JP2002191787A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002191787A
JP2002191787A JP2000398124A JP2000398124A JP2002191787A JP 2002191787 A JP2002191787 A JP 2002191787A JP 2000398124 A JP2000398124 A JP 2000398124A JP 2000398124 A JP2000398124 A JP 2000398124A JP 2002191787 A JP2002191787 A JP 2002191787A
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Toshihiro Uchigashima
敏博 内ヶ島
Takahiro Uchigashima
隆寛 内ヶ島
Tatsuya Unno
達也 海野
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Takao Co Ltd
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Takao Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技機において、新規な形態の図柄表示
によって遊技者を楽しませること。 【解決手段】 リーチになると図柄表示域28が左表示
域28aと右表示域28bとに2分割され、それぞれに
リーチ状態が表示される。キャラクタ50aのアクショ
ンに合わせて左表示域28aを仮停止させてから、右表
示域28bを仮停止させるので、左表示域28aが外れ
ても右表示域28bで当たりになる可能性があり、遊技
者には複数回の当たりの機会があるように感じられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】抽選条件の成立(遊技球が例えば始動入
賞口に入賞したことや始動ゲートを通過したこと)に起
因して当たり外れを抽選する抽選手段、液晶やブラウン
管の画面上に図柄を表示する表示手段、表示手段を制御
して、画面上に図柄を変動表示した後に抽選結果を表示
する図柄または図柄の組合せを確定表示させる表示制御
手段及び抽選が当たりであったことを必須条件として遊
技者に有利な特別遊技(例えば大入賞口の開放)を実行
する特別遊技実行手段を備える弾球遊技機が周知であ
る。
【0003】普通、当たり外れは3つの図柄の組合せで
表示され、3つの図柄が揃えば(例えば777)当たり
図柄で、不揃いなら外れ図柄とされる。図柄の変動表示
は、例えば3つの図柄をそれぞれスクロール表示するこ
とで行われ、その1つずつを順に停止(わずかに上下し
たり左右に移動する仮停止も含む。)して、最終的には
3つの図柄を完全に停止表示することで当たり図柄また
は外れ図柄を確定表示していた。なお、例えば3×3の
マトリクス状に図柄を表示するものもあるが、当たり図
柄または外れ図柄は横一列や斜め一列の3つの図柄で表
示されるので、基本的には同じことである。
【0004】従来の弾球遊技機では、2つの図柄が停止
表示(仮停止表示)された際に、例えば7?7(?は変
動中)のように3つ目の図柄次第で当たり外れが決ま
る、いわゆるリーチ表示になると、キャラクタを登場さ
せたり図柄のサイズや変動方向を変化させる等のさまざ
まなリーチアクションを行って遊技者に当たりを期待さ
せることが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
たリーチアクションもマンネリ気味で遊技者に飽きられ
ていた。また、従来の弾球遊技機では、リーチにならな
ければ図柄の表示において遊技者を楽しませるのは困難
であった。
【0006】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たものであり、その主たる目的は新規な形態の図柄表示
によって遊技者を楽しませることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機は、抽選
条件の成立に起因して当たり外れを抽選する抽選手段
と、画面上に図柄を表示する表示手段と、前記表示手段
を制御して、前記画面上に図柄を変動表示した後に前記
抽選結果を表示する図柄または図柄の組合せを確定表示
させる表示制御手段と、前記抽選が当たりであったこと
を必須条件として遊技者に有利な特別遊技を実行する特
別遊技実行手段とを備える弾球遊技機において、前記表
示制御手段は、前記図柄の変動表示中に前記画面上に複
数の表示域を形成し該表示域のそれぞれにて独立に前記
抽選結果を表示し得る形態で前記図柄の変動表示を行わ
せることを特徴とする。
【0008】複数の表示域のそれぞれにて独立に抽選結
果を表示し得る形態で図柄の変動表示が行われるので、
例えば表示域をA、Bの2箇所にした場合に、A表示域
では外れになってもB表示域では当たり図柄が表示され
る可能性がある。このため、遊技者からみれば、当たり
の機会が複数回(表示域の数だけ)あるように感じら
れ、当たり図柄が表示される可能性が高まったように感
じられる。
【0009】しかも、複数の表示域での変動表示はリー
チ表示になる前でも実行できるから、リーチの有無に関
わりなく図柄の表示において遊技者を楽しませることが
できる。とは言っても、遊技者にとってまず気になるの
はリーチになるかならないかであり、リーチにならない
と判明した時点で図柄の表示には無関心となる。したが
って、リーチ表示が行われる場合に複数の表示域を形成
するのが、より好ましいといえる。つまり、請求項1記
載の弾球遊技機において、前記抽選結果は図柄の組合せ
で表示され、前記表示制御手段は、前記確定表示に先立
ってリーチ表示が行われる場合に前記複数の表示域を形
成させることを特徴とする、請求項2記載の弾球遊技機
はその意味で優れている。
【0010】リーチ表示が行われる場合にあって、複数
の表示域を形成するタイミングは、請求項3記載のよう
に、リーチ表示の前、リーチ表示とほぼ同時またはリー
チ表示の後のいずれかに行われればよい。リーチ表示の
前に行えばリーチ予告となり、リーチ表示とほぼ同時な
ら分かりやすいタイミングであり、リーチ表示の後なら
複数の表示域が形されるかされないかで当たり表示の可
能性の高低を示す等の操作が可能である。つまり、複数
の表示域を形成するタイミングの設定次第で、それに応
じた効果がある。
【0011】請求項4記載の弾球遊技機は、請求項2ま
たは3記載の弾球遊技機において、前記複数の表示域に
おける前記図柄の変動表示はいずれもリーチ表示を継承
することを特徴とする。「リーチ表示を継承する」とい
うのは、すでにリーチ表示がなされている場合には、文
字通りこれを継承して各表示域でリーチ表示がなされる
ことであり、未だリーチ表示がなされていないなら、そ
の表示予定を引き継いで各々の表示域にてリーチ表示を
実行することである。したがって、この場合には複数の
表示域のすべてでリーチ表示が行われる。よって、遊技
者の期待感を極めて高くできる。
【0012】この弾球遊技機では、例えばA、B2つの
表示域を形成した場合に、A表示域では外れ図柄が表示
されB表示域では当たり図柄が表示されたときのよう
に、複数の表示域の当たり外れが一致しない場合があ
る。しかし、請求項5記載の弾球遊技機は、請求項1な
いし4のいずれか記載の弾球遊技機において、前記当た
り図柄の確定表示は、前記複数の表示域を解消した状態
で行われるので、上記のような不一致に伴う混乱を防ぐ
ことができる。なお、この場合、各表示域における当た
り図柄または外れ図柄の表示は仮の表示であって確定表
示とはならない。ただし、複数の表示域のいずれかで当
たり図柄が表示されたときにはこれ(当たり)を有効に
するのが好ましい。
【0013】ところで、複数の表示域の表示がいずれも
当たり図柄であった場合には、いずれか1箇所で当たり
図柄が表示された場合よりもハイレベルの当たりと感じ
るのが人情である。請求項6記載の弾球遊技機は、請求
項1ないし5のいずれか記載の弾球遊技機において、前
記特別遊技以外の特典が与えられる場合には、前記抽選
結果が当たりであることを表示する当たり図柄の確定表
示に先立って前記複数の表示域のそれぞれで前記当たり
図柄を表示するので、このような遊技者感情に好適に応
じることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例により発明
の実施の形態を説明する。
【0015】
【実施例】図1に示すように、弾球遊技機としてのパチ
ンコ機10は、長方形の外枠11と前面枠12とからな
る筐体にて構成の各部を保持する構造である。また、こ
のパチンコ機10はいわゆるCR機であって、プリペイ
ドカードの読み書き等を行うためのカードリーダユニッ
ト(以下、CRユニット)13が付属している。
【0016】前面枠12は、左端上下のヒンジ14によ
り外枠11に対し開閉可能に取り付けられており、通常
は図示するように閉じた状態とされる。前面枠12に
は、窓状のガラス枠20が前面枠12に対して開放可能
に取り付けられている。このガラス枠20には板ガラス
21が二重にはめ込まれ、板ガラス21の奥には前面枠
12に保持された遊技盤22が収納されている。
【0017】ガラス枠20の下方には上皿15が配さ
れ、前面枠12に対して開放可能に取り付けられてい
る。上皿15には、プリペイドカードによる遊技球の貸
出を指示するための貸出釦16、プリペイドカードの返
却を指示するための精算釦17及びプリペイドカードの
残高を表示するための残高表示部18が設けられてい
る。CRユニット13のカード口19にプリペイドカー
ドを挿入するとプリペイドカードの残高が残高表示部1
8に表示され、貸出釦16を押下するとその残高の範囲
内で遊技球の貸出しが実行され上皿15に貸球としての
遊技球が排出される。また、精算釦17押下するとプリ
ペイドカードがカード口19から排出される。
【0018】上皿15の下方にては下皿23が前面枠1
2に固定され、下皿23の右側には発射ハンドル24が
取り付けられている。発射ハンドル24の外周にはダイ
ヤル部24aが装着されており、これを時計回りに回動
操作すれば発射装置(図示略)が稼働して、上皿15か
ら供給された遊技球を遊技盤22に向けて発射する。こ
の際、ダイヤル部24aの回動量によって発射力の強弱
を調整できる。またダイヤル部24aに隣接して導電性
のタッチセンサ24bが設けられている。
【0019】図2に示すように、遊技盤22には、ガイ
ドレール25によって囲まれた略円形の遊技領域25a
が設けられ、その中央部には表示手段としての液晶表示
盤26aを有する液晶表示装置26が設置されている。
また液晶表示装置26の枠の上部中央には7セグメント
LEDが普通図柄表示器27として取り付けられてい
る。
【0020】遊技盤22には、液晶表示装置26の下方
にチューリップ式の可変入賞装置31が設置されてお
り、この可変入賞装置31は特定の入球口である始動口
として機能する。液晶表示装置26の左右にはそれぞれ
ゲート34が配されており、遊技球がゲート34を通過
すると普通図柄表示器27の表示が変動した後に静止さ
れ、それが当たり数値(例えば7)であると、可変入賞
装置31は1球の入賞があるまで或いは設定時間までの
いずれか短い方の時間だけ開放される。
【0021】これらゲート34の下方に普通入賞口74
が配され、可変入賞装置31の下方には大入賞口40と
左右の普通入賞口76を備える大入賞装置36が配さ
れ、盤面最下部にはアウト口41が設けられている。な
お、遊技盤22には、多数の遊技釘が打ち付けられ風車
等が備えられているが、これらは周知であるので図示と
説明を省略する。
【0022】このパチンコ機10は、図3に示すよう
に、主制御基板70、払出制御基板75、発射制御基板
77、ランプ制御基板80、表示制御基板90、音声制
御基板97を備えている。主制御基板70には、CPU
70a、ROM70b、RAM70c、カウンタ70
d、70e、70f、入出力ポート等が備わっており、
抽選手段となるとともに大入賞装置36と共同で特別遊
技実行手段として機能する。この主制御基板70は、ゲ
ート34、可変入賞装置31の入賞センサ31c、大入
賞装置36の特定領域センサ36c及びカウントセンサ
36d、普通入賞口74、76等からの検出信号、タッ
チセンサ24bの信号、その他遊技盤22やパチンコ機
10の各部に設置されているセンサ類からの信号を取得
し、それに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンド
を、払出制御基板75、発射制御基板77、ランプ制御
基板80、表示制御基板90、音声制御基板97に出力
する。また、主制御基板70は、可変入賞装置31のソ
レノイド31d、大入賞装置36のソレノイド36bの
動作を制御することで、これらの開閉を制御する。
【0023】払出制御基板75は、主制御基板70から
送られてくるコマンドに応じて払出装置76を稼働させ
て賞球を払い出させ、またCRユニット13からの貸出
要求に応じて払出装置76を稼働させて貸球を払い出さ
せる。発射制御基板77はタッチセンサ24bの信号及
び主制御基板70から送られてくるコマンドに応じて発
射装置78の動作を制御する。
【0024】ランプ制御基板80は、図示は省略するが
CPU、ROM、RAM、入出力ポート等を備え、主制
御基板70から送られてくるコマンドに応じてLEDや
電球等のランプ類の点灯、消灯、他の制御基板にて制御
されないモータやソレノイド等のアクチュエータ類の動
作を制御する。
【0025】表示制御基板90には、CPU90a、R
OM90b、RAM90c、入出力ポート等が備わって
おり、主制御基板70から送られてくるコマンドに応じ
て液晶表示装置26の表示及び普通図柄表示器27を制
御する。表示制御基板90(特にCPU90a)は液晶
表示装置26の表示を制御する点で表示制御手段に該当
する。
【0026】音声制御基板97には、図示は省略するが
CPU、ROM、RAM、音源LSI、入出力ポート等
が備わっており、主制御基板70から送られてくるコマ
ンドに応じて音声信号を生成し、その音声信号にてスピ
ーカ98を駆動して音声を出力する。
【0027】次に、主に液晶表示装置26の表示に関わ
る、主制御基板70(特にCPU70a)の処理と表示
制御基板90(特にCPU90a)の処理を中心に、パ
チンコ機10の動作を説明する。図4に示すのは、主制
御基板70のCPU70aがメインルーチン(図示と説
明は省略)のサブルーチンとして実行する、抽選処理の
フローチャートである。主制御基板70(CPU70
a)はこの抽選処理を実行することで抽選手段として機
能する。
【0028】抽選処理では、CPU70aは、まず可変
入賞装置31の入賞センサ31cからの遊技球検出信号
(始動信号)が入力されているか否かすなわち遊技球が
可変入賞装置31に入賞したか否かを判断する(S10
1)。本実施例の場合、可変入賞装置31への入賞が抽
選条件の成立に該当する。
【0029】肯定判断であれば、カウンタ70d、70
eの値を読み込む(S103)。そして、読み込んだカ
ウンタ70dの値を予め決められている当たり値と照合
して大当たりか否かの抽選を行う(S104)。なお、
この実施例では当たり値が1個だけの低確率モード(確
率は約1/300)と当たり値が5個の高確率モード
(確率は約1/60)とがあり、初期的(起動時)には
低確率モードに設定されているが、その後は当たりの表
示に使用された図柄に応じて低確率モードから高確率モ
ードに、また高確率モードから低確率モードに切り替え
られる。
【0030】次に、CPU70aは、S104における
抽選が当たりであれば(S106:YES)、S103
で読み込んだカウンタ70eの値に基づいて高確率モー
ドにするか否かすなわち確率変動の抽選を行う(S10
7)。この抽選もS104と同様に行われるが、当たり
すなわち高確率モードになる確率は約1/2である。こ
こで抽選が当たりであると、大当たりによる特別遊技
(説明は後述)の終了後から次に大当たりが発生するま
での大当たり抽選が高確率モードで行われる。
【0031】続いて、大当たりを表示するための当たり
図柄を決める(S108)。本実施例の場合、大当たり
抽選の結果を示す特別図柄(当たり図柄及び外れ図柄)
は、0〜9の数字を3個並べた形態とされ、いわゆる3
桁揃い(000、111、222、333、444、5
55、666、777、888、999)が当たり図柄
である。そして、これら10種類の当たり図柄中で1、
3、5、7、9の組合せによるものは高確率抽選が当た
りであったことを示す確変図柄である。また、これら3
桁揃い以外は、すべて外れを示すための外れ図柄であ
る。
【0032】したがって、S108では上述の当たり図
柄のいずれかが決定されるが、S107の確変抽選が当
たりであれば5種類の確変図柄のいずれかに決定され
る。続いてCPU70aは、S108で決めた当たり図
柄や確変の有無など、当たり図柄に関連する情報を記憶
し、当たりフラグF1を1にセットする(S109)。
【0033】一方、S106で否定判断(大当たり抽選
が外れ)のときは、上述の当たり図柄以外の組合せで外
れ図柄を決定する(S110)。なお、この外れ図柄の
決定を全くランダムに行うとリーチの出現率が小さくな
るので、それよりも高率の適当な割合でリーチが出現す
るように作為している。
【0034】次に、S109またはS110で決めた特
別図柄(例えば当たり図柄、確変図柄、リーチになる外
れ図柄、リーチとならない外れ図柄の区別)に応じて、
変動パターンを決定する(S111)。変動パターン
は、特別図柄を構成する3つの図柄それぞれの変動時間
(変動開始から停止または仮停止するまでの時間)、リ
ーチの有無、リーチアクションの種類、最終的に確定表
示される当たり図柄の種類(確変図柄か否か)等の組合
せによって、一連の変動経過のパターンとして決められ
る。したがって、変動パターンの種類は、例えばリーチ
の種類等に応じて様々であり、適宜に設定可能な設計事
項である。
【0035】変動パターンを決めた後に、その変動パタ
ーンの各要素(変動時間、リーチアクション、特別図
柄)を指定する各データを含んだ図柄コマンドを生成す
る(S112)。生成された図柄コマンドは、メインル
ーチンのコマンド送信処理(図示と説明は省略)におい
て表示制御基板90に送信される。
【0036】表示制御基板90(厳密にはCPU90
a)による当たり図柄または外れ図柄の表示制御は図5
に示す特別図柄制御処理にて行われる。表示制御基板9
0(CPU90a)は、この処理を実行する点で表示制
御手段に該当する。この処理では表示制御基板90は、
まず主制御基板70からの図柄コマンドを取得している
か否か(図示と説明を省略する通信処理において受信し
た図柄コマンドがRAM90cに記憶されているか否
か)を判断し(S201)、図柄コマンドを取得してい
なければ本処理を終了する。なお、取得した図柄コマン
ドは、そのコマンドに応じた処理の実行が完了するとR
AM90cから消去されるので、処理済みの図柄コマン
ドが記憶されていることはない。また、主制御基板70
からは図柄コマンド以外のコマンドも送信されるが、そ
れらに応じた処理については説明を省略する。
【0037】図柄コマンドを取得しているときには(S
201:あり)、液晶表示装置26を制御して図柄の変
動表示を開始する(S203)。本実施例の場合、液晶
表示装置26の液晶表示盤26a上に、図6(a)に例
示する図柄表示域28が形成され、この内側にて0〜9
の数字図柄が上から下へとスクロール表示すなわち変動
表示される。また、本実施例の場合はキャラクタ50も
アニメーション表示される。
【0038】次に、図柄コマンドで指定されたタイミン
グで左図柄51を仮停止させ(S205)、同様に右図
柄53を仮停止させる(S206)。ここで仮停止とい
うのは、図柄の変動が完全には停止していない状態であ
り、例えば上下や左右に微動する状態である(図6
(a)参照)。
【0039】ここで2つの左図柄51と右図柄53が仮
停止したので、それらが揃っていれば最後の図柄(ここ
では中図柄52、図示は4から5にスクロール変化して
いる状態である。)次第で当たり外れが決まるリーチ表
示である。そして、リーチであれば(S207:YE
S)、液晶表示装置26を制御して、図6(b)に例示
するように第2のキャラクタ50b(先に表示されてい
る方をキャラクタ50aとする)が、キャラクタ50a
側の領分を浸食する形態で登場し、図柄表示域28を左
表示域28aと右表示域28bとに2分割する場面を表
示させる(S208)。また、これに伴って、左表示域
28aと右表示域28bのそれぞれに、左図柄51a、
51bと右図柄53a、53bが仮停止し中図柄52
a、52bはスクロール変化しているリーチ状態が表示
される。なお、図6(a)のリーチ表示から図6(b)
の分割開始までの時間は約1秒以内であって、図6
(a)の状態の継続は長時間ではない。
【0040】そして、左表示域28aと右表示域28b
のそれぞれにおける変動表示を行ってから(S20
9)、キャラクタ50aのアクションに合わせて左表示
域28aの中図柄52aを仮停止させる(S210、図
7(a)、図8(a)、図9(a)参照)。次に、キャ
ラクタ50bのアクションに合わせて右表示域28bの
中図柄52bを仮停止させる(S211、図7(b)、
図8(b)、図9(b)参照)。これらS210、S2
11の結果は、左表示域28aまたは右表示域28bに
当たり図柄が仮停止(図7(b))、両方に当たり図柄
が仮停止(図8(b))両方に外れ図柄が仮停止(図9
(b))のいずれかとなる。
【0041】続いて、CPU90aは、液晶表示装置2
6を制御して、左表示域28aと右表示域28bの分割
状態を解消して図柄表示域28を復活させ(S21
2)、そこに当たり図柄または外れ図柄を確定表示させ
る(S213)のであるが、左表示域28aと右表示域
28bの一方だけに当たり図柄が仮停止表示されていた
(図7(b))場合は、その当たり図柄を確定表示し
(図7(c)参照)、左表示域28aと右表示域28b
の双方に当たり図柄が仮停止表示されていた(図8
(b))場合は、確変図柄を確定表示し(図8(c)参
照)、左表示域28aと右表示域28bの双方とも外れ
図柄が仮停止表示されていた(図9(b))場合は、外
れ図柄を確定表示する(図9(c)参照)。
【0042】また、リーチ表示にならなかった場合には
(S207:NO)、左表示域28aと右表示域28b
の分割表示を行わずに、外れ図柄を確定表示する(S2
13)。なお、S213で確変図柄が確定表示された場
合には、次に説明する特別遊技の終了後に高確率モード
になる。高確率モードは次に大当たり抽選で当たりにな
るまで維持され、その後のモードは確変抽選にて決めら
れる。
【0043】ここで当たり図柄(確変図柄も含む)が確
定表示されると、これに続いて特別遊技が開始される。
本実施例で実行される特別遊技自体は、第一種と呼ばれ
る形式の公知のパチンコ機と同様であるが、図10を参
照して簡単に説明する。
【0044】特別遊技処理においては、主制御基板70
は、当たりフラグF1が1にセットされているか否かを
判断し(S301)、否定判断なら実質的な処理は行わ
ない(特別遊技は実行されない)。S301で肯定判断
であれば、表示制御基板90に大当たりオープニングコ
マンドを送って大当たりファンファーレ画面を表示させ
た後に、ソレノイド36bを制御して大入賞口40の開
閉を行わせ、また表示制御基板90に対してラウンド数
表示コマンドによる大入賞口40の開放回数(ラウンド
数)の表示、大当たり図柄表示コマンドによる大当たり
画面の表示、入賞個数コマンドによる大入賞口40への
入賞個数(いわゆるカウント数)の表示、特定領域通過
表示コマンドによる特定領域の通過表示、インターバル
コマンドによるインターバル画面の表示などを指示する
といった、特別遊技に関わる各種の処理を行う(S30
2)。そして、例えば規定のラウンド数が実行されて特
別遊技の終了となれば(S303:YES)、大当たり
エンディングコマンドにより大当たり終了画面の表示を
指示し、当たりフラグF1をリセットする(S30
4)。
【0045】本実施例では大当たり抽選で当たりになる
とこのような特別遊技が行われるが、大当たり抽選で当
たったことを条件として実行される特別遊技の形態はこ
れに限るわけではない。以上のように、このパチンコ機
10では、図柄の変動表示中に画面上に左表示域28a
と右表示域28bとが形成されて左右の表示域28a、
28bのそれぞれにて独立に図柄の変動表示が行われる
ので、例えば左表示域28aでは外れ図柄が仮停止表示
されても右表示域28bでは当たり図柄が仮停止表示さ
れる可能性がある。また、両方の表示域28a、28b
に当たり図柄が仮停止表示される可能性もある。このた
め、遊技者からみれば、2つの表示域28a、28bの
数だけ当たり図柄が表示される可能性が高まったように
感じられる。
【0046】左表示域28aと右表示域28bとを形成
するタイミングがリーチ表示(図6(a))のすぐ後
(実施例では1秒以内)であるので、リーチ表示からの
時間差が少なくて分かりやすいタイミングである。ま
た、リーチ表示の後であるから、遊技者は分割表示され
ることを予測でき、その待ち時間を楽しむことができ
る。
【0047】しかも、分割前のリーチ表示が分割後にも
継承されて左右の表示域28a、28bの両方でリーチ
表示が行われるから、遊技者の期待感を極めて高くでき
る。そして、当たり図柄(外れ図柄も)の確定表示は、
複数の表示域28a、28bを解消して、元の図柄表示
域28にて行われるので一義的であり、表示域28a、
28bの表示の不一致(一方が当たりで他方が外れ)に
伴う混乱を防ぐことができる。
【0048】その際に、左右の表示域28a、28bの
いずれかで当たり図柄が仮停止表示されていれば、確定
表示も当たり図柄となるので遊技者に不満はない。そし
て、確変抽選が当たりで高確率モードに移行する場合に
は、左右の表示域28a、28bの両方で当たり図柄が
仮停止表示され、最終的には確変図柄が確定表示される
ので、両表示域28a、28bとも当たり図柄が仮停止
表示された場合に何らかの特典を期待する遊技者感情に
好適に応じている。
【0049】以上、実施例に従って、本発明の実施の形
態について説明したが、本発明はこのような実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機の斜視図。
【図2】 実施例のパチンコ機の遊技盤の正面図。
【図3】 実施例のパチンコ機の制御系のブロック図。
【図4】 実施例において主制御基板のCPUが実行す
る抽選処理のフローチャート。
【図5】 実施例において表示制御基板のCPUが実行
する特別図柄制御処理のフローチャート。
【図6】 実施例におけるリーチ表示から表示域の分割
形成までの説明図。
【図7】 片方の表示域で当たり図柄が仮停止表示され
る場合の左表示域の仮停止から確定表示までの説明図。
【図8】 両方の表示域で当たり図柄が仮停止表示され
る場合の左表示域の仮停止から確定表示までの説明図。
【図9】 両方の表示域で外れ図柄が仮停止表示される
場合の左表示域の仮停止から確定表示までの説明図。
【図10】 実施例において主制御基板のCPUが実行
する特別遊技処理のフローチャート。
【符号の説明】
10 パチンコ機(弾球遊技機) 22 遊技盤 26 液晶表示装置(表示手段) 28 図柄表示域 28a 左表示域 28b 右表示域 31 可変入賞装置 36 大入賞装置(特別遊技実行手段) 40 大入賞口 70 主制御基板(抽選手段、特別遊技実行手段) 70a CPU 90 表示制御基板(表示制御手段) 90a CPU(表示制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海野 達也 愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式会社高尾内 Fターム(参考) 2C088 AA31 AA33 AA35 AA36 AA37

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抽選条件の成立に起因して当たり外れを
    抽選する抽選手段と、 画面上に図柄を表示する表示手段と、 前記表示手段を制御して、前記画面上に図柄を変動表示
    した後に前記抽選結果を表示する図柄または図柄の組合
    せを確定表示させる表示制御手段と、 前記抽選が当たりであったことを必須条件として遊技者
    に有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段とを備え
    る弾球遊技機において、 前記表示制御手段は、前記図柄の変動表示中に前記画面
    上に複数の表示域を形成し該表示域のそれぞれにて独立
    に前記抽選結果を表示し得る形態で前記図柄の変動表示
    を行わせることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、 前記抽選結果は図柄の組合せで表示され、 前記表示制御手段は、前記確定表示に先立ってリーチ表
    示が行われる場合に前記複数の表示域を形成させること
    を特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の弾球遊技機において、 前記複数の表示域の形成は、リーチ表示の前、リーチ表
    示とほぼ同時またはリーチ表示の後に行われることを特
    徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の弾球遊技機にお
    いて、 前記複数の表示域における前記図柄の変動表示はいずれ
    もリーチ表示を継承することを特徴とする弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか記載の弾球
    遊技機において、 前記当たり図柄の確定表示は、前記複数の表示域を解消
    した状態で行われることを特徴とする弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載の弾球
    遊技機において、 前記特別遊技以外の特典が与えられる場合には、前記抽
    選結果が当たりであることを表示する当たり図柄の確定
    表示に先立って前記複数の表示域のそれぞれで前記当た
    り図柄を表示することを特徴とする弾球遊技機。
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