JP2013247456A - 音響処理装置、音響処理方法、音響処理プログラムおよび音響処理システム - Google Patents

音響処理装置、音響処理方法、音響処理プログラムおよび音響処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】マイクロフォンの品位への依存を抑えてオーディオ装置の空間音場の周波数特性を補正する。
【解決手段】携帯端末の制御部は、表示部に表示させた、音響装置のスピーカの直近位置Aに音入力装置を移動させて第1の音を録音するように促す第1のメッセージに応じたユーザ入力に従い、音響装置における検査音の出力を指示すると共に第1の音の録音を指示する。制御部は、第1の音の録音後、表示部に表示させた、受聴位置Bに音入力装置を移動させて第2の音を録音するように促す第2のメッセージに応じたユーザ入力に従い、音響装置における検査音の出力を指示すると共に第2の音の録音を指示する。算出部が、第1の音の第1の周波数特性と第2の音の第2の周波数特性とを求め、第1の周波数特性と第2の周波数特性との差分に基づき、第2の周波数特性を目標周波数特性に補正するための補正値を算出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、音響処理装置、音響処理方法、音響処理プログラムおよび音響処理システムに関する。
オーディオ装置の空間音場の周波数特性を補正して、リスナの位置において適切な特性とするような音響補正システムが知られている。このような音響補正システムは、例えば、オーディオ装置において所定の検査音(ホワイトノイズなど)をスピーカから出力させ、この音をリスナ位置に配置したマイクロフォンで収音して周波数特性を解析し、目標周波数特性を得るための補正値を求める。音響補正システムは、求めた補正値に基づきオーディオ装置のイコライザを調整する。リスナは、オーディオ装置のスピーカから出力される、目標周波数特性に補正された音を聴取することができる。
また、検査音の収音を、スマートフォン(多機能携帯電話・PHS(Personal Handyphone System))といった、マイクロフォンを内蔵する携帯端末を用いて行う音響補正システムも知られている。この場合、携帯端末は、内蔵するマイクロフォンでオーディオ装置のスピーカから出力された検査音を収音し、測定データまたは測定データを解析した解析結果をオーディオ装置に送信する。このような携帯端末を用いることで、音響補正システムのコストを抑えることができる。
特開2007−259391号公報
従来の音響補正システムでは、収音した音の解析結果から求めた補正値が、収音に用いたマイクロフォンの品位(測定系の品位)に依存するという問題点があった。例えば、携帯端末のマイクロフォンは、メーカ別、機種別などでスペックが異なる。また、携帯端末では、コストを抑えるなどのために、安価なマイクロフォンを用いることがある。このような安価なマイクロフォンは、製造バラツキが発生する。そのため、周波数特性の測定結果の信頼性が低下してしまうという問題点があった。
本発明の課題は、マイクロフォンの品位への依存を抑えてオーディオ装置の空間音場の周波数特性を補正することが可能な音響処理装置、音響処理方法、音響処理プログラムおよび音響処理システムを提供することにある。
実施形態に係る音響処理装置は、制御部が、音響装置のスピーカの直近に音入力装置を移動させて第1の音を録音するように促す第1のメッセージを表示部に表示させ、第1のメッセージに応じたユーザ入力に従い、音響装置における検査音の出力を指示すると共に第1の音の録音を指示する。制御部は、第1の音が録音された後に、受聴位置に音入力装置を移動させて第2の音を録音するように促す第2のメッセージを表示部に表示させ、第2のメッセージに応じたユーザ入力に従い、音響装置における検査音の出力を指示すると共に第2の音の録音を指示する。算出部が、第1の音の第1の周波数特性と第2の音の第2の周波数特性とを求め、第1の周波数特性と第2の周波数特性との差分に基づき、第2の周波数特性を目標周波数特性に補正するための補正値を算出する。
図1は、実施形態に係る音響処理装置を適用可能な音響処理システムの一例の構成を示す図である。 図2は、携帯端末の一例の構成を示すブロック図である。 図3は、周波数特性補正プログラムの機能を示す機能ブロック図である。 図4は、音響装置としてのテレビジョン受像機の一例の構成を示すブロック図である。 図5は、音響装置が設置される環境の例を示す図である。 図6は、実施形態による空間音場の周波数特性補正の一例の処理を示すフローチャートである。 図7は、携帯端末のディスプレイに表示される画面の例を示す図である。 図8は、直近位置でのオーディオデータを解析した結果の周波数特性の例を示す図である。 図9は、受聴位置でのオーディオデータを解析した結果の周波数特性の例を示す図である。 図10は、空間音場特性の例を示す図である。 図11は、補正周波数特性の例を示す図である。 図12は、携帯端末のディスプレイに表示される画面の例を示す図である。
<実施形態に係る構成の概略>
以下、実施形態に係る音響処理装置について説明する。図1は、実施形態に係る音響処理装置を適用可能な音響処理システムの一例の構成を示す。音響処理システムは、携帯端末100、音響装置200および無線送受信装置300とを有する。
携帯端末100は、例えばスマートフォン(多機能携帯電話・PHS(Personal Handyphone System))やタブレット端末であって、マイクロフォン、表示部およびユーザ入力部を備え、無線電波310により所定のプロトコルを用いて外部の機器との通信を行うことが可能とされている。携帯端末100は、通信プロトコルとして、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いる。
音響装置200は、スピーカ50Lおよび50Rを備えており、オーディオ信号をスピーカ50Lおよび50Rから音として出力する。実施形態では、音響装置200は、地上デジタル放送に対応したテレビジョン受像機であって、地上デジタル放送によるオーディオ信号や、図示されない外部入力端子から入力されたオーディオ信号を、スピーカ50Lおよび50Rから音として出力することができるようになっている。
無線送受信装置300は、音響装置200とケーブル311を介して接続され、無線電波310により、所定のプロトコルを用いて外部と無線通信を行うことができる。無線送受信装置300は、例えば所謂無線ルータであって、通信プロトコルとして例えばTCP/IPを用いることができる。
図1の例では、音響装置200と無線送受信装置300とがケーブル311で接続され、音響装置200が外部機器である無線送受信装置300を用いてケーブル311を介して携帯端末100と通信を行っているが、これはこの例に限定されない。すなわち、音響装置200と携帯端末100との間で直接的に無線通信を行うようにしてもよい。例えば、無線送受信装置300の機能を実現する無線送受信部を音響装置200に内蔵させることで、音響装置200と携帯端末100との間で直接的な無線通信が可能となる。
<携帯端末の構成例>
図2は、携帯端末100の一例の構成を示す。図2に例示されるように、携帯端末100は、ユーザインターフェイス部12と、操作スイッチ13と、スピーカ14と、カメラモジュール15と、CPU(Central Processing Unit)16と、システムコントローラ17と、グラフィクスコントローラ18と、タッチパネルコントローラ19と、不揮発性メモリ20と、RAM(Random Access Memory)21と、音声処理部22と、無線通信モジュール23と、マイクロフォン(マイク)30とを備える。
ユーザインターフェイス部12は、ディスプレイ12aと、タッチパネル12bとが一体的に構成される。ディスプレイ12aは、例えはLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイを適用することができる。タッチパネル12bは、押圧された位置に応じた制御信号を出力し、ディスプレイ12aによる画像を透過するように構成される。
CPU16は、携帯端末100の動作を統括的に制御するプロセッサである。CPU16は、システムコントローラ17を介して携帯端末100の各部を制御する。CPU16は、例えば、不揮発性メモリ20に予め記憶されるプログラムに従い、RAM21をワークメモリとして、この携帯端末100の動作を制御する。本実施形態では、特にCPU16が空間音場の音響周波数特性を補正するためのプログラム(以下、「周波数特性補正プログラム」と呼ぶ)を実行することにより、図5以下を用いて後述する音響周波数特性補正処理を実現する。
不揮発性メモリ20は、オペレーションシステムや各種のアプリケーションプログラム、プログラムの実行に必要な各種データなどを記憶する。RAM21は、携帯端末100のメインメモリとして、CPU16がプログラムを実行する際の作業領域を提供する。
システムコントローラ17は、CPU16の不揮発性メモリ20およびRAM21に対するアクセスを制御するメモリコントローラを内蔵する。また、システムコントローラ17は、CPU16と、グラフィクスコントローラ18、タッチパネルコントローラ19および音声処理部22との間の通信を制御する。操作スイッチ13が受け付けたユーザ操作の情報や、カメラモジュール15からの画像情報が、システムコントローラ17を介してCPU16に供給される。
グラフィクスコントローラ18は、ユーザインターフェイス部12のディスプレイ12aを制御する表示コントローラである。例えば、CPU16でプログラムに従い生成された表示制御信号がシステムコントローラ17を介してグラフィクスコントローラ18に供給される。グラフィクスコントローラ18は、供給された表示制御信号をディスプレイ12aにより表示可能な信号に変換して、ディスプレイ12aに供給する。
タッチパネルコントローラ19は、押圧位置に応じてタッチパネル12bから出力される制御信号に基づき押圧位置を示す座標データを求める。タッチパネルコントローラ19は、求めた座標データをシステムコントローラ17を介してCPU16に供給する。
マイクロフォン30は、音を収音してアナログの電気信号であるオーディオ信号に変換して出力する音入力装置である。マイクロフォン30から出力されたオーディオ信号は、音声処理部22に供給される。音声処理部22は、マイクロフォン30から供給されたオーディオ信号をA/D変換してオーディオデータとして出力する。
音声処理部22から出力されたオーディオデータは、例えばCPU16の制御に従い、システムコントローラ17を介して不揮発性メモリ20やRAM21に格納される。CPU16は、プログラムに従い、不揮発性メモリ20やRAM21に格納されたオーディオデータに対して所定の処理を施すことができる。以下、マイクロフォン30から供給されたオーディオ信号をA/D変換したオーディオデータを、CPU16の指示に従い不揮発性メモリ20やRAM21に格納する動作を、録音と称する。
スピーカ14は、音声処理部22から出力されたオーディオ信号を音に変換して出力する。例えば、音声処理部22は、CPU16による制御に従い音声合成などの音声処理を施して生成したオーディオデータを、アナログのオーディオ信号に変換してスピーカ14に供給し、音として出力させる。
無線通信モジュール23は、システムコントローラ17を介したCPU16の制御に従い、所定のプロトコル(例えばTCP/IP)を用いて外部の機器との間で無線通信を行う。例えば、無線通信モジュール23は、CPU16の制御に従い無線送受信装置300(図1参照)との間で無線通信を行い、音響装置200と携帯端末100との間の通信を可能とする。
図3は、CPU16上で動作する周波数特性補正プログラム110の機能を示す機能ブロック図である。周波数特性補正プログラム110は、制御部120、算出部121、UI(ユーザインターフェイス)生成部122、録音部123および検査音出力部124を含む。
算出部121は、オーディオデータの解析による空間音場の周波数特性の算出、イコライザパラメータの算出などを行う。UI生成部122は、ディスプレイ12aに表示するための画面情報の生成や、タッチパネル12bに対する座標情報(押圧領域)の設定などを行い、ユーザインターフェイスを生成する。録音部123は、マイクロフォン30で収音されたオーディオデータの不揮発性メモリ20やRAM21への記憶や、不揮発性メモリ20やRAM21に記憶されたオーディオデータの再生を制御する。検査音出力部124は、後述する音響装置200に対して検査音の出力指示を与える。制御部120は、算出部121、UI(ユーザインターフェイス)生成部122、録音部123および検査音出力部124の動作を制御する。また、制御部120は、周波数特性の補正処理における無線通信モジュール23による通信の制御も行う。
周波数特性補正プログラム110は、無線通信モジュール23による無線通信により、外部のネットワークから取得することができる。これに限らず、予め周波数特性補正プログラム110が記憶されたメモリカードを図示されないメモリスロットに挿入し、このメモリカードから取得してもよい。CPU16は、取得した周波数特性補正プログラム110を不揮発性メモリ20に対して所定の手順でインストールする。
周波数特性補正プログラム110は、例えば、上述した各部(制御部120、算出部121、UI生成部122、録音部123および検査音出力部124)を含むモジュール構成となっており、CPU16が不揮発性メモリ20から周波数特性補正プログラム110を読み出してRAM21上に展開することで、RAM21上に制御部120、算出部121、UI生成部122、録音部123および検査音出力部124が生成される。
<音響装置の構成例>
図4は、音響装置200としてのテレビジョン受像機の一例の構成を示す。音響装置200は、テレビジョン機能部51と、HDMI通信部52と、LAN通信部53と、セレクタ54とを有する。音響装置200は、さらに、表示駆動部56と、表示部55と、イコライザ部65と、音声駆動部57と、制御部58と、操作入力部64とを有する。さらにまた、音響装置200は、スピーカ50Lおよび50Rと、検査用音声信号生成部66とを有する。
制御部58は、例えばCPU、RAMおよびROM(Read Only Memory)を有し、ROMに予め格納されたプログラムに従い、RAMをワークメモリとして用いてこの音響装置200の全体の動作を制御する。
操作入力部64は、図示されないリモートコントロールコマンダから出力される無線信号(例えば赤外線信号)を受信する受信部と、当該無線信号を復号して制御信号を取り出す復号部とを有する。操作入力部64から出力された制御信号は、制御部58に供給される。制御部58がこの操作入力部64からの制御信号に応じて音響装置200の動作を制御することで、ユーザ操作による音響装置200の制御が可能となる。なお、操作入力部64に対して、ユーザ操作を受け付けて所定の制御信号を出力する操作子をさらに設けてもよい。
テレビジョン機能部51は、チューナ部60と信号処理部61とを有する。チューナ部60は、テレビジョン入力端子59にアンテナ線5を介して接続されるアンテナ6によって、例えば地上デジタル放送信号を受信し、所定のチャンネルの信号を抽出する。信号処理部61は、チューナ部60から供給される受信信号からビデオデータV1およびオーディオデータA1を復元し、セレクタ54に供給する。
HDMI通信部52は、コネクタ62に接続されたHDMIケーブル8を介して外部機器から送信された、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格に準拠したHDMI信号を受信する。HDMI通信部52は、受信したHDMI信号に対して認証処理を行い、認証に成功した場合に、当該HDMI信号からビデオデータV2およびオーディオデータA2を抽出し、セレクタ54に供給する。
LAN(Local Area Network)通信部53は、LAN端子63に接続されたケーブルを介して、例えばTCP/IPを通信プロトコルとして用いて外部機器と通信を行う。図3の例では、LAN通信部53は、LAN端子63からケーブル311を介して無線送受信装置300と接続され、無線送受信装置300を介した通信を行う。これにより、音響装置200と携帯端末100との間での通信が可能となる。
これに限らず、LAN通信部53は、例えば、図示されない家庭内ネットワークと接続され、当該家庭内ネットワークを介して伝送されるIPTV(Internet Protocol Television)を受信することができる。この場合、LAN通信部53は、IPTV放送信号を受信し、受信信号から図示しないデコーダで復号されたビデオデータV3およびオーディオデータA3を出力する。
セレクタ54は、テレビジョン機能部51から出力されたビデオデータV1およびオーディオデータA1と、HDMI通信部52から出力されたビデオデータV2およびオーディオデータA2と、LAN通信部53から出力されたビデオデータV3およびオーディオデータA3とを、操作入力部64からの制御信号に応じた制御部58の制御に従い、選択的に切り換えて出力する。セレクタ54で選択され出力されたビデオデータは、表示駆動部56に供給される。また、セレクタ54で選択され出力されたオーディオデータは、イコライザ部65を介して音声駆動部57に供給される。
イコライザ部65は、供給されたオーディオデータの周波数特性を調整する。より具体的には、イコライザ部65は、制御部58により設定されたイコライザパラメータに従い、オーディオデータの特定の周波数帯域のゲインを制御して周波数特性の補正を行う。イコライザ部65は、例えばFIR(Finite Impulse Response)フィルタにより構成することができる。これに限らず、イコライザ部65を、可変とされた複数の周波数ポイントでのゲインおよび変動幅を調整可能な、パラメトリックイコライザを用いて構成してもよい。
イコライザ部65は、DSP(Digital Signal Processor)を用いて構成することができる。これに限らず、イコライザ部65を、制御部58の機能の一部を用いてソフトウェアにより構成してもよい。
音声駆動部57は、イコライザ部65から出力されたオーディオデータをD/A変換によりアナログオーディオ信号に変換し、スピーカ50Lおよび50Rを駆動可能に増幅する。また、音声駆動部57は、制御部58の制御に従い、イコライザ部65から出力されたオーディオデータに対して、残響処理や位相処理といったエフェクト処理を施すことができる。D/A変換されるオーディオデータは、このエフェクト処理後のオーディオデータである。スピーカ50Lおよび50Rは、音声駆動部57から供給されたアナログオーディオ信号を音に変換して出力する。
検査用音声信号生成部66は、制御部58の制御に従い、検査用のオーディオデータを生成する。検査用のオーディオデータは、例えば可聴周波数帯域の成分を全て含むオーディオデータであって、ホワイトノイズやTSP(Time Stretched Pulse)信号、スイープ信号などを用いることができる。検査用音声信号生成部66は、検査用オーディオデータをその都度生成してもよいし、予め作成した波形データをメモリに記憶しておき、制御部58の指示に従いメモリから波形データを読み出すようにしてもよい。検査用音声信号生成部66で生成された検査用オーディオデータは、イコライザ部65に供給される。
この例では、検査用オーディオデータを音響装置200において生成しているが、これはこの例に限定されず、検査用オーディオデータを携帯端末100側で生成して音響機器200に供給するようにしてもよい。この場合、音響装置200において、検査用音声信号生成部66を省略することができる。
一例として、図2を参照し、携帯端末100において、CPU16が周波数特性補正プログラム110に従い検査用オーディオデータを生成し、RAM21などに記憶する。検査用オーディオデータを予め生成して不揮発性メモリ20に記憶しておいてもよい。CPU16は、生成した検査用のオーディオデータを所定のタイミングでRAM21や不揮発性メモリ20から読み出して、無線通信モジュール23から無線通信により送信する。この無線通信による検査用オーディオデータの送信に対して、例えばDLNA(Digital Living Network Alliance)により規定される通信規格を適用することができる。
携帯端末100から送信された検査音オーディオデータは、無線送受信装置300に受信され、ケーブル311を介して音響機器200に入力され、LAN通信部53からセレクタ54に供給される。セレクタ54においてオーディオデータA3を選択することで、当該検査用オーディオデータがイコライザ部65を介して音声駆動部57に供給され、スピーカ50Lおよび50Rから音として出力される。
表示駆動部56は、制御部58の制御に従い、セレクタ54から出力されたビデオデータに基づき表示部55を駆動するための駆動信号を生成する。生成された駆動信号は、表示部55に供給される。表示部55は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)により構成され、表示駆動部56から供給された駆動信号に応じて画像を表示する。
なお、音響装置200は、テレビジョン受像機に限らず、CD(Compact Disk)などを再生して音を出力する、オーディオ再生装置であってもよい。
<実施形態に係る空間音場の周波数特性補正処理>
実施形態による空間音場の周波数特性補正処理について、概略的に説明する。図5は、音響装置200が設置される環境の例を示す。図5の例では、周囲を壁で囲まれた四角形の部屋400の、一方の壁に寄せて、音響装置200が設置されている。音響装置200は、スピーカ50Lが左端部に、スピーカ50Rが右端部にそれぞれ配置されている。部屋400において、音響装置200から一定以上の距離が離れた位置に椅子401が設置され、ユーザは、この椅子401上の受聴位置Bにおいて、音源すなわちスピーカ50Lおよび50Rから出力される音を聴くものとする。
このような環境では、スピーカ50Lおよび50Rから出力される音は、部屋400の各壁面で反射されて、受聴位置Bに到達する。したがって、受聴位置Bにおける音は、スピーカ50Lおよび50Rから受聴位置Bに到達する直接音と、各壁面で反射された反射音とが干渉した音となり、スピーカ50Lおよび50Rから出力される音に対して周波数特性が異なっている可能性が高い。
そこで、実施形態では、スピーカ50Lまたは50R(スピーカ50Lとする)の直近の位置Aと、受聴位置Bとでそれぞれスピーカ50Lから出力される検査音を携帯端末100で録音して取得する。取得した直近位置Aおよび受聴位置Bそれぞれの音の周波数特性を算出し、直近位置Aでの周波数特性と、受聴位置Bでの周波数特性との差分を求める。この差分は、受聴位置Bにおける空間音場特性と見做すことができる。そして、スピーカ50Lから出力される音の周波数特性を、受聴位置Bにおける空間音場特性の逆特性を用いて補正する。補正は、スピーカ50Lから出力される音の受聴位置Bにおける周波数特性が、目標周波数特性となるように行う。目標周波数特性としては、例えばフラット、すなわち、全可聴周波数帯域における音圧レベルが平坦になるような特性が考えられる。このように補正を行うことで、ユーザは、受聴位置Bにおいて、本来意図された音を聴くことができる。
このとき、補正に用いる周波数特性を、同一のマイクロフォンを用いて異なる2箇所で録音したそれぞれの音の周波数特性の差分を用いて求めているので、補正におけるマイクロフォンおよび測定系の品位の影響を抑制することができる。
なお、ここで、スピーカ50Lの直近位置Aは、スピーカ50Lから出力された直接音のレベルに対する、スピーカ50Lから出力される音が壁面などで反射された反射音のレベルの比率が、閾値以上となる位置とする。スピーカ50Lの直近位置Aでは、スピーカ50Lから出力される直接音の音圧レベルが、スピーカ50Lから出力される音が周囲の壁面などで反射された反射音の音圧レベルに対して十分に大きくなる。そのため、直近位置Aで測定された周波数特性と、受聴位置Bで測定された周波数特性との差分を、受聴位置Bにおける空間音場特性と見做すことができる。
さらに、直近位置Aは、スピーカ50Lから所定以上離れた位置とする。これは、測定位置がスピーカ50Lに近すぎた場合、マイクロフォンの向きがスピーカ50Lに対する見做しの角度と僅かにずれている場合でも、測定結果がスピーカ50Lの指向性の影響を受けてしまうおそれがあるためである。
以上の事項を鑑み、部屋400が一般的な大きさおよび構造であれば、直近位置Aは、例えばスピーカ50Lの正面から50cm程度離れた位置とするのが適当である。なお、直近位置Aの条件は、部屋400の大きさや構造などで変わるものである。
なお、目標周波数特性は、フラットな特性に限られない。例えば、目標周波数特性を、可聴周波数帯域における所定の周波数帯域が強調または減衰された特性としてもよい。また、上述では、受聴位置Bについて1箇所のみで測定を行うように説明したが、これはこの例に限定されない。例えば、想定される受聴位置Bの近傍の複数の位置でそれぞれ周波数特性の測定を行い、各周波数特性の平均値を受聴位置Bでの周波数特性として用いてもよい。
次に、実施形態による空間音場の周波数特性補正処理について、図6〜図12を用いてより詳細に説明する。図6は、実施形態による空間音場の周波数特性補正の一例の処理を示すフローチャートである。図6において、左側のフローが携帯端末100における処理の例、右側のフローが音響装置200における処理の例を示す。携帯端末100のフローにおける各処理は、携帯端末100の不揮発性メモリ20に予め記憶される周波数特性補正プログラム110により、CPU16の制御に従い実行される。また、音響装置200のフローにおける各処理は、音響装置200の制御部58が有するROMに予め記憶されるプログラムにより、制御部58の制御に従い実行される。
図6において、携帯端末100のフローと音響装置200のフローとの間の矢印は、携帯端末100と音響装置200との間で、無線送受信装置300を介してなされる無線通信による情報の授受を示す。
ユーザが携帯端末100に搭載される周波数特性補正プログラム110を起動すると、携帯端末100は、ユーザからの測定要求を待機する(ステップS100)。例えば、携帯端末100において、周波数特性補正プログラム110により、ユーザインターフェイス部12のディスプレイ12aに対して図7(a)に例示される画面が表示される。
図7(a)において、画面に対してユーザに対するメッセージが表示されるメッセージ表示領域600が配置されると共に、処理の続行を示すボタン610(OK)と、処理のキャンセルを示すボタン611(CANCEL)とが表示される。メッセージ表示領域600は、例えばユーザに対して所定の操作や処理を促すメッセージが表示される。ステップS100においては、「測定しますか?」などの、測定開始指示を促すメッセージが表示される。
ステップS100において、例えばボタン610が押圧され測定を行う旨が指示された場合、携帯端末100から音響装置200に対して、測定要求が出された旨が通知される(SEQ300)。音響装置200は、この通知を受信すると、ステップS200で、音響装置200における各パラメータを含む装置情報を携帯端末100に送信する(SEQ301)。より具体的には、装置情報は、例えばイコライザ部65における周波数特性を決定するイコライザパラメータを含む。装置情報は、音声駆動部57におけるエフェクト処理を決定する各パラメータをさらに含んでもよい。携帯端末100は、ステップS101で、音響装置200から送信された装置情報を受信して、例えばRAM21に記憶する。
音響装置200は、ステップS200で装置情報を送信した後、ステップS201でイコライザ部65におけるイコライザパラメータを初期化する。このとき、音響装置200は、初期化直前のイコライザパラメータを例えば制御部58が有するRAMに記憶させる。音響装置200は、次のステップS202で音声駆動部57におけるエフェクト処理を無効化する。このエフェクト処理の無効化の際には、エフェクト処理に関する各パラメータの値は変更せずに、エフェクト処理の有効および無効のみを切り替える。これに限らず、エフェクト処理の各パラメータをRAMなどに記憶させた後、エフェクト処理の各パラメータの初期化を行ってもよい。
なお、上述のSEQ301において携帯端末100に送信される装置情報に含まれる各パラメータを、これら初期化直前のイコライザパラメータやエフェクト処理の各パラメータとし、これら各パラメータの音響装置200におけるRAMへの記憶処理を省略することも可能である。
音響装置200は、次のステップS203において、検査用音声信号生成部66で検査音(検査用のオーディオ信号)を生成し、携帯端末100からの検査音の出力指示を待機する(図示しない)。
なお、検査音は、音響装置200側で生成するのに限定されず、携帯端末100側で生成してもよい。この場合、携帯端末100側で生成された検査音のオーディオデータは、後述する検査音の出力指示のタイミングで携帯端末100から音響装置200に対して送信される。
一方、携帯端末100は、ステップS101で音響装置200からの装置情報を受信すると、ステップS102で、ディスプレイ12aに対して、マイクロフォン30(携帯端末100)をスピーカ50Lまたは50R(スピーカ50Lとする)の直近(図5の直近位置A)に配置するように促すメッセージを表示させる。図7(b)は、このステップS102でディスプレイ12aに表示される画面の例を示す。この例では、メッセージ表示領域600に対して、「スピーカ直近に配置して下さい」旨のメッセージが表示されている。
携帯端末100は、次のステップS103で、ユーザ入力すなわち図7(b)に例示される画面におけるボタン610が押圧されるのを待機する。ユーザは、携帯端末100をスピーカ50Lの直近(図5の直近位置A)に配置すると、測定の準備が整ったとして、ボタン610を押圧する。携帯端末100は、ボタン610が押圧されると、音響装置200に対して、検査音の出力指示を送信する(SEQ302)。音響装置200は、この検査音出力指示を受信すると、ステップS204で、上述のステップS203で生成した検査音をスピーカ50Lから出力する。
携帯端末100は、SEQ302において音響装置200に対して検査音出力指示を送信した後、ステップS104で録音を開始し、直近位置Aでの周波数特性の測定を行う。例えば、携帯端末100では、マイクロフォン30で収音されたアナログオーディオ信号が音声処理部22でA/D変換されてディジタル形式のオーディオデータとされ、システムコントローラ17に入力される。CPU16は、システムコントローラ17に入力されたオーディオデータを、例えば不揮発性メモリ20に記憶し、録音を行う。ステップS104で録音されて取得されたオーディオデータを、以下、直近位置のオーディオデータと呼ぶ。
ステップS104での録音が終了すると、処理がステップS105に移行される。なお、録音の終了は、携帯端末100に対するユーザ操作によって指示することができる。これに限らず、マイクロフォン30に収音される音のレベルに基づき、録音の終了タイミングを判定してもよい。ステップS105では、ディスプレイ12aに対して、マイクロフォン30(携帯端末100)を受聴位置(図5の受聴位置B)に配置するように促すメッセージを表示させる。図7(c)は、このステップS105でディスプレイ12aに表示される画面の例を示す。この例では、メッセージ表示領域600に対して、「受聴位置に配置して下さい」旨のメッセージが表示されている。
携帯端末100は、次のステップS106で、ユーザ入力すなわち図7(c)に例示される画面におけるボタン610が押圧されるのを待機する。ユーザは、携帯端末100を受聴位置Bに配置すると、測定の準備が整ったとして、ボタン610を押圧する。携帯端末100は、ボタン610が押圧されると、音響装置200に対して、検査音の出力指示を送信する(SEQ303)。音響装置200は、この検査音出力指示を受信すると、ステップS205で、上述のステップS203で生成した検査音をスピーカ50Lから出力する。
携帯端末100は、SEQ303において音響装置200に対して検査音出力指示を送信した後、ステップS107で録音を開始し、受聴位置Bでの周波数特性の測定を行う。録音された検査音のオーディオデータは、例えば不揮発性メモリ20に記憶される。以下、ステップS107で録音されて取得されたオーディオデータを、受聴位置のオーディオデータと呼ぶ。
携帯端末100は、次のステップS108で、直近位置のオーディオデータおよび受聴位置のオーディオデータの周波数解析を行い、各々周波数特性を求める。例えば、携帯端末100において、CPU16は、周波数特性補正プログラム110に従い、直近位置のオーディオデータおよび受聴位置のオーディオデータそれぞれに対してFFT(Fast Fourier Transform)処理を施して周波数特性すなわち各周波数における音圧レベルを求める。
図8は、直近位置でのオーディオデータを解析した結果の周波数特性500の例を示す。また、図9は、受聴位置でのオーディオデータを解析した結果の周波数特性501の例を示す。図8および図9、ならびに、後述する図10において、縦軸は音圧レベル(dB)を示し、横軸は周波数(Hz)を示す。
次のステップS109で、携帯端末100は、ステップS108で求めた直近位置および受聴位置での各オーディオデータの周波数特性500および501に基づき、音響装置200のイコライザ部65の周波数特性を補正するための補正値(イコライザパラメータ)を求める。ここでは、スピーカ50Lから出力された音の受聴位置における周波数特性が平坦、例えば、全可聴周波数帯域での音圧レベルが一様になるように、イコライザ部65におけるイコライザの周波数特性を補正するものとする。
携帯端末100は、先ず、直近位置のオーディオデータの周波数特性500と、受聴位置のオーディオデータの周波数特性501との差分を求める。この差分は、スピーカ50Lを音源とした場合の受聴位置Bにおける空間音場特性である。携帯端末100は、求めた空間音場特性の逆特性を示す周波数特性を、イコライザ部65におけるイコライザの周波数特性とする。
図10は、直近位置のオーディオデータの周波数特性500から、受聴位置のオーディオデータの周波数特性501を減じた空間音場特性502の例を示す。携帯端末100は、この空間音場特性502の逆特性、すなわち、空間音場特性502の各周波数における音圧レベルを0dBに補正するような補正周波数特性を求める。図11は、図10に対する補正周波数特性503の例を示す。図10において、縦軸は利得(dB)を示し、横軸は周波数(Hz)を示す。補正周波数特性503は、例えば、0dBから空間音場特性502における各周波数の音圧レベルを減じることで求めることができる。
携帯端末100は、図11のように補正周波数特性503を求めると、イコライザ部65の周波数特性を、求めた補正周波数特性503に一致または近似させるイコライザパラメータを算出する。イコライザパラメータの算出方法としては、例えばLMS(The Least Mean Square)アルゴリズムを用いることができる。
携帯端末100は、イコライザパラメータを算出すると、ステップS110で、算出されたイコライザパラメータをユーザに提示し、次のステップS111で、当該イコライザパラメータを音響装置200のイコライザ部65に反映させるか否かをユーザに問い合わせる。
図12は、ステップS110におけるディスプレイ12aに表示される画面の例を示す。表示領域601に、イコライザパラメータが表示される。この図12の例では、表示領域601に対して、イコライザパラメータとして補正周波数特性503を簡略化して表示している。図12の例では、補正周波数特性503に対して、直近位置のオーディオデータの周波数特性500と、受聴位置のオーディオデータの周波数特性501と、空間音場特性502とが重ねて表示されている。
図12において、さらに、メッセージ領域602に対して、イコライザパラメータを音響装置200のイコライザ部65のイコライザに反映させるか否かの入力を促す「反映させますか?」などのメッセージが表示される。
携帯端末100は、ステップS111でボタン610が押下されると、イコライザパラメータを反映させると判定し、処理をステップS112に移行させる。ステップS112で、携帯端末100は、フラグFLAGの値を、イコライザパラメータを反映させる旨を示す値(例えば値「1」)に設定する。一方、携帯端末100は、ステップS111でボタン611が押下されると、イコライザパラメータを反映させないと判定し、処理をステップS113に移行させる。ステップS113で、携帯端末100は、フラグFLAGの値を、イコライザパラメータを反映させない旨を示す値(例えば値「0」)に設定する。
携帯端末100は、ステップS112またはステップS113でフラグFLAGの値が設定されると、SEQ304で、設定されたフラグFLAGの値を、ステップS109で算出されたイコライザパラメータの値と共に音響装置200に送信する。なお、フラグFLAGの値がイコライザパラメータを反映させない旨を示す値である場合、イコライザパラメータの送信を省略することができる。SEQ304でフラグFLAGおよびイコライザパラメータの送信が完了すると、携帯端末100側の一連の処理が終了される。
音響装置200は、SEQ304で携帯端末100から送信されたフラグFLAGの値とイコライザパラメータとを受信すると、ステップS206で、フラグFLAGの値に基づく判定を行う。
音響装置200は、ステップS206で、フラグFLAGの値がイコライザパラメータを反映させる旨を示す値(例えば値「1」)であると判定した場合、処理をステップS207に移行させる。ステップS207で、音響装置200は、SEQ304で携帯端末100からフラグFLAGの値と共に送信されたイコライザパラメータによりイコライザ部65のイコライザパラメータを更新し、ステップS109で算出されたイコライザパラメータをイコライザ部65に反映させる。
一方、音響装置200は、ステップS206で、フラグFLAGの値がイコライザパラメータを反映させない旨を示す値(例えば値「0」)であると判定した場合、処理をステップS208に移行させる。音響装置200は、ステップS208で、イコライザ部65の状態を、上述したステップS201においてイコライザパラメータ初期化処理を行った以前の状態に復元する。例えば、音響装置200は、ステップS201でRAMに記憶したイコライザパラメータをイコライザ部65に設定する。
音響装置200は、ステップS207またはステップS208の処理が終了すると、処理をステップS209に移行させ、エフェクト状態を有効化し、ステップS202で無効化した状態から復元する。ステップS209でエフェクト状態が復元されると、音響装置200側の一連の処理が終了される。
以上説明したように、本実施形態では、同一のマイクロフォンを用いて、音源の直近位置と受聴位置とにおいてそれぞれ周波数特性を測定し、直近位置の周波数特性と、受聴位置の周波数特性との差分に基づきイコライザパラメータを算出している。そのため、イコライザの周波数特性の補正に際して、測定に用いるマイクロフォンの品位(測定系の品位)に依存しない補正が可能である。
また、マイクロフォンの品位の依存しない補正が可能であるため、メーカ別、機種別にマイクロフォン特性の較正を行う場合と比較して、手離れのよいシステムを構成できる。
さらに、直近位置の周波数特性と、受聴位置の周波数特性との差分に基づきイコライザパラメータを算出しているため、イコライザパラメータの補正後にも、音響装置200の設計者が意図的に色付けしている特性を残しておける。
12 ユーザインターフェイス部
12a ディスプレイ
12b タッチパネル
16 CPU
17 システムコントローラ
20 不揮発性メモリ
21 RAM
22 音声処理部
30 マイクロフォン
50L,50R スピーカ
57 音声駆動部
65 イコライザ部
66 検査用音声信号生成部
100 携帯端末
110 周波数特性補正プログラム
120 制御部
121 算出部
122 UI生成部
123 録音部
124 検査音出力部
200 音響装置
300 無線送受信装置
500,501 周波数特性
502 空間音場特性
503 補正周波数特性

Claims (8)

  1. 音響装置と通信する通信部と、
    前記通信部を介して前記音響装置に検査音を出力させる検査音出力部と、
    音入力装置で収音した音を録音する録音部と、
    メッセージを表示する表示部と、
    ユーザ入力を受け付ける入力部と、
    前記音響装置のスピーカの直近に前記音入力装置を移動させて第1の音を録音するように促す第1のメッセージを前記表示部に対して表示させ、該第1のメッセージに応じた前記入力部に対するユーザ入力に従い前記検査音出力部に対して前記検査音の出力を指示すると共に前記録音部に対して該第1の音の録音を指示し、該第1の音が録音された後に、前記表示部に対して受聴位置に前記音入力装置を移動させて第2の音を録音するように促す第2のメッセージを表示させ、該第2のメッセージに応じた前記入力部に対するユーザ入力に従い前記検査音出力部に対して前記検査音の出力を指示すると共に前記録音部に対して該第2の音の録音を指示する制御部と、
    前記録音部で録音された前記第1の音の第1の周波数特性と前記第2の音の第2の周波数特性とを求め、該第1の周波数特性と該第2の周波数特性との差分に基づき、該第2の周波数特性を目標周波数特性に補正するための補正値を算出する算出部と
    を有する音響処理装置。
  2. 前記算出部は、
    前記補正値を前記通信部を介して前記音響装置に送信する請求項1に記載の音響処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記補正値を前記音響装置に送信する前に、前記通信部を介して前記音響装置から少なくとも周波数特性を制御するための制御情報を取得し、前記算出部による前記補正値の算出の後に、前記入力部に対するユーザ入力に応じて該制御情報を該音響装置に送信する請求項2に記載の音響処理装置。
  4. 前記目標周波数特性は、全可聴周波数帯域において音圧レベルが平坦となる周波数特性である請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の音響処理装置。
  5. 前記算出部は、
    前記第2の周波数特性を、前記受聴位置の近傍の複数の位置で録音された前記第2の音それぞれの周波数特性を平均して求める請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の音響処理装置。
  6. 通信部を介して音響装置に検査音を出力させる検査音出力ステップと、
    音入力装置で収音した音を録音する録音ステップと、
    前記音響装置のスピーカの直近に前記音入力装置を移動させて第1の音を録音するように促す第1のメッセージを表示部に対して表示させる第1の表示ステップと、
    前記第1のメッセージに応じた、入力部に対するユーザ入力に従い前記検査音出力ステップに対して前記検査音の出力を指示すると共に前記録音ステップに対して前記第1の音の録音を指示する第1の検査音取得ステップと、
    前記第1の音が録音された後に、前記表示部に対して受聴位置に前記音入力装置を移動させて第2の音を録音するように促す第2のメッセージを表示させる第2の表示ステップと、
    前記第2のメッセージに応じた前記入力部に対するユーザ入力に従い前記検査音出力部に対して前記検査音の出力を指示すると共に前記録音ステップに対して第2の音の録音を指示する第2の検査音取得ステップと、
    前記第1の検査音取得ステップで録音された前記第1の音の第1の周波数特性と、前記第2の検査音取得ステップで録音された前記第2の音の第2の周波数特性とを求め、該第1の周波数特性と該第2の周波数特性との差分に基づき、該第2の周波数特性を目標周波数特性に補正するための補正値を算出する算出ステップと
    を有する音響処理方法。
  7. 通信部を介して音響装置に検査音を出力させる検査音出力ステップと、
    音入力装置で収音した音を録音する録音ステップと、
    前記音響装置のスピーカの直近に前記音入力装置を移動させて第1の音を録音するように促す第1のメッセージを表示部に対して表示させる第1の表示ステップと、
    前記第1のメッセージに応じた、入力部に対するユーザ入力に従い前記検査音出力ステップに対して前記検査音の出力を指示すると共に前記録音ステップに対して前記第1の音の録音を指示する第1の検査音取得ステップと、
    前記第1の音が録音された後に、前記表示部に対して受聴位置に前記音入力装置を移動させて第2の音を録音するように促す第2のメッセージを表示させる第2の表示ステップと、
    前記第2のメッセージに応じた前記入力部に対するユーザ入力に従い前記検査音出力部に対して前記検査音の出力を指示すると共に前記録音ステップに対して第2の音の録音を指示する第2の検査音取得ステップと、
    前記第1の検査音取得ステップで録音された前記第1の音の第1の周波数特性と、前記第2の検査音取得ステップで録音された前記第2の音の第2の周波数特性とを求め、該第1の周波数特性と該第2の周波数特性との差分に基づき、該第2の周波数特性を目標周波数特性に補正するための補正値を算出する算出ステップと
    をコンピュータに実行させるための音響処理プログラム。
  8. 互いに通信可能に接続された携帯端末と音響装置とを含む音響処理システムであって、
    前記携帯端末は、
    音入力装置で収音した音を録音する録音部と、
    メッセージを表示する表示部と、
    ユーザ入力を受け付ける入力部と、
    前記音響装置のスピーカの直近に前記音入力装置を移動させて第1の音を録音するように促す第1のメッセージを前記表示部に対して表示させ、該第1のメッセージに応じた前記入力部に対するユーザ入力に従い検査音の出力指示を出すと共に前記録音部に対して該第1の音の録音を指示し、該第1の音が録音された後に、前記表示部に対して受聴位置に前記音入力装置を移動させて第2の音を録音するように促す第2のメッセージを表示させ、該第2のメッセージに応じた前記入力部に対するユーザ入力に従い前記音響装置に対して検査音の出力指示を出すと共に前記録音部に対して該第2の音の録音を指示する第1制御部と、
    前記録音部で録音された前記第1の音の第1の周波数特性と前記第2の音の第2の周波数特性とを求め、該第1の周波数特性と該第2の周波数特性との差分に基づき、該第2の周波数特性を目標周波数特性に補正するための補正値を算出する算出部と、
    前記算出部で算出された前記補正値を前記音響装置に送信する通信部と
    を有し、
    前記音響装置は、
    スピーカから出力される音の周波数特性を調整するイコライザと、
    前記出力指示に従い前記スピーカから検査音を出力する検査音出力部と、
    前記携帯端末から送信された前記補正値を前記イコライザに設定する第2制御部と
    を有する音響処理システム。
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