JP5200214B2 - 可変容量圧縮機 - Google Patents
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Description
図1は、第1の実施の形態に係る冷凍サイクルを表すシステム構成図である。
この冷凍サイクルは、車両用空調装置を構成し、冷凍サイクルを循環する冷媒を圧縮する可変容量圧縮機(以下、単に「圧縮機」と表記する)1、圧縮された冷媒を凝縮して冷却する凝縮器2(「外部熱交換器」に該当する)、凝縮された冷媒を断熱膨張させる膨張装置3、および膨張された冷媒を蒸発させる蒸発器4を備えている。なお、同図においては便宜上、圧縮機1についてその下方からみた矢視断面が示されている。
図2に示すように、リアハウジング104は、アルミニウム合金のダイキャストによって形成された円形蓋状をなし、その円形の側壁61の内方に区画壁62が設けられ、その内方に吐出室53が形成され、外方に吸入室51が形成されている。吐出室53の底部には、弁収容室55に連通する入口ポート63および出口ポート64と、冷媒出口57に連通する導出ポート66が設けられている。さらに、区画壁62を貫通して弁収容室55に連通する連通路67が設けられている。本実施の形態において、出口ポート64は、吐出室53内で液化した冷媒が溜まる可能性がある高さ位置に設けられている。
制御弁5は、圧縮機1から導出される冷媒の流量を設定流量に保つように、吐出室53からクランク室54に導入する冷媒流量を制御する流量制御弁として構成されている。
図5に示すように、制御弁5は、内部に主弁および副弁を有する弁本体8と、弁本体8の各弁を開閉駆動するソレノイド9とを一体に組み付けて構成される。制御弁5は、有底円筒状のボディ10(第1ボディ)と、そのボディ10に連結された段付円筒状のボディ12(第2ボディ)とを有する。ボディ12は、その上端開口部にボディ10がその下端部を圧入するようにして連結される一方、その下端部がソレノイド9のヨークとしても機能し、弁本体8およびソレノイド9の双方のボディの一部を構成する。ボディ10の側部には入口ポート71が設けられ、上端開口部には出口ポート72が設けられている。ボディ12の側部には連通ポート73が設けられている。上述のように、入口ポート71はリアハウジング104の入口ポート63に連通し、出口ポート72は出口ポート64に連通し、連通ポート73は連通路67に連通している(図3参照)。
制御弁5において、ソレノイド9が非通電状態にあるときには、弁体18がスプリング13の付勢力により弁座16に着座し、主弁が閉弁状態となる。一方、スプリング29,41,45の合力により弁体22がシャフト36と一体となって開弁方向に動作し、弁座27から離間して全開状態となる。この状態で、車両エンジンの駆動により図1に示した圧縮機1の回転軸106が回転すると、揺動板111が揺動運動をするため、これに連結されたピストン112が往復運動する。これによって吸入室51に導入された冷媒がシリンダ52内に吸入されて圧縮され、圧縮された冷媒が吐出室53へ吐出される。このとき、主弁が全閉状態にあるので、その吐出冷媒は全開状態の副弁を通過して圧力室28に導入され、さらに連通ポート73および連通路67を介してクランク室54に導入される。その結果、クランク圧力Pcが高められるため、圧縮機1は最小容量運転を行うことになる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、弁収容室における主弁の出口ポートと冷媒出口とを連結する配管部の構成が異なる以外は第1の実施の形態とほぼ同様である。このため、第1の実施の形態とほぼ同様の構成部分については必要に応じて同一の符号を付して適宜その説明を省略する。図7は、第2の実施の形態に係るリアハウジングをその開口部側からみた図であり、図2に対応する。図8は、図7のA−A断面図である。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、制御弁の副弁の構成が若干異なる以外は第1の実施の形態とほぼ同様である。このため、第1の実施の形態とほぼ同様の構成部分については必要に応じて同一の符号を付して適宜その説明を省略する。図9は、第3の実施の形態に係る制御弁の上半部拡大図である。
制御弁305においては、第1の実施の形態のVリング23に代わり、断面長方形状のシール部材である角型リング323が配設されている。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、制御弁の構成が異なる以外は第3の実施の形態とほぼ同様である。このため、第3の実施の形態とほぼ同様の構成部分については必要に応じて同一の符号を付す等して適宜その説明を省略する。図10は、第4の実施の形態に係る制御弁の上半部拡大図である。
Claims (4)
- 内部にクランク室およびシリンダが区画形成された本体ハウジングと、
前記クランク室において回転軸に対して傾斜角可変に設けられてその回転軸の回転駆動により揺動運動するとともに、その傾斜角が前記クランク室のクランク圧力により変化する揺動体と、
前記揺動体に連結され、その揺動体の揺動運動により軸線方向に往復運動することにより、吸入室から前記シリンダ内への冷媒の吸入、前記シリンダ内での冷媒の圧縮、および前記シリンダから吐出室への冷媒の吐出を行うピストンと、
前記本体ハウジングと一体に設けられ、内部に前記吸入室、前記吐出室および弁収容室が区画形成されるとともに、冷凍サイクルの上流側から前記吸入室に冷媒を導入する冷媒入口、および前記吐出室から前記冷凍サイクルの下流側へ吐出冷媒を導出する冷媒出口が設けられたヘッダハウジングと、
前記弁収容室に収容された制御弁であって、前記吐出室と前記冷媒出口とを連通させる第1冷媒通路と、前記第1冷媒通路を開閉する主弁と、前記吐出室と前記クランク室とを連通させる第2冷媒通路と、前記主弁に対して相対変位して前記第2冷媒通路を開閉する副弁と、前記副弁を開閉方向に駆動し、前記副弁の閉弁時には前記主弁を開弁方向に駆動可能なソレノイドとを含み、前記主弁を経て前記冷媒出口から導出される冷媒の流量を、前記ソレノイドに供給される電流値に応じた設定流量となるように制御する制御弁と、
前記ヘッダハウジングにおいて前記吐出室内を貫通するように延設され、前記弁収容室における前記主弁の下流側の出口と前記冷媒出口とを連結する配管部と、
を備え、
前記弁収容室における前記主弁の下流側の出口が、前記ヘッダハウジング内で液化した冷媒が溜まる可能性がある高さ位置に設けられていることを特徴とする可変容量圧縮機。 - 前記配管部が、前記ヘッダハウジングに形成された溝部と、その溝部を覆うように組み付けられて管路を形成するカバー部材とにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の可変容量圧縮機。
- 内部にクランク室およびシリンダが区画形成された本体ハウジングと、
前記クランク室において回転軸に対して傾斜角可変に設けられてその回転軸の回転駆動により揺動運動するとともに、その傾斜角が前記クランク室のクランク圧力により変化する揺動体と、
前記揺動体に連結され、その揺動体の揺動運動により軸線方向に往復運動することにより、吸入室から前記シリンダ内への冷媒の吸入、前記シリンダ内での冷媒の圧縮、および前記シリンダから吐出室への冷媒の吐出を行うピストンと、
前記本体ハウジングと一体に設けられ、内部に前記吸入室、前記吐出室および弁収容室が区画形成されるとともに、冷凍サイクルの上流側から前記吸入室に冷媒を導入する冷媒入口、および前記吐出室から前記冷凍サイクルの下流側へ吐出冷媒を導出する冷媒出口が設けられたヘッダハウジングと、
前記弁収容室に収容された制御弁であって、前記吐出室と前記冷媒出口とを連通させる第1冷媒通路と、前記第1冷媒通路を開閉する主弁と、前記吐出室と前記クランク室とを連通させる第2冷媒通路と、前記主弁に対して相対変位して前記第2冷媒通路を開閉する副弁と、前記副弁を開閉方向に駆動し、前記副弁の閉弁時には前記主弁を開弁方向に駆動可能なソレノイドとを含み、前記主弁を経て前記冷媒出口から導出される冷媒の流量を、前記ソレノイドに供給される電流値に応じた設定流量となるように制御する制御弁と、
前記ヘッダハウジングにおいて前記吐出室内を貫通するように延設され、前記弁収容室における前記主弁の下流側の出口と前記冷媒出口とを連結する配管部と、
を備え、
前記配管部が、前記ヘッダハウジングに形成された溝部と、その溝部を覆うように組み付けられて管路を形成するカバー部材とにより構成され、
前記第1冷媒通路の端部において前記吐出室に開口した入口ポートが、前記ヘッダハウジング内で液化した冷媒が溜まる可能性がある高さ位置に設けられる一方、
前記溝部として、前記主弁の下流側の出口と前記冷媒出口とを連通させる第1溝部と、前記吐出室と前記入口ポートとを連通させる第2溝部とを備え、
前記カバー部材が、前記第1溝部の全体を封止する一方、前記第2溝部を少なくともその上端部を開放しつつ、少なくとも前記ヘッダハウジング内で液化した冷媒が溜まる可能性がある高さまでを封止することを特徴とする可変容量圧縮機。 - 前記制御弁が、前記主弁として、前記第1冷媒通路に形成された弁座と、付勢部材により閉弁方向に付勢された状態で前記弁座に下流側から接離する主弁体とを含み、前記副弁として、開弁方向へのソレノイド力を受けて前記主弁体を可動弁座として接離する筒状体からなり、その一方の開口部が前記主弁体に接離して開閉されるとともに、その開弁時には前記吐出室に開口した入口ポートに連通し、他方の開口部が前記クランク室に連通する連通ポートに連通する弁体であって、閉弁時にはソレノイド力を前記主弁体の開弁方向の付勢力として伝達可能な副弁体を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の可変容量圧縮機。
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