JP2013172248A - 携帯型機器、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

携帯型機器、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信相手機器との通信間隔を長くすると、省電力となるが、離間検出が遅くなる。そのため、通信相手機器との離間を早期に検出でき、省電力な携帯型機器が、望まれる。
【解決手段】携帯型装置は、無線通信をする無線通信部と、前記無線通信部を用いて、通信相手機器との接続状態を確認する接続確認部と、自機器の移動状態を検出する移動状態検出部と、前記無線通信部を用いて、通信相手機器の移動状態を取得する移動状態取得部と、前記自機器または前記通信相手機器のいずれか一の機器をマスタ機器、他方の機器をスレーブ機器とする場合に、前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が大きくなると、前記接続確認部による通信間隔を短くし、かつ前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなると、前記通信間隔を長くする通信間隔制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯型機器、その制御方法、及びプログラムに関し、特に無線通信により、通信相手機器との通信間隔を制御する携帯型機器、その制御方法、及びプログラムに関する。
無線通信を行う携帯型機器は、通信を維持するために電力を消費する。そのため、無線通信を行う携帯型機器は、携帯している状態では、利用時間が短くなりやすい。
ここで、特許文献1において、移動状況から、通信相手機器との離間を検出する携帯型機器が開示されている。
また、特許文献2において、装置間の距離が離れた場合に、応答速度を低下させる携帯端末装置が開示されている。
特開2010−213152号公報 特許第4462614号公報
なお、上記先行技術文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明の観点からなされたものである。
上記のとおり、無線通信を行う携帯型機器の消費電力を少なくし、利用時間を延長させることが重要である。さらに、通信相手機器との離間が生じた場合には、携帯型機器は適切な処理を行うことが重要である。例えば、携帯型機器が、通信相手機器との離間を早期に検出し、報知することは有益な処理である。
特許文献1においては、通信相手機器との離間を検出する技術が開示されている。しかし、通信相手機器との離間が生じた場合に、消費電力を少なくする技術は、開示されていない。
特許文献2においては、装置間の距離が離れた場合に、応答速度を低下させる技術が開示されている。しかし、応答速度を下げると、通信相手機器との離間の検出が遅くなる。その結果、携帯端末装置の利便性が低下することとなる。
従って、通信相手機器との離間を早期に検出でき、省電力な携帯型機器が望まれる。
本発明の第1の視点によれば、無線通信をする無線通信部と、前記無線通信部を用いて、通信相手機器との接続状態を確認する接続確認部と、自機器の移動状態を検出する移動状態検出部と、前記無線通信部を用いて、通信相手機器の移動状態を取得する移動状態取得部と、前記自機器または前記通信相手機器のいずれか一の機器をマスタ機器、他方の機器をスレーブ機器とする場合に、前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が大きくなると、前記接続確認部による通信間隔を短くし、かつ前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなると、前記通信間隔を長くする通信間隔制御部と、を備える携帯型機器が提供される。
本発明の第2の視点によれば、無線通信をする無線通信部と、前記無線通信部を用いて、無線通信の接続状態を確認する接続確認部と、を備える携帯型機器の制御方法であって、自機器の移動状態を検出する工程と、通信相手機器の移動状態を取得する工程と、前記無線通信部を用いて、通信相手機器の移動状態を取得する工程と、前記自機器または前記通信相手機器のいずれか一の機器をマスタ機器、他方の機器をスレーブ機器とする場合に、前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が大きくなると、前記接続確認部による通信間隔を短くし、かつ前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなると、前期通信間隔を長くする通信間隔制御工程と、を含む携帯型機器の制御方法が提供される。
本発明の第3の視点によれば、無線通信をする無線通信部と、前記無線通信部を用いて、無線通信の接続状態を確認する接続確認部と、を備える携帯型機器を制御するコンピュータに対して、自機器の移動状態を検出する処理と、通信相手機器の移動状態を取得する処理と、前記自機器または前記通信相手機器のいずれか一の機器をマスタ機器、他方の機器をスレーブ機器とする場合に、前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が大きくなると、前期接続確認部による通信間隔を短くし、かつ前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなると、前期通信間隔を長くする通信間隔制御処理と、を実行させるプログラムが提供される。
本発明の各視点によれば、通信相手機器との離間を早期に検出でき、省電力な携帯型機器が、提供される。
本発明の一実施形態を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るマスタ機器2とスレーブ機器3の通信間隔の一例を示す図である。 携帯型機器1の構成の一例を示す図である。 マスタ機器2からスレーブ機器3への接続確認処理のフローチャートである。 通信間隔の設定処理のフローチャートである。 通信間隔を長くする処理の一例を示す図である。 通信間隔を短くする処理の一例を示す図である。 通信間隔と離間検出の関係の一例を示す図である。 携帯型機器1の構成の一例を示す図である。 移動状態の判定基準と運動物理量の関係の一例を示す図である。
初めに、図1を用いて一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に図面参照番号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図したものではない。
上記のとおり、携帯型機器の消費電力を少なくし、利用時間を延長させることが重要である。さらに、通信相手機器との離間が生じた場合には、携帯型機器は適切な処理を行うことが重要である。従って、通信相手機器との離間を早期に検出でき、省電力な携帯型機器が望まれる。
そこで、一例として図1に示す携帯型機器1を提供する。図1に示す携帯型機器1は、無線通信をする無線通信部10と、無線通信部10を用いて、通信相手機器の接続状態を確認する接続確認部11と、自機器の移動状態を検出する移動状態検出部12と、無線通信部10を用いて、通信相手機器の移動状態を取得する移動状態取得部13と、マスタ機器2の移動状態を基準として、スレーブ機器3の移動状態との差異が大きくなると、接続確認部11による通信間隔を短くし、かつスレーブ機器3の移動状態との差異が小さくなると、通信間隔を長くする通信間隔制御部14と、を備える。
まず、携帯型機器1は、無線通信部10を備えている。ここで、無線通信部10は、無線通信を行うためのアンテナを備えるものとする。
そして、携帯型機器1は、接続確認部11を備えている。ここで、携帯型機器1は、予め定められた通信間隔で通信相手機器と通信するものとする。なお、本発明では、通信間隔とは、自機器から通信相手機器への接続確認のための通信間隔であるとする。
かつ、携帯型機器1は、移動状態検出部12を備えている。移動状態検出部12は、自機器の移動状態を検出する。ここで、移動状態とは、携帯型機器1の運動物理量の変化のパターンに基づく特徴量である。ここで、運動物理量とは、携帯型機器1の運動によって変化する物理量を表すものとする。
以上より、移動状態検出部12は、運動物理量を計測できるセンサを備えていることが好ましい。そして、その場合には、移動状態とは、単位時間当たりでのセンサの出力値の変化量に基づく特徴量である。
なお、本発明では、移動状態を決定するための運動物理量の種類は問わないものとする。ただし、本発明では、マスタ機器2、及びスレーブ機器3において、同一の種類の運動物理量の変化のパターンに基づき、移動状態を決定するものとする。さらに、運動物理量の変化のパターンの算出方法についても、マスタ機器2、及びスレーブ機器3において、同一の方法で算出するものとする。
例えば、マスタ機器2の加速度の変化のパターンに基づき、マスタ機器2の移動状態を決定したとする。その場合には、スレーブ機器3の移動状態については、スレーブ機器3の加速度の変化のパターンに基づき、決定しなくてはならないものとする。
さらに、携帯型機器1は、移動状態取得部13を備えている。移動状態取得部13は、通信相手機器の移動状態を取得する。そして、携帯型機器1は、移動状態取得部13を用いて、自機器の移動状態と通信相手機器の移動状態の差を検出する。ここで、両機器の移動状態の差異が小さい場合には、両機器が近距離にある可能性が高いといえる。ここで、上記のとおり、移動状態は、携帯型機器1の運動物理量の変化のパターンに基づく特徴量である。そのため、両機器の移動状態の差異が小さいということは、両機器の運動物理量の変化のパターンの差異が小さいということである。
例えば、ユーザが両機器を一緒に携帯している場合を考える。その場合には、両機器の運動物理量の変化のパターンが類似する可能性が高い。従って、両機器の移動状態の差異が小さい場合には、両機器が近距離にある可能性が高いと考えることができる。
一方、両機器の移動状態の差異が大きい場合には、両機器が離間している可能性が高いといえる。なぜなら、両機器の移動状態の差異が大きいということは、両機器の運動物理量の変化のパターンの差異が大きいということだからである。
例えば、ユーザが一方の携帯型機器1のみを携帯して移動している場合を考える。そして、その携帯している携帯型機器1の通信相手機器は、一箇所で静止しているとする。その場合には、ユーザの移動に伴い、携帯している携帯型機器1の運動物理量は変化する。しかし、静止している携帯型機器1の運動物理量は変化しない。従って、両機器の移動状態の差異が大きい場合には、両機器が離間している可能性が高いと考えることができる。
そして、両機器が離間した場合には、早期に離間を検出することが好ましい。なぜなら、離間によって、接続不能となった場合に、早期に通信切断をするためである。そして、通信を切断することによって、携帯型機器1は省電力となる。
さらに、携帯型機器1は、通信間隔制御部14を備えている。通信間隔制御部14は、自機器から通信相手機器への接続確認のための通信間隔を制御する。ここで、自機器または前記通信相手機器のいずれか一の機器をマスタ機器2とする。また、他方の機器をスレーブ機器3とする。なお、それぞれの機器の主従関係に基づき、マスタ機器2とスレーブ機器3に区別される。そして、通信間隔制御部14は、マスタ機器2の移動状態を基準として、スレーブ機器3の移動状態との差異が増加するほどに、通信間隔を短くする。
ここで、マスタ機器2に対して、スレーブ機器3が近距離にある状態を考える。両機器が近距離にある状態では、両機器間での通信が途切れにくい状態となる。そこで、両機器が近距離にある状態では、離間検出のための通信間隔は長いことが好ましい。なぜなら、通信間隔を長くすることによって、携帯型機器1は省電力となるからである。そして、マスタ機器2とスレーブ機器3の移動状態の差異に基づき、通信間隔制御部14は両機器が離間しているか否かを判断する。
一方、マスタ機器2に対して、スレーブ機器3が離間している状態を考える。両機器が離間している状態では、両機器間での通信が途切れやすい状態となる。そこで、両機器が離間している状態では、離間検出のための通信間隔は短いことが好ましい。なぜなら、通信間隔を短くすることによって、早期に離間を検出することができるからである。
以上より、通信相手機器との離間を早期に検出でき、省電力な携帯型機器が提供できる。
以下に具体的な実施の形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るマスタ機器2とスレーブ機器3の通信間隔の一例を示す図である。
まず、図2の(a)図は、マスタ機器2とスレーブ機器3が近距離にある状態を示す図である。一方、図2の(b)図は、図(2)の(a)図の状態に比べて、マスタ機器2とスレーブ機器3が離間している状態を示す図である。そして、図2の(a)、及び(b)図において、同心円は、マスタ機器2から新たな信号が発信された時点での、過去の信号の伝播位置を表す。つまり、図2の(b)の通信間隔は、図2の(a)図の通信間隔よりも短いことを表している。従って、図2の(a)図、及び図2の(b)図より、マスタ機器2に対して、スレーブ機器3が離間するほどに通信間隔は短くなるといえる。このように、通信間隔を短くすることによって、マスタ機器2は、スレーブ機器3と離間していることを早期に検出できる。
次に、図3は、携帯型機器1の内部構造の一例を示す図である。
携帯型機器1は、無線通信部10、接続確認部11、移動状態検出部12、移動状態取得部13、通信間隔制御部14、タイマ部15、記憶部16、報知部17、操作部18、表示部19を備える。
まず、無線通信部10は、上記のとおり、無線通信をする。そして、無線通信を行うためのアンテナを備える。例えば、近距離通信の場合には、近距離通信のためのアンテナを備える。以下、本実施形態に係る携帯型機器1は、近距離無線通信を行うものとして、説明する。ただし、携帯型機器1は、中長距離通信に対応してもよい。その場合には、無線通信部10は、目的とする通信距離に対応したアンテナを備えることが好ましい。
また、接続確認部11は、上記のとおり、通信相手機器の接続状態を確認する。まず、マスタ機器2は、スレーブ機器3に対して接続確認のための通信を行う。そして、マスタ機器2は、スレーブ機器3からの応答を待つ。一方、スレーブ機器3は、マスタ機器2からの接続確認を待つ。そして、スレーブ機器3は、マスタ機器2からの接続確認に対して応答する。
また、移動状態検出部12は、上記のとおり、自機器の移動状態を検出する。ここで、移動状態とは、上記のとおり、運動物理量の変化のパターンに基づき決定される特徴量である。そして、運動物理量とは、携帯型機器1の運動によって変化する物理量を表すものである。
従って、移動状態検出部12は、加速度センサ、又はジャイロセンサ、又は方位センサ、又は気圧センサなどの運動物理量を測定できるセンサを備えることが好ましい。そして、移動状態検出部12は、センサの出力値に基づき、移動状態を決定する。また、移動状態検出部12は、2以上のセンサを備えてもよい。その場合には、移動状態検出部12は、2以上のセンサの出力値から複合的に移動状態を決定してもよい。ただし、運動物理量を測定できるセンサであれば、移動状態検出部12は、センサの種類を問わないものとする。また、センサの出力する運動物理量の変化のパターンに基づき、移動状態検出部12は、少なくとも2以上の段階に移動状態を分類してもよい。
例えば、加速度センサの場合を考える。その場合には、移動状態検出部12は、加速度の変化のパターンに基づき、移動状態を決定してもよい。または、移動状態検出部12は、速度の変化のパターンに基づき、移動状態を決定してもよい。
ここで、単位時間当たりの加速度とは、単位時間当たりの速度の変化量のことである。そこで、例えば、初期速度を0メートル毎秒とする。かつ、加速度を1メートル毎秒毎秒とする。その場合、1秒経過後は、速度は1メートル毎秒である。このようにして、加速度に基づき、速度の変化のパターンを算出することができる。また、移動量の変化のパターンに基づき、移動状態検出部12は移動状態を決定してもよい。具体的には、単位時間当たりの速度とは、単位時間当たりの移動量の変化量である。そこで、例えば、初期位置を0メートルの位置であるとする。かつ、速度を1メートル毎秒とする。その場合、1秒経過後は、1メートルの位置に移動していることとなる。このようにして、速度に基づき、移動量の変化のパターンを算出することができる。なお、マスタ機器2とスレーブ機器3の姿勢が一致しているとは限らない。そのため、移動状態検出部12は、方向に依存しない移動量の変化を算出することとなる。
また、例えば、ジャイロセンサの場合を考える。その場合、角速度の変化のパターンに基づき、移動状態検出部12は、移動状態を決定してもよい。また、角速度から、移動量などの異なる運動物理量を算出してもよい。そして、その算出結果に基づき、移動状態検出部12は移動状態を決定してもよい。
また、例えば、方位センサの場合を考える。その場合、移動状態検出部12は、地磁気センサを用いることができる。そして、移動状態検出部12は、地磁気センサによって姿勢の絶対量を検出できる。そして、姿勢の絶対量の変化のパターンに基づき、移動状態検出部12は移動状態を決定してもよい。
また、例えば、気圧センサの場合を考える。その場合、地上からの高度の変化のパターン基づき、移動状態を決定してもよい。
そして、移動状態取得部13は、上記のとおり、通信相手機器の移動状態を取得する。本実施形態に係る携帯型機器1では、マスタ機器2の接続確認部11が、スレーブ機器3に接続状態を確認する。そして、スレーブ機器3の接続確認部11は、マスタ機器2に応答する。その際に、スレーブ機器3の接続確認部11は、スレーブ機器3の移動状態も合わせて、マスタ機器2に応答する。そして、マスタ機器2の移動状態取得部13は、スレーブ機器3の移動状態を取得する。
また、通信確認制御部14は、上記のとおり、通信相手機器との通信間隔を制御する。ここで、マスタ機器2の通信確認制御部14は、スレーブ機器3の移動状態との差異に基づき、通信間隔を決定する。ここで、通信確認制御部14は、移動状態に基づき、通信間隔を算出してもよい。または、携帯型機器1は、予め、通信間隔と移動状態の対応テーブルを保持していてもよい。その場合には、通信確認制御部14は、通信間隔の決定時に、対応テーブルを参照するものとする。
上記のとおり、マスタ機器2の通信確認制御部14は、移動状態の差異が大きくなると、通信間隔を短くする。その結果、携帯型機器1は、早期に離間検出をすることができる。かつ、マスタ機器2の通信確認制御部14は、移動状態の差異が小さくなると、通信間隔を長くする。その結果、携帯型機器1は、不必要な通信を少なくし、省電力化を図ることができる
そして、通信間隔の決定後に、マスタ機器2の通信確認制御部14は、スレーブ機器3に通信間隔を通知する。その後、スレーブ機器3は、自機器の通信間隔として、マスタ機器2から通知された通信間隔を設定する。
ここで、携帯型機器1が通信相手機器からの接続確認を待つ場合を考える。その場合、タイマ部15は、接続確認部11による接続確認のための最大通信待ち時間を設定する。ここで、最大通信待ち時間とは、接続確認部11が通信相手機器からの接続確認を待つために許容できる最長時間である。この場合には、最大通信待ち時間内で通信できたか否かを、接続確認部11は判断する。ここで、最大通信待ち時間内で通信ができなければ、接続確認部11は、通信相手機器と接続不能と判断する。そして、携帯型機器1は、通信相手機器と通信切断する。
また、携帯型機器1が、通信相手機器への接続確認に対して、通信相手機器からの応答を待つ場合を考える。その場合、タイマ部15は、接続確認部11による応答確認のための最大応答待ち時間を設定する。ここで、最大応答待ち時間とは、接続確認部11が通信相手機器からの応答を待つために許容できる最長時間である。この場合には、最大応答待ち時間内で応答があったか否かを、接続確認部11は判断する。ここで、最大応答待ち時間内で応答がなければ、接続確認部11は、通信相手機器と接続不能と判断する。そして、携帯型機器1は、通信相手機器と通信切断する。
例えば、マスタ機器2の接続確認部11が、最大応答待ち時間内でスレーブ機器3から応答を受信しないとする。その場合、マスタ機器2の接続確認部11は、スレーブ機器3と接続不能と判断する。一方、スレーブ機器3の接続確認部11が、最大通信待ち時間内でマスタ機器2から接続確認を受信しないとする。その場合、スレーブ機器3の接続確認部11は、マスタ機器2と接続不能と判断する。
また、記憶部16は、携帯型機器1内のデータを保持する。例えば、記憶部16は、通信間隔を保持する。また、通信間隔を決定するための情報、及び、移動状態を決定するための情報を保持する。例えば、移動状態を2以上の段階に分類した場合を考える。その場合、記憶部16は、移動状態の段階を決定するためのテーブルを保持する。
また、報知部17は、携帯型機器1のユーザに、通信相手機器と離間したことを報知する。ここで、報知部17は、バイブレータ部17A、又はLED(Light Emitting Diode)部17B、又は報音部17Cを備えることが好ましい。バイブレータ部17Aは、振動によって、通信相手機器との離間をユーザに報知する。また、LED部17Bは、光によって、通信相手機器との離間をユーザに報知する。また、報音部17Cは、音によって、通信相手機器との離間をユーザに報知する。ただし、通信相手機器との離間をユーザに報知できれば、報知部17は、他の報知の方法を用いてもよい。
また、操作部18は、ユーザが携帯型機器1を操作するためのインターフェースである。操作部18として、携帯型機器1がボタンを備えることが好ましい。また操作部18として、携帯型機器1がタッチパネルを備えてもよい。
また、表示部19は、ユーザの操作による結果を表示する。表示部19として、液晶パネル、及び有機EL(Electro Luminescence)パネル等、各種存在するがその方式は問わない。
次に、図4のフローチャートを用いて、マスタ機器2からスレーブ機器3への接続確認処理について説明する。
まず、マスタ機器2の接続確認部11は、通信間隔を設定する。そして、マスタ機器2のタイマ部15は、最大通信待ち時間として、通信間隔の時間を設定する(ステップS110)。
そして、最大通信待ち時間を経過したか否かを、マスタ機器2の接続確認部11は判断する(ステップS111)。ステップS111の条件を満たさない場合(ステップS111のN)、マスタ機器2の接続確認部11は、接続確認を保留する。
ステップS111の条件を満たす場合(ステップS111のY)の場合、マスタ機器3のタイマ部15は、次の最大通信待ち時間を設定する(ステップS112)。そして、マスタ機器2の無線通信部10は、スレーブ機器3に対して、接続確認を開始する(ステップS113)。
ステップS113の処理の後に、マスタ機器2のタイマ部15は、最大応答待ち時間を設定する。そして、スレーブ機器2の接続確認部11は、応答待ちを開始する。
そして、スレーブ機器3からの応答があったか否かを、マスタ機器2の接続確認部11は判断する(ステップS115)。ステップS115の条件を満たす場合(ステップS115のY)、ステップS111に遷移する。つまり、最大通信待ち時間を経過するまで、次の接続確認を保留する。
一方、ステップS115の条件を満たさない場合(ステップS115のN)、最大応答待ち時間を経過したか否かを、マスタ機器2のタイマ部15は判断する(ステップS116)。ステップS116の条件を満たさない場合(ステップS116のN)、ステップS115に遷移する。つまり、マスタ機器2の接続確認部11は、スレーブ機器3からの応答待ちを継続する。
一方、ステップS116の条件を満たす場合(ステップS116のY)、マスタ機器2の接続確認部11は、スレーブ機器3に対して接続不能と判断する(ステップS117)。
なお、スレーブ機器3の接続確認部11は、最大通信待ち時間を経過するまで、マスタ機器2からの接続確認を待つ。その後、接続確認を受信できなかった場合、スレーブ機器3の接続確認部11は、マスタ機器2に対して接続不能と判断する。
次に、図5のフローチャートを用いて、通信間隔の設定処理について説明する。
まず、マスタ機器2の接続確認部11は、既定の通信間隔を設定する。そして、マスタ機器2の無線通信部10は、スレーブ機器3に対して通信を開始する(ステップS210)。
そして、マスタ機器2の接続確認部11は、スレーブ機器3に、接続確認をする。その後、スレーブ機器3は、マスタ機器2からの接続確認を受信したとする。その場合には、スレーブ機器3の移動状態検出部12は、スレーブ機器3の移動状態を検出する。そして、スレーブ機器3の接続確認部11は、マスタ機器2へ応答する。その際に、スレーブ機器3は、スレーブ機器3の移動状態もあわせて応答する。そして、マスタ機器2の移動状態取得部13は、スレーブ機器3の移動状態を取得する(ステップS211)。
次に、マスタ機器2の移動状態検出部12は、マスタ機器2の移動状態を取得する(ステップS212)。
そして、マスタ機器2の通信間隔制御部14は、マスタ機器2の移動状態に基づき、スレーブ機器3の移動状態の差異を判断する。そして、両機器の移動状態の差異に基づき、マスタ機器2の通信間隔制御部14は、通信間隔を決定する(ステップS213)。
その後、ステップS213の処理の前後で通信間隔が変化するか否かを、マスタ機器2の通信間隔制御部14は判断する(ステップS214)。ステップS214の条件を満たさない場合(ステップS214のN)、ステップS211の処理に遷移する。その場合、通信間隔を変更せずに、マスタ機器2は、スレーブ機器3に対して接続確認を継続することとなる。
一方、ステップS214の条件を満たす場合(ステップS214のY)、ステップS215に遷移する。つまり、マスタ機器2の接続確認制御部14は、スレーブ機器3に、新しい通信間隔を通知する(ステップS215)。
そして、スレーブ機器3の通信間隔制御部14は、自機器の通信間隔として、通知された通信間隔を設定する(ステップS216)。その後、ステップS211に遷移する。その場合、マスタ機器2、及びスレーブ機器3は、通信を継続することとなる。
ここで、図6、及び図7を用いて、通信間隔を変更する処理の一例を示す。
まず、図6、図7のm0、及びm1は、それぞれ異なる移動状態を表す。また、図6、図7のt0、及びt1は、通信間隔を表す。なお、図6、図7に示すように、t1はt0より長い通信間隔であるものとする。また、ma_1、及びma_2は、それぞれマスタ機器2の移動状態を表す。一方、sl_1、及びsl_2は、それぞれスレーブ機器3の移動状態を表す。
まず、図6を用いて、通信間隔を長く変更する処理について説明する。
まず、マスタ機器2は、p1の時点において、通信間隔をt0に設定する(ステップS110)。ここで、p1の時点では、マスタ機器2、及びスレーブ機器3の移動状態は、どちらもm0である(図6のma_1、sl_1)。そして、p1から時間t0を経過し、p2となったとする(ステップS111のY)。ここで、p2の時点で、マスタ機器2はスレーブ機器3に接続確認、及び移動状態の確認をする(図6のR01、ステップS113、ステップS211)。その後、スレーブ3は、接続確認への応答、及び移動状態の応答をする(図6のA01、ステップS115のY)。ここで、スレーブ機器3の移動状態はm1である(図6のsl_2)。次に、マスタ機器2は、マスタ機器2の移動状態を検出する(ステップS212)。ここで、マスタ機器2の移動状態もm1である(図6のma_2)。従って、マスタ機器2とスレーブ機器3の移動状態はm1で同一である。よって、マスタ機器2は、t0より長いt1へ通信間隔を変更する(ステップS213)。そして、p3の時点となったときに、マスタ機器2は通信間隔t1を設定する(ステップS112)。かつ、マスタ機器2は、スレーブ機器3に通信間隔t1を通知する(図6のR02、ステップS215)。ここで、p3の時点は、p2から時間t0経過後である(ステップS111のY)。その後、スレーブ機器3は、通信間隔t1を設定する(ステップS216)。
次に、図7を用いて、通信間隔を短く変更する処理を説明する。
まず、マスタ機器2は、p1の時点において、通信間隔をt1に設定する(ステップS110)。ここで、p1の時点では、マスタ機器2、及びスレーブ機器3の移動状態は、m0である(図7のma_1、sl_1)。そして、p1から時間t1を経過し、p2となったとする(ステップS111のY)。ここで、p2の時点で、マスタ機器2はスレーブ機器3に接続確認、及び移動状態の確認をする(図7のR11、ステップS113、ステップS211)、その後、スレーブ3は、接続確認への応答、及び移動状態の応答をする(図7のA11、ステップS115のY)。ここで、スレーブ機器3の移動状態はm1である(図7のsl_2)。次に、スレーブ機器3は、スレーブ機器3の移動状態を検出する(ステップS212)。ここで、マスタ機器の移動状態はm0から変化していない(図7のma_1)。従って、マスタ機器2とスレーブ機器3移動状態は異なる。よって、マスタ機器2は、t1より短いt0へ通信間隔を変更する(ステップS213)。そして、p3の時点となったときに、マスタ機器2は通信間隔t0を設定する(ステップS112)。かつ、マスタ機器2は、スレーブ機器3に通信間隔t0を通知する(図7のR12、ステップS215)。ここで、p3の時点は、p2から時間t1経過後である(ステップS111のY)。その後、スレーブ機器3は通信間隔t0を設定する(ステップS216)。
次に、図8を用いて、通信間隔を短くすることによって、離間を早期に検出できることについて説明する。
まず、図8のm0、及びm1は、それぞれ異なる移動状態を表す。また、図8のt0、及びt1は、通信間隔を表す。なお、図8に示すように、t1はt0より長い通信間隔であるものとする。また、線L01は、マスタ機器2とスレーブ機器3の距離の差を表す線である。
ここで、図8のp1の時点の移動状態に着目する。まず、p1の時点で、マスタ機器2の移動状態は、m0である。かつ、スレーブ機器3の移動状態もm0である。次に、p2の時点の移動状態に着目する。ここで、p2の時点で、マスタ機器2の移動状態はm0のままである。一方、スレーブ機器3の移動状態はm1である。従って、マスタ機器2に対して、スレーブ機器3の移動状態が異なる。
ここで、マスタ機器2とスレーブ機器3の移動状態の差異に基づき、通信間隔を変更する場合について考える。つまり、p2の時点で、マスタ機器2は、t1からt0へ通信間隔を変更するものとする。そして、p2から時間t1を経過し、p3となったとする。その後、p3の時点で、マスタ機器2は、スレーブ機器3に通信間隔t0を通知する。従って、次回の接続確認は、p3から時間t0経過後である。ここで、p3から時間t0経過後は、p4の時点である。そして、図8より、p4の時点では、マスタ機器2とスレーブ機器3の距離の差はd1である。
一方、マスタ機器2とスレーブ機器3の移動状態の差異に関わらず、通信間隔を変更しない場合について考える。つまり、p3の時点で、マスタ機器2は、スレーブ機器3に通信間隔t1を通知するものとする。その場合、p3から時間t1経過後に、マスタ機器2はスレーブ機器3に接続確認をする。ここで、p3から時間t1経過後は、p5の時点である。そして、図8より、p5の時点では、マスタ機器2とスレーブ機器3の距離の差はd2である。
さて、d1はd2に比べ、マスタ機器2とスレーブ機器3の距離の差が小さい。従って、通信間隔を変更することによって、マスタ機器2、及びスレーブ機器3は早期に離間を検出できる。
以上より、本実施形態に係る携帯型機器1の第1の効果は、通信相手機器との離間を早期に検出できることである。なぜなら、通信相手機器の移動状態との差異が大きくなるほど、携帯型機器1は通信間隔を短くするからである。これにより、通信相手機器との通信が途切れやすい状態では、携帯型機器1の通信頻度が増加する。
本実施形態に係る携帯型機器1の第2の効果は、通信相手機器と近距離にある場合には、省電力であることである。なぜなら、通信相手機器との移動状態との差異が小さくなるほど、携帯型機器1は通信間隔を長くするからである。これにより、通信相手機器との通信が途切れにくい状態では、携帯型機器1の消費電力が少なくなる。
よって、本実施形態に係る携帯型機器1は、通信相手機器との離間を早期に検出でき、省電力な携帯型機器、その制御方法、及びプログラムを提供できる。
[第2の実施形態]
続いて、第2の実施形態について、詳細に説明する。
本実施形態に係る携帯型機器1は、移動状態の判定基準を制御する判定基準制御部20を備える。なお、本実施形態における説明では、第1の実施形態と重複する部分の説明は省略する。さらに、本実施形態における説明では、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る携帯型機器1の内部構造の一例を示す図である。
本実施形態に係る携帯型機器1は、実施形態1に係る携帯型機器1にさらに、判定基準制御部20を備える。そして、判定基準制御部20は、携帯型機器1の種別に基づき、移動状態の判定基準を制御する。かつ、判定基準制御部20は、操作部18での操作に基づき、移動状態の判定基準を変更する。
ここで、図10を用いて、移動状態の判定基準と運動物理量の関係について、説明する。
まず、図10の線L11は、マスタ機器2の運動物理量の変化を表す線である。また、図10の線L12は、スレーブ機器3の運動物理量の変化を表す線である。また、図10の点線a1、線a2は、それぞれ移動状態の判定基準を表す基準線である。ここで、図10では、運動物理量が基準線a1、又はa2を越えると、移動状態を変更するものとする。なお、ここで、マスタ機器2の運動物理量とスレーブ機器3の運動物理量は同一の種類の運動物理量であるとする。
さて、図10の場合、単位時間当たりで、線L11に対して、線L12の変化量は大きい。つまり、図10の場合、単位時間当たりで、マスタ機器2に対して、スレーブ機器3の運動物理量の変化が大きい。ここで、移動状態の判定基準をa1とする場合を考える。その場合、スレーブ機器3の移動状態が頻繁に変化することとなる。しかし、マスタ機器2に対して、スレーブ機器3が運動物理量の変化を受けやすい状況である場合もある。
例えば、マスタ機器2は携帯電話であるとする。そして、ユーザは、マスタ機器2を鞄に入れて、携帯しているとする。一方、スレーブ機器3は腕時計であるとする。そして、同一のユーザが、スレーブ機器3を腕に装着しているとする。この場合、図10においては、マスタ機器2に対して、スレーブ機器3は、運動物理量の変化を受けやすい状態にあるといえる。しかし、実際には、両機器が離間しているわけではない。そのため、この場合には、判定基準制御部20は、移動状態の判定基準をa1(図10参照)とすることは適切ではない。この場合には、判定基準制御部20は、移動状態の判定基準をa2(図10参照)とするほうが適切である。
以上より、本実施形態に係る携帯型機器1の効果は、誤った移動状態と判断することを避けることができることである。なぜなら、本実施形態に係る携帯型機器1は、装置の種別に基づき、移動状態の判定基準を制御できるからである。
本実施形態に係る携帯型機器1の第2の効果は、ユーザによって、使用状況に適した移動状態の判定基準に設定できることである。なぜなら、本実施形態に係る携帯型機器1は、操作部18での操作に基づき、移動状態の判定基準を変更できるからである。
[第3の実施形態]
続いて、第3の実施形態について、詳細に説明する。
本実施形態は、無線通信部10の出力を下げることによって、携帯型機器1を省電力とする実施形態である。なお、本実施形態における説明でも、第1の実施形態と重複する部分の説明は省略する。さらに、本実施形態における説明でも、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
ここで、マスタ機器2の移動状態に対して、スレーブ機器3の移動状態の差異が小さい場合について考える。その場合には、上記のとおり、マスタ機器2とスレーブ機器3が近距離にある可能性が高い。そのため、両機器の通信は途切れにくい状態である。この場合には、第1の実施形態に係る携帯型機器1では、両機器の通信間隔を長くする。従って、両機器が近距離にある場合に、携帯型機器1は省電力となる。しかし、通信間隔を長くすると、離間検出が遅くなる。
そこで、本実施形態に係る携帯型機器1では、両機器が近距離にある場合には、無線通信部10の出力を下げる。
よって、本実施形態では、実施形態1に係る携帯型機器1よりも、省電力で、早期に離間を検出できる携帯型機器1が提供できる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、上記した実施形態では、マスタ機器2からスレーブ機器3への移動状態の確認を説明した。しかし、スレーブ機器3からマスタ機器2への移動状態の確認をしてもよい。
また、上記した実施形態では、通信間隔毎に通信相手機器への移動状態の確認を説明した。しかし、自機器の移動状態の変化を検出した場合に、通信相手機器への移動状態の確認をしてもよい。
また、上記の実施形態では、通信間隔の上限、下限を設定していない。しかし、携帯型機器1は、予め、通信間隔の上限、下限を保持していてもよい。かつ、携帯型機器1は、操作部18の操作に基づき、通信間隔の上限、下限を設定可能でもよい。つまり、ユーザが、通信間隔の上限、下限を設定できてもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)無線通信をする無線通信部と、前記無線通信部を用いて、通信相手機器との接続状態を確認する接続確認部と、自機器の移動状態を検出する移動状態検出部と、前記無線通信部を用いて、通信相手機器の移動状態を取得する移動状態取得部と、前記自機器または前記通信相手機器のいずれか一の機器をマスタ機器、他方の機器をスレーブ機器とする場合に、前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が大きくなると、前記接続確認部による通信間隔を短くし、かつ前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなると、前記通信間隔を長くする通信間隔制御部と、を備える携帯型機器。
(付記2)前記スレーブ機器の通信間隔制御部は、前記マスタ機器の前記通信間隔に基づき、前記通信間隔を設定する携帯型機器。
(付記3)前記スレーブ機器は、前記マスタ機器から前記スレーブ機器への接続確認に応答する携帯型機器。
(付記4)前記無線通信部は、近距離無線通信をする携帯型機器。
(付記5)前記移動状態は、携帯型機器の運動によって変化する物理量の変化のパターンによって決定される特徴量である携帯型機器。
(付記6)前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなるほどに、前記通信間隔の拡大、又は無線通信の出力低下の少なくともいずれか一の処理をする携帯型機器。
(付記7)移動状態の判定基準を制御する判定基準制御部をさらに備える携帯型機器。
(付記8)前記判定基準制御部は、携帯型機器1の種別に基づき、移動状態の判定基準を制御する携帯型機器。
(付記9)無線通信をする無線通信部と、前記無線通信部を用いて、無線通信の接続状態を確認する接続確認部と、を備える携帯型機器の制御方法であって、自機器の移動状態を検出する工程と、通信相手機器の移動状態を取得する工程と、前記無線通信部を用いて、通信相手機器の移動状態を取得する工程と、前記自機器または前記通信相手機器のいずれか一の機器をマスタ機器、他方の機器をスレーブ機器とする場合に、前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が大きくなると、前記接続確認部による通信間隔を短くし、かつ前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなると、前期通信間隔を長くする通信間隔制御工程と、を含む携帯型機器の制御方法。
(付記10)前記通信間隔制御工程は、前記マスタ機器の前記通信間隔に基づき、前記通信間隔を設定する携帯型機器の制御方法。
(付記11)前記マスタ機器から前記スレーブ機器への接続確認に応答する工程を含む携帯型機器の制御方法。
(付記12)前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなるほどに、前記通信間隔の拡大、又は無線通信の出力低下の少なくともいずれか一の処理をする工程を含む携帯型機器の制御方法。
(付記13)移動状態の判定基準を制御する判定基準制御工程をさらに備える携帯型機器の制御方法。
(付記14)前記判定基準制御工程は、携帯型機器の種別に基づき、移動状態の判定基準を制御する携帯型機器の制御方法。
(付記15)無線通信をする無線通信部と、前記無線通信部を用いて、無線通信の接続状態を確認する接続確認部と、を備える携帯型機器を制御するコンピュータに対して、自機器の移動状態を検出する処理と、通信相手機器の移動状態を取得する処理と、前記自機器または前記通信相手機器のいずれか一の機器をマスタ機器、他方の機器をスレーブ機器とする場合に、前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が大きくなると、前期接続確認部による通信間隔を短くし、かつ前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなると、前期通信間隔を長くする通信間隔制御処理と、を実行させるプログラム。
(付記16)前記通信間隔制御処理は、前記マスタ機器の前記通信間隔に基づき、通信間隔を設定するプログラム。
(付記17)前記マスタ機器から前記スレーブ機器への接続確認に応答する処理をするプログラム。
(付記18)前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなるほどに、前記通信間隔の拡大処理、又は無線通信の出力低下処理の少なくともいずれか一の処理をするプログラム。
(付記19)移動状態の判定基準を制御する判定基準制御処理をさらに実行するプログラム。
(付記20)前記判定基準制御処理は、携帯型機器の種別に基づき、移動状態の判定基準を制御するプログラム。
なお、引用した上記の特許文献等の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 携帯型機器
2 マスタ機器
3 スレーブ機器
10 無線通信部
11 接続確認部
12 移動状態検出部
13 移動状態取得部
14 通信間隔制御部
15 タイマ部
16 記憶部
17 報知部
17A バイブレータ部
17B LED部
17C 報音部
18 操作部
19 表示部
20 判定基準制御部

Claims (10)

  1. 無線通信をする無線通信部と、
    前記無線通信部を用いて、通信相手機器との接続状態を確認する接続確認部と、
    自機器の移動状態を検出する移動状態検出部と、
    前記無線通信部を用いて、通信相手機器の移動状態を取得する移動状態取得部と、
    前記自機器または前記通信相手機器のいずれか一の機器をマスタ機器、他方の機器をスレーブ機器とする場合に、前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が大きくなると、前記接続確認部による通信間隔を短くし、かつ前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなると、前記通信間隔を長くする通信間隔制御部と、
    を備えることを特徴とする携帯型機器。
  2. 前記スレーブ機器の通信間隔制御部は、前記マスタ機器との前記通信間隔に基づき、前記通信間隔を設定する請求項1に記載の携帯型機器。
  3. 前記スレーブ機器は、前記マスタ機器から前記スレーブ機器への接続確認に応答する請求項1又は2に記載の携帯型機器。
  4. 前記移動状態は、携帯型機器の運動によって変化する物理量の変化のパターンによって決定される特徴量である請求項1乃至3のいずれか一に記載の携帯型機器。
  5. 前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなるほどに、前記通信間隔の拡大、又は無線通信の出力低下の少なくともいずれか一の処理をする請求項1乃至4のいずれか一に記載の携帯型機器。
  6. 前記無線通信部は、近距離無線通信をする請求項1乃至5のいずれか一に記載の携帯型機器。
  7. 移動状態の判定基準を制御する判定基準制御部をさらに備える請求項1乃至6のいずれか一に記載の携帯型機器。
  8. 前記判定基準制御部は、携帯型機器の種別に基づき、移動状態の判定基準を制御する請求項7に記載の携帯型機器。
  9. 無線通信をする無線通信部と、
    前記無線通信部を用いて、無線通信の接続状態を確認する接続確認部と、を備える携帯型機器の制御方法であって、
    自機器の移動状態を検出する工程と、
    通信相手機器の移動状態を取得する工程と、
    前記無線通信部を用いて、通信相手機器の移動状態を取得する工程と、
    前記自機器または前記通信相手機器のいずれか一の機器をマスタ機器、他方の機器をスレーブ機器とする場合に、前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が大きくなると、前記接続確認部による通信間隔を短くし、かつ前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなると、前期通信間隔を長くする通信間隔制御工程と、
    を含むことを特徴とする携帯型機器の制御方法。
  10. 無線通信をする無線通信部と、
    前記無線通信部を用いて、無線通信の接続状態を確認する接続確認部と、を備える携帯型機器を制御するコンピュータに対して、
    自機器の移動状態を検出する処理と、
    通信相手機器の移動状態を取得する処理と、
    前記自機器または前記通信相手機器のいずれか一の機器をマスタ機器、他方の機器をスレーブ機器とする場合に、前記マスタ機器の移動状態を基準として、前記スレーブ機器の移動状態との差異が大きくなると、前期接続確認部による通信間隔を短くし、かつ前記スレーブ機器の移動状態との差異が小さくなると、前期通信間隔を長くする通信間隔制御処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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