JPH1168101A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH1168101A
JPH1168101A JP22271697A JP22271697A JPH1168101A JP H1168101 A JPH1168101 A JP H1168101A JP 22271697 A JP22271697 A JP 22271697A JP 22271697 A JP22271697 A JP 22271697A JP H1168101 A JPH1168101 A JP H1168101A
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JP
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film
insulating film
gate electrode
source
semiconductor device
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JP22271697A
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English (en)
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Tetsuji Nagayama
哲治 長山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MOSトランジスタのソース・ドレインのリ
ーク電流を抑制し、ゲート電極とソース・ドレインの配
線間の所望の絶縁耐圧を確保できる、自己整合型コンタ
クト構成を採るMOSトランジスタを含む半導体装置お
よびその製造方法を提供する。 【解決手段】 ゲート電極部51をゲート酸化膜12、
ポリサイドゲート電極膜16、Si3 4 膜50で形成
し、ソース・ドレイン部3の半導体基板11表面および
ゲート電極部51側壁のゲート電極部51表面位置より
下方にTEOS膜52を形成し、Si3 4 膜を堆積
し、このSi3 4 膜およびTEOS膜52をエッチバ
ックして、TEOS膜52上を被覆したSi3 4 膜に
よるサイドウォール絶縁膜54を形成し、その後層間絶
縁膜21を堆積して、ソース・ドレイン部3のコンタク
トホール24を自己整合的に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、さらに詳しくは、MOSトランジス
タ部のソース・ドレイン部の自己整合型コンタクトホー
ル部の構造に特徴を有する半導体装置およびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化、高速化に
伴い、半導体製造工程の加工寸法ルールがますます微細
化し、更に配線容量の増加抑止、低抵抗率のゲート電極
や配線の使用等が要望されている。このような要望によ
り、半導体装置を構成する素子間等を接続するためのコ
ンタクトホールは、膜厚の厚い層間絶縁膜に微細なコン
タクトホールの開口形成、即ちコンタクトホールの深さ
とコンタクトホール径の比、所謂アスペクト比の大きい
コンタクトホール形成が不可欠となる。この微細なコン
タクトホールを形成するために、高解像度の露光装置
や、高解像度のフォトレジストや、異方性の良いエッチ
ング装置の開発等が要望されている。また、コンタクト
ホールのパターニングの位置精度も半導体装置の高集積
化に重要な要因になっている。この位置精度を決めてい
るのが、露光装置のパターン合わせ精度であり、従って
半導体装置の高集積化を目指す露光装置としては、当然
のことながら、高解像度が良く、パターン合わせ精度が
良いことが望まれている。
【0003】一方、現状の露光装置のパターン合わせ精
度の不十分さを考慮した上で、半導体装置の高集積化を
進めるための、コンタクトホール形成のプロセス技術の
一つとして、自己整合型コンタクト(Self Ali
gned Contact)技術がある。ここで、従来
例の自己整合型コンタクト構成を採るMOSトランジス
タを含む半導体装置およびその製造方法の一つの例を、
図5を参照して説明する。まず、図5に示すように、素
子分離領域等を形成した半導体基板11にMOSトラン
ジスタ部1のゲート酸化膜12、不純物を含むポリシリ
コン膜13、WSi2 膜14、CVDSiO2 膜15を
堆積し、このCVDSiO2 膜15/WSi膜14/ポ
リシリコン膜13/ゲート酸化膜12をパターニングし
て、ポリシリコン膜13とWSi2 膜14とによるポリ
サイドゲート電極膜16のゲート電極を含むゲート電極
部2を形成する。
【0004】次に、MOSトランジスタ部1のドレイン
耐圧向上のためのLDD(Lightly Doped
Drain)層17をイオン注入法を用いて形成し、
その後CVD法によりCVDSiO2 膜を堆積した後、
CVDSiO2 膜のエッチバックを行ってゲート電極部
2側壁にCVDSiO2 膜によるサイドウォール酸化膜
18を形成する。その後、イオン注入法を用いて、MO
Sトランジスタ部1のソース・ドレイン部3に高濃度の
不純物をイオン注入して、LDD層17を持つソース・
ドレイン層19を形成する。
【0005】次に、Si3 4 膜20を堆積し、更にB
PSG(Boro−PhosphoSilicate
Glass)等による層間絶縁膜21を堆積する。次
に、MOSトランジスタ部1のソース・ドレイン層19
に接続させる配線用のコンタクトホールを形成するため
に、まずフォトレジスト22を塗布し、このフォトレジ
スト22をパターニングして、フォトレジスト22にコ
ンタクトホール用の開口23を形成する。このコンタク
トホールの開口23の大きさは、上述したサイドウォー
ル酸化膜18底部で制限された高濃度のソース・ドレイ
ン層19の大きさより、露光装置のパターン合わせ精度
の寸法分だけ外周を広げた開口23となっている。
【0006】次に、パターニングしたフォトレジスト2
2をマスクとして、異方性プラズマエッチング法によ
り、層間絶縁膜21およびSi3 4 膜20をエッチン
グしてコンタクトホール24を形成する。この際の異方
性プラズマエッチングは、層間絶縁膜21とSi3 4
膜20のエッチング選択比の大きいエッチング装置およ
びエッチング条件にて行い、ソース・ドレイン層19上
の層間絶縁膜21がエッチングされるまで、サイドウォ
ール酸化膜18上のSi3 4 膜20が除去されずに残
るようにし、ソース・ドレイン層19上のSi3 4
20のエッチング時にサイドウォール酸化膜18上のS
3 4 膜20もエッチングされるようにする。上述し
た方法により、MOSトランジスタ部1のソース・ドレ
イン部2のコンタクトホール24を形成すれば、露光装
置のパターン合わせ精度が不十分であっても、コンタク
トホール24底部はサイドウォール酸化膜18底部によ
り制限された、ソース・ドレイン層19の所望のコンタ
クト位置に形成される。この様にして、コンタクトホー
ル24が自己整合的に形成される。
【0007】その後は、図示は省略したが、配線とする
金属膜を堆積し、パターニングして配線を形成し、その
後パッシベーション膜の堆積、パッド部の開口形成等を
行って、自己整合型コンタクト構成を採るMOSトラン
ジスタを含む半導体装置を作製する。
【0008】しかしながら、上述した自己整合型コンタ
クト構成を採るMOSトランジスタを含む半導体装置お
よびその製造方法は、コンタクトホール24形成工程に
おいて、異方性プラズマエッチングにおける層間絶縁膜
21とSi3 4 膜20との選択比が十分大きくするこ
とが困難で、その為ソース・ドレイン層19上のSi3
4 膜20のエッチングが開始される以前に、サイドウ
ォール酸化膜18上のSi3 4 膜20が進み、ソース
・ドレイン層19上のSi3 4 膜20のエッチングが
終了時点では、サイドウォール酸化膜18上のSi3
4 膜20だけでなく、このSi3 4 膜20下のサイド
ウォール酸化膜18がエッチングされて、ポリサイドゲ
ート電極膜16を被覆しているサイドウォール酸化膜1
8の膜厚が薄くなり、コンタクトホール24部に形成さ
れる配線とポリサイドゲート電極膜16との間で、所定
の絶縁耐圧を確保することが出来ないという問題が発生
する虞がある。
【0009】次に、上述したコンタクトホール24部に
形成される配線とポリサイドゲート電極16との絶縁耐
圧の低下を防止した、従来例の自己整合型コンタクト構
成を採るMOSトランジスタを含む半導体装置およびそ
の製造方法の他の例を、図6を参照して説明する。この
半導体装置は、図6に示すように、素子分離領域等を形
成した半導体基板11にMOSトランジスタ部1のゲー
ト酸化膜12、不純物を含むポリシリコン膜13、WS
2 膜14、Si3 4 膜30を形成し、このSi3
4 膜30/WSi2 膜14/ポリシリコン膜13/ゲー
ト酸化膜12をパターニングして、ポリシリコン膜13
とWSi2 膜14とによるポリサイドゲート電極膜16
のゲート電極を含むゲート電極部31を形成する。次
に、LDD層17をイオン注入法を用いて形成し、その
後CVD法によりSi3 4 膜を堆積した後、エッチバ
ックを行ってゲート電極部31側壁に、Si3 4 膜に
よるサイドウォール絶縁膜32を形成する。その後、イ
オン注入法を用いて、MOSトランジスタ部1に高濃度
の不純物をイオン注入して、LDD層17を持つソース
・ドレイン層19を形成する。
【0010】次に、BPSG等による層間絶縁膜21を
堆積し、この層間絶縁膜21上にフォトレジスト22を
塗布し、このフォトレジスト22をパターニングして、
フォトレジスト22にコンタクトホール用の開口23を
形成する。その後、パターニングしたフォトレジスト2
2をマスクとして、異方性プラズマエッチング法によ
り、層間絶縁膜21をエッチングしてコンタクトホール
24を形成する。上述した方法により、MOSトランジ
スタ部1のソース・ドレイン層19のコンタクトホール
24を形成すれば、露光装置のパターン合わせ精度が不
十分であっても、コンタクトホール24底部はサイドウ
ォール絶縁膜32底部により制限された、ソース・ドレ
イン層19の所望のコンタクト位置となる。この様にし
て、コンタクトホール24が自己整合的に形成される。
【0011】その後は、図示は省略したが、配線とする
金属膜を堆積し、パターニングして配線を形成し、その
後パッシベーション膜の堆積、パッド部の開口形成等を
行って、自己整合型コンタクト構成を採るMOSトラン
ジスタを含む半導体装置を作製する。
【0012】上述した自己整合型コンタクト構成を採る
MOSトランジスタを含む半導体装置およびその製造方
法は、コンタクトホール24形成工程での、異方性プラ
ズマエッチングにおける層間絶縁膜21とサイドウォー
ル絶縁膜32になるSi3 4 膜との選択比がある程度
大きければ、サイドウォール絶縁膜32の膜減りが殆ど
なく、ソース・ドレイン層19の配線とポリサイドゲー
ト電極膜16間の所望の絶縁耐圧を確保できる。しかし
ながら、この半導体装置はLDD層17を持つソース・
ドレイン層19表面がSi3 4 膜によるサイドウォー
ル絶縁膜32と接する構造となっているので、この部分
の界面凖位密度が大きく、ソース・ドレイン層19と半
導体基板11間やソース・ドレイン層19間のリーク電
流が増加するという問題が発生する虞がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した半
導体装置およびその製造方法における問題点を解決する
ことをその目的とする。即ち本発明の課題は、MOSト
ランジスタのソース・ドレインのリーク電流を抑制し、
ゲート電極とソース・ドレインの配線間の所望の絶縁耐
圧を確保できる、自己整合型コンタクト構成を採るMO
Sトランジスタを含む半導体装置およびその製造方法を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
上述の課題を解決するために提案するものであり、自己
整合型コンタクト構成を採るMOSトランジスタを含む
半導体装置において、半導体基板上のゲート酸化膜、ゲ
ート電極膜および第1の絶縁膜とで構成するMOSトラ
ンジスタのゲート電極部と、ゲート電極部側壁に設けら
れた、少なくとも前記半導体基板表面に接する第2の絶
縁膜と第2の絶縁膜上を被覆する第3の絶縁膜とで構成
されたサイドウォール絶縁膜とを有することを特徴とす
るものである。
【0015】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
自己整合型コンタクト構成を採るMOSトランジスタを
含む半導体装置の製造方法において、半導体基板上にゲ
ート酸化膜、ゲート電極膜および第1の絶縁膜とで構成
するMOSトランジスタのゲート電極部を形成する工程
と、第2の絶縁膜を堆積する工程と、表面が平坦となる
塗布膜を形成し、塗布膜をエッチバックしてMOSトラ
ンジスタのソース・ドレイン部に塗布膜を残存させる工
程と、第2の絶縁膜をエッチングし、少なくともゲート
電極部側壁の前記第2の絶縁膜の上部位置を、ゲート電
極部表面位置より下方で、半導体基板表面よりは上方に
ある位置にする第2の絶縁膜のエッチング工程と、第3
の絶縁膜を堆積し、第3の絶縁膜およびソース・ドレイ
ン部の第2の絶縁膜をエッチバックして、ゲート電極部
側壁に第3の絶縁膜および第2の絶縁膜とで構成される
サイドウォール絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜を
堆積する工程と、層間絶縁膜に、MOSトランジスタの
ソース・ドレイン部の自己整合型コンタクトホールを形
成する工程とを有することを特徴とするものである。
【0016】更に、本発明の半導体装置の製造方法は、
自己整合型コンタクト構成を採るMOSトランジスタを
含む半導体装置の製造方法において、半導体基板上にゲ
ート酸化膜、ゲート電極膜および第1の絶縁膜とで構成
するMOSトランジスタのゲート電極部を形成する工程
と、表面が平坦となる第2の絶縁膜を形成し、第2の絶
縁膜をエッチバックして、MOSトランジスタのソース
・ドレイン部に、薄い第2の絶縁膜を残存させる工程
と、第3の絶縁膜を堆積し、第3の絶縁膜およびソース
・ドレイン部の薄い第2の絶縁膜をエッチバックして、
ゲート電極部側壁に第3の絶縁膜および薄い第2の絶縁
膜とで構成されるサイドウォール絶縁膜を形成する工程
と、層間絶縁膜を堆積する工程と、層間絶縁膜に、MO
Sトランジスタのソース・ドレイン部の自己整合型コン
タクトホールを形成する工程とを有することを特徴とす
るものである。
【0017】本発明によれば、MOSトランジスタのゲ
ート電極膜上にSi3 4 膜による第1の絶縁膜のある
ゲート電極部側壁のサイドウォール絶縁膜を、少なくと
も半導体基板表面に接する部分のSiO2 膜による第2
の絶縁膜と、このSiO2 膜上を被覆するSi3 4
による第3の絶縁膜とで構成したサイドウォール絶縁膜
とすることにより、MOSトランジスタのソース・ドレ
イン部の層間絶縁膜への自己整合型コンタクトホールを
形成する際に、サイドウォール絶縁膜の膜減りを抑える
ことができる。従って、自己整合型コンタクトホールに
形成されるソース・ドレイン層への配線とゲート電極間
の所望の絶縁耐圧が確保できる。また、LDD層を持つ
ソース・ドレイン層表面はSiO2 膜と接することによ
り、界面凖位密度が小さくなり、ソース・ドレイン層と
半導体基板間およびソース・ドレイン層間のリーク電流
を小さくすることができる。上述した効果により、特性
の良い、高集積化した半導体装置の作製が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例につき、添付図
面を参照して説明する。なお従来技術の説明で参照した
図5および図6中の構成部分と同様の構成部分には、同
一の参照符号を付すものとする。
【0019】実施例1 本実施例は自己整合型コンタクト構成を採るMOSトラ
ンジスタを含む半導体装置およびその製造方法に本発明
を適用した例であり、これを図1および図2を参照して
説明する。まず、図1(a)に示すように、素子分離領
域等の形成された半導体基板、例えばP型の半導体基板
11表面に、熱酸化法により、膜厚約10nm程度のゲ
ート酸化膜12を形成する。その後ゲート電極膜、例え
ば減圧CVD法により、不純物をドープした膜厚約10
0nm程度のポリシリコン膜13と、例えばプラズマC
VD法により、膜厚約100nm程度のWSi2 膜14
とによる、所謂ポリサイドゲート電極膜16を堆積し
て、更に第1の絶縁膜、例えば減圧CVD法により、膜
厚約150nm程度のSi3 4 膜50を堆積する。
【0020】次に、Si3 4 膜50/WSi2 膜14
/ポリシリコン膜13/ゲート酸化膜12をパターニン
グして、ポリシリコン膜13とWSi2 膜14とから成
るポリサイドゲート電極膜16のゲート電極を含む、M
OSトランジスタ部1のゲート電極部51を形成する。
その後、イオン注入法を用い、例えばAsイオンを半導
体基板11表面にイオン注入し、MOSトランジスタ部
1のソース・ドレイン部3に低濃度のN型不純物層であ
るLDD層17を形成する。
【0021】次に、図1(b)に示すように、第2の絶
縁膜、例えばTEOS(Tetraethyl ort
hosilicate)ガスとO2 ガスを用いた減圧C
VD法で形成する酸化膜、所謂TEOS膜52を膜厚約
10nm程度堆積する。その後、表面が平坦となる塗布
膜、例えばフォトレジスト53を膜厚約700nm程度
塗布し、このフォトレジスト53を膜厚約400nm程
度エッチバックして、ソース・ドレイン部3にフォトレ
ジスト53を残存させる。なお、上述したフォトレジス
ト53として、例えば東京応化製i線ポジレジスト(商
品名:THMR−iP3300)を使用した時の、EC
Rエッチング装置によるフォトレジスト53のエッチバ
ック条件としては、例えば下記のようなものである。 〔フォトレジスト53のエッチバック条件〕 O2 ガス流量 : 30 sccm Arガス流量 : 200 sccm 圧力 : 1.0 Pa マイクロ波パワー : 900 W RFパワー : 100 W(800kHz) 温度 : 20 ℃
【0022】次に、図1(c)に示すように、例えばE
CRエッチング装置を用いて、TEOS膜52をエッチ
ングし、少なくともゲート電極部51側壁のTEOS膜
52の上部位置を、ゲート電極部51表面位置、即ちS
3 4 膜50表面より下方で、半導体基板11表面よ
りは上方にある位置、例えばポリサイドゲート電極膜1
6表面の位置程度とするTEOS膜52のエッチングを
行う。なお、このECRエッチング装置によるTEOS
膜52のエッチング条件は、例えば下記のようなもので
ある。 〔TEOS膜52のエッチング条件〕 C4 8 ガス流量 : 50 sccm Heガス流量 : 100 sccm 圧力 : 0.4 Pa マイクロ波パワー : 1400 W RFパワー : 200 W(800kHz) 温度 : 20 ℃
【0023】次に、図2(d)に示すように、MOSト
ランジスタ部1のソース・ドレイン部3にあるフォトレ
ジスト53を、例えば平行平板型アッシング装置により
除去する。なお、この平行平板型アッシング装置による
フォトレジスト53のアッシング条件は、例えば下記の
ようなものである。 〔フォトレジスト53のアッシング条件〕 O2 ガス流量 : 12 slm 圧力 : 4 kPa RFパワー : 700 W(13.56MHz) 温度 : 250 ℃
【0024】なお、図2(d)に示すMOSトランジス
タ部1の構造、即ちゲート電極部51側壁およびソース
・ドレイン部3の半導体基板11表面部にTEOS膜5
2を形成するための他の方法、例えばTEOS膜52の
堆積後に、表面が平坦となる塗布膜をフォトレジスト5
3の代わりにSOG(Spin−on−glass)膜
を用い、SOG膜とTEOS膜52をエッチバックし、
この時のSOG膜とTEOS膜52のエッチング選択比
を利用して、図2(d)に示すようなMOSトランジス
タ部1の構造を形成する方法を採ってもよい。上記の方
法においては、SOG膜とTEOS膜52との小さなエ
ッチング選択比により、ソース・ドレイン部3のTEO
S膜52上のSOG膜を全て除去した段階で、ゲート電
極部51側壁にTEOS膜52が残存した状態となるの
で、図2(d)に示すようなMOSトランジスタ部1の
構造となる。なお、この方法においては、ソース・ドレ
イン部3のTEOS膜52上のSOG膜を全て除去する
以前にエッチバックを停止し、TEOS膜52上に薄い
SOG膜を残存させてもよい。
【0025】次に、図2(e)に示すように、第3の絶
縁膜、例えば減圧CVD法によるSi3 4 膜を膜厚約
150nm程度堆積し、その後異方性プラズマエッチン
グ装置、例えばECRエッチング装置を用いて、このS
3 4 膜およびTEOS膜52のエッチバックを行
い、TEOS膜52とTEOS膜52上を被覆する第3
の絶縁膜であるSi3 4 膜とで構成されたサイドウォ
ール絶縁膜54を形成する。なお、このECRエッチン
グ装置によるサイドウォール絶縁膜54形成時のエッチ
ング条件は、例えば下記のようなものである。 〔サイドウォール絶縁膜54形成時のエッチング条件〕 CHF3 ガス流量 : 50 sccm O2 ガス流量 : 10 sccm 圧力 : 0.4 Pa マイクロ波パワー : 1000 W RFパワー : 100 W(800kHz) 温度 : 20 ℃
【0026】次に、イオン注入法を用い、ソース・ドレ
イン部3に、例えばN型不純物とするAsイオンを注入
して、高濃度のN型不純物のドープされたソース・ドレ
イン層19を形成する。その後LDD層17およびソー
ス・ドレイン層19の注入イオンの活性化のための熱処
理を行う。
【0027】次に、図2(f)に示すように、常圧CV
D法により、BPSG等による層間絶縁膜21を膜厚約
600nm程度堆積し、その後熱処理炉により、温度約
900℃で層間絶縁膜21のリフロー処理をする。次
に、MOSトランジスタ1のソース・ドレイン層19に
接続させる配線用のコンタクトホールを形成するため
に、まずフォトレジスト22を塗布し、このフォトレジ
スト22をパターニングして、フォトレジスト22にコ
ンタクトホール用の開口23を形成する。このコンタク
トホールの開口23の大きさは、上述したサイドウォー
ル絶縁膜54底部で制限された高濃度のソース・ドレイ
ン層19の大きさより、露光装置のパターン合わせ精度
の寸法分だけ外周を広げた開口23となっている。例え
ば、サイドウォール絶縁膜54底部で制限された高濃度
のソース・ドレイン層19幅が0.25μmの時は、フ
ォトレジスト22の開口23幅は、露光装置のパターン
合わせ精度の寸法分、例えば0.02μmだけ外周を広
げ、0.29μmとする。
【0028】次に、パターニングしたフォトレジスト2
2をマスクとして、例えばECRエッチング装置を用
い、層間絶縁膜21のエッチングを行ってソース・ドレ
イン部3のコンタクトホール24を形成する。なお、こ
のECRエッチング装置による層間絶縁膜21のエッチ
ング条件は、例えば下記のようなものである。 〔層間絶縁膜21のエッチング条件〕 C4 8 ガス流量 : 40 sccm CH2 2 ガス流量 : 10 sccm 圧力 : 0.27 Pa マイクロ波パワー : 1200 W RFパワー : 200 W(800kHz) 温度 : 20 ℃
【0029】上述したBPSG等による層間絶縁膜21
のエッチング条件においては、層間絶縁膜21と、大部
分がSi3 4 膜で構成されたサイドウォール絶縁膜5
4やSi3 4 膜50とのエッチング選択比が大きいの
で、ソース・ドレイン層19上の層間絶縁膜21がエッ
チングされるまで、サイドウォール絶縁膜54やSi3
4 膜50はほとんどエッチングされない。この様にし
て、MOSトランジスタ部1のソース・ドレイン部3の
コンタクトホール24を形成すれば、露光装置のパター
ン合わせ精度が不十分であっても、コンタクトホール2
4底部はサイドウォール絶縁膜54底部により制限され
た、ソース・ドレイン層19の所望のコンタクト位置に
形成される。この様にして、コンタクトホール24が自
己整合的に形成される。
【0030】その後は、図示は省略したが、配線とする
金属膜を堆積し、パターニングして配線を形成し、その
後パッシベーション膜の堆積、パッド部の開口形成等を
行って、自己整合型コンタクト構成を採るMOSトラン
ジスタを含む半導体装置を作製する。
【0031】上述した自己整合型コンタクト構成を採る
MOSトランジスタを含む半導体装置およびその製造方
法においては、MOSトランジスタ部1のゲート電極部
51をゲート酸化膜12、ポリサイドゲート電極膜16
およびSi3 4 膜50とし、少なくとも半導体基板1
1表面に接する部分のTEOS膜52とこのTEOS膜
52上を被覆するSi3 4 膜とで構成するサイドウォ
ール絶縁膜54としたことにより、MOSトランジスタ
部1のソース・ドレイン層19の自己整合型のコンタク
トホール24形成時に、ポリサイドゲート電極膜16上
のSi3 4 膜50やサイドウォール絶縁膜54の膜減
りがほとんど無い。
【0032】従って、自己整合型のコンタクトホール2
4に形成されるソース・ドレイン層への配線と、ポリサ
イドゲート電極膜16で形成されるゲート電極との間の
所望の絶縁耐圧が確保できる。また、LDD層17表面
やソース・ドレイン層19表面に接するサイドウォール
絶縁膜54はTEOS膜52になっているため、界面凖
位密度が小さくなり、ソース・ドレイン層19と半導体
基板11間およびソース・ドレイン層19間のリーク電
流を小さくすることができる。上述のような効果によ
り、特性の良い、高集積化した半導体装置の作製が可能
となる。
【0033】実施例2 本実施例は自己整合型コンタクト構成を採るMOSトラ
ンジスタを含む半導体装置およびその製造方法に本発明
を適用した例であり、これを図3および図4を参照して
説明する。まず、図3(a)に示すように、実施例1と
同様にしてMOSトランジスタ部1にゲート電極部51
やLDD層17を形成する。
【0034】次に、図3(b)に示すように、表面が平
坦となる第2の絶縁膜、例えば東京応化製のSOG膜
(商品名:OCDType2)60をスピンコーティン
グ法により約600nm程度の膜厚で塗布し、その後約
150℃でベーキングする。
【0035】次に、図3(c)に示すように、例えばヘ
リコン波エッチング装置を用いてSOG膜60をエッチ
バックし、ソース・ドレイン部3に約20nm程度のS
OG膜60を残存させる。なお、ヘリコン波エッチング
装置によるSOG膜60のエッチバック条件は、例えば
下記のようなものである。 〔SOG膜60のエッチバック条件〕 C4 8 ガス流量 : 50 sccm Heガス流量 : 20 sccm 圧力 : 0.3 Pa ソースパワー : 1000 W(13.56MHz) RFパワー : 160 W(400kHz) 温度 : 20 ℃
【0036】次に、熱処理炉により温度約750℃で熱
処理して、SOG膜60を焼成して良質なSiO2 膜と
すると同時にソース・ドレイン部3の半導体基板11表
面を安定化させて界面準位濃度を低下させる。
【0037】次に、図4(d)に示すように、第3の絶
縁膜、例えば減圧CVD法によるSi3 4 膜を膜厚約
150nm程度堆積し、その後異方性プラズマエッチン
グ装置、例えばヘリコン波エッチング装置を用いて、こ
のSi3 4 膜およびSOG膜60のエッチバックを行
い、SOG膜60とSOG膜60上を被覆する第3の絶
縁膜であるSi3 4 膜とで構成されたサイドウォール
絶縁膜61を形成する。なお、このヘリコン波エッチン
グ装置によるサイドウォール絶縁膜61形成時のエッチ
ング条件は、例えば下記のようなものである。 〔サイドウォール絶縁膜61形成時のエッチング条件〕 CHF3 ガス流量 : 30 sccm O2 ガス流量 : 10 sccm 圧力 : 0.4 Pa ソースパワー : 1000 W(13.56MHz) RFパワー : 100 W(400kHz) 温度 : 20 ℃
【0038】次に、イオン注入法を用い、ソース・ドレ
イン部3に、例えばN型不純物とするAsイオンを注入
して、高濃度のN型不純物のドープされたソース・ドレ
イン層19を形成する。その後LDD層17およびソー
ス・ドレイン層19の注入イオンの活性化のための熱処
理を行う。
【0039】次に、図4(e)に示すように、常圧CV
D法により、BPSG等による層間絶縁膜21を膜厚約
600nm程度堆積し、その後熱処理炉により、温度約
900℃で層間絶縁膜21のリフロー処理をする。次
に、MOSトランジスタ部1のソース・ドレイン層19
に接続させる配線のコンタクトホールを形成するため
に、まずフォトレジスト22を塗布し、このフォトレジ
スト22をパターニングして、フォトレジスト22にコ
ンタクトホール用の開口23を形成する。このコンタク
トホールの開口23の大きさは、上述したサイドウォー
ル絶縁膜61底部で制限された高濃度のソース・ドレイ
ン層19の大きさより、露光装置のパターン合わせ精度
の寸法分だけ外周を広げた開口23となっている。例え
ば、サイドウォール絶縁膜61底部で制限された高濃度
のソース・ドレイン層19幅が0.25μmの時は、フ
ォトレジスト22の開口23幅は、露光装置のパターン
合わせ精度の寸法分、例えば0.02μmだけ外周を広
げ、0.29μmとする。
【0040】次に、パターニングしたフォトレジスト2
2をマスクとして、例えばマグネトロン型RIE装置を
用い、層間絶縁膜21のエッチングを行ってコンタクト
ホール24を形成する。なお、このマグネトロン型RI
E装置による層間絶縁膜21のエッチング条件は、例え
ば下記のようなものである。 〔層間絶縁膜21のエッチング条件〕 C4 8 ガス流量 : 10 sccm COガス流量 : 100 sccm Arガス流量 : 100 sccm 圧力 : 6 Pa RFパワー : 1600 W(13.56MHz) 温度 : 20 ℃
【0041】上述したBPSG等による層間絶縁膜21
のエッチング条件においては、層間絶縁膜21と、大部
分がSi3 4 膜で構成されたサイドウォール絶縁膜6
1やSi3 4 膜50とのエッチング選択比が大きいの
で、ソース・ドレイン層19上の層間絶縁膜21がエッ
チングされるまで、サイドウォール絶縁膜61やSi3
4 膜50はほとんどエッチングされない。この様にし
て、MOSトランジスタ部1のソース・ドレイン部3の
コンタクトホール24を形成すれば、露光装置のパター
ン合わせ精度が不十分であっても、コンタクトホール2
4底部はサイドウォール絶縁膜61底部により制限され
た、ソース・ドレイン層19の所望のコンタクト位置に
形成される。この様にして、コンタクトホール24が自
己整合的に形成される。
【0042】その後は、図示は省略したが、配線とする
金属膜を堆積し、パターニングして配線を形成し、その
後パッシベーション膜の堆積、パッド部の開口形成等を
行って、自己整合型コンタクト構成を採るMOSトラン
ジスタを含む半導体装置を作製する。
【0043】上述した自己整合型コンタクト構成を採る
MOSトランジスタを含む半導体装置およびその製造方
法においては、MOSトランジスタ部1のゲート電極部
51をゲート酸化膜12、ポリサイドゲート電極膜16
およびSi3 4 膜50とし、少なくとも半導体基板1
1表面に接する部分を良質のSiO2 膜としたSOG膜
60とこのSOG膜60上を被覆するSi3 4 膜とに
よるサイドウォール絶縁膜61としたことにより、ソー
ス・ドレイン層19の自己整合型のコンタクトホール2
4形成時に、ポリサイドゲート電極膜16上のSi3
4 膜50やサイドウォール絶縁膜61の膜減りがほとん
ど無い。
【0044】従って、自己整合型のコンタクトホール2
4に形成されるソース・ドレイン層19への配線と、ポ
リサイドゲート電極膜16で形成されるゲート電極との
間には所望の絶縁耐圧が確保できる。また、LDD層1
7表面やソース・ドレイン層19表面に接するサイドウ
ォール絶縁膜61は良質のSiO2 膜としたSOG膜6
0になっているため、界面凖位密度が小さくなり、ソー
ス・ドレイン層19と半導体基板11間およびソース・
ドレイン層19間のリーク電流を小さくすることができ
る。上述のような効果により、特性の良い、高集積化し
た半導体装置の作製が可能となる。
【0045】以上、本発明を2例の実施例により説明し
たが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるもので
はない。例えば、本発明の実施例では、ゲート電極膜を
ポリシリコン膜とWSi2 膜とによるポリサイドゲート
電極膜として説明したが、ポリシリコン膜とMoSi2
膜とによるポリサイドゲート電極膜、ポリシリコン膜と
TiSi2 膜とによるポリサイドゲート電極膜等の他の
ポリサイドゲート電極膜でも、又ポリシリコン膜のみの
ゲート電極膜でもよい。また、本発明の実施例では、第
1の絶縁膜および第3の絶縁膜をSi3 4 膜として説
明したが、SiO2 膜とのエッチング選択比のとれる、
化学量論からずれたSiX Y 膜やSiON膜等でもよ
い。更に、本発明の実施例1では、第2の絶縁膜を減圧
CVD法によるTEOS膜として説明したが、常圧CV
D法、プラズマCVD法、光CVD法等によるCVDS
iO2 膜でもよい。その他、本発明の技術的思想の範囲
内で、プロセス装置やプロセス条件は適宜変更が可能で
ある。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の半導体装置およびその製造方法は、ゲート酸化膜、ゲ
ート電極膜およびSi3 4 膜でMOSトランジスタ部
のゲート電極部を構成し、少なくとも半導体基板表面に
接する部分のSiO2 膜とこのSiO2 膜上を被覆する
Si3 4 膜とでサイドウォール絶縁膜を構成したこと
により、ソース・ドレイン層の自己整合型のコンタクト
ホール形成時に、ゲート電極膜上のSi3 4 膜やサイ
ドウォール絶縁膜の膜減りがほとんど無い。従って、自
己整合型のコンタクトホールに形成されるソース・ドレ
イン層への配線と、ゲート電極との間には所望の絶縁耐
圧が確保できる。また、LDD層表面やソース・ドレイ
ン層表面に接するサイドウォール絶縁膜はSiO2 膜と
なっているため、界面凖位密度が小さくなり、ソース・
ドレイン層と半導体基板間およびソース・ドレイン層間
のリーク電流を小さくすることができる。上述のような
効果により、特性の良い、高集積化した半導体装置の作
製が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例1の工程の前半を工程
順に説明する、半導体装置の概略断面図で、(a)はM
OSトランジスタ部にゲート電極部を形成し、その後L
DD層を形成した状態、(b)はTEOS膜を堆積し、
フォトレジストを塗布した後、フォトレジストのエッチ
バックをした状態、(c)はゲート電極部側壁のTEO
S膜表面位置がゲート電極部表面位置の下方になるまで
TEOS膜をエッチングした状態である。
【図2】本発明を適用した実施例1の工程の後半を工程
順に説明する、半導体装置の概略断面図で、(d)はフ
ォトレジストを除去した状態、(e)はゲート電極部側
壁にサイドウォール絶縁膜を形成した状態、(f)はソ
ース・ドレイン部のコンタクトホールを自己整合的に形
成した状態である。
【図3】本発明を適用した実施例2の工程の前半を工程
順に説明する、半導体装置の概略断面図で、(a)はM
OSトランジスタ部にゲート電極部を形成し、その後L
DD層を形成した状態、(b)はSOG膜を塗布した状
態、(c)はSOG膜をエッチバックして、ソース・ド
レイン部に薄いSOG膜を残した後、熱処理を行って良
質のSiO2 膜とした状態である。
【図4】本発明を適用した実施例2の工程の後半を工程
順に説明する、半導体装置の概略断面図で、(d)はゲ
ート電極部側壁にサイドウォール絶縁膜を形成した状
態、(e)はソース・ドレイン部のコンタクトホールを
自己整合的に形成した状態である。
【図5】従来例の自己整合型コンタクト構成を採るMO
Sトランジスタを含む半導体装置およびその製造方法の
一つの例を説明するための、半導体装置の概略断面図で
ある。
【図6】従来例の自己整合型コンタクト構成を採るMO
Sトランジスタを含む半導体装置およびその製造方法の
他の例を説明するための、半導体装置の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1…MOSトランジスタ部、2,31,51…ゲート電
極部、3…ソース・ドレイン部、11…半導体基板、1
2…ゲート酸化膜、13…ポリシリコン膜、14…WS
2 膜、15…CVDSiO2 膜、16…ポリサイドゲ
ート電極膜、17…LDD層、18…サイドウォール酸
化膜、19…ソース・ドレイン層、20,30,50…
Si3 4 膜、21…層間絶縁膜、22,53…フォト
レジスト、23…開口、24…コンタクトホール、3
2,54,61…サイドウォール絶縁膜、52…TEO
S膜、60…SOG膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己整合型コンタクト構成を採るMOS
    トランジスタを含む半導体装置において、 半導体基板上のゲート酸化膜、ゲート電極膜および第1
    の絶縁膜とで構成する前記MOSトランジスタのゲート
    電極部と、 前記ゲート電極部側壁に設けられた、少なくとも前記半
    導体基板表面に接する第2の絶縁膜と前記第2の絶縁膜
    上を被覆する第3の絶縁膜とで構成されたサイドウォー
    ル絶縁膜とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の絶縁膜と前記第3の絶縁膜
    は、Si3 4 膜であることを特徴とする、請求項1に
    記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の絶縁膜は、SiO2 膜である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 自己整合型コンタクト構成を採るMOS
    トランジスタを含む半導体装置の製造方法において、 半導体基板上にゲート酸化膜、ゲート電極膜および第1
    の絶縁膜とで構成する前記MOSトランジスタのゲート
    電極部を形成する工程と、 第2の絶縁膜を堆積する工程と、 表面が平坦となる塗布膜を形成し、前記塗布膜をエッチ
    バックして前記MOSトランジスタのソース・ドレイン
    部に前記塗布膜を残存させる工程と、 前記第2の絶縁膜をエッチングし、少なくとも前記ゲー
    ト電極部側壁の前記第2の絶縁膜の上部位置を、前記ゲ
    ート電極部表面位置より下方で、前記半導体基板表面よ
    りは上方にある位置にする前記第2の絶縁膜のエッチン
    グ工程と、 第3の絶縁膜を堆積し、前記第3の絶縁膜および前記ソ
    ース・ドレイン部の前記第2の絶縁膜をエッチバックし
    て、前記ゲート電極部側壁に前記第3の絶縁膜および前
    記第2の絶縁膜とで構成されるサイドウォール絶縁膜を
    形成する工程と、 層間絶縁膜を堆積する工程と、 前記層間絶縁膜に、前記MOSトランジスタのソース・
    ドレイン部の自己整合型コンタクトホールを形成する工
    程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 自己整合型コンタクト構成を採るMOS
    トランジスタを含む半導体装置の製造方法において、 半導体基板上にゲート酸化膜、ゲート電極膜および第1
    の絶縁膜とで構成する前記MOSトランジスタのゲート
    電極部を形成する工程と、 表面が平坦となる第2の絶縁膜を形成し、前記第2の絶
    縁膜をエッチバックして、前記MOSトランジスタのソ
    ース・ドレイン部に、薄い前記第2の絶縁膜を残存させ
    る工程と、 第3の絶縁膜を堆積し、前記第3の絶縁膜および前記ソ
    ース・ドレイン部の薄い前記第2の絶縁膜をエッチバッ
    クして、前記ゲート電極部側壁に前記第3の絶縁膜およ
    び薄い前記第2の絶縁膜とで構成されるサイドウォール
    絶縁膜を形成する工程と、 層間絶縁膜を堆積する工程と、 前記層間絶縁膜に、前記MOSトランジスタのソース・
    ドレイン部の自己整合型コンタクトホールを形成する工
    程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の絶縁膜と前記第3の絶縁膜
    は、Si3 4 膜であることを特徴とする、請求項4又
    は請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の絶縁膜は、SiO2 膜である
    ことを特徴とする、請求項4に記載の半導体装置の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記塗布膜は、フォトレジスト膜および
    SOG膜の内、いずれか一方であることを特徴とする、
    請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の絶縁膜は、SOG膜であるこ
    とを特徴とする、請求項5に記載の半導体装置の製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002299281A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法
KR20040028244A (ko) * 2002-09-30 2004-04-03 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의 제조방법

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