JP4734623B2 - 可変容量型クラッチレス圧縮機 - Google Patents

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Description

この発明は、可変容量型クラッチレス圧縮機に関し、特にエンジンからの駆動力が常時伝達されるクラッチレス圧縮機に関する。
車両用のエアコンディショナ(以下、エアコンという)で用いられるこの種の圧縮機は、エンジンからの動力が常時伝達されているので、エアコンの停止時においても微少流量の冷媒ガスが圧縮され続ける。このため、エアコンの停止時に冷媒ガスが外部サイクルへ供給されるとエバポレータが凍結する恐れがあるので、クラッチレス圧縮機においては、圧縮機の吐出通路に所定の開弁圧を有するチェック弁を設けると共にエアコン停止時において圧縮機内部に循環経路を形成し(例えば、入口制御の場合であれば、給気通路上に配された圧力制御弁を開放し)、冷媒ガスを内部循環させるようにしている。
ところで、吐出通路に配される一般的なチェック弁は、弁体と、この弁体を軸方向に摺動可能に保持すると共に前記弁体によって開閉される弁孔が底部のシート面に形成されたケースと、前記弁体を前記シート面に対して所定の荷重によって押圧付勢するバネとを備えているが、弁体の開弁圧が小さいと、高速回転時においては冷媒ガスの内部循環が十分に行われる前にチェック弁が開放し、外部サイクルに冷媒が流出する不都合が生じる。逆に、開弁圧が大きいと、エアコン稼動時における低速回転時(低流量時)においては、チェック弁前後の圧力差が小さくなるので、バネ力によってチェック弁が閉じてしまう。このようなエアコン稼動時においては給気通路は開放されておらず、吐出室に圧力がこもり、このこもった圧力が開弁圧を越えた時点でチェック弁が開弁し、内部圧力が一気に開放されて再び閉弁するといった開閉動作を繰り返し、所謂チャタリングが発生する。このため、非常に大きな吐出脈動が発生し、不快な脈動音の発生や吐出配管の信頼性の低下を招くという不都合があった。
そこで、従来においては、エアコン稼動時の低流量時に生じる上述したチャタリングを抑えるために、圧縮機の吐出通路に、閉弁圧を開弁圧よりも小さく設定したチェック弁を配設し、一旦開いたチェック弁を閉じにくくすることで上記チャタリングの発生を防止することが本出願人によって提案されている(特許文献1)。具体的には、チェック弁を、有底筒状のケースと、このケースの深さ方向に沿って内部を摺動する弁体と、この弁体をケースの底部に向かって付勢するバネとを備えて構成し、ケースに、底部に形成されたシート面と、このシート面の中央に形成された弁孔と、底部に連設されると共に弁体の先端部と深さ方向で所定長嵌合するオーバーラップ部と、このオーバーラップ部に連設されると共に弁体を深さ方向に沿って案内する円筒部とを設けるようにしたものである。
WO02/061280 A1
このような構成によれば、エアコン停止時に圧縮機が高速回転した場合においても、チェック弁が開かないように開弁圧を高く設定しておけば、冷媒ガスの内部循環が確保され、圧縮機の摺動部分の潤滑及び冷却を十分に行うことが可能となる。また、閉弁圧は開弁圧よりも低く設定されているので、エアコン稼動時の低流量時においても、一旦開いたチェック弁を閉じにくくすることが可能となり、弁体が開閉を繰り返すチャタリングの発生を抑えることが期待できる。
ところが、上述の構成においては、閉弁圧と開弁圧とを異ならせるためにオーバーラップ部を設けるようにしたが、オーバーラップ部を通過する流量と圧力との関係については十分に考慮されていない。このため、オーバラップ部におけるケースと弁体とのクリアランスが適切に設定されていない場合には、オーバーラップ部を通過する流量が少ない低流量時において、弁体の前後で十分な圧力差が生じなくなり、弁体が閉じてしまう現象が確認されている。よって、オーバラップ部を設けた場合においては、その部分でのクリアランスが不適切であると、弁体が開閉を繰り返す所謂チャタリングの発生が依然として懸念されていた。
そこで、この発明においては、上述したエアコン稼動時の低流量時においてもチェック弁の弁体が開閉を繰り返すチャタリングを効果的に防止することが可能な可変容量型クラッチレス圧縮機を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、この発明に係る可変容量型クラッチレス圧縮機は、圧縮室から吐出室に吐出された作動流体を圧縮機外に送り出す吐出通路と、この吐出通路にチェック弁を有する可変容量型クラッチレス圧縮機において、前記チェック弁は、底部にシート面を有すると共に前記シート面に弁孔が形成された有底筒状のケースと、このケースに摺動可能に保持され、前記シート面に当接することで前記弁孔を閉鎖する弁体と、前記弁体を前記シート面に対して所定のセット荷重F0 で押圧付勢するバネとを備え、前記ケースは、前記底部に連設すると共に前記弁体の先端部と前記軸方向で所定長嵌合するオーバーラップ部を有し、前記弁体は、その先端部に前記シート面と当接可能な軸方向に突出する凸部と、この凸部の周囲において前記シート面との間に空間を形成し、この空間を前記オーバーラップ部における前記弁体と前記ケースとの間のクリアランスを介して前記弁体の下流側と連通する段差部とを備え、前記オーバーラップ部と前記弁体の前記凸部および前記段差部とを設けることで閉弁圧が開弁圧よりも小さく設定され、且つ、前記クリアランスCを前記オーバーラップ部における前記弁体と前記ケースとの直径差として表した場合に、
C≦(0.026/F0 )1/2
の関係を満たすように設定したことを特徴としている(請求項1)。
本発明者の研究によれば、オーバーラップ部における弁体とケースとの間のクリアランス(直径差)と弁体が開弁状態を維持できなくなる流量とは、図10に示されるように、ほぼ比例関係にあり、しかも、この関係は弁体をシート面に当接させるバネのセット荷重によって変化することから、冷媒ガス流量の実使用領域における許容クリアランスを見出すために鋭意研究を重ねた結果、最大許容クリアランスは、弁体をシート面に押圧するバネのセット荷重F0 との関係において(0.026/F0 )1/2 の関係となることを見出すに至り、弁体とケースとのクリアランスがこの最大許容クリアランス以下であれば、弁体前後に圧力差が形成されて弁体の開放状態を維持できることが確認された。
よって、弁体と前記ケースとのクリアランスCを、C≦(0.026/F0 )1/2 の範囲に設定することで、エアコン稼動時の低流量時において弁体が開閉を繰り返す所謂チャタリングの発生を効果的に防止することが可能となる。
尚、前記クリアランスCは、これが小さくなり過ぎると、閉弁時においてシート面との間から洩れる冷媒ガスが弁体の下部に溜り、チェック弁が開弁したり、開弁圧が低下することが懸念されるので、0.030mm以上とすることが好ましいとの知見を得ている(請求項2)。
また、上述のチェック弁を備えた可変容量型クラッチレス圧縮機としては、クランク室を貫通してハウジングに回転自在に支持されたシャフトと、前記シャフトの回転に同期して回転すると共に、シャフトに対して傾斜可能に設けられた斜板と、前記斜板の周縁に係留され、前記斜板の回転に伴い前記ハウジングに形成されたシリンダボア内を往復摺動するピストンと、前記ピストンの往復摺動により前記シリンダボアに選択的に連通する吸入室および吐出室とを有し、前記斜板の傾斜角を変更することで吐出容量を制御するようにしている斜板式であっても(請求項3)、これ以外の形式の圧縮機であってもよい。
以上述べたように、この発明によれば、圧縮室から吐出室に吐出された作動流体を圧縮機外に送り出す吐出通路に閉弁圧が開弁圧よりも小さく設定されたチェック弁を設けた可変容量型クラッチレス圧縮機において、チェック弁のケースに、底部に連設すると共に弁体の先端部と軸方向で所定長嵌合するオーバーラップ部を設け、このオーバーラップ部における弁体とケースとのクリアランスCを、C≦(0.026/F0 )1/2 の関係を満たすように設定したので、エアオン稼動時の低流量時においても弁体の開放状態を維持することが可能となり、弁体が開閉を繰り返す所謂チャタリングの発生を効果的に防止することが可能となる。
また、最低クリアランスを0.030mm以上とすることにより、閉弁時の弁体の動きを改善し、開弁圧の低下を避けることが可能となる。
以下、この発明の最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1及び図2において、可変容量型クラッチレス圧縮機の一例として斜板式圧縮機が示されている。この圧縮機は、シリンダブロック1と、このシリンダブロック1のリア側(図中、右側)にバルブプレート2を介して組み付けられたリアヘッド3と、シリンダブロック1のフロント側(図中、左側)を閉塞するように組み付けられてクランク室4を画成するフロントヘッド5とを有して構成されているもので、これらフロントヘッド5、シリンダブロック1、バルブプレート2、及び、リアヘッド3は、締結ボルト6により軸方向に締結され、圧縮機のハウジングを構成している。
フロントヘッド5とシリンダブロック1とによって画設されるクランク室4には、一端がフロントヘッド5から突出する駆動軸7が収容されている。この駆動軸7のフロントヘッド5から突出した部分には、ボルト8によって軸方向に取り付けられた中継部材9を介してフロントヘッド5のボス部5aに回転自在に外嵌される駆動プーリ10が連結され、車両のエンジンから図示しない駆動ベルトを介して回転動力が伝達されるようになっている。また、この駆動軸7の一端側は、フロントヘッド5との間に設けられたシール部材11を介してフロントヘッド5との間が気密よく封じられると共にラジアル軸受12にて回転自在に支持されており、駆動軸7の他端側は、シリンダブロック1の凹部13に収容されたラジアル軸受14にて回転自在に支持されている。
シリンダブロック1には、前記ラジアル軸受14が収容される凹部13と、この凹部13を中心とする円周上に等間隔に配された複数のシリンダボア15とが形成されており、それぞれのシリンダボア15には、中空の片頭ピストン16が往復摺動可能に挿入されている。
前記駆動軸7には、クランク室4において、該駆動軸7と一体に回転するスラストフランジ17が固装されている。このスラストフランジ17は、フロントヘッド5の内面に対してスラスト軸受18を介して回転自在に支持されており、このスラストフランジ17には、リンク部材19を介して斜板20が連結されている。
斜板20は、駆動軸7上に摺動自在に設けられたヒンジボール21を中心に傾動可能に設けられているもので、リンク部材19を介してスラストフランジ17の回転に同期して一体に回転するようになっている。そして、斜板20には、その周縁部分に一対のシュー22を介して片頭ピストン16の係合部16aが係留されている。
したがって、駆動軸7が回転すると、これに伴って斜板20が回転し、この斜板20の回転運動がシュー22を介して片頭ピストン16の往復直線運動に変換され、シリンダボア15内において片頭ピストン16とバルブプレート2との間に形成された圧縮室23の容積が変更されるようになっている。
前記バルブプレート2には、それぞれのシリンダボア15に対応して吸入孔31と吐出孔32とが形成され、また、リアヘッド3には、圧縮室23に供給する作動流体を収容する吸入室33と、圧縮室23から吐出した作動流体を収容する吐出室34とが画設されている。吸入室33は、リアヘッド3の中央部分に形成されており、蒸発器の出口側に通じる図示しない吸入口に連通すると共に吸入弁35によって開閉されるバルブプレート2の吸入孔31を介して圧縮室23に連通可能となっている。また、吐出室34は、吸入室33の周囲に形成されており、吐出弁36によって開閉されるバルブプレート2の吐出孔32を介して圧縮室23に連通可能になっていると共に、バルブプレート2及びシリンダブロック1に形成された通路2a,1aを介してシリンダブロック1の周縁部に形成された吐出空間37に連通している。この吐出空間37は、シリンダブロック1に取り付けられたカバー38によって閉塞され、このカバー38には、吐出口38a及び弁収容孔38bが形成されている。また、吐出空間37には、吐出脈動を減衰させるバッフルプレート39が収容されている。上述した通路1a,2a、吐出空間37、弁収容孔38b、及び吐出口38aにより圧縮室23から吐出室34に吐出された冷媒ガスを圧縮機外へ送り出す吐出通路45が構成されている。
この圧縮機の吐出容量は、ピストン16のストロークによって決定され、このストロークは、駆動軸7と垂直な面に対する斜板20の傾斜角度によって決定される。即ち、ピストン16の前面にかかる圧力、即ち圧縮室23の圧力(シリンダボア内の圧力)と、ピストン16の背面にかかる圧力、即ちクランク室4の圧力(クランク室圧Pc)との差圧、及び、ピストンストロークを小さくする方向にヒンジボール21を付勢するデストロークスプリング28の付勢力とがバランスするところで斜板20の傾きが設定され、これによりピストンストロークが決定されて吐出容量が決定されるようになっている。
より具体的には、クランク室4の圧力が低くなれば、圧縮室23とクランク室4との差圧が大きくなるので、斜板20の傾斜角度を大きくする方向にモーメントが働く。このため、図1に示されるように、斜板20の傾斜角度が大きくなると、デストロークスプリング28からの付勢力に抗してヒンジボール21がスラストフランジ側へ移動し、ピストン16のストローク量が大きくなって吐出容量が大きくなる。逆に、クランク室4の圧力が高くなれば、圧縮室23とクランク室4との差圧が小さくなるので、斜板20の傾斜角度を小さくする方向にモーメントが働く。このため、図2に示されるように、斜板20の傾斜角度が小さくなると、ヒンジボール21がスラストフランジ17から遠ざかる方向に移動し、ピストン16のストローク量が小さくなって吐出容量が小さくなる。
そして、本構成例においては、シリンダブロック1、バルブプレート2、及びリアヘッド3に亘って形成された通路1b,2b,3bによって吐出室34とクランク室4とを連通する給気通路40が形成され、また、シリンダブロック1及びバルブプレート2に形成された通路1c,2c及びシャフト7に形成された通路7cやラジアル軸受14の隙間などを介してクランク室4と吸入室33とを連通する抽気通路41が形成されている。そして、給気通路40上に圧力制御弁42が設けられ、この圧力制御弁42により吐出室34からクランク室4へ流入する冷媒流量を調節することで、クランク室4の圧力を制御するようにしている。
ここで、圧力制御弁42は、リアヘッド3に形成された装着孔43に挿着され、弁部42a、ソレノイド42b、及びベローズ42cを有している。ベローズ42cは、吸入圧力が低下した時に伸長し、給気通路40を開く方向へ弁部42aを移動させる。ソレノイド42bは、図示しないコントロールユニットから供給される電流が増加したときに給気通路40を閉じる方向へ弁部42aを付勢する。そして、給気通路40の開度又は開時間を外部から供給される通電量を調節することで、吸入圧力が目標値となるようクランク室圧を制御すると共に、通電を停止(off)して給気通路40を全開にし、クランク室圧を高めて吐出容量を最小にするなどの制御を行う。
したがって、通電を停止した状態においては、圧縮室23、吐出孔32、吐出室34、給気通路40、クランク室4、抽気通路41、吸入室33により、圧縮機内に内部循環経路が構成され、この内部循環経路により、斜板20の傾斜角度が最小又は最小付近にあるときに冷媒ガスを圧縮機内に循環させ、圧縮機内部の摺動部分を潤滑及び冷却するようにしている。
また、前記吐出通路45には、その一部を構成する弁収容孔38bにチェック弁50が収容されている。このチェック弁50は、図3及び図4に示されるように、有底筒状のケース51と、このケース内に収容される弁体52と、この弁体52を付勢するバネ53と、弁体の動きを規制するストッパ54とを有して構成されている。
ケース51は、底部51aと、この底部51aに続いて形成されたオーバラップ部51bと、このオーバーラップ部51bに続いて形成されたガイド部51cと、このガイド部51cに続いて延設された円筒部51dとを有して構成されている。底部51aには、弁体の先端部が当接するシート面55と、このシート面55の中央部に形成された弁孔56とを有している。オーバーラップ部51bは、底部51aに対して略垂直に立設して構成され、弁体52の先端部とケース51の深さ方向で所定長の嵌合状態を可能にしている。
また、ガイド部51cは、シート面55から離れるにつれて広がっており、弁体52の先端部との間で冷媒ガスの流れを絞るテーパ面57を有している。円筒部51dは、ガイド部51cの最も径が広がった部分からケースの軸方向に延設されており、弁体52をケース51の深さ方向(軸方向)に沿って案内するようになっている。
これに対して、弁体52は、ケース内に収容され、ケース51の軸方向に摺動自在となっている。この弁体52は、その先端部に底部52aを有する筒状に形成された銅部と、この胴部の周囲に突設されたブロック状部52cとを有している。底部52aには、軸方向に突出する凸部52a1とこの凸部52a1の周囲に形成された段差部52a2とが形成されている。この凸部52a1は、ケース51のシート面55と当接可能なシート面58を有し、ケース51のシート面55に接触したり離隔したりすることで、弁孔56を開閉するようにしている。ブロック状部52cは、胴部の周囲に等間隔に設けられ、ケース51の円筒部51dの内周面を軸方向に摺接することで弁体52をケース内に摺動させる。また、隣り合うブロック状部間は、弁孔56からケース51内に流入した冷媒ガスを弁体52の下流側へ流通させるガス通路となっている。
ストッパ54はケース51の開放端を閉塞するように固設され、弁体52の軸方向の動きを制限する。このストッパ54は、筒状の胴部54aと、この胴部54aの軸方向に突設されたバネ保持部54bと、胴部54aの周囲に設けられた脚部54cとを有して構成されている。バネ保持部54bは、リング状に形成され、バネ53の一端に挿入されてバネ53を保持するようにしている。脚部54cは、胴部54aの外周面に等間隔に複数形成されているもので、ケース51の内周面に固着されている。そして、バネ53は、弁体52の胴部内に挿入されてこの弁体52の底部52aとストッパ54のバネ保持部54bの周囲との間に弾装され、弁体52がシート面55を押圧するセット荷重F0 を所定値に設定している。
次に、図4に基づき、チェック弁50の動作を説明する。尚、弁孔56の直径をa1、面積をA1とし、弁体52の底部52aに形成された凸部52a1のシート面58の直径をa2、面積をA2とし、弁体52の底部52aの直径をa3、面積をA3とする。
図4(a)は閉弁状態を示すもので、閉弁時においては、弁体52の凸部52a1のシート面58がケース51のシート面55に当接し、凸部52a1の弁孔56を塞いでいる部分には吐出室側の圧力である吐出室側吐出圧力(Pdc)が作用している。また、ケース51のシート面55と弁体52の段差部52a2との間には、空間60が形成され、この空間60に弁体52とケース51のオーバーラップ部51bとのクリアランスを介して弁体下流側のシステム側の圧力であるシステム側吐出圧力(Pds)が入り、段差部(面積A3−A2)にシステム側吐出圧力(Pds)が作用する。また、シート面55のうち、弁孔56よりも外側の部分(面積A2−A1)には、吐出室側吐出圧力(Pdc)からシステム側吐出圧力(Pds)にかけて圧力勾配があるので、ほぼ(Pds+Pdc)/2の圧力が作用する。これに対して、弁体52の上面(面積A3)には,システム側吐出圧力(Pds)が作用しており、このシステム側吐出圧力(Pds)はバネ53のバネ荷重F0 とともに弁体52を閉方向へ押圧している。よって、チェック弁50は、
A1×Pdc+(A2−A1)(Pdc+Pds)/2+(A3−A2)Pds>A3×Pds+F0
となる条件にて開弁される。
図4(b)は開弁直後の状態を示すもので、弁体52がシート面55から離反し、弁孔56が開いた状態にあるが、弁体52の先端部がオーバーラップ部51bから外れていないため、弁孔56から流入された冷媒はオーバーラップ部51bにおける弁体52とケース51とのクリアランスを介してシステム側へ流れるだけであり、チェック弁50は実質的に開いていない状態にある。この状態においては、吐出室側吐出圧力(Pdc)が凸部52a1及び段差部52a2に作用し、吐出室側吐出圧力(Pdc)の作用する面積が広がるので、開弁力は強くなり、バネ53のバネ荷重に打ち勝って弁体52は全開方向へ移動する。
図4(c)は全開状態を示すもので、弁体52の先端部がオーバーラップ部51bから外れ、吐出室側の冷媒ガスがシステム側へ吐出される。バネ定数Kは圧力荷重に比べて小さく設定してあるので、通常運転時においては、チェック弁50はこの全開状態まで開口するようになっている。
図4(d)は低流量時の状態を示すもので、低流量時においては弁体52の前後の圧力差(Pdc−Pds)が小さく、バネ53のバネ荷重に抗して弁体52を全開状態に維持できなくなることがある。このとき、ガイド部51cは、末広がりのテーパ面を有しているので、弁体52のリフト量が小さくなってくると、弁体52の先端部とガイド部51cとの間の通路が絞られ、弁体52の前後の圧力差が大きくなる。このため、この圧力差によって弁体52はガイド部51cよりも下方へ移動することができなくなり、所定量以上のリフト量に維持されようとする。
ところが、オーバーラップ部51bにおけるケース51と弁体52とのクリアランスCが適切に設定されていない場合には、弁体52のリフト量が小さくなっても、弁体前後の圧力差が十分に大きくならず、弁体52のリフト量を維持することができなくなる。このため、弁体52の先端部がガイド部51cよりも下方に移動し、弁体52がシート面55に着座して前述したチャタリングを起こす不都合が生じる。
そこで、オーバーラップ部51bにおけるケース51と弁体52との直径差として表されるクリアランスCを、C≦(0.026/F0 )1/2 mmの範囲に設定し、エアコンが稼動している低流量時においても、弁体51の前後の圧力差を確保して所定量以上のリフト量を維持するようにしている。
ここで、オーバーラップ部51bにおけるケース51と弁体52とのクリアランスCを(0.026/F0 )1/2 mm以下の範囲に設定するようにしたのは、次のような根拠に基づいている。
上述したチェック弁50においては、オーバーラップ部51bを有していることから、弁体52のリフト量とチェック弁50の流路面積との関係は、図5に示されるようになる。即ち、弁体52の先端部がオーバーラップ部51bから外れるリフト量α以上であれば、ガイド部51cのテーパ面57によりリフト量が大きくなるほど通路面積は大きくなるが、弁体52の胴部52bの先端部がケース51のオーバーラップ部51bに差し掛かると、弁体52とケース51とのクリアランスが一定となり、チェック弁50の流路面積は一定となる。
このため、このようなオーバーラップ部51bを有するチェック弁50においては、ここを通過する流量が少なくなってバネ53の付勢力に打ち勝つだけの差圧が弁体の前後に発生しなくなると、開弁状態を維持することができなくなる。実際にチェック弁50を通過する流量と弁体52のリフト量との関係を調べると、図6に示されるように、流量が小さくなるにつれて弁体52のリフト量が徐々に小さくなり、弁体52の先端部がオーバーラップ部51bに差し掛かる流量Q1以下になると、弁体のリフト量が急激に小さくなって開弁状態を維持できなくなる。よって、このような開弁状態を維持できなくなるQ1以下の領域において、弁体52が開閉を繰り返すチャタリングが発生するようになる。
また、本発明者の解析によれば、ケース51のオーバーラップ部51bでの内径と弁体52の先端部の外径との差で表されるクリアランスCを小さくしていくと、図7乃至図9に示されるように、開弁状態を維持できなくなる流量(Q2,Q3,Q4)も小さくなってくる(Q1>Q2>Q3>Q4)ので、弁体52のチャタリングは、クリアランスCを小さくするほど抑えることが可能であった。
尚、上述の解析においては、弁体52がシート面55に当接した状態でのバネ53のセット荷重を2.46Nとした場合であり、バルブクリアランスは、図6において0.30mm、図7において0.15mm、図8において0.10mm、図9において0.05mmに設定されている。
以上の解析からクリアランスCと開弁状態を維持できなくなる流量との関係を見ると、図10の実線に示されるように、クリアランスCと開弁状態を維持できなくなる流量とはほぼ比例関係にあり、エアコン稼動時の最低流量βを下限とする実使用領域(β以上の領域:例えば、25g/s以上の領域)において、チャタリングが発生しないようにするためには、クリアランスCを0.1mm以下に設定すればよいとの知見が得られた。
実際の設計においては、弁体31の開弁圧など種々の要求仕様を満足するために、弁体31がシート面55に当接する際のバネ53のセット荷重F0 を変更させる必要がある。このため、バネ53のセット荷重を変更してオーバーラップ部51bでのクリアランスCと開弁状態を維持できなくなる流量との関係を調べてみると、図10の破線で示されるように、セット荷重に依存した直線となり、セット荷重を大きくするほど、実使用領域において開弁状態を維持できるクリアランスCは小さく設定する必要があることが判った。
よって、以上の解析に基づき、ケース51のシート面55に弁体52が当接する際のバネ52のセット荷重F0 とこのセット荷重において実使用領域で開弁状態を維持できるクリアランス(流量βのときのクリアランスであり、以下、最大許容クリアランスという)との関係をみると、図11に示されるようになり、最大許容クリアランスは、(0.026/F0 )1/2 の近似曲線にほぼ一致することが見出された。したがって、実使用領域においては、オーバーラップ部51bにおけるケース51と弁体52とのクリアランスCをこの最大許容クリアランスよりも小さく設定することで、エアコン稼動における低流量時においても弁体52の開状態を維持することが可能となり、チャタリングの発生を防止することが可能となる。
ところで、以上の結果を踏まえ、クリアランスCを0.10mmに設定した状態で弁体32の径を2割ほど増加させて弁体32の挙動を調べてみると、図12に示されるような特性が得られ、同様のクリアランスを有する図8の特性とほぼ同様の特性が得られた。このことは、チャタリングを防止するために有効なオーバーラップ部51bでのクリアランスCは、弁体52の径に依存するものではなく、セット荷重のみに依存する上述した関係式を満たせばよいことを裏付けている。
また、本発明者の解析によれば、弁体32のオーバーラップ部51bでのクリアランスCが小さくなり過ぎると、弁体52の閉弁時にシート部分での洩れ冷媒が弁体52とシート面55との間に溜まり込み、開弁させてしまったり、開弁圧を低下させてしまう不都合があることから、オーバーラップ部51bでの最低クリアランスは0.03mm以上とすることが開弁圧の低下を防ぐと共に安定した閉弁特性を得る上で好ましいとの知見を得ている。
よって、以上の知見から、オーバーラップ部51bでの弁体52とケース51とのクリアランスCは、実使用領域において(0.026/F0 )1/2 mm以下に設定する必要があり、また、実用的には、0.03mm以上に設定することが好ましい。
図1は、本発明の実施形態にかかる可変容量型クラッチレス圧縮機のピストンストロークが大きい場合の運転状態を示す断面図である。 図2は、本発明の実施形態にかかる可変容量型クラッチレス圧縮機のピストンストロークが小さい場合の運転状態を示す断面図である。 図3は、図1に示す可変容量型クラッチレス圧縮機のチェック弁の分解斜視図である。 図4は、図3に示すチェック弁の動作を説明するための断面図である。 図5は、チェック弁の弁体のリフト量とチェック弁内部の流路面積との関係を示すグラフである。 図6は、オーバラップ部のケースと弁体とのクリアランス(バルブクリアランス)Cを0.30mmに設定した場合の弁体のリフト量とチェック弁内部を通過する冷媒ガスの流量との関係を示すグラフである。 図7は、オーバラップ部のケースと弁体とのクリアランス(バルブクリアランス)Cを0.15mmに設定した場合の弁体のリフト量とチェック弁内部を通過する冷媒ガスの流量との関係を示すグラフである。 図8は、オーバラップ部のケースと弁体とのクリアランス(バルブクリアランス)Cを0.10mmに設定した場合の弁体のリフト量とチェック弁内部を通過する冷媒ガスの流量との関係を示すグラフである。 図9は、オーバラップ部のケースと弁体とのクリアランス(バルブクリアランス)Cを0.05mmに設定した場合の弁体のリフト量とチェック弁内部を通過する冷媒ガスの流量との関係を示すグラフである。 図10は、オーバラップ部でのバルブクリアランスCとチェック弁の開弁状態を維持できなくなるチェック弁内部を通過する冷媒ガスの流量との関係を示す線図であり、バネのセット荷重を異ならせて調べた結果を示す。 図11は、バネのセット荷重とチェック弁の開弁状態を維持できるバルブクリアランスCの限界値(最大許容クリアランス)との関係を示すグラフである。 図12は、オーバラップ部のケースと弁体とのクリアランス(バルブクリアランス)Cを0.10mmに設定した場合において、弁体の径を2割ほど大きくしたチェック弁における弁体のリフト量とチェック弁内部を通過する冷媒ガスの流量との関係を示すグラフである。
符号の説明
4 クランク室
7 シャフト
16 ピストン
20 斜板
23 圧縮室
32 弁体
45 吐出通路
50 チェック弁
51 ケース
51a 底部
51b オーバーラップ部
53 バネ
55 シート面
56 弁孔

Claims (3)

  1. 圧縮室から吐出室に吐出された作動流体を圧縮機外に送り出す吐出通路と、この吐出通路にチェック弁を有する可変容量型クラッチレス圧縮機において、
    前記チェック弁は、
    底部にシート面を有すると共に前記シート面に弁孔が形成された有底筒状のケースと、このケースに摺動可能に保持され、前記シート面に当接することで前記弁孔を閉鎖する弁体と、前記弁体を前記シート面に対して所定のセット荷重F0 で押圧付勢するバネとを備え、
    前記ケースは、前記底部に連設すると共に前記弁体の先端部と前記軸方向で所定長嵌合するオーバーラップ部を有し、
    前記弁体は、その先端部に前記シート面と当接可能な軸方向に突出する凸部と、この凸部の周囲において前記シート面との間に空間を形成し、この空間を前記オーバーラップ部における前記弁体と前記ケースとの間のクリアランスを介して前記弁体の下流側と連通する段差部とを備え、
    前記オーバーラップ部と前記弁体の前記凸部および前記段差部とを設けることで閉弁圧が開弁圧よりも小さく設定され、且つ、
    前記クリアランスCを前記オーバーラップ部における前記弁体と前記ケースとの直径差として表した場合に、
    C≦(0.026/F0 )1/2
    の関係を満たすように設定したことを特徴とする可変容量型クラッチレス圧縮機。
  2. 前記クリアランスCは、0.030mm以上であることを特徴とする請求項1記載の可変容量型クラッチレス圧縮機。
  3. 前記可変容量型クラッチレス圧縮機は、クランク室を貫通してハウジングに回転自在に支持されたシャフトと、前記シャフトの回転に同期して回転すると共に、シャフトに対して傾斜可能に設けられた斜板と、前記斜板の周縁に係留され、前記斜板の回転に伴い前記ハウジングに形成されたシリンダボア内を往復摺動するピストンと、前記ピストンの往復摺動により前記シリンダボアに選択的に連通する吸入室および吐出室とを有し、前記斜板の傾斜角を変更することで吐出容量を制御するようにしている斜板式であることを特徴とする請求項1又は2記載の可変容量型クラッチレス圧縮機。
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