JP2002303262A - 可変容量型圧縮機用制御弁 - Google Patents
可変容量型圧縮機用制御弁Info
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Abstract
悪影響をなくして、弁開閉精度を向上させるとともに、
コンパクト設計を行うことができる可変容量型圧縮機用
制御弁を提供する。 【解決手段】 制御弁本体と、ソレノイド励磁部と、感
圧部と、を備えた可変容量型圧縮機用制御弁であって、
前記ソレノイド励磁部は、ソレノイドと、該ソレノイド
の励磁によって上下方向に移動するプランジャと、を備
え、前記制御弁本体は、前記ソレノイド励磁部の上方側
に配置され、底面に弁孔を有する弁室と、該弁室の上方
に配置された圧力室と、前記弁室内に配置され前記プラ
ンジャにより開閉作動する棒状体の弁体と、を備え、該
弁体は、その上部端が前記圧力室に挿入されるとともに
下部端が前記ソレノイド励磁部のプランジャ室に挿入さ
れ、該プランジャ室と前記圧力室とは、前記弁体に穿設
されたキャンセル孔を介して連通してなる。
Description
に使用される可変容量型圧縮機用の制御弁に係り、特
に、必要に応じて吐出圧領域からクランク室内における
冷媒ガスの供給を制御する可変容量型圧縮機用制御弁に
関する。
備えた可変容量型圧縮機は、例えば、自動車用の空気調
和装置の冷媒ガスを圧縮して吐出するために用いられて
おり、該可変容量型圧縮機は、吐出圧領域とクランク室
とを連通する冷媒ガス通路を備え、前記クランク室内の
圧力を調整することにより、斜板の傾斜角度を変更し
て、吐出容量を変更するように構成されたものが知られ
ている。クランク室内の圧力調整は、冷媒ガス通路の途
中に設けられた制御弁の開度調整により、前記吐出圧領
域から前記クランク室に高圧の圧縮冷媒ガスを供給する
ことで行われる。
0及び図11に示すような可変容量型圧縮機用の制御弁
100′(以下「制御弁」という。)がある(特開平9
−268973号公報、特開平9−268974号公報
等参照)。該制御弁100′は、可変容量型圧縮機20
0のリヤハウジング210側に設けられるものであっ
て、可変容量型圧縮機200のシリンダブロック220
に連接されているフロントハウジング230内のクラン
ク室231の圧力調整を行うものである。
駆動シャフト250の軸線方向にスライド、かつ斜動可
能に支持され、斜板240のガイドピン241が回転支
持体251の支持アーム252にスライド自在に支持さ
れる。また、斜板240は、該斜板240の一対のシュ
ー242を介してシリンダボア221内に摺動自在に配
設されるピストン260に連結されている。
ランク室231内のクランク室圧力Pcとの差に応じ
て、前記斜板240は、矢印方向に回動し、傾斜角度を
変更する。該傾斜角度に基づいてピストン260のシリ
ンダボア221内における前後動のストローク幅が決定
される。そして、斜板240の矢印方向の回動に伴っ
て、斜板240の中腹部に当接する遮断体270が収容
孔222内を前後動する。
構成する吸入室211a,211b及び吐出圧領域を構
成する吐出室212a,212bが区画形成され、前記
斜板240の回転に基づいてピストン260が前後動す
ることによって、吸入室211a内の冷媒ガスが、吸入
ポート213からシリンダボア221内に吸入され、所
定の圧力に圧縮された後、吐出ポート214から吐出室
212aに吐出される。
に形成される吸入通路215は、前記収容孔222に連
通するとともに、通孔216を介して前記吸入室211
bに連通する。ここで、斜板240が遮断体270側に
移動すると、該遮断体270は、前記吸入通路215側
に移動し、通孔216を閉鎖する。
は、制御弁100′内に吸入圧力Psを導く検圧通路2
17によって連通され、また、吐出室212bとクラン
ク室231は、制御弁100′の給気通路218,21
9を介して連通され、該給気通路218,219は、制
御弁100′の弁体106′によって開閉される。
路218を介して弁室ポート113′に、クランク室内
圧力Pcは、弁孔ポート114′を通って給気通路21
9に導かれ、吸入圧力Psは、検圧通路217を介して
吸入圧導入ポート115′に導かれる。
合、例えば、室内センサ281の検出温度が室温設定器
282の設定温度以上であるときには、制御コンピュー
タ283は制御弁100′のソレノイド101′の励磁
を指令し、駆動回路284を介して所定の電流がソレノ
イド101′に供給され、該ソレノイド101′の吸引
力及びばね103′の付勢力によって、可動鉄心10
2′が固定鉄心104′側に引き寄せられる。
ドロッド105′に取り付けられている弁体106′
は、強制開放ばね107′の付勢力に抗しつつ弁孔10
8′の開度を減少する側に移動する。この移動に伴い、
弁体106′と一体の感圧ロッド109′も上昇し、感
圧ロッド受け部110′を介して、接離自在に連結され
ているベローズ111′が押し付けられる。
介して感圧部112′内に導入される吸入圧力Psの変
動に応じて変位するものであり、前記感圧ロッド10
9′に対して負荷を与える。すなわち、制御弁100′
は、前記ソレノイド101′による吸引力、前記ベロー
ズ111′の付勢力及び前記強制開放ばね107′の付
勢力等とのバランスによって、弁体106′による弁孔
108′の弁開度を決定する。
282の設定温度との差が上述のように大きい(冷房負
荷が大きい)ときには、電流値の増加によって可動鉄心
102′が固定鉄心104′により吸引され、弁体10
6′の弁孔108′の開度を減少させる力が増し、制御
弁100′は、より低い吸入圧力Psを保持するように
作動し、この圧力にて前記弁体106′の開閉が行われ
る。
ら給気通路218,219を介してクランク室231に
流れる冷媒ガス量が少なくなり、同時にクランク室23
1のガスは吸入室211a,211bに流出するので、
クランク室内圧力Pcが低くなる。そして、冷房負荷が
大きいときには、前記シリンダボア221内の吸入圧力
Psが高く、該吸入圧力Psと前記クランク室内圧力P
cとに差を生じ、前記斜板240の傾斜角度が大きくな
ることで、前記遮断体270が前記吸入通路215側か
ら離れて通路216を開くものである。
来の制御弁100′では、図10及び図11に示したよ
うに、制御弁100′の弁室ポート113′に前記給気
通路218を介して吐出圧力Pdが導かれるようになっ
ている。該吐出圧力Pdは高圧であり、しかも吐出圧力
Pdをもたらす冷媒ガスは、前記ピストン260の前後
動作により所定の圧力に達するまで圧縮されることで高
熱を放つため、該高熱により前記制御弁100′自体が
高温となり、前記弁体106′による前記弁孔108′
の開閉精度が低下してしまうという問題がある。
ノイドロッド105′の吸引力の作用点と前記ベローズ
111′による付勢力の作用点とが離れた状態にあるた
め、閉弁時における前記ソレノイドロッド105′の移
動時に該ソレノイドロッド105′にガタ付きが生じる
おそれがあり、弁開閉精度を向上させる上で妨げとなっ
ている。
10−250156号において、ソレノイドロッドの下
側にベローズを備え、前記ソレノイドロッドの吸引力の
作用点と前記ベローズの付勢力の作用点とを近付ける技
術を提案しているが、低圧の吸入圧力Psが前記ベロー
ズ側に冷媒だまりとして留まり易くなるために、制御弁
本体の下端部とプランジャの上端面との面接触による貼
り付き等の該プランジャの動きの阻害要因、及び冷媒の
ダンパー作用による前記プランジャ及びステムの動きの
阻害要因等については、格別の配慮がなされたものでは
なかった。
いてクランク室内圧力Pcを受ける受圧面積は、弁孔1
08′とソレノイドロッド105′の各々の受圧面積が
圧力の影響を受けないように調整されているが、吸入圧
力Psとクランク室内圧力Pcとが常に同じ圧力状態で
はないため、そのキャンセル割合は一定しないこととな
り、完全にキャンセルされているとはいえず、また、ク
ランク室内の圧力は、圧縮機の運転による圧力変動差が
大きいので、この圧力変動が生じると弁体106′に作
用する力も変動し、弁体106′の開閉精度に悪影響を
与えるとの問題が生じる。
は、感圧ベローズとソレノイド励磁手段とが弁体の開閉
方向に並べて配置されるため、車載部品としてのコンパ
クト化を行うことが難しいという問題点がある。本発明
は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的とするところは、制御弁の弁体に作用する冷媒
ガス圧力による悪影響をなくして、弁開閉精度を向上さ
せるとともに、コンパクト設計を行うことができる可変
容量型圧縮機用制御弁を提供することである。
本発明に係る可変容量型圧縮機用制御弁は、制御弁本体
と、ソレノイド励磁部と、感圧部と、を備えた可変容量
型圧縮機用制御弁であって、前記ソレノイド励磁部は、
ソレノイドと、該ソレノイドの励磁によって上下方向に
移動するプランジャと、を備え、前記制御弁本体は、前
記ソレノイド励磁部の上方側に配置され、底面に弁孔を
有する弁室と、該弁室の上方に配置された圧力室と、前
記弁室内に配置され前記プランジャにより開閉作動する
棒状体の弁体と、を備え、該弁体は、その上部端が前記
圧力室に挿入されるとともに下部端が前記ソレノイド励
磁部のプランジャ室に挿入され、該プランジャ室と前記
圧力室とは、前記弁体に穿設されたキャンセル孔を介し
て連通していることを特徴としている。
量型圧縮機用制御弁は、プランジャ室内の吸入圧力Ps
の冷媒ガスが、キャンセル孔を介して圧力室に導かれる
ので、弁体は、その上下部の両側から前記吸入圧力Ps
を受けることになり、かつ、前記弁体の上下部が同じ断
面積とされていることから、前記弁体が吐出圧力Pdの
影響を受けなくなり、弁体上下において常にバランスを
保って弁の開閉精度を向上させることができ、しかも、
キャンセル孔が弁体に設けられていることから、その加
工を容易に行うことができる。
御弁は、制御弁本体と、ソレノイド励磁部と、感圧部
と、を備えた可変容量型圧縮機用制御弁であって、前記
ソレノイド励磁部は、ソレノイドと、該ソレノイドの励
磁によって上下方向に移動するプランジャと、を備える
とともに、該プランジャの下側に吸引子を備え、前記感
圧部は、前記吸引子の内側に形成されていることを特徴
としており、感圧部が吸引子の内側に形成されることに
なり、ソレノイド励磁部の小径化による制御弁のコンパ
クト化を図ることができる。
制御弁における好ましい具体的な態様は、前記吸引子
は、前記プランジャに向けて有底の筒状をなしているこ
と、又は前記吸引子は、前記ソレノイド励磁部の内側に
係合される筒状部と、該筒状部の上端に圧入される蓋部
とからなることを特徴としている。
御弁における好ましい他の具体的な態様は、前記プラン
ジャは、その内部の長手軸方向に冷媒抜き孔を備えてい
ること、若しくは前記プランジャは、その側面の長手軸
方向にスリットを備えていること、又は前記ソレノイド
励磁部は、前記プランジャに前記感圧部の動きを伝達す
るステムとを備え、該ステムは、その断面が略半月状の
形状をなしていることを特徴としている。
変容量型圧縮機用制御弁の各実施形態について説明す
る。図1及び図2は、本発明の第一の実施形態の制御弁
100を備えた可変容量型圧縮機1を示しており、図1
は、該可変容量型圧縮機1の吐出通路が開いた状態を示
す縦断面図、図2は、吐出通路が閉じた状態を示す縦断
面図である。
の一端面には、バルブプレート2aを介してリヤハウジ
ング3が、他端面には、フロントハウジング4がそれぞ
れ固定される。シリンダブロック2には、シャフト(回
転軸)5を中心に周方向の所定間隔おきに複数のシリン
ダボア6が配設される。該シリンダボア6内には、それ
ぞれピストン7が摺動可能に収容される。
8が形成され、該クランク室8内には、斜板10が収納
される。該斜板10の摺動面10aには、コネクティン
グロッド11の球体状の一端部11aを相対転動可能に
支持するシュー50がリテーナ53で保持される。リテ
ーナ53は、ラジアル軸受55を介して斜板10のボス
部10bに装着され、斜板10に対して相対回転可能で
ある。ラジアル軸受55は、ねじ45で固定されたスト
ッパ54によってボス部10bに抜け止めされている。
コネクティングロッド11の他端部11bはピストン7
に固定されている。シュー50は、コネクティングロッ
ド11の一端部11aの先端面を相対転動可能に支持す
るシュー本体51と、コネクティングロッド11の一端
部11aの後端面を相対転動可能に支持するワッシャ5
2とで構成されている。
室13とが形成される。該吸入室13は、吐出室12を
包囲するように配置されている。前記リヤハウジング3
には、エバポレータ(図示省略)の出口に通じる吸入口
(図示省略)が設けられている。 図1は、吐出通路3
9が開いた状態を示し、図2は該吐出通路39が閉じた
状態を示している。前記吐出室12と吐出口1aとを連
通する吐出通路39の途中には、スプール弁(吐出制御
弁)31が設けられており、吐出通路39は、リヤハウ
ジング3に形成された通路39aと、バルブプレート2
aに形成された通路39bとで構成され、該通路39b
は、シリンダブロック2に形成された吐出口1aに通じ
ている。
(付勢部材)32が収容され、前記リヤハウジング3に
キャップ59で固定されたストッパ56には、ばね32
の一端が当接し、該ばね32の他端は、スプール弁31
の底面に当接している。該スプール弁31の内部空間3
3は、通路34を介してクランク室8に連通している。
ばね32の付勢力とクランク室8の圧力が閉弁方向(弁
開度が小さくなる方向)に作用する。一方、前記スプー
ル弁31の開弁時には吐出口1aと吐出室12は、吐出
通路39を介して連通しているため(図1参照)、この
ときのスプール弁31の他方(下側)には、吐出口1a
の圧力及び吐出室12の圧力が開弁方向(弁開度が大き
くなる方向)に作用する。但し、クランク室8と吐出口
1aの圧力差が所定値以下になったときには、スプール
弁31が閉弁方向に移動して吐出通路39を遮断し、ス
プール弁31の下側には、吐出室12の圧力だけが開弁
方向に作用する。すなわち、スプール弁31の下側に
は、吐出口1aの圧力が作用しなくなる。
路57を介して連通する。該通路57の途中には、詳細
を後述する本実施形態の制御弁100が圧縮機1の中心
位置よりも下側に設けられている。第二の通路57は、
熱負荷が大きいときには、制御弁100のソレノイド1
31Aの通電により弁体132が着座することによって
遮断され、熱負荷が小さいときには、ソレノイド131
Aへの通電停止により弁体132が弁座125aから離
れることによって解放される。前記制御弁100の作動
はコンピュータ(図示省略)によって制御される。
の通路58を介して連通する。該通路58は、バルブプ
レート2aに形成されたオリフィス(第二のオリフィ
ス)58aと、シリンダブロック2に形成された通路5
8bと、シャフト5に固定されたリング(環状体)9に
形成された孔58cとで構成される。吸入室13とクラ
ンク室8とは第三の通路60を介して連通している。該
通路60は、フロントハウジング4に形成された通路6
0aと、フロント側軸受収容空間60bと、シャフト5
に形成された通路60cと、シリンダブロック2に形成
されたリヤ側軸受収容空間60dと、シリンダブロック
2の通路58bと、バルブプレート2aのオリフィス5
8aとで構成される。よって、前記シリンダブロック2
の通路58bと前記バルブプレート2aのオリフィス5
8aは、第一の通路58の一部を構成するとともに、第
三の通路60の一部をも構成する。
は、雌ねじ61が形成され、該雌ねじ61には、スクリ
ュー62がねじ込まれている。該スクリュー62には、
オリフィス(第一のオリフィス)62aが形成され、該
オリフィス62aの通路面積は、前記第一の通路58の
一部を構成するバルブプレート2aにおける第二のオリ
フィス58aの通路面積よりも小さい。したがって、斜
板10のボス部10bがリング9の孔58cをほぼ塞
ぎ、第一の通路58の通路断面積が大幅に減少した場合
にのみ、第三の通路60を通じてクランク室8の冷媒が
吸入室13に導かれる。
と吐出室12とを連通させる吐出ポート16と、圧縮室
82と吸入室13とを連通させる吸入ポート15とが、
それぞれ周方向に所定間隔おきに設けられている。吐出
ポート16は、吐出弁17により開閉され、該吐出弁1
7は、バルブプレート2aのリヤハウジング側端面に弁
押さえ18とともにボルト19、ナット20により固定
される。一方、吸入ポート15は吸入弁21により開閉
され、該吸入弁21は、バルブプレート2aとシリンダ
ブロック2との間に配設される。
ック2のリヤ側軸受収納空間60dに収納されたラジア
ル軸受(リヤ側軸受)24及びスラスト軸受(リヤ側軸
受)25によって回転可能に支持され、シャフト5のフ
ロント側端部は、フロントハウジング4のフロント側軸
受収容空間60bに収容されたラジアル軸受(フロント
側軸受)26によって回転可能に支持される。フロント
側の軸受収納空間60bには、ラジアル軸受26の他に
シャフトシール46が収容されている。
1bが設けられ、この雌ねじ1bには、アジャストナッ
ト83が螺合する。該アジャストナット83を締め込む
ことによって、スラスト軸受25を介してシャフト5に
プレロードを与える。また、シャフト5のフロント側端
部にはプーリ(図示省略)が固定される。
板10に伝達するスラストフランジ40が固定され、該
スラストフランジ40は、スラスト軸受33を介してフ
ロントハウジング4の内壁面に支持されている。スラス
トフランジ40と斜板10とは、ヒンジ機構41を介し
て連結され、斜板10は、シャフト5と直角な仮想面に
対して傾斜可能である。斜板10は、シャフト5に摺動
かつ傾斜可能に装着されている。
10cに設けられたブラケット10eと、該ブラケット
10eに設けられた直線状ガイド溝10fと、スラスト
フランジ40の斜板側側面40aに螺合されたロッド4
3とで、構成されている。ガイド溝10fの長手軸は、
斜板10のフロント面10cに対して所定角度傾いてい
る。ロッド43の球状部43aは、前記ガイド溝10f
に相対摺動可能に嵌合している。
御弁(以下「制御弁」という。)100について詳細に
説明する。図3は、制御弁100を可変容量型圧縮機1
に組み込んだ状態を示す縦断面図、図4は、図3の制御
弁の詳細を示す縦断面図である。
の可変容量型圧縮機1のリヤハウジング3側に設けら
れ、該リヤハウジング3の空間84,85内に、Oリン
グ121a,121b,131bを介して気密性を保っ
た状態で配設される。図4に示すように、制御弁100
は、制御弁本体120と、ソレノイド励磁部130と、
感圧部145とで形成されており、前記ソレノイド励磁
部130は、中央部に配置され、該ソレノイド励磁部1
30の両側には、前記制御弁本体120と前記感圧部1
45とが配置されている。
にソレノイドハウジング131を備え、該ソレノイドハ
ウジング131の内部には、ソレノイド131Aと、該
ソレノイド131Aの励磁によって上下方向に移動する
プランジャ133と、吸引子141と、ステム138と
を備え、前記プランジャ133を配置したプランジャ室
130aは、前記制御弁本体120に備えられた吸入冷
媒ポート129と連通している。前記感圧部145は、
ソレノイドハウジング131の下側に配置され、その内
部に感圧室145aを備え、該感圧室145aは、ステ
ム138等を介して前記プランジャ133を作動するベ
ローズ146とばね159とを配設している。
え、該弁室123内には前記プランジャ133によって
開閉作動する弁体132が配置されており、弁室123
には、高圧の吐出圧力Pdの冷媒ガスが、通路81、吐
出冷媒ポート126を介して導かれている。弁室123
の底面には、クランク室冷媒ポート128に連通する弁
孔125が穿設されているとともに、弁室123の上部
の空間はストッパ124により閉鎖されている。該スト
ッパ124は、その中心部に、弁孔125と対向して該
弁孔125と等しい断面積の有底縦孔の圧力室151が
穿設されており、該有底縦孔の圧力室151は、ばね収
納室151aとしても形成され、その底部には弁体13
2を弁室123の底面側に付勢する閉弁ばね127が配
置されている。
体部132b、細径部132c及び下部132dからな
る棒状体で、上部132aと下部132dとが前記弁孔
125と等しい断面積とされており、前記上部132a
が圧力室151を有するストッパ124に嵌合支持さ
れ、前記拡大弁体部132bが弁室123内に配置さ
れ、前記細径部132cが前記弁孔内においてクランク
室(クランク室圧力Pc)に連通するクランク室冷媒ポ
ート128と対向し、前記下部132dは制御弁本体1
20内に嵌合支持され、その下端部が吸入圧力Psの冷
媒ガスが導かれるプランジャ室130aに挿入されて前
記プランジャ133に接触している。該プランジャ13
3が上下動することで、前記弁体132が上下動し、該
弁体132の拡大弁体部132bが、弁孔125の上面
の弁座125aとの間の間隙を調整する。
低温の吸入圧力Psは、後述する感圧部145内に導か
れるとともに、前記リヤハウジング3とソレノイドハウ
ジング131間の吸入圧力導入空間85にも導かれる
(図3)。該吸入圧力導入空間85は、ソレノイドハウ
ジング131の側部に設けられる突部131aのOリン
グ131bを介して密閉されており、前記吸入室13側
からの低温の冷媒ガスによってソレノイドハウジング1
31の側面全体の冷却を図っている。
レノイドハウジング131内部には、図4に示すよう
に、前記弁体132を接触固定するプランジャ133が
配設され、該プランジャ133は、前記制御弁本体12
0の端部にOリング134aを介して密接状態に接する
パイプ136に摺動自在に支持されている。プランジャ
133の下端部に形成される収容孔137には、ステム
138の上部138Aが挿通固定されるとともに、前記
ステム138の下部138Bは、吸引子141の上端部
収容孔142側から下端部収容孔143側に突き出す状
態で、吸引子141に対し摺動自在に支持されている。
前記プランジャ133と前記吸引子141の上端部収容
孔142との間には、プランジャ133を吸引子141
側から離す方向に付勢する開弁ばね144が設けられて
いる。
感圧室145a内に配設されるベローズ146内部の一
対のストッパ147,148のうち、ストッパ147側
が接離自在に装着され、該ストッパ147のフランジ1
49と前記吸引子141側の下端部収容孔143との間
には、ストッパ147を吸引子141側から離す方向に
付勢するばね150が設けられている。
り、ベローズ146の収縮により一対のストッパ14
7,148同士が当接することにより、ベローズ146
の変位位置が規制され、この最大変位量は、前記ステム
138の下部138Bとベローズ146のストッパ14
7との最大嵌合量よりも小さくなるように設定される。
なお、前記ソレノイド131Aには、制御コンピュータ
(図示省略)によって制御される励磁電流を供給できる
コード158が接続されている(図3)。
には、前記圧力室151に連通する横孔153が設けら
れ、該横孔153は、ストッパ124と制御弁本体12
0とによって形成される空隙部139と前記圧力室15
1とを連通している。他方、制御弁本体120には、前
記空隙部139と吸入圧力Psの冷媒ガスが流入するプ
ランジャ室130aとを連通するキャンセル孔155が
穿設されている。
したものであり、(a)は斜視図、(b)は縦断面図で
ある。プランジャ133は、上部たる頭部133Aと、
主部たる胴部133Bとからなり、前記上部133Aは
前記制御弁本体120の端部と向かい合い、前記主部1
33Bは前記パイプ136内を摺動かしている。なお、
前記主部133Bの下端部133Cは前記ステム138
の上部138Aを挿通している。
33Bよりも小径の略円柱形をしており、制御弁本体1
20の下端部に接するとともに、弁体132の下部13
2dと接する上端面133Aaを有し(図4)、該上端
面133Aaはその中央にプランジャの長手軸(Z軸)
方向に伸びる冷媒抜き孔133dを備えている。また、
前記上部133Aの側面には、プランジャの長手軸(Z
軸)と交差して半径方向に伸びる冷媒抜き孔133cを
備え、該半径方向冷媒抜き孔133cと前記長手軸方向
冷媒抜き孔133dは、プランジャ上部133Aにおい
て連通する構造とされている。前記冷媒抜き孔133d
の径は、前記冷媒抜き孔133cの径の約半分程度の小
径のものである。
なし、その外側面にはプランジャの長手軸(Z軸)方向
と平行に伸び、感圧部145に吸入圧力Psの冷媒を導
入する一本のスリット133aを有するとともに、主部
133Bの内部にはプランジャの長手軸(Z軸)方向に
伸びる冷媒抜き孔133bを備え、該長手軸方向冷媒抜
き孔133bと前記半径方向冷媒抜き孔133cは、プ
ランジャ上部133Aにおいて連通する構造とされてい
る。前記冷媒抜き孔133bと前記冷媒抜き孔133c
の径は同一径のものである。よって、前記冷媒抜き孔1
33dの径は、前記冷媒抜き孔133b及び前記冷媒抜
き孔133cの径よりも小径となっている。
Cは、プランジャ下端面133Caに向けて先細りにな
る形状をなし、その内部には前記収容孔137を有して
いる。該収容孔137は前記冷媒抜き孔133bと連通
している。したがって、プランジャ133の上端面13
3Aaと下端面133Caとの間は、前記長手軸方向冷
媒抜き孔133b、133dによって貫通されている。
ものであり、(a)は斜視図、(b)は縦断面図であ
る。ステム138は、上述のように、収容孔137に挿
通される上部たる頭部138Aと、下部たる胴部138
Bとからなり、前記上部138Aは、略円筒形であり、
ステムの長手軸(Z軸)方向に伸びる空洞部としての冷
媒抜き孔138bを形成している。前記下部138B
は、前記上部138Aよりも小径の略円筒形をなし、ス
テムの長手軸(Z軸)方向に伸びる空洞部は、前記冷媒
抜き孔138bと同様に、冷媒抜き孔138cとして形
成されている。また、ステム138は、外側面にステム
の長手軸(Z軸)方向と平行に伸びるスリット138a
を有しており、ステム138の外周面と収容孔137及
び吸引子141の内周面との貼り付きを防止している。
であり、該ステム140も上部たる頭部140A及び下
部たる胴部140Bとからなるが、該部分に各々平坦部
140a,140bを有することによって、断面略半月
状の形状をしており、ステム140の外周面が収容孔1
37及び吸引子141の内周面の全周にわたって接触さ
せないようにして、ステム140の貼り付きを防止して
いる。
8,140の構成により、制御弁本体120の下端部と
の貼り付きが少なくなるとともに、プランジャ133が
圧縮機1の中心位置よりも下にある場合において、プラ
ンジャ133の下方のベローズ146側に低圧の吸入圧
力Psを有する冷媒ガスが導入されて、プランジャ13
3の下側が冷媒だまりとなっても、該貯まった冷媒が移
動し易くなることにより、プランジャ及びステムの動作
が遅れてしまう等の現象を防ぐことができる。
制御弁100との作動について説明する。車載エンジン
の回転動力は、ベルト(図示省略)を介してプーリ(図
示省略)から前記シャフト5に常時伝達され、シャフト
5の回転力は、スラストフランジ40、ヒンジ機構41
を経て斜板10に伝達され、該斜板10を回転させる。
0の摺動面10a上を相対回転し、ピストン7の直線往
復運動に変換され、その結果シリンダボア6内の圧縮室
82の容積が変化し、この容積変化によって冷媒ガスの
吸入、圧縮及び吐出が順次行われ、斜板10の傾斜角度
に応じた容量の冷媒ガスが吐出される。
室12からクランク室8に冷媒ガスの流入が阻止され、
クランク室8の圧力は低く、圧縮行程中のピストン7の
リヤ面に生じる力は小さくなり、ピストン7のリヤ面に
生じる力の総和が、ピストン7のフロント面(トップ
面)に生じる力の総和を下回ることによって、斜板10
の傾斜角度が大きくなる。
吐出室12とクランク室8との圧力差が所定値以上にな
り、スプール弁31の下側に作用する吐出室12の冷媒
ガスの圧力が、スプール弁31の上側に作用するクラン
ク室8の冷媒ガスの圧力とばね32の付勢力の合力に打
ち勝つ場合には、スプール弁31が開弁方向に移動して
吐出通路39が開き(図1)、吐出室12の冷媒ガス
が、吐出口1aからコンデンサ88に流出する。なお、
斜板10の傾斜角度が最小から最大になるときには、斜
板10のボス部10bがリング9の孔58cから離れ、
第一の通路58が全開になり、クランク室8の冷媒ガス
が第一の通路58を介して吸入室に流れるため、クラン
ク室8の圧力低下が起こる。また、第一の通路58の通
路面積が最大になると、第三の通路60から吸入室13
には冷媒ガスがほとんど流れない。
100のソレノイド131Aが励磁される場合には、プ
ランジャ133が、吸引子141側に引き込まれ、プラ
ンジャ133に接触されている弁体132が弁孔125
を閉じる方向に移動し、クランク室8の流入は阻止され
る。一方、低温の冷媒ガスは、吸入室13に連通する通
路80側から制御弁本体120の吸入冷媒ポート129
及びプランジャ室130aを介して感圧部145に導か
れ、感圧部145のベローズ146は、吸入室13の吸
入圧力Psである前記冷媒ガスの圧力に基づいて変位
し、該変位が前記ステム138、前記プランジャ133
を介して前記弁体132に伝達される。すなわち、前記
弁体132の前記弁孔125に対する開度位置は、前記
ソレノイド131Aによる吸引力と、前記ベローズ14
6の付勢力と、前記閉弁ばね127及び開弁ばね144
の付勢力とによって決定される。
入圧力Ps)が高くなると、前記ベローズ146が収縮
し、これが前記ソレノイド131Aによる前記プランジ
ャ133の吸引方向と一致するため、ベローズ146の
変位に前記弁体132の移動が追従し、前記弁孔125
の開度が減少する。これにより、吐出室12から弁室1
23内に導かれる高圧の冷媒ガスの量は減少(クランク
室圧力Pcが低下)し、斜板10の傾斜角度が増加する
(図1)。また、前記感圧室145a内の圧力が低くな
ると、前記ベローズ146は、ばね159とベローズ1
46自身の復元力により伸長し、弁体132が弁孔12
5の開度を増加する方向に移動して、弁室123内に導
かれる高圧の冷媒ガスの量が増大(クランク室圧力Pc
が増加)し、図1の状態における斜板10の傾斜角度は
減少する。
は、高圧の冷媒ガスが吐出室12からクランク室8に流
出し、該クランク室8の圧力が高くなる。そして、圧縮
行程中のピストン7のリヤ面に生じる力が大きくなり、
ピストン7のリヤ面に生じる力の総和が、ピストン7の
フロント面に生じる力の総和を上回ることによって斜板
10の傾斜角度が小さくなる。
の圧力差が所定値以下になり、スプール弁31の上側に
作用するクランク室8の圧力とばね32の付勢力との合
力が、スプール弁31の下側に作用する吐出室12の冷
媒ガスの圧力に打ち勝つ場合には、スプール弁31が閉
弁方向に移動して吐出通路39を遮断し(図2)、吐出
口1aからコンデンサ88への冷媒ガスの流出が阻止さ
れる。なお、斜板10の傾斜角度が最大から最小となる
ときには、斜板10のボス部10bがリング9の孔58
cをほぼ塞ぎ、第一の通路58の通路断面積を大幅に減
少させるが、クランク室8内の冷媒ガスは第三の通路6
0を通じて吸入室13に流れるため、クランク室8内の
過度の圧力上昇は抑制され、圧縮機1内における冷媒ガ
スの循環が可能になる。すなわち、この場合に冷媒ガス
は、吸入室13、圧縮室82、吐出室12、第二の通路
57、クランク室8及び第三の通路60を経て再び吸入
室13に戻る。本実施形態では、吐出制御弁としてのス
プール弁31の一方に、クランク室8の圧力を作用さ
せ、スプール弁31の他方に吐出室12の圧力を作用さ
せる構造を採用し、スプール弁31として閉弁方向に付
勢する比較的小さなばね力を有するばね32を用いてお
り、熱負荷が小さくなって吐出室12の圧力が次第に低
下したときには最小ピストンストローク(極低負荷)に
なり、斜板10が第一の通路58の通路面積を減少させ
るまで、スプール弁31は開いた状態に保たれる。
レノイド131Aが消磁される場合には、プランジャ1
33に対する吸引が消失され、前記開弁ばね144の付
勢力により、前記プランジャ133が前記吸引子141
側から離れる方向に移動し、弁体132が、制御弁本体
120の弁孔125を開放する方向に移動し、クランク
室8への流入が促進される。
すると、前記ベローズ146が収縮し、弁体132の開
度が減少するが、前記ステム138の下部138Bは、
前記ベローズ146のストッパ147に対して接離自在
に装着されているため、前記ベローズ146の変位が弁
体132に対して影響を与えることはない。
は、中央部に、ソレノイド131Aの励磁によって上下
方向に移動するプランジャ133を備えたソレノイド励
磁部130と、該ソレノイド励磁部130の下側にステ
ム138等を介してプランジャ133と連動するベロー
ズ146を配設した感圧部145と、前記ソレノイドハ
ウジング131の上側にプランジャ133と連動する弁
体132等を配設した弁室123を有する制御弁本体1
20とによって形成されているため、感圧室145aと
ソレノイド131Aとが接近配設され、ソレノイド13
1Aの吸引による作用点とベローズ146による作用点
とが近づき、作動杆を構成する弁体132及びステム1
38の閉弁方向への移動時におけるガタ付きを必要最小
限に抑えることができる。ここで、プランジャ133の
上部たる頭部133Aの上端面133Aaと制御弁本体
120の下端部との貼り付き荷重の実験の測定値を表1
に示す。
ていないものであり、No.4,No.5は、プランジ
ャ133の内部に、該プランジャの長手軸(Z軸)方向
の冷媒抜き孔133dを備え、該長手軸方向冷媒抜き孔
133dと前記半径方向冷媒抜き孔133c若しくは前
記長手軸方向冷媒抜き孔133bとを連通させたもので
ある。該表1は、雰囲気温度20℃において、プランジ
ャ133の上部133Aの上端面133Aaの直径φを
変化させて、オイルを張った平板にプランジャの上端面
を貼り付け、引き離しに要する引張り荷重を測定し、こ
の値からプランジャの自重を引くことによって、プラン
ジャの吸引方向の引き離しに要する抵抗値たる貼り付き
荷重(単位:gf)を求めたものである。
1/2にすることによって前記抵抗値は約1/130に
低減できることが判る(No.1,No.3)。特にN
o.5については、引き離しに要する前記抵抗値は約0
になり、この構成によって、弁体132の閉弁時にも、
プランジャ上端面133Aaと弁体132の下部132
dとの間に冷媒が貯まらなくなり、確実な閉弁動作等を
達成できることが判る。
133Aの径を主部たる胴部133Bに対して小さくす
ることで、プランジャ133の上端面133Aaと制御
弁本体120の下端部との接触面積を減らすことができ
(図4参照)、プランジャ133と制御弁本体120と
の貼り付きをなくし、弁体132をスムーズに動かすこ
とができる。
b、133dを設けることで弁体132の閉弁時にも、
プランジャ上端面133Aaと弁体132の下部132
dとの間に冷媒が貯まらなくなり、前記半径方向冷媒抜
き孔133cを設けることにより冷媒をプランジャ室1
30a内で無理なく移動させることができる。
は、前記長手軸方向の冷媒抜き孔133b、133d及
びこれと交差する半径方向の冷媒抜き孔133cを備
え、前記長手軸方向冷媒抜き孔133bと同一径の前記
半径方向冷媒抜き孔133cとが連通する構成にするこ
とによって、弁体132の閉弁時にも、プランジャ上端
面133Aaと弁体132の下部132dとの間に冷媒
が貯まらなくなるとともに、プランジャ133の下方に
貯まった冷媒をプランジャ室130aの上部に無理なく
移動させることができるので、プランジャ133の動作
に遅れが生じること等を防ぐことができる。また、オイ
ルのダンパー効果及びパイプ136の内周面とプランジ
ャ133の外周面との間における粘性摺動抵抗の実験の
測定値を表2に示す。
胴部133Bの側面に、プランジャの長手軸方向と平行
に伸びる一本のスリット133aを有するものであり、
No.2は、前記スリットを二本にしたものであり、N
o.3は、前記スリットを一本にするとともに、プラン
ジャ133内に前記冷媒抜き孔133b、133c、1
33dを備えたものである。該表2は、雰囲気温度20
℃において、オイルを入れたパイプ内にプランジャ13
3を挿入し、プランジャ133の上下方向の移動に要す
る引張り荷重又は圧縮荷重を測定し、この値からプラン
ジャの自重を引く又は加えることによって、プランジャ
133の移動に要する抵抗値たる摺動抵抗(単位:g
f)を求めたものである。
(プランジャ133を引張り上げる方向)に要する力
は、No.1に比べて、スリットを増やすことにより引
張力で約1/2に低減できることが判る。No.3にお
ける弁体132の開弁方向(プランジャ133を引張り
上げる方向)、及び閉弁方向(プランジャ133を圧縮
して下げる方向)に要する力は、No.1に比べて、そ
れぞれ引張力で約1/60、圧縮力で約1/10に低減
できることが判る。
133Bの側面にスリット133aを備える構成とする
と、パイプ136の内周面とプランジャ133の外周面
の全周にわたる圧力のバランスを崩すことができ、プラ
ンジャ133の貼り付き防止し、弁体132をスムーズ
に動かすことができる。
抜き孔133b、133c、133dを備える構成によ
って、貯まった冷媒をプランジャ室130aの上部に無
理なく移動させることができ、プランジャ133の動作
に遅れが生じること等を防ぐことができる。
138b、138cを備え、該冷媒抜き孔138b、1
38cが、前記ステム138の長手軸方向に貫通する構
成にすることによって、ステム138の下方に貯まった
冷媒をプランジャ133の冷媒抜き孔133b、133
cを介してプランジャ室130aの上部に移動させ易く
なり、ステム138の動作に遅れが生じること等を防ぐ
ことができる。
38aを備えること等により、ステムの断面を切り欠い
た環状にし、ステム138の外周面とプランジャ133
及び吸引子141の内周面との貼り付きを防止して、プ
ランジャ133、さらに弁体132をスムーズに動かす
ことができる。
御弁の詳細を示す縦断面図であり、本実施形態は、主と
してキャンセル孔及び感圧部の構成に特徴を有するもの
であるので、以下この点について詳細に説明する。本実
施形態の可変容量型圧縮機用制御弁100の弁体132
は、上部132a、拡大弁体部132b及び細径部13
2cと、下部132dとからなる棒状体で、前記上部1
32aが圧力室151内に嵌合支持され、前記拡大弁体
部132bが弁室123内に配置され、前記細径部13
2cが弁孔125内においてクランク室冷媒ポート12
8と対向し、前記下部132dは制御弁本体120内に
嵌合支持され、その下端部が吸入圧力Psの冷媒ガスが
導かれるプランジャ室130aに挿入されて前記プラン
ジャ133に接触しており、さらに、前記弁体132
は、その中心の長手軸方向にキャンセル孔132eを備
えており、このキャンセル孔132eによって前記圧力
室151と前記プランジャ室130aとを連通してい
る。
容量型圧縮機用制御弁100には、ストッパ124に設
けられ、前記圧力室151に連通する横孔153と、制
御弁本体120に設けられ、横孔153を介して圧力室
151と前記プランジャ室130aとを連通するキャン
セル孔155とが備えられているのに対し(図4)、第
二の実施形態の可変容量型圧縮機用制御弁100の弁体
132は、この弁体132自身に、上部132aから下
部132dを貫くキャンセル孔132eが備えられてい
る。
力Psの冷媒ガスは、キャンセル孔132eを介して圧
力室151に導かれ、弁体132は、その上下部132
a、132dの両側から前記吸入圧力Psを受けること
になり、かつ、前記弁体132の上部132a及び下部
132dが同じ断面積とされていることから、この上部
132a及び下部132dの両側から受ける吸入圧力P
sはバランスして相殺され、前記弁体132が実質的に
前記吐出圧力Pdの影響を受けないこととなる。また、
前記弁体132は、クランク室内圧力Pcを有するクラ
ンク室冷媒ポート128付近が細径部132cとされて
いるので、前記弁体132の拡大弁体部132bが弁座
125aに着座した状態では、クランク室内の圧力Pc
を受けても、その上下方向の力がバランスして、弁体1
32に無用の力が作用しない。
にバランスを保って弁の開閉精度の向上を図ることがで
きるとともに、制御弁本体120にキャンセル孔を設け
る場合に比して加工が容易になり、製造コストの一層の
低廉を図ることができる。なお、このキャンセル孔は、
前記第一の実施形態の可変容量型圧縮機用制御弁100
の弁体132に設けられても良い。
御弁100の吸引子141は、上述した第一の実施形態
と異なり、プランジャ133に向けて底部を有する筒状
をなし、その内部に形成された感圧室145aにベロー
ズ146が配置されている。これにより、感圧部145
が吸引子141の内側に形成されることになり、ソレノ
イド励磁部130の外側にほとんど突出しないほか、ソ
レノイド励磁部130の小径化による制御弁100のコ
ンパクト化を図ることができる。なお、ベローズ146
は、外部からストッパ148の位置調節により調整され
る。
び吸引子141には、その内部の長手軸方向に冷媒導入
及び冷媒抜き用の孔133e及び141aが備えられて
おり、プランジャ室130a内の吸入圧力Psの冷媒が
感圧室145aに導入されている。
御弁の詳細を示す縦断面図である。本実施形態では、主
として吸引子と感圧部の構成に特徴を有するので、以下
この点について詳細に説明する。本実施形態の可変容量
型圧縮機用制御弁100の吸引子141は、ソレノイド
励磁部130の内側に係合される筒状部141bと、該
筒状部141bの上端にて圧入される蓋部141cと、
前記筒状部141bの下側にて係合されるアジャスティ
ングスクリュー157とから構成され、これらで囲まれ
る内側に感圧部145が備えられている。
らアジャスティングスクリュー157に係合される一方
で、その上方側からは、ストッパ148、ばね159、
ベローズ146及びストッパのフランジ149、並びに
ばね150が装入され、筒状部141bの上端において
蓋部141cが圧入される。そして、筒状部141bと
蓋部141cとの接合部分がTIG溶接され、感圧室1
45aが、吸引子141の内側に形成されるので、長手
軸方向の短縮化による制御弁100のコンパクト化等を
図ることができる。なお、アジャスティングスクリュー
157は、外部からストッパ148の位置を調節するこ
とにより、ベローズ146の可動変位等を調整する。
その内部の長手軸方向に冷媒抜き孔133fが備えられ
ているとともに、その外側面の長手軸方向には、吸入圧
力Psの冷媒を感圧部145に導入させるスリット13
3aが備えられている。さらに、本実施形態の制御弁1
00に用いられているステム140は、図7に示したよ
うに、その断面が略半月状の形状をなしているものであ
り、このプランジャ133のスリット133a及びステ
ム140を介して、プランジャ室130a内の吸入圧力
Psの冷媒が感圧部145に導入等されている。
0とソレノイド励磁部130とは、上述した第一及び第
二の実施形態と異なり、パイプ136及びスペーサ15
6を介して、制御弁本体120側がかしめられて結合さ
れている。なお、制御弁本体120とソレノイド励磁部
130との間には、パッキン134bによるシールがな
されている。
明に係る可変容量型圧縮機用制御弁は、冷媒ガスに基づ
く弁体の作動の悪影響をなくして弁孔の開閉精度を向上
させることができる。また、弁孔の開閉精度の向上によ
って、圧縮機のクラッチレス運転の維持を図ることがで
きる。さらに、感圧部を吸引子内に配置して制御弁のコ
ンパクト化を図ることができる。
容量圧縮機の吐出通路が開いた状態を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
面図。
す縦断面図。
のプランジャの斜視図、(b)は、前記プランジャの縦
断面図。
のステムの斜視図、(b)は、前記ステムの縦断面図。
図。
図。
す縦断面図。
示す縦断面図。
Claims (7)
- 【請求項1】 制御弁本体と、ソレノイド励磁部と、感
圧部と、を備えた可変容量型圧縮機用制御弁において、 前記ソレノイド励磁部は、ソレノイドと、該ソレノイド
の励磁によって上下方向に移動するプランジャと、を備
え、 前記制御弁本体は、前記ソレノイド励磁部の上方側に配
置され、底面に弁孔を有する弁室と、該弁室の上方に配
置された圧力室と、前記弁室内に配置され前記プランジ
ャにより開閉作動する棒状体の弁体と、を備え、 該弁体は、その上部端が前記圧力室に挿入されるととも
に下部端が前記ソレノイド励磁部のプランジャ室に挿入
され、該プランジャ室と前記圧力室とは、前記弁体に穿
設されたキャンセル孔を介して連通していることを特徴
とする可変容量型圧縮機用制御弁。 - 【請求項2】 制御弁本体と、ソレノイド励磁部と、感
圧部と、を備えた可変容量型圧縮機用制御弁において、 前記ソレノイド励磁部は、ソレノイドと、該ソレノイド
の励磁によって上下方向に移動するプランジャと、を備
えるとともに、該プランジャの下側に吸引子を備え、 前記感圧部は、前記吸引子の内側に形成されていること
を特徴とする可変容量型圧縮機用制御弁。 - 【請求項3】 前記吸引子は、前記プランジャに向けて
有底の筒状をなしていることを特徴とする請求項2記載
の可変容量型圧縮機用制御弁。 - 【請求項4】 前記吸引子は、前記ソレノイド励磁部の
内側に係合される筒状部と、該筒状部の上端に圧入され
る蓋部とからなることを特徴とする請求項2記載の可変
容量型圧縮機用制御弁。 - 【請求項5】 前記プランジャは、その内部の長手軸方
向に冷媒抜き孔を備えていることを特徴とする請求項1
乃至4のいずれか一項に記載の可変容量型圧縮機用制御
弁。 - 【請求項6】 前記プランジャは、その側面の長手軸方
向にスリットを備えていることを特徴とする請求項2乃
至5のいずれか一項に記載の可変容量型圧縮機用制御
弁。 - 【請求項7】 前記ソレノイド励磁部は、前記プランジ
ャに前記感圧部の動きを伝達するステムとを備え、該ス
テムは、その断面が略半月状の形状をなしていることを
特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の可変
容量型圧縮機用制御弁。
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