JP2002045498A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002045498A
JP2002045498A JP2000234294A JP2000234294A JP2002045498A JP 2002045498 A JP2002045498 A JP 2002045498A JP 2000234294 A JP2000234294 A JP 2000234294A JP 2000234294 A JP2000234294 A JP 2000234294A JP 2002045498 A JP2002045498 A JP 2002045498A
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Toshihiro Uchigashima
敏博 内ヶ島
Takahiro Uchigashima
隆寛 内ヶ島
Ken Tsuge
建 柘植
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Takao Co Ltd
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Takao Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技機において、確率変動などの特典の
通知に用いられる特定図柄が表示される期待度を表示す
る。 【解決手段】 特定図柄の期待度が1〜4であると、有
効ラインに当たり図柄が仮停止(図6(c))した後
に、期待度で規定された回数だけ当たり図柄の仮停止と
再変動が繰り返される(図6(c)〜(g))。再変動
回数が多くなるほど特定図柄が表示される可能性が高
く、遊技者は再変動(仮停止)が繰り返されるに従って
特定図柄に対する期待感を高めることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機などの弾球遊技機には、遊技
球が特定の入球口(図柄始動口)に入球するか特定の通
過口(図柄始動ゲート)を通過したことを必須条件とし
て当たり外れを判定する判定手段と、該判定結果を表示
する表示手段と、該表示手段を制御する表示制御手段で
あって、前記判定結果が当たりであると前記表示手段に
当たり図柄を表示させ、前記判定結果が外れであると前
記表示手段に外れを表示させる表示制御手段とを備える
ものが多い。
【0003】この形態の弾球遊技機では、判定が当たり
であると(遊技者に認識される現象では当たり図柄が表
示されると)、例えば大入賞口が開放されるなど、遊技
者に有利な特別遊技が実行されるのが普通である。ま
た、当たり図柄を特定図柄と非特定図柄との2種類に区
分しておいて、特定図柄の表示によって何らかの特典
(例えば判定の確率を高確率にする確率変動)を通知す
るものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この確率変動などの特
典が通知される場合には、遊技者は当たり図柄として特
定図柄が表示されるか否かが大いに気になり、できれば
確定表示に先立ってこれを知りたいと願っている。本発
明はこうした遊技者の希望に応えることを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機は、遊技
球が特定の入球口に入球するか特定の通過口を通過した
ことを必須条件として当たり外れを判定する判定手段
と、該判定結果を表示する表示手段と、該表示手段を制
御する表示制御手段であって、前記判定結果が当たりで
あると前記表示手段に当たり図柄を表示させ、前記判定
結果が外れであると前記表示手段に外れ図柄を表示させ
る表示制御手段とを備える弾球遊技機において、前記当
たり図柄には特定図柄と非特定図柄との2種類があり、
前記表示制御手段は、前記当たり図柄の表示に先立って
前記特定図柄が表示される期待度に応じた期待度表示を
させるので、遊技者は期待度表示により特定図柄が表示
される期待度を知ることができる。
【0006】期待度は具体的な数値やグラフ等で表示す
ることもできるし、例えば期待度の高低程度を表示する
こともできる。なお、特定図柄の用途は、例えば確率変
動のような弾球遊技機の動作による特典を通知する用途
に限るものではなく、遊技店の営業内容によって遊技者
に与えられる特典(例えばラッキーナンバー等)の通知
に使用されてもよい。つまり、特定図柄によって通知さ
れる特典の内容には限定はない。
【0007】請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記
載の弾球遊技機において、前記当たり図柄は直線に沿っ
て表示される3つの単位図柄によって構成され、前記期
待度表示は前記当たり図柄となる前記単位図柄の組を直
線に沿って仮停止表示することで行われ、前記期待度は
前記仮停止の態様または回数で示されることを特徴とす
る。
【0008】当たり図柄を直線に沿って表示される3つ
の単位図柄によって構成すること自体は周知であるか
ら、遊技者にわかりやすい。なお、直線は明示されてい
る必要はない(無表示でよい)。期待度表示は当たり図
柄となる単位図柄の組を直線に沿って仮停止表示するこ
とで行われるので、当たり図柄が仮停止表示されるので
当たり図柄が表示される(大当たりとなる)期待感が高
まる。そして、その仮停止の態様(仮停止される直線の
位置や傾き等)または仮停止の回数で期待度を表示する
から、期待度の高低を簡明に示すことができる。なお、
仮停止とは表示が確定していない状態であり、例えば左
右や上下の微動(いわゆる揺れ変動)や表示色を変化さ
せたり点滅する等、未確定であることを遊技者に認識さ
せうるなら表示態様は問わない。
【0009】請求項3記載の弾球遊技機は、請求項2記
載の弾球遊技機において、前記当たり図柄は当たりライ
ンとして設定されている前記直線に沿って表示される3
つの単位図柄によって構成されることを特徴とする。つ
まり、当たりラインとして設定されている直線に沿って
当たり図柄が表示されたときが真の当たり図柄であり、
当たりラインとして設定されていない直線に沿って当た
り図柄と同じ単位図柄の組が表示されても外れ図柄にな
るので、当たりラインとして設定されていない直線に沿
っての仮停止は期待度の表示であるとはっきり判る。
【0010】請求項4記載の弾球遊技機は、請求項2記
載の弾球遊技機において、前記仮停止表示から再び変動
する再変動表示における変動方向を通常の変動方向とは
異なる方向とすることにより前記期待度を示すことを特
徴とする。つまり、通常上から下へ変動表示(スクロー
ル表示)して仮停止すると、この仮停止状態からの変動
方向が例えば下から上へと変動表示すると特定図柄で停
止する確率(期待度)を高くするのである。なお、再変
動の方向は、通常の変動方向以外であれば期待度を高め
るよう制御すればよく、通常の変動方向が上から下であ
れば、再変動方向は突然右から左または左から右、或い
は斜め方向であってもよい。これらの場合、表示手段に
より表示される図柄を1図柄(図柄1個を表示可能な1
つの表示域で複数の図柄が次々と変化する構成)とする
と表示制御が簡単である。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例により発明
の実施の形態を説明する。
【0012】
【実施例】図1に示すように、弾球遊技機としてのパチ
ンコ機10は、長方形の外枠11と前面枠12とからな
る筐体にて構成の各部を保持する構造である。また、こ
のパチンコ機10はいわゆるCR機であって、プリペイ
ドカードの読み書き等を行うためのカードリーダユニッ
ト(以下、CRユニット)13が付属している。
【0013】前面枠12は、左端上下のヒンジ14によ
り外枠11に対し開閉可能に取り付けられており、通常
は図示するように閉じた状態とされる。前面枠12に
は、窓状のガラス枠20が前面枠12に対して開放可能
に取り付けられている。このガラス枠20には板ガラス
21が二重にはめ込まれ、板ガラス21の奥には前面枠
12に保持された遊技盤22が収納されている。
【0014】ガラス枠20の下方には上皿15が配さ
れ、前面枠12に対して開放可能に取り付けられてい
る。上皿15には、プリペイドカードによる遊技球の貸
出を指示するための貸出釦16、プリペイドカードの返
却を指示するための精算釦17及びプリペイドカードの
残高を表示するための残高表示部18が設けられてい
る。CRユニット13のカード口19にプリペイドカー
ドを挿入するとプリペイドカードの残高が残高表示部1
8に表示され、貸出釦16を押下するとその残高の範囲
内で遊技球の貸出しが実行され上皿15に貸球としての
遊技球が排出される。また、精算釦17押下するとプリ
ペイドカードがカード口19から排出される。
【0015】上皿15の下方にては下皿23が前面枠1
2に固定され、下皿23の右側には発射ハンドル24が
取り付けられている。発射ハンドル24の外周にはダイ
ヤル部24aが装着されており、これを時計回りに回動
操作すれば発射装置(図示略)が稼働して、上皿15か
ら供給された遊技球を遊技盤22に向けて発射する。こ
の際、ダイヤル部24aの回動量によって発射力の強弱
を調整できる。またダイヤル部24aに隣接して導電性
のタッチセンサ24bが設けられている。
【0016】図2に示すように、遊技盤22には、ガイ
ドレール25によって囲まれた略円形の遊技領域25a
が設けられ、その中央部には表示手段に該当する液晶表
示装置26が設置されている。また液晶表示装置26の
枠の上部中央には7セグメントLEDが普通図柄表示器
27として取り付けられている。
【0017】遊技盤22には、液晶表示装置26の下方
にチューリップ式の可変入賞装置31が設置されてお
り、この可変入賞装置31は特定の入球口である始動口
として機能する。液晶表示装置26の左右にはそれぞれ
ゲート34が配されており、遊技球がゲート34を通過
すると普通図柄表示器27の表示が変動した後に静止さ
れ、それが当たり数値(例えば7)であると、可変入賞
装置31は1球の入賞があるまで或いは設定時間までの
いずれか短い方の時間だけ開放される。
【0018】これらゲート34の下方に普通入賞口74
が配され、可変入賞装置31の下方には大入賞口40と
左右の普通入賞口76を備える大入賞装置36が配さ
れ、盤面最下部にはアウト口41が設けられている。な
お、遊技盤22には、多数の遊技釘が打ち付けられ風車
等が備えられているが、これらは周知であるので図示と
説明を省略する。
【0019】このパチンコ機10は、図3に示すよう
に、主制御基板70、アクチュエータ制御基板80、表
示制御基板90、音声制御基板97やその他の制御基板
(複数)を備えている。主制御基板70には、CPU7
0a、ROM70b、RAM70c、カウンタ70d、
70e、70f、入出力ポート等が備わっており、抽選
手段及び状態切替手段として機能する。この主制御基板
70は、ゲート34、可変入賞装置31の入賞センサ3
1c、大入賞装置36の特定領域センサ36c及びカウ
ントセンサ36d、普通入賞口74、76等からの検出
信号、タッチセンサ24bの信号、その他遊技盤22や
パチンコ機10の各部に設置されているセンサ類からの
信号を取得し、それに基づいて遊技の進行に関わる各種
のコマンドを、アクチュエータ制御基板80、表示制御
基板90、その他の制御基板に出力する。
【0020】アクチュエータ制御基板80は、図示は省
略するがCPU、ROM、RAM、入出力ポート等を備
え、主制御基板70から送られてくるコマンドに応じて
可変入賞装置31のソレノイド31d、大入賞装置36
のソレノイド36b等のアクチュエータの動作を制御す
ることで、これらの開閉を制御する。
【0021】表示制御基板90には、CPU90a、R
OM90b、RAM90c、入出力ポート等が備わって
おり、主制御基板70から送られてくるコマンドに応じ
て液晶表示装置26の表示及び普通図柄表示器27を制
御する。表示制御基板90(特にCPU90a)は液晶
表示装置26の表示を制御する点で表示制御手段に該当
する。
【0022】音声制御基板97には、図示は省略するが
CPU、ROM、RAM、音源LSI、入出力ポート等
が備わっており、主制御基板70から送られてくるコマ
ンドに応じて音声信号を生成し、その音声信号にてスピ
ーカ98を駆動して音声を出力する。
【0023】その他の制御基板は、発射装置、払出装
置、装飾ランプの点滅、その他の装置類を制御する。次
に、主に液晶表示装置26の表示に関わる、主制御基板
70(特にCPU70a)の処理と表示制御基板90
(特にCPU90a)の処理を中心に、パチンコ機10
の動作を説明する。
【0024】図4に示すのは、主制御基板70のCPU
70aがメインルーチン(図示と説明は省略)のサブル
ーチンとして実行する、抽選処理のフローチャートであ
る。主制御基板70(CPU70a)はこの抽選処理を
実行することで判定手段として機能する。
【0025】抽選処理では、CPU70aは、まず可変
入賞装置31の入賞センサ31cからの遊技球検出信号
(始動信号)が入力されているか否かすなわち遊技球が
可変入賞装置31に入賞したか否かを判断する(S10
1)。肯定判断であれば、カウンタ70d、70e、7
0fの値を読み込む(S103)。そして、読み込んだ
カウンタ70dの値を予め決められている当たり値と照
合して大当たりか否かの抽選を行う(S104)。な
お、この実施例では当たり値が1個だけの低確率モード
(確率は約1/250)と当たり値が5個の高確率モー
ド(確率は約1/50)とがあり、初期的(起動時)に
は低確率モードに設定されているが、その後は当たりの
表示に使用された図柄に応じて低確率モードから高確率
モードに、また高確率モードから低確率モードに切り替
えられる。
【0026】次に、CPU70aは、S104における
抽選が当たりであれば(S106:YES)、S103
で読み込んだカウンタ70eの値に基づいて高確率モー
ドにするか否かすなわち確変の抽選を行う(S10
7)。この抽選もS104と同様に行われるが、当たり
すなわち高確率モードになる確率は約1/2である。こ
こで抽選が当たりであると、大当たりによる特別遊技
(説明は後述)の終了後から次に大当たりが発生するま
での大当たり抽選が高確率モードで行われる。
【0027】続いてS103で読み込んだカウンタ70
fの値を判定値と比較することにより期待度を決定する
(S108またはS109)。この期待度は高確率モー
ドになるとの表示(詳しくは後述するが、当たり図柄の
中に特定図柄が設定されていて、それによって表示され
る。)がなされる可能性の高低を示すものである。S1
07が肯定判断のときはS108の決定の如何にかかわ
らず特定図柄が表示されて、S107が否定判断のとき
はS109の決定の如何にかかわらず特定図柄は表示さ
れないのであるが、あくまでも期待度であって、S10
7の結果をそのまま反映するものではない。
【0028】本実施例の場合、期待度0〜4の5段階が
あり、S108、S109での決定割合(出現率)は次
の表1のとおりである。
【0029】
【表1】
【0030】特定図柄が表示されることが決まっている
S108の決定では期待度0、1はきわめて少なく、逆
に特定図柄が表示されないことが決まっているS109
の決定では期待度3、4はきわめて少ない。これら期待
度0〜4の決定は、S108またはS109の処理を実
行するタイミングで抽出されるカウンタの値(例えば上
述のカウンタ70fの値)を判定値と比較することによ
り行ってもよい。なお、S108またはS109の処理
では、判定割合に応じて判定値の増減があるのは言うま
でもないことである。
【0031】S108またはS109の後、CPU70
aは、当たりを表示するための当たり図柄を決めて、そ
の当たり図柄を表示させるための当たりコマンドを生成
する(S110)。本実施例の場合、当たり図柄は00
0、111、222、333、444、555、66
6、777、888、999の10種類あり、その中の
奇数組合せ(111、333等)が特定図柄とされてい
る。したがって、S108に続いてS110が実行され
る場合にはいずれかの特定図柄を表示させるコマンドと
なり、S109に続いてS110が実行される場合には
いずれかの非特定図柄(000、222等の偶数組合
せ)を表示させるコマンドとなる。また、これらのコマ
ンドにはS108またはS109で決定した期待度のデ
ータ(期待度データ)も組み込まれている。つまり、当
たりコマンドには当たり図柄を指示するデータと期待度
を指示するデータが含まれている。
【0032】次に、CPU70aは、当たりの内容をR
AM70cに記憶し当たりフラグF1を1にセットして
(S111)、この処理を終了する。また、大当たり抽
選が外れのときには(S106:NO)、CPU70a
は、外れを表示するための外れ図柄を決めて、それを表
示させるための外れコマンドを生成して(S112)、
この処理を終了する。
【0033】S110またはS112で生成したコマン
ドは、メインルーチンのコマンド送信処理(図示と説明
は省略)において表示制御基板90に送信される。表示
制御基板90(厳密にはCPU90a)による当たり図
柄または外れ図柄の表示制御は図5に示す特別図柄表示
制御処理にて行われる。
【0034】この処理では表示制御基板90は、まず主
制御基板70からの当たりコマンドまたは外れコマンド
を取得しているか否か(図示と説明を省略する通信処理
において受信したそれらコマンドがRAMに記憶されて
いるか否か)を判断し(S201)、当たりコマンドま
たは外れコマンドを取得していなければ本処理を終了す
る。なお、取得した当たりコマンドまたは外れコマンド
は、そのコマンドに応じた処理の実行が完了するとRA
Mから消去されるので、処理済みのコマンドが記憶され
ていることはない。また、主制御基板70からは当たり
コマンド及び外れコマンド以外のコマンドも送信される
が、それらに応じた処理については説明を省略する。
【0035】当たり外れいずれかのコマンドを取得して
いるときには(S201:あり)、液晶表示装置26を
制御して図柄の変動表示を開始する(S204)。本実
施例では液晶表示装置26の表示画面には、図6に示す
ように表示区画44a〜44c、45a〜45c、46
a〜46cを3×3のマトリクス状に配置した図柄表示
域47が形成される。そして、図柄の変動表示では、表
示区画44a→表示区画44b→表示区画44cの順に
図柄がスクロール表示される。中段(表示区画45a〜
45c)及び下段(表示区画46a〜46c)も同様で
ある。一方、図柄が停止表示される際には、表示区画4
4a〜44c、45a〜45c、46a〜46cにそれ
ぞれ1桁の数字図柄(0〜9のいずれか)が1つずつ表
示される。つまり、これら1桁の数字図柄が単位図柄に
該当する。
【0036】また、有効な当たりラインは表示区画44
b、45b、46bで構成される中央の縦列のみであ
り、表示区画44a、45a、46aの左縦列、表示区
画44c、45c、46cの右縦列、表示区画44a、
45b、46cの右下がり斜め列、表示区画44c、4
5b、46aの右上がり斜め列及び3つの横列はすべて
無効ライン(これらに例えば777が揃っても当たりの
表示にはならない。)である。
【0037】次に、表示制御基板90は上図柄(表示区
画44bの単位図柄)を仮停止させる(S205)。仮
停止とは完全には静止していない状態であり、本実施例
の場合は左右に揺れるように変動する状態である。続い
て中図柄(表示区画45bの単位図柄)を仮停止させ
(S206)、リーチか否か(ここでは仮停止している
上図柄と中図柄が揃っているか否か)を判断する(S2
07)。
【0038】リーチではない場合(S207:NO)、
つまり上図柄と中図柄が揃っていない場合には、外れが
決まったことになるから、上中下の全図柄を完全に停止
させて(S214)、外れ図柄の表示を確定させる。図
6(b)に例示するリーチの場合には(S207:YE
S)リーチアクション(S208)を行ってから、下図
柄(表示区画46bの単位図柄)を仮停止させる(S2
09)。なお、こうした仮停止に際しては、左右(表示
区画44a、44c等)も仮停止の状態となる。
【0039】これ(S209)にて全図柄が仮停止にな
ったので、表示制御基板90は、再変動するか否かを判
断する(S211)。本実施例の場合、再変動の有無
は、主制御基板70からのコマンドに含まれている期待
度データに基づいて判断される。
【0040】前述したように、外れコマンドには期待度
データが含まれないからリーチ外れの場合には再変動が
行われることはない。一方、当たりコマンドには期待度
0〜4のいずれかの期待度データが含まれているので、
これに従って再変動の内容が決められる。本実施例の場
合、期待度を示す数値(0〜4)がそのまま再変動回数
を規定しており、期待度0は再変動なしで、期待度1〜
4はその回数の再変動が行われる設定である。よって、
リーチ外れの場合と期待度0の場合は再変動なし(S2
11:NO)となり、そのまま上中下の全図柄を完全に
停止させて(S214)、当たり図柄の表示を確定させ
る。
【0041】再変動する場合(S211:YES)に
は、S209によって表示された当たり図柄の仮停止状
態(図6(c)参照。この例では444が仮停止。)か
ら、再変動と仮停止による期待度表示(S212)を実
行する。具体的には、上中下の各段を一斉にスクロール
させ(図6(d)参照。)、期待度にて規定される回数
だけの仮停止と再変動を行う。例えば期待度2なら2回
の仮停止となるので、仮停止(図6(e))〜再変動
(図6(f))〜仮停止(図6(g))〜再変動(図示
略)が実行される。
【0042】そして、期待度に応じた回数の仮停止と再
変動の後に、上中下の全図柄を完全に停止させて(S2
14)、当たり図柄の表示を確定させる。ここで表示さ
れる当たり図柄が特定図柄となることもあれば非特定図
柄となることもある。ただし、表1に示すところから明
らかなように、再変動回数が多くなるほど特定図柄が表
示される可能性が高く、遊技者は再変動(仮停止)が繰
り返されるに従って特定図柄に対する期待感を高めるこ
とになる。また、期待度表示なしで特定図柄が確定表示
されることもあるので、その意外性で遊技者を喜ばせる
ことができる。
【0043】当たり図柄が確定表示されると、これに続
いて特別遊技が開始される。本実施例で実行される特別
遊技自体は、第一種と呼ばれる形式の公知のパチンコ機
と同様であるが、図7を参照して簡単に説明する。特別
遊技処理においては、主制御基板70は、当たりフラグ
Fが1にセットされているか否かを判断し(S30
1)、否定判断なら実質的な処理は行わない(特別遊技
は実行されない)。
【0044】S301で肯定判断であれば、表示制御基
板90に大当たりオープニングコマンドを送って大当た
りファンファーレ画面を表示させ、それに続いてアクチ
ュエータ制御基板80にコマンドを送って大入賞口40
の開閉を行わせ、表示制御基板90に対してラウンド数
表示コマンドによる大入賞口40の開放回数(ラウンド
数)の表示、大当たり図柄表示コマンドによる大当たり
画面の表示、入賞個数コマンドによる大入賞口40への
入賞個数(いわゆるカウント数)の表示、特定領域通過
表示コマンドによる特定領域の通過表示、インターバル
コマンドによるインターバル画面の表示などを指示する
といった、特別遊技に関わる各種の処理を行う(S30
2)。そして、例えば規定のラウンド数が実行されて特
別遊技の終了となれば(S303:YES)、大当たり
エンディングコマンドにより大当たり終了画面の表示を
指示し、当たりフラグFをリセットする(S304)。
【0045】本実施例では大当たり抽選で当たりになる
とこのような特別遊技が行われるが、その実行には大当
たり抽選で当たったことを条件とする、遊技者に有利な
ゲーム内容はこれに限るわけではない。このように、表
示制御基板90は、当たり図柄の確定表示(S214)
に先立って特定図柄が表示される期待度に応じた期待度
表示(S212)をさせるので、遊技者は期待度表示に
より特定図柄が表示される期待度を知ることができる。
その期待度表示は、当たり図柄となる単位図柄の組を縦
または斜めのラインに沿って仮停止表示する回数で示さ
れるので、期待度の高低を簡明に示すことができ、仮停
止の回数が増えるに従って遊技者の期待感を増大させる
ことができる。
【0046】特に当たりライン以外の無効ラインが期待
度の表示に利用されるので、無効ラインに沿っての仮停
止は期待度の表示であるとはっきり判る。また、上記と
は別の実施例として、特定図柄の期待度を再変動の変動
方向により示してもよい。この場合、出現率の少ない変
動方向のときに特定図柄で停止表示することが好まし
い。
【0047】以上、実施例に従って、本発明の実施の形
態について説明したが、本発明はこのような実施例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
でさまざまに実施できることは言うまでもない。例え
ば、実施例では当たり図柄の仮停止(再変動)回数で特
定図柄の期待度を表示しているが、例えば右上がりや右
下がりの斜めラインで仮停止したら期待度が高く左右の
縦列は期待度が低い設定としたり、こうした仮停止のラ
インと仮停止の回数を組み合わせて期待度の高低を表示
する設定なども可能である。
【0048】また、実施例では中央の縦列だけを有効ラ
インとしているが、左右の縦列や斜め列を有効ラインと
してもよい。当然ながら、マトリクスの全ライン(縦、
横、斜め)をすべて有効ラインにすることもできる。あ
るいはマトリクス状の表示ではなくて、例えば横一列に
3つの単位図柄が表示される1ラインのみの表示形態を
採用してもよい。
【0049】なお、実施例では、期待度決定処理(S1
08、S109)は主制御基板70で実行する構成とし
たが、主制御基板70から送信されたデータを考慮して
表示制御基板90で決定するよう構成しても何ら問題は
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機の斜視図。
【図2】 実施例のパチンコ機の遊技盤の正面図。
【図3】 実施例のパチンコ機の制御系を説明するブロ
ック図。
【図4】 実施例のパチンコ機の主制御基板が実行する
抽選処理のフローチャート。
【図5】 実施例のパチンコ機の表示制御基板が実行す
る特別図柄制御処理のフローチャート。
【図6】 図5の期待度表示の説明図。
【図7】 実施例のパチンコ機の主制御基板が実行する
特別遊技処理のフローチャート。
【符号の説明】
10 パチンコ機(弾球遊技機) 22 遊技盤 25a 遊技領域 26 液晶表示装置(表示手段) 31 可変入賞装置(特定の入球口) 36 大入賞装置 40 大入賞口 70 主制御基板(判定手段) 70a CPU(判定手段) 90 表示制御基板(表示制御手段) 90a CPU(表示制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柘植 建 愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式会社高尾内 Fターム(参考) 2C088 AA17 AA35 AA36 AA37 AA42 BA41 BA88 BA89 BB21 BC07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球が特定の入球口に入球するか特定
    の通過口を通過したことを必須条件として当たり外れを
    判定する判定手段と、該判定結果を表示する表示手段
    と、該表示手段を制御する表示制御手段であって、前記
    判定結果が当たりであると前記表示手段に当たり図柄を
    表示させ、前記判定結果が外れであると前記表示手段に
    外れ図柄を表示させる表示制御手段とを備える弾球遊技
    機において、 前記当たり図柄には特定図柄と非特定図柄との2種類が
    あり、 前記表示制御手段は、前記当たり図柄の表示に先立って
    前記特定図柄が表示される期待度に応じた期待度表示を
    させることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、 前記当たり図柄は直線に沿って表示される3つの単位図
    柄によって構成され、 前記期待度表示は前記当たり図柄となる前記単位図柄の
    組を直線に沿って仮停止表示することで行われ、 前記期待度は前記仮停止の態様または回数で示されるこ
    とを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の弾球遊技機において、 前記当たり図柄は当たりラインとして設定されている前
    記直線に沿って表示される3つの単位図柄によって構成
    されることを特徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の弾球遊技機において、 前記仮停止表示から再び変動する再変動表示における変
    動方向を通常の変動方向とは異なる方向とすることによ
    り前記期待度を示すことを特徴とする弾球遊技機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010259657A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Sankyo Co Ltd 遊技機
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JP2016154692A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社三共 遊技機
JP2016154690A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社三共 遊技機
JP2017060644A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 株式会社三共 遊技機

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