JP2002306711A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002306711A
JP2002306711A JP2001115124A JP2001115124A JP2002306711A JP 2002306711 A JP2002306711 A JP 2002306711A JP 2001115124 A JP2001115124 A JP 2001115124A JP 2001115124 A JP2001115124 A JP 2001115124A JP 2002306711 A JP2002306711 A JP 2002306711A
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隆寛 内ヶ島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来にない発想に基づき創造性豊かな遊技機
を提供する。 【解決手段】 2種類の特別遊技の発生条件を備えた遊
技機に、第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連す
る作動口を上下に配置し、それらの間に第2遊技に関連
する作動口へと誘導する第1状態と、誘導しない第2状
態とに変化可能な振分装置48を設置することにより、
遊技機1台に2種類の遊技を備えると共に、2種類の遊
技を振分装置48に関連させることも可能とする。第1
の条件が成立しない場合でも、第2の条件が成立すれ
ば、大当たりとなるし、逆に、第2の条件が成立しない
場合でも、第1の条件が成立すれば、大当たりとなるの
で、遊技者の技量がある程度発揮できるという側面と、
運次第という側面とを併せ持つことになり、いずれにし
ても、第1の条件と第2の条件との成立条件の難度と、
振分装置48の配置、構造、動作等を適宜に組み合わせ
ることにより創造性豊かな遊技が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、詳
しくは、遊技盤面上に球を発射し、振分装置によって球
を振り分けるパチンコ遊技機等に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機、例えばパチンコ遊技機、とりわ
け俗称「フィーバー機」においては、発射された球が作
動口に入賞又は通過すると画面上で図柄を所定時間変動
表示した後に静止表示(停止表示)し、この静止表示し
た図柄が予め定められた所定の図柄の組み合わせであれ
ばゲーム内容を遊技者に有利な状態とするものであり、
通常1種に分類される。遊技者に有利な状態とする予め
定められた図柄の組み合わせを表示するか否かは、球が
作動口に入賞したタイミングに起因して選択される乱数
の値によって決定され、選択された乱数値が予め定めら
れた値と一致すれば画面上に複数の図柄の組み合わせ、
例えば「777」又は「333」等、所定の図柄の組み
合わせを表示し遊技者に有利なゲーム内容となったこと
を報知すると共に、所謂「大当たり」と称して大入賞口
等を所定時間開放して遊技者に大量の球を賞球として払
い出している。
【0003】一方、俗称「ヒコーキ」は、特開2000
−140256号の通り、飛行機の羽根のような形の部
品がついているから、飛行機台ともいい、作動チャッカ
ー入賞で開く羽根部分から入賞し、それが役物内の所謂
Vゾーンに入賞すると大当たりになる機種であり、通常
2種に分類される。また、俗称「権利物」と呼ばれる機
種は、作動口への入賞又は通過口への通過後、特定の絵
柄が揃うと、権利発生口としての特定入賞口内のVゾー
ンに球を入れて初めて大当たりとなるものであり、通常
3種に分類される。この二つは特に遊技の技量を要求さ
れるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、特別遊
技の発生条件には大別して3種類あるが、個々の特別遊
技の発生条件にはそれぞれに長所と短所があり、「フィ
ーバー機」においては、図柄作動口に球を入賞させるだ
けという面が強く、大当たりを発生させるか否かは運任
せの要素が強い。また一方、「ヒコーキ」や「権利物」
においては、運任せの要素はフィーバー機程高くなく、
技量のある遊技者にとっては興趣をそそられるものであ
るが、技量の低い遊技者にとっては、取り付き難いとい
う側面も持つ。従来では、上記特別遊技の発生条件を遊
技機1台に対して1種類しか備えておらず、1種、2
種、3種等の遊技機の区分毎に大当たり時及び通常時の
払出賞球数が所定範囲で決められており、このため遊技
の幅が狭く、興趣に乏しいという課題がある。そこで、
本発明の遊技機は、上記課題を好適に解決するため、特
別遊技発生条件を多様化し、2種類以上の遊技を関連さ
せることをも可能とし、従来にはない創造性豊かで興趣
溢れる遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】前記課題を解決
するため、請求項1記載の遊技機は、遊技球の検出に起
因して発生する特別遊技を2種類以上備え、第1遊技に
関連する作動口と、第2遊技に関連する作動口とを上下
に配置し、それらの間に前記第2遊技に関連する作動口
ヘと誘導する第1状態と、誘導しない第2状態に変化可
能な振分装置を設けたことを特徴とする遊技機である。
これにより、2種類以上の特別遊技の発生条件と振分装
置とに関連性を持たせ、第1遊技に関連する作動口に球
が誘導されなくとも、第2遊技に関連する作動口に誘導
されたり、或いは、第2遊技に関連する作動口に直接球
が誘導されたりするなどの可能性を有することで、球の
挙動を豊富化できる構造となり、遊技者は特別遊技が成
立するか否か一喜一憂することができ、興趣を持続させ
ることができる。
【0006】ここでいう遊技球の検出に起因して発生す
る特別遊技とは、単に遊技球を検出したことに起因して
必ず発生する特別遊技だけでなく、遊技球を検出するこ
とに起因して抽出された乱数等に従い発生する特別遊技
も含んでいる。また、2種類以上というのは、所謂第1
種パチンコ遊技、第2種パチンコ遊技、第3種パチンコ
遊技、又はその他の遊技機(アレンジボール遊技機、じ
ゃん球遊技機等)の如何なる組み合わせでも良い。具体
的には、球が図柄作動口に入球又は図柄作動通過領域を
通過することに起因して画面上で図柄を所定時間変動表
示した後に静止表示し、この静止表示した図柄が特定の
図柄で揃い確定すると「大当たり」とする第1種と、球
が特定の作動口に入球することに起因して羽根部材を備
えた電動役物が羽根部分を開き遊技者に有利な遊技状態
とし且つ球が電動役物内に設けた特定領域を通過すると
「大当たり」とする俗称「ヒコーキ」と呼ばれる第2種
と、球が図柄作動口に入球又は図柄作動通過領域を通過
することに起因して画面上で図柄を所定時間変動表示し
た後に静止表示し、この静止表示した図柄が特定の図柄
で揃い確定したときに入球可能となる権利発生口として
の特定入賞口内に設けた特定領域に球を入れると「大当
たり」とする俗称「権利物」と呼ばれる第3種との任意の
組み合わせ、或いは、アレンジボール遊技機等の他の形
態との組み合わせでも構わない。
【0007】ここでいう作動口は、球の検出に伴い賞球
を払い出す入賞口、球の検出に伴い賞球を払い出さない
入球口及び通過口が挙げられる。作動とは、作動口での
球の検出に起因して行われる図柄の変動、可変入賞装置
の開閉等の遊技に関する何らかの動作のことである。特
別遊技を実施する特別電動役物は単数、複数いずれでも
適用できる。上記の特別遊技は、第1の条件又は第2の
条件に起因して特別電動役物を遊技者に有利な状態とな
るように制御し複数の作動契機により作動するようにし
ても良いし、第1の条件の成立に起因して、第1の電動
役物を遊技者に有利な状態となるように制御し、第2の
条件の成立に起因して、第2の電動役物を遊技者に有利
な状態となるように制御するようにしても良い。いずれ
の場合にも、1つの条件が成立した場合には、他の条件
はその手段を無効とすることが好ましい。また、特定領
域は特別電動役物内に設けられるのが通常である。特定
領域に特別領域を設け、或いは特定領域と特別領域を兼
用し、球が特別領域を通過することが連続作動の条件と
なっても良いし、特別領域を設けない場合には、予め定
められた作動を行うようにしても良い。第1種の場合、
図柄作動口は電動役物の内部領域、或は外部領域いずれ
に設けても良い。例えば、図柄作動口を内部領域に設け
る場合には、特定領域の近くに設けても良いし、外部領
域に設ける場合には図柄作動口の左右に設けても良い。
さらに、特別電動役物はアタッカーとも呼ばれる大入賞
口でも良いし、ヒコーキとも呼ばれる羽根部材を備えた
センター役物でも良い。
【0008】請求項2記載の遊技機は、第1遊技に関連
する作動口を経た遊技球を前記振分装置に入球可能な構
成としている。この場合、第1遊技に関連する作動口は
通過口で構成することになる。これにより、第1遊技と
第2遊技の2種類の遊技形態を1つの遊技機の中でより
関連させることが可能となり、振分装置に入球する条件
を厳しくする一方で、第1遊技に関連する作動口に入球
した球が振分装置を経て第2遊技に関連する作動口に引
き続き入球する可能性もあるので、遊技者は一つの球で
2度、特別遊技が成立するか否かの機会を手に入れるこ
とができ、非常に趣向性が高い。また、請求項3記載の
遊技機は、第1遊技に関連する作動口を経ていない遊技
球を前記振分装置に入球可能な構成としている。この場
合、第1遊技に関連する作動口は通過口又は入球口(入
賞口を含む)で構成することになる。これにより、第1
遊技に関連する作動口に誘導されなかったこぼれ球が振
分装置に入球可能となり、振分装置しいては第2遊技に
関連する作動口に入球する可能性が向上し、遊技者は興
趣を持続させることができる。なお、請求項2又は3記
載の遊技機のような構成は、振分装置付近の釘構成や各
作動口と前記振分装置の間隔を変更することにより容易
に構成することができる。
【0009】請求項4乃至10は、どのような基準で振
分装置を動作させるのかを規定したものである。請求項
4記載の遊技機は、計時手段を設けて、前記振分装置を
所定時間毎に第1状態又は第2状態から他の状態へと変
化させる状態制御手段を持つ遊技機である。ここで、
「第1状態又は第2状態から他の状態へと変化させる」
とは、第1状態から第2状態へ、第2状態から第1状態
へ変化させることをいい、必要によって、第1状態又は
第2状態から他の第3状態へ変化させることを含めても
良い。特に、遊技者に不利な第2状態から、遊技者に有
利な第1状態へ変化させる状態制御手段であることが好
ましい。このように計時手段を設けたことにより、振分
装置による遊技球の挙動の変化による趣向性の向上とと
もに、所定時間毎に振分装置の状態を強制的に変化させ
ることができ、単調性を防止することで遊技の趣向を高
めることができる。請求項5記載の遊技機は、第1遊技
に関連する作動口が球を検出したときに乱数を抽出し、
該抽出した乱数に従って前記振分装置の作動状態を第1
状態又は第2状態から他の状態へと変化させる状態制御
手段を持つ遊技機である。このように、第1遊技に関連
する作動口に球が入球又は通過したときに振分装置の状
態が変化する可能性があることで、遊技者には振分装置
が次に如何なる状態になるか全く予測ができず、非常に
興趣溢れるものとなる。請求項6記載の遊技機は、前記
振分装置の作動状態を変化させる振分装置作動口を遊技
盤面上に別途設け、該振分装置作動口が球を検出したと
きに、前記振分装置の作動状態を第1状態又は第2状態
から他の状態へと変化させる状態制御手段を持つ遊技機
である。振分装置作動口を別途設けることで、振分装置
が遊技者に不利な第2状態のときは、遊技者は振分装置
の状態を変更しようとして振分装置作動口を狙い遊技球
を発射することもあるので、遊技の幅が広がる。請求項
7記載の遊技機は、前記振分装置の作動状態を変化させ
る振分装置作動口を遊技盤面上に別途設け、該振分装置
作動口が球を検出することに起因して乱数を抽出し、該
抽出した乱数に従って前記振分装置の状態を第1状態又
は第2状態から他の状態へと変化させる状態制御手段を
持つ遊技機である。振分装置作動口を別途設けること
で、振分装置が遊技者に不利な第2状態のときは、遊技
者は振分装置の状態を第1状態へ変更しようとして振分
装置作動口を狙い遊技球を発射することもあるので、遊
技の幅が広がる。その上、乱数を利用することにより、
振分装置作動口を通過しても必ず振分装置の状態が変化
するわけではなく、遊技者には振分装置が次に如何なる
状態になるか全く予測ができず、非常に興趣溢れるもの
となる。
【0010】以上のように、請求項5乃至7記載の遊技
機においては、所定時間経過毎若しくは第1状態又は第
2状態の時に前記振分装置の作動要因となる部分に球が
入球して検知される等の条件が成立するとその他の状態
に変化させるものである。請求項8記載の遊技機は、計
時手段を設けて、前記振分装置が第1状態となってから
所定時間経過後に振分装置の状態を第2状態へと変化さ
せる状態制御手段を持つ遊技機である。このように、長
時間、第1状態が継続するわけではなく、所定時間後に
自然に第2状態に戻る構成としたことにより、遊技者は
振分装置を遊技者に有利な第1状態にしようと遊技意欲
を高めることができるので、遊技が興趣溢れるものとな
る。また、第1状態の時に前記振分装置が作動する要因
が発生しても、以下の通り、有効化する時と無効化する
時と両方の場合がある。請求項9記載の遊技機では、計
時手段を設けて、前記振分装置が第1状態となってから
所定時間経過するまでの間に前記振分装置の作動要因と
なる部分に入球したことを検知した場合等は、前記振分
装置の状態を第2状態から第1状態へと変化させる信号
又は命令を無効とする無効化手段を有する。例えば、第
1状態の通常の継続時間を所定時間(例えば5秒)とす
ると、第1状態になってから所定時間(例えば4秒)経
過前に検知した信号に応じた特別遊技に関する処理を一
時的に無効とする等である。これにより、必要以上に第
1状態が延長され、長時間、第1状態を維持するのを防
ぐことができる。一方で、請求項10記載の遊技機で
は、計時手段を設けて、前記振分装置が第1状態となっ
てから所定時間経過後に前記振分装置の作動要因となる
部分に入球したことを検知した場合等は、前記振分装置
の状態を第2状態から第1状態へと変化させる信号又は
命令を有効とするような制御を行なう。例えば、第1状
態の通常の継続時間を第1の所定時間(例えば5秒)と
すると、それより短い第2の所定時間(例えば4秒)経
過後に入球し検知した場合は更にそこから第1状態が所
定時間(例えば5秒)継続する等である。これにより、
第1状態の終了間際など特定の時期に、振分装置が作動
する要因が発生した場合にのみ、実質的に、第1状態を
延長することができ、遊技者の期待感を高めることがで
きる。
【0011】以上のように、第1遊技に関連する作動口
と第2遊技に関連する作動口との間に前記振分装置を設
置したことにより、遊技機1台に2種類の遊技を備える
と共に、2種類の遊技と振分装置を関連させることも可
能とし、従来にはない創造性豊かで興趣溢れる遊技機を
提供することができる。また、第1の条件が成立しない
場合でも、第2の条件が成立すれば、大当たりとなる
し、逆に、第2の条件が成立しない場合でも、第1の条
件が成立すれば、大当たりとなるなど、遊技者の技量が
ある程度発揮できるという側面と、運次第という側面と
を併せ持つことになり、いずれにしても、第1の条件と
第2の条件との成立条件の難度と振分装置の構造、配
置、動作、釘構造等を適宜に組み合わせることにより、
特別遊技と球の挙動を豊富化でき、創造性豊かな遊技が
可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態
は、下記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本
発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得るこ
とは言うまでもない。図1に示すように、パチンコ機1
0は、大きくは長方形の外枠11と前面枠12とからな
り、外枠11の左隣に公知のプリペイドカードユニット
13が設けられている。前面枠12は、左端上下のヒン
ジ14により外枠11に対し回動可能に取り付けられて
いる。前面枠12の下方には上皿15が設けられ、この
上皿15の上面に貸出釦16、精算釦17及び残高表示
部18が設けられている。プリペイドカードユニット1
3のカード口19にプリペイドカードを挿入すると、記
憶された残高が残高表示部18に表示され、貸出釦16
を押下すると球の貸出しが実行され上皿15の払い出し
口より球が排出される。前面枠12には、窓状の金枠2
0が前面枠12に対して解放可能に取り付けられてい
る。この金枠20には板ガラス21が二重に嵌め込まれ
ている。板ガラス21の奥には遊技盤22が収納されて
いる。上皿15の前面枠12下部には、下皿23が設け
られ、下皿23の右側には発射ハンドル24が取り付け
られている。この発射ハンドル24の外周には、図示し
ない回動リングが擁され、これを時計方向に回動すれば
球を遊技盤22上に発射することができる。上皿15と
下皿23とは連結されていて、上皿15が球で満杯状態
になれば下皿23に球を誘導するよう構成されている。
【0013】図2はパチンコ機10の裏面図であり、前
述した遊技盤22を脱着可能に取り付ける機構盤26が
前述した外枠11に収納されている。この機構盤26に
は、上方から、球タンク27、誘導樋28及び払出し装
置29が設けられている。この構成により、遊技盤22
上の入賞口に球の入賞があれば球タンク27から誘導樋
28を介して所定個数の球を払出し装置29により前述
した上皿15に排出することができる。
【0014】また、機構盤26には主制御基板30及び
賞球制御基板31が脱着可能に、遊技盤22には特別図
柄表示装置32が、前面枠12左下部には発射制御基板
33が、特別図柄表示装置32の左側に外部接続端子基
板40が、各々取り付けられている。尚、機構盤26を
中心とした球の払い出し等に関する構造は従来の構成と
同様なのでその詳細な説明は割愛する。
【0015】次に図3を用いて遊技盤22について説明
する。中央部に特別図柄表示装置32、特別図柄表示装
置32の下部に設けられた第1遊技に関連する作動口と
しての特別図柄作動ゲート42、盤面最下部のアウト口
41、遊技盤22の中央には特別電動役物60、特別図
柄作動ゲート42の下方に設けられた第2遊技に関連す
る作動口としての羽根作動口61、特別図柄作動ゲート
42と羽根作動口61の間には振分装置48、振分装置
48の左右両側に設けた入球口49a,49b、その他
の各種入賞口、風車及び図示しない遊技釘等が備えられ
ている。特別電動役物60は、上部に大入賞口として手
段する一対の羽根62a,62b、下部に前述の特別図
柄表示装置32、その上部にV通過口69を備え、羽根
作動口61への入賞に起因して羽根62a及び62bが
開閉作動するようになっている。前述した発射ハンドル
24を回動すれば発射制御基板33により駆動される発
射モータ33a(図23参照)が駆動されて上皿15上
の球がガイドレールに沿って遊技盤22上に発射され
る。発射された球が各入賞口に入賞すれば球は盤面裏面
にセーフ球として取り込まれ、入賞しなければアウト口
41を介してアウト球として同様に盤面裏面に取り込ま
れるようになっている。
【0016】尚、ここでは第1の条件と第2の条件に関
する2つの特別電動役物の手段が1つの特別電動役物6
0に集約されている。例えば、第1遊技を第1種とする
と大入賞口を第2遊技の第2種の特別電動役物60と共
用しているわけであるが、当然、遊技盤22の盤面上に
第1遊技用の大入賞口を別途設けても何等差し支えな
い。同様に、第1遊技を第3種とすると、第2遊技の第
2種のセンター役物(特別電動役物)を権利発生口及び
大入賞口、第2遊技作動口を第3種作動口として利用し
ているわけであるが、当然、盤面上に権利発生口、第3
種作動口、大入賞口を別途設けても何等差し支えない。
【0017】また、図4に例示するように、他の遊技盤
面構成例においては、第1遊技に関連する作動口に特別
図柄作動ゲート42の代わりに普通電動役物36を設置
することも可能である。また普通電動役物36に普通図
柄表示装置37を備え、特別電動役物60の左右両側に
普通図柄表示装置37に表示される図柄の変動開始に用
いられる普通図柄作動口38,39を設けている。入球
口49a,49bに代えて、振分装置作動口50a,5
0bを設け、該作動口への入球に起因して振分装置48
が回動するようになっている。そのため、遊技盤22の
釘構成や外観等も若干変更される。
【0018】また、第1遊技に関連する作動口である普
通電動役物36或いは特別図柄作動ゲート42と第2遊
技に関連する作動口である羽根作動口61の間には振分
装置48が設置され、普通電動役物36に入賞しなかっ
た球、又は特別図柄作動ゲート42を通過して来た球等
を羽根作動口61へ誘導したり、しなかったりする。こ
れにより、第1遊技と第2遊技の2種類の遊技形態を1
つの遊技機の中で関連させることが可能となり、個々の
遊技が独立して機能していた場合よりも遊技内容は興趣
溢れるものとなる。例えば、図3の実施形態では、特別
図柄作動ゲート42を通過後、振分装置48を経て羽根
作動口61に入球した場合、遊技者は1個の球で大当た
りの機会を2度手に入れることができる。また、図4の
実施形態では、普通電動役物36に入賞せず第1の条件
が成立しなかった場合でも、こぼれ球が振分装置48に
誘導されて羽根作動口61に入球した場合、第2の条件
が成立する可能性も残される。尚、羽根作動口61の上
部の釘を取り払う等して、振分装置48を経ないで羽根
作動口61に入球させるような構成にしても良い。以
下、前記振分装置48に着目し、第1遊技に関連する作
動口36又は42との間隔、又は釘構成によって挙動が
変化する球の侵入経路等を、具体的に図面を参照しなが
ら以下に詳細に説明する。
【0019】図5から図22は、第1遊技に関連する作
動口36又は42、第2遊技に関連する作動口61と振
分装置48の位置関係を表わしている拡大図である。こ
こでは、第1遊技に関連する作動口として特別図柄作動
ゲート42と普通電動役物36を用い、第2遊技に関連
する作動口として例示的に羽根作動口61を用いている
が、他のものを代用しても当然構わない。また、振分装
置48の向いている方向によってa、b、cと3つの態
様に分けて例示しているが、図面中の(a)の態様は振
分装置48が球Bのように第2遊技に関連する作動口6
1に誘導する第1状態、(b)の態様は球Bのように
第2遊技に関連する作動口61に誘導しない第2状態、
(c)の態様は振分装置48に入球させない第3状態
と、図5から図22までは全て統一している。ただし、
第3状態の無いものでも構わない。
【0020】この振分装置48は、図5の通り、上部に
開口した開口部48aと、左右両側にやや下方に向かっ
て開口した開口部48b及び48cとを備えたケーシン
グ48dと、ケーシング48dの内部に配置され略片側
の領域に形成されたカーブ状の通路48eを有するロー
タ48fを備えたものである。ここでは3つの開口部を
備えたが、複数であれば、2つ、4つ、5つ・・・等で
も構わない。ロータ48fの駆動形態は、一方向への駆
動、揺動駆動、停止等が挙げられ、それらの適宜の組み
合わせが可能である。通常は、ロータ48fは、駆動、
停止を繰り返す。
【0021】図5(a)〜(c)に示す配置類型Iは、
第1遊技に関連する作動口としての特別図柄作動ゲート
42と振分装置48の間隔が狭く設定され、その間の遊
技領域に障害釘51が設けられ、特別図柄作動ゲート4
2を通過した場合のみ球Bのように確実に振分装置48
の開口部48aに入球可能となっている。振分装置48
への通過後も障害釘52が設けられて誘導路53を形成
しているので、図5(a)に示すロータ48fの停止位
置の場合は、振分装置48へ誘導されてきた場合のみ球
Bのように通路48e及び開口部48bを経て第2遊技
に関連する作動口としての羽根作動口61に入球可能と
なっており、他の経路から羽根作動口61へ入ることは
不可能な構造である。また、図5(b)に示すロータ4
8fの停止位置の場合は、振分装置48へ誘導されてき
た球Bのように通路48e及び開口部48cを経て遊
技領域に落下する。さらに図5(c)に示すロータ48
fの停止位置の場合は、開口部48a〜48cは閉鎖さ
れ、振分装置48へ誘導されてきた球Bのように開口部
48aで保留される。以上の通り、ロータ48fの駆動
によって第1遊技及び第2遊技の大当たり確率が変動可
能となることで遊技の趣向性が高まる。この図5(c)
は第1状態と第2状態の遷移における中間通過点を示す
機能と、第1状態及び第2状態を生起させたくない場
合、例えば、大当たり中等の場合に保留する機能を果た
すものである。ロータ48fの回動は、通常、1回転以
内の揺動動作又は回転動作を行なうが、必要によっては
1回転以上する場合もある。
【0022】図6(a)〜(c)に示す配置類型II
は、第1遊技に関連する作動口としての特別図柄作動ゲ
ート142と振分装置148の間隔を配置類型Iよりも
広く設定して、振分装置148の上部に障害釘154を
傘状に構成することにより、特別図柄作動ゲート142
を通過していない球B5のように振分装置148に入球
できない様に防護する構造としている一方で、特別図柄
作動ゲート142を通過した球B〜Bのような場合
であっても、その一部である球Bのように振分装置1
48に入球するが、球B,Bのように振分装置14
8に入らず上部を抜けて落ちる可能性もある構造となっ
ている。そのため、振分装置148への入球確率が若干
低下することに伴い、羽根作動口161へ入賞する確率
ひいては第2遊技の大当たり確率が低下する一方、球の
挙動に面白みが生じる。また、第2遊技に関連する作動
口としての羽根作動口161へも障害釘152により誘
導路153が形成されているため、振分装置148によ
り誘導されてきた球のみが羽根作動口161に入球可能
となっており、他の経路から羽根作動口161へ入るこ
とは不可能な構造である。
【0023】図7(a)〜(c)に示す配置類型III
−aは、第1遊技に関連する作動口としての特別図柄作
動ゲート242と振分装置248との間隔を配置類型I
よりも比較的広く取り、その間に障害釘254を球が抜
けて落下できるように所定の間隔を空けて振分装置24
8の上部領域に皿状ないし傾斜状に配置している。これ
により、特別図柄作動ゲート242を通過した球B
ように振分装置248へ導くと共に、球を誘導的に広く
受け入れ、特別図柄作動ゲート242を通過した場合以
外の球B8のように振分装置248への入球を可能とす
る一方で、障害釘254同士の間隔が比較的広いので球
のように振分装置248に入らずその間を抜けて落
ちる可能性もあり、趣向性が非常に高い。そのため、振
分装置248への入球確率が若干向上することに伴い、
羽根作動口261へ入賞する確率ひいては第2遊技の大
当たり確率が若干向上する。第2遊技に関連する作動口
としての羽根作動口261へは障害釘252が設けられ
て誘導路253が形成されているため、振分装置248
により誘導されてきた場合のみ球B10のように羽根作
動口261に入球可能となっており、他の経路から羽根
作動口261に入ることは出来ない構造である。ロータ
の駆動は前記説明を援用する。
【0024】図8(a)〜(c)に示す配置類型III
−bは、概ね、図配置類型III−aと同様の構造や機
能を備えたものであるが、特別図柄作動ゲート242が
普通電動役物336に置換されていることに特徴があ
る。即ち、普通電動役物336に入賞した球は遊技盤2
2の中に取り込まれるので、振分装置348に入球する
場合はないが、普通電動役物336に衝突して入球しな
かった又は普通電動役物336には無関係に直接落下し
てくる球B11のような場合のうち、球B12のように
振分装置348へ導かれることがある一方、障害釘35
4同士の間隔が比較的広いので、球B13のように振分
装置348に入らずその間を抜けて落ちる可能性もある
構造である。このため振分装置348に入球する際の球
の挙動に趣向性がある。他は部品要素の番号を300番
台として図示し前記説明を援用する。
【0025】図9(a)〜(c)に示す配置類型IV−
aは、図7に示す配置類型III−aと概ね同様な構造
ではあるが、障害釘454同士の間隔は球がすり抜けて
落下しない様に比較的狭く設定され、特別図柄作動ゲー
ト442と障害釘454の間から侵入した球B15のよ
うに抜け落ちることなく誘導され、全部又はほとんど振
分装置448へ入球できる。そのため、振分装置448
への入球確率が若干向上することに伴い、羽根作動口4
61へ入賞する確率ひいては第2遊技の大当たり確率が
若干向上するとともに、振分装置448に入球する際の
球の挙動に趣向性がある。他は部品要素の番号を400
番台として図示し前記説明を援用する。
【0026】図10(a)〜(c)に示す配置類型IV
−aは、図9に示す配置類型IV−aと概ね同様の構造
であるが、特別図柄作動ゲート442が普通電動役物5
36に置換されていることに特徴がある。他は部品要素
の番号を500番台として図示し前記説明を援用する。
【0027】図11(a)〜(c)に示す配置類型V−
aは、図5の配置類型Iと概ね同様の構造・機能を備え
たものであるが、第2遊技に関連する作動口としての羽
根作動口661の上部は障害釘652で仕切られておら
ず開放されているので、振分装置648によって誘導さ
れてきた球B20のような場合以外にも、球B21のよ
うに、直接的に羽根作動口661へ入ることも可能にし
ている。振分装置648で誘導されてきた球の他に、他
の経路から羽根作動口661へ入ることも可能としたこ
とにより、羽根作動口661へ入賞する確率ひいては第
2遊技の大当たり確率が格段に向上し遊技者にとっては
非常に有利である。他は部品要素の番号を600番台と
して図示し前記説明を援用する。
【0028】図12(a)〜(c)に示す配置類型V−
bは、図11の配置類型V−aと概ね同様の構造と機能
を備えたものであるが、振分装置748の上部を図9の
配置類型IV−aの上部に置換したものである。他は部
品要素の番号を700番台として図示し前記説明を援用
する。
【0029】図13(a)〜(c)に示す配置類型V−
cは、図11の配置類型V−aと概ね同様の構造と機能
を備えたものであるが、振分装置848の上部を図10
の配置類型IV−bの上部に置換したものである。他は
部品要素の番号を800番台として図示し前記説明を援
用する。
【0030】図14(a)〜(c)に示す配置類型VI
−aは、図5の配置類型Iと概ね同様の構造と機能を備
えたものであるが、図5との相違点は振分装置948の
内部構造であり、ロータ48fとは異なるロータ948
fとしたものである。即ち、ロータ48fは回転角がか
なり大きくないと2方向に振り分ける事が出来ないが、
本構造であれば、60度程度の少ない角度で2方向に振
り分ける事ができるので、制御しやすく便利である。こ
のロータ948fは枝状に形成されている。ここで、ロ
ータ948fの一単部は単数であるが、他端部は複数
(ここでは二股)に分岐し、通路948eを球が通過で
きるようになっている。他は部品要素の番号を900番
台として図示し前記説明を援用する。
【0031】以降の図は、同様であり、図15に示す配
置類型VI−bは図6の配置類型IIと、図16に示す
配置類型VI−cは図7の配置類型III−aと、図1
7に示す配置類型VI−dは図8の配置類型III−b
と、図18に示す配置類型VI−eは図9の配置類型I
V−aと、図19に示す配置類型VI−fは図10の配
置類型IV−bと、図20に示す配置類型VI−gは図
11の配置類型V−aと、図21に示す配置類型VI−
hは図12の配置類型V−bと、図22に示す配置類型
VI−iは図13の配置類型V−cと、それぞれ、対応
する。その他のバリエーションや組み合わせ等も可能で
あり、当業者ならば実施が可能である。
【0032】続いて前述したパチンコ機10の電気的構
成を図23のブロック図を用いて説明する。パチンコ機
10の電気回路は、図示するように、主として、前述し
た主制御基板30、賞球制御基板31、特別図柄表示装
置32、発射制御基板33、ランプ制御基板34及び音
制御基板35等から構成されている。尚、この回路図に
は、信号の受け渡しを行うための所謂中継基板及び電源
回路等は記載していない。
【0033】主制御基板30は、遊技制御プログラムを
記憶したROM、演算等を行うCPU、演算等の作業領
域として働くRAM等を内蔵した8ビットワンチップマ
イコンを中心とした論理演算回路として構成され、この
他各基板又は各種スイッチ類及び各種アクチュエータ類
との入出力を行うための外部入出力回路も設けられてい
る。主制御基板30の入力側には、特別図柄作動スイッ
チ36a、カウントスイッチ64、役物連続作動スイッ
チ(以下、単に「Vスイッチ」と呼ぶ)65、賞球払出
しスイッチ29a、満タンスイッチ43、補給スイッチ
44、タッチスイッチ24a、羽根作動スイッチ63等
が接続されている。また、主制御基板30の出力側に
は、外部接続端子基板40、及び羽根ソレノイド66
a,66b等が接続されている。
【0034】満タンスイッチ43は下皿23内、補給ス
イッチ44は球タンク27内、タッチスイッチ24aは
発射ハンドル24、特別図柄作動スイッチ36aは前述
した遊技盤22上の特別図柄作動ゲート42若しくは普
通電動役物36内、賞球払出しスイッチ29aは払出し
装置29内の球切りモータ29b(図23参照)の下
方、羽根作動スイッチ63は羽根作動口61内、カウン
トスイッチ64は羽根62a,62bの取付部近傍、V
スイッチ65はV通過口69内に、各々取り付けられて
いる。
【0035】ここで、満タンスイッチ43は下皿23内
に球が満タン状態になったことを、補給スイッチ44は
球タンク27内に球が存在することを、タッチスイッチ
24aは発射ハンドル24に内蔵され遊技者が発射ハン
ドル24に触れていることを、特別図柄作動スイッチ3
6aは特別図柄作動ゲート42若しくは普通電動役物3
6に入賞したことを、賞球払出しスイッチ29aは球切
りモータ29bにより上皿15に排出される球を、羽根
作動スイッチ63は羽根作動口61に入賞したことを、
カウントスイッチ64は羽根62a,62b部分から入
賞する全ての球を、Vスイッチ65は羽根62a,62
b部分から入賞した球がV通過口69を通過したこと
を、各々検出するためのものである。また、主制御基板
30の出力側に接続された普通役物ソレノイド36bは
普通電動役物36の開閉に使用されるものであり、羽根
ソレノイド66a,66bは羽根62a,62bの各々
の開閉に使用されるものである。
【0036】尚、第1遊技に関連する作動口として特別
図柄作動ゲート42の代わりに普通電動役物36を設置
した場合は、別途、主制御基板30に普通図柄作動スイ
ッチ38a及び39a、普通役物ソレノイド36bが接
続され、普通図柄作動スイッチ38a及び39aは各々
普通図柄作動口38及び39内に取り付けられる。ここ
で、普通図柄作動スイッチ38a及び39aは普通図柄
作動口38,39を球が通過したことを検出するための
ものである。また、本実施形態では特別領域は設けなか
ったが、V通過口69が特別領域を兼ねるように構成す
る場合もあり、この場合には、特別領域を開閉するVソ
レイドを設置する。
【0037】特別図柄表示装置32は、LCDパネルユ
ニット32aと、これを駆動制御する図柄表示装置制御
基板(以下、単に「図柄制御基板」という。)32b及
びバックライト及びインバータ基板等の付属ユニット3
2cから構成されている。図柄制御基板32bは、前述
した主制御基板30と同様8ビットワンチップマイコン
を中心とした論理演算回路として構成されている。
【0038】賞球制御基板31は、主制御基板30から
の指令コマンドに従って球切りモータ29bを駆動制御
して入賞があった場合に遊技者に賞球としての球を払い
出すと共に、前述したプリペイドカードユニット13及
びCR精算表示基板47等も制御するものであり、マイ
クロコンピュータを用いた論理演算回路として構成して
も良いし、ディスクリートな回路として構成しても良
い。CR精算表示基板47は、前述した上皿15の貸出
釦16、精算釦17及び残高表示部18等と接続された
ものである。
【0039】賞球制御基板31は主制御基板30からの
指令に従って球を払い出すが、入賞に対応した球が払い
出されているか否かの検知は主制御基板30で行われ
る。この球が払い出されているか否かの検知は、主制御
基板30及び賞球制御基板31の双方で行っても良い。
【0040】発射制御基板33は、遊技者が操作する発
射ハンドル24の回動量に応じて発射モータ33aを駆
動制御するものであり、その他遊技者が発射停止スイッ
チ24bを押下したとき発射を停止させたり、発射ハン
ドル24に内蔵された前記タッチスイッチ24aがオン
状態のときタッチランプ45を点灯させるためのもので
ある。ランプ制御基板34は主としてトランジスタ等の
駆動素子から構成されており、主制御基板30からの指
令を受けて普通図柄表示装置37、大当たりランプやエ
ラーランプ等の各種ランプ58及び各種LED59等の
各種ランプ類を点灯表示させるためのものである。音制
御基板35は音源IC及びアンプ等から構成されてお
り、主制御基板30の指令を受けてスピーカ46を駆動
制御するためのものである。前述した特別図柄表示装置
32、賞球制御基板31、発射制御基板33、ランプ制
御基板34及び音制御基板35への送信は、主制御基板
30からのみ送信することができるよう一方向通信の回
路として構成されているが、双方向の通信も可能である
ように構成できる。
【0041】以上説明した回路構成を有するパチンコ機
10の主制御基板30内の8ビットワンチップマイコン
(以下、単に「マイコン」と呼ぶ。)が実行する処理を
図24に示すフローチャートに従って説明することにす
る。尚、ここでは、特別図柄作動口として普通電動役物
36を用いるものとする。
【0042】図24に示すフローチャートは、主制御基
板30のマイコンにより実行されるメイン処理を表した
ものであり、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定
期的に実行される処理である。ステップS100〜S2
00までの各処理は割り込み処理において1回だけ実行
される処理であって「本処理」と称し、この本処理を実
行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行され
るステップS210及びS220の処理を「残余処理」
と称する。
【0043】マイコンによるハードウェア割り込みが実
行されると、まず正常割り込みであるか否かが判定され
る(ステップS100)。この判定処理は、メモリとし
てのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判定
することにより行われ、マイコンにより実行される処理
が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いの
か否かを判定するためのものである。
【0044】正常割り込みでないと判定されると(ステ
ップS100:NO)、前記メモリの所定領域に所定値
を書き込み、特別図柄及び普通図柄を初期図柄とする等
のメモリの作業領域への各初期値の書き込み、即ち初期
設定が為され(ステップS110)、残余処理に移行す
る。
【0045】正常割り込みとの肯定判定が為されると
(ステップS100:YES)、まず初期乱数更新処理
が実行される(ステップS120)。この処理は、図7
に示すように、初期乱数の値をこの処理を実行する毎に
+1とするインクリメント処理であり、この処理実行前
の初期乱数の値に+1とするが、この処理を実行する前
の乱数値が最大値である「329」のときには次回の処
理で初期値である「0」に戻り、「0」〜「329」ま
での330個の整数を繰り返し昇順に作成する。
【0046】ステップS120に続く当否乱数更新処理
(ステップS130)は、初期乱数更新処理と同様に処
理を実行する毎に+1とするインクリメント処理であ
る。
【0047】大当たり図柄乱数更新処理(ステップS1
40)は、「0」〜「14」の15個の整数を繰り返し
作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1とさ
れ最大値を超えると初期値である「0」に戻る。15個
の各乱数値「0」〜「14」は、画面上に表示される3
桁同一の「111」、「222」、「333」、「44
4」、「555」、「666」、「777」、「88
8」、「999」、[AAA」、「BBB」、「CC
C」、「DDD」、「EEE」、「FFF」に各々対応
する。
【0048】外れ図柄乱数更新処理(ステップS15
0)は、左図柄用乱数、中図柄用乱数及び右図柄用乱数
から構成され、大当たりでないときの外れ図柄として使
用される。左図柄用乱数は、「0」〜「14」の15個
の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本
処理毎に+1とされ最大値を超えると初期値である
「0」に戻る。中図柄用乱数は、「0」〜「14」の1
5個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成さ
れ、左図柄用乱数が「0」に戻るときに本処理毎に+1
とされ最大値を超えると「0」に戻る。右図柄用乱数
は、「0」〜「14」の15個の整数を繰り返し作成す
るカウンタとして構成され、中図柄用乱数が「0」に戻
るときに本処理毎に+1とされ最大値を超えると「0」
に戻る。
【0049】普通図柄乱数更新処理(ステップS16
0)は、「0」〜「6」の7個の整数を繰り返し作成す
るカウンタとして構成され、本処理毎に+1とされ最大
値を超えると初期値である「0」に戻る。
【0050】前述した各乱数更新処理(ステップS12
0〜S160)により、初期乱数、当否乱数、大当たり
図柄乱数、外れ図柄乱数及び普通図柄乱数が各々更新さ
れるが、続く処理(ステップS170)ではパチンコ機
10に設けられ主制御基板30に接続された各スイッチ
類の入力処理が実行される。前述した満タンスイッチ4
3、補給スイッチ44、タッチスイッチ24a、特別図
柄作動スイッチ36a、普通図柄作動スイッチ38a及
び39a、賞球払出しスイッチ29a、羽根作動スイッ
チ63、カウントスイッチ64、Vスイッチ65、その
他の入賞口に設けられた図示しない各入賞検知スイッ
チ、等の各スイッチの作動状況をチェックする処理が実
行される。この入力処理(ステップS170)により特
別図柄作動スイッチ36aに入力がある場合には、特別
図柄作動口としての普通電動役物36に球が入賞したと
きであり、この割り込み処理時の前記当否乱数の値が抽
出され当否判定値と比較される(ステップS180)。
【0051】本実施形態のパチンコ機10は、確率変動
機として構成され、通常確率時では当否判定値は「1」
であり、高確率時には「1」、「3」、「5」、
「7」、「9」、「11」である。抽出された当否乱数
の値が当否判定値と一致して大当たりとなる確率は、通
常確率時には1/330であり、高確率時には1/55
(=6/330)となる。この大当たりを発生させる確
率が低確率状態から高確率状態に移行するのは、大当た
り発生時の割り込み処理における大当たり図柄が「11
1」、「333」、「555」、「777」、「99
9」、「BBB」及び「DDD」の場合であり、大当た
りが発生するときの7/15の確率で高確率に移行す
る。そして、高確率中において、再び大当たりを発生さ
せたときの大当たり図柄が高確率図柄であれば更に高確
率状態が継続する。
【0052】前述した画像出力処理(ステップS19
0)において、そのコマンドコードは、主制御基板30
から特別図柄表示装置32の図柄制御基板32bに送信
されるものである。主制御基板30と図柄制御基板32
bとの送信コマンドコードは、1.電源投入時、2.客
待ちデモ、3.図柄変動中、4.大当たり開始時、5.
大当たり中、6.大当たり終了時、7.動作異常時、の
7種類に大別できる。詳細は割愛する。
【0053】続く各出力処理(ステップS200)にお
いて、主制御基板30は、遊技の進行に応じて特別図柄
表示装置32、賞球制御基板31、発射制御基板33、
ランプ制御基板34、音制御基板35、普通役物ソレノ
イド36b、羽根ソレノイド66a,66b等の各種ソ
レノイドに対して各々出力処理を実行する。即ち、前記
各入力処理(ステップS170)により遊技盤22上の
各入賞口に球の入賞があることが検知されたときには賞
球としての球を払い出すべく賞球制御基板31に賞球デ
ータを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデ
ータを音制御基板35に出力する処理を、パチンコ機1
0に異常があるときにはエラー中であることを報知すべ
く図柄制御基板32bにエラー信号を出力する処理を、
更には、大当たり発生時には大当たり処理等を、各々実
行する。なお、特別図柄表示装置32に表示される図柄
変動中は羽根作動口61の機能は有効である。また大当
たり中は図柄の変動機能、或は羽根作動口61の機能は
停止される。
【0054】前述した本処理に続く残余処理は、外れ図
柄乱数更新処理(ステップS210)及び初期乱数更新
処理(ステップS220)から構成されるが、各々前述
したステップS150及びステップS120と概ね同じ
処理である。この2つの処理は無限ループを形成し、次
の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返
し実行される。
【0055】ところで、本実施形態では、第1遊技と第
2遊技の大当たりが重なった状態が発生する可能性が存
在する。具体的には、第1遊技に関連する作動口である
普通電動役物36又は特別図柄作動ゲート42に入賞又
は通過した時に大当たり乱数を抽出し第1遊技の大当た
りが成立すると同時に、第2遊技に関連する作動口であ
る羽根作動口61に入賞して羽根62a,62bが開い
たことに起因してV通過口69を球が通過して第2遊技
の大当たりが成立した場合、第1遊技又は第2遊技の大
当たりの何れを優先させるかということについて記憶す
る設定でも良いし、無効とする設定でも良い。例えば、
図25及び図26に示すフローチャートは、主制御基板
30のマイコンにより実行されるサブ処理を表したもの
であり、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定期的
に実行される処理である。
【0056】図25に示すフローチャートに記載されて
いる「当たり記憶ルーチン」では、他の遊技での大当た
り中である状況では、後に大当たりした遊技における大
当たりを記憶又は保留し、前の大当たり遊技が終了後に
記憶又は保留した後の大当たり遊技を行なうように処理
する。先ず、第1遊技が大当たりか否か判定し(ステッ
プS300)、大当たりと判定されると(ステップS3
00:yes)、続いて第2遊技が大当たり中か否か判
定され(ステップS310)、大当たり中でなければ
(ステップS310:no)、第1遊技の大当たり処理
を実行し(ステップS320)、大当たり中であれば
(ステップS310:yes)、第1遊技の大当たりを
記憶する(ステップS330)。一方、第1遊技が大当
たりではないと判定されると(ステップS300:n
o)、第2遊技が大当たりか否か判定し(ステップS3
40)、大当たりと判定されると(ステップS340:
yes)、続いて第1遊技が大当たり中か否か判定され
(ステップS350)、大当たり中でなければ(ステッ
プS350:no)、第2遊技の大当たり処理を実行し
(ステップS360)、大当たり中であれば(ステップ
S350:yes)、第2遊技の大当たりを記憶する
(ステップS370)。ステップS320,S330,
S360,S370の後、第1遊技の大当たりが終了し
たか否かを判定し(ステップS380)、終了したと判
定されると(ステップS380:yes)、続いて第2
遊技の大当たりの記憶がされているか否かを判定し(ス
テップS390)、第2遊技の大当たりの記憶がない場
合は(ステップS390:no)、リターンに抜ける。
第1遊技の大当たりが終了していないと判定されると
(ステップS380:no)、今度は第2遊技の大当た
りが終了したか否かを判定し(ステップS400)、終
了していないと判定されると(ステップS400:n
o)、ステップS380に戻り第2遊技の大当たりが終
了するまで繰り返す。第2遊技の大当たりが終了したと
判定されると(ステップS400:yes)、続いて第
1遊技の大当たりの記憶がされているか否かを判定し
(ステップS410)、第1遊技の大当たりの記憶がな
い場合は(ステップS410:no)、リターンに抜け
る。一方、第2遊技の大当たりが記憶されている場合は
(ステップS390:yes)、ステップS340に戻
り以下同様の処理を大当たりの記憶が消化される迄繰り
返す。第1遊技の大当たりが記憶されている場合は(ス
テップS410:yes)、ステップS300に戻り以
下同様の処理を大当たりの記憶が消化される迄繰り返
す。尚、第1遊技、第2遊技共に大当たりでないと判定
されると(ステップS340:no)、そのままリターン
に抜ける。
【0057】図26に示すフローチャートに記載されて
いる「当たり無効ルーチン」では、他の遊技での大当た
り中である状態では、後に大当たりした遊技における大
当たりを無効とする処理を行なう。先ず、第1遊技が大
当たりか否か判定し(ステップS500)、大当たりと
判定されると(ステップS500:yes)、続いて第
2遊技が大当たり中か否か判定され(ステップS51
0)、大当たり中でなければ(ステップS510:n
o)、第1遊技の大当たり処理が実行され(ステップS
520)、リターンに抜ける。第2遊技が大当たり中で
あれば(ステップS510:yes)、そのままリター
ンに抜ける。一方、第1遊技が大当たりではないと判定
されると(ステップS500:no)、今度は第2遊技
が大当たりか否か判定され(ステップS530)、大当
たりと判定されると(ステップS530:yes)、続
いて第1遊技が大当たり中か否か判定され(ステップS
540)、大当たり中でなければ(ステップS540:
no)、第2遊技の大当たり処理が実行され(ステップ
S550)、リターンに抜ける。第1遊技が大当たり中
であれば(ステップS540:yes)、そのままリタ
ーンに抜ける。ステップS530で第2遊技の大当たり
でなければ、(ステップS530:no)、そのままリ
ターンに抜ける。
【0058】上記の第1遊技と第2遊技の内容である
が、例えば、第1遊技は発射された球が特別図柄作動ゲ
ート42を通過するか或いは普通電動役物36に入賞す
れば、これが特別図柄作動スイッチ36aにより検出さ
れ、特別図柄表示装置32の画面上に特別図柄を所定時
間変動表示した後に静止表示され確定するように働く。
この静止表示した特別図柄が予め定められた特定図柄、
例えば「777」等の3桁同一図柄を表示すると大当た
り状態として遊技者に有利なゲーム内容を提供する。大
当たり状態となるか否かは、前述の通り、球が特別図柄
作動スイッチ36aにより検出されたとき抽出される当
否決定乱数の値が所定値であるか否かにより決定され
る。これが第1の条件である。また一方、球が羽根作動
口61に入賞すれば、これが羽根作動スイッチ63によ
り検出され、羽根62a,62bを所定時間(0.9秒
以内)開放するよう働き、そして、この開放時間内に羽
根62a,62b部分から入賞があれば、特別電動役物
60の下部に流下し、回転体68の回転により、球がラ
ンダムに回転体68に当たり、V通過口69を通過した
り、しなかったりする。球がV通過口69を通過すると
特別電動役物60を遊技者に有利な内容とする。大当た
り状態となるか否かは、V通過口69を球が通過するか
否かにより決定され、これが第2の条件である。
【0059】第1の条件又は第2の条件いずれかの条件
が成立して大当たり状態となると、いずれによる場合
も、羽根62a,62bが約30秒間又は球が10個入
賞したことがカウントスイッチ64により検出されるま
でいずれか早く経過する時まで開放され、一旦羽根62
a,62bが閉鎖された後に再び開放され、この開放動
作を最大16回繰り返す。通常、球1個の入賞に対して
15個の球が賞球として払い出すよう構成しているの
で、1回の大当たり状態が発生すると、約2400(=
15×10×16)個の球を賞球として獲得することが
できる。但し、第1の条件と第2の条件の大当たり内容
を異なるものとすることができることは無論である。
尚、羽根62a,62bが開放中に球がV通過口69を
通過すると、その時点で開放動作を終了した後、再び開
放されるが、開放動作中にV通過口69を通過しないと
開放動作はその回で終了する。
【0060】さらに図25、図26の処理において、第
1遊技の大当たり中は、振分装置48を羽根作動口61
へ球が入球しないように図5〜図22の(c)の状態と
することで、第2遊技の大当たりを発生させないように
することも可能である。第1遊技が第3種遊技である場
合、同様に、振分装置48を羽根作動口61へ球が入球
しないように図5〜図22の(c)の状態とすることが
できる。ただし、権利発生口、第3種作動口、大入賞口
を別途設ける必要がある。
【0061】前記の通り、第1遊技と第2遊技により大
当たりが発生するが、この大当たりの起因となる作動口
である普通電動役物36、普通図柄作動ゲート42、羽
根作動口61に関連性を持たせるのが振分装置48であ
る。この振分装置48の状態を変化させる処理について
図27〜図33に示すフローチャートを参照して詳細に
説明する。当該フローチャートに示す各処理は、主制御
基板30のマイコンにより実行されるサブ処理を表した
ものであり、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定
期的に実行される処理である。
【0062】図27に示す振分変化ルーチン1のフロー
チャートは、計時手段(タイマ、カウンタ等の適宜の手
段)を設けた場合に、振分装置48を所定時間経過毎に
第1状態又は第2状態から他の状態に変化させる処理を
表わしたものである。他の状態は第1状態又は第2状態
としても良いし、これに代えて、これに加えて、前述の
第3状態としても良い。以下ではその中の一例を挙げる
こととする。先ず、第1状態から第2状態或いは第2状
態から第1状態に遷移したときから、所定時間が経過し
たか否かが判定され(ステップS600)、所定時間を
経過したと肯定判定されると(ステップS600:ye
s)、続いて現在の振分装置48の状態が第1状態か否
か判定され(ステップS610)、ここで第1状態と判
定されると(ステップS610:yes)、振分装置4
8を第1状態から第2状態に変化させ(ステップS62
0)、リターンに抜ける。現在の振分装置48の状態が
第1状態ではないと判定されると(ステップS610:
no)、振分装置48を第1状態に変化させ(ステップ
S630)、リターンに抜ける。一方、所定時間が経過
してないと判定されると(ステップS600:no)、
そのままリターンに抜ける。このようにして振分装置4
8の第1状態と第2状態とが交互に遷移することで、第
2遊技が影響を受けて当否決定までのプロセスを豊富化
でき、趣向が高まる。なお、第1状態から第2状態、及
び、第2状態から第1状態に遷移したときから、所定時
間の経過を判定することとしたが、所定時間の判定を一
方のみの遷移に適用し、他は所定時間の経過を条件とし
ないその他の条件としても良い。
【0063】図28に示す振分変化ルーチン2のフロー
チャートは、普通電動役物36又は普通図柄作動ゲート
42において球が検出されたことに起因して第2状態か
ら第1状態への遷移を行なう処理を表わしたものであ
る。先ず、普通電動役物36又は普通図柄作動ゲート4
2において球が検出されたか否かが判定され(ステップ
S700)、肯定判定されると(ステップS700:y
es)、続いて現在の振分装置48の状態が第2状態か
否か判定され(ステップS710)、ここで第2状態と
判定されると(ステップS710:yes)、振分装置
48を第2状態から第1状態に変化させ(ステップS7
20)、リターンに抜ける。現在の振分装置48の状態
が第2状態ではないと判定されると(ステップS71
0:no)、振分装置48はその状態を保持し(ステッ
プS730)、リターンに抜ける。一方、球が検出され
ないと判定されると(ステップS700:no)、その
ままリターンに抜ける。このようにして、第1遊技の起
因となる普通電動役物36又は普通図柄作動ゲート42
への入賞(入球又は通過)に起因して振分装置48の第
1状態になる方向に制御が行なわれることで、羽根作動
口61へ球が強制的に誘導され、第2遊技の大当たり確
率が影響を受けて高めに変化することができ、趣向性が
高まる。
【0064】図29に示す振分変化ルーチン3のフロー
チャートは、振分装置作動口50a,50bにおいて球
が検出されたこと起因して第2状態から第1状態への遷
移を行なう処理を表わしたものである。先ず、振分装置
作動口50a又は50bにおいて球が検出されたか否か
が判定され(ステップS800)、肯定判定されると
(ステップS800:yes)、続いて現在の振分装置
48の状態が第2状態か否か判定され(ステップS81
0)、ここで第2状態と判定されると(ステップS81
0:yes)、振分装置48を第2状態から第1状態に
変化させ(ステップS820)、リターンに抜ける。現在
の振分装置48の状態が第2状態ではないと判定される
と(ステップS810:no)、振分装置48はその状
態を保持し(ステップS830)、リターンに抜ける。
一方、球が検出されないと判定されると(ステップS8
00:no)、そのままリターンに抜ける。このように
して、第1遊技及び第2遊技の起因とならない別の振分
装置作動口50a又は50bへの入球に起因して振分装
置48の第1状態になる方向に制御が行なわれること
で、羽根作動口61へ球が強制的に誘導され、第2遊技
の当否に影響を与え、当たり確立を高めに変化させるこ
とができ、趣向が高まる。
【0065】図30に示す振分変化ルーチン4のフロー
チャートは前記計時手段に加え、振分装置48の作動状
態を変化させる振分装置作動口50a,50bを設けた
場合の振分装置48の状態を第1状態又は第2状態から
他の状態に変化させる処理を表したものである。尚、振
分装置作動口50a,50bの機能は第1遊技に関連す
る作動口が兼ねても構わない。先ず、振分装置作動口5
0a,50bへ球が入球したか否か判定され(ステップ
S900)、そこで球が検出されると(ステップS90
0:yes)、次に時間の計数中であるか否か判定され
(ステップS910)、計数中ではないと判定されると
(ステップS910:no)、計数が開始され(ステッ
プS920)、第1状態に変化させた後(ステップS9
30)、所定時間が経過したか否かが判定され(ステッ
プS940)、所定時間が経過するまで第1状態を維持
し(ステップS940:no)、所定時間が経過したと
判定されると(ステップS940:yes)、第2状態
に変化させ(ステップS950)、リターンに抜ける。
一方、球が振分装置作動口50a,50bで検出されな
いと(ステップS900:no)、そのままリターンに
抜ける。また、時間を計数中であると判定されると(ス
テップS910:yes)、リターンに抜ける。ここ
で、計数中とは振分装置48が第1状態になってから何
秒経ったか計っている状態をいい、要するに、本処理で
は振分装置48が第1状態の時に振分装置作動口50
a,50bに入球しても振分装置48の変化には何等影
響を与えず無効となることを意味している。
【0066】図31に示す振分変化ルーチン5のフロー
チャートも図30と同様に前記計時手段に加え、振分装
置48の作動状態を変化させる振分装置作動口50a,
50bを設けた場合の振分装置48の状態を第1状態又
は第2状態から他の状態に変化させる処理を表したもの
であるが、ここでは振分装置48が第1状態の時に振分
装置作動口50a,50bに入球があった場合は一定時
間延長して第1状態を維持する処理を行なう。尚、振分
装置作動口50a,50bの機能は第1遊技に関連する
作動口が兼ねても構わない。先ず、振分装置作動口50
a,50bに球が入球したか否か判定され(ステップS
1000)、そこで球が検出されると(ステップS10
00:yes)、次に時間を計数中であるか否か判定さ
れ(ステップS1010)、計数中ではないと判定され
ると(ステップS1010:no)、計数が開始され
(ステップS1020)、第1状態に変化させた後(ステ
ップS1030)、所定時間が経過したか否かが判定さ
れ(ステップS1040)、所定時間が経過するまで第
1状態を維持し(ステップS1040:no)、所定時
間が経過したと判定されると(ステップS1040:y
es)、第2状態に変化させ(ステップS1050)、
リターンに抜ける。一方、計数中であると判定されると
(ステップS1010:yes)、前記所定時間にα秒を
加える処理を行なった後(ステップS:1060)、第
1状態に変化させ(ステップS1030)、所定時間が
経過したか否かが判定され(ステップS1040)、所
定時間が経過するまで第1状態を維持し(ステップS1
040:no)、所定時間が経過したと判定されると
(ステップS1040:yes)、第2状態に変化させ
(ステップS1050)、リターンに抜ける。ここで、
計数中とは振分装置48が第1状態になってから何秒経
ったか計っている状態をいい、第1状態の時に振分装置
作動口50a,50bに入球があった場合、所定時間に
α秒加えることによって、実質的に第1状態の維持され
る期間が延長される。要するに、本処理では第1状態の
時に振分装置作動口50a,50bに入球した場合は第
1状態を延長するという処理を行なうことにより有効化
している。尚、球が振分装置作動口50a,50bで検
出されないと(ステップS1000:no)、そのまま
リターンに抜ける。
【0067】図32に示す振分変化ルーチン6のフロー
チャートは前記計時手段に加え、振分装置48の作動状
態を変化させる振分装置作動口50a,50bを設け、
当該振分装置作動口50a,50bが球を検出すること
に起因して乱数を抽出し、抽出した乱数に従って振分装
置48の状態を第1状態又は第2状態から他の状態に変
化させる処理を表したものである。尚、振分装置作動口
50a,50bの機能は第1遊技に関連する作動口が兼
ねても構わない。先ず、振分装置作動口50a,50b
を球が通過したか否か判定され(ステップS110
0)、そこで球が検出されると(ステップS1100:
yes)、次に乱数が抽出され(ステップS111
0)、当該抽出した乱数が当たり乱数か否か判定され
(ステップS1120)、当たり乱数である場合は(ス
テップS1120:yes)、続いて計数中であるか否
か判定され(ステップS1130)、計数中ではないと
判定されると(ステップS1130:no)、計数が開
始され(ステップS1140)、第1状態に変化させた後
(ステップS1150)、所定時間が経過したか否かが
判定され(ステップS1160)、所定時間が経過する
まで第1状態を維持し(ステップS1160:no)、
所定時間が経過したと判定されると(ステップS116
0:yes)、第2状態に変化させ(ステップS117
0)、リターンに抜ける。一方、球が振分装置作動口5
0a,50bで検出されない場合(ステップS110
0:no)、抽出した乱数が外れ乱数である場合(ステ
ップS1120:no)、計数中であると判定される場
合(ステップS1110:yes)、共にそのままリタ
ーンに抜ける。ここで、計数中とは振分装置48が第1
状態になってから何秒経ったか計っている状態をいう。
要するに、本処理では第1状態の時に振分装置作動口5
0a,50bに入球して抽出した乱数が当たり乱数であ
っても振分装置48の変化には何等影響を与えず無効と
なることを意味している。
【0068】図33に示す振分変化ルーチン7のフロー
チャートも図32と同様に前記計時手段に加え、振分装
置48の作動状態を変化させる振分装置作動口50a,
50bを設け、当該振分装置作動口50a,50bが球
を検出することに起因して乱数を抽出し、抽出した乱数
に従って振分装置48の状態を第1状態又は第2状態か
ら他の状態に変化させる処理を表したものであるが、こ
こでは第1状態の時に振分装置作動口50a,50bに
入球があった場合は一定時間延長して第1状態を維持す
る処理を行なう。尚、振分装置作動口50a,50bの
機能は第1遊技に関連する作動口が兼ねても構わない。
先ず、振分装置作動口50a,50bを球が通過したか
否か判定され(ステップS1200)、そこで球が検出
されると(ステップS1200:yes)、次に乱数が
抽出され(ステップS1210)、当該抽出した乱数が
当たり乱数か否か判定され(ステップS1220)、当
たり乱数である場合は(ステップS1220:ye
s)、続いて計数中であるか否か判定され(ステップS
1230)、計数中ではないと判定されると(ステップ
S1230:no)、計数が開始され(ステップS12
40)、第1状態に変化させた後(ステップS125
0)、所定時間が経過したか否かが判定され(ステップ
S1260)、所定時間が経過するまで第1状態を維持
し(ステップS1260:no)、所定時間が経過した
と判定されると(ステップS1260:yes)、第2
状態に変化させ(ステップS1270)、リターンに抜
ける。一方、計数中であると判定されると(ステップS
1230:yes)、前記所定時間にα秒を加える処理
を行なった後(ステップS:1280)、第1状態に変
化させ(ステップS1250)、所定時間が経過したか
否かが判定され(ステップS1260)、所定時間が経
過するまで第1状態を維持し(S1260:no)、所
定時間が経過したと判定されると(ステップS126
0:yes)、第2状態に変化させ(ステップS127
0)、リターンに抜ける。ここで、計数中とは振分装置
48が第1状態になってから何秒経ったか計っている状
態をいい、第1状態の時に振分装置作動口48に入球が
あった場合、所定時間にα秒加えることによって、実質
的に第1状態の維持される期間が延長される。要する
に、本処理では第1状態の時に振分装置作動口50a,
50bに入球した場合は第1状態を延長するという処理
を行なうことにより有効化している。尚、球が振分装置
作動口50a,50bで検出されない場合(ステップS
1200:no)、抽出した乱数が外れ乱数である場合
(ステップS1220:no)、共にそのままリターン
に抜ける。
【0069】以上詳細に説明した実施形態によると、振
分装置48を設けることにより、第1遊技と第2遊技の
2種類の遊技形態を1つの遊技機の中で振分装置48を
関連させることが可能となり、個々の遊技が独立して機
能する場合よりも遊技内容は斬新で興趣溢れるものとな
る。例えば、遊技者はフィーバー機能による大当たりを
期待できる上に、続けて羽根作動口61への入賞も期待
できる。例えば、特別図柄作動ゲート42を通過後、振
分装置48を経て羽根作動口61に入球した場合、第1
の条件であるフィバー機能による抽選に外れたとして
も、振分装置48の動作によって第2の条件である俗称
「ヒコーキ」による大当たりの可能性も残され、遊技者
は興奮を持続できる。また、遊技者が普通電動役物36
への入賞を狙って球を発射した結果、そのこぼれ球が振
分装置48に導かれ羽根作動口61に入賞することもあ
る。このように、確率による大当たりと遊技者の技量に
よる大当たりの双方を楽しむことができ、しかも振分装
置48を設置したことによって、これが媒介作用をなす
こととなり、この2つの特別遊技の発生条件を好適に関
連付けることにより、創造性豊かな遊技内容を提供する
ことができるという極めて優れた効果を生じる。また、
本実施形態によれば1つの特別電動役物60が2つの別
の条件のいずれかの成立によって遊技者に有利な遊技状
態となるので、少ない電動役物でも豊富な遊技状態を作
り出すことができ、趣向性が向上している。
【0070】尚、本発明は、上述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範
囲に於て、改変等を加えることが出来るものであり、そ
れらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれる
こととなる。例えば、振分装置48を第2遊技に関連す
る作動口に誘導しない第2状態、若しくは前記振分装置
48に入球させない第3状態にすることにより、第2遊
技での大当たりを発生させないように制御する手段を設
けることもできる。また、上述では、第1遊技を第1種
遊技、第2遊技を第2種遊技とし、第1種遊技の大入賞
口を第2種遊技のセンター役物で兼用したが、別途、第
1種遊技の専用の大入賞口を設けることもできる。ま
た、第1遊技を第3種遊技とした場合でも実施できるこ
とは無論であるが、第3種遊技の権利発生口及び大入賞
口を第2遊技のセンター役物で兼用するとともに、第3
種遊技の第3種始動口を第2遊技の作動口で兼用した
が、当然、遊技盤面上に権利発生口、第3種作動口、大
入賞口を別途設けても何ら差し支えがない。そして、他
にも三つの形態の内どの組み合わせでも構わない。勿
論、その他の種類の形態との組み合わせでも構わない。
さらに、第1遊技に関連する作動口と、第2遊技に関連
する作動口との位置関係は、図示のものに限らず、上下
関係を維持できる限り、適宜の配置が可能であり、それ
らの位置の相対関係も変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したパチンコ機10を示す外観斜
視図である。
【図2】パチンコ機10を裏面からみた裏面図である。
【図3】パチンコ機10の遊技盤22の構成を示す正面
図である。
【図4】パチンコ機10の遊技盤22の他の構成を示す
正面図である。
【図5】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連す
る作動口を含む振分装置周辺の配置類型Iの拡大図であ
る。
【図6】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連す
る作動口を含む振分装置周辺の配置類型IIの拡大図で
ある。
【図7】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連す
る作動口を含む振分装置周辺の配置類型III−aの拡
大図である。
【図8】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連す
る作動口を含む振分装置周辺の配置類型III−bの拡
大図である。
【図9】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連す
る作動口を含む振分装置周辺の配置類型IV−aの拡大
図である。
【図10】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連
する作動口を含む振分装置周辺の配置類型IV−bの拡
大図である。
【図11】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連
する作動口を含む振分装置周辺の配置類型V−aの拡大
図である。
【図12】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連
する作動口を含む振分装置周辺の配置類型V−bの拡大
図である。
【図13】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連
する作動口を含む振分装置周辺の配置類型V−cの拡大
図である。
【図14】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連
する作動口を含む振分装置周辺の配置類型VI−aの拡
大図である。
【図15】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連
する作動口を含む振分装置周辺の配置類型VI−bの拡
大図である。
【図16】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連
する作動口を含む振分装置周辺の配置類型VI−cの拡
大図である。
【図17】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連
する作動口を含む振分装置周辺の配置類型VI−dの拡
大図である。
【図18】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連
する作動口を含む振分装置周辺の配置類型VI−eの拡
大図である。
【図19】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連
する作動口を含む振分装置周辺の配置類型VI−fの拡
大図である。
【図20】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連
する作動口を含む振分装置周辺の配置類型VI−gの拡
大図である。
【図21】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連
する作動口を含む振分装置周辺の配置類型VI−hの拡
大図である。
【図22】第1遊技に関連する作動口と第2遊技に関連
する作動口を含む振分装置周辺の配置類型VI−iの拡
大図である。
【図23】パチンコ機10の電気的構成を示すブロック
図である。
【図24】主制御基板30で実行される「メインルーチ
ン」の処理を示すフローチャートである。
【図25】第1遊技と第2遊技の大当たりが重なった場
合の「当たり記憶ルーチン」である。
【図26】第1遊技と第2遊技の大当たりが重なった場
合の「当たり無効ルーチン」である。
【図27】振分装置を制御する「振分変化ルーチン1」
の処理を示すフローチャートである。
【図28】振分装置を制御する「振分変化ルーチン2」
の処理を示すフローチャートである。
【図29】振分装置を制御する「振分変化ルーチン3」
の処理を示すフローチャートである。
【図30】振分装置作動口を設け振分装置を制御する
「振分変化ルーチン4」の処理を示すフローチャートで
ある。
【図31】振分装置作動口を設け振分装置を制御する
「振分変化ルーチン5」の処理を示すフローチャートで
ある。
【図32】振分装置作動口を設け乱数を抽出することに
より振分装置を制御する「振分変化ルーチン6」の処理
を示すフローチャートである。
【図33】振分装置作動口を設け乱数を抽出することに
より振分装置を制御する「振分変化ルーチン7」の処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・パチンコ機 22・・・遊技盤 30・・・主制御基板 31・・・賞球制御基板 32・・・特別図柄表示装置 32a・・・LCDパネルユニット 32b・・・図柄表示装置制御基板(図柄制御基板) 33・・・発射制御基板 36・・・普通電動役物 36a・・・特別図柄作動スイッチ 36b・・・普通役物ソレノイド 37・・・普通図柄表示装置 38,39・・・普通図柄作動口 38a,39a・・・普通図柄作動スイッチ 42・・・特別図柄作動ゲート 48・・・振分装置 49a,49b・・・入球口 50a,50b・・・振分装置作動口 60・・・特別電動役物 61・・・羽根作動口 62a,62b・・・羽根 63・・・羽根作動スイッチ 64・・・カウントスイッチ 65・・・役物連続作動スイッチ(Vスイッチ) 66a,66b・・・羽根ソレノイド 68・・・回転体 69・・・V通過口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茨田 悦臣 名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式 会社高尾内 Fターム(参考) 2C088 AA43 AA47 BA03 BB01 DA07 EB36 EB44 EB45 EB48 EB55 EB74

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球の検出に起因して発生する特別遊
    技を2種類以上備え、 第1遊技に関連する作動口と、第2遊技に関連する作動
    口とを上下に配置し、 その間に前記第2遊技に関連する作動口へと誘導する第
    1状態と、誘導しない第2状態に変化可能な振分装置を
    設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記第1遊技に関連する作動口を経た球
    を、前記振分装置へ入球可能とする構造を備えた請求項
    1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記第1遊技に関連する作動口を経てい
    ない球を、前記振分装置へ入球可能とする構造を備えた
    請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 計時手段を設けて、前記振分装置を所定
    時間経過毎に、第1状態又は第2状態からその他の状態
    に変化させる状態制御手段を備えた請求項1乃至3いず
    れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記第1遊技に関連する作動口が球を検
    出したときに、前記振分装置の作動状態を第1状態又は
    第2状態からその他の状態に変化させる状態制御手段を
    備えた請求項1乃至4いずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記振分装置の作動状態を変化させる振
    分装置作動口を設け、該振分装置作動口が球を検出した
    ときに、前記振分装置の作動状態を第1状態又は第2状
    態からその他の状態に変化させる状態制御手段を備えた
    請求項1乃至4いずれかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記振分装置の作動状態を変化させる振
    分装置作動口を設け、該振分装置作動口が球を検出する
    ことに起因して乱数を抽出し、該抽出した乱数に従って
    前記振分装置の状態を第1状態又は第2状態からその他
    の状態に変化させる状態制御手段を備えた請求項1乃至
    4いずれかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 計時手段を設けて、前記振分装置が第1
    状態となってから所定時間経過後に振分装置の状態を第
    2状態へと変化させる状態制御手段を備えた請求項1乃
    至3、5乃至7いずれかに記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 計時手段を設けて、前記振分装置が第1
    状態となってから所定時間経過するまでの間、前記振分
    装置の状態を第2状態から第1状態へと変化させるコマ
    ンドを無効とする無効化手段を備えた請求項1乃至8い
    ずれかに記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 計時手段を設けて、前記振分装置が第
    1状態となってから所定時間経過するまでの間、前記振
    分装置の状態を第2状態から第1状態へと変化させるコ
    マンドを有効とする有効化手段を備えた請求項1乃至8
    いずれかに記載の遊技機。
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