JP2005105935A - 可変容量型圧縮機用の制御弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】流体中の析出物等を弁本体の摺動面に案内しない形状とすると共に、仮に、案内しても、弁体がロックしないようにする。
【解決手段】弁本体60と、ソレノイド励磁部70と、感圧室86aを有する感圧部86と、を備える。弁体80は、径大部82aと径小部82が段部を介して隣接して形成される。弁本体60に形成される案内孔68に径大部82aの周部が摺接状態で案内される。上記段部における前記周部から所定幅に亘って平坦面183が形成され、径小部82の周部には錐形部184が形成される。また、径大部82aにおける段部近傍の周部には、環状溝185が形成される。
【選択図】図1
【解決手段】弁本体60と、ソレノイド励磁部70と、感圧室86aを有する感圧部86と、を備える。弁体80は、径大部82aと径小部82が段部を介して隣接して形成される。弁本体60に形成される案内孔68に径大部82aの周部が摺接状態で案内される。上記段部における前記周部から所定幅に亘って平坦面183が形成され、径小部82の周部には錐形部184が形成される。また、径大部82aにおける段部近傍の周部には、環状溝185が形成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、可変容量型圧縮機に適用される制御弁に係り、特に、必要に応じて吐出圧領域からクランク室内への冷媒ガスの供給を制御する可変容量型圧縮機用の制御弁に関する。
可変容量型圧縮機は、例えば、特許文献1に開示されているように、自動車用の空気調和装置等の冷凍サイクルにおいて、冷媒ガスを圧縮して循環させるために用いられている。可変容量型圧縮機としては、吐出圧領域とクランク室とを連通する冷媒ガス通路を備え、クランク室内の冷媒圧を調整することにより、斜板の傾斜角度を変更して、吐出容量を変更するように構成されたものが知られている。
そして、上記クランク室内の圧力調整は、冷媒ガス通路の途中に設けられた制御弁の開度調整により、吐出圧領域からクランク室に高圧の圧縮冷媒ガスを供給する手段が採用されている。そして、上記制御弁は、例えば、弁本体と、ソレノイド励磁部と、感圧体を有する感圧部とを備えている。
そして、上記クランク室内の圧力調整は、冷媒ガス通路の途中に設けられた制御弁の開度調整により、吐出圧領域からクランク室に高圧の圧縮冷媒ガスを供給する手段が採用されている。そして、上記制御弁は、例えば、弁本体と、ソレノイド励磁部と、感圧体を有する感圧部とを備えている。
この制御弁について、図6及び図7を用いて説明する。図6はその縦断面図、図7は図6のB部の説明図である。制御弁100は、弁本体60と、ソレノイド励磁部70と、感圧部86とで形成されている。ソレノイド励磁部70は、その外周にソレノイドハウジング71を備え、その内部には、ソレノイドの励磁によって上下方向に移動するプランジャ83と、吸引子85と、ステム84とを備え、プランジャ83を配置したプランジャ室70aは、弁本体60に備えられた吸入冷媒ポート67と連通している。前記感圧部86は、ソレノイドハウジング71の下側に配置され、その内部に感圧室86aを備え、該感圧室86aには、ステム84等を介してプランジャ83を作動するベローズ87とばね88とが配設されている。
本体部60は、弁室61を備え、該弁室61内にはプランジャ83によって開閉作動する弁体80が配置されており、弁室61には、高圧の吐出冷媒圧Pdの冷媒ガスが、吐出室(図2参照)を介して、吐出冷媒ポート63に導かれている。弁室61の底部には、吐出冷媒ポート63に連通する弁孔62が穿設されているとともに、弁室61の上部はクランク室冷媒ポート66に連通している。また、弁室61内には弁体80を弁室61の底部側(弁孔62側)に付勢する閉弁ばね64が配置されている。
弁体80は、弁頭部81、径小部82、及び径大部82aからなる異径の棒状体で、前記弁頭部81が弁室61内に配置され、径小部82が前記弁孔62内において吐出管路2(図2参照)に連通する吐出し冷媒ポート63と対向し、前記径大部82aは弁本体60内の案内孔68に嵌合されて、上下に摺動可能に支持され、その下端部が吸入冷媒圧Psの冷媒ガスが導かれるプランジャ室70a内に配置されてプランジャ83に当接し、該プランジャ83が上下動することで、前記弁体80が上下動し、該弁体80の弁頭部81が、弁孔62の上面の弁座との間隙を調整する。そして、プランジャ室70aに導かれた低温の吸入冷媒は、後述する感圧部86内に導かれる。
図6に示すように、弁本体60にカシメ結合されるソレノイドハウジング71内部にはプランジャ83が配設され、該プランジャ83は、弁本体60の端部に密接状態に接するパイプ83aに摺動自在に支持されている。プランジャ83の下部に形成される収容孔には、ステム84の上部が挿通されるとともに、ステム84の下部は、吸引子85の上端側から下端側に突き出す状態で、吸引子85に対し摺動自在に支持されている。前記プランジャ83と吸引子85との間には、プランジャ83を吸引子85側から離す方向に付勢する開弁ばね85aが設けられている。
また、ステム84の下部は、感圧室86a内に配設されるベローズ87内部のストッパに接離自在に装着され、該ストッパと吸引子85との間には、ストッパを吸引子85側から離す方向に付勢するばね88が設けられている。
上記可変容量型圧縮機20と制御弁100との作動について図2及び図6,7を参照して説明する。車載エンジンの回転動力は、駆動ベルト13aを介してプーリ13から回転軸11に常時伝達され、回転軸11の回転力は、揺動板14に伝達され、該揺動板14を回転させる。この揺動板14の回転は、ピストン17の直線往復運動に変換され、その結果シリンダ15内の圧縮室の容積が変化し、この容積変化によって冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出が順次行われ、揺動板14の傾斜角度に応じた容量の冷媒ガスが吐出される。
まず、冷凍サイクル(図示せず)において、熱負荷が大きい場合には、吐出室4からクランク室12に冷媒ガスの流入が阻止され、クランク室12の冷媒圧は低く、圧縮行程中のピストン17のリヤ面に生じる力は小さくなり、ピストン17のリヤ面に生じる力の総和が、ピストン17のフロント面(トップ面)に生じる力の総和を下回ることによって、揺動板14の傾斜角度が大きくなる。
ここで、吐出室4の冷媒圧が高くなって、吐出室4とクランク室12との冷媒圧差が所定値以上になり、吐出室4の冷媒ガスの冷媒圧が、クランク室12の冷媒ガスの冷媒圧に打ち勝つ場合には、吐出室4の冷媒ガスが凝縮器50に流出する。
このように、熱負荷が大きくなり、制御弁100のソレノイド励磁部70が励磁される場合には、プランジャ83が吸引子85側に引き込まれ、プランジャ83に接触している弁体80が弁孔62を閉じる方向に移動し、クランク室12への流入は阻止される。一方、低温の冷媒ガスは、吸入室3に連通する吸入管路1側から制御弁100の吸入冷媒ポ−ト67及びプランジャ室70aを介して感圧部86に導かれ、感圧部86のベローズ87は、吸入室3の吸入冷媒圧Psに基づいて変位し、該変位が前記ステム84及び前記プランジャ83を介して弁体80に伝達される。
弁体80(弁頭部81)の弁孔62に対する開度位置は、ソレノイド励磁部70による吸引力と、ベローズ87の付勢力と、閉弁ばね64及び開弁ばね85aの付勢力とによって決定される。そこで、感圧室86a内の冷媒圧(吸入冷媒圧Ps)が高くなると、ベローズ87が収縮し、これがソレノイド励磁部70によるプランジャ83の吸引方向と一致するため、ベローズ87の変位に弁体80の移動が追従し、弁孔62の開度が減少する。これにより、吐出室4から弁室61内に導かれる高圧の冷媒ガスの量は減少(クランク室冷媒圧Pcが低下)し、揺動板14の傾斜角度が増加する。また、感圧室86a内の冷媒圧が低くなると、前記ベローズ87は、ばねとベローズ87自身の復元力により伸長し、弁体80が弁孔62の開度を増加する方向に移動して、弁室61内に導かれる高圧の冷媒ガスの量が増大(クランク室冷媒圧Pcが増加)し、揺動板14の傾斜角度は減少する。
これに対し、熱負荷が小さくなる場合には、高圧の冷媒ガスが吐出室4からクランク室12に流出して、該クランク室12の冷媒圧が高くなる。そして、圧縮行程中のピストン7のリヤ面に生じる力が大きくなり、ピストン7のリヤ面に生じる力の総和が、ピストン7のフロント面に生じる力の総和を上回ることによって揺動板14の傾斜角度が小さくなる。ここで、前記吐出室4とクランク室12との圧力差が所定値以下になり、クランク室12の冷媒圧が、吐出室4の冷媒ガスの冷媒圧に打ち勝つ場合には、凝縮器50への冷媒ガスの流出が阻止される。
このように、熱負荷が小さくなり、前記ソレノイド励磁部70が消磁される場合には、プランジャ83に対する吸引が消失し、開弁ばね85aの付勢力により、プランジャ83が吸引子85側から離れる方向に移動し、弁体80が弁孔62を開放する方向に移動してクランク室12への流入が促進される。ここで、前記感圧部86内の冷媒圧が上昇すると、前記ベローズ87が収縮し、弁体80の開度が減少するが、前記ステム84の下部は、前記ベローズ87のストッパに対して接離自在に装着されているため、前記ベローズ87の変位が弁体80に対して影響を与えることはない。
上記の従来技術の制御弁100において、弁体80は、弁頭部81、径小部82及び径大部82aからなる棒状体で、径小部82が前記弁孔62内において吐出管路2に連通する吐出冷媒ポート63と対向し、前記径大部82aは弁本体60の案内孔68内に嵌合されて、上下に摺動可能に支持されることは、既述の通りである。
ところで、上記制御弁100においては、長期間の使用により冷媒中に析出物が発生し、この析出物により弁体80の摺動の円滑性が阻害される場合が生じる。
特開2003−166666号公報
かかる点に鑑み、本発明は長期間使用しても冷媒中の析出部によって弁体の摺動の円滑性を損ない難くする形状を具備した弁体を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明は、下記の手段を採用した。即ち、
請求項1記載の可変容量型圧縮機用の制御弁は、弁本体と、ソレノイド励磁部と、感圧体を有する感圧部と、を備えた可変容量型圧縮機用の制御弁において、弁体は、径大部と径小部が段部を介して隣接して形成されると共に、前記弁本体に形成される案内孔に上記径大部の周部が摺接状態で案内され、且つ、上記段部における前記周部から少なくとも所定幅に亘って流体を周部側に案内しない面を形成することを特徴とする。
請求項2記載の可変容量型圧縮機用の制御弁は、上記制御弁において、上記流体を周部側に案内しない面は、上記段部に上記弁体の移動方向とは直角の方向に形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の可変容量型圧縮機用の制御弁は、弁本体と、ソレノイド励磁部と、感圧体を有する感圧部と、を備えた可変容量型圧縮機用の制御弁において、弁体は、径大部と径小部が段部を介して隣接して形成されると共に、前記弁本体に形成される案内孔に上記径大部の周部が摺接状態で案内され、且つ、上記段部における前記周部から少なくとも所定幅に亘って流体を周部側に案内しない面を形成することを特徴とする。
請求項2記載の可変容量型圧縮機用の制御弁は、上記制御弁において、上記流体を周部側に案内しない面は、上記段部に上記弁体の移動方向とは直角の方向に形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の可変容量型圧縮機用の制御弁は、上記いずれかの制御弁において、上記流体を周部側に案内しない面以外の段部は、錐形部とすることを特徴とする。
請求項4記載の可変容量型圧縮機用の制御弁は、請求項1記載の可変容量型圧縮機用の制御弁において、上記径大部における上記段部近傍の周部には、溝部を形成したことを特徴とする。
請求項4記載の可変容量型圧縮機用の制御弁は、請求項1記載の可変容量型圧縮機用の制御弁において、上記径大部における上記段部近傍の周部には、溝部を形成したことを特徴とする。
本発明は、上記構成により下記の効果を奏する。即ち、
請求項1記載の発明によれば、弁体の径大部と径小部との段部の摺接面から少なくとも所定幅に亘って、流体を摺接面側に案内しない面を形成することで、弁体の作動の円滑性を損なうことが抑制される。
請求項2記載の発明によれば、上記効果に加えて、流体を摺接面側に案内しない面は、段部に摺動方向と直角の方向の平坦面として形成されていることから、弁体の加工が容易となる。
請求項1記載の発明によれば、弁体の径大部と径小部との段部の摺接面から少なくとも所定幅に亘って、流体を摺接面側に案内しない面を形成することで、弁体の作動の円滑性を損なうことが抑制される。
請求項2記載の発明によれば、上記効果に加えて、流体を摺接面側に案内しない面は、段部に摺動方向と直角の方向の平坦面として形成されていることから、弁体の加工が容易となる。
請求項3記載の発明によれば、上記いずれかの効果に加えて、上記径小部の上記段部近傍は、軸太部とすることで、弁体の強化が図られる。
請求項4記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、上記径大部の上記流体を摺接面側に案内しない面から所定距離離れた外周部の位置に、リング状の溝部を形成したことで、冷媒中の析出部が溝部に集積され、弁体の摺動の円滑性を損なうことが更に抑制される。
請求項4記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、上記径大部の上記流体を摺接面側に案内しない面から所定距離離れた外周部の位置に、リング状の溝部を形成したことで、冷媒中の析出部が溝部に集積され、弁体の摺動の円滑性を損なうことが更に抑制される。
次に、発明を実施するための最良の形態について説明する。
先ず、本発明に係る実施例1の制御弁200について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、その要部の縦断面図、図2はその可変容量型圧縮機の概略図、図3は制御弁200の全体縦断面図である。
先ず、図2に示す可変容量型圧縮機20は、既に従来技術として説明した通りであるので説明を省略する。また、制御弁200については、また、図1及び図3に示すが、図6,7に示す公知の制御弁と同一構成部分には同一符号を付すことでその説明を省略する。
先ず、図2に示す可変容量型圧縮機20は、既に従来技術として説明した通りであるので説明を省略する。また、制御弁200については、また、図1及び図3に示すが、図6,7に示す公知の制御弁と同一構成部分には同一符号を付すことでその説明を省略する。
弁体180は、弁頭部81、径小部182、及び径大部182aから構成される。そして、その段部の周辺部には、図1に示すように、弁体180の軸線と直角方向の面からなる平坦面183が形成され、該平坦面183に連続して径小部182を中心として錐形部184が形成される。なお、径大部182aと平坦面183との縁部は、アール部183aが形成される。
そして、径大部182aの周部(摺接面)で、上記アール部183aの近傍位置には、所定幅・所定深さの環状溝185が複数本、例えば、2本平行に形成される。
そして、径大部182aの周部(摺接面)で、上記アール部183aの近傍位置には、所定幅・所定深さの環状溝185が複数本、例えば、2本平行に形成される。
上記構成により、弁体180が摺動しても、平坦面183によって、冷媒中の析出物が摺接面に案内されず、弁体180の摺動性の析出物の円滑性を損ない難くする。
次に、実施例2について、図4を用いて説明する。図4は、その要部の縦断面図である。実施例2においても、可変容量型圧縮機は、既に従来技術として説明した通りであるので説明を省略する。また、制御弁については、また、図4に弁体280部分を示すが、その他の部分は図1に示す実施例1と同じであるから、図4において、同一構成部分には同一符号を付すことでその説明を省略する。
弁体280は、弁頭部81、径小部282、及び径大部282aから構成される。そして、その段部には、図4に示すように、弁体280の軸線と直角方向の面からなる平坦面283が形成される。なお、径大部282aと平坦面283との縁部は、アール部283aが形成される。また、実施例1のように、環状溝185は形成されない。
上記構成により、弁体280が摺動しても、平坦面283によって、冷媒中の析出物が摺接面に案内されず、弁体280の摺動作動においてその円滑性を損なうことが発生し難くなる。
上記構成により、弁体280が摺動しても、平坦面283によって、冷媒中の析出物が摺接面に案内されず、弁体280の摺動作動においてその円滑性を損なうことが発生し難くなる。
次に、実施例3について、図5を用いて説明する。図5は、その要部の縦断面図である。実施例3においても、可変容量型圧縮機は、既に従来技術として説明した通りであるので説明を省略する。また、制御弁については、また、図4に弁体380部分を示すが、その他の部分は図1に示す実施例1と同じであるから、図5において、同一構成部分には同一符号を付すことでその説明を省略する。
弁体380は、弁頭部81、径小部282、及び径大部382aから構成される。そして、その段部には、図4に示すように、弁体380の軸線と直角方向の面からなる平坦面283が形成される。なお、径大部382aと平坦面283との縁部は、アール部283aが形成される。また、実施例1のように、2本の環状溝185が径大部382aの周部に形成される。
上記構成により、弁体380が摺動しても、平坦面283によって、冷媒中の析出物が摺接面に案内されず、仮に、摺接面に案内されても、2つの環状溝185内に留まり、摺接部内に拡散することが少なくなる。
上記構成により、弁体380が摺動しても、平坦面283によって、冷媒中の析出物が摺接面に案内されず、仮に、摺接面に案内されても、2つの環状溝185内に留まり、摺接部内に拡散することが少なくなる。
実施例1において、錐形部は径小部の補強のために形成されることから、同様の機能を有するものであれば、他の形状であってもよい。
Pd・・吐出冷媒圧 Pc・・クランク室冷媒圧 Ps・・吸入冷媒圧
1・・吸入管路 2・・吐出管路 3・・吸入室 4・・吐出室
5・・フロントハウジング 6・・リヤハウジング 7・・ピストン
8・・制御弁用空間 11・・回転軸 12・・クランク室 13・・プーリ 13a・・駆動ベルト 14・・揺動板 15・・シリンダ 18・・ロッド
19・・最低流量保持バネ 20・・可変容量型圧縮機
40・・蒸発器 50・・凝縮器
1・・吸入管路 2・・吐出管路 3・・吸入室 4・・吐出室
5・・フロントハウジング 6・・リヤハウジング 7・・ピストン
8・・制御弁用空間 11・・回転軸 12・・クランク室 13・・プーリ 13a・・駆動ベルト 14・・揺動板 15・・シリンダ 18・・ロッド
19・・最低流量保持バネ 20・・可変容量型圧縮機
40・・蒸発器 50・・凝縮器
100・・制御弁[従来技術]
60・・弁本体 61・・弁室 62・・弁孔 63・・吐出冷媒ポート
64・・閉弁ばね 66・・クランク室冷媒ポート
67・・吸入冷媒ポート 68・・案内孔
70・・ソレノイド励磁部 70a・・プランジャ室
71・・ソレノイドハウジング 80・・弁体 81・・弁頭部
82・・径小部 82a・・径大部 82b・・錐形部
83・・プランジャ 83a・・パイプ 84・・ステム
85・・吸引子 85a・・開弁ばね 86・・感圧部 86a・・感圧室
87・・ベローズ 88・・ばね
60・・弁本体 61・・弁室 62・・弁孔 63・・吐出冷媒ポート
64・・閉弁ばね 66・・クランク室冷媒ポート
67・・吸入冷媒ポート 68・・案内孔
70・・ソレノイド励磁部 70a・・プランジャ室
71・・ソレノイドハウジング 80・・弁体 81・・弁頭部
82・・径小部 82a・・径大部 82b・・錐形部
83・・プランジャ 83a・・パイプ 84・・ステム
85・・吸引子 85a・・開弁ばね 86・・感圧部 86a・・感圧室
87・・ベローズ 88・・ばね
200・・制御弁(本発明) 180,280,380・・・弁体
182・・径小部 182a,282a,382a・・径大部
183,283・・平坦面 183a,183a・・アール部
184・・錐形部 185・・環状溝
182・・径小部 182a,282a,382a・・径大部
183,283・・平坦面 183a,183a・・アール部
184・・錐形部 185・・環状溝
Claims (4)
- 弁本体と、ソレノイド励磁部と、感圧体を有する感圧部と、を備えた可変容量型圧縮機用の制御弁において、弁体は、径大部と径小部が段部を介して隣接して形成されると共に、前記弁本体に形成される案内孔に上記径大部の周部が摺接状態で案内され、且つ、上記段部における前記周部から少なくとも所定幅に亘って流体を周部側に案内しない面を形成することを特徴とする制御弁。
- 上記流体を周部側に案内しない面は、上記段部に上記弁体の移動方向とは直角の方向に形成されていることを特徴とする請求項1記載の制御弁。
- 上記流体を周部側に案内しない面以外の段部は、錐形部とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の制御弁。
- 上記径大部における上記段部近傍の周部には、溝部を形成したことを特徴とする請求項1記載の制御弁。
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