JP2002299281A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置及びその製造方法に関し、配線層
間の寄生容量を低減し、また、コンタクトホールの形成
が容易な配線層の側壁絶縁膜を有する半導体装置及びそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 基板10上に形成された配線層14と、
配線層14の上面上に形成されたキャップ絶縁膜22
と、配線層14及びキャップ絶縁膜22の側面部に形成
され、配線層14の側面部を覆う絶縁膜24,26,2
8の層数が、キャップ絶縁膜22の側面部を覆う絶縁膜
24,26の層数よりも多い側壁絶縁膜とを有する。配
線層14の側面部の側壁絶縁膜の膜厚を選択的に厚くで
き、配線層14と、側壁絶縁膜を介して配線層14に隣
接する電極32との間の寄生容量が大幅に低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に係り、特に、配線層間に微細なコンタクト
ホールを開口する場合に好適な配線層の側壁絶縁膜を有
する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM(Dynamic Random Access Memo
ry)は、1個のメモリセルが1個の転送トランジスタと
1個のキャパシタとにより構成され、小さい面積ですむ
ため、大容量化に適した半導体メモリである。近年の電
子機器等の情報処理量の増大に伴い、電子機器等に用い
られるDRAMは急速に微細化、大容量化が進行してい
る。
【0003】従来のDRAMの製造方法におけるビット
コンタクト形成までの工程について図12乃至図14を
用いて説明する。図12乃至図14は、従来のDRAM
の製造方法を示す工程断面図である。図12乃至図14
の各図は、DRAMのビット線方向に沿った断面図であ
る。
【0004】まず、シリコン基板100上に、例えば熱
酸化法により、例えば膜厚5nmのシリコン酸化膜より
なるゲート絶縁膜102を形成する。
【0005】次いで、全面に、例えばCVD(Chemical
Vapor Deposition)法により、例えば膜厚70nmの
アモルファスシリコン膜114と、例えば膜厚45nm
のタングステン膜106と、例えば膜厚200nmのシ
リコン窒化膜108とを順次堆積する。
【0006】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、これらの膜を同一の形状にパターニング
する。こうして、上面がシリコン窒化膜108で覆わ
れ、アモルファスシリコン膜104及びタングステン膜
106が積層されてなるゲート電極112を形成する。
【0007】次いで、ゲート電極112をマスクとして
イオン注入を行い、ゲート電極20の両側のシリコン基
板100中にソース/ドレイン拡散層114a、114
bを形成する(図12(a))。
【0008】こうして、シリコン基板上100上に、ゲ
ート電極112と、ソース/ドレイン拡散層114a、
114bとを有するメモリセルトランジスタを形成す
る。
【0009】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚20nmのシリコン窒化膜116を形成する
(図12(b))。
【0010】次いで、シリコン基板100が露出するま
で異方性エッチングを行い、ゲート電極112の側壁
に、シリコン窒化膜よりなるスペーサ絶縁膜118を形
成する(図12(c))。
【0011】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚15nmのシリコン窒化膜よりなるバリア絶
縁膜120を形成する(図13(a))。
【0012】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚約350nmのBPSG(Boro-Phospho-Sil
icate Glass)膜よりなる層間絶縁膜122を形成する
(図2(b))。
【0013】次いで、例えばリフロー法より層間絶縁膜
122の表面段差を緩和した後、例えばCMP(Chemic
al Mechanical Polishing、化学的機械的研磨)法によ
りシリコン窒化膜108が露出するまで表面を研磨し、
層間絶縁膜122の表面を平坦化する(図13
(c))。
【0014】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、層間絶縁膜122及びゲート絶縁膜10
2に、ソース/ドレイン拡散層114aに達するコンタ
クトホール124をゲート電極112及びバリア絶縁膜
120に自己整合で形成する(図14(a))。
【0015】次いで、層間絶縁膜122に開口されたコ
ンタクトホール124内に、アモルファスシリコンより
なるプラグ126を埋め込む(図14(b))。例え
ば、CVD法によりアモルファスシリコン膜を堆積した
後、シリコン窒化膜108が露出するまでこのアモルフ
ァスシリコン膜をエッチバックし、コンタクトホール1
24内にアモルファスシリコン膜を選択的に残存させ
る。こうして、コンタクトホール124内にプラグ12
6を形成する。
【0016】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えばシリコン酸化膜等よりなる層間絶縁膜128a、
128bを順次形成する。
【0017】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、プラグ126に達するコンタクトホール
130を層間絶縁膜128a、128bに形成する。
【0018】次いで、層間絶縁膜128b上に、コンタ
クトホール130を介してプラグ126に接続されたビ
ット線132を形成する(図14(c))。
【0019】このように、従来のDRAMの製造方法で
は、コンタクトホール130を開口するために、ゲート
電極112上に形成されたシリコン窒化膜108と、ゲ
ート電極112の側面部に形成されたスペーサ絶縁膜1
18及びバリア絶縁膜120とをストッパとして用い
る、いわゆる自己整合コンタクト技術が広く用いられて
いた。また、DRAMに限らず、SRAMその他のメモ
リデバイスやロジックデバイス等においても、このよう
な自己整合コンタクト技術が広く利用されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
半導体装置の高集積化に伴う微細化によって、ゲート電
極の側面部に形成されたスペーサ絶縁膜118及びバリ
ア絶縁膜120よりなる側壁絶縁膜の膜厚も薄くなって
いる。側壁絶縁膜の薄膜化は、配線間容量や配線と電極
プラグとの間の容量の増大を引き起こす。このため、ゲ
ート電極を構成する材料として比抵抗の低いメタル材料
を採用した場合であっても、これら寄生容量に起因する
信号遅延により、メタル材料のメリットを十分に生かす
ことはできなかった。
【0021】上述した課題を解決する方法としては、側
壁絶縁膜を形成する際に、その膜厚をできるだけ厚くす
ることが考えられる。しかしながら、単純に側壁絶縁膜
の膜厚を厚くしたのでは隣接する側壁絶縁膜間の間隙が
狭くなってしまい、配線間にコンタクトホールを形成す
ることが困難となる。すなわち、側壁絶縁膜の厚膜化を
図ると、例えば図15に示すように、バリア絶縁膜12
0間の間隙134が狭くなる。このため、このような微
細な間隙134では、間隙134底部のバリア絶縁膜1
20を除去してコンタクトホールを形成する際、エッチ
ングのための反応性ガスが間隙134の側部まで到達し
にくくなる。この結果、コンタクトホールの形成が困難
となる。
【0022】また、間隙134が狭くなるとプラグ12
6とビット線130とのコンタクト面積が減少すること
となり、コンタクト抵抗の上昇を招来することにもな
る。
【0023】さらには、実際の製造現場においては、製
造ばらつきを考慮したマージンを確保する必要がある。
したがって、間隙134が更に狭くなることも想定され
る。
【0024】本発明の目的は、配線層間の寄生容量を低
減し、また、コンタクトホールの形成が容易な配線層の
側壁絶縁膜を有する半導体装置及びその製造方法を提供
することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的は、基板上に形
成された配線層と、前記配線層の上面上に形成されたキ
ャップ絶縁膜と、前記配線層及び前記キャップ絶縁膜の
側面部に形成され、少なくとも3層以上の絶縁膜を有
し、前記配線層の前記側面部を覆う絶縁膜の層数が、前
記キャップ絶縁膜の前記側面部を覆う絶縁膜の層数より
も多い側壁絶縁膜とを有することを特徴とする半導体装
置によって達成される。
【0026】また、上記目的は、基板上に形成された配
線層と、前記配線層の上面上に形成されたキャップ絶縁
膜と、前記配線層及び前記キャップ絶縁膜の側面部に形
成され、誘電率が互いに異なる絶縁膜を含む少なくとも
3層以上の絶縁膜を有し、前記配線層の前記側面部を覆
う膜厚が前記キャップ絶縁膜の前記側面部を覆う膜厚よ
りも厚い側壁絶縁膜とを有することを特徴とする半導体
装置によっても達成される。
【0027】また、上記目的は、基板上に形成された配
線層と、前記配線層の上面上に形成されたキャップ絶縁
膜と、前記配線層及び前記キャップ絶縁膜の側面部に形
成され、前記キャップ絶縁膜とほぼ等しい高さを有する
第1の絶縁膜と、少なくとも前記配線層と同じ高さを有
する第2の絶縁膜とを有し、前記配線層の前記側面部を
覆う膜厚が前記キャップ絶縁膜の前記側面部を覆う膜厚
よりも厚い側壁絶縁膜とを有することを特徴とする半導
体装置によっても達成される。
【0028】また、上記目的は、基板上に、上面がキャ
ップ絶縁膜により覆われた配線層を形成する工程と、前
記キャップ絶縁膜及び前記配線層が形成された前記基板
上に、第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁
膜上に、前記第1の絶縁膜よりもエッチングレートの速
い第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜及
び前記第1の絶縁膜を異方性エッチングすることによ
り、前記配線層及び前記キャップ絶縁膜の側面部に前記
第1の絶縁膜を選択的に残存し、前記第1の絶縁膜の側
面部の下部領域に前記第2の絶縁膜を選択的に残存する
工程と、前記第1の絶縁膜の前記側面部の上部領域及び
前記第2の絶縁膜の側面部に接するように第3の絶縁膜
を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置
の製造方法によっても達成される。
【0029】また、上記目的は、基板上に、上面がキャ
ップ絶縁膜により覆われた配線層を形成する工程と、前
記キャップ絶縁膜及び前記配線層が形成された前記基板
上に、第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁
膜上に、前記第1の絶縁膜よりもエッチングレートの速
い第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜及
び前記第1の絶縁膜を異方性エッチングすることによ
り、前記配線層及び前記キャップ絶縁膜の側面部に前記
第1の絶縁膜を選択的に残存し、前記第1の絶縁膜の側
面部の上部領域における前記第2の絶縁膜の膜厚を選択
的に薄くする工程と、前記第1の絶縁膜の前記側面部の
上部領域及び前記第2の絶縁膜の側面部に接するように
第3の絶縁膜を形成する工程とを有することを特徴とす
る半導体装置の製造方法によっても達成される。
【0030】また、上記目的は、基板上に、上面がキャ
ップ絶縁膜により覆われた配線層を形成する工程と、前
記キャップ絶縁膜及び前記配線層が形成された前記基板
上に、第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁
膜を異方性エッチングし、前記第1の絶縁膜を前記配線
層の側面部に残存させるとともに、前記キャップ絶縁膜
の側面部の少なくとも一部を露出する工程と、前記第1
の絶縁膜の側面部及び前記キャップ絶縁膜の側面部に接
する第2の絶縁膜を形成する工程とを有することを特徴
とする半導体装置の製造方法によっても達成される。
【0031】なお、本明細書にいう「基板」とは、シリ
コン基板などの半導体基板そのもののみならず、トラン
ジスタ、配線層、絶縁膜等が形成された半導体基板をも
含むものである。
【0032】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態による半導体装置及びその製造方法について図1
乃至図4を用いて説明する。図1は、本実施形態による
半導体装置の構造を示す概略断面図、図2乃至図4は、
本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【0033】はじめに、本実施形態による半導体装置の
構造について図1を用いて説明する。
【0034】シリコン基板10上には、シリコン酸化膜
よりなるゲート絶縁膜12が形成されている。ゲート絶
縁膜12上には、上面がシリコン窒化膜よりなるキャッ
プ絶縁膜22により覆われたゲート電極14が形成され
ている。ゲート電極14は、アモルファスシリコン膜1
6及びタングステン膜18よりなる積層構造を有してい
る。ゲート電極14両側のシリコン基板10中には、ソ
ース/ドレイン拡散層20a、20bが形成されてい
る。こうして、ゲート電極14と、ソース/ドレイン拡
散層20a、20bとを有するメモリセルトランジスタ
が構成されている。
【0035】ゲート電極14及びキャップ絶縁膜22の
側面部には、シリコン窒化膜よりなるスペーサ絶縁膜2
4が形成されている。スペーサ絶縁膜24の側壁には、
その側面部の下部領域を選択的に覆う下部スペーサ絶縁
膜26が形成されている。下部スペーサ絶縁膜26の側
面部及び下部スペーサ絶縁膜26により覆われていない
領域のスペーサ絶縁膜24の側面部には、シリコン窒化
膜よりなるバリア絶縁膜28が形成されている。
【0036】ゲート電極14の周りは、キャップ絶縁膜
22とほぼ等しい高さのBPSGよりなる層間絶縁膜3
0が埋め込まれ、表面が平坦化されている。層間絶縁膜
30には、ソース/ドレイン拡散層20aに達するコン
タクトホール42が形成されている。コンタクトホール
42には、ソース/ドレイン拡散層20aに電気的に接
続されたプラグ32が埋め込まれている。キャップ絶縁
膜22及び層間絶縁膜30上には、シリコン酸化膜等よ
りなる層間絶縁膜34a、34bが形成されている。層
間絶縁膜34b上には、層間絶縁膜30に埋め込まれた
プラグ32を介してソース/ドレイン拡散層20aに電
気的に接続されたビット線36が形成されている。
【0037】このように、本実施形態による半導体装置
は、ゲート電極14の側面部を覆う側壁絶縁膜が、スペ
ーサ絶縁膜24、下部スペーサ絶縁膜26及びバリア絶
縁膜28とにより構成されていることに主たる特徴があ
る。このようにして側壁絶縁膜を構成することにより、
ゲート電極14近傍の側壁絶縁膜の膜厚を選択的に厚く
できるので、ゲート電極14とプラグ32との間の寄生
容量を低減することができる。また、下部スペーサ絶縁
膜26は、シリコン窒化膜よりも誘電率の小さいシリコ
ン窒化酸化膜により構成されているので、寄生容量を更
に低減することができる。また、エッチングガスがゲー
ト電極14間に入り込みやすくなるので、コンタクトホ
ール42を形成する際のエッチングを容易にすることが
できる。また、プラグ上面の面積を大きくすることがで
きるので、ビット線36等の上部配線との接続マージン
を大きくとることもできる。
【0038】なお、下部スペーサ絶縁膜26は、少なく
ともゲート電極14程度の高さを有することが望まし
い。下部スペーサ絶縁膜26を形成する意味は、ゲート
電極14とプラグ32との間の寄生容量を低減すること
と、コンタクトホールを形成したときにコンタクトホー
ル内にゲート電極14が露出するのを防止することにあ
る。したがって、下部スペーサ絶縁膜26の高さは、こ
れらの点を考慮したうえで、コンタクトホール42開口
の際の層間絶縁膜のエッチング条件やデザインルールに
応じて適宜制御することが望ましい。
【0039】次に、本実施形態による半導体装置の製造
方法について図2乃至図4を用いて説明する。図2乃至
図4の各図は、DRAMのビット線方向に沿った断面図
である。
【0040】まず、シリコン基板10上に、例えば熱酸
化法により、例えば膜厚5nmのシリコン酸化膜よりな
るゲート絶縁膜12を形成する。
【0041】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚70nmのアモルファスシリコン膜16と、
例えば膜厚45nmのタングステン膜18と、例えば膜
厚200nmのシリコン窒化膜よりなるキャップ絶縁膜
22とを順次堆積する。
【0042】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、これらの膜を同一の形状にパターニング
する。こうして、上面がキャップ絶縁膜22で覆われア
モルファスシリコン膜16及びタングステン膜18が積
層されてなるゲート電極14を形成する。この際、例え
ば0.13μmルールを想定し、0.13μm幅のゲー
ト電極14を、例えば0.13μm間隔で複数形成す
る。
【0043】なお、ゲート電極14を構成するアモルフ
ァスシリコン膜16は、厳密には後の熱工程において結
晶化して多結晶シリコン膜となる。但し、本明細書では
説明を簡便にするため、以降の説明においてもアモルフ
ァスシリコン膜16と表すものとする。
【0044】次いで、ゲート電極14をマスクとしてイ
オン注入を行い、ゲート電極14の両側のシリコン基板
10中にソース/ドレイン拡散層20a、20bを形成
する(図2(a))。
【0045】こうして、シリコン基板上10上に、ゲー
ト電極14、ソース/ドレイン拡散層20a、20bを
有するメモリセルトランジスタを形成する。
【0046】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚20nmのシリコン窒化膜38と、例えば膜
厚10nmのシリコン窒化酸化膜40とを順次形成する
(図2(b))。
【0047】なお、シリコン窒化膜38及びシリコン窒
化酸化膜40は、それぞれスペーサ絶縁膜24及び下部
スペーサ絶縁膜26となる膜である。これら絶縁膜は、
シリコン窒化膜及びシリコン窒化膜に限らず、上層の絶
縁膜が下層の絶縁膜よりもエッチングレートの速い膜と
なる組み合わせであれば、他の絶縁材料を適用してもよ
い。例えば、シリコン窒化酸化膜の代わりに、シリコン
酸化膜を適用することができる。
【0048】また、シリコン窒化膜38とシリコン窒化
酸化膜40とは、別々の炉内で成膜してもよいし、シリ
コン窒化膜38とシリコン窒化酸化膜40とを同一の炉
内で連続成長するようにしてもよい。連続成長すること
により、シリコン窒化膜38とシリコン窒化酸化膜40
との界面が清浄となり、また、製造工程数を削減する効
果もある。
【0049】次いで、シリコン窒化酸化膜40を、例え
ばRIE(Reactive Ion Etching)法により、シリコン
窒化膜38に対して選択的に異方性エッチングする。こ
うして、シリコン窒化酸化膜40を、シリコン窒化膜3
8の側壁部分のみに選択的に残存させる(図2
(c))。
【0050】なお、RIE法によりシリコン窒化酸化膜
40を異方性エッチングすることにより、シリコン窒化
酸化膜40の上面部は、ゲート電極14から離間するほ
どにその高さが低くなるように傾斜する。
【0051】次いで、シリコン窒化膜38を、例えばR
IE法により、キャップ絶縁膜22の表面が露出するま
で異方性エッチングする。このとき、シリコン窒化膜3
8をエッチングする条件として、シリコン窒化酸化膜4
0をもエッチングし、且つ、シリコン窒化酸化膜40の
エッチングレートがシリコン窒化膜38のエッチングレ
ートよりも速くなる条件を適用することにより、キャッ
プ絶縁膜22上及びゲート絶縁膜12上のシリコン窒化
膜38がエッチングされるとともに、シリコン窒化酸化
膜40の上端部もエッチングされる。
【0052】なお、シリコン窒化酸化膜40及びシリコ
ン窒化膜38のエッチングは、別々の条件でそれぞれ個
別に行ってもよいし、同一の条件で連続して行ってもよ
い。
【0053】こうして、ゲート電極14及びキャップ絶
縁膜22の側面部に、シリコン窒化膜38よりなるスペ
ーサ絶縁膜24と、シリコン窒化酸化膜40よりなる下
部スペーサ絶縁膜26とを形成する(図3(a))。な
お、残存する下部スペーサ絶縁膜26は、前述のよう
に、少なくともゲート電極14の高さと同程度の高さを
有することが望ましい。
【0054】上述のようにエッチングレートの違いを利
用してゲート電極14近傍の側壁を覆う下部スペーサ絶
縁膜26を形成して側壁絶縁膜の厚膜化を行うことによ
り、隣接する側壁絶縁膜間の間隙上部の幅を狭めること
なくゲート電極14の近傍の側壁絶縁膜を選択的に厚膜
化することができる。したがって、コンタクトホール4
2の形成が困難になることなく、ゲート電極14とプラ
グ32との間に生じる寄生容量の低減を図ることができ
る。また、下部スペーサ絶縁膜26の材質を、スペーサ
絶縁膜24やバリア絶縁膜28の材質よりも小さな誘電
率を有するものとすることができ、ゲート電極14とプ
ラグ32との間の寄生容量をさらに低減することができ
る。
【0055】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚15nmのシリコン窒化膜を堆積し、シリコ
ン窒化膜よりなるバリア絶縁膜28を形成する(図3
(b))。バリア絶縁膜28を構成する材料は、キャッ
プ絶縁膜22及びスペーサ絶縁膜24と同じ材料又はエ
ッチングレートがほぼ等しい材料にすることが望まし
い。こうすることで、後の工程でソース/ドレイン拡散
層20aに接続するプラグ32を埋め込むためのコンタ
クトホール42を自己整合的に形成することが可能とな
る。
【0056】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚約350nmのBPSG膜よりなる層間絶縁
膜30を形成する(図3(c))。次いで、例えばリフ
ロー法により層間絶縁膜30の表面段差を緩和した後、
例えばCMP法によりキャップ絶縁膜22が露出するま
で表面を研磨し、層間絶縁膜30の表面を平坦化する
(図4(a))。
【0057】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、層間絶縁膜30中に、ソース/ドレイン
拡散層20aに達するコンタクトホール42をゲート電
極14及びバリア絶縁膜28に自己整合で形成する(図
4(b))。このとき、側壁絶縁膜の上端部の間隙は底
部の間隙よりも広くなっているので、側壁絶縁膜の間隙
にエッチングガスが入り込みやすく、容易にコンタクト
ホール42を開口することができる。
【0058】次いで、層間絶縁膜30に開口されたコン
タクトホール42内に、例えばアモルファスシリコンよ
りなるプラグ32を埋め込む(図4(c))。例えば、
CVD法によりアモルファスシリコン膜を堆積した後、
キャップ絶縁膜22が露出するまでこのアモルファスシ
リコン膜をエッチバックし、コンタクトホール42内に
アモルファスシリコン膜を選択的に残存させる。こうし
て、コンタクトホール42内にプラグ32を形成する。
【0059】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えばシリコン酸化膜を堆積し、シリコン酸化膜よりな
る層間絶縁膜34a、34bを形成する。
【0060】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、プラグ32に達するコンタクトホールを
層間絶縁膜34a、34bに形成する。
【0061】次いで、層間絶縁膜34b上に、コンタク
トホールを介してプラグ32に電気的に接続する配線
(例えばビット線36)を形成する。こうして、図1に
示す構造を有する本実施形態による半導体装置を得る。
【0062】このように、本実施形態によれば、ゲート
電極14及びキャップ絶縁膜22の側面部を覆う側壁絶
縁膜の下部領域の膜厚を、下部スペーサ絶縁膜26によ
って選択的に厚くするので、ゲート電極14とプラグ3
2との間に生じる寄生容量を低減することができる。ま
た、下部スペーサ絶縁膜26はスペーサ絶縁膜24及び
バリア絶縁膜28を構成するシリコン窒化膜よりも誘電
率の低いシリコン窒化酸化膜により構成されているの
で、寄生容量を更に低減することができる。
【0063】また、隣接する側壁絶縁膜間の幅は、ゲー
ト電極14側よりもキャップ絶縁膜22側の方が広くな
っている。したがって、プラグ32を埋め込むためのコ
ンタクトホール42を容易に形成することができ、ま
た、ビット線36等の上部配線との接続マージンを大き
くとることもできる。また、キャップ絶縁膜22側の側
壁絶縁膜の膜厚を厚くしていないので、コンタクト抵抗
が上昇することもない。
【0064】なお、本実施形態では、下部スペーサ絶縁
膜26は、スペーサ絶縁膜24の側壁の下部領域のみを
選択的に覆うように形成しているが、例えば図5に示す
ように、下部スペーサ絶縁膜26をスペーサ絶縁膜24
の上端部分まで延在するように形成してもよい。この場
合、下部スペーサ絶縁膜26のキャップ絶縁膜22の上
方の側壁を覆う部分の膜厚が、ゲート電極14の側壁を
覆う部分の膜厚よりも薄くなっていることが必要であ
る。
【0065】下部スペーサ絶縁膜26のキャップ絶縁膜
22の上方の側壁を覆う部分の膜厚ゲート電極14の側
壁を覆う部分の膜厚に対する比は、コンタクトホール4
2のアスペクト比に応じ、コンタクトホール42を開口
することができる範囲で適宜設定することが望ましい。
なお、本願発明者が使用したRIE装置では、下部スペ
ーサ絶縁膜26のキャップ絶縁膜22の上方の側壁を覆
う部分の膜厚をゲート電極14の側壁を覆う部分の膜厚
の75%以下とすることで、コンタクトホール42を開
口することができた。
【0066】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法について図6乃至図9
を用いて説明する。図6は、本実施形態による半導体装
置の構造を示す断面図、図7乃至図9は、本実施形態に
よる半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。な
お、第1実施形態による半導体装置と同一の構成要素に
には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡略にす
る。
【0067】はじめに、本実施形態による半導体装置の
構造について図6を用いて説明する。
【0068】本実施形態による半導体装置は、第1実施
形態による半導体装置において、スペーサ絶縁膜を設け
ず、下部スペーサ絶縁膜及びバリア絶縁膜のみによって
側壁絶縁膜を形成していることに主たる特徴がある。
【0069】すなわち、図6に示すように、ゲート電極
14及びキャップ絶縁膜22の側壁には、その側面部の
下部領域を選択的に覆うシリコン窒化酸化膜よりなる下
部スペーサ絶縁膜44が形成されている。下部スペーサ
絶縁膜44の側面部及び下部スペーサ絶縁膜44により
覆われていない領域のキャップ絶縁膜22の側面部に
は、シリコン窒化膜よりなるバリア絶縁膜28が形成さ
れている。
【0070】このように、本実施形態による半導体装置
においても、ゲート電極14近傍の側壁絶縁膜の膜厚を
選択的に厚くできるので、ゲート電極14とプラグ32
との間の寄生容量を低減することができる。また、下部
スペーサ絶縁膜44は、シリコン窒化膜よりも誘電率の
小さいシリコン酸化膜により構成されているので、寄生
容量を更に低減することができる。また、エッチングガ
スがゲート電極14間に入り込みやすくなるので、コン
タクトホール42を形成する際のエッチングを容易にす
ることができる。また、プラグ上面の面積を大きくする
ことができるので、ビット線36等の上部配線との接続
マージンを大きくとることもできる。
【0071】なお、下部スペーサ絶縁膜44は、下部ス
ペーサ絶縁膜28の場合と同様に、少なくともゲート電
極14程度の高さを有することが望ましい。
【0072】次に、本実施形態による半導体装置の製造
方法について図7乃至図9を用いて説明する。図7乃至
図9の各図は、DRAMのビット線方向に沿った工程断
面図である。
【0073】まず、例えば第1実施形態と同様にして、
シリコン基板10上に、ゲート電極14と、ソース/ド
レイン拡散層20a、20bとを有するメモリセルトラ
ンジスタを形成する(図7(a))。
【0074】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚30nmのシリコン窒化酸化膜46を形成す
る(図7(b))。シリコン窒化酸化膜46は、下部ス
ペーサ絶縁膜44となる膜である。下部スペーサ絶縁膜
44を構成する材料は、キャップ絶縁膜22よりもエッ
チングレートが速い絶縁膜であればよく、シリコン窒化
酸化膜のほか、例えばシリコン酸化膜を適用することが
できる。
【0075】次いで、シリコン窒化酸化膜46を、例え
ばRIE法により、ゲート電極及びキャップ絶縁膜22
に対して選択的に異方性エッチングする。こうして、シ
リコン窒化酸化膜46を、ゲート電極14及びキャップ
絶縁膜22の側壁部分のみに選択的に残存させる(図7
(c))。
【0076】なお、RIE法によりシリコン窒化酸化膜
46を異方性エッチングすることにより、シリコン窒化
酸化膜46の上面部は、ゲート電極14から離間するほ
どにその高さが低くなるように傾斜する。
【0077】次いで、ゲート電極14及びキャップ絶縁
膜22の側壁部分に残存したシリコン窒化酸化膜46
を、例えばRIE法によりさらに異方性エッチングす
る。このとき、シリコン窒化酸化膜46をエッチングす
る条件としては、キャップ絶縁膜22に対して選択性の
高いエッチング条件を適用する。これにより、キャップ
絶縁膜22の上端部が僅かにエッチングされることもあ
るが、シリコン窒化酸化膜46の上端部を選択的にエッ
チングすることができる。こうして、ゲート電極14及
びキャップ絶縁膜22の側面部に、シリコン窒化酸化膜
46よりなる下部スペーサ絶縁膜44を形成する(図8
(a))。
【0078】なお、残存する下部スペーサ絶縁膜44
は、第1実施形態と同様に、少なくともゲート電極14
の高さと同程度の高さを有することが望ましい。
【0079】上述のようにエッチングレートの違いを利
用してゲート電極14近傍の側壁を覆う下部スペーサ絶
縁膜44を形成して側壁絶縁膜の厚膜化を行うことによ
り、隣接する側壁絶縁膜間の間隙上部の幅を狭めること
なくゲート電極14の近傍の側壁絶縁膜を選択的に厚膜
化することができる。したがって、コンタクトホール4
2の形成が困難になることなく、ゲート電極14とプラ
グ32との間に生じる寄生容量の低減を図ることができ
る。また、下部スペーサ絶縁膜44の材質は、バリア絶
縁膜28の材質よりも小さな誘電率を有するものとする
ことができ、ゲート電極14とプラグ32との間の寄生
容量をさらに低減することができる。
【0080】次に、全面に、例えばCVD法により、例
えば膜厚15nmのシリコン窒化膜よりなるバリア絶縁
膜28を形成する(図8(b))。
【0081】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚約350nmのBPSG膜よりなる層間絶縁
膜30を形成する(図8(c))。次いで、例えばリフ
ロー法により層間絶縁膜30の表面段差を緩和した後、
例えばCMP法によりキャップ絶縁膜22が露出するま
で表面を研磨し、層間絶縁膜30の表面を平坦化する
(図9(a))。
【0082】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、層間絶縁膜30中に、ソース/ドレイン
拡散層20aに達するコンタクトホール42を、ゲート
電極14及びバリア絶縁膜28に自己整合で形成する
(図4(b))。このとき、側壁絶縁膜の上端部の間隙
は底部の間隙よりも広くなっているので、側壁絶縁膜の
間隙にエッチングガスが入り込みやすく、容易にコンタ
クトホール42を開口することができる。
【0083】この後、第1実施形態と同様にして、アモ
ルファスシリコンよりなるプラグ32を埋め込む(図9
(c))。次いで、層間絶縁膜34a、34b及びプラ
グ32に電気的に接続するビット線36等の配線を形成
する。こうして、図6に示す構造を有する本実施形態に
よる半導体装置を得る。
【0084】このように、本実施形態によれば、ゲート
電極14及びキャップ絶縁膜22の側面部を覆う側壁絶
縁膜の下部領域の膜厚を、下部スペーサ絶縁膜44によ
って選択的に厚くするので、ゲート電極14とプラグ3
2との間に生じる寄生容量を低減することができる。ま
た、下部スペーサ絶縁膜44はバリア絶縁膜28を構成
するシリコン窒化膜よりも誘電率の低いシリコン窒化酸
化膜により構成されているので、寄生容量を更に低減す
ることができる。
【0085】また、隣接する側壁絶縁膜間の幅は、ゲー
ト電極14側よりもキャップ絶縁膜22側の方が広くな
っている。したがって、プラグ32を埋め込むためのコ
ンタクトホール42を容易に形成することができ、ま
た、ビット線36等の上部配線との接続マージンを大き
くとることもできる。また、キャップ絶縁膜22側の側
壁絶縁膜の膜厚を厚くしていないので、コンタクト抵抗
が上昇することもない。このとき、隣接するゲート電極
14及びキャップ絶縁膜22の側壁絶縁膜間の幅は、ゲ
ート電極14側よりもキャップ絶縁膜22側の方が広く
なっている。したがって、プラグ32を埋め込むコンタ
クトホール42を容易に形成することができ、また、ビ
ット線36等の上部配線との接続マージンを大きくとる
こともできる。また、キャップ絶縁膜22側の側壁絶縁
膜の膜厚を厚くしていないので、コンタクト抵抗が上昇
することもない。
【0086】[変形実施形態]本発明の上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。
【0087】例えば、上記実施形態では、下部スペーサ
絶縁膜26又は下部スペーサ絶縁膜44の形成後、バリ
ア絶縁膜28を形成しているが、コンタクトホール42
の開口後、プラグ32の形成前に、コンタクトホール4
2内のバリア絶縁膜28を選択的に除去するようにして
もよい。バリア絶縁膜28は、コンタクトホール42の
開口の際にストッパとして用いる膜であり、製造工程上
においては、コンタクトホール42の開口後は除去して
も差し支えない。
【0088】第1実施形態による半導体装置においてコ
ンタクトホール42内のバリア絶縁膜28を除去する
と、例えば図10に示すような断面構造となる。図示す
るように、バリア絶縁膜28を除去することによりコン
タクトホール42の径を広げることができるので、プラ
グ32自身の抵抗値及びビット線36やソース/ドレイ
ン拡散層20aに対するコンタクト抵抗を大幅に低減す
ることができる。
【0089】また、上記実施形態では、ゲート電極14
として、アモルファスシリコン膜16とタングステン膜
18との積層膜よりなる、いわゆるポリメタル構造を適
用した場合について示したが、ゲート電極14のパター
ニングの際のダメージを除去する等の観点から、アモル
ファスシリコン膜16の側壁部分に選択酸化膜を形成す
ることがある。このような構造のゲート電極を有する半
導体装置においても、本発明を適用することができる。
【0090】例えば、図11に示すように、アモルファ
スシリコン膜16と、バリアメタル層としての窒化タン
グステン膜17と、タングステン膜18との積層膜より
なり、アモルファスシリコン膜16の側壁部分に選択的
に形成されたシリコン酸化膜48を有するゲート電極1
4において、側壁絶縁膜を、スペーサ絶縁膜24、下部
スペーサ絶縁膜26及びバリア絶縁膜28により構成す
るようにしてもよい。側壁絶縁膜は、他の実施形態に示
した構造を適用することもできる。
【0091】また、ポリメタル構造のゲート電極に限ら
ず、多結晶シリコン膜の単層構造からなるゲート電極
や、多結晶シリコン膜とシリサイド膜との積層膜よりな
るポリサイド構造のゲート電極を有する半導体装置に適
用するようにしてもよい。
【0092】また、上記実施形態では、ゲート電極に自
己整合でコンタクトホールを形成する場合を例にして、
本発明による側壁絶縁膜の構造及び製造方法を示した
が、本発明は配線層の上面及び側壁に形成された絶縁膜
をストッパとして自己整合的にコンタクトホールを開口
する場合に広く適用することができる。したがって、ゲ
ート電極のみならず、ビット線や他の配線層に対して自
己整合でコンタクトホールを形成する場合にこれら配線
の側壁に形成する側壁絶縁膜の構造及び製造方法におい
ても、本発明を同様に適用することができる。
【0093】以上詳述したように、本発明による半導体
装置及びその製造方法の特徴をまとめると以下の通りと
なる。
【0094】(付記1) 基板上に形成された配線層
と、前記配線層の上面上に形成されたキャップ絶縁膜
と、前記配線層及び前記キャップ絶縁膜の側面部に形成
され、少なくとも3層以上の絶縁膜を有し、前記配線層
の前記側面部を覆う絶縁膜の層数が、前記キャップ絶縁
膜の前記側面部を覆う絶縁膜の層数よりも多い側壁絶縁
膜とを有することを特徴とする半導体装置。
【0095】(付記2) 基板上に形成された配線層
と、前記配線層の上面上に形成されたキャップ絶縁膜
と、前記配線層及び前記キャップ絶縁膜の側面部に形成
され、誘電率が互いに異なる絶縁膜を含む少なくとも3
層以上の絶縁膜を有し、前記配線層の前記側面部を覆う
膜厚が前記キャップ絶縁膜の前記側面部を覆う膜厚より
も厚い側壁絶縁膜とを有することを特徴とする半導体装
置。
【0096】(付記3) 基板上に形成された配線層
と、前記配線層の上面上に形成されたキャップ絶縁膜
と、前記配線層及び前記キャップ絶縁膜の側面部に形成
され、前記キャップ絶縁膜とほぼ等しい高さを有する第
1の絶縁膜と、少なくとも前記配線層と同じ高さを有す
る第2の絶縁膜とを有し、前記配線層の前記側面部を覆
う膜厚が前記キャップ絶縁膜の前記側面部を覆う膜厚よ
りも厚い側壁絶縁膜とを有することを特徴とする半導体
装置。
【0097】(付記4) 付記1又は2記載の半導体装
置において、前記側壁絶縁膜は、前記配線層及び前記キ
ャップ絶縁膜の前記側面部に接して設けられた第1の絶
縁膜と、前記第1の絶縁膜の側面部の下部領域に接して
設けられた第2の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜の前記側
面部の上部領域及び前記第2の絶縁膜の側面部に接して
設けられた第3の絶縁膜とを有することを特徴とする半
導体装置。
【0098】(付記5) 付記2記載の半導体装置にお
いて、前記側壁絶縁膜は、前記配線層及び前記キャップ
絶縁膜の前記側面部に接して設けられた第1の絶縁膜
と、前記第1の絶縁膜の側面部に接して設けられ、下部
領域の膜厚が上部領域の膜厚よりも厚い第2の絶縁膜
と、前記第2の絶縁膜の側面部に接して設けられた第3
の絶縁膜とを有することを特徴とする半導体装置。
【0099】(付記6) 付記3記載の半導体装置にお
いて、前記第1の絶縁膜は、前記配線層及び前記キャッ
プ絶縁膜の前記側面部に接して設けられ、前記第2の絶
縁膜は、前記第1の絶縁膜の側面部の下部領域に接して
設けられていることを特徴とする半導体装置。
【0100】(付記7) 付記3記載の半導体装置にお
いて、前記第2の絶縁膜は、前記配線層の前記側面部に
接して設けられ、前記第1の絶縁膜は、前記第2の絶縁
膜の側面部及び前記キャップ絶縁膜の前記側面部に接し
て設けられていることを特徴とする半導体装置。
【0101】(付記8) 付記3,4,6又は7記載の
半導体装置において、前記第2の絶縁膜は、前記配線層
から離間するほどに高さが低くなるように上面部が傾斜
していることを特徴とする半導体装置。
【0102】(付記9) 付記4乃至8のいずれかに記
載の半導体装置において、前記側壁絶縁膜は、前記配線
層の前記側面部の一部に形成された第4の絶縁膜を更に
有することを特徴とする半導体装置。
【0103】(付記10) 基板上に、上面がキャップ
絶縁膜により覆われた配線層を形成する工程と、前記キ
ャップ絶縁膜及び前記配線層が形成された前記基板上
に、第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜
上に、前記第1の絶縁膜よりもエッチングレートの速い
第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜及び
前記第1の絶縁膜を異方性エッチングすることにより、
前記配線層及び前記キャップ絶縁膜の側面部に前記第1
の絶縁膜を選択的に残存し、前記第1の絶縁膜の側面部
の下部領域に前記第2の絶縁膜を選択的に残存する工程
と、前記第1の絶縁膜の前記側面部の上部領域及び前記
第2の絶縁膜の側面部に接するように第3の絶縁膜を形
成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製
造方法。
【0104】(付記11) 基板上に、上面がキャップ
絶縁膜により覆われた配線層を形成する工程と、前記キ
ャップ絶縁膜及び前記配線層が形成された前記基板上
に、第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜
上に、前記第1の絶縁膜よりもエッチングレートの速い
第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜及び
前記第1の絶縁膜を異方性エッチングすることにより、
前記配線層及び前記キャップ絶縁膜の側面部に前記第1
の絶縁膜を選択的に残存し、前記第1の絶縁膜の側面部
の上部領域における前記第2の絶縁膜の膜厚を選択的に
薄くする工程と、前記第1の絶縁膜の前記側面部の上部
領域及び前記第2の絶縁膜の側面部に接するように第3
の絶縁膜を形成する工程とを有することを特徴とする半
導体装置の製造方法。
【0105】(付記12) 付記10又は11記載の半
導体装置の製造方法において、第4の絶縁膜を形成する
工程と、前記キャップ絶縁膜及び前記第1乃至前記第3
の絶縁膜をストッパとして、前記第4の絶縁膜及び前記
第3の絶縁膜を異方性エッチングし、前記第4の絶縁膜
及び前記第3の絶縁膜に、前記基板に達するコンタクト
ホールを形成する工程とを更に有することを特徴とする
半導体装置の製造方法。
【0106】(付記13) 付記12記載の半導体装置
の製造方法において、前記コンタクトホールを形成する
工程の後に、前記コンタクトホール内の前記第3の絶縁
膜を除去する工程を更に有することを特徴とする半導体
装置の製造方法。
【0107】(付記14) 基板上に、上面がキャップ
絶縁膜により覆われた配線層を形成する工程と、前記キ
ャップ絶縁膜及び前記配線層が形成された前記基板上
に、第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜
を異方性エッチングし、前記第1の絶縁膜を前記配線層
の側面部に残存させるとともに、前記キャップ絶縁膜の
側面部の少なくとも一部を露出する工程と、前記第1の
絶縁膜の側面部及び前記キャップ絶縁膜の側面部に接す
る第2の絶縁膜を形成する工程とを有することを特徴と
する半導体装置の製造方法。
【0108】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、配線層及
びその上面を覆うキャップ絶縁膜の側面部に、配線層の
側面部を覆う絶縁膜の層数が、キャップ絶縁膜の側面部
を覆う絶縁膜の層数よりも多い側壁絶縁膜を形成し、配
線層の側面部の側壁絶縁膜の膜厚を選択的に厚くするの
で、配線層と、側壁絶縁膜を介して配線層に隣接する電
極との間の寄生容量を大幅に低減することができる。ま
た、キャップ絶縁膜の側面部の側壁絶縁膜の膜厚が配線
層の側面部の側壁絶縁膜の膜厚よりも薄いので、配線層
間にコンタクトホールを形成する場合にも容易にエッチ
ングを行うことができる。
【0109】また、誘電率の異なる2層以上の絶縁膜に
より側壁絶縁膜を構成し、一の絶縁膜として誘電率の低
い絶縁膜を用い、この絶縁膜に配線層の側面部の膜厚を
選択的に厚くする機能及び寄生容量を低減する機能を持
たせることにより、他の一の絶縁膜として誘電率の高い
バリア絶縁膜を用いる場合であっても、配線層と、側壁
絶縁膜を介して配線層に隣接する電極との間の寄生容量
を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による半導体装置の構造
を示す概略断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図3】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図4】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その3)である。
【図5】本発明の第1実施形態の変形例による半導体装
置の構造を示す概略断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態による半導体装置の構造
を示す概略断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図8】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図9】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その3)である。
【図10】本発明の半導体装置においてバリア絶縁膜を
形成しない場合の構造を示す概略断面図である。
【図11】本発明の実施形態の変形例による半導体装置
の構造を示す概略断面図である。
【図12】従来のDRAMの製造方法におけるビットコ
ンタクト形成までの工程を示す工程断面図(その1)で
ある。
【図13】従来のDRAMの製造方法におけるビットコ
ンタクト形成までの工程を示す工程断面図(その2)で
ある。
【図14】従来のDRAMの製造方法におけるビットコ
ンタクト形成までの工程を示す工程断面図(その3)で
ある。
【図15】従来のDRAMのゲート電極配線における側
壁絶縁膜の厚膜化を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10…シリコン基板 12…ゲート絶縁膜 14…ゲート電極 16…アモルファスシリコン膜 17…窒化タングステン膜 18…タングステン膜 20a、20b…ソース/ドレイン拡散層 22…キャップ絶縁膜 24…スペーサ絶縁膜 26…下部スペーサ絶縁膜 28…バリア絶縁膜 30…層間絶縁膜 32…プラグ 34a、30b…層間絶縁膜 36…ビット線 38…シリコン窒化膜 40…シリコン窒化酸化膜 42…コンタクトホール 44…下部スペーサ絶縁膜 46…シリコン酸化膜 48…シリコン酸化膜 100…シリコン基板 102…ゲート絶縁膜 104…アモルファスシリコン膜 106…タングステン膜 108…シリコン窒化膜 112…ゲート電極 114a、114b…ソース/ドレイン拡散層 116…シリコン窒化膜 118…スペーサ絶縁膜 120…バリア絶縁膜 122…層間絶縁膜 124…コンタクトホール 126…プラグ 128a、128b…層間絶縁膜 130…コンタクトホール 132…ビット線 134…間隙
フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 BB01 CC01 CC05 DD02 DD04 DD06 DD08 DD12 DD16 DD17 DD18 DD26 DD43 DD63 DD72 DD78 DD83 DD91 EE03 EE05 EE09 EE14 EE16 EE17 FF13 FF14 GG09 GG16 HH14 HH16 5F033 HH04 HH07 HH19 HH21 HH25 HH32 JJ05 KK01 MM05 MM08 NN01 PP06 QQ06 QQ08 QQ09 QQ10 QQ13 QQ16 QQ21 QQ25 QQ31 QQ34 QQ35 QQ37 QQ48 QQ58 QQ65 QQ73 QQ76 RR04 RR06 RR08 RR15 SS11 SS27 TT02 TT07 TT08 VV06 VV16 XX01 XX09 XX24 5F083 AD01 GA03 JA35 JA39 JA40 JA53 JA56 MA05 MA06 MA20 PR29 PR39 PR40

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された配線層と、 前記配線層の上面上に形成されたキャップ絶縁膜と、 前記配線層及び前記キャップ絶縁膜の側面部に形成さ
    れ、少なくとも3層以上の絶縁膜を有し、前記配線層の
    前記側面部を覆う絶縁膜の層数が、前記キャップ絶縁膜
    の前記側面部を覆う絶縁膜の層数よりも多い側壁絶縁膜
    とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 基板上に形成された配線層と、 前記配線層の上面上に形成されたキャップ絶縁膜と、 前記配線層及び前記キャップ絶縁膜の側面部に形成さ
    れ、誘電率が互いに異なる絶縁膜を含む少なくとも3層
    以上の絶縁膜を有し、前記配線層の前記側面部を覆う膜
    厚が前記キャップ絶縁膜の前記側面部を覆う膜厚よりも
    厚い側壁絶縁膜とを有することを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 基板上に形成された配線層と、 前記配線層の上面上に形成されたキャップ絶縁膜と、 前記配線層及び前記キャップ絶縁膜の側面部に形成さ
    れ、前記キャップ絶縁膜とほぼ等しい高さを有する第1
    の絶縁膜と、少なくとも前記配線層と同じ高さを有する
    第2の絶縁膜とを有し、前記配線層の前記側面部を覆う
    膜厚が前記キャップ絶縁膜の前記側面部を覆う膜厚より
    も厚い側壁絶縁膜とを有することを特徴とする半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 基板上に、上面がキャップ絶縁膜により
    覆われた配線層を形成する工程と、 前記キャップ絶縁膜及び前記配線層が形成された前記基
    板上に、第1の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜上に、前記第1の絶縁膜よりもエッチ
    ングレートの速い第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜及び前記第1の絶縁膜を異方性エッチ
    ングすることにより、前記配線層及び前記キャップ絶縁
    膜の側面部に前記第1の絶縁膜を選択的に残存し、前記
    第1の絶縁膜の側面部の下部領域に前記第2の絶縁膜を
    選択的に残存する工程と、 前記第1の絶縁膜の前記側面部の上部領域及び前記第2
    の絶縁膜の側面部に接するように第3の絶縁膜を形成す
    る工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 基板上に、上面がキャップ絶縁膜により
    覆われた配線層を形成する工程と、 前記キャップ絶縁膜及び前記配線層が形成された前記基
    板上に、第1の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜上に、前記第1の絶縁膜よりもエッチ
    ングレートの速い第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜及び前記第1の絶縁膜を異方性エッチ
    ングすることにより、前記配線層及び前記キャップ絶縁
    膜の側面部に前記第1の絶縁膜を選択的に残存し、前記
    第1の絶縁膜の側面部の上部領域における前記第2の絶
    縁膜の膜厚を選択的に薄くする工程と、 前記第1の絶縁膜の前記側面部の上部領域及び前記第2
    の絶縁膜の側面部に接するように第3の絶縁膜を形成す
    る工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 基板上に、上面がキャップ絶縁膜により
    覆われた配線層を形成する工程と、 前記キャップ絶縁膜及び前記配線層が形成された前記基
    板上に、第1の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜を異方性エッチングし、前記第1の絶
    縁膜を前記配線層の側面部に残存させるとともに、前記
    キャップ絶縁膜の側面部の少なくとも一部を露出する工
    程と、 前記第1の絶縁膜の側面部及び前記キャップ絶縁膜の側
    面部に接する第2の絶縁膜を形成する工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
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