JP4882044B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
弾球遊技機には、表示装置において当たり形態の図柄の組合せ(当たり組合せ)が停止表示されたことを前提として遊技者に有利な特別遊技を実行するものがあり、当たり組合せを構成する図柄が確変図柄であると、特別遊技とは別の特典(確率変動)を遊技者に与えるものがある。
【0003】
また複数本の組合せラインが形成される表示装置を備える弾球遊技機において、2本の組合せラインにて当たり組合せが表示された場合には、特別遊技とは別の特典(例えば確率変動)を遊技者に与えるものがある(例えば特開平9−135949号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の弾球遊技機における、特別遊技とは別の特典(例えば確率変動)の有無を表示する手法には改善の余地があった。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記課題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機は、複数種類の図柄が変動表示され1つの前記図柄が停止表示される図柄区画を表示の単位として、複数の前記図柄区画で構成され、前記図柄の種類のうちのどれかが固有に設定された組合せラインが複数本形成される形態で前記図柄を停止表示する表示装置を備え、いずれかの前記組合せラインに当たり形態の前記図柄の組合せ(以下、「当たり組合せ」)が停止表示されたことを前提として遊技者に有利な特別遊技を実行する弾球遊技機において、前記組合せラインに、当該組合せラインに設定された前記図柄の種類とは異なる種類の前記図柄からなる前記当たり組合せが表示された場合に、停止表示されたこれらの図柄を再び変動表示させ、その後、これらの図柄を停止表示させて前記当たり組合せを再度表示し、再度表示された該当たり組合せを表示している前記組合せラインに対し設定された前記図柄の種類と、該当たり組合せを構成する前記図柄の種類とが一致すると、前記特別遊技とは別の特典を遊技者に与えることを特徴とする。
【0006】
この弾球遊技機では、特別遊技とは別の特典を遊技者に与えるか否かが、当たり組合せを表示した組合せラインと当たり組合せを構成する図柄とが特定の関係になるか否かで示されるので、遊技者は、当たり組合せが表示されるか否かだけでなく、どの組合せラインでどの図柄により当たり組合せが表示されるかにも期待感を抱くので興趣が向上する。
【0007】
特別遊技とは別の特典としては、大当たり抽選で当たりになる確率を高める確率変動や図柄の変動時間を短縮して単位時間当たりの変動回数を増やすことで単位時間当たりの大当たり発生確率を高める時短などが例示されるが、これらに限るものではない。
【0008】
また、複数種類の図柄が変動表示され1つの前記図柄が停止表示される図柄区画を表示の単位として、複数の前記図柄区画で構成される組合せラインが複数本形成される形態で前記図柄を停止表示する表示装置を備え、いずれかの前記組合せラインに当たり形態の前記図柄の組合せ(当たり組合せ)が停止表示されたことを前提として遊技者に有利な特別遊技を実行する弾球遊技機において、前記当たり組合せを表示した前記組合せラインに含まれない前記図柄区画から選ばれる特定の図柄区画に特定の前記図柄が停止表示されると前記特別遊技とは別の特典を遊技者に与えることを特徴としても良い。
【0009】
この弾球遊技機では、特別遊技とは別の特典を遊技者に与えるか否かが、当たり組合せを表示した組合せラインに含まれない図柄区画から選ばれる特定の図柄区画に特定の図柄が停止表示されるか否かによって示されるので、遊技者は、当たり組合せが表示されるか否かだけでなく、当たり組合せに関わらなかった図柄区画にも興味を抱くので興趣が向上する。
【0010】
特定の図柄区画は、前記当たり組合せを表示した前記組合せラインとの位置関係で特定されると分かりやすい。
また、複数種類の図柄が変動表示され1つの前記図柄が停止表示される図柄区画を表示の単位として、複数の前記図柄区画で構成される組合せラインが複数本形成される形態で前記図柄を停止表示する表示装置を備え、いずれかの前記組合せラインに当たり形態の前記図柄の組合せ(当たり組合せ)が停止表示されたことを前提として遊技者に有利な特別遊技を実行する弾球遊技機において、前記当たり組合せを表示した前記組合せラインに含まれない前記図柄区画に停止表示された前記図柄の表示態様が特定表示態様であると前記特別遊技とは別の特典を遊技者に与えることを特徴としても良い。
【0011】
この弾球遊技機では、特別遊技とは別の特典を遊技者に与えるか否かが、当たり組合せを表示した組合せラインに含まれない図柄区画によって特定表示態様が表示されるか否かによって示されるので、遊技者は、当たり組合せが表示されるか否かだけでなく、当たり組合せに関わらなかった図柄区画にも興味を抱くので興趣が向上する。
【0012】
特定表示態様は、前記当たり組合せを構成している前記図柄と同図柄が2つ以上、前記当たり組合せを表示した前記組合せラインに含まれない前記図柄区画によって停止表示されることとすれば分かりやすい。
また、複数種類の図柄が変動表示され1つの前記図柄が停止表示される図柄区画を表示の単位として、複数の前記図柄区画で構成される組合せラインが複数本形成される形態で前記図柄を停止表示する表示装置を備え、いずれかの前記組合せラインに当たり形態の前記図柄の組合せ(当たり組合せ)が停止表示されたことを前提として遊技者に有利な特別遊技を実行する弾球遊技機において、前記当たり組合せを表示した前記組合せラインと該当たり組合せを構成する前記図柄とが特定の関係になると前記特別遊技とは別の特典を遊技者に与えることを特徴としても良い。
【0013】
この弾球遊技機では、特別遊技とは別の特典を遊技者に与えるか否かが、当たり組合せを表示した組合せラインと当たり組合せを構成する図柄とが特定の関係になるか否かで示されるので、遊技者は、当たり組合せが表示されるか否かだけでなく、どの組合せラインでどの図柄により当たり組合せが表示されるかにも期待感を抱くので興趣が向上する。
【0014】
当たり組合せを表示した組合せラインと当たり組合せを構成する図柄との関係は、それぞれの前記組合せラインには図柄種別が指定されており、前記当たり組合せを構成した前記図柄の種別が該指定の図柄種別であるときに前記特定の関係が成立する構成にすると分かりやすい。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例により発明の実施の形態を説明する。
【0016】
【実施例】
図1に示すように、弾球遊技機としてのパチンコ機10は、長方形の外枠11と前面枠12とからなる筐体にて構成の各部を保持する構造である。また、このパチンコ機10はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのカードリーダユニット(以下、CRユニット)13が付属している。
【0017】
前面枠12は、左端上下のヒンジ14により外枠11に対し開閉可能に取り付けられており、通常は図示するように閉じた状態とされる。
前面枠12には、窓状のガラス枠20が前面枠12に対して開放可能に取り付けられている。このガラス枠20には板ガラス21が二重にはめ込まれ、板ガラス21の奥には前面枠12に保持された遊技盤22が収納されている。
【0018】
ガラス枠20の下方には上皿15が配され、前面枠12に対して開放可能に取り付けられている。
上皿15の上面には、プリペイドカードによる遊技球の貸出を指示するための貸出釦16、プリペイドカードの返却を指示するための精算釦17及びプリペイドカードの残高を表示するための残高表示部18が設けられている。CRユニット13のカード口19にプリペイドカードを挿入するとプリペイドカードの残高が残高表示部18に表示され、貸出釦16を押下するとその残高の範囲内で遊技球の貸出しが実行され上皿15に貸球としての遊技球が排出される。また、精算釦17押下するとプリペイドカードがカード口19から排出される。
【0019】
上皿15の下方にては下皿23が前面枠12に固定され、下皿23の右側には発射ハンドル24が取り付けられている。発射ハンドル24の外周にはダイヤル部24aが装着されており、これを時計回りに回動操作すれば発射装置(図示略)が稼働して、上皿15から供給された遊技球を遊技盤22に向けて発射する。この際、ダイヤル部24aの回動量によって発射力の強弱を調整できる。またダイヤル部24aに隣接して導電性のタッチセンサ24bが設けられている。
【0020】
図2に示すように、遊技盤22には、ガイドレール25によって囲まれた略円形の遊技領域25aが設けられ、その中央部には液晶表示盤26aを有する液晶表示装置26(表示装置に該当)が設置されている。また液晶表示装置26の枠の上部中央には7セグメントLEDが普通図柄表示器27として取り付けられている。
【0021】
遊技盤22には、液晶表示装置26の下方にチューリップ式の可変入賞装置31が設置されており、この可変入賞装置31は特定の入球口である始動口として機能する。
液晶表示装置26の左右にはそれぞれゲート34が配されており、遊技球がゲート34を通過すると普通図柄表示器27の表示が変動した後に静止され、それが当たり数値(例えば7)であると、可変入賞装置31は1球の入賞があるまで或いは設定時間までのいずれか短い方の時間だけ開放される。
【0022】
これらゲート34の下方に普通入賞口74が配され、可変入賞装置31の下方には大入賞口40と左右の普通入賞口76を備える大入賞装置36が配され、盤面最下部にはアウト口41が設けられている。
なお、遊技盤22には、多数の遊技釘が打ち付けられ風車等が備えられているが、これらは周知であるので図示と説明を省略する。
【0023】
このパチンコ機10は、図3に示すように、主制御基板70、払出制御基板75、発射制御基板77、ランプ制御基板80、表示制御基板90、音声制御基板97を備えている。
主制御基板70には、CPU70a、ROM70b、RAM70c、カウンタ70d、70e、70f、入出力ポート等が備わっており、抽選手段となるとともに大入賞装置36と共同で特別遊技実行手段として機能する。この主制御基板70は、ゲート34、可変入賞装置31の入賞センサ31c、大入賞装置36の特定領域センサ36c及びカウントセンサ36d、普通入賞口74、76等からの検出信号、タッチセンサ24bの信号、その他遊技盤22やパチンコ機10の各部に設置されているセンサ類からの信号を取得し、それに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを、払出制御基板75、発射制御基板77、ランプ制御基板80、表示制御基板90、音声制御基板97に出力する。また、主制御基板70は、可変入賞装置31のソレノイド31d、大入賞装置36のソレノイド36bの動作を制御することで、これらの開閉を制御する。
【0024】
払出制御基板75は、主制御基板70から送られてくるコマンドに応じて払出装置を稼働させて賞球を払い出させ、またCRユニット13からの貸出要求に応じて払出装置を稼働させて貸球を払い出させる。
発射制御基板77はタッチセンサ24bの信号及び主制御基板70から送られてくるコマンドに応じて発射装置の動作を制御する。
【0025】
ランプ制御基板80は、図示は省略するがCPU、ROM、RAM、入出力ポート等を備え、主制御基板70から送られてくるコマンドに応じてLEDや電球等のランプ類の点灯、消灯、他の制御基板にて制御されないモータやソレノイド等のアクチュエータ類の動作を制御する。
【0026】
表示制御基板90には、CPU90a、ROM90b、RAM90c、入出力ポート等が備わっており、主制御基板70から送られてくるコマンドに応じて液晶表示装置26の表示及び普通図柄表示器27を制御する。表示制御基板90(特にCPU90a)は液晶表示装置26の表示を制御する点で表示制御手段に該当する。
【0027】
音声制御基板97は、主制御基板70から送られてくるコマンドに応じて音声信号を生成し、その音声信号にてスピーカを駆動して音声を出力する。
次に、主に液晶表示装置26の表示とスピーカからの音声出力に関わる、主制御基板70(特にCPU70a)の処理、表示制御基板90(特にCPU90a)の処理及び音声制御基板97(特にCPU97a)の処理を中心に、パチンコ機10の動作を説明する。
【0028】
図4に示すのは、主制御基板70のCPU70aがメインルーチン(図示と説明は省略)のサブルーチンとして実行する、抽選処理のフローチャートである。主制御基板70(CPU70a)はこの抽選処理を実行することで抽選手段として機能する。
【0029】
抽選処理では、CPU70aは、まず可変入賞装置31の入賞センサ31cからの遊技球検出信号(始動信号)が入力されているか否かすなわち遊技球が可変入賞装置31に入賞したか否かを判断する(S101)。本実施例の場合、可変入賞装置31への入賞が抽選条件の成立に該当する。
【0030】
肯定判断であれば、カウンタ70d、70eの値を読み込む(S103)。そして、読み込んだカウンタ70dの値を予め決められている当たり値と照合して大当たりか否かの抽選を行う(S104)。なお、この実施例では当たり値が1個だけの低確率モード(確率は約1/300)と当たり値が5個の高確率モード(確率は約1/60)とがあり、初期的(起動時)には低確率モードに設定されているが、その後は当たりの表示に使用された図柄に応じて低確率モードから高確率モードに、また高確率モードから低確率モードに切り替えられる。
【0031】
次に、CPU70aは、S104における抽選が当たりであれば(S106:YES)、S103で読み込んだカウンタ70eの値に基づいて高確率モードにするか否かすなわち確率変動の抽選を行う(S107)。この抽選もS104と同様に行われるが、当たりすなわち高確率モードになる確率は約1/2である。ここで抽選が当たりであると、大当たりによる特別遊技(説明は後述)の終了後から次に大当たりが発生するまでの大当たり抽選が高確率モードで行われる。
【0032】
続いて、大当たりを表示するための当たり図柄を決める(S108)、S108で決めた当たり図柄や確変の有無など、当たりに関連する情報を記憶し、当たりフラグF1を1にセットする(S109)。
一方、S106で否定判断(大当たり抽選が外れ)のときは、外れ図柄を決定する(S110)。なお、この外れ図柄の決定を全くランダムに行うとリーチの出現率が小さくなるので、それよりも高率の適当な割合でリーチが出現するように作為している。
【0033】
次に、S109またはS110で決めた図柄(例えば当たり図柄、リーチになる外れ図柄、リーチとならない外れ図柄の区別)に応じて、変動パターンを決定する(S111)。
変動パターンは、各図柄それぞれの変動時間(変動開始から停止または仮停止するまでの時間)、リーチの有無、リーチアクションの種類、最終的に確定表示される当たり図柄の種類等の組合せによって、一連の変動経過のパターンとして決められる。したがって、変動パターンの種類は、例えばリーチの種類等に応じて様々であり、適宜に設定可能な設計事項である。
【0034】
変動パターンを決めた後に、その変動パターンの各要素(変動時間、リーチアクション、確定表示する図柄)を指定する各データを含んだ図柄コマンドを生成する(S112)。生成された図柄コマンドは、メインルーチンのコマンド送信処理(図示と説明は省略)において、表示制御基板90に宛てて送信される。
【0035】
表示制御基板90(厳密にはCPU90a)による当たり図柄または外れ図柄の表示制御は図5に示す特別図柄制御処理にて行われる。表示制御基板90(CPU90a)は、この処理を実行する点(表示手段としての液晶表示装置26を制御する点)で表示制御手段として機能する。
【0036】
表示制御基板90による特別図柄制御処理の概要は次の通りである。まず主制御基板70からの図柄コマンドを取得しているか否か(図示と説明を省略する通信処理において受信した図柄コマンドがRAM90cに記憶されているか否か)を判断し(S201)、図柄コマンドを取得していなければ本処理を終了する。なお、取得した図柄コマンドは、そのコマンドに応じた処理の実行が完了するとRAM90cから消去されるので、処理済みの図柄コマンドが記憶されていることはない。また、主制御基板70からは図柄コマンド以外のコマンドも送信されるが、それらに応じた処理については説明を省略する。
【0037】
図柄コマンドを取得しているときには(S201:あり)、液晶表示装置26を制御して図柄のスクロールによる変動表示を開始する(S202)。
そして、図柄コマンドで指定されたタイミングで図柄を例えば1つずつ順々に仮停止させてゆく(S203)。ここで仮停止というのは、図柄の変動が完全には停止していない状態であり、例えば上下や左右に微動する状態である。
【0038】
いくつかの図柄が仮停止すると、いまだ変動している図柄次第で当たり外れが決まるリーチ表示になることがある。そして、リーチであれば(S205:YES)、リーチアクション表示処理(S206)を実行する。リーチアクション表示は本発明との関連が薄ので説明を省略する。
【0039】
そして、変動中の図柄のスクロール速度(変動速度)を徐々に低下させて行き、全部の図柄を仮停止させる(S209)。また、リーチ表示にならなかった場合には(S205:NO)、リーチアクション表示(S206)を実行せずに、全部の図柄を仮停止させる(S209)。
【0040】
次に、図柄コマンドに基づいて再変動の有無を判断し(S210)、再変動ありなら(S210:YES)、仮停止している図柄を再びスクロールさせて、図柄コマンドで指定されている再変動アクションを表示させてから(S211)、全部の図柄を確定停止させる(S212)。また、再変動なしなら(S210:NO)、仮停止している図柄をそのまま確定停止させる(S212)。
【0041】
以上が変動開始から確定表示までの概要であるが、次に当たり図柄の表示と確率変動の表示について具体的に説明する。
(表示例1)
この例では、図6に示すように、三角形の図柄区画a、b、c、d、e、f、g、h、iを組み合わせた、全体として三角形の図柄表示領域29が液晶表示装置26の表示面26a上に形成される。
【0042】
当たり外れを示す図柄の組合せに対応する組合せラインは、図柄区画a〜iの中で互いに隣接する3区画(例えば図柄区画a、c、bの組、図柄区画b、f、eの組、図柄区画b、c、dの組など)で形成される。本例では0〜9の数字図柄が各図柄区画a〜iで変動表示され、各図柄区画a〜iにそれぞれ1個の数字図柄が停止表示される。そして、上述のように3つの図柄区画a〜iで構成される組合せラインのいずれかにいわゆる3桁そろい(000、111、222、333等)が確定停止表示されれば当たり図柄の表示となる。いずれの組合せラインにも3桁そろいが表示されなければ外れの表示である。
【0043】
図柄表示領域29の頂点に位置する図柄区画a、e、iが含まれる組合せライン(例えば図柄区画a、c、bの組、図柄区画e、f、gの組、図柄区画g、h、iの組)において当たり図柄が確定表示されると確率変動の表示である。
この場合、頂点に位置する図柄区画a、e、iが特定の図柄区画に該当し、確率変動が特別遊技とは別の特典に該当する。
【0044】
このように、特別遊技とは別の特典である確率変動を遊技者に与えるか否かが、当たり組合せを表示した組合せラインに特定の図柄区画(頂点に位置する図柄区画a、e、i)が含まれているか否かによって示されるので、遊技者は、当たり組合せが表示されるか否かだけでなく、どの組合せラインで当たり組合せが表示されるかにも期待感を抱くので興趣が向上する。
(表示例2)
この例では、図7に示すように、四角形の図柄区画a、b、c、d、e、f、g、h、iをマトリクス状に配置した図柄表示領域33が液晶表示装置26の表示面26a上に形成される。
【0045】
当たり外れを示す図柄の組合せに対応する組合せラインは、横の列(例えば図柄区画a、b、cの組)、縦の列(例えば図柄区画a、d、gの組)及び斜めの列(例えば図柄区画a、e、iの組)で形成される。
本例ではスペード、ハート、ダイヤ、クラブ、星などの図形図柄が各図柄区画a〜iで変動表示され、各図柄区画a〜iにそれぞれ1個の図形図柄が停止表示される。そして、上述のように3つの図柄区画a〜iで構成される組合せラインのいずれかにいわゆる3桁そろい(例えば☆☆☆等)が確定停止表示されれば当たり図柄の表示となる。いずれの組合せラインにも3桁そろいが表示されなければ外れの表示である。
【0046】
図柄表示領域33の中心に位置する図柄区画eが含まれる組合せライン(例えば図柄区画d、e、fの組、図柄区画b、e、hの組、図柄区画a、e、iの組)において当たり図柄が確定表示されると確率変動の表示である。
この場合、中心に位置する図柄区画eが特定の図柄区画に該当し、確率変動が特別遊技とは別の特典に該当する。
【0047】
このように、特別遊技とは別の特典である確率変動を遊技者に与えるか否かが、当たり組合せを表示した組合せラインに特定の図柄区画(中央に位置する図柄区画e)が含まれているか否かによって示されるので、遊技者は、当たり組合せが表示されるか否かだけでなく、どの組合せラインで当たり組合せが表示されるかにも期待感を抱くので興趣が向上する。
(表示例3)
この例は、図8に示すように、図柄表示領域29の構成は表示例1(図6)と同じであり、当たり外れの表示も表示例1と同様に行われる。ただし、確率変動の表示は表示例1とは違っている。
【0048】
この例では確率変動の表示は、小さい三角形を構成している図柄区画a、b、c、dの組、図柄区画b、e、f、gの組、図柄区画d、g、h、iの組及び図柄区画b、c、d、gの組毎で、当たり図柄の表示に関わらなかった1つの図柄区画a〜iを用いて行われる。例えば図柄区画b、e、f、gの組内の図柄区画b、f、gで当たり図柄(図示では999)が確定表示された場合、当たり図柄の表示に関わらなかった図柄区画eが確率変動の有無を表示する。
【0049】
本例ではこの当たり図柄の表示に関わらなかった図柄区画に奇数の数字図柄が表示されれば確率変動ありで、偶数なら確率変動なしである。したがって、図柄区画b、f、gで当たり図柄が確定表示され図柄区画eに6が表示された場合は確率変動なしである。一方、図柄区画d、g、h、iの組で示す例では、図柄区画g、h、iで当たり図柄が確定表示され図柄区画dには1が表示されているので、これは確率変動ありを示している。なお、この図8は説明のために2組の当たり図柄を表示しているが、通常は当たり図柄の表示は1組であり、図示のように「確率変動あり」と「確率変動なし」が同時に表示されることはない。ただし、このように2組の当たり図柄を表示することも可能で、その場合は遊技者に有利な表示つまり「確率変動あり」を有効にすればよい。
【0050】
この例では、6を表示している図柄区画e及び1を表示している図柄区画dが、当たり組合せを表示した組合せラインに含まれない図柄区画から選ばれる特定の図柄区画に該当し、奇数図柄が特定の図柄に該当している。
特定の図柄区画(上記例の図柄区画e及び図柄区画d)は、当たり組合せを表示した組合せライン(図柄区画b、f、gの組、図柄区画g、h、iの組)との位置関係で特定されるので分かりやすい。
(表示例4)
この例は、図9に示すように、図柄表示領域33の構成は表示例2(図7)と同じであり、当たり外れの表示も表示例2と同様に行われる。ただし、確率変動の表示は表示例2とは違っている。
【0051】
この例では確率変動の有無は、当たり図柄を表示した3つの図柄区画a〜i以外の図柄区画a〜iにて表示される。
これを図9を参照して具体的に説明する。まず、クラブの3桁そろいである当たり図柄は右側の縦の組合せライン(図柄区画c、f、iの組)で表示されている。他の図柄区画a、b、d、e、g、hが確率変動の有無を表示する部分で、これらの2つ以上(図示の例では図柄区画d、h)に当たり図柄を構成している図柄と同図柄(クラブの図柄)が表示されると「確率変動あり」の表示となる。
【0052】
この例では、確率変動するか否か(特別遊技とは別の特典を遊技者に与えるか否か)が、当たり図柄を表示した組合せラインに含まれない図柄区画a、b、d、e、g、hによって、当たり図柄を構成している図柄と同図柄(クラブの図柄)が2つ以上表示されるか否かで示されるので、遊技者は、当たり図柄が表示されるか否かだけでなく、当たり図柄の表示に関わらなかった図柄区画にも興味を抱くので興趣が向上する。また、確率変動するか否かの表示も分かりやすい。
(表示例5)
図10に示す例は、当たり組合せを表示した組合せラインと当たり組合せを構成している図柄の種類との関係で確率変動の有無を表示する例である。
【0053】
図10に示すように、この例では四角形の図柄区画a、b、c、d、e、f、g、h、iをマトリクス状に配置し、左辺及び上辺に沿って「奇数」、「偶数」、「絵柄」の各指定表示A、B、C、D、E、Fを配した図柄表示領域37が液晶表示装置26の表示面26a上に形成される。
【0054】
当たり外れを示す図柄の組合せに対応する組合せラインは、横の列(例えば図柄区画a、b、cの組)及び縦の列(例えば図柄区画a、d、gの組)で形成される。斜めの列(例えば図柄区画a、e、iの組)が組合せラインとされない点が表示例2、4とは異なる。
【0055】
本例では0〜9の数字図柄と牛、ミルク瓶、少女などの図形図柄(絵柄)が各図柄区画a〜iで変動表示され、各図柄区画a〜iにそれぞれ1個の数字図柄または絵柄が停止表示される。そして、上述のように3つの図柄区画a〜iで構成される組合せラインのいずれかにいわゆる3桁そろい(例えば000や牛牛牛等)が確定停止表示されれば当たり図柄の表示となる。いずれの組合せラインにも3桁そろいが表示されなければ外れの表示である。
【0056】
この例では確率変動の有無は、当たり図柄を表示した組合せラインと当たり図柄を構成している図柄の種類(奇数の数字図柄、偶数の数字図柄、絵柄)との関係で確率変動の有無が表示される。
例えば図10(a)のように「絵柄」の指定表示Fに対応する右側の縦の組合せライン(図柄区画c、f、iの組)に絵柄の一種である「少女」による当たり図柄が表示されていれば「確率変動あり」の表示となる。一方、図10(b)のように中央の縦の組合せライン(図柄区画b、e、hの組)に「少女」による当たり図柄が表示されていても、この組合せラインの指定表示Eが「偶数」であるので、指定表示Eと図柄の種別が一致していない。この場合は「確率変動なし」の表示となる。
【0057】
すなわち、指定表示A、B、C、D、E、Fによる指定(奇数、偶数、絵柄)と当たり図柄とが一致すれば「確率変動あり」、不一致なら「確率変動なし」の表示となる。
確率変動の有無(特別遊技とは別の特典を遊技者に与えるか否か)が、当たり図柄を表示した組合せラインとその指定表示A、B、C、D、E、Fとの関係で示されるので、遊技者は、当たり図柄が表示されるか否かだけでなく、どの組合せラインでどの種類の図柄により当たりが表示されるかにも期待感を抱くので興趣が向上する。また、それぞれの組合せラインには指定表示A、B、C、D、E、Fによって図柄種別が指定されているので分かりやすい。
(表示例6)
この例は一旦当たり図柄を表示(仮停止表示)した後に再変動して確率変動の有無を示す例であり、表示例5の変形例でもある。
【0058】
図11に示すように、この例では四角形の図柄区画a、b、c、d、e、f、g、h、iをマトリクス状に配置し、左辺及び上辺に沿って「五芒星と六芒星」、「ハートとダイヤ」、「クラブとスペード」の各指定表示A、B、C、D、E、Fを配した図柄表示領域39が液晶表示装置26の表示面26a上に形成される。
【0059】
当たり外れを示す図柄の組合せに対応する組合せラインは、横の列(例えば図柄区画a、b、cの組)及び縦の列(例えば図柄区画a、d、gの組)で形成される。斜めの列(例えば図柄区画a、e、iの組)が組合せラインとされない点は表示例5と同様である。
【0060】
本例ではスペード、ハート、ダイヤ、クラブ、五芒星、六芒星などの図形図柄が各図柄区画a〜iで変動表示され、各図柄区画a〜iにそれぞれ1個の図形図柄が停止表示される。そして、上述のように3つの図柄区画a〜iで構成される組合せラインのいずれかにいわゆる3桁そろい(例えば☆☆☆等)が確定停止表示されれば当たり図柄の表示となる。いずれの組合せラインにも3桁そろいが表示されなければ外れの表示である。
【0061】
この例も確率変動の有無は、当たり図柄を表示した組合せラインと当たり図柄を構成している図柄の種類(スペード、ハート、ダイヤ、クラブ、五芒星、六芒星などの図形図柄)との関係で確率変動の有無が表示される。
例えば図11(e)のように「クラブとスペード」の指定表示Fに対応する右側の縦の組合せライン(図柄区画c、f、iの組)にスペードの図柄(またはクラブの図柄)による当たり図柄が表示されていれば「確率変動あり」の表示となる。一方、図11(a)のように中央の縦の組合せライン(図柄区画b、e、hの組)に「スペード」による当たり図柄が表示されていても、この組合せラインの指定表示Eが「ハートとダイヤ」であるので、指定表示Eと図柄の種別が一致していない。この場合は「確率変動なし」の表示となる。
【0062】
すなわち、指定表示A、B、C、D、E、Fによる指定(「五芒星と六芒星」、「ハートとダイヤ」、「クラブとスペード」)と当たり図柄とが一致すれば「確率変動あり」、不一致なら「確率変動なし」の表示となる。
この例では、図11(a)のように一旦当たり図柄を仮停止表示し、その後に縦の組合せラインのいずれかに当たり図柄が揃う状態はそのままに、各図柄を横方向にスクロール変動させる(図11(b)〜(d))。そして、スクロール速度を徐々に遅くして(図11(d))、最後に確定停止する。確定表示された際に、図11(e)に示すように指定表示Fによる指定(クラブとスペード)と当たり図柄(スペード)とが一致すれば「確率変動あり」の表示となる。
【0063】
なお、この例では仮停止表示された当たり図柄が縦の組合せラインであったので横にスクロールしたが、横の組合せラインに当たり図柄が仮停止表示されたときには縦方向にスクロールする。また、縦の組合せラインと横の組合せラインの両方に当たり図柄が仮停止表示された際には、例えば横スクロールの後に縦スクロールというように、両方向にスクロールする。
【0064】
確率変動の有無(特別遊技とは別の特典を遊技者に与えるか否か)が、当たり図柄を表示した組合せラインとその指定表示A、B、C、D、E、Fとの関係で示されるので、遊技者は、当たり図柄が表示されるか否かだけでなく、どの組合せラインでどの種類の図柄により当たりが表示されるかにも期待感を抱くので興趣が向上する。また、それぞれの組合せラインには指定表示A、B、C、D、E、Fによって図柄種別が指定されているので分かりやすい。
【0065】
さらに、一旦は確率変動とならない組合せラインで当たり図柄が仮停止表示されても、その後のスクロール変動で確率変動になる可能性があるので、遊技者の楽しみが増す。また、そのスクロールに際して当たり図柄の種類(例えばスペード)を変更する必要がない。
(表示例7)
この例も当たり図柄を表示(仮停止表示)した後に再変動する例であるが、当たり図柄は再変動させずに他の図柄を再変動する例であり、表示例4の変形例でもある。
【0066】
図12に示すように、図柄表示領域33の構成は表示例2(図7)及び表示例4(図9)と同じである。当たり外れの表示も表示例2、4と同様に行われ、また確率変動の表示も表示例4と同様に行われる。
ただし、図12(a)に例示するように、当たり図柄が仮停止表示され、他の図柄も仮停止表示された際に、当たり図柄を表示した組合せラインに含まれない図柄区画a、b、d、e、g、hに、当たり図柄を構成している図柄と同図柄(クラブの図柄)が1だけ表示されていれば、図12(b)に示すように、当たり図柄を表示した組合せライン(図柄区画c、f、i)と当たり図柄と同図柄(クラブの図柄)を表示している図柄区画d以外の図柄区画a、b、e、g、hを再び変動表示する。そして、図12(c)に示すように、再変動が停止されて全部の図柄が確定表示されたときに、当たりの組合せライン以外で当たり図柄と同図柄(クラブの図柄)が2つ以上表示されていれば、「確率変動あり」の表示となる。
【0067】
この例では、確率変動するか否か(特別遊技とは別の特典を遊技者に与えるか否か)が、当たり図柄を表示した組合せラインに含まれない図柄区画a、b、d、e、g、hによって、当たり図柄を構成している図柄と同図柄が2つ以上表示されるか否かで示されるので、遊技者は、当たり図柄が表示されるか否かだけでなく、当たり図柄の表示に関わらなかった図柄区画にも興味を抱くので興趣が向上する。また、確率変動するか否かの表示も分かりやすい。
【0068】
しかも、一旦は「確率変動なし」が表示されても(図12(a))、その後の再変動で「確率変動あり」に昇格する可能性があるので、全部の図柄が確定表示されるまで楽しめる。また、再変動に際して当たり図柄の種類(例えばクラブ)及び表示位置を変更する必要がない。
【0069】
以上の表示例1〜7のようにして当たり外れの表示と確率変動の有無が表示される。なお、表示例のように「確率変動あり」が確定表示された場合には、後に説明する特別遊技の終了後に高確率モードになる。高確率モードは次に大当たり抽選で当たりになるまで維持され、その後のモードは確変抽選にて決められる。
【0070】
なお、上述の表示例1〜7のいずれか複数を併用することも可能である。
例えば表示例2の構成=図柄表示領域33の中心に位置する図柄区画eが含まれる組合せラインにおいて当たり図柄が確定表示されると確率変動(特別遊技とは別の特典)の表示となる構成、表示例4の構成=当たり図柄が表示された組合せライン以外の図柄区画において、当たり図柄を構成している図柄と同図柄が2つ以上表示されると確率変動の表示となる構成、表示例5の構成=組合せラインに対する指定表示と一致する当たり図柄が表示されれば確率変動の表示となる構成を併用して、いずれかの一つの条件(表示例2、4または5のオア条件)で当たり図柄が確定表示されると確率変動(特別遊技とは別の特典)の表示としたり、表示例2、4及び5のいずれか二つまたは三つすべての条件を成立させる態様で当たり図柄が確定表示されると(つまりアンド条件で)確率変動の表示とする構成を採用することも可能である。もちろん、他の表示例を複数併用して同様にオア条件やアンド条件で確率変動(特別遊技とは別の特典)の表示とする構成も可能である。
【0071】
液晶表示装置26に当たり図柄が確定表示されると、これに続いて特別遊技が開始される。
本実施例で実行される特別遊技自体は、第一種と呼ばれる形式の公知のパチンコ機と同様であるが、図13を参照して簡単に説明する。
【0072】
特別遊技処理においては、主制御基板70は、当たりフラグF1が1にセットされているか否かを判断し(S301)、否定判断なら実質的な処理は行わない(特別遊技は実行されない)。
S301で肯定判断であれば、まず表示制御基板90に大当たりオープニングコマンドを送って大当たりファンファーレ画面を表示させ、ほぼ同時に音声制御基板97に大当たりファンファーレコマンドを送って大当たりファンファーレを出力させる。
【0073】
その後は、ソレノイド36bを制御して大入賞口40の開閉を行わせ、また表示制御基板90に対してラウンド数表示コマンドによる大入賞口40の開放回数(ラウンド数)の表示、大当たり図柄表示コマンドによる大当たり画面の表示、入賞個数コマンドによる大入賞口40への入賞個数(いわゆるカウント数)の表示、特定領域通過表示コマンドによる特定領域の通過表示、インターバルコマンドによるインターバル画面の表示などを指示し、音声制御基板97に対してラウンド数音声出力コマンドによるラウンド数のアナウンス、入賞個数音声出力コマンドによカウント数のアナウンス、特定領域通過音声出力コマンドによる特定領域の通過アナウンスなどを指示するといった、特別遊技に関わる各種の処理を行う(S302)。なお、これらの処理は、S302が多数回繰り返されることで実行されるものである。
【0074】
そして、例えば規定のラウンド数が実行されて特別遊技の終了となれば(S303:YES)、大当たりエンディングコマンドにより大当たり終了画面の表示と大当たり関連の音声出力の終了を指示し、当たりフラグF1をリセットする(S304)。
【0075】
そして、図4に示すS107の確変抽選が当たりであった(確率変動する)か否かを判断し(S305)、確率変動する場合には(S305:YES)、図4のS014の抽選モードを高確率モードに設定する(S306)。S305で否定判断のときには低確率モードに設定する(S307)。
【0076】
本実施例では大当たり抽選で当たりになるとこのような特別遊技が行われるが、大当たり抽選で当たったことを条件として実行される特別遊技の形態はこれに限るわけではない。
以上、実施例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機の斜視図。
【図2】 実施例のパチンコ機の遊技盤の正面図。
【図3】 実施例のパチンコ機の制御系のブロック図。
【図4】 実施例において主制御基板のCPUが実行する抽選処理のフローチャート。
【図5】 実施例において表示制御基板のCPUが実行する特別図柄制御処理のフローチャート。
【図6】 表示例1の説明図。
【図7】 表示例2の説明図。
【図8】 表示例3の説明図。
【図9】 表示例4の説明図。
【図10】 表示例5の説明図。
【図11】 表示例6の説明図。
【図12】 表示例7の説明図。
【図13】 実施例において主制御基板のCPUが実行する特別遊技処理のフローチャート。
【符号の説明】
10 パチンコ機(弾球遊技機)
26 液晶表示装置(表示装置)
31 可変入賞装置
36 大入賞装置
70 主制御基板
70a CPU
90 表示制御基板

Claims (1)

  1. 複数種類の図柄が変動表示され1つの前記図柄が停止表示される図柄区画を表示の単位として、複数の前記図柄区画で構成され、前記図柄の種類のうちのどれかが固有に設定された組合せラインが複数本形成される形態で前記図柄を停止表示する表示装置を備え、
    いずれかの前記組合せラインに当たり形態の前記図柄の組合せ(以下、「当たり組合せ」)が停止表示されたことを前提として遊技者に有利な特別遊技を実行する弾球遊技機において、
    前記組合せラインに、当該組合せラインに設定された前記図柄の種類とは異なる種類の前記図柄からなる前記当たり組合せが表示された場合に、停止表示されたこれらの図柄を再び変動表示させ、その後、これらの図柄を停止表示させて前記当たり組合せを再度表示し、再度表示された該当たり組合せを表示している前記組合せラインに対し設定された前記図柄の種類と、該当たり組合せを構成する前記図柄の種類とが一致すると、前記特別遊技とは別の特典を遊技者に与える
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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