JP2002313965A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents
半導体装置とその製造方法Info
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Abstract
のN型イオンの注入による弊害を適切に回避できる半導
体装置の製造方法を得る。 【解決手段】 半導体基板にメモリセルおよび周辺Nc
hトランジスタを形成するにあたり、前記メモリセルの
ドレイン領域への所望なイオン注入時にセル−セル間分
離領域を含む前記メモリセルのドレイン領域へボロンイ
オンを注入する工程と、前記周辺Nchトランジスタへ
所望なN型イオンを注入するとともにセル−セル間分離
領域を含む前記メモリセル部へN型イオンを注入する工
程とを含み、セル−セル間分離領域において、酸化膜を
つきぬけてSi基板に到達した注入イオン種に対して前
記N型イオンの総量よりも前記ボロン(P型)イオンの
総量が多くなるように、注入エネルギおよびイオン注入
量を選定するようにした。
Description
造方法、特に、フラッシュメモリからなる不揮発性半導
体メモリ素子、もしくは、それを内蔵したシステムLS
I等に係る半導体装置の製造方法に関するものである。
成後の周辺N+ ;As(砒素)注入/NO;P(リン)
注入がフラッシュセル部にも行われるフラッシュメモリ
では、セル微細化に伴いセル−セル間分離酸化膜厚が薄
くなるに伴い、NO;P(リン)イオン注入をセル−セ
ル間酸化膜残膜で十分に阻止できなくなる懸念がある
(図1参照)。セル−セル間酸化膜による注入阻止が十
分でない場合、前記NO;P注入により隣接セルのドレ
インN+ 接合が繋がってしまい、別トランジスタ素子と
して所望の動作が行えなくなるのである。
(アレイ構成がNOR型であること;アレイ構成は図1
欄外参照)、次の工程を要する。 (1)フラッシュメモリトランジスタのS/D(ソース
/ドレイン)注入形成工程。 (2)周辺トランジスタと共通なSW形成工程。 (3)周辺Nch/PchトランジスタのS/D(ソー
ス/ドレイン)注入形成工程。
タのN+ S/D注入は、以下の理由でフラッシュメモリ
セル部にも行う場合がある。 (1)埋め込み拡散層(SAS構造;Self Ali
gned Source)の低抵抗化のため。 (2)ドレインオーミック抵抗を得るため(ドレインコ
ンタクトの低抵抗化)。 c)周辺N+ 注入時には、N+ 注入;As(砒素)注入
と共にNO注入;P(リン)注入を行う場合がある。 例えば、NO注入はCoSi形成時の接合リーク低減の
要請等から必要。
レインN+ 拡散層にオーミックなコンタクトが形成でき
ない。一方、セル部だけにN+ 注入を実施すると製造工
程が増え、コストの上昇や歩留まり低下等の問題が生じ
る。
ル−セル間分離領域の分離酸化膜厚は薄くなる。この酸
化膜厚は、上記c)におけるNO注入;リン注入がセル
−セル間の注入に対するマスクとして機能している。即
ち、セル−セル間にこの注入が入ると、隣接セルドレイ
ン接合間でのN+ 拡散層が繋がってしまい別トランジス
タ素子として所望の機能/動作ができない〔製造工程
(ONOエッチング)におけるセル−セル間分離膜厚の
変化について:図2参照〕。
化に伴いSW越しNO;P注入がセル−セル間分離領域
に注入されることをいかに防ぐかがポイントとなる。
ル間分離領域へのN型イオンの注入による弊害を適切に
回避できる半導体装置の製造方法を得ようとするもので
ある。
装置の製造方法では、半導体基板にメモリセルを形成す
るにあたり、前記メモリセルのドレイン領域への所望な
イオン注入時にセル−セル間分離領域を含む前記メモリ
セルのドレイン領域へボロンイオンを注入する工程と、
セル−セル間分離領域を含む前記メモリセル部へN型イ
オンを注入する工程とを含み、セル−セル間分離領域に
おいて、酸化膜をつきぬけてSi基板に到達した注入イ
オン種に対して、前記N型イオンの総量よりも前記ボロ
ン(P型)イオンの総量が多くなるように、注入エネル
ギおよびイオン注入量を選定するようにしたものであ
る。
は、半導体基板にメモリセルおよび周辺Nchトランジ
スタを形成するにあたり、前記メモリセルのドレイン領
域への所望なイオン注入時にセル−セル間分離領域を含
む前記メモリセルのドレイン領域へボロンイオンを注入
する工程と、前記周辺Nchトランジスタへ所望なN型
イオンを注入するとともにセル−セル間分離領域を含む
前記メモリセル部へN型イオンを注入する工程とを含
み、セル−セル間分離領域において、酸化膜をつきぬけ
てSi基板に到達した注入イオン種に対して、前記N型
イオンの総量よりも前記ボロン(P型)イオンの総量が
多くなるように、注入エネルギおよびイオン注入量を選
定するようにしたものである。
は、半導体基板にメモリセルおよび周辺Nchトランジ
スタを形成するにあたり、前記メモリセルのドレイン領
域への所望なイオン注入時にセル−セル間分離領域を含
む前記メモリセルのドレイン領域へボロンイオンを注入
する工程と、前記メモリセルおよび周辺Nchトランジ
スタのゲートにサイドウォールを形成する工程と、前記
サイドウォールの形成後にサイドウォール越しに前記周
辺Nchトランジスタ部へ所望なN型イオンを注入する
とともにセル−セル間分離領域を含む前記メモリセル部
へN型イオンを注入する工程とを含み、セル−セル間分
離領域において、酸化膜をつきぬけてSi基板に到達し
た注入イオン種に対して、前記N型イオンの総量よりも
前記ボロン(P型)イオンの総量が多くなるように、注
入エネルギおよびイオン注入量を選定するようにしたも
のである。
は、第1ないし第3の発明において、前記ボロンイオン
を注入する工程において、前記ボロンイオンとして前記
メモリセルのドレイン部にP+ ポケット構造を形成する
ためのボロンイオンを用いるようにしたものである。
基板にメモリセルおよび周辺Nchトランジスタを形成
したものにおいて、コントロールゲートの下にストライ
プ状に形成されセル−セル間分離領域の分離絶縁膜上に
抜き部を有するフローティングゲートと、コントロール
ゲートのパターンをエッチングマスクとして利用して前
記フローティングゲートとともに前記フローティングゲ
ートの抜き部を介しエッチングされたフローティングゲ
ートおよびコントロールゲート間の絶縁膜と、コントロ
ールゲートのパターンを利用して少なくともメモリセル
ドレイン部のSi活性領域が露出した状態で所望化イオ
ン注入が行われたメモリセルドレイン部と、前記メモリ
セルおよび周辺Nchトランジスタのゲートに形成され
た絶縁膜からなるサイドウォールと、前記サイドウォー
ル越しに所望なN型イオン注入が行われた周辺Nchト
ランジスタと、N型イオンが注入されたセル−セル間分
離領域を含む前記メモリセル部とを備え、前記フローテ
ィングゲートの抜き部の寸法を前記サイドウォールの厚
さ寸法の2倍よりも狭く設定したものである。
は、半導体基板にメモリセルおよび周辺Nchトランジ
スタを形成するにあたり、コントロールゲートのパター
ンをエッチングマスクとして利用してコントロールゲー
トの下にストライプ状に形成されセル−セル間分離領域
の分離絶縁膜上に抜き部を有するフローティングゲート
とフローティングゲートおよびコントロールゲート間の
絶縁膜とのエッチングを行う工程、コントロールゲート
のパターンを利用して少なくともメモリセルドレイン部
のSi活性領域が露出した状態でメモリセルドレイン部
に所望なイオン注入を行う工程、前記メモリセルおよび
周辺Nchトランジスタのゲートに絶縁膜によりサイド
ウォールを形成する工程、前記サイドウォール形成後に
サイドウォール越しに前記周辺Nchトランジスタへ所
望なN型イオンを注入するとともにセル−セル間分離領
域を含む前記メモリセル部へN型イオンを注入する工程
を含み、前記フローティングゲートの抜き部の寸法を前
記サイドウォールの厚さ寸法の2倍よりも狭く設定し、
前記サイドウォール形成時の絶縁膜により前記フローテ
ィングゲートの抜き部を介してエッチングされた前記セ
ル−セル間分離領域の分離膜を埋め込むようにしたもの
である。
施の形態1を図1ないし図3について説明する。図1
は、この発明による実施の形態における半導体装置の構
成に関し、セル−セル間分離領域の酸化膜残膜を示すも
のである。図2は、この発明による実施の形態における
半導体装置のメモリセル形成工程を示す上面図である。
(b)は図1(a)のA−A’線における断面図、図1
(c)は図1(a)のB−B’線における断面図、図1
(d)はNOR型アレイ構成を示す接続図である。図1
において、1は半導体基板、2はメモリセル部、3はセ
ル−セル間分離領域の酸化絶縁膜、3aは酸化絶縁膜3
のエッチングによる残膜部分である。
各工程により構成される。まず、1)FL工程におい
て、半導体基板1上にSi活性領域(A/A:acti
ve area)4が形成される。次に、2)FG工程
において、半導体基板上にフローティングゲート(F
G)5のパターニングが行われる。また、この2)FG
工程の後に、フローティングゲート(FG)5上にON
O膜からなる絶縁膜の形成が行われる。このONO膜形
成工程は、図2において省略されている。さらに、3)
1G工程において、Si活性領域4およびフローティン
グゲート(FG)5を跨いで半導体基板1上にコントロ
ールゲート(CG)6のパターニングが行われる。そし
て、4)MG工程において、コントロールゲート(C
G)6をマスクとするソース/ドレイン部のONO膜お
よびフローティングゲート(FG)のエッチングが行わ
れる。
トロールゲート(CG)のパターンを利用して、少なく
ともセルドレイン部のSi活性領域が露出した状態でメ
モリセルドレイン部に所望なイオン注入が行われ、か
つ、メモリセルトランジスタおよび周辺トランジスタゲ
ートへのサイドウォール(SW)スペーサ形成後に、周
辺Nchトランジスタに所望なN型イオン注入が行われ
る際に、メモリセル部にも同じN型イオン注入が同時に
打ち込まれるものである。
は、次のようなフラッシュメモリの製造方法に関するも
のである。 a)コントロールゲート(CG)のパターンをエッチン
グマスクとして利用して、コントロールゲート(CG)
の下にストライプ状に形成されたフローティングゲート
(FG)、および、FG/CG間のONO膜をエッチン
グするようなプロセスフローを有する(FGストライプ
パターンはセル−セル間の分離酸化膜上に抜き部を有す
る)。 b)CGパターンを利用して、少なくともセルドレイン
部のSi活性領域が露出した状態でメモリセルドレイン
部に所望なイオン注入が行われる c)かつ、トランジスタサイドウォール(SW)スペー
サ−形成後に周辺Nchトランジスタに所望なN型イオ
ン注入が行われる際に、メモリセル部にも同じ注入が打
ち込まれるようなメモリセル形成フローを有する。
は、上記b)のメモリセルドレイン部に所望なイオン注
入には、ドレイン部にP+ pocket構造を形成する
ボロンイオンが含まれており、上記ボロンイオンを含ん
だ注入を行う際の注入エネルギーに対して、SW越しに
上記c)で追加注入されるN型イオン種の注入エネルギ
ーによって決まるシリコン酸化膜への注入深さ(プロジ
ェクションレンジ)よりも(シリコン基板深さ方向に対
して)ボロンを含んだ注入の注入深さの方が大きな値と
なるように注入エネルギーを選んだことにより分離酸化
膜下のシリコン基板に該ボロンイオンが注入され、この
結果、上記c)で注入されるN型イオン種のうち分離酸
化膜を突き抜けるシリコン基板にまで達するイオンの総
量よりもボロンイオンの総量が多くなることにより、該
分離領域がN型反転することが無いことを特徴とするフ
ラッシュメモリの製造方法を提供するものである。
ターンをマスクとしてFGがパターニングされた状態
で、少なくともメモリドレイン領域にメモリセルドレイ
ンに所望なイオン注入を行う際、ボロンイオン注入を行
う。
してAs/Pを考える。仮に、注入エネルギとして40
KeV程度を想定し、かつ、注入量としてはAs;〜1
E15cm-2オーダー、P;〜1E14cm-2オーダー
を想定する。As,Pの酸化膜に対するプロジェクショ
ンレンジは、次の通りである。 As;Rp=0.022um,ΔRp=0.007u
m,P;Rp=0.039um,ΔRp=0.015u
m ここで、Rp,ΔRpは、注入されたイオンが注入され
た膜中で正規分布すると考えた際の中心分布がRpであ
り、拡がりがΔRpであると近似的に考えることができ
る。注入突き抜けが懸念されるセル−セル間分離膜厚
(図1:B−B断面の“d”)として、〜0.080u
mの酸化膜残膜厚を想定した場合、Asでは8σ以上を
確保できているためイオン突き抜けは無視できる。一
方、Pでは〜2.7σとなる。したがって、注入1E1
4cm-2から2桁程度少ない量のイオン、即ち1E12
cm-2オーダーのイオンが分離酸化膜下のシリコン基板
に注入されてしまい、分離部がN型反転することが考え
られる。
ば、シリコン基板に垂直な向きで20KeVのエネルギ
にて1E14cm -2程度の注入を行うとする。このボロ
ン注入の酸化膜に対する注入深さ(プロジェクションレ
ンジ)は一般的な文献から次の通りとされる。 Rp=0.062um,ΔRp=0.025um したがって、セル−セル間分離領域でFGスペースによ
り更に薄くなった酸化膜分離の膜厚(図1:B’−B’
断面の“d”)がRp+3ΔRp=0.080um(8
00Å)程度であった場合、0.7σ程度しか阻止能は
なく、前記ボロン注入であればその〜15%程度が酸化
膜を突き抜けてシリコン基板まで到達する。すなわち、
このボロン注入により〜1.5E13cm-2程度のP型
イオン膜がセル−セル間分離として追加注入されること
になる。したがって、後工程にてSW越の周辺のNch
TrS/D注入に所望なイオン注入が行われ、かつ、そ
の一部がセル−セル間分離でイオン注入阻止能力が3σ
以下程度であり、セル−セル間分離部にN型イオン種が
注入されたとしても、本アイデアによればそれ以上のP
型イオン種を追加注入できることになり、分離部がN型
反転することはない。
CHE(Chemical HotElectron)
によりFGへの電子注入を行うようなフラッシュメモリ
においてCHE注入効率を稼ぐために設けることが知ら
れているp+pocket形成の注入と兼ねるように注
入を行えばよい。この結果、今後の素子微細化において
も余計な注入工程を増やすことなく、かつ、安定したセ
ル−セル間分離形成が可能となる。
導体基板にメモリセルおよび周辺Nchトランジスタを
形成するにあたり、前記メモリセルのドレイン領域への
所望なイオン注入時にセル−セル間分離領域を含む前記
メモリセルのドレイン領域へボロンイオンを注入する工
程と、前記メモリセルおよび周辺Nchトランジスタの
ゲートにサイドウォールを形成する工程と、前記サイド
ウォールの形成後にサイドウォール越しに前記周辺Nc
hトランジスタ部へ所望なN型イオンを注入するととも
にセル−セル間分離領域を含む前記メモリセル部へN型
イオンを注入する工程とを含み、前記メモリセルのドレ
イン領域へボロンイオンを注入するのに前記メモリセル
のドレイン部にP+ ポケット構造を形成するためのボロ
ンイオンを用いるとともに、セル−セル間分離領域にお
いて、酸化膜をつきぬけてSi基板に到達した注入イオ
ン種に対して、前記N型イオンの総量よりも前記ボロン
(P型)イオンの総量が多くなるように、注入エネルギ
およびイオン注入量を選定するようにしたので、メモリ
セルにおけるセル−セル間分離領域へのN型イオンの注
入による弊害を適切に回避できる半導体装置の製造方法
を得ることができる。
2を図3について説明する。図3は実施の形態2におけ
る構成を従来技術と対比して示す工程図である。この実
施の形態2において、ここで説明する特有の構成,製造
方法および作用については、実施の形態1におけると同
様の構成および製造方法を有し、同様の作用を奏するも
のである。
なフラッシュメモリの製造方法に関するものである。 a)コントロールゲート(CG)のパターンをエッチン
グマスクとして利用して、コントロールゲート(CG)
の下にストライプ状に形成されたフローティングゲート
(FG)、および、FG/CG間のONO膜をエッチン
グするようなプロセスフローを有する(FGストライプ
パターンはセル−セル間の分離酸化膜上に抜き部を有す
る)。 b)CGパターンを利用して、少なくともセルドレイン
部のSi活性領域が露出した状態でメモリセルドレイン
部に所望なイオン注入が行われる。 c)かつ、トランジスタサイドウォール(SW)スペー
サ−形成後に周辺Nchトランジスタに所望なN型イオ
ン注入が行われる際に、メモリセル部にも同じ注入が打
ち込まれるようなメモリセル形成フローを有する。
で形成されているFGストライプライブパターンの抜き
寸法が、上記c)で形成されるサイドウォール幅の2倍
よりも狭いことを特徴とするものである。
をSW幅すなわちサイドウォール(SW)絶縁膜の厚さ
の2倍より狭く形成することにより、NO注入時に問題
となるセル−セル間分離領域部がサイドウォール(S
W)形成時の絶縁膜で埋められ、注入マスクとなる酸化
膜厚が実効的に厚くなることを特徴とする。
のSW形成前後でのセル−セル間分離領域における絶縁
膜3の窪み部分3aを示す。従来、抜き寸法(図中;
S)とSW幅すなわちサイドウォール(SW)絶縁膜の
厚さ(図中;L)は特に規定がなく、SW形成によりこ
の部分が埋まりきることはなかった。
わちサイドウォール(SW)絶縁膜の厚さの2倍よりも
狭く形成することにより、SW形成の絶縁膜(酸化膜ま
たは窒化膜)でこの部分がほぼ埋まりきる。したがっ
て、セル微細化に伴いセル−セル間分離領域のFG抜き
部酸化膜が薄くなっても、SW形成時に埋められること
により、実質的に酸化膜残膜厚が厚くなる。このため、
後のNO;P注入などのN型イオン種の注入ストッパ膜
厚が厚くなり、セル−セル間分離部への注入が阻止でき
る。
導体基板にメモリセルおよび周辺Nchトランジスタを
形成したものにおいて、コントロールゲートの下にスト
ライプ状に形成されセル−セル間分離領域の分離絶縁膜
上に抜き部を有するフローティングゲートと、コントロ
ールゲートのパターンをエッチングマスクとして利用し
て前記フローティングゲートとともに前記フローティン
グゲートの抜き部を介しエッチングされたフローティン
グゲートおよびコントロールゲート間の絶縁膜と、コン
トロールゲートのパターンを利用して少なくともメモリ
セルドレイン部のSi活性領域が露出した状態で所望化
イオン注入が行われたメモリセルドレイン部と、前記メ
モリセルおよび周辺Nchトランジスタのゲートに形成
された絶縁膜からなるサイドウォールと、前記サイドウ
ォール越しに所望なN型イオン注入が行われた周辺Nc
hトランジスタと、N型イオンが注入されたセル−セル
間分離領域を含む前記メモリセル部とを備え、前記フロ
ーティングゲートの抜き部の寸法を、前記サイドウォー
ルの厚さ寸法の2倍よりも狭く設定したので、前記サイ
ドウォール形成のための絶縁膜によって前記セル−セル
間分離領域の分離膜を埋め込むことにより、メモリセル
におけるセル−セル間分離領域へのN型イオンの注入に
よる弊害を適切に回避できる半導体装置を得ることがで
きる。
ば、半導体基板にメモリセルおよび周辺Nchトランジ
スタを形成するにあたり、コントロールゲートのパター
ンをエッチングマスクとして利用してコントロールゲー
トの下にストライプ状に形成されセル−セル間分離領域
の分離絶縁膜上に抜き部を有するフローティングゲート
とフローティングゲートおよびコントロールゲート間の
絶縁膜とのエッチングを行う工程、コントロールゲート
のパターンを利用して少なくともメモリセルドレイン部
のSi活性領域が露出した状態でメモリセルドレイン部
に所望なイオン注入を行う工程、前記メモリセルおよび
周辺Nchトランジスタのゲートに絶縁膜によりサイド
ウォールを形成する工程、前記サイドウォール形成後に
サイドウォール越しに前記周辺Nchトランジスタへ所
望なN型イオンを注入するとともにセル−セル間分離領
域を含む前記メモリセル部へN型イオンを注入する工程
を含み、前記フローティングゲートの抜き部の寸法を前
記サイドウォールの厚さ寸法の2倍よりも狭く設定し、
前記サイドウォール形成時の絶縁膜により前記フローテ
ィングゲートの抜き部を介してエッチングされた前記セ
ル−セル間分離領域の分離膜を埋め込むようにしたの
で、前記サイドウォール形成時の絶縁膜によって前記セ
ル−セル間分離領域の分離膜を埋め込むことにより、メ
モリセルにおけるセル−セル間分離領域へのN型イオン
の注入による弊害を適切に回避できる半導体装置の製造
方法を得ることができる。
リセルを形成するにあたり、前記メモリセルのドレイン
領域への所望なイオン注入時にセル−セル間分離領域を
含む前記メモリセルのドレイン領域へボロンイオンを注
入する工程と、セル−セル間分離領域を含む前記メモリ
セル部へN型イオンを注入する工程とを含み、セル−セ
ル間分離領域において、酸化膜をつきぬけてSi基板に
到達した注入イオン種に対して、前記N型イオンの総量
よりも前記ボロン(P型)イオンの総量が多くなるよう
に、注入エネルギおよびイオン注入量を選定するように
したので、メモリセルにおけるセル−セル間分離領域へ
のN型イオンの注入による弊害を適切に回避できる半導
体装置の製造方法を得ることができる。
セルおよび周辺Nchトランジスタを形成するにあた
り、前記メモリセルのドレイン領域への所望なイオン注
入時にセル−セル間分離領域を含む前記メモリセルのド
レイン領域へボロンイオンを注入する工程と、前記周辺
Nchトランジスタへ所望なN型イオンを注入するとと
もにセル−セル間分離領域を含む前記メモリセル部へN
型イオンを注入する工程とを含み、セル−セル間分離領
域において、酸化膜をつきぬけてSi基板に到達した注
入イオン種に対して、前記N型イオンの総量よりも前記
ボロン(P型)イオンの総量が多くなるように、注入エ
ネルギおよびイオン注入量を選定するようにしたので、
メモリセルにおけるセル−セル間分離領域へのN型イオ
ンの注入による弊害を適切に回避できる半導体装置の製
造方法を得ることができる。
セルおよび周辺Nchトランジスタを形成するにあた
り、前記メモリセルのドレイン領域への所望なイオン注
入時にセル−セル間分離領域を含む前記メモリセルのド
レイン領域へボロンイオンを注入する工程と、前記メモ
リセルおよび周辺Nchトランジスタのゲートにサイド
ウォールを形成する工程と、前記サイドウォールの形成
後にサイドウォール越しに前記周辺Nchトランジスタ
部へ所望なN型イオンを注入するとともにセル−セル間
分離領域を含む前記メモリセル部へN型イオンを注入す
る工程とを含み、セル−セル間分離領域において、酸化
膜をつきぬけてSi基板に到達した注入イオン種に対し
て、前記N型イオンの総量よりも前記ボロン(P型)イ
オンの総量が多くなるように、注入エネルギおよびイオ
ン注入量を選定するようにしたので、メモリセルにおけ
るセル−セル間分離領域へのN型イオンの注入による弊
害を適切に回避できる半導体装置の製造方法を得ること
ができる。
明において、前記ボロンイオンを注入する工程におい
て、前記ボロンイオンとして前記メモリセルのドレイン
部にP + ポケット構造を形成するためのボロンイオンを
用いるようにしたので、メモリセルにおけるセル−セル
間分離領域へのN型イオンの注入による弊害を適切に回
避できる半導体装置の製造方法を得ることができる。
セルおよび周辺Nchトランジスタを形成したものにお
いて、コントロールゲートの下にストライプ状に形成さ
れセル−セル間分離領域の分離絶縁膜上に抜き部を有す
るフローティングゲートと、コントロールゲートのパタ
ーンをエッチングマスクとして利用して前記フローティ
ングゲートとともに前記フローティングゲートの抜き部
を介しエッチングされたフローティングゲートおよびコ
ントロールゲート間の絶縁膜と、コントロールゲートの
パターンを利用して少なくともメモリセルドレイン部の
Si活性領域が露出した状態で所望化イオン注入が行わ
れたメモリセルドレイン部と、前記メモリセルおよび周
辺Nchトランジスタのゲートに形成された絶縁膜から
なるサイドウォールと、前記サイドウォール越しに所望
なN型イオン注入が行われた周辺Nchトランジスタ
と、N型イオンが注入されたセル−セル間分離領域を含
む前記メモリセル部とを備え、前記フローティングゲー
トの抜き部の寸法を、前記サイドウォールの厚さ寸法の
2倍よりも狭く設定したので、前記サイドウォール形成
のための絶縁膜によって前記セル−セル間分離領域の分
離膜を埋め込むことにより、メモリセルにおけるセル−
セル間分離領域へのN型イオンの注入による弊害を適切
に回避できる半導体装置を得ることができる。
セルおよび周辺Nchトランジスタを形成するにあた
り、コントロールゲートのパターンをエッチングマスク
として利用してコントロールゲートの下にストライプ状
に形成されセル−セル間分離領域の分離絶縁膜上に抜き
部を有するフローティングゲートとフローティングゲー
トおよびコントロールゲート間の絶縁膜とのエッチング
を行う工程、コントロールゲートのパターンを利用して
少なくともメモリセルドレイン部のSi活性領域が露出
した状態でメモリセルドレイン部に所望なイオン注入を
行う工程、前記メモリセルおよび周辺Nchトランジス
タのゲートに絶縁膜によりサイドウォールを形成する工
程、前記サイドウォール形成後にサイドウォール越しに
前記周辺Nchトランジスタへ所望なN型イオンを注入
するとともにセル−セル間分離領域を含む前記メモリセ
ル部へN型イオンを注入する工程を含み、前記フローテ
ィングゲートの抜き部の寸法を前記サイドウォールの厚
さ寸法の2倍よりも狭く設定し、前記サイドウォール形
成時の絶縁膜により前記フローティングゲートの抜き部
を介してエッチングされた前記セル−セル間分離領域の
分離膜を埋め込むようにしたので、前記サイドウォール
形成時の絶縁膜によって前記セル−セル間分離領域の分
離膜を埋め込むことにより、メモリセルにおけるセル−
セル間分離領域へのN型イオンの注入による弊害を適切
に回避できる半導体装置の製造方法を得ることができ
る。
す構造図である。
ル形成工程を示す上面図である。
従来技術と対比して示す工程図である。
分離領域の酸化絶縁膜、3a 酸化絶縁膜残膜部分。
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体基板にメモリセルを形成するにあ
たり、前記メモリセルのドレイン領域への所望なイオン
注入時にセル−セル間分離領域を含む前記メモリセルの
ドレイン領域へボロンイオンを注入する工程と、セル−
セル間分離領域を含む前記メモリセル部へN型イオンを
注入する工程とを含み、セル−セル間分離領域におい
て、酸化膜をつきぬけてSi基板に到達した注入イオン
種に対して、前記N型イオンの総量よりも前記ボロン
(P型)イオンの総量が多くなるように、注入エネルギ
およびイオン注入量を選定するようにしたことを特徴と
する半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 半導体基板にメモリセルおよび周辺Nc
hトランジスタを形成するにあたり、前記メモリセルの
ドレイン領域への所望なイオン注入時にセル−セル間分
離領域を含む前記メモリセルのドレイン領域へボロンイ
オンを注入する工程と、前記周辺Nchトランジスタへ
所望なN型イオンを注入するとともにセル−セル間分離
領域を含む前記メモリセル部へN型イオンを注入する工
程とを含み、セル−セル間分離領域において、酸化膜を
つきぬけてSi基板に到達した注入イオン種に対して、
前記N型イオンの総量よりも前記ボロン(P型)イオン
の総量が多くなるように、注入エネルギおよびイオン注
入量を選定するようにしたことを特徴とする半導体装置
の製造方法。 - 【請求項3】 半導体基板にメモリセルおよび周辺Nc
hトランジスタを形成するにあたり、前記メモリセルの
ドレイン領域への所望なイオン注入時にセル−セル間分
離領域を含む前記メモリセルのドレイン領域へボロンイ
オンを注入する工程と、前記メモリセルおよび周辺Nc
hトランジスタのゲートにサイドウォールを形成する工
程と、前記サイドウォールの形成後にサイドウォール越
しに前記周辺Nchトランジスタ部へ所望なN型イオン
を注入するとともにセル−セル間分離領域を含む前記メ
モリセル部へN型イオンを注入する工程とを含み、セル
−セル間分離領域において、酸化膜をつきぬけてSi基
板に到達した注入イオン種に対して、前記N型イオンの
総量よりも前記ボロン(P型)イオンの総量が多くなる
ように、注入エネルギおよびイオン注入量を選定するよ
うにしたことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記ボロンイオンを注入する工程におい
て、前記ボロンイオンとして前記メモリセルのドレイン
部にP+ ポケット構造を形成するためのボロンイオンを
用いることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいず
れかに記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 半導体基板にメモリセルおよび周辺Nc
hトランジスタを形成したものにおいて、コントロール
ゲートの下にストライプ状に形成されセル−セル間分離
領域の分離絶縁膜上に抜き部を有するフローティングゲ
ートと、コントロールゲートのパターンをエッチングマ
スクとして利用して前記フローティングゲートとともに
前記フローティングゲートの抜き部を介しエッチングさ
れたフローティングゲートおよびコントロールゲート間
の絶縁膜と、コントロールゲートのパターンを利用して
少なくともメモリセルドレイン部のSi活性領域が露出
した状態で所望のイオン注入が行われたメモリセルドレ
イン部と、前記メモリセルおよび周辺Nchトランジス
タのゲートに形成された絶縁膜からなるサイドウォール
と、前記サイドウォール越しに所望なN型イオン注入が
行われた周辺Nchトランジスタと、N型イオンが注入
されたセル−セル間分離領域を含む前記メモリセル部と
を備え、前記フローティングゲートの抜き部の寸法を前
記サイドウォールの厚さ寸法の2倍よりも狭く設定した
ことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】 半導体基板にメモリセルおよび周辺Nc
hトランジスタを形成するにあたり、コントロールゲー
トのパターンをエッチングマスクとして利用してコント
ロールゲートの下にストライプ状に形成されセル−セル
間分離領域の分離絶縁膜上に抜き部を有するフローティ
ングゲートとフローティングゲートおよびコントロール
ゲート間の絶縁膜とのエッチングを行う工程、コントロ
ールゲートのパターンを利用して少なくともメモリセル
ドレイン部のSi活性領域が露出した状態でメモリセル
ドレイン部に所望なイオン注入を行う工程、前記メモリ
セルおよび周辺Nchトランジスタのゲートに絶縁膜に
よりサイドウォールを形成する工程、前記サイドウォー
ル形成後にサイドウォール越しに前記周辺Nchトラン
ジスタへ所望なN型イオンを注入するとともにセル−セ
ル間分離領域を含む前記メモリセル部へN型イオンを注
入する工程を含み、前記フローティングゲートの抜き部
の寸法を前記サイドウォールの厚さ寸法の2倍よりも狭
く設定し、前記サイドウォール形成時の絶縁膜により前
記フローティングゲートの抜き部を介してエッチングさ
れた前記セル−セル間分離領域の分離膜を埋め込むよう
にしたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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