JP2002065989A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2002065989A
JP2002065989A JP2000255871A JP2000255871A JP2002065989A JP 2002065989 A JP2002065989 A JP 2002065989A JP 2000255871 A JP2000255871 A JP 2000255871A JP 2000255871 A JP2000255871 A JP 2000255871A JP 2002065989 A JP2002065989 A JP 2002065989A
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ball
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JP2000255871A
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English (en)
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Toshihiro Uchigashima
敏博 内ヶ島
Takahiro Uchigashima
隆寛 内ヶ島
Shogo Tatsumi
正吾 巽
Yukiya Oji
幸也 陰地
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Takao Co Ltd
Original Assignee
Takao Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機において、1つの入賞球に対する
賞球の個数を変化させて、楽しみを増す。 【解決手段】 始動入賞信号が入力されていれば(S1
01:YES)、中央入賞装置26の開閉羽根27を微
少時間開放させる(S102)。この開放動作によって
中央入賞装置26に入賞すると(S103:YES)当
たり外れを抽選する(S104)。抽選が当たりであれ
ば(S105:YES)、中央入賞装置26への入賞球
に対する賞球の個数を決める(S107)。賞球の個数
に対応する当たり図柄を決めて、これえお表示させるた
めのコマンドを生成して表示制御基板90に送る(S1
09)。当たり図柄として000、111、222、3
33、444、555、666、777、888、99
9が設定されており、賞球個数が15個のときには77
7に、10個のときには777以外の当たり図柄のいず
れかに決められるので、遊技者は抽選で大当たりなった
こと、そして1つの入賞球に対する賞球の個数が15個
か10個かを知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機では入賞口に入賞した遊技球
(入賞球)に対して賞球が払い出される。従来のパチン
コ機にあっては、1つの入賞口に対する賞球の個数は固
定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、例えば特別
遊技で大入賞口が開放された際に獲得できる賞球総数は
ほぼ一定であって、変化に乏しかった。また、賞球の個
数が固定されていることで変化や楽しみが限定されてい
たのは、この例の大入賞口に限るものではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載のパチンコ機は、入賞
口に入賞した遊技球(入賞球)に対して賞球が払い出さ
れるパチンコ機において、1個の前記入賞球に対する前
記賞球の個数を変化させ得るので、賞球の個数が固定さ
れていることで限定されていた変化や楽しみの幅が広が
る。
【0005】1個の入賞球に対する賞球の個数をすべて
の入賞口について変化させてもよいのだが、それだとど
の入賞口で何個の賞球が払い出されるのかわかりにくく
なり、遊技者が混乱するおそれもある。そこで、請求項
2記載のパチンコ機は、請求項1記載のパチンコ機にお
いて、予め決められている特定の入賞口への前記入賞球
についてのみ前記賞球の個数を変化させ得る構成として
いる。
【0006】例えば遊技盤の中央部に設置される中央入
賞装置や遊技盤の下部に設置されることが多いアタッカ
ー形式の大入賞装置など、遊技者に認識されやすい入賞
口を特定の入賞口として、それについてだけ賞球の個数
を変化させれば、上述のような混乱は防止できる。な
お、特定の入賞口としての設定は1つの入賞口に限るも
のではなく、上述の不具合が生じない範囲(例えば3箇
所程度の入賞口まで)で設定すればよい。
【0007】1つの入賞球に対する賞球の個数を変化さ
せるタイミングや原因については特に制限はない。請求
項3記載の構成は好適な一例であり、請求項1または2
記載のパチンコ機において、遊技球が抽選用に設定され
ている入賞口に入賞または抽選用に設定されている通過
口を通過したことに起因して前記1個の入賞球に対する
賞球の個数を決める個数決定手段を備えることを特徴と
する。
【0008】このように構成すると、例えば大入賞口へ
の入賞球に対する賞球の個数を、抽選用に設定されてい
る他の入賞口または通過口にて決めるので、わかりやす
くまたゲーム上の面白みも増す。一方、請求項4記載の
ように、請求項3記載のパチンコ機において、前記抽選
用に設定されている入賞口と前記個数決定手段によって
前記1個の入賞球に対する賞球の個数が決められる入賞
口とを同一にすることもできる。この場合は、入賞口に
入賞する毎に賞球の個数が決まるので、遊技者はなるべ
く多くの賞球になることを期待して楽しむことができ
る。
【0009】個数決定手段にいる賞球の個数の決め方に
は限定はないが、例えば賞球の個数を決めるためのカウ
ンタを一定時間毎に変化させていて、抽選用に設定され
ている入賞口に入賞または抽選用に設定されている通過
口を通過したときのカウンタの値で示される賞球の個数
を払い出す構成が簡単である。このカウンタの値と賞球
の個数の対応は、カウンタの値そのものを賞球の個数と
したり、カウンタの値と賞球の個数との対応テーブルに
よって決めたりでき、特に制限はない。
【0010】請求項3または4のようにパチンコ機の内
部処理で賞球の個数を決めた場合、これを遊技者に示す
方が無用のトラブルを避ける上で好ましい。請求項5記
載のパチンコ機はそれを可能にしたものであり、請求項
3または4記載のパチンコ機において、前記個数決定手
段によって決定された前記賞球の個数に対応する図柄ま
たは該賞球の個数自体を表示する個数表示手段を備えた
ことを特徴とするから、1つの入賞球に対する賞球の個
数を遊技者に明示できる。
【0011】なお、決定された賞球の個数自体を数字で
示すのが最もわかりやすい。ただし、例えば大入賞口な
ど、通常は入賞困難または不可能で抽選によって当たり
になったことを必須条件として入賞容易な状態に変化す
る入賞口の場合には、その抽選が当たりであったことを
表示する図柄によって賞球の個数を示してもわかり難く
はならない。この場合、例えば777であれば1入賞に
対して15個の賞球、それ以外なら10個の賞球という
ように、2種類か3種類程度の単純な区分である方がよ
い。
【0012】また、請求項6記載の構成も好適な一例で
あり、請求項1または2記載のパチンコ機において、前
記入賞球が通過した領域に応じて該入賞球に対する賞球
の個数を変化させることを特徴とする。この構成では入
賞球が通過した領域に応じて賞球の個数が決まるので、
例えばカウンタの値で賞球の個数を決める処理(請求項
3の個数決定手段のようなもの)は特に必要なく、その
分だけソフトウェアの構成が簡単になる。
【0013】入賞口(入賞装置)の内部に複数の領域を
設定する構成は、公知の大入賞口において常用されてい
るから、その構成を利用できる。よって、新規な入賞装
置を開発する必要はなく、入賞球の通過領域に応じて実
行する処理を変えるだけで済むというメリットがある。
【0014】上記のような賞球の個数の変化動作は毎回
行ってもよいが、大入賞口などでは1回の特別遊技を通
じて一定とする(特別遊技を単位として賞球個数を変化
させる。)ほうが、混乱を招かなくてよい。そのために
は、請求項7記載のように、請求項1ないし6のいずれ
か記載のパチンコ機において、前記1個の入賞球に対す
る賞球の個数を変化させた際には、予め設定されている
解除条件が成立するまでは該変化後の賞球の個数を維持
する構成とするとよい。この「解除条件が成立するま
で」の例としては上記の「特別遊技が終了するまで」が
好例であるが、これに限るものではない。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、いくつかの実施例により発
明の実施の形態を説明する。
【0016】
【実施例1】図1に示すように、本実施例のパチンコ機
10は、長方形の外枠11と前面枠12とからなる筐体
にて構成の各部を保持する構造である。また、このパチ
ンコ機10はいわゆるCR機であって、プリペイドカー
ドの読み書き等を行うためのカードリーダユニット(以
下、CRユニット)13が付属している。
【0017】前面枠12は、左端上下のヒンジ14によ
り外枠11に対し開閉可能に取り付けられており、通常
は図示するように閉じた状態とされる。前面枠12に
は、窓状のガラス枠20が前面枠12に対して開放可能
に取り付けられている。このガラス枠20には板ガラス
21が二重にはめ込まれ、板ガラス21の奥には前面枠
12に保持された遊技盤22が収納されている。
【0018】ガラス枠20の下方には上皿15が配さ
れ、前面枠12に対して開放可能に取り付けられてい
る。上皿15には、プリペイドカードによる遊技球の貸
出を指示するための貸出釦16、プリペイドカードの返
却を指示するための精算釦17及びプリペイドカードの
残高を表示するための残高表示部18が設けられてい
る。CRユニット13のカード口19にプリペイドカー
ドを挿入するとプリペイドカードの残高が残高表示部1
8に表示され、貸出釦16を押下するとその残高の範囲
内で遊技球の貸出しが実行され上皿15に貸球としての
遊技球が排出される。また、精算釦17押下するとプリ
ペイドカードがカード口19から排出される。
【0019】上皿15の下方にては下皿23が前面枠1
2に固定され、下皿23の右側には発射ハンドル24が
取り付けられている。発射ハンドル24の外周にはダイ
ヤル部24aが装着されており、これを時計回りに回動
操作すれば発射装置(図示略)が稼働して、上皿15か
ら供給された遊技球を遊技盤22に向けて発射する。こ
の際、ダイヤル部24aの回動量によって発射力の強弱
を調整できる。またダイヤル部24aに隣接して導電性
のタッチセンサ24bが設けられている。
【0020】図2に示すように、遊技盤22には、ガイ
ドレール25によって囲まれた略円形の遊技領域25a
が設けられ、その中央部には特定の入賞口に該当する中
央入賞装置26が設置されている。中央入賞装置26
は、左右で対をなす開閉羽根27を備えており、開閉羽
根27を立てると入賞不可能、開閉羽根27を左右に開
くと入賞容易な状態に変化する(図示は立てた状態と開
いた状態の両方を重ね表示している。)。したがって、
厳密には、開閉羽根27にて遮断、開放される部分より
内部が特定の入賞口となる。なお、図2には示さない
が、中央入賞装置26にはこれら開閉羽根27を開閉駆
動するためのソレノイド27aが備わっている。また、
詳細は後述するが、中央入賞装置26は抽選用に設定さ
れている入賞口にも該当し、特別図柄始動口ともなる。
【0021】中央入賞装置26の開閉羽根27で挟まれ
る部分には個数表示手段ともなる図柄表示装置28が設
置されている。図柄表示装置28は3つのドットマトリ
クスの表示部28a、28b、28cを備えており、各
表示部28a、28b、28cにてそれぞれ1つの図柄
(例えば数字やアルファベットなど)を表示し、それら
3図柄の組合せにより当たり外れを表示する。
【0022】中央入賞装置26の内部構造の説明は省略
するが、中央入賞装置26に入賞した遊技球(入賞球)
は、下部に設けられた左領域29、中領域30及び右領
域31のいずれかを通過して遊技盤22の背後に排出さ
れる。図2には示さないが、左領域29、中領域30及
び右領域31には、それぞれ通過する遊技球を検出する
ためのセンサ29a、30a、31aが設置されてお
り、各領域ごとに通過球を検出できる。
【0023】遊技盤22には、中央入賞装置26の左右
に普通入賞口32が設置されており、それらの下方には
サイド飾33と一体化された普通入賞口34が配されて
いる。また、遊技盤の下部には3つの始動入賞口35が
配されており、盤面最下部にはアウト口36が設けられ
ている。図2には示さないが、普通入賞口32、34及
び始動入賞口35には、それぞれ入賞球を検出するため
のセンサ32a、34a、35aが設置されており、各
入賞口ごとに入賞球球を検出できる。
【0024】なお、遊技領域25aには、複数(本実施
例では6つ)の風車37が備えられ、多数の遊技釘が打
ち付けられている。遊技釘は周知であるので図示と説明
を省略する。そして、遊技盤22の左上隅には「現在の
賞球」の文字が記載され、その下側に賞球個数表示器3
8が設置されている。本実施例の賞球個数表示器38は
ドットマトリクスの表示器であり2桁の数値を表示でき
るが、以下の説明で明らかなとおり、この賞球個数表示
器38の種類には制限はなく、例えば7セグメントLE
D、液晶表示器、CRT表示器などを使用できる。
【0025】図3に示すように、このパチンコ機10
は、主制御基板70、払出制御基板75、アクチュエー
タ制御基板80、表示制御基板90、発射制御基板9
5、音声制御基板97を備えている。主制御基板70に
は、CPU70a、ROM70b、RAM70c、乱数
カウンタ70d、70e、入出力ポート等が備わってい
る。この主制御基板70には、中央入賞装置26のセン
サ29a、30a、31a、普通入賞口32、34のセ
ンサ32a、34a、始動入賞口35のセンサ35a、
タッチセンサ24b、遊技盤22やパチンコ機10の各
部に設置されているその他のセンサ類が接続されてお
り、主制御基板70は、これらからの信号を取得でき
る。そして、CPU70aは、ROM70bに格納され
ているプログラムに従って動作し、上記の各種信号に基
づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して、
払出制御基板75、アクチュエータ制御基板80、表示
制御基板90、発射制御基板95、音声制御基板97に
出力する。
【0026】アクチュエータ制御基板80には図示省略
するCPU、ROM、RAM、入出力ポート等が備わっ
ており、主制御基板70から送られてくるコマンドに応
じて中央入賞装置26のソレノイド27aの動作を制御
することで、開閉羽根27すなわち中央入賞装置26の
開閉を制御する。また、アクチュエータ制御基板80
は、遊技盤22やパチンコ機10の各部に設置されてい
るランプ類、他の制御基板にて制御されないモータやソ
レノイド等のアクチュエータも制御する。
【0027】払出制御基板75には図示省略するCP
U、ROM、RAM、入出力ポート等が備わっており、
主制御基板70から送られてくるコマンドに応じて払出
装置75aを制御して、主制御基板70が支持する個数
の賞球を払い出す。また、CRユニット13からの要求
に応じて払出装置75aを稼働させて貸球の払出も行
う。
【0028】表示制御基板90には図示省略するCP
U、ROM、RAM、入出力ポート等が備わっており、
主制御基板70から送られてくるコマンドに応じて図柄
表示装置26及び賞球個数表示器38の表示を制御す
る。音声制御基板97には図示省略するCPU、RO
M、RAM、音源LSI、入出力ポート等が備わってお
り、主制御基板70から送られてくるコマンドに応じて
音声信号を生成し、その音声信号にてスピーカ97aを
駆動して音声を出力する。
【0029】このパチンコ機10の動作、例えば入賞口
(入賞装置)に入賞すると賞球が払い出される点は公知
のパチンコ機と同様である。なお、各入賞口(入賞装
置)の入賞球1個に対する賞球の個数は、普通入賞口3
2、34が10個、始動入賞口35が5個であるが、中
央入賞装置26は一定ではない。中央入賞装置26の賞
球個数については後述する。
【0030】次に、図4、5を参照し、主に中央入賞装
置26の制御に関わる主制御基板70(特にCPU70
a)の処理を中心にしてパチンコ機10の動作を説明す
る。なお、図4、5に示す各処理は、CPU70aがパ
チンコ機10の稼働中を通じて行うメインルーチン(図
示と説明は省略)のサブルーチンとして実行するもので
ある。
【0031】まず図4を参照して大当たりの抽選につい
て説明する。この処理では、CPU70aは始動入賞口
35のセンサ35aからの信号(始動入賞信号)が入力
されているか否かを判断する(S101)。始動入賞信
号が入力されていれば(始動入賞口35に入賞していれ
ば)、アクチュエータ制御基板80に指令して中央入賞
装置26の開閉羽根27を微少時間(例えば、0.5
秒)づつ2回開放させる(S102)。
【0032】続いてCPU70aは、この2回の開放動
作によって中央入賞装置26に入賞したか(入賞球が発
生したか)否かをセンサ29a、30a、31aの信号
に基づいて判断し(S103)、入賞球が発生していれ
ば(S103:YES)カウンタ70dの値を読み込
み、その値があらかじめ決められている当たり値と一致
するか否かにより当たり外れを抽選する(S104)。
【0033】抽選が当たりであれば(S105:YE
S)、当たりフラグFを1にセットし(S106)、そ
のときのカウンタ70eの値に基づいて中央入賞装置2
6への入賞球に対する賞球の個数を決める(S10
7)。本実施例の場合、カウンタ70eの値が偶数なら
15個、奇数なら10個に決めるが、この決め方に限る
ものではない。また、賞球の個数の種類も15個、10
個の2種類に限るものではない。ただし、賞球0にはで
きないから1以上の整数値で複数種類の中から1種類を
決める必要はある。
【0034】次に、ここで決まった賞球の個数をRAM
70cの賞球設定領域に書き込んで設定し(S10
8)、その設定した賞球の個数に対応する当たり図柄を
決めて、この当たり図柄を図柄表示装置28に表示させ
るためのコマンドを生成して表示制御基板90に送る
(S109)。
【0035】本実施例の場合、大当たりを示すための当
たり図柄として000、111、222、333、44
4、555、666、777、888、999が設定さ
れており、上記の賞球個数が15個のときには777
に、10個のときには777以外の当たり図柄のいずれ
かに決められ、それに応じたコマンドが生成され送信さ
れる。コマンドを受けた表示制御基板90は、図柄表示
装置28に指示して表示部28a、28b、28cにて
それぞれ図柄を変動表示させてから、例えば左、中、右
の順で制止表示させることにより、コマンドに従った当
たり図柄(例えば777)を表示させる。これにより遊
技者は抽選で大当たりなったこと、そして1つの入賞球
に対する賞球の個数が15個(777)か10個(77
7以外)かを知ることができる。
【0036】一方、抽選が外れのときには(S105:
NO)、上記の大当たりを示すための当たり図柄(いわ
ゆる3桁そろい)以外の図柄の組み合わせ、すなわち外
れを表示するための外れ図柄を図柄表示装置28に表示
させるためのコマンドを生成して表示制御基板90に送
る(S110)。コマンドを受けた表示制御基板90
は、図柄表示装置28に指示して表示部28a、28
b、28cにてそれぞれ図柄を変動表示させてから、例
えば左、中、右の順で制止表示させることにより、コマ
ンドに従った外れ図柄を表示させる。これにより遊技者
は抽選で外れたことを知ることができる。
【0037】大当たり抽選(S105)において当たり
になると(遊技者に認識される現象としては大当たり表
示用の当たり図柄が表示されると)特別遊技が行われる
ので、図5を参照して説明する。なお、本実施例の特別
遊技は、第2種特別電動役物と呼ばれる中央入賞装置を
備えるパチンコ機とほぼ同じである。
【0038】この処理においては、CPU70aはまず
当たりフラグFが1にセットされているか否かを判断し
(S201)、肯定判断ならS202以下を実行するが
否定判断なら実質的な処理は行わずにリターンする。S
202では表示制御基板90にコマンドを送って、上述
のS108で設定した賞球個数を賞球個数表示器38に
表示させる。これにより、図2に例示するとおり、賞球
個数表示器38に例えば15が表示される。これにて、
遊技者は中央入賞装置26への入賞球1個に対して15
個の賞球があることを確認できる。いうまでもないが、
この例はS107で15個と決まって当たり図柄の77
7が表示された場合であって、他の当たり図柄が表示さ
れた場合には賞球個数表示器38に10が表示される。
【0039】続いてCPU70aは、アクチュエータ制
御基板80を介してソレノイド27aを稼働させて、中
央入賞装置26の開閉羽根27を間欠的に開閉させる
(S203)。詳しくは、設定時間(本実施例では30
秒)内に設定回数(本実施例では18回)の開閉動作を
行うか、中央入賞装置26に上限個数(本実施例では1
0個)の入賞球が発生するまで、間欠的に開閉動作を行
う(以下、これを開閉サイクルという)。このような開
閉サイクルが実行されているときに中央入賞装置26に
入賞した遊技球(入賞球)の各々に対して、S202で
表示させた個数の賞球が払い出される。
【0040】そして、上記の開閉サイクルが1回終了す
ると、次の開閉サイクルを開始するか否かつまり特別遊
技を継続するか否かを判断する(S204)。本実施例
の場合、今終了したばかりの開閉サイクルにおける中央
入賞装置26への入賞球のいずれかが中央入賞装置26
の下部に設けられた中領域30を通過したか否か(セン
サ30aが遊技球を検出したか否か)に基づいて判断さ
れ、中領域30を通過した入賞球があれば継続と判断す
る。しかし、中領域30を通過した入賞球がなかった場
合及び開閉サイクルの継続回数が上限値(本実施例の場
合15回)に達した場合には、継続しない(特別遊技の
終了)と判断する。
【0041】特別遊技の継続であれば(S204:YE
S)S203に戻って新たな開閉サイクルが開始され
る。また、特別遊技の終了であれば(S204:N
O)、当たりフラグFをクリアして(S205)本処理
を終了する。以上の通り、このパチンコ機10は、中央
入賞装置26への入賞球1個に対する賞球の個数を変化
させ得るので、賞球の個数が固定されていることで限定
されていた変化や楽しみの幅が広がる。
【0042】また、1入賞球に対する賞球の個数が変化
するのは特定の入賞口に該当する中央入賞装置26への
入賞球についてのみであるから、遊技者が混乱したり誤
解するおそれはない。しかも、中央入賞装置26の入賞
球に対する賞球個数を、大当たり抽選で当たりになった
ときのカウンタ70eの値で決めるので、遊技者には予
想がつかず面白みが増す。そして、その決められた賞球
個数を当たりの表示に用いる当たり図柄で示し、また賞
球個数表示器38にて明示するので、遊技者が確実に認
識できる。よって、遊技者が混乱したり誤解するおそれ
はなく、無用のトラブルを避けることもできる。
【0043】さらに、中央入賞装置26の入賞球に対す
る賞球個数は特別遊技ごとに(その開始前に)決められ
特別遊技中は維持されるから、例えば1入賞当たり15
個の設定が特別遊技中に10個になるような心配はな
い。一方、賞球個数が10個に設定されても、それは今
回の特別遊技に限るものであり、次回は15個に設定さ
れる可能性があるから、遊技者は次回を期待することが
できる。
【0044】
【実施例2】この実施例は、賞球の個数を入賞球が通過
した領域に応じて決定する例である。なお、ハードウェ
アの構成は実施例1と同じであるから図1〜3を引用し
て説明は省略する。
【0045】このパチンコ機10における大当たりの抽
選処理は図6に示すとおりで、実施例1の抽選処理(図
4)とほぼ同じであるが、賞球個数抽選(S107)及
び賞球個数の設定(S108)が無い点で実施例1とは
異なる。また、当たり表示用の当たり図柄(000〜9
99)が賞球個数を通知する役割を持たない点でも実施
例1とは異なる。そして、特別遊技のための大当たり制
御処理も、図7に示すとおり実施例1(図5)とほぼ同
じであるが、賞球個数表示(S202)を行わない点で
異なっている。
【0046】以上のことを前提に、中央入賞装置26へ
の入賞球に対する賞球個数の決定と表示について、図8
を参照して説明する。この図8に示す賞球個数決定処理
は、S203の中央入賞装置開閉処理と並列的に行わ
れ、各開閉サイクルにおける1球目の入賞球が検出され
ると(S301:YES)、それが左領域29(センサ
29a)、中領域30(センサ29b)及び右領域31
(センサ31a)のいずれを通過したかを判断し(S3
02)、1入賞球に対する賞球個数を左領域29なら5
個(S303)、中領域30なら15個(S304)、
右領域31なら10個(S305)と決め、それぞれ表
示制御基板90にコマンドを送って決定した賞球個数を
賞球個数表示器38に表示させる。これにより、図2に
例示するとおり、賞球個数表示器38に例えば15が表
示される。これにて、遊技者は中央入賞装置26への入
賞球1個に対して15個の賞球があることを確認でき
る。いうまでもないが、この例は中領域30を通過して
15個と決まった場合であり、左領域29なら5、右領
域31なら10と表示される。
【0047】このように、本実施例の場合には、各開閉
サイクルの1個目の入賞球が左領域29、中領域30及
び右領域31のいずれを通過するかによって、その開閉
サイクルにおける賞球の個数が決まるので、例えばカウ
ンタ70eの値で賞球の個数を決める処理は必要なく、
その分だけソフトウェアの構成が簡単になる。
【0048】また、中央入賞装置26に備わっている
左、中、右の3領域を利用するので、新規な入賞装置を
開発する必要はなく、入賞球の通過領域に応じて実行す
る処理を変えるだけで済むというメリットがある。そし
て、詳述は避けるが実施例1と同様の効果も発揮する。
【0049】なお、賞球個数を決めるための領域の数
は、2領域としてもよいし4領域以上としてもよい。
【0050】
【実施例3】この例は、1つの入賞球に対する賞球の個
数を示す図柄を常時変動させておき、入賞球が発生した
タイミングでその図柄を停止させ、停止した図柄が示す
個数の賞球を払い出す例である。
【0051】なお、このパチンコ機10の枠装置(遊技
盤以外)の構成は実施例1と同じであるから図1を引用
して説明は省略する。図9に示すように、本実施例の遊
技盤22には、ガイドレール25によって囲まれた略円
形の遊技領域25aが設けられている。この点は実施例
1、2と同様である。
【0052】本実施例の場合、遊技盤22の中央部には
センター役物40が設置されている。センター役物40
の枠部分には周知のワープ樋やステージなどが設けら
れ、その上部には7セグメントLEDの普通図柄表示器
42が取り付けられている。またセンター役物40の内
側には液晶表示装置41が組み付けられており、その液
晶表示盤41aが露呈している。
【0053】遊技盤22には、液晶表示装置41の下方
にチューリップ式の可変入賞装置43が設置されてい
る。可変入賞装置43は、ここへの入賞が大当たり抽選
のきっかけとなる特別図柄始動口である。図9には示さ
ないが、可変入賞装置43には入賞球を検出するための
センサ43a及びチューリップ羽根を開閉駆動するため
のソレノイド43bが備わっている。
【0054】液晶表示装置41の左右にはそれぞれゲー
ト44が配されている。ゲート44自体が遊技球の通過
を検出するセンサである。遊技球がゲート44を通過す
ると普通図柄表示器42の表示が変動した後に静止さ
れ、それが当たり数値(例えば7)であると、可変入賞
装置43は1球の入賞があるまで或いは設定時間までの
いずれか短い方の時間だけ開放される。
【0055】可変入賞装置43の向かって左側、ゲート
44の下方には、特定の入賞口に該当する(抽選用に設
定されている入賞口でもある)賞球変動入賞口45が配
されている。図9には示さないが、賞球変動入賞口45
には入賞球を検出するためのセンサ45aが備わってい
る。また、賞球変動入賞口45には1〜15の整数値を
切替表示可能で、個数表示手段として機能する賞球数表
示器47が付属している。そして、賞球変動入賞口45
と対称の位置には普通入賞口46が配されている。この
普通入賞口46にも入賞球を検出するためのセンサ46
aが備わっている。
【0056】可変入賞装置43の下方には大入賞口48
と左右の普通入賞口49を備える大入賞装置50が配さ
れている。図9には示さないが、大入賞装置50は大入
賞口48を開閉するためのソレノイド48c並びに大入
賞口48への入賞球がいずれかを通過するように配され
た特定領域センサ48aとカウントセンサ48bを備え
ており、また普通入賞口49への入賞球を検出するため
のセンサ49aも備わっている。
【0057】さらに、遊技領域25aの最下部にはアウ
ト口36が設けられ、センター役物40の周囲には2個
のランプ風車37a及び2個の風車37が配され、遊技
領域25a全体に多数の遊技釘が打ち付けられている。
なお遊技釘は周知であるので図示と説明を省略する。
【0058】このパチンコ機10は、図10に示すよう
に、主制御基板70、払出制御基板75、アクチュエー
タ制御基板80、表示制御基板90、発射制御基板9
5、音声制御基板97を備えている。これら各々の構成
は実施例1と同様であり、払出制御基板75、発射制御
基板95及び音声制御基板97の役割も実施例1と同じ
であるから、そうした実施例1と同様の部分については
説明を省略する。
【0059】本実施例の場合、主制御基板70には、ゲ
ート44、可変入賞装置43のセンサ43a、賞球変動
入賞口45のセンサ45a、普通入賞口46のセンサ4
6a、大入賞口48の特定領域センサ48aとカウント
センサ48b、普通入賞口49のセンサ49a、その他
遊技盤22やパチンコ機10の各部に設置されているセ
ンサ類が接続されており、主制御基板70は、これらか
らの信号を取得できる。そして、CPU70aは、RO
M70bに格納されているプログラムに従って動作し、
上記の各種信号に基づいて遊技の進行に関わる各種のコ
マンドを生成して、払出制御基板75、アクチュエータ
制御基板80、表示制御基板90、発射制御基板95、
音声制御基板97に出力する。
【0060】アクチュエータ制御基板80は、主制御基
板70から送られてくるコマンドに応じて可変入賞装置
43のソレノイド43bの動作を制御することでこれを
開閉し、大入賞装置50のソレノイド48cの動作を制
御することで大入賞口48を開閉する。また、アクチュ
エータ制御基板80は、遊技盤22やパチンコ機10の
各部に設置されているランプ類、他の制御基板にて制御
されないモータやソレノイド等のアクチュエータも制御
する。
【0061】表示制御基板90は、主制御基板70から
送られてくるコマンドに応じて液晶表示装置41、普通
図柄表示器42及び賞球数表示器47の表示を制御す
る。このパチンコ機10の動作、例えば入賞口(入賞装
置)に入賞すると賞球が払い出される点は公知のパチン
コ機と同様である。なお、各入賞口(入賞装置)の入賞
球1個に対する賞球の個数は、可変入賞装置43が5
個、普通入賞口46、49が10個、大入賞口48が1
5個であるが、賞球変動入賞口45は一定ではない。賞
球変動入賞口45については後述する。
【0062】また、周知の第1種と呼ばれるパチンコ機
と同様に、抽選で大当たりになると特別遊技が実行され
る。その概要は次の通りである。まず、可変入賞装置4
3に入賞すると、主制御基板70のCPU70aがカウ
ンタ70dの値を読み込み、当たり値と照合することで
当たり外れの抽選を行う。
【0063】抽選が当たりであれば、CPU70aは大
当たりを示すための当たり図柄(本実施例の場合00
0、111、222、333、444、555、66
6、777、888、999のいずれか)を決めて、そ
の当たり図柄の表示を指示するコマンドを生成して表示
制御基板90に送る。コマンドを受けた表示制御基板9
0は、液晶表示装置41を制御して、図柄を変動表示さ
せた後にコマンドで指示された当たり図柄を静止表示さ
せる。
【0064】抽選が外れのときには、CPU70aは大
当たりを示すための当たり図柄以外の図柄の組み合わ
せ、すなわち外れを表示するための外れ図柄を表示させ
るためのコマンドを生成して表示制御基板90に送る。
コマンドを受けた表示制御基板90は、液晶表示装置4
1を制御して図柄を変動表示させてから、コマンドに従
った外れ図柄を静止表示させる。
【0065】そして、抽選が当たりで当たり図柄が静止
表示されると、特別遊技が実行される。特別遊技では、
大入賞口48が30秒または10個入賞するまでのいず
れか短い時間だけ開放され、その開放中の入賞球が特定
領域センサ48aにて検出されると(特定領域を通過し
ていると)大入賞口48が再開放される。この繰り返し
で設定回数(例えば16回)まで大入賞口48が開放さ
れる。
【0066】こうした抽選、図柄表示、特別遊技などは
周知の第1種と呼ばれるパチンコ機と同様である。次
に、賞球変動入賞口45の賞球の個数についてCPU7
0aが実行する賞球数決定処理に従って説明する。
【0067】図11に示すように、CPU70aは賞球
数表示器47の変動表示を表示制御基板90に指示する
(S401)。これに応じて、表示制御基板90は賞球
数表示器47を制御して、例えば5→10→15→5→
10→15というように、5、10、15の数字を切替
る変動表示をさせる。
【0068】次にCPU70aは、センサ45aの信号
に基づいて賞球変動入賞口45に入賞したか否かを判断
する(S402)。賞球変動入賞口45に入賞していれ
ば(S402:YES)、賞球数表示器47の一時停止
(例えば5秒程度、遊技者が十分に認識できる時間)を
表示制御基板90に指示する(S403)。これにより
賞球数表示器47の表示がそのときに表示していた5、
10、15のいずれかで一時的に静止させられる。そし
て、CPU70aは、その静止表示された数値と同じ個
数の賞球の払出を払出制御基板75に指示する(S40
4)。払出制御基板75は払出装置75aを制御して、
主制御基板70から指示された個数の賞球を払い出す。
【0069】一方、賞球変動入賞口45に入賞しなけれ
ば(S402:NO)、賞球数表示器47の変動表示が
一時停止することはない。つまり、賞球数表示器47は
常時変動していて、賞球変動入賞口45に入賞したとき
にのみ静止表示する。このように、賞球変動入賞口45
に付属する賞球数表示器47が常時変動していて、賞球
変動入賞口45に入賞するとその変動が一時停止して入
賞したタイミングに表示していた数値を静止表示する。
この静止表示された数値が賞球変動入賞口45の入賞球
1個に対する賞球の個数とされる。
【0070】賞球変動入賞口45に入賞したときに賞球
数表示器47に表示されている数値が、その入賞球に対
する賞球の個数とされるので、遊技者はなるべく多くの
賞球になることを期待して楽しむことができる。入賞に
応じて決定された賞球の個数が賞球数表示器47に静止
表示されるので入賞球に対する賞球の個数を遊技者に明
示でき、遊技者が誤解することもない。
【0071】賞球変動入賞口45への入賞球1個に対す
る賞球の個数を変化させ得るので、賞球の個数が固定さ
れていることで限定されていた変化や楽しみの幅が広が
る。また、1入賞球に対する賞球の個数が変化するのは
特定の入賞口に該当する賞球変動入賞口45への入賞球
についてのみであるから、遊技者が混乱したり誤解する
おそれはない。
【0072】しかも、賞球変動入賞口45の入賞球に対
する賞球個数を、賞球変動入賞口45に入賞したタイミ
ングで決めるので、遊技者には予想がつかず面白みが増
す。さらに、賞球変動入賞口45の入賞球に対する賞球
個数は毎回の入賞ごとに決められるから、例えば今回が
5個であっても次は15個になる可能性があり、また今
回15個で次回も15個を期待できる。つまり、遊技者
は次回を期待することができる。
【0073】なお、賞球数表示器47による変動表示を
5、10、15としたのは一例であり、例えば1、2、
3・・・14、15と変動させてもよいし、3、5、7
というようにとびとびに変動させてもよい。また、賞球
変動入賞口45に入賞したタイミングで賞球個数表示器
47を静止表示させるタイミングとして、賞球変動入賞
装置45に入賞したタイミングではなくて、他の入賞口
(入賞装置)に入賞したタイミングやゲート44のよう
な通過口を通過したタイミングを採用してもよい。
【0074】実施例やこの例のように、入賞口や通過口
で静止表示のタイミングをとる構成の場合、賞球個数表
示器47をスローで変動させれば、遊技者は賞球個数の
多いタイミングで入賞または通過させようとする。遊技
者には、そうした狙い目で遊技球を発射する楽しみがあ
る。
【0075】一方、ハイスピードで変動させれば、決ま
った賞球個数が多いときにはラッキー感を味わえるし、
少なければ次回に多くなることを期待する。また、賞球
個数の平均が中央値(実施例の場合なら5〜15の中央
値で10個)に集約されるから、入賞率を高めても(入
賞しやすく設定しても)問題がない。
【0076】
【実施例4】実施例3は特定の入賞口に入賞したタイミ
ングで、その特定の入賞口の賞球個数を決める例であっ
たが、この実施例は特定の入賞口と抽選用に設定されて
いる入賞口または通過口とを別々にする例である。
【0077】なお、このパチンコ機10の枠装置(遊技
盤以外)の構成は実施例1と同じであるから図1を引用
して説明は省略する。また、図12に示すように、本実
施例は、実施例3の賞球変動入賞口45に代えて普通入
賞口46が設置されている点及び賞球数表示器47が可
変入賞装置43に付属している点で実施例3とは異なる
が、それ以外の構成は実施例3と同じであるから、それ
らは実施例3と同じ符号を用いて説明を省略する。
【0078】そして、電気的な構成も、図12に示すと
おり、賞球変動入賞口45のセンサ45aが無いだけ
で、その他の構成は実施例3と同じである。図14に示
すように、CPU70aは、ゲート44の信号に基づい
て遊技球がゲート44を通過したか否かを判断する(S
501)。ゲート44を通過していれば(S501:Y
ES)、可変入賞装置43の賞球個数を5、10、15
のいずれにするかを決めて(S502)、賞球数表示器
47の変動表示を表示制御基板90に指示する(S50
3)。これに応じて、表示制御基板90は賞球数表示器
47を制御して、5→10→15→5→10→15とい
うように、5、10、15の数字を切替る変動表示をさ
せる。
【0079】前述したとおり、遊技球がゲート44を通
過すると普通図柄表示器42の表示が変動した後に静止
されるが、CPU70aはS502と前後して普通図柄
の当たり外れも決めて、普通図柄の変動表示を表示制御
基板90に指示する。そして、表示制御基板90は普通
図柄表示器42を制御して、0〜9の数字を変動表示を
させる。
【0080】次に、CPU70aは、表示制御基板90
に賞球数表示器47の表示の静止(静止表示する数値は
S502で決めた数値)と普通図柄の静止表示とを指示
する(S504)。これにより賞球数表示器47の表示
が5、10、15のいずれかで静止させられる。また、
これとほぼ同時に普通図柄表示器42においても普通図
柄が静止表示される。そして、CPU70aは、その静
止表示された数値と同じ個数の賞球を可変入賞装置43
に設定する(S505)。
【0081】また、普通図柄が当たりなら、CPU70
aは、アクチュエータ制御基板80を介して、可変入賞
装置43を1球の入賞があるまで或いは設定時間までの
いずれか短い方の時間だけ開放させる。そして、可変入
賞装置43に入賞すれば、その入賞の時点で賞球数表示
器47が表示していた数値の賞球が払い出される。
【0082】一方、ゲート44を通過していなければ
(S501:NO)、賞球数表示器47の変動表示は開
始されない。つまり、賞球数表示器47は、ゲート44
を通過する毎に変動表示と静止表示をする。このよう
に、可変入賞装置43に付属する賞球数表示器47が、
ゲート44の通過をきっかけにして変動して静止表示
し、その静止表示された数値が可変入賞装置43の賞球
個数に設定されるので、可変入賞装置43の賞球個数は
ゲート44の通過毎に変化する(結果的に変わらないこ
ともあり得る。)。
【0083】そして、可変入賞装置43に入賞すれば、
その入賞の時点で賞球数表示器47が表示していた数値
の賞球が払い出される。ゲート44を通過したことによ
って賞球数表示器47に表示される数値が可変入賞装置
43の入賞球に対する賞球の個数とされるので、遊技者
はなるべく多くの賞球になることを期待して楽しむこと
ができる。
【0084】このようにして決定された賞球の個数が賞
球数表示器47に静止表示されるので入賞球に対する賞
球の個数を遊技者に明示でき、遊技者が誤解することも
ない。可変入賞装置43への入賞球1個に対する賞球の
個数を変化させ得るので、賞球の個数が固定されている
ことで限定されていた変化や楽しみの幅が広がる。
【0085】また、1入賞球に対する賞球の個数が変化
するのは特定の入賞口に該当する可変入賞装置43への
入賞球についてのみであるから、遊技者が混乱したり誤
解するおそれはない。しかも、可変入賞装置43の入賞
球に対する賞球個数を、ゲート44を通過したタイミン
グで決めるので、遊技者には予想がつかず面白みが増
す。
【0086】さらに、可変入賞装置43の入賞球に対す
る賞球個数はゲート44の通過毎に決められるから、例
えば今回が5個であっても次は15個になる可能性があ
り、また今回15個で次回も15個を期待できる。つま
り、遊技者は次回を期待することができる。しかも、ゲ
ート44は通過しやすいから、例えば5個に設定されて
いてもすぐに変更される可能性があり、遊技者の楽しみ
は大きい。
【0087】なお、賞球数表示器47による変動表示を
5、10、15としたのは一例であり、例えば1、2、
3・・・14、15と変動させてもよいし、3、5、7
というようにとびとびに変動させてもよい。また、実施
例4において、ゲート44の代わりに他の入賞口(入賞
装置)を用いることもできる。実施例3と同様に可変入
賞装置43に入賞したタイミングで、その賞球個数を決
定してもよい。
【0088】あるいは、賞球数表示器47を普通図柄と
同期的に変動及び静止する代わりに、液晶表示装置41
の特別図柄の変動と同期的に変動させたり、特別図柄の
静止表示と同期的に静止させる構成とすることもでき
る。以上、4つの実施例に従って、本発明の実施の形態
について説明したが、本発明はこのような実施例に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
さまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機の斜視図。
【図2】 実施例1の遊技盤の正面図。
【図3】 実施例1のパチンコ機の制御系のブロック
図。
【図4】 実施例1のパチンコ機の主基板が実行する抽
選処理のフローチャート。
【図5】 実施例1のパチンコ機の主基板が実行する大
当たり制御処理のフローチャート。
【図6】 実施例2のパチンコ機の主基板が実行する抽
選処理のフローチャート。
【図7】 実施例2のパチンコ機の主基板が実行する大
当たり制御処理のフローチャート。
【図8】 実施例2のパチンコ機の主基板が実行する賞
球個数決定処理のフローチャート。
【図9】 実施例3の遊技盤の正面図。
【図10】 実施例3のパチンコ機の制御系のブロック
図。
【図11】 実施例3のパチンコ機の主基板が実行する
賞球個数決定処理のフローチャート。
【図12】 実施例4の遊技盤の正面図。
【図13】 実施例4のパチンコ機の制御系のブロック
図。
【図14】 実施例3のパチンコ機の主基板が実行する
賞球個数決定処理のフローチャート。
【符号の説明】
10 パチンコ機 22 遊技盤 25a 遊技領域 26 中央入賞装置(特定の入賞口、抽選用に設定さ
れている入賞口) 28 図柄表示装置(個数表示手段) 29 左領域(賞球の個数を変化させる領域) 30 中領域(賞球の個数を変化させる領域) 31 右領域(賞球の個数を変化させる領域) 38 賞球個数表示器(個数表示手段) 40 センター役物 41 液晶表示装置 42 普通図柄表示器 43 可変入賞装置(特定の入賞口) 44 ゲート(抽選用に設定されている通過口) 45 賞球変動入賞口(特定の入賞口、抽選用に設定
されている入賞口) 47 賞球数表示器(個数表示手段) 48 大入賞口 70 主制御基板(個数決定手段) 75 払出制御基板 80 アクチュエータ制御基板 90 表示制御基板 95 発射制御基板 97 音声制御基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巽 正吾 愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式会社高尾内 (72)発明者 陰地 幸也 愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式会社高尾内 Fターム(参考) 2C088 AA09 AA33 AA41 EB45 EB68

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞口に入賞した遊技球(入賞球)に対
    して賞球が払い出されるパチンコ機において、 1個の前記入賞球に対する前記賞球の個数を変化させ得
    ることを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパチンコ機において、 予め決められている特定の入賞口への前記入賞球につい
    てのみ前記賞球の個数を変化させ得ることを特徴とする
    パチンコ機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のパチンコ機にお
    いて、 遊技球が抽選用に設定されている入賞口に入賞または抽
    選用に設定されている通過口を通過したことに起因して
    前記1個の入賞球に対する賞球の個数を決める個数決定
    手段を備えることを特徴とするパチンコ機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のパチンコ機において、 前記抽選用に設定されている入賞口と前記個数決定手段
    によって前記1個の入賞球に対する賞球の個数が決めら
    れる入賞口とが同一であることを特徴とするパチンコ
    機。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載のパチンコ機にお
    いて、 前記個数決定手段によって決定された前記賞球の個数に
    対応する図柄または該賞球の個数自体を表示する個数表
    示手段を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載のパチンコ機にお
    いて、 前記入賞球が通過した領域に応じて該入賞球に対する賞
    球の個数を変化させることを特徴とするパチンコ機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか記載のパチ
    ンコ機において、 前記1個の入賞球に対する賞球の個数を変化させた際に
    は、予め設定されている解除条件が成立するまでは該変
    化後の賞球の個数を維持することを特徴とするパチンコ
    機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003290460A (ja) * 2002-04-04 2003-10-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2008259892A (ja) * 2008-08-04 2008-10-30 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2016182386A (ja) * 2016-07-12 2016-10-20 株式会社三洋物産 遊技機

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