオーディオシステム、携帯型情報処理装置、オーディオ装置及び音場補正方法に関するものである。
特許文献1は、スピーカシステムの各スピーカから出力されるオーディオが聴取位置に適切な音場を生成するように、各チャンネルのオーディオ信号について遅延時間等の補正値を算出するオーディオシステムを開示する。該オーディオシステムでは、補正値算出のために、聴取位置にマイクロホンを配置し、該マイクロホンにより、環境ノイズを検出するとともに、各スピーカからテストを順番に流して、聴取位置におけるテストを検出している。
特開2002−330500号公報
特許文献1のオーディオシステムでは、補正値算出のために、マイクロホンが必要となり、メーカが、オーディオシステムに音場測定用マイクロホンを同梱したり、ユーザがマイクロホンを別途購入したりする必要がある。さらに、ユーザは、音場測定に先立ち、マイクロホンをオーディオ装置にケーブルで接続する手間が生じる。
本発明の目的は、ユーザが音場測定用のマイクロホンを管理する手間を省略できるオーディオシステム、携帯型情報処理装置、オーディオ装置及び音場補正方法を提供することである。
本発明のオーディオシステムは、通信手段を備える携帯型情報処理装置、及びオーディオ信号を生成するオーディオ信号生成部と、該オーディオ信号生成部からのオーディオ信号に基づくを出力するスピーカシステムと、少なくとも携帯型情報処理装置との通信が可能な通信手段とを有するオーディオ装置、からなる。
本発明の携帯型情報処理装置は次の要素を備えている。
オーディオ装置からのを検出するマイクロホン、
オーディオ装置の通信手段とデータを送受可能な通信手段、及び
マイクロホンにより検出したに係るデータを通信手段により、オーディオ装置の通信手段へ送信する制御手段。
本発明のオーディオ装置は次の要素を備えている。
前述の携帯型情報処理装置から、該携帯型情報処理装置のマイクロホンにより検出されたに係るデータを受信する通信手段、及び
受信したに係るデータに基づきオーディオ信号を補正する補正手段。
本発明の音場補正方法は次のステップを備えている。
オーディオ装置からのを、携帯型情報処理装置のマイクロホンにより検出するステップ、
マイクロホンにより検出したに係るデータを携帯型情報処理装置からオーディオ装置へ各々の通信により送受信するステップ、及び
オーディオ装置が携帯型情報処理装置から受信したに係るデータに基づきオーディオ装置の各チャンネルのオーディオ信号を補正するステップ。
本発明によれば、携帯電話機等の携帯型情報処理装置のマイクロホンを、音場測定のマイクロホンとして使用するので、ユーザは、煩雑なマイクロホンの管理や探索を省略して、音場測定作業に臨むことができ、該作業の煩わしさを低減できる。
図1はAVシステム10の装備及び配置の状態を示している。AVシステム10は、オーディオルーム11に配備され、レシーバ15、モニタ16、スピーカシステム17及び携帯電話機20を装備している。携帯電話機20は、音場測定期間のみ、AVシステム10の構成要素となるが、AVシステム10の専用の構成要素ではなく、音場測定時以外は、AVシステム10とは独立に本来の携帯電話機として使用可能となっている。レシーバ15と携帯電話機20とは、Bluetooth又は赤外線通信等のワイヤレス通信により相互にデータを送受自在になっている。
スピーカシステム17は、スピーカFL,C,FR,SL,SR,SWを装備している。スピーカSL,SRはサラウンドスピーカと呼ばれるものである。スピーカSWはサブウーハと呼ばれるものである。視聴位置をオーディオルーム11のほぼ中心に設定した場合に、オーディオルーム11におけるモニタ16及び各スピーカの位置を該視聴位置に対して説明する。
モニタ16は、該視聴位置のユーザに対してその前方中央に配置される。スピーカFL,FRは、モニタ16の左右にそれぞれ配置され、スピーカCは該視聴位置のユーザの正面前方に配置される。スピーカSL,SRは、オーディオルーム11における該視聴位置のユーザに対してその真左及び真右か後方斜め左右かにそれぞれ配置される。スピーカSWは任意の位置に配置される。
図2は携帯電話機20のブロック図である。携帯電話機20は、アプリケーションチップ21、ベースバンドチップ22、内蔵スピーカ23、内蔵マイクロホン24、キー入力部25及び表示部26を装備する。内蔵スピーカ23はアプリケーションチップ21からのオーディオ信号に係るを出力する。内蔵マイクロホン24は、をピックアップして、それを電気信号へ変換し、アプリケーションチップ21へ送る。キー入力部25は、ユーザにより操作されるテンキーなどを装備し、操作されたキーに係る信号をアプリケーションチップ21へ送る。表示部26は、液晶表示装置などから成り、アプリケーションチップ21からの画像信号に係る画像を表示する。
アプリケーションチップ21には、さらに、赤外線通信回路部30、メモリカードモジュール32及びカメラモジュール33が接続される。赤外線通信回路部30は、アンテナ31を介して他の赤外線通信機器と赤外線で通信を行なう。メモリカードモジュール32は、携帯電話機20に挿抜自在に装着され、所定の情報を読み書き自在に保存している。カメラモジュール33は写真撮影に使用される。
アプリケーションチップ21には、さらに、データ用メモリ36及びSDRAM(Synchronous DRAM)37が接続される。データ用メモリ36は、不揮発性メモリであり、アプリケーションチップ21のCPU(図示せず)がアプリケーションの実行の際に使用する所定のデータが保存されている。SDRAM37は、アプリケーションチップ21のCPUの主記憶装置として利用される。
ベースバンドチップ22はアプリケーションチップ21との間でデータを送受自在となっており、ベースバンドチップ22には、CDMA(Code Division Multiple Access)回路部40及びBluetoothモジュール42が接続される。CDMA回路部40は、アンテナ41を介して電話会社の基地局との間で通話及びデータに係る情報を送受する。Bluetoothモジュール42は、アンテナ43を介して近辺の電子機器とデータを送受する。
図3は自動音場補正機能のフローチャートである。自動音場補正機能とは、聴取位置(AVシステム10では視聴位置)における音場を適切化するために、聴取位置にマイクロホンを配置して、該マイクロホンにより環境ノイズや各スピーカからの測定音をピックアップし、そのピックアップしたオーディオのデータに基づいて各チャンネルのオーディオ信号の補正値を算出するものである。
図4は自動音場補正機能におけるシーケンス図である。図4において、携帯電話機20及びレシーバ15は、Bluetooth通信又は赤外線通信を介してデータを送受する。図3及び図4を参照して、自動音場補正機能の具体的処理について説明する。
ユーザが携帯電話機20の所定のキーを操作すると、自動音場補正機能が開始する。携帯電話機20からレシーバ15へ自動音場補正開始要求が送られる(K71)。これに対して、レシーバ15から携帯電話機20へOK/NG(可/不可)の返答メッセージが送られる(K72)。返答メッセージがOKなら、以降の処理へ進み、NGであるならば、携帯電話機20の表示部26にエラーが表示されて、処理が終了する(K73)。
次に、携帯電話機20からレシーバ15へ測定ノイズAの要求メッセージが送られる(K74)。この後、携帯電話機20は内蔵マイクロホン24による録音を開始するとともに(K75)、レシーバ15は所定のスピーカから測定ノイズAを出力する(K75)。所定時間が経過すると、レシーバ15は測定ノイズAの出力を終了したメッセージを携帯電話機20へ送る(K77)。これに伴い、携帯電話機20は内蔵マイクロホン24による録音を中止して(K78)、録音テータをレシーバ15へ送る(K79)。
レシーバ15は、携帯電話機20から受信したマイク録音データに基づき、現在測定対象となっているスピーカの有無の解析、該スピーカの出力音量の適正レベルの解析、さらに、環境の音響特性の解析を行なう(K80)。これら解析が終了しだい、レシーバ15から携帯電話機20へ解析終了のメッセージが送られる(K81)。次に、スピーカを次の順番のものにして、K74〜K81を順番が最後のスピーカまで繰り返す(K82)。なお、スピーカの順番とは、例えば、FL→FR→C→SL→SR→SWとされる。
K74〜K81の処理は、図3のS50〜S53の処理に対応する。なお、S50〜S53では、K80の解析の内、適正スピーカレベルの解析は行なわれず、適正スピーカレベルの解析はS62において行なっている。
S45では、自動音場測定を開始する。S46では、変数XchにLchスピーカ(FL)を設定し、S50では、Xchに対応するスピーカから所定のノイズ(測定ノイズA)を出力する。この後、S51では、内蔵マイクロホン24がノイズを検出したか否かを判定し、検出すれば、S52において、Xchスピーカは接続されている(Xchスピーカは有り)と判断し、検出できなければ、S53において、Xchスピーカは接続されていない(Xchスピーカは無し)と判断する。
K82の処理は、図3のS54〜S56の処理に対応する。すなわち、S54では、Xchに設定されているスピーカが、順番が最後のものであるか否かを判定し、判定が正であるならば、S55において、Xchに順番が最初であるLchスピーカを設定して、S60以降の音場測定へ進む。また、S54の判定が否であるならば、S56において、Xchに順番が次となっているスピーカを設定する。
図4において、K82の後、測定ノイズBの要求メッセージが携帯電話機20からレシーバ15へ送られる(K83)。携帯電話機20では、遅延時間測定用のタイマーがカウント開始されるとともに、内蔵マイクロホン24への入力オーディオのエッジ割り込みを許可する(K84)。これに対して、レシーバ15は、所定のスピーカから測定ノイズBを出力する(K85)。
携帯電話機20が、内蔵マイクロホン24への入力オーディオのエッジ割り込みを検出すると、タイマーのカウントを停止するとともに、エッジ割り込みを禁止する(K86)。携帯電話機20は、タイマーのカウントデータをレシーバ15へ送信する(K87)。これに対し、レシーバ15は、受信したカウントデータに基づきスピーカ距離を解析する(K88)。
レシーバ15は、スピーカ距離の解析を終了しだい、携帯電話機20へ解析終了メッセージを送信する(K89)。K83〜K89の処理は全スピーカチャンネルについて繰り返される(K90)。全スピーカチャンネルについて解析が終了したならば、レシーバ15から携帯電話機20へ自動音場補正終了のメッセージが送信される(K91)。
K83〜K88の処理は、図3のS61〜S63の処理に対応する。S61では、Xchスピーカが接続されているか否か(Xchスピーカが有るか否か)を判定し、判定が正である場合のみ、S62,S63を実行する。S62では、Xchスピーカから出力するオーディオのレベル設定のために、内蔵マイクロホン24が今回、測定したオーディオレベルを配列変数Level[Xch]に設定する。S63では、ディスタンス設定のために、図4のK87のカウントデータを別の配列変数Dist[Xch]に設定する。
Level[Xch]は、各チャンネルのオーディオ信号のレベルを調和させて、視聴位置における各スピーカからの音量を適正化するための各チャンネルのオーディオ信号のレベルに係る補正値算出に使用される。また、配列変数Dist[Xch]は、視聴位置における各スピーカからのオーディオの到達時間を適正化するための各チャンネルのオーディオ信号の遅延時間の補正値算出に使用される。
K89〜K91の処理は、図3のS64,S65の処理に対応する。S64では、Xchスピーカが、順番が最後のスピーカであるか否かを判定する。該判定が正であるならば、自動音場補正機能を終了する。S64の判定が否であるならば、S65で、Xchに順番が次のスピーカを設定してから、S61へ戻る。
図5はオーディオシステム100の構成図である。オーディオシステム100は、携帯型情報処理装置110及びオーディオ装置130を有している。前述のAVシステム10(図1)はオーディオシステム100の具体例であり、オーディオシステム100は、専用のオーディオシステムではなく、AVシステムの構成要素として装備されるオーディオシステムであってもよい。AVシステム10のスピーカシステム17及び携帯電話機20はそれぞれオーディオ装置130及び携帯型情報処理装置110の具体例である。
一般に、部屋内の聴取位置における音場を適正化するために、音場測定が実施される。これに対処するため、公知のオーディオシステムは、音場測定期間では所定の聴取位置に配備されて該聴取位置のを検出するマイクロホン、及び各チャンネルのオーディオ信号を生成するオーディオ信号生成部(例:図1のレシーバ15)と該オーディオ信号生成部からのオーディオ信号に基づくを出力するスピーカシステム(例:図1のスピーカシステム17)とを備え、音場測定期間におけるマイクロホンの検出に基づきオーディオ信号の補正値を算出する。該オーディオシステム100では、マイクロホンとして携帯型情報処理装置110のマイクロホン111を利用する。
携帯型情報処理装置110は、マイクロホン111、通信手段112及び制御手段113を備えている。マイクロホン111は、聴取位置のを検出する。通信手段112は、オーディオ装置130の通信手段131とデータを送受自在となっている。制御手段113は、音場測定期間では内蔵マイクロホンの検出に係るデータを通信手段112からオーディオ装置130の通信手段131へ送信させる。
マイクロホン111は、典型的には、携帯型情報処理装置110の内蔵マイクロホンであるが、携帯型情報処理装置110に適宜、外付けされるマイクロホンであってもよい。通信手段112,131は典型的にはワイヤレス通信手段である。ワイヤレス通信は例えばBluetooth又は赤外線通信である。
携帯型情報処理装置110は、典型的には、携帯電話機であるが、これに限定されず、マイクロホン111及び通信手段112を装備するものであれば、その他PDA(Personal Digital Assistants)、ノート型PC(PC:パーソナルコンピュータ)、携帯型ゲーム機、ボイス録音機能付きデジタルオーディオプレーヤ、又はICレコーダであってもよい。
こうして、ユーザは、めったに使用しないマイクロホンではなく、普段、身の周りに置いている携帯型情報処理装置110を利用して、オーディオシステム100の音場測定を実施できるので、マイクロホンを探す手間を省略して、音場測定を能率的に実施できる。
携帯型情報処理装置110をオーディオシステム100の音場測定に関与させるためには、通常、携帯型情報処理装置110に音場測定用プログラム117が必要になる。一般的な携帯型情報処理装置110では、購入当初は、音場測定用プログラム117がインストールされていない。これに対処するため、携帯型情報処理装置110では、音場測定に先立ち、音場測定用プログラム117をオーディオ装置130自体、又はオーディオ装置130のメーカの該Webサイトからダウンロードして、インストールすることができる。インストールされたオーディオ装置130は、音場測定の終了後、携帯型情報処理装置110のメモリ容量を確保するために、アンインストールできるようになっていることが好ましい。
これに対処するために、携帯型情報処理装置110は、さらに、インストール手段118を備えることができる。インストール手段118は、通信手段112を介してオーディオ装置130から音場測定用プログラム117をダウンロードして、インストールする。そして、制御手段113は、インストールされた音場測定用プログラム117に基づき作動するようになっている。
携帯型情報処理装置110は、例えばそれが携帯電話機20(図1)である場合のように、典型的には、表示手段121を備えている。制御手段113は、音場測定期間に音場測定に係る情報を表示手段121に表示させる。表示手段121に表示される音場測定に係る情報とは、例えば、携帯型情報処理装置110において測定したマイクロホン111による検出信号、オーディオ装置130より通信手段112を用いて受信した音場測定終了までの残り時間、音場測定を再実施する旨、及び/又はオーディオ装置130におけるオーディオ信号の補正値に係る情報である。
なお、音場測定は、事情により、エラーとなり、再実施が必要になることが時折り、生じる。表示手段121に、音場測定を再実施する旨に係る情報を表示することは、ユーザへの通知情報として有益である。
携帯型情報処理装置110は、データ用などのメモリ(好ましくは不揮発性メモリ)を備えている。該メモリは、例えば、携帯電話機20(図1)では、メモリカードモジュール32に装着されるメモリカードである。携帯型情報処理装置110のメモリは、データ保存手段123として機能し得る。データ保存手段123は、音場測定時におけるマイクロホン111の検出に係るデータを音場測定データとして保存する。そして、制御手段113は、適宜、保存中の音場測定データを通信手段112によりオーディオ装置130の通信手段131へ送信させる。
これにより、ユーザは、音場測定を省略したい場合には、データ保存手段123に保存した音場測定データをオーディオ装置130へ送信して、該音場測定データを今回、実際に実行する音場測定のデータに代替させることができる。
データ保存手段123に保存する音場測定データは、複数の場合に対応付けて、作成し、保存することもできる。すなわち、一日の時間帯や、平日と休日との相違等により、環境ノイズが異なることがある。また、ユーザの気分により、聴取位置を適宜、前後左右に変更したいことが起きる。したがって、各場合ごとに、音場測定データを保存し、今回の場合と環境や条件が一致する又は類似する過去の音場測定における音場測定データを携帯型情報処理装置110からオーディオ装置130へ送り、オーディオ装置130に適切な補正値を算出させることができる。
データ保存手段123に保存する音場測定データは、各オーディオ装置130ごとに、作成し、保存することもできる。すなわち、1つの家庭の複数の部屋に別々のオーディオ装置130があったり、自宅及び別荘のように、複数の家に別々のオーディオ装置130を所有していたりすることがある。その場合には、各オーディオ装置130ごとに、スピーカの装備状態、部屋の広さ、環境ノイズ、及び聴取位置が相違していることがある。したがって、各オーディオ装置130ごとに、音場測定データを保存し、今回のオーディオ装置130に対応付けられている音場測定データを携帯型情報処理装置110からオーディオ装置130へ送ることが可能である。
オーディオ装置130は通信手段131及び補正手段132を備えている。通信手段131は、携帯型情報処理装置110から、該携帯型情報処理装置110のマイクロホン111の検出に係るデータを受信する。補正手段132は、受信した検出に係るデータに基づきオーディオ信号を補正する。
補正値は、例えば、各チャンネルのオーディオ信号の遅延時間に係る補正値、チャンネル間のオーディオ信号レベルに係る補正値、各チャンネルのオーディオ信号に対するイコライザ処理に係る補正値、及び/又はトーンに係る補正値である。
図6は音場補正方法140のフローチャートである。音場補正方法140は例えばオーディオシステム100に適用される。S141では、音場測定期間に聴取位置のを、該聴取位置に配置された携帯型情報処理装置110のマイクロホン111により検出する。
S142では、マイクロホン111の検出に係るデータを携帯型情報処理装置110からオーディオ装置130へ送信する。S143では、オーディオ装置130が携帯型情報処理装置110から受信したに係るデータに基づきオーディオ装置130の各チャンネルのオーディオ信号の補正値を算出する。
オーディオシステム100について説明したオーディオシステム100に適用した具体例は、そのまま、音場補正方法140の具体例となり得る。
例えば、S141の前に、音場測定用プログラム117を携帯型情報処理装置110にオーディオ装置130、又はオーディオ装置130のメーカの該Webサイトからからダウンロードし、インストールするステップを追加することかできる。その場合、S141〜S143は、音場測定用プログラム117に基づき実行される。
また、S141〜S143と並行して、表示手段121に、音場測定期間に音場測定に係る情報を表示させるステップを追加することもできる。
データ保存手段123に、音場測定期間におけるマイクロホン111の検出に係るデータを音場測定データとして保存するステップを、追加することもできる。そして、適宜、保存中の音場測定データを通信手段112によりオーディオ装置130の通信手段131へ送信させるステップを追加し、次の音場測定の実行必要時では、該音場測定を省略することができる。
本発明を最良の形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、最良の形態における各構成要素を変形して具体化できる。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、最良の形態に開示されている複数の構成要素を便宜、組み合わせて、追加したり、いくつかの構成要素を削除したりして、種々の発明を形成することができる。さらに、開示した複数の実施形態間で、所定の構成要素を選択し、それらを組み合わせても、種々の発明を形成することができる。
AVシステムの装備及び配置の状態を示す図である。 携帯電話機のブロック図である。 自動音場補正機能のフローチャートである。 自動音場補正機能におけるシーケンス図である。 オーディオシステムの構成図である。 音場補正方法のフローチャートである。
符号の説明
100:オーディオシステム、110:携帯型情報処理装置、111:マイクロホン、112:通信手段、113:制御手段、117:音場測定用プログラム、118:インストール手段、121:表示手段、123:データ保存手段、130:オーディオ装置、131:通信手段、132:補正手段、140:音場補正方法。

Claims (3)

  1. 携帯電話装置およびオーディオ装置からなるオーディオシステムであって、
    前記携帯電話装置は、
    電話機能としての音声およびデータ通信を行う第1の通信手段、
    前記オーディオ装置との通信を行う第2の通信手段、
    電話機能における音声通話の発話音を取得する機能に加えて、前記オーディオ装置におけるスピーカシステムより出力される音を検出するマイクロホン、および
    音場補正を行うに先立って前記第1の通信手段を用いて音場測定用プログラムを取得し、前記第2の通信手段を用いて前記オーディオ装置に音場測定要求を送信し、前記マイクロホンを用いて前記オーディオ装置におけるスピーカから出力される測定音を取得し、前記取得した測定データを前記第2の通信手段を用いて前記オーディオ装置に送信し、前記音場測定終了後に前記音響測定用プログラムを消去する、制御手段、
    を備え、
    前記オーディオ装置は、
    前記携帯電話装置における前記第2の通信手段との通信を行う第3の通信手段、
    音声信号を出力するスピーカ、および
    前記第3の通信手段を介して前記携帯電話装置により音場測定要求を受信し、前記スピーカより測定音を出力させ、前記第3の通信手段を介して前記携帯電話装置より前記測定音に基づく測定データを取得し、前記測定データに基づき前記スピーカより出力する音声信号を補正させる制御部、
    を備える、
    ことを特徴とするオーディオシステム。
  2. 前記携帯電話装置は、
    さらに、表示手段を備え、
    前記表示手段には、前記音に係るデータ、又は、前記第2の通信手段によりオーディオ装置から取得した前記音に係る補正結果を表示させることを特徴とする請求項1記載のオーディオシステム。
  3. 前記携帯電話装置は、
    前記マイクロホンにより検出した音に係るデータを保存するデータ保存手段、および
    前記制御手段により、前記データ保存手段に保存したデータを前記第2の通信手段により前記オーディオ装置の通信手段へ送信する前記制御手段、
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載のオーディオシステム。
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